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JP3533392B1 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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Publication number
JP3533392B1
JP3533392B1 JP2003087733A JP2003087733A JP3533392B1 JP 3533392 B1 JP3533392 B1 JP 3533392B1 JP 2003087733 A JP2003087733 A JP 2003087733A JP 2003087733 A JP2003087733 A JP 2003087733A JP 3533392 B1 JP3533392 B1 JP 3533392B1
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JP
Japan
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weight
proanthocyanidin
proanthocyanidins
skin
collagen
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2003087733A
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English (en)
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JP2004292378A (ja
Inventor
欣也 高垣
雄史 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shinyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=32463711&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3533392(B1) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toyo Shinyaku Co Ltd filed Critical Toyo Shinyaku Co Ltd
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Application granted granted Critical
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 プロアントシアニジンによる生体への効果が
損なわれず、さらにプロアントシアニジンが有するタン
パク質の収斂性に関する問題を解決した皮膚外用剤を提
供すること。 【解決手段】 本発明の皮膚外用剤は、プロアントシア
ニジンおよび平均分子量7,000以下のタンパク質分
解ペプチドを含有する。このプロアントシアニジンは、
5量体以上のプロアントシアニジン1重量部に対し、2
〜4量体のプロアントシアニジンを1重量部以上の割合
で含有することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロアントシアニ
ジンを含有する皮膚外用剤に関し、さらに詳細には、優
れた肌質の改善効果を有する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】プロアントシアニジンは、フラバン−3
−オールおよび/またはフラバン−3,4ジオールを構
成単位とする重合度が2以上の縮重合体からなる縮合型
タンニンであり、古くから肌の収斂性を高め、整肌効果
を目的として使用されていた。近年、プロアントシアニ
ジンは、抗酸化作用や美白効果などの種々の活性を有す
ることから、食品や化粧品への応用が図られている(特
許文献1および2)。例えば、タンパク質を配合した化
粧料にも応用されている(特許文献3〜6)。また、特
に溶液中におけるタンニンとタンパク質の安定性を高め
る種々の改良もなされている(特許文献7)。
【0003】一方、プロアントシアニジンは、タンパク
質との結合能力が高い性質を持つため、ゼラチン高融点
ゲルの製造やコラーゲンの架橋剤としても用いられてき
ている(特許文献8および9)。
【0004】しかし、プロアントシアニジンはタンパク
質との結合能力が極めて高いため、プロアントシアニジ
ンの抽出方法や植物種などによっては、タンパク質と結
合して凝集沈殿や懸濁を生じる。そのため、製剤化が困
難なだけでなく、コラーゲンやプロアントシアニジンが
沈殿し、それぞれの有する生体への効果が非常に低下す
るという問題から、製剤や化粧品への応用範囲が限られ
ていた。
【0005】
【特許文献1】特開昭61−16982号公報
【特許文献2】特開平2−134309号公報
【特許文献3】特開平11−75708号公報
【特許文献4】特開2000−60482号公報
【特許文献5】特開平6−336423号公報
【特許文献6】特開2002−238497号公報
【特許文献7】特開2002−51734号公報
【特許文献8】特開平2−163046号公報
【特許文献9】特開2001−8634号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プロアント
シアニジンによる生体への効果が損なわれず、さらにプ
ロアントシアニジンが有するタンパク質の収斂性に関す
る問題を解決した皮膚外用剤を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、驚くべき
ことに、2〜4量体のプロアントシアニジンと一定の分
子量のペプチドとを組み合わせることによって、タンパ
ク質の凝集沈殿が起こらず、その結果、それぞれの効果
が相殺されずに得られることを見出して、本発明を完成
した。
【0008】すなわち、本発明は、プロアントシアニジ
ンおよび平均分子量7,000以下のタンパク質分解ペ
プチドを含有する、皮膚外用剤を提供し、該プロアント
シアニジンは、2〜4量体のプロアントシアニジンを含
有する。
【0009】好ましい実施態様において、上記プロアン
トシアニジンは、5量体以上のプロアントシアニジン1
重量部に対し、2〜4量体のプロアントシアニジンを1
重量部以上の割合で含有する。
【0010】さらに好ましい実施態様では、上記ペプチ
ドは、コラーゲン由来のペプチドである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の皮膚外用剤につい
て説明する。なお、以下に説明する構成は、本発明を限
定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変す
ることができることは当業者に明らかである。
【0012】本発明の皮膚外用剤に用いられるプロアン
トシアニジンとは、フラバン−3−オールおよび/また
はフラバン−3,4−ジオールを構成単位とする重合度
が2以上の縮重合体からなる化合物群をいう。
【0013】このプロアントシアニジンとしては、重合
度の低い縮重合体が多く含まれるものが好ましく用いら
れる。重合度の低い縮重合体としては、重合度が2〜3
0の縮重合体(2〜30量体)が好ましく、重合度が2
〜10の縮重合体(2〜10量体)がより好ましく、重
合度が2〜4の縮重合体(2〜4量体)が特に好まし
い。この重合度が2〜4の縮重合体を、本明細書ではO
PC(オリゴメリック・プロアントシアニジン;oligom
eric proanthocyanidin)という。プロアントシアニジ
ンは、ポリフェノール類の一種で、植物が作り出す強力
な抗酸化物質であり、植物の葉、樹皮、果物の皮もしく
は種の部分に集中的に含まれている。プロアントシアニ
ジン、特にOPCは、具体的には、松、樫、山桃などの
樹皮、ブドウ、ブルーベリー、イチゴ、アボガド、ニセ
アカシア、コケモモの果実もしくは種子、大麦、小麦、
大豆、黒大豆、カカオ、小豆、トチの実の殻、ピーナッ
ツの薄皮、イチョウ葉などに含まれている。また、西ア
フリカのコーラナッツ、ペルーのラタニアの根、日本の
緑茶にも、OPCが含まれることが知られている。OP
Cは、ヒトの体内では、生成することのできない物質で
ある。
【0014】本発明の皮膚外用剤に含有されるプロアン
トシアニジンとしては、上記の樹皮、果実もしくは種子
の抽出物のような医薬品、医薬部外品、または化粧料の
原料を使用することができる。特に、松樹皮の抽出物を
用いることが好ましい。松樹皮は、プロアントシアニジ
ンの中でもOPCに富むため、プロアントシアニジンの
原料として好ましく用いられる。
【0015】以下、OPCを豊富に含む松樹皮の抽出物
を例に挙げて、プロアントシアニジンの調製方法を説明
する。
【0016】松樹皮抽出物としては、フランス海岸松
(Pinus Martima)、カラマツ、クロマツ、アカマツ、
ヒメコマツ、ゴヨウマツ、チョウセンマツ、ハイマツ、
リュウキュウマツ、ウツクシマツ、ダイオウマツ、シロ
マツ、カナダのケベック地方のアネダなどのマツ目に属
する植物の樹皮抽出物が好ましく用いられる。中でも、
フランス海岸松(Pinus Martima)の樹皮抽出物が好ま
しい。
【0017】フランス海岸松は、南仏の大西洋沿岸の一
部に生育している海洋性松をいう。このフランス海岸松
の樹皮は、プロアントシアニジン、有機酸、ならびにそ
の他の生理活性成分などを含有し、その主要成分である
プロアントシアニジンに、活性酸素を除去する強い抗酸
化作用があることが知られている。
【0018】松樹皮抽出物は、上記の松樹皮を水または
有機溶媒で抽出して得られる。水を用いる場合には、温
水または熱水が用いられる。抽出に用いる有機溶媒とし
ては、食品あるいは薬剤の製造に許容される有機溶媒が
用いられ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロ
パノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブ
タノール、アセトン、ヘキサン、シクロヘキサン、プロ
ピレングリコール、含水エタノール、含水プロピレング
リコール、エチルメチルケトン、グリセリン、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジクロロメタン、
食用油脂、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、お
よび1,1,2−トリクロロエテンが挙げられる。これ
らの水および有機溶媒は単独で用いてもよいし、組合わ
せて用いてもよい。特に、熱水、含水エタノール、およ
び含水プロピレングリコールが好ましく用いられる。
【0019】松樹皮からプロアントシアニジンを抽出す
る方法は、特に限定されないが、例えば、加温抽出法、
超臨界流体抽出法などが用いられる。
【0020】超臨界流体抽出法は、物質の気液の臨界点
(臨界温度、臨界圧力)を超えた状態の流体である超臨
界流体を用いて抽出を行う方法である。超臨界流体とし
ては、二酸化炭素、エチレン、プロパン、亜酸化窒素
(笑気ガス)などが用いられ、二酸化炭素が好ましく用
いられる。
【0021】超臨界流体抽出法では、目的成分を超臨界
流体によって抽出する抽出工程と、目的成分と超臨界流
体とを分離する分離工程からなる。分離工程では、圧力
変化による抽出分離、温度変化による抽出分離、または
吸着剤・吸収剤を用いた抽出分離のいずれを行ってもよ
い。
【0022】また、エントレーナー添加法による超臨界
流体抽出を行ってもよい。この方法は、超臨界流体に、
例えば、エタノール、プロパノール、n−ヘキサン、ア
セトン、トルエン、その他の脂肪族低級アルコール類、
脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、またはケトン類
を2〜20W/V%程度添加し、得られた抽出流体で超
臨界流体抽出を行うことによって、OPC、カテキン類
(後述)などの目的とする抽出物の抽出溶媒に対する溶
解度を飛躍的に上昇させる、あるいは分離の選択性を増
強させる方法であり、効率的に松樹皮抽出物を得る方法
である。
【0023】超臨界流体抽出法は、比較的低い温度で操
作できるため、高温で変質・分解する物質にも適用でき
るという利点;抽出流体が残留しないという利点;およ
び溶媒の循環利用が可能であり、脱溶媒工程などが省略
でき、工程がシンプルになるという利点がある。
【0024】また、松樹皮からの抽出は、上記の方法以
外に、液体二酸化炭素回分法、液体二酸化炭素還流法、
超臨界二酸化炭素還流法などにより行ってもよい。
【0025】松樹皮からの抽出は、複数の抽出方法を組
み合わせてもよい。複数の抽出方法を組み合わせること
により、種々の組成の松樹皮抽出物を得ることが可能と
なる。
【0026】本発明の皮膚外用剤に用いられる松樹皮抽
出物は、具体的には、以下のような方法により調製され
るが、これは例示であり、この方法に限定されない。
【0027】フランス海岸松の樹皮1kgを、塩化ナト
リウムの飽和水溶液3Lに入れ、100℃にて30分間
抽出し、抽出液を得る(抽出工程)。その後、抽出液を
濾過し、得られる不溶物を塩化ナトリウムの飽和溶液5
00mlで洗浄し、洗浄液を得る(洗浄工程)。この抽
出液と洗浄液を合わせて、松樹皮の粗抽出液を得る。
【0028】次いで、この粗抽出液に酢酸エチル250
mlを添加して分液し、酢酸エチル層を回収する工程を
5回行う。回収した酢酸エチル溶液を合わせて、無水硫
酸ナトリウム200gに直接添加して脱水する。その
後、この酢酸エチル溶液を濾過し、濾液を元の5分の1
量になるまで減圧濃縮する。濃縮された酢酸エチル溶液
を2Lのクロロホルムに注ぎ、攪拌して得られる沈殿物
を濾過により回収する。その後、この沈殿物を酢酸エチ
ル100mlに溶解した後、再度1Lのクロロホルムに
添加して沈殿させる操作を2回繰り返す洗浄工程を行
う。この方法により、例えば、2〜4量体のOPCを2
0重量%以上含み、かつカテキン類を5重量%以上含有
する、約5gの松樹皮抽出物が得られる。
【0029】上記松樹皮のような原料植物に由来する抽
出物は、OPCを乾燥重量換算で好ましくは20重量%
以上、より好ましくは30重量%以上含有する。このよ
うにOPCを高い割合で含有する原料として、松樹皮抽
出物が好ましく用いられる。
【0030】なお、上記のように水やエタノールを用い
て植物体から抽出した抽出物中には、5量体以上のプロ
アントシアニジンも含有するが、プロアントシアニジン
の極性溶媒への溶解度から、そのほとんどは10〜20
量体以下である。
【0031】上記松樹皮抽出物のようにOPCを含有す
るプロアントシアニジンは、コラーゲンペプチドと凝集
沈殿や懸濁を生じにくい。OPCを多く含有するほど沈
殿は生じにくく、通常は20重量%以上、好ましくは3
0重量%以上、より好ましくは50重量%以上含有する
プロアントシアニジンが用いられる。特に、5量体以上
のプロアントシアニジン1重量部に対し、OPCを1重
量部以上の割合で含有するプロアントシアニジンが好ま
しい。5量体以上のプロアントシアニジンが含有されて
いるにもかかわらず、凝集沈殿が起こらない理由は明ら
かではないが、上記所定の比率以上でOPCを含有する
場合は、プロアントシアニジンとタンパク質との凝集沈
殿や懸濁を防止することができる。
【0032】上記植物抽出物には、プロアントシアニジ
ン、特にOPCとともにカテキン(catechin)類が上記
原料植物抽出物中に5重量%以上含まれていることが好
ましい。カテキン類とは、ポリヒドロキシフラバン−3
−オールの総称である。カテキン類としては、(+)−
カテキン、(−)−エピカテキン、(+)−ガロカテキ
ン、(−)−エピガロカテキン、エピガロカテキンガレ
ート、エピカテキンガレートなどが知られている。上記
松樹皮のような原料植物由来の抽出物からは、狭義のカ
テキンといわれている(+)−カテキンの他、ガロカテ
キン、アフゼレキン、ならびに(+)−カテキンまたは
ガロカテキンの3−ガロイル誘導体が単離されている。
カテキン類には、発癌抑制作用、動脈硬化予防作用、脂
肪代謝異常の抑制作用、血圧上昇抑制作用、血小板凝集
抑制作用、抗アレルギー作用、抗ウイルス作用、抗菌作
用、虫歯予防作用、口臭防止作用、腸内細菌叢正常化作
用、活性酸素やフリーラジカルの消去作用、抗酸化作用
などがあることが知られている。カテキン類には、血糖
の上昇を抑制する抗糖尿病効果があることが知られてい
る。カテキン類は、OPCの存在下で水溶性が増すと同
時に、OPCを活性化する性質があり、OPCとともに
摂取することによって、OPCの作用を増強する。
【0033】カテキン類は、上記原料植物抽出物に含ま
れていても、タンパク質と反応せず、そしてOPCの溶
解性や機能を向上させるため、プロアントシアニジン1
重量部に対し、0.1重量部以上含有されていることが
好ましい。より好ましくは、OPCを20重量%以上含
有する原料植物抽出物に、カテキン類が5重量%以上含
有されるように調製される。例えば、松樹皮抽出物のカ
テキン類含量が5重量%未満の場合、5重量%以上とな
るようにカテキン類を添加してもよい。カテキン類を5
重量%以上含有し、かつOPCを20重量%以上含有す
る松樹皮抽出物を用いることが最も好ましい。
【0034】プロアントシアニジン、特にOPCは、上
述のように抗酸化物質であるため、美白効果、しわの防
止効果、およびアトピー性皮膚炎などに対する抗炎症効
果が特に高く、さらに縮合型タンニンとしての効果、す
なわち肌の引き締め効果によるたるみの防止などの効果
も得られる。
【0035】さらにOPCは、抗酸化作用のほか、ビタ
ミンCの保護効果もあるため、肌におけるコラーゲン産
生能を増強し、優れた肌質改善効果をも有する。
【0036】本発明の皮膚外用剤は、プロアントシアニ
ジンを、好ましくは組成物中に乾燥重量換算で0.00
001重量%〜5重量%、より好ましくは0.001重
量%〜2重量%、さらに好ましくは0.01重量%〜1
重量%含有する。
【0037】本発明の皮膚外用剤のもう一つの必須成分
は、タンパク質を分解して得られる平均分子量が7,0
00以下のペプチド(本明細書において、タンパク質分
解ペプチドという)である。タンパク質分解ペプチド
は、有機合成によって得られたペプチドであってもよ
い。タンパク質分解ペプチドとしては、各種の動植物性
タンパク質を酸、アルカリ、または酵素を用いて分解し
たものであれば特に限定されるものではない。原料とな
るタンパク質としては、例えば、牛、豚、鶏などの畜肉
類、魚類、獣乳、卵などに由来する動物性タンパク質;
例えば、大豆、小麦、トウモロコシ、えんどう豆などに
由来する植物性タンパク質が挙げられる。特に、原料タ
ンパク質としてはコラーゲンが好ましく、そしてタンパ
ク質分解ペプチドとしては、その分解物であるコラーゲ
ンペプチドが最も好ましい。ペプチドに分解されたコラ
ーゲンは、べたつきのない使用感が得られるだけでな
く、優れた保湿効果も有する。
【0038】コラーゲンは、動物の結合組織を構成する
主要タンパク質であり、骨、腱、皮膚、血管壁などに多
く含まれる。分子内に1または複数の3重らせん構造を
有し、構成するポリペプチド鎖のアミノ酸配列が異なる
種々のタイプが存在する。コラーゲンの変性物であるゼ
ラチンは、コラーゲンを含む原料を温(熱)水抽出する
ことにより得られる分子量30万から数万程度の水溶性
タンパク質であり、アルカリ処理ゼラチン(等電点4.
8〜5.3)と酸処理ゼラチン(等電点7〜9)とがあ
る。
【0039】コラーゲンまたはゼラチンからのコラーゲ
ンペプチドの具体的な調製方法を、以下に説明する。ま
ず、牛、豚などの皮または骨を、アルカリ溶液に2〜3
ヶ月浸漬するアルカリ処理または希塩酸などに短期間浸
漬する酸処理を施して、原料に含まれる不純物を除去
し、かつ抽出を容易にするための前処理を行う。例え
ば、原料が牛骨である場合は、骨の中にリン酸カルシウ
ムなどの無機質が含まれているため、予め希塩酸に漬け
て無機質を除去し、これを温(熱)水抽出することによ
りゼラチンを得る。温(熱)水抽出は、一般には、最初
の抽出温度は50〜60℃で、2回目以降は抽出温度を
徐々に上げ、最終的には煮沸させる。次いで、得られた
ゼラチンを、通常用いられる酸あるいは酵素で加水分解
することにより、コラーゲンペプチドを得ることができ
る。
【0040】こうして得られたコラーゲンペプチドは、
平均分子量が約7,000以下、好ましくは約6,00
0以下である。このような分子量を有するコラーゲンペ
プチドのうち、OPCとともに溶液中で安定に溶解し、
そして本発明において皮膚外用剤としての効果を得るた
めには、分子量が約200以上、好ましくは約3,00
0以上、より好ましくは約5,000以上のペプチドを
用いる。平均分子量が7,000より大きくなると、高
分子のプロアントシアニジン(10〜30量体)が結合
し、沈殿や懸濁を生じやすくなる。
【0041】このような分子量のコラーゲンペプチド
は、市販のものを容易に入手することができる。例え
ば、動物性コラーゲン由来のコラーゲンペプチドとして
は、ニッピペプタイドPBF、ニッピペプタイドPRA
(いずれも(株)ニッピ製)、SCP−5000、SC
P−3100(いずれも新田ゼラチン(株)製)、コラ
ーゲンペプチドDS(協和ハイフーズ株式会社製)、フ
ァルコニックスCTP(一丸ファルコス株式会社製)な
どが挙げられる。このような動物由来のコラーゲンペプ
チド以外では、動物性コラーゲンとアミノ酸組成が類似
しているものが好ましく、例えば、コラーゲン類似ペプ
チドとして、ニンジン(Daucus carota L.)由来ペプチ
ドが挙げられる。
【0042】本発明の皮膚外用剤は、タンパク質分解ペ
プチド、好ましくはコラーゲンペプチドを、組成物中に
乾燥重量換算で好ましくは0.00001重量%〜10
重量%、より好ましくは0.0001重量%〜5重量%
含有する。
【0043】本発明の皮膚外用剤には、上記プロアント
シアニジンおよびタンパク質分解ペプチド以外に、医薬
部外品、化粧料などに通常使用される他の成分を、該皮
膚外用剤の効果を損なわない範囲で含有してもよい。こ
のような成分としては、例えば水、他の薬効成分、他の
油剤、保湿剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、吸収促進
剤、香料、色素、保存剤、増粘剤、キレート剤、防腐防
黴剤などを挙げることができる。ここで 他の薬効成分
としては、活性酸素除去剤、抗酸化剤、消炎鎮痛剤、抗
ヒスタミン剤、止痒剤、殺菌剤、ビタミン剤、ホルモン
剤などが挙げられる。
【0044】また、プロアントシアニジンの安定性を高
める目的で、酸化防止剤を添加しても良い。これによ
り、肌のタンパク質や油脂類の酸化を防止し、肌質を改
善および保護する効果を得ることができる。
【0045】酸化防止剤としては、ビタミンAなどのカ
ロテノイド類、ビタミンB類、アスコルビン酸、ビタミ
ンE、およびこれらの誘導体またはこれらの塩、L−シ
ステイン及びこれらの誘導体やその塩、リボフラビン、
SOD、マンニトール、ハイドロキノン、トリプトファ
ン、ヒスチジン、ケルセチン、没食子酸およびその誘導
体、BHT、BHA、ならびにボタンピ抽出物、トマト
抽出物、パセリ抽出物、メリッサ抽出物、オウゴン抽出
物などの植物抽出物が挙げられる。
【0046】この中でも、アスコルビン酸は、プロアン
トシアニジンの安定性を高めるだけでなく、肌へ相乗的
に効果を発揮し、肌質の改善効果(例えば、ハリやツヤ
が良くなる効果)および血管保護効果も高める。アスコ
ルビン酸を添加する場合は、プロアントシアニジンに対
して、重量比で、好ましくは1:0.1〜50、より好
ましくは1:0.2〜20となるように、本発明の皮膚
外用剤に含有され得る。なお、アスコルビン酸の量は、
上記比より多くてもかまわない。
【0047】本発明の皮膚外用剤は、通常用いられる方
法により、プロアントシアニジンおよびタンパク質分解
ペプチドと他の成分とを混合して調製することができ、
医薬品、医薬部外品、化粧品、トイレタリー用品として
使用できる。例えば、化粧水、化粧クリーム、乳液、ク
リーム、パック、ヘアトニック、ヘアクリーム、シャン
プー、ヘアリンス、トリートメント、ボディシャンプ
ー、洗顔剤、石鹸、ファンデーション、白粉、口紅、リ
ップグロス、頬紅、アイシャドー、整髪料、育毛剤、水
性軟膏、油性軟膏、目薬、アイウォッシュ、歯磨剤、マ
ウスウォッシュ、シップ、ゲルなどが挙げられる。ま
た、シップやゲルのような担体や架橋剤に保持・吸収さ
せ、局部へ貼付するなどの方法により、局所的な長時間
投与を行うこともできる。
【0048】本発明の皮膚外用剤の一日の適用量は、特
に限定されず、好ましくは、プロアントシアニジンとし
て0.00001g〜1gの範囲内である。この範囲内
のプロアントシアニジンに対して適切なタンパク質分解
ペプチドの量は、好ましくは0.0001g〜0.1g
である。
【0049】本発明の皮膚外用剤は、適切な量を適用し
た場合、肌質の改善効果および血流改善効果を有する。
特に、OPCが乾燥重量換算で20重量%以上含有され
る抽出物をプロアントシアニジンとして用いた場合、特
に優れた効果が得られる。
【0050】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明がこの実施例により制限されないことはいうまで
もない。
【0051】(プロアントシアニジンの調製)松樹皮抽
出物(2〜4量体:40重量%、5量体以上:8.7重
量%、カテキン:5.1重量%、商標名:フラバンジェ
ノール、株式会社東洋新薬)20gを、Sephade
x LH−20(ファルマシアバイオテク株式会社製)
に供して分離し、乾燥粉末重量で7.6gの2〜4量体
および1.6gの5量体以上のプロアントシアニジンを
回収した。得られた5量体以上のプロアントシアニジン
1gを、上記の松樹皮抽出物の粉末2gと混合し、5量
体以上のプロアントシアニジンを多く含む松樹皮抽出物
(2〜4量体:27重量%、5量体以上:39重量%、
カテキン1.7重量%)を調製した。これらの松樹皮抽
出物を、最終濃度が0.2重量%となるように水溶液へ
溶解した。
【0052】なお、Sephadex LH−20によ
る分離は、以下の条件で2回行った。まず、水で膨潤さ
せたSephadex LH−20をカラム体積で50
0mLとなるように50×500mmのカラムに充填
し、500mLのエタノールで洗浄した。上記松樹皮抽
出物10gを200mLのエタノールに溶解し、これを
カラムに通液して吸着させた後、100〜80%(v/
v)エタノール−水混合溶媒でグラジエント溶出し、1
00mLずつ分取した。各画分について、シリカゲルク
ロマトグラフィー(TLC)により、2〜4量体のOP
Cの各標品(2量体:プロアントシアニジンB−2(R
f値:0.6)、3量体:プロアントシアニジンC−1
(Rf値:0.4)、4量体:シンナムタンニンA
(Rf値:0.2))を指標として、OPCの溶出を
検出した。TLCの条件は、以下のとおりである: TLC:シリカゲルプレート(Merck & Co., Inc.製) 展開溶媒:ベンゼン/ギ酸エチル/ギ酸(2/7/1) 検出試薬:硫酸およびアニスアルデヒド硫酸 サンプル量:各10μL
【0053】OPCが検出された画分を集め、凍結乾燥
して粉末を得た。次いで、OPCが検出されなくなった
カラムに、50%(v/v)水−アセトン混合溶媒10
00mLを通液し、5量体以上のプロアントシアニジン
を溶出させ、回収した画分を凍結乾燥させて粉末を得
た。
【0054】(コラーゲンおよびコラーゲンペプチドの
調製)コラーゲン(平均分子量30万:株式会社高研
製)、ニッピペプタイドPA−100(平均分子量1
0,000:株式会社ニッピ製)、コラーゲンペプチド
DS(平均分子量7,000:協和ハイフーズ社製)、S
CP−5000(平均分子量5,000:新田ゼラチン
株式会社製)、ファルコニックスCTP(平均分子量
3,000:一丸ファルコス株式会社製)、ニッピペプ
タイドPA−10(平均分子量1,000:株式会社ニ
ッピ製)、およびグリシン(分子量75:和光純薬工業
株式会社製)を用いて、これらのコラーゲン、コラーゲ
ンペプチド、またはアミノ酸が10.0重量%となるよ
うに水溶液を各10mLずつ調製した。
【0055】(実施例1:凝集沈殿評価)上記のように
調製したコラーゲン、コラーゲンペプチド、またはアミ
ノ酸溶液各1mLに、上記プロアントシアニジン溶液1
mLを混合し、1週間室温で放置し、1週間後に沈殿お
よび懸濁の有無を目視により観察した。結果を表1に示
す。
【0056】
【表1】
【0057】表1からわかるように、5量体以上のプロ
アントシアニジンと分子量のコラーゲンペプチドまたは
コラーゲンとの混合液では、いずれも懸濁または沈殿が
観察された。これに対して、2〜4量体のプロアントシ
アニジンと分子量7,000以下のコラーゲンペプチド
またはアミノ酸との混合液では、ほとんど懸濁が見られ
なかった。2〜4量体のプロアントシアニジンを5量体
以上のプロアントシアニジンよりも多く含む松樹皮抽出
物では沈殿が見られなかった。また、平均分子量30
0,000のコラーゲンを用いた場合は、ゲル化した固
形分が析出した。このように、2〜4量体のプロアント
シアニジン(OPC)またはプロアントシアニジンとし
てOPCを多く含む松樹脂抽出物は、分子量7,000
以下のコラーゲンペプチドと懸濁または沈殿を生じず、
混合物溶液として安定であることがわかった。
【0058】(実施例2:血流改善効果および保湿効果
の評価)上記松樹皮抽出物の最終濃度が0.01重量%
およびコラーゲンペプチドの最終濃度が0.01重量%
となるように、表2に記載の組み合わせで化粧水1〜8
を調製した。
【0059】
【表2】
【0060】20〜50歳の健常人10人を被験者とし
た。まず、各被験者の左右前腕部各4箇所ずつ計8箇所
に2.0cm平方のマーキングをし、血流計(レーザー
血流画像化装置PIM II;Sweden Permi
ed社)を用いて皮下の血流量を測定し、その平均値を
aとした。測定後、調製した化粧水1〜8を0.1ml
ずつ各マーキング部位に塗布し、塗布後0.5時間、1
時間、1.5時間、および2時間後に皮下の血流量を測
定し、その平均値をbとした。得られた各時間における
血流量の平均値から、下記の式を用いて血流改善率を算
出した: 血流改善率(%)=100×(b−a)/a 結果を図1に示す。
【0061】また、塗布2時間後に、化粧水塗布部位の
電気伝導率(単位:μmho(マイクロモー))を、高
周波伝導度測定装置(SKICON−200、IBS
社)を用いて測定し、その平均値を算出して保湿性を評
価した。結果を表3に示す。なお、電気伝導率は、水分
量を反映する。
【0062】
【表3】
【0063】図1からわかるように、平均分子量が1,
000、3,000、5,000、または10,000
のコラーゲンペプチドと2〜4量体の割合が多いプロア
ントシアニジンを含有する松樹皮抽出物とを含有する化
粧水を用いた場合に、高い血流改善効果が得られた。
【0064】表3より、平均分子量が1,000、3,
000、5,000、または10,000のコラーゲン
ペプチドと2〜4量体の割合が多いプロアントシアニジ
ンを含有する松樹皮抽出物とを含有する化粧水は、他の
化粧水に比べて、電気伝導率が高く、比較的高い保湿性
があった。また、平均分子量が1,000のコラーゲン
ペプチドを用いた場合は、5量体以上の割合が多いプロ
アントシアニジンを含む松樹皮抽出物との混合物であっ
ても、比較的高い保湿効果が得られた。
【0065】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、従来のプロアン
トシアニジンとタンパク質分解ペプチドとの組み合わせ
によって得られるよりも、さらに優れた血流改善効果お
よび保湿効果を有する。本発明の皮膚外用剤は、プロア
ントシアニジンとタンパク質分解ペプチドとの凝集沈殿
が生じにくいため、それぞれの有するその他の作用・効
果も損なわれることなく発揮され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々の化粧水塗布後の皮膚における血流改善率
の推移を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61K 38/00 A61K 37/18 (56)参考文献 特開 昭52−111600(JP,A) 特開 平11−171721(JP,A) 特開2000−26228(JP,A) 特開2000−229834(JP,A) 特開 平6−336423(JP,A) 特開 平9−175945(JP,A) 特開 昭61−16982(JP,A) 特表2003−504402(JP,A) 国際公開01/032131(WO,A1) 国際公開96/00561(WO,A1) FRAGRANCE JOURNA L,1984年,No.69,pp.111− 115. FRAGRANCE JOURNA L,2000年,Vol.28, No.2, pp.27−32. (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50,31/353 A61K 31/7048,38/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロアントシアニジンおよび平均分子量が
    3,000以上7,000以下のタンパク質分解ペプチ
    ドを含有する皮膚外用剤であって、該プロアントシアニ
    ジンが5量体以上のプロアントシアニジン1重量部に対
    し、2〜4量体のプロアントシアニジンを1重量部以上
    の割合で含有する、皮膚外用剤。
  2. 【請求項2】前記ペプチドがコラーゲン由来のペプチド
    である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
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