[go: up one dir, main page]

JP3539854B2 - レジノイド研削砥石 - Google Patents

レジノイド研削砥石 Download PDF

Info

Publication number
JP3539854B2
JP3539854B2 JP34410197A JP34410197A JP3539854B2 JP 3539854 B2 JP3539854 B2 JP 3539854B2 JP 34410197 A JP34410197 A JP 34410197A JP 34410197 A JP34410197 A JP 34410197A JP 3539854 B2 JP3539854 B2 JP 3539854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow body
resin
grinding wheel
organic hollow
binder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP34410197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11156725A (ja
Inventor
晃 永田
茂喜 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP34410197A priority Critical patent/JP3539854B2/ja
Priority to EP98955931A priority patent/EP0963813A4/en
Priority to PCT/JP1998/005312 priority patent/WO1999028086A1/ja
Publication of JPH11156725A publication Critical patent/JPH11156725A/ja
Priority to US09/755,113 priority patent/US6440185B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3539854B2 publication Critical patent/JP3539854B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D3/00Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
    • B24D3/02Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents the constituent being used as bonding agent
    • B24D3/20Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents the constituent being used as bonding agent and being essentially organic
    • B24D3/28Resins or natural or synthetic macromolecular compounds
    • B24D3/32Resins or natural or synthetic macromolecular compounds for porous or cellular structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D3/00Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents
    • B24D3/34Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents characterised by additives enhancing special physical properties, e.g. wear resistance, electric conductivity, self-cleaning properties
    • B24D3/342Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents characterised by additives enhancing special physical properties, e.g. wear resistance, electric conductivity, self-cleaning properties incorporated in the bonding agent
    • B24D3/344Physical features of abrasive bodies, or sheets, e.g. abrasive surfaces of special nature; Abrasive bodies or sheets characterised by their constituents characterised by additives enhancing special physical properties, e.g. wear resistance, electric conductivity, self-cleaning properties incorporated in the bonding agent the bonding agent being organic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D7/00Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor
    • B24D7/02Wheels in one piece

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、結合剤として樹脂を用いたレジノイド研削砥石に関する。即ち、研削砥石に於ける技術分野の中で、特にレジノイドボンド(樹脂質結合剤)が使用される砥石に関する。
【0002】
【従来の技術】
研削砥石に使用されるボンド(結合剤)は、一般的にビトリファイド(ガラス質)、レジノイド(樹脂質)、メタル(金属質)等があげられるが、その中でレジノイドボンド(樹脂質結合剤)に用いられる樹脂としては、その作業(用途)によってフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、PVA(ポリビニルアルコール)樹脂、アクリル樹脂などが用いられている。
【0003】
レジノイドボンドが用いられる最大の理由は、研削作業中に砥粒に掛かる負荷を、ボンド自信が持っている低い弾性率によって軽減させることが出来るためであり、その事から、他のボンドに比べ比較的高い負荷が掛かる様な作業に広く用いられている。
【0004】
更に、それらのレジノイドボンドの中に於いても、特にエポキシ樹脂を結合剤としたものについては、比較的低い弾性率を持っている事から、特に研削取代の多い作業を中心に広く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のレジノイドボンド研削砥石は、研削抵抗の上昇や、最終的には研削焼けが発生するという問題点をなお有している。
【0006】
なお、かかる問題点を解決する手法として、過去には、非常に強度(硬度)の低い無機充填剤(例えばタルクやマイカなど)を混入したり、無機質の大きな球状の中空体であるバブル(アルミナバブルやガラスバルーンなど)を混入する事によって構造自体を粗組織に持って行く様な手法が検討されている。
【0007】
しかし、これらの手法は、レジノイド砥石を使用する本来の目的が損なわれてしまうという問題点がある。即ち、レジノイド砥石の本来の特性である低弾性率という特性が薄くなってしまったり、その無機充填剤自体が研削の邪魔をしてしまう等の問題点が新たに発生し、根本的な解決手段とはなっていないのが現状である。
【0008】
本発明は、上記従来技術の問題点を解決し、低弾性率及び良好な砥粒保持力というレジノイド砥石が本来有する特性を維持しつつ、研削抵抗が低く、研削焼けが発生せず研削面品位に優れた被削材を得ることのできるレジノイド研削砥石を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、砥粒と充填材を結合剤に分散して成り、前記充填材として研削面品位に優れた被削材を得るのに十分な径の有機質中空体を有効量含有し、前記結合剤として液状の樹脂を常温硬化させて成る硬化樹脂を含有し、前記硬化樹脂はエポキシ硬化樹脂、アクリル硬化樹脂及びウレタン硬化樹脂のうちの1種以上であり、前記有機質中空体は、外部に連通しない閉じた空隙を内部に有し、アクリル系樹脂及び塩化ビニリデン系樹脂のうちのいずれか1種又は2種以上の混合体から成り、前記有機質中空体の平均粒径は10〜500μmの範囲内にあり、前記有機質中空体の壁の厚さは0.05〜5μmであり、前記有機質中空体の容量Uと前記結合材の容量Bの容量比U/Bは5/100〜80/100の範囲内にあるレジノイド研削砥石により上記問題点を解決することができる。
【0010】
記有機質中空体の平均粒径は、10〜300μmの範囲内にすることができる。前記有機質中空体の壁の厚さは0.1μm以上5μm以下にすることができる。前記有機質中空体の真比重は0.01〜0.1にすることができる。
【0011】
前記有機質中空体の容量Uと前記結合材の容量Bの容量比U/Bは、20/100〜80/100の範囲内にすることができる。前記有機質中空体の空隙とは別に気孔を有し、前記気孔の容量Kと前記結合剤の容量Bの容量比K/Bは、5/100〜350/100の範囲内にすることができる。
【0012】
以下、本発明の概要を説明する。レジノイドボンドの砥石の製法には、主に粉末の結合剤原料を砥粒にコーティングし、それを所定の金型に装填した後にプレス成形する方法と、液体の樹脂と砥粒とをミキサーでブレンドした後に湿式状態で型に流し込む方法(鋳込製法)がある。その中でエポキシ樹脂を結合剤の原料とする砥石は、後者の製法に属するものが多く、従来、その砥石構造は図3の如く砥粒どうしの接触が少なく、結合剤中に砥粒が浮かんでいる様な状況となる。
【0013】
結合剤の樹脂原料として粉末の樹脂原料を用いて成形されたレジノイド砥石は砥粒と砥粒が部分的にボンドブリッジで結ばれているのに対し、液状の樹脂原料を用いて得られた図3に示すようなレジノイド砥石は、砥粒全体が結合剤で覆われている事により、砥粒と結合剤(硬化樹脂)の間に良好な濡れ(コーティング状態)が生じ、硬化樹脂と砥粒との化学的な接着力に加えて更に物理的な接合力(把握力)が加わり、より強固な保持力が得られる事から、結合剤自身の低弾性率と相俟ってより高負荷な研削が可能となっている。
【0014】
一方、被削材の研削では、砥石の構造は、その被削材の種類や研削条件に応じて、砥粒、結合剤、気孔の3成分の比率を変化させる事で対応するが、その中でも、研削によって発生する切粉の排除や砥粒間隔を広げる目的から気孔が重要な要素となる。
【0015】
粉末樹脂を用いて常温でプレス成形されて得られた砥石は、その充填密度の関係から自然発生的に生じる気孔がその役目を担うのに対して、液体樹脂を用いた鋳込製法の場合、泡の巻き込みによって発生する気孔のみでは製造後の砥石における気孔の量が少なく、一般的には、製造の際の液状樹脂原料の撹拌・鋳込段階で0.5〜3mm、場合によっては5mmを越える様なアルミナバブル(アルミナ球状中空体)或いは発泡スチロールを混入し、気孔創成が行われてきた。
【0016】
しかしながら、このような液状の樹脂(例えばエポキシ樹脂)を含有する砥石原材料を鋳込み成形する鋳込製法により得られる砥石構造は、図3の如く砥粒と砥粒の間が結合剤で埋められている場合が多い。このような従来の研削砥石は、研削中に結合剤が図4の如く砥粒切刃より突き出した状態になる事が多いため、これが研削抵抗の上昇や研削焼けの原因となる。即ち、結合剤自体の弾性率が低い事が逆に災いして、砥粒と砥粒の中間に存在する結合剤が砥石の研削面から突出し、研削の邪魔をする事によって研削抵抗の上昇や、最終的には研削焼けが発生するなどの問題が多く発生している。
【0017】
研削抵抗の上昇や研削焼けを軽減する目的から従来は結合剤中に無機のフィラー材(充填材)を混入するなどの事が行われてきたが、この場合、本来の樹脂質結合剤に期待する所の弾性率が上昇してしまったり、またそのフィラー材自体が研削の邪魔をしたりして根本的な解決は図られていなかった。
【0018】
そこで、本発明者は、図1の如く細かい有機質バブル(球状の有機質中空体)(真比重0.01〜0.1)を結合剤中に添加した所、その樹脂自体が持っている低い弾性率を損なう事なく(むしろ弾性率はさらに低くなり)、仮に研削面に結合剤が突出してきたとしても研削の邪魔をせず、研削面上でも図2の如く適度な後退性(被削材と接して研削を行う砥粒の先端部分(砥粒切刃)よりも結合剤の先端面が被削材から離隔(後退)して、結合剤は被削材に接触しにくい性質)を有して、従来の問題点であった研削抵抗の上昇も少なく、さらに高能率な研削が可能となったことを見出し本発明を完成するに至った。
【0019】
なお、本発明において数値範囲の記載は、両端値のみならず、その中に含まれる全ての任意の中間値を含むものとする。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔レジノイド研削砥石〕
本発明のレジノイド研削砥石は、砥粒と充填材を結合剤に分散して含有し、前記充填材として、研削面品位に優れた被削材を得るのに十分な径の有機質中空体(好ましくは、被削材の研削焼けを防止するのに十分な径の有機質中空体)を有効量含有する。
【0021】
本発明のレジノイド研削砥石における砥粒の含有量は、研削砥石の用途等により適宜設定することができるが、砥粒の容量Tと結合材の全容量Bの容量比T/Bは、好ましくは1/100〜150/100(より好ましくは20/100〜80/100)の範囲内にする。本発明のレジノイド研削砥石における充填材(例えば、有機質中空体、無機質中空体等の各種充填材)の容量Jと前記結合材の容量Bの容量比J/Bは、好ましくは5/100〜400/100の範囲内にする。なお、発泡スチロール等のように加熱により収縮する気孔形成剤を用いて本発明のレジノイド研削砥石を製造した場合、前記気孔形成剤の収縮物が砥石の気孔に残存することがあるが、このような収縮物は充填材に含まれないものとする。
【0022】
結合剤としては、液状の樹脂を常温硬化させて成る硬化樹脂を含有する結合剤を用い、前記硬化樹脂は、エポキシ硬化樹脂、アクリル硬化樹脂及びウレタン硬化樹脂のうちの1種以上であり、より好ましくはエポキシ硬化樹脂を主成分(好ましくは硬化樹脂の全容量の50容量%以上、より好ましくは80容量%以上、さらに好ましくは90容量%以上、最も好ましくは100容量%)にすることができる。ここで、前記硬化樹脂(エポキシ硬化樹脂、アクリル硬化樹脂及びウレタン硬化樹脂等)には、硬化樹脂中に混入している樹脂以外のフィラー(製造原料の樹脂中に含まれている樹脂以外の、例えば、石英粉、炭酸カルシウム、タルクなどの各種粘土鉱物、アルミナ粉等の無機粉末フィラーであり、前記充填材以外のものである)も含まれるものとし、樹脂以外のフィラーの含有量は、樹脂以外のフィラーを含めた硬化樹脂の全容量の30%以下、好ましくは20%以下であり、樹脂以外のフィラーを実質的に含有しない場合もある。
【0023】
本発明のレジノイド研削砥石における本発明で特定する有機質中空体の混入量(含有量)については、結合剤(特に、結合剤の全てをエポキシ硬化樹脂とした場合)の全容量に対して5〜80容量%の範囲内であれば可能である。より好ましき量については、研削条件や被削材の材質によって適切な範囲がそれぞれ存在するので適宜設定する。製造する際に鋳込み工程を含む場合、結合剤(特に、結合剤の全てをエポキシ硬化樹脂とした場合)の全容量に対して80容量%を越える量を添加すると、混合物に含まれる粘度が上昇する事により良好な成形物が得られなくなる傾向がある。また、結合剤(特に、結合剤の全てをエポキシ硬化樹脂とした場合)の全容量に対して5容量%よりも少なくなるとその添加効果が薄くなり、本来の目的とした性能が得られない傾向がある。
【0024】
前記特定の有機質中空体の容量Uと前記結合材の容量Bの容量比U/Bは、5/100〜80/100(より好ましくは5/100〜50/100、さらに好ましくは20/100〜50/100)の範囲内にする。本発明のレジノイド研削砥石における気孔(有機質中空体における空隙を除く)の容量Kと前記結合材の容量Bの容量比K/Bは、好ましくは5/100〜350/100(より好ましくは20/100〜200/100)の範囲内にする。
【0025】
[充填材]
本発明のレジノイド研削砥石は、前記特定の有機質中空体と共にこれ以外の各種の充填材を含有することができる。
【0026】
〈有機質中空体〉
有機質中空体は、アクリル系樹脂及び塩化ビニリデン系樹脂のうちのいずれか1種又は2種以上の混合体から成る壁(殻)により形成される空隙(外部に連通しない閉じた空隙)を内部に少なくとも1(好ましくは1であり、2以上でもよい)有する中空体である。
【0027】
有機質中空体の材質は、好ましくは、アクリル系樹脂及びポリ塩化ビニリデン系樹脂のうちの1種又は2種以上の混合物である。
【0028】
アクリル系樹脂は、アクリル酸及びその誘導体を重合したものの総称であり、アクリル酸及びそのエステル、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸及びそのエステル等の重合体及び共重合体を包含する。好ましくは、メタアクリルニトリル共重合体樹脂を用いる。
【0029】
ポリ塩化ビニリデン系樹脂は、塩化ビニリデンを成分(好ましくは主成分)とする重合体の総称であり、例えば、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体樹脂等がある。好ましくは、ポリ塩化ビニリデン樹脂を用いる。
【0030】
アクリル系樹脂とポリ塩化ビニリデン系樹脂の混合物としては、好ましくは、メタアクリルニトリル共重合体とポリ塩化ビニリデンの混合樹脂を含有する(より好ましくは100容量%含有する)樹脂混合物を用いる。メタアクリルニトリル共重合体100重量部に対して、好ましくは10〜1000重量部(より好ましくは30〜600重量部、さらに好ましくは50〜300重量部、特に好ましくは60〜150重量部)のポリ塩化ビニリデンを混合した混合樹脂を用いる。
【0031】
有機質中空体の壁(殻)の厚みは、0.05〜5μm(より好ましくは0.1〜0.5μm、さらに好ましくは0.1〜0.3μm)の範囲内である。壁(殻)の厚みが0.05μmよりも小さくなると、強度が弱い事から製造中(例えば製造原料の撹拌中)に割れやすい傾向があり、またその様な原料自体が世の中に供されていない場合が多い。逆に、壁(殻)の厚みが5μmよりも厚くなると、中部の気孔容量が小さくなって、有機質中空体の本来の添加目的である研削面からの結合剤の良好なボンド後退性が得られなくなる傾向がある。
【0032】
有機質中空体の平均粒子径は、10〜500μm(より好ましくは10〜300μm、さらに好ましくは10〜200μm、特に好ましくは50〜100μm)の範囲内にする。前記粒径が10μmよりも小さくなるとその効果が薄くなる傾向があり、また、500μmよりも大きくなるとボンド中に充填されたというよりはむしろ砥粒と砥粒の間隔を広げすぎてしまい、最終的には異常摩耗や研削寿命の低下に結び付く傾向がある。
【0033】
有機質中空体の真比重は、好ましくは0.01〜0.1(より好ましくは0.02〜0.05)にする。有機質中空体の空隙の径は、好ましくは10〜500μm(より好ましくは10〜300μm、さらに好ましくは10〜200μm、特に好ましくは50〜100μm)にする。
【0034】
有機質中空体の外形は、好ましくは球形(例えば、有機質バブル)、略球形、ラグビーボール形等であるが、例えば、直方体、立方体、円柱、角柱等の各種の立体形状にすることができる。また、有機質中空体の内部の空隙の形状は、好ましくは球形、略球形、ラグビーボール形等であるが、例えば、直方体、立方体、円柱、角柱等の各種の立体形状にすることができる。有機質中空体の内部の空隙の形状は、より好ましくは、当該有機質中空体の外形と同様の形状(例えば、有機質中空体の外形が球形の場合は、内部の空隙の形状も球形)にする。
【0035】
有機質中空体は、低沸点炭化水素をインサイト重合法により、塩化ビニリデン、アクリロニトリル等の共重合物の殻壁でマイクロカプセル化した熱膨張性微小球(例えば、粒径10〜30μmのカプセルの内部に液体のイソブタンあるいはイソペンタン等の膨張剤(カプセル重量に対して10〜15重量%)を含有する熱膨張性微小球)を加熱してカプセル内部の液体のイソブタンあるいはイソペンタン等の膨張剤を膨張させて得ることができる。
【0036】
有機質中空体は、市販のものを用いることができる。例えば、エクスパンセル(Expancel)社製のエクスパンセル(EXPANCEL)DEシリーズ(より詳細には、551DE、551DE20、551DE80、461DE、461DE20、091DE、091DE80等の乾燥した膨張済みのもの)、エクスパンセル(EXPANCEL)WEシリーズ(より詳細には、551WE、551WE20、551WE80等の湿潤した膨張済みのもの)、松本油脂製薬株式会社製のマツモトマイクロスフェアーFシリーズ(F−20、F−30、F−40、F−50、F−80ED、F−80S、F−82、F−85、F−100)等がある。
【0037】
〈有機質中空体以外の充填材〉
本発明のレジノイド研削砥石は、本発明の効果を損なわない範囲(結合剤の全容量に対して好ましくは10容量%以下、より好ましくは5容量%以下)で有機質中空体以外の充填材を含有することができる。有機質中空体以外の充填材としては、例えば、無機材料から成る中空体、あるいは有機材料、無機材料及びこれらの双方から成る複合材料のうちの1種以上から成る非中空体(内部に実質的な空隙を有さない中実粒子)がある。
【0038】
[結合剤]
本発明のレジノイド研削砥石は、好ましくは5〜80容量%(より好ましくは20〜60容量%)の結合剤を含有する。
【0039】
本発明のレジノイド研削砥石における結合剤としてのエポキシ硬化樹脂としては、2液混合型、1液型など液状のエポキシ樹脂から得られた硬化樹脂であれば全て使用可能であり、より好ましくは常温硬化の2液混合型のエポキシ樹脂を硬化させて成るエポキシ硬化樹脂であることが望ましい。
【0040】
[砥粒]
本発明のレジノイド研削砥石は、各種の砥粒を用いることができる。砥粒としては、Al2O3系砥粒、SiC系砥粒及びZrO2−Al2O3系砥粒等の一般砥粒と、立方晶窒化ホウ素(cBN)砥粒、ダイヤモンド砥粒等のような立方晶窒化ホウ素又はダイヤモンドと同等ないし同等以上の硬度を有する超砥粒がある。本発明のレジノイド研削砥石における砥粒としては、前記一般砥粒及び前記超砥粒のうちの1種以上を用いることができ、従って、前記一般砥粒のうちの1種以上と前記超砥粒のうちの1種以上を併用して用いることもできる。
【0041】
[気孔]
本発明のレジノイド研削砥石の気孔(有機質中空体における空隙を除く)としては、レジノイド研削砥石製造過程(例えば、鋳込み成形時)において自然に形成される粗大な(例えば、径2〜3mmないしこれ以上)気孔や、気孔形成剤(例えば発泡スチロール等)の添加により形成する径7mm未満(例えば、0.5〜1.0mmや0.5〜1.5mm)の気孔を含有することができる。
【0042】
[レジノイド研削砥石の製造方法]
本発明のレジノイド研削砥石は、液状の樹脂(エポキシ樹脂、アクリル樹脂及びウレタン樹脂の1種以上)を用いて製造することができる。以下、液状のエポキシ樹脂を用いて本発明のレジノイド研削砥石を製造する場合の一例を説明する。
【0043】
本発明のレジノイド研削砥石は、例えば、液状のエポキシ樹脂から成る主剤とその硬化剤の2液混合型のエポキシ樹脂を用いて製造することができる。即ち、液状のエポキシ樹脂主剤に有機質中空体を混合してこれらの混合物を得て、前記混合物に前記エポキシ樹脂の硬化剤を添加し、さらに砥粒(必要であれば砥粒及び気孔形成剤(例えば、径0.5〜2mm程度の発泡スチロール粒子等))を添加し混合して、得られた混合物を所定の型に鋳込む。その後、気孔形成剤を用いない場合は、常温で例えば12時間程度放置して硬化させて得られた鋳込み成形体を脱型し、本発明のレジノイド研削砥石として得ることができる。また、砥粒と共に前記発泡スチロール粒子等のような熱により収縮する気孔形成剤を添加した場合は、熱により収縮する気孔形成剤を分散して含む鋳込み成形体を脱型した後、150℃程度の温度でアフターキュアー(熱処理)を行い前記発泡スチロール粒子等のような熱収縮性の気孔形成剤を収縮させることにより、気孔を有する本発明のレジノイド研削砥石を得ることができる。
【0044】
前記鋳込み成形体において、砥粒の含有量は、研削砥石の用途等により適宜設定することができるが、気孔形成剤を用いない場合の砥粒の容量T’と結合材の全容量B’の容量比T’/B’は、好ましくは1/100〜150/100(より好ましくは10/100〜90/100)の範囲内にし、気孔形成剤を用いる場合の砥粒の容量T’と結合材の全容量B’の容量比T’/B’は、好ましくは1/100〜150/100(より好ましくは10/100〜90/100)の範囲内にする。
【0045】
前記鋳込み成形体において、製造過程における充填材(例えば、有機質中空体、気孔形成剤、無機質中空体等の各種充填材)の容量J’と前記結合材の容量B’の容量比J’/B’は、気孔形成剤を用いない場合、好ましくは1/100〜100/100(より好ましくは10/100〜90/100)の範囲内にし、気孔形成剤を用いる場合、好ましくは1/100〜400/100(より好ましくは10/100〜250/100)の範囲内にする。
【0046】
前記鋳込み成形体において、前記特定の有機質中空体の容量U’と前記結合材の容量B’の容量比U’/B’は、気孔形成剤を用いない場合、好ましくは5/100〜80/100(より好ましくは5/100〜50/100、さらに好ましくは20/100〜50/100)の範囲内にし、気孔形成剤を用いる場合、好ましくは5/100〜80/100(より好ましくは5/100〜50/100、さらに好ましくは20/100〜50/100)の範囲内にする。
【0047】
前記鋳込み成形体の全体の容積に対して、気孔(有機質中空体における空隙を除く気孔であり、鋳込み成形時に自然に形成される気孔)の容積は、気孔形成剤を用いない場合、好ましくは0〜40容積%(より好ましくは0〜15容積%)の範囲内にし、気孔形成剤を用いる場合、好ましくは0〜40容積%(より好ましくは0〜20容積%)の範囲内にする。
【0048】
前記鋳込み成形体において、気孔形成剤(例えば発泡スチロール等)の容量K2’と前記結合材の容量B’の容量比K2’/B’は、好ましくは5/100〜350/100(より好ましくは20/100〜200/100)の範囲内にする。
【0049】
レジノイド研削砥石の製造過程において加熱により収縮する気孔形成剤(例えば、発泡スチロール等)を用いて本発明のレジノイド研削砥石を製造した場合、製造後のレジノイド研削砥石において当該気孔形成剤により形成された気孔内部に、収縮した気孔形成剤の核が残存する。かかる核の寸法は極めて小さいので、研削の邪魔にはならない。
【0050】
本発明のレジノイド研削砥石の製造に使用できるエポキシ樹脂としては、2液混合型、1液型など液状のエポキシ樹脂であれば全て使用可能であるが、より好ましくは常温硬化の2液混合型のエポキシ樹脂であることが望ましい。この理由は、有機質中空体自体が持っている耐熱性との関係であり、有機質中空体自体の耐熱温度以下で硬化できれば、本発明のレジノイド研削砥石は例えばエポキシ樹脂で骨格が形成される為、エポキシ樹脂硬化後の養生(熱処理)は有機質中空体自体の耐熱温度を超えても問題は生じない。また、その研削作業によって砥粒間隔を広げる意味から、大きな気孔形成剤として発泡スチロールやそれに代わるものが入っている砥石に対しても同様な効果が得られる。
【0051】
2液混合型のエポキシ樹脂を用いて本発明のレジノイド研削砥石を製造する場合、エポキシ樹脂の硬化剤として、好ましくはアミン系、酸無水物系等のような中空体がおかされない程度の温度範囲で硬化可能な配合物(硬化剤系)を用いることができる。
【0052】
【実施例】
以下に本発明に関する実施例を示す。ここで砥石作成条件及びその組成については下記の通りである。
【0053】
〈砥石調合〉
砥粒として、粒度#150のAl2O3系砥粒を用いた。結合剤として、2液混合常温硬化型エポキシ樹脂(主剤が変性エポキシ樹脂であり、硬化剤が芳香族アミンである。)を用いた。尚、出来上がり後の砥石構造(砥粒率、ボンド率(結合剤率)、気孔率)が同じ物になるように、気孔形成剤として発泡スチロール(粒径1mm)をそれぞれ所定量添加した。尚、気孔率が50%を越えるような構造の砥石については、従来型製法では熟成変形が大きかったり、砥粒の沈降によって上下間に組織ムラが発生し、砥石を作ることができなかった。アフターキュアー後は、前記発泡スチロールを充填した部分は完全な気孔として存在する。実施例1〜6及び比較例1〜5における砥石調合を表1に示す。
【0054】
【表1】
Figure 0003539854
【0055】
[実施例1〜6及び比較例2〜4]
上記砥石調合(原材料及びその調合量)において、まず樹脂主剤に有機質バブル(有機質中空体)を混合しておき、その後硬化剤を添加し、さらに砥粒、発泡スチロールを投入混合した後、所定の型に鋳込む。その後常温で12時間硬化後、脱型し150℃の温度でアフターキュアーを行った。前記有機質バブルとしては、アクリル樹脂単体から成り、壁の厚さが0.1μmで、真比重が0.04であるものを用いた。
【0056】
[比較例1及び5]
比較例1については、主剤に有機質バブルを混合しない以外は上記実施例1と全て同じにした。また、比較例5については、有機質バブルの代わりに無機フィラー(タルク)10容量部を用いる以外は上記実施例1と全て同じにした。
【0057】
〈研削試験〉
研削試験砥石は、φ305mm(外径)×20mm(厚さ)×φ50.8mm(内径)の寸法のディスク状(ホイール状)であり、下記の研削条件で試験を行った。即ち、研削盤として横軸平面研削盤を用い、砥石周速度を1600m/minとした。被削材はSS41(生材)であり、被削材は120mm(長さ)×10mm(径)の柱状である。
【0058】
ここで、砥石の評価基準としては、加工時に掛かる消費動力(砥石の切味)と100pass(切込み量500μm)時点における砥石摩耗量及び加工物の面性状で比較を行った。研削試験結果を表2に示す。
【0059】
【表2】
Figure 0003539854
【0060】
【発明の効果】
請求項1〜のレジノイド研削砥石は、砥粒と充填材を結合剤に分散して成り、前記充填材として研削面品位に優れた被削材を得るのに十分な径の有機質中空体を有効量含有し、前記結合剤として液状の樹脂を常温硬化させて成る硬化樹脂を含有し、前記硬化樹脂はエポキシ硬化樹脂、アクリル硬化樹脂及びウレタン硬化樹脂のうちの1種以上であり、前記有機質中空体は、外部に連通しない閉じた空隙を内部に有し、アクリル系樹脂及び塩化ビニリデン系樹脂のうちのいずれか1種又は2種以上の混合体から成り、前記有機質中空体の平均粒径は10〜500μmの範囲内にあり、前記有機質中空体の壁の厚さは0.05〜5μmであり、前記有機質中空体の容量Uと前記結合材の容量Bの容量比U/Bは5/100〜80/100の範囲内にあるものであり、砥粒と前記特定の充填材である前記特定の有機質中空体を前記特定の結合剤に有効量分散して成るという構成を具備し、この構成が研削使用時にも保持されるので、低弾性率及び良好な砥粒保持力というレジノイド砥石が本来有する特性を維持しつつ、ボンド後退性(砥石の研削面における結合剤の後退性)が良く研削抵抗が低く、切味に優れ、研削焼けが発生しにくく、研削性能(砥石寿命)が飛躍的に向上し、さらに高負荷な研削が可能であるという基本的効果を奏することができる。
【0061】
請求項2〜のレジノイド研削砥石は、それぞれ、上記構成にさらに前記それぞれの請求項に記載の特定の構成を具備するので、上記基本的な効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレジノイド研削砥石の表面の概略拡大図である。
【図2】被削材を研削する際の本発明のレジノイド研削砥石及び被削材の断面の概略拡大図である。
【図3】従来のレジノイド研削砥石の表面の概略拡大図である。
【図4】被削材を研削する際の従来のレジノイド研削砥石及び被削材の断面の概略拡大図である。

Claims (6)

  1. 砥粒と充填材を結合剤に分散して成り、前記充填材として研削面品位に優れた被削材を得るのに十分な径の有機質中空体を有効量含有し、前記結合剤として液状の樹脂を常温硬化させて成る硬化樹脂を含有し、
    前記硬化樹脂はエポキシ硬化樹脂、アクリル硬化樹脂及びウレタン硬化樹脂のうちの1種以上であり、
    前記有機質中空体は、外部に連通しない閉じた空隙を内部に有し、アクリル系樹脂及び塩化ビニリデン系樹脂のうちのいずれか1種又は2種以上の混合体から成り、前記有機質中空体の平均粒径は10〜500μmの範囲内にあり、前記有機質中空体の壁の厚さは0.05〜5μmであり、前記有機質中空体の容量Uと前記結合材の容量Bの容量比U/Bは5/100〜80/100の範囲内にあることを特徴とするレジノイド研削砥石。
  2. 前記有機質中空体の平均粒径は10〜300μmの範囲内にあることを特徴とする請求項に記載のレジノイド研削砥石。
  3. 前記有機質中空体の壁の厚さは0.1μm以上5μm以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレジノイド研削砥石。
  4. 前記有機質中空体の真比重は0.01〜0.1であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレジノイド研削砥石。
  5. 前記有機質中空体の容量Uと前記結合材の容量Bの容量比U/Bは、20/100〜80/100の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレジノイド研削砥石。
  6. 前記有機質中空体の空隙とは別に気孔を有し、前記気孔の容量Kと前記結合剤の容量Bの容量比K/Bは、5/100〜350/100の範囲内にあることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のレジノイド研削砥石。
JP34410197A 1997-11-28 1997-11-28 レジノイド研削砥石 Expired - Lifetime JP3539854B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34410197A JP3539854B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 レジノイド研削砥石
EP98955931A EP0963813A4 (en) 1997-11-28 1998-11-25 RESINED GRINDING WHEEL
PCT/JP1998/005312 WO1999028086A1 (fr) 1997-11-28 1998-11-25 Meule resinoide
US09/755,113 US6440185B2 (en) 1997-11-28 2001-01-08 Resinoid grinding wheel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34410197A JP3539854B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 レジノイド研削砥石

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11156725A JPH11156725A (ja) 1999-06-15
JP3539854B2 true JP3539854B2 (ja) 2004-07-07

Family

ID=18366661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34410197A Expired - Lifetime JP3539854B2 (ja) 1997-11-28 1997-11-28 レジノイド研削砥石

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0963813A4 (ja)
JP (1) JP3539854B2 (ja)
WO (1) WO1999028086A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105171628A (zh) * 2015-08-03 2015-12-23 苏州瑞高工程科技有限公司 一种树脂磨片
CN106826591A (zh) * 2017-03-17 2017-06-13 衢州学院 一种橡胶树脂复合结合剂磨具及其制备方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU5268101A (en) * 2000-05-10 2001-11-20 Asahi Organic Chemicals Industry Co., Ltd. Porous phenol resin grindstone and method for its preparation
JP2006320992A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Noritake Co Ltd 固体潤滑剤を含む鏡面研磨用レジノイド砥石の製造方法
EP3884985B1 (en) 2006-11-06 2023-06-07 Fisher & Paykel Healthcare Limited Assisted breathing unit
JP5476666B2 (ja) * 2007-08-27 2014-04-23 学校法人早稲田大学 切削研削用組成物、切削研削油剤、切削研削用ホイール及び表面改質材
CN102119202A (zh) * 2008-06-23 2011-07-06 圣戈班磨料磨具有限公司 高孔隙率的超级磨料树脂产品以及制造方法
SG192427A1 (en) 2008-06-23 2013-08-30 Saint Gobain Abrasives Inc High porosity vitrified superabrasive products and method of preparation
TW201024034A (en) * 2008-12-30 2010-07-01 Saint Gobain Abrasives Inc Bonded abrasive tool and method of forming
KR101088241B1 (ko) 2009-05-25 2011-11-30 이화다이아몬드공업 주식회사 연마용 휠의 팁
KR20150038627A (ko) 2009-10-27 2015-04-08 생-고뱅 어브레이시브즈, 인코포레이티드 유리질본드 연마재
MX2012004913A (es) 2009-10-27 2012-08-15 Saint Gobain Abrasifs Sa Abrasivo aglomerado de resina.
US9266220B2 (en) 2011-12-30 2016-02-23 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Abrasive articles and method of forming same
CN103223643B (zh) * 2013-05-03 2015-10-28 鲁启华 一种超薄刀片
CN103786105B (zh) * 2014-01-23 2016-01-20 沈阳中科超硬磨具磨削研究所 一种防止工件烧伤的高效切槽树脂砂轮及应用方法
CN104440610B (zh) * 2014-11-14 2017-09-19 河南新源超硬材料有限公司 高精度滚筒式树脂结合剂金刚石砂轮及其制备方法
CN104493734B (zh) * 2014-12-23 2016-10-05 广东奔朗新材料股份有限公司 潜伏固化型环氧树脂结合剂的金刚石磨具的制备方法
CN105290985B (zh) * 2015-11-23 2017-11-28 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 一种超硬树脂砂轮
JP6929060B2 (ja) * 2016-12-28 2021-09-01 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 研磨材及びその製造方法
CN107953275A (zh) * 2017-11-18 2018-04-24 宁波大华砂轮有限公司 一种改性树脂砂轮及其制备方法
CN109968221B (zh) * 2017-12-27 2021-04-06 山东圣泉新材料股份有限公司 高强度重负荷砂轮及制备方法
JP2019171520A (ja) 2018-03-28 2019-10-10 株式会社ノリタケカンパニーリミテド レジノイド研削砥石

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2806772A (en) * 1954-09-15 1957-09-17 Electro Refractories & Abrasiv Abrasive bodies
US3502453A (en) * 1968-08-22 1970-03-24 Minnesota Mining & Mfg Abrasive article containing hollow spherules filled with lubricant
JPS5486892A (en) * 1977-12-22 1979-07-10 Heijirou Fukuda Method of continuously making thin resinoid layer artificial grindstone for cutting off metal material
JPS55137887A (en) * 1979-04-06 1980-10-28 Noritake Co Ltd Grindstone of fine abrasive particle and its manufacturing method
JPS59107859A (ja) * 1982-12-09 1984-06-22 Inoue Japax Res Inc 研削砥石
JPS6239185A (ja) * 1985-08-14 1987-02-20 Riken Korandamu Kk 研磨布紙
JPS63256365A (ja) * 1987-04-11 1988-10-24 Showa Denko Kk 多孔質型砥石
US5110322A (en) * 1989-09-13 1992-05-05 Norton Company Abrasive article

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105171628A (zh) * 2015-08-03 2015-12-23 苏州瑞高工程科技有限公司 一种树脂磨片
CN106826591A (zh) * 2017-03-17 2017-06-13 衢州学院 一种橡胶树脂复合结合剂磨具及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999028086A1 (fr) 1999-06-10
EP0963813A4 (en) 2003-08-13
JPH11156725A (ja) 1999-06-15
EP0963813A1 (en) 1999-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3539854B2 (ja) レジノイド研削砥石
US6440185B2 (en) Resinoid grinding wheel
KR101849797B1 (ko) 세라믹 형상화 연마 입자, 이의 제조 방법 및 이를 함유하는 연마 용품
KR101951978B1 (ko) 복합 연마 휠
JP2523971B2 (ja) 研磨物品
JP2559106Y2 (ja) 研削用粗粒
TWI295952B (en) Bonded abrasive tool and method of centerless grinding
US2986455A (en) Bonded abrasive articles
RU2203797C2 (ru) Способ изготовления абразивного изделия
TW201024034A (en) Bonded abrasive tool and method of forming
CN105500139B (zh) 高孔隙率的超级磨料树脂产品以及制造方法
US6796891B2 (en) Grinding wheel, a process of manufacturing the grinding wheel and a process of reclaiming the grinding wheel
US2734812A (en) robie
US20110281511A1 (en) Grinding disk having plant seed capsules as a filler and method for the production thereof
EP1737618A1 (en) Abrasive articles, compositions, and methods of making the same
CA1175665A (en) Abrasive article
GB2102445A (en) Abrasive material and method of making it
JP3691988B2 (ja) 多気孔型エポキシ砥石およびその製造方法
CN109852019A (zh) 一种空心玻璃微珠-弹性树脂复粒及其制备方法与应用
JPS63234037A (ja) 研摩剤物品およびその製造方法
JP2018103342A (ja) 研磨材及びその製造方法
JPH0763936B2 (ja) 研磨用砥石およびその製造方法
JP2001138246A (ja) 多気孔型エポキシ砥石およびその製造方法
JP2004160646A (ja) 多孔質型レジノイド砥石及びその製造方法
JPH0475875A (ja) 超多孔性砥石の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100402

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term