JP3745139B2

JP3745139B2 - Endoscope

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Publication number: JP3745139B2
Application number: JP33147598A
Authority: JP
Inventors: 隆一外山; 精介高瀬
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1998-11-20
Filing date: 1998-11-20
Publication date: 2006-02-15
Anticipated expiration: 2018-11-20
Also published as: JP2000152910A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、挿入部の軟性部と操作部を接続する部分においての軟性部の折れを防止するため、その接続部分に折れ止め部材を取り付けた内視鏡に関する。
【０００２】
【従来の技術】
通常、内視鏡は、挿入部の軟性部と操作部を接続する部分において軟性部の折れを防止するため、その接続部分には折れ止め部材が取り付けられている。折れ止め部材はシリコンゴム等の柔軟性部材で成形された筒状のものであり、軟性部が曲がる際に抵抗を与えることにより軟性部が手元側で急激な屈曲が起きて破壊されることを防ぐようになっている。
【０００３】
一般的な内視鏡の軟性部と操作部との接続部は図２４で示すように構成されている。すなわち、操作部１４１の外装部材１４２の内部には円筒管１４３が固定されている。円筒管１４３の先端には内方に突き出すフランジ部１４４が一体に形成されている。一方、軟性部１４５の後端部分には筒状の後端口金１４６が設けられている。
【０００４】
上記後端口金１４６の後端には外方へ突き出すフランジ部１４７が一体に設けられており、このフランジ部１４７は上記フランジ部１４４の端壁に当接している。また、後端口金１４６の外周面には上記円筒管１４３側のフランジ部１４７よりもやや先端側に位置して雄ネジ１４８が形成されている。この雄ネジ１４８には、内周面に雌ネジを切ったリング状部材であるナット１４９が螺合されている。このナット１４９を雄ネジ１４８にねじ込むことによりそのナット１４９を上記フランジ部１４４に突き当て後端口金１４６のフランジ部１４７との間で上記フランジ部１４４を締め付けることにより、円筒管１４３に対して軟性部１４５の後端口金１４６が緩みなく取付け固定されている。
【０００５】
一方、折れ止め部材１５２は軟性部１４５の後端部外周を被覆する筒状のゴム部材１５３と、そのゴム部材１５３の後端内周部に一体的に設けられた筒状の金属製部材である支持部材１５４とを設けて構成されている。支持部材１５４の後端部の内面には雌ネジ１５５が形成されている。そして、この雌ネジ１５５の部分を上記円筒管１４３の外周に形成した雄ネジ１５１に螺合することで、折れ止め部材１５２は操作部１４１の円筒管１４３に対してねじ込み固定される。また上記折れ止め部材１５２のゴム部材１５３の先端側端部内面は軟性部１４５の外表面に対して比較的強く密着している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造のものでは、折れ止め部材１５２に対してある一方向へ軸中心の回転力が加わると、折れ止め部材１５２はその接続が緩んでしまう。このときに折れ止め部材１５２の先端側にあるゴム部材１５３と軟性部１４５とが密着する部分では強いせん断力が発生し、軟性部１４５の外表面や折れ止め部材１５２の先端部分が破損してしまうという虞があった。
【０００７】
特に大腸内視鏡検査では挿入部の軟性部を把持してかなり頻繁に捻じり操作を行うため、この際に誤って折れ止め部材を把持して捻じりを加えることが多くなり、上記のような問題が発生しやすかった。
【０００８】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、折れ止め部材を誤って捻じっても軟性部や折れ止め部材の破損の虞のない内視鏡を提供することを目的としたものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明は、挿入部を備えた内視鏡において、操作者が把持するための操作部と、後端部分が前記操作部内の枠体に接続される管部材と、前記挿入部を構成するとともに可撓性を調整可能な構造を有し、前記管部材の先端側に口金を介して接続される軟性部と、前記軟性部の後端部近傍の外周を覆い、少なくとも一部が前記軟性部の外表面と接触する内面を有する折れ止め部材と、前記折れ止め部材が前記挿入部の長手軸周りに回転しないように前記管部材に対して前記折れ止め部材を係止する係止部と、前記挿入部の長手軸周りに回転可能に前記係止部を覆うように前記管部材より外側に位置して設けられた、前記軟性部の可撓性を操作者が調整するための硬度調整ノブと、を具備したことを特徴とする内視鏡である。
【００１０】
請求項２に係る発明は、さらに前記口金の外周にその口金の円周方向に沿って形成された円周溝と、前記折れ止め部材に設けられ、前記円周溝部と係合する係合部と、を具備したことを特徴とする請求項１に記載の内視鏡である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
図１から図２３を参照して本発明の実施形態を説明する。
【００１３】
（構成）
図１に示すように、内視鏡装置１は、撮像手段を内蔵した電子式の内視鏡２と、この内視鏡２に照明光を供給する光源装置３と、上記内視鏡２から出力される撮像信号を信号処理する信号処理装置４と、この信号処理装置４から出力される映像信号により画面上に画像を表示するカラーモニタ５とによって構成されている。
【００１４】
上記内視鏡２は、細長の挿入部６と、この挿入部６の後端に連設された太径の操作部７と、この操作部７の側面部から延設されたユニバーサルケーブル８とを備えてなり、ユニバーサルケーブル８の延出先端部には上記光源装置３に着脱自在に接続することができるコネクタ９が設けられている。
【００１５】
上記挿入部６は、先端側から硬性の先端部１１、この先端部１１の後端に連結された湾曲自在な管状の湾曲部１２と、この湾曲部１２の後端に連結された長尺で可撓性を有する管状の軟性部１３とからなり、その軟性部１３の後端に対して上記操作部７の前端が連結されている。また、軟性部１３の後端部外周には、後述する折れ止め部材１０が被嵌され、折れ止め部材１０は軟性部１３と操作部７との接続部分に取り付けられている。
【００１６】
内視視２では、挿入部６、操作部７、及びユニバーサルケーブル８にわたり、可撓性を有し、照明光を伝送する機能を有するファイバ束からなるライトガイド１４が挿通されている。ライトガイド１４の一端はコネクタ９に突出するように固定されたライトガイドコネクタ部１５に接続され、ライトガイド１４の他端は先端部１１の照明窓に接続されている。そして、上記コネクタ９を光源装置３に接続することにより、ライトガイドコネクタ部１５が光源装置３内のランプ１６に対向し、そのランプ１６の照明光がレンズ１７で集光されてライトガイドコネクタ部１５の入射端面に入射するようになっている。
【００１７】
このライトガイド１４によって伝送された照明光は先端部１１の照明窓から前方へ出射され、患部等の被写体を照明する。被写体が照明されると、上記照明窓に隣接して先端部１１に設けられた観察窓に取り付けた対物レンズ１８により光電変換する機能を備えた撮像素子として電荷結合素子（以下、ＣＣＤと略記）１９の受光面にその光学像を結ばれる。ＣＣＤ１９はその光学像を電気信号に変換する。
【００１８】
このＣＣＤ１９には信号ケーブル２１の一端が接続されている。この信号ケーブル２１は挿入部６、操作部７、及びユニバーサルケーブル８にわたって挿通され、その後端は上記コネクタ９に設けた電気コネクタ２２に接続されている。この電気コネクタ２２には外部ケーブル２３が接続され、外部ケーブル２３は信号処理装置４に接続される。そして、信号処理装置４のドライブ回路２４で発生したＣＣＤドライブ信号がＣＣＤ１９に印加されることにより、そのＣＣＤ１９において光電変換された撮像信号が順次読み出される。この撮像信号は信号処理装置４内の信号処理回路２５に入力され、標準的な映像信号に変換する処理が行われる。この映像信号は上記カラーモニタ５に入力され、ＣＣＤ１９に結像された像を内視鏡観察像の表示領域５ａにカラー表示するようになっている。
【００１９】
上記挿入部６において、先端部１１に隣接して設けられた湾曲部１２は、リング形状の多数の湾曲駒２６が、隣接する湾曲駒２６と上下、左右に対応する位置でリベット等で互いに回動自在に連結して構成されている。最先端の湾曲駒２６或いは先端部１１には湾曲ワイヤ２７の先端が固着され、湾曲ワイヤ２７の後端は操作部７内のスプロケット２８に連結されている。このスプロケット２８の軸には湾曲操作を行う湾曲操作ノブ２９が取り付けられている。尚、図１では簡単化のため、上下或いは左右方向のみの湾曲機構の概略を示している。
【００２０】
そして、湾曲操作ノブ２９を回動する操作を行うことにより、上下方向或いは左右方向に沿って配置した一対の湾曲ワイヤ２７の一方を牽引し、他方を弛緩させると、牽引した湾曲ワイヤ２７側へ湾曲部１２を湾曲させることができる。
【００２１】
上記操作部７には湾曲操作ノブ２９が設けられた位置より前方側に位置して把持部３１が形成されている。術者はその把持部３１を把持し、把持した片方の手で把持に使用しない親指等の指で上記湾曲操作ノブ２９等の操作を行う。
【００２２】
この把持部３１より前端側部分には処置具挿入口３２が設けてあり、この処置具挿入口３２から処理具を挿入することにより内部の処置具チャンネル３３（図３を参照）を経て先端部１１のチャンネル出口から処置具の先端を突出し、ポリープの切除等の処置を行うことができるようになっている。
【００２３】
また、本実施形態では、例えば、上記折れ止め部材１０に隣接する操作部７の前端部分に硬度調整操作を行う円筒形状の硬度調整ノブ３４が設けられており、この硬度調整ノブ３４を軸中心に回動する操作を行うことにより挿入部６の軟性部１３内に配置された硬度可変手段を構成する硬度変更用ワイヤ（以下、単にワイヤと略記）３５及び硬度変更用コイル（以下、単にコイルと略記）３６により軟性部１３の硬度を変更できる硬度調整機構が構成されている。
【００２４】
図２は、内視鏡２の挿入部６及び操作部７のより具体的な構造を示すものである。軟性部１３の外皮を形成する軟性管３７の中には上記コイル３６と、このコイル３６内に挿通され、上記硬度調整ノブ３４を操作したときの力を伝達するワイヤ３５とが設けられている。コイル３６は密巻きまたは密巻きに近い状態のコイルによって形成されている。また、コイル３６内に挿通されたワイヤ３５には上記コイル３６の先端がろう付け等で強固に固定される。また、このコイル３６の先端から延出され、コイル回転規制部材を形成するワイヤ延出部３０の先端は湾曲部１２と軟性部１３とを接続する硬性でリング状の接続管３８にろう付け等で強固に固定されている。
【００２５】
上記湾曲部１２と軟性部１３とを接続する接続管３８は最後端の湾曲駒２６に固着されているが、最後端の湾曲駒２６がその接続管３８の機能を兼ねる兼用形式のものに構成しても良い。この接続管３８を含む湾曲駒２６はゴムチューブ等の弾性を有する外皮３９で覆われている。
【００２６】
このように本実施形態ではコイル３６の自然状態における捻れ剛性よりも強い（大きい）捻れ剛性を有するワイヤ延出部３０を介してコイル３６の先端部を接続管３８に固定したことにより、コイル３６の回転を規制ないしは抑制する回転止めの機能を有するようにしている。ワイヤ延出部３０は曲げに対して柔軟な弾性を有し、捻れに対しても適度の弾性を有するものである。
【００２７】
このコイル３６の手元側端部は操作部７の前端内部に配置したコイルストッパ４０に突き当たって、ろう、半田、接着剤等でコイルストッパ４０に固着されており、この位置より後方側への移動と回転とが規制（阻止）されている。また、コイル３６内に挿通されたワイヤ３５はコイルストッパ４０の孔を貫通して後方へ延出されており、このワイヤ３５はコイル３６に対して軸方向に移動自在なものとなっている。尚、コイル３６は大きくは回転しない状態にある。
【００２８】
上記コイルストッパ４０は軟性部１３の後端を操作部７に接続固定するために設けた接続管としての後端口金４１にビス４２でねじ止め固定されている。後端口金４１はその外周に配置される円筒管４３の前端付近で、ナット４４を用いて固定されている。
【００２９】
一方、ワイヤ３５の手元側の端部、つまり後端にはリング形状のワイヤストッパ４５がろう付け等で強固に固定されている。また、コイルストッパ４０とワイヤストッパ４５の間には前後方向への移動が可能な牽引部材４６が配置されており、この牽引部材４６はＣ字状の移動リング４７に固定されている。移動リング４７には切り欠き部１２５が設けられている（図１２を参照）。
【００３０】
また、上記牽引部材４６は図３（Ｂ）に示すように前後に突き抜ける溝（孔）４８を有し、この溝４８内に上記ワイヤ３５が通るようになっている。つまり、図３（Ｂ）に示すように溝４８は半径放射方向に長く形成されている。また、牽引部材４６は円管状の移動リング４７の内周壁にビス４９によって固定的に取着されている。
【００３１】
この移動リング４７は、円筒管４３の内面に嵌着され、その内面に摺接して軸方向（前後方向）に移動可能な状態に取り付けられている。この移動リング４７と共に牽引部材４６が後方側に移動すると、図２で示す牽引部材４６がワイヤストッパ４５に突き当たり、牽引部材４６をさらに後方へ移動させる操作を行うことにより、ワイヤストッパ４５と共にワイヤ３５も後方側へ移動させることができる。
【００３２】
ワイヤストッパ４５が後方側へ移動されない状態ではコイルストッパ４０により後方側への移動が規制されたコイル３６は最も可撓性が高い状態、つまり最も屈曲し易い硬度が低い軟状態にある。これに対し、コイルストッパ４０が後方側へ移動してワイヤ３５も同時に後方側へ移動させた場合にはコイルストッパ４０にコイル３６の後端が当り、コイル３６を相対的に前方に押し付ける圧縮力が作用する。つまり、ワイヤ３５の後端を後方側に移動させる力を加えることによりコイル３６に圧縮力を与え、この圧縮力により、弾性を有するコイル３６の可撓性を低い状態、つまり屈曲しにくい硬度（より正確には屈曲に対する硬度）が高い、硬い状態に設定できる。この場合、ワイヤストッパ４５の後方への移動量に応じてコイル３６への圧縮力の大きさが変更され、これによって、コイル３６の可撓性の大きさ（硬度の大きさ）を適宜変更することができる。
【００３３】
一方、上記円筒管４３の外側には図２及び図７で示すカム筒体５１が被嵌されている。このカム筒体５１にはその筒状部分の相対向する２箇所の位置にカム溝５２ａ，５２ｂが相関的に螺旋状に設けられている。カム筒体５１は２条カムであり、カム溝５２ａとカム溝５２ｂは同じ形をなしていて、カム筒体５１の軸に対して一方を１８０度回転した位置に他方が重なるような対称な位置にそれぞれが設けられている。また、カム溝５２ａ，５２ｂは滑らかな螺旋形状になっている。
【００３４】
また、円筒管４３にはその長手方向に沿う長孔５３が設けられている。そして上記移動リング４７にはこの移動リング４７と共に移動する２つのピン５４が設けられている。各ピン５４はそれぞれ対応するカム溝５２ａ，５２ｂ及びその内側に位置する長孔５３にわたって貫通するように配置され、最も内側の移動リング４７にねじ部５４ａで固定されている。長孔５３はワイヤ３５の後端、或いはワイヤストッパ４５の移動範囲をカバーする長さに設定されている。
【００３５】
また、図３（Ｃ）に示すように、このカム筒体５１の外周には円筒状の硬度調整ノブ３４が組み付けられている。このカム筒体５１の後端外周にはその外方向に突出する複数のキー７１が設けられ、硬度調整ノブ３４の後端内周には上記キー７１の対応するものとそれぞれ係合するキー溝７２が形成されている。従って、硬度調整ノブ３４が軸まわりに回転すれば、キー７１及びキー溝７２を介してカム筒体５１も回転する。
【００３６】
上記硬度調整ノブ３４においての、後述する規制部材７４との接触面にはキー溝はなく、その部分の横断面形状は滑らかな円形になるように形成されている。硬度調整ノブ３４の外径は先端側から手元側のある位置まで漸次増加しており、先端側よりも後端側が太くなり、握りやすい外周形状に形成されている。
【００３７】
また、硬度調整ノブ３４の外形状は上述した実施形態のものに限らず、握りやすい他の形状に構成してもよい。例えば、図１０（Ａ）に示すように、硬度調整ノブ３４の後端側のある一定幅の部分１１６の外径を等しい大きさの太い径とし、残りの部分１１７の外径を等しい大きさの細い径とする。
他にも図１０（Ｂ）や図１０（Ｃ）で示すように、長手軸方向に平行に設けられた突出部（凸部）１１８または溝（凹部）１１９を設けてたものでも良い。
また、図１０（Ｄ）で示すように、硬度調整ノブ３４の外周上の一部に凸部または凹部を設けるようにしても良い。
また、図１０（Ｅ）で示すように、全周にローレット目１２０を切ったり、図１０（Ｆ）のようにゴム等の摩擦係数の高い樹脂１２１を外周に嵌め込んで、これを滑り止めにするようにしても良い。
また、図１０（Ｇ）で示すように先端側端縁部のみの外径を大きくして鍔１２２を形成するようにしても良い。この場合には図１０（Ｈ）で示すように、その鍔１２２が握る手の突き当て部分になる。
【００３８】
上述した実施形態での硬度調整ノブ３４ではその中心軸に対して対称的な形状であるが、非対称的な形状のものにしても良い。たとえば握る手の形に合わせた形状のものにしても良い。
【００３９】
一方、図２で示すように、上記硬度調整ノブ３４はその前端が円環状のカバー部材７３に突き当たり、前方ヘの移動が規制されている。このカバー部材７３は弾性部材、例えばゴム製であり、これは折れ止め部材１０の支持部材５８の外周に被嵌して配置され、折れ止め部材１０のゴム部材１１０と硬度調整ノブ３４の間に位置する支持部材５８の外周領域を覆うようになっている。従って、支持部材５８に形成される後述する通気孔を兼ねる雌ネジ孔１１１はそのカバー部材７３により覆われ、通常、外部に露呈しないようになっている。
【００４０】
上記折れ止め部材１０のゴム部材１１０は筒状に形成されており、その外周は先端側が細い先細りの円錘形状に形成されている。そして、ゴム部材１１０は挿入部６の軟性部１３の後端部外周表面に対して圧接して密着している。
【００４１】
上記ゴム部材１１０の後端側部分は支持部材５８の先端部に嵌着されている。また、このゴム部材１１０の後端側部分が嵌着する支持部材５８の先端部分の外周には外方向に突出する複数のフランジ１０９が設けられており、そのフランジ１０９によってゴム部材１１０が支持部材５８から剥離しにくくなっている。また、ゴム部材１１０の内側において、軟性部１３の外周に圧接している部分よりも後端側で、ゴム部材１１０と軟性部１３と後端口金４１と支持部材５８によって囲まれた部分には内部空間１１４が形成されている。
【００４２】
図２で示すように、上記円筒管４３の前端付近の外周には筒状の当接部材５７が配置されており、この当接部材５７は上記支持部材５８とカム筒体５１との間に挟まれて組み付けられている。この当接部材５７としては滑り性の良い樹脂、例えばポリアセタール等で形成されている。
【００４３】
また、上記円筒管４３の外周にはカム筒体５１の後端側に位置して円筒状の規制部材７４が被嵌して設けられている。この規制部材７４の後端部外周と把持部筒体６１の前端部内周にそれぞれ形成した段差の間に形成される溝７５にはＯリング７６が圧接して嵌め込んで取り付けられている。そして、規制部材７４と把持部筒体６１の間の水密がそのＯリング７６により確保されている。
【００４４】
上記規制部材７４の中間部外周にも周回する溝７７が形成されており、この溝７７にはＯリング７８が密に取り付けられている。このＯリング７８はその規制部材７４の外周に被嵌する硬度調整ノブ３４の内周面に圧接しており、この部位での水密を確保すると共に、硬度調整ノブ３４を回転するとき、その硬度調整ノブ３４に対し、ある程度の摩擦力を与えるようになっている。
【００４５】
上記操作部７の把持部筒体６１の前端の外周面は硬度調整ノブ３４の後端部分を切り欠いて形成した内周面６４に摺動可能な状態で密に嵌合している。また、把持部筒体６１の前端は上記規制部材７４の後端に略突き当る状態に近接している。
【００４６】
そして、硬度調整ノブ３４はカバー部材７３と把持部筒体６１との間で、カム筒体５１や規制部材７４の外周に被嵌され、そして前後方向への移動が規制された状態で取り付けられている。また、硬度調整ノブ３４はカム筒体５１を介して上記円筒管４３の周りに回動自在に配置されている。
【００４７】
このように硬度調整ノブ３４は軸まわりに回転操作可能であるが、上記規制部材７４は回転しないように、ビス７９で円筒管４３に固定されている。
また、硬度調整ノブ３４の前端部内周面とその内側に対向する支持部材５８の外周面との間にはＯリング６２が配置され、その部位での水密を確保すると共に、硬度調整ノブ３４の内周面にＯリング６２が圧接していることにより、硬度調整ノブ３４を回転するとき、その硬度調整ノブ３４に対し、ある程度の摩擦力を与えるようになっている。
【００４８】
上記円筒管４３はその後端が図示しないビスにより操作部７の湾曲操作機構等が取り付けられる枠体（図示せず）に接続されている。そして、この円筒管４３は硬度調整ノブ３４側が回転されても回転しない構造で取り付けられている。
【００４９】
図２で示すように、円筒管４３の先端内周面にはその内方に突出するフランジ部１０１が一体に設けられている。また、上記後端口金４１の後端外周にはその外方に突出するフランジ部１０２が一体に設けられている。そして、上記フランジ部１０１と上記フランジ部１０２は軸方向から端壁面同士が当接している。さらに、後端口金４１の外周面において、上記フランジ部１０２よりもやや先端側に位置した外周面には雄ネジ１０３が形成されていて、この雄ネジ１０３には内周面に雌ネジを切ったリング状部材であるナット４４が螺合され、このナット４４をフランジ部１０１に突き当て後端口金４１のフランジ部１０２との間でそのフランジ部１０１を締め付けて固定している。
【００５０】
つまり、後端口金４１はそのフランジ部１０２とナット４４の間で、上記フランジ部１０１の部分を軸方向両側から挟み込むことで、上記円筒管４３に対して弛みなく固定的に取り付けられている。
【００５１】
上記後端口金４１の外周面において、上記雄ネジ１０３よりも先端側に位置する外周面部分には周回する溝８０が形成され、この溝８０にはＯリング１０４が設けられている。このＯリング１０４は支持部材５８の内周面と圧接しており、この部位での水密を保っている。
【００５２】
また、後端口金４１において、Ｏリング１０４を設けた位置よりも先端側に位置する外面には図２及び図４に示すように、その全周に周回する溝１０５が形成されている。また、その溝１０５に対向して上記支持部材５８には放射状に配置されて貫通する複数の雌ネジ孔１１１が形成されている。支持部材５８の雌ネジ孔１１１にはネジ１０６が螺合され、このネジ１０６の先端部分は上記溝１０５内に嵌め込まれている。つまり、支持部材５８はネジ１０６によって後端口金４１に組み付けられている。そして、上記溝１０５と上記ネジ１０６との係合によって軟性部１３の後端部に対して長手方向への動きを規制し、かつ回転方向への動きをほとんど規制しない係合部を構成している。
【００５３】
上記雌ネジ孔１１１が露出する支持部材５８の外周領域は前述したカバー部材７３によって覆われている。
さらに、図２で示すように、後端口金４１の外周面にはその雌ネジ孔１１１に対向した円周溝１０５と上記折れ止め部材１０のゴム部材１１０の内側に形成された内部空間１１４を連通する複数の溝１１３が設けられている。
【００５４】
上述した如く、支持部材５８は後端口金４１の溝１０５にネジ１０６を締め付けることによって後端口金４１に組み付けられているが、このように上記溝１０５とネジ１０６とによる係合手段だけでは中心軸方向の動きは規制できるが、中心軸まわりの回転は十分に規制できない。そこで、以下の係合手段が設けられている。すなわち、支持部材５８の後端側部分を側面から見た図５で示すように、その支持部材５８の後端側端部にはその後端に開口する切り欠き部１０７を設けると共に、円筒管４３の外周面部にはピン１０８を取り付け、このピン１０８を上記切り欠き部１０７に嵌め込んで係合するようにする。これにより操作部７に対しての折れ止め部材１０の回転方向の動きを規制し、かつ長手方向への動きについては規制しない係合部を構成している。
【００５５】
以上の如く、本実施形態では円筒管４３と折れ止め部材１０とを接続するにあたり、回転方向の移動規制はピン１０８による係止手段で行われ、中心軸方向への移動規制はネジ１０６による係止手段で行われる。
【００５６】
本発明はこの実施形態のものに限らず、例えば図６で示すように、上記ネジ１０６及びピン１０８による接続手段に代わりに、支持部材５８の方に円孔１６１を設け、この円孔１６１にピン１６２を嵌め込み、そのピン１６２を円筒管４３にネジ込み固定することで、回転方向と中心軸方向の両方の動きの規制を１つの固定手段で同時に行うようにしても良い。
【００５７】
上記内視鏡２の挿入部６内には図３（Ａ）に示すように、様々な内蔵物が配置されている。つまり、上下、左右に対応する位置に配置された４本の湾曲ワイヤ２７、中央付近に配置された２本の信号ケーブル２１、中央の上部寄りに配置された２本のライトガイド１４、下寄りに配置された処置具チャンネル３３、左寄りに配置されたコイル３６及びワイヤ３５、これに隣接して配置された送気を行うための送気チューブ６９、及び送水するための送水チューブ７０などが内蔵されている。また、操作部７内にも図３（Ｂ）に示すように種々の内蔵物が配置されている。
【００５８】
（組み立て方法）
次に、図２で示した実施形態の内視鏡の組み立て方法について説明する。まず、図１１で示すように、挿入部ユニット１２３を組み立てる。すなわち、軟性部１３の後端に後端口金４１を一体に組み付け、軟性部１３の外周にＯリング１０４を組み付け、さらに硬度変更用ワイヤ３５、硬度変更用コイル３６、コイルストッパ４０、及びワイヤストッパ４５を組み付ける。
なお、挿入部ユニット１２３の内部には、各種内蔵物が配列されており、挿入部ユニット１２３の後端からそれらが延出しているが、説明を簡単にするためにそれらについては図示しない。
【００５９】
次に、図１２（Ａ）に示す位置に移動リング４７を配置させる。移動リング４７は、Ｃ字状の円筒形部材であり、その切り欠き部１２５から内蔵物（図示しない。）をその内部に誘導するようにして図１１の位置に配置させる。つまり、移動リング４７は挿入部ユニット１２３の後端から延出する内蔵物に対して側面から嵌め込む形となっている。
【００６０】
次に、逆Ｕ字状で底面の両脇に移動リング４７の内面と当接するフランジ１２６を有した牽引部材４６を、逆Ｕ字状の溝１２７内に硬度変更用ワイヤ３５を挿通した状態で、図１２（Ｂ）で示すようにネジ１２４によって移動リング４７の内面部に対してネジ止め固定する。
【００６１】
次に、図１３で示すように、円筒管４３を挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら軟性部１３の後端方向へ、フランジ部１０１がフランジ部１０２に突き当たるまで移動させる。
【００６２】
更に、図１４で示すように、ナット４４を挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら軟性部１３の後端方向へ移動させ、雄ネジ１０３に対して螺合させる。このとき、ナット４４は比較的ゆるめに螺合させておく。
【００６３】
次に、図１５で示すように、操作部７に固定され、その先端部から延出する支持部材１２８に対して、円筒管４３をネジ止め固定する。
【００６４】
続いて、図１６で示すように、軟性部１３の上下左右方向と操作部の上下左右方向とを合わせながら、ナット４４を固く締め付ける。
【００６５】
次に、図１６及び図１７で示すように、操作部７の外装部材１２９を、挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、軟性部１３の後端方向へ移動させる。操作部７の外装部材１２９は処置具挿入口３２を組み付けることで、定位置に固定される。
【００６６】
更に、図１７及び図１８で示すように、溝７７、Ｏリング７６を組み付けた規制部材７４を、先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、軟性部１３の後端方向へ操作部の外装部材１２９の先端側内端面に突き当たるまで移動する。
その後、円筒管４３に対して、規制部材７４をネジ止め固定する。
【００６７】
次に、図１８及び図１９で示すように、挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、カム筒体５１を軟性部１３の後端方向へ規制部材７４に突き当たるまで移動させる。その状態で、カム溝５２ｂ、長孔５３を介して、移動リング４７に対してピン５４を係合する。同様にカム溝５２ａ、長孔５３を介して移動リング４７をピン５４に係合する。
【００６８】
更に、図１９及び図２０で示すように当接部材５７を、挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、軟性部１３の後端方向へカム筒体５１に突き当たるまで移動させる。その後、ピン１０８を円筒管４３に対して係合させる。
【００６９】
次に、図２０及び図２１で示すように、硬度調整ノブ３４を、挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、軟性部１３の後端方向へキー７１に突き当たるまで移動させる。それからＯリング６２を取り付けた折れ止め部材１０を、挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、軟性部１３の後端方向へ当接部材５７に突き当たるまで移動させる。このとき、図５に示すように、切り欠き部１０７内にピン１０８が嵌合する。
【００７０】
次に、図２２で示すように、雌ネジ孔１１１を介して、円周溝１０５に対して折れ止め部材１０をネジ止めする。
その後、カバー部材７３を、挿入部６の先端から内部に軟性部１３を挿通させながら、軟性部１３の後端方向へ移動させる。
【００７１】
図２３で示すように、カバー部材７３は弾性変形させながら支持部材５８の上に被覆する。このとき、カバー部材７３の後端側の突出部は、硬度調整ノブ３４の先端部内周に接するようになる。
【００７２】
（修理を行う際の作用・効果）
修理作業を行う際には、まず折れ止め部材１０を取り付け位置より先端側へずらす必要がある。以下にその手順を示す。最初に、ゴム製のカバー部材７３を外側へ向けて広げるように変形させながら先端側へずらして、ネジ１０６の頭部を露出させる。そして、ネジ１０６を取り外す。この後に、図８に示すように、外へ露出した雌ネジ孔１１１の開口にエアガン１１２の先端ノズルを差し込み、空気を注入する。すると、雌ネジ孔１１１を通じて注入された空気は通気孔としての雌ネジ孔１１１→溝１０５→溝１１３→内部空間１１４の順に流れ込む。
【００７３】
折れ止め部材１０の後端側はＯリング１０４によって仕切られているため、空気を連続して注入すると、内部空間１１４の内部圧力が高まり、それによって軟性部１３と圧接しているゴム部材１１０が外径方向にめくれ上がって、そこから空気が外部へ漏れるようになる。
【００７４】
ゴム部材１１０がめくれ上がった状態で、図９で示すように、軟性部１３の外径より僅かに大きい内径と十分薄い肉厚を有するパイプ材（円筒管）１１５を軟性部１３の先端側から挿入し、ゴム部材１１０と軟性部１３との間に差し込むようにする。そして、折れ止め部材１０の全体を先端側にずらすと、切り欠き部１０７からピン１０８が外れるので、折れ止め部材１０は中心軸まわりに回転が可能な状態になる。
【００７５】
このように空気を注入することにより折れ止め部材１０のゴム部材１１０と軟性部１３の間にパイプ材１１５を挿入する作業がスムーズに行えるため、作業に熟練していなくとも、折れ止め部材１０を破損させることがない。パイプ材１１５を挿入した後は折れ止め部材１０のゴム部材１１０と軟性部１３との間の摩擦力を大幅に軽減できるために、折れ止め部材１０を取り外すのが非常に容易である。従って、修理時の作業性が飛躍的に向上する。
【００７６】
また、内部空間１１４に対して加えられた空気は、他の部分から漏れることなく、その内部空間１１４を加圧するので、軟性部１３とゴム部材１１０の圧接部に十分な隙間を生じさせることが可能である。また、雌ネジ孔１１１、ネジ１０６の部分は通常、ゴム製のカバー部材７３で覆われているので、汚れが溜まることがなく、洗滌・消毒性において優れている。
【００７７】
（使用上の作用・効果）
上記内視鏡２において、硬度調整ノブ３４を回転操作すると、カム筒体５１も回転するので、ピン５４がカム溝５２ａ，５２ｂ内を移動し、牽引部材４６が後方へ移動する。このようにして牽引部材４６が少し動くと、ワイヤストッパ４５に当り、さらに牽引部材４６が後方に移動することで、ワイヤ３５を牽引し、コイル３６に圧縮力を加え、コイル３６を硬質化する。これによって軟性部１３を硬質化することができる。
【００７８】
一方、硬度調整操作を行おうとする場合において、硬度調整ノブ３４と間違えて、折れ止め部材１０を握って操作することも考えられるが、誤って折れ止め部材１０を捻じった際にはその回転操作力が、支持部材５８に加わり、この全ての回転力がピン１０８によって円筒管４３に伝達されるので、その回転力が接続部に伝わらない。挿入部６の軟性部１３と操作部７の接続部を締結するナット４４が緩むことがなくなるので、挿入部６と操作部７との接続が外れることがない。
【００７９】
また、支持部材５８は後端口金４１に対してネジ（ビス）１０６によっても固定されるが、ネジ１０６は全周にわたる溝１０５に対して止めるだけなので、中心軸方向への力は受け止めることはできても中心軸まわりの回転力は受けない。このため、このネジ１０６を介して後端口金４１には回転力が伝達させず、折れ止め部材１０に加わった中心軸まわりの回転力は円筒管４３にのみ伝達されることになる。従って、折れ止め部材１０と軟性部１３との接触部において、強いせん断力が生じて、軟性部１３の外表面や折れ止め部材１０の先端部が破損してしまうようなことがない。
【００８０】
また、図６で示した構成のものの場合でも同様であり、折れ止め部材１０を捻じると、折れ止め部材１０に加わった中心軸まわりの回転力は円筒管４３にのみ伝達される。さらに、この図６で示したものでは図２で示したもののように、折れ止め部材１０を固定するために複数のピンを設ける必要がないため、組み立て性が良いという長所がある。また、組み立て時の原価低減につながるという効果がある。
【００８１】
なお、図２で示したように、軟性部１３と操作部７の接続構造にあっては、軟性部１３と操作部７との上下左右方向の位置合わせがナット４４を緩めるだけで行えるため、その位置合わせ作業が容易であり、この方式のものは多くの種類の内視鏡で採用する上での大きなメリットとなる。
【００８２】
（硬度調整ノブの把持操作上の作用・効果）
図２及び図１０（Ａ）で示した実施形態のものではその外周の後端側が先端側と比較して太く形成されているため、その硬度調整ノブ３４が握り易い。また、外径を大きくしている部分が、硬度調整ノブ３４の後端側に位置しており、折れ止め部材１０から離れているので、折れ止め部材１０を誤って把持することが少なくなる。
【００８３】
図１０（Ｂ），（Ｃ），（Ｅ），（Ｆ）で示す実施形態のものでは硬度調整ノブ３４の外周に凹凸を設けているため、その硬度調整ノブ３４を把持した場合と、折れ止め部材１０を握った場合とでは、その触感に明らかな違いがある。従って、誤操作を回避できる。
【００８４】
図１０（Ｇ）で示す実施形態のものでは図１０（Ｈ）に示すように硬度調整ノブ３４を把持するが、この際、小指に硬度調整ノブ３４の鍔１２２の突出部分の側壁面に当るので、やはり折れ止め部材１０を握った際の触感とは明確な差があり、誤操作を回避できる。また、鍔１２２の突出部分が滑り防止用の指当て機能が得られる。さらに硬度調整ノブ３４を把持している手は腕の自重により下方に滑りやすいため、常にグリップをある一定以上の握力で把持する必要があり、検査疲労につながっていたが、図１０（Ｇ）の構成のものでは、図１０（Ｈ）に示すように、突出部が手を支えてくれるので、軽く把持しても手が下方に滑ることがなく、検査疲労の軽減につながるという効果がある。
【００８５】
図１０（Ｄ）の構成のものではその突起または溝の位置によって、目で確認せずとも今どの位置まで硬度調整ノブ３４を回したかを触感にて確認できるという効果がある。
【００８６】
図６で示したような構成のものではその組み立て上、ピン１５２の位置を硬度調整ノブ３４より先端側にずらす必要があり、そのため、円筒管４３の長さもそれに合わせて先端側に延出させる必要がある。その結果、円筒管４３が軸方向に長くなり、操作部７の大型化につながるという問題がある。
しかし、図２で示した構成のものであれば、ピン１０８は硬度調整ノブ３４の下に埋設可能なので、円筒管４３をそれほど長くする必要がなく、操作部７の小型化につながる。
【００８９】
＜付記＞
［付記項１］軟性部と、
上記軟性部の後端部近傍の外周を覆い、先端部内面が上記軟性部の外表面に密着する少なくとも一部が柔軟性樹脂で形成されている折れ止め部材と、
上記軟性部と折れ止め部材とで挟まれた内部空間と、
上記内部空間に連通する少なくとも一つの通気孔と、
を有することを特徴とする内視鏡。
【００９０】
［付記項２］付記項１において、通気孔が着脱自在の弾性部材で被覆されていることを特徴とする内視鏡。
【００９１】
［付記項３］付記項１において、内部空間は通気孔と先端部内面以外の部分では気密的に形成されていることを特徴とする内視鏡。
【００９２】
［付記項４］軟性部の後端部近傍の外周を覆い少なくとも一部が上記軟性部の外表面と接触する柔軟性樹脂で形成されている折れ止め部材と、
上記折れ止め部材近傍に設けられ回転操作を行う操作ノブと、
を有する内視鏡において、
上記操作ノブの少なくとも一部の外径を他の部分の外径より大きくしたことを特徴とする内視鏡。
【００９３】
［付記項５］付記項４において、操作ノブの先端側の外径を大きくしたことを特徴とする内視鏡。
［付記項６］付記項４において、操作ノブの後端側の外径を大きくしたことを特徴とする内視鏡。
【００９４】
［付記項７］軟性部の後端部近傍の外周を覆い少なくとも一部が上記軟性部の外表面と接触する柔軟性樹脂で形成されている折れ止め部材と、
上記折れ止め部材近傍に設けられ回転操作を行う操作ノブと、
を有する内視鏡において、
上記操作ノブの外表面の少なくとも一部において、滑り止めを設けたことを特徴とする内視鏡。
【００９５】
［付記項８］付記項７において、滑り止めは操作ノブ周上の一部に設けられていることを特徴とする内視鏡。
（付記項１の効果）折れ止め部材の取り外しが容易であるため、修理作業が容易である。
【００９６】
（付記項２の効果）付記項１の効果に加えて通気孔に汚れがたまらないので、洗滌・消毒性に優れている。
【００９７】
（付記項３の効果）付記項１の効果に加えて、通気孔から内部空間へ十分加圧できるので、折れ止め部材と軟性部との間に十分な隙間を生じさせることができ、折れ止め部材の取り外し作業がさらに容易になる。
【００９８】
（付記項４の効果）折れ止め部材より操作ノブが把持しやすいので、誤って折れ止め部材を握って回転させてしまうことが少なくなり、軟性部や折れ止め部材の破損の恐れが少ない。
【００９９】
（付記項５の効果）付記項４の効果に加えて、操作ノブの外径の大きい部分が操作ノブを把持する手を支えてくれるので、軽く把持しても手が下方に滑ることがなく、検査疲労の軽減につながる。
【０１００】
（付記項６の効果）付記項４の効果に加えて、操作ノブの外径の大きい部分が折れ止め部材から離れているので、より折れ止め部材を誤って把持することが少なくなる。
【０１０１】
（付記項７の効果）付記項２の効果に加えて、操作ノブを操作する時にノブが滑りにくいので、操作性の向上につながる。
【０１０２】
（付記項８の効果）付記項７の効果に加えて、滑り止めの位置によって、目で確認せずとも今どの位置まで操作ノブを回転したか触感にて確認できる。
【０１０３】
［付記項１〜３の従来技術とその課題］
図２４に示すように、従来の内視鏡において、折れ止め部材１５２のゴム部材１５３の先端側端部は軟性部１４５の外表面に対して比較的強く密着している。
このため、折れ止め部材１５２を外すため、折れ止め部材１５２を回転させると、折れ止め部材１５２のゴム部材１５３と軟性部１４５との接触部分の摩擦抵抗が大きいため、軟性部１４５や折れ止め部材１５２等が破損してしまう虞がある。
【０１０４】
そこで、従来では、折れ止め部材１５２のゴム部材１５３と軟性部１４５との接合部分にドライバー等を差し込んで隙間を空け、その隙間に円筒を差し込み、その円筒の外周にゴム部材１５３を載せて、折れ止め部材１５２がスムーズに回転するようにして折れ止め部材１５２を取り外すようにしていた。
【０１０５】
しかしながら、折れ止め部材１５２のゴム部材１５３と軟性部１４５との接合部分にドライバー等を差し込んで、その間に隙間を空けようとしても、一度の差し込み操作では周方向の一部にしか隙間が作れないので、接合部の全周にわたりその間に円筒を挿入するのはかなり困難な作業であった。そのため、未熟な作業者が行うと、折れ止め部材を破損してしまう虞があった。
【０１０６】
そこで、付記項１〜３のものは上記事情に鑑みてなされたものであり、折れ止め部材の取り外しが容易な内視鏡を提供することを目的とする。
【０１０７】
［付記項４〜８の従来技術とその課題］
特願平１０−１７４７号の未公開出願のものには、内視鏡の軟性部の硬度を調整可能な硬度調整手段を設けた構成が示されている。これによると、操作部に設けた硬度調整ノブを操作することにより、軟性部の硬度を変化させることができる。
しかし、硬度調整ノブは折れ止め部材の近傍に設けられているため、折れ止め部材も誤って掴んで、折れ止め部材に回転力を加えてしまうことがある。折れ止め部材の取付け構造が前述した図２４で示すようなものでは折れ止め部材に回転力が加わると、その折れ止め部材が中心軸まわりで回転してしまうため、発明の解決しようとする課題の欄で述べたと同様の問題があった。
【０１０８】
これは、何も軟性部の硬度を変化させる内視鏡に限ったことではなく、折れ止め部材の近傍に、その中心軸まわりに回転する操作ノブを有する内視鏡に共通した問題であり、たとえば光学ズームを調整するための操作ノブを折れ止め部材の近傍に設けた場合も同様の問題がある。
【０１０９】
付記項４〜８のものは上記事情に鑑みてなされたものであり、折れ止め部材を誤って握って操作することを防止する内視鏡を提供することを目的とする。
【０１１０】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１の発明によれば、折れ止め部材を誤って捻じっても、軟性部や折れ止め部材の破損の恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態に係る内視鏡装置の概略を示す構成図。
【図２】第１実施形態に係る内視鏡における挿入部の軟性部と操作部にわたる部分の詳細を構成を示す縦断図。
【図３】（Ａ）は図２のＡ−Ａ線に沿う部分の断面図、（Ｂ）は図２のＢ−Ｂ線に沿う部分の断面図、（Ｃ）は図２のＣ−Ｃ線に沿う部分の断面図．
【図４】図２のＤ−Ｄ線に沿う部分の断面図。
【図５】上記内視鏡における折れ止め部材の支持部材と円筒管との接続状態を示す説明図。
【図６】上記内視鏡における折れ止め部材を円筒管に対して直接にネジ止めした状態を示す説明図。
【図７】上記内視鏡におけるカム筒体の詳細説明図。
【図８】上記内視鏡における折れ止め部材を取り外す際の作業方法を示す説明図。
【図９】上記内視鏡における折れ止め部材を取り外す際の作業方法を示す説明図。
【図１０】（Ａ）〜（Ｈ）は硬度調整ノブの他の例を示す説明図。
【図１１】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１２】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１３】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１４】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１５】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１６】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１７】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１８】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図１９】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図２０】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図２１】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図２２】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図２３】上記内視鏡の組み立て手順の説明図。
【図２４】一般的な内視鏡の軟性部と操作部との接続部の縦断面図。
【符号の説明】
１…内視鏡装置、２…内視鏡、６…挿入部、７…操作部、１１…先端部、
１２…湾曲部、１３…軟性部、１０…折れ止め部材、３７…軟性管、
４１…後端口金、４３…円筒管、５８…支持部材、１０９…フランジ、
１１０…ゴム部材。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope in which a bending prevention member is attached to a connecting portion in order to prevent the bending of the flexible portion at a portion where the flexible portion of the insertion portion is connected to the operation portion.
[0002]
[Prior art]
In general, an endoscope is provided with a bend preventing member attached to the connecting portion in order to prevent the flexible portion from being bent at a portion where the flexible portion of the insertion portion is connected to the operation portion. The bend-preventing member is a cylindrical member formed of a flexible member such as silicon rubber, and the soft portion is broken when it suddenly bends by giving resistance when the soft portion bends. It comes to prevent.
[0003]
A connecting portion between the flexible portion and the operation portion of a general endoscope is configured as shown in FIG. That is, the cylindrical tube 143 is fixed inside the exterior member 142 of the operation unit 141. A flange portion 144 protruding inward is integrally formed at the tip of the cylindrical tube 143. On the other hand, a cylindrical rear end cap 146 is provided at the rear end portion of the soft portion 145.
[0004]
A flange portion 147 projecting outward is integrally provided at the rear end of the rear end cap 146, and the flange portion 147 is in contact with the end wall of the flange portion 144. Further, a male screw 148 is formed on the outer peripheral surface of the rear end cap 146 so as to be located slightly on the front end side with respect to the flange portion 147 on the cylindrical tube 143 side. A nut 149, which is a ring-shaped member having a female thread cut, is screwed onto the male thread 148. By screwing the nut 149 into the male screw 148, the nut 149 is abutted against the flange portion 144, and the flange portion 144 is tightened between the flange portion 147 of the rear end cap 146, thereby softening the cylindrical tube 143. The rear end cap 146 of the portion 145 is attached and fixed without looseness.
[0005]
On the other hand, the bend preventing member 152 is a cylindrical rubber member 153 that covers the outer periphery of the rear end portion of the soft portion 145, and a cylindrical metal member that is integrally provided on the inner peripheral portion of the rear end of the rubber member 153. A certain support member 154 is provided. A female screw 155 is formed on the inner surface of the rear end portion of the support member 154. The folding member 152 is screwed and fixed to the cylindrical tube 143 of the operation unit 141 by screwing the female screw 155 into a male screw 151 formed on the outer periphery of the cylindrical tube 143. In addition, the inner surface of the end portion of the rubber member 153 of the anti-bending member 152 is relatively tightly adhered to the outer surface of the soft portion 145.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described conventional structure, when a rotational force about the shaft center is applied in one direction with respect to the folding preventing member 152, the connection of the folding preventing member 152 is loosened. At this time, a strong shearing force is generated at the portion where the rubber member 153 and the soft portion 145 on the distal end side of the folding preventing member 152 are in close contact with each other, and the outer surface of the flexible portion 145 and the distal end portion of the folding preventing member 152 are damaged. There was a fear that it would end up.
[0007]
Especially in colonoscopy, the soft part of the insertion part is gripped and the twisting operation is performed quite frequently, and at this time, the folding member is often gripped by mistake and twisting is frequently performed. The problem was easy to occur.
[0008]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an endoscope that does not cause damage to a soft part or a bend preventing member even if the bend preventing member is twisted by mistake. .
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 is an endoscope including an insertion portion, an operation portion for an operator to hold, a tube member whose rear end portion is connected to a frame body in the operation portion, and the insertion portion And has a structure capable of adjusting flexibility, and is connected to the distal end side of the tube member via a base, and covers an outer periphery in the vicinity of the rear end portion of the flexible portion, and at least a part thereof A folding member having an inner surface that contacts the outer surface of the soft part, and a mechanism for locking the folding member to the tube member so that the folding member does not rotate around the longitudinal axis of the insertion part. An operator adjusts the flexibility of the soft portion provided on the outer side of the tube member so as to cover the stop portion and the locking portion so as to be rotatable around the longitudinal axis of the insertion portion. And an hardness adjustment knob.
[0010]
The invention according to claim 2 further includes a circumferential groove formed on an outer periphery of the base along a circumferential direction of the base, and an engaging portion that is provided in the folding preventing member and engages with the circumferential groove. The endoscope according to claim 1, further comprising:
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0013]
(Constitution)
As shown in FIG. 1, an endoscope apparatus 1 includes an electronic endoscope 2 incorporating an imaging unit, a light source device 3 that supplies illumination light to the endoscope 2, and the endoscope 2. The image processing apparatus includes a signal processing device 4 that performs signal processing on the output imaging signal, and a color monitor 5 that displays an image on a screen using a video signal output from the signal processing device 4.
[0014]
The endoscope 2 includes an elongated insertion portion 6, a large-diameter operation portion 7 connected to the rear end of the insertion portion 6, and a universal cable 8 extending from a side surface portion of the operation portion 7. A connector 9 that can be detachably connected to the light source device 3 is provided at the extended tip of the universal cable 8.
[0015]
The insertion portion 6 includes a rigid distal end portion 11 from the distal end side, a bendable tubular curved portion 12 coupled to the rear end of the distal end portion 11, and a long length coupled to the rear end of the curved portion 12. It consists of a flexible tubular portion 13 having flexibility, and the front end of the operation portion 7 is connected to the rear end of the flexible portion 13. Further, a bend preventing member 10 to be described later is fitted on the outer periphery of the rear end portion of the soft portion 13, and the bend preventing member 10 is attached to a connecting portion between the soft portion 13 and the operation portion 7.
[0016]
In the endoscopic view 2, a light guide 14 including a fiber bundle having flexibility and a function of transmitting illumination light is inserted through the insertion portion 6, the operation portion 7, and the universal cable 8. One end of the light guide 14 is connected to a light guide connector portion 15 fixed so as to protrude from the connector 9, and the other end of the light guide 14 is connected to the illumination window of the tip portion 11. Then, by connecting the connector 9 to the light source device 3, the light guide connector portion 15 faces the lamp 16 in the light source device 3, and the illumination light of the lamp 16 is condensed by the lens 17, and the light guide connector portion. The light is incident on the 15 incident end faces.
[0017]
The illumination light transmitted by the light guide 14 is emitted forward from the illumination window of the distal end portion 11 and illuminates a subject such as an affected area. When an object is illuminated, a charge coupled device (hereinafter abbreviated as CCD) is provided as an imaging device having a function of performing photoelectric conversion by an objective lens 18 attached to an observation window provided at the distal end portion 11 adjacent to the illumination window. The optical image is formed on 19 light receiving surfaces. The CCD 19 converts the optical image into an electric signal.
[0018]
One end of a signal cable 21 is connected to the CCD 19. The signal cable 21 is inserted through the insertion portion 6, the operation portion 7, and the universal cable 8, and the rear end thereof is connected to an electrical connector 22 provided on the connector 9. An external cable 23 is connected to the electrical connector 22, and the external cable 23 is connected to the signal processing device 4. Then, the CCD drive signal generated by the drive circuit 24 of the signal processing device 4 is applied to the CCD 19, whereby the imaging signals photoelectrically converted by the CCD 19 are sequentially read out. This image pickup signal is input to a signal processing circuit 25 in the signal processing device 4 and converted into a standard video signal. This video signal is input to the color monitor 5, and the image formed on the CCD 19 is displayed in color in the display area 5a of the endoscope observation image.
[0019]
In the insertion portion 6, the bending portion 12 provided adjacent to the distal end portion 11 is configured so that a large number of ring-shaped bending pieces 26 rotate with each other with rivets or the like at positions corresponding to the vertical and left and right adjacent bending pieces 26. It is configured to be movably connected. The distal end of the bending wire 27 is fixed to the most advanced bending piece 26 or the distal end portion 11, and the rear end of the bending wire 27 is connected to the sprocket 28 in the operation portion 7. A bending operation knob 29 for performing a bending operation is attached to the shaft of the sprocket 28. For the sake of simplicity, FIG. 1 shows an outline of the bending mechanism only in the vertical and horizontal directions.
[0020]
Then, by rotating the bending operation knob 29, one of the pair of bending wires 27 arranged along the vertical direction or the left-right direction is pulled, and when the other is relaxed, the pulled bending wire 27 is moved to the side. The bending portion 12 can be bent.
[0021]
A grip portion 31 is formed on the operation portion 7 so as to be located in front of the position where the bending operation knob 29 is provided. The surgeon grips the grip portion 31 and operates the bending operation knob 29 and the like with a finger such as a thumb that is not used for gripping with the gripped one hand.
[0022]
A treatment instrument insertion port 32 is provided at a front end side portion from the grip portion 31, and a distal end portion is inserted through a treatment tool channel 33 (see FIG. 3) by inserting the treatment tool from the treatment tool insertion port 32. The distal end of the treatment tool protrudes from the 11 channel outlets so that treatment such as polyp excision can be performed.
[0023]
Further, in the present embodiment, for example, a cylindrical hardness adjustment knob 34 for performing a hardness adjustment operation is provided at the front end portion of the operation portion 7 adjacent to the anti-bending member 10, and the hardness adjustment knob 34 is centered on the axis. The hardness changing wire (hereinafter simply abbreviated as “wire”) 35 and the hardness changing coil (hereinafter simply referred to as “coil”) constituting the hardness varying means disposed in the flexible portion 13 of the insertion portion 6 by rotating the needle 6 into the flexible portion 13. Abbreviated) 36 constitutes a hardness adjusting mechanism capable of changing the hardness of the flexible portion 13.
[0024]
FIG. 2 shows a more specific structure of the insertion portion 6 and the operation portion 7 of the endoscope 2. The flexible tube 37 that forms the outer skin of the flexible portion 13 is provided with the coil 36 and a wire 35 that is inserted into the coil 36 and transmits a force when the hardness adjusting knob 34 is operated. . The coil 36 is formed by a coil in a state of close winding or close winding. The tip of the coil 36 is firmly fixed to the wire 35 inserted into the coil 36 by brazing or the like. In addition, the tip of the wire extension portion 30 that extends from the tip of the coil 36 and forms the coil rotation restricting member is brazed to a rigid and ring-shaped connecting tube 38 that connects the bending portion 12 and the flexible portion 13. It is firmly fixed with.
[0025]
The connecting pipe 38 that connects the bending portion 12 and the flexible portion 13 is fixed to the rearmost bending piece 26, but the rearmost bending piece 26 is configured to be a dual-purpose type that also functions as the connecting pipe 38. You may do it. The bending piece 26 including the connection pipe 38 is covered with an elastic skin 39 such as a rubber tube.
[0026]
As described above, in the present embodiment, the coil 36 is fixed to the connecting pipe 38 by fixing the tip end portion of the coil 36 to the connecting tube 38 through the wire extending portion 30 having a torsional rigidity that is stronger (larger) than the torsional rigidity in the natural state. It has a function of stopping or restricting the rotation of the rotation. The wire extension part 30 has flexible elasticity with respect to bending, and has moderate elasticity with respect to twisting.
[0027]
The proximal end of the coil 36 abuts on the coil stopper 40 disposed inside the front end of the operation unit 7 and is fixed to the coil stopper 40 with wax, solder, adhesive, or the like, and moves backward from this position. And rotation are regulated (blocked). Further, the wire 35 inserted into the coil 36 passes through the hole of the coil stopper 40 and extends rearward. The wire 35 is movable in the axial direction with respect to the coil 36. It should be noted that the coil 36 is not in a state of being largely rotated.
[0028]
The coil stopper 40 is screwed and fixed to a rear end cap 41 as a connecting pipe provided for connecting and fixing the rear end of the flexible portion 13 to the operation portion 7 with screws 42. The rear end cap 41 is fixed using a nut 44 in the vicinity of the front end of the cylindrical tube 43 disposed on the outer periphery thereof.
[0029]
On the other hand, a ring-shaped wire stopper 45 is firmly fixed to the end of the wire 35 on the hand side, that is, the rear end by brazing or the like. A pulling member 46 that can move in the front-rear direction is disposed between the coil stopper 40 and the wire stopper 45, and the pulling member 46 is fixed to a C-shaped moving ring 47. The moving ring 47 is provided with a notch 125 (see FIG. 12).
[0030]
Further, as shown in FIG. 3B, the pulling member 46 has a groove (hole) 48 that penetrates forward and backward, and the wire 35 passes through the groove 48. That is, as shown in FIG. 3B, the groove 48 is formed long in the radial direction. The pulling member 46 is fixedly attached to the inner peripheral wall of a circular moving ring 47 with screws 49.
[0031]
The moving ring 47 is fitted on the inner surface of the cylindrical tube 43, and is attached so as to be slidable on the inner surface and movable in the axial direction (front-rear direction). When the pulling member 46 moves rearward together with the moving ring 47, the pulling member 46 shown in FIG. 2 hits the wire stopper 45, and the wire 35 together with the wire stopper 45 is operated by moving the pulling member 46 further rearward. Can also be moved backward.
[0032]
In a state where the wire stopper 45 is not moved rearward, the coil 36 whose movement toward the rear side is restricted by the coil stopper 40 is in the most flexible state, that is, in the soft state having the lowest bending hardness. On the other hand, when the coil stopper 40 is moved rearward and the wire 35 is also moved rearward at the same time, the rear end of the coil 36 hits the coil stopper 40, and the compression force that relatively presses the coil 36 forward. Works. That is, a compressive force is applied to the coil 36 by applying a force that moves the rear end of the wire 35 to the rear side, and this compressive force reduces the flexibility of the coil 36 having elasticity, that is, a hardness that is difficult to bend ( More precisely, it can be set to a hard state with a high hardness against bending. In this case, the magnitude of the compressive force applied to the coil 36 is changed in accordance with the rearward movement amount of the wire stopper 45, and accordingly, the flexibility magnitude (hardness magnitude) of the coil 36 is appropriately changed. be able to.
[0033]
On the other hand, a cam cylinder 51 shown in FIGS. 2 and 7 is fitted on the outside of the cylindrical tube 43. This cam cylinder 51 is provided with cam grooves 52a and 52b in a spiral manner in two opposite positions of the cylindrical portion. The cam cylinder 51 is a two-row cam, and the cam groove 52a and the cam groove 52b have the same shape, and are symmetrical so that the other overlaps a position rotated by 180 degrees with respect to the axis of the cam cylinder 51. Each is provided in a position. The cam grooves 52a and 52b have a smooth spiral shape.
[0034]
The cylindrical tube 43 is provided with a long hole 53 along its longitudinal direction. The moving ring 47 is provided with two pins 54 that move together with the moving ring 47. Each pin 54 is disposed so as to penetrate through the corresponding cam groove 52a, 52b and the long hole 53 located inside thereof, and is fixed to the innermost moving ring 47 with a screw portion 54a. The long hole 53 is set to a length that covers the rear end of the wire 35 or the movement range of the wire stopper 45.
[0035]
Further, as shown in FIG. 3C, a cylindrical hardness adjustment knob 34 is assembled on the outer periphery of the cam cylinder 51. A plurality of keys 71 projecting outward are provided on the outer periphery of the rear end of the cam cylinder 51, and key grooves that engage with corresponding ones of the keys 71 on the inner periphery of the rear end of the hardness adjusting knob 34, respectively. 72 is formed. Therefore, when the hardness adjustment knob 34 rotates about the axis, the cam cylinder 51 also rotates through the key 71 and the key groove 72.
[0036]
There is no key groove on the contact surface of the hardness adjusting knob 34 with a regulating member 74 described later, and the cross-sectional shape of the portion is formed to be a smooth circle. The outer diameter of the hardness adjustment knob 34 gradually increases from the front end side to a position on the hand side, and the rear end side is thicker than the front end side, and is formed in an outer peripheral shape that is easy to grip.
[0037]
Further, the outer shape of the hardness adjustment knob 34 is not limited to that of the above-described embodiment, and may be configured in another shape that is easy to grip. For example, as shown in FIG. 10A, the outer diameter of the constant width portion 116 on the rear end side of the hardness adjustment knob 34 is set to a large diameter having the same size, and the outer diameter of the remaining portion 117 is set to the same size. The thin diameter.
In addition, as shown in FIGS. 10B and 10C, a protrusion (protrusion) 118 or a groove (recess) 119 provided parallel to the longitudinal axis direction may be provided.
Further, as shown in FIG. 10D, a convex portion or a concave portion may be provided on a part of the outer periphery of the hardness adjustment knob 34.
Further, as shown in FIG. 10E, knurled eyes 120 are cut around the entire circumference, or a resin 121 having a high friction coefficient such as rubber is fitted on the outer circumference as shown in FIG. You may make it.
Further, as shown in FIG. 10G, the outer diameter of only the end edge portion may be increased to form the flange 122. In this case, as shown in FIG. 10 (H), it becomes the abutting portion of the hand gripped by the heel 122.
[0038]
The hardness adjustment knob 34 in the above-described embodiment has a symmetric shape with respect to the central axis, but may have an asymmetric shape. For example, you may make it the shape according to the shape of the hand to hold.
[0039]
On the other hand, as shown in FIG. 2, the front end of the hardness adjusting knob 34 abuts against an annular cover member 73, and movement to the front is restricted. The cover member 73 is made of an elastic member, for example, rubber. The cover member 73 is disposed so as to fit on the outer periphery of the support member 58 of the anti-bending member 10, and is interposed between the rubber member 110 of the anti-bending member 10 and the hardness adjustment knob 34. The outer peripheral region of the support member 58 that is positioned is covered. Therefore, a female screw hole 111 that also serves as a later-described vent hole formed in the support member 58 is covered with the cover member 73 and is normally not exposed to the outside.
[0040]
The rubber member 110 of the anti-bending member 10 is formed in a cylindrical shape, and the outer periphery thereof is formed in a tapered conical shape with a thin tip side. The rubber member 110 is in pressure contact with and in close contact with the outer peripheral surface of the rear end portion of the soft portion 13 of the insertion portion 6.
[0041]
The rear end portion of the rubber member 110 is fitted to the front end portion of the support member 58. Further, a plurality of flanges 109 projecting outward are provided on the outer periphery of the front end portion of the support member 58 to which the rear end side portion of the rubber member 110 is fitted, and the rubber member 110 is supported by the flange 109 by the flange 109. 58 is difficult to peel off. Further, on the inner side of the rubber member 110, a portion surrounded by the rubber member 110, the soft portion 13, the rear end cap 41, and the support member 58 on the rear end side with respect to the portion pressed against the outer periphery of the soft portion 13 An internal space 114 is formed.
[0042]
As shown in FIG. 2, a cylindrical contact member 57 is disposed on the outer periphery near the front end of the cylindrical tube 43, and the contact member 57 is interposed between the support member 58 and the cam cylinder 51. It is sandwiched and assembled. The contact member 57 is made of a resin having good slipperiness, such as polyacetal.
[0043]
A cylindrical regulating member 74 is provided on the outer periphery of the cylindrical tube 43 so as to be positioned on the rear end side of the cam cylinder 51. An O-ring 76 is press-fitted and attached to a groove 75 formed between the steps formed on the outer periphery of the rear end of the regulating member 74 and the inner periphery of the front end of the gripping cylinder 61. The water tightness between the regulating member 74 and the gripping part cylinder 61 is ensured by the O-ring 76.
[0044]
A groove 77 is also formed around the outer periphery of the intermediate portion of the regulating member 74, and an O-ring 78 is closely attached to the groove 77. The O-ring 78 is in pressure contact with the inner peripheral surface of the hardness adjusting knob 34 fitted on the outer periphery of the restricting member 74, ensuring water-tightness at this portion and rotating the hardness adjusting knob 34. A certain amount of frictional force is applied to the adjustment knob 34.
[0045]
The outer peripheral surface of the front end of the gripping cylinder 61 of the operation unit 7 is closely fitted in a slidable manner on the inner peripheral surface 64 formed by cutting out the rear end portion of the hardness adjusting knob 34. Further, the front end of the gripping portion cylinder 61 is close to a state in which it substantially abuts against the rear end of the regulating member 74.
[0046]
The hardness adjustment knob 34 is fitted between the cover member 73 and the gripping portion cylinder 61 on the outer periphery of the cam cylinder 51 or the regulating member 74 and is attached in a state where movement in the front-rear direction is regulated. ing. Further, the hardness adjusting knob 34 is rotatably arranged around the cylindrical tube 43 via the cam cylinder 51.
[0047]
Thus, the hardness adjustment knob 34 can be rotated around its axis, but the restricting member 74 is fixed to the cylindrical tube 43 with screws 79 so as not to rotate.
Further, an O-ring 62 is disposed between the inner peripheral surface of the front end portion of the hardness adjustment knob 34 and the outer peripheral surface of the support member 58 facing the inside thereof, ensuring water-tightness at that portion, and the hardness adjustment knob 34. Since the O-ring 62 is in pressure contact with the inner peripheral surface, when the hardness adjustment knob 34 is rotated, a certain degree of frictional force is applied to the hardness adjustment knob 34.
[0048]
The cylindrical tube 43 is connected at its rear end to a frame (not shown) to which the bending operation mechanism and the like of the operation unit 7 are attached by a screw (not shown). The cylindrical tube 43 is attached so as not to rotate even if the hardness adjustment knob 34 side is rotated.
[0049]
As shown in FIG. 2, a flange portion 101 protruding inward is integrally provided on the inner peripheral surface of the tip of the cylindrical tube 43. A flange portion 102 that projects outward is integrally provided on the outer periphery of the rear end of the rear end base 41. The end wall surfaces of the flange portion 101 and the flange portion 102 are in contact with each other from the axial direction. Further, on the outer peripheral surface of the rear end base 41, a male screw 103 is formed on the outer peripheral surface located slightly on the front end side with respect to the flange portion 102, and a female screw is cut on the inner peripheral surface of the male screw 103. A nut 44, which is a ring-shaped member, is screwed together, the nut 44 is abutted against the flange portion 101, and the flange portion 101 is fastened and fixed between the flange portion 102 of the rear end cap 41.
[0050]
That is, the rear end cap 41 is fixedly attached to the cylindrical tube 43 without looseness by sandwiching the flange portion 101 between the flange portion 102 and the nut 44 from both sides in the axial direction.
[0051]
On the outer peripheral surface of the rear end base 41, a groove 80 is formed in the outer peripheral surface portion located on the tip side of the male screw 103, and an O-ring 104 is provided in the groove 80. The O-ring 104 is in pressure contact with the inner peripheral surface of the support member 58 and maintains water tightness at this portion.
[0052]
Further, as shown in FIGS. 2 and 4, a groove 105 is formed on the outer surface of the rear end base 41 located on the front end side of the position where the O-ring 104 is provided. A plurality of female screw holes 111 are formed in the support member 58 so as to face the groove 105 and are arranged radially. A screw 106 is screwed into the female screw hole 111 of the support member 58, and a tip portion of the screw 106 is fitted in the groove 105. That is, the support member 58 is assembled to the rear end cap 41 by the screw 106. An engagement portion that restricts movement in the longitudinal direction with respect to the rear end portion of the flexible portion 13 by engagement of the groove 105 and the screw 106 and hardly restricts movement in the rotation direction is configured. Yes.
[0053]
The outer peripheral region of the support member 58 where the female screw hole 111 is exposed is covered with the cover member 73 described above.
Further, as shown in FIG. 2, a circumferential groove 105 facing the female screw hole 111 and an internal space 114 formed inside the rubber member 110 of the folding member 10 are formed on the outer peripheral surface of the rear end cap 41. A plurality of grooves 113 that communicate with each other are provided.
[0054]
As described above, the support member 58 is assembled to the rear end cap 41 by tightening the screw 106 in the groove 105 of the rear end cap 41. Thus, only the engaging means by the groove 105 and the screw 106 is used as the center. The movement in the axial direction can be restricted, but the rotation around the central axis cannot be sufficiently restricted. Therefore, the following engagement means is provided. That is, as shown in FIG. 5 in which the rear end side portion of the support member 58 is viewed from the side surface, the rear end side end portion of the support member 58 is provided with a notch portion 107 opened at the rear end, and the cylindrical tube 43 A pin 108 is attached to the outer peripheral surface portion of this, and the pin 108 is fitted into the notch portion 107 so as to be engaged therewith. Thereby, the movement part of the rotation direction of the bending prevention member 10 with respect to the operation part 7 is controlled, and the engaging part which does not control the movement to a longitudinal direction is comprised.
[0055]
As described above, in this embodiment, when connecting the cylindrical tube 43 and the bend preventing member 10, the movement in the rotational direction is restricted by the locking means by the pin 108, and the movement restriction in the central axis direction is by the screw 106. This is done by stopping means.
[0056]
The present invention is not limited to this embodiment. For example, as shown in FIG. 6, instead of the connecting means using the screw 106 and the pin 108, a circular hole 161 is provided on the support member 58. The pin 162 may be fitted and the pin 162 may be screwed and fixed to the cylindrical tube 43 so that the movement in both the rotation direction and the central axis direction can be restricted simultaneously by one fixing means.
[0057]
Various built-in objects are arranged in the insertion portion 6 of the endoscope 2 as shown in FIG. That is, four bending wires 27 arranged at positions corresponding to the top, bottom, left and right, two signal cables 21 arranged near the center, two light guides 14 arranged near the upper center, and a lower side Built-in treatment instrument channel 33 disposed on the left side, coil 36 and wire 35 disposed on the left side, air supply tube 69 for supplying air disposed adjacent thereto, water supply tube 70 for supplying water, etc. Has been. Also, various built-in objects are arranged in the operation unit 7 as shown in FIG.
[0058]
(Assembly method)
Next, a method for assembling the endoscope of the embodiment shown in FIG. 2 will be described. First, as shown in FIG. 11, the insertion unit 123 is assembled. That is, the rear end cap 41 is assembled integrally with the rear end of the soft portion 13, the O-ring 104 is assembled with the outer periphery of the soft portion 13, the hardness changing wire 35, the hardness changing coil 36, the coil stopper 40, and the wire stopper. 45 is assembled.
Various types of built-in objects are arranged inside the insertion unit 123, and they extend from the rear end of the insertion unit 123, but they are not shown for the sake of simplicity.
[0059]
Next, the moving ring 47 is arranged at the position shown in FIG. The moving ring 47 is a C-shaped cylindrical member, and is arranged at the position shown in FIG. 11 so as to guide a built-in object (not shown) from the notch 125 to the inside. That is, the moving ring 47 is fitted into the built-in object extending from the rear end of the insertion unit 123 from the side surface.
[0060]
Next, the pulling member 46 having an inverted U-shape and having a flange 126 that is in contact with the inner surface of the moving ring 47 on both sides of the bottom surface, and the hardness changing wire 35 is inserted into the inverted U-shaped groove 127. As shown in FIG. 12B, the screw 124 is fixed to the inner surface of the moving ring 47 by screws 124.
[0061]
Next, as shown in FIG. 13, the cylindrical tube 43 is moved from the distal end of the insertion portion 6 toward the rear end direction of the flexible portion 13 while the flexible portion 13 is inserted therein until the flange portion 101 abuts against the flange portion 102. .
[0062]
Further, as shown in FIG. 14, the nut 44 is moved from the distal end of the insertion portion 6 toward the rear end of the soft portion 13 while the soft portion 13 is inserted through the nut 44, and is screwed into the male screw 103. At this time, the nut 44 is screwed relatively loosely.
[0063]
Next, as shown in FIG. 15, the cylindrical tube 43 is screwed and fixed to the support member 128 that is fixed to the operation portion 7 and extends from the tip portion thereof.
[0064]
Subsequently, as shown in FIG. 16, the nut 44 is firmly tightened while matching the vertical and horizontal directions of the flexible portion 13 with the vertical and horizontal directions of the operation portion.
[0065]
Next, as shown in FIGS. 16 and 17, the exterior member 129 of the operation unit 7 is moved toward the rear end of the soft part 13 while the soft part 13 is inserted from the distal end of the insertion part 6 into the inside. The exterior member 129 of the operation unit 7 is fixed at a fixed position by assembling the treatment instrument insertion port 32.
[0066]
Further, as shown in FIGS. 17 and 18, the regulating member 74 assembled with the groove 77 and the O-ring 76 is inserted through the flexible portion 13 from the tip to the inside, and the exterior of the operation portion is directed toward the rear end of the flexible portion 13. The member 129 moves until it hits the inner end surface on the front end side.
Thereafter, the regulating member 74 is fixed to the cylindrical tube 43 with screws.
[0067]
Next, as shown in FIGS. 18 and 19, the cam cylinder 51 is moved in the rear end direction of the soft portion 13 until it hits the regulating member 74 while the soft portion 13 is inserted from the distal end of the insertion portion 6 into the inside. . In this state, the pin 54 is engaged with the moving ring 47 through the cam groove 52 b and the long hole 53. Similarly, the moving ring 47 is engaged with the pin 54 through the cam groove 52 a and the long hole 53.
[0068]
Further, as shown in FIGS. 19 and 20, the contact member 57 is moved from the distal end of the insertion portion 6 to the inside of the flexible portion 13 until it abuts against the cam cylinder 51 in the rear end direction of the flexible portion 13. . Thereafter, the pin 108 is engaged with the cylindrical tube 43.
[0069]
Next, as shown in FIGS. 20 and 21, the hardness adjustment knob 34 is moved from the distal end of the insertion portion 6 to the inside while the flexible portion 13 is inserted into the rear end direction of the flexible portion 13 until it hits the key 71. . Then, the anti-bending member 10 to which the O-ring 62 is attached is moved from the distal end of the insertion portion 6 to the inside while the soft portion 13 is inserted therethrough in the rear end direction of the soft portion 13 until it hits the contact member 57. At this time, as shown in FIG. 5, the pin 108 is fitted into the notch 107.
[0070]
Next, as shown in FIG. 22, the folding preventing member 10 is screwed to the circumferential groove 105 through the female screw hole 111.
Thereafter, the cover member 73 is moved toward the rear end of the soft portion 13 while the soft portion 13 is inserted from the distal end of the insertion portion 6 into the inside.
[0071]
As shown in FIG. 23, the cover member 73 covers the support member 58 while being elastically deformed. At this time, the protrusion on the rear end side of the cover member 73 comes into contact with the inner periphery of the front end of the hardness adjustment knob 34.
[0072]
(Actions and effects when repairing)
When carrying out repair work, it is necessary to first shift the anti-bending member 10 from the attachment position to the tip side. The procedure is shown below. First, the rubber cover member 73 is displaced so as to spread outward and is shifted to the tip side to expose the head of the screw 106. Then, the screw 106 is removed. Thereafter, as shown in FIG. 8, the tip nozzle of the air gun 112 is inserted into the opening of the female screw hole 111 exposed to the outside, and air is injected. Then, the air injected through the female screw hole 111 flows in the order of the female screw hole 111 as the ventilation hole → the groove 105 → the groove 113 → the internal space 114.
[0073]
Since the rear end side of the anti-bending member 10 is partitioned by the O-ring 104, when air is continuously injected, the internal pressure of the internal space 114 increases, whereby the rubber member 110 in pressure contact with the soft portion 13 is formed. It turns up in the outer diameter direction, and air leaks out from there.
[0074]
With the rubber member 110 turned up, as shown in FIG. 9, a pipe material (cylindrical tube) 115 having an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the flexible portion 13 and a sufficiently thin wall thickness is formed from the distal end side of the flexible portion 13. It is inserted and inserted between the rubber member 110 and the soft part 13. Then, when the entire bend preventing member 10 is shifted to the front end side, the pin 108 is removed from the notch 107, so that the bend preventing member 10 can rotate around the central axis.
[0075]
By injecting air in this way, the operation of inserting the pipe material 115 between the rubber member 110 and the flexible portion 13 of the anti-folding member 10 can be performed smoothly. There is no damage. After the pipe member 115 is inserted, the frictional force between the rubber member 110 and the soft portion 13 of the anti-bending member 10 can be greatly reduced, so that it is very easy to remove the anti-bending member 10. Therefore, workability at the time of repair is dramatically improved.
[0076]
Further, the air applied to the internal space 114 pressurizes the internal space 114 without leaking from other parts, so that a sufficient gap can be generated in the pressure contact portion between the soft portion 13 and the rubber member 110. Is possible. Further, since the female screw hole 111 and the screw 106 are usually covered with a rubber cover member 73, dirt does not accumulate and the cleaning and disinfection are excellent.
[0077]
(Operation and effects in use)
In the endoscope 2, when the hardness adjustment knob 34 is rotated, the cam cylinder 51 also rotates, so that the pin 54 moves in the cam grooves 52a and 52b, and the traction member 46 moves rearward. When the pulling member 46 moves a little in this way, it hits the wire stopper 45, and the pulling member 46 further moves backward, pulling the wire 35, applying a compressive force to the coil 36, and hardening the coil 36. . Thereby, the soft part 13 can be hardened.
[0078]
On the other hand, when the hardness adjustment operation is to be performed, it is conceivable that the hardness adjustment knob 34 is mistaken for the gripping member 10 to be operated. However, when the folding member 10 is twisted by mistake, its rotation is rotated. The operating force is applied to the support member 58, and all the rotational force is transmitted to the cylindrical tube 43 by the pin 108, so that the rotational force is not transmitted to the connection portion. Since the nut 44 that fastens the connecting portion between the flexible portion 13 of the insertion portion 6 and the operation portion 7 is not loosened, the connection between the insertion portion 6 and the operation portion 7 is not disconnected.
[0079]
The support member 58 is also fixed to the rear end cap 41 with screws (screws) 106. However, since the screws 106 are only stopped against the groove 105 over the entire circumference, the force in the central axis direction cannot be received. Even if possible, it does not receive the rotational force around the central axis. For this reason, the rotational force is not transmitted to the rear end cap 41 via the screw 106, and the rotational force around the central axis applied to the anti-bending member 10 is transmitted only to the cylindrical tube 43. Therefore, a strong shearing force is not generated at the contact portion between the bend preventing member 10 and the soft portion 13, and the outer surface of the soft portion 13 and the tip end portion of the bend preventing member 10 are not damaged.
[0080]
The same applies to the case of the configuration shown in FIG. 6. When the anti-bending member 10 is twisted, the rotational force around the central axis applied to the anti-bending member 10 is transmitted only to the cylindrical tube 43. Further, the structure shown in FIG. 6 has the advantage that it is easy to assemble since it is not necessary to provide a plurality of pins for fixing the anti-bending member 10 as shown in FIG. In addition, there is an effect of reducing the cost at the time of assembly.
[0081]
As shown in FIG. 2, in the connection structure of the flexible portion 13 and the operation portion 7, since the vertical alignment of the flexible portion 13 and the operation portion 7 can be performed only by loosening the nut 44, The alignment work is easy, and this method is a great merit when used in many types of endoscopes.
[0082]
(Operation / effect of gripping operation of hardness adjustment knob)
In the embodiment shown in FIG. 2 and FIG. 10A, the rear end side of the outer periphery is formed thicker than the front end side, so that the hardness adjustment knob 34 is easy to grip. In addition, since the portion where the outer diameter is increased is located on the rear end side of the hardness adjusting knob 34 and is separated from the folding member 10, it is less likely that the folding member 10 is erroneously gripped.
[0083]
In the embodiment shown in FIGS. 10B, 10C, 10E, and 10F, the hardness adjustment knob 34 is provided with irregularities on its outer periphery. There is a clear difference in the tactile sensation when the stop member 10 is gripped. Therefore, erroneous operation can be avoided.
[0084]
In the embodiment shown in FIG. 10 (G), the hardness adjustment knob 34 is gripped as shown in FIG. 10 (H). At this time, the little finger hits the side wall surface of the protruding portion of the flange 122 of the hardness adjustment knob 34. Therefore, there is a clear difference from the tactile sensation when the folding member 10 is gripped, and an erroneous operation can be avoided. In addition, the protruding portion of the ridge 122 provides a finger contact function for preventing slipping. Furthermore, since the hand holding the hardness adjustment knob 34 is easily slid downward due to the weight of the arm, it is necessary to always hold the grip with a certain gripping force, which has led to inspection fatigue. As shown in FIG. 10 (H), the protrusion supports the hand as shown in FIG. 10 (H), so that even if it is lightly grasped, the hand does not slide downward, leading to a reduction in inspection fatigue. .
[0085]
In the structure of FIG. 10D, there is an effect that the position of the hardness adjustment knob 34 can be confirmed with a tactile sensation by the position of the protrusion or groove without confirming with eyes.
[0086]
In the structure as shown in FIG. 6, it is necessary to shift the position of the pin 152 to the tip side from the hardness adjustment knob 34 in the assembly, and therefore the length of the cylindrical tube 43 is extended to the tip side accordingly. There is a need. As a result, there is a problem that the cylindrical tube 43 becomes longer in the axial direction, leading to an increase in the size of the operation unit 7.
However, in the case of the configuration shown in FIG. 2, the pin 108 can be embedded under the hardness adjustment knob 34, so that it is not necessary to lengthen the cylindrical tube 43 so much, which leads to downsizing of the operation unit 7.
[0089]
<Appendix>
[Additional Item 1] a flexible part;
An anti-bending member that covers an outer periphery in the vicinity of the rear end portion of the soft portion, and that at least part of the inner surface of the front end portion is in close contact with the outer surface of the soft portion is formed of a flexible resin;
An internal space sandwiched between the soft part and the anti-bending member,
At least one vent hole communicating with the internal space;
The endoscope characterized by having.
[0090]
[Additional Item 2] The endoscope according to Additional Item 1, wherein the vent hole is covered with a detachable elastic member.
[0091]
[Additional Item 3] The endoscope according to Additional Item 1, wherein the internal space is hermetically formed in a portion other than the vent hole and the inner surface of the distal end portion.
[0092]
[Additional Item 4] An anti-bending member that is formed of a flexible resin that covers the outer periphery in the vicinity of the rear end portion of the soft portion and at least part of which is in contact with the outer surface of the soft portion;
An operation knob provided in the vicinity of the anti-bending member and performing a rotation operation;
In an endoscope having
An endoscope characterized in that an outer diameter of at least a part of the operation knob is made larger than an outer diameter of another part.
[0093]
[Additional Item 5] The endoscope according to Additional Item 4, wherein the outer diameter of the distal end side of the operation knob is increased.
[Additional Item 6] An endoscope according to Additional Item 4, wherein the outer diameter of the rear end side of the operation knob is increased.
[0094]
[Additional Item 7] An anti-bending member that is formed of a flexible resin that covers the outer periphery in the vicinity of the rear end portion of the soft portion and at least a part of which contacts the outer surface of the soft portion
An operation knob provided in the vicinity of the anti-bending member and performing a rotation operation;
In an endoscope having
An endoscope characterized in that a slip stopper is provided on at least a part of the outer surface of the operation knob.
[0095]
[Additional Item 8] The endoscope according to Additional Item 7, wherein the non-slip is provided on a part of the circumference of the operation knob.
(Effect of Supplementary Item 1) Since the anti-bending member is easy to remove, repair work is easy.
[0096]
(Effects of Supplementary Item 2) In addition to the effects of Supplementary Item 1, the ventilation holes are not contaminated, so that they are excellent in washing and disinfecting.
[0097]
(Effect of Supplementary Item 3) In addition to the effect of Supplementary Item 1, since sufficient pressure can be applied from the vent hole to the internal space, a sufficient gap can be generated between the folding member and the soft part, and the folding can be prevented. The member can be removed more easily.
[0098]
(Effect of Supplementary Item 4) Since the operation knob is easier to grip than the anti-folding member, it is less likely that the anti-folding member is accidentally grasped and rotated, and there is less risk of damage to the soft part or the anti-folding member.
[0099]
(Effect of Supplementary Item 5) In addition to the effect of Supplementary Item 4, the large-diameter portion of the operation knob supports the hand that holds the operation knob. , Leading to reduced inspection fatigue.
[0100]
(Effect of Supplementary Item 6) In addition to the effect of Supplementary Item 4, since the portion with the large outer diameter of the operation knob is separated from the folding member, the folding member is less likely to be gripped by mistake.
[0101]
(Effect of Supplementary Item 7) In addition to the effect of Supplementary Item 2, the knob is difficult to slide when the operation knob is operated, which leads to improvement in operability.
[0102]
(Effects of Supplementary Item 8) In addition to the effects of Supplementary Item 7, according to the position of the anti-slip, it can be confirmed by tactile sensation to which position the operation knob has been rotated without visually confirming it.
[0103]
[Prior Art and Issues of Additional Items 1-3]
As shown in FIG. 24, in the conventional endoscope, the end portion on the distal end side of the rubber member 153 of the anti-bending member 152 is relatively strongly adhered to the outer surface of the soft portion 145.
For this reason, when the anti-bending member 152 is rotated to remove the anti-bending member 152, the frictional resistance of the contact portion between the rubber member 153 and the soft part 145 of the anti-bending member 152 is large. There is a possibility that 152 etc. will be damaged.
[0104]
Therefore, conventionally, a screwdriver or the like is inserted into the joint portion between the rubber member 153 and the soft portion 145 of the anti-bending member 152 to create a gap, a cylinder is inserted into the gap, and the rubber member 153 is placed on the outer periphery of the cylinder. The folding preventing member 152 is removed so that the folding preventing member 152 rotates smoothly.
[0105]
However, even if a screwdriver or the like is inserted into the joint between the rubber member 153 and the flexible portion 145 of the anti-bending member 152 and a gap is made between them, a gap can be created only in a part in the circumferential direction by a single insertion operation. Therefore, it has been quite difficult to insert a cylinder between the entire circumference of the joint. For this reason, if an unskilled worker performs it, there is a possibility that the folding preventing member may be damaged.
[0106]
In view of the above circumstances, the additional items 1 to 3 have been made in view of the above circumstances, and an object of the present invention is to provide an endoscope in which the anti-bending member can be easily removed.
[0107]
[Prior Art of Additional Items 4 to 8 and Problems]
In the unpublished application of Japanese Patent Application No. 10-1747, there is shown a configuration provided with a hardness adjusting means capable of adjusting the hardness of the flexible portion of the endoscope. According to this, the hardness of a soft part can be changed by operating the hardness adjustment knob provided in the operation part.
However, since the hardness adjustment knob is provided in the vicinity of the bend preventing member, the bend preventing member may be grasped by mistake and a rotational force may be applied to the bend preventing member. In the case where the attachment structure of the anti-folding member is as shown in FIG. 24 described above, when a rotational force is applied to the anti-folding member, the anti-folding member rotates around the central axis. There were similar problems as described in the column.
[0108]
This is not limited to endoscopes that change the hardness of the soft part, but is a problem common to endoscopes having an operation knob that rotates around its central axis in the vicinity of the anti-bending member. For example, the same problem occurs when an operation knob for adjusting the optical zoom is provided in the vicinity of the folding member.
[0109]
Additional items 4 to 8 are made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide an endoscope that prevents the folding member from being gripped and operated by mistake.
[0110]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, even if the folding member is twisted by mistake, there is no risk of damage to the soft part or the folding member.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an outline of an endoscope apparatus according to a first embodiment.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing the details of the structure of the insertion portion in the endoscope according to the first embodiment that extends from the flexible portion to the operation portion.
3A is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 2, FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 2, and FIG. 3C is taken along line CC in FIG. Sectional view of the part along the line.
4 is a cross-sectional view of a portion along the line DD in FIG. 2;
FIG. 5 is an explanatory diagram illustrating a connection state between a support member of a folding prevention member and a cylindrical tube in the endoscope.
FIG. 6 is an explanatory view showing a state in which a folding preventing member in the endoscope is screwed directly to a cylindrical tube.
FIG. 7 is a detailed explanatory view of a cam cylinder in the endoscope.
FIG. 8 is an explanatory view showing a working method when removing the folding preventing member from the endoscope.
FIG. 9 is an explanatory view showing a working method when removing the folding preventing member from the endoscope.
FIGS. 10A to 10H are explanatory views showing other examples of the hardness adjustment knob. FIGS.
FIG. 11 is an explanatory diagram of an assembly procedure of the endoscope.
FIG. 12 is an explanatory diagram of the procedure for assembling the endoscope.
FIG. 13 is an explanatory diagram of an assembly procedure of the endoscope.
FIG. 14 is an explanatory diagram of an assembling procedure of the endoscope.
FIG. 15 is an explanatory diagram of an assembling procedure of the endoscope.
FIG. 16 is an explanatory diagram of an assembling procedure of the endoscope.
FIG. 17 is an explanatory diagram of an assembling procedure of the endoscope.
FIG. 18 is an explanatory diagram of a procedure for assembling the endoscope.
FIG. 19 is an explanatory diagram of an assembly procedure of the endoscope.
FIG. 20 is an explanatory diagram of the procedure for assembling the endoscope.
FIG. 21 is an explanatory diagram of the procedure for assembling the endoscope.
FIG. 22 is an explanatory diagram of the assembly procedure of the endoscope.
FIG. 23 is an explanatory diagram of the procedure for assembling the endoscope.
FIG. 24 is a longitudinal sectional view of a connecting portion between a flexible portion and a manipulation portion of a general endoscope.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Endoscope apparatus, 2 ... Endoscope, 6 ... Insertion part, 7 ... Operation part, 11 ... Tip part,
12 ... curved portion, 13 ... soft portion, 10 ... anti-bending member, 37 ... soft tube
41 ... rear end cap, 43 ... cylindrical tube, 58 ... support member, 109 ... flange,
110: Rubber member.

Claims

In an endoscope with an insertion part,
An operation unit for the operator to hold;
A tube member whose rear end portion is connected to the frame in the operation section;
A flexible part that constitutes the insertion part and has a structure capable of adjusting flexibility, and is connected to the distal end side of the pipe member via a base ,
A bend-preventing member that covers the outer periphery in the vicinity of the rear end portion of the soft portion and has an inner surface at least part of which is in contact with the outer surface of the soft portion;
A locking portion that locks the folding preventing member with respect to the tube member so that the folding preventing member does not rotate around the longitudinal axis of the insertion portion;
A hardness adjustment knob for adjusting the flexibility of the soft portion provided outside the tube member so as to cover the locking portion so as to be rotatable around the longitudinal axis of the insertion portion. When,
An endoscope characterized by comprising:

Furthermore, a circumferential groove formed on the outer periphery of the base along the circumferential direction of the base ;
An engagement portion provided on the anti-breaking member and engaged with the circumferential groove portion;
The endoscope according to claim 1, further comprising: