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JP3886748B2 - 復調装置、復調方法及び通信装置 - Google Patents

復調装置、復調方法及び通信装置 Download PDF

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースバンド信号を確実に復調することができる復調装置、復調方法及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばIMT−2000等の通信システムで用いられている符号分割多重(CDMA)通信では、複数の移動端末装置に異なる符号系列を割り当てることによって同じ帯域を共有することができるようになっている。
【0003】
直接拡散方式(DS:Direct Spreading)のCDMA通信では、例えば4相位相変調(QPSK:Quadri-Phase Shift Keying)等によるベースバンド信号に応じた一次変調成分を、チャネル毎に異なる拡散コード系列によって拡散する。この拡散に用いる拡散系列の数と拡散率、一時変調の多値数、スペクトル拡散された伝送信号の伝送速度から1チャネル当りの情報伝送速度が一意に決まる。
【0004】
拡散符号系列の数、拡散率及び変調多値数は適宜変更することができるようになっており、伝送帯域内において、これらの値を変えることにより、異なる伝送速度の通信サービスを提供することができるようになっている。
【0005】
このようなCDMA通信において、多重化された信号を、複数のチャネルに対して同時に復調する技術として、例えば「"Zero Forcing and Minimum Mean-square-Error Equalization for Multicast Detection in Code-Division Multiple-Access Channels", Anja Klein, Ghassan Kawas Kaleh, Paul Walter Baier, IEEE TRANSACSION ON VHEICULAR TECHNOLOGY, VOL.45, No.2, MAY 1996, pp.276-287」に示されている結合検出(JD:Joint Detection)法が知られている。
【0006】
このJD法では、各ユーザの拡散符号系列とチャネルインパルスレスポンスを畳み込んだ系列を要素として配列したシステム行列Aを求める。具体的には、ユーザkの拡散コードをc(k)、チャネルインパルスレスポンスをh(k)とすると、h(k)={h1(k),h2(k),…,hW(k)}[Xは行列Xの転置行列を示す。]、c(k)={c1(k),c2(k),…,cQ(k)}、K=1,2,…,K、Q:拡散率、W:チャネルインパルス応答幅、N:各ユーザの復調シンボル集合数とすると、次のようなb(k)が得られる。
【0007】
b(k)=(b1(k),b2(k),…,bQ+W−1(k))=c(k)*h(k)、k=1,2,…,K
この式を展開すると、図26に示すような行列となる。
【0008】
システム行列Aは、この行列の要素を用いて、
A=(Aij)、i=1,2,…,NQ+W−1、j=1,2,…,KN
Q(n−1)+l,n+N(k−1)=bl(k){k=1,2,…,K、n=1,2,…,N、l=1,2,…,Q+W−1}、0{k、n、lそれ以外}で表される。
【0009】
ここで、送信データシンボルをd、雑音をnとすると、受信信号eは、このシステム行列Aを用いて、e=Ad+nで示される。簡略化のために、e=Adとすると、受信信号eは、図27に示すような行列で表される。
【0010】
この関係を用いると、送信データシンボルdは、d=(AA)−1Ae(ZF)によって復調することができる。ここで、Aは、システム行列Aの複素共役転置行列である。
【0011】
このため、このJD法では、このシステム行列Aに関する操作から、送信データシンボルdを推定する。
【0012】
また、自己の拡散符号とチャネル推定値(フェージングによる受信信号の位相及び振幅の変動の包絡線の推定結果)の畳み込み成分から遅延波成分による自己干渉をキャンセルして合成することにより、自局宛ての信号のみを増幅するための技術として、例えば「"DATA DETECTION ALGORITHMS SPECIALLY DESIGNED FOR THE DOWNLINK OF CDMA MOBILE RADIO SYSTEMS", Anja Klein, IEEE 47th Vehicular Technology Conference, pp.203-207, May 1997」、「"Low Cost MMSE-BLE_SD Algorithm for UTRA TDD Mode Downlink", ETSI STC SMEG Layer 1 Expert Group, Tdoc SMEG2 UMTS L1, Helsinki, Finland Sept. 1998」等に示されている単一ユーザ検出(SUD:Single User Detection)法が知られている。
【0013】
特に、下り回線では、各拡散コード間のチャネル推定値は同一なので、同一のチャネルインパルスレスポンスをH(hl)、拡散コード行列をC(c(k))とすると、これらと受信信号rの間には、r=HCd+nの関係がある。ここでCd及びHは、各々図28及び図29で示される行列である。
【0014】
また、Hが各拡散コード間で同一であり、他の拡散コードとの直交性が高いために、このSUD法では、Cとして自己の信号のみを考え、dとして自己の信号のみ推定を行うようになっている。
【0015】
さらに、このSUD法では、Cd=(HH)−1r(ZF)なる関係があり、変調データシンボルdは、d=CCd=C(HH)−1rとして復調することができる。
【0016】
また、自己の拡散コードのみを考え、マルチパス等による自己の遅延波を直接波に合成(最大比合成)して、受信感度を向上させるものとして、RAKE受信機が知られている。
【0017】
ところで、CDMA通信では、受信しようとするチャネルを選択するために、拡散前の信号に、図30に示すように、チャネル毎に異なるパイロットが付加されていたり、図6に示すように、ある瞬間に全てのチャネルで共通のパイロットが付加されている。このようなパイロットは、受信した拡散信号を逆拡散した出力から抽出することができる。
【0018】
特に、ダウンリンク(無線)回線においては、拡散コードが異なる場合であっても特定の移動端末装置までの間の伝搬経路は同一であるため、異なる拡散コードのチャネルで、共通の固定パターンを各々のチャネルを示すためのパイロットとして用いる場合がある。
【0019】
具体例として、例えば上述の図6に示す全ての拡散コードで共通のパイロットを用いるコモンパイロット配置(Common Pilot Allocation)、図7に示す1ユーザでコード多重がある場合に自己の拡散コード間について同一の共通したパイロットを割り当てる特定パイロット配置(UE Specific Pilot Allocation)等が知られている。
【0020】
これらのような場合には、拡散コード間で共通の固定パターンがあるスロット(タイムスロット)を受信した場合に、共通の固定パターンを用いたチャネル推定値を求めている。
【0021】
このようにチャネル推定値を求めた後、求めたチャネル推定値を用いて上述のJD法、SUD法、RAKE受信機によって復調を行う。上述のようなチャネルの推定結果を用いて復調を行うことにより、各チャネルの電力を求めて復調を行う場合に比較して復調処理の処理負荷を低減させることができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、異なる拡散コード間で共通の固定パターンの電力は、各チャネルの電力と同一ではないため、このような固定パターンの電力に応じたチャネル推定値を用いて、例えば上述のRAKE受信機による復調を行うと、図17に示すように、復調後のシンボル(同図中の黒丸)の位置が変調基底点(同図中の白丸、QPSKの場合には(±1±j)/(21/2))から外れてしまう。
【0023】
RAKE受信機では、チャネル推定結果に応じた最大比合成を行っている。この最大比合成では、チャネル推定結果に応じて受信信号を単に実数倍しているだけであるので、合成後の復調後のシンボルは、変調基底点から外れてしまう。
【0024】
しかし、このように、復調後のシンボルが変調基底点からずれた場合でも、シンボルの位相は変化せず、単に復調後のシンボルの振幅が変化するだけであるので、従来のように、一次変調としてQPSKを用いている場合には、復調後のシンボルが他の位相のシンボルとなることはなかった。
【0025】
しかしながら、符号化効率を向上させようとして、一次変調にQAM(Quadrature Amplitude Moduration)を用いた場合には、復調後のシンボルの原点からの距離が変化してしまうと、図18に示すように、正確な復調ができなくなくなってしまう。
【0026】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、復調後のシンボルを変調基底点に戻すことができ、ベースバンド信号を確実に復調することができる復調装置、復調方法及び通信装置を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上述の問題を解決するために、本発明に係る復調装置は、複数の直交する拡散コード系列によって多重化されたチャネルを有し,少なくとも一部のチャネルで共通のパイロット信号が各々のチャネルの拡散コード系列で拡散され,全てのチャネルで共通の所定のコード(固定コード)が拡散コード系列で拡散されている信号を受信する受信手段と、受信手段が受信した受信信号中の共通のパイロット信号を逆拡散する逆拡散手段と、逆拡散手段が逆拡散した共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行う共通チャネル推定手段と、チャネル推定手段の推定出力に応じて、チャネル毎に固定コードの振幅を求める振幅検出手段と、共通チャネル推定手段の推定出力と振幅検出手段によって求めたチャネル毎の固定コードの振幅に応じて、受信手段が受信した信号中のデータを復元する復元手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
復元手段によるデータの復元には、例えば逆拡散された受信信号の復調や、復調されたデータの復号等が含まれる。
【0029】
また、本発明に係る他の復調装置は、複数の直交する拡散コード系列によって多重化されたチャネルを有し,少なくとも一部のチャネルで共通のパイロット信号が各々のチャネルの拡散コード系列で拡散され,チャネル毎に異なる所定のコード(固定コード)が拡散コード系列で拡散されている信号を受信する受信手段と、受信手段が受信した受信信号中の共通のパイロット信号を逆拡散する逆拡散手段と、逆拡散手段が逆拡散した共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行う共通チャネル推定手段と、チャネル推定手段の推定出力に応じて、チャネル毎に固定コードの振幅を求める振幅検出手段と、共通チャネル推定手段の推定出力と振幅検出手段によって求めたチャネル毎の固定コードの振幅に応じて、受信手段が受信した信号中のデータを復元する復元手段とを備えることを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明は、例えば基地局と移動端末装置との間で通信を行う移動体通信システム等に適用することができる。
【0031】
(第1の実施形態)
(構成)
本発明の第1の実施形態に係る移動体通信システムは、例えば図1に示すように、直接拡散方式の符号分割多重通信(CDMA−DS)によって通信を行う基地局10と移動端末装置20とを備えている。
【0032】
基地局10は、所定の領域(セル)毎に設けられている。また、この基地局10は、例えば有線電気通信網等のネットワーク(以下、単に有線電気通信網という)1に接続されている。この基地局10は、セル内の移動端末装置20に対して、有線電気通信網1に対するに対する中継あるいは移動端末装置20間の通信等のサービスを提供する。
【0033】
また、この移動体通信システムは、有線電気通信網1を介して各基地局10に接続された通信管理装置2を備えている。特定の移動端末装置20との通信を行う基地局10は、この通信管理装置2による通信制御によって選択されるようになっている。
【0034】
この移動体通信システムでは、基地局10と移動端末装置20の間の通信は、いわゆるW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)によって行われる。このW−CDMAでは、同一の帯域を用いる複数のチャネル毎に、互いの直交性が高い異なる拡散符号を割り当て、各チャネル毎に割り当てられた拡散符号で送信信号を拡散させるようになっている。受信側では、送信側と同じ拡散符号を用いて受信信号を逆拡散して受信信号を再生する。
【0035】
基地局10は、例えば図2に示すように、有線電気通信網1に対する通信を行う通信インタフェース(I/F)100と、移動端末装置20に対する信号を送信するダウンリンク系110と、移動端末装置20からの信号を受信するアップリンク系120とを備えている。
【0036】
ダウンリンク系110は、通信I/F100を介して受信したデータを所定の論理チャネル毎に分離する分離部111と、分離部111から供給されたデータに対して所定長毎の分割,パリティの付加,インターリービング等の処理を施して移動端末装置20に送信するデータを構成するデータ構成部112と、構成されたデータによって例えば4相位相変調(QPSK:Quadri-Phase Shift Keying),直交位相変調(QAM:Quadrature Amplitude Moduration)等によって変調(一次変調)を行う変調部113と、所定のチャネル毎に異なる拡散コードで変調出力を拡散させる拡散部114と、各論理チャネルの拡散部114の出力を合成する合成部115と、合成された信号に応じて拡散された全チャネルの信号に応じて送信アンテナ117を駆動する送信アンプ116とを備えている。
【0037】
変調部113は、例えば別途検出される移動端末装置20との間の無線通信回線のQoS等に適応させて、一次変調の方式等(QAMのシンボル数等)をさせるようになっている。この変調部113は、例えばDSPによって構成することができ、QoS等のパラメータに応じて適応的に変調方法を変更することができるようになっている。
【0038】
QAMのシンボル数は、例えば図3に示すような16値とすることができる。この場合、例えばQoSが所定のレベル低下に低下した場合にQAMのシンボル数を8値とし、QoSが所定のレベル以上に向上した場合にQAMのシンボル数を例えば図4に示すような64値とするように構成してもよい。なお、QAMのシンボル数はこれらの例に限られるものではなく、適宜変更することができる。
【0039】
また、アップリンク系120は、受信アンテナ121を介して受信した信号を増幅する受信アンプ122と、受信信号をチャネル毎に分離する分離部123と、各拡散コード毎に逆拡散を行う逆拡散部124と、逆拡散出力に応じてチャネル推定を実行するチャネル推定部125と、チャネル推定部125のチャネル推定値に応じて逆拡散出力を復調する復調部126と、復調したデータから受信データを抽出するデータ抽出部127と、各データ抽出部127が抽出したデータを合成する合成部128とを備えている。
【0040】
この実施形態では、上述の図2に示すように、送信アンテナ117とは別個に受信アンテナ121を設けた場合について説明したが、デュプレクサー,サーキュレータ等のデバイスを用いることにより,送信アンテナと受信アンテナを共用することができる。
【0041】
また、移動端末装置20は、例えば図5に示すように、音声信号の入出力あるいは送受信するデータの入出力を行う入出力I/F200と、基地局10に対する信号を送信するアップリンク系210と、基地局10からの信号を受信するダウンリンク系220と、送受信アンテナ230と、送受信する信号を切り替えるデュプレクサ240とを備えている。
【0042】
アップリンク系210は、入出力I/F200から供給されたデータから送信するデータに対して所定長毎の分割,パリティの付加,インターリービング等の処理を施して基地局10に送信するデータを構成するデータ構成部211と、構成された送信データに応じてQPSK,QAM等によって変調を行う変調部212と、変調出力を拡散させる拡散部213と、拡散出力に応じて送受信アンテナ230を駆動する送信アンプ214とを備えている。
【0043】
ダウンリンク系220は、デュプレクサ240を介して供給される受信出力を増幅する受信アンプ221と、受信信号を逆拡散させる逆拡散部222と、逆拡散出力に応じてチャネル推定を実行するチャネル推定部223と、チャネル復調部223のチャネル復調出力に応じて逆拡散出力の復調を行う復調部224と、復調出力から受信データを抽出するデータ抽出部225とを備えている。
【0044】
この移動体通信システムでは、例えば図6に示すように、基地局10からの全てのチャネルに共通の所定のコード(固定パターン:m(x))を含むパイロット信号が所定間隔で送信されている。各々のチャネルのパイロット信号は、各々のチャネルに割り当てられた拡散コード(Code 1,Code 2,…,Code n)で拡散されて送信されている。
【0045】
あるいは、例えば図7に示すように、一部のチャネルで共通の固定パターン(m(x),…,m(y))を含むパイロット信号を送信したり、図8に示すように、全てのチャネルで同一の固定パターン(m(c))を各々のチャネルの拡散コード(Code 1,Code 2,…,Code n)で拡散させて送信するようにしてもよい。
【0046】
移動端末装置20のダウンリンク系220では、受信した基地局10からの送信信号の一部を各チャネル毎の拡散コードで逆拡散し、逆拡散した出力に対して、例えば相関器演算等による上述の固定パターンとの相関の演算を行ってチャネル推定を行い、例えば図9に示すようなチャネル推定の結果に応じて逆拡散された受信信号を復調するようになっている。
【0047】
このダウンリンク系220における復調は、例えば上述の図9中の最大のピークに対応するタイミングで受信信号が存在するチャネルの若干のシンボル分について受信信号の逆拡散を行い、単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求め、求めた所定のシンボルの振幅(後述の個別のチャネル推定値)に応じて行うようになっている。
【0048】
ところで、この移動体通信システムでは、上述のように符号分割多重化された個々のチャネルの信号は、例えば図10(A)に示すように、所定の時間毎のタイムスロット毎に分割されている。
【0049】
基地局10から移動端末装置20に送信されるダウンリンクの信号のあるタイムスロット(例えばDPCH:Dedicated Physical Channel)のフレームには、例えば同図(B)に示すように、TFCI(チャネルフォーマット)ビット,TPC(パワーコントロール)ビット等の制御情報が含まれている。
【0050】
また、他のタイムスロットのフレームには、例えば図11に示すように、フレーム内に分割されて配置されたTFCI(チャネルフォーマット)ビットが含まれている。
【0051】
これらのTFCIビット,TPCビットは、予め所定の値(シンボル)とされているため、上述の単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求めるために用いることが適当である。
【0052】
(動作)
上述のように構成された移動体通信システムでは、例えば図12に示す手順によって受信処理(チャネル推定,復調)が実行される。
【0053】
まず、基地局10と移動端末装置20の間の通信が開始される前に、予め所定の手順で決定された拡散コードが、基地局10から移動端末装置20に対するダウンリンク回線に対して割り当てられる。拡散部114は、各移動端末装置20に割り当てた拡散コードに応じて、変調部113からの変調出力を拡散させる。拡散されたダウンリンクの送信信号は、送信アンプ116によって増幅され、送信アンテナ117を介して移動端末装置20宛てに送信される。
【0054】
各移動端末装置20の送受信アンテナ230で受信され、受信アンプ221で増幅されたダウンリンクの送信信号は、逆拡散部222に供給される。逆拡散部222は、供給されたダウンリンクの送信信号を逆拡散させる。この際の拡散コードは、上述のように各チャネル毎に割り当てられた拡散コードである。
【0055】
チャネル推定部223は、逆拡散された受信信号に応じて上述のようにチャネル推定を行ってチャネル推定値を復調部224に供給する(S1)。さらに、チャネル推定部223は、共通の固定パターン(例えば上述のTFCIビット,TPCビット等)を逆拡散し(S2)、上述のように単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求め(S3)、復調部224に供給する。
【0056】
さらに、チャネル推定部223は、各チャネル毎の個別のチャネル推定結果を求め、復調部224に供給する(S4〜S7)。
【0057】
復調部224は供給されたチャネル推定値等に応じて、逆拡散された受信信号を復調する(S8)。データ抽出部225は復調出力から受信データを抽出し、例えば入出力I/F200を介して出力する。
【0058】
さらに、チャネル推定部223は、復調結果等に基づいて受信特性等を求め(S9)、基地局10との間の通信の制御等に用いる。
【0059】
・(チャネル推定)
上述のように、チャネル推定部223は、逆拡散された受信信号と固定パターンとの相関によってチャネルの推定を行う(上述の図12中のS1)。このチャネルの推定結果は、例えば上述の図9に示すように、いくつかのタイミングでピークを有する。この中から、チャネル推定部223は、最大のピークに対応するタイミングで受信信号が存在するチャネルの若干のシンボル分について受信信号の逆拡散を行い(S2)、単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求める(S3)。
【0060】
具体的には、チャネル推定値の最大のピークに対応するタイミングで受信信号が存在する全てのチャネルの、例えば上述のTFCIビット,TPCビットに相当する期間の受信信号を逆拡散させ、これらのビットに相当する単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求める。
【0061】
この際の、逆拡散は、スクランブリングコードと拡散コードを1つ又は複数のシンボル分を乗じたもので行ってもよいが、スクランブリングコードを解いてから逆拡散するようにしてもよい。
【0062】
また、マルチパスの影響によって多少の劣化はあるものの、ダウンリンクのチャネルでは、各チャネルの拡散コードの直交性が高いため、上述のように求めた単位シンボル当たりの振幅の精度は高くなっている。
【0063】
なお、逆拡散して振幅を求めるシンボル数は、1つでも複数でもよい。複数のシンボルについて振幅を求める場合には、複数のシンボルの振幅の平均を求めるようにしてもよい。
【0064】
また、逆拡散してシンボル振幅を求める対象となる受信信号の期間は、上述のTFCIビット,TPCビットに相当する期間等の当該チャネルの電力値に相当する振幅が分かるシンボルとする。
【0065】
受信信号がQAMで変調されている場合には、受信信号を逆拡散しても、得られたシンボル点が、どのシンボル点に相当するものかは解からない。しなしながら、通常のデータのフレームがQAMで変調されている場合であっても、上述のTFCIビット,TPCビット等の制御情報を含むフレームは、互換性維持等の観点から、QPSK等の従来の変調方法によって変調されている場合がある。
【0066】
このような場合には、上述と同様の手順で、QPSKで変調され拡散された制御信号を逆拡散することによって、単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求めることができる。
【0067】
さらに、上述の図9に示すチャネル推定値の他のピークについても、上述と同様に、受信信号の単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求めるようにしてもよい。しかしながら、ダウンリンク回線は拡散コード毎に直交して多重化されているため、(移動端末装置20が受信する)チャネル推定の時間軸上の遅延波のタイミングは全てのチャネルについて同じである。従って、各チャネルの単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅は、共通の固定パターンのシンボル振幅と各チャネルのシンボル振幅間のオフセットに応じて実数倍されたものである。
【0068】
このため、例えば図13に示すように、上述の図9中の共通の固定パターンによるチャネル推定値の最大のピークの振幅を1として正規化し(S5)、さらに、図14に示すように、各チャネル毎のシンボル振幅値を乗じる(S6)ことにより、各々のピーク毎に逆拡散を行って振幅を求めた場合と同様の結果が得られる(S7)。
【0069】
このようにして得られた各チャネル毎の個別のチャネル推定値を用いて、例えばJD法、SUD法、RAKE受信機等による復調を行う(S8)ことにより、復調後のシンボルを変調の基底点に復元することができる。これにより、変調部113における一次変調の変調方法として例えば上述のQAMを用いている場合等にも確実にシンボルを復元することができる。なお、復調後のシンボルを変調の基底点に戻すことができるため、一次変調として他の変調方法(例えば上述のQPSK等)を用いている場合であっても、復調の確実性の向上に寄与することができる。
【0070】
・(復調)
上述のように求めたチャネル毎の個別のチャネル推定結果に応じた復調をRAKE受信機等によるマルチパスの受信信号の合成によって行う場合には、例えば図15に示す方法(マルチパス合成変調基底点化復調)を用いることができる。
【0071】
この方法では、上述のように求めたチャネル毎の個別のチャネル推定結果(c)の複素共役(c )を求め、この複素共役を個別のチャネル推定値の2乗(|c)で割った値(複素数)を係数として各マルチパスの受信信号の拡散出力(c1,c2,…)に乗じ、各マルチパスの成分(d1,d2,…)を求める。このように求めた各マルチパスの成分を合成して復調出力dとする。
【0072】
個々のマルチパスの成分は、上述のように複素共役を個別のチャネル推定値の2乗で割った値が係数として乗じられているため、変調基底点に戻っている。従って、これらの成分を合成した復調出力dも変調基底点に戻っている。
【0073】
従来のRAKE受信機を用いた復調では、例えば図16に示すように、個々のマルチパスの成分にチャネル推定値の複素数をそのまま係数として乗じて求めた値を合成(最大比合成)していたため、フェージング等による位相の回転は補正されるものの振幅が保持されなかった。このように、従来のRAKE受信機を用いた復調では、図17,図18に示すように振幅が変化してしまう。従来のように、一次変調としてQPSK等の位相変調を用いていた場合には、図17に示すように変調基底点から振幅方向にずれても位相成分によって復調を行うことができるために問題がなかった。しかしながら、この移動体通信システムのように、一次変調としてQAM等の振幅成分を必要とする変調方法を用いた場合には、図18に示すように復調後のシンボル点が変調基底点からずれてしまうと、正確に復調することができなくなってしまう。
【0074】
このため、QAMの場合には、例えば図19(A)に示すように変調基底点に戻す必要がある。このような必要性を充足するためには、例えば上述のように、例えばパイロット信号として上述のようなチャネル間で共有の固定コードが送信されている場合に、従来のように共通のチャネル推定値を用いるのではなく、各チャネル毎の受信信号電力(送信信号電力に伝送路におけるフェージング等による振幅の変化を加味した電力)に相当するシンボル幅を検出し、チャネル(拡散コード)毎のチャネル推定値を求める必要がある。
【0075】
従って、この移動体通信システムのように、上述のような個別のチャネル推定値に応じて復調を行うことにより、図19(B)に示すように、復調出力を変調基底点に戻すことができる。このため、QAM等の振幅成分を必要とする変調方法であっても確実に復調することができる。
【0076】
また、この移動体通信システムでは、上述のように、受信信号に、チャネル推定値の複素共役を個別のチャネル推定値の2乗で割った値を乗じて各マルチパスの成分を合成しているため、上述の図19(B)等に示すように、受信信号の振幅が小さくなっている。しかしながら、受信信号に含まれるノイズ成分も小さくなっているため、SN比は変化させずに、復調後のシンボルを変調基底点に戻すことができる。
【0077】
ところで、上述のように求めたチャネル推定値に応じた復調は、例えば図20に示すような処理による上述のRAKE受信機を用いた復調以外にも、例えば図21に示すような処理によるJD法、図22に示すような処理によるSUD法等によっても実行することができる。
【0078】
ところで、上述のような処理によって個別のチャネル推定値を用いて変調基底点に戻された復調後のシンボルとして、あるいは拡散コード毎に個別に求めた電力に相当する信号振幅値を変調基底点に乗じた値を参照シンボル点として、ユークリッド距離を求めることにより、受信特性を高精度に求めることができる。
【0079】
求めることができる受信特性としては、例えばRSSI(Received Signal Strength Indicator),RSCP(Received Signal Code Power),ISCP(Interference Signal Code Power),SIR(Signal to Interference Ratio),Eb/Io等がある。
【0080】
これらの受信特性は、上述のようにチャネル毎に求めた個別のチャネル推定値によっても、固定パターンによる共通のチャネル推定値を用いた場合に比較して高精度に求めることができる。
【0081】
ところで、必ずしも上述のように復調の段階において、上述のチャネル毎に求めた個別のチャネル推定値を用いて受信信号を変調基底点には戻さなくてもよい。具体的には、例えば図23に示すように、誤り訂正あるいは硬判定による復号(変調出力から受信データを再生する処理)時に、個別のチャネル推定値(あるいはこれに対応する各チャネル毎の電力)に応じた誤り訂正又は復号を行う。
【0082】
このような処理を行う場合には、まず、上述の図12中のS1〜S3と同様に、共通の固定パターンによる共通のチャネル推定値,各チャネル毎の個別のチャネル推定値を求めた後、共通のチャネル推定値を用いて復調を行う(S14)。
【0083】
この復調においては、例えばApを拡散コード間で共通の固定パターンの振幅、Adをチャネルの送信振幅とし、複素フェージングチャネルをα、共通の固定パターンによる推定値をγとして、図24(A)に示す式に従って復調シンボルZを求める。
【0084】
この後、誤り訂正あるいは硬判定復号を行う際のメトリック(例えばユークリッド距離)を求める際に、個別のチャネル推定値に応じてチャネルの電力相当の振幅を含む値をメトリック参照点(ユークリッド距離の場合ではユークリッド参照点)として、誤り訂正あるいは硬判定復号を行う(S15)。
【0085】
この復号においては、例えば共通の固定パターンによって求めたチャネル推定値に応じた個別のチャネル毎の振幅を用いず、例えば図24(B)に示す式に従って実際の装置側で個別のチャネル推定値に応じた振幅Ad’を求め、この振幅Ad’を復号時のメトリックとして復号値(d)を求める復号を行う。
【0086】
さらに、個別のチャネル推定値に応じてチャネルの電力相当の振幅を含む値をユークリッド参照点として受信特性の測定を行う(S16)。
【0087】
なお、上述の復号時(S15)においてメトリックを求める際に、変調基底点に乗じる係数は、上述の図24(B)に示すように、復調時の処理との兼ね合いで決定する。
【0088】
QAMのように信号の振幅に情報を有する場合にも、復号時のメトリックとしてのユークリッド距離を正確に求めるためには、復調あるいは復号時において、上述のように各チャネル毎に個別に求めたチャネル推定値(あるいは各チャネル毎の電力)が必要である。このため、この移動体通信システムでは、上述のように、各チャネル毎に求めた個別のチャネル推定値等を用いて処理を行っている。
【0089】
上述のように、各チャネル毎に個別のチャネル推定値等を用いて誤り訂正あるいは硬判定を行って復号を行うことにより、受信データの復号の確実性の向上に寄与することができる。
【0090】
(第2の実施形態)
(構成)
本発明の第2の実施形態に係る移動体通信システムは、上述の図1に示す移動体通信システムと同様に構成されている。
【0091】
上述の第1の実施形態では、基地局10から移動端末装置20に送信される各チャネルで用いられるパイロット信号は、上述の図6から図8に示すように、各チャネル毎に送信されていた。
【0092】
これに加えて、この第2の実施形態の移動体通信システムでは、基地局10から移動端末装置20に対して、例えば図25に示すように、各チャネル毎(各拡散コード毎)に固有の固定パターンを送信している。
【0093】
また、この移動体通信システムでは、チャネル推定部223は、上述と同様に、全てのあるいは一部のチャネル間で共通のパターンによって共通のチャネル推定値を求める。
【0094】
上述の第1の実施形態では、さらに、共通のチャネル推定結果に応じて、所定のシンボル分について受信信号を逆拡散し、単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅,これに応じた各チャネル個別のチャネル推定値を求めていた。第1の実施形態では、このための所定シンボルとして、例えば全てのチャネルのTFCIビット,TPCビット等を用いていた。
【0095】
これに対し、この第2の実施形態では、上述のチャネル毎に固有の固定パターンを用いて、個別のチャネル推定値を求めるようになっている。このチャネル毎に固有の固定パターンは、上述のTFCIビット,TPCビット等に比較してシンボルが長くなっている。
【0096】
(動作)
上述のチャネル推定を行う際に、チャネル推定部223は、上述の第1の実施形態と同様に、逆拡散された受信信号と固定パターンとの相関によってチャネルの推定を行う。
【0097】
このように共通のチャネル推定値を求めた後、チャネル推定部223は、上述の各チャネル毎に固有の固定パターンにについて受信信号の逆拡散を行い、単位シンボル当たりの電力値に相当するシンボルの振幅を求める。さらに、このようなシンボルの振幅を各チャネル毎に求めて、各チャネル毎に固有のチャネル推定値を求める。
【0098】
このように、各チャネル毎に固有のチャネル推定値を求めると、チャネル推定部223は、この固有のチャネル推定値と上述のように求めた共通のチャネル推定値を復調部224に供給する。
【0099】
これらのチャネル推定値が供給されると、復調部224は、上述の第1の実施形態と同様に、受信信号の復調を行う。
【0100】
これにより、上述の第1の実施形態と同様に、復調後のシンボルを変調基底点に戻して復調を行うことができる。これにより、ベースバンド信号を確実に復調することができる。
【0101】
さらに、上述のように、チャネル毎に固有の固定パターンは、上述のTFCIビット,TPCビット等に比較してシンボルが長いため、これを用いて各チャネル毎に個別のチャネル推定値を求めることにより、各チャネル毎に個別のチャネル推定値の精度を向上させることができる。
【0102】
このため、このような各チャネル毎に個別のチャネル推定値を用いて受信信号の復調を行うことにより、復調の精度を向上させることができる。従って、復調の確実性を向上させることができる。
【0103】
また、このような各チャネル毎に個別のチャネル推定値を用いて、上述の第1の実施形態と同様に、受信特性を求めることにより、受信特性の精度の向上に寄与することができる。
【0104】
あるいは、上述の第1の実施形態と同様に、各チャネル毎に個別のチャネル推定値等を用いて誤り訂正あるいは硬判定を行って復号を行うことにより、受信データの復号の確実性の向上に寄与することができる。
【0105】
なお、この第2の実施形態の説明では、各チャネル毎に固有のチャネル推定値を求めるために、上述の各チャネル毎に固有の固定パターンのみを用いた場合について説明したが、さらに、上述の第1の実施形態と同様の手順によって各チャネル毎に固有のチャネル推定値を求めるようにしてもよい。
【0106】
各々求めたチャネル毎に固有のチャネル推定値は、これらの平均を復調等に用いてもよいし、QoS等の受信状況に応じていずれか一方のみを復調等に用いてもよい。
【0107】
【発明の効果】
本発明による復調では、受信した受信信号中の共通のパイロット信号を逆拡散し、逆拡散した共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行い、推定出力に応じて、チャネル毎に固定コードの振幅を求め、推定出力とチャネル毎の固定コードの振幅に応じて、受信した信号中のデータを復元することにより、単に、推定出力によってデータの復元を行う場合に比較して、復元の確実性を向上させることができる。
【0108】
また、この復調では、データの復元において、所定の処理を実行することにより、復調後のシンボルを変調基底点に戻すことができる。
【0109】
これにより、例えば一次変調としてQAM方式を用いた場合等であっても、ベースバンド信号を確実に復調することができる。
【0110】
また、本発明による他の復調では、受信した受信信号中の共通のパイロット信号を逆拡散し、逆拡散した共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行い、推定出力に応じて、チャネル毎に固定コードの振幅を求め、推定出力とチャネル毎の固定コードの振幅に応じて、受信した信号中のデータを復元することにより、単に、推定出力によってデータの復元を行う場合に比較して、復元の確実性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す概略図である。
【図2】前記移動体通信システムを構成する基地局の構成を示すブロック図である。
【図3】前記基地局を構成する変調部によるQAMのシンボル点の例を示す図である。
【図4】前記基地局を構成する変調部によるQAMのシンボル点の例を示す図である。
【図5】前記移動体通信システムを構成する移動端末装置の構成を示すブロック図である。
【図6】前記基地局が送信する各チャネルのパイロット信号の例を示す図である。
【図7】前記基地局が送信する各チャネルのパイロット信号の例を示す図である。
【図8】前記基地局が送信する各チャネルのパイロット信号の例を示す図である。
【図9】前記移動体通信システムを構成する移動端末装置のダウンリンク系におけるチャネル推定結果を示す図である。
【図10】個々のチャネルの信号中のタイムスロット中のフレームの構成を示す図である。
【図11】個々のチャネルの信号中のタイムスロット中のフレームの構成を示す図である。
【図12】前記移動端末装置における受信処理の例を示すフローチャートである。
【図13】正規化したチャネル推定値の例を示す図である。
【図14】正規化したチャネル推定値に個々のチャネルのシンボル振幅値を乗じて求めた個別チャネル推定値の例を示す図である。
【図15】RAKE受信機による復調の例を示す図である。
【図16】従来のRAKE受信機による復調の例を示す図である。
【図17】従来のRAKE受信機によるQPSK変調波の復調後のシンボルの例を示す図である。
【図18】従来のRAKE受信機によるQAM変調波の復調後のシンボルの例を示す図である。
【図19】復調後のシンボルを変調基底点に戻す復調の例を示す図である。
【図20】RAKE受信機による復調の例を示す図である。
【図21】JD法による復調の例を示す図である。
【図22】SUD法による復調の例を示す図である。
【図23】前記移動端末装置における受信処理の例を示すフローチャートである。
【図24】前記受信処理において求めるユークリッド距離の例を示す図である。
【図25】本発明の第2の実施形態に係る移動体通信システムにおいて基地局から移動端末装置に送信されるパイロット信号の例を示す図である。
【図26】従来のJD法による受信手順を説明するための図である。
【図27】従来のJD法による受信手順を説明するための図である。
【図28】従来のSUD法による受信手順を説明するための図である。
【図29】従来のSUD法による受信手順を説明するための図である。
【図30】従来の移動体通信システムにおいて基地局から移動端末装置に送信されるパイロット信号の例を示す図である。
【符号の説明】
1…有線電気通信網
2…通信管理装置
10…基地局
110…ダウンリンク系
120…アップリンク系
20…移動端末装置
210…アップリンク系
220…ダウンリンク系

Claims (4)

  1. 少なくとも一部のチャネルで共通のパイロット信号と、TPCビットあるいはTFCIビットを含む固定コードとが複数の直交する拡散コード系列のいずれか1つによって拡散された個別チャネル信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した受信信号中の前記共通のパイロット信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記逆拡散手段が逆拡散した前記共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行い、共通チャネル推定値を算出する共通チャネル推定手段と、
    前記共通チャネル推定値の最大のピークに対応するタイミングで、前記TPCビットあるいはTFCIビットを逆拡散し、前記TPCビットあるいはTFCIビットの振幅を求め、前記個別チャネル信号の個別チャネル推定値を算出する振幅検出手段と、
    前記個別チャネル推定値を用いて、前記受信手段が受信した前記個別チャネル信号中のデータを復元する復元手段と
    を備えることを特徴とする復調装置。
  2. 前記振幅検出手段によって検出した前記TPCビットあるいはTFCIビットの振幅に応じて、前記受信手段による受信状態を求める受信状態検出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の復調装置。
  3. 少なくとも一部のチャネルで共通のパイロット信号と、TPCビットあるいはTFCIビットを含む固定コードとが複数の直交する拡散コード系列のいずれか1つによって拡散された個別チャネル信号を受信する受信ステップと、
    前記受信した受信信号中の前記共通のパイロット信号を逆拡散する逆拡散ステップと、
    前記逆拡散した前記共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行い、共通チャネル推定値を算出する共通チャネル推定ステップと、
    前記共通チャネル推定値の最大のピークに対応するタイミングで、前記TPCビットあるいはTFCIビットを逆拡散し、前記TPCビットあるいはTFCIビットの振幅を求め、前記個別チャネル信号の個別チャネル推定値を算出する振幅検出ステップと、
    前記個別チャネル推定値を用いて、前記受信した前記個別チャネル信号中のデータを復元する復元ステップと
    を備えることを特徴とする復調方法。
  4. 少なくとも一部のチャネルで共通のパイロット信号と、TPCビットあるいはTFCIビットを含む固定コードとが複数の直交する拡散コード系列のいずれか1つによって拡散された個別チャネル信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した受信信号中の前記共通のパイロット信号を逆拡散する逆拡散手段と、
    前記逆拡散手段が逆拡散した前記共通のパイロット信号に応じてチャネル推定を行い、共通チャネル推定値を算出する共通チャネル推定手段と、
    前記共通チャネル推定値の最大のピークに対応するタイミングで、前記TPCビットあるいはTFCIビットを逆拡散し、前記TPCビットあるいはTFCIビットの振幅を求め、前記個別チャネル信号の個別チャネル推定値を算出する振幅検出手段と、
    前記個別チャネル推定値を用いて、前記受信手段が受信した前記個別チャネル信号中のデータを復元する復元手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
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