JP3888830B2 - 通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置等の通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インターネット等のネットワークや、PSTN、ISDN等の公衆網等の通信媒体を介して文書データを送受信する通信端末装置においては、送信文書データを、例えばスキャナ等の自前の入力手段により得るのが普通である。
【0003】
しかし、送信文書データを自前で得なくても、他装置からの転送を受ければ、その他装置から転送されてきた文書データを、自装置が本来備える文書データ送信機能により送信することができる。また、文書データと共に送信宛先の通知も受ければ、その他装置(送信依頼元装置)から送信依頼された文書データを、通知された送信宛先の装置に送信する機能が実現できる。
【0004】
具体的には、LANのようなネットワーク、セントロニクスインターフェースのようなパラレルインターフェース、RS232Cインターフェースのようなシリアルインターフェイス等のインターフェースにより送信依頼元装置としてのパソコンと、送信依頼を受ける通信端末装置としてのファクシミリ装置とを接続し、パソコン側で稼働するソフトウェアであるプリンタドライバから前記インターフェースを介して送信されるプリンタ記述言語を通信端末装置が受信・解析することにより、あたかも、ファクシミリ装置がパソコンにとってのプリンタ装置として振る舞って、送信依頼文書の転送を受けると共に、送信宛先のファックス番号の通知を受けその通知されたファックス番号に発呼して、転送を受けた送信依頼文書を、ファクシミリ送信に適合するように必要に応じて変換して送信するようにしたシステムがあった。
【0005】
また、パソコンからファクシミリ装置への送信依頼分子データの転送形態としては、ファクシミリ装置側にその解読機能が必要となるプリンタ記述言語によらずに、送信依頼文書データをファクシミリ装置側で扱う文書データの形式に適合させて、ファクシミリ装置側での処理負担を軽減したシステムもある。
【0006】
そのような送信依頼元装置から通信端末装置に転送される送信依頼文書データは、送信依頼元装置からの転送後に、通信端末装置が単独で行うため、送信依頼文書データの送信について得られる送信結果の情報も当該通信端末装置において得られることになる。
【0007】
そのため、送信依頼文書データについての送信結果を知りたいと思うユーザは、通信端末装置の設置場所までわざわざ出向いて必要な操作を行って、自分が送信依頼した文書データについての送信結果を表示器に表示させたり、送信結果レポートとして記録紙に記録出力させて確認したりしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、そのような送信依頼の形態では、自分の席上のパソコンで、電子メールを他人とやりとりして便利な情報交換を行っているユーザが、一方では、そのパソコンを操作して送信依頼した文書データの送信結果を、通信端末装置の設置場所までわざわざ出向いて確認しなければならないという不便な状況が生じてしまうという問題点があった。
【0009】
本発明は係る事情に鑑みてさなれたものであり、送信依頼文書データの送信結果を、送信依頼元のユーザが席にいながらにして知ることを可能とする通信端末装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の通信端末装置は、ユーザを識別するためのユーザコードと宛先とを対応付けて登録する宛先登録手段と、画情報とユーザコードとを受信した際に、該ユーザコードに対応付けて登録した宛先へ該画情報を送信する送信手段と、前記送信手段による送信結果を前記受信したユーザコードに基づいて特定される送信結果通知先へ通知する送信結果通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の通信端末装置は、請求項1に記載の通信端末装置であって、ユーザコードとユーザ名称とを対応付けて登録するユーザ名称登録手段と、前記受信したユーザコードに対応付けて登録したユーザ名称を前記送信結果とともに通知するユーザ名称通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の通信端末装置は、請求項1または2のいずれかに記載の通信端末装置であって、ファクシミリ通信のサブアドレスを用いて前記ユーザコードを受信することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
先ず、本発明の実施の形態に係る通信端末装置としてのネットワークファクシミリ装置NFのネットワーク及び公衆網への接続形態について図1を参照して説明する。
【0017】
同図において、ローカルエリアネットワークLANa側には、コンピュータ装置としてのワークステーション装置WSA1(電子メールアドレス:wsa1@abc.co.jp)ないしWSAn(電子メールアドレス:wsan@abc.co.jp)及びメールサーバ装置MSA(ネットワークアドレス:msrva1.abc.co.jp)と共にネットワークファクシミリ装置NFA(電子メールアドレス:ifaxa@abc.co.jp、ネットワークアドレス:ifaxa.abc.co.jp)がLANaに接続される一方、ローカルエリアネットワークLANb側には、ワークステーション装置WSB1(電子メールアドレス:wsb1@xyz.co.jp)ないしWSBn(電子メールアドレス:wsbn@xyz.co.jp)及びメールサーバ装置MSB(ネットワークアドレス:msrvb1.xyz.co.jp)と共にネットワークファクシミリ装置NFB(電子メールアドレス:ifaxb@xyz.co.jp、ネットワークアドレス:ifaxb.xyz.co.jp))がLANbに接続される。また、LANa及びLANbは、それぞれルータ装置RA及びRBを介してインターネットに接続され、ネットワークファクシミリ装置NFA及びNFBを含む、LANaまたはLANb上のネットワーク端末は、TCP/IP上でSMTPプロトコルによりMIME形式の電子メールの送信を行える。また、LANaやLANbの端末における電子メールの受信は、POP(Post Office Protocol)3によるメールサーバ装置MSAまたはMSBへのアクセスにより行われる。
【0018】
また、ネットワークファクシミリ装置NFA及びNFBは、PSTNまたはISDNの公衆網にも接続され、公衆網を介したファクシミリ文書の送受信も行える。
【0019】
図2に、ネットワークファクシミリ装置NFA及びNFBとなるネットワークファクシミリ装置NFのブロック構成を示す。
【0020】
同図において、ネットワークファクシミリ装置NFは、システム制御部2、ROM3、RAM4、スキャナ5、プロッタ6、時計回路7、画像メモリ8、操作表示部9、符号化復号化部10、LAN通信制御部11、モデム12、網制御部13、及び、システムバス14により構成されている。
【0021】
システム制御部2は、ROM3に書き込まれた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域として使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュータである。
【0022】
ROM3は、前述したように、システム制御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリである。RAM4は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。なお、RAM4は、図示しないバックアップ回路によりバックアップされ、その記憶内容は電源遮断時にも保持される。
【0023】
スキャナ5は、3.85本/mm、7.7本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものである。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するためのものである。
【0024】
時計回路7は、現在の日付、時刻の計時を行う一方、システム制御部2から設定された時定数をカウントダウンしてタイムアウトするとシステム制御部2にタイムアウトしたことを通知する、タイマ動作を行うものである。画像メモリ8は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするための一時的な記憶領域として使用されるものである。
【0025】
画像メモリ8は、スキャナ5で読み取った画情報を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録するまでファイルとして一時的に蓄積したりするための一時的な記憶領域として使用されるものである。
【0026】
操作表示部9は、図示を省略した、宛先電話番号やメールアドレスを指定するためのテンキーやアルファベットキー、送信開始等を指示するスタートキー、ワンタッチダイヤルキー等の各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0027】
符号化復号化部10は、送信画像データを、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の復号化方式で復号伸長するものである。また、符号化復号化部10は、画情報のTIFF形式への変換及び、MIMEに基づいたエンコード/デコード処理を行う。
【0028】
LAN通信制御部11は、LANにおけるTCP/IPプロトコルを制御して、TCP/IP上でのSMTP、MIME、POPの各プロトコルによる電子メールの送受信をシステム制御部2が行えるようにするためのものである。モデム12は、G3ファクシミリモデムで、網制御部13を介して公衆網に送信するデータを変調する一方、網制御部13を介して公衆網から受信した信号を復調するものである。また、モデム12は、相手先番号に対応するDTMF信号の送出も行う。
【0029】
網制御部13は、公衆回線に接続されて、回線の極性反転の検出、回線の直流ループの閉結・解放や、回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン等のトーン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御や、相手先番号に対応する選択信号の、20PPSまたは10PPSのダイヤル回線に対応したダイヤルパルス信号による送出を行うものである。システムバス14は、上記各部がデータをやり取りするための信号ラインである。
【0030】
以上の構成のネットワークファクシミリ装置NFは、図3に示すように、ROM3にフォントテーブル3a及び言語テーブル群3bを記憶している。
【0031】
フォントテーブル3aは、各文字コードにフォントデータを対応付けたテーブルで、システム制御部2は、所望の文字コードをフォントイメージに変換する場合には、フォントテーブル3aを参照する。
【0032】
言語テーブル群3bは、具体的には、図4に示す構成で、日本語、英語等の各言語に対応して、表示器9hに表示したり、印字出力したりする各種メッセージ文字列等に対応する文字コード列を記憶したテーブルの集まりである。例えば、日本語テーブルに記憶された「送信結果通知」とのメッセージに英語テーブルにおいて対応するメッセージは「CONMMUNICATION RSULT REPORT」となる。
【0033】
また、ネットワークファクシミリ装置NFは、図5に示すように、RAM4に、アドレス変換テーブル4aを記憶していてる。
【0034】
アドレス変換テーブル4aは、具体的には、図6に示す構成で、ユーザ識別情報として4桁のユーザコードと、転送先のメールアドレスとの対応付けにより構成されている。また、アドレス変換テーブル4aには、実質的にユーザ名称テーブルとなる、各ユーザコードに対応したユーザ名称が登録されている。
【0035】
アドレス変換テーブル4aは、外部のファックスから公衆網を経由してITU−T勧告T.30に規定されたSUBフレームによりサブアドレスの通知を伴って受信したファックスデータを、その通知されたサブアドレスをユーザコードとしてアドレス変換テーブル4aと照合して対応する転送先メールアドレスを特定し、その特定したメールアドレス宛に、受信したファックスデータを電子メールにより送信する、配信機能のためにも使用できるが、本実施の形態では、後述するように各ワークステーション装置WSからの送信依頼の文書データを送信後の送信結果通知の送信先の特定のためにも参照する。
【0036】
アドレス変換テーブル4aの登録内容は、管理者等による操作表示部9からの登録操作や、LANを介した他のワークステーション装置WSからのオンライン登録等の所定の登録処理により登録される。また、ネットワークファクシミリ装置NFのアドレス変化テーブル4aにユーザコードが登録されたユーザは、自分のユーザコードを管理者等から教えられることにより知っている。
【0037】
各ワークステーション装置WSは、送信依頼元装置として、ネットワークファクシミリ装置NFに対して送信依頼の文書データと必要な付帯情報を転送する。
【0038】
その際の転送経路は、本実施の形態では、電子メール通信にも使用されるLANを利用するようにしているが、各ワークステーション装置WSとネットワークファクシミリ装置NFとが送信依頼のデータ転送用の専用のインターフェース、例えばセントロニクスインターフェース、RS232Cインターフェイス等で接続されるようにしてもよいのはいうまでもない。
【0039】
また、本実施の形態では、送信依頼元からの送信依頼の文書データのネットワークファクシミリ装置NF側に適合する符号化方式であるMH,MR,MMR等への方式変換は、送信依頼元の各ワークステーション装置WSにおいて稼働するプリンタドライバで行うものとする。
【0040】
送信依頼元の各ワークステーション装置WSにおいては、図7に示すように、上位のアプリケーションから渡されたデータをプリンタドライバが受け取って必要な変換処理を行い、その処理後の文書データは、プリントスプーラを介して、ネットワークポートモニタに渡される。ネットワークポートモニタはプリントスプーラから渡されたデータを、ネットワークファックスNF宛に送信する。
【0041】
図8に送信依頼元の各ワークステーション装置WSからのネットワークファクシミリ装置NFにLANを介して転送される送信依頼文書データの構成について示す。なお、送信依頼文書データを、各ワークステーション装置WSからネットワークNFへ転送する際のプロトコルにより本発明は限定されるものではない。
【0042】
同図において、送信依頼文書データは、各ページの文書画情報についての、解像度、用紙サイズ、圧縮方式の、復号化時に必要な各付加情報と、正味の画情報データとの組と、送信依頼に必要な付帯情報により構成されている。
【0043】
その付帯情報は、「送信先ファックス番号」、「ユーザコード」及び「送信結果言語コード」である。
【0044】
「送信先ファックス番号」は、送信依頼の文書データの送信宛先を示す情報である。なか、本実施の形態では、送信依頼の文書データの送信先は、公衆網情のファクシミリ装置のみであるが、それに限らず、LANやインターネット情のネットワーク端末を送信先とするようにしてもよいのはいうまでもない。その場合は、「送信先ファックス番号」に代えて「送信先メールアドレス」が付帯情報として通知されることになる。
【0045】
「ユーザコード」は、ネットワークファクシミリ装置NFにおいてアドレス変換テーブル4aと照合されるものである。「送信結果言語コード」は、後述する処理によりネットワークファクシミリ装置NFが送信する送信結果通知のメールを何語で記述するかを指定するものである。
【0046】
次に送信依頼を受ける側のネットワークファクシミリ装置NFaにおける、送信依頼元装置としての各ワークステーション装置WSAからの送信依頼データの処理手順について、図9及び図10を参照して説明する。なお、それらの図において、左側は、ネットワークファクシミリ装置NFa側の処理を示し、右側は、各ワークステーション装置WSAにおける処理を示している。
【0047】
先ず、図9において、ユーザ名称「ユーザA1」(メールアドレス:wsa1@abc.co.jp)に対応するユーザは、ワークステーション装置WSA1にてアプリケーションから、送信依頼文書データをファックス送信したい、公衆網上の相手先装置のファックス番号、送信結果のメールによる通知を要求するための、自身に割り当てられたユーザコード(この場合「1234」)、及び、送信結果メールの記述言語を指定するための送信結果言語コードを入力すると共に、送信依頼対象の文書データファイルを指定する(処理201)。なお、その場合、ユーザコードや送信結果言語コードについては、アプリケーション側が予め設定値としてユーザに登録させておいて、ユーザによるその都度の入力を省くようにしてもよいのはいうまでもない。
【0048】
これにより、ユーザは、自分のユーザコードを指定する簡単な操作でこれから送信依頼する文書データについての送信結果を自分宛のメールで通知するよう指示することができる。また、ユーザは、送信結果の内容を記述する言語を言語コードを指定する簡単な操作で指定することができる。
【0049】
そして、送信依頼を開始する指示がユーザによりなされるかを監視し(判断202のNoループ)、送信依頼を開始する指示がなされると(判断202のYes)、LANを介してネットワークファクシミリ装置NFaに接続して(処理203)、処理201で入力指定された情報に基づいて、図8に示した構成の送信依頼文書データを作成して送信する(処理204)。
【0050】
その後、ワークステーション装置WSA1は、メールサーバ装置MSAに定期的にアクセスして、ユーザA1(に対応するメールアドレス)宛のメールを受信したか監視し(判断205のNoループ)、受信されると(判断205のYes)、その受信メールの内容や添付ファイルを図示しないディスプレイに表示する処理を行う(処理206)。なお、ワークステーション装置WSA1が受信するユーザA1宛のメールは、ネットワークファクシミリ装置NFaからのものばかりとは限らず、その他のネットワーク端末からの通常のメールも含まれる。
【0051】
一方、ネットワークファクシミリ装置NFAにおいては、送信依頼文書データをLANを介して受信するかを監視していて(判断101のNoループ)、ワークステーション装置WSA1における処理204に対応して、判断101はYesとなる。なお、判断101で受信された送信依頼文書データは画像メモリ8に一時記憶される。
【0052】
そして、判断101で受信した、図8に示す構成の送信依頼文書データの付帯情報として指定さたれファックス番号に発呼し(処理102)、判断101で受信した送信依頼の文書データをファクシミリ送信する(処理103)。なお、その場合のファクシミリ送信は、成功する場合あるし、相手先通信中や相手先がファクシミリ装置でない等の理由により失敗する場合もある。
【0053】
そして、判断101で受信した送信依頼文書データの付帯情報としてユーザコードが通知されたか否かを判断し(判断104)、ユーザコードが通知されていない場合には(判断104のNo)、送信依頼元からの送信結果通知の要求はなかったものとして、処理を終了するが、ユーザコードが通知された場合には(判断104のYes)、送信依頼元からの送信結果通知の要求があったものとして、処理105以降の処理を行う。
【0054】
つまり、処理105において、判断101で通知された「ユーザコード」を、図6に示したアドレス変換テーブルと照合して対応するメールアドレスを取得する(処理105)。
【0055】
そして、処理103におけるファクシミリ送信が正常に終了したか否かを判断し(判断106)、正常終了した場合には(判断106のYes)、通信結果正常のメール内容を、言語テーブル群3bにおいて、判断101で通知された言語コードに対応する言語テーブルに基づいて記述・作成する(処理107)。
【0056】
ファクシミリ送信が正常には終了しなかった場合には(判断106のNo)、通信結果エラーのメール内容を、言語テーブル群3bにおいて、判断101で通知された言語コードに対応する言語テーブルに基づいて記述・作成する(処理108)。
【0057】
なお、処理107または処理108において作成する送信結果通知のメールの内容に、通知されたユーザコードに、図6のアドレス変換テーブル4aにおいて対応するユーザ名称を記述するようにしてもよい。
【0058】
そして、判断101で受信され、処理103で送信した、または送信しようとした送信依頼文書データの先頭の1ページ分を、TIFF−F形式に変換し、更に、Base64方式でエンコードして、処理107または処理108で作成した送信結果通知のテキストデータと共にMIME形式のメールを作成する(処理109)。
【0059】
その作成したメールは、処理105で取得していた、通知されたユーザコードに対応するメールアドレス宛に送信される(処理110)。
【0060】
処理110で送信された送信依頼文書データの先頭の1ページを添付ファイルとする送信結果通知のメールは、ワークステーション装置WSA1における判断205及び処理206により、送信依頼元のユーザにより参照されることになる。なお、本実施の形態では、送信依頼元のユーザか送信依頼の操作を行った端末に送信結果通知のメールが送信される場合を例にとっているが、送信依頼元のユーザが送信依頼の操作を行った端末と送信結果通知のメールが送信される端末とが別の端末であってもよいのはいうまでもない。
【0061】
ワークステーション装置WSA1における受信メールや添付ファイルの表示形態は、ワークステーション装置WSA1で稼働するメールアプリケーションにより異なるが、図11に、添付ファイル付きの送信結果通知メールのメールヘッダ部と、送信結果通知のテキストパート部について示す。
【0062】
送信結果通知のテキストパート部には、送信依頼文書データを送信した際に得られる各種情報、具体的には、送信「日付」、送信「時刻」、「相手先名称」、「通信モード」、通信「時間」、送信「枚数」、送信「結果」、及び、送信依頼文書データを画像メモリ8に一時記憶する際に付された「ファイル番号」が記載されている。
【0063】
同図に示す送信結果通知の内容は、送信結果「OK」の場合のもので、判断106がYesとなって、処理107により作成されたもので、「以下の通信は正常に送信されました。」との、送信が成功した旨のメッセージも記述されている。
【0064】
送信結果エラーの場合については、図示を省略しているが、送信「結果」の項目がエラーを示す「E」等と記述されると共に、「以下の通信は正常には送信されませんでした。」等との、送信が失敗した旨のメッセージを記述する。
【0065】
また、図11に示す送信結果通知の内容には、「ユーザA1」様へ、との記述により、通知されたユーザコードに図6のアドレス変換テーブル4aにおいて対応するユーザ名称を記述するようにしている。
【0066】
それにより、送信結果通知のメールを受信・閲覧したユーザは、ネットワークファクシミリ装置NFAからの自分宛の送信結果通知のメールであることを容易に認識できる。
【0067】
図11に示す送信結果通知の内容は、言語が「日本語」の場合を示しているが、実際には、図12に示すように通知された言語コードに応じて、日本語、英語、または、その他の言語により、記述される。
【0068】
それにより送信依頼元のユーザは、自分が言語コードで指定した所望の言語での送信結果通知をうけることができる。
【0069】
また、添付ファイルとしての送信依頼文書データの第1ページ目も、ワークステーション装置WSA1側のアプリケーションにより表示されて、送信結果通知が、どの送信依頼文書に係るものであるのかのユーザの判断を容易にすることができる。送信依頼文書データの全内容を添付ファイルとするようにしてもよいが、送信依頼文書データは元々ユーザの手元にあったものであるため、送付表等の送信依頼文書の内容を把握する情報を多く含んでいる先頭の第1ページ目のみを付加すれば、添付ファイルのデータ量を必要最小限とできるため好ましい。
【0070】
以上説明したように本実施の形態によれば、送信依頼文書データの送信結果を送信結果メールとして、指定されたメールアドレス宛に送信するようにしたため、送信依頼元のユーザが席にいながらにして送信依頼文書データの送信結果を、通常の電子メールを受信するのと同様の手順で知ることができるようになる。
【0071】
なお、以上説明した実施の形態においては、本発明を、ネットワークファクシミリ装置に適用したが、本発明は、それに限らず、インターフェイスを介して送信依頼元装置から送信依頼された文書データを指定された宛先に送信する一方、ネットワークを介して前記送信依頼元装置に対して電子メールを送信可能な通信端末装置であれば、同様に適用可能なものである。また、また、本発明は、電子メールの伝送プロトコルのより限定されるものではなく、送信文書データが画情報の場合に限らずテキストデータ等のその他の形式の場合にも同様に適用可能なもので、送信依頼文書データの転送形式によって限定されるものでもない。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、画情報の送信元はユーザコードを送信するだけで、画情報を宛先へ送信させることだけでなく、送信結果を送信結果通知先へ通知させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置としてのネットワークファクシミリ装置のネットワーク及び公衆網への接続形態について示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置のROMの記憶内容について示す図である。
【図4】言語テーブル群について示す図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置のRAMの記憶内容について示す図である。
【図6】アドレス変換テーブルについて示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置への送信依頼元装置におけるソフトウェアモジュール構成について示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置へ転送される送信依頼元装置からの送信依頼文書データの構成について示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置における送信依頼元装置からの送信依頼データの処理手順について示すフローチャートである。
【図10】図9と共に、本発明の実施の形態に係るネットワークファクシミリ装置における送信依頼元装置からの送信依頼データの処理手順について示すフローチャートである。
【図11】送信結果通知メール例について示す図である。
【図12】各言語で記述された送信結果通知メールのフォーマットについて示す図である。
【符号の説明】
NF、NFA、NFB ネットワークファクシミリ装置
MSA、MSB メールサーバ装置
WSA1、…、WSAn ワークステーション装置
WSB1、…、WSBn ワークステーション装置
RA、RB ルータ装置
LAN、LANa、LANb ローカルエリアネットワーク
2 システム制御部
3 ROM
3a フォントテーブル
3b テーブル群
4 RAM
4a アドレス変換テーブル
5 スキャナ
6 プロッタ
7 時計回路
8 画像メモリ
9 操作表示部
10 符号化復号化部
11 LAN通信制御部
12 モデム
13 網制御部
14 システムバス
Claims (3)
- ユーザを識別するためのユーザコードと宛先とを対応付けて登録する宛先登録手段と、
画情報とユーザコードとを受信した際に、該ユーザコードに対応付けて登録した宛先へ該画情報を送信する送信手段と、
前記送信手段による送信結果を前記受信したユーザコードに基づいて特定される送信結果通知先へ通知する送信結果通知手段と
を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1に記載の通信端末装置であって、
ユーザコードとユーザ名称とを対応付けて登録するユーザ名称登録手段と、
前記受信したユーザコードに対応付けて登録したユーザ名称を前記送信結果とともに通知するユーザ名称通知手段と
を備えたことを特徴とする通信端末装置。 - 請求項1または2のいずれかに記載の通信端末装置であって、
ファクシミリ通信のサブアドレスを用いて前記ユーザコードを受信することを特徴とする通信端末装置。
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