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JP3894825B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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JP3894825B2
JP3894825B2 JP2002106821A JP2002106821A JP3894825B2 JP 3894825 B2 JP3894825 B2 JP 3894825B2 JP 2002106821 A JP2002106821 A JP 2002106821A JP 2002106821 A JP2002106821 A JP 2002106821A JP 3894825 B2 JP3894825 B2 JP 3894825B2
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徹弌 有田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱風により、また熱風及び高周波により、被調理物の加熱調理を行う加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンベクションオーブン、熱気衝撃方式オーブン等、被調理物を入れた加熱室の中に熱風の循環気流を形成して被調理物の加熱調理を行う加熱調理器は良く知られ、また用いられている。文献では実公平6−23841号公報、特開平9−145063号公報、特開平11−166737号公報、特開2000−329351号公報、特開2001−311518号公報等に熱風循環方式加熱調理器の例を見ることができる。また特表平9−503334号公報に熱気衝撃方式加熱調理器の例を見ることができる。熱風に高周波加熱を併用する加熱調理器も周知である(特開平9−145063号公報、特開平11−166737号公報、特開2001−311518号公報参照)。
【0003】
ここで、本願の発明の前提となる熱風循環方式加熱調理器の構造を図15〜図17に基づき説明する。
【0004】
加熱調理器1は直方体状のキャビネット10を有する。キャビネット10の内部には直方体状の加熱室11が設けられる。加熱室11の上下は天井壁12及び底面壁13で構成され、四周のうちの三方は奥内側壁14、左内側壁15、及び右内側壁16で構成される。四周の残り一方は開閉自在な扉17により構成される。扉17及び加熱室11の各壁部には断熱対策が施されている。
【0005】
上記のように壁と扉により六面を囲まれた加熱室11は、高さ230mm、幅408mm、奥行345mmの内法寸法を有する。なお本明細書に登場する寸法、速度、温度等の数字は一つの好適例を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
【0006】
奥内側壁14の外側には送風装置20が設置される。送風装置20はファンケーシング21の中に遠心ファン22を配置し、この遠心ファン22を後述する可逆回転型のモータで正逆回転させる。ファンケーシング21は2方向分岐型であって、上吐出口23及び横吐出口24を有する。上吐出口23は天井壁12の外側に設けた上ダクト25に接続する。横吐出口24は左内側壁15の外側に設けた横ダクト26に接続する。
【0007】
上ダクト25及び横ダクト26はそれぞれ加熱室11に向かって開口する上吹出口30及び横吹出口31を有する。また奥内側壁14には送風装置20の吸込口32が設けられる。上吹出口30は直径11mmの筒状小孔の集合からなり、横吹出口31と吸込口32は直径5mmの小孔の集合からなる。
【0008】
図16に見られるように、上ダクト25の中には上ヒータ40が配置される。横ダクト26の中には横ヒータ41が配置される。右内側壁16の外側には上ヒータ40及び横ヒータ41による加熱を補助する高周波加熱装置42と、加熱調理器1全体の運転制御を行う制御部43が配置されている。右内側壁壁16の外側前面は制御部43に対する指示を入力する操作パネル44(図15参照)となる。
【0009】
底面壁13には被調理物を載置するためのターンテーブル50が配置される。ターンテーブル50の上には被調理物の種類に応じグリルやラック等の支持手段が載置される。51はターンテーブル駆動モータである。
【0010】
加熱室11の外側には図17に示すような構成要素が配置されている。図16ではその存在を抽象的に示すだけであった高周波加熱装置42が、ここでは実体部品として示されている。
【0011】
高周波加熱装置42の中核をなすのは高周波発生装置70である。高周波発生装置70はマグネトロンからなり、高圧トランス71がこれを発振させる。高周波発生装置70で発生した高周波は導波管72を通じて加熱室11の側壁に導かれ、給波口73より加熱室11の内部に放出される。高周波発生装置70及び高圧トランス71に対してはそれぞれ冷却ファン74、75が設けられる。また加熱室11の背面側には遠心ファン22を正逆回転させる可逆回転型のモータ80が配置されている。
【0012】
加熱調理器1の動作は次の通りである。まず扉17を開き、ターンテーブル50にグリルやラック等の支持手段の中から被調理物の種類に適合したものを載置する。その上に被調理物を直接、あるいは容器に入れた状態で置き、扉17を閉じる。
【0013】
扉17を閉じた後、操作パネル44より調理条件を入力する。制御部43は入力された調理条件に基づき、予めプログラムされている複数の調理方法の中から最適のものを選択する。そして送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ51を駆動し、加熱調理を開始する。
【0014】
例えばローストチキンをつくる場合は、ターンテーブル50にグリルを設置し、その上に肉塊を置く。扉17を閉じ、操作パネル44に表示されるメニューの中から「ローストチキン」を選択する。すると制御部43は送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ51を「ローストチキン」調理モードで作動させる。
【0015】
上ヒータ40の電力容量は1700W、横ヒータ41の電力容量は1200Wであって、上吹出口30と横吹出口31からはそれぞれ出口温度で300゜C以上の熱風が吹き出す。上吹出口30からの風速は65km/h以上、横吹出口31からの風速は30km/h以下となるよう、制御部43が送風装置20を制御する。ターンテーブル50の回転数は6rpmとされる。
【0016】
上記の場合、被調理物に高速の熱風を吹き付ける熱気衝撃方式加熱調理となり、肉塊は高速で調理される。加熱室11の中の温度は操作パネル44を通じ入力した設定温度に自動調整される。設定温度の上限は300゜Cである。
【0017】
次に、スポンジケーキをつくる場合は、ターンテーブル50にラックを設置し、ターンテーブル50の上及びラックの上にそれぞれケーキ生地を置く。扉17を閉じ、操作パネル44に表示されるメニューの中から「スポンジケーキ」を選択する。すると制御部43は送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ52を「スポンジケーキ」調理モードで作動させる。ターンテーブル50の回転数は6rpmのままである。
【0018】
今度は、上吹出口30から風速30km/h以下の熱風が吹き出し、横吹出口31からは風速40km/h以下の熱風が吹き出すよう、制御部43は送風装置20を制御する。この場合、2段熱風循環方式加熱調理となり、ターンテーブル50の上及びラックの上に置かれたケーキ生地はそれぞれふんわりとしたスポンジケーキに仕上がる。上方から吹き付ける熱風は低速であり、ふくらみつつあるケーキ生地を押しつぶすことはない。
【0019】
加熱調理において、熱風と高周波とは各々単独で用いることもあり、両方同時に発生させてその協同作用で加熱することもある。調理プログラムにより、あるいは使用者の選択により、熱風又は高周波の単独作用又は協同作用を使い分ける。
【0020】
上記加熱調理器1は、送風装置20の吹出風量比率、風量そのもの、及び風速を調節することにより、また上ヒータ40及び横ヒータ41の発熱量や高周波加熱装置42の加熱エネルギーを調節することにより、様々な被調理物、様々な調理法に対応できる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上記加熱調理器1は、図18に示すように被調理物60に上から熱風を吹き付け、また図19に示すように横から熱風を吹き付ける。図のようにターンテーブル50の上にグリル61を載置し、被調理物60を空中に持ち上げた形にしている場合など、被調理物60の下面を十分に加熱するためには横からの熱風が必須である。しかしながら、熱風を垂直方向と水平方向に同時に吹き出させると次のような問題が生じる。
【0022】
本来、横吹出口31から水平方向に吹き出す熱風は図20の矢印Wのように吸込口32まで吹き抜ける力強い気流となることが期待されている。これにより、被調理物60の下面に十分な熱量を伝達できるのである。ところがこの時、上吹出口30から垂直方向に熱風が吹き出していると、図21に示すように横吹出口31から吹き出した熱風が下方に偏向し、被調理物60の下面を吹き抜ける力が弱まってしまう。これでは被調理物60の下面に十分な熱量を伝えられない。この傾向は、上方から熱風を高速で吹き下ろす熱気衝撃方式加熱調理を行う際に一層顕著になる。
【0023】
また、ターンテーブル50で被調理物60を回転させつつ横吹出口31から熱風を吹き付けた場合、次のような現象が生じることにも留意しなければならない。すなわち、被調理物60の中で、ターンテーブル50の回転中心に位置する部位には常に熱風が当たる。これに対し回転中心から外れた部位は、横吹出口31に向き合う位置から離れたときには熱風を受けにくくなる。このため、被調理物60の部位によって調理の仕上がり加減にむらが生じる。
【0024】
さらに、高周波加熱装置42に関し、次のような点も問題となる。すなわち、給波口73はパンチングメタルや金網等のカバーで覆われるのであるが、給波口73の位置が適切でないと熱風によって前記カバーに被調理物の油分や食品滓が吹き付けられる。これらの汚染物がカバー表面に堆積して行くと、発火や放電といった問題をひき起こす。
【0025】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、熱風を垂直方向に吹き出す上吹出口と熱風を水平方向に吹き出す横吹出口とを加熱室に設けた加熱調理器において、垂直方向の気流によって水平方向の気流が阻害されないようにすることにある。また、ターンテーブル上の被調理物に部位による調理むらが生じる度合を少なくすることにある。また、高周波の給波口に汚染物が付着・堆積しないようにすることにある。また、垂直方向の気流に十分な風速を確保するとともに水平方向の風を有効に確保することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明加熱調理器は次の構成を備える。
【0027】
加熱室の天井壁に設けた上吹出口と、前記加熱室の両側面及び奥壁面を構成する内側壁のいずれかに設けた横吹出口と、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に設けた吸込口と、熱源と、送風手段と、を備え、前記吸込口から前記送風手段を経由して前記上吹出口に導く上ダクト及び前記横吹出口に導く横ダクトを加熱室壁面内に配設して、各々の熱風循環経路を形成し、前記上吹出口及び前記横吹出口から吹き出す熱風の気流により加熱室内に載置した被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないように配置した。
【0028】
この構成によれば、上吹出口からの熱風が横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。
【0029】
記のような加熱調理器において、前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構成することにより、前記上吹出口から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流下方偏向させないようにした。
【0030】
この構成によれば、上吹出口の開口度の加減により横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果がもたらされる。
【0031】
記のような加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度の差を得た。
【0032】
この構成によれば、小孔の直径が均一であったとしても、分布を加減して開口度に差をつけることにより、横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果がもたらされる。
【0033】
加熱室の天井壁に設けた上吹出口と、前記加熱室の両側面及び奥壁面を構成する内側壁のいずれかに設けた横吹出口と、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に設けた吸込口と、熱源と、送風手段と、を備え、前記吸込口から前記送風手段を経由して前記上吹出口に導く上ダクト及び前記横吹出口に導く横ダクトを加熱室壁面内に配設して、各々の熱風循環経路を形成し、前記上吹出口及び前記横吹出口から吹き出す熱風の気流により加熱室内に載置した被調理物の加熱調理を行う加熱調理器であって、被調理物を載置したターンテーブルをこの熱風の気流の中で回転させて被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないように配置した。
【0034】
この構成によれば、上吹出口からの熱風が横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。
【0035】
上記構成の加熱調理器において、前記横吹出口から前記吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れ、前記ターンテーブルを回転させて前記被調理物を加熱するとき、前記被調理物の前記4分円内に配置された部分が横吹出口からの気流によって加熱され、前記横吹出口と前記ターンテーブル中心を結ぶ直線と、このターンテーブル中心と前記吸込口と結ぶ直線とがほぼ直角をなすように横吹出口、ターンテーブル中心、及び吸込口を配置することにより、前記横吹出口から前記吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れるように構成した。
【0036】
この構成によれば、横吹出口からの熱風がターンテーブルの4分円領域を通って流れるので、被調理物の中でターンテーブルの回転中心に位置する部位に吹き付けられる熱風の量が減少し、この部位と他の部位との加熱の不均衡が小さくなる。また、横吹出口、ターンテーブル中心、及び吸込口の配置の設定により、ターンテーブルの4分円領域を通る熱風の流れが生じる。
【0041】
記のようなターンテーブルを備えた加熱調理器において、前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構成することにより、前記上吹出口から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないようにした
【0042】
この構成によれば、上吹出口の開口度の加減により横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果がもたらされる。
【0043】
記のようなターンテーブルを備えた加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度の差を得た。
【0044】
この構成によれば、小孔の直径が均一であったとしても、分布を加減して開口度に差をつけることにより、横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果がもたらされる。
【0045】
記のような加熱調理器において、前記加熱室の天井壁部にヒータを配置するとともに、このヒータのうち、前記上吹出口の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分よりも発熱量小とした。
【0046】
この構成によれば、上吹出口の開口度小の箇所での発熱量が低下するため、不要な熱気溜まりが発生しない。
【0047】
記のような加熱調理器において、前記ヒータがシーズヒータであり、前記発熱量小の部分はシーズヒータの非発熱部であることとした。
【0048】
この構成によれば、シーズヒータの非発熱部でヒータの発熱量小の部分を構成するため、ヒータ形状が単純化される。
【0069】
【発明の実施の形態】
以下、本発明加熱調理器の第1実施形態を図1に基づき説明する。第1実施形態の加熱調理器1は、前提となる構造は図15以下に示した加熱調理器1と同様なので、発明に関連した構成要素のみ図示する。そして第1実施形態の加熱調理器1の構成要素のうち、図15以下に示した加熱調理器1と共通する構成要素には前に使用した符号をそのまま付し、説明は省略する。同じ原則を第2実施形態以降の実施形態の説明にも適用し、既述の構成要素については前に使用した符号をそのまま付し、支障のないかぎり説明を省略する。
【0070】
第1実施形態の加熱調理器1では、上吹出口30から吹き出す気流が横吹出口31から被調理物60に至る気流を下方に偏向させないように配置されている。なお「偏向させない」とは「偏向ゼロ」だけでなく「偏向の程度が少ない」をも含む。
【0071】
横吹出口31から被調理物60に至る気流を下方に偏向させないようにするため、天井壁12における上吹出口30の開口度(開口部分の面積の割合)は、横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所より小となるように構成する。
【0072】
上吹出口30の開口度に差をつけるのは、上吹出口30を構成する小孔の分布を変えることにより行っている。すなわち横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布をそれ以外の箇所の分布より疎とすることにより、開口度小としている。
【0073】
上吹出口30の小孔はすべて等しい直径(直径11mm)を有する。このように均一直径としておく方が小孔を形成する際に金型作成が容易となり、製作に便利であるが、小孔の直径に差を持たせる構成が必ずしも排除される訳ではない。
【0074】
図1には「疎」を極限まで推し進めた例が記載されている。すなわち横吹出口31から被調理物60に至る気流の上方には上吹出口30の小孔を全く設けていない。より具体的には、被調理物60が存在しない場合に横吹出口31から吸込口32へ吹き抜ける気流の上方にあたる区間を「小孔ゼロ」としている。このため、横吹出口31から吹き出す熱風は上吹出口30から吹き出す熱風によって下方に偏向することなく被調理物60に向かう。この熱風は被調理物60の下面を吹き抜け、被調理物60の下面に十分な熱量を伝える。
【0075】
上記効果は上吹出口30から熱風を高速で吹き下ろす熱気衝撃方式加熱調理の場合に一層鮮明になる。また被調理物60を回転させるターンテーブル50が存在する場合はもとより、存在しない場合にも上記効果は発揮される。
【0076】
なお横吹出口31から被調理物60に至る気流の上方に上吹出口30の小孔が皆無でなく、多少存在していたとしても、相応の効果は得られる。
【0077】
図2に本発明加熱調理器の第2実施形態を示す。第2実施形態の加熱調理器1はターンテーブル50を備えていることを前提条件とする。
【0078】
第2実施形態の加熱調理器1でも、上吹出口30から吹き出す気流が横吹出口31から被調理物60に至る気流を下方に偏向させないように配置されている。第1実施形態の場合と同様、「偏向させない」とは「偏向ゼロ」だけでなく「偏向の程度が少ない」をも含む概念である。
【0079】
横吹出口31から被調理物60に至る気流を下方に偏向させないようにするため、天井壁12における上吹出口30の開口度(開口部分の面積の割合)は、横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所より小となるように構成する。
【0080】
上吹出口30の開口度に差をつけるのは、上吹出口30を構成する小孔の分布を変えることにより行っている。すなわち横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布をそれ以外の箇所の分布より疎とすることにより、開口度小としている。
【0081】
第1実施形態の場合と同様、上吹出口30の小孔はすべて等しい直径(直径11mm)を有する。このように均一直径としておく方が小孔を形成する際に金型作成が容易となり、製作に便利であるが、小孔の直径に差を持たせる構成が必ずしも排除される訳ではない。
【0082】
図2には「疎」を極限まで推し進めた例が記載されている。すなわち横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す(「そこに小孔が存在したら吹き出す」の意)箇所には小孔を全く設けていない。より具体的には、被調理物60が存在しない場合に横吹出口31から吸込口32へ吹き抜ける気流がターンテーブル50の中心部に至るまでの区間を「小孔ゼロ」としている。
【0083】
上記構成によれば、横吹出口31から吹き出す熱風は上吹出口30から吹き出す熱風によって下方に偏向することなく被調理物60に至る。このため、ターンテーブル50の中心部に至るまでの間、被調理物60の下面に熱風から十分な熱量を伝えることができる。また被調理物60の下面を横に吹き抜ける気流は、ターンテーブル50の中心部を過ぎたとしても、被調理物60が上吹出口30からの気流をブロックするので、被調理物60の外に出るまでの間、被調理物60との接触を保ちつつ吹き抜ける。従って被調理物60の下面に十分に熱量を伝えることができる。
【0084】
被調理物60の上面を横に吹き抜ける気流は、ターンテーブル50の中心部を過ぎると上吹出口30からの気流によって下方に偏向せしめられることになるが、これは横吹出口31からの熱風が被調理物60の上面に良く当たるということを意味し、全く問題はない。そればかりか、却って加熱が促進されることになる。
【0085】
図3に本発明加熱調理器の第3実施形態を示す。第3実施形態の加熱調理器1は加熱室11の天井壁12の部分に配置される上ヒータ40の構成に特徴を有する。すなわちここでは、上ヒータ40のうち、上吹出口30の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分より発熱量小となるよう構成されている。開口度の大小は第1実施形態及び第2実施形態と同じく上吹出口30の小孔の分布の疎密によって得ている。
【0086】
具体的には、横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所のみ、第2実施形態と同じく上吹出口30の小孔の分布を疎(「皆無」を含む)としている。上ヒータ40はニクロム線やシーズヒータといった線状のヒータで構成されるが、上記小孔分布が疎の箇所を回避するように線状ヒータの引き回し経路が設定されている。
【0087】
上記構成によれば、上吹出口30の開口度小の箇所では上ヒータ40の発熱量が小であるため、風を通さない箇所の空気をむやみに熱くすることがない。上吹出口30の開口度大の箇所に上ヒータ40の発熱を集中させるため、空気の加熱が効率良く行われる。
【0088】
場所によって上ヒータ40の発熱量を調節する具体的手法としては、上記のような「線状ヒータの引き回し経路の工夫」の他、次のようなものが挙げられる。
【0089】
シーズヒータの場合、中の抵抗線の単位長さ当たり巻数により発熱量を変えることができる。すなわち密に巻けば発熱量が大きくなり、疎に巻けば発熱量が小さくなる。直線状にしておけば発熱量は最小となる。これは裸のニクロム線であっても同じである。
【0090】
なおシーズヒータの場合、端子側(配線との接続側)の発熱量が小さく、中央側の発熱量は大きいのが一般的である。
【0091】
またシーズヒータの抵抗線や裸のニクロム線のコイルの一部分に良導体を装着し、装着した部分の抵抗を下げて発熱を低下させることもできる。
【0092】
第3実施形態の加熱調理器1では、上ヒータ40の一部40aは、上吹出口30が配置された区域より熱風の流れに関して上流側に配置されている。
【0093】
この構成によれば、上吹出口30のどの小孔をとっても上ヒータ40の一部40aによって加熱された空気が吹き出すことになるため、上吹出口30の各小孔から吹き出す熱風の温度の均一化を図ることができる。
【0094】
図4に本発明加熱調理器の第4実施形態を示す。第4実施形態の加熱調理器1も、上ヒータ40のうち、上吹出口30の開口度小の箇所に位置する部分が開口度大の箇所に位置する部分より発熱量小となるよう構成したものであるが、それを次のようにして実現している。なお開口度の大小は第3実施形態と同じく上吹出口30の小孔の分布の疎密によって得ている。
【0095】
すなわち上ヒータ40をシーズヒータにより構成する。そしてシーズヒータに必ず存在する非発熱部40bを上吹出口30の小孔の分布疎(「皆無」を含む)の箇所に配置した。
【0096】
上記構成によれば、上吹出口30の開口度小の箇所では上ヒータ40が発熱しないため、風を通さない箇所の空気を加熱しない。そして上吹出口30の開口度大の箇所に上ヒータ40の発熱を集中させるため、空気の加熱が効率良く行われる。
【0097】
第4実施形態の加熱調理器1でも上ヒータ40の一部40aが、上吹出口30が配置された区域より熱風の流れに関して上流側に配置されている。そのため、上吹出口30のどの小孔をとっても上ヒータ40の一部40aによって加熱された空気が吹き出すことになり、上吹出口30の各小孔から吹き出す熱風の温度が均一化する。
【0098】
図5に本発明加熱調理器の第5実施形態を示す。第5実施形態の加熱調理器1は、ターンテーブル50の存在を前提条件としたうえで、上吹出口30をターンテーブル50の外縁からはみ出さないように配置した点に特徴を有する。
【0099】
具体的には、天井壁12においてターンテーブル50の上方にあたる箇所に、ターンテーブル50の外縁からはみ出さないよう上吹出口30の小孔を分散配置する。上吹出口30の開口度がターンテーブル50の中心寄りの箇所において小、外周寄りの箇所において大となるよう、小孔の分布はターンテーブル50の中心寄りの箇所が疎、外周寄りの箇所が密とする。
【0100】
図5ではターンテーブル50の上方に同心円状の区画を設定した。この同心円状の区画は単なる説明用のものであって、このような形状の構成要素が存在する訳ではない。同心円のリング状の区画に含まれる小孔の数を比較すると、外側の区画には円周長さの比率以上に多くの小孔が含まれている。このようにして「ターンテーブル50の中心寄りの箇所が疎、外周寄りの箇所が密」の小孔配置が具現化される。
【0101】
このように上吹出口30を「ターンテーブル50の中心寄りの箇所において開口度小、外周寄りの箇所において開口度大」としたのは次の理由による。すなわち、被調理物60の中でもターンテーブル50の中心部に位置する部位は回転時の線速度が遅い。このため熱風をじっくり当てることができる。他方、被調理物60の中でターンテーブル50の外周部に位置する部位は、同じ角速度であっても線速度が速くなる。そのため熱風の吹き付けている箇所をさっと通り過ぎてしまう。これを補償するため、ターンテーブル50の外周寄りの箇所の上吹出口30の開口度をターンテーブル50の中心寄りの箇所の開口度に比べて大きくし、被調理物60の上面各部が均等に熱風にさらされるようにした。
【0102】
なお第5実施形態では、「横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所のみ、上吹出口30の開口度を小とする」の構成、及び「上ヒータ40のうち、上吹出口30の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分より発熱量小とする」の構成も実現されている。また「上吹出口30が配置された区域より熱風の流れに関して上流側に、上吹出口30から吹き出す空気を加熱する上ヒータ40の一部40aが配置されている」の構成も実現されている。
【0103】
図6に本発明加熱調理器の第6実施形態を示す。第6実施形態の加熱調理器1は、ターンテーブル50の存在を前提条件としたうえで、横吹出口31から吸込口32に至る気流が、ターンテーブル50の4分円領域を通って流れるように構成した点に特徴を有する。「4分円領域」とは、互い直交する任意の2本の直径線によって画定された、1個の扇形領域のことを指す。もちろんこれは観念的なものであって「扇形の要の部分がターンテーブルの中心に一致し、扇形の角度は90゜であること」などと形状を厳密に定義づけられるべきものではない。
【0104】
これを実現するため、横吹出口31とターンテーブル50の中心を結ぶ直線と、ターンテーブル50の中心と吸込口32を結ぶ直線とがほぼ直角をなすように横吹出口31、ターンテーブル50の中心、及び吸込口32を配置する。
【0105】
上記のように構成すると、吸込口32に空気を吸い込ませつつ横吹出口31から熱風を送り出したとき、熱風がターンテーブル50の4分円領域を掃引するように流れ、被調理物60の中でこの領域に位置する部位を加熱する。被調理物60の中でターンテーブル50の中心に位置する部位にも熱風は当たるが、この部分の熱風は本流からずれており、熱風の風量が少ない。従って、常時熱風が当たる部位ではあるが、他の部位との加熱の不均衡が小さくなる。
【0106】
第6実施形態では、第5実施形態と同じく、「横吹出口31から被調理物60に至る気流に向かって吹き出す箇所のみ、上吹出口30の開口度を小とする」の構成、「上ヒータ40のうち、上吹出口30の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分より発熱量小とする」の構成、「上吹出口30が配置された区域より熱風の流れに関して上流側に、上吹出口30から吹き出す空気を加熱する上ヒータ40の一部40aが配置されている」の構成、「上吹出口30がターンテーブル50の外縁からはみ出さない」の構成、「上吹出口30がターンテーブル50の中心寄りの箇所において開口度小、外周寄りの箇所において開口度大」の構成、及び「上吹出口30を構成する小孔の分布が、ターンテーブル50の中心寄りの箇所において疎、外周寄りの箇所において密」の構成が実現されている。
【0107】
なお第5実施形態と第6実施形態を比較した場合、第5実施形態では横吹出口31が加熱室11の手前寄り(扉17寄り)に配置されている。そのため、横吹出口31からターンテーブル50の中心付近に達するまでの熱風の経路が第6実施形態に比べて長い。これに対し第6実施形態では、横吹出口31がターンテーブル50の中心に対し最短距離となるような位置に設けられている。従って、上吹出口30の小孔を設けることのできないエリアが第5実施形態に比べて狭く、それだけ上吹出口30の小孔の配置の自由度が増す。
【0108】
図7は横吹出口31の垂直方向の位置について説明する図である。横吹出口31は加熱室11の高さの1/2より低い位置から加熱室11の底面近くにわたって設けられている。このようにすることにより、ターンテーブル50の上にラック62を置いてケーキ等の2段調理を行う場合、上段にも下段にも熱風が均等に当たる。この構成は第1から第6までのすべての実施形態に適用される。
【0109】
図8に本発明加熱調理器の第7実施形態を示す。これは、高周波の給波口73の位置に配慮を加えた実施形態である。すなわち、給波口73を横吹出口31に正対しない位置に設けた。ここで「正対する」とは「真正面に位置する」という意味である。
【0110】
具体的には給波口73を左内側壁15に、横吹出口31より上方に位置するように設けた。給波口73はパンチングメタルや金網等からなるカバー76で覆い、導波管72の中に指や物が入らないようにする。
【0111】
加熱調理を行うと被調理物60から汚染物が発生する。図8に示すようにターンテーブル50の上にグリル61を置いてローストチキンのような調理を行う場合など、被調理物60から油が滴り落ちる。微細な油滴は熱風に乗って舞う。またケーキのベーキング等、「粉もの」の被調理物60を扱う場合など、粉そのものが熱風に乗って浮遊する場合がある。これらばかりでなく、種々の食品屑が汚染物となる。
【0112】
給波口73が横吹出口31に正対する位置に設けられていると、横吹出口31から吹き出す熱風によって汚染物が給波口73に吹き付けられることになる。吹き付けられた汚染物はカバー76に付着し、堆積する。堆積した汚染物は条件が整えば発火する。また堆積物の尖頭部分が高周波によって放電し、使用者を驚かす。
【0113】
第7実施形態の場合、給波口73が横吹出口31が設けられたのと同じ左内側壁15に設けられているので、横吹出口31からの熱風により給波口73に汚染物が吹き付けられるということがない。従って汚染物の発火や放電といった問題は生じない。給波口73を横吹出口31より上方に位置するように設けることにより、この効果は一層確かなものになる。
【0114】
図9に本発明加熱調理器の第8実施形態を示す。これも高周波の給波口73の位置に配慮を加えた実施形態である。給波口73は、横吹出口31を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁、ここでは右内側壁16に、設けられている。給波口73の下端は横吹出口31の高さ方向の中心(線L1で示す)より上方に位置する。図の場合、給波口73の下端は横吹出口31の高さ方向の中心から距離G1だけ上の位置にある。
【0115】
このように横吹出口31と給波口73とが垂直方向にずれ、正対が回避されているので、横吹出口31から吹き出した熱風により汚染物が給波口73に吹き付けられることが少ない。従って汚染物の発火や放電といった問題が少ない。
【0116】
図10に本発明加熱調理器の第9実施形態を示す。これも高周波の給波口73の位置に配慮を加えた実施形態である。給波口73は、横吹出口31を備えた内側壁(左内側壁15)に対向する内側壁、すなわち右内側壁16に設けられている。給波口73は横吹出口31の水平幅の半分以上とは正対しない。図の場合、給波口73の前端は横吹出口31の水平方向の中心(線L2で示す)より距離G2だけ奥内側壁14の方に引っ込んだ位置にある。
【0117】
このように横吹出口31と給波口73とが水平方向にずれ、正対が回避されているので、横吹出口31から吹き出した熱風により汚染物が給波口73に吹き付けられることが少ない。従って汚染物の発火や放電といった問題が少ない。
【0118】
図11及び図12に本発明加熱調理器の第10実施形態を示す。第10実施形態は、ターンテーブル50の有無に関わらず、あるいは上吹出口30の小孔の直径の大小及びその取り合わせ、あるいは分布の如何に関わらず、加熱室11に複数の小孔からなる上吹出口30と横吹出口31を設けた加熱調理器に一般的に適用できる構造を提案するものである。
【0119】
すなわち上吹出口30の小孔は、図11に見られるように、天井壁12の構成部材の肉厚以上の軸線方向長さを有することとした。言い換えればノズルのような形状にする訳である。このような形状は板金のバーリング加工あるいはスエージング加工により容易に得ることができる。前述した直径11mmの小孔の場合、小孔の縁に筒状部30aを設け、この筒状部30aが地金から2mm程度突出しているものとする。それより多く突出していても構わない。筒状部30aは加熱室11の内部に向かって突出する。
【0120】
他方横吹出口31の小孔は、図12に見られるように、左内側壁15の構成部材の肉厚と同程度以下の軸線方向長さを有することとした。左内側壁15の構成部材が板金であれば、この形状はパンチ加工によって容易に得ることができる。なおパンチ加工によって板金の片面に僅かなバリが出たとしても、それは「構成部材の肉厚と同程度」の範囲内である。パンチ加工後さらにプレスし、小孔の口縁が地金の肉厚以下の厚さとなるよう加工してもよい。
【0121】
このような構成によれば、上吹出口30から吹き出す熱風はビーム状になって流速を落とさないまま被調理物60に衝突する。このため熱気の衝撃が大きくなる。他方横吹出口31から吹き出す熱風は横吹出口31を出たところから拡散を始める。このため被調理物60に当たる際の衝撃が弱められ、被調理物60の側面及び下面を幅広く柔らかく包み込むような形になる。
【0122】
従って、上吹出口30から高速の熱風を吹き出させる熱気衝撃方式加熱調理においても、横吹出口31からの熱風吹き出しに重きを置くスポンジケーキ等の調理においても、各調理方式の特質が一層生かされることになる。
【0123】
図13及び図14に本発明加熱調理器の第11実施形態を示す。第11実施形態は第10実施形態の一部改良である。すなわち上吹出口30の小孔の筒状部30aは加熱室11の内部に向かってではなく、外部に向かって突出する。
【0124】
この構成によれば、天井壁12の下面から突出部が消え、天井壁12の下面が平坦になる。従って加熱室11の内部の清掃が容易になる。また筒状部30aに手を引っかけて怪我をするといったおそれもない。
【0125】
以上、本発明の各種実施形態につき説明したが、この他発明の主旨を逸脱しない範囲でさらに種々の変更を加えて実施することが可能である。
【0126】
【発明の効果】
本発明は以下に掲げるような効果を奏する。
【0127】
加熱室の天井壁に設けた上吹出口と、前記加熱室の両側面及び奥壁面を構成する内側壁のいずれかに設けた横吹出口と、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に設けた吸込口と、熱源と、送風手段と、を備え、前記吸込口から前記送風手段を経由して前記上吹出口に導く上ダクト及び前記横吹出口に導く横ダクトを加熱室壁面内に配設して、各々の熱風循環経路を形成し、前記上吹出口及び前記横吹出口から吹き出す熱風の気流により加熱室内に載置した被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないように配置したから、上吹出口からの熱風は主として横吹出口から被調理物に至る気流以外の箇所を目指して吹き出すこととなり、横吹出口からの熱風の流れが妨げられない。このように上吹出口からの熱風が横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。従って横吹出口からの熱風にその期待されている役割を十分果たさせることができ、調理の仕上がりの品位が向上する。上方から高速の熱風を吹き下ろす熱気衝撃方式加熱調理において、この効果は特に顕著である。
【0128】
記のような加熱調理器において、前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構成することにより、前記上吹出口から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流下方偏向させないこととしたから、上吹出口の開口度の加減により横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果が得ることができ、構成が容易である。
【0129】
記のような加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度の差を得たから、小孔の直径が均一であったとしても、分布を加減して開口度に差をつけ、横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果を得ることができる。製作も容易である。
【0130】
加熱室の天井壁に設けた上吹出口と、前記加熱室の両側面及び奥壁面を構成する内側壁のいずれかに設けた横吹出口と、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に設けた吸込口と、熱源と、送風手段と、を備え、前記吸込口から前記送風手段を経由して前記上吹出口に導く上ダクト及び前記横吹出口に導く横ダクトを加熱室壁面内に配設して、各々の熱風循環経路を形成し、前記上吹出口及び前記横吹出口から吹き出す熱風の気流により加熱室内に載置した被調理物の加熱調理を行う加熱調理器であって、被調理物を載置したターンテーブルをこの熱風の気流の中で回転させて被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないように配置したから、上吹出口からの熱風は主として横吹出口から被調理物に至る気流以外の箇所を目指して吹き出すこととなり、横吹出口からの熱風の流れが妨げられない。このように上吹出口からの熱風が横吹出口からの熱風を下方に偏向させないので、横吹出口からの熱風は設計通りのルートをたどって被調理物に届き、被調理物の所定箇所に所定の熱量を伝達する。従って横吹出口からの熱風にその期待されている役割を十分果たさせることができ、調理の仕上がりの品位が向上する。上方から高速の熱風を吹き下ろす熱気衝撃方式加熱調理において、この効果は特に顕著である。
【0131】
上記のようなターンテーブルを備えた加熱調理器において、前記横吹出口から前記吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れ、前記ターンテーブルを回転させて前記被調理物を加熱するとき、前記被調理物の前記4分円内に配置された部分が横吹出口からの気流によって加熱され、前記横吹出口と前記ターンテーブル中心を結ぶ直線と、このターンテーブル中心と前記吸込口と結ぶ直線とがほぼ直角をなすように横吹出口、ターンテーブル中心、及び吸込口を配置することにより、前記横吹出口から前記吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れるように構成したから、横吹出口からの熱風がターンテーブルの4分円領域を通って流れることにより、被調理物の中でターンテーブルの回転中心に位置する部位に吹き付けられる熱風の量が減少し、この部位と他の部位との加熱の不均衡が小さくなる。従って調理むら、端的に言えば焦げむらが少なくなる。また、横吹出口、ターンテーブル中心、及び吸込口の配置の設定だけで熱風を所望のように流れさせることができ、構成が容易である。
【0134】
記のようなターンテーブルを備えた加熱調理器において、前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構成することにより、前記上吹出口から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流下方偏向させないように構成したから、上吹出口の開口度の加減により横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果が得ることができ、構成が容易である。
【0135】
記のようなターンテーブルを備えた加熱調理器において、前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度の差を得ることとしたから、小孔の直径が均一であったとしても、分布を加減して開口度に差をつけ、横吹出口から被調理物に至る気流の下方偏向防止効果を得ることができる。製作も容易である。
【0136】
記のような加熱調理器において、前記加熱室の天井壁部にヒータを配置するとともに、このヒータのうち、前記上吹出口の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分よりも発熱量小としたから、開口度小の箇所での発熱量が低下するため、不要な熱気溜まりが発生しない。逆に、吹出口の開口度大の箇所にヒータの発熱が集中するため、空気の加熱が効率良く行われる。
【0137】
記のような加熱調理器において、前記ヒータがシーズヒータであり、前記発熱量小の部分はシーズヒータの非発熱部であることとしたから、シーズヒータの非発熱部でヒータの発熱量小の部分を構成してヒータ形状を単純化し、ヒータに要するコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明加熱調理器の第1実施形態を示す模型的水平断面図
【図2】 本発明加熱調理器の第2実施形態を示す模型的水平断面図
【図3】 本発明加熱調理器の第3実施形態を示す模型的水平断面図
【図4】 本発明加熱調理器の第4実施形態を示す模型的水平断面図
【図5】 本発明加熱調理器の第5実施形態を示す模型的水平断面図
【図6】 本発明加熱調理器の第6実施形態を示す模型的水平断面図
【図7】 加熱調理器の模型的垂直断面図
【図8】 本発明加熱調理器の第7実施形態を示す模型的垂直断面図
【図9】 本発明加熱調理器の第8実施形態を示す模型的垂直断面図
【図10】 本発明加熱調理器の第9実施形態を示す模型的水平断面図
【図11】 本発明加熱調理器の第10実施形態を示す部分水平断面図
【図12】 図11とともに本発明加熱調理器の第10実施形態を示す部分垂直断面図
【図13】 本発明加熱調理器の第11実施形態を示す模型的垂直断面図
【図14】 同じく本発明加熱調理器の第11実施形態を示す模型的垂直断面図にして、図13と直角の方向から見たもの
【図15】 本発明の前提となる加熱調理器の正面図にして、透視図法で表現したもの
【図16】 図15の加熱調理器の垂直断面図
【図17】 図15の加熱調理器の高周波加熱装置の構成を示す斜視図
【図18】 図15の加熱調理器内の熱風の流れを説明する第1の模型的垂直断面図
【図19】 図15の加熱調理器内の熱風の流れを説明する第2の模型的垂直断面図
【図20】 図15の加熱調理器の問題点を説明する模型的水平断面図
【図21】 図15の加熱調理器の問題点を説明する模型的垂直断面図
【符号の説明】
1 加熱調理器
11 加熱室
12 天井壁
13 底面壁
14 奥内側壁
15 左内側壁
16 右内側壁
17 扉
20 送風装置
21 ファンケーシング
22 遠心ファン
25 上ダクト
26 横ダクト
30 上吹出口
30a 筒状部
31 横吹出口
32 吸込口
40 上ヒータ
41 横ヒータ
42 高周波加熱装置
50 ターンテーブル
60 被調理物
61 グリル
62 ラック
73 給波口
76 カバー

Claims (9)

  1. 加熱室の天井壁に設けた上吹出口と、前記加熱室の両側面及び奥壁面を構成する内側壁のいずれかに設けた横吹出口と、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に設けた吸込口と、熱源と、送風手段と、を備え、前記吸込口から前記送風手段を経由して前記上吹出口に導く上ダクト及び前記横吹出口に導く横ダクトを加熱室壁面内に配設して、各々の熱風循環経路を形成し、前記上吹出口及び前記横吹出口から吹き出す熱風の気流により加熱室内に載置した被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、
    前記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないように配置されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構成することにより、前記上吹出口から吹き出す気流が、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流下方偏向させないことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度の差を得ることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 加熱室の天井壁に設けた上吹出口と、前記加熱室の両側面及び奥壁面を構成する内側壁のいずれかに設けた横吹出口と、前記横吹出口を備えた内側壁以外のいずれかの内側壁に設けた吸込口と、熱源と、送風手段と、を備え、前記吸込口から前記送風手段を経由して前記上吹出口に導く上ダクト及び前記横吹出口に導く横ダクトを加熱室壁面内に配設して、各々の熱風循環経路を形成し、前記上吹出口及び前記横吹出口から吹き出す熱風の気流により加熱室内に載置した被調理物の加熱調理を行う加熱調理器であって、
    調理物を載置したターンテーブルをこの熱風の気流の中で回転させて被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において
    記上吹出口は、そこから吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流を下方に偏向させないように配置されていることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4に記載の加熱調理器において、前記横吹出口から前記吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れ、前記ターンテーブルを回転させて前記被調理物を加熱するとき、前記被調理物の前記4分円内に配置された部分が横吹出口からの気流によって加熱され、
    前記横吹出口と前記ターンテーブル中心を結ぶ直線と、このターンテーブル中心と前記吸込口と結ぶ直線とがほぼ直角をなすように横吹出口、ターンテーブル中心、及び吸込口を配置することにより、前記横吹出口から前記吸込口に至る気流が、前記ターンテーブルの4分円領域を通って流れることを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項5に記載の加熱調理器において、前記上吹出口の開口度を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の開口度がそれ以外の箇所の開口度より小となるように構成することにより、前記上吹出口から吹き出す気流が前記横吹出口から前記被調理物に至る気流下方偏向させないことを特徴とする加熱調理器。
  7. 前記上吹出口を複数の小孔により構成するとともに、この小孔の分布を、前記横吹出口から前記被調理物に至る気流に向かって吹き出す箇所の分布がそれ以外の箇所の分布より疎となるよう構成することにより、前記開口度の差を得ることを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
  8. 前記加熱室の天井壁部にヒータを配置するとともに、このヒータのうち、前記上吹出口の開口度小の箇所に位置する部分は開口度大の箇所に位置する部分よりも発熱量小としたことを特徴とする請求項2、3、のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 前記ヒータがシーズヒータであり、前記発熱量小の部分はシーズヒータの非発熱部であることを特徴とする請求項に記載の加熱調理器。
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