JP3837030B2

JP3837030B2 - Display case

Info

Publication number: JP3837030B2
Application number: JP2001064801A
Authority: JP
Inventors: 顯松田
Original assignee: Itoki Corp
Current assignee: Itoki Corp
Priority date: 2001-03-08
Filing date: 2001-03-08
Publication date: 2006-10-25
Anticipated expiration: 2021-03-08
Also published as: JP2002262970A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として美術品や博物、考古品などの文物類を展示・陳列するために使用される展示ケース（展示装置）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
この種の展示ケースは、内部を展示空間として前面を開口したケース本体と、ケース本体の開口面を塞ぐ扉とを備えており、扉は、展示物の視認性を損なうことなく防護機能を発揮するため、一般に、透明度と強度に優れたガラス板で構成されている。
【０００３】
そして、ケース本体に展示物を出し入れできるようにしたり、照明装置や湿度調節具等の装置類をメンテナンスできるようにするため、扉を開閉できるようにしている。
【０００４】
この場合、扉は、ケース本体の奥行き方向に沿って前後動自在でかつ、ケース本体の間口方向に沿って左右スライド自在となるようにケース本体に取付けられており、閉止位置において後退させるとケース本体が密閉され、手前側に引き出すと左右スライドさせてケース本体を空けることができる（特開平１０−２６２７８３号公報、特開平１１−１３１８９５号公報等参照）。
【０００５】
開いた扉を閉じる場合、扉を閉止位置までスライドさせてから後退させることになるが、扉とケース本体との干渉を防止したり、隣合った扉との干渉を防止したりするため、扉を閉止位置に正確に位置決めする必要がある。
【０００６】
この扉を閉止位置に位置決めする手段として従来は、人が扉の位置を確認しながら手作業で位置決めしたり、或いは、特開平１１−１３１８９５号公報に記載されているように、モータ等の動力で駆動される位置決め規制手段を設けたりしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
閉止位置での位置決め手段のうち、人が扉の位置を確認しながら位置決めする方法は、扉装置の構造が複雑になるのを回避できる利点はあるが、作業能率や正確さに欠けるという欠点があった。
【０００８】
他方、動力駆動式の位置規制手段で位置決めするのは、正確さや能率の点では優れているが、扉装置の構造が著しく複雑化するという点や、位置規制手段を設けるためにスペースが必要であることから適用対象が限られるという点に問題があった。
【０００９】
本発明は、このような現状に鑑みなされたもので、簡単な構造でありながら、扉を閉止位置に能率良く簡単に位置決めできるようにすることを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
前記の目的は請求項１，２の発明によって達成することができる。
【００１１】
両請求項の発明とも、「前面を開口したケース本体に、当該ケース本体の開口部を塞ぐ扉が、ケース本体を密閉した後退状態から手前側に引き出すとケース本体の間口方向に沿ってスライド自在となるようにガイド手段を介して取付けられており、前記扉は、移動規制手段により、閉止位置において後退させた密閉状態では左右スライド不能に保持され、手前側に引き出してスライドさせた状態では後退動不能に保持されている」、という基本構成を含んでいる。
【００１２】
【００１３】
そして、請求項１の発明では、前記基本構成に加えて、前記扉は、前記ガイド手段によってケース本体の奥行き方向に移動するように支持されていると共に、開いた状態で閉止位置までスライドさせると自動的に後退動するように付勢手段又は自重によって後退方向に付勢されている一方、前記移動規制手段は、前記扉における上下両端部のうちいずれか一方又は両方の左右適宜部位に後ろ向き突設した係合突起と、前記ケース本体のうち前記係合突起と同じ高さ位置に設けた左右長手の規制ガイド体とから成っており、規制ガイド体に、扉が閉止位置にくると前記係合突起に嵌合する平面視前向き凹状の係合溝を形成している。
【００１４】
請求項２の発明では、前記基本構成に加えて、前記扉はケース本体の前面からはみ出ており、この扉を、その上部を中心にして前後方向に回動可能でかつ手前側に回動させて引き出すと左右スライドさせ得るようにケース本体に取付けており、このため、開いた状態の扉を閉止位置までスライドさせると扉は自重で後退するようになっている。
【００１５】
更に請求項２では、前記移動規制手段は、扉の下端部に設けた係合体と、前記ケース本体のうち前記係合体と同じ高さ位置に設けた左右長手の規制ガイド体とから成っており、規制ガイド体に、扉が閉止位置にくると前記係合体と嵌合する平面視前向き凹状の係合溝を形成している。
【００１６】
【発明の作用・効果】
両請求項の発明とも、扉は後退する方向に常に付勢されているため、開いた扉を閉止位置までスライドさせると、扉は閉止位置に自動的に停止すると共に密閉状態に向けて自動的に後退する。従って、扉の閉じ操作を簡単かつ正確に行うことができる。
【００１７】
また、モータのような動力駆動式の位置規制手段は必要ないため、構造が複雑化することを回避できる。特に、請求項２のように扉を自重によって後退方向に付勢すると、ばね手段のような部材が不要となるため構造は一層簡単になる。
【００１８】
更に、構造が単純であるためスペースの制約は殆どなく、このため、各種の展示ケースに適用できる利点もある。
【００１９】
【発明の実施形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００２０】
(1).第１実施形態（図１〜図10）
図１〜図１０では第１実施形態を示している。
【００２１】
この実施形態の展示ケースは、図１（Ａ）の概略斜視図に示すように、建物の壁Ｗに形成した角穴Ｗ１に取付ける方式になっており、角穴Ｗ１に嵌まり込んだ前向き開口のケース本体１と、壁面から前向きにはみ出る状態でケース本体１に取付けた一つの扉２とを備えている。
【００２２】
扉２は、図１（Ａ）に黒抜き矢印で示すようにケース本体１の奥行き方向に沿って前後動させることができると共に、手前側に引き出し切ると、白抜き矢印で示すようにケース本体１の間口方向に沿って左右方向にスライドさせることができる。
【００２３】
本実施形態では、扉２の引き出し動や左右スライドは、図１（Ｂ）に一例を示す真空吸着式のハンドル３を使用して、人が手作業で行うようにしている。
【００２４】
以下、図２以下の図面を参照して各部位の詳細を説明する。図２のうち（Ａ）は図１のII−II視断面図、（Ｂ）は（Ａ）の部分的なＢ−Ｂ視図、図３はケース本体１の内側から見た部分的な斜視図、図４は図１のIV−IV視断面図、図５は図４の V-V視底面図、図６は展示ケースの左右右中間部の斜視図、図７は扉２を引き出した状態での側断面図、図８は図６の部分的なVIII−VIII視平面図、図９は図７の部分的なIX−IX視平面図、図１０は扉２を開き切った状態でのケース本体１の端部での平断面図である。
【００２５】
なお、本明細書において、表現を簡略化するため「前後」「左右」の文言を使用するが、ケース本体１の奥行き方向を「前後方向」といい（手前側が前である）、ケース本体１の間口方向に沿った方向を「左右」という。
【００２６】
(2).ケース本体１の構造
例えば図２〜図４に示すように、ケース本体１は、縦長フレーム４と、前後長手のサイドフレーム５と、左右長手のフロントフレーム６及びリアフレーム７とを備えており、これらのフレームで基枠（骨組み）が構成されている。
【００２７】
基枠の前部のうち壁Ｗの角穴Ｗ１に対応した部位には囲い板８を固着しており、基枠は、囲い板８の箇所においてスペーサ９を介して壁Ｗにアンカー１０で固定されている。
【００２８】
図２や図４に示すように、下部フロントフレーム６の左右両端寄り部位の上面と、上部フロントフレーム６の左右両端寄り部位の下面には、左右一対の固定ブロック１１がそれぞれブラケット板１２を介してボルトで固定されている。なお、固定ブロック１１は３個以上設けても良い。
【００２９】
各固定ブロック１１には、前後方向に延びる摺動軸（支持軸）１３が前後摺動自在に嵌め入れられており、左右摺動軸１３の前端には、ケース本体１の開口部の略全長にわたって延びる支持フレーム１４を固着している。固定ブロック１１と摺動軸１３とにより、扉２を前後動自在に支持する前後動ガイド手段が構成されている。
【００３０】
摺動軸１３の後端には、当該摺動軸１３の前進位置を規制するためのフランジ１５がねじ止め等によって固定されている。そして、図４及び図５に示すように、請求項に記載した付勢手段の一例として、ケース本体１の上部に配置した摺動軸１３のフランジ１５とリアフレーム７との間に、２本ずつの引っ張りばね１６を装架している。
【００３１】
例えば図２に示すように、摺動軸１３の前面には、前後方向に延びる軸線回りに回転自在な支持ローラ１７を左右適宜間隔で多数取付けている。
【００３２】
ケース本体１の内面は、化粧性を備えた底板１９と天井板２０と左右内側板２１と背板２２で構成されている。底板１９は、展示物を支持する強度が必要であるため、図２に示すように、サイドフレーム５に固着した受け部材２３で支持されている。言うまでもないが、固定ブロック１１は底板１９及び天井板２０で覆われている。
【００３３】
図２や図３に示すように、左右内側板２１と底板２０との前端面にはゴム等の軟質材からなるパッキン２４を固定している。他方、図４に示すように、上部固定ブロック１１に固定したかまち部材２５の前面にはマグネット２６を固定している（かまち部材２５には、マグネット２６に代えてパッキン２４を取付けても良いし、両者を併設してもよい）。
【００３４】
天井板２０は上部の固定ブロック１１にねじ２７で固定されており、従って、メンテナンス等に際しては天井板２０を簡単に取り外することができる。なお、ケース本体１の内部に、蛍光灯方式やスポットライト方式等の照明装置を設けることも可能である。
【００３５】
囲い板８は壁Ｗの前面から突出する状態まで延びており、囲い板８の前端縁８ａが化粧壁板２８の端面に重なっている。
【００３６】
(3).扉２の構造
扉２は、５枚の透明なガラス板で後ろ向き開口の升状に形成された扉本体２９を備えており、扉本体２９の後端縁には、その全周にわたって延びる鋼板製の補強枠３０が接着剤３１で固着されている。補強枠３０の後面が前記パッキン２４やマグネット２６に当たることにより、扉２の後退位置が規制されている。
【００３７】
上下の補強枠３０には、扉本体２９の外側に延びる張り出し部３０ａを形成しており、張り出し部３０ａの裏面に、各パイプ製のスペーサ３１を介して支持レール３２が固定されている。支持レール３２には、前記支持ローラ１７の群が転動自在で前後抜け不能に嵌まる蟻溝３３が形成されている。
【００３８】
支持ローラ１７の群と支持レール３２とは、扉２をケース本体１の間口方向にスライドさせるための左右動ガイド手段の一例であり、扉２をケース本体１の手前側に引き出し切ると、左右いずれの方向にも自在にスライドさせることができる。
【００３９】
(4).移動規制手段
扉２における上下補強枠３０の張り出し部３０ａには、それぞれケース本体１の方向に向けて延びる水平片３０ｂを折曲げ形成している。
【００４０】
そして、図６，図８、図９から容易に理解できるように、移動規制手段の一環として、下部に位置した補強枠３０における水平片３０ｂの左右中間部の上面に、平面視略矩形で後ろ向きに突出した係合突起３４をねじ止めやリベット止め、或いは溶接等によって固着している。
【００４１】
係合突起３４のうち先端側（自由端側）の略半分程度は、平面視でごく緩いテーパ角で先窄まりになっており、基端側側の略半分程度は平面視でストレート状になっている。
【００４２】
他方、ケース本体１におけるフロントフレーム６の前面には、規制手段の一環として、前記補強枠３０の水平片３０ｂに上方から重なる側面視逆Ｌ字状の規制ガイド体３５を溶接等によって固着し、この規制ガイド体３５の左右中間部に、前記係合突起３４が嵌合する平面視前向き凹状の係合溝３６を形成している。係合溝３６の左右内側面は、奥部が巾狭となるようにごく緩い角度のテーパになっている。
【００４３】
また、係合溝３６の開口縁は円弧状に面取りしている（係合突起３４の嵌脱をスムースに行うためである）。係合突起３４と係合溝３６との嵌合深さ寸法は、扉２の前後動ストロークよりも僅かの寸法だけ小さい寸法に設定している。
【００４４】
図２に概略を示すように、下部に位置した囲い板８における前端部の内面の左右適宜部位に、扉２をロックするための錠３７を取付けている。錠３７は、化粧壁Ｗの前面に開口したキー穴と、キーの操作によって上向きに突出動する閂杆とを備えており、下部に位置した補強枠３０の水平片３０ｂには、錠３７の閂杆が嵌脱する溝穴（図示せず）を形成している。錠３７は、上部の囲い板８の先端部８ａに設けても良い。
【００４５】
なお、補強枠３０の水平片３０ｂと規制ガイド体３５との重なり関係は上下逆でも良い。また、図７に一点差線で示すように、上部の補強枠３０に係合突起３４を設けることも可能である。更に、扉２に規制ガイド体３５を設けて、ケース本体１に係合突起３４を設けることも可能である。
【００４６】
(5).扉２の開閉
扉２でケース本体１を密閉した状態では、係合溝３６に係合突起３４が嵌合しており、このため、扉２は左右動不能の状態に正確に位置決めされている。
【００４７】
そして、扉２を手前に引き出し切ると、図９に示すように、係合突起３４を規制ガイド体３５の前端面に当てた状態で左右スライドさせることができる。
【００４８】
扉２は引っ張りばね１６で後退方向に付勢されているため、開いた扉２を閉止位置までスライドさせると、係合突起３４が係合溝３６に嵌まり込むことにより、扉２は自動的に後退動して密閉状態になる。この場合、係合突起３４の先端部と係合溝３６とがテーパ状であるため、係合突起３４が係合溝３６にスムースに誘い込まれる。
【００４９】
引っ張りばね１６による扉２の引き込み態様としては、摺動軸１３を引っ張りばね１６で常に強く引っ張っておくことにより、扉２が密閉状態に強制的に引き込まれるように設定しても良いし、摺動軸１３を後退させた状態では引っ張りばね１６の引っ張り力が殆ど又は全く作用しないように設定しておくことにより、扉２が閉止位置にくると係合突起３４が係合溝３６に途中まで嵌まり込むように設定しておいても良い。
【００５０】
前者の態様の場合、引っ張りばね１６によって扉２を後退状態に保持できる利点がある。後者の場合は、扉２が自動的に位置決めされてから、人手で扉２を押して後退させ切ることになるが、扉２が後退してケース本体１に当たるときの衝撃を無くせる利点がある。後者の場合は、扉２は、マグネット２６によって後退状態に保持される。
【００５１】
扉２は壁面から手前側にはみ出ているため、図６に黒抜き矢印で示すように、扉２には、その自重により、下部をケース本体１に向けて押圧するようなモーメントが作用している。
【００５２】
従って、引っ張りばね１６を設けなくても、扉２を開いた状態では、当該扉２の係合突起３４はケース本体１の規制ガイド体３５に強く当たっており、このため、扉２を閉止位置に移動させると、係合突起３４と係合溝３６に自動的に嵌まり込む。従って、本実施形態では必ずしも引っ張りばね１６は必要ない。
【００５３】
本実施形態では、扉２を手前に引き出し切った状態で係合突起３４の後端が囲い板８の前端よりも奥く側に位置するように設定している。このため、図１０に示すように、扉２を左右方向にスライドさせると、係合突起３４が左右囲い板８前端縁に当たることにより、扉２の左右移動ストロークが規制される。
【００５４】
従って、移動規制手段の一環を成す係合突起３４が扉２の開閉ストローク規制ストッパーを兼用するため、扉装置の構造がより簡単になる利点がある。
【００５５】
(6).第２実施形態（図11）
図１１に第２実施形態として示すように、ばね手段として圧縮ばね３９を使用し、これを摺動軸１３に嵌め込んでも良い。摺動軸１３にはストローク規制のためのカラー４０を嵌め入れている。
【００５６】
(7).第３実施形態（図12）
付勢手段としてはばねを使用することには限らず、図１２に第３実施形態として示すように重り４１を使用し、ワイヤー４２を介して摺動軸１３に後退方向に引っ張っても良い。符号４３はガイドプーリである。
【００５７】
(8).第４実施形態（図13）
図１３では第４実施形態を示しており、（Ａ）は縦断側面図、（Ｂ）は（Ａ）のＢ−Ｂ視一部省略平断面図である。
【００５８】
この実施形態では、扉２は第１実施形態と同様に後ろ向き開口の升状に形成されており、扉２の上部の補強枠３０に支持レール３２を一体に形成している。一方、支持フレーム１４は、その上端を中心にして手前側に回動するようにケース本体１における上部のフロントフレーム６に蝶番４４によって取付けられている（ピンで枢着してもよい）。本例では、蝶番４４が扉２を前後動させる前後動ガイド手段に相当する。
【００５９】
そして、扉２における下部の補強枠３０の左右中間部に、係合体の一例として、鼓型のローラ４５を水平回転自在に設ける一方、ケース本体１における下部のフロントフレーム６には、ローラ４５が転動自在に当たり得る板状の規制ガイド体３５を固着し、この規制ガイド体３５の左右中間部に、ローラ４５が嵌合する係合溝３６を形成している。
【００６０】
この実施形態では、（Ａ）に黒抜き矢印で示すように、扉２には、その自重により、ローラ４５を規制ガイド体３５に押し付けるようなモーメントが作用している。
【００６１】
従って、扉２を手前に回動させると、ローラ４５を規制ガイド体３５の前端に当てた状態で自在に左右スライドさせることができる。また、開いた扉２を閉止位置に移動させると、ローラ４５が係合溝３６に自動的に嵌合することにより、扉２は密閉位置に自動的に後退動する。
【００６２】
係合体としては必ずしもローラ４５を使用する必要はなく、摩擦係数が小さくで耐摩耗性の高い素材からなる突起（スライダー）を使用しても良い。また、扉２に規制ガイド体３５を設けて、ケース本体１にローラ４５等の係合体を設けることも可能である。
【００６３】
(9).第５実施形態（図14）
図１４では、第４実施形態の変形例である第５実施形態を示している。
【００６４】
この実施形態では、扉２の左右中間部に係合体としてのローラ４５を設ける一方、ケース本体１における規制ガイド体３５の中間部には主係合溝３６を、左右両端寄り部位にはストッパー用係合溝３６ａをそれぞれ形成している。この実施形態では、ローラ４５をストッパー用係合溝３６ａに嵌合させることにより、扉２を大きく開くことができる。
【００６５】
(10)．第６実施形態（図15〜図16）
図１５〜図１６では、カウンター状の展示台４６に載置する方式の展示ケースに適用した例を示している（台や脚をケース本体１に一体に設けても良い）。図１５は全体の概略斜視図、図１６は移動規制手段を概略平面図である。
【００６６】
この実施形態では、ケース本体２の開口部に２枚の扉２が平面視で直線状に延びるように配置されており、各扉２は、それぞれ自在に前後動させることができると共に、手前側に引き出した状態で左右スライドさせることができる。
【００６７】
そして、左右扉２の互いに隣合った端部に、第１実施形態と同様の係合突起３４を設け、規制ガイド体３５の中間寄り部位に係合溝３６を形成している。
【００６８】
この実施形態では、係合突起３４がケース本体１の側端部に当てることによって扉２の開き位置が規制されるが、係合突起３４をケース本体１の中間寄りの部位に偏らせているため、左右の扉２を互いに逆向きに移動させると、ケース本体１を大きく開口させることができる。
【００６９】
(11)．その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも更に様々に具体化することができる。
【００７０】
【００７１】
例えば、扉を前後動自在に支持したり左右スライド自在に支持するガイド手段は、実施形態とは異なる様々の機構を採用することができる。また、扉の前後移動や左右移動をモータ等の動力で行うことも可能である。
【００７２】
更に、本願発明は、建物の床に単独で設置するタイプの展示ケースや建物に一体に作り付ける展示ケースなど、様々の展示ケースに適用することができる。また、開口部の大きさや位置は必要に応じて自由に設定することができ、例えば床に設置する展示ケースの場合、ケース本体の全周を開口させて各開口部にそれぞれ扉を設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は第１実施形態に係る展示ケースの概略斜視図、（Ｂ）はハンドルの斜視図である。
【図２】（Ａ）は図１のII−II視断面図、（Ｂ）は（Ａ）の部分的なＢ−Ｂ視図である。
【図３】ケース本体を内側から見た部分的な斜視図である。
【図４】図１のIV−IV視断面図である。
【図５】図４の V-V視底面図である。
【図６】展示ケースの左右右中間部の斜視図である。
【図７】扉を引き出した状態での側断面図である。
【図８】図６の部分的なVIII−VIII視平面図である。
【図９】図７の部分的なIX−IX視平面図である。
【図10】扉を開き切った状態でのケース本体の端部での平断面図である。
【図11】第２実施形態を示す図である。
【図12】第３実施形態を示す図である。
【図13】第４実施形態を示す図である。
【図14】第５実施形態を示す図である。
【図15】第６実施形態の斜視図である。
【図16】第６実施形態における移動規制手段の概略平面図である。
【符号の簡単な説明】
Ｗ壁
１ケース本体
２扉
６フロントフレーム
１１前後動ガイド手段の一環を成す固定ブロック
１３前後動ガイド手段の一環を成す摺動軸
１４支持フレーム
１６引っ張りばね
１７支持ローラ
２９ガラス板製の扉本体
３０補強枠
３２支持レール
３４係合突起
３５規制ガイド体
３６係合溝[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is primarily related to the arts and natural history display case is used to exhibit and display the artifacts such as archaeological goods (exhibition equipment).
[0002]
[Prior art]
This type of display case has a case main body with the interior opened as a display space, and a door that closes the opening surface of the case main body. The door exhibits a protective function without impairing the visibility of the exhibits. Therefore, it is generally composed of a glass plate having excellent transparency and strength.
[0003]
The door can be opened and closed in order to allow an exhibit to be taken in and out of the case body and to maintain devices such as a lighting device and a humidity control tool.
[0004]
In this case, the door is attached to the case body so as to be movable back and forth along the depth direction of the case body and slidable left and right along the opening direction of the case body. When the main body is sealed and pulled out to the near side, the case main body can be opened by sliding left and right (see JP-A-10-262833, JP-A-11-131895, etc.).
[0005]
When closing an open door, the door is slid to the closed position and then retracted. To prevent interference between the door and the case body or between adjacent doors, the door Must be accurately positioned in the closed position.
[0006]
Conventionally, as a means for positioning the door at the closed position, a person manually positions the door while checking the position of the door, or, as described in Japanese Patent Laid-Open No. 11-131895, the power of a motor or the like is used. Positioning restricting means driven by is provided.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
Among the positioning means in the closed position, the method of positioning while checking the position of the door has the advantage of avoiding the complexity of the structure of the door device, but has the disadvantage of lack of work efficiency and accuracy. there were.
[0008]
On the other hand, positioning with the power-driven position restricting means is excellent in terms of accuracy and efficiency, but the structure of the door device is significantly complicated, and a space is required to provide the position restricting means. There was a problem in that the target of application was limited.
[0009]
The present invention has been made in view of such circumstances, a simple structure while, it is an object to Rukoto As can efficiently easily position the door in the closed position.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The foregoing objects can be achieved by the invention of 請 Motomeko 1,2.
[0011]
Both the invention of both claims, the case body having an open "front, freely sliding door for closing the opening portion of the case body, along the frontage direction of the case body is pulled out from the retracted state sealing the case body on the front side and is attached via the guide means so that the door, by the movement restricting means, in a closed state of being retracted in the closed position is held so as not to left and right slide backward in a state in which slide is pulled out to the front side It contains the basic configuration of “ I am kept immovable ”.
[0012]
[0013]
Then, in the invention of claim 1, in addition to the basic configuration, the door, the guide with means being supported for movement in the depth direction of the case body by the sliding in the opened state to closed position while being urged in the backward direction by the biasing means or to its own weight so as to automatically retraction, said movement restricting means is either one or backwards both right and left appropriate sites of the upper and lower end portions of the door The projecting engagement protrusion and a left and right longitudinal regulation guide body provided at the same height position as the engagement projection in the case main body, and when the door comes to the closed position on the regulation guide body, A concave engagement groove facing forward in plan view that fits into the engagement protrusion is formed.
[0014]
In the invention of claim 2 , in addition to the basic configuration, the door protrudes from the front surface of the case main body, and the door can be rotated in the front-rear direction around the upper portion thereof and can be rotated forward. It is attached to the case body so that it can be slid left and right when pulled out . For this reason, when the opened door is slid to the closed position, the door is retracted by its own weight.
[0015]
Further, in claim 2, the movement restricting means comprises an engaging body provided at a lower end portion of the door, and a left and right longitudinal restricting guide body provided at the same height position as the engaging body in the case main body. The restriction guide body is formed with a concave engaging groove facing forward when viewed from above when the door comes to the closed position.
[0016]
[Operation and effect of the invention]
In the inventions of both claims, the door is always urged in the retreating direction. Therefore, when the opened door is slid to the closed position, the door automatically stops at the closed position and automatically closes. Retreat to. Accordingly, the door closing operation can be performed easily and accurately.
[0017]
Further, since a power drive type position restricting means such as a motor is not necessary, it is possible to avoid a complicated structure. In particular, when the door is urged in the backward direction by its own weight as in the second aspect , a member such as a spring means becomes unnecessary and the structure is further simplified.
[0018]
Further, since the structure is simple, there is almost no space limitation, and therefore there is an advantage that it can be applied to various display cases.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
(1). First embodiment (FIGS. 1 to 10)
1 to 10 show a first embodiment.
[0021]
As shown in the schematic perspective view of FIG. 1 (A), the display case of this embodiment is attached to a square hole W1 formed on the wall W of the building, and has a forward opening fitted into the square hole W1. The case main body 1 and one door 2 attached to the case main body 1 so as to protrude forward from the wall surface are provided.
[0022]
The door 2 can be moved back and forth along the depth direction of the case body 1 as shown by a black arrow in FIG. 1A, and when pulled out to the front side, the case body as shown by a white arrow. It can be slid in the left-right direction along the frontage direction.
[0023]
In the present embodiment, the drawer 2 and the left / right slide of the door 2 are manually performed by a person using the vacuum suction type handle 3 shown in FIG. 1B.
[0024]
Hereinafter, details of each part will be described with reference to FIG. 2A is a cross-sectional view taken along the line II-II of FIG. 1, FIG. 2B is a partial view taken along the line BB of FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG. 1, FIG. 5 is a bottom view seen from VV in FIG. 4, FIG. 6 is a perspective view of the right and left middle part of the display case, and FIG. 8 is a partial plan view as viewed from VIII-VIII in FIG. 6, FIG. 9 is a partial plan view as viewed from IX-IX in FIG. 7, and FIG. 10 is a case with the door 2 fully opened. 2 is a cross-sectional plan view at an end of the main body 1. FIG.
[0025]
In this specification, the terms “front and rear” and “left and right” are used to simplify the expression, but the depth direction of the case main body 1 is referred to as “front and rear direction” (the front side is the front). The direction along the frontage direction is called “left and right”.
[0026]
(2). Structure of Case Body 1 For example, as shown in FIGS. 2 to 4, the case body 1 includes a vertically long frame 4, a longitudinally long side frame 5, a horizontally long front frame 6 and a rear frame 7. The base frame (framework) is comprised by these frames.
[0027]
A surrounding plate 8 is fixed to a portion of the front portion of the base frame corresponding to the square hole W1 of the wall W, and the base frame is fixed to the wall W by the anchor 10 via the spacer 9 at the location of the surrounding plate 8. Has been.
[0028]
As shown in FIGS. 2 and 4, a pair of left and right fixing blocks 11 are respectively provided on the upper surface of the lower front frame 6 near the left and right ends and the lower surface of the upper front frame 6 near the left and right ends via bracket plates 12. It is fixed with bolts. Note that three or more fixed blocks 11 may be provided.
[0029]
A sliding shaft (support shaft) 13 extending in the front-rear direction is fitted in each fixed block 11 so as to be slidable in the front-rear direction. The front end of the left-right sliding shaft 13 has a substantially entire length of the opening of the case body 1. The support frame 14 extending over is fixed. The fixed block 11 and the sliding shaft 13 constitute a longitudinal movement guide means for supporting the door 2 so as to be movable in the longitudinal direction.
[0030]
A flange 15 for restricting the forward position of the slide shaft 13 is fixed to the rear end of the slide shaft 13 by screwing or the like. As shown in FIGS. 4 and 5, as an example of the urging means described in the claims, between the flange 15 of the sliding shaft 13 disposed on the upper portion of the case body 1 and the rear frame 7, Each tension spring 16 is mounted.
[0031]
For example, as shown in FIG. 2, a large number of support rollers 17 that are rotatable about an axis extending in the front-rear direction are attached to the front surface of the sliding shaft 13 at appropriate intervals on the left and right.
[0032]
The inner surface of the case main body 1 is composed of a bottom plate 19, a ceiling plate 20, left and right inner plates 21, and a back plate 22 having cosmetic properties. Since the bottom plate 19 needs to be strong enough to support the exhibit, it is supported by a receiving member 23 fixed to the side frame 5 as shown in FIG. Needless to say, the fixed block 11 is covered with a bottom plate 19 and a ceiling plate 20.
[0033]
As shown in FIGS. 2 and 3, packings 24 made of a soft material such as rubber are fixed to the front end surfaces of the left and right inner plates 21 and the bottom plate 20. On the other hand, as shown in FIG. 4, a magnet 26 is fixed to the front surface of the scab member 25 fixed to the upper fixed block 11 (a packing 24 may be attached to the sack member 25 instead of the magnet 26). , You may have both.
[0034]
The ceiling plate 20 is fixed to the upper fixing block 11 with screws 27. Therefore, the ceiling plate 20 can be easily removed for maintenance or the like. In addition, it is also possible to provide a lighting device such as a fluorescent lamp method or a spotlight method inside the case body 1.
[0035]
The enclosure plate 8 extends to a state of protruding from the front surface of the wall W, and the front edge 8 a of the enclosure plate 8 overlaps the end surface of the decorative wall plate 28.
[0036]
(3). Structure of the door 2 The door 2 is provided with a door main body 29 formed in the shape of a bowl with a rearward opening by five transparent glass plates. A reinforcing frame 30 made of a steel plate extending over is fixed with an adhesive 31. When the rear surface of the reinforcing frame 30 hits the packing 24 and the magnet 26, the retracted position of the door 2 is restricted.
[0037]
The upper and lower reinforcing frames 30 are formed with an overhanging portion 30a extending outside the door body 29, and a support rail 32 is fixed to the back surface of the overhanging portion 30a via spacers 31 made of pipes. The support rail 32 is formed with a dovetail groove 33 in which the group of the support rollers 17 can roll and fit in the front and rear.
[0038]
The group of support rollers 17 and the support rails 32 are an example of a left and right movement guide means for sliding the door 2 in the direction of the front of the case body 1, and when the door 2 is pulled out to the front side of the case body 1, It can be freely slid in either direction.
[0039]
(4). Movement Restricting Means A horizontal piece 30b extending in the direction of the case main body 1 is bent at each of the protruding portions 30a of the upper and lower reinforcing frames 30 in the door 2.
[0040]
Then, as can be easily understood from FIGS. 6, 8, and 9, as a part of the movement restricting means, on the upper surface of the left and right intermediate part of the horizontal piece 30b in the reinforcing frame 30 positioned at the lower side, it faces backward in a substantially rectangular shape in plan view. The engaging protrusion 34 that protrudes to the bottom is fixed by screwing, riveting, welding, or the like.
[0041]
About half of the engagement protrusion 34 on the distal end side (free end side) is tapered with a very gentle taper angle in plan view, and about half of the proximal end side is straight in plan view. It has become.
[0042]
On the other hand, on the front surface of the front frame 6 in the case body 1, as a part of the restricting means, a regulation guide body 35 having an inverted L shape in a side view overlapping the horizontal piece 30 b of the reinforcing frame 30 from above is fixed by welding or the like. An engaging groove 36 is formed in the left and right intermediate portion of the restriction guide body 35. The engaging groove 36 has a concave shape facing forward in plan view. The left and right inner surfaces of the engagement groove 36 are tapered at a very gentle angle so that the back part is narrow.
[0043]
Further, the opening edge of the engagement groove 36 is chamfered in an arc shape (for smoothly engaging and disengaging the engagement protrusion 34). The fitting depth dimension between the engagement protrusion 34 and the engagement groove 36 is set to a dimension that is slightly smaller than the longitudinal movement stroke of the door 2.
[0044]
As schematically shown in FIG. 2, a lock 37 for locking the door 2 is attached to the right and left portions of the inner surface of the front end portion of the enclosure plate 8 located in the lower part. The lock 37 is provided with a key hole opened on the front surface of the decorative wall W, and a hook that protrudes upward by the operation of the key. A slot (not shown) is formed in which the heel is fitted and removed. The lock 37 may be provided at the tip 8 a of the upper shroud 8.
[0045]
The overlapping relationship between the horizontal piece 30b of the reinforcing frame 30 and the regulation guide body 35 may be upside down. In addition, as shown by a one-dotted line in FIG. 7, it is possible to provide an engaging protrusion 34 on the upper reinforcing frame 30. Furthermore, it is also possible to provide a regulation guide body 35 on the door 2 and provide an engagement protrusion 34 on the case body 1.
[0046]
(5). Opening and Closing of Door 2 When the case body 1 is sealed with the door 2, the engaging protrusion 34 is fitted in the engaging groove 36. Therefore, the door 2 is accurately in a state in which it cannot move left and right. It is positioned.
[0047]
Then, when the door 2 is pulled out to the front, as shown in FIG. 9, the engagement protrusion 34 can be slid left and right with the front end face of the regulation guide body 35 being applied.
[0048]
Since the door 2 is biased in the backward direction by the tension spring 16, when the opened door 2 is slid to the closed position, the engagement protrusion 34 fits into the engagement groove 36, so that the door 2 is automatically It moves backward to become a sealed state. In this case, since the tip end portion of the engagement protrusion 34 and the engagement groove 36 are tapered, the engagement protrusion 34 is smoothly drawn into the engagement groove 36.
[0049]
The pulling mode of the door 2 by the tension spring 16 may be set so that the door 2 is forcibly pulled into a sealed state by always pulling the sliding shaft 13 strongly with the tension spring 16. By setting so that the tension force of the tension spring 16 hardly or not acts in the state where the moving shaft 13 is retracted, when the door 2 comes to the closed position, the engagement projection 34 partially enters the engagement groove 36. It may be set so as to be fitted.
[0050]
In the case of the former mode, there is an advantage that the door 2 can be held in the retracted state by the tension spring 16. In the latter case, after the door 2 is automatically positioned, the door 2 is pushed and moved back by hand. However, there is an advantage that the impact when the door 2 moves backward and hits the case body 1 can be eliminated. In the latter case, the door 2 is held back by the magnet 26.
[0051]
Since the door 2 protrudes to the near side from the wall surface, as shown by a black arrow in FIG. 6, a moment that presses the lower portion toward the case body 1 acts on the door 2 due to its own weight. Yes.
[0052]
Therefore, even if the tension spring 16 is not provided, when the door 2 is opened, the engagement protrusion 34 of the door 2 is in strong contact with the regulation guide body 35 of the case body 1, so that the door 2 is closed. When it is moved, the engagement protrusion 34 and the engagement groove 36 are automatically fitted. Therefore, the tension spring 16 is not necessarily required in the present embodiment.
[0053]
In the present embodiment, the rear end of the engagement protrusion 34 is set to be located deeper than the front end of the surrounding plate 8 in a state in which the door 2 is fully pulled out. Therefore, as shown in FIG. 10, when the door 2 is slid in the left-right direction, the engagement projection 34 hits the front end edge of the left-right enclosure plate 8, thereby restricting the left-right movement stroke of the door 2.
[0054]
Therefore, since the engagement protrusion 34 which forms a part of the movement restricting means also serves as the opening / closing stroke restricting stopper of the door 2, there is an advantage that the structure of the door device becomes simpler.
[0055]
(6). Second embodiment (FIG. 11)
As shown in FIG. 11 as the second embodiment, a compression spring 39 may be used as the spring means and may be fitted into the sliding shaft 13. The slide shaft 13 is fitted with a collar 40 for stroke regulation.
[0056]
(7) Third embodiment (FIG. 12)
The biasing means is not limited to the use of a spring, and a weight 41 may be used as shown in FIG. 12 as the third embodiment, and may be pulled backward on the sliding shaft 13 via the wire 42. Reference numeral 43 denotes a guide pulley.
[0057]
(8). Fourth embodiment (FIG. 13)
FIG. 13 shows a fourth embodiment, in which (A) is a longitudinal side view, and (B) is a partially omitted plan sectional view taken along line BB of (A).
[0058]
In this embodiment, the door 2 is formed in a bowl shape with a rearward opening as in the first embodiment, and a support rail 32 is integrally formed on the reinforcing frame 30 on the upper portion of the door 2. On the other hand, the support frame 14 is attached to the upper front frame 6 of the case main body 1 by a hinge 44 so as to rotate to the near side with its upper end as the center (it may be pivotally attached with a pin). In this example, the hinge 44 corresponds to a forward / backward guide means for moving the door 2 back and forth.
[0059]
As an example of the engaging body, a drum-shaped roller 45 is provided in the left and right intermediate portion of the lower reinforcing frame 30 of the door 2 so as to be horizontally rotatable. On the lower front frame 6 of the case body 1, the roller 45 is provided with a roller 45. A plate-shaped regulation guide body 35 that can be freely rolled is fixed, and an engagement groove 36 into which the roller 45 is fitted is formed in the left and right intermediate portion of the regulation guide body 35.
[0060]
In this embodiment, as shown by a black arrow in (A), a moment is applied to the door 2 to press the roller 45 against the regulation guide body 35 due to its own weight.
[0061]
Therefore, when the door 2 is rotated forward, the roller 45 can be freely slid left and right while being in contact with the front end of the regulation guide body 35. Further, when the opened door 2 is moved to the closing position, the roller 45 automatically fits into the engagement groove 36, so that the door 2 is automatically retracted to the sealing position.
[0062]
The roller 45 is not necessarily used as the engaging body, and a protrusion (slider) made of a material having a small friction coefficient and high wear resistance may be used. It is also possible to provide a regulation guide body 35 on the door 2 and to provide an engaging body such as a roller 45 on the case body 1.
[0063]
(9). Fifth embodiment (Fig. 14)
FIG. 14 shows a fifth embodiment to a variant embodiment der of the fourth embodiment.
[0064]
In this embodiment, rollers 45 as engaging members are provided at the left and right intermediate portions of the door 2, while the main engaging groove 36 is provided at the intermediate portion of the regulation guide body 35 in the case body 1, and stoppers are provided at the left and right end portions. Each of the engaging grooves 36a is formed. In this embodiment, the door 2 can be largely opened by fitting the roller 45 into the stopper engaging groove 36a.
[0065]
(10) . Sixth embodiment (FIGS. 15 to 16)
15 to 16 show examples in which the present invention is applied to an exhibition case that is placed on a counter-like display stand 46 (a stand or a leg may be provided integrally with the case main body 1). 15 is a schematic perspective view of the whole, and FIG. 16 is a schematic plan view of the movement restricting means.
[0066]
In this embodiment, the two doors 2 are arranged in the opening of the case body 2 so as to extend linearly in a plan view, and each door 2 can be freely moved back and forth, and the front side It can be slid left and right while pulled out.
[0067]
And the engagement protrusion 34 similar to 1st Embodiment is provided in the edge part adjacent to each other of the right-and-left door 2, and the engagement groove | channel 36 is formed in the intermediate | middle site | part of the control guide body 35. As shown in FIG.
[0068]
In this embodiment, the opening position of the door 2 is restricted by the engagement protrusion 34 being applied to the side end portion of the case main body 1, but the engagement protrusion 34 is biased toward the intermediate portion of the case main body 1. Therefore, when the left and right doors 2 are moved in opposite directions, the case main body 1 can be greatly opened.
[0069]
(11) . Others The present invention can be embodied in various ways other than the above-described embodiment.
[0070]
[0071]
For example , various mechanisms different from those in the embodiment can be adopted as the guide means that supports the door so as to be movable back and forth or slides left and right. It is also possible to move the door back and forth or move left and right with the power of a motor or the like.
[0072]
Furthermore, the present invention can be applied to various display cases such as a display case of a type that is installed on the floor of a building or a display case that is integrally formed on a building. In addition, the size and position of the opening can be freely set as needed.For example, in the case of an exhibition case installed on the floor, the entire circumference of the case body can be opened and a door can be provided at each opening. good.
[Brief description of the drawings]
1 (A) is a schematic perspective view of a display case according to the first embodiment, (B) is a perspective view of a handle.
2A is a sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, and FIG. 2B is a partial sectional view taken along the line BB in FIG.
FIG. 3 is a partial perspective view of the case body as seen from the inside.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
5 is a bottom view of the VV view of FIG. 4. FIG.
FIG. 6 is a perspective view of the right and left middle part of the display case.
FIG. 7 is a side cross-sectional view with the door pulled out.
8 is a partial plan view taken along the line VIII-VIII in FIG. 6;
9 is a partial plan view taken along the line IX-IX in FIG. 7;
FIG. 10 is a cross-sectional plan view at the end of the case body with the door fully opened.
FIG. 11 is a diagram illustrating a second embodiment.
FIG. 12 is a diagram illustrating a third embodiment.
FIG. 13 is a diagram illustrating a fourth embodiment.
FIG. 14 is a diagram illustrating a fifth embodiment.
FIG. 15 is a perspective view of a sixth embodiment.
FIG. 16 is a schematic plan view of movement restriction means in the sixth embodiment.
[Brief description of symbols]
W Wall 1 Case body 2 Door 6 Front frame 11 Fixed block forming part of the longitudinal movement guide means 13 Sliding shaft forming part of the longitudinal movement guide means 14 Support frame 16 Pull spring 17 Support roller 29 Door body made of glass plate 30 Reinforcing frame 32 Support rail 34 Engagement protrusion 35 Restriction guide body 36 Engagement groove

Claims

The case body having an open front door for closing the opening portion of the case body, through the guide means so as to be slidable from a retracted state in which sealed case body along the frontage direction of the case body is pulled out to the front side It mounted Te,
The door is held by the movement restricting means so as not to slide left and right in the closed state retracted at the closed position, and is kept incapable of backward movement when pulled out and slid to the front side .
The display case
The door retracted, together with the is supported as the guide means moves in the depth direction of the case body, the biasing means or to its own weight so as to automatically retraction and sliding in an open state to a closed position While being biased in the direction
The movement restricting means is provided at the same height position as the engagement protrusion of the case main body, and an engagement protrusion that protrudes rearward from one or both of the upper and lower ends of the door. It consists of a left and right longitudinal regulation guide body, and the regulation guide body is formed with a concave engagement groove facing forward in plan view that fits into the engagement projection when the door comes to the closed position.
Exhibition cases.

When the door that closes the opening of the case body is pulled out from the retracted state with the case body closed to the front side of the case body with the front surface open, the guide body is interposed via the guide means so that it can slide along the front direction of the case body. Installed,
The door is held by the movement restricting means so as not to slide left and right in the closed state retracted at the closed position, and is kept incapable of backward movement when pulled out and slid to the front side.
The display case
The door protrudes from the front surface of the case body, and is attached to the case body so that the door can be rotated in the front-rear direction around the upper part and can be slid to the left and right when pulled out by rotating to the near side. Therefore, when the door in the open state is slid to the closed position, the door is retracted by its own weight,
The movement restricting means includes an engaging body provided at a lower end portion of the door, and a left and right restricting guide body provided at the same height position as the engaging body in the case main body. When the door is in the closed position, it forms a concave engaging groove facing forward in plan view that fits with the engaging body.
Exhibition cases.