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JP3906900B2 - 自動車の組立用搬送装置 - Google Patents

自動車の組立用搬送装置 Download PDF

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JP3906900B2 JP2001270341A JP2001270341A JP3906900B2 JP 3906900 B2 JP3906900 B2 JP 3906900B2 JP 2001270341 A JP2001270341 A JP 2001270341A JP 2001270341 A JP2001270341 A JP 2001270341A JP 3906900 B2 JP3906900 B2 JP 3906900B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーバーヘッドコンベヤのハンガーに吊り下げられて搬送される自動車ボディーに、フロアーコンベヤで搬送されるエンジン等の複数の部品を下から持ち上げ状態で組み付ける、自動車の組立ラインに活用出来る組立搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車の組立ラインでは、オーバーヘッドコンベヤのハンガーに吊り下げられて搬送される自動車ボディーに、フロアーコンベヤで搬送されるエンジン等の複数の部品を下から持ち上げ状態で組み付けることが行われるが、1台の自動車ボディーに対しては、例えばエンジンや前部サスペンション等の前側アセンブリーと燃料タンクや排気マフラー等の後側アセンブリーとが組み付けられ、場合によっては、その前後両アセンブリーを接続する排気管や動力伝達軸等の中間アセンブリーも一体に組み付けられる。
【0003】
従って、オーバーヘッドコンベヤのハンガーに吊り下げられて搬送される自動車ボディーの搬送経路の真下で、前側アセンブリーを支持する昇降テーブルと後側アセンブリーを支持する昇降テーブルとを、自動車ボディーと同期させて走行させるようにした搬送装置が必要であり、このような搬送装置として各種のものが考えられ且つ実用化されてきたが、それぞれ一長一短があって、実用上十分に満足出来るものがなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、オーバーヘッドコンベヤのハンガーに吊り下げられて搬送される自動車ボディーに対し前後両アセンブリーの組み付け作業を行うための組立用搬送装置として、従来のものよりも効果的に活用出来る装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、直線状の組立用搬送経路13の上方に配設され且つ自動車ボディーWを吊り下げて搬送するオーバーヘッドコンベヤライン22と、前記直線状の組立用搬送経路13に沿って移動可能で且つ自動車ボディーWに組み付けるアセンブリーを昇降自在に支持する昇降テーブルを備えた搬送台車1と、当該搬送台車1を前記自動車ボディーWと同一速度で走行させる駆動装置17と、制御装置12とが設けられた自動車の組立用搬送装置であって、前記搬送台車1上には、自動車ボディーWの前部に組み付けるべき前側アセンブリーwfを支持する昇降テーブル6と、自動車ボディーWの後部に組み付けるべき後側アセンブリーwrを支持する昇降テーブル7とが設けられると共に、各昇降テーブル6,7毎に操作盤10,11が配設され、前記制御装置12は、前記組立用搬送経路13における組み付けエリアの入り口を通過する搬送台車1の検出信号に基づいて前後両昇降テーブル6,7を組み付け作業レベルまで連動上昇させる自動制御と、前記操作盤10,11の操作に基づき前後両昇降テーブル6,7を各別にレベル調整する手動制御とが可能に構成され、更に前記制御装置12は、搬送台車1における前後両昇降テーブル6,7の高さの差が予め設定されている許容範囲を超えたとき、前記操作盤10,11の操作により昇降駆動されている昇降テーブルを非常停止させるように構成されている。
【0005】
上記構成の本発明を実施するについて、各搬送台車1には、その全長にわたって形成された走行方向と平行な被動側面5a,5bを設けておき、前記駆動装置17は、少なくとも前記組立用搬送経路13の入口に於いて各搬送台車1の前記被動側面5a,5bに圧接する摩擦駆動輪19a,19bから構成し、前記組立用搬送経路13では、各搬送台車1がその直前の搬送台車1を後押し駆動するように構成することが出来る。又、前記組立用搬送経路13には、当該組立用搬送経路13を走行する各搬送台車1の表面と略同一レベルの床面23が隣接するように構成することが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2に於いて、1は平面形状が矩形の搬送台車であって、下側には、左右一対のガイドレール2上を転動する左右一対、前後二組の車輪3と、各車輪3ごとにガイドレール2を左右両側から挟むように併設された左右一対の振れ止め用ローラー4とを備え、全長に及ぶ左右両側面が走行方向と平行な被動側面5a,5bに形成されている。又、各搬送台車1の上側には、前後二つの昇降テーブル6,7が設けられ、当該各昇降テーブル6,7の左右両側には作業者用ステップ8,9が付設されると共に、各昇降テーブル6,7を手動で昇降操作する為の手動操作盤10,11が、各昇降テーブル6,7の左右両側で前後に位置をずらして立設されている。12は、各搬送台車1毎に設けられた制御装置である。
【0007】
尚、各昇降テーブル6,7は、従来のテーブルリフターと同様のもので、油圧シリンダー等により駆動されるパンタグラフ機構により平行昇降駆動される昇降台6a,7aを備えたものであり、この実施形態では、前記昇降台6a,7aの上に前後方向と左右方向とに位置調整可能なワーク支持台6b,7bが設けられている。各昇降テーブル6,7を昇降駆動する駆動ユニット(油圧供給源等)は、前記作業者用ステップ8,9に内蔵させるか又は搬送台車1の底部に取り付けることが出来る。
【0008】
図3に示すように、上記構成の搬送台車1の循環走行経路は、直線状で互いに平行に並設された組立用搬送経路13と戻り経路14、及び両経路13,14間で搬送台車1を平行に横移動させて移し替るトラバーサー15,16から構成され、組立用搬送経路13の入口には駆動装置17が、そして当該組立用搬送経路13の出口には制動装置18が配設されている。尚、図3では、組立用搬送経路13の制動装置18から送り出される搬送台車1をトラバーサー15へ移載する移載用送り手段、トラバーサー15から戻り経路14への搬送台車1の移載用送り手段、戻り経路14での搬送台車1の送り手段、戻り経路14からトラバーサー16への搬送台車1の移載用送り手段、トラバーサー16から組立用搬送経路13への搬送台車1の移載用送り手段、及び組立用搬送経路13に送り込まれた搬送台車1を駆動装置17まで送り込む送り手段等は、この種の従来の搬送装置に使用されている従来周知の手段が利用出来るので、図示省略している。
【0009】
駆動装置17は、図2Bにも示すように、搬送台車1の左右両側の被動側面5a,5bに圧接して搬送台車1を挟む左右一対の摩擦駆動輪19a,19bを備えたもので、両摩擦駆動輪19a,19bをモーター20a,20bで駆動することにより搬送台車1を定速で前進走行させるように構成されている。尚、左右一対の摩擦駆動輪19a,19bの内の一方は、モーター駆動しないバックアップローラーとして搬送台車1の被動側面5a,5bの一方に圧接させるだけでも良いし、場合によっては、片側の摩擦駆動輪19a又は19bのみで駆動装置17を構成することも出来る。制動装置18も駆動装置17と全く同一のものが使用できるが、この場合、その摩擦駆動輪19a,19bの駆動周速度は、駆動装置17の駆動摩擦輪19a,19bの駆動周速度より若干低速に設定される。又、制動装置18には、モーター駆動されないで適当な制動手段によって回転抵抗が与えられ且つバネ力で搬送台車1の被動側面5a,5bに圧接する摩擦制動輪を使用することも出来る。この場合も、搬送台車1の被動側面5a,5bの内、何れか一方のみに圧接する一つの摩擦制動輪を使用するようにしても良い。更に、組立用搬送経路13の組み付けエリアの途中1箇所又は複数箇所に駆動装置17と同様の駆動装置を配設することも出来る。
【0010】
搬送台車1は、組立用搬送経路13の全域、即ち、駆動装置17と制動装置18との間の全域に、その前後両端が互いに当接する状態に配置され、駆動装置17の位置に順次送り込まれる搬送台車1が当該駆動装置17によって定速前進駆動されることにより、駆動装置17と制動装置18との間の全域にある各搬送台車1が直前の搬送台車1を後押しするようにして定速で連続前進走行することになる。そして、制動装置18から順次送り出される各搬送台車1は、トラバーサー15で真横に平行移送されて戻り経路14へ後進向きに送り込まれ、当該戻り経路14を後進向きに走行した後、トラバーサー16で真横に平行移送されて元の組立用搬送経路13の入口側に前進向きに戻される。
【0011】
一方、当該直線状の組立用搬送経路13の真上には、図1〜図3に示すように、自動車ボディーWを支持するハンガー21を備えたオーバーヘッドコンベヤライン22が並設されている。しかして、当該オーバーヘッドコンベヤライン22に於ける前記自動車ボディーWの搬送間隔(ハンガー21の間隔)は、前記組立用搬送経路13に於ける前後の搬送台車1間の間隔(と搬送台車1の長さ)と同一であり、各搬送台車1の真上所定位置にそれぞれ自動車ボディーWが位置するように、各搬送台車1の走行速度と等しい速度で前記ハンガー21が連続走行するように構成されている。
【0012】
従って、組立用搬送経路13に送り込まれる前に、各搬送台車1上の昇降テーブル6上に自動車ボディーWの前部に組み付けるべき前側アセンブリーwfを搭載すると共に、昇降テーブル7上に自動車ボディーWの後部に組み付けるべき後側アセンブリーwrを搭載しておき、これら各昇降テーブル6,7を図1及び図2に示す下降レベルに保持した状態で、各搬送台車1を組立用搬送経路13に送り込めば、各搬送台車1に搭載された前側アセンブリーwf及び後側アセンブリーwrは、オーバーヘッドコンベヤライン22で搬送される各自動車ボディーWの前後両所定位置の真下で当該自動車ボディーWと同期して走行することになる。勿論、組立用搬送経路13を長くして、組立用搬送経路30の入口側のアセンブリー積み込みエリアで各搬送台車1の昇降テーブル6,7に対する前側アセンブリーwfや後側アセンブリーwrの積み込み作業を行い、この後、各搬送台車1がオーバーヘッドコンベヤライン22で搬送される各自動車ボディーWへのアセンブリー組み付けエリアに進入するようにしても良い。又、前後の昇降テーブル6,7は同一搬送台車1上にあるので、当該前後の昇降テーブル6,7間で前後両アセンブリーwf,wr間を連結する中間アセンブリーを取り付けることも出来る。
【0013】
しかして各搬送台車1上には、各昇降テーブル6,7毎に各1名の作業者が搭乗することが出来る。これら各作業者は、作業者用ステップ8,9を利用する等して各昇降テーブル6,7上に搭載されている前側アセンブリーwfや後側アセンブリーwrに対し更に部品を組み付けたり、両アセンブリーwf,wr間に部品を架設する作業等を行うことが出来る。
【0014】
以下、図4に示すフローチャートに基づいて説明すると、上記のように必要な前作業が済んだ状態の搬送台車1が、組立用搬送経路13中に設定された自動車ボディーWに対する各アセンブリーwf,wrの組み付けエリアの入口(既にこの場所では搬送台車1の真上所定位置に自動車ボディーWが同期して搬送されている)が通過するとき(S1)、当該搬送台車1の通過を検出するセンサーの検出信号に基づいて各搬送台車1の制御装置12が作動し、予め設定されている昇降テーブル自動昇降制御プログラムに基づいて昇降テーブル6,7の駆動ユニットが制御され、部品組み付け作業に対応した下降レベルにある両昇降テーブル6,7が一体的に、真上の自動車ボディーWに対する組み付け作業レベルまで上昇駆動される(S2)。この後、各搬送台車1上に搭乗している作業者が、昇降テーブル6,7毎に配設されている手動操作盤10,11の上げ釦又は下げ釦を押下操作し(S3,S5)、上げ釦又は下げ釦を押下操作している間、前記制御装置12及び駆動ユニットを介して各昇降テーブル6,7を昇降駆動して(S4,S6)、この上に搭載されている前側アセンブリーwf及び後側アセンブリーwrの高さを上下に微調整し、これら各アセンブリーwf,wrを自動車ボディーWに組み付ける。
【0015】
尚、各昇降テーブル6,7の現在高さは、併設されている高さ検出用センサーによって常時監視されており、制御装置12は、前記高さ検出用センサーによって検出される両昇降テーブル6,7の高さの差が予め設定されている許容範囲を超えたとき(S7)、換言すれば、各搬送台車1上の2名の作業者が昇降テーブル6,7を各別に手動操作で高さ調整したときに両昇降テーブル6,7の高さの差が一定範囲を超えて両昇降テーブル6,7上の各アセンブリーwf,wr間に掛け渡された中間部品等に悪影響が生じる事態になる前に、両昇降テーブル6,7の内、昇降駆動している側の昇降テーブルの駆動ユニットに対し非常停止指令をかけて昇降駆動を自動停止させる(S8)と共に、その事態を手動操作盤10,11等に設けられた非常灯やブザー等で作業者に報知するシステムとなっている。
【0016】
組立用搬送経路13中の組み付けエリア内で上記のようにして自動車ボディーWに対する各アセンブリーwf,wrの組み付け作業が終了した搬送台車1が当該組み付けエリアの出口を通過するとき(S9)、当該搬送台車1の通過を検出するセンサーの検出信号に基づいて各搬送台車1の制御装置12が作動し、予め設定されている昇降テーブル自動昇降制御プログラムに基づいて昇降テーブル6,7の駆動ユニットが制御され、自動車ボディーWに対する組み付け作業に対応した上昇レベルにある両昇降テーブル6,7が一体的に下降限レベルまで自動下降駆動される(S10)。この後、空になった各搬送台車1は組立用搬送経路13から送り出され、トラバーサー15、戻り経路14、及びトラバーサー16を経由して再び組立用搬送経路13の入口側に戻される。組み立てられた自動車ボディーWは、オーバーヘッドコンベヤライン22によって組立用搬送経路13の真上に重なる組立用搬送経路から送り出される。
【0017】
組み付け作業後に昇降テーブル6,7を下降限レベルまで下降させることは、手動操作盤10,11による手動操作に基づいて行わせても良い。この場合、組立用搬送経路13中の組み付けエリアの出口を搬送台車1が通過するときに各昇降テーブル6,7の高さを前記高さ検出用センサーでチェックさせ、昇降テーブル6,7が下降限レベルまで下降していないときは、強制的に下降限レベルまで下降させるように制御装置12が駆動ユニットを制御するようにしても良い。
【0018】
尚、搬送台車1を組立用搬送経路13に於いて前後両端が互いに当接する状態で定速連続走行駆動させる為の駆動装置の構成は、上記実施形態のものに限定されない。又、図2Aに示すように、少なくとも組立用搬送経路13では、各搬送台車1を案内するガイドレール2を床面23より一段低いピット24の底面に敷設し、床面23が搬送台車1の表面1aと略同一レベルの状態で搬送台車1に隣接するように構成して、作業者が床面23上と搬送台車1上との間を安全に行き来出来るように構成することも出来る。
【0019】
【発明の効果】
本発明の自動車の組立用搬送装置は以上のように実施し且つ使用することができるものであって、係る本発明の組立用搬送装置によれば、直線状の組立用搬送経路を走行する搬送台車上の前後両昇降テーブルに、前記直線状の組立用搬送経路の上方に配設されたオーバーヘッドコンベヤラインで吊り下げられて搬送される自動車ボディーに組み付ける前後複数のアセンブリーを各別に支持させ、前記自動車ボディーに対する前後複数のアセンブリーの組み付け作業を行うことが出来るものであって、次のような作用効果が期待出来る。
【0020】
即ち、前後複数の昇降テーブルが同一搬送台車上に搭載されているので、各昇降テーブルに分けて搭載される各アセンブリー間に於いて作業者が同一搬送台車上で自由に行き来して作業することが出来、各昇降テーブルが別々の搬送台車に設けられている場合よりも作業が安全且つ能率的に行える。又、搬送台車の走行経路に関係なく、前後複数の各昇降テーブルの相対位置関係が変化することは無いので、各昇降テーブルに分けて搭載される各アセンブリー同士を剛的に連結するような中間部品を前以って架設することも出来る。
【0021】
更に、同一搬送台車上の前後両昇降テーブルは、制御手段の自動制御により、組立用搬送経路における組み付けエリアの入り口を通過する搬送台車の検出信号に基づいて組み付け作業レベルまで連動上昇させることが出来るので、この操作までも搬送台車に搭乗の作業者が手動操作で行わなければならない場合と比較して、作業性が向上すると共に誤動作の恐れも少なくなる。勿論、実際の組み付け作業に際しては、搬送台車上で各昇降テーブル毎に搭乗する作業者が手動操作で自分が担当する昇降テーブルのみを任意にレベル調整することが出来るので、作業を容易且つ能率的に行うことが出来る。しかも、搬送台車上の作業者が昇降テーブルを手動操作で高さ調整したときに前後両昇降テーブルの高さの差が一定範囲を超えて、前後両昇降テーブル上の各アセンブリー間に掛け渡された中間部品等に悪影響が生じる事態になるのを回避することが出来る。
【0022】
尚、実施形態で示したように、各搬送台車1には、その全長にわたって形成された走行方向と平行な被動側面5a,5bを設けておき、前記駆動装置17は、少なくとも前記組立用搬送経路13の入口に於いて各搬送台車1の前記被動側面5a,5bに圧接する摩擦駆動輪19a,19bから構成し、前記組立用搬送経路13では、各搬送台車1がその直前の搬送台車1を後押し駆動するように構成するときは、少なくとも組立用搬送経路に於いて各搬送台車を、簡単な駆動装置で前後両端が互いに当接する連続状態を維持させて滑らかに定速前進駆動させることが出来、組み付け作業を良好に行わせることが出来る。
【0023】
又、実施形態で示したように、前記組立用搬送経路13には、当該組立用搬送経路13を走行する各搬送台車1の表面と略同一レベルの床面23が隣接するように構成するときは、組立用搬送経路を走行する各搬送台車上の作業者が当該搬送台車上だけでなく横側方の床面上との間でも自由に行き来することが出来るので、搬送台車上の前後複数の昇降テーブルに積み込まれている各アセンブリー間や横側方の床面側に設けられた部品収納ラック等との間の作業者の移動が安全且つ容易に行え、当該各アセンブリーに対する部品の組み付けや当該各アセンブリーを自動車ボディー等に組み付ける作業を安全且つ能率的に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 組立用搬送経路での搬送台車を示す側面図である。
【図2】 A図は図1の縦断正面図であり、B図は駆動装置を示す縦断正面図である。
【図3】 搬送台車の走行経路と駆動装置を示す概略平面図である。
【図4】 制御装置による制御手順を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 搬送台車
2 ガイドレール
3 車輪
4 振れ止め用ローラー
5a,5b 被動側面
6,7 昇降テーブル
8,9 作業者用ステップ
10,11 手動操作盤
12 制御装置
13 直線状の組立用搬送経路
14 戻り経路
15,16 トラバーサー
17 駆動装置
18 制動装置
19a,19b 摩擦駆動輪
20a,20b モーター
21 ハンガー
22 オーバーヘッドコンベヤライン
23 床面
W 自動車ボディー
wf 前側アセンブリー
wr 後側アセンブリー

Claims (1)

  1. 直線状の組立用搬送経路の上方に配設され且つ自動車ボディーを吊り下げて搬送するオーバーヘッドコンベヤラインと、前記直線状の組立用搬送経路に沿って移動可能で且つ自動車ボディーに組み付けるアセンブリーを昇降自在に支持する昇降テーブルを備えた搬送台車と、当該搬送台車を前記自動車ボディーと同一速度で走行させる駆動装置と、制御装置とが設けられた自動車の組立用搬送装置であって、前記搬送台車上には、自動車ボディーの前部に組み付けるべき前側アセンブリーを支持する昇降テーブルと、自動車ボディーの後部に組み付けるべき後側アセンブリーを支持する昇降テーブルとが設けられると共に、各昇降テーブル毎に操作盤が配設され、前記制御装置は、前記組立用搬送経路における組み付けエリアの入り口を通過する搬送台車の検出信号に基づいて前後両昇降テーブルを組み付け作業レベルまで連動上昇させる自動制御と、前記操作盤の操作に基づき前後両昇降テーブルを各別にレベル調整する手動制御とが可能に構成され、更に前記制御装置は、搬送台車における前後両昇降テーブルの高さの差が予め設定されている許容範囲を超えたとき、前記操作盤の操作により昇降駆動されている昇降テーブルを非常停止させるように構成された、自動車の組立搬送装置。
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