JP3938688B2

JP3938688B2 - Image forming apparatus

Info

Publication number: JP3938688B2
Application number: JP2001398459A
Authority: JP
Inventors: 俊幸菊地
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2001-12-27
Filing date: 2001-12-27
Publication date: 2007-06-27
Anticipated expiration: 2021-12-27
Also published as: JP2003192225A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特に画像形成部にて画像形成を受けた用紙を排紙搬送経路を経て排紙トレイ上に排出して積載する際に、用紙の排出検知と、排紙トレイ上の満杯検知及び排出部における停滞ジャム検知を一つの検知装置によって実現するようにした画像形成装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
電子写真式、その他の方式による画像形成部を備えた画像形成装置は、用紙を収容した給紙装置から一枚ずつ用紙を画像形成部に供給し、画像形成を受けた用紙は、画像形成部の下流側に位置する排紙搬送経路を経て搬送され、排紙搬送経路の終端部に位置する排紙ローラなどの排紙手段によって機外に排出される。排紙手段の外部には排紙トレイ等の排紙積載手段を配置して排紙されてきた用紙を積載収容する。
用紙が排紙手段から正常に排紙されたか否かの情報は、排紙搬送経路内等におけるジャム発生の有無を知る上で重要であるため、排紙手段の近傍位置には排紙を検知するセンサが配置されている。また、排紙トレイ上に積載された用紙の積載量が所定量を越えると排出用紙の落下、ページ順狂い、ジャム等の積載不良が発生する原因となるため、排紙トレイ上の用紙積載量の満杯を検知するセンサを設けて満杯を検知した場合には装置の稼働を停止するようにしている。
即ち、図３は従来の画像形成装置に装備される排紙装置周辺の構成図であり、図示しない画像形成部から排紙搬送経路を経て搬送されてきた用紙Ｐは、排紙ローラ対（排紙手段）１から所定の放出経路（放出軌跡）Ｃを経て排紙トレイ２上に排出され、一枚ずつ積載される。排紙ローラ対１の近くに排紙検知センサ１１が設置され、更にこれとは別個に、その上方には満杯検知センサ１２が設置されている。
【０００３】
排紙検知センサ１１は、排紙ローラ対１のニップ部を通過する用紙によって上下動するフィラー１５と、フィラー１５の動作に応じてＯＮ、ＯＦＦ作動するフォトインタラプタ１６とから成る。フィラー１５は排紙ローラ対１のニップ部内に用紙が進入したときに押し上げられて後端部に位置する遮蔽部によりフォトインタラプタ１６をＯＮさせてから、用紙の通過後にフォトインタラプタ１６をＯＦＦする。このＯＮ、ＯＦＦ信号に基づいて図示しない制御部が一枚分の排紙完了を検知する。用紙が画像形成部から搬送されてから、所定の時間を経ても排紙検知センサ１１が用紙の進入、或いは排出完了を検知しない場合には、排紙搬送経路内のいずれかの位置にて用紙がジャムを起こしたことが判定される。
満杯検知センサ１２は、上下動するフィラー１７と、フィラー１７の動作に応じてＯＮ、ＯＦＦするフォトインタラプタ１８とから成り、フィラー１７は実線で示すように最も下降した状態でその先端を用紙の放出経路Ｃよりも上側に位置させており、排紙トレイ２上の用紙Ｐの積載量が増大して図示した満杯ラインまで達したときに鎖線で示した位置まで押し上げられることにより、フォトインタラプタ１８を作動させて満杯を検知する。このフィラー１７は、常に用紙の放出経路Ｃよりも上方に位置するため、用紙の排出を検知することはできず、用紙の排出検知は専ら排紙検知センサ１１によって行われる。多量の複写、プリントアウトを行っている際に、装置近傍にオペレータがいないと、排紙容量（排紙トレイの積載容量）を越えて排紙されることにより、排出紙落下、ページ順狂い、ジャム等が発生するが、満杯検知を行うことにより、満杯時には自動的に装置の稼働を停止させることができる。
しかし、このような検知のための構成では、排紙検知センサと満杯検知センサを別個に設ける必要があるため、部品点数の増加による生産性低下、コストアップ等の不具合が発生する。
【０００４】
ところで、特許第２９０２４９９号公報には、同一の検知手段によって排紙の満杯検知と排紙検知とジャム検知を行う発明が開示されている。この発明におけるジャム検知は、上記排紙ローラ対よりも上流側の排紙搬送経路内でのジャム検知、換言すれば画像形成部から排出された用紙が排紙搬送経路内でジャムを生じることなく排紙ローラ対に達したか否かを検知するものである。但し、排紙ローラから排紙トレイ上に放出される際の放出経路（排紙中にフィラーが上昇する高さ位置）が、フィラー（アクチュエータ）による満杯検知位置よりも上側に位置しているため、排紙ローラ対から排出される途中で発生するジャム（排紙部停滞ジャム）についても満杯状態と区別して検知することができる。つまり、フィラーと一体化されたアームにスリットを設けることにより、一つのフォトインタラプタによって、満杯と停滞ジャムとを区別することが可能となる。これは、満杯検知の時と、停滞ジャム検知の時とでは、フォトインタラプタに対するフィラー（アーム）の移動状態（量）が異なるために、両者の区別が可能となっているのである。
しかし、このようにフィラーと一体化されたアームのわずかな移動量、特にアームに設けた微小なスリットの存在に依存した満杯とジャムの区別は、誤検知をもたらす虞があり、安定した検知性能を維持することは難しかった。安定した検知性能を維持しようとすれば、検知手段に係わる各部品の精度を高くする必要があり、コストアップにつながる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、排紙トレイ上に用紙が排出されたか否かの検知と、排出トレイ上の用紙の満杯検知を一つの検知装置によって行うと共に、検知装置に係わる部品精度を高めることによるコストアップを招くことなく、満杯状態と排紙部停滞ジャムとを識別するための検知精度を大幅に高めることができる画像形成装置を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項１の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、該画像形成部から搬送されてきた用紙を一定の放出経路に沿って排出する排紙手段と、該排紙手段の下流側に位置して排出された用紙を積載する排紙トレイと、排紙手段から用紙が正常に排出完了したことを検知する排紙検知装置と、制御部と、を備えた画像形成装置において、前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が少ない時には最下降位置にあって前記放出経路よりも下方に一部を突出させ且つ用紙が排出される度に用紙によって押圧されて上方へ退避する揺動可能なフィラーと、排紙手段から排出される用紙によってフィラーが所定高さ位置まで押圧される度に作動して一枚分の排紙を検知する排紙検知部と、を備え、前記用紙の放出経路は、前記フィラーの最下降位置と、満杯検知位置との間に位置しており、前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が所定の満杯量に達した時に、該積載用紙の上面によって前記フィラーが所定高さ位置まで押圧されて前記排紙検知部を作動させて満杯及び排紙部停滞ジャム発生を検知するように構成され、前記制御部は、前記排紙検知装置が所定の時間よりも長くＯＮし続けることにより満杯或いは停滞ジャム発生を検知した際に、それ以前の排紙動作における排紙検知装置のＯＮ時間の変化に基づいて満杯か或いは停滞ジャム発生かを識別判定し表示することを特徴とする。
この排紙検知装置の構成では、用紙の放出経路がフィラーの最下降位置と満杯検知位置との間に位置しているため、満杯と排紙部停滞ジャムについては、両方共排紙検知装置が所定時間以上ＯＮし続けた状態になるため区別できない。しかし、満杯時でも排紙部停滞ジャム時でも画像形成装置の稼働を停止しなければならない点では同じである。一方、排紙部停滞ジャム発生箇所は、通常外部に露出した排紙ローラ部であるため、ユーザにも状況が一目でわかることが多く、その状況に応じてユーザが適切に処置することを充分期待でき、実使用上問題が少ない。このため、満杯と排紙部停滞ジャムを識別したり、識別結果を表示しない装置構成としても実用上問題がない、ということもできる。
また、満杯と排紙部停滞ジャムとの区別が不要な場合があるとは言っても、満杯と排紙部停滞ジャムの識別を求めるユーザの要求がある場合、或いは満杯に近い状態で停滞ジャムが発生した際の識別困難化という状況を打開してほしいという要求がある場合には、満杯と排紙部停滞ジャムを識別可能に構成する必要がある。この発明によれば、ジャムが発生していない正常な排紙状態での排紙検知装置のＯＮ時間の変化（推移）を用紙のサイズ（厚さ、紙質）毎にデータ化して記憶しておき、排紙検知装置が所定時間以上ＯＮし続けた場合に、この基準データを実際の排紙時におけるＯＮ時間の変化と比較して真の満杯発生か、或いは停滞ジャム発生かを識別判定し、表示する。
【０００７】
請求項２の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、該画像形成部から搬送されてきた用紙を一定の放出経路に沿って排出する排紙手段と、該排紙手段の下流側に位置して排出された用紙を積載する排紙トレイと、排紙手段から用紙が正常に排出完了したことを検知する排紙検知装置と、制御部と、を備えた画像形成装置において、前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が少ない時には最下降位置にあって前記放出経路よりも下方に一部を突出させ且つ用紙が排出される度に用紙によって押圧されて上方へ退避する揺動可能なフィラーと、排紙手段から排出される用紙によってフィラーが所定高さ位置まで押圧される度に作動して一枚分の排紙を検知する排紙検知部と、を備え、前記用紙の放出経路は、前記フィラーの最下降位置と、満杯検知位置との間に位置しており、前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が所定の満杯量に達した時に、該積載用紙の上面によって前記フィラーが所定高さ位置まで押圧されて前記排紙検知部を作動させて満杯及び排紙部停滞ジャム発生を検知するように構成され、前記制御部は、前記満杯か或いは停滞ジャム発生かを識別判定する際に、満杯状態になるまでの積載枚数、或いは所要時間を勘案して識別判定を行うことを特徴とする。
満杯状態になった場合の積載枚数、所要時間などとの関係で、満杯検知のＯＮ時間の延びをデータ化することにより、より正確な識別が可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図１は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の排紙装置近傍を示す図である。
図示しない画像形成部から排紙搬送経路２０を経て搬送されてきた用紙Ｐは、排紙ローラ対（排紙手段）２１から所定の放出経路（放出軌跡）Ｃを経て排紙トレイ２２上に排出され、一枚ずつ積載される。排紙ローラ対２１の上方には満杯検知を兼ねる単一の排紙検知装置２３が設置されている。
用紙の放出経路Ｃは、後述するフィラーの最下降位置と、満杯検知位置との間に位置している。
排紙検知装置２３は、排紙トレイ２２上の用紙量が少ない場合には、排紙ローラ対２１から排出される用紙の放出経路Ｃよりも下方にその一部（先端部２５ａ）を突出させ且つ用紙Ｐが排出される度に用紙によって上方へ押圧されて上方へ退避する揺動可能なフィラー２５と、排紙ローラ対２１から排出される用紙によってフィラー２５の先端部２５ａが押圧されて放出経路Ｃを越えた高さ位置に一旦上昇してから下降する度に作動して一枚分の排紙が完了したことを検知するフォトインタラプタ２６（排紙検知部）と、を備えている。
排紙検知装置２３は、上下動するフィラー２５と、フィラー２５の動作に応じてＯＮ、ＯＦＦ作動するフォトインタラプタ（排紙検知部）２６とから成る。フィラー２５はその先端部２５ａを排紙トレイ２２の上方に位置させる一方で、上下動したときにフィラーの他端部（被検知板）２５ｂをフォトインタラプタ２６を構成する透過型センサ（発光素子と受光素子）の間に出入りさせる。フィラー先端部２５ａは排紙ローラ対２１のニップ部から放出経路Ｃに沿って用紙が排出されてきたときに押し上げられ、通過完了したときに元の位置に下降するため、フィラー後端部２５ｂがフォトインタラプタ２６をＯＮ（遮光）させてから用紙通過後にＯＦＦ（透光）することにより、図示しない制御部によって通過完了が判定される。
また、用紙が画像形成部から搬出されたことが図示しない他のセンサによって検知されてから、所定の時間を経ても排紙検知装置２３が排紙ローラ対（排紙部）への用紙の進入、或いは排出完了を検知しない場合には、排紙搬送経路２０内のいずれかの位置にて用紙がジャムを起こしたことが判定される。
排紙トレイ２２上の用紙が鎖線により図示した満杯位置にまで積載された場合には、フィラー２５は用紙上面により鎖線位置まで押し上げられた状態にあり、フィラー後端部２５ｂがフォトインタラプタ２６をＯＮさせ続けた状態となる。従って、図示しない制御部は、満杯（或いは、排紙部停滞ジャム）を判定することができる。
【０００９】
このように、本発明においては、フィラー２５の先端部２５ａを常時（満杯非検知時）においても、放出経路Ｃよりも下方へ突出させているため、排紙トレイ上の積載用紙量（高さ）が所定の満杯量に達した時に、積載用紙の上面によってフィラー先端部が所定高さまで押圧される。このため、フィラーの他端部２５ｂが時計廻り方向へ回動してフォトインタラプタ２６を所定時間以上ＯＮさせ続けて満杯を検知することができる。しかし、放出経路Ｃは、フィラー２５の最下降位置と、満杯検知位置との間に位置しているため、フィラー２５がフォトインタラプタ２６をＯＮさせ続けている時に、それが満杯状態を検知しているのか、或いは排紙部停滞ジャムを検知しているのかについては判別ができない。つまり、排紙トレイ上の用紙積載量が満杯に達していない時点で、排紙ローラ２１によって用紙がニップされた状態でジャムが発生した場合等においては、フィラー２５は排紙途中の用紙によって押し上げられた状態となるため、フォトインタラプタ２６がＯＮし続け、満杯であるのか停滞ジャムであるのかが不明となる。
本発明は、上記の如き単純な構成の排紙検知装置２３を利用しながら、高精度に、満杯と排紙部停滞ジャムとを識別し得る技術手段を提供することにある。
【００１０】
即ち、従来は一つのフィラーと一つのフォトインタラプタによって、満杯状態を検知した場合に、排紙部停滞ジャム、即ち、排紙ローラ対によってニップされた状態で用紙が紙詰まりを起こしたジャムが発生した場合には、満杯と停滞ジャムとの区別を行うことができない。一般的には、詰まった状態と満杯の状態を夫々目視確認できる限り、オペレータが稼働を停止した装置の排紙部を確認することにより、排紙部停滞ジャムか満杯かを容易に判定することができる。しかし、排紙部停滞ジャムが発生している場合に、排紙ローラ対に詰まった用紙を目視確認しにくく、しかも、排紙トレイ上の用紙量が満杯に近い場合には、判断に困ることとなる。
前記特許第２９０２４９９号公報に記載の発明によれば、一つのセンサによって排紙、満杯、停滞ジャムを識別検知することが可能ではあるが、センサ部の構成の複雑化、高精度化、及び識別のためのデータ量が増大するという不具合がある。
また、上述した本発明の排紙検知装置２３の構成のみでは、満杯と排紙部停滞ジャムは、両方共排紙検知装置２３がＯＮし続けた状態になるため区別できないが、満杯時でも排紙部停滞ジャム時でも画像形成装置の稼働を停止しなければならない点では同じである。そして、稼働を再開するためには、その後の処理（満杯用紙の撤去、或いはジャム処理）を実施する必要があるので、操作部の表示パネル（図示せず）に「排紙のジャム又は排紙トレイ満杯の可能性が有ります」という旨の表示を行う必要がある。ジャム発生箇所は、外部に露出した排紙ローラ部であるため、ユーザにも状況が一目でわかることが多く、その状況に応じてユーザが適切に処置することを充分期待でき、実使用上問題が少ない。このため、満杯と排紙部停滞ジャムを識別したり、識別結果を表示しない装置構成としても実用上問題がない、ということもできる。
但し、満杯と排紙部停滞ジャムの識別を求めるユーザの要求がある場合、或いは満杯に近い状態で停滞ジャムが発生した際の識別困難化という状況を打開してほしいという要求がある場合には、満杯と排紙部停滞ジャムを識別可能に構成する必要がある。
【００１１】
次に、上記構成を備えた排紙検知装置２３により、満杯と排紙部での停留ジャムとを区別する手法について図２に示した波形図に基づいて説明する。
一般に、排紙ローラ２１から空の（或いは、積載量が少ない）状態にある排紙トレイ２２上に排紙を継続していくと、放出経路Ｃを経て排出される用紙Ｐはフィラー２５を押し上げながら前進し、徐々に用紙先端部は排紙トレイ上に下降しながら移動する。用紙後端部が排紙ローラ２１のニップ部を通過完了した後で、用紙全体が排紙トレイ２２上に着地する。この際、排紙経路Ｃと空の排紙トレイ２２上面との間の間隔（落下距離）が大きいため、換言すれば、用紙の着地位置が充分に下方に位置しているため、用紙は抵抗無く速やかに排紙トレイ２２上に着地することができる。このため、用紙がフィラーと接してこれを押し上げ続ける時間、即ち、図２（ａ）に示したようにフォトインタラプタ２６がフィラー２５の後端部２５ｂによって遮蔽され続ける時間ｔ１が一定の短い時間となる。
なお、フォトインタラプタ２６の出力がＯＦＦとなるのは、用紙後端が排紙ローラ２１を通過して排紙トレイ２２上に着地してフィラーが初期の下降位置に戻った時である。従って、制御部３０は、フォトインタラプタ２６がＯＮしてからＯＦＦしたときに一枚の用紙の排出完了を判定することができる。
【００１２】
これに対して、排紙トレイ２２上の用紙の積載量が増大してくると、用紙の着地位置（積載用紙上面の位置）が上方に徐々に変位して落下距離が減少するため、排紙ローラからの排出時に用紙がフィラー２５と接し続ける時間が長くなる。つまり、排紙経路Ｃと着地位置との間の距離が近づくことによって、その一部（例えば、先端部）をいち早く積載用紙上面に到達させた用紙の他の部分（例えば、後部）がフィラーの下降を邪魔し、フィラーが初期の下降位置にまで戻るための時間を長くさせる。図２（ｂ）、（ｃ）は用紙の積載量の増大に応じてフォトインタラプタ２６がＯＮし続ける時間が徐々に長くなる状態（ｔ２、ｔ３）を示している。
そして、図２（ａ）（ｂ）（ｃ）の如く徐々にフォトインタラプタ２６がＯＮし続ける時間が長くなった後で、最後に（ｄ）の状態となった時に満杯に成る。なお、ＯＮ、ＯＦＦのタイミングは、用紙のサイズ、厚さ（腰の強さ）等の条件によって異なることは勿論である。
一方、図２（ａ）→（ｂ）→（ｃ）の過程を経て満杯になった場合には満杯状態と判定できるとしても、（ａ）→（ｂ）→（ｃ）の過程を経ずに、換言すれば、（ａ）と（ｂ）の中間の状態、或いは（ｂ）と（ｃ）の中間の時点等々のイレギュラーな時点にて（ｄ）の状態となった場合には、排紙ローラ部にて停滞ジャムが発生したものと考えることができる。
【００１３】
即ち、本発明では、図２（ｄ）に示したように、装置の稼働中にフォトインタラプタ２６がＯＮし続けた場合に、満杯状態か、或いは排紙ローラ部での停留ジャムかを判定するためには、図２（ｄ）の状態に陥る以前の排紙過程における満杯検知までの排紙時間（ＯＮ時間）ｔの変化を基準データ（用紙サイズ毎のデータ）として制御部３０の記憶部に保持しておき、これと実際の排出中における排紙時間（ＯＮ、ＯＦＦ時間）の変化とを比較する。即ち、記憶部に記憶した基準データを、実際に（ｄ）に示した満杯状態になるまでの排紙枚数（或いは、トータル排紙時間）を考慮しつつ実際の排紙時間の変化と比較し、満杯となる筈の排紙枚数近傍でフォトインタラプタ２６が所定時間以上ＯＮし続けた場合には満杯とみなし、満杯表示をする。満杯となる筈の排紙枚数よりも積載枚数が少ない状態で、ＯＮし続けた場合には、排紙ローラ部における停留ジャム発生と判定しジャム表示を行う。
或いは、図２（ｄ）に示した如きＯＮ状態が所定時間以上継続する場合ではなく、ＯＮの後にＯＦＦする場合であっても、ＯＮしてからＯＦＦするまでの時間が異常に長く、記憶されたＯＮ時間の変化パターンに合致しない場合等においては、ジャム等の異常が発生したものと判定して表示するようにしても良い。
このように本発明では、ジャムが発生しない正常な排紙状態での満杯までの排紙枚数（排紙時間）と、満杯検知のＯＮ時間の延び、との関係を、用紙サイズ毎に予め把握しデータ化しておくことにより、この基準データに基づいて、実際の排出動作におけるＯＮの状態が長く続いているときに満杯であるのか、或いは停滞ジャムであるのかを判別するようにした。
満杯までの枚数（時間）と満杯検知ＯＮ時間の延びとの関係は、紙サイズ、紙の厚さ、紙質等の諸条件によって異なるので、各条件を勘案した上でデータ化を図る必要がある。
【００１４】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、排紙トレイ上に用紙が排出されたか否かの検知と、排出トレイ上の用紙の満杯検知を一つの検知装置によって行うと共に、検知装置に係わる部品精度を高めることによるコストアップを招くことなく、満杯状態と排紙部停滞ジャムとを識別するための検知精度を大幅に高めることができる。
請求項１に記載の排紙検知装置の構成では、排紙ローラから排紙トレイ上に用紙を排出する際の放出経路がフィラーの最下降位置と満杯検知位置との間に位置しているため、満杯と排紙部停滞ジャムについては、排紙検知装置が所定時間以上ＯＮし続けた状態になるため、両者を区別できない。しかし、満杯時でも排紙部停滞ジャム時でも画像形成装置の稼働を停止しなければならないという点では同じである。一方、ジャム発生箇所は、通常外部に露出した排紙ローラ部であるため、ユーザにも状況が一目でわかることが多く、その状況に応じてユーザが適切に処置することを充分期待でき、実使用上問題が少ない。このため、満杯と排紙部停滞ジャムを識別したり、識別結果を表示しない装置構成としても実用上問題がない、ということもできる。また、ジャムが発生していない正常な排紙状態での排紙検知装置のＯＮ時間の変化（推移）を用紙のサイズ（厚さ、紙質）毎にデータ化して記憶しておき、排紙検知装置が所定時間以上ＯＮし続けた場合に、この基準データを実際の排紙時におけるＯＮ時間の変化と比較して真の満杯発生か、或いは停滞ジャム発生かを識別判定することができる。
請求項２の発明では、満杯か或いは停滞ジャム発生かを識別判定する際に、満杯状態になるまでの積載枚数、或いは所要時間を勘案して識別判定を行うようにしたので、満杯状態になった場合の積載枚数、所要時間などとの関係で、満杯検知のＯＮ時間の延びをデータ化することにより、より正確な識別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の排紙部及び排紙検知装置の構成説明図。
【図２】本発明による満杯と停滞ジャムとの識別手法を説明するための図。
【図３】従来例の説明図。
【符号の説明】
２０排紙搬送経路、２１排紙ローラ対（排紙手段）、Ｃ放出経路（放出軌跡）、２２排紙トレイ、２３排紙検知装置、２５フィラー、２５ａフィラー先端部、２５ｂフィラー後端部、２６フォトインタラプタ、３０制御部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus such as a copying machine, a printer, and a copying machine, and in particular, when discharging and stacking a sheet that has undergone image formation in an image forming unit on a discharge tray through a discharge conveyance path. The present invention relates to an image forming apparatus that realizes sheet discharge detection, full detection on a discharge tray, and stagnation jam detection in a discharge unit by a single detection device.
[0002]
[Prior art]
An image forming apparatus having an image forming unit of an electrophotographic type or other system supplies sheets one by one from a sheet feeding device that contains sheets to the image forming unit, and the sheet that has undergone image formation is The paper is conveyed through a paper discharge conveyance path located on the downstream side of the paper, and is discharged out of the apparatus by a paper discharge means such as a paper discharge roller located at the end of the paper discharge conveyance path. A paper discharge stacking means such as a paper discharge tray is arranged outside the paper discharge means to stack and store the discharged paper.
The information on whether or not the paper has been normally discharged from the paper discharge means is important for knowing whether or not a jam has occurred in the paper discharge conveyance path or the like. A sensor is arranged. Also, if the amount of paper loaded on the output tray exceeds the specified amount, it will cause the output paper to fall, page misalignment, jamming, etc. A sensor for detecting fullness is provided so that the operation of the apparatus is stopped when fullness is detected.
That is, FIG. 3 is a configuration diagram of the periphery of the paper discharge device provided in the conventional image forming apparatus. The paper P conveyed through the paper discharge conveyance path from an image forming unit (not shown) is a pair of paper discharge rollers (discharge). The paper means 1 is discharged onto the paper discharge tray 2 through a predetermined discharge path (discharge track) C and stacked one by one. A paper discharge detection sensor 11 is installed near the paper discharge roller pair 1, and a fullness detection sensor 12 is installed above the paper discharge detection sensor 11.
[0003]
The paper discharge detection sensor 11 includes a filler 15 that moves up and down by a sheet passing through the nip portion of the paper discharge roller pair 1 and a photo interrupter 16 that operates ON and OFF according to the operation of the filler 15. The filler 15 is pushed up when the paper enters the nip portion of the paper discharge roller pair 1 to turn on the photo interrupter 16 by the shielding portion located at the rear end, and then turns off the photo interrupter 16 after the paper passes. Based on the ON / OFF signals, a control unit (not shown) detects the completion of discharging one sheet. If the paper discharge detection sensor 11 does not detect the paper entry or paper discharge completion even after a predetermined time has passed since the paper was transported from the image forming unit, the paper is detected at any position in the paper discharge transport path. Is determined to have jammed.
The full detection sensor 12 includes a filler 17 that moves up and down and a photo interrupter 18 that is turned on and off in response to the operation of the filler 17. The photo interrupter 18 is positioned above the path C, and is pushed up to the position indicated by the chain line when the stacking amount of the paper P on the paper discharge tray 2 increases to reach the full line shown in the figure. Activate to detect fullness. Since the filler 17 is always positioned above the paper discharge path C, it is not possible to detect the discharge of the paper, and the discharge detection of the paper is performed exclusively by the paper discharge detection sensor 11. If there is no operator in the vicinity of the device when performing a large number of copies or printouts, the paper is discharged beyond the output capacity (loading capacity of the output tray), causing the output paper to fall, page order out of order, A jam or the like occurs, but by detecting fullness, the operation of the apparatus can be automatically stopped when full.
However, in such a configuration for detection, since it is necessary to separately provide a paper discharge detection sensor and a full detection sensor, problems such as a decrease in productivity and an increase in cost due to an increase in the number of parts occur.
[0004]
By the way, Japanese Patent No. 2902499 discloses an invention that performs full discharge detection, discharge detection, and jam detection by the same detection means. In the present invention, jam detection is performed in the paper discharge conveyance path upstream of the paper discharge roller pair, in other words, the paper discharged from the image forming unit does not cause a jam in the paper discharge conveyance path. It is detected whether or not the pair of paper discharge rollers has been reached. However, the discharge path (the height position at which the filler rises during paper discharge) when discharged from the paper discharge roller onto the paper discharge tray is located above the full detection position by the filler (actuator). In addition, it is possible to detect a jam that occurs in the middle of being ejected from the pair of paper ejection rollers (paper ejection section stagnant jam) as distinguished from a full state. That is, by providing a slit in the arm integrated with the filler, it is possible to distinguish between full and stagnant jam with a single photo interrupter. This is because the state of movement (amount) of the filler (arm) with respect to the photo interrupter differs between full detection and stagnant jam detection.
However, the small amount of movement of the arm integrated with the filler in this way, especially the distinction between full and jam depending on the presence of minute slits provided on the arm, may lead to false detection, and stable detection performance It was difficult to maintain. In order to maintain a stable detection performance, it is necessary to increase the accuracy of each component related to the detection means, leading to an increase in cost.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above, and it is possible to detect whether or not a sheet has been discharged onto the discharge tray and to detect whether the sheet on the discharge tray is full, and to a detection apparatus. It is an object of the present invention to provide an image forming apparatus capable of greatly increasing the detection accuracy for identifying a full state and a paper discharge section stagnation jam without causing an increase in cost due to an increase in component accuracy.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, an invention according to claim 1 is an image forming unit that forms an image on a sheet, and a sheet discharge unit that discharges the sheet conveyed from the image forming unit along a fixed discharge path. A paper discharge tray on the downstream side of the paper discharge means for stacking the discharged paper, a paper discharge detection device for detecting that the paper has been normally discharged from the paper discharge means, and a controller. In the image forming apparatus provided, the paper discharge detection device is at the lowest position when the amount of stacked paper on the paper discharge tray is small, and projects a part below the discharge path and discharges the paper. A swingable filler that is pressed by the paper and retracts upward, and is activated each time the filler is pressed to a predetermined height position by the paper ejected from the paper ejection means to detect the ejection of one sheet. A paper discharge detector, and a discharge time of the paper. Is positioned between the lowest position of the filler and the full detection position, and the discharge detection device detects the stacked paper when the amount of stacked paper on the discharge tray reaches a predetermined full amount. The filler is pressed to a predetermined height position by the upper surface of the sheet, and the discharge detection unit is operated to detect fullness and occurrence of jam in the discharge unit. The control unit is configured to detect the discharge detection device. When full or stagnant jam occurrence is detected by keeping it ON for longer than a predetermined time, it is identified whether the jam is full or stagnant based on the change in the ON time of the paper discharge detection device in the previous paper discharge operation It is characterized by determining and displaying .
In this configuration of the paper discharge detection device, since the paper discharge path is located between the lowest position of the filler and the full detection position, both the paper discharge detection device is used for both full and paper discharge section stagnation jams. It cannot be distinguished because it remains in the ON state for a predetermined time. However, the same is true in that the operation of the image forming apparatus must be stopped when the paper is full or when a paper jam occurs. On the other hand, since the portion where the paper discharge section stagnation jam occurs is usually the paper discharge roller portion exposed to the outside, the user often knows the situation at a glance, and it is sufficient for the user to take appropriate measures depending on the situation Expected and few problems in actual use. For this reason, it can be said that there is no practical problem even if the apparatus configuration does not identify fullness and jammed paper jam and does not display the identification result.
Although it may not be necessary to distinguish between full and paper discharge section stagnation jam, there is a user request for identification of full and paper discharge section stagnation jam, or stagnation jam close to full When there is a request for resolving the situation of difficulty in identification when the occurrence of a paper jam occurs, it is necessary to be able to distinguish between full and paper discharge section stagnation jam. According to the present invention, the change (transition) of the ON time of the paper discharge detection device in a normal paper discharge state where no jam has occurred is converted into data for each paper size (thickness, paper quality) and stored. When the paper discharge detection device continues to be turned on for a predetermined time or more, the reference data is compared with the change in the ON time at the time of actual paper discharge to discriminate whether or not a true full occurrence or a stagnation jam has occurred, indicate.
[0007]
According to a second aspect of the present invention, there is provided an image forming unit that forms an image on a sheet, a sheet discharging unit that discharges the sheet conveyed from the image forming unit along a fixed discharge path, and a downstream side of the sheet discharging unit. In an image forming apparatus comprising: a paper discharge tray on which the discharged paper is stacked, a paper discharge detection device that detects that paper has been normally discharged from the paper discharge means, and a control unit. The paper discharge detection device is at the lowest position when the amount of paper stacked on the paper discharge tray is small, protrudes part below the discharge path, and is pressed upward by the paper every time the paper is discharged. A swingable filler that retreats to a position, and a paper discharge detection unit that operates each time the filler is pressed to a predetermined height position by the paper discharged from the paper discharge means and detects the discharge of one sheet. The discharge path of the paper is at the bottom of the filler Between the position and the full detection position, and when the amount of stacked sheets on the output tray reaches a predetermined full amount, the discharge detection device determines whether the filler is predetermined by the upper surface of the stacked sheets. It is configured to detect the occurrence of fullness and paper discharge unit stagnation jam when pressed to a height position and actuate the paper discharge detection unit, and the control unit identifies and determines whether the paper is full or stagnation jam has occurred. In addition, the identification determination is performed in consideration of the number of sheets to be loaded or the required time until it becomes full.
More accurate identification can be performed by converting the extension of the ON time of full detection into data in relation to the number of sheets to be loaded, the required time, and the like in a full state.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to embodiments shown in the drawings.
FIG. 1 is a view showing the vicinity of a paper discharge device of an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
The paper P conveyed from the image forming unit (not shown) via the paper discharge conveyance path 20 is discharged from the paper discharge roller pair (paper discharge means) 21 onto the paper discharge tray 22 via a predetermined discharge path (discharge locus) C. And loaded one by one. Above the pair of paper discharge rollers 21, a single paper discharge detection device 23 that also serves as a full detection is installed.
The sheet discharge path C is located between a filler lowermost position, which will be described later, and a full detection position.
When the amount of paper on the paper discharge tray 22 is small, the paper discharge detection device 23 projects a part (the front end portion 25a) below the discharge path C of the paper discharged from the paper discharge roller pair 21. Each time the paper P is discharged, the swingable filler 25 is pressed upward by the paper and retracted upward, and the tip 25a of the filler 25 is pressed and released by the paper discharged from the paper discharge roller pair 21. A photo-interrupter 26 (paper discharge detection unit) that operates to detect completion of discharge of one sheet each time it rises once to a height position beyond the path C and then descends.
The paper discharge detection device 23 includes a filler 25 that moves up and down, and a photo interrupter (paper discharge detection unit) 26 that is turned on and off according to the operation of the filler 25. The filler 25 has its front end portion 25a positioned above the paper discharge tray 22, while the other end portion (detected plate) 25b of the filler, when moved up and down, constitutes a transmissive sensor (a light emitting element and a light emitting element). Between the light receiving elements). The filler leading end portion 25a is pushed up when the sheet is discharged from the nip portion of the discharge roller pair 21 along the discharge path C, and is lowered to the original position when the passage is completed. When the photo interrupter 26 is turned on (light-shielded) and then turned off (light-transmitted) after passing through the paper, the control unit (not shown) determines completion of passage.
In addition, the paper discharge detection device 23 enters the paper discharge roller pair (paper discharge unit) even after a predetermined time has elapsed since it was detected by another sensor (not shown) that the paper was carried out of the image forming unit. Alternatively, when the completion of discharge is not detected, it is determined that the paper has jammed at any position in the paper discharge conveyance path 20.
When the paper on the paper discharge tray 22 is stacked to the full position shown by the chain line, the filler 25 is pushed up to the chain line position by the upper surface of the paper, and the filler rear end 25b turns on the photo interrupter 26. It will be in the state that kept letting. Therefore, a control unit (not shown) can determine whether the paper is full (or paper discharge unit stagnation jam).
[0009]
As described above, in the present invention, since the leading end portion 25a of the filler 25 always protrudes downward from the discharge path C even when full (when full) is not detected, the amount of stacked paper (height) on the discharge tray ) Reaches a predetermined full amount, the filler tip is pressed to a predetermined height by the upper surface of the stacked paper. For this reason, the other end portion 25b of the filler can be rotated in the clockwise direction to keep the photo interrupter 26 ON for a predetermined time or more to detect fullness. However, since the discharge path C is located between the lowest lowered position of the filler 25 and the full detection position, when the filler 25 keeps turning on the photo interrupter 26, it detects the full state. It is impossible to determine whether or not a paper discharge section stagnation jam is detected. In other words, when a jam occurs in a state where the paper is nipped by the paper discharge roller 21 when the paper stacking amount on the paper discharge tray has not reached full, the filler 25 is pushed up by the paper being discharged. In this state, the photo interrupter 26 continues to be turned on, and it is unclear whether it is full or stagnant.
An object of the present invention is to provide a technical means capable of discriminating between a full state and a paper discharge section stagnation jam with high accuracy while using the paper discharge detection device 23 having a simple configuration as described above.
[0010]
That is, conventionally, when a full state is detected by one filler and one photo interrupter, the paper discharge section stagnation jam, that is, the paper jammed with the paper nipped by the paper discharge roller pair is generated. In this case, it is impossible to distinguish between full and stagnant jam. In general, as long as the clogged and full states can be visually confirmed, the operator can easily determine whether the paper jam has occurred or not by checking the paper ejection unit of the machine that has stopped operating. Can do. However, when a paper jam occurs, it is difficult to visually check the jammed paper in the paper ejection roller pair, and it is difficult to make a judgment if the amount of paper on the paper ejection tray is almost full. It becomes.
According to the invention described in Japanese Patent No. 2902499, it is possible to identify and detect paper discharge, fullness, and stagnation jam with one sensor, but the configuration of the sensor unit is complicated, the accuracy is increased, and the identification is performed. There is a problem in that the amount of data increases.
In addition, with the configuration of the discharge detection device 23 of the present invention described above, it is impossible to distinguish between full and discharge portion stagnation jams because the discharge detection device 23 continues to be ON. The same is true in that the operation of the image forming apparatus must be stopped even when a paper section stagnation jam occurs. Then, in order to resume the operation, it is necessary to carry out the subsequent processing (removal of full paper or jam processing). Therefore, “Jam of paper discharge or paper discharge” is displayed on the display panel (not shown) of the operation unit. It is necessary to indicate that the tray is full. Since the jam occurrence point is the discharge roller part exposed to the outside, the user often knows the situation at a glance, and it can be expected that the user will take appropriate measures according to the situation, which is a problem in practical use. Less is. For this reason, it can be said that there is no practical problem even if the apparatus configuration does not identify fullness and jammed paper jam and does not display the identification result.
However, if there is a user's request for identification of full and paper discharge section stagnation jam, or if there is a request to overcome the situation of difficult identification when stagnation jam occurs near full Therefore, it is necessary to make it possible to distinguish between fullness and jammed paper jam.
[0011]
Next, a method for discriminating between full and jammed jams at the paper discharge unit by the paper discharge detection device 23 having the above-described configuration will be described based on the waveform diagram shown in FIG.
In general, when paper discharge is continued from the paper discharge roller 21 onto the paper discharge tray 22 that is empty (or has a small stacking amount), the paper P discharged through the discharge path C pushes up the filler 25. The front end of the paper gradually moves down on the paper discharge tray. After the rear end of the paper has passed through the nip portion of the paper discharge roller 21, the entire paper lands on the paper discharge tray 22. At this time, since the interval (falling distance) between the paper discharge path C and the upper surface of the empty paper discharge tray 22 is large, in other words, since the paper landing position is sufficiently below, the paper is resistant to resistance. It is possible to land on the paper discharge tray 22 quickly. For this reason, the time for which the paper keeps contacting with the filler and keeps pushing it up, that is, the time t1 for which the photo interrupter 26 is continuously shielded by the rear end portion 25b of the filler 25 as shown in FIG. Become.
Note that the output of the photo interrupter 26 is turned off when the trailing edge of the paper passes through the paper discharge roller 21 and lands on the paper discharge tray 22 to return the filler to the initial lowered position. Therefore, the control unit 30 can determine the completion of the discharge of one sheet when the photo interrupter 26 is turned on after being turned on.
[0012]
In contrast, when the amount of sheets stacked on the sheet discharge tray 22 increases, the landing position of the sheets (the position of the upper surface of the stacked sheets) is gradually displaced upward to reduce the drop distance. When the paper is discharged from the roller, the time during which the paper continues to contact the filler 25 becomes longer. In other words, as the distance between the paper discharge path C and the landing position approaches, the other part (for example, the rear part) of which the part (for example, the front end) quickly reaches the upper surface of the stacked sheets as the filler. This hinders the descent and lengthens the time for the filler to return to the initial lowered position. FIGS. 2B and 2C show a state (t2, t3) in which the time during which the photo interrupter 26 continues to be turned on gradually increases in accordance with an increase in the amount of stacked sheets.
Then, as shown in FIGS. 2A, 2B, and 2C, after the time during which the photo interrupter 26 continues to be turned on gradually becomes long, it becomes full when the state (d) is finally reached. It goes without saying that the ON and OFF timings differ depending on conditions such as the size and thickness of the paper (waist strength).
On the other hand, even if it can be determined that the state is full when it is full after going through the process of FIGS. 2 (a) → (b) → (c), it does not go through the process of (a) → (b) → (c). In other words, when the state (d) is reached at an irregular time point such as an intermediate state between (a) and (b) or an intermediate time point between (b) and (c), It can be considered that a stagnation jam has occurred in the paper discharge roller section.
[0013]
That is, in the present invention, as shown in FIG. 2D, when the photo interrupter 26 continues to be turned on while the apparatus is in operation, it is determined whether it is full or a jam occurs at the paper discharge roller section. For this purpose, the storage unit of the control unit 30 uses, as reference data (data for each paper size), a change in the paper discharge time (ON time) t until full detection in the paper discharge process before falling into the state of FIG. And compare this with the change in paper discharge time (ON / OFF time) during actual paper discharge. That is, the reference data stored in the storage unit is compared with the actual change in the discharge time while taking into account the number of discharged sheets (or the total discharge time) until the full state shown in (d). When the photo interrupter 26 continues to be turned on for a predetermined time or more near the number of paper sheets to be filled, it is regarded as full and a full display is made. When the number of stacked sheets is smaller than the number of full paper discharged, if it is kept ON, it is determined that a jam has occurred in the paper discharge roller section and a jam is displayed.
Or, even if the ON state as shown in FIG. 2 (d) continues for a predetermined time or more, even if it is turned OFF after ON, the time from ON to OFF is abnormally long and stored. If the ON time change pattern does not match, it may be determined that an abnormality such as a jam has occurred and displayed.
As described above, according to the present invention, the relationship between the number of discharged sheets (paper discharge time) until full in a normal paper discharge state where jam does not occur and the extension of the ON time of full detection is grasped in advance for each paper size. By making it into data, based on this reference data, it is determined whether the actual discharge operation is full when the ON state continues for a long time or whether it is a stagnation jam.
The relationship between the number of sheets until full (time) and the increase in the full detection ON time differs depending on various conditions such as paper size, paper thickness, paper quality, etc. Therefore, it is necessary to plan the data in consideration of each condition. .
[0014]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the detection of whether or not the paper is discharged onto the paper discharge tray and the full detection of the paper on the discharge tray are performed by one detection device, and the component accuracy related to the detection device is improved. The detection accuracy for discriminating between the full state and the paper discharge section stagnation jam can be greatly increased without causing an increase in cost due to the increase.
In the configuration of the paper discharge detection device according to claim 1, the discharge path for discharging the paper from the paper discharge roller onto the paper discharge tray is located between the lowest position of the filler and the full detection position. As for the full and the paper discharge section stagnation jam, the paper discharge detection device is kept ON for a predetermined time or more, so that the two cannot be distinguished. However, the same is true in that the operation of the image forming apparatus must be stopped when the paper is full or when a paper jam occurs. On the other hand, the location where the jam occurs is usually the discharge roller portion exposed to the outside, so the user often knows the situation at a glance, and it can be expected that the user will take appropriate action according to the situation. There are few problems in use. For this reason, it can be said that there is no practical problem even if the device configuration does not identify full and paper discharge section stagnation jams or displays the identification result. Also, the change (transition) of the ON time of the paper discharge detection device in a normal paper discharge state where no jam has occurred is stored as data for each paper size (thickness, paper quality), and is detected. When the apparatus continues to be turned on for a predetermined time or longer, the reference data can be compared with the change in the ON time at the time of actual paper discharge to discriminate and determine whether a full full occurrence or a stagnation jam has occurred.
In the invention of claim 2, when determining whether the jam is full or stagnant jam occurs, the identification determination is made in consideration of the number of sheets to be filled or the required time, so that it becomes full. More accurate identification is possible by converting the extension of the ON time of full detection into data in relation to the number of loaded sheets, required time, and the like.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration explanatory diagram of a paper discharge unit and a paper discharge detection device of an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram for explaining a method of discriminating between full and stagnant jam according to the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a conventional example.
[Explanation of symbols]
20 discharge conveyance path, 21 discharge roller pair (discharge means), C discharge path (discharge locus), 22 discharge tray, 23 discharge detection device, 25 filler, 25a filler front end, 25b filler rear end, 26 Photo interrupter, 30 Control unit.

Claims

An image forming unit that forms an image on a sheet, a sheet discharging unit that discharges the sheet conveyed from the image forming unit along a certain discharge path, and a sheet positioned downstream of the sheet discharging unit. In an image forming apparatus comprising a paper discharge tray for stacking stacked paper, a paper discharge detection device for detecting that paper has been normally discharged from the paper discharge means, and a control unit,
The paper discharge detection device is at the lowest position when the amount of paper stacked on the paper discharge tray is small, protrudes part below the discharge path, and is pressed upward by the paper every time the paper is discharged. A swingable filler that retreats to a position, and a paper discharge detection unit that operates each time the filler is pressed to a predetermined height position by the paper discharged from the paper discharge means and detects the discharge of one sheet. Prepared,
The paper discharge path is located between a lowest position of the filler and a full detection position,
The discharge detection device operates the discharge detection unit by pressing the filler to a predetermined height position by the upper surface of the stacked sheet when the amount of stacked sheets on the discharge tray reaches a predetermined full amount. Configured to detect full and paper jams
When the control unit detects the occurrence of full or stagnant jamming by keeping the paper discharge detection device ON for longer than a predetermined time, the control unit changes the ON time of the paper discharge detection device in the previous paper discharge operation. An image forming apparatus characterized by discriminating and displaying whether full or stagnant jam has occurred .

An image forming unit that forms an image on a sheet, a sheet discharging unit that discharges the sheet conveyed from the image forming unit along a certain discharge path, and a sheet positioned downstream of the sheet discharging unit. In an image forming apparatus comprising a paper discharge tray for stacking stacked paper, a paper discharge detection device for detecting that paper has been normally discharged from the paper discharge means, and a control unit,
  The paper discharge detection device is at the lowest position when the amount of paper stacked on the paper discharge tray is small, protrudes part below the discharge path, and is pressed upward by the paper every time the paper is discharged. A swingable filler that retreats to a position, and a paper discharge detection unit that operates each time the filler is pressed to a predetermined height position by the paper discharged from the paper discharge means and detects the discharge of one sheet. Prepared,
  The paper discharge path is located between a lowest position of the filler and a full detection position,
  The discharge detection device operates the discharge detection unit by pressing the filler up to a predetermined height position by the upper surface of the stacked sheet when the amount of stacked sheets on the discharge tray reaches a predetermined full amount. Configured to detect full and paper jams
  The image forming apparatus according to claim 1, wherein the control unit performs the identification determination in consideration of the number of stacked sheets or a required time until the full state is reached when the determination is made as to whether the jam is full or a stagnation jam has occurred.