JP4083884B2 - Pll回路及びpll回路を内蔵した半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、デューティや周波数の異なるクロック信号を出力するPLL(Phase Locked Loop)回路及びPLL回路を内蔵した半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図13は従来のPLL回路を内蔵したLSI(Large Scale Integration:半導体集積回路)の構成を示す図である。図において、1は基準クロック信号CLKとLSIの内部に供給されるクロック信号の位相を比較し位相差に応じた幅のパルスを出力する位相比較器、2は位相比較器1から出力されるパルスを電圧に変換するチャージポンプ回路である。
【0003】
また、図13において、3はチャージポンプ回路2から入力される電圧に応じた周波数のクロック信号を出力するVCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発信器)、4はVCO3からのクロック信号116をLSI内部に供給する出力ドライバ回路、5はFF(Flip Flop)回路6により構成された回路ブロックである。ここで、出力ドライバ回路4は、VCO3からのクロック信号116を受けて、LSI内部のFF回路6の負荷を駆動するために充分な電流駆動能力を持つように出力インピーダンスを小さくしている。さらに、7はPLL回路であり、位相比較器1,チャージポンプ回路2,VCO3,出力ドライバ回路4より構成される。
【0004】
次に動作について説明する。
位相比較器1の入力端子Rに、LSIの外部から入力バッファ(図示せず)を介して基準クロック信号CLKが印加され、位相比較器1の入力端子Vに、LSIの内部に供給されるクロック信号116がフィードバックされる。位相比較器1は、入力端子Rに入力された基準クロック信号CLKと、入力端子Vにフィードバックされたクロック信号116の位相を比較し、基準クロック信号CLKに対しフィードバックされたクロック信号116の位相が遅れた時に、出力端子Uに、その位相差に応じた幅のパルスを出力し、基準クロック信号CLKに対しフィードバックされたクロック信号116の位相が進んだ時に、出力端子Dに、その位相差に応じた幅のパルスを出力する。
【0005】
チャージポンプ回路2は、位相比較器1の出力端子U又はDから出力されるパルスを入力し、そのパルスを電圧に変換して、出力端子Voutから出力する。そして、VCO3は、チャージポンプ回路2からの電圧を入力端子Vinに入力し、その電圧に応じた発振周波数を持つクロック信号116を出力端子Foutから出力する。このようにして、クロック信号116は基準クロック信号CLKに近づき、このループの繰り返しによってPLL回路7はロックし、クロック信号116は基準クロック信号CLKに正確に合うようになる。
【0006】
図14は、図13におけるVCO3の構成を示す図である。図において、11,12,13,14,15は、リングオシレータを構成するCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)のインバータ(INV)、16は入力端子Vinに入力された電圧により制御を行う入力側の制御回路、17は制御回路16からの指示により制御を行う電源側の制御回路、18は制御回路16からの指示により制御を行うグランド側の制御回路、19はインバータ(INV)15の出力信号115を入力しクロック信号116をVCO3の出力端子Foutに取り出すためのバッファ回路である。
【0007】
図15は、図14のVCO3における各部出力のタイミングチャートを示す図である。図において、111,112,113,114,115は、それぞれインバータ(INV)11,12,13,14,15の出力信号であり、116はバッファ回路19から出力されたクロック信号を示す。ここでは単純化するために、各インバータ(INV)11,12,13,14,15の出力は、周期が同一で、デューティが50%,立上り/立下り遅延時間が同じとする。
【0008】
また、各インバータ(INV)11,12,13,14,15及びバッファ回路19は、各入力に対し、t(n)−t(n−1)=Δtの時間だけ遅延して出力するものとする。ここで、nは任意の時刻である。ここで、各インバータ(INV)11,12,13,14,15の遅延時間Δtは、(周期)/(インバータ段数)により決定される。
【0009】
図14において、VCO3は、チャージポンプ回路2からの電圧を入力端子Vinに入力し、入力された電圧に応じて、制御回路16,17,18によりインバータ(INV)11〜15を制御し、インバータ(INV)15から出力信号115を出力する。この出力信号115は、基準クロック信号CLKと同じ周波数を持つクロック信号であり、図15の出力信号115の周期t1,t11が、PLL回路7でロックする周期である。バッファ回路19は出力信号115を入力し、クロック信号116を出力端子Foutから出力する。
【0010】
従来のCMOSのLSI技術を用いたPLL回路7は、VCO3に多段のCMOSのインバータを用いたリングオシレータで構成されている。多段のリングオシレータを用いると、出力波形の立上り立下りが平均化されるので、デューティーを50%にできるメリットがある。従来は、クロック信号の立上り又は立下りのエッジのみを用いて、LSI内部のFF回路6を動作させる設計になっていたが、近年では、LSIの高速動作を行うために、立上り立下りの両方のエッジを使う論理回路の設計が多くなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来のPLL回路7は以上のように構成されているので、多くのFF回路6が内蔵されたLSIの内部全体で、一種類のクロック信号116により、これらのFF回路6を一括して管理を行い、両側のエッジを使って高速にデータの転送を行うと、各FF回路6に伝播するクロック信号116の時間差により、各FF回路6に入力されるデータとクロック信号116間の時間的余裕が少なくなり、FF回路6で誤動作を発生させるという課題があった。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、LSIに内蔵されているFF回路を複数の回路ブロックに分割し、個々の回路ブロックのFF回路に供給するクロック信号のデューティや周波数(周期)を調整することにより、FF回路6を動作させるセットアップ時間を最適に制御し、FF回路の誤動作を防ぐPLL回路及びPLL回路を内蔵した半導体集積回路を得ることを目的とする。
【0013】
上記従来技術の関連技術として、特開平9−246920号公報に示すものがある。これは、CMOSインバータにより構成されたリングオシレータ型VCOを有するPLL回路において、各インバータの出力を選択的に出力させるセレクタを備え、このセレクタの出力とVCO出力とをNAND回路とNOR回路に入力することにより、VCOの出力信号の他にデューティの異なる2種類の出力を得るものである。しかし各インバータの出力をもとに、デューティの異なる出力を作り出しているため、デューティの調整を外部から行えるものではない。
【0014】
また、他の関連技術として、特開平7−307665号公報に示すものがある。これは、CMOSインバータにより構成されたリングオシレータを有するPLLにおいて、各インバータ出力部にキャパシタ等により構成されるデジタル負荷を接続し、VCOの動作周波数を検出して、そのデジタル負荷を調整することにより、PLLが位相を引き込める範囲に動作周波数を設定するものであるが、デューティの異なる複数の信号を出力するものではなく、そのデューティを外部から調整できるものではない。
【0015】
さらに、他の関連技術として、特開平9−270680号公報に示すものがある。これは、複数の遅延セルより構成されるリングオシレータ型VCOにおいて、発信周期の1/2Nの遅延量ずつ遅らせた信号を出力して、N個のXOR(排他的論理和)回路に入力し、それぞれのXOR回路のもう一方の端子には、VCOの出力信号を入力することにより、逓倍出力を得るものであるが、周波数の異なる複数の信号を出力するものではなく、逓倍出力のデューティを外部から調整できるものではない。
【0016】
さらに、他の関連技術として、特開平9−292930号公報に示すものがある。これは、VCO内のインバータ列の適当なノードから各種タイミング信号を取り出し、外部から選択された論理回路に入力することにより、タイミングやデューティを変化させた出力を得るものであるが、ノード間に遅延回路を挿入し、その遅延回路の遅延時間を外部から調整するものではない。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るPLL回路は、奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むものにおいて、上記インバータ間に接続された遅延回路と、外部からの指示により上記遅延回路の遅延時間を制御する遅延制御回路と、上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、上記遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号又は上記遅延回路の出力信号と、上記バッファ回路の入力信号とを入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号とデューティ又は周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路とを備えたものである。
【0018】
この発明に係るPLL回路は、上記遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、上記演算回路が、上記遅延回路の出力信号と上記バッファ回路の入力信号との論理積演算を行い、第1のクロック信号とデューティが異なる第2のクロック信号を出力するものである。
【0019】
この発明に係るPLL回路は、上記遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、上記演算回路が、上記第2のインバータの出力信号と上記バッファ回路の入力信号との論理和演算を行い、第1のクロック信号とデューティが異なる第2のクロック信号を出力するものである。
【0020】
この発明に係るPLL回路は、上記遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、上記演算回路が、上記第2のインバータの出力信号と上記バッファ回路の入力信号との排他的論理和演算を行い、第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号を出力するものである。
【0021】
この発明に係るPLL回路は、奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むものにおいて、上記インバータ間に接続された第1及び第2の遅延回路と、外部からの指示により上記第1及び第2の遅延回路の遅延時間を制御する第1及び第2の遅延制御回路と、上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、上記第1又は第2の遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号、上記第1及び第2の遅延回路の出力信号、上記バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路とを備えたものである。
【0022】
この発明に係るPLL回路は、上記第1の遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、上記第2の遅延回路を第3と第4の上記インバータ間に接続し、上記演算回路が、上記第1のインバータの出力信号と上記第1の遅延回路の出力信号との排他的論理和演算を行い、上記第3のインバータの出力信号と上記第2の遅延回路の出力信号との排他的論理和演算を行い、上記第4のインバータの出力信号と上記バッファ回路の入力信号との一致演算を行うと共に、上記各排他的論理和演算による各演算出力と上記一致演算による演算出力との論理和演算を行うものである。
【0023】
この発明に係るPLL回路を内蔵した半導体集積回路は、データが入力されるFF回路により構成される第1及び第2の回路ブロックと、奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むものにおいて、上記インバータ間に接続された遅延回路と、外部からの指示により上記遅延回路の遅延時間を制御する遅延制御回路と、上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、上記遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号又は上記遅延回路の出力信号と、上記バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号とデューティ又は周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路と、上記バッファ回路から出力される第1のクロック信号を、上記第1の回路ブロックのFF回路に供給する第1の出力ドライバ回路と、上記演算回路から出力される第2のクロック信号を、上記第2の回路ブロックのFF回路に供給する第2の出力ドライバ回路とを備えたものである。
【0024】
この発明に係るPLL回路を内蔵した半導体集積回路は、データが入力されるFF回路により構成される第1及び第2の回路ブロックと、奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むものにおいて、上記インバータ間に接続された第1及び第2の遅延回路と、外部からの指示により上記第1及び第2の遅延回路の遅延時間を制御する第1及び第2の遅延制御回路と、上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、上記第1又は第2の遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号、上記第1及び第2の遅延回路の出力信号、上記バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路と、上記バッファ回路から出力される第1のクロック信号を、上記第1の回路ブロックのFF回路に供給する第1の出力ドライバ回路と、上記演算回路から出力される第2のクロック信号を、上記第2の回路ブロックのFF回路に供給する第2の出力ドライバ回路とを備えたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1によるVCOの構成を示す図である。図において、21はインバータ(INV)11とインバータ(INV)12の間に接続された遅延時間が可変の遅延回路で、22は外部からの指示により遅延回路21の遅延時間を制御する遅延制御回路であり、23は論理回路により構成された演算回路で、G1は演算回路23におけるAND(論理積)回路である。AND回路G1の入力には、最終段のインバータ(INV)15の出力信号115と、遅延回路21の出力信号111aが入力されている。
【0026】
また、図1において、116はバッファ回路19を介して出力端子Fout1から出力される第1のクロック信号、117は演算回路23を介して出力端子Fout2から出力される第2のクロック信号である。その他の符号は、従来の図14に示すものと同じである。このように、この実施の形態1におけるVCOは、従来と同じ第1のクロック信号116の他に、演算回路23により演算された第2のクロック信号を出力する。
【0027】
図2は、図1のVCOを適用したPLL回路を内蔵した半導体集積回路の構成を示す図である。図において、4aはVCOの出力端子Fout1に接続された出力ドライバ回路、4bはVCOの出力端子Fout2に接続された出力ドライバ回路、5aはFF回路6aにより構成された回路ブロック、5bはFF回路6bにより構成された回路ブロック、8は図1に示すVCO、9はPLL回路で、位相比較器1,チャージポンプ回路2,VCO8,出力ドライバ回路4a,4bにより構成される。
【0028】
図2において、出力ドライバ回路4aは従来と同じクロック信号の出力を得るためのもので、この出力ドライバ回路4aの出力は、位相比較器1の入力端子Vにフィードバックされる。また、回路ブロック5aにおける各FF回路6aは、従来のクロック信号のデューティで動作させた場合に誤動作が生じないが、回路ブロック5bにおける各FF回路6bは、従来のクロック信号のデューティで動作させた場合に誤動作が生じてしまうものとする。そこで、回路ブロック5bの各FF回路6bは、回路ブロック5aの各FF回路6aと別のタイミングで動作させる。
【0029】
回路ブロック5a,5bにおけるトータルのFF回路6a,6bの数は、従来のFF回路6と同じ数か、それ以上の数となる。ここで、もし回路ブロック5bのみを使用する場合でも、回路ブロック5aには、PLL回路9の動作を安定化させるために、少量のダミー負荷をつけておく必要がある。
【0030】
図3は遅延制御回路22の構成と入出力の真理値表を示す図である。図に示すように、遅延制御回路22は、インバータ31,NAND回路32により構成され、外部からの入力S0,S1に対し、図の真理値表に示すような出力Y0,Y1,Y2,Y3を得る。
【0031】
図4は遅延回路21の構成を示す図である。図に示すように、遅延回路21は、AND回路33,インバータ34,OR回路35により構成され、図1のインバータ(INV)11の出力信号111と、図3の遅延制御回路22の出力Y0,Y1,Y2,Y3が、図4に示す遅延回路21に入力され、出力信号111に入力された信号は、Y0,Y1,Y2,Y3のいずれかにより選択された時間だけ遅延し、出力信号111aから出力される。図4では、AND回路33,インバータ34,OR回路35を通過した数に比例して遅延時間が長くなる。
【0032】
図5は遅延回路21の他の構成を示す図である。図に示すように、遅延回路21は、インバータ36,トランスミッションゲート37により構成され、図1のインバータ(INV)11の出力信号111と、図3の遅延制御回路22の出力Y0,Y1,Y2,Y3が、図5に示す遅延回路21に入力され、出力信号111に入力された信号は、Y0,Y1,Y2,Y3のいずれかにより選択された時間だけ遅延し、出力信号111aから出力される。図5では、インバータ36,トランスミッションゲート37を通過した数に比例して遅延時間が長くなる。
【0033】
次に動作について説明する。
図6は、図1のVCO8における各部出力のタイミングチャートを示す図である。図において、インバータ(INV)15の出力信号115における時間t1,t15がPLL回路9でロックする周期であり、t1,t15の立上りが図2における出力ドライバ回路4aを経由し、位相比較器1の入力端子Vにフィードバックされる。このt1〜t15の周期は、従来の図15におけるt1〜t11の周期と同一であり、図6におけるt(n)−t(n−1)=Δtの時間は、図15に比べ短い時間とする。
【0034】
図1において、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22の入力S0,S1に“H”信号が与えられると、遅延制御回路22は図3に示す真理値表に従い、出力Y0のみに“H”信号が出力される。図4おいて、入力Y0のみに“H”信号が入力されると、出力信号111に入力された信号は、AND回路33,OR回路35を経由し出力信号111aより出力される。ここでは、2つの素子を通過しているので、2Δtだけ遅延したものとする。
【0035】
このようにして、図6に示すように、遅延回路21の出力信号111aを、インバータ(INV)11の出力信号111から(t4−t2)=2Δtの時間だけ遅延させると、インバータ(INV)12〜15の出力も、2Δtの時間だけ順次遅延して出力される。そして図6に示すように、バッファ回路19からは、従来と同一の周波数で、同一の周期を持つ第1のクロック信号116を出力するが、演算回路23は、遅延回路21の出力信号111aと、インバータ(INV)15の出力信号115とのAND(論理積)演算を行い、第2のクロック信号117を出力する。なお、この場合、AND回路G1の出力は、入力に対しΔtだけ遅延するものとする。
【0036】
このように、バッファ回路19から出力されたPLL回路9を制御する第1のクロック信号116と、演算回路23から出力された第2のクロック信号117は、周波数が同一であるが、デューティが異なり、立ち下がりのタイミングが異なったものとなる。そして、図2に示すように、第1のクロック信号116は、出力ドライバ回路4aにより、回路ブロック5aのFF回路6aに供給され、立ち下がりのタイミングが異なった第2のクロック信号117は、出力ドライバ回路4bにより、回路ブロック5bのFF回路6bに供給される。これにより、例えば、LSI内部の回路ブロック5aのFF回路6aは、基準クロックCLKと同じデューティで動作させ、別の回路ブロック5bのFF回路6bは、別のデューティで動作させることができる。
【0037】
また、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22を介して、遅延回路21の遅延時間を変更させると、図3における第2のクロック信号117のデューティが変化するので、立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
【0038】
遅延回路21として、図5に示す構成を使用した場合、上記2Δtの遅延を得るためには、図5の入力Y1のみに“H”信号が入力されるように、図3に示す遅延制御回路22の入力S0に“L”信号、入力S1に“H”信号を、LSIの外部から与えれば良い。
【0039】
この実施の形態では、遅延回路21をインバータ(INV)11と12の間に接続しているが、他のインバータ(INV)間に接続しても、同様に、第2のクロック信号117の立ち下がりのタイミングを、第1のクロック信号116と異なったものにすることができると共に、遅延時間の変更により第2のクロック信号117のデューティを変化させ、立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
【0040】
また、この実施の形態では、5段のインバータ(INV)11〜15を用いてリングオシレータを構成したが、段数は奇数段であれば何段でも良い。通常は、高調波の影響を除くために、段数として素数が選ばれる。
【0041】
以上のように、この実施の形態1によれば、インバータ(INV)11,12間に遅延回路21を接続し、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を制御し、演算回路23が遅延回路21の出力とインバータ(INV)15の出力の論理積(AND)演算を行うことで、バッファ回路19から出力されるPLL回路9を制御する第1のクロック信号116とデューティが異なる第2のクロック信号117を出力し、それぞれ出力ドライバ回路4a,4bから、回路ブロック5a,5bのFF回路6a,6bに、立ち下がりのタイミングが異なったクロック信号を供給することにより、FF回路6a,6bの誤動作を防ぐことができるという効果が得られる。
【0042】
また、LSIの外部からの指示に基づき、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を制御し、第2のクロック信号117のデューティーを調整できるので、LSIを作った後からでも、FF回路6bの動作タイミングの微調整が可能になるという効果が得られる。
【0043】
実施の形態2.
図7は実施の形態2によるVCOの構成を示す図である。図において、G2は演算回路23におけるOR(論理和)回路であり、インバータ(INV)12の出力信号112とインバータ(INV)15の出力信号115とが入力されている。その他の構成は、実施の形態1の図1と同一である。また、図7のVCOを適用したPLL回路を内蔵した半導体集積回路の構成は、実施の形態1の図2と同一である。
【0044】
次に動作について説明する。
図8は、図7のVCO8における各部出力のタイミングチャートを示す図である。図において、インバータ(INV)15の出力信号115における時間t1〜t15がPLL回路9でロックする周期であり、t1,t15の立上りが図2における出力ドライバ回路4aを経由し、位相比較器1の入力端子Vにフィードバックされる。そしてこの周期は、実施の形態1の図3における時間t1〜t15と同一である。
【0045】
図7における演算回路23は、インバータ(INV)12の出力信号112と、インバータ(INV)15の出力信号115とのOR(論理和)演算を行い、図8に示すように第2のクロック信号117を出力する。なお、この場合、OR回路G2の出力は、入力に対しΔtだけ遅延するものとする。
【0046】
このように、バッファ回路19から出力された第1のクロック信号116と、演算回路23から出力された第2のクロック信号117は、周波数が同一であるが、デューティが異なり、立ち下がりのタイミングが異なったものとなる。そして、図2に示すように、第1のクロック信号116は、出力ドライバ回路4aにより、回路ブロック5aのFF回路6aに供給され、第2のクロック信号117は、出力ドライバ回路4bにより、回路ブロック5bのFF回路6bに供給される。これにより、例えば、LSI内部の回路ブロック5aのFF回路6aは、基準クロックCLKと同じデューティで動作させ、別の回路ブロック5bのFF回路6bは、別のデューティで動作させることができる。
【0047】
また、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を変更させると、図8における第2のクロック信号117のデューティが変化するので、立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
【0048】
この実施の形態では、遅延回路21をインバータ(INV)11と12の間に接続しているが、他のインバータ(INV)間に接続しても、同様に、第2のクロック信号117の立ち下がりのタイミングを、第1のクロック信号116と異なったものにすることができると共に、遅延時間の変更により第2のクロック信号117の立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
【0049】
以上のように、この実施の形態2によれば、インバータ(INV)11,12間に遅延回路21を接続し、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を制御し、演算回路23がインバータ(INV)12の出力信号112とインバータ(INV)15の出力信号115とのOR(論理和)演算を行うことで、バッファ回路19から出力されるPLL回路9を制御する第1のクロック信号116とデューティが異なる第2のクロック信号117を出力し、それぞれ出力ドライバ回路4a,4bから、回路ブロック5a,5bのFF回路6a,6bに、立ち下がりのタイミングが異なるクロック信号を供給することにより、FF回路6a,6bの誤動作を防ぐことができるという効果が得られる。
【0050】
また、LSIの外部からの指示に基づき、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を制御することにより、第2のクロック信号のデューティを調整できるので、LSIを作った後からでもFF回路6bの動作タイミングの微調整が可能になるという効果が得られる。
【0051】
実施の形態3.
図9は実施の形態3によるVCOの構成を示す図である。図において、G3は演算回路23におけるXOR(排他的論理和)回路であり、その他の構成は、実施の形態2の図7と同一である。また、図9のVCOを適用したPLL回路を内蔵した半導体集積回路の構成は、実施の形態1の図2と同一である。
【0052】
次に動作について説明する。
図10は、図9のVCO8における各部出力のタイミングチャートを示す図である。図において、インバータ(INV)15の出力信号115のt1,t15がPLL回路9でロックする周期であり、t1,t15の立上りが図2における出力ドライバ回路4aを経由して、位相比較器1の入力端子Vにフィードバックされる。そしてこの周期は、実施の形態1の図6におけるt1〜t15の周期と同一である。
【0053】
図9に示す演算回路23は、インバータ(INV)12の出力信号112と、インバータ(INV)15の出力信号115とのXOR(排他的論理和)演算を行い、図10に示すように、第2のクロック信号117を出力する。なお、この場合、XOR回路G3の出力は、入力に対しΔtだけ遅延するものとする。
【0054】
このように、演算回路23から出力された第2のクロック信号117は、バッファ回路19から出力された第1のクロック信号116に比べ、周波数が2倍となり、立ち上がり、立ち下がりのタイミングが異なったものとなる。そして、図2に示すように、第1のクロック信号116は、出力ドライバ回路4aにより、回路ブロック5aのFF回路6aに供給され、第2のクロック信号117は、出力ドライバ回路4bにより、回路ブロック5bのFF回路6bに供給される。これにより、例えば、LSI内部の回路ブロック5aのFF回路6aは、基準クロックCLKと同じ周波数で動作させ、別の回路ブロック5bのFF回路6bは、2倍の周波数で動作させることができる。
【0055】
また、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を変更させると、図10における第2のクロック信号117は、変更する前に比べ、周波数は変わらないが、デューティが変化するので、立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
【0056】
この実施の形態では、遅延回路21をインバータ(INV)11と12の間に接続しているが、他のインバータ(INV)間に接続しても、同様に、第2のクロック信号117の周波数は、第1のクロック信号116の2倍にすることができ、立ち上がり、立ち下がりのタイミングの異なるクロック信号を出力することができる。
【0057】
以上のように、この実施の形態3によれば、インバータ(INV)11,12間に遅延回路21を接続し、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を制御し、演算回路23がインバータ(INV)12の出力信号112とインバータ(INV)15の出力信号115のXOR(排他的論理和)演算を行うことで、バッファ回路19から出力されるPLL回路9を制御する第1のクロック信号116に比べ、周波数が2倍の第2のクロック信号117を出力し、それぞれ出力ドライバ回路4a,4bにより、立ち上がり、立ち下がりの異なるクロック信号を、回路ブロック5a,5bのFF回路6a,6bに供給することができ、FF回路6a,6bの誤動作を防ぐことができるという効果が得られる。
【0058】
また、LSIの外部からの指示に基づき、遅延制御回路22を介して遅延回路21の遅延時間を制御することにより、第2のクロック信号117のデューティを調整できるので、LSIを作った後からでもFF回路6bの動作タイミングの微調整が可能になるという効果が得られる。
【0059】
実施の形態4.
図11は実施の形態4によるVCOの構成を示す図である。図において、24はインバータ(INV)13とインバータ(INV)14間に接続された遅延回路、25は遅延回路24の遅延時間を制御する遅延制御回路であり、演算回路23は、XOR(排他的論理和)回路G4,G5,XNOR(一致)回路G6,OR(論理和)回路G7により構成されている。
【0060】
また図11において、XOR回路G4の入力には、インバータ(INV)11の出力信号111と遅延回路21の出力信号111aが入力され、、XOR回路G5の入力には、インバータ(INV)13の出力信号113と遅延回路24の出力信号113aが入力され、XNOR回路G6の入力には、インバータ(INV)14の出力信号114とインバータ(INV)15の出力信号115が入力されている。その他の構成は、実施の形態1の図1と同一である。また、図11のVCOを適用したPLL回路を内蔵した半導体集積回路の構成は、実施の形態1の図2に、遅延制御回路25の入力S0,S1を追加したものとなる。
【0061】
遅延制御回路25の構成と入出力の真理値表は、図3に示す遅延制御回路22の構成と入出力の真理値表を示すものと同一であり、遅延回路24の構成は、図4又は図5に示す遅延回路21と同一であるが、ここでは、図5に示す構成とする。
【0062】
次に動作について説明する。
図12は、図11のVCO8における各部出力のタイミングチャートを示す図である。図において、インバータ(INV)15の出力信号115における時間t1,t17がPLL回路9でロックする周期であり、t1,t17の立上りが図2における出力ドライバ4aを経由し、位相比較器1の入力端子Vにフィードバックされる。このt1〜t17の周期は、実施の形態1の図6におけるt1〜t15の周期と同一であり、t(n)−t(n−1)=Δtの時間は、実施の形態1の図6に比べ短いものとする。
【0063】
図11において、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路25の入力S0,S1に“H”信号が与えられると、遅延制御回路25は図3に示す真理値表に従い、出力Y0のみに“H”信号が出力される。図5の遅延回路24において、入力Y0のみに“H”信号が入力されると、出力信号113に入力された信号は、トランスミッションゲート37を経由し出力信号113aより出力される。ここでは、1つの素子を通過しているので、Δtだけ遅延したものとする。なお、遅延回路21の遅延時間は、実施の形態1と同様に2Δtとする。
【0064】
このようにして、図12に示すように、遅延回路21の出力信号111aを、インバータ(INV)11の出力信号111から(t4−t2)=2Δtの時間だけ遅延させ、遅延回路24の出力信号113aを、インバータ(INV)13の出力信号113から(t7−t6)=Δtの時間だけ遅延させて、バッファ回路19からは、従来と同一の周波数で、同一の周期を持つ第1のクロック信号116を出力する。
【0065】
また、演算回路23において、XOR回路G4は、インバータ(INV)11の出力信号111と遅延回路21の出力信号111aを入力して、図12の121に示す信号を出力し、XOR回路G5は、インバータ(INV)13の出力信号113と遅延回路24の出力信号113aを入力して、図12の122に示す信号を出力し、XNOR回路G6は、インバータ(INV)14の出力信号114とインバータ(INV)15の出力信号115を入力して、図12の123に示す信号を出力し、OR回路G7は、121,122,123の信号を入力して、第2のクロック信号117を出力する。なお、この場合、XOR回路G4,G5,XNOR回路G6,OR回路G7の各出力は、各入力に対しΔtだけ遅延するものとする。
【0066】
このように、演算回路23から出力された第2のクロック信号117は、バッファ回路19から出力された第1のクロック信号116に比べ、周波数が3倍となり、立ち上がり、立ち下がりのタイミングが異なったものとなる。そして、図2に示すように、第1のクロック信号116は、出力ドライバ回路4aにより、回路ブロック5aのFF回路6aに供給され、第2のクロック信号117は、出力ドライバ回路4bにより、回路ブロック5bのFF回路6bに供給される。これにより、例えば、LSI内部の回路ブロック5aのFF回路6aは、基準クロックCLKと同じ周波数で動作させ、別の回路ブロック5bのFF回路6bは、3倍の周波数で動作させることができる。
【0067】
また、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22,25を介して遅延回路21,24の遅延時間を変更させると、図12における第2のクロック信号117は、変更する前に比べ、周波数は変わらないが、デューティが変化するので、立ち下がりのタイミングを変化させることができる。
【0068】
以上のように、この実施の形態4によれば、インバータ(INV)11,12間に遅延回路21を接続し、インバータ(INV)13,14間に遅延回路24を接続し、LSIの外部からの指示により、遅延制御回路22,25を介して遅延回路21,24の遅延時間を制御し、演算回路23が、インバータ(INV)11の出力信号111,遅延回路21の出力信号111a,インバータ(INV)13の出力信号113,遅延回路24の出力信号113a,インバータ(INV)14の出力信号114,インバータ(INV)15の出力信号115を入力して、論理演算を行うことで、バッファ回路19から出力されるPLL回路9を制御する第1のクロック信号116に比べ、周波数が3倍の第2のクロック信号117を出力し、それぞれ出力ドライバ回路4a,4bにより、立ち上がり、立ち下がりの異なるクロック信号を、回路ブロック5a,5bのFF回路6a,6bに供給することができ、FF回路6a,6bの誤動作を防ぐことができるという効果が得られる。
【0069】
また、LSIの外部からの指示に基づき、遅延制御回路22,25を介して遅延回路21、24の遅延時間を制御することにより、第2のクロック信号117のデューティを調整できるので、LSIを作った後からでもFF回路6bの動作タイミングの微調整が可能となるという効果が得られる。
【0070】
上記各実施の形態において、VCO8から出力されるクロック信号は2種類となっているが、LSIの規模に応じて、演算回路と出力ドライバ回路を増加することにより、2種類以上のクロック信号を出力することは可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、外部からの指示により、遅延制御回路がインバータ間に接続された遅延回路の遅延時間を制御し、バッファ回路がPLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力すると共に、演算回路が、インバータ又は遅延回路の出力信号と、バッファ回路の入力信号とを入力して論理演算を行い、第1のクロック信号とデューティ又は周波数の異なる第2のクロック信号を出力することにより、FF回路における誤動作を防止することができるという効果がある。
【0072】
この発明によれば、外部からの指示により、第1及び第2の遅延制御回路がインバータ間に接続された第1及び第2の遅延回路の遅延時間を制御し、バッファ回路がPLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力すると共に、演算回路が、インバータの出力信号、第1及び第2の遅延回路の出力信号、バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、第1のクロック信号と周波数の異なる第2のクロック信号を出力することにより、FF回路における誤動作を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるVCOの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるPLL回路を内蔵した半導体集積回路の構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1〜4による遅延制御回路の構成と入出力の真理値表を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1〜4による遅延回路の構成を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1〜4による遅延回路の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1によるVCOの各部出力のタイミングチャートを示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2によるVCOの構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態2によるVCOの各部出力のタイミングチャートを示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3によるVCOの構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態3によるVCOの各部出力のタイミングチャートを示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態4によるVCOの構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態4によるVCOの各部出力のタイミングチャートを示す図である。
【図13】 従来におけるPLL回路を内蔵した半導体集積回路の構成を示す図である。
【図14】 従来におけるVCOの構成を示す図である。
【図15】 従来におけるVCOの各部出力のタイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
4a 出力ドライバ回路(第1の出力ドライバ回路)、4b 出力ドライバ回路(第2の出力ドライバ回路)、5a 回路ブロック(第1の回路ブロック)、5b 回路ブロック(第2の回路ブロック)、6a,6b FF回路、8 VCO(電圧制御型発信器)、9 PLL回路、11 インバータ(第1のインバータ)、12 インバータ(第2のインバータ)、13 インバータ(第3のインバータ)、14 インバータ(第4のインバータ)、15 インバータ、19 バッファ回路、21 遅延回路(第1の遅延回路)、22 遅延制御回路(第1の遅延制御回路)、23 演算回路、24 遅延回路(第2の遅延回路)、25遅延制御回路(第2の遅延制御回路)、116 第1のクロック信号、117第2のクロック信号、G1 AND回路(論理積回路)、G2,G7 OR回路(論理和回路)、G3,G4,G5 XOR回路(排他的論理和回路)、G6XNOR回路(一致回路)。
Claims (8)
- 奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むPLL回路において、
上記インバータ間に接続された遅延回路と、
外部からの指示により上記遅延回路の遅延時間を制御する遅延制御回路と、
上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、
上記遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号又は上記遅延回路の出力信号と、上記バッファ回路の入力信号とを入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号とデューティ又は周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路とを
備えたことを特徴とするPLL回路。 - 上記遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、
上記演算回路が、上記遅延回路の出力信号と上記バッファ回路の入力信号との論理積演算を行い、第1のクロック信号とデューティが異なる第2のクロック信号を出力することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 上記遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、
上記演算回路が、上記第2のインバータの出力信号と上記バッファ回路の入力信号との論理和演算を行い、第1のクロック信号とデューティが異なる第2のクロック信号を出力することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 上記遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、
上記演算回路が、上記第2のインバータの出力信号と上記バッファ回路の入力信号との排他的論理和演算を行い、第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号を出力することを特徴とする請求項1記載のPLL回路。 - 奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むPLL回路において、
上記インバータ間に接続された第1及び第2の遅延回路と、
外部からの指示により上記第1及び第2の遅延回路の遅延時間を制御する第1及び第2の遅延制御回路と、
上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、
上記第1又は第2の遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号、上記第1及び第2の遅延回路の出力信号、上記バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路とを
備えたことを特徴とするPLL回路。 - 上記第1の遅延回路を第1と第2の上記インバータ間に接続し、
上記第2の遅延回路を第3と第4の上記インバータ間に接続し、
上記演算回路が、上記第1のインバータの出力信号と上記第1の遅延回路の出力信号との排他的論理和演算を行い、上記第3のインバータの出力信号と上記第2の遅延回路の出力信号との排他的論理和演算を行い、上記第4のインバータの出力信号と上記バッファ回路の入力信号との一致演算を行うと共に、上記各排他的論理和演算による各演算出力と上記一致演算による演算出力との論理和演算を行うことを特徴とする請求項5記載のPLL回路。 - データが入力されるFF回路により構成される第1及び第2の回路ブロックと、
奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むPLL回路を内蔵した半導体集積回路において、
上記インバータ間に接続された遅延回路と、
外部からの指示により上記遅延回路の遅延時間を制御する遅延制御回路と、
上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、
上記遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号又は上記遅延回路の出力信号と、上記バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号とデューティ又は周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路と、
上記バッファ回路から出力される第1のクロック信号を、上記第1の回路ブロックのFF回路に供給する第1の出力ドライバ回路と、
上記演算回路から出力される第2のクロック信号を、上記第2の回路ブロックのFF回路に供給する第2の出力ドライバ回路とを
備えたことを特徴とするPLL回路を内蔵した半導体集積回路。 - データが入力されるFF回路により構成される第1及び第2の回路ブロックと、
奇数段のインバータにより構成された電圧制御型発信器を含むPLL回路を内蔵した半導体集積回路において、
上記インバータ間に接続された第1及び第2の遅延回路と、
外部からの指示により上記第1及び第2の遅延回路の遅延時間を制御する第1及び第2の遅延制御回路と、
上記奇数段のインバータにおける所定のインバータの出力信号を入力信号として入力し、上記PLL回路でロックする周期を持つ第1のクロック信号を出力するバッファ回路と、
上記第1又は第2の遅延回路と上記所定のインバータとの間に接続されたインバータの出力信号、上記第1及び第2の遅延回路の出力信号、上記バッファ回路の入力信号を入力して論理演算を行い、上記第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号を出力する演算回路と、
上記バッファ回路から出力される第1のクロック信号を、上記第1の回路ブロックのFF回路に供給する第1の出力ドライバ回路と、
上記演算回路から出力される第2のクロック信号を、上記第2の回路ブロックのFF回路に供給する第2の出力ドライバ回路とを
備えたことを特徴とするPLL回路を内蔵した半導体集積回路。
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