JP4027823B2 - トレッド変更装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインやトラクタ等の農作業機、クレーン車等の特殊作業用車両または乗用車のような作業車両において、車輪をその駆動車軸に取付けた状態で当該駆動車軸の軸方向に沿って移動させることにより、左右の車輪間のトレッド(車輪間距離)を変更するトレッド変更装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のトレッド変更装置においては、車体に搭載した動力源からの動力が伝わる駆動車軸に、車輪の回転中心部に配設したハブボス体が前記駆動車軸の軸方向に沿って摺動可能でかつ相対回転不能に被嵌されている。
【0003】
例えば特許文献1には、断面多角形状の駆動車軸に被嵌したハブボス体を軸方向に沿って移動させることにより、左右の車輪間のトレッド(車輪間距離)を変更し、所定の位置にあるハブボス体を前記駆動車軸に対して係止ピンにて移動不能に固定するという構成が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ハブボス体側に設けたピニオンを、駆動車軸に形成したラックに噛み合せた状態で回転させて、前記駆動車軸に被嵌した状態のハブボス体を軸方向に沿って移動させることにより、左右の車輪間のトレッドを変更するという構成が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
実公昭47−14409号公報
【特許文献2】
特開昭57−18501号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特許文献1の構成によると、ハブボス体を駆動車軸の軸方向に沿って移動させるには、ハブボス体と駆動車軸との連結部分の錆び、この連結部分への泥等の侵入または駆動車軸のこじれ等の程度によっては、かなり大きな力を必要とするから、トレッド変更作業に手間がかかって作業性が悪く、作業者の負担も大きいという問題があった。しかも、この問題は車輪の大きさ及び重さの両方に比例して増大するのであった。
【0007】
一方、前記特許文献2の構成では、駆動車軸のラックとハブボス体側のピニオンとの噛合いを利用して、前記ハブボス体を軸方向に沿って移動させるから、前記特許文献1の場合と比べればトレッド変更作業は容易であるが、前記ラックと前記ピニオンとが泥の侵入等のために錆び付いて固着してしまうと、前記ラックを取り替えるために前記駆動車軸ごと交換しなければならないから、手間がかかることはいうまでもなく、メンテナンスコストも嵩むという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、以上のような問題点をすべて解消して、常に簡単かつ迅速にトレッドを変更でき、しかも、メンテナンス作業のし易さについても配慮したトレッド変更装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため、請求項1の発明は、走行車体に取付く車軸ケースから突出する駆動車軸に、外周にねじ山を有するねじ軸部と動力伝達部とを設け、このねじ軸部に車輪の回転中心部に設けたハブボス体を螺合し、前記動力伝達部に支持筒体を摺動可能でかつ相対回転不能に被嵌する一方、前記支持筒体に前記ハブボス体を、着脱可能に固定するための固定手段を備え、更に、前記ハブボス体に前記支持筒体を、当該支持筒体が前記ハブボス体に対して回転可能な状態で、且つ、ハブボス体と一緒に軸方向に沿って移動可能に連結するための連結手段を備えているというものである。
【0010】
請求項2の発明は、走行車体に取付く車軸ケースから突出する駆動車軸に、外周にねじ山を有するねじ軸部と動力伝達部とを設け、このねじ軸部に車輪の回転中心部に設けたハブボス体を螺合し、前記動力伝達部に支持筒体を摺動可能でかつ相対回転不能に被嵌する一方、前記支持筒体に前記ハブボス体を、着脱可能に固定するための固定手段を備え、更に、前記ねじ軸部を、前記駆動車軸に対して着脱自在に固着したというものである。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1に記載したトレッド変更装置において、前記ハブボス体に対する前記支持筒体の連結手段に、ハブボス体と支持筒体との相対的な回転を許容するためのころがり軸受けを設けたというものである。
【0012】
請求項4の発明は、請求項2に記載したトレッド変更装置において、前記動力伝達部を、前記駆動車軸のうち車軸ケースに連接する部分に、前記ねじ軸部を、前記駆動車軸における先端部に設け、このねじ軸部におけるねじ山を、前記駆動車軸に着脱自在に嵌着したスリーブ体に設けたというものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体化した実施形態を、作業車両としてのトラクタに適用した場合の図面(図1〜図4)に基づいて説明する。図1はトラクタの側面図、図2はトラクタの平面図、図3は後車輪の装着状態を示す一部切欠き断面図、図4は後車輪の装着状態の別例を示す一部切欠き断面図である。
【0014】
実施形態におけるトラクタ1の走行車体2は、その前側に配置した左右一対の前車輪3,3と、後ろ側に配置した左右一対の後車輪4,4とで支持されており、走行車体2の前部に搭載した動力源としてのエンジン5からミッション機構(図示せず)を経て駆動車軸11に伝わった動力により、左右の後輪4,4を回転駆動させるように構成されている。すなわちトラクタ1は後輪駆動式のものである。
【0015】
エンジン5の後方は、走行車体2を操向操作する丸ハンドル7及び作業者が座る操縦席8等を有する操縦部6となっており、作業者が丸ハンドル7を回動操作することにより、その操作量(回動量)に応じて左右両前輪3,3の操向角度を変更するように構成されている。なお、走行車体2の後部には、例えばスクレーパやレーキ、耕耘機等(図示せず)を装着可能なリンク機構9が設けられている。
【0016】
図3に示すように、後車輪4に対する駆動車軸11は、走行車体2に固定した車軸ケース12に軸受13を介して回転可能に軸支されている。この駆動車軸11において車軸ケース12から水平外向きに突出した端部のうち走行車体2寄りの部位には、動力伝達部としてのスプライン部11aが形成されており、このスプライン部11aには、支持筒体としてのスプライン筒体19が摺動可能でかつ相対回転不能に被嵌(スプライン嵌合)されている。
【0017】
スプライン筒体19の外周部は、当該スプライン筒体19とスプライン部11aとの摺動部分に泥等が侵入するのを防ぐために、車軸ケース12にボルト25止めした筒状のリテーナ26で覆われている。
【0018】
なお、スプライン部11aに代わる動力伝達部として、断面が六角等の多角形軸部を採用し、これに対応する多角形穴付きの支持筒体を前記多角形軸部に被嵌することにより、前記支持筒体を駆動車軸11に対して摺動可能でかつ相対回転不能に構成してもよい。
【0019】
駆動車軸11のうちスプライン部11aよりも外側には、外周面にねじ山を有するスリーブ体14が着脱可能に被嵌されている。このスリーブ体14は各請求項に記載したねじ軸部に相当するものであり、実施形態においては、スリーブ体14と駆動車軸11との相対向する周面に凹み形成したキー溝15,15に、弾性を有する金属製等のキー16(係合片)を嵌め込むことにより、スリーブ体14は駆動車軸11に対して相対回転不能に構成されている。また、駆動車軸11の先端面に複数本のボルト17で固定した鍔状のカラー18により、スリーブ体14が駆動車軸11から脱落することが防止されている。
【0020】
この場合、スリーブ体14を駆動車軸11に対してキー16にて固定するに限らず、図4に示す別例のように、駆動車軸11の先端部11b′を先窄まりテーパ形状に形成し、これにスリーブ体14′をテーパにて回転不能に嵌着したり、スリーブ体を駆動車軸に対して焼ばめまたは圧入にて回転不能に嵌着したりしてもよい。要は、駆動車軸の先端部に着脱可能に被嵌したスリーブ体が前記駆動車軸に対して相対回転不能となる構成であればよい。
【0021】
スリーブ体14には、後車輪4の回転中心部に複数本のボルト20で固定したハブボス体21が螺合されている。ハブボス体21の周縁部には外向きに突出した筒壁部21aが一体的に形成されており、この筒壁部21aで囲まれた凹所21bに、スプライン筒体19に一体的に形成したフランジ部19aが嵌っている。
【0022】
ハブボス体21における筒壁部21aの内面に穿設した環状溝21cには、弾性を有する金属製等の止めリング24が嵌っており、この止めリング24の存在により、ハブボス体21とスプライン筒体19とは、ハブボス体21がスプライン筒体19に対して回転可能な状態で駆動車軸11の軸方向A(図3及び図4の矢印参照)に沿って移動可能となるように連結されている。
【0023】
すなわち、スプライン筒体19のフランジ部19aは、止めリング24の存在によりハブボス体21の凹所21bから抜け出ることはなく、しかも、ハブボス体21がスプライン筒体19に対して回転可能となっており、ハブボス体21をスリーブ体14周りに回転させて軸方向Aに沿って移動させると、これに伴ってスプライン筒体19も同じ方向に一緒に移動することになる。
【0024】
なお、前述の止めリング24に代えて、例えばハブボス体21における筒壁部21aの開口縁部に抜け止め片を着脱可能に取付けたり、筒壁部21aの内周面から抜け止め爪を半径内向きに突出させたりしてもよい。要は、ハブボス体21とスプライン筒体19とを、ハブボス体21がスプライン筒体19に対して回転可能な状態で軸方向Aに沿って移動可能となるように連結するものであればよいのである。
【0025】
ハブボス体21をフランジ部19aに複数本のボルト22で締結することにより、ハブボス体21はスプライン筒体19に着脱可能に固定されている。これにより、ハブボス体21ひいては後車輪4は、スプライン筒体19を介して駆動車軸11と一体的に回転するようになっている。複数本のボルト22は各請求項に記載した固定手段に相当する。
【0026】
スプライン筒体19におけるフランジ部19aの両側面には、ハブボス体21とスプライン筒体19との相対的な回転を許容するためのころがり軸受け23が設けられている。これにより、固定手段としての各ボルト22を緩めて抜いた状態では、ハブボス体21はころがり軸受け23を介してスムーズに回転するようにスプライン筒体19のフランジ部19aにて支持される。駆動車軸11におけるスリーブ体14のうちハブボス体21から突出する部分は、軟質弾性体製で伸縮可能なブーツ体27により覆われている。
【0027】
以上の構成において、左右の後車輪4,4間のトレッドを変更するには、両後車輪4,4を地面から浮かせてジャッキアップし、この状態で、固定手段としての各ボルト22を緩めて抜くことにより、ハブボス体21がスプライン筒体19に対して回転可能な状態であり、かつハブボス体21とスプライン筒体19とが軸方向A(図3及び図4の矢印参照)に沿って移動可能な状態とする。
【0028】
次いで、各後車輪4を回すことにより、ハブボス体21をスリーブ体14周りに回転させて軸方向Aに沿って移動させる。この場合、スプライン筒体19におけるフランジ部19aの両側面にはころがり軸受け23が設けられているので、ハブボス体21ひいては後車輪4を軽い力でスムーズに回転させることができる。このとき、スプライン筒体19はハブボス体21とともに軸線方向Aに沿って移動する。これにより、スプライン筒体19を単独で軸方向Aに沿って移動させる手間を省略することができる。
【0029】
そして、各後車輪4が軸方向Aに沿って所定の位置まで移動してから、これら各後車輪4を回すのを止める。これにより、両後車輪4,4のトレッドを当初のT1からT2まで延長することができる(図2参照)。
【0030】
次いで、ハブボス体21をスプライン筒体19に対して固定手段としてのボルト22で締結することにより、ハブボス体21が取付く後車輪4は、スプライン筒体19を介して駆動車軸11に相対回転不能に固定され、駆動車軸11から後車輪4へ動力伝達を行う状態にロックされる。一方、前記とは逆の操作を行うことにより、左右の後車輪間のトレッドを短縮することができる。
【0031】
したがって、本発明に係るトレッド変更装置によると、左右の後車輪4,4間のトレッド変更作業を、後車輪4の大きさや重さの影響を余り受けることなく、後車輪4を回すだけの軽い力で簡単かつ迅速に行うことができるので、作業者の負担も少なくて作業性がよいのである。
【0032】
また、駆動車軸11にねじ軸部としてのスリーブ体14を着脱可能に固着する構成を採用しているので、スリーブ体14とハブボス体21とが泥の侵入等のために錆び付いて固着したとしても、駆動車軸11側ではスリーブ体14だけを新しいものに取り替えればよく、駆動車軸11ごと交換しなくてよい。これにより、整備が簡単になりメンテナンスコストを抑制することができる。
【0033】
ところで、詳細は図示していないが、駆動車軸の走行車体寄りの部位に、ねじ軸部としてのスリーブ体を着脱可能に固着し、その外側に動力伝達部としてのスプライン部を形成することも可能である。この場合、前記スリーブ体は、前記駆動車軸のうち外寄りのスプライン部を通って、所定の位置に被嵌されることになるので、前記スリーブ体の穴径を前記スプライン部の直径よりも大きく設定することになる。また、このスリーブ体を2つ割りにして、前記駆動車軸に着脱可能に固着するように構成すれば、当該スリーブ体の穴径を前記スプライン部の直径よりも大きく設定しなくて済む。
【0034】
これに対して、前述の実施形態のように、駆動車軸11の走行車体2寄りの部位に動力伝達部としてのスプライン部11aを形成し、その外側にねじ軸部としてのスリーブ体14を着脱可能に固着する構成を採用すると、スリーブ体14の取付け・取外し作業を走行車体2の外側で簡単に行うことができる。
【0035】
また、スプライン筒体19は後車輪4よりも内側(車軸ケース12寄りの部分)に位置することになるので、後車輪4から外向きに突出した部分(駆動車軸11の先端部及びスリーブ体14等)の突出長さは短くなる。これにより、例えばトラクタの走行時に、前記突出部分が周囲の障害物等に接触するおそれを低減できて安全である。
【0036】
本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、コンバイン等の農作業機、クレーン車等の特殊作業用車両または乗用車のような作業車両に対して、広く適用できることはいうまでもない。また、本発明は、各種作業車両の後車輪に適用するに限らず、前車輪のみまたは前後両車輪に適用することもできる。
【0037】
【発明の作用・効果】
本発明に係るトレッド変更装置によるトレッド変更作業の手順は、例えば以下のようになる。すなわち、左右の車輪を地面から浮き上がらせ、前記車輪に設けたハブボス体の支持筒体に対する固定を解除してから、前記車輪を回す。そうすると、前記ハブボス体は、駆動車軸に被嵌した状態で所定の位置に移動する。これにより、左右の車輪間のトレッドを所定の長さに変更することができる。
【0038】
次いで、前記車輪を回すのを止めて、前記支持筒体を前記ハブボス体に接触するように軸方向に移動させたのち、両者を固定手段にて固定することにより、前記車輪を前記支持筒体を介して前記駆動車軸に相対回転不能に固定して、前記駆動車軸から前記車輪へ動力伝達を行う状態にロックするのである。
【0039】
したがって、左右の車輪間のトレッド変更作業を、前記車輪の大きさや重さの影響を余り受けることなく、前記車輪を回すだけの軽い力で簡単かつ迅速に行うことができる。
【0040】
特に、請求項1の構成では、前記ハブボス体に前記支持筒体を、当該支持筒体が前記ハブボス体に対して回転可能な状態で、且つ、ハブボス体と一緒に軸方向に移動可能に連結するための連結手段により、前記ハブボス体の軸方向への移動に伴って、前記支持筒体をも前記駆動車軸に被嵌した状態で所定の位置に移動させることができる。これにより、前記支持筒体を単独で軸方向に移動させる手間を省略することができ、トレッド変更作業をより一層簡単かつ迅速に行える。
【0041】
また、請求項2の構成では、ハブボス体に対するねじ軸部を、駆動車軸に対して着脱自在に固着しているから、このねじ軸部と前記ハブボス体とが泥の侵入等のために錆び付いて固着したとしても、前記駆動車軸側では前記ねじ軸部だけを新しいものに取り替えればよく、前記駆動車軸ごと新しいものに交換する必要がない。これにより、トレッド変更作業を簡単かつ迅速に行えるという効果に加えて、トレッド変更装置の整備も簡単になり、メンテナンスコストの抑制にも寄与できる。
【0042】
請求項3の発明は、請求項1の発明を具体化したものである。この構成では、前記ハブボス体に対する前記支持筒体の連結手段に、ハブボス体と支持筒体との相対的な回転を許容するためのころがり軸受けを設けているので、前記支持筒体と前記ハブボス体との固定を解除した状態では、前記ハブボス体ひいてはこれが取付く車輪を軽い力でスムーズに回転させることができ、作業性の向上に寄与するという利点がある。
【0043】
また、請求項4の発明は、請求項2の発明を具体化したものである。この構成では、動力伝達部を、駆動車軸のうち車軸ケースに連接する部分に、ねじ軸部を、前記駆動車軸における先端部に設け、このねじ軸部におけるねじ山を、前記駆動車軸に着脱自在に嵌着したスリーブ体に設けているので、当該スリーブ体の取付け・取外し作業を前記走行車体の外側で簡単に行えるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 作業車両としてのトラクタの側面図である。
【図2】 トラクタの平面図である。
【図3】 後車輪の装着状態を示す一部切欠き断面図である。
【図4】 後車輪の装着状態の別例を示す一部切欠き断面図である。
【符号の説明】
1 作業車両としてのトラクタ
2 車体
3 前車輪
4 後車輪
11 駆動車軸
11a 動力伝達部としてのスプライン部
14,14′ ねじ軸部としてのスリーブ体
19 支持筒体としてのスプライン筒体
21 ハブボス体
22 固定手段としてのボルト
24 止めリング
Claims (4)
- 走行車体に取付く車軸ケースから突出する駆動車軸に、外周にねじ山を有するねじ軸部と動力伝達部とを設け、このねじ軸部に車輪の回転中心部に設けたハブボス体を螺合し、前記動力伝達部に支持筒体を摺動可能でかつ相対回転不能に被嵌する一方、
前記支持筒体に前記ハブボス体を、着脱可能に固定するための固定手段を備え、更に、前記ハブボス体に前記支持筒体を、当該支持筒体が前記ハブボス体に対して回転可能な状態で、且つ、ハブボス体と一緒に軸方向に移動可能に連結するための連結手段を備えていることを特徴とするトレッド変更装置。 - 走行車体に取付く車軸ケースから突出する駆動車軸に、外周にねじ山を有するねじ軸部と動力伝達部とを設け、このねじ軸部に車輪の回転中心部に設けたハブボス体を螺合し、前記動力伝達部に支持筒体を摺動可能でかつ相対回転不能に被嵌する一方、
前記支持筒体に前記ハブボス体を、着脱可能に固定するための固定手段を備え、更に、前記ねじ軸部を、前記駆動車軸に対して着脱自在に固着したことを特徴とするトレッド変更装置。 - 前記ハブボス体に対する前記支持筒体の連結手段に、ハブボス体と支持筒体との相対的な回転を許容するためのころがり軸受けを設けたことを特徴とする請求項1に記載したトレッド変更装置。
- 前記動力伝達部を、前記駆動車軸のうち車軸ケースに連接する部分に、前記ねじ軸部を、前記駆動車軸における先端部に設け、このねじ軸部におけるねじ山を、前記駆動車軸に着脱自在に嵌着したスリーブ体に設けたことを特徴とする請求項2に記載したトレッド変更装置。
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