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JP4111624B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄剤組成物に関する。さらに詳しくは、本発明は、繊維染色機械装置や、天然繊維、合成繊維の精練染色又は捺染の工程用の洗浄剤として用い、染色機械装置及び繊維に付着している油、染料、助剤、変質物、繊維より脱落した糊剤、オリゴマーなどからなる汚れを効果的に洗浄除去し、染色物や捺染物の白場や色相を鮮明にし、堅牢度を向上することができる洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
繊維材料の染色の際には、染浴中に未染着染料、使用助剤、薬剤、これらの分解生成物、繊維に付着している油剤やオリゴマーその他の汚れ成分が脱落してきて、染色機械装置の内壁や繊維の表面を汚染し、ひいては染色作業能率の低下や、色相のくすみ、堅牢度の低下などの問題を生ずる、特に、ポリエステル系繊維の高温高圧染色においては、この問題が顕著となっている。一方、捺染においては、捺染後の水洗の際に、同様に未固着染料や、助剤、糊剤などが浴中に溶出し、それによって白場の汚染、色相のくすみ、堅牢度の低下などの問題が生ずる。従来より、これらの問題に対処して、各種の薬剤や洗浄剤などを使用して、汚れ成分を洗浄除去する方法がとられてきた。例えば、染色機械装置の洗浄法としては、キャリアー洗浄法、過酸化水素洗浄法、アルカリ洗浄法などが行われている。しかし、いずれの方法も充分な効果を示さず、次のような欠点を有している。すなわち、キャリアー洗浄法においては、染色機械装置のパッキン部を著しく損傷し、過酸化水素洗浄法においては、洗浄時の圧力が異常に上昇する危険性や、パッキン部の脆化が起こる。また、一般に広く行われているアルカリ洗浄法においては、ハイドロサルファイト、苛性アルカリを主とし、これに非イオン界面活性剤、4級アンモニウム塩型カチオン活性剤、両性界面活性剤などを併用して洗浄する方法が行われているが、多量の薬剤を使用するに見合った充分な洗浄効果が得られていない。
また、染色物、捺染物の洗浄の場合にも、同様に、薬剤と界面活性剤の併用によって洗浄が行われているが、その効果は充分ではない。したがって、より低濃度で、かつより低温度、短時間の処理により充分な効果を上げることができる洗浄剤が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、染色機械装置及び繊維に付着している油、染料、助剤、変質物、繊維より脱落した糊剤、オリゴマーなどからなる汚れの洗浄効果を著しく高めた洗浄剤組成物を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ダイマー酸又はダイマージオールに、アルキレンオキサイドを付加して得られる化合物が、染色機械装置及び繊維に付着している油、染料、助剤、糊、オリゴマーなどを洗浄除去する効果に優れることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物、
【化3】
Figure 0004111624
(ただし、式中、−OOC−Z1−COO−はダイマー酸残基であり、mは0〜100であり、nは0〜100であり、m+nは2〜100であり、(C24O)と(C36O)の付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、(C24O)と(C36O)のいずれがダイマー酸残基と結合していてもよい。)
【化4】
Figure 0004111624
(ただし、式中、−OCH2−Z2−CH2O−は、ダイマージオール残基でありpは0〜100であり、qは0〜100であり、p+qは2〜100であり、(C24O)と(C36O)の付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、(C24O)と(C36O)のいずれがダイマージオール残基と結合していてもよい。)、
(2)一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物の含有量が、5〜40重量%である第(1)項記載の洗浄剤組成物、及び、
(3)一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物10〜40重量%、ノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤1〜30重量%並びに金属イオン封鎖剤1〜15重量%を含有する第(2)項記載の洗浄剤組成物、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の洗浄剤組成物は、一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物を含有する。
【化5】
Figure 0004111624
ただし、一般式[1]において、−OOC−Z1−COO−はダイマー酸残基であり、mは0〜100であり、nは0〜100であり、m+nは2〜100であり、(C24O)と(C36O)の付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、(C24O)と(C36O)のいずれがダイマー酸残基と結合していてもよい。
【化6】
Figure 0004111624
ただし、一般式[2]において、−OCH2−Z2−CH2O−は、ダイマージオール残基でありpは0〜100であり、qは0〜100であり、p+qは2〜100であり、(C24O)と(C36O)の付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、(C24O)と(C36O)のいずれがダイマージオール残基と結合していてもよい。
【0006】
本発明において、一般式[1]で表される化合物の出発原料として用いるダイマー酸は、乾性油、半乾性油などから得られる精製植物性脂肪酸、例えば、オレイン酸、リノレイン酸などの不飽和脂肪酸を二量化したものであり、主成分は不飽和ジカルボン酸で、市販品は三量体なども含む混合物である。本発明においては、純粋な二量体のほかに、三量体などを含む混合物や、三量体を主成分として含むいわゆるトリマー酸なども出発原料として用いることができる。本発明において、一般式[2]で表される化合物の出発原料として用いるダイマージオールは、上記のダイマー酸を還元して得られるジオールである。
一般式[1]で表される化合物は、HOOC−Z1−COOHで表される構造を有するダイマー酸に、エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加することによって得ることができる。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを付加させる場合、その付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、ブロックの数は2個又はそれ以上であってもよく、さらに、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのいずれの単位がダイマー酸残基と結合していてもよい。一般式[1]で表される化合物において、m+nが2未満であると、洗浄剤組成物の洗浄効果が不充分となるおそれがある。m+nが100を超えると、粘度が高くなりすぎて、作業性が低下するおそれがある。
【0007】
一般式[2]で表される化合物は、HOCH2−Z2−CH2OHで表される構造を有するダイマージオールに、エチレンオキサイド及び/又はプロピレンオキサイドを付加することによって得ることができる。エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドを付加させる場合、その付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、ブロックの数は2個又はそれ以上であってもよく、さらに、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのいずれの単位がダイマー酸残基と結合していてもよい。一般式[2]で表される化合物において、p+qが2未満であると、洗浄剤組成物の洗浄効果が不充分となるおそれがある。p+qが100を超えると、粘度が高くなりすぎて、作業性が低下するおそれがある。
本発明の洗浄剤組成物は、一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物の含有量が、5〜40重量%であることが好ましく、10〜40重量%であることがより好ましい。一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物の含有量が5重量%未満であると、貯蔵、運搬する洗浄剤組成物の量が過大になって、経済性が損なわれるおそれがある。一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物の含有量が40重量%を超えると、洗浄剤組成物の粘度が高くなりすぎて、作業性が低下するおそれがある。
【0008】
本発明の洗浄剤組成物には、ノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤を含有させることができる。含有させるノニオン界面活性剤に特に制限はなく、例えば、アルキルポリオキシアルキレンエーテル、アルキルアリールポリオキシアルキレンエーテル、アルキルアミンポリオキシアルキレンエーテル、アルキルアリールアミンポリオキシアルキレンエーテル、脂肪酸エタノールアミドなどを挙げることができる。含有させるアニオン界面活性剤にも特に制限はなく、例えば、アルキルアリールスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル硫酸エステル塩、N−メチル−N−アシルタウリン、石鹸など挙げることができる。これらのアニオン界面活性剤は、すべてのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩などの形で使用することができる。本発明組成物にノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤を含有させることにより、洗浄性をいっそう高めることができる。ノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤の含有量は、1〜30重量%であることが好ましい。ノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤の含有量が1重量%未満であると、洗浄性向上効果が充分に発現しないおそれがある。ノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤の含有量が30重量%を超えると、濯ぎ性が悪くなり、作業性が低下するおそれがある。
【0009】
本発明の洗浄剤組成物には、金属イオン封鎖剤を含有させることができる。含有させる金属イオン封鎖剤に特に制限はなく、例えば、トリポリリン酸ソーダなどのポリリン酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、ニトリロ三酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩などのアミノ酢酸塩、蓚酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩、オキシカルボン酸塩、アミノトリメチレンホスホン酸塩、エチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸塩、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸塩、アクリル酸系重合体、マレイン酸系重合体などを挙げることができる。本発明組成物に金属イオン封鎖剤を含有させることにより、洗浄効果をさらに増すことができる。金属イオン封鎖剤の含有量は、1〜15重量%であることが好ましい。金属イオン封鎖剤の含有量が1重量%未満であると、洗浄効果が充分に発揮されないおそれがある。金属イオン封鎖剤の含有量が15重量%を超えると、製品の安定性が低下するおそれがある。
本発明の洗浄剤組成物は、ウインス、ジャガー、液流染色機などの各種の染色機械の洗浄に好適に用いることができる。また、本発明の洗浄剤組成物は、染色物又は捺染物の洗浄にも好適に用いることができ、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリアクリル系繊維などの分散染料、酸性染料、カチオン染料による染色物や捺染物に適用することができる。さらに、本発明の洗浄剤組成物は、生機などの精練洗浄にも好適に用いることができる。
本発明の洗浄剤組成物を使用して染色機械の洗浄すなわち缶体洗浄を行う場合には、一般には、一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物10〜40重量%を含有する本発明組成物0.5〜3g/リットル、苛性ソーダ1〜4g/リットル、ハイドロサルファイト1〜3g/リットルを溶解した溶液を用いて、温度80〜130℃で20〜40分間洗浄することが好ましい。この際、ハイドロサルファイトを使用しなくとも従来の洗浄剤に比べて優れた洗浄効果を示すが、ハイドロサルファイトを加えることにより、洗浄効果がいっそう向上する。
【0010】
本発明の洗浄剤組成物を用いて染色物や捺染物を洗浄する場合には、一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物10〜30重量%を含有する本発明組成物0.5〜2g/リットル、苛性ソーダ(48重量%)又はソーダ灰2〜4g/リットル、ハイドロサルファイト1〜3g/リットルを溶解した溶液を用いて、温度80〜85℃で10〜30分間還元洗浄し、次いで50〜60℃で湯洗したのち水洗することが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物を用いて合成繊維製品又は合成繊維混紡製品の精練洗浄を行う場合には、一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物10〜30重量%を含有する本発明組成物0.5〜2g/リットル、苛性ソーダ(48重量%)又はソーダ灰2〜10g/リットル、キレート分散剤2〜4g/リットル、糊抜き剤10〜12g/リットルを溶解した溶液を用いて、温度80〜100℃で10〜30分間精練し、次いで80℃で湯洗したのち水洗することが好ましい。綿製品の精練洗浄を行う場合には、苛性ソーダ(48重量%)又はソーダ灰の量を40〜60g/リットルとすることが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物を用いて、上記の如く洗浄を行うことにより、染色機械の内壁や、繊維表面に付着した染料その他の汚れ成分を充分に除去することができる。したがって、缶体洗浄作業の能率向上、染色物の汚染防止、染色性の向上に役立ち、また、染色物や捺染物においても、白場の汚染防止、色相の鮮明化、堅牢度の向上などに役立つ。
本発明の洗浄剤組成物は、従来の洗浄剤組成物に比べて洗浄力に優れているために、従来の洗浄剤組成物よりも使用量を低減することができる。本発明組成物に用いる一般式[1]で表される化合物及び一般式[2]で表される化合物は、疎水基が嵩高な構造を有しているために、低起泡性で泡切れがよく、節水効果と作業性を向上する効果も有する。
また、嵩高な脂肪族基によって染料やその他の汚れ成分との親和性を有し、それらを液中に引き出して溶解する効果及び分散可溶化する効果に優れているためにに、上述したような優れた洗浄性を示すものと推定される。本発明組成物に用いる一般式[1]で表される化合物及び一般式[2]で表される化合物は、高分子量であるにもかかわらず、同程度の分子量を有する他の化合物に比べ低粘度であることから、缶体壁面又は繊維表面において、染料その他の汚れ成分との接着面への浸透性も強く、剥離性向上による洗浄効果も示されるものと推定される。
【0011】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
合成例1
オートクレーブにダイマージオール[ペスポールHP−1000、東亜合成(株)]546重量部を入れ、触媒として苛性ソーダ3重量部を加え、窒素ガス置換したのち、110〜130℃で減圧脱水した。次いで、エチレンオキサイド447重量部を150〜160℃で反応し、反応終了後、無水酢酸4重量部を加えて中和し、式[3]で表される化合物Aを得た。
H(OC24)m−OCH2−Z−CH2O−(C24O)nH …[3]
ただし、−OCH2−Z−CH2O−はダイマージオール残基であり、m+nは10である。
合成例2
オートクレーブにダイマージオール[ペスポールHP−1000、東亜合成(株)]267重量部を入れ、触媒として苛性ソーダ3重量部を加え、窒素ガス置換したのち、110〜130℃で減圧脱水した。次いで、プロピレンオキサイド288重量部を150〜160℃で反応し、さらにエチレンオキサイド438重量部を同温度で反応し、反応終了後、無水酢酸4重量部を加えて中和し、式[4]で表される化合物Bを得た。
H(OC24)m(OC36)p−OCH2−Z−CH2O−(C36O)q(C24O)nH…[4]
ただし、−OCH2−Z−CH2O−はダイマージオール残基であり、p+qは10、m+nは20である。
合成例3
オートクレーブにダイマー酸[PRIPOL DIMER ACID、Unichema International社]380重量部を入れ、触媒として苛性ソーダ3重量部を加え、窒素ガス置換したのち、110〜130℃で減圧脱水した。次いで、エチレンオキサイド613重量部を150〜160℃で反応し、反応終了後、無水酢酸4重量部を加え中和し、式[5]で表される化合物Cを得た。
H(OC24)m−OOC−Z−COO−(C24O)nH …[5]
ただし、−OOC−Z−COO−はダイマー酸残基であり、m+nは20である。
【0012】
実施例1
染色機内に蓄積した2種類のスカムAとスカムB、及び、汚染物組成を想定した調製したスカムCを用いて、缶体汚染洗浄試験を行った。スカムAの組成は、オリゴマー76.3重量%、染料と油9.2重量%、無機塩1.5重量%、その他13.0重量%である。スカムBの組成は、オリゴマーと染料と油50.0重量%、無機塩15.0重量%、その他35.0重量%である。スカムCの組成は、オリゴマー50.0重量%、分散染料12.0重量%、塩化カルシウム(CaCl2・2H2O)と硫酸鉄(FeSO4・7H2O)13.0重量%、油25.0重量%である。
液溜まりを想定して、ステンレス板(3cm×5cm)にステンレス金網(0.29番手、20"メッシュ)を巻きつけた試験片に、水で希釈したスカムを試験時に1.0g/リットルになるように塗りつけたのち、130℃で3時間の乾燥、150℃で5時間の乾固、185℃で5時間の焼き付けを行って試験試料とした。
カラーペット染色機[日本染色機社製、12LMP−C(III)]で、容量300mlのポットを使用し、苛性ソーダ(フレーク)2g/リットル、キレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]2g/リットル、ハイドロサルファイト2g/リットル及び化合物A0.5g/リットルを溶解した洗浄液200mlをポットに取り、スカムAを付着した試験試料を浸漬した。液流の少ない条件を想定して試験試料は不動とし、130℃×30分間処理したのち、80℃に降温し、試験試料を軽く水洗して乾燥した。乾燥後、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムAは、ほぼ除去された状態であった。
苛性ソーダ(フレーク)1g/リットル、キレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]2g/リットル、ハイドロサルファイト2g/リットル及び化合物A0.5g/リットルを溶解した洗浄液を用い、同様にして、スカムBを付着した試験試料の洗浄試験を行った。試験後、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムBは、すべて除去されていた。
苛性ソーダ(フレーク)2g/リットル、キレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]2g/リットル、ハイドロサルファイト2g/リットル及び化合物A0.5g/リットルを溶解した洗浄液を用い、同様にして、スカムCを付着した試験試料の洗浄試験を行った。試験後、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムCは、すべて除去されていた。
実施例2
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、化合物B0.5g/リットルを溶解した以外は、実施例1と同様にして、缶体汚染洗浄試験を行った。
それぞれの試験後に、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムA、スカムB、スカムCともに、ほぼ除去された状態であった。
実施例3
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、化合物C1.0g/リットルを溶解した以外は、実施例1と同様にして、缶体汚染洗浄試験を行った。
それぞれの試験後に、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムAとスカムBは、ほぼ除去された状態であり、スカムCは、すべて除去されていた。
実施例4
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、化合物B0.3g/リットル、ラウリル硫酸エステルナトリウム塩0.2g/リットル及びアミノトリメチレンホスホン酸塩0.1g/リットルを溶解した以外は、実施例1と同様にして、缶体汚染洗浄試験を行った。
それぞれの試験後に、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムA、スカムB、スカムCともに、すべて除去されていた。
比較例1
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、ポリエチレングリコール直鎖アルキルエーテル(化合物a)0.5g/リットルを溶解した以外は、実施例1と同様にして、缶体汚染洗浄試験を行った。
それぞれの試験後に、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムA、スカムB、スカムCともに、約4分の1が除去された状態であった。
比較例2
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル(化合物b)0.5g/リットル、ポリアルキレングリコール多環系フェニルエーテル(化合物c)0.5g/リットル、高級アルキルエーテル硫酸エステル塩(化合物d)1.0g/リットル又はベタイン型両性界面活性剤(化合物e)1.0g/リットルを溶解した以外は、実施例1と同様にして、缶体汚染洗浄試験を行った。
比較例3
洗浄剤成分である化合物Aを含有せず、苛性ソーダ、キレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]及びハイドロサルファイトのみを溶解した洗浄液を用いた以外は、実施例1と同様にして、缶体汚染洗浄試験を行った。
それぞれの試験後に、試験試料のステンレス板上に残留するスカムの量を観察したところ、スカムA、スカムB、スカムCともに、ほとんど残留した状態であった。
実施例1〜4及び比較例1〜3の結果を、第1表に示す。
【0013】
【表1】
Figure 0004111624
【0014】
第1表に見られるように、本発明の洗浄剤組成物を用いた実施例1〜4においては、スカムの分散可溶化性及び缶壁の洗浄性は非常に良好であり、従来の洗浄剤組成物を用いた比較例1〜2に比べ格段に優れている。
実施例5
ポリエステル繊維分散染料染色布の還元洗浄性試験を行った。
ポリエステルニットを、ダイアニクスブルーBG−FS(C.I.Disperse Blue 113)又はダイアニクスレッドBN−SE(C.I.Disperse Red 127)をそれぞれ10%o.w.f.用いて、カラーペットを使用し、浴比1:20で、130℃で60分間染色したものを供試布とした。
化合物A1.0g/リットル、苛性ソーダ(48重量%)4.0g/リットル及びハイドロサルファイト2.0g/リットルを水に溶解して、洗浄液を調製した。
染色した供試布を、この洗浄液を用いて80℃で20分間洗浄し、さらに水洗を5分間ずつ3回繰り返し、脱水したのち、120℃で1分間乾燥し、さらに180℃で30秒間ヒートセットして、堅牢度を試験した。水堅牢度はJIS L 0846に準じ、摩擦堅牢度は、JIS L 0849に準じて試験した。
ダイアニクスブルーBG−FSで染色した供試布の水堅牢度は、ポリエステルに対して4級、絹に対して3〜4級であり、摩擦堅牢度は、Dry、Wetともに4級であった。ダイアニクスレッドBN−SEで染色した供試布の水堅牢度は、ポリエステルに対し3〜4級、絹に対して3級であり、摩擦堅牢度は、Dryが3〜4級、Wetが3級であった。
実施例6
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、化合物B0.3g/リットル、ラウリル硫酸エステルナトリウム塩0.2g/リットル及びアミノトリメチレンホスホン酸塩0.1g/リットルを溶解した洗浄液を用いた以外は、実施例5と同様にして、ポリエステル繊維分散染料染色布の還元洗浄性試験を行った。
ダイアニクスブルーBG−FSで染色した供試布の水堅牢度は、ポリエステルに対して4級、絹に対して3〜4級であり、摩擦堅牢度は、Dry、Wetともに4級であった。ダイアニクスレッドBN−SEで染色した供試布の水堅牢度は、ポリエステルに対しても、絹に対しても3〜4級であり、摩擦堅牢度は、Dry、Wetともに3〜4級であった。
比較例4
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、ポリエチレングリコール直鎖アルキルエーテル(化合物a)1.0g/リットルを溶解した洗浄液を用いた以外は、実施例5と同様にして、還元洗浄性試験を行った。
ダイアニクスブルーBG−FSで染色した供試布の水堅牢度は、ポリエステルに対して3〜4級、絹に対して2〜3級であり、摩擦堅牢度は、Dry、Wetともに3級であった。ダイアニクスレッドBN−SEで染色した供試布の水堅牢度は、ポリエステルに対して3級、絹に対して2〜3級であり、摩擦堅牢度は、Dryが3〜4級、Wetが3級であった。
比較例5
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル(化合物b)1.0g/リットルを溶解した洗浄液を用いた以外は、実施例5と同様にして、還元洗浄性試験を行った。
比較例6
洗浄剤成分である化合物Aを含有せず、苛性ソーダとキレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]のみを溶解した洗浄液を用いた以外は、実施例5と同様にして、還元洗浄性試験を行った。
実施例5〜6及び比較例4〜6の結果を、第2表に示す。
【0015】
【表2】
Figure 0004111624
【0016】
第2表に見られるように、本発明の洗浄剤組成物を用いた実施例5〜6においては、従来の洗浄剤組成物を用いた比較例4〜5に対して、染色布のソーピング効果が良好であり、水堅牢度、摩擦堅牢度ともに向上している。
実施例7
綿生機精練性試験を行った。
綿生機を、化合物A2.0g/リットル、苛性ソーダ(48重量%)40.0g/リットル及びキレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]2.0g/リットルを溶解した処理液に、80℃で20分間浸漬したのち、80℃の熱水で1分間湯洗し、さらに30秒間水洗し、脱水した。その後、120℃で1分間プレス乾燥し、再湿潤性を試験した。また別に、処理液の起泡性についても評価した。
再湿潤性は、次の方法により評価した。すなわち、供試布をタテ15cm×ヨコ2cmに切断し、下端を揃えて吊り下げ、バットに酸性染料Alizaline Rubinol 3GAの0.1重量%水溶液を染液として、供試布の下方1cmが浸るところまで静かに流し込んだ。常温で1分間静置したのち、ろ紙ではさんで脱水し、さらに乾燥して、染液を吸い上げた高さを測定して、再湿潤性とした。染液の吸い上げ高さは、59mmであった。
処理液の起泡性は、次の方法により評価した。すなわち、容量1リットルのビーカーに、処理液500mlを調製し、ホモミキサー[TOKUSYUKIKA KOGYO CO.LTD.]を用いて、強撹拌(9,500rpm)を行い、撹拌2分後、撹拌5分後及び停止3分後の泡高さを測定した。泡高さは、撹拌2分後が25mm、撹拌5分後が28mm、停止3分後が18mmであった。
比較例7
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、ポリエチレングリコール直鎖アルキルエーテル(化合物a)2.0g/リットルを溶解した処理液を用いた以外は、実施例7と同様にして、綿生機精練性試験と起泡性の評価を行った。
染液の吸い上げ高さは、40mmであった。泡高さは、撹拌2分後が50mm、撹拌5分後が51mm、停止3分後が50mmであった。
比較例8
洗浄剤成分として、化合物Aの代わりに、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル(化合物b)2.0g/リットルを溶解した処理液を用いた以外は、実施例7と同様にして、綿生機精練性試験と起泡性の評価を行った。
比較例9
洗浄剤成分である化合物Aを含有せず、苛性ソーダとキレート分散剤[ネオクリスタル170、日華化学(株)]のみを溶解した処理液を用いた以外は、実施例7と同様にして、綿生機精練性試験と起泡性の評価を行った。
実施例7及び比較例7〜9の結果を、第3表に示す。
【0017】
【表3】
Figure 0004111624
【0018】
第3表に見られるように、本発明の洗浄剤組成物を用いた実施例7においては、精練性は良好であり、再湿潤性も良好であることから、染色性の向上が期待される。また、起泡性についても、低起泡性であるために、作業性が向上することが期待される。
【0019】
【発明の効果】
本発明の洗浄剤組成物は、ダイマー酸、トリマー酸、ダイマー酸を還元して得られるダイマージオールに、アルキレンオキサイドを付加して得られる化合物を含有し、染色機械装置及び繊維に付着している油、染料、助剤、変質物、繊維より脱落した糊剤、オリゴマーなどからなる汚れの洗浄効果に優れ、染色物や捺染物の白場や色相を鮮明にし、堅牢度を向上させることができる。

Claims (3)

  1. 一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。
    Figure 0004111624
    (ただし、式中、−OOC−Z1−COO−はダイマー酸残基であり、mは0〜100であり、nは0〜100であり、m+nは2〜100であり、(C24O)と(C36O)の付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、(C24O)と(C36O)のいずれがダイマー酸残基と結合していてもよい。)
    Figure 0004111624
    (ただし、式中、−OCH2−Z2−CH2O−は、ダイマージオール残基でありpは0〜100であり、qは0〜100であり、p+qは2〜100であり、(C24O)と(C36O)の付加状態は、ランダム状であってもブロック状であってもよく、ブロック状である場合、(C24O)と(C36O)のいずれがダイマージオール残基と結合していてもよい。)
  2. 一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物の含有量が、5〜40重量%である請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 一般式[1]で表される化合物及び/又は一般式[2]で表される化合物10〜40重量%、ノニオン界面活性剤及び/又はアニオン界面活性剤1〜30重量%並びに金属イオン封鎖剤1〜15重量%を含有する請求項2記載の洗浄剤組成物。
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