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JP4114026B2 - シートの折畳み構造 - Google Patents

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JP4114026B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のシートにおけるシート折畳み構造に関し、特にフロントシートのバックレスト及びリヤシートのバックレストをリクライニングし得るシート折畳み構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車において、フロントシートのバックレスト、及びリヤシートのバックレスをリクライニングさせて、シート全体をフラット状態にするためのシート折畳み構造が多数提案されている。
【0003】
例えば、図16に示すもの(以下「従来例1」という。)は、フロントシート101のバックレスト104をリクライニングさせて、フロントクッション103とリヤクッション105との間に収納し、また、リヤシート102のバックレスト106を後方にリクライニングさせて、シート全体をフラット状態にしている。ところで、特に車室内空間が制限される自動車では、フロントクッション103とリヤクッション105と間の足元スペースが前後方向に狭いため、この足元スペースに収納するフロントシート101のバックレスト104の高さHを予め低く設定しておき、リクライニング時に、狭い足元スペースにちょうど収まるようにしている。
【0004】
次に、図17に示すもの(以下「実施例2」という。)は、フロントシート101のクッション103を前後方向にスライド可能に支持し、さらに、前方にフロントシート101をロックしない領域(フリーロック領域)を設けている。フロントシート101をこのフリーロック領域まで前方に押しやり、こうして広げたフロントクッション103とリヤクッション105との間の足元スペースに、フロントのバックレスト104をリクライニングさせて収納するものである。これによると、上記従来例1とは異なり、バックレスト104の高さを予め低く設定する必要はない。
【0005】
次に、図18に示すもの(以下「従来例3」という。)は、バックレスト104を、その上部104aが後方に折れ曲がるように構成し、バックレスト104を折り曲げた状態で、フロントクッション103とリヤクッション105との間の足元スペースにリクライニングさせて収納するものである。この従来例3によると、バックレスト104は、通常使用時は、十分な高さを確保することができる。
【0006】
次に、図19に示すもの(以下「従来例4」という。)は、バックレスト104を足元スペースに収納するために、リヤクッション105の前部105aが下方に屈曲するようにしている。
【0007】
最後に、図20に示すもの(以下「従来例5」という。)は、リヤのバックレスト106を後方にリクライニングさせたときのその両端部が、リヤクッション105のすぐ後方で車室内に張り出すホイールエプロンと干渉して、十分にリクライニングできないことを防止するために、バックレスト106の左右両端部に、分割部106a、106aを設けている。これにより、バックレスト106をリクライニングさせたときに、分割部106a、106aのみが干渉し、中央部分を、十分にリクライニングさせることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例1は、フロントシート101のバックレスト104の高さHが低いため、バックレスト104を起立して、通常の状態で搭乗者がフロントクッション103に着座したときに、頭部近傍を有効にサポートすることができないということが懸念される。また、バックレスト104の高さが低い分、フラット状態のシート全体の前後長が短くなるといった不具合がある。
【0009】
次に、従来例2は、フリーロック領域が、フロントシート101を前方に移動させたときにこれがインストルメントルパネル107やコンソールボックスに当接せしめることによって規制されるため、フリーロック量を含めたフロントシート101のスライド量を必要なだけ十分にとることができない。したがって、従来例1程ではないにしてもバックレスト104の高さが低くなり、従来例1と同様の不具合がある外、フラット状態においては、フロントシート101がインストルメントルパネル107に接触するまで前方にスライドされていてフロントシート101の前端とインストルメントルパネル107との間にスペースがとれないため、乗降時にフロントシート1が邪魔になるという不具合がある。
【0010】
次に、従来例3及び従来例4は、バックレスト104の上部104a及びリヤクッション105の前部105aを折曲げ可能とするため、これらの構造が複雑になるとともに、強度の低下が懸念される。
【0011】
従来例5は、バックレスト106の両端部106a、106aがホイールエプロンと干渉するため、バックレスト106のうちのフラット状態時に十分にリクライニングできる部分の幅Wが狭くなり、またバックレスト自体の構造が複雑になるという不具合があった。
【0012】
したがって、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、簡単な構成でありながら、着座時に搭乗者が支障を来すことなく、また、フラット状態時に十分な広さを確保できるシート折畳み構造を提供することにある。
【0013】
なお、より具体的には、フロントのバックレストの高さが低くなるのを防止して、着座時の搭乗者の頭部近傍を十分にサポートすることができるとともに、フラット状態のシートの前後方向の長さが短縮されるのを防止すること、シートがフラット状態のときの乗降時にフロントシートが邪魔にならないようにすること、バックレストやクッションの構造が複雑になり、強度が低下するのを防止すること、シートのフラット状態時にリクライニングできるバックレストの幅が狭くなるのを防止すること等が実現可能なシートの折畳み構造を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、自動車のフロア上に配設されたクッションと、該クッションの後端側に揺動中心を有し該クッションによってリクライニング可能に支持されたバックレストとを備え、左右に少なくとも2分割されたシートにおけるシート折畳み構造において、上記フロアと上記クッションとの間に、上記クッションを全体が下方に配置された状態の着座位置と、少なくとも上記後端側が上方に配置された状態のリクライニング対応位置とに移動させる昇降機構を上記シートのそれぞれに独立して設け、上記クッションを上記着座位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量よりも、上記クッションを上記リクライニング対応位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量が増加するように、上記昇降機構による上記クッションの上記リクライニング対応位置が設定されており、上記各シートのそれぞれのクッションの少なくとも互いに隣接する側面の下端が、リクライニング対応位置において着座位置におけるクッションのほぼ座面高さ位置であることを特徴とする。
【0015】
この請求項1の発明によると、一方のシートのみをリクライニング位置に上昇した際に、隣接する着座位置のクッションとの隙間がクッションの側部によって覆われることから、リクライニング対応位置に上昇したクッションの下方に搭乗者の手や、その他のものが進入することが防止される。また、昇降機構によってクッションを着座位置からリクライニング対応位置に移動させると、少なくともクッションの後端側が上方に配置され、これに伴って、バックレストの揺動中心が上方に配置される。したがって、例えば、バックレストをリクライニングさせようとしたときにバックレストがシートのすぐ後方に突設されたホイールエプロンと干渉するためにリクライニング可能量が減少されてしまうような場合、上記のようにクッションをリクライニング対応位置に配置したときにバックレストの揺動中心が上方に配置されるので、その分、バックレストがホイールエプロンに干渉するまでのリクライニング可能量を増加させることができる。
【0016】
すなわち、バックレストをリクライニングさせてフラット状態にしたときに、バックレストをよりフラットに近い状態にすることができる。この請求項1の発明によると、図20に示す従来例5と異なり、バックレストのうちの十分にリクライニングできる部分の幅(図20のW)が狭くなることがない。つまり、バックレストの揺動中心を上げることで、リクライニング可能量を増大させているので、バックレストの左右両端にホイールエプロンとの干渉を避けるための分割部を設ける必要のない簡単な構造で、しかも、バックレスト全体を十分にリクライニングさせることが可能となる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、自動車のフロア上に配設されたクッションと、該クッションの後端側に揺動中心を有し該クッションによってリクライニング可能に支持されたバックレストとを備え、左右に少なくとも2分割されたシートにおけるシート折畳み構造において、上記フロアと上記クッションとの間に、上記クッションを全体が下方に配置された状態の着座位置と、全体が上方でかつ後方に配置された状態のリクライニング対応位置とに移動させる昇降機構を上記シートのそれぞれに独立して設け、上記クッションを上記着座位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量よりも、上記クッションを上記リクライニング対応位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量が増加するように、上記昇降機構による上記クッションの上記リクライニング対応位置が設定されており、上記各シートのそれぞれのクッションの少なくとも互いに隣接する側面の下端が、リクライニング対応位置において着座位置におけるクッションのほぼ座面高さ位置であることを特徴とする。
【0018】
この請求項2の発明によると、昇降機構によってクッションをリクライニング対応位置に配置した場合、クッション全体が上方でかつ後方に配置されるので、バックレストのリクライニング可能量を増加させることができ、フラット状態にしたときのバックレストをよりフラットに近い状態にすることができるに加え、さらに、クッションの前端部の前方のスペース、いわゆる足元スペースを前後方向に広げることができる。これにより、請求項1の発明と同様に従来例5の課題を解決できるに加え、従来例1〜4の課題を解決することになる。このように、クッション全体が上方でかつ後方に移動できること、及びこれによりバックレストのリクライニング可能量が増加すること、及び足元スペースが広がること等に基づき、後述のように多彩なシートアレンジが可能となる。
【0019】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のシート折畳み構造において、上記着座位置にある上記クッションを、上記リクライニング対応位置に向けて付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。
【0020】
この請求項3の発明によると、付勢手段が、下方の着座位置にあるクッションを上方のリクライニング対応位置に向けて付勢している、すなわち、クッション及びバックレストの自重が作用する方向と逆方向に付勢しているので、クッションを着座位置からリクライニング対応位置に移動させるのに必要な力を小さくすることができる。
【0021】
請求項に記載の発明は、請求項2または3のシート折畳み構造において、上記シートがリヤシートであり、該リヤシートの前方にクッションとリクライニング可能なバックレストとを有するフロントシートを備え、上記リヤシートのクッションを上記リクライニング対応位置に配置し、かつ上記フロントシートのバックレストを傾斜させてリクライニング位置に配置したときに、上記リヤシートのクッションの前端部と上記フロントシートのクッションの後端部との間に上記フロントシートのバックレストが収納されるように、上記昇降機構による上記リヤシートのクッションの上記リクライニング対応位置が設定されていることを特徴とする。
【0022】
この請求項の発明によると、リヤシートのクッションを上方でかつ後方のリクライニング対応位置に配置することにより、リヤシートのクッションの前端部とフロントシートのクッションの後端部との間のいわゆる足元スペースを前後方向に広げることができるので、リクライニング時にこの足元スペースに収納されることになるフロントシートのバックレストの高さを高く設定することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるシートの折畳み構造の実施の形態を図によって説明する。なお、以下では、本発明に係るシートの折畳み構造を、自動車のリヤシートに適用した例を示す。
【0024】
図1に、リヤシート10の斜視図を示す。同図に示すリヤシート10は、同図矢印A方向を前方とすると、左右に2分割されており、それぞれ左のリヤシート11、右のリヤシート12として独立に機能するように構成されている。これら左のリヤシート11と右のリヤシート12とは、左右対称形状である点を除いては、ほぼ同じ構成であるので、以下では主に左のリヤシート11について説明し、必要に応じて適宜、右のリヤシート12についても説明するものとする。なお、図1では、左のリヤシート11と右のリヤシート12とが左右に離れた状態で図示されているが、実際には、これらリヤシート11と12は、間隔を空けずに左右に隣接するようにして配設されている。
【0025】
図2は、左のリヤシート11全体の斜視図である。
【0026】
同図に示すように、リヤシート11は、クッション20と、バックレスト30と、支持部材40と、リンク機構50とを主要構成部材として構成されている。
【0027】
クッション20は、拡大分解斜視図である図3に示すように、着座部21と、クッションパネル22と、フレーム23とを備えている。
【0028】
着座部21は、例えば布状の表皮24を直方体状に形成し、その内側にクッション材を充填したものである。着座部21は、その上面に搭乗者が着座するものであり、全体として適度な弾性を有するように構成されている。
【0029】
クッションパネル22は、金属板(例えば、鉄板)の4つの辺22a、22b、22c、22dを少し上方に持ち上げるようにして形成された部材であり、上記の着座部21を下方から支持するものである。
【0030】
フレーム23は、ほぼ正方形状に形成された枠状の部材であり、クッションパネル22の4辺、つまり辺22a、22b、22c、22dを下方から支持する。フレーム23の右側後部には、上方に向けて支持部23aが突設されている。この支持部23aは、次に説明するバックレスト30を揺動自在に支持するものであり、Cで示す部分がバックレスト30の揺動中心となる。
【0031】
バックレスト30は、拡大分解斜視図である図4に示すように、背もたれ部31と、フレーム32と、ハードボード33と、支持金具34とを主要構成部材として備えている。
【0032】
背もたれ部31は、上述のクッション20の着座部21と同様、例えば布状の部材を直方体状に形成し、その内側にクッション材を充填したものである。背もたれ部31は、着座部21に着座状態に搭乗者が、その背中をもたれかけるものであり、全体として適度な弾性を有するものである。
【0033】
フレーム32は、図4に示すように、枠状に形成されていて、背もたれ部31の内側に収納されて、背もたれ部31を支持している。ハードボード33は、上述の背もたれ部31の後面に固定された板状の部材である。
【0034】
支持金具34は、背もたれ部31の左側部を介してフレーム32に固定される上金具34aと、着座部21の左側部を介して前述のフレーム23に固定される下金具34bとを有しており、これら上金具34aと下金具34bとが揺動中心Cを中心に揺動自在に連結されている。
【0035】
この揺動中心Cは、前述のクッション20のフレーム23に設けられている揺動中心Cと同軸である。この揺動中心Cは、前述のクッション20の後端側に位置する。すなわち、以上説明したバックレスト30は、クッション20の後端側に設定された揺動中心Cを中心として揺動自在、つまりリクライニング可能に支持されている。
【0036】
なお、図3に示すように、バックレスト30の上部には、着脱可能なピロー35が装着されている。また、図4の左半部には、右のリヤシート12のバックレスト30Rを図示してある。左のバックレスト30と異なる点は、バックレスト30Rの左端部から左に向けて突設された揺動軸12aによってアームレスト36を揺動可能に支持している点である。アームレスト36は、これにより、前方に引き出されてほぼ水平に位置し、搭乗者のひじ掛けとして供される。
【0037】
支持部材40は、フロアFに前後方向に向けて固定された、相互にほぼ平行な2本のレール状の取付け部材41、42によって構成されている。左側の取付け部材41は、その前端部に、フロアFに設けられた凹部F1に向けて下方に湾曲された湾曲部41aを有し、これにより、強度を向上させている。次に説明するリンク機構50は、これら取付け部材41、42に固定されている。
【0038】
リンク機構50は、第1リンク51〜第6リンク56を備えている。左側の取付け部材41の前部には第1リンク51の基端部が、また後部には第2リンクの基端部がそれぞれ揺動自在に連結されている。そして、これら第1、第2リンク51、52の先端部のそれぞれに第3リンク53の前部及び後部が揺動自在に連結されている。同様に、上述の右側の取付け部材42の前部には第4リンク54の基端部が、また後部には第5リンク55の基端部がそれぞれ揺動自在に連結されている。そして、これら第4、第5リンク54、55の先端部のそれぞれに第6リンク56の前部及び後部が揺動自在に連結されている。
【0039】
さらに、第1リンク51の基端部と第4リンク54の基端部とは連結棒57によって、また第2リンク52の基端部と第5リンク55の基端部とは連結棒58によって連結されている。第3、第6リンク53、56は、それぞれ前述のクッション20のフレーム23に固定されている。上述の第1、第2リンク51、52、及び第4、第5リンク54、55は、それぞれの先端部がそれぞれの基端部よりも前方に位置する倒伏位置と、それぞれの先端部がぞれぞれの基端部の前側の斜め上方に位置する起立位置との間を揺動するようになっている。これらリンク51、52、54、55の倒伏位置と起立位置とに対応して、第3リンク53、第6リンク56が下方位置と上方位置とに移動する。
【0040】
そして、さらに、これら第3、第6リンク53、56の下方位置と上方位置とに対応して、上述のクッション20が下方の着座位置20A(図5の破線を参照)と、上方のリクライニング対応位置20B(図5の実線を参照)とをとるようになっている。このリクライニング対応位置20Bは、上述のリンク51、52、54、55の揺動範囲に基づき、着座位置20Aに対して、上方でかつ後方となる。
【0041】
本実施の形態においては、左側の取付け部材41と第1リンク51との間に付勢部材としてのうず巻きばね59が介装されており、これにより、着座位置にあるクッション20をリクライニング対応位置に向けて付勢し、クッション20の昇降操作が容易に行えるようになっている。
【0042】
上述のリンク機構50には、ロック機構60が設けられている。ロック機構は、操作レバー61と、ワイヤ62と、ロック部材63とを備えている。クッション20は、その着座位置20Aとリクライニング対応位置20Bにおいてロック部材63によってロックされている。この状態で操作レバー61を引くと、ワイヤを介してロック部材63によるリンク機構60のロックが解除され、クッション20の昇降動作が可能となる。
【0043】
図1及び図5の右端には、自動車の室内のフロアFから右方に突出されたホイールエプロンF2を図示している。このホイールエプロンF2は、図1に示す右のリヤシート12のクッション20Rの右側のすぐ後方に位置するものであり、また、同様のホイールエプロンが左のリヤシート11のクッション20の左側のすぐ後方にも突出されている。本発明の目的の一つは、このホイールエプロンF2に干渉することなく、バックレスト30、30Rを十分にリクライニングさせることにある。
【0044】
次に、上述構成のシート折畳み構造の作用について説明する。
【0045】
図5は、リヤシート10及びフロントシート70のフラット状態を側面から見た模式図である。
【0046】
シートをフラット状態にするには、まず、着座位置20Aにあるクッション20の操作レバー61を引いてクッション20のロックを解除する。クッション20がうず巻きばね59によって押し上げられ、クッション20は、リンク機構50により、上昇し、かつ後方に移動してリクライニング対応位置20Bに配置される。これにより、クッション20の後端部に設定されている、バックレスト30の揺動中心Cが位置C1から位置C2に上昇する。この位置C2にある揺動中心Cを中心にバックレスト30をホイールエプロンF2に当接するまで後方にリクライニングさせる。
【0047】
この際、上述のように、揺動中心Cが下方の位置C1から上方の位置C2に上昇されているので、ホイールエプロンF2に当接するまでのバックレスト30のリクライニング可能量が増加されることになる。すなわち、リヤシート10は、よりフラットに近い状態になる。
【0048】
つづいて、フロントシート70のバックレスト72をリクライニングさせて、バックレスト72を、リヤシート10のクッション20の前端部20aと、フロントシート70のクッション71の後端部71aとの間のいわゆる足元スペースSに収納する。この足元スペースSは、リヤシート10のクッション20がリクライニング対応位置20Bに配置されたときに、上方だけでなく後方にも移動されていることに基づき、前後方向に拡張されている。このため、従来例で説明したようにバックレスト72の高さを予め低く設定したり、バックレスト72の上部やリヤシート10のクッション20の前部を屈曲可能に構成したりする必要がない。したがって、屈曲可能に構成する従来に比較して、バックレスト72やクッション20の強度を高めることができるとともに、足元スペースSが前後方向に拡張される分、フラット状態におけるシートの前後方向の有効長さを長くして、使用可能な面積を広くすることができる。
【0049】
次に、図6乃至図14を参照しながら、上記説明した本発明によるシート折畳み構造を適用したシートにおける多彩なシートアレンジについて説明する。
【0050】
図6は、左右のリヤシート11、12のクッション20、20Rを下方の着座位置に配置した状態で、一般的な乗車に供されるときのシートの状態を示すものである。
【0051】
図7は、リヤシート11、12のクッション20、20Rをリクライニング対応位置に配置し、リヤシート11、12のバックレスト30、30R及びフロントシート70のバックレスト72をリクライニングさせた状態(フラット状態)であり、ほぼ平らな上面を広く使用することができる。
【0052】
図8は、リヤシート11、12のクッション20、20Rを、上方でかつ後方のリクライニング対応位置に配置して、リヤシート11、12のクッション20、20Rの前端部とフロントシート70との間の足元スペースを広げたようすを示す。リヤシート11、12に着座した大人がゆったりとした着座姿勢をとることができる。なお、上述の本発明の説明では、リヤシート11、12のクッション20、20Rを上方かつ後方に移動させることのできる段階、つまり、リクライニング対応位置を1箇所に限った場合について説明したが、これは1箇所に限らず複数箇所に、すなわち、リヤシート11、12の上方かつ後方への移動を複数段設けることも可能である。この場合には、適当な段数に設定することにより、足元スペース及びクッション20、20Rの高さを搭乗者に合わせて適宜に設定することができる。
【0053】
図9は、図8が、途中の段数に設定していたのに対し、最も上方で後方の段数を選択した場合を示す。これにより、例えば、子供等の着座位置の低い乗員のシートベルトの装着位置が良好になると共に窓から車外を眺めたり、運転席前方に備えられたカーナビゲーションを見たりすることが容易にできるようになる。
【0054】
図10は、左側のフロントシート70及びリヤシート11、12をフラット状態にして、スキー板等の長尺物の積載を容易にすることができる。
【0055】
図11は、左のリヤシート12のクッション20のみをリクライニング対応位置に上昇させた状態を示す。この場合例えば左のリヤシート12に子供が着座し、右のリヤシート12に大人が着座したときに、両者の視線の高さが同じ位になり、会話が弾む。
【0056】
図12は、リヤシート11、12のバックレスト30、30Rを前倒しして、荷室を拡大した状態を示す。この場合でも、本発明では、荷物に合わせて、リヤシート11、12のクッション20、20Rの高さや前後方向に位置を適宜に調整することができるという効果がある。
【0057】
図13は、左側のリヤシート11のバックレスト30を前倒しして、3人乗りの状態で荷室を拡大することができる。この場合も、図12のものと同様の効果がある。
【0058】
図14は、左側のリヤシート11のみをフラット状態にしたようすを示す。子供を左のリヤシート11に着座させたときに、右のリヤシート12に着座した大人の手元付近に子供がいるようにすることができる。
【0059】
以上、図6のものを除き、図7〜図14のものは、いずれもリヤシートが上方かつ後方に移動することに基づいて奏することができる効果である。
【0060】
また、図15に要部断面を示すように、上記左右に分割されたそれぞれのリヤシートのクッション11、12のクッション20、20Rの対向する側面を、リクライニング対応位置おけるクッション20、20Rの下端位置が着座位置におけるクッション20、20Rのほぼ座面高さ位置まで垂下することによって、一方のリヤシート、例えば11のみをリクライニング位置に上昇した際に、着座位置に位置するクッション20Rとの隙間がクッション20の側部によって覆われ、リクライニング対応位置に上昇したクッション20の下方に搭乗者の手や、その他のものが進入することが防止することができる。
【0061】
具体的には、対向する側面の表皮24を下方に垂下延設して、該垂下部24aの裏面にクッションパネル22及びクッション材25に支持されるように樹脂製板状の保持部材27を取り付けることによって構成することができる。またこの垂下部24aは、クッション22の全周に亘って設けることも可能であり、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明した請求項1のシートの折畳み構造は、左右に少なくとも2分割されたシートの各クッションの少なくとも互いに隣接する側面の下端が、リクライニング対応位置において着座位置におけるクッションのほぼ座面高さ位置となるように構成されている。また、昇降機構によってクッションを着座位置からリクライニング対応位置に移動させると、少なくともクッションの後端側が上方に配置され、これに伴って、バックレストの揺動中心が上方に配置される。
【0063】
したがって、一方のシートのみをリクライニング位置に上昇した際に、隣接する着座位置のクッションとの隙間がクッションの側部によって覆われていることから、リクライニング対応位置に上昇したクッションの下方に搭乗者の手や、その他のものが進入することが防止される。また、例えば、バックレストをリクライニングさせようとしたときにバックレストがシートのすぐ後方に突設されたホイールエプロンと干渉するためにリクライニング可能量が減少されてしまうような場合、上記のようにクッションをリクライニング対応位置に配置したときにバックレストの揺動中心が上方に配置されるので、その分、バックレストがホイールエプロンに干渉するまでのリクライニング可能量を増加させることができる。すなわち、バックレストをリクライニングさせてフラット状態にしたときに、バックレストをよりフラットに近い状態にすることができる。
【0064】
さらに、バックレスト全体のリクライニング可能量が増加するので、バックレストの両端部に出っ張り部との干渉によりリクライニング量が不足する分割部を設ける必要がなくなるので、その分、フラット状態時の有効面積を増大させることができる。
【0065】
請求項2のシート折畳み構造によると、前述の請求項1の発明と同様、一方のシートのみをリクライニング位置に上昇した際に、クッションの下方に搭乗者の手や、その他のものが進入することが防止される。また、昇降機構によってクッションをリクライニング対応位置に配置した場合、クッション全体が上方でかつ後方に配置されるので、前述の請求項1の発明と同様、バックレストのリクライニング可能量を増加させることができ、フラット状態にしたときのバックレストをよりフラットに近い状態にすることができるのに加え、さらに、クッションの前端部の前方のスペース、いわゆる足元スペースを前後方向に広げることができる。
【0066】
請求項3のシート折畳み構造によると、付勢手段が、下方の着座位置にあるクッションを上方のリクライニング対応位置に向けて付勢している、すなわち、クッション及びバックレストの自重が作用する方向と逆方向に付勢しているので、クッションを着座位置からリクライニング対応位置に移動させるのに必要な力を小さくすることができ、リヤシートの操作性を向上させることができる。
【0067】
請求項のシート折畳み構造によると、リヤシートのクッションを上方でかつ後方のリクライニング対応位置に配置することにより、リヤシートのクッションの前端部とフロントシートのクッションの後端部との間のいわゆる足元スペースを前後方向に広げることができるので、リクライニング時にこの足元スペースに収納されることになるフロントシートのバックレストの高さを高く設定することができる。これにより、シートのフラット状態時の前後方向の有効長さを増大させることができるとともに、フロントシートのバックレストの上部や、リヤシートのクッションの前端部を折り曲げ可能な構成にする必要がないので、これらの構成を簡略化することができ、かつ強度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシートの折り畳み構造の実施の形態を説明する左右に2分割されたリヤシートを示す斜視図である。
【図2】リヤシート全体を示す斜視図である。
【図3】リヤシートのクッション及びリンク機構の分解斜視図である。
【図4】リヤシートのバックレストの分解斜視図である。
【図5】フラット状態のシートを側面から見た模式図である。
【図6】搭乗者が着座して乗車する際の一般的なシートの状態を示す斜視図である。
【図7】左右のリヤシートのクッションをリクライニング対応位置に配置し、フロント及びリヤのバックレストをリクライニングさせた状態を示す斜視図である。
【図8】左右のリヤシートのクッションを途中の段数のリクライニング対応位置に配置した状態を示す斜視図である。
【図9】左右のクッションのクッションをリヤシートを最も上方のリクライニング対応位置に配置した状態を示す斜視図である。
【図10】左側のシートをフラット状態にしたようすを示す斜視図である。
【図11】左側のリヤシートのクッションのみをリクライニング対応位置に配置した状態を示す斜視図である。
【図12】左右のリヤシートのクッションをリクライニング対応位置に配置し、かつ左右のリヤシートのバックレストを前倒しにした状態を示す斜視図である。
【図13】左のリヤシートのクッションをリクライニング対応位置に配置し、かつ左のリヤシートのバックレストを前倒しにした状態を示す斜視図である。
【図14】左のリヤシートのクッションをリクライニング対応位置に配置し、かつ左のリヤシートのバックレストをリクライニングさせた状態を示す斜視図である。
【図15】リヤシートの側部を示す断面図である。
【図16】従来例1を説明するための模式図である。
【図17】従来例2を説明するための模式図である。
【図18】従来例3を説明するための模式図である。
【図19】従来例4を説明するための模式図である。
【図20】従来例5を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 シート(リヤシート)
11 左のリヤシート
12 右のリヤシート
20 クッション(左のリヤシートのクッション)
20A 着座位置
20B リクライニング対応位置
20R クッション(右のリヤシートのクッション)
30 バックレスト(左のバックレスト)
30R バックレスト(右のバックレスト)
40 支持部材
41a 湾曲部
50 リンク機構(昇降機構)
59 付勢部材(つる巻ばね)
60 ロック機構
F フロア
F2 ホイールエプロン
S 足元スペース

Claims (4)

  1. 自動車のフロア上に配設されたクッションと、該クッションの後端側に揺動中心を有し該クッションによってリクライニング可能に支持されたバックレストとを備え、左右に少なくとも2分割されたシートにおけるシート折畳み構造において、
    上記フロアと上記クッションとの間に、上記クッションを全体が下方に配置された状態の着座位置と、少なくとも上記後端側が上方に配置された状態のリクライニング対応位置とに移動させる昇降機構を上記シートのそれぞれに独立して設け、
    上記クッションを上記着座位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量よりも、上記クッションを上記リクライニング対応位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量が増加するように、上記昇降機構による上記クッションの上記リクライニング対応位置が設定されており、
    上記各シートのそれぞれのクッションの少なくとも互いに隣接する側面の下端が、リクライニング対応位置において着座位置におけるクッションのほぼ座面高さ位置であることを特徴とするシート折畳み構造。
  2. 自動車のフロア上に配設されたクッションと、該クッションの後端側に揺動中心を有し該クッションによってリクライニング可能に支持されたバックレストとを備え、左右に少なくとも2分割されたシートにおけるシート折畳み構造において、
    上記フロアと上記クッションとの間に、上記クッションを全体が下方に配置された状態の着座位置と、全体が上方でかつ後方に配置された状態のリクライニング対応位置とに移動させる昇降機構を上記シートのそれぞれに独立して設け、
    上記クッションを上記着座位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量よりも、上記クッションを上記リクライニング対応位置に配置した状態で上記バックレストをリクライニングさせたときのリクライニング可能量が増加するように、上記昇降機構による上記クッションの上記リクライニング対応位置が設定されており、
    上記各シートのそれぞれのクッションの少なくとも互いに隣接する側面の下端が、リクライニング対応位置において着座位置におけるクッションのほぼ座面高さ位置であることを特徴とするシート折畳み構造。
  3. 上記着座位置にある上記クッションを、上記リクライニング対応位置に向けて付勢する付勢手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のシート折畳み構造。
  4. 上記シートがリヤシートであり、該リヤシートの前方にクッションとリクライニング可能なバックレストとを有するフロントシートを備え、上記リヤシートのクッションを上記リクライニング対応位置に配置し、かつ上記フロントシートのバックレストを傾斜させてリクライニング位置に配置したときに、上記リヤシートのクッションの前端部と上記フロントシートのクッションの後端部との間に上記フロントシートのバックレストが収納されるように、上記昇降機構による上記リヤシートのクッションの上記リクライニング対応位置が設定されていることを特徴とする請求項2または3に記載のシート折畳み構造。
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