JP4434407B2 - サブシステム及びこれらの統合システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータシステムのデータを格納する外部記憶装置及びこれらの統合システムに関し、特に、遠隔地に存在する複数の外部記憶装置群(サブシステム)と、他の複数の外部記憶装置群とを相互に接続し、上位装置たるホストコンピュータを経由せずに、遠隔地に存在する外部記憶装置(サブシステム)との間で、データを二重化するリモートコピー技術に関する。ここで、サブシステムとは、上位装置に対し情報の授受を行う制御部と、情報の格納を行うディスク装置等を内蔵する記憶装置をいうものであり(記憶装置がディスク装置の場合はディスクサブシステムのように言う)、統合システムとは複数のサブシステムから構成されるシステムをいうものとする。
【0002】
【従来の技術】
地震等の天災の際のデータのバックアップを考慮すれば、メインセンターとリモートセンターは100km〜数100km程度、分離する必要がある。このため、メインセンターとリモートセンターにそれぞれ設置されているサブシステムの間で、データを二重化して保有する、いわゆる、リモートコピー機能を採用した外部記憶システムが、既にいくつか実用化されている。
【0003】
リモートコピー機能は、同期型と非同期型の2種類に大別される。
【0004】
同期型とはメインセンター内のホストコンピュータ(上位装置)からサブシステムに、データの更新(書き込み)指示が有った場合、その指示対象がリモートコピー機能の対象でもあるときは、そのリモートコピー機能の対象であるリモートセンターにおけるサブシステムに対して、指示された更新(書き込み)が終了してから、メインセンターの上位装置に更新処理の完了を報告する処理手順をいう。この場合、メインセンターとリモートセンターとの地理的距離に応じて、この間に介在するデータ伝送線路の能力の影響を受け、時間遅れ(伝送時間等)が発生する。
【0005】
これに対し非同期型とは、メインセンター内の上位装置からサブシステムに、データの更新(書き込み)指示が有った場合、その指示対象がリモートコピー機能の対象であっても、メインセンター内のサブシステムの更新処理が終わり次第、上位装置に対し更新処理の完了を報告し、リモートセンターのサブシステムにおけるデータの更新(反映)はメインセンターにおける処理とは非同期に実行する処理手順をいう。このためメインセンター内部で必要とされる処理時間でデータ更新が終了するので、リモートセンターへのデータの格納に起因する伝送時間等はかからない。
【0006】
非同期型は、リモートセンターのサブシステムの内容が、メインセンター側のそれに対し、常に一致しているわけではない。このため、メインセンターが災害等により機能を失った場合は、リモートセンター側にデータの反映が完了していないデータが消失することとなる。しかし、メインセンター側のサブシステムのアクセス性能を、リモートコピー機能を実施しない場合と同等レベルとすることができる。
【0007】
かかる従来技術では、次の様な課題があった。
【0008】
「一貫性保全について」
リモートコピーを行う場合、メインセンターのサブシステムとリモートセンターのサブシステム間は独立した通信リンクで接続される。つまり、メインセンターの複数のサブシステムとリモートセンターの複数のサブシステムの間でリモートコピーを行う場合は、独立した通信リンクで接続されたサブシステムの組が複数存在する構成となる。
【0009】
この構成では、リモートセンターへのコピーは各通信リンク毎に行われるため、サブシステムによりデータの更新された時刻が異なる。そのため、メインセンターが機能を失った場合に、どの時点までのデータがリモートセンターにコピーされていたのかが各サブシステム毎に異なるため、データ毎にタイムスタンプ等が付けられていない場合、メインセンターとリモートセンターの整合性を取ることが出来なかった。
【0010】
このように、複数のサブシステムを有するメインセンターのバックアップをリモートセンターで行う場合、複数のサブシステム間でデータの一貫性を保全する(更新順序を保持する)という課題がある。尚、ここにおける「順序」とは、単なるデータの順番ではなく、リモート側の各サブシステムにおけるデータ更新の一貫性がある「状態」という意味で使用している。
【0011】
非同期型リモートコピーでは、リモートセンターへの更新データの反映が、メインセンターでの実際の更新処理の発生時点より遅れて処理されることはやむを得ない。しかし更新の順序はメインセンターと一致していなければならない。もしくは間欠的に見てメインセンターで発生した更新処理の順序とリモートセンターの更新処理の順序は整合性の取れた状態になければならない。
【0012】
一般にデータベース等はデータベース本体と各種ログ情報、制御情報から構成されており、それぞれが関連性を持っている。データ更新の際はデータベース本体に加え、これらログ情報、制御情報をも更新し、システムの整合性が保たれている。したがって更新の順序が崩れた場合、更新順序に関連するこれらの情報の整合性も崩れ、最悪の場合には、データベース全体の破壊につながる可能性がある。
【0013】
「上位装置が介在することについて」
メインセンター及びリモートセンターに複数のサブシステムが存在する一般的な環境で非同期型のリモートコピーを実現する場合には、上位装置がサブシステムへデータの更新を指示する場合、タイムスタンプなどの更新順序に関する情報をデータに付加し、これらの情報に基づいて副側のサブシステムの更新データ反映処理が実行されるのが一般的である。例えば、特開平6−290125号公報(米国特許第5446871号)に示されるリモートコピーの様に、上位装置が介在してリモートコピー機能を実現している。
【0014】
特開平6−290125号公報(米国特許第5446871号)に開示されている技術においては、メインセンター側の上位装置のオペレーティングシステムとディスクサブシステム、リモートセンター側の上位装置のデータムーバーソフトウェアとディスクサブシステムの連携により、更新順序情報の発行、送付、これに基づく更新データ反映処理を実現している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術により、メインセンター、リモートセンター間の更新順序性を保証しながら非同期型のリモートコピー機能が実現できる。しかし従来技術では、上位ソフトウェアとサブシステムの双方にこの機能実現の為の仕組みが必要であり、且つ、両者が連携しなければならない。そのため専用の新規ソフトウェアの導入が必要となり、ユーザは、ソフトウェアの導入、設定、検査、CPU負荷増加に伴うシステム設計の見直し等の作業が発生する。このためこの機能を導入するためにはかなりの期間を要し、費用が発生してしまう。
【0016】
また、サブシステムの機能のみで非同期型のリモートコピー機能を実現する場合は、サブシステムの機能のみでデータの更新順序の整合性を保持する必要が有る。更新順序の整合性が必要なデータが複数のサブシステムに分散されて格納されている場合、複数のサブシステム間で更新順序の整合性を保持するための手段が無いという課題もあった。また、更新順序を保持することによるサブシステム内部の処理オーバヘッドの増加を防ぐことも課題の一つである。
【0017】
本発明の目的は、上位装置に対して新規ソフトウェアの導入を必要とせず、サブシステムの機能で、データの整合性を保証でき、導入が容易かつメインセンターの性能低下が少ない、非同期型のリモートコピー機能を実現することである。
【0018】
本発明は、上位装置に第1の伝送経路を介して接続されたマスタディスクサブシステムと、前記上位装置に第2の伝送経路を介して接続されたスレーブディスクサブシステムと、前記マスタディスクサブシステムに第1の通信回線で接続された第1のリモートディスクサブシステムと、前記スレーブディスクサブシステムに第2の通信回線で接続された第2のリモートディスクサブシステムと、を備え、前記マスタディスクサブシステムと前記スレーブディスクサブシステムはメインセンターに配置され、前記第1のリモートディスクサブシステムと前記第2のリモートディスクサブシステムは、リモートセンターに配置され、前記マスタディスクサブシステムは、前記上位装置と前記第1の伝送経路を介してデータの授受を行うマスタ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するマスタ用バッファと、予め設定された契機または任意の時点でリモートコピーの一時停止と一時停止解除を繰り返すための制御ビットの情報を格納するマスタ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するマスタ用記録媒体と、データのやり取りを制御するマスタ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するマスタ用制御部と、を有し、前記スレーブディスクサブシステムは、前記上位装置と前記第2の伝送経路を介してデータの授受を行うとともに、第3の伝送経路を介して前記マスタ用インタフェース部とデータの授受を行うスレーブ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するスレーブ用バッファと、前記リモートコピーが一次停止中の更新データの格納位置に関する情報を格納するスレーブ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するスレーブ用記録媒体と、データのやり取りを制御するスレーブ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するスレーブ用制御部とを有し、前記マスタディスクサブシステムは、前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記マスタ用バッファに書き込み、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記マスタ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するとともに、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信し、前記第1のリモートディスクサブシステムは、
前記第1の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映し、前記スレーブディスクサブシステムは、前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記スレーブ用バッファに書き込み、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するとともに、前記第3の伝送路を介して、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記スレーブ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信し、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信し、前記第2のリモートディスクサブシステムは、前記第2の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映してなるものである。
この際、前記スレーブディスクサブシステムとしては、前記上位装置と前記第2の伝送経路を介してデータの授受を行うとともに、第3の伝送経路を介して前記マスタ用インタフェース部とデータの授受を行うスレーブ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するスレーブ用バッファと、前記マスタサブシステムから前記第3の伝送経路を介して予め配信された前記制御ビットの情報を格納するスレーブ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するスレーブ用記録媒体と、データのやり取りを制御するスレーブ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するスレーブ用制御部と、を有するものを用いることができる。
この場合、前記スレーブディスクサブシステムは、前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記スレーブ用バッファに書き込むとともに、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記スレーブ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信するとともに、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信する。
また、前記マスタディスクサブシステムは、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データを前記第1のリモートディスクサブシステムに送信したときには、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報のうち前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を消去し、前記スレーブディスクサブシステムは、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データを前記第2のリモートディスクサブシステムに送信したときには、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報のうち前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を消去してなる構成とすることができる。
すなわち、相互に遠隔地に存在するメインセンターとリモートセンターのサブシステム同士を接続する。サブシステムが複数の場合は、メインセンターにおいて、サブシステムのうちの一台に(以下、マスタサブシステムと呼び)、他のサブシステム(以下、スレーブサブシステムと呼び)をすべて接続する。
【0019】
メインセンターのマスタサブシステムは、リモートコピーの一時停止や一時停止の解除を行う。これらの動作契機はユーザがマスタサブシステムに予め設定しておく事により、リモートコピー実施中の任意の時点で実施する。メインセンターのサブシステムは上位装置より更新データを受け取ると、自サブシステムへのデータの格納を開始する。
【0020】
そして、マスタサブシステムは自サブシステムがリモートコピーを一時停止した状態になっているか否かを確認し、一時停止状態になっていない場合は、当該データをリモートセンターへの送付対象とする。また、スレーブサブシステムは、ホストからの更新データを受け取った際にマスタサブシステムの状態を後述する制御ビットにて確認し、マスタサブシステムがリモートコピーを一時停止させる状態になっていないことを確認した場合のみ更新データをリモートセンターへの送付対象とする。
【0021】
スレーブサブシステムがマスタサブシステムの状態を確認した際に、マスタサブシステムがリモートコピーを一時停止する状態になっていると、スレーブサブシステムはマスタサブシステムと同様にリモートコピーを一時停止する状態となる。一時停止状態では、マスタサブシステム、スレーブサブシステムを問わず、リモートセンターへのデータ送付は行わず、メインセンター側でのみ更新処理を行い、更新情報を各サブシステム内で管理・保存する。マスタサブシステムにおいて、リモートコピーの一時停止状態が解除された後は、マスタサブシステム、スレーブサブシステムともリモートセンターへのデータ送付を再開する。この場合、一時停止状態の間にメインセンタで更新されたデータも送付データの対象となる。
【0022】
このようにして、メインセンターとリモートセンターの各サブシステムの各ボリュームの間は、非同期型のリモートコピーによりデータの二重化を行う。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明をコンピュータシステムに適用した場合の一例について説明する。
【0024】
図1に、コンピュータシステムを装備した複数のデータセンターにおいて、任意の2つのセンター間で情報(データ)の二重化を行うために、本発明を適用したときの構成例を示す。
【0025】
メインセンター9側の一台又は複数台のディスクサブシステム3と、リモートセンター10側の一台又は複数台のディスクサブシステム7は、上位装置(ホストコンピュータ)1,8を介さずに接続され、両センター間でデータの二重化を行うリモートコピーシステムを実現している。上位装置を介さないディスクサブシステムの接続としては、例えばSAN(Storage Area Network)が挙げられる。図4にメインセンター9のディスクサブシステム3の構成例を示す。
【0026】
図1のメインセンター9において、データ処理を行う中央処理装置(CPU)を持つ上位装置1は、伝送経路であるインタフェースケーブル2を介して、ディスクサブシステム3−1(マスタサブシステム)、3−2、………3−n(スレーブサブシステム)に接続されている。
【0027】
ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nは、上位装置1からのデータ(情報を含む)授受を行うインタフェース制御部11と、上位装置1から参照又は更新されるデータデータを格納するバッファ12と、リモートコピーが一次停止中の更新データの格納位置に関する情報を格納するリモートコピー制御情報格納部16と、このデータを記録する記録媒体としての磁気ディスクドライブ13、これらのデータのやり取りを制御するマイクロプロセッサ14、これらの各要素を制御するディスクアレイサブシステム制御部17を備える。
【0028】
また、マスタディスクサブシステム3−1はそれに加えてリモートコピーをどのような設定にて行うかをユーザが設定するサービスプロセッサパネル15を備える。そしてリモートコピー制御情報格納部16は、リモートコピーが一次停止中の更新データの格納位置に関する情報に加えサービスプロセッサパネル14により設定された制御情報より現在のリモートコピー状況を表す制御ビットを格納する。
【0029】
マスタディスクサブシステム3−1はインタフェースケーブル4−1を介してリモートセンタ10のディスクサブシステム7−1と接続される。同様に、スレーブディスクサブシステム3−2はインタフェースケーブル4−2を介してリモートセンタのディスクサブシステム7−2と接続され、スレーブディスクサブシステム3−nはインタフェースケーブル4−nを介してリモートセンタのディスクサブシステム7−nと接続される構成をとる。
【0030】
なお、インタフェースケーブル4−1、4−2、………4−nは、回線接続装置等を利用して一般の通信回線と接続することも可能である。本例ではこの点も含めてインタフェースケーブル4−1〜nとして記述する。
【0031】
また、ディスクサブシステム3が複数台有る場合には、ディスクサブシステム3−1はメインセンター9内でリモートコピー対象のデータが格納されるディスクサブシステム3−1以外のディスクサブシステム3−2、………3−nとインタフェースケーブル5を介して接続されている。この様に、メインセンター9側ではリモートコピー対象のデータが格納されるディスクサブシステム3について、1台のマスタディスクサブシステム3−1とその他のスレーブディスクサブシステム3−2、………3−nがインタフェースケーブル5で接続される構成をとる。
【0032】
マスタディスクサブシステム3−1は、上位装置1がマスタディスクサブシステム3−1にデータの書き込み要求を発行すると、これに同期して当該データを自己のサブシステム内のデータバッファ12に書き込み、更に自己のサブシステム内のデータバッファ12にデータが書き込まれたこととは非同期に、遠隔地に存在するディスクサブシステム7−1に対し、データの書き込み指示を行うディスクサブシステムである。自己のサブシステム内のデータバッファ12に書き込まれた当該データは、同期或いは非同期にて磁気ディスクドライブ13に記録される。
【0033】
非同期型の遠隔地にデータを書き込むリモートコピー方法として、メインセンター9のディスクサブシステム3は、自己のサブシステム内のボリュームが更新された順番に従い、自サブシステムが接続されているリモートセンター10のディスクサブシステム7に更新データを送付し、リモートセンター10のディスクサブシステム7は受け取った順番に従い、更新データを自己のサブシステム内のボリュームに反映するモードと、メインセンター9側が自己のサブシステム内のボリュームが更新された順番によらずディスクサブシステム3で最適にスケジューリングされた契機で送付対象のデータをまとめて送信し、リモートセンター10のディスクサブシステム7は受け取った順番に関係なく更新データを自己のサブシステム内のボリュームに反映するモードを保有する。
【0034】
スレーブディスクサブシステム3−2、………3−nは、上位装置1がディスクサブシステム3−2、………3−nにデータの書き込み要求を発行すると、これに同期して当該データを自己のサブシステム内のデータバッファ12に書き込み、さらにマスタディスクサブシステム3−1のリモートコピー制御情報格納部16の状態を参照し、リモートコピーの状態により、自己のサブシステム内のデータバッファ12にデータが書き込まれたこととは非同期に、遠隔地に存在するディスクサブシステム7−2、………7−nに対し、データの書き込み指示を行うか、もしくは更新データの格納位置に関する情報を自サブシステム内のリモートコピー制御情報格納部16に保持するかを判断するディスクサブシステムである。ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nは、インタフェースケーブル4により接続されたディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nから受け取ったデータを、自己のサブシステム内のデータバッファ12に格納する。
【0035】
つまり、上位装置1から一台または複数台のディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nに対しデータの書き込み指示があった場合には、ディスクサブシステム3−1の状態次第で、リモートセンター10内の一台または複数台のディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nにも同じデータが格納されるシステム構成を示している。図1の矢印は、上位装置1から書き込み指示のあったデータの流れを示している。
【0036】
なお、マスタディスクサブシステム3−1は、リモートコピーの状態を表す制御ビットをリモートコピー制御情報格納部16内に持っているので、システム運用者により予め設定された契機もしくは任意の時点でのシステム運用者による指示に基づき、この制御ビットの情報を変更することによってリモートコピーを一時停止状態にすることができる。リモートコピーが一時停止のときは、ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nは自己のディスクサブシステムのデータバッファ12へ更新データの格納を行うと共に、一時停止状態となった時点以後に受領した書き込み指示についての更新データの格納位置に関する情報をリモートコピー制御情報格納部16に保持しておき、ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nへの更新データの書き込み指示の発行は行わず保留する。
【0037】
本願発明では、このようにリモートコピーを一時停止させることにより、リモートセンター10側の全てのサブシステムにおいて、リモートコピーが一時停止させた時点のメインセンター9側のデータが存在する事となる。つまり、一時停止した時刻における、メインセンター9側のデータとリモートセンター10側のデータとの整合性を取ることが出来る。よって整合性を取るためのタイムスタンプをデータに付加させる必要が無くなり、時間情報が上位装置から付加されてこないオープン系のシステムであっても、上位装置の介在無しでリモートコピーを実現することができる。
【0038】
また、ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nは、予めシステム運用者によりマスタディスクサブシステム3−1に設定された契機もしくは任意の時点でのシステム運用者による指示に基づき、上記一時停止状態を解除することができる。
【0039】
一時停止状態が解除されると、ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nは、一時停止している間に更新のあったデータの書き込み指示をディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに対して発行するとともに、上位装置1からディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nへデータの書き込み要求が発行された場合は、これに同期して当該データを自己のサブシステム内のデータバッファ12に書き込み、更に、自己のサブシステム内のデータバッファ12にデータが書き込まれたこととは非同期に、遠隔地に存在するディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに対し、データの書き込み指示を行う。
【0040】
このような構成とする事により、メインセンター9内のリモートコピー対象のディスクサブシステム3のボリュームと、リモートセンター10内のディスクサブシステム7のボリュームにおいて、更新処理タイミングの遅れ等を無視できれば、同一のデータが保持される。さらに、マスタサブシステム3−1においてリモートコピーが一時停止状態となっている間は、マスタサブシステム3−1が一時停止状態となった時点のメインセンタ9の各ディスクサブシステム3のデータの状態、つまり当該時点で一貫性が保証されたデータの状態が、リモートセンター10の各ディスクサブシステム7で保証・維持される。
【0041】
なお、リモートコピーの一時停止や一時停止の解除は、リモートコピーのボリュームペア単位に設定できる。複数のボリュームペアを一つのボリュームグループに設定して、ボリュームグループ単位に状態を変化させることも可能である。そして、一時停止や一時停止解除を何れかのサブシステム3,7や上位装置1,8のコンソール、或いはこれらのシステムを管理する際に使用するモニターに表示することによって、ユーザはリモートコピーが現在行われているか否か、またどのような単位でリモートコピーが行われているかを認識する事ができる。
【0042】
このリモートコピーの一時停止及び一時停止解除の間隔は、一時停止される前の全データがリモートセンター10側にコピーされる前に、一時停止が解除され新しいデータがリモートセンター10側にコピーされてしまい、メインセンター9側とリモートセンター10側とで整合性がとれなくなる程の短時間で無い限り、ユーザの任意に設定する事が可能である。
【0043】
ここではリモートセンター10内においてリモートコピー一時停止状態の時点のサブシステム7のデータを保存するために行うコピーの時間を考えた一例として、30分間メインセンター9からリモートセンター10へのリモートコピーを行い、次の30分間は一時停止、その後に一時停止を解除して再び30分間リモートコピーを行うというサイクルを挙げておく。もちろんリモートセンター10内でのコピー時間が30分でない場合には、コピー時間に併せて一時停止をする時間を変えてよいし、コピー時間に囚われずに一時停止及び一時停止解除の間隔を設定してもよい。
【0044】
また、マスタディスクサブシステム3−1内のリモートコピー制御情報格納部16に格納されたリモートコピー状態を表す制御ビットを、マスタディスクサブシステムがスレーブディスクサブシステム3−2、………3−nにインタフェースケーブル5を用いて予め配信しておくことにより、スレーブディスクサブシステムがマスタディスクサブシステムに制御ビットを問い合わせる必要を無くする構成としてもよい。その場合には、スレーブディスクサブシステムのリモートコピー制御情報格納部16にマスタディスクサブシステムのリモートコピー制御情報格納部16と同様にスレーブサブシステム自身の状態管理も格納する。
【0045】
上位装置8は、リモートセンター10においてディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nとインタフェースケーブル6によって接続され、ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに対し、参照及び更新を行う中央処理装置である。上位装置8は、メインセンター9の上位装置1が災害や故障等により本来の機能を果たせなくなった場合に、上位装置1の代替となって処理を行うことが出来る。このほか、ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに格納されているデータを使用して、メインセンター9の上位装置1とは異なる処理を、上位装置1とは別個独立に実行することができるものである。
【0046】
但し、上位装置8がディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに対し処理を行わない場合、上位装置1の代替機能を備えない場合には、上位装置8は不要である。逆に、上位装置8を備え、ディスクサブシステム7−1を他のディスクサブシステム7−2〜7−nとインタフェースケーブル5で接続し、メインセンター9のマスタディスクサブシステム3−1と同様の構成とすることで図1のメインセンター9をリモートセンターに、リモートセンター9をメインセンターとして機能させる事も可能である。
【0047】
本発明の実施の形態として、データの二重化方法と運用の概略を図2を用いて説明する。
【0048】
二重化の対象となるデータが格納されたファイルやボリューム、ディスクサブシステム3は、事前に運用者が二重化つまりリモートコピーの必要に応じて選択する。そして、対象ファイルや対象ボリューム及びディスクサブシステム3と、選択したデータの複製を格納するファイルやボリューム及びディスクサブシステム7との関係や、二重化する際に更新順序の整合性を常時保持する必要が有るか否かを、予め運用者が上位装置1或いはサービスプロセッサ15等からマスタディスクサブシステム3−1内のリモートコピー制御情報格納部16に対し設定しておく。通常は、データベースの更新履歴であるログファイル等のみに限って更新順序の整合性を常時保持する設定とする場合が多いが、本例ではファイルの種別に関わらず更新順序を常時保持する設定はしないこととする。
【0049】
また、マスタサブシステム3−1については、リモートコピーを一時停止させる契機、並びに一時停止を解除する契機を設定する。契機の設定は、上位装置1から指示できるため、運用の自動化を支援する上位装置1のプログラムにより上位装置1からの指示契機を予めスケジューリングしておくことが可能である。
【0050】
上記の選択、設定に際し、専用のコンソールやサービスプロセッサ15を接続又は装備できるディスクサブシステム3の場合には、上位装置1を利用せず、そのコンソールやサービスプロセッサ15を通じて設定できる。本例では、上位装置1を利用せず、ディスクサブシステム3内部で保有する時間値を利用して、予め運用者がマスタサブシステム3−1において、定期的にリモートコピーの一時停止、並びに一時停止の解除が実施されるように設定しておく。
【0051】
図2のフローは専用のコンソールから選択・設定を行う場合を示している。なお、リモートコピーの一時停止や一時停止解除の設定は、リモートコピー対象のボリュームペア単位に設定する(ステップ1:図ではS1の様に示す。以下同じ)。通常は、リモートコピー対象のボリュームペアすべてを一つのボリュームグループとして定義し、ボリュームグループ内のボリュームはすべて同一のステータスとなるように設定する。
【0052】
本例では、ディスクサブシステム3のボリューム全てをリモートコピー対象とする。従って、以下では、リモートコピーの状態を、ボリュームペアやボリュームグループ単位ではなく、ディスクサブシステム単位として記述する。なお、本例では詳細は記述しないが、データベースとログファイルとはボリュームグループを分けて設定し、ログファイルを格納するボリュームについては、リモートコピーの一時停止契機や一時停止解除契機を設定しないといった定義も可能である。
【0053】
リモートコピー対象のファイルやボリュームの設定方法としては、ボリュームやディスクサブシステムを意味する具体的なアドレスを指定する方法や、ディスクサブシステム内の制御プログラムによって、アドレスの任意の範囲から選択する方法を取ることもできる。初期設定として、パス設定やペア設定、並びに一時停止契機や一時停止解除契機の設定を行う例を示してある。
【0054】
上位装置1から、ディスクサブシステム3−1に対し、データの書き込み要求(以下、ライトコマンド)が発行される(ステップ2)と、ディスクサブシステム3−1はライトコマンドにもとづき自己のディスクサブシステム内へデータ格納処理を実行し(ステップ3)、自己のサブシステム内へのデータ書き込み(格納)処理が完了した後に、上位装置1に対しライトコマンドに対する処理の完了報告を行う(ステップ4)。
【0055】
また、上位装置1から、ディスクサブシステム3−2、………、3−nに対し、ライトコマンドが発行されると(ステップ2)、ディスクサブシステム3−2、………、3−nはライトコマンドに基づき自己のディスクサブシステム内へデータ格納処理を実行する(ステップ5)。ここで、ライトコマンドとは、データを書き込むための指示と書き込みデータそのものとを転送するコマンドであり、どのディスクサブシステムに要求を出すのかはユーザが予め上位装置1に対して設定しておく(ステップ1)。
【0056】
ライトコマンドを受領した際、ディスクサブシステム3−1は、自サブシステムのリモートコピーの状態を表すリモートコピー制御情報格納部16内の制御ビットを参照し、自サブシステムのリモートコピー状態を判別する(ステップ6:図3)。自サブシステムがリモートコピー一時停止状態であった場合、ディスクサブシステム3−1は自サブシステムに接続されているリモートセンター10のディスクサブシステム7−1へは更新データの送信は行わず、更新が実施されたデータの格納位置に関する情報を自サブシステム内に保持しておく(ステップ7)。自サブシステムがリモートコピー一時停止状態になければ、自己のサブシステムの処理能力に基づいて決定された契機で、ライトコマンドをディスクサブシステム7−1に対し発行する(ステップ8)。
【0057】
なお、リモートコピー一時停止状態の間に更新が行われたデータの格納位置情報を保持している場合は、当該位置のデータもリモートセンタ10のディスクサブシステム7−1への送付対象と判断し、当該データを書き込む為のライトコマンドを発行し、ライトコマンドに対する処理が完了した後に更新位置情報を消去する。
【0058】
ライトコマンドを受領した際、ディスクサブシステム3−2、………3−nは、ディスクサブシステム3−1に対しインタフェースケーブル5を経由してディスクサブシステム3−1の状態を問い合わせるコマンドを発行し、ディスクサブシステム3−1のリモートコピー状態を表す制御ビットを取得・参照する(ステップ9)ことにより、ディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態にあるか否かを確認する(ステップ10)。
【0059】
ディスクサブシステム3−2、………3−nはディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態であった場合、更新が実施されたデータの格納位置に関する情報を自サブシステム内に保持(ステップ12)しておき、上位装置1に対しライトコマンドに対する処理の完了を報告する(ステップ13)。
【0060】
また、ディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態でない場合は、ディスクサブシステム3−2、………、3−nは、上位装置1に対しライトコマンドに対する処理の完了を報告し(ステップ14)、自己のサブシステムの処理能力に基づいて決定された契機で、ライトコマンドをディスクサブシステム7−2、………7−nに対し発行する。なお、リモートコピー一時停止状態の間に更新が行われたデータの格納位置情報を保持している場合は、当該位置のデータもリモートセンタのディスクサブシステム7−2、………7−nへの送付対象と判断し、当該データを書き込む為のライトコマンドを発行し(ステップ15)、ライトコマンドに対する処理が完了した後に更新位置情報を消去する。
【0061】
つまり、ディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態に有れば、ディスクサブシステム3−1に接続されているメインセンタ9の他のディスクサブシステムは上位装置1からライトコマンドが発行される事に起因しすべてリモートコピー一時停止状態となる。また、ディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態でなければ、ディスクサブシステム3−1に接続されているメインセンタ9の他のディスクサブシステムは上位装置1からライトコマンドが発行される事に起因しリモートコピーが実施される。
【0062】
尚、ディスクサブシステム3−2、………3−nがディスクサブシステム3−1に問い合わせる(ステップ9)代わりに、ディスクサブシステム3−1が自らのリモートコピー状態が変化していた場合に、ディスクサブシステム3−2、………3−nがディスクサブシステム3−1にその変更を伝える(ステップ9’:図示せず)ような設定、或いは先にも述べたように、ディスクサブシステム3−1が自らのリモートコピー状態が変化した際にディスクサブシステム3−1がディスクサブシステム3−2、………3−nにその変更を伝える設定としてもよい。
【0063】
この様な設定とした場合には、ディスクサブシステム3−2、………3−nにおいても、ディスクサブシステム3−1と同様に自らのリモートコピーの状態を保存しておく必要があるため、ステップ10においてディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態であった場合、自ディスクサブシステムのリモートコピー状態を一時停止状態に変更する(ステップ11:図示せず)。また、ステップ10においてディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態でない場合、自ディスクサブシステムのリモートコピー状態を一時停止状態解除に変更する(ステップ11’:図示せず)。
【0064】
尚、ステップ9のようにディスクサブシステム3−2、………3−nがディスクサブシステム3−1に問い合わせる設定であっても、自ディスクサブシステムのリモートコピー状態を表示するなどしたい場合は、自ディスクサブシステム内にリモートコピー状態を保存し、ステップ11及びステップ11’を設けても良い。
【0065】
ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nは、ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nから発行されたライトコマンドを受領していることを確認すると、ライトコマンドに対する処理、即ち、自己のサブシステム内のデータバッファ12へのデータ格納処理を行う(ステップ16)。
【0066】
ディスクサブシステム7−1、7−2、………、7−nは、ライトコマンドに対する処理、即ち、自己のサブシステム内のデータバッファ12へのデータ格納処理が完了すると、ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nに対し、ライトコマンドに対する処理完了報告を行う(ステップ17)。
【0067】
なお、一時停止状態が解除されると、ディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nは、自サブシステムのリモートコピーの状態が一時停止状態となった時点以後に更新のあったデータの格納位置情報をもとに、当該位置のデータの書き込み指示をディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに対して発行するとともに、上位装置1からディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nへデータの書き込み要求が発行された場合は、これに同期して当該データを自己のサブシステム内のデータバッファ12に書き込み、更に、自己のサブシステム内のデータバッファ12にデータが書き込まれたこととは非同期に、遠隔地に存在するディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nに対し、データの書き込み指示を行う動作となる。
【0068】
本発明により、上位装置1から書き込まれたデータは、ディスクサブシステム3−1、3−2、………、3−nに格納されるだけでなく、ディスクサブシステム7−1、7−2、7−nにも複写され格納される。また、ディスクサブシステム3−1がリモートコピー一時停止状態となった時点のディスクサブシステム3−1、3−2、………3−nのデータの状態が、リモートセンタ10側のディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nで生成される。メインセンター9が被災した場合は、ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nのデータを利用して、ジョブを再実行する等の回復作業を行い、業務を再開する。
【0069】
なお、リモートセンター10側では、リモートコピーが一時停止状態の間に、ディスクサブシステムのボリューム複写機能等を用いて、ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nのデータの複製を作成し保存しておく。複製を作成しておくことにより、リモートコピー実行中にメインセンター9が被災し、ディスクサブシステム7−1、7−2、………7−nにデータが書き込み中であったためにデータの一貫性が損なわれた場合にも、保存しておいた当該データの複製をもとにジョブを再実行する等の回復作業が行える。
【0070】
これらはすべてディスクサブシステムの機能のみで実現され、上位装置の処理能力に対し負担とならない。
【0071】
【発明の効果】
上位装置への新規ソフトウェアの導入を必要とせずサブシステム側の機能変更のみで、ユーザが期待する範囲での更新データの一貫性を保証でき、導入が容易なリモートコピーシステムを実現できる。
【0072】
また、メインセンターとリモートセンターとの間のデータ送受信の際は、データはまとめられた単位で処理されるため、データ転送効率を向上できるだけでなく、更新順序の整合性を保持するための制御を行うことに起因するサブシステムの制御オーバヘッドも削減できるので、高性能で導入の容易な災害バックアップシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるリモートコピーシステムの全体構成を示す図である。
【図2】リモートコピーシステムの処理を示すフローチャートである。
【図3】図2の続きのリモートコピーシステムの処理を示すフローチャートである。
【図4】メインセンターのメインディスクサブシステム及びスレーブディスクサブシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1…上位装置、2…インタフェースケーブル、3…ディスクサブシステム、4…インタフェースケーブル、5…インタフェースケーブル、6…インタフェースケーブル、7…ディスクサブシステム、8…上位装置、9…メインセンター、10…リモートセンター、11…インタフェース制御部、12…データバッファ、13…磁気ディスクドライブ、14…マイクロプロセッサ、15…サービスプロセッサパネル、16…リモートコピー制御情報格納部、17…ディスクアレイサブシステム制御部。
Claims (6)
- 上位装置に第1の伝送経路を介して接続されたマスタディスクサブシステムと、前記上位装置に第2の伝送経路を介して接続されたスレーブディスクサブシステムと、前記マスタディスクサブシステムに第1の通信回線で接続された第1のリモートディスクサブシステムと、前記スレーブディスクサブシステムに第2の通信回線で接続された第2のリモートディスクサブシステムと、を備え、前記マスタディスクサブシステムと前記スレーブディスクサブシステムはメインセンターに配置され、前記第1のリモートディスクサブシステムと前記第2のリモートディスクサブシステムは、リモートセンターに配置され、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第1の伝送経路を介してデータの授受を行うマスタ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するマスタ用バッファと、予め設定された契機または任意の時点でリモートコピーの一時停止と一時停止解除を繰り返すための制御ビットの情報を格納するマスタ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するマスタ用記録媒体と、データのやり取りを制御するマスタ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するマスタ用制御部と、を有し、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第2の伝送経路を介してデータの授受を行うとともに、第3の伝送経路を介して前記マスタ用インタフェース部とデータの授受を行うスレーブ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するスレーブ用バッファと、前記リモートコピーが一次停止中の更新データの格納位置に関する情報を格納するスレーブ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するスレーブ用記録媒体と、データのやり取りを制御するスレーブ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するスレーブ用制御部とを有し、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記マスタ用バッファに書き込み、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記マスタ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するとともに、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信し、
前記第1のリモートディスクサブシステムは、
前記第1の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映し、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記スレーブ用バッファに書き込み、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するとともに、前記第3の伝送路を介して、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記スレーブ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信し、
前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信し、
前記第2のリモートディスクサブシステムは、
前記第2の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映してなる、統合システム。 - 上位装置に第1の伝送経路を介して接続されたマスタディスクサブシステムと、前記上位装置に第2の伝送経路を介して接続されたスレーブディスクサブシステムと、前記マスタディスクサブシステムに第1の通信回線で接続された第1のリモートディスクサブシステムと、前記スレーブディスクサブシステムに第2の通信回線で接続された第2のリモートディスクサブシステムと、を備え、前記マスタディスクサブシステムと前記スレーブディスクサブシステムはメインセンターに配置され、前記第1のリモートディスクサブシステムと前記第2のリモートディスクサブシステムは、リモートセンターに配置され、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第1の伝送経路を介してデータの授受を行うマスタ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するマスタ用バッファと、予め設定された契機または任意の時点でリモートコピーの一時停止と一時停止解除を繰り返すための制御ビットの情報を格納するマスタ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するマスタ用記録媒体と、データのやり取りを制御するマスタ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するマスタ用制御部と、を有し、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第2の伝送経路を介してデータの授受を行うとともに、第3の伝送経路を介して前記マスタ用インタフェース部とデータの授受を行うスレーブ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するスレーブ用バッファと、前記マスタディスクサブシステムから前記第3の伝送経路を介して予め配信された前記制御ビットの情報を格納するスレーブ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するスレーブ用記録媒体と、データのやり取りを制御するスレーブ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するスレーブ用制御部と、を有し、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記マスタ用バッファに書き込むとともに、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記マスタ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するとともに、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信し、
前記第1のリモートディスクサブシステムは、
前記第1の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映し、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記スレーブ用バッファに書き込むとともに、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照し、
前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納し、かつ前記更新データの書き込み指示の発行を保留し、
前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記スレーブ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信するとともに、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信し、
前記第2のリモートディスクサブシステムは、
前記第2の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映してなる、統合システム。 - 前記マスタディスクサブシステムは、
前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データを前記第1のリモートディスクサブシステムに送信したときには、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報のうち前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を消去し、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データを前記第2のリモートディスクサブシステムに送信したときには、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報のうち前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を消去してなることを特徴とする請求項1または2に記載の統合システム。 - 上位装置に第1の伝送経路を介して接続されたマスタディスクサブシステムと、前記上位装置に第2の伝送経路を介して接続されたスレーブディスクサブシステムと、前記マスタディスクサブシステムに第1の通信回線で接続された第1のリモートディスクサブシステムと、前記スレーブディスクサブシステムに第2の通信回線で接続された第2のリモートディスクサブシステムと、を備え、前記マスタディスクサブシステムと前記スレーブディスクサブシステムはメインセンターに配置され、前記第1のリモートディスクサブシステムと前記第2のリモートディスクサブシステムは、リモートセンターに配置され、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第1の伝送経路を介してデータの授受を行うマスタ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するマスタ用バッファと、予め設定された契機または任意の時点でリモートコピーの一時停止と一時停止解除を繰り返すための制御ビットの情報を格納するマスタ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するマスタ用記録媒体と、データのやり取りを制御するマスタ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するマスタ用制御部と、を有し、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第2の伝送経路を介してデータの授受を行うとともに、第3の伝送経路を介して前記マスタ用インタフェース部とデータの授受を行うスレーブ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するスレーブ用バッファと、前記リモートコピーが一次停止中の更新データの格納位置に関する情報を格納するスレーブ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するスレーブ用記録媒体と、データのやり取りを制御するスレーブ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するスレーブ用制御部と、を有する統合システムのリモートコピー方法であって、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記マスタ用バッファに書き込むステップと、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納するステップと、前記更新データの書き込み指示の発行を保留するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記マスタ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、を備え、
前記第1のリモートディスクサブシステムは、
前記第1の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映するステップを備え、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記スレーブ用バッファに書き込むステップと、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するステップと、前記第3の伝送路を介して、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納するステップと、前記更新データの書き込み指示の発行を保留するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記スレーブ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、
前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、を備え、
前記第2のリモートディスクサブシステムは、
前記第2の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映するステップを備えてなることを特徴とする統合システムのリモートコピー方法。 - 上位装置に第1の伝送経路を介して接続されたマスタディスクサブシステムと、前記上位装置に第2の伝送経路を介して接続されたスレーブディスクサブシステムと、前記マスタディスクサブシステムに第1の通信回線で接続された第1のリモートディスクサブシステムと、前記スレーブディスクサブシステムに第2の通信回線で接続された第2のリモートディスクサブシステムと、を備え、前記マスタディスクサブシステムと前記スレーブディスクサブシステムはメインセンターに配置され、前記第1のリモートディスクサブシステムと前記第2のリモートディスクサブシステムは、リモートセンターに配置され、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置と前記第1の伝送経路を介してデータの授受を行うマスタ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するマスタ用バッファと、予め設定された契機または任意の時点でリモートコピーの一時停止と一時停止解除を繰り返すための制御ビットの情報を格納するマスタ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するマスタ用記録媒体と、データのやり取りを制御するマスタ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するマスタ用制御部と、を有し、
前記スレーブサブシステムは、
前記上位装置と前記第2の伝送経路を介してデータの授受を行うとともに、第3の伝送経路を介して前記マスタ用インタフェース部とデータの授受を行うスレーブ用インタフェース制御部と、前記上位装置から更新されるデータを格納するスレーブ用バッファと、前記マスタディスクサブシステムから前記第3の伝送経路を介して予め配信された前記制御ビットの情報を格納するスレーブ用リモートコピー制御情報格納部と、データを記録するスレーブ用記録媒体と、データのやり取りを制御するスレーブ用マイクロプロセッサと、前記各要素を制御するスレーブ用制御部と、を有する統合システムのリモートコピー方法であって、
前記マスタディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記マスタ用バッファに書き込むステップと、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納するステップと、前記更新データの書き込み指示の発行を保留するステップと、
前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記マスタ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第1の通信回線を介して前記第1のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、を備え、
前記第1のリモートディスクサブシステムは、
前記第1の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映するステップを備え、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記上位装置がデータ書き込み要求を発行したときに、前記データ書き込み要求の発行に同期して、前記データ書き込み要求で更新された更新データを前記スレーブ用バッファに書き込むステップと、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報を参照するステップと、
前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットが前記リモートコピーの一時停止を示すときには、前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納するステップと、前記更新データの書き込み指示の発行を保留するステップと、
前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部への参照により、前記制御ビットがリモートコピーの一時停止解除を示すときには、前記スレーブ用バッファに前記更新データが書き込まれたこととは非同期で、前記データ書き込み要求で更新された更新データと前記更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報が存在するときには、当該位置の更新データと当該更新データの書き込み指示を前記第2の通信回線を介して前記第2のリモートディスクサブシステムに送信するステップと、を備え、
前記第2のリモートディスクサブシステムは、
前記第2の通信回線を介して前記各更新データと前記各更新データの書き込み指示を受信したときに、前記各受信した更新データを自己のボリュームに反映するステップを備えてなることを特徴とする統合システムのリモートコピー方法。 - 前記マスタディスクサブシステムは、
前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データを前記第1のリモートディスクサブシステムに送信したときには、前記マスタ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報のうち前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を消去するステップを備え、
前記スレーブディスクサブシステムは、
前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データを前記第2のリモートディスクサブシステムに送信したときには、前記スレーブ用リモートコピー制御情報格納部に格納された情報のうち前記リモートコピーが一時停止となった時点以降の更新データの格納位置に関する情報を消去するステップを備えてなることを特徴とする請求項4または5に記載の統合システムのリモートコピー方法。
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