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JP4530476B2 - 異物回収具 - Google Patents

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JP4530476B2
JP4530476B2 JP2000140283A JP2000140283A JP4530476B2 JP 4530476 B2 JP4530476 B2 JP 4530476B2 JP 2000140283 A JP2000140283 A JP 2000140283A JP 2000140283 A JP2000140283 A JP 2000140283A JP 4530476 B2 JP4530476 B2 JP 4530476B2
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良一 小納
稔 鶴田
泰 大越
達也 斉藤
正敏 外村
剛明 中村
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば経内視鏡的に体内もしくは管腔内に導入されて異物を回収除去する異物回収具に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば体内の異物を回収除去する従来の異物回収具としては、軸方向に沿って円弧状に湾曲したワイヤが周方向に等間隔で数本設けられ且つ各ワイヤの先端が固定部材に接合されて成るバスケット状の鉗子等が知られている。
【0003】
しかし、前記バスケット鉗子では、異物が通過できるような間隔で各ワイヤが設けられているため、ワイヤによって異物を締め付ける際に、ワイヤ間の隙間から異物が逃げやすく、回収作業を確実且つ効率良く行なうことが難しかった。そのため、従来から、異物回収作業を確実且つ効率的に行なうことを目的として様々な異物回収具が提案されている。
【0004】
例えば、特公昭44−20599号公報には、管状部材と、管状部材の先端部に設けられた傘状部材から成る把持部と、前記傘状部材を開閉する装置とを備えた異物回収具が開示されている。この構成では、傘状部材を閉じた状態で人体の通路内に挿入して回収除去される異物の位置を通過させた後、傘状部材を開いた状態で所望の長さだけ引き戻して異物を傘状部材によってすくい取ると、異物が把持部によって把持される。そして、その把持状態で傘状部材を閉じると、異物が傘状部材内に保持されるため、そのまま異物とともに回収具全体を体内から抜去すれば、異物が体外に回収される。
【0005】
また、特公平4−47574号公報には、球根状のバスケットを有する異物回収具が開示されている。この場合、バスケットは、複数のスプリングストリップによって形成されており、拡開状態で球根形状になる。また、各スプリングストリップは、バスケットの先端において突き合わされて接合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記特公昭44−20599公報に開示された異物回収具は、異物を回収するために傘状部材を開くと、傘状部材が把持部の前面を全周にわたって覆い隠すように広がるため、異物の回収時に傘状部材が邪魔となって、把持部内に異物(結石)が入りにくく、また、異物(結石)の奥に把持部を進めにくいといった問題がある。
【0007】
一方、特公平4−47574号公報に開示された異物回収具は、スプリングストリップが回収具の長手方向軸を中心として周方向に90度間隔で設けられているため、ストリップ間の間隔が広すぎて小結石を把持しにくいといった問題がある。
【0008】
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、結石などの異物を確実且つ容易に把持できる異物回収具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、管状部材と、この管状部材の先端部に開閉可能に設けられた異物回収用の把持部と、前記把持部の基端側に連結され且つ前記把持部を開閉するための装置とを具備し、前記把持部を開閉操作することによって前記把持部の内側に異物を保持して回収する異物回収具において、前記把持部は、ループ状を成す少なくとも2本のワイヤ部材によって形成されるフレーム部と膜体とから成り、前記フレーム部の前面の少なくとも一部の前記ワイヤ部材間を前記膜体によって繋ぐように前記把持部の片側のみに前記膜体が設けられ、前記把持部の他の片側に開口部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1および図2は本発明の第1の実施形態を示している。図示のように、本実施形態に係る異物回収具は、可撓性を有する長尺な管状部材1を有している。この管状部材1は、例えば合成樹脂によって形成されており、その手元側端部にハンドル取り付け部2を有している。管状部材1の内孔には、可撓性を有する操作ワイヤ3が進退可能に挿通されている。
【0012】
操作ワイヤ3の手元側端部にはハンドル4が設けられている。また、操作ワイヤ3の先端部には滑動部材5が連結されており、滑動部材5の先端には把持部6が接続されている。
【0013】
把持部6はフレーム部7と膜体8とから成る。フレーム部7はループ状を成す少なくとも2本(本実施形態では2本)のばねワイヤ9,9によって形成されている。この場合、各ばねワイヤ9,9は、一方のばねワイヤのループによって形成される平面と他方のばねワイヤのループによって形成される平面とが互いに略垂直となるように交差して配置されている。具体的には、図2に明確に示されるように、2本のばねワイヤ9,9は、把持部6の先端部10において略90度で交差するとともに、その端部のすべてが集束された状態で滑動部材5に連結されており、これによって、フレーム部7の先端側が略円形に形成される。
【0014】
また、ばねワイヤ9,9は、図1に示されるように滑動部材5が手元側へ引き戻し操作された際には、収縮変形してその手元側の略半分が管状部材1内に引き込まれるような弾性を有するとともに、図2に示されるように滑動部材5が先端側へ押し出し操作されて管状部材1から略完全に突出された際には(管状部材1の内面からの押圧力が解除された自由状態では)、長手軸方向に長い略楕円形状を成すように拡開習性(曲がり癖)が付与されている。
【0015】
一方、膜体8は、適切な可撓性物質、例えば成形可能な弾性合成樹脂材によって形成されており、フレーム部7の長手軸方向の前半部の略半周を覆うように設けられている(図2参照)。したがって、膜体8は、ばねワイヤ9,9が図2に示されるように拡開された際には、傘の布地を半分に割ったような形状を成して展開し、異物を挿入するための開口部11をその対向側に形成する。すなわち、把持部6は、傘の骨組み(フレーム)を形成するワイヤ9,9と傘の布地を形成する膜体8とから成る傘状部材によって形成され、傘状部材の前面の少なくとも一部に開口部11を有した構成となっている。
【0016】
なお、膜体8は、ばねワイヤ9の周囲に接着などの方法で固定されている。また、膜体8をポリエチレンなどの非伸展性の透明材料によって形成すれば、膜体8によって生体内腔の視界が遮られることがなくなる。
【0017】
次に、前記構成の異物回収具の作用について説明する。
【0018】
前記構成の異物回収具によって例えば体内の異物を回収する場合には、まず、管状部材1の手元側に設けられたハンドル4を引き、操作ワイヤ3を管状部材1内で手元側に後退させる。これにより、図1に示されるように、滑動部材5を介してばねワイヤ9,9の手元側の略半分が管状部材1内に引き込まれ、把持部6を形成する傘状部材が閉じる。
【0019】
この図1の状態で、異物回収具をその先端部10から人体の管路内に内視鏡のチャンネルなどを経由して挿入し、開口部11を回収除去すべき異物に対向させる。続いて、ハンドル4を前方に押し出して操作ワイヤ3を管状部材1内で前進させると、図2に示されるように滑動部材5を介してばねワイヤ9,9が管状部材1から略完全に突出され、ばねワイヤ9,9が長手軸方向に長い略楕円形状を成すように(人体の管路が開きうる程度に)拡開するとともに、それに伴って膜体8も展開する(図2参照)。そして、この状態で、大きく開かれた開口部11を通じて異物を傘状部材内に回収した後、操作ワイヤ3のハンドル4を再び手元側に引いて図1のように傘状部材を閉じると、傘状部材によって異物が包み込まれるように保持される。したがって、そのまま異物とともに回収具全体を体内から抜去すれば、異物が体外に回収される。
【0020】
以上説明したように、本実施形態の異物回収具において、把持部6は、傘の骨組み(フレーム)を形成するワイヤ9,9と傘の布地を形成する膜体8とから成る傘状部材として形成され、傘状部材の前面の少なくとも一部に開口部11を有した構成となっている。したがって、狭い生体管腔内においても異物を開口部11から把持部6内に容易に導入できるとともに、膜体8によって回収した異物を保持して把持部6からの異物の脱落を確実に防止することができる。すなわち、本実施形態の異物回収具は、従来のバスケット鉗子の長所と従来の傘状部材を有する異物回収具の長所とを有機的に結合させ、それによって、これらの短所が互いに打ち消されるように構成されていると言える。つまり、開口部11を設けることによって、異物の把持部6内への回収が容易になるとともに、必然的に、膜体8は把持部6の前面を全周にわたって覆い隠すように広がらないため、異物回収時に膜体8が邪魔になることはなく、また、膜体8によって回収した異物を保持することができるため、ワイヤ9,9間の隙間から異物が脱落してしまうということもない。
【0021】
また、本実施形態の異物回収具では、フレーム部7を形成する各ばねワイヤ9,9同士が弾性合成樹脂材から成る膜体8によって繋がれているため、把持部6が安定した形状となりやすい。
【0022】
図3および図4は本発明の第2の実施形態を示している。なお、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であるため、第1の実施形態と共通する構成部分については、以下、同一符号を付してその説明を省略する。
【0023】
図4に明確に示されているように、本実施形態に係る異物回収具において、フレーム部7を形成する各ばねワイヤ9,9は、一方のばねワイヤのループによって形成される平面と他方のばねワイヤのループによって形成される平面とが先端部10において互いに略平行となるように配置されている。また、膜体8は、2本のばねワイヤ9,9を繋ぐように把持部6の片側のみに設けられており、これによって、異物を挿入するための開口部11が膜体8と対向するように形成される。
【0024】
このような本実施形態の構成によれば、把持部6の先端部10でばねワイヤ9,9同士が交差していないため、開口部11を大きく形成することができ、より確実に異物を把持部6内に取り込むことができる。
【0025】
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態に係る異物回収具は医療用として使用されているが、工業用に利用することもできる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の異物回収具によれば、結石などの異物を確実且つ容易に把持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示しており、(a)は傘状部材が閉じられた状態における異物回収具の一部断面を有する側面図、(b)は(a)のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図2】(a)は傘状部材が開かれた状態における図1の異物回収具の一部断面を有する側面図、(b)は(a)のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示しており、傘状部材が閉じられた状態における異物回収具の一部断面を有する側面図である。
【図4】傘状部材が開かれた状態における図3の異物回収具の一部断面を有する側面図である。
【符号の説明】
1…管状部材
3…操作ワイヤ
4…ハンドル
5…滑動部材
6…把持部
7 …フレーム部
8…膜体
9…ばねワイヤ
11…開口部

Claims (4)

  1. 管状部材と、
    この管状部材の先端部に開閉可能に設けられた異物回収用の把持部と、
    前記把持部の基端側に連結され且つ前記把持部を開閉するための装置とを具備し、
    前記把持部を開閉操作することによって前記把持部の内側に異物を保持して回収する異物回収具において、
    前記把持部は、ループ状を成す少なくとも2本のワイヤ部材によって形成されるフレーム部と膜体とから成り、
    前記フレーム部の前面の少なくとも一部の前記ワイヤ部材間を前記膜体によって繋ぐように前記把持部の片側のみに前記膜体が設けられ、前記把持部の他の片側に開口部が設けられている
    ことを特徴とする異物回収具。
  2. 前記フレーム部は、前記2本のワイヤ部材が前面側から見てほぼ十字状に交差させた状態で配置され、
    前記膜体は、前記フレーム部の長手軸方向の前半部の略半周を覆うように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載された異物回収具。
  3. 前記フレーム部は、前記2本のワイヤ部材が前面側から見てほぼ平行に配置され、
    前記膜体は、前記フレーム部の2本のワイヤ部材を繋ぐように前記把持部の片側のみに設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の異物回収具。
  4. 前記膜体は、樹脂膜から成り、
    前記樹脂膜が透明材料によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の異物回収具。
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