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JP4609778B2 - インサート金具及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、主として樹脂製品内にその製品時に埋め込まれて固定されるインサート金具及びその製造方法に関するものである。
技術背景
従来、図19、図20に示すように樹脂製品用のインサート金具としては、筒軸本体G1の一端部に鍔部G2を備えると共に、筒軸本体G1の中間部に筒軸本体G1の軸線方向と同方向に延びる係止突起G3が突設され、かつ係止突起G3から他端わたって筒軸本体G1の軸線方向と同方向に延びる溝G4が形成された構造となっている。
また、その製造方法としては、パンチのダイへの打ち込みにより、一端部に鍔部を備えた筒軸本体の外側面の一部をダイの内面に設けられた突起形成用突条によって溝G4を付けながら押し上げて係止突起G3を形成するようにしている。
そして、主として後工程で上記筒軸本体G1の貫通孔にネジ加工が施され、その上で樹脂製品の製造時に製品内に埋め込まれて固定される。そのとき係止突起G3が金具の抜け止め及び回り止めとして作用するようになされている。
特開平4−91849号
ところが、上記した従来のインサート金具によれば、鍔部G2を備えた筒軸本体G1の内面にネジ加工を施す場合、筒軸本体G1の外周を保持して芯出しを行うのであるが、係止突起G3が邪魔になって筒軸本体G1を保持しづらく、その芯出し作業が行いにくい問題があった。つまり、筒軸本体G1の外周面から部分的に突出する係止突起G3を保持して芯出しを行うことになるので、その保持が不安定で芯出しが正確に行ないにくいものであった。
そこで、本発明は筒軸本体の外周面に係止突起を突設しなくとも溝形状を工夫することにより金具の抜け止め及び回り止め作用を与えられるようにして、筒軸本体の内面へのネジ加工時の芯出しが正確に行えるインサート金具及びその製造方法の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具において、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を形成する一方、多段式圧造成形機による圧造成形によりテーパ部から筒軸本体にわたりかつ筒軸本体の軸線方向に対して傾斜する第1、第2傾斜係合溝を複数本凹設すると共に、これら隣り合う第1の傾斜係合溝と第2傾斜係合溝との上記軸線方向に対する傾斜方向互いに逆方向とし、かつハの字と逆ハの字が交互に現われるように配置したことを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具において、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を介して小径筒軸部を形成する一方、多段式圧造成形機による圧造成形によりテーパ部から筒軸本体にわたりかつ筒軸本体の軸線方向に対して傾斜する第1、第2傾斜係合溝を複数本凹設すると共に、これら隣り合う第1の傾斜係合溝と第2傾斜係合溝との上記軸線方向に対する傾斜方向互いに逆方向とし、かつハの字と逆ハの字 が交互に現われるように配置したことを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明は、筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具の製造方法において、まず、パンチの前進動作によりアルミ製素材をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部側一端部に鍔部を備えると共に、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を有してなる第1中間成形体を形成し、次いで、次工程でパンチの前進動作により第1中間成形体をダイ内に押し込むことにより、テーパ部から有底筒軸本体にわたると共に有底筒軸本体の軸線方向に対して一方向に傾斜する第1傾斜係合溝を所定間隔を置いて複数本凹設してなる第2中間成形体を形成し、その後、最終工程でパンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部を打ち抜いて貫通孔を形成すると共に、テーパ部から筒軸本体にわたると共に筒軸本体の軸線方向に対して他方向に傾斜する第2傾斜係合溝を上記第1傾斜係合溝間に複数本凹設してなる最終成形品を形成したことを特徴とする。
また、本願の請求項4に記載の発明は、筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具の製造方法において、まず、パンチの前進動作によりアルミ製素材をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部側一端部に鍔部を備えると共に、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を介して小径筒軸部を有してなる第1中間成形体を形成し、次いで、次工程でパンチの前進動作により第1中間成形体をダイ内に押し込むことにより、テーパ部から有底筒軸本体にわたると共に有底筒軸本体の軸線方向に対して一方向に傾斜する第1傾斜係合溝を所定間隔を置いて複数本凹設してなる第2中間成形体を形成し、その後、最終工程でパンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部を打ち抜いて貫通孔を形成すると共に、テーパ部から筒軸本体にわたると共に筒軸本体の軸線方向に対して他方向に傾斜する第2傾斜係合溝を上記第1傾斜係合溝間に複数本凹設してなる最終成形品を形成したことを特徴とする。
さらに、本願の請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の最終工程において、パンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むとき、テーパ部の先端側部分をテーパ部の後端側に押し上げてテーパ面中間部に抜け止め用突部を突設してなる最終成形品を形成したことを特徴とする。
本発明のインサート金具によれば、上記した構成により樹脂製品の製造時に製品内に埋め込まれて固定される際、鍔付筒軸本体の軸線方向に対する傾斜方向が互いに逆方向となる第1、第2傾斜係合溝内に樹脂が入り込み、その入り込んだ樹脂が金具の抜け止めとまわり止めとして作用することになる。しかも、隣り合う第1の傾斜係合溝と第2傾斜係合溝との上記軸線方向に対する傾斜方向互いに逆方向とし、かつハの字と逆ハの字が交互にあらわれるように配置したので、ネジ孔を除くインサート金具の第1、第2傾斜係合溝形成までの一連の加工工程を多段式圧造成形機により連続的に行うことが可能で、能率よく製造することができる。さらに、鍔付筒軸本体の外周面に係止突起が突出することがないので、鍔付筒軸本体の内面へのネジ孔加工時、筒軸本体の外周を直接保持するだけでその芯出しが容易に行え、ネジ加工が簡単かつ正確に行うことができる。
また、本発明のインサート金具の製造方法によれば、上記した構成によりネジ加工を除いた、インサート金具の抜け止めと回り止め機能を発揮する第1、第2傾斜溝形成までの一連の加工工程を多段式圧造成形機により連続的に行うことができる。したがって、第1、第2傾斜係合溝が形成された樹脂製品用のインサート金具を能率よく製造することができる。さらに、鍔付筒軸本体の外周面に係止突起が突出することがないので、鍔付筒軸本体の貫通孔へのネジ孔加工時、筒軸本体の外周を直接保持するだけでその芯出しが楽に行え、ネジ加工が簡単かつ正確に行うことができる。
さらに、最終工程において、パンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むとき、テーパ部の先端側部分をテーパ部の後端側に押し上げてテーパ面中間部に抜け止め用突部を突設してなる最終成形品を形成するようにすれば、この抜け止め用突部により一層抜け止め作用を高めることができるので好ましい。
発明を実施するため最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、本発明に係るインサート金具を示すもので、該金具1は、筒軸本体11の一端部に鍔部12を備え、筒軸本体11の他端部に先き細まりのテーパ部13を介して小径筒軸部14を形成する一方、テーパ部13から筒軸本体11にわたると共に筒軸本体11の軸線方向に対して傾斜する第1、第2傾斜係合溝15,16を複数本設けると共に、隣り合う第1傾斜係合溝15と第2傾斜係合溝16との上記軸線方向に対する傾斜方向が互に逆方向となるように、つまりハの字と逆ハの字が交互に現われるように配置されている。
インサート金具1は、アルミ製で多段式圧造成形機により圧造成形され、図3に示すように通常は後工程で上記鍔部12、筒軸本体11、テーパ部13、小径筒軸部14にわたる貫通孔17にネジ加工が施され、ネジ孔18が形成されている。
そして、インサート金具1は、図3に示すように、樹脂製品Sの製造時に製品内に埋め込まれて固定される。そのとき筒軸本体11の軸線方向に対する傾斜方向が互に逆方向となる第1、第2傾斜係合溝15,16内に樹脂が入り込み、その入り込んだ樹脂が金具1の抜け止めと回り止めとして作用することになる。
また、鍔部12を備えた筒軸本体11の外周に第1、第2傾斜係合溝を設けるだけで良いので、従来のように筒軸本体11の外周に係止突起が突出ことがなくこれにより上記貫通孔17へのネジ加工時に筒軸本体11の外周をそのまま保持するだけで容易に芯出しが行え、ネジ加工が楽にかつ正確に行える。
次に、インサート金具の製造方法について説明する。
まず、図4〜図16に示すように、互いに相対向するダイとパンチとにより構成された多段式圧造成形機を用い、該圧造成形機は第1〜第6の工程からなっており、各工程は、それぞれの工程に必要な円柱状のパンチ21,31,41,51,61,71とそれぞれに対応する略円柱状のダイ22,32,42,52,62,72とを使用する。
そして、図4及び図5に示すように、第1工程においては、パンチ21の前進動作により断面円形状のアルミ素材からなる第1工程材料Aをダイ22側へ押し込み、その押し込み時に第1工程材料Aを据え込み加工して大径化を図ると共に端面矯正を行う。
据え込み加工された第2工程材料Bは、ダイ22の底部を構成する押し出しピン23によりダイ21内から押し出される。押し出された第2工程材料Bは、素材移送用チャックのチャック爪(図示せず)により挟持されて第2工程のダイ32の前面位置に移送される。
図6及び図7に示すように、第2工程においては、突部31aをもつパンチ31の前進動作により第2工程素材Bをダイ32内に押し込み、その押し込み時に第2工程素材Bの一端面に浅い凹所C1を形成する。
凹所C1が形成された第3工程材料Cは、ダイ32の底部を構成する押し出しピン33によりダイ32内から押し出される。押し出された第3工程材料Cは、素材移送用チャックのチャック爪(図示せず)により挟持されて第3工程のダイ42の前面位置に移送される。
図8、図9に示すように、第3工程においては、ダイ42の孔径よりも小径なパンチ41の前進動作により第3工程素材Cをダイ42内に押し込み、第3工程素材Cの浅い凹所C1部分をさらに深くした凹所部D1を有する断面コ字状の第4工程材料Dを形成する。
凹所部D1が形成された第4工程材料Dは、ダイ42の底部を構成する押し出しピン43によりダイ42内から押し出される。押し出された第4工程材料Dは、素材移送用チャックのチャック爪(図示せず)により挟持され、凹所部D1の開口面がダイ側を向くように180°回転されたうえで第4工程のダイ52の前面位置に移送される。
図10及び図11に示すように、第4工程においては、突部51aをもつパンチ51と、中心部に成形ピン53と底部の一部を構成する筒状ストリッパー54とを有するダイ52とを備え、ダイ52の成形孔52aはその口部52bが段状に拡径され、また奥部側に奥細まりのテーパ面52cと小径孔部52dとが形成されている。そして、パンチ51の前進動作により第4工程素材Dをダイ52内に押し込むことにより、有底筒軸本体E1の底部側一端部に鍔部E2を備えると共に、筒軸本体E1の他端部に先き細まりのテーパ部E3を介して小径筒軸部E4を有してなる第5工程材料(第1中間成形体)Eを形成する。
第5工程材料Eは、筒状ストリッパー54によりダイ52内から押し出される。押し出された第5工程材料Eは、素材移送用チャックのチャック爪(図示せず)により挟持されて第5工程のダイ62の前面位置に移送される。
図12及び図13に示すように、第5工程においては、突部61aをもつパンチ61と、中心部に成形ピン63と底部の一部を構成する筒状ストリッパー64とを有するダイ62とを備え、ダイ62の成形孔62aはその口部62bが段状に拡径され、また奥部側に奥細まりのテーパ面62cと小径孔部62dとが形成されると共に、テーパ面62cから成形孔62aにわたると共に成形孔62aの軸線方向に対して一方向に傾斜する第1傾斜突条62eを所定間隔を置いて複数本(図では2本)設けている。そして、パンチ61の前進動作により第5工程材料Eをダイ62内に押し込む。これにより第5工程材料Eのテーパ部E3から筒軸本体E1にわたると共に筒軸本体E1の軸線方向に対して一方向に傾斜する第1傾斜係合溝F5を所定間隔を置いて複数本(図では2本)凹設してなる第6工程材料(第2中間成形体)Fを形成する。
第1傾斜係合溝F5が形成された第6工程材料Fは、筒状ストリッパー64によりダイ62内から押し出される。このとき、第6工程材料Fは第1傾斜係合溝F5が第1傾斜突条62eに倣って抜け出し移動するようにダイ62に対して少し回転しながら押し出されることになる。押し出された第6工程材料Fは、素材移送用チャックのチャック爪(図示せず)により挟持されて第6工程のダイの前面位置に移送される。
図14〜図16に示すように、第6工程においては、打ち抜き用小径軸部71aをもつパンチ71と、底部の一部を構成する筒状ストリッパー73とを有するダイ72とを備え、ダイ72の成形孔72aはその口部72bが段状に拡径され、また奥部に奥細まりのテーパ面72cと小径孔部72dとが形成されると共に、テーパ面72cから成形孔72aにわたると共に成形孔72aの軸線方向に対して他方向に傾斜する第2傾斜突条72eを所定間隔を置いて複数本(図では2本)設けている。そして、パンチ71の前進動作により第6工程材料Fをダイ72内に押し込む。これにより図15に示すようにパンチ71の小径軸部71aで筒軸本体F1の底部を打ち抜いて鍔部12、筒軸本体11、テーパ部13、小径筒軸部14にわたって貫通する貫通孔17を形成すると共に、テーパ部13から筒軸本体11にわたると共に筒軸本体11の軸線方向に対して他方向に傾斜する第2傾斜係合溝16を第1傾斜係合溝15,15間に複数本(図では2本)凹設し、隣り合う第1傾斜係合溝15と第2傾斜係合溝16との上記軸線方向に対する傾斜方向が互いに逆方向となるように、つまりハの字と逆ハの字が交互に現われるように配置形成されたインサート金具1(最終成形品)が形成される。
インサート金具1は、筒状ストリッパー73によりダイ72内から押し出される。このとき、インサート金具1は第2傾斜係合溝16が第2傾斜突条72eに倣って抜け出し移動するようにダイ72に対して少し回転しながら押し出されることになる。
そして、以上のように構成されたインサート金具1は、後工程で上記筒軸本体11の貫通孔17にネジ加工が施され、その上で樹脂製品の製造時に製品内に埋め込まれて固定される。そのとき筒軸本体の軸線方向に対する傾斜方向が互に逆方向となる各第1、第2傾斜係合溝15,15,16,16内に樹脂が入り込み、その入り込んだ樹脂が金具の抜け止めと回り止めとして作用することになる。
以上のように本発明のインサート金具の製造方法によれば、ネジ加工を除いたインサート金具1の抜け止めと回り止め機能を発揮する第1、第2傾斜係合溝15,15,16,16の形成までの一連の加工工程を多段式圧造成形機により連続的に行うことができる。したがって、第1、第2傾斜係合溝15,15,16,16が形成された樹脂製品用のインサート金具を能率よく製造することができる。その上、従来のように鍔付筒軸本体11の外周面に係止突起が突出することがないので、鍔付筒軸本体11の貫通孔17へのネジ孔加工時、筒軸本体11の外周を直接保持することによりその芯出しが容易に行え、そのネジ加工が簡単かつ正確に行うことができる。
さらに、図17に示すように最終工程において、パンチ71のダイ72への打ち込みにより、有底筒軸本体F1の底部を打ち抜いて鍔部12及び筒軸本体11を貫通させると共に、テーパ部13の小径側を押し上げテーパー面の中間部に抜け止め用突部19を形成してインサート金具1を成形するようにしてもよい。このように構成すれば、抜け止め用突部19により一層抜け止め作用を高めることができる。
なお、以上の実施の形態では、アルミ製インサート金具1又はアルミ素材を用いたものについて説明したけれども、アルミ製又はアルミ素材のみに限定されるものではない。また、貫通孔17にネジ加工を施してネジ孔18を形成したものについて説明したけれども、ネジ孔18を設けないインサート金具についても適用できることは勿論である。また、第1、第2傾斜係合溝15,16の本数はそれぞれ2本に限定されるものではなく、使用場所や使用状況などに応じて例えば4本や8本、或いは12本など複数本設けてもよいし、第1、第2傾斜係合溝15,16は直線状に設ける他、緩やかな曲線であってもよい。
また、図18に示すように上記したインサート金具1における小径筒軸部14をなくしたものであってもよい。この場合にも、上記したインサート金具と同様に第1、第2傾斜係合溝15,16によって金具1の抜け止めと回り止め作用が得られる。
この小径筒軸部14をもたないインサート金具1を製造する場合には、上記したインサート金具の製造方法とほぼ同様の製造方法で行うと共に、その第4工程において有底筒軸本体E1の底部側一端部に鍔部E2を備えると共に、筒軸本体E1の他端部に先き細まりのテーパ部E3を有してなる第5工程材料(第1中間成形体)Eを形成するようにすればよい。
本考案に係るインサート金具の斜視図である。 同インサート金具の正面図である。 使用状態を示す縦断面図である。 第1工程の加工前を示す断面図である。 第1工程の加工後を示す断面図である。 第2工程の加工前を示す断面図である。 第2工程の加工後を示す断面図である。 第3工程の加工前を示す断面図である。 第3工程の加工後を示す断面図である。 第4工程の加工前を示す断面図である。 第4工程の加工後を示す断面図である。 第5工程の加工前を示す断面図である。 第5工程の加工後を示す断面図である。 第6工程の加工前を示す断面図である。 第6工程の加工後を示す一部断面図である。 第6工程の加工後を示す断面図である。 第6工程の別の実施の形態を示す断面図である。 インサート金具の別の実施の形態を示す側面図である。 従来のインサート金具の斜視図である。 同インサート金具の断面図である。
符号の説明
1 インサート金具
11 筒軸本体
12 鍔部
13 テーパ部
14 小径筒軸部
15 第1傾斜係合部
16 第2傾斜係合部

Claims (5)

  1. 筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具において、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を形成する一方、多段式圧造成形機による圧造成形によりテーパ部から筒軸本体にわたりかつ筒軸本体の軸線方向に対して傾斜する第1、第2傾斜係合溝を複数本凹設すると共に、これら隣り合う第1の傾斜係合溝と第2傾斜係合溝との上記軸線方向に対する傾斜方向互いに逆方向とし、かつハの字と逆ハの字が交互に現われるように配置したことを特徴とするインサート金具。
  2. 筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具において、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を介して小径筒軸部を形成する一方、多段式圧造成形機による圧造成形によりテーパ部から筒軸本体にわたりかつ筒軸本体の軸線方向に対して傾斜する第1、第2傾斜係合溝を複数本凹設すると共に、これら隣り合う第1の傾斜係合溝と第2傾斜係合溝との上記軸線方向に対する傾斜方向互いに逆方向とし、かつハの字と逆ハの字が交互に現われるように配置したことを特徴とするインサート金具。
  3. 筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具の製造方法において、まず、パンチの前進動作によりアルミ製素材をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部側一端部に鍔部を備えると共に、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を有してなる第1中間成形体を形成し、次いで、次工程でパンチの前進動作により第1中間成形体をダイ内に押し込むことにより、テーパ部から有底筒軸本体にわたると共に有底筒軸本体の軸線方向に対して一方向に傾斜する第1傾斜係合溝を所定間隔を置いて複数本凹設してなる第2中間成形体を形成し、その後、最終工程でパンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部を打ち抜いて貫通孔を形成すると共に、テーパ部から筒軸本体にわたると共に筒軸本体の軸線方向に対して他方向に傾斜する第2傾斜係合溝を上記第1傾斜係合溝間に複数本凹設してなる最終成形品を形成したことを特徴とするインサート金具の製造方法。
  4. 筒軸本体の一端部に鍔部を備えてなるインサート金具の製造方法において、まず、パンチの前進動作によりアルミ製素材をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部側一端部に鍔部を備えると共に、筒軸本体の他端部に先き細まりのテーパ部を介して小径筒軸部を有してなる第1中間成形体を形成し、次いで、次工程でパンチの前進動作により第1中間成形体をダイ内に押し込むことにより、テーパ部から有底筒軸本体にわたると共に有底筒軸本体の軸線方向に対して一方向に傾斜する第1傾斜係合溝を所定間隔を置いて複数本凹設してなる第2中間成形体を形成し、その後、最終工程でパンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むことにより、有底筒軸本体の底部を打ち抜いて貫通孔を形成すると共に、テーパ部から筒軸本体にわたると共に筒軸本体の軸線方向に対して他方向に傾斜する第2傾斜係合溝を上記第1傾斜係合溝間に複数本凹設してなる最終成形品を形成したことを特徴とするインサート金具の製造方法。
  5. 最終工程において、パンチの前進動作により第2中間成形体をダイ内に押し込むとき、テーパ部の先端側部分をテーパ部の後端側に押し上げてテーパ面中間部に抜け止め用突部を突設してなる最終成形品を形成したことを特徴とする請求項4記載のインサート金具の製造方法。
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