JP4727512B2 - Movable knee bolster - Google Patents
Movable knee bolster Download PDFInfo
- Publication number
- JP4727512B2 JP4727512B2 JP2006172618A JP2006172618A JP4727512B2 JP 4727512 B2 JP4727512 B2 JP 4727512B2 JP 2006172618 A JP2006172618 A JP 2006172618A JP 2006172618 A JP2006172618 A JP 2006172618A JP 4727512 B2 JP4727512 B2 JP 4727512B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower limb
- surface portion
- shock absorbing
- knee bolster
- facing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
Description
本発明は、車両のインストルメントパネルに設けられて前部席の乗員を保護する可動ニーボルスタに関する。 The present invention relates to a movable knee bolster that is provided on an instrument panel of a vehicle and protects a front passenger.
車両のインストルメントパネルに設けられて前部席の乗員を保護する可動ニーボルスタは、乗員の下肢に対向する対向部を駆動部で駆動して前進させることで、車両衝突時等にこの対向部で乗員の下肢を支承してその姿勢を保持するものであり、乗員からの荷重が大きくなった場合に塑性変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部が設けられている。このような可動ニーボルスタにおいて、対向部を進退させる駆動部に衝撃吸収機能を持たせる構造のもの(例えば特許文献1参照)や、衝撃吸収部の外側に駆動部を設ける構造のもの(例えば特許文献2参照)がある。
特許文献1に記載の技術のように、対向部を進退させる駆動部に衝撃吸収機能を持たせる構造であると、各機能の設定が実質的に困難になってしまう。これに対し、特許文献2に記載の技術のように、衝撃吸収部の外側に駆動部を設ける構造であると、各機能の設定が容易になるものの、インストルメントパネルにおける可動ニーボルスタが占める配置スペースが大きくなってしまう。その結果、可動ニーボルスタが配置されることで少なからず設計自由度が奪われる他の機能部品が、さらに影響を受けることになってしまう。 As in the technique described in Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-228707, when the drive unit that advances and retreats the facing portion has a shock absorbing function, setting of each function becomes substantially difficult. On the other hand, as in the technique described in Patent Document 2, when the drive unit is provided outside the shock absorbing unit, the setting of each function is facilitated, but the arrangement space occupied by the movable knee bolster in the instrument panel Will become bigger. As a result, other functional parts, which have a considerable degree of design freedom due to the movable knee bolster, are further affected.
したがって、本発明は、コンパクトにすることでインストルメントパネルにおける配置スペースを縮小でき、他の機能部品の設計自由度への影響を抑えることができる可動ニーボルスタの提供を目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a movable knee bolster that can reduce the arrangement space in the instrument panel by making it compact and can suppress the influence on the degree of freedom of design of other functional parts.
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両(例えば実施形態における車両11)のインストルメントパネル(例えば実施形態におけるインストルメントパネル13)に設けられて前部席(例えば実施形態における助手席21)に着席した乗員の下肢を保護する可動ニーボルスタ(例えば実施形態における可動ニーボルスタ20、可動ニーボルスタ70)であって、乗員の下肢に対向する対向部(例えば実施形態における対向部22)と、該対向部を乗員に対して進退させる駆動部(例えば実施形態における駆動部58、駆動部108)と、乗員の下肢との当接時に塑性変形可能な衝撃吸収部(例えば実施形態における衝撃吸収部材25、衝撃吸収部材75)とを備え、前記衝撃吸収部は、前記下肢からの入力方向において相対する下肢近傍側の面部(例えば実施形態における面部28,78)および該下肢近傍側の面部よりも下肢から離間する下肢遠方側の面部(例えば実施形態における面部26,76)と、前記下肢近傍側の面部と前記下肢遠方側の面部とを繋ぐ曲部(例えば実施形態における湾曲部27,77)と、を備え、前記下肢近傍側の面部に前記駆動部が連結されるとともに、前記下肢遠方側の面部に前記衝撃吸収部の塑性変形時に前記駆動部が挿通可能な逃げ部(例えば実施形態における逃げ部33,80)が形成され、前記駆動部が前記下肢近傍側の面部と前記下肢遠方側の面部との間に設けられていることを特徴としている。
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 is provided in an instrument panel (for example, the
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記駆動部は、前記下肢近傍側の面部の前記曲部から離間した位置に連結されていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記衝撃吸収部は、前記曲部と反対側の端側において、前記下肢近傍側の面部と、ステアリングサポートメンバ(例えば実施形態におけるステアリングサポートメンバ15)または前記下肢遠方側の面部との間を連結する連結部材(例えば実施形態における連結部材43,88)を備えることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記下肢近傍側の面部に、穴部(例えば実施形態における穴部35)が形成され、前記駆動部は、前記穴部を通って前記対向部に連結されていることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記下肢近傍側の面部に、切欠部(例えば実施形態における切欠部81)が形成され、前記駆動部は、前記切欠部を通って前記対向部に連結されていることを特徴としている。
The invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the drive unit is characterized in that it is consolidated at a position spaced from said curved portion of surface of the lower limb near side.
The invention according to a third aspect is the invention according to the first or second aspect, wherein the shock absorbing portion has a surface portion near the lower limb, a steering support member (for example, an embodiment) on the end side opposite to the curved portion. The steering support member 15) in FIG. 5 or a connecting member (for example, the connecting
According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first to third aspects, a hole (for example, the
The invention according to
請求項1に係る発明によれば、対向部を乗員に対して進退させる駆動部が衝撃吸収部内に設けられているため、全体としてコンパクトになり、インストルメントパネルにおける配置スペースを広く必要とせず、小さなスペースで完結できる。したがって、インストルメントパネルにおける配置スペースを縮小でき、他の機能部品の設計自由度への影響を抑えることができる。 According to the first aspect of the present invention, since the drive part for moving the facing part back and forth with respect to the occupant is provided in the shock absorbing part, the whole is compact and does not require a wide arrangement space in the instrument panel, Can be completed in a small space. Therefore, the arrangement space in the instrument panel can be reduced, and the influence on the design freedom of other functional parts can be suppressed.
また、衝撃吸収部は、下肢からの荷重を対向部から駆動部を介して受けると、駆動部に連結された一方の面部が下肢からの入力方向において相対する他方の面部に向けて移動し、これら面部を繋ぐ曲部を曲げて衝撃を吸収することになるが、このとき一方の面部とともに他方の面部に近づく駆動部が他方の面部に形成された逃げ部に挿通することで大きくストロークできる。したがって、コンパクト化を図っても、衝撃吸収部が大きく変形できて、高い衝撃吸収性能を確保できる。 In addition, when the shock absorbing portion receives a load from the lower limb from the opposing portion via the drive portion, one surface portion connected to the drive portion moves toward the other surface portion facing in the input direction from the lower limb, The curved portion connecting these surface portions is bent to absorb the impact. At this time, the driving portion approaching the other surface portion together with the one surface portion can be inserted into the escape portion formed on the other surface portion so that a large stroke can be made. Therefore, even if the size is reduced, the shock absorbing portion can be greatly deformed, and high shock absorbing performance can be ensured.
請求項2に係る発明によれば、衝撃吸収部の一方の面部における曲部から離間した位置に駆動部が連結されているため、衝撃吸収部が下肢からの荷重を対向部から駆動部を介して受けたときに、一方の面部が曲部を効率良く曲げることになり、より効率的な衝撃吸収が可能となる。 According to the second aspect of the present invention, since the drive unit is connected to a position separated from the curved portion on one surface portion of the impact absorbing unit, the impact absorbing unit receives a load from the lower limb from the opposing unit via the drive unit. When this is received, one surface portion bends the curved portion efficiently, and more efficient shock absorption becomes possible.
本発明の第1実施形態の可動ニーボルスタを図1および図2を参照して以下に説明する。 A movable knee bolster according to a first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. 1 and 2.
図1は、車両11の車室12内の前部を示す斜視図であって、車室12内には前部にインストルメントパネル13が設けられている。このインストルメントパネル13には、ステアリングホイール14に連結された図示略のステアリングシャフトを支持するステアリングサポートメンバ15が車幅方向に沿って設けられており、このステアリングサポートメンバ15の両端が車体骨格部材である図示略のフロントピラーに固定される。このステアリングサポートメンバ15は、剛性の高い円筒状の鋼材からなっており、左右のフロントピラーを結ぶことで車体剛性を高める機能も有している。
FIG. 1 is a perspective view showing a front portion in a
そして、第1実施形態の可動ニーボルスタ20は、インストルメントパネル13の助手席(前部席)21側に設けられて助手席に着席した乗員の下肢を保護する。この可動ニーボルスタ20は、車室12内の意匠面を構成し、助手席21に着席した乗員の下肢に対向する対向部22をこの乗員の下肢に対し進退させるものである。ここで、図1では、対向部22が乗員に対し後退した状態を実線で、前進した状態を二点鎖線で示している。
The
図2は、可動ニーボルスタ20の対向部22の意匠面を構成する図1に示すカバー23を除く機構構成を示す斜視図である。可動ニーボルスタ20は、ステアリングサポートメンバ15に車幅方向に所定の間隔をあけて固定される複数具体的には一対の衝撃吸収部材(衝撃吸収部)25を有している。これらの衝撃吸収部材25は、板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、それぞれが、全体として面状をなしステアリングサポートメンバ15の乗員から見て裏側に固定されて下方に延出する面部(他方の面部)26と、この面部26の下縁部から湾曲しつつ車室内側に折り返す湾曲部(曲部)27と、全体として面状をなして湾曲部27の面部26とは反対側の縁部から上方に延出する面部(一方の面部)28とを有しており、側面視が略U字状をなしている(言い換えれば、湾曲部27は面部26,28同士を繋いでいる)。
FIG. 2 is a perspective view showing a mechanism configuration excluding the
面部26は、ステアリングサポートメンバ15に上端部において固定されるとともにステアリングサポートメンバ15から下方に延出する上板部30と、上板部30の下縁部から屈曲して車室内側に若干延出する段板部31と、段板部31の車室内側の端縁部から屈曲して下方に延出する下板部32とを有しており、下板部32の下縁部に湾曲部27が繋がっている。そして、面部26には、上板部30、段板部31および下板部32にかけて、車幅方向中央に、上方に開口する切欠状の逃げ部33が形成されている。
The
面部28の車幅方向中央には、上部側に偏って穴部35が形成されている。
A
ここで、衝撃吸収部材25には、強度を向上するための一対の段差状のビード部36が、それぞれ車幅方向の位置は一定で、面部26の段板部31における逃げ部33側から、下板部32、湾曲部27および面部28まで延在形成されている。また、湾曲部27および面部28には、一対のビード部36の間位置にも強度を向上するための凸状のビード部37が穴部35の手前位置まで形成されている。
Here, the
また、可動ニーボルスタ20は、ステアリングサポートメンバ15の各衝撃吸収部材25の取付位置における車室内側に固定されるとともに、下方に延出して対応する衝撃吸収部材25に固定される一対の連結部材40を有している。これら一対の連結部材40も板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、それぞれが、対応する衝撃吸収部材25の上板部30の段板部31側に固定される。これら連結部材40も、対応する衝撃吸収部材25の逃げ部33と車幅方向の位置を合わせて下方に開口する切欠部41が車幅方向中央に形成されており、正面視が略コ字状をなしている。
In addition, the
さらに、可動ニーボルスタ20は、板状の鋼材がプレス成形されて形成され、ステアリングサポートメンバ15の各衝撃吸収部材25の取付位置における下面に固定されるとともに、車室内側に延出して対応する衝撃吸収部材25の面部28の穴部35よりも上側に固定される一対の連結部材43を有している。
Further, the
一対の衝撃吸収部材25には、それぞれの車室内側の面部28の他方の面部26側に、板状の鋼材がプレス成形されて形成される支持台部45が固定されている。これらの支持台部45は、面部28の穴部35よりも湾曲部27側に固定される図示略の底板部と、底板部の車幅方向両側から立ち上がる一対の壁板部47とを有しており、一対の壁板部47の湾曲部27側には、車幅方向に沿って回動軸48が架設されている。また、一対の壁板部47は、面部28の穴部35の両側に位置するように底板部よりも湾曲部27とは反対側に延出しており、これらの延出部分にも車幅方向に沿って回動軸49が架設されている。この回動軸49は湾曲部27から離間した位置に設けられている。
A pair of
一対の支持台部45の両回動軸48には、対向部22の図1に示すカバー23を保持する保持部材52が回動可能に支持されている。この保持部材52も、板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、両側の回動軸48の相反側に支持され、各回動軸48から車室内側に延出する一対の延出板部53と、これら延出板部53の延出先端側同士を結ぶ連結板部54と、連結板部54から各延出板部53と対向するように車室外側に延出する一対の対向板部55とを有している。車幅方向一側の延出板部53および対向板部55には、車幅方向に沿う回動軸56が架設されており、車幅方向他側の延出板部53および対向板部55にも、車幅方向に沿う回動軸56が架設されている。
A
そして、保持部材52の車幅方向一側の回動軸56とこれと同側の支持台部45の回動軸49とを結ぶように駆動部58が配置されており、保持部材52の車幅方向他側の回動軸56とこれと同側の支持台部45の回動軸49とを結ぶように駆動部58が配置されている。その際に、これら一対の駆動部58は、それぞれ、配設される側の衝撃吸収部材25に対し外側にある回動軸56から面部28の穴部35を通ってこの衝撃吸収部材25の内側に挿入されて衝撃吸収部材25の内側にある回動軸49に連結されている。つまり、駆動部58は一部が衝撃吸収部材25内に位置するように設けられている。
A
これら一対の駆動部58は、それぞれ、シリンダ60と、シリンダ60内に設けられ、図示略の電動モータの駆動でシリンダ60に対し進退するシャフト61とを有する剛体であり、全体として伸縮可能になっている。駆動部58は、シリンダ60が衝撃吸収部材25側の回動軸49に回動可能に連結され、シャフト61が保持部材52の回動軸56に回動可能に連結されていて、シリンダ60に対しシャフト61の進退で保持部材52つまり対向部22を回動させて乗員に対して進退させる。つまり、駆動部58は、シャフト61を最も後退させた縮長状態では保持部材52を車室外側に位置させることになり、このとき、保持部材52とこれに固定されたカバー23とからなる対向部22は、図1に実線、図2に二点鎖線で示すように乗員に対して最も後退した位置に位置することになる。他方、シャフト61を最も前進させた伸長状態では保持部材52を車室内側に位置させることになり、このとき、対向部22は図1に二点鎖線、図2に実線で示すように乗員に対して最も前進した位置に位置することになる。なお、一対の駆動部58は同期して同様に駆動される。
Each of the pair of
このような可動ニーボルスタ20は、対向部22が乗員に対して最も後退した位置を待機位置としており、例えば乗員の助手席21への着座が助手席21に設けられた図示略の着座センサで検出されると、対向部22を乗員に向け前進させる。これにより、車両衝突時等にこの対向部22で乗員の下肢を支承する。このとき、駆動部58は揺動するが、この揺動を許容するように穴部35、逃げ部33、切欠部41の大きさ等が設定されている。
In such a movable knee bolster 20, the position where the facing
ここで、車両衝突時に乗員から対向部22が荷重を受けると、対向部22がその回動軸56に一端側で連結された駆動部58を押圧することになり、その結果、駆動部58の他端側に連結された回動軸49を支持する支持台部45およびこれが固定された衝撃吸収部材25の車室内側の面部28が車室外側に荷重を受けることになる。この荷重が所定値を超えると、駆動部58に連結された衝撃吸収部材25の車室内側の面部28が、下肢からの入力方向つまり車室内外方向において相対する車室外側の面部26に向けて移動し、これら面部26を繋ぐ湾曲部27を塑性変形で曲げるとともに連結部材43を塑性変形で曲げて衝撃を吸収することになる(言い換えれば、衝撃吸収部材25が、対向部22の乗員の下肢との当接時に塑性変形する)。このとき、車室内側の面部28とともに車室外側の面部26に近づく駆動部58が車室外側の面部26に形成された逃げ部33に挿通することでこの面部26に当接することなくストロークする(言い換えれば、衝撃吸収部材25の塑性変形時に駆動部58を挿通可能な逃げ部33が面部26に形成されている)。
Here, when the facing
以上に述べた第1実施形態の可動ニーボルスタ20によれば、対向部22を乗員に対して進退させる駆動部58が衝撃吸収部材25内に設けられているため、全体としてコンパクトになり、インストルメントパネル13における配置スペースを広く必要とせず、小さなスペースで完結できる。したがって、インストルメントパネル13における配置スペースを縮小でき、他の機能部品の設計自由度への影響を抑えることができる。
According to the movable knee bolster 20 of the first embodiment described above, since the
また、衝撃吸収部材25は、下肢からの荷重を対向部22から駆動部58を介して受けると、駆動部58に連結された一方の面部28が下肢からの入力方向において相対する他方の面部26に向けて移動し、これら面部26,28を繋ぐ湾曲部27を曲げて衝撃を吸収することになるが、このとき面部28とともに面部26に近づく駆動部58が面部26に形成された逃げ部33に挿通することで大きくストロークできる。したがって、コンパクト化を図っても、衝撃吸収部材25が大きく変形できて、高い衝撃吸収性能を確保できる。
Further, when the
さらに、衝撃吸収部材25の面部28における湾曲部27から離間した位置に駆動部58が連結されているため、衝撃吸収部材25が下肢からの荷重を対向部22から駆動部58を介して受けたときに、面部28が湾曲部27を効率良く曲げることになり、より効率的な衝撃吸収が可能となる。
Furthermore, since the
なお、衝撃吸収部材25の塑性変形時に駆動部58を挿通させる逃げ部33を切欠状ではなく、穴状にしても良い。
Note that the
次に、本発明の第2実施形態の可動ニーボルスタを主に図3を参照して第1実施形態との相違部分を中心に以下に説明する。第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。 Next, a movable knee bolster according to a second embodiment of the present invention will be described below with reference mainly to FIG. 3 focusing on the differences from the first embodiment. The same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
第2実施形態の可動ニーボルスタ70も、ステアリングサポートメンバ15に車幅方向に所定の間隔をあけて固定される複数具体的には一対の衝撃吸収部材(衝撃吸収部75を有している。これらの衝撃吸収部材75は、板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、それぞれが、全体として面状をなしステアリングサポートメンバ15の乗員から見て表側に固定されて車室内側(乗員側)に延出する面部(他方の面部)76と、この面部76の車室内側の縁部から湾曲しつつ車室外側に折り返す湾曲部(曲部)77と、全体として面状をなして湾曲部77の面部76とは反対側の縁部から車室外側に延出する面部(一方の面部)78とを有しており、側面視が略U字状をなしている(言い換えれば、湾曲部77は面部76,78同士を繋いでいる)。
The movable knee bolster 70 of the second embodiment also has a plurality of specifically shock absorbing members (shock absorbing portions 75) fixed to the
面部76の湾曲部77側には、車幅方向中央に、穴状の逃げ部80が形成されている。
また、面部78の湾曲部77とは反対側には、車室外側に開口する切欠部81が車幅方向中央に形成されている。
On the
Further, on the side opposite to the
ここで、衝撃吸収部材75には、強度を向上するための凸状のビード部82が、車幅方向の中央部に、面部76の逃げ部80よりも車室外側から、湾曲部77および面部78まで延在形成されている。
Here, the
また、可動ニーボルスタ70は、ステアリングサポートメンバ15の各衝撃吸収部材75の取付位置における下側に固定されるとともに、車室内側に延出して対応する衝撃吸収部材75に固定される一対の連結部材85を有している。これらの連結部材85も板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、それぞれが対応する衝撃吸収部材75の面部76の逃げ部80よりも車室外側に固定される。これら連結部材85には、車幅方向の中央に、車室内側に開口する切欠部86が形成されており、平面視略コ字状をなしている。
The movable knee bolster 70 is fixed to the lower side of the
さらに、可動ニーボルスタ70は、各衝撃吸収部材75の上側の面部76に固定されるとともに、連結部材85の切欠部86を通って下方に延出して下側の面部78に固定される一対の連結部材88を有している。これらの連結部材88も板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、下部が下端側ほど幅広となる形状をなしており、この部分の車幅方向の中央に、下側に開口する切欠部89が形成され、正面視略逆Y字状をなしている。
Further, the movable knee bolster 70 is fixed to the
一対の衝撃吸収部材75の下側の面部78の上面には、板状の鋼材がプレス成形されて形成される支持台部91がそれぞれ固定されている。支持台部91は、面部78の湾曲部77側に車幅方向に沿って立設される中間板部92と、この中間板部92の車幅方向両側から屈曲して車室外側に延出する一対の壁板部93と、各壁板部93の下縁部から相互離間方向に延出して面部78の切欠部81よりも湾曲部77側に固定される一対(一方のみ図示)の底板部94と、底板部94の車幅方向両側縁部から下方に屈曲し車室内側に延出する一対の支持板部95とを有している。一対の壁板部93には、車幅方向に沿う回動軸96が架設されており、一対の支持板部95にも、車幅方向に沿う回動軸97が架設されている。
On the upper surfaces of the
一対の支持台部91の両回動軸97には、対向部22の意匠面を構成するカバー(図3では図示略)を保持する保持部材100が回動可能に連結されている。この保持部材100も、板状の鋼材がプレス成形されて形成されるもので、両側の回動軸97のそれぞれの両端側に連結されて車室内側に延出する二対の延出板部101と、これら延出板部101の延出先端側同士を結ぶとともに車室外側に延出する主板部102と、主板部102の車室外側から上方に延出する二対の支持板部103とを有している。車幅方向一側の一対の支持板部103には、車幅方向に沿って回動軸104が架設されており、図示は略すが車幅方向他側の一対の支持板部103にも、車幅方向に沿って回動軸104が架設されている。
A holding
そして、保持部材100の車幅方向一側の回動軸104とこれと同側の支持台部91の回動軸96とを結ぶように駆動部108が配置されており、保持部材100の車幅方向他側の回動軸104とこれと同側の支持台部91の回動軸96とを結ぶように駆動部108が配置されている。その際に、これら一対の駆動部108は、それぞれ対応する衝撃吸収部材75に対し外側にある回動軸104から面部78の切欠部81を通って衝撃吸収部材75の内側に挿入されて衝撃吸収部材75の内側の回動軸96に連結されている。つまり、駆動部108は一部が衝撃吸収部材75内に位置するように設けられている。
The
これら一対の駆動部108は、それぞれ、シリンダ110と、シリンダ110内に設けられた図示略の電動モータの駆動でシリンダ110に対し進退するシャフト111とを有する剛体であり、全体として伸縮可能になっている。駆動部108は、シリンダ110が衝撃吸収部材75側の回動軸96に回動可能に連結され、シャフト111が保持部材100の回動軸104に回動可能に連結されていて、シリンダ110に対しシャフト111の進退で保持部材100を回動させて乗員に対して進退させる。つまり、駆動部108は、シャフト111を最も後退させた縮長状態では保持部材100を図3に二点鎖線で示すように車室外側に位置させることになり、このとき、保持部材100は乗員に対して最も後退した位置に位置することになる。他方、シャフト111を最も前進させた伸長状態では図3に実線で示すように保持部材100を車室内側に位置させることになり、このとき、保持部材100は乗員に対して最も前進した位置に位置することになる。一対の駆動部108は同期して同様に駆動される。
Each of the pair of
このような第2実施形態の可動ニーボルスタ70は、保持部材100が乗員に対して最も後退した位置を待機位置としており、例えば乗員の助手席21への着座が助手席21に設けられた図示略の着座センサで検出されると、保持部材100を乗員に向け前進させる。このとき、駆動部108が揺動するが、この揺動を許容するように衝撃吸収部材75の切欠部81および連結部材88の切欠部89が設定されている。
In such a movable knee bolster 70 of the second embodiment, the position where the holding
ここで、車両衝突時に乗員から荷重を受けると、保持部材100がその回動軸104に一端側が連結された駆動部108を押圧することになり、その結果、駆動部108の他端側を回動軸96で支持する支持台部91およびこれが固定された衝撃吸収部材75の下側の面部78が前上がりに荷重を受けることになる。この荷重が所定値を超えると、駆動部108に連結された衝撃吸収部材75の面部78が、下肢からの入力方向つまり前上がり方向において相対する上側の面部76に向けて移動し、これら面部76,78を繋ぐ湾曲部77を塑性変形で曲げるとともに連結部材88を塑性変形で曲げて衝撃を吸収することになる(言い換えれば、衝撃吸収部材75が、対向部の乗員の下肢との当接時に塑性変形する)。このとき、下側の面部78とともに上側の面部76に近づく駆動部108が上側の面部76に形成された逃げ部80に挿通することでこの面部76に当接することなくストロークする(言い換えれば、衝撃吸収部材75の塑性変形時に駆動部108を挿通可能な逃げ部80が面部76に形成されている)。
Here, when a load is received from the occupant during a vehicle collision, the holding
以上に述べた第2実施形態の可動ニーボルスタ70においても、駆動部108が衝撃吸収部材75内に設けられているため、第1実施形態と同様、全体としてコンパクトになる。
Also in the movable knee bolster 70 of the second embodiment described above, since the
また、衝撃吸収部材75は、下肢からの荷重を保持部材100から駆動部108を介して受けると、駆動部108に連結された一方の面部78が下肢からの入力方向において相対する他方の面部76に向けて移動し、これら面部76,78を繋ぐ湾曲部77を曲げて衝撃を吸収することになるが、このとき一方の面部78とともに他方の面部76に近づく駆動部108が他方の面部76に形成された逃げ部80に挿通することで大きくストロークできる。したがって、コンパクト化を図っても、衝撃吸収部材75が大きく変形できて、高い衝撃吸収性能を確保できる。
Further, when the
さらに、衝撃吸収部材75の面部78における湾曲部77から離間した位置に駆動部108が連結されているため、衝撃吸収部材75が下肢からの荷重を駆動部108を介して受けたときに、面部78が湾曲部77を効率良く曲げることになり、より効率的な衝撃吸収が可能となる。
Further, since the
なお、衝撃吸収部材75の塑性変形時に駆動部108を挿通させる逃げ部80を、穴状ではなく、切欠状にすることも可能である。
Note that the
11 車両
13 インストルメントパネル
20 可動ニーボルスタ
21 助手席(前部席)
22 対向部
25 衝撃吸収部材(衝撃吸収部)
26,28 一対の面部
27 湾曲部(曲部)
33 逃げ部
58 駆動部
70 可動ニーボルスタ
75 衝撃吸収部材(衝撃吸収部)
76,78 一対の面部
77 湾曲部(曲部)
80 逃げ部
108 駆動部
11
22
26, 28 A pair of surface parts 27 A curved part (curved part)
33
76, 78 A pair of surface parts 77 A curved part (curved part)
80
Claims (5)
乗員の下肢に対向する対向部と、
該対向部を乗員に対して進退させる駆動部と、
乗員の下肢との当接時に塑性変形可能な衝撃吸収部とを備え、
前記衝撃吸収部は、前記下肢からの入力方向において相対する下肢近傍側の面部および該下肢近傍側の面部よりも下肢から離間する下肢遠方側の面部と、前記下肢近傍側の面部と前記下肢遠方側の面部とを繋ぐ曲部と、を備え、
前記下肢近傍側の面部に前記駆動部が連結されるとともに、前記下肢遠方側の面部に前記衝撃吸収部の塑性変形時に前記駆動部が挿通可能な逃げ部が形成され、
前記駆動部が前記下肢近傍側の面部と前記下肢遠方側の面部との間に設けられていることを特徴とする可動ニーボルスタ。 A movable knee bolster provided on an instrument panel of a vehicle and protecting a lower limb of an occupant seated in a front seat,
A facing portion facing the lower limb of the occupant;
A drive section for moving the facing section forward and backward with respect to the occupant;
With a shock absorber that can be plastically deformed when in contact with the lower limbs of the occupant,
The shock absorbing portion includes a surface portion on the lower limb vicinity side facing in the input direction from the lower limb, a surface portion on the far limb side farther from the lower limb than the surface portion on the lower limb vicinity, a surface portion on the lower limb vicinity side, and the lower limb distant side. A curved portion connecting the side surface portion,
The driving part is connected to the surface part near the lower limb, and a relief part through which the driving part can be inserted at the time of plastic deformation of the shock absorbing part is formed on the surface part on the far side of the lower limb,
The movable knee bolster characterized in that the drive unit is provided between a surface part near the lower limb and a surface part far from the lower limb .
前記駆動部は、前記穴部を通って前記対向部に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の可動ニーボルスタ。4. The movable knee bolster according to claim 1, wherein the driving unit is connected to the facing unit through the hole. 5.
前記駆動部は、前記切欠部を通って前記対向部に連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の可動ニーボルスタ。4. The movable knee bolster according to claim 1, wherein the driving unit is connected to the facing unit through the notch. 5.
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006172618A JP4727512B2 (en) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | Movable knee bolster |
| US11/820,057 US7584995B2 (en) | 2006-06-22 | 2007-06-18 | Actuatable knee bolster |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006172618A JP4727512B2 (en) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | Movable knee bolster |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008001226A JP2008001226A (en) | 2008-01-10 |
| JP4727512B2 true JP4727512B2 (en) | 2011-07-20 |
Family
ID=39005961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006172618A Expired - Fee Related JP4727512B2 (en) | 2006-06-22 | 2006-06-22 | Movable knee bolster |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4727512B2 (en) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8181991B2 (en) | 2009-05-21 | 2012-05-22 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Instrument panel with positive locking capabilities |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4428982B2 (en) * | 2003-10-14 | 2010-03-10 | トヨタ自動車株式会社 | Knee protector |
| JP2006206015A (en) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Calsonic Kansei Corp | Knee protection device for vehicle |
-
2006
- 2006-06-22 JP JP2006172618A patent/JP4727512B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008001226A (en) | 2008-01-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5967292B2 (en) | Vehicle front structure | |
| CN202827426U (en) | Front structure of vehicle and bumper system used for vehicle | |
| JP5975168B2 (en) | Vehicle front structure | |
| US10611410B2 (en) | Front chassis structure for automobile | |
| US9180913B2 (en) | Vehicle front end structure | |
| US7185917B2 (en) | Knee bolster structure | |
| US9446795B2 (en) | Structure for reinforcing front vehicle body | |
| JP2010064667A (en) | Vehicle sub-frame structure | |
| WO2012023303A1 (en) | Body structure of vehicle | |
| JP4727512B2 (en) | Movable knee bolster | |
| JP4354344B2 (en) | Vehicle cowl structure | |
| JP4792303B2 (en) | Shock absorber for vehicle | |
| CN102395503A (en) | Impact absorbing apparatus of vehicle steering column | |
| JP5236443B2 (en) | Body strength member structure | |
| JP3705025B2 (en) | Auto body front structure | |
| JP5399760B2 (en) | Body front structure | |
| CN110884569A (en) | Vehicle body front structure | |
| JP2008056142A (en) | Movable knee bolster | |
| JP2016078542A (en) | Vehicle body structure of vehicle rear part | |
| JP6252080B2 (en) | Auto body front structure | |
| JP2011110991A (en) | Vehicular front structure | |
| JP2009040167A (en) | Knee bracket | |
| JP3610938B2 (en) | Body front structure | |
| KR100747264B1 (en) | Reinforcement structure of dashboard under vehicle | |
| JP2006327248A (en) | Shock absorbing member for vehicle |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081127 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101224 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110228 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110405 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110413 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422 Year of fee payment: 3 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |