JP4822922B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
また、防漏壁を、起立した基壁部と、該基壁部の高さ方向中間部から幅方向内方に延出した重層部とから構成することも知られている(例えば、下記特許文献1参照)。重層部を設けることにより、防漏壁において部分的に基壁部の上端部を位置を低くすることができる。
第1実施形態の生理用ナプキン1は、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は液難透過性の裏面シート3及び液保持性の吸収体4を備えている。吸収体4は、表面シート2と裏面シート3との間に介在されている。
尚、「長手方向」及び「幅方向」というときは、特に明記のない限り、それぞれ「吸収性物品の長手方向」及び「吸収性物品の幅方向」を意味する。「上面」及び「下面」というときは、それぞれ「肌当接面(側の面)」及び「非肌当接面(側の面)」を意味する。
中央シール部76は、表面シート2と下層吸収体42とを接合しているが、表面シート2と上層吸収体41とは接合していない。また、平面視において、上層吸収体41の外形と、中央シール部76の外形とは略一致している。従って、上層吸収体41は、表面シート2と下層吸収体42とからなる閉鎖空間に封入されている。
本実施形態における凹凸シートからなる表面シート2は、肌当接面側の第1繊維層21と非肌当接面側の第2繊維層22とからなる。第1繊維層21と第2繊維層22とは、部分的に熱融着されて熱融着部23が形成されている。第1繊維層21は、熱融着部23以外の部位において、圧縮弾性を有する多数の凸部24を形成している。
各凸部24は、それぞれドーム状をなしており、その内部は第1繊維層21を構成する繊維で満たされている。また、各凸部24が形成された部分における第1繊維層21と第2繊維層22との界面は接合されていないが密着した状態とされている。
サイドシート6の幅(展開状態の幅)は、好ましくは15〜25mm、更に好ましくは15〜40mmである。
凹凸シートからなる表面シート2の肌当接面側とサイドシート6の非肌当接面側とは、図6に示すように、凹凸シートの凸部24において散点状に接合されていることが好ましい。このように接合されている構成においては、境界領域Sにおいて、隣接する凸部24間に空隙が形成される。従って、表面シート2の肌当接面側を幅方向に伝わる体液は、隣接する凸部24間の前記空隙を通じて境界領域Sの中に流入し、一時保持される。このように、境界領域Sには、液を一時保持し得る液一時保持空間が形成されている。
吸収体4の幅方向外方それぞれには、長手方向に沿って一対の防漏壁5,5が配設されている。防漏壁5は、生理用ナプキン1の前端部Cと後端部Dとの間に亘って配されている。
防漏壁5は、吸収体4の側面43に沿って設されており、弾性伸縮部52の上面(肌当接面側)は、吸収体4の上面(肌当接面側)と略平行である。弾性伸縮部52は、少なくとも排泄部対向部Aにおいて着用者の肌に面状に当接するようになっている。
重層部58が設けられることにより、後方部Bにおける基壁部51の上端部54から裏面シート3までの厚み方向距離は、排泄部対向部Aにおける該厚み方向距離よりも短くなっている。また、基壁部51における重層部58から弾性伸縮部52の内方張出部52Aまでの高さHは、好ましくは2〜10mm、更に好ましくは2〜5mmである。
防漏壁5においては、基壁部51における実質的に起立している部分は、実質的に平面状となっていることが好ましい。
裏面シート3は、単層シートでも積層シートでもよく、この積層シートは、液不透過性シートと液透過性シートとの積層体であってもよい。
また、本実施形態における防漏壁5は、基壁部51と弾性伸縮部52とが一体的に形成されているが、基壁部51と弾性伸縮部52とを別々に製造し、それらを接合して形成することもできる。
基壁部51における実質的に起立している部分は、実質的に平面状となっている。そのため、装着時に防漏壁5が着用者の体に当接したときに、防漏壁5についての吸収性物品の面方向の動きが低減し、幅方向内側又は外側への倒れ込みも防止できる。
対向面接合部57は、重層部58の折り返された対向面における幅方向外方に設けられている。そのため、基壁部51における実質的に起立している部分は、実質的に平面状の形状を維持し易い。
重層部58は、表面シート2及びサイドシート6の両方の肌当接面側に直接的に又は間接的に接合されていてもよく、サイドシート6のみの肌当接面側に直接的に又は間接的に接合されていてもよい。
重層部58の折り重ね回数、重層部58の幅、重層部58の折り重ねられた対向面における対向面接合部57の位置、重層部58の重層部接合部56の位置等は、適宜設定することができる。
サイドシート6は、吸収体4の側面43を覆っていれば、吸収体4の非肌当接面側まで巻き込まれていなくてもよい。例えば、サイドシート6が吸収体4の側面43を覆い、側面43から外方に延出され、裏面シート3と接合される形態においては、防漏壁5の基壁部51は、サイドシート6の側部に固定されていてもよく、裏面シート3に固定されていてもよい。
本発明は、生理用ナプキンの他、失禁パッド、パンティライナー、使い捨ておむつ等に適用することができる。
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 防漏壁
51 基壁部
52 弾性伸縮部
57 対向面接合部
58 重層部
6 サイドシート
9 弾性部材
A 排泄部対向部
B 後方部
Claims (3)
- 表面シート、裏面シート、両シート間に介在された吸収体、該吸収体の幅方向外方それぞれに長手方向に沿って配設された防漏壁を備えた生理用ナプキンであって、
長手方向に、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される部位である排泄部対向部と、該排泄部対向部よりも着用者の後方に配置される後方部と、前端部と、後端部とを有し、
前記表面シートは、肌当接面側に突出した多数の凸部を有する凹凸シートからなり、
前記表面シートの長手方向両側部それぞれには、撥水性のサイドシートが接合されており、
前記表面シートの前記凹凸シートの肌当接面側と前記サイドシートの非肌当接面側とは、隣接する前記凸部間に空隙が形成されるように、該凹凸シートの該凸部において、散点状に接合されており、
前記吸収体は、上層吸収体及び下層吸収体からなる2層構造を有し、該上層吸収体は、該下層吸収体より長さが短く、幅が狭くなっており、前記排泄部対向部に配され、中高領域を形成しており、
前記防漏壁は、前記吸収体の幅方向外方から起立した基壁部と、該基壁部の上端部に連設された面状の弾性伸縮部と、該基壁部の高さ方向中間部から幅方向内方に延出した重層部とを備えており、
前記防漏壁は、前記排泄部対向部及び前記後方部においては起立しており、且つ前記前端部及び前記後端部においては、前記弾性伸縮部が前記表面シートに固定されることで起立が阻害されており、
前記重層部は、前記排泄部対向部よりも後方の前記後方部において、前記防漏壁を形成する防漏壁形成用シートが、前記基壁部の高さ方向中間部において幅方向内方に延出するように山折りに折り重ねられて形成されており、該重層部は、折り重ねられた対向面が対向面接合部により接合されて折り重ね形態を維持しており、
前記重層部は、前記サイドシートの肌当接面側に直接的に又は間接的に接合されている生理用ナプキン。 - 前記基壁部における実質的に起立している部分は、実質的に平面状となっている請求項1に記載の生理用ナプキン。
- 前記対向面接合部は、前記重層部の折り返された前記対向面における幅方向外方に設けられている請求項1又は2に記載の生理用ナプキン。
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