JP5276719B2 - 倒立振子型移動体 - Google Patents
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Description
本発明は、車輪等によって移動する倒立振子型の移動体に関する。
従来、倒立振子型移動体として、電動モータにより駆動される複数の車輪と、操作者が搭乗するステップと、このステップに垂直に設けられた姿勢保持用のハンドルと、搭乗した操作者を支持する座席とを有し、倒立振子制御により電動モータを駆動して本体の倒立姿勢を維持するように動作するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載された倒立振子型移動体では、ジャイロセンサ等で検出された本体の傾きや、ステップに内蔵された荷重センサで検出された本体への荷重等の情報に応じて電動モータの駆動が制御されている。この種の倒立振子型移動体においては、車輪の空転を防ぐための1つの方策として、操作者が倒立振子型移動体を持ち運ぶ等の際に倒立振子型移動体に作用する力(例えば、本体において操作者が把持する部位に作用する上向きの力)の情報を必要する場合がある。
しかしながら、上記従来の倒立振子型移動体において、操作者が把持する部位に作用する力を検出するために専用のセンサを設けると、倒立振子型移動体の構成が複雑となり、装置重量が増大し、更にコストも嵩むという問題があった。加えて、上記従来の倒立振子型移動体のように、操作者を支持する座席を備えた構成では、ステップに内蔵された荷重センサから得られる情報だけでは、操作者の荷重や重心の移動を精度良く推定することが難しい。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、単一の力センサを用いて、荷重受け部に作用する力を精度良く検出できるとともに、操作者が移動体を持ち運ぶ等の際に支持部に作用する力を検出可能とする倒立振子型移動体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、移動用の走行ユニットを保持する下部フレームと、当該下部フレームに対して分離可能に接続された上部フレームとを有する倒立振子型移動体であって、前記下部フレームには、外力が入力される入力部を有する力センサが設けられ、前記上部フレームには、操作者または積載物の荷重を受ける荷重受け部と、搭乗状態にない操作者による倒立振子型移動体の支持に供される支持部とが設けられ、当該上部フレームは、前記力センサの入力部を介して前記下部フレームに接続されている構成とする。
また、第2の発明として、前記荷重受け部は、使用可能状態となる使用位置と、使用不能状態となる格納位置との間を移動可能に設けられ、前記使用位置にある場合には、前記支持部の少なくとも一部を覆う構成とすることができる。
また、第3の発明として、前記支持部は、前記荷重受け部が前記格納位置にある場合には、当該荷重受け部よりも上方に位置する構成とすることができる。
上記第1の発明によれば、上部フレームが、荷重受け部および支持部を備えると共に、力センサの入力部を介して下部フレームに接続される構成としたため、単一の力センサを用いて、荷重受け部に作用する力(すなわち、操作者または積載物による荷重や操作者等の重心の移動)を精度良く検出できるとともに、操作者が倒立振子型移動体を持ち運ぶ等の際に支持部に作用する力を検出可能となるという優れた効果を奏する。
また、上記第2の発明によれば、荷重受け部が、使用可能状態にある場合には、支持部を覆って操作者による支持部の使用(すなわち、支持部からの荷重の入力)を妨げる構成としたため、力センサに入力される荷重が荷重受け部からの荷重に限定されて、荷重受け部に作用する力を検出する精度が向上すると共に、力センサの検出結果に基づく倒立振子型移動体の制御が容易となる。
また、上記第3の発明によれば、支持部が、格納位置にある荷重受け部よりも上方に位置するため、搭乗状態にない操作者は、支持部を把持し易くなってその優先的な使用が促され、その結果、力センサに入力される荷重が支持部からの荷重に限定されて、支持部に作用する力を検出する精度が向上すると共に、力センサの検出結果に基づく倒立振子型移動体の制御が容易となる。
また、上記第2の発明によれば、荷重受け部が、使用可能状態にある場合には、支持部を覆って操作者による支持部の使用(すなわち、支持部からの荷重の入力)を妨げる構成としたため、力センサに入力される荷重が荷重受け部からの荷重に限定されて、荷重受け部に作用する力を検出する精度が向上すると共に、力センサの検出結果に基づく倒立振子型移動体の制御が容易となる。
また、上記第3の発明によれば、支持部が、格納位置にある荷重受け部よりも上方に位置するため、搭乗状態にない操作者は、支持部を把持し易くなってその優先的な使用が促され、その結果、力センサに入力される荷重が支持部からの荷重に限定されて、支持部に作用する力を検出する精度が向上すると共に、力センサの検出結果に基づく倒立振子型移動体の制御が容易となる。
以下、図1から図6を参照しながら、本発明の実施形態に係る倒立振子型移動体の詳細について説明する。説明にあたり、倒立振子型移動体およびその構成要素の方向については、図1中の矢印で示す方向にしたがって、上下、前後、左右を定める。
図1に示すように、倒立振子型移動体(以下、単に移動体と略称する)1は、側面視において上下方向の中央に括れ部が形成された略8の字状のハウジング2を有する倒立振子型の一輪車である。ハウジング2は、その括れ部において上下に分離可能に接続された上部フレーム3と下部フレーム4とを有している。
上部フレーム3は、ハウジング2の上半分を構成し、その左右両側には、図2にも示すように、円盤状の座部からそれぞれ構成される左右分離型の格納式のサドル11L,11Rが設けられている。左右のサドル11L,11Rは、搭乗した操作者12の左右の臀部や大腿部をそれぞれ下側から支持することによって操作者12の荷重を受ける。
サドル11L,11Rは、使用可能状態となる使用位置(図3中の2点鎖線参照)と、格納状態(すなわち、使用不能状態)となる格納位置(図1参照)との間を移動可能となっている。サドル11L,11Rは、格納位置において、上部フレーム3を左右方向に貫通するようにして形成された略円筒状のサドル格納部13にそれぞれ格納される。
図3に示すように、サドル11L,11Rは、左右一対のサドルアーム14L,14Rを介して、上部フレーム3内において前後方向に延設された支持軸15に回動自在に支持されている。支持軸15が挿入される左サドルアーム14Lの基端部21は、その円弧状の外周部に2つの固定用の溝22,23が形成されている。また、基端部21の上側近傍には、ばね(図示せず)により下方に付勢されると共に、下方に突設されたキー部25aを有するロック部材25が設けられている。
サドル11Lが使用位置に移動すると、同時に基端部21の第1の溝22が上側に移動し、ロック部材25のキー部25aがサドルアーム14Lの第1の溝22に嵌合する。一方、サドル11Lが格納位置に移動すると、同時に基端部21の第2の溝23が上側に移動し、ロック部材25のキー部25aがサドルアーム14Lの第2の溝23に嵌合する。このようなロック機構により、使用位置および格納位置におけるサドルアーム14Lの移動が規制され、サドル11Lがそれぞれの位置で安定的に保持される。また、上部フレーム3には、ばねの付勢力に抗してロック部材25を上昇させるロック解除機構(図示せず)が設けられており、操作者は、そのロック解除機構を用いてサドルアーム14Lの移動規制を解除することができる。
また、右サドルアーム14Rについても、左サドルアーム14Lと同様のロック機構が設けられている。右サドルアーム14Rは、図示しないリンク機構を介して左サドルアーム14Lに連結されており、一方のサドルアームの回動動作は、他方のサドルアームの回動動作に連動して行われる。
なお、移動体1におけるサドル11L,11Rは、本実施形態のように操作者12が搭乗するために使用するものに限定されず、任意の積載物(例えば、操作者12が運ぶ荷物等)を支持可能とした構成も可能である。その場合、サドル11L,11Rの形状も支持対象に応じて種々の変更が可能である。
上部フレーム3の上壁には、操作者による移動体1の支持に供される格納式のハンドル31が設けられている。ハンドル31は、不使用時は、図1中の実線で示すように、上部フレーム3の上壁に設けられた凹部からなるハンドル格納部32に格納される。一方、ハンドル31は、使用時には、図1中の2点鎖線で示すように、前後の脚部31aが上方にスライドすることにより上部フレーム3の上方に突出する。操作者は、ハンドル31を把持して、移動体1を持ち上げて運んだり、運転停止中の移動体1を支えてその傾倒を防止したりすることができる。
図1に示すように、ハンドル31は、使用時と格納時とに関わらず、サドル11L,11Rが格納位置にある場合には、そのサドル11L,11Rよりも上方に位置するように構成されている。これにより、搭乗状態にない操作者は、ハンドル31を把持し易くなってその優先的な使用が促される。一方、図2,図3に示すように、使用位置にあるサドル11L,11Rは、平面視においてハンドル31上に重なってハンドル31の一部(ここでは、中央部)を覆うように構成されている。これにより、サドル11L,11Rが、使用可能状態にある場合には、ハンドル31を覆って操作者によるハンドル31の使用が妨げられる。
下部フレーム4は、ハウジング2の下半分を構成し、図4に示すように、移動体1の移動に供される走行ユニット40を保持する。走行ユニット40は、主輪41と、主輪41を駆動する左右の駆動体42L,42Rと、駆動体42L,42Rに動力を付与する左右の電動モータ43L,43Rとを主として備える。主輪41は、無端円環状の環状体44と、この環状体44の複数の所定部位における接線方向の軸線周りに回転可能にそれぞれ取り付けられた複数のドリブンローラ45とにより構成されている。また、駆動体42L,42Rは、円錐台形のドライブディスク46L、46Rと、このドライブディスク46L、46Rのテーパ状の周面に所定の間隔をおいて複数取り付けられたドライブローラ47L,47Rにとにより構成されている。ドライブローラ47L,47Rは、その周面が各ドリブンローラ45の周面に接する状態で中心軸D周りに回転自在に配置されている。その中心軸Dは、主輪41の中心軸A(輪中心)に対して、直交および平行の何れでもない傾斜方向に延在する。
また、主輪41は、その左右をドライブローラ47L,47Rにより挟持されるようにして支持され、電動モータ43L,43Rによってドライブディスク46L、46Rが回転駆動されることにより、自身の中心軸Aと同軸のドライブディスク46L、46Rの中心軸Bの周りに回転可能となっている。
更に、図2に示すように、下部フレーム4の左右両側には、操作者12の両足を下側から支持する左右のステップ51L,51Rが設けられている。ステップ51L,51Rは、図示しない軸回りに回動することにより、図1に示す格納状態(使用不能状態)の垂直位置と、図2に示す使用可能状態の水平位置との間を移動可能に設けられている。垂直位置におけるステップ51L,51Rは、下部フレーム4の左右側壁にそれぞれ設けられた凹部からなるステップ格納部52に格納される。
上記構成の上部フレーム3と下部フレーム4とは、図5に示すように、ハウジング2の上下方向の中央に位置する括れ部において互いに接続されている。この接続部位には、荷重センサ60が配置されている。荷重センサ60は、ここでは、z軸方向(鉛直方向)の力およびx軸,y軸回りのモーメントを検出可能な3軸力センサから構成されている。荷重センサ60は、センサ基盤を内蔵するボディ部60aと、このボディ部60aから上方に突出すると共に、検出する外力が入力される略円筒状の入力部60bとを有している。入力部60bの外周にはねじ溝が形成されている。また、ボディ部60aは、センサ支持部材61によって支持されている。
センサ支持部材61は、その周囲4箇所(図5中では前側の2ヶ所のみを示す)にボルト挿通孔を備えた連結部61aが設けられている。また、下部フレーム4の上部における左右壁の内面にはマウント部材62がそれぞれ固着されている。このマウント部材62には、センサ支持部材61の各連結部61aに対応する位置にボルト孔を備えた連結部62aがそれぞれ設けられている。センサ支持部材61は、固定ボルトBをその連結部61aに挿通した状態で、マウント部材62の連結部62aに螺合締結させることにより、下部フレーム4に取り付けられる。また、センサ支持部材61の内部には、ジャイロスコープ等から構成される傾斜センサ64が収容されている。
一方、上部フレーム3のサドル格納部13の下部には、底部中央に円形の開口部65aが形成された接続凹部65が設けられている。接続凹部65は、荷重センサ60の入力部60bの先端側に螺合するナット部材67を締め付けることにより、当該ナット部材67と、入力部60bのねじ溝に螺合締結された固定部材68との間で上下に挟持固定されている。また、下部フレーム4の上部開口を画成する周縁部71は、上部フレーム3の下部開口を画成する周縁部72よりもやや小径に形成されており、周縁部72の内側に遊嵌された状態にある。
このように、移動体1では、上部フレーム3が、操作者または積載物の荷重を受けるサドル11L,11Rを備えると共に、荷重センサ60の入力部60bを介して下部フレーム4に接続される構成としたため、上部フレーム3にはサドル11L,11R等に掛かる荷重を検出するための荷重センサ等を設ける必要がなく、サドル等の構成変更や故障に際して上部フレーム3のみを交換する場合の自由度が高まるという利点がある。
上記構成の移動体1では、主輪41は、傾斜センサ64および荷重センサ60とを用いた倒立振子制御のもとに、上部フレーム3と下部フレーム4との全体を起立姿勢に保ち、一輪車として前後左右斜めの全方向の走行が可能である。図6に示すように、移動体1の制御系は、マイクロコンピュータを含む制御装置81と、電動モータ43L,43Rを駆動するためのモータドライブ回路82L,82Rと、荷重センサ60と、傾斜センサ64とを主として備える。
制御装置81は、傾斜センサ64の検出結果を取得し、公知の演算処理を実施して、移動体1の鉛直方向に対する傾斜角およびその変化速度を算出する。更に、制御装置81は、その算出した傾斜角およびその変化速度と、移動体1の傾斜角の目標値とに基づき、左右の電動モータ43L,43Rの回転角速度の目標値を決定することにより、その目標値にしたがって電動モータ43L,43Rをフィードバック制御する。
また、制御装置81は、荷重センサ60の検出結果として荷重検出値を取得し、その荷重検出値が所定の閾値よりも大きいか否かによって操作者が搭乗(すなわち、サドル11L,11Rに着座)しているか否かを判定する。制御装置81は、予め設定された複数の動作モードを有しており、操作者が搭乗していると判定した場合、動作モードとして搭乗モードを選択する。そして、制御装置81は、荷重センサ60で検出された操作者からの荷重を含む移動体1全体の重心に応じて移動体1の傾斜角の目標値を設定する等、倒立振子制御用の各種パラメータとして搭乗モード用の値を設定する。この場合、移動体1は、使用可能状態にあるサドル11L,11Rがハンドル31に重なって操作者によるハンドル31の使用が妨げられる構成であるため、荷重センサ60に入力される荷重がサドル11L,11Rからの荷重に限定されて荷重センサ60の検出精度(すなわち、操作者が搭乗しているか否かの判定の精度)が向上し、荷重センサ60の検出結果に基づく移動体1の制御が容易となる。
また、制御装置81は、操作者が搭乗していないと判定した場合、動作モードとして自立モードを選択し、操作者からの荷重を含まない移動体1全体の重心点に応じて移動体1の傾斜角の目標値を設定する等、倒立振子制御用の各種パラメータとして自立モード用の値を設定する。
さらに、制御装置81は、操作者が搭乗していないと判定し、かつ、搭乗者がハンドル31を把持して上向きの荷重をかけている(すなわち、荷重センサ60の荷重検出値が負の値である)と判定した場合、動作モードとして停止モードを選択し、主輪41を停止させてその空転を防止する。この場合、移動体1は、ハンドル31がサドル11L,11Rよりも上方に位置して、その優先的な使用が操作者に対して促される構成であるため、荷重センサ60に入力される上向きの荷重がハンドル31からの荷重に限定されて荷重センサ60の検出精度(すなわち、搭乗者がハンドル31を把持して上向きの荷重をかけているか否かの判定の精度)が向上し、荷重センサ60の検出結果に基づく移動体1の制御が容易となる。
なお、上記構成に加え、図3,図6に示すように、サドル11L,11Rが使用位置と格納位置とのいずれに位置するかを判定するサドルセンサ91を設け、その検出結果を制御装置81が利用する構成とすることにより、操作者が搭乗しているか否かの判定の精度をより向上させることができる。同様に、ハンドル31が使用可能状態(上方スライドした突出状態)にあるか否かを判定するハンドルセンサ92を設け、その検出結果を制御装置81が利用する構成とすることにより、搭乗者がハンドル31を把持して上向きの荷重をかけているか否かの判定の精度より向上させることができる。また、場合によっては、サドル11L,11Rとハンドル31との一方が使用状態にある場合に、他方が格納状態でロックされるような選択的ロック機構を設けることもできる。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明に係る倒立振子型移動体は、上述のような一輪車に限らず、車輪(主輪)を複数備えた構成も可能である。また、搭乗状態にない操作者が倒立振子型移動体を支持するための支持部は、少なくとも搭乗者による上部フレームの支持を容易とする構成である限りにおいて、上述のハンドルに限らず種々の変更が可能である。また、操作者が上部フレームの荷重受け部にかける荷重は、サドルへの着座時の荷重に限らず、操作者自身を支えさせる(例えば、倒立振子型移動体を杖のように利用して操作者の歩行を補助する)ためのものでもよい。また、従来技術の場合と同様に、操作者の荷重を受ける荷重センサを左右のステップに更に設けてもよい。なお、上記実施形態に示した本発明に係る倒立振子型移動体の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 倒立振子型移動体
3 上部フレーム
4 下部フレーム
11L,11R サドル(荷重受け部)
12 操作者
13 サドル格納部
31 ハンドル(支持部)
40 走行ユニット
41 主輪
60 荷重センサ(力センサ)
60b 入力部
64 傾斜センサ
65 接続凹部
81 制御装置
3 上部フレーム
4 下部フレーム
11L,11R サドル(荷重受け部)
12 操作者
13 サドル格納部
31 ハンドル(支持部)
40 走行ユニット
41 主輪
60 荷重センサ(力センサ)
60b 入力部
64 傾斜センサ
65 接続凹部
81 制御装置
Claims (3)
- 移動用の走行ユニットを保持する下部フレームと、当該下部フレームに対して分離可能に接続された上部フレームとを有する倒立振子型移動体であって、
前記下部フレームには、外力が入力される入力部を有する力センサが設けられ、
前記上部フレームには、操作者または積載物の荷重を受ける荷重受け部と、搭乗状態にない操作者による倒立振子型移動体の支持に供される支持部とが設けられ、当該上部フレームは、前記力センサの入力部を介して前記下部フレームに接続されていることを特徴とする倒立振子型移動体。 - 前記荷重受け部は、使用可能状態となる使用位置と、使用不能状態となる格納位置との間を移動可能に設けられ、前記使用位置にある場合には、前記支持部の少なくとも一部を覆うことを特徴とする、請求項1に記載の倒立振子型移動体。
- 前記支持部は、前記荷重受け部が前記格納位置にある場合には、当該荷重受け部よりも上方に位置することを特徴とする、請求項2に記載の倒立振子型移動体。
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