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JP5282386B2 - 重連印刷システム - Google Patents

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JP5282386B2 JP2007248368A JP2007248368A JP5282386B2 JP 5282386 B2 JP5282386 B2 JP 5282386B2 JP 2007248368 A JP2007248368 A JP 2007248368A JP 2007248368 A JP2007248368 A JP 2007248368A JP 5282386 B2 JP5282386 B2 JP 5282386B2
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Description

本発明は、重連印刷を行う重連印刷システムに関する。
一般に重連印刷システムは、複数台の印刷装置を重連接続して、同一の印刷媒体、例えば、連続紙などに各印刷装置で順次印刷を行う重連印刷を実行するシステムであり、両面印刷やスポットカラー印刷などに使用される。
特許文献1には、版に基づいて固定データを印刷する版輪転部と、3つのインクジェットヘッドとを備えた印刷装置について開示されている。この印刷装置は、印刷用紙に対して例えば請求書などの印刷を行う。まず、印刷用紙に対して版輪転部により個々の請求書に依存しない共通的な項目の印刷を行う。次に、版輪転部による印刷後の印刷用紙には3つのインクジェットヘッドにより個々の請求書ごとに異なるデータの印刷が行われる。
この場合に、個々の請求書ごとに異なるデータは、ページメモリから1ラインずつのデータが順次読み出され、3つのインクジェットヘッドに適宜振り分けて入力される。これにより、各インクジェットヘッドは、印刷用紙の3ラインごとに1ラインを印刷すればよいので、インクジェットヘッドによる印刷の印刷速度の低さから版輪転部も含めた印刷速度全体が低下することを防止している。
特開平11‐138915号公報
近年のオフセット印刷機に代表される刷版印刷機は印刷速度性能が高く、カラー画像の品質も向上している。このような刷版印刷機は刷版を使用するため、例えば多数枚の請求書を印刷する場合の個々の請求書ごとに異なる部分の印刷データのような可変イメージの印刷を行うことができないという欠点を有している。
これに対して、前述の特許文献1に開示の技術では、個々の請求書に依存しない共通的な項目の印刷は版輪転部で行い、個々の請求書ごとに異なるデータの印刷はインクジェットヘッドで行うようにしているので、前述の刷版印刷機の欠点をインクジェットヘッドによる印刷で補うことができる。
また、前述のとおり、インクジェットヘッドを3つ用意し、各インクジェットヘッドで印刷用紙の3ラインごとに1ラインの印刷をするようにしているので、インクジェットヘッドによる印刷の印刷速度の低さから版輪転部も含めた印刷速度全体が低下することを抑制することができる。
これに対して、電子写真方式のプリンタは、より高速な印刷速度と低ランニングコストとが要求されている近年の高速プリンタの主流となっている。
そこで、高速な印刷速度と低ランニングコストとを実現した電子写真方式のプリンタと、印刷速度が従来に比べて更に向上している刷版印刷機とを重連接続して請求書などの印刷に使用すれば、刷版印刷機とインクジェット方式のプリンタとを重連接続して使用する特許文献1に開示の技術と同様に前述の刷版印刷機の欠点を電子写真方式のプリンタで補うことができるのみならず、電子写真方式のプリンタの印刷速度を刷版印刷機の印刷速度に十分に追従させることができるので、インクジェットヘッドを用いる場合に比べてシステム全体として更に高速な印刷速度と低ランニングコストを実現することができる。
しかしながら、刷版印刷機と電子写真方式のプリンタとを重連接続した場合、インクジェット方式のプリンタとは異なり、電子写真方式のプリンタでは印刷速度を可変することが困難であり、そのため、刷版印刷機と電子写真方式のプリンタとの相互の同期をとることが難しいという不具合がある。
特に、印刷対象に連続紙を用いるときは、連続した同一の用紙に刷版印刷機と電子写真方式のプリンタとのそれぞれで印刷を行うため、特に高い同期精度が要求され、その困難性は特に大きなものとなる。
これに対して、印刷対象がカット紙であれば、刷版印刷機と電子写真方式のプリンタとのうちの一方で印刷した後の用紙をいったんバッファトレイなどにスタックし、他方の装置でこれを再度ピックアップして印刷を行うようにすればよいので、刷版印刷機と電子写真方式のプリンタとの間に特に高い同期精度が要求されることはない。
しかし、この場合は、バッファトレイなどを用意しなければならないので、システム全体の製造コストを高めてしまうという不具合がある。
また、刷版印刷機は、刷版の交換後の印刷においてしばらくの間は十分な印刷状態とならずに損紙が発生してしまうという特質を有している。そこで、この損紙の低減のため、また、刷版の交換後に十分な印刷状態となったか否かをユーザが確認するため、刷版の交換後に印刷状態が安定するまでは刷版印刷機を低印刷速度で運転することが行われている。
したがって、このように刷版印刷機を低速で運転しているときには、当該刷版印刷機と前述のとおり印刷速度を可変することが困難な電子写真方式のプリンタとの同期をとることが難しいという不具合もある。
そこで、本発明の目的は、印刷速度が可変である印刷装置と印刷速度が一定である印刷装置とで重連印刷を行う場合に、これら両印刷装置間の同期をとることができるようにすることである。
(1)本発明は、印刷対象となる印刷媒体を供給する供給装置と、前記供給装置から供給される印刷媒体に対して単位画像の異なる部分を互いに分担して当該単位画像の重連印刷を行うことにより前記印刷媒体に前記単位画像を連続的に印刷する重連接続された複数台の印刷装置を構成し、一部の前記印刷装置は印刷速度が可変であり印刷開始後画像が安定するまでは本印刷時より低速での印刷を行う第1の印刷装置であり、他の一部の前記印刷装置は印刷速度が一定である第2の印刷装置である印刷装置群と、前記第1の印刷装置が印刷開始後に本印刷時より低速での印刷を行っている場合に、前記第2の印刷装置は印
刷動作を行うことなく前記印刷媒体の搬送を行うように制御し、前記第1の印刷装置が本印刷運転を行っている場合は前記第2の印刷装置は印刷動作を行うように制御する印刷制御手段と、を備え、前記第2の印刷装置は、印刷ジョブをすべて印刷し終えたときに、前記第1の印刷装置への停止要求信号の送信を行い、前記第2の印刷装置の印刷動作を停止して、前記第1の印刷装置から送信される搬送パルスに同期した前記印刷媒体の搬送を行うとともに、前記第1の印刷装置は、前記停止要求信号を前記第2の印刷装置から受信したときに、前記第1の印刷装置の運転を停止するシーケンスに移行し、前記第1の印刷装置の印刷動作を停止して前記印刷媒体の搬送も停止する、重連印刷システムである。
(2) (1)の発明において、前記第1の印刷装置が印刷開始後に本印刷時より低速での印刷を行っている場合に、前記第2の印刷装置は印刷動作を行うことなく前記印刷媒体の搬送を行う第1のモードを行なうか、第1の印刷装置が本印刷運転をしている場合には前記第2の印刷装置は印刷動作を行う第2のモードを行なうかを選択的に指示する指示手段と、前記指示手段による指示が前記第1モードか第2モードかに応じて、前記単位画像が前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の両方により印刷を行なったのか、又は前記第1の印刷装置だけで印刷を行なったのかを識別する識別標識を前記単位画像ごとに前記印刷媒体に付する識別標識付加手段と、前記印刷装置群で印刷後の前記印刷媒体について前記各単位画像の前記識別標識を読み取る読取手段と、前記読取手段による前記識別標識の読取りにより、前記単位画像が前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の両方により印刷を行なったのか、又は前記第1の印刷装置だけで印刷を行なったのかを識別する識別手段と、前記識別手段による識別に応じて、前記単位画像が前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の両方により印刷を行なった前記単位画像の印刷媒体と、前記第1の印刷装置だけで印刷を行なった前記単位画像の印刷媒体とを分別する分別手段と、をさらに備えているようにしてもよい。
(3) (2)の発明において、前記識別付加手段は、前記第1の印刷装置の印刷により前記識別標識を付するようにしてもよい。
(4) (1)〜(3)の発明において、前記第2の印刷装置は、前記印刷媒体の搬送方向の前記第1の印刷装置より下流側で当該第1の印刷装置と重連接続されているようにしてもよい。
(5) (1)〜(4)の何れかの発明において、前記第2の印刷装置は、前記印刷媒体の搬送方向の前記第1の印刷装置より上流側で当該第1の印刷装置と重連接続されているようにしてもよい。
(6) (1)〜(4)の何れかの発明において、前記供給装置は、前記印刷媒体である連続紙をロール状に巻いた状態で収納していて、当該連続紙を前記印刷装置群に供給し、前記第1の印刷装置は、刷版印刷により印刷を行う印刷装置であり、前記第2の印刷装置は、電子写真により印刷を行う印刷装置であるようにしてもよい。
(7) (2)〜(5)の何れかの発明において、前記第2の印刷装置は、電子写真により印刷を行い、感光体と、前記感光体上を帯電させる帯電器と、前記帯電後の前記感光体上に静電潜像を光書込みする露光光源と、前記感光体上の静電潜像をトナーにより現像する現像器と、前記感光体上のトナー画像を前記印刷媒体上に転写する転写器と、前記転写器を前記感光体の表面に対して選択的に近接させ又は離隔させる駆動装置と、前記指示手段により前記印刷装置群による印刷を前記第1のモードで行うとの指示があったときは、前記駆動装置により前記転写器を前記感光体の表面に対して近接させ、前記指示手段により前記印刷装置群による印刷を前記第2のモードで行うとの指示があったときは、前記駆動装置により前記転写器を前記感光体の表面から離隔させる駆動制御手段と、を備えているようにしてもよい。
(1)の発明によれば、第1の印刷装置において印刷開始後に画像が安定するまでの印刷媒体の損失が生じる間は、印刷媒体の搬送速度を第2の印刷装置の搬送速度より低速として、第1の印刷装置による印刷は行なうので、印刷媒体の損失を低減し、第1の印刷装置による印刷が安定したか否かをユーザが十分に確認できる。しかし、この場合は第2の印刷装置による印刷動作は休止するので、第1の印刷装置と第2の印刷装置との同期がとれない不具合を防止することができる。また、第2の印刷装置による無駄な印刷を防止できるので、システムのランニングコストを低減することができる。
(2)の発明によれば、両印刷装置で正常に印刷した印刷物とそうでない印刷物とを容易に分別することができる。
(3)の発明によれば、識別標識を付すための特別な装置が不要であるので、製造コストを低減することができる。
(4)の発明によれば、第1の印刷装置で印刷後の単位画像に容易に位置合わせして第2の印刷装置で印刷することができる。
(5)の発明によれば、第1の印刷装置で刷版印刷などを行う場合でも、乾ききっていない刷版印刷のインキで第2の印刷装置のプリンタエンジンが汚れて印刷が汚くなることを防止することができる。
(6)の発明によれば、電子写真による印刷と刷版印刷との重連印刷を行うことができる。
(7)の発明によれば、電子写真による第2の印刷装置で印刷動作を行わずに印刷媒体の搬送を行なうときに転写器が搬送の邪魔になることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について複数例説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の一実施の形態である重連印刷システムの全体構成を示す説明図である。
一般に重連印刷システムは、複数台の印刷装置を重連接続して、同一の印刷媒体、例えば、連続紙などに各印刷装置で順次印刷を行う重連印刷を実行するシステムであり、本実施の形態の重連印刷システム1は、複数台の印刷装置、本例では、2台の印刷装置である印刷装置2と印刷装置3とが重連接続されていて、この2台の印刷装置で重連印刷を行う。
まず、給紙装置4(供給装置)は、印刷を行う印刷媒体を連続的に供給する。本例の印刷媒体は具体的には連続紙Pであり、給紙装置4は、この連続紙Pをロール状に巻いた状態で収納しており、この連続紙Pを重連印刷システム1に連続的に供給する。
次に、印刷装置群を構成する印刷装置2と印刷装置3について説明する。給紙装置4が供給する連続紙Pに対しては、まず、印刷装置2(第1の印刷装置)が両面印刷を行い、次に、この印刷後の連続紙Pに対して当該連続紙Pの搬送経路上で印刷装置2より下流側に位置する印刷装置3(第2の印刷装置)が両面印刷を行う。この印刷装置2、印刷装置3は、給紙装置4が供給する同一の連続紙Pに対して単位画像を連続的に印刷する。この単位画像(印刷物の画像)は本例では帳票の画像であり、各帳票を連続紙Pに連続的に印刷する。この場合に、印刷装置2と印刷装置3とは、同一の帳票の異なる部分を互いに分担して連続紙Pに対し当該帳票を重連印刷する。
より具体的には、本例において、この帳票は例えば請求書などであり、基本フォームは各帳票で共通であるが、当該請求書の宛先の氏名又は名称及び住所、並びに当該請求書の請求項目などは各帳票で異なるものである。そして、重連印刷システム1では、各帳票において共通の基本フォームなどの固定データを印刷装置2で印刷し、その後、宛先の氏名又は名称及び住所、並びに請求項目など各帳票において異なる内容の可変データは印刷装置3により印刷することで、印刷装置2と印刷装置3とで印刷の分担を行っている。
各帳票の表面、裏面の画像は連続紙Pの表面、裏面に連続的に印刷され、これにより印刷後の連続紙Pは印刷物である帳票紙Cが多数枚連続した状態にあり、この状態で後処理装置5に送られ、後述のとおり後処理装置5で所定の後処理が行われる。
この後処理装置5と印刷装置3との間の用紙搬送経路にはバッファ装置6が介装されている。バッファ装置6は、裏面印刷装置3での印刷を終えて後処理装置5に供給される連続紙Pのバッファリングを行う。
次に、重連印刷システム1を構成する各装置の詳細な構成について説明する。
まず、印刷装置2について説明する。
印刷装置2は、印刷速度が可変であり、印刷開始後に画像が安定するまでの間は連続紙Pの損紙が生じるような印刷方式で印刷を行なう装置である。具体的には印刷装置2は刷版印刷方式(第1の印刷方式)で印刷を行う刷版印刷機であり、より具体的には代表的な平版印刷方式であるオフセット印刷方式による印刷を行う装置である。
この印刷装置2は、給紙装置4から供給される連続紙Pを一方向に搬送する用紙搬送経路11の上に当該用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション12K,12Y,12M,12Cが並べて配置されている。また、用紙搬送経路11の下に当該用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション13K,13Y,13M,13Cが並べて配置されている。
画像ステーション12K,12Y,12M,12Cは、それぞれブラック(以下、単に「K」という)、イエロー(以下、単に「Y」という)、マゼンタ(以下、単に「M」という)、シアン(以下、単に「C」という)の各色の画像を連続紙Pの一方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの上側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの一方の面に画像ステーション12KによりKの画像、画像ステーション12YによりYの画像、画像ステーション12MによりMの画像、画像ステーション12CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの一方の面にカラー画像を印刷する。
同様に、画像ステーション13K,13Y,13M,13Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの他方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの下側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの他方の面に画像ステーション13KによりKの画像、画像ステーション13YによりYの画像、画像ステーション13MによりMの画像、画像ステーション13CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの他方の面にカラー画像を印刷する。
図2は、画像ステーション12Kの概略構成を示す説明図である。画像ステーション12K,12Y,12M,12C,13K,13Y,13M,13Cはすべて構成が同一であるため、ここでは代表して画像ステーション13Kの構成について説明する。
画像ステーション13Kは、円筒状の版胴21を備えている。版胴21の外周面には刷版22が巻き回されて取り付けられている。
湿しローラ23は版胴21上の刷版22に接して回転するローラであり、湿し水容器24内には湿し水wが貯留されていて、湿し水容器24内の湿し水wが湿しローラ23の表面に供給され、図2において時計方向に回転する版胴21上の刷版22の表面には湿しローラ23から湿し水wが供給される。
また、インキローラ25は版胴21上の刷版22に接して回転するローラであり、インキ容器26内にはインキi(画像ステーション13Kの例ではKの色のインキ)が貯留されていて、インキ容器26内のインキがインキローラ25の表面に供給され、図2において時計方向に回転する版胴21上の刷版22の表面にはインキローラ25の表面からインキiが供給される。
円筒状のブランケット27は、その表面が版胴21上の刷版22に接し、また、連続紙Pの印刷する側の面にも接していて、版胴21の回転に連れ回るように、また、用紙搬送経路11を搬送される連続紙Pの動きに連れ回るように、図2において反時計方向に回転する。
図3は、オフセット印刷方式による印刷について説明する刷版22の拡大縦断面図である。刷版22の表面には親水面22aと撥水面22bとが形成されている。すなわち、刷版22の表面のインキiを付着させたくない部分(非画線部)は親水面22aとされていて湿し水wをのせやすい。また、刷版22の表面のインクiを付着させたい部分(画線部)は撥水面22bとされていて湿し水wを撥水する。
版胴21が図2において時計方向に回転すると、まず、湿しローラ23により湿し水wが刷版22の表面に付着される。このとき、親水面22aの上には湿し水wがのるが、撥水面22bには湿し水wがのらない。次に、湿しローラ23により湿し水wが付着された刷版22の表面にはインキングローラ25によりインキiが付着される。このとき、親水面22aの上には湿し水wがのっているのでインキiが付着せず、撥水面22bには湿し水wがのっていないのでインキiが付着する。
このように、非画線部となる親水面22aにはインキiがのらず、画線部となる撥水面22bにはインキiがのることにより、刷版22の表面にはインクiにより画像が形成されることになる。この画像は回転するブランケット27の表面に転写され、さらにブランケット27から連続紙Pの印刷面に転写される。
このような構成の印刷装置2では、各帳票において共通の基本フォームを連続的に連続紙Pにカラー印刷するが、その他にユーザ印字領域外の各基本フォームから見て一定の位置に所定のマーク(印字位置決定用マーク)を印刷する。この印字位置決定用マークは、たとえば、画像ステーション12K,13Kなどにより単色で行う。印字位置決定用マークは、連続紙Pの両面に印刷しても片面に印刷してもよい。また、印字位置決定用マークの連続紙Pへの付加は印刷装置2による印刷によらず、別途印刷装置2などにスタンプ装置を設けるなどして行なってもよい。
次に、印刷装置3について説明する。
図1に示すように、印刷装置3には印刷装置2から出力された連続紙Pをローラの回転により搬送して後処理装置5に向けて送り出す用紙搬送経路31が設けられている。また、この用紙搬送経路31を挟んで2台のプリンタエンジン32,33が設けられている。プリンタエンジン32はプリンタエンジン33より用紙搬送経路31の上流側に設けられている。プリンタエンジン32は連続紙Pの一方の面を印刷し、プリンタエンジン33は連続紙Pの他方の面を印刷する。プリンタエンジン32,33は、いずれも印刷速度が一定であり、印刷装置2のような損紙は生じない印刷方式(第2の印刷方式)で印刷を行う。具体的にはプリンタエンジン32,33は電子写真方式で画像を形成する。
プリンタエンジン32と33の装置構成は同一であるため、ここでは代表してプリンタエンジン32について説明する(但し、プリンタエンジン32と33とでは、後述の感光体ドラム41の回転方向は反対になり、これに伴い電子写真プロセスで画像形成を行うための後述の周知の各種装置の配列順序も逆になる)。
図4は、プリンタエンジン32の概略構成を説明する説明図である。プリンタエンジン32は、円筒状の感光体ドラム41を備えている。この感光体ドラム41は図2において反時計方向に回転し、感光体ドラム41の周囲には電子写真プロセスで画像形成を行うための周知の各種装置が設けられている。
まず、前帯電器42(帯電器)は、感光体ドラム41の表面を一定電位に均一に帯電させる帯電プロセスを行う。帯電方式としては、コロナ放電などの非接触式や、ローラ帯電方式などの接触式など様々な方式を用いることができる。
露光光源43は、前帯電器42で帯電後の感光体ドラム41の表面に静電潜像を光書込みする。露光光源43としては、半導体レーザー、ガスレーザーなどを用いることができる。また、露光光源43として半導体レーザーを用いる場合には、一般に、コリメータレンズ、ポリゴンミラー、fθレンズなどの周知の光学素子(何れも図示せず)が設けられて、これらにより感光体ドラム41の表面を露光走査する。
現像器44は、感光体ドラム41の表面の静電潜像をトナーで現像する現像プロセスを行う。本例では例えばKの色のトナーで現像を行い、また、現像器44は2成分現像方式を採用しているが、この他の現像方式として、1成分現像方式、湿式現像方式などを用いてもよい。
転写帯電器45(転写器)は、感光体ドラム41の表面に形成されたトナー画像を連続紙Pに転写する転写プロセスを行う。転写方式としては、コロナ転写法のほか、ローラ転写法、ベルト転写法、圧力転写法、粘着転写法などを用いることができる。
なお、本例では、感光体ドラム41上のトナー画像を連続紙Pに直接転写する方式について図示しているが、中間転写ベルトのような像担持体を中間に介在させることにより、感光体ドラム41上のトナー画像を連続紙Pに間接的に転写するようにしてもよい。
また、アクチュエータ46(駆動装置)は、所定の機構47を介し、転写帯電器45を感光体ドラム41の表面に対して選択的に近接させ、あるいは離隔をさせる。これにより、プリンタエンジン32で印刷を行うときは連続紙Pを挟んで転写帯電器45を感光体ドラム41の直近位置に移動させる。また、プリンタエンジン32で印刷を行うことなく連続紙Pを用紙搬送経路31上でスルーさせる場合(後述)は、転写帯電器45を感光体ドラム41から離れた位置に移動させる。
転写クリーナ47は、転写プロセス後も感光体ドラム41の表面に残存するトナーを除去する。
また、プリンタエンジン32,33においてそれぞれ転写帯電器45でトナー画像が転写された連続紙Pは、用紙搬送経路31上でプリンタエンジン32,33より下流側に位置する定着装置34,35(図1参照)により定着される。本実施の形態では、定着プロセスで使用される定着方式としてフラッシュ方式を使用しているが、他の定着方式としては、フラッシュ方式以外の非接触方式、ヒートローラ方式などの接触方式、圧力ローラ方式などの圧力方式などがある。
さらに、用紙搬送経路31のプリンタエンジン32,33より上流側の位置には、マーク検出センサ36が設けられている(図1参照)。このマーク検出センサ36は、前述の印字位置決定用マークを検出する。印刷装置3は、この印字位置決定用マークの検出により印刷装置2と印刷装置3との印刷位置の同期をとるようにしている。すなわち、プリンタエンジン32,33は何れも用紙搬送経路31上でマーク検出センサ36から所定の距離に位置している。また、印字位置決定用マークは、前述のとおりユーザ印字領域外の各基本フォームから見て一定の位置に印刷されるので、印刷装置3はマーク検出センサ36による印字位置決定用マークの検出により画像形成開始のタイミングをとることができる。これにより、印刷装置2では帳票の基本フォームが連続的に連続紙Pに印刷され、その印刷後の各基本フォームとずれることのない正しい位置に重ね合わせて、印刷装置3により宛先の氏名又は名称及び住所、並びに請求項目など各帳票において異なる内容が順次印刷されることになる。
次に、後処理装置5について説明する。
図5は、後処理装置5の説明図である。印刷装置3から送り出される連続紙Pは、マーク検出センサ51により印字位置決定用マークが検出される。これにより印刷装置2、印刷装置3により重連印刷された各帳票紙Cの位置を判断することができるので、このマーク検出センサ51による印字位置決定用マークの検出に基づいて、連続紙P中の各帳票紙Cをカッタ52により切り離す位置を検出することができる。すなわち、印字位置決定用マークの検出位置から連続紙Pの長さ方向の所定距離に帳票紙C間の切り離し位置があるため、印字位置決定用マークの検出タイミングにより、帳票紙C間の切り離しを行うカッタ52の作動のタイミングを判断する。
このように、印字位置決定用マークは、印刷装置2と印刷装置3との印刷位置の同期をとるためにも使用され、後処理装置5で連続紙P中の各帳票紙Cをカッタ52により切り離す位置の検出にも使用されるが、これらの目的のマークをそれぞれ別々のマークとして各々連続紙Pに印刷しても良い。この場合は、連続紙P中の各帳票紙Cをカッタ52により切り離す位置の検出のために使用するマークは印刷装置3により印刷するようにしてもよい(以下では、印字位置決定用マークにより各帳票紙Cをカッタ52により切り離す位置の検出を行うものとして説明する)。
また、後述のとおり、印刷装置2で刷版22を交換してから印刷を開始して後のしばらくの間は印刷装置2での印刷が安定しないため、印刷装置2による印刷のみを行って印刷装置3による印刷を休止する。この場合は、印刷装置2のみによる印刷がされた連続紙Pは損紙となる。そこで、損紙となった帳票紙Cと、印刷装置2、印刷装置3により正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cとを分別する必要がある。そのため、印字位置決定用マークにより、印刷装置2による印刷のみを行った帳票紙Cと印刷装置2、印刷装置3により正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cとを識別する。これは、印刷装置3により正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cと、損紙となった帳票紙Cとで印字位置決定用マークの形態を異ならせることなどにより行なうことができる。また、各帳票紙Cをカッタ52により切り離す位置の検出を行う前述の場合と同様、印刷装置3により正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cと損紙となった帳票紙Cとを区別するマークと、印刷装置2と印刷装置3との印刷位置の同期をとるために使用するマークとを別々のマークとしてそれぞれ連続紙Pに印刷してもよい。この場合は、印刷装置3により正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cと損紙となった帳票紙Cとを区別するマークは印刷装置3により印刷するようにしてもよい(以下では、印字位置決定用マークにより印刷装置3により正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cと損紙となった帳票紙Cとを区別するものとして説明する)。
すなわち、カッタ52により切り離された各帳票紙Cは、印字位置決定用マークにより損紙となった帳票紙Cであると判断されたときは、パージ装置53に送り込まれる。また、印字位置決定用マークにより正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cであると判断されたときは、パージ装置53の上をスルーしてスタッカ54に搬送される。帳票紙Cをパージ装置53に送り込むときは、送り込み機構54を降ろして(符号54aの位置)パージ装置53の紙送りローラ55の回転により送り込む。このようにパージ装置53に送り込まれた帳票紙Cはスタッカ54に搬送される帳票紙Cと区別される。帳票紙Cをスタッカ54に搬送するときは、送り込み機構54を引き上げた状態で(符号54bの位置)、帳票紙Cはそのままパージ装置53上をスルーさせてスタッカ54に搬送する。
また、帳票紙Cの搬送経路におけるカッタ52の前後の用紙搬送ローラ56と57とは回転速度に速度差をもたせることで、パージ装置53において、カッタ52で切断後の搬送経路の前側と後側の帳票紙C間で衝突が生じないようにしている。
スタッカ54には正しく帳票の印刷がされた多数枚の帳票紙Cが積層されて収納される。スタッカ54は用紙の重さを検出して上下に移動するので、帳票紙Cの積層枚数が多くなるのにしたがって漸次下降する。
図6は、バッファ装置6の説明図である。バッファ装置6は、印刷装置3と後処理装置5との間の用紙搬送経路で連続紙Pに対して適当量のたるみを持たせ、印刷装置3と後処理装置5との紙送り速度差を吸収する。バッファ装置6は、筐体61内において、連続紙Pの出口側、入口側にそれぞれ設けられている固定ローラ62と、この一対の固定ローラ62,62間の用紙搬送経路で連続紙Pのたるみ量(滞留量)に応じて上下動する可動ローラ63とを備えている。
また、可動ローラ63の上下動により連続紙Pが存在しうる上下の範囲には連続紙Pの有無を検出するセンサ64,65が設けられている。センサ64は筐体61内の相対的に低い位置に設けられている。また、センサ65は筐体61内の相対的に高い位置に設けられている。バッファ装置6は、これらのセンサ64,65で連続紙Pを検出したときは、印刷装置2、印刷装置3、給紙装置4、後処理装置5などの他の装置に通知する。
図7は、重連印刷システム1の電気的な接続のブロック図である。印刷装置2は、印刷装置2の各部を集中的に制御するCPU111と、各種制御プログラムや固定データを格納したROM112と、CPU111の作業エリアとなるRAM113とがバス114を介して接続されている。さらに、バス114には、NVRAM115と、印刷装置2の外部の装置と通信を行う通信インターフェイスである外部接続装置インターフェイス(以下、単に「I/F」という)116と、ハードディスク(HDD)117とがそれぞれ接続されている。
さらに、バス114には、ユーザが印刷装置2の操作を行う操作パネル119が所定のグラフィカルユーザインターフェイスI/F(以下、「GUI‐I/F」という)120を介して接続されている。また、印刷装置2の各種アクチュエータ121が駆動回路122を介して接続され、印刷装置2の各種センサ123がセンサ回路124を介して接続されている(各種アクチュエータ121、各種センサ123としては様々なアクチュエータ、センサが使用され、駆動回路122、センサ回路124も様々な回路が使用されるが、図6においては便宜上このように表記する(後述する各装置においても同様である))。
印刷装置3は、印刷装置3の各部を集中的に制御するCPU131と、各種制御プログラムや固定データを格納したROM132と、CPU131の作業エリアとなるRAM133とがバス134を介して接続されている。さらに、バス134には、NVRAM135と、印刷装置3の外部の装置と通信を行う通信インターフェイスである外部接続装置I/F136と、ホスト装置101と通信を行う通信インターフェイスであるデータ入力I/F137と、HDD138とがそれぞれ接続されている。
さらに、バス134には、ユーザが印刷装置2の操作を行う操作パネル139が所定のGUI‐I/F140を介して接続されている。また、印刷装置2の各種アクチュエータ141が駆動回路142を介して接続され、印刷装置2の各種センサ143がセンサ回路144を介して接続されている。
給紙装置4は、マイクロコンピュータを備え、給紙装置4全体を集中的に制御する制御装置151を備えている。制御装置151には、給紙装置4の外部の装置と通信を行う通信インターフェイスである外部接続装置I/F152が接続されている。また、制御装置151には、給紙装置4の各種アクチュエータ153が駆動回路154を介して接続され、給紙装置4の各種センサ155がセンサ回路156を介して接続されている。
後処理装置5は、マイクロコンピュータを備え、後処理装置5全体を集中的に制御する制御装置171を備えている。制御装置171には、後処理装置5の外部の装置と通信を行う通信インターフェイスである外部接続装置I/F172が接続されている。また、制御装置171には、後処理装置5の各種アクチュエータ173が駆動回路174を介して接続され、後処理装置5の各種センサ175がセンサ回路176を介して接続されている。
バッファ装置6は、マイクロコンピュータを備え、バッファ装置6全体を集中的に制御する制御装置181を備えている。制御装置181には、バッファ装置6の外部の装置と通信を行う通信インターフェイスである外部接続装置I/F182が接続されている。また、制御装置181には、バッファ装置6の各種アクチュエータ183が駆動回路184を介して接続され、バッファ装置6の各種センサ185がセンサ回路186を介して接続されている。
図8は、ホスト装置101の電気的な接続のブロック図である。ホスト装置101は、各種演算を行い、ホスト装置101全体を集中的に制御するCPU211と、CPU211が実行する各種制御プログラムや固定データを格納しているROM212と、CPU211の作業エリアとなるRAM213と、ネットワーク103を介して印刷装置3と通信を行う通信I/F214とがバス215を介して接続されている。さらに、バス215には、マウス、キーボードなどの入力装置216と、液晶ディスプレイなどの表示装置217とが所定のI/Fを介して接続されている。ホスト装置101は、印刷装置3で印刷する請求書(帳票紙C)ごとに異なる印刷データを印刷装置3に順次送信する。
以上のような構成で、印刷装置2、印刷装置3、給紙装置4、後処理装置5、バッファ装置6は、互いに外部接続装置I/F116、外部接続装置I/F136、外部接続装置I/F152、外部接続装置I/F172、外部接続装置I/F182を介して接続され、互いに通信を行うことができる。また、印刷装置3とホスト装置101は、データ入力I/F137、通信I/F214を介して互いに通信を行うことができる。これらの通信により、給紙装置4は印刷装置2などにより制御され、後処理装置5は印刷装置3などにより制御される。バッファ装置6は、印刷装置3、後処理装置5などにより制御される。こうして、印刷装置2、印刷装置3、給紙装置4、後処理装置5、バッファ装置6は互いに連動して一連の印刷動作を実行する。
次に、重連印刷システム1が行う印刷動作について説明する。
まず、図9を参照して重連印刷システム1の各装置が交換する各種信号について説明する。
印刷装置2は、印刷装置2が用紙搬送経路11に沿って連続紙Pを搬送する際の単位搬送量(例えば1/6インチ)ごとに1パルス分のパルス信号である「搬送パルス」を印刷装置3に対してリアルタイムに送信する。これにより、印刷装置3は印刷装置2における現在の連続紙Pの搬送速度(印刷速度)を検知することができる。
また、印刷装置3も、印刷装置3が用紙搬送経路11に沿って連続紙Pを搬送する際の単位搬送量(例えば1/6インチ)ごとに1パルス分のパルス信号である「搬送パルス」を印刷装置2に対してリアルタイムに送信する。これにより、印刷装置2は印刷装置3における現在の連続紙Pの搬送速度(印刷速度)を検知することができる。
「搬送速度同期要求信号」は、連続紙Pの搬送速度を印刷装置2、印刷装置3のどちらに同期させるかを指示する信号であり、印刷装置2から印刷装置3に出力することも(印刷装置3が印刷装置2の搬送速度に同期する)、印刷装置3から印刷装置2に出力することも(印刷装置2が印刷装置3の搬送速度に同期する)できる。
「OKシート信号」は、印刷装置2から印刷装置3へ重連印刷の開始が可能となったことを通知する信号である。すなわち、印刷装置2は、刷版22の交換後に印刷を開始してしばらくの間は印刷状態が安定しない。印刷装置2での印刷が安定したことをユーザが確認して操作パネル119により本印刷速度(印刷装置2と印刷装置3とで本来の印刷動作である帳票の重連印刷を行うための印刷速度であり、印刷速度が一定である印刷装置3の印刷速度である)を指示すると、印刷装置2から印刷装置3へ出力される信号である。
「第1停止要求信号」は、印刷装置2で印刷動作の停止要求があったときに印刷装置3へ出力する。これにより印刷装置3は印刷動作を停止するが、連続紙Pの搬送は継続する。この場合、続けて印刷装置2は印刷装置3に前述の搬送速度同期要求信号を出力し、印刷装置3は連続紙Pの搬送を停止するシーケンスに移行する。
「装置レディ信号」は、印刷装置3が印刷装置2に対してホスト装置101から供給される印刷データによる印刷できる状態にあることを通知する信号である。
「第2停止要求信号」は、印刷装置3で印刷動作の停止要求があったときに印刷装置2へ出力する。これにより、印刷装置2は運転を停止するシーケンスに移行する。
「印刷モード切替信号」は、操作パネル119から印刷装置2へ、あるいは、操作パネル139から印刷装置3へ出力する信号であり、ユーザの操作パネル119,139の操作に基づいて印刷モードの切替えを印刷装置2、3に指示するものである。ここでの印刷モードとしては、「本印刷モード(第1のモード)」と「試刷りモード(第2のモード)」とがある。「本印刷モード」は、前述の本印刷速度により印刷装置2と印刷装置3とで本来の印刷動作である帳票の重連印刷を行うモードである。「試刷りモード」は、本印刷モードより低速の所定速度で印刷装置2により印刷を行い、印刷装置3は印刷動作を行わずに用紙搬送のみを行って連続紙Pをスルーさせるモードである。このモードは、刷版22の交換後、印刷装置2による印刷が安定するまで行われる。
「レディ切替信号」は、操作パネル119から印刷装置2へ、あるいは、操作パネル139から印刷装置3へ出力する信号であり、ユーザの操作パネル119,139の操作に基づいて印刷装置2や印刷装置3のレディ/ノットレディの切り替えを指示するものである。
「パネルキー信号」は、印刷装置2がその操作パネル119のユーザによるキー操作の情報を印刷装置3に通知し、印刷装置3がその操作パネル139のユーザによるキー操作の情報を印刷装置2に通知する信号である。
次に、重連印刷システム1が行う基本的な印刷動作について、図10、図11のフローチャートを参照して説明する。図10は印刷装置3の動作を説明するものであり、図11は印刷装置2の動作を説明するものである。
準備として、印刷装置2に使用する刷版22を装着し、給紙装置4に連続紙Pをセットする。また、ホスト装置101から印刷装置3での印刷に使用する印刷ジョブを送信できるようにする。
ユーザが操作パネル139を操作して印刷装置3をレディ状態とすることを指示する。これにより、印刷装置3(のCPU131)は、操作パネル139からレディ切替信号を受取り(ステップS1のY)、印刷装置3をレディ状態とする(ステップS2)。
また、ユーザは印刷装置2の操作パネル119を操作して試刷りモードの実行を指示する。これにより、印刷装置2(のCPU111)は、操作パネル119から印刷モード切替信号を受取り(ステップS21のY)、これが試刷りモードの実行を指示する印刷モード切替信号であったときは(ステップS22のY)、印刷装置2で試刷りモードの運転を開始し(ステップS23)、同時に印刷装置3に搬送速度同期要求信号を送信する(ステップS24)。試刷りモードにおいては、印刷装置2は本印刷モードのときより低速な所定の用紙搬送速度で連続紙Pを搬送し、当該速度を印刷速度として連続紙Pに印刷を行う。
印刷装置3は、印刷装置2から搬送速度同期要求信号を受信したときは(ステップS3のY)、印刷装置2から送信される搬送パルスにより印刷装置2の用紙搬送速度に同期して連続紙Pの搬送を開始する(ステップS4)。よって、印刷装置3でも印刷装置2と同一の、本印刷モードのときより低速な所定の用紙搬送速度で連続紙Pを搬送する。このとき、OKシート信号を受信していなければ(ステップS5のN)、印刷装置3は印刷動作を休止したまま(ステップS6)、連続紙Pを搬送してスルーさせるのみである。このように印刷装置3が印刷動作を休止しているときは、アクチュエータ46の駆動により転写帯電器45を感光体ドラム41から離れた位置に退避させて、連続紙Pの搬送を容易にする。
こうして、試刷りモードによる重連印刷システム1の運転をしばらく継続し、ユーザが印刷装置2における印刷状態が安定したと判断したときは、印刷装置2の操作パネル119を操作して本印刷モードの実行を指示する。印刷装置2(のCPU111)は、これにより操作パネル119から印刷モード切替信号を受取り(ステップS21のY)、この印刷モード切替信号が本印刷モードの実行を指示するものであったので(ステップS25のY)、印刷装置2で本印刷モードの運転を開始し(ステップS26)、同時に印刷装置3に搬送速度同期要求信号と、OKシート信号を送信する(ステップS27,S28)。本印刷モードでは、印刷装置2は、試刷りモードより高速である印刷装置3の印刷速度で連続紙Pを搬送し、連続紙Pに印刷を行う。
このように、印刷装置3は、印刷装置2から搬送速度同期要求信号を受信したときは(ステップS3のY)、印刷装置2から送信される搬送パルスにより印刷装置2の用紙搬送速度に同期して連続紙Pを搬送する(ステップS4)。よって、印刷装置3でも印刷装置2と同一の、試刷りモードより高速な用紙搬送速度で連続紙Pを搬送する。このときは、OKシート信号を受信しているので(ステップS5のY)、印刷装置3は当該印刷装置3の印刷速度まで連続紙Pの搬送速度を加速し(ステップS7のN,S8)、連続紙Pの搬送速度が印刷装置3の印刷速度まで達して安定したときは(ステップS7のY)、印刷動作を開始する(ステップS9)。印刷装置3で印刷を行うときは、アクチュエータ46の駆動により転写帯電器45を感光体ドラム41の近傍に移動させ、転写帯電器45によるトナー画像の連続紙Pへの転写を行えるようにする。
このように、本印刷モードでは印刷装置2と印刷装置3とにより重連印刷が行われるが、この場合の印刷装置2と印刷装置3との印刷位置の同期は前述のとおり印字位置決定用マークにより行なう。すなわち、前述のとおり、印刷装置2では画像ステーション12Kなどでユーザ印字領域外の所定位置に印字位置決定用マークを印刷し、印刷装置3ではこの印字位置決定用マークをマーク検出センサ36により検出することにより、印刷装置2と印刷装置3との印刷位置の同期をとっている。
また、印刷装置3がホスト装置101から供給される印刷ジョブをすべて印刷し終えたときは(ステップS10のY)、第2停止要求信号を印刷装置2に送信し(ステップS11)、印刷動作は停止して(ステップS12)、印刷装置2から送信される搬送パルスに同期した連続紙Pの搬送のみを行なう。そして、印刷装置2では、第2停止要求信号を印刷装置3から受信すると(ステップS29のY)、印刷動作、用紙搬送を停止する(ステップS30)。そして、これに伴い、印刷装置3では印刷装置2に同期して用紙搬送を停止する。
このようにして印刷された連続紙Pは後処理装置5においてカッタ52で帳票紙Cごとに切り離される。また、マーク検出センサ36で印字位置決定用マークを読み取られ、印字位置決定用マークの違いなどに応じて個々の帳票紙Cについて本印刷モードで印刷されたか試刷りモードで印刷されたかが識別されて、本印刷モードで印刷されたものはスタッカ54に送られ、試刷りモードで印刷されたものはパージ装置53に送られる。スタッカ54に送られた帳票紙Cはスタッカ54内に積層された収納され、パージ装置53に送られた帳票紙Cはパージ装置53下の空間に排出されるので、もって、本印刷モードで印刷された帳票紙Cと、試刷りモードで印刷された帳票紙Cとの分別を行うことができる。
以上説明した本実施の形態の重連印刷システム1によれば、高速な印刷速度と低ランニングコストとを実現した電子写真方式の印刷装置3と、印刷速度が従来に比べて更に向上している刷版印刷機である印刷装置2とを重連接続して請求書などの印刷に使用することができる。よって、可変イメージの印刷を行うことができないという刷版印刷機である印刷装置2の欠点を印刷装置3で補うことができるのみならず、印刷装置3の印刷速度を印刷装置2の印刷速度に十分に追従させることができるので、システム全体として更に高速な印刷速度と低ランニングコストを実現することができる。
また、このような重連印刷は本印刷モードにより印刷装置3の印刷速度で行われるので、印刷速度が一定である電子写真方式の印刷装置3を刷版印刷機である印刷装置2と組み合わせて使用しても、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができる。
さらに、刷版22を交換して印刷装置2での画像が安定するまでのしばらくの間は前述のように試刷りモードで印刷することができる。この場合は、印刷装置3の印刷速度で印刷を行う本印刷モードの場合より低速で連続紙Pを搬送し、印刷装置2では当該速度で印刷を行うが、印刷装置3では印刷動作を行わないようにしている。よって、試刷りモードにより連続紙Pは低速で搬送されるので、ユーザは刷版22の交換後の印刷開始後に連続紙Pに対する印刷装置2による印刷が十分に安定したか否かを容易に確認することができる。また、試刷りモードにより連続紙Pは低速で搬送されるので、損紙の発生量を抑制することができる。それにもかかわらず、試刷りモードでは印刷装置3による印刷動作を行わないので、印刷速度が一定である電子写真方式の印刷装置3を刷版印刷機である印刷装置2と組み合わせて使用しても、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができないという不具合の発生は防止することができる。また、印刷装置3による無駄な印刷を防止できるので、システムのランニングコストを低減することができる。
[実施の形態2]
図12は、本発明の一実施の形態である重連印刷システムの全体構成を示す説明図である。以下の説明において、図1以下を参照して前述した実施の形態1の説明と同一符号の部材等は当該実施の形態1と共通であるため、詳細な説明は省略する。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態の重連印刷システム1が実施の形態1と相違するのは、給紙装置4が連続紙Pではなく、カット紙Tを連続的に印刷装置2,3に供給する点である。すなわち、図13に示すように、給紙装置4には多数枚のカット紙Tが積層されて収納されており、その一番上のカット紙Tに当接されている給紙ローラ101を回転することにより、積層されたカット紙Tの束からカット紙Tを順次搬送経路102に向けて連続的に送り出す。この送り出されたカット紙Tは搬送経路102を印刷装置2に向けて順次搬送される。
このように、印刷対象がカット紙Tであるため、図14に示すように、この重連印刷システム1では印刷後の各カット紙Tがそのまま各帳票紙Cとなり、よって、後処理装置5はカッタ52を備えていない。そして、カット紙Tのユーザ印字領域外に印刷される印字位置決定用マークは、印刷装置2と印刷装置3との印刷位置の同期をとるために使用される他、正しく帳票の印刷がされた帳票紙Cであるか、正しく帳票の印刷がされておらずパージ装置53に送り込まれるべき帳票紙Cであるかを識別するために使用され、用紙をカッタ52で帳票紙Cごとに切り離すための位置を判断するためには使用されない。また、バッファ装置6は、前述の図6を参照して説明した装置ではなく、周知構成のバッファトレイを使用している。
ここで、前述のとおり印刷対象がカット紙Tであれば、印刷装置2で印刷した後のカット紙Tをいったんバッファトレイなどにスタックし、印刷装置3でこれを再度ピックアップして印刷を行うようにすれば、印刷装置2と印刷装置3との間に特に高い同期精度が要求されることはない。
しかしながら、この場合には印刷装置2と印刷装置3との間の用紙搬送経路にバッファトレイなどを設ける必要があるので、システム全体の製造コストが増大してしまうという不具合がある。
そこで、印刷対象がカット紙Tである場合においても、重連印刷システムに本発明を適用すれば、余分なバッファトレイなどを設ける必要がないのでシステム全体の製造コストが増大させることがなく、しかもバッファトレイなどを設けなくても印刷装置2と印刷装置3との間の同期を実施の形態1の場合と同様にとることができる。
[実施の形態3]
図15は、本実施の形態である重連印刷システムの全体構成を示す説明図である。以下の説明において、図1以下を参照して前述した実施の形態1の説明と同一符号の部材等は実施の形態1と共通であるため、詳細な説明は省略する。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態が実施の形態1と異なるのは、印刷装置2の印刷方式がオフセット印刷方式ではなく、孔版印刷方式、より具体的にはスクリーン印刷方式である点である。
図15において、この印刷装置2は、用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション12K,12Y,12M,12Cが並べて配置されている。また、例えば画像ステーション12K,12Y,12M,12Cより下流側の用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション13K,13Y,13M,13Cが並べて配置されている。
画像ステーション12K,12Y,12M,12Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの一方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの上側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの一方の面に画像ステーション12KによりKの画像、画像ステーション12YによりYの画像、画像ステーション12MによりMの画像、画像ステーション12CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの一方の面にカラー画像を印刷する。
同様に、画像ステーション13K,13Y,13M,13Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの他方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの下側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの他方の面に画像ステーション13KによりKの画像、画像ステーション13YによりYの画像、画像ステーション13MによりMの画像、画像ステーション13CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの他方の面にカラー画像を印刷する。
画像ステーション12K,12Y,12M,12C,13K,13Y,13M,13Cは、その構成が共通であるため、代表して画像ステーション12Kについて説明する。図16は、スクリーン印刷方式の原理を説明する説明図である。スクリーン印刷方式では、ステンレススティールの針金などで織ったスクリーンの目を利用する。すなわち、当該スクリーンの上に手工芸又は光工学的(写真的)方法で版膜(レジスト)を作って、必要な画線(画線部)以外の部分(非画線部)の目を塞ぐことにより刷版301を作り、版胴302とする。
この版胴302は連続紙Pを挟んで圧胴304と対峙している。版胴302内にはインキiを入れ、版胴302内部に設けられているヘラ状のゴム板などで構成されるスキージ303で版胴302の内面を加圧しながら版胴302を回転させる。これによりスキージ303は版胴302の内面を加圧しながら移動する。そして、インキiは版膜のない部分(画線部)の版胴302のスクリーンを透過して連続紙Pの印刷面に押し出されて印刷が行われる。
以上のとおり、印刷装置2の印刷方式としてスクリーン印刷方式などの孔版印刷方式を使用しても、可変イメージの印刷を行うことができないという刷版印刷機である印刷装置2の欠点を印刷装置3で補うことができるのみならず、印刷装置3の印刷速度を印刷装置2の印刷速度に十分に追従させることができるので、システム全体として更に高速な印刷速度と低ランニングコストを実現することができる。
また、このような重連印刷は本印刷モードにより印刷装置3の印刷速度で行われるので、印刷速度が一定である電子写真方式の印刷装置3を刷版印刷機である印刷装置2と組み合わせて使用しても、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができる。
さらに、試刷りモードで運転しても、印刷装置3は印刷を行わずに連続紙Pをスルーさせるだけなので、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができない不具合の発生を防止することができる。また、印刷装置3による無駄な印刷を防止できるので、システムのランニングコストを低減することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態2のようにカット紙Tに印刷を行うようにしても良い。
[実施の形態4]
図15は、本実施の形態である重連印刷システムの全体構成を示す説明図である。以下の説明において、図1以下を参照して前述した実施の形態1の説明と同一符号の部材等は実施の形態1と共通であるため、詳細な説明は省略する。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態が実施の形態1と異なるのは、印刷装置2の印刷方式がオフセット印刷方式ではなく凹版印刷方式、より具体的にはグラビア印刷方式である点である。
図15において、この印刷装置2は、用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション12K,12Y,12M,12Cが並べて配置されている。また、例えば画像ステーション12K,12Y,12M,12Cより下流側の用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション13K,13Y,13M,13Cが並べて配置されている。
画像ステーション12K,12Y,12M,12Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの一方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの上側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの一方の面に画像ステーション12KによりKの画像、画像ステーション12YによりYの画像、画像ステーション12MによりMの画像、画像ステーション12CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの一方の面にカラー画像を印刷する。
同様に、画像ステーション13K,13Y,13M,13Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの他方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの下側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの他方の面に画像ステーション13KによりKの画像、画像ステーション13YによりYの画像、画像ステーション13MによりMの画像、画像ステーション13CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの他方の面にカラー画像を印刷する。
画像ステーション12K,12Y,12M,12C,13K,13Y,13M,13Cは、その構成が共通であるため、代表して画像ステーション13Kについて説明する。図17、図18は、グラビア印刷方式の原理を説明する説明図である。グラビア印刷方式では、金属製の刷版401の表面に画線部を削り込む。刷版401の表面のセル402が削り込まれた部分である(図17(a))。削られていない部分は非画線部となる。このセル402内にインキiを付着させて連続紙Pにインキiを転写することにより印刷を行うことができる。このとき、セル402の深さを変えることで連続紙Pに転写されるインキiの厚みを調節できるので、もって画像の階調を表現することができる(図17(b))。
図18に示すように、刷版401が設けられた版胴403は連続紙Pを挟んで圧胴404と対峙している。回転する版胴403の表面にはインキローラ406によりインキiが付着される。余分なインキiはドクターブレード405でかき取り、これによりセル402内にのみインキiが残る。そして、これを連続紙Pに押し付けることにより印刷を行うことができる。
以上のとおり、印刷装置2の印刷方式としてグラビア印刷方式などの凹版印刷方式を使用しても、可変イメージの印刷を行うことができないという刷版印刷機である印刷装置2の欠点を印刷装置3で補うことができるのみならず、印刷装置3の印刷速度を印刷装置2の印刷速度に十分に追従させることができるので、システム全体として更に高速な印刷速度と低ランニングコストを実現することができる。
また、このような重連印刷は本印刷モードにより印刷装置3の印刷速度で行われるので、印刷速度が一定である電子写真方式の印刷装置3を刷版印刷機である印刷装置2と組み合わせて使用しても、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができる。
さらに、試刷りモードで運転しても、印刷装置3は印刷を行わずに連続紙Pをスルーさせるだけなので、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができない不具合の発生を防止することができる。また、印刷装置3による無駄な印刷を防止できるので、システムのランニングコストを低減することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態2のようにカット紙Tに印刷を行うようにしても良い。
[実施の形態5]
図15は、本実施の形態である重連印刷システムの全体構成を示す説明図である。以下の説明において、図1以下を参照して前述した実施の形態1の説明と同一符号の部材等は実施の形態1と共通であるため、詳細な説明は省略する。以下では、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態が実施の形態1と異なるのは、印刷装置2の印刷方式がオフセット印刷方式ではなく凸版印刷方式である点である。
図15において、この印刷装置2は、用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション12K,12Y,12M,12Cが並べて配置されている。また、例えば画像ステーション12K,12Y,12M,12Cより下流側の用紙搬送経路11に沿って4つの画像ステーション13K,13Y,13M,13Cが並べて配置されている。
画像ステーション12K,12Y,12M,12Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの一方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの上側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの一方の面に画像ステーション12KによりKの画像、画像ステーション12YによりYの画像、画像ステーション12MによりMの画像、画像ステーション12CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの一方の面にカラー画像を印刷する。
同様に、画像ステーション13K,13Y,13M,13Cは、それぞれK,Y,M,Cの各色の画像を連続紙Pの他方の面(用紙搬送経路11に沿って移動する連続紙Pの下側の面)に印刷する。すなわち、用紙搬送経路11を移動する連続紙Pの他方の面に画像ステーション13KによりKの画像、画像ステーション13YによりYの画像、画像ステーション13MによりMの画像、画像ステーション13CによりCの画像が順次互いに重ね合わせて形成されることにより、連続紙Pの他方の面にカラー画像を印刷する。
画像ステーション12K,12Y,12M,12C,13K,13Y,13M,13Cは、その構成が共通であるため、代表して画像ステーション13Kについて説明する。
図19は、凸版印刷方式の原理を説明する説明図である。凸版印刷方式では、刷版501は表面が凹凸の版であり、凸部502が画線部、凹部503が非画線部となる。表面に刷版501が形成された版胴504は連続紙Pを挟んで圧胴505と対峙している。回転する版胴504の表面にはインキローラ506によりインキiが付着される。そして、これを連続紙Pに押し付けることにより印刷を行うことができる。
以上のとおり、印刷装置2の印刷方式として凸版印刷方式を使用しても、可変イメージの印刷を行うことができないという刷版印刷機である印刷装置2の欠点を印刷装置3で補うことができるのみならず、印刷装置3の印刷速度を印刷装置2の印刷速度に十分に追従させることができるので、システム全体として更に高速な印刷速度と低ランニングコストを実現することができる。
また、このような重連印刷は本印刷モードにより印刷装置3の印刷速度で行われるので、印刷速度が一定である電子写真方式の印刷装置3を刷版印刷機である印刷装置2と組み合わせて使用しても、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができる。
さらに、試刷りモードで運転しても、印刷装置3は印刷を行わずに連続紙Pをスルーさせるだけなので、印刷装置2と印刷装置3との同期をとることができない不具合の発生を防止することができる。また、印刷装置3による無駄な印刷を防止できるので、システムのランニングコストを低減することができる。
なお、本実施の形態においても実施の形態2のようにカット紙Tに印刷を行うようにしても良い。
以上、複数例の実施の形態について説明したが、本発明は前述の各実施の形態の内容に限定されるものでないことはいうまでもない。
例えば、前述の各実施の形態では連続紙Pの搬送経路において印刷装置2より下流側に印刷装置3を配置する構成としているが、印刷装置3を印刷装置2より用紙搬送経路の上流側に配置するようにしてもよい。すなわち、印刷装置2はいずれも刷版印刷方式を採用しており、印刷装置2で印刷後のインキiが完全に乾ききらない連続紙Pに対して印刷装置3で印刷が行われる可能性もある。この場合は、連続紙Pにのっているインキiがプリンタエンジン32,33の各感光体ドラム41の表面に付着し、これにより連続紙Pにインキiによる汚れが発生するおそれがある。このような場合には印刷装置3を印刷装置2より用紙搬送経路の上流側に配置するようにすれば、インキiがプリンタエンジン32,33の各感光体ドラム41に付着するのを防止できるので、連続紙Pの汚れの発生を防止することができる。
また、前述の各実施の形態では連続紙Pの重連印刷を両面印刷で行う例を示しているが、印刷装置2で連続紙Pの片面のみに印刷を行い、印刷装置2で印刷後の同一の片面のみに印刷装置3により印刷を行なうように重連印刷を行なってもよい。
前述の各実施の形態では印刷装置2、印刷装置3をいずれも1台のみとしているが、印刷装置2や印刷装置3に相当する印刷装置をそれぞれ複数台重連接続するようにしてもよい。また、印刷装置2と印刷装置3とを単一の筐体に収納するようにしてもよい。
前述の各実施の形態では印刷装置2は複数色の画像ステーションを備えてカラー印刷を行う装置の例で示しているが、単一の画像ステーションのみを備えてモノクロ印刷などの1色の印刷のみを行う構成としてもよいし、あるいは、2台の画像ステーションのみを備えて2色の印刷のみを行う構成としてもよい。また、前述の各実施の形態では印刷装置3はモノクロ印刷などの1色のみの印刷を行う装置の例で示しているが、複数色のプリンタエンジンを備えたタンデム型の装置として構成して印刷装置2でカラー印刷や2色の印刷を行うようにしてもよい。
試刷りモードは、前述のとおり刷版22の交換後の印刷開始後に印刷装置2による印刷の画像が安定するまで印刷装置2のみで印刷を行うためのモードであるが、重連印刷システム1で重連印刷を行わずに、印刷装置2のみで印刷を行うためのモードとして使用することもできる。同様に、重連印刷システム1で重連印刷を行わず、印刷装置3のみで印刷を行うためのモードを設けてもよい。この場合、印刷装置3のみで印刷をおこなうときは連続紙P、カット紙Tは印刷装置2をスルーするだけであるため、印刷装置3において各画像ステーション12K,12Y,12M,12C,13K,13Y,13M,13Cを連続紙P、カット紙Tの搬送経路11から退避させる機構を設けるのが望ましい。
前述の各実施の形態では印刷装置2の印刷方式として、オフセット印刷方式、スクリーン印刷方式、グラビア印刷方式、凸版印刷方式の例について説明したが、これは代表的な刷版印刷方式の例を示したものであり、オフセット印刷方式、スクリーン印刷方式、グラビア印刷方式以外の孔版印刷方式、凹版印刷方式、凹版印刷方式や、その他の刷版印刷方式など、印刷速度が可変であり、印刷開始後に画像が安定するまでは損紙が生じる様々な印刷方式を適用することができる。
また、前述の各実施の形態では印刷装置3の印刷方式として電子写真方式を適用した例を示しているが、印刷装置3の印刷方式として、銀塩写真方式、熱転写方式(昇華型熱転写方式、溶融型熱転写方式)、直接感熱記録方式などを適用した様々な印刷方式の中で、印刷速度が一定であり、印刷開始後に画像が安定するまでの間の損紙は生じない印刷方式を適用することができる。
本発明の実施の形態1にかかる重連印刷システムの全体構成の説明図である。 オフセット印刷方式について説明する説明図である。 オフセット印刷方式について説明する説明図である。 電子写真方式について説明する説明図である。 後処理装置の説明図である。 バッファ装置の説明図である。 重連印刷システムの電気的な接続のブロック図である。 ホスト装置の電気的な接続のブロック図である。 重連印刷システムの各装置が交換する各種信号について説明する説明図である。 印刷装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 印刷装置が実行する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる重連印刷システムの全体構成の説明図である。 給紙装置の説明図である。 後処理装置の説明図である。 本発明の実施の形態3,4,5にかかる重連印刷システムの全体構成の説明図である。 スクリーン印刷方式について説明する説明図である。 グラビア印刷方式について説明する説明図である。 グラビア印刷方式について説明する説明図である。 凸版印刷方式について説明する説明図である。
符号の説明
1 重連印刷システム
2 印刷装置
3 印刷装置
4 給紙装置
5 後処理装置
36 マーク検出センサ
41 感光体ドラム
42 前帯電器
43 露光光源
44 現像器
45 転写帯電器
46 アクチュエータ
51 マーク検出センサ
53 パージ装置
P 連続紙
T カット紙
C 帳票紙

Claims (7)

  1. 印刷対象となる印刷媒体を供給する供給装置と、
    前記供給装置から供給される印刷媒体に対して単位画像の異なる部分を互いに分担して当該単位画像の重連印刷を行うことにより前記印刷媒体に前記単位画像を連続的に印刷する重連接続された複数台の印刷装置を構成し、一部の前記印刷装置は印刷速度が可変であり印刷開始後画像が安定するまでは本印刷時より低速での印刷を行う第1の印刷装置であり、他の一部の前記印刷装置は印刷速度が一定である第2の印刷装置である印刷装置群と、
    前記第1の印刷装置が印刷開始後に本印刷時より低速での印刷を行っている場合に、前記第2の印刷装置は印刷動作を行うことなく前記印刷媒体の搬送を行うように制御し、前記第1の印刷装置が本印刷運転を行っている場合は前記第2の印刷装置は印刷動作を行うように制御する印刷制御手段と、
    を備え、
    前記第2の印刷装置は、
    印刷ジョブをすべて印刷し終えたときに、
    前記第1の印刷装置への停止要求信号の送信を行い、
    前記第2の印刷装置の印刷動作を停止して、前記第1の印刷装置から送信される搬送パルスに同期した前記印刷媒体の搬送を行うとともに、
    前記第1の印刷装置は、
    前記停止要求信号を前記第2の印刷装置から受信したときに、前記第1の印刷装置の運転を停止するシーケンスに移行し、前記第1の印刷装置の印刷動作を停止して前記印刷媒体の搬送も停止する、
    重連印刷システム。
  2. 前記第1の印刷装置が印刷開始後に本印刷時より低速での印刷を行っている場合に、前記第2の印刷装置は印刷動作を行うことなく前記印刷媒体の搬送を行う第1のモードを行なうか、第1の印刷装置が本印刷運転をしている場合には前記第2の印刷装置は印刷動作を行う第2のモードを行なうかを選択的に指示する指示手段と、
    前記指示手段による指示が前記第1モードか第2モードかに応じて、前記単位画像が前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の両方により印刷を行なったのか、又は前記第1の印刷装置だけで印刷を行なったのかを識別する識別標識を前記単位画像ごとに前記印刷媒体に付する識別標識付加手段と、
    前記印刷装置群で印刷後の前記印刷媒体について前記各単位画像の前記識別標識を読み取る読取手段と、
    前記読取手段による前記識別標識の読取りにより、前記単位画像が前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の両方により印刷を行なったのか、又は前記第1の印刷装置だけで印刷を行なったのかを識別する識別手段と、
    前記識別手段による識別に応じて、前記単位画像が前記第1の印刷装置及び前記第2の印刷装置の両方により印刷を行なった前記単位画像の印刷媒体と、前記第1の印刷装置だけで印刷を行なった前記単位画像の印刷媒体とを分別する分別手段と、
    をさらに備えている請求項1に記載の重連印刷システム。
  3. 前記識別付加手段は、前記第1の印刷装置の印刷により前記識別標識を付する、請求項2に記載の重連印刷システム。
  4. 前記第2の印刷装置は、前記印刷媒体の搬送方向の前記第1の印刷装置より下流側で当該第1の印刷装置と重連接続されている、請求項1〜3の何れかの一項に記載の重連印刷システム。
  5. 前記第2の印刷装置は、前記印刷媒体の搬送方向の前記第1の印刷装置より上流側で当該第1の印刷装置と重連接続されている、請求項1〜4の何れかの一項に記載の重連印刷システム。
  6. 前記供給装置は、前記印刷媒体である連続紙をロール状に巻いた状態で収納していて、当該連続紙を前記印刷装置群に供給し、
    前記第1の印刷装置は、刷版印刷により印刷を行う印刷装置であり、
    前記第2の印刷装置は、電子写真により印刷を行う印刷装置である、
    請求項1〜5のいずれかの一項に記載の重連印刷システム。
  7. 前記第2の印刷装置は、
    電子写真により印刷を行い、
    感光体と、
    前記感光体上を帯電させる帯電器と、
    前記帯電後の前記感光体上に静電潜像を光書込みする露光光源と、
    前記感光体上の静電潜像をトナーにより現像する現像器と、
    前記感光体上のトナー画像を前記印刷媒体上に転写する転写器と、
    前記転写器を前記感光体の表面に対して選択的に近接させ又は離隔させる駆動装置と、
    前記指示手段により前記印刷装置群による印刷を前記第1のモードで行うとの指示があったときは、前記駆動装置により前記転写器を前記感光体の表面に対して近接させ、前記指示手段により前記印刷装置群による印刷を前記第2のモードで行うとの指示があったときは、前記駆動装置により前記転写器を前記感光体の表面から離隔させる駆動制御手段と、
    を備えている、
    請求項2〜5の何れかの一項に記載の重連印刷システム。
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