JP5202408B2 - Triplate line substrate - Google Patents
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Description
本発明は、無線通信に用いられるトリプレート線路基板に関するものである。 The present invention relates to a triplate line substrate used for wireless communication.
無線通信に用いられるトリプレート線路基板のようなアンテナ装置としては、従来から、トリプレート線路−マイクロストリップ線路を用いたアンテナ装置が知られている。このようなトリプレート線路基板としては、特許文献1に記載されているように、トリプレート線路の先端に放射素子を形成して、トリプレート線路−マイクロストリップ線路間のスロットを介して電磁的に結合を用いたものが知られている。このようにトリプレート線路とマイクロストリップ線路とをスロットを介して電磁的に結合させることにより、トリプレート線路−マイクロストリップ線路間で信号を伝送させることができる。
Conventionally, as an antenna device such as a triplate line substrate used for wireless communication, an antenna device using a triplate line-microstrip line is known. As such a triplate line substrate, as described in
特許文献1に記載のトリプレート線路基板(アンテナ装置)においては、トリプレート線路の先端に相対的に幅の広い放射素子を形成することにより、トリプレート線路とマイクロストリップ線路との間での電磁結合の結合度を大きくしている。しかしながら、トリプレート線路の先端に相対的に幅の広い放射素子を設けていることから、トリプレート線路基板、特に、放射素子の形成、トリプレート線路とスロットとの相対的な位置決めといった工程が煩雑であった。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、マイクロストリップ線路のような表面導体とトリプレート線路との結合度を高めることが可能であって、容易に作製することのできるトリプレート線路基板を提供することを目的とする。
In the triplate line substrate (antenna device) described in
本発明のトリプレート線路基板は、第1の誘電体層と、該第1の誘電体層に埋設され、一軸方向に延設されたトリプレート線路導体と、前記第1の誘電体層の主面上に配設され、基準電位に接続された第1の基準導体と、前記第1の誘電体層の裏面上に配設され、基準電位に接続された第2の基準導体と、前記第1の基準導体上に配設された第2の誘電体層と、該第2の誘電体層の主面上に配設された表面導体と、を備えている。また、前記第1の誘電体層の裏面が、前記第2の基準導体が配設された配設領域と、前記第2の基準導体が配設されていない非配設領域と、を有するとともに、前記第1の基準導体が、前記トリプレート線路導体の少なくとも一部と前記第1の誘電体層を介して対向する位置に開口部を有している。そして、前記トリプレート線路導体における前記開口部と対向する領域を対向領域としたとき、前記配設領域と前記非配設領域との境界が、該対向領域を前記第1の誘電体層の裏面上に投影した領域に含まれることを特徴とする。
The triplate line substrate of the present invention includes a first dielectric layer, a triplate line conductor embedded in the first dielectric layer and extending in a uniaxial direction, and a main layer of the first dielectric layer. A first reference conductor disposed on a surface and connected to a reference potential; a second reference conductor disposed on a back surface of the first dielectric layer and connected to a reference potential; A second dielectric layer disposed on one reference conductor, and a surface conductor disposed on a main surface of the second dielectric layer. In addition, the back surface of the first dielectric layer has a disposition region where the second reference conductor is disposed and a non-disposition region where the second reference conductor is not disposed. The first reference conductor has an opening at a position facing at least a part of the triplate line conductor via the first dielectric layer. When the region facing the opening in the triplate line conductor is an opposing region , the boundary between the disposition region and the non-disposition region is the back surface of the first dielectric layer. characterized in that it is included in the realm projected above.
本発明のトリプレート線路基板によれば、トリプレート線路導体における開口部と対向する領域を対向領域としたとき、配設領域と非配設領域との境界が、対向領域を第1の誘電体層の裏面上に投影した領域に含まれる。そのため、トリプレート線路導体と第2の基準導体との間の電磁的な結合を抑制することができる。これにより、第2の基準導体を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体と表面導体との間での電磁的な結合を高めることができる。このように、先端に相対的に幅の広い放射素子を形成することなく容易にトリプレート線路導体を形成することができるので、トリプレート線路導体と表面導体との間での電磁的な結合を高めつつトリプレート線路基板を容易に作製することができる。 According to the triplate line substrate of the present invention, when the region facing the opening in the triplate line conductor is the facing region, the boundary between the disposition region and the non-disposition region is the first dielectric. It included in the realm projected on the back surface of the layer. Therefore, electromagnetic coupling between the triplate line conductor and the second reference conductor can be suppressed. Thereby, the electromagnetic coupling between the triplate line conductor and the surface conductor can be enhanced while using the second reference conductor as a so-called ground electrode. Thus, since the triplate line conductor can be easily formed without forming a relatively wide radiating element at the tip, electromagnetic coupling between the triplate line conductor and the surface conductor is prevented. The triplate line substrate can be easily manufactured while increasing.
以下、本発明のトリプレート線路基板について図面を用いて詳細に説明する。 Hereinafter, the triplate line substrate of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1〜4に示すように、本実施形態にかかるトリプレート線路基板1は、第1の誘電体層3と、第1の誘電体層3に埋設され、一軸方向に延設されたトリプレート線路導体5と、第1の誘電体層3の主面上に配設され、基準電位に接続された第1の基準導体7と、第1の誘電体層3の裏面上に配設され、基準電位に接続された第2の基準導体9と、第1の基準導体7上に配設された第2の誘電体層11と、第2の誘電体層11の主面上に配設された表面導体13と、を備えている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the
また、第1の誘電体層3の裏面が、第2の基準導体9が配設された配設領域15と、第2の基準導体9が配設されていない非配設領域17と、を有するとともに、第1の基準導体7が、トリプレート線路導体5の少なくとも一部と第1の誘電体層3を介して対向する位置に開口部19を有している。そして、トリプレート線路導体5における開口部19と対向する領域を対向領域21としたとき、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域Xの少なくとも一部が、非配設領域17に含まれている。これにより、第2の基準導体9を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合度を高めることができる。
Further, the back surface of the first
具体的には、トリプレート線路導体5のうち、開口部19と対向する領域である対向領域21が、トリプレート線路導体5と表面導体13の電磁的な結合に大きく寄与する。この対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域Xに第2の基準導体9がある場合、トリプレート線路導体5と第2の基準導体9との間での電磁的な結合が大きくなる。そのため、トリプレート線路導体5と表面導体13の電磁的な結合が小さくなる。
Specifically, the facing
しかしながら、本実施形態にかかるトリプレート線路基板1では、上記の対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域Xの少なくとも一部が、第1の誘電体層3の裏面における第2の基準導体9が形成されていない非配設領域17に含まれている。そのため、トリプレート線路導体5と第2の基準導体9との間での電磁的な結合を小さくすることができる。これにより、第2の基準導体9を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合度を高めることができる。結果として、放射素子を形成することなく、トリプレート線路導体5と表面導体13との間の電磁的な結合を大きくすることができるので、トリプレート線路基板1を容易に作製することが可能となる。
However, in the
なお、本実施形態において、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域Xとは、図3に示すように、第1の誘電体層3の主面に対して垂直であって、第1の基準導体7及び第2の基準導体9を含むトリプレート線路基板1の断面において、第1の誘電体層3の裏面に垂直な方向からこの裏面上に対向領域21を投影した領域と換言してもよい。そして、この断面において、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域と第2の基準導体9が配設されていない非配設領域17とを比較すればよい。
In the present embodiment, the region X obtained by projecting the facing
第1の誘電体層3としては、例えば、セラミック材料のような無機材料及び樹脂材料を用いることができる。具体的には、セラミック材料としては、例えば、アルミナセラミックス、ムライトセラミックス及びガラスセラミックスを用いることができる。また、樹脂材料としては、例えば、四フッ化エチレン―エチレン樹脂(ポリテトラフルオロエチレン;PTFE)、四フッ化エチレン―エチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン―エチレン共重合樹脂;ETFE)及び四フッ化エチレン―パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン―パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂;PFA)のようなフッ素樹脂、ガラスエポキシ樹脂並びにポリイミドを用いることができる。
As the first
本実施形態にかかるトリプレート線路基板1は、第1の基準導体7上に配設された第2の誘電体層11を備えている。第2の誘電体層11としては、第1の誘電体層3と同様に、例えば、セラミック材料のような無機材料及び樹脂材料を用いることができる。
The
本実施形態にかかるトリプレート線路基板1は、第1の誘電体層3に埋設され、一方の端部が開放端となるように一軸方向に延設されたトリプレート線路導体5を備えている。トリプレート線路導体5としては、導電性の良好な部材を用いることが好ましい。具体的には、例えば、導電性の良好な金属部材として、Cu,Cr,Mo,Mn,Ni,Ag,Au,Pt,W及びこれらの合金または複合体を用いることができる。特に、製造工程上で誘電体の焼結に1000℃以上の高温処理が必要な場合には、高融点金属であるWやMoを用いることが好ましい。
The
本実施形態にかかるトリプレート線路基板1は、第2の誘電体層11の主面上に配設された表面導体13を備えている。本実施形態における表面導体13としては、具体的には、トリプレート線路導体5と平行となるように第2の誘電体層11の主面上に延設されたマイクロストリップ導体が用いられている。
The
このとき、本実施形態におけるマイクロストリップ導体(表面導体13)のように、マイクロストリップ導体(表面導体13)の少なくとも一部とトリプレート線路導体5の少なくとも一部とが、第1の基準導体7における開口部19を間に介して対向していることが好ましい。これにより、トリプレート線路導体5とマイクロストリップ導体との結合度をさらに高めることができるからである。なお、本実施形態における表面導体13としては、トリプレート線路導体5と同様に、一軸方向に延設された形状のマイクロストリップ導体であるが、特にこれに限られるものではない。例えば、表面導体13を円形の放射導体としてもよい。また、表面導体13としてアンテナ導体を用いることにより、トリプレート線路基板1をアンテナ装置として用いることができる。
At this time, like the microstrip conductor (surface conductor 13) in the present embodiment, at least a part of the microstrip conductor (surface conductor 13) and at least a part of the
表面導体13としては、トリプレート線路導体5と同様に、導電性の良好な部材を用いることが好ましい。具体的には、例えば、導電性の良好な金属部材として、Cu,Cr,Mo,Mn,Ni,Ag,Au,Pt,W及びこれらの合金又は複合体を用いることができる。
As the
本実施形態にかかるトリプレート線路基板1においては、表面導体13が、第2の誘電体層11の主面上に露出するようにして配設されているが、この表面導体13上に、表面導体13を被覆するように第3の誘電体層23を配設してもよい。このように第3の誘電体層23を備えていることにより、表面導体13が外気に触れることによる劣化を抑制することができるので、表面導体13の耐久性を向上させることができる。
In the
本実施形態にかかるトリプレート線路基板1は、第1の誘電体層3の主面上に配設され、基準電位に接続された第1の基準導体7を備えている。第1の基準導体7としては、例えば、導電性の良好な金属材料を用いることができる。具体的には、金属材料としてCu,Cr,Mo,Mn,Ni,Ag,Au,Pt,W及びこれらの合金又は複合体を用いることができる。別途形成された第1の基準導体7を第1の誘電体層3の主面上に配設してもよく、これらの金属材料を含有する金属ペーストを第1の誘電体層3の主面上に配設し、焼成することによって第1の基準導体7を形成してもよい。
The
また、本実施形態における第1の基準導体7は、トリプレート線路導体5の少なくとも一部と第1の誘電体層3を介して対向する位置に第1の開口部19を有している。このような第1の開口部19を有していることにより、トリプレート線路導体5から放射された電磁界によってトリプレート線路導体5と表面導体13とを電磁的に結合させることができる。
Further, the
開口部19内における伝送信号の波長をλsとしたとき、トリプレート線路導体5の軸方向と垂直な方向における開口部19の長さL1が、λs/2であることが好ましい。これにより、スロットを介しての表面導体13とトリプレート線路との電磁的な結合度をより高めることができるからである。
When the wavelength of the transmission signal in the
また、トリプレート線路導体5の一方の端部が開放端であって、第1の基準導体7が、トリプレート線路導体5の一軸方向における一方の端部と第1の誘電体層3を介して対向する位置に開口部19を有していることが好ましい。開放端であるトリプレート線路導体5の一軸方向における一方の端部においては、進行波に反射波が重なり合い周囲の電界、磁界強度が大きくなる。そのため、第1の基準導体7が、この一方の端部と第1の誘電体層3を介して対向する位置に開口部19を有していることにより、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合効率をさらに高めることができる。
One end of the
また、本実施形態のように、トリプレート線路導体5の一方の端部が開放端であって、トリプレート線路導体5における伝送信号の波長をλtとするとともにトリプレート線路導体5及び開口部19を平面視した場合に、トリプレート線路導体5における一方の端部からλt/4に位置する部分が開口部19内に含まれるように、トリプレート線路導体5及び開口部19が配設されていることが好ましい。
Further, as in the present embodiment, one end portion of the
トリプレート線路導体5の一方の端部が開放端であることにより、トリプレート線路を伝送してきた信号が、この一方の端部において全反射する。そのため、トリプレート線路導体5において、定在波を発生させることができる。そして、トリプレート線路導体5における一方の端部からλt/4に位置する部分は、この定在波の磁界が最も強くなる、いわゆる波の腹の部分にあたる。これにより、このトリプレート線路導体5における一方の端部からλt/4に位置する部分が開口部19内に含まれるように、トリプレート線路導体5及び開口部19が配設されていることによって、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合効率をさらに高めることができる。
Since one end of the
本実施形態にかかるトリプレート線路基板1は、第1の誘電体層3の裏面上に配設され、基準電位に接続された第2の基準導体9を備えている。このような第2の基準導体9を備えていることにより、トリプレート線路導体5から放射された電磁界による外部への影響を低減することができる。
The
本実施形態にかかる第2の基準電極は、第1の誘電体層3の裏面全体には配設されておらず、第1の誘電体層3の裏面の一部に配設されている。このとき、第1の誘電体層3の裏面における上記の第2の基準導体9が配設された領域を配設領域15とする。また、この配設領域15を除いた領域であって、第2の基準導体9が配設されていない領域を非配設領域17とする。そして、本実施形態にかかるトリプレート線路基板1においては、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域Xの少なくとも一部が、非配設領域17に含まれている。これにより、第2の基準導体9を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合度を高めることができる。
The second reference electrode according to the present embodiment is not disposed on the entire back surface of the first
第2の基準導体9としては、第1の基準導体7と同様に、導電性の良好な金属材料を用いることができる。具体的には、金属材料としてCu,Cr,Mo,Mn,Ni,Ag,Au,Pt及びこれらの合金又は複合体を用いることができる。別途形成された第2の基準導体9を第1の誘電体層3の裏面上に配設してもよく、これらの金属材料を含有する金属ペーストを第1の誘電体層3の裏面上に配設し、焼成することによって第2の基準導体9を形成してもよい。また、第2の基準導体9が外部に露出している場合には、これらの金属材料を配設した後にNi,Auメッキを形成してもよい。
As the
次に、本発明の第2の実施形態にかかるトリプレート線路基板1について説明する。
Next, a
図5,6に示すように、本実施形態のトリプレート線路基板1は、第1の実施形態と比較して、トリプレート線路導体5における開口部19と対向する領域を対向領域21としたとき、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域X全体が、非配設領域17に含まれている。これにより、第2の基準導体9を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合度をさらに高めることができる。
As shown in FIGS. 5 and 6, in the
既に示したように、トリプレート線路導体5のうち、第1の基準導体7の開口部19と対向する部分が、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合に大きく寄与する。本実施形態のトリプレート線路基板1においては、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域X全体が、非配設領域17に含まれている。そのため、トリプレート線路導体5と第2の基準導体9との間の電磁的な結合をさらに抑制することができる。
As already shown, the portion of the
このように、本実施形態にかかるトリプレート線路基板1においては、対向領域21を第1の誘電体層3の裏面上に投影した領域X全体が非配設領域17に含まれていることから、トリプレート線路導体5と第2の基準導体9との間での電磁的な結合が抑制され、第1の基準導体7の開口部19と対向する部分におけるトリプレート線路導体5から第1の基準導体7側へ放射される電磁界をより大きくすることができる。結果として、トリプレート線路導体5と表面導体13の結合度をさらに高めることができる。
Thus, in the
次に、本発明の第3の実施形態にかかるトリプレート線路基板1について説明する。
Next, a
図7に示すように、本実施形態のトリプレート線路導体5は、第1の実施形態にかかるトリプレート線路導体5と比較して、非配設領域17が、トリプレート線路導体5の一軸方向における他方の端部側から一方の端部側に向かって、トリプレート線路導体5の一軸方向と垂直な方向の幅が大きくなる部分を有している。言い換えれば、非配設領域17が、トリプレート線路導体5の一軸方向における一方の端部側に向かって幅の大きくなるテーパ形状の部分を有している。
As shown in FIG. 7, the
図7に示すように、本実施形態にかかるトリプレート線路基板1においては、非配設領域17の一部が、トリプレート線路導体5の一軸方向における一方の端部側に向かって幅の大きくなるテーパ形状となっているが、これに限られるものではない。例えば、図8に示すように、非配設領域17全体が、トリプレート線路導体5の一軸方向における一方の端部側に向かって幅の大きくなるテーパ形状となっていてもよい。このように非配設領域17の幅を徐々に大きくすることにより、非配設領域17を設けることによるトリプレート線路のインピーダンス変化を緩やかにすることができる。これにより、インピーダンス不整合による高周波信号の反射が抑制され、結果としてトリプレート線路導体5と表面導体13の結合度をさらに高めることができる。
As shown in FIG. 7, in the
次に、本発明の第4の実施形態にかかるトリプレート線路基板1について説明する。
Next, a
図9〜11に示すように、本実施形態のアンテナ装置は、誘電体層23と、誘電体層23に埋設され、一軸方向に延設されたトリプレート線路導体5と、誘電体層23の主面上に配設され、基準電位に接続された第1の基準導体7と、誘電体層23の裏面上に配設され、基準電位に接続された第2の基準導体9と、第1の基準導体7上に配設された誘電体アンテナ25と、を備えている。
As shown in FIGS. 9 to 11, the antenna device of this embodiment includes a
また、誘電体層23の裏面が、第2の基準導体9が配設された配設領域15と、第2の基準導体9が配設されていない非配設領域17と、を有するとともに、第1の基準導体7が、トリプレート線路導体5の少なくとも一部と誘電体層23を介して対向する位置に開口部19を有している。そして、トリプレート線路導体5における開口部19と対向する領域を対向領域21としたとき、対向領域21を誘電体層23の裏面上に投影した領域Xが、非配設領域17に含まれている。これにより、第2の基準導体9を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体5と誘電体アンテナ25の電磁的な結合を高めることができる。
In addition, the back surface of the
具体的には、トリプレート線路導体5のうち、開口部19と対向する領域である対向領域21が、トリプレート線路導体5と誘電体アンテナ25の電磁的な結合に大きく寄与する。この対向領域21を誘電体層23の裏面上に投影した領域Xに第2の基準導体9がある場合、トリプレート線路導体5と第2の基準導体9との間での電磁的な結合が大きくなる。そのため、トリプレート線路導体5と誘電体アンテナ25の電磁的な結合が小さくなる。
Specifically, in the
しかしながら、本実施形態にかかるトリプレート線路基板1では、上記の対向領域21を誘電体層23の裏面上に投影した領域Xの少なくとも一部が、誘電体層23の裏面における第2の基準導体9が形成されていない非配設領域17に含まれている。そのため、トリプレート線路導体5と第2の基準導体9との間での電磁的な結合を小さくすることができる。これにより、第2の基準導体9を、いわゆるグランド電極として用いつつも、トリプレート線路導体5と誘電体アンテナ25の結合度を高めることができる。結果として、放射素子を別途形成することなく、トリプレート線路導体5と誘電体アンテナ25との間の電磁的な結合を大きくすることができるので、トリプレート線路基板1を容易に作製することが可能となる。
However, in the
なお、本実施形態において、対向領域21を誘電体層23の裏面上に投影した領域Xとは、図11に示すように、誘電体層23の主面に対して垂直であって、第1の基準導体7及び第2の基準導体9を含むトリプレート線路基板1の断面において、誘電体層23の裏面に垂直な方向からこの裏面上に対向領域21を投影した領域と換言してもよい。そして、この断面において、対向領域21を誘電体層23の裏面上に投影した領域と第2の基準導体9が配設されていない非配設領域17とを比較すればよい。
In the present embodiment, the region X obtained by projecting the facing
本実施形態における誘電体層23としては、第1の実施形態における第1の誘電体層3と同様に、例えば、セラミック材料のような無機材料及び樹脂材料を用いることができる。また、本実施形態における誘電体アンテナ25としては、第1の実施形態における第1の誘電体層3と同様に、例えば、セラミック材料のような無機材料及び樹脂材料を用いることができる。
As the
以上、本発明のトリプレート線路基板1につき、複数の実施形態を例示して詳細な説明をしたが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行うことは何ら差し支えない。
The
1・・・トリプレート線路基板
3・・・第1の誘電体層
5・・・トリプレート線路導体
7・・・第1の基準導体
9・・・第2の基準導体
11・・・第2の誘電体層
13・・・表面導体
15・・・配設領域
17・・・非配設領域
19・・・開口部
21・・・対向領域
23・・・誘電体層
25・・・誘電体アンテナ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記第1の誘電体層の裏面が、前記第2の基準導体が配設された配設領域と、前記第2の基準導体が配設されていない非配設領域と、を有するとともに、前記第1の基準導体が、前記トリプレート線路導体の少なくとも一部と前記第1の誘電体層を介して対向する位置に開口部を有し、
前記トリプレート線路導体における前記開口部と対向する領域を対向領域としたとき、前記配設領域と前記非配設領域との境界が、該対向領域を前記第1の誘電体層の裏面上に投影した領域に含まれることを特徴とするトリプレート線路基板。 A first dielectric layer; a triplate line conductor embedded in the first dielectric layer and extending in a uniaxial direction; and disposed on a main surface of the first dielectric layer; A first reference conductor connected to the first dielectric layer, and a second reference conductor connected to a reference potential, disposed on the back surface of the first dielectric layer, and disposed on the first reference conductor. A second dielectric layer, and a surface conductor disposed on the main surface of the second dielectric layer,
The back surface of the first dielectric layer has a disposition region where the second reference conductor is disposed and a non-disposition region where the second reference conductor is not disposed, The first reference conductor has an opening at a position facing at least a part of the triplate line conductor via the first dielectric layer;
When the region facing the opening in the triplate line conductor is defined as a facing region , the boundary between the disposition region and the non-disposition region is located on the back surface of the first dielectric layer. triplate line substrate, characterized in that included in the projected realm.
前記誘電体層の裏面が、前記第2の基準導体が配設された配設領域と、前記第2の基準導体が配設されていない非配設領域と、を有するとともに、前記第1の基準導体が、前記トリプレート線路導体の少なくとも一部と前記誘電体層を介して対向する位置に開口部を有し、
前記トリプレート線路導体における前記開口部と対向する領域を対向領域としたとき、前記配設領域と前記非配設領域との境界が、該対向領域を前記誘電体層の裏面上に投影し
た領域に含まれることを特徴とするトリプレート線路基板。 A dielectric layer; a triplate line conductor embedded in the dielectric layer and extending in a uniaxial direction; and a first reference conductor disposed on a main surface of the dielectric layer and connected to a reference potential And a second reference conductor disposed on the back surface of the dielectric layer and connected to a reference potential, and a dielectric antenna disposed on the first reference conductor,
The back surface of the dielectric layer has a disposition region where the second reference conductor is disposed and a non-arrangement region where the second reference conductor is not disposed, and the first layer The reference conductor has an opening at a position facing at least a part of the triplate line conductor via the dielectric layer;
When the region facing the opening in the triplate line conductor is defined as a facing region , the boundary between the disposition region and the non-disposition region is a region where the facing region is projected on the back surface of the dielectric layer. A triplate line substrate characterized by being included in a region .
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