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JP5339088B2 - 光受信回路および信号処理方法 - Google Patents

光受信回路および信号処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、光受信回路に係わり、特に変調符号としてゼロ復帰符号(Return−to−zero:RZ)の差動位相シフトキーイング(Differential Phase−Shift keying:DPSK)やゼロ復帰符号(Return−to−zero:RZ)の差動四相位相シフトキーイング(Differential Quadrature Phase Shift Keying:DQPSK)の光信号を受信して復調する光受信回路に関するものである。
長距離光伝送システムでは、1本の光ファイバー中に複数の波長の光信号を多重化して伝送するWDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送技術を適用し、経済的に、かつ大容量の情報伝送を実現している。WDM伝送装置では、装置コスト低減のために波長当たりの伝送速度の高速化が検討されており、現在は波長当たり10Gbit/sの伝送速度が実用化され、さらに40Gbit/sの伝送が検討されている。
伝送速度を10Gbit/sから40Gbit/sに高度化するにあたっての主要な課題として、光雑音に対する耐力(signal/noise:S/N比)の向上があげられる。長距離伝送では、伝送路及び光送受信器において用いられる光増幅器で発生する光雑音により伝送距離が制限される。同じ変復調方式を用いた場合の雑音耐力は、伝送速度40Gbit/sの場合には伝送速度10Gbit/sの1/4になってしまう。このため、伝送速度40Gbit/sでは光雑音耐力の高い変復調方式が検討されている。変復調にRZ−DPSKを用い、受信側で遅延干渉計を用いたバランスド受信器を用いる構成が、その代表的な方式となっている。
図10に、RZ−DPSK信号を復調する光受信回路の一例を示す。図10において、1ビット遅延干渉計102は、1組の導波路の一方に1ビット遅延素子を備えており、互いに隣接するビット間の位相差に応じた1組の2つの光信号103,103を出力する。2つのフォトダイオード(PD)104,104は、干渉計102から出力される2つの光信号103,103を強度変調信号に変換する。この2つのPD104,104のアノードとカソードを接続させることにより、2つの信号の差分を出力してRZ−DPSK信号を復調する。復調された出力信号は、負帰還(帰還抵抗106)を持つトランスインピーダンスアンプ100−1によって、電流信号から電圧信号に変換され、増幅される。
またRZ−DPSK信号を復調する別の構成を、図11に示す。図11では2つのPD104,104を直接、トランスインピーダンスアンプ100−2の差動アンプに接続し、差動型のトランスインピーダンスアンプ100−2で信号の差分を出力してRZ−DPSK信号を復調している。
光信号の受信回路に関連する先行特許文献として特許文献1乃至3がある。特許文献1(特開2006−50146号公報)や特許文献2(特開2007−158600号公報)には、RZ−DPSK信号の光受信回路が開示されている。これらの光受信回路は、その構成は異なるが、基本的には図10に示す回路に相当する回路である。特許文献3(特開平8−331064号公報)には、振幅の中点で交差するようにオフセットを調整する光受信回路が開示されている。特許文献3の方法は、本発明の負帰還閉ループのレベルを調整する方法とは全く異なるものである。上記したように先行特許文献に開示された光受信回路には、本発明の技術は開示されておらず、本発明は上記先行特許文献から容易に類推できるものではない。
上述したRZ−DPSK変調の光受信回路においては、復調されるまでに2つの信号に1ビットの位相差が精度良く保たれることや信号の強度が同じであることが必要である。しかしながら、実際には光信号が干渉計やレンズを透してPDに入力されるまでの2つの光信号の強度や光路差、また2つのPDの変換効率の差によって、2つの信号の受信強度や位相が保持されないことがある。これらの信号の受信強度の違いや位相のズレは、復調後の波形の乱れやジッタの増加を生じさせ、ひいては位相余裕度や受信感度を悪化させる。また、これらの光路差や光の受信強度を高精度に制御することは困難である。
図12A及び図12Bに、RZ−DPSK信号の復調前の2つの信号に強度差が生じた場合の信号波形及び復調後の信号波形の例を示す。図12Aは復調前の2つの信号の波形であり、図12Bは復調後の正相および逆相の信号波形である。このように復調信号では、“1”の振幅(V1)と“0”の振幅(V0)とでは、V1>V0となり、その振幅レベルが違ってくる。そのため光受信回路の余裕度や受信感度を悪化させるという問題がある。
本発明は、上記の様な問題点を解消するためになされたもので、光路差や光の受信強度の差を、補正できる光受信回路および信号処理方法を提供するものである。
本発明の一形態による光受信回路は、1ビット遅延干渉計と、2つのフォトダイオードと、そのフォトダイオードの電流信号を電圧に変換してゼロ復帰符号の差動シフトキーイングにより変調された信号を復調する復調回路とを備え、復調回路を構成する差動型のトランスインピーダンスアンプに、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整する機能を有するレベル調整回路を備えたことを特徴とする。
本発明の他の形態による信号処理方法は、入力された正相および逆相信号のレベルを増幅し、その増幅した正相および逆相信号の信号振幅レベルを調整し、その振幅を調整した正相および逆相信号を入力に帰還させ、復調された正相および逆相信号を出力することを特徴とする。
本発明においては、RZ−DPSK信号の復調までに生じる2つの信号の位相ズレや光の受光強度の差を、復調時のトランスインピーダンスアンプの2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することで補正する。レベルを調整し、波形補正を行うことにより、受信感度や位相余裕度の向上した光受信回路および信号処理方法が得られる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる光受信回路のブロック図である。
図2は、図1の光受信回路の回路構成例を示す回路図である。
図3は、図1の光受信回路に用いられる差動アンプの入力DCレベルに差を生じさせた場合の利得の周波数依存性を示すグラフである。
図4Aは、図1の光受信回路におけるPDからの電流信号の一例を示す波形図である。
図4Bは、帰還信号のレベルを調整しない場合の、図1の光受信回路の出力信号の一例を示す波形図である。
図4Cは、帰還信号のレベルを調整した場合の、図1の光受信回路の出力信号の一例を示す波形図である。
図5は、本発明の第2の実施形態に係わる光受信回路のブロック図である。
図6Aは、図5の光受信回路に用いられる差動型トランスインピーダンスアンプの正相および逆相の出力信号の波形図である。
図6Bは、図5の光受信回路に用いられる差動型トランスインピーダンスアンプの正相および逆相の出力信号のアイパターンを示す図である。
図6Cは、図5の光受信回路(DCレベル補正回路)の正相および逆相の出力信号の波形図である。
図6Dは、図5の光受信回路(DCレベル補正回路)の正相および逆相の出力信号のアイパターンを示す図である。
図7は、本発明の第3の実施形態に係わる光受信回路の回路図である。
図8は、本発明の第4の実施形態に係わる光受信回路の回路図である。
図9は、本発明の第5の実施形態に係わる光受信回路の回路図である。
図10は、従来の第1の光受信回路を示す回路図である。
図11は、従来の第2の光受信回路を示す回路図である。
図12Aは、従来の光受信回路におけるRZ−DPSK信号の復調前の2つの信号に強度差が生じた場合の信号波形の例を示す図である。
図12Bは、図12Aの信号波形を持つ2つの信号を復調した場合の信号波形を示す図である。
以下に本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、図1〜図4Cを参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における光受信回路のブロック図である。図2は、その回路構成例を示す回路図である。図3は、RZ−DPSK復調前後の利得の周波数依存性、図4A〜4CはRZ−DPSK復調前後の信号波形をそれぞれ示す。
図1に示す光受信回路は、1ビット遅延干渉計102と、互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つ光信号103,103を受光する2つのフォトダイオード(PD)104,104と、差動型のトランスインピーダンスアンプ100で構成される。トランスインピーダンスアンプ100は、2つのフォトダイオード(PD)104,104からの2つ光信号103,103を入力される差動アンプ105と、レベル調整回路107と、そのレベル調整回路107の出力を差動アンプ105の入力に帰還させる帰還抵抗106,106を備える。レベル調整回路107は、負帰還の正相及び逆相信号のレベルを調整する回路である。ここでの差動型のトランスインピーダンスアンプ100は復調回路であり、変調波形を入力され、復調波形を出力する回路である。
RZ−DPSK変調された1組の光信号101が1ビット遅延干渉計102に入力される。1ビット遅延干渉計102にて互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つの光信号103,103が出力され、2つのPD104,104に入力される。2つのPD104,104で光−電気変換を行い電流の強度変調信号に変換される。変換された電流信号は、負帰還を持つ差動型のトランスインピーダンスアンプ100において、電圧信号に変換される。同時に2つの入力信号の差分を出力して復調され、復調された正相および逆相の2つのRZ−DPSK復調信号(OUT114、OUTB115)が出力される。この場合、復調前の2つの信号の強度の差は、差動型のトランスインピーダンスアンプ100の内部に構成されたレベル調整回路107によって調整される。レベル調整回路107により2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整し、レベルが補正された復調信号が出力される。
ここで、差動型トランスインピーダンスアンプ100における2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することによって、復調前の2つの信号の強度差を補正できる機能を説明する。図2には、差動型のトランスインピーダンスアンプ100を構成する回路例を示す。トランスインピーダンスアンプ100は、PD104,104からの信号を差動入力とする差動アンプ105と、その出力をそれぞれ入力とする2つのエミッタフォロワ回路113,113と、エミッタフォロワ回路113,113の出力と差動アンプ105の入力間に接続された2つの帰還抵抗106,106と、差動アンプ105のそれぞれの出力に接続された2つの定電流源からなるレベル調整回路107から構成される。
2つのエミッタフォロワ回路113,113からは、それぞれ正相および逆相信号として復調されたOUT114およびOUTB115が出力される。ここではトランジスタをバイポーラトランジスタで構成したが、MOS等のFETで構成することもできる。例えばMOS等のFETで構成する場合には、エミッタフォロワ回路113はソースフォロワ回路として構成できる。
差動アンプ105の出力は、それぞれ2つのエミッタフォロワ回路113,113の入力に接続され、そのエミッタフォロワ回路113,113の出力を差動アンプ105の入力端子に帰還させている。ここで差動アンプ105の出力に接続された定電流源の値を調整し、例えば異ならせることで、エミッタフォロワ回路113,113の出力レベルを調整することができる。この調整したエミッタフォロワ回路113,113の出力を帰還抵抗106,106により、差動アンプ105の入力に帰還させている。この帰還閉ループにより正相および逆相信号のレベルを調整することができる。
この回路100は、帰還抵抗106により出力が入力に負帰還された回路になっている。通常は差動の2つの帰還閉ループの正相および逆相の信号ラインは、同じ電圧レベルに設定されるので、正相および逆相出力では全く同じ利得や周波数特性を示す。しかしながら、正相および逆相でその設定レベルを変えると入力のレベルも変化し周波数特性に変化が生じる。図3に差動アンプ105の入力DCレベルに差を生じさせた場合の周波数特性を示す。図3においては、例えばラインAは正相、ラインBは逆相の利得の周波数特性を示す。図3を見ると分かるように、高い周波数で正相と逆相において、利得の差が生じている。これは、初段のトランジスタの入力バイアスが異なることで、トランジスタの高周波特性のバイアス依存性により生じる。したがって入力レベルを変えることにより増幅率を変えることができ、入力の信号の強度差に応じて増幅率を変えることにより、補正出来る。これはRZ信号の特性を活かしている。
図4Aに2つの信号の強度に差が有る場合のPD104,104からの2つの電流信号の波形、図4B及び図4Cに差動型のトランスインピーダンスアンプ100の復調波形(正相及び逆相信号)をそれぞれ示す。ここでは、分かりやすくするために復調前の2つの信号が“0”の場合を示す。実際には2つとも“0”の場合は無いが、復調後は“1”と“0”の中心レベルになる。差動型のトランスインピーダンスアンプ100の負帰還の正相および逆相信号の設定レベルが同じである場合、図4Bに示すように復調後には“1”と“0”の信号の振幅は異なっている(V1<V0)。しかしながら、図4Cに示すように、設定レベルを変えると、“1”と“0”の中心レベルが変化し、“1”と“0”の信号の振幅を同じにすることができる(V1=V0)。
したがって、入力信号の強度差に応じて、差動型アンプ100の中心レベルを変えることによって、復調後の波形の大きさを補正出来る。この現象は、DPSK信号の特性を活かしている。また、トランスインピーダンスアンプ100の正相および逆相の出力は、レベル調整回路でレベル調整することで信号振幅は等しいが、後述するようにDCレベルが異なる場合がある。そのため図1及び図2に示すように復調後の正相および逆相の出力OUT114、OUTB115にDCを通さないコンデンサ116,116を備え、次段とAC結合により接続する構成としても良い。
以上説明したように、差動型トランスインピーダンスアンプ100において、レベル調整回路107によりエミッタフォロワ回路113,113の出力レベルを調整し、そのレベルを差動アンプ105に帰還する。この負帰還閉ループにより正相および逆相信号のレベルを調整することができる。復調前の2つの信号の強度差を補正し、“1”と“0”の信号振幅を同じ大きさにする。このように正相および逆相信号のレベルを調整し、信号振幅を同じにすることで、受信感度や位相余裕度の向上した光受信回路が得られる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を、図5及び図6A〜図6Dを参照して説明する。図5に第2の実施形態に係るRZ−DPSK信号の光受信回路のブロック図を示す。図6A〜図6Dに本発明の光受信回路の効果を示すDCレベル調整前後の信号波形を示す。本実施形態の光受信回路は、第1の実施形態の光受信回路の後段に、メインアンプ108と、DCレベル差を補正するDCレベル補正回路109が追加されている。
詳述すると、図5の光受信回路は、1ビット遅延干渉計102と、2つのフォトダイオード(PD)104,104と、差動型のトランスインピーダンスアンプ100と、メインアンプ108と、DCレベル補正回路109から構成されている。1ビット遅延干渉計102は光信号101を入力され、互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つ光信号103,103を出力する。2つのフォトダイオード(PD)104,104は、その光信号103,103を受光し、電流信号に変換する。
トランスインピーダンスアンプ100は、2つのフォトダイオード(PD)104,104からの信号を入力される差動アンプ105と、レベル調整回路107と、レベル調整回路107の出力を差動アンプ105の入力に帰還させる帰還抵抗106,106を備える。レベル調整回路107は、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整する。さらにトランスインピーダンスアンプ100の後段にはメインアンプ108とDCレベル補正回路109が設けられている。メインアンプ108はトランスインピーダンスアンプ100からの復調された正相および逆相信号を増幅し、DCレベル補正回路109はその正相および逆相信号のDCレベル差を補正する。
RZ−DPSK変調された1組の光信号101が1ビット遅延干渉計102に入力される。1ビット遅延干渉計102にて互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つの光信号103,103が出力され、2つのPD104,104に入力される。2つのPD104,104で光−電気変換を行い、電流の強度変調信号に変換される。変換された電流信号は、負帰還を持つ差動型のトランスインピーダンスアンプ100において、電圧信号に変換される。同時に、2つの入力信号の差分を出力して復調され、正相および逆相の2つのRZ−DPSK復調信号を得る。この場合、復調前の2つの信号の強度の差は、レベル調整回路107によって2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルが調整され、補正された正相および逆相信号として出力される。
差動型のトランスインピーダンスアンプ100の出力は、メインアンプ108で増幅される。この差動型のトランスインピーダンスアンプ100の出力は、レベル調整回路107により調整されることから、復調信号の中心DCレベルが正相および逆相信号で異なる場合がある。そこで、DCレベル補正回路109によって復調信号の正相および逆相波形のDCレベルを補正する。
図6A及び図6Bに差動型トランスインピーダンスアンプ100の正相および逆相の出力波形とアイ出力波形を、それぞれ示す。図6C及び図6DにDCレベル補正回路109によりDCレベルを補正した後の出力波形及びアイ出力波形を、それぞれ示す。これらの図においては、正相および逆相は一方を実線、他方を破線で示している。図6A及び図6Bに示すように、レベル調整回路107によって2つの信号の強度差を調整された復調信号は、正相および逆相信号では、“1”、“0”の振幅は等しいが、そのDCレベルは異なっている。しかしながら図6C及び図6Dに示すように、さらにDCレベル補正回路109によってDCレベルを補正することでDCレベルを等しくし、全く同じ振幅及び中心レベルを持つ正相および逆相信号波形が得られる。
アイ出力波形を示す図6Bと図6Dとを比較する。図6Bに示すアイ出力波形は、そのレベルが調整され正相および逆相における“1”、“0”の振幅(レベル)は等しくなっている。しかし正相および逆相における“1”、“0”の中心レベルであるDCレベルが異なり、DCレベルがずれたアイ出力波形となっている。しかし図6Dに示すアイ出力波形はレベルおよびDCレベルが調整され、正相および逆相における“1”、“0”の振幅(レベル)およびDCレベルとも同じである。そのため正相および逆相のアイ出力波形は、重なって同じ波形として出力されている。
以上、説明したように差動型トランスインピーダンスアンプ100における2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを、レベル調整回路107により調整する。復調前の2つの信号の強度差を補正して、復調後の正相および逆相信号の信号振幅を同じ大きさにする。さらに、レベル補正回路109によって、復調後に生じるDCレベルの差を補正する。このようにして、復調後の正相および逆相信号波形を同じ(対称)にすることができる。復調後の正相および逆相信号波形を同じにすることで、受信感度や位相余裕度の向上した光受信回路が得られる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施形態を、図7を参照して説明する。図7に第3の実施形態にかかるRZ−DPSK信号の光受信回路の回路図を示す。本実施形態の光受信回路は、第1の実施形態の光受信回路と同じ機能を有する光受信回路の他の回路構成例である。
図7の光受信回路は、1ビット遅延干渉計102と、互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つ光信号103,103を受光する2つのフォトダイオード(PD)104,104と、差動型のトランスインピーダンスアンプ100と、出力アンプ110で構成される。差動型のトランスインピーダンスアンプ100は、2つのPD104,104が入力に接続された差動アンプ105と、差動アンプ105の正相および逆相の出力に接続されたトランジスタと抵抗からなる2つのエミッタフォロワ回路113,113と、それぞれのトランジスタのエミッタ端子から差動アンプ105の入力に接続された2つの帰還抵抗106,106から構成されている。2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整するレベル調整回路107は、差動回路で構成されている。この差動回路の2つの出力は、差動アンプ105の出力と2つのエミッタフォロワ回路113の入力の間に接続されている。
レベル調整回路107を構成する差動回路の差動トランジスタの入力は入力端子111,111を備え、差動トランジスタに流れる電流を制御することで、その出力レベルを制御する。レベル調整回路107は、差動トランジスタの出力(コレクタ)レベルを制御することにより、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整する。復調前の2つの信号に強度差がない場合には、差動回路の入力端子111,111に同じ電位を与え、差動トランジスタのレベルを同じくする。そのため、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルは同じになり、そのまま復調し増幅される。
復調前の2つの信号に強度差が生じた場合には、差動回路の入力端子111,111に異なる電位を与え、差動トランジスタの出力レベルを異ならせる。レベル調整回路107の差動トランジスタのレベルを調整し異ならせることで、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することができる。その結果復調後の波形としては、2つの信号に強度差の影響を補正して出力される。トランスインピーダンスアンプ100からの出力は、出力アンプ110で増幅されOUT114、OUTB115として出力される。
本実施形態では、入力端子111,111により2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベル調整を外部から調整した。しかし、一方を例えば抵抗を用いて回路内部で構成し、他方を外部で調整することもできる。また、トランジスタをバイポーラトランジスタで構成したが、MOS等のFETで構成しても良い。またトランスインピーダンスアンプ100と出力アンプ110との接続はDC的な接続の代わりに、AC接続とすることもできる。例えば、図において引き出し線(矢印)で示すように、復調後の正相および逆相の出力にDCを通さないコンデンサ116,116を備え、AC結合により次段の出力アンプと接続する構成としても良い。
以上説明したように、差動型トランスインピーダンスアンプ100において、レベル調整回路107の差動トランジスタの入力を外部から制御し、その出力レベルを調整する。レベル調整回路107によりエミッタフォロワ回路113,113の出力レベルを調整し、そのレベルを差動アンプ105に帰還する。この負帰還閉ループにより正相および逆相信号のレベルを調整することができる。復調前の2つの信号の強度差を補正し、復調後の“1”と“0”の信号振幅を同じ大きさにする。このように正相および逆相信号のレベルを調整し、信号振幅を同じにすることで、受信感度や位相余裕度の向上した光受信回路が得られる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施形態を、図8を参照して説明する。図8に第4の実施形態にかかるRZ−DPSK信号の光受信回路の回路図を示す。本実施形態の光受信回路は、第1の実施形態の光受信回路と同じ機能を有する光受信回路のさらに他の回路構成例である。本実施形態は、レベル調整回路107とエミッタフォロワ回路113,113を合体した回路構成である。以下の説明では、レベル調整回路107とエミッタフォロワ回路113,113とをまとめて、レベル調整回路107として記載する。
図8の光受信回路は、1ビット遅延干渉計102と、互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つ光信号103,103を受光する2つのフォトダイオード(PD)104,104と、差動型のトランスインピーダンスアンプ100と、出力アンプ110で構成される。差動型のトランスインピーダンスアンプ100は、2つのPD104,104が入力に接続された差動アンプ105と、エミッタフォロワ回路からなるレベル調整回路107と、エミッタフォロワ回路の出力と差動アンプ105の入力間に接続された2つの帰還抵抗106,106から構成されている。
レベル調整回路107は、差動アンプ105からの出力または外部からのレベル調整端子111,111からの電位が入力される2つのトランジスタが電源間に縦続接続されている。この回路107では、外部からのレベル調整端子111,111からの電位が入力されるトランジスタが可変抵抗となり、エミタフォロワ回路を構成する。レベル調整端子111,111からの入力電位により、トランジスタを流れる電流を制御することで、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを制御する。差動型のトランスインピーダンスアンプ100の後段に接続された出力アンプ110は、補正された出力OUT114,OUTB115を出力する。
2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベル調整は、レベル調整端子111,111からの電位によりエミッタフォロワ回路に流れる電流を調整することで可能となる。復調前の2つの信号に強度差がない場合には、エミッタフォロワ回路を構成するトランジスタのレベル調整端子に、同じ入力電位を与える。このときは、負帰還の正相および逆相の2つの信号のレベルは同じになり、そのまま復調し増幅される。復調前の2つの信号に強度差が生じた場合には、エミッタフォロワ回路のトランジスタのレベル調整端子111,111に異なる入力電位を与える。エミッタフォロワ回路に流れる電流を調整することで、負帰還の正相および逆相の2つの信号のレベルを調整することができる。復調後の波形としては、2つの信号に強度差の影響を補正して出力される。
本実施形態においては、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベル調整をエミッタフォロワ回路のトランジスタの入力端子からの外部入力により調整している。しかしこれらに限定されることなく、例えばカレントミラー回路を構成しても良い。さらに一方を例えば抵抗を用いて回路内部で構成し、他方を外部からの入力により調整しても良い。また、トランジスタをバイポーラトランジスタで構成したが、MOS等のFETで構成しても良い。またトランスインピーダンスアンプ100と出力アンプ110との接続は、DC的な接続の代わりに、AC接続とすることもできる。例えば、図において引き出し線(矢印)で示すように、復調後の正相および逆相の出力にDCを通さないコンデンサ116を備え、AC結合により次段の出力アンプと接続する構成としても良い。
以上説明したように、差動型トランスインピーダンスアンプ100において、レベル調整回路107のエミッタフォロワ回路に流れる電流を制御する。レベル調整回路107によりエミッタフォロワ回路の出力レベルを調整し、そのレベルを差動アンプ105に帰還する。この負帰還閉ループにより正相および逆相信号のレベルを調整することができる。復調前の2つの信号の強度差を補正し、復調後の“1”と“0”の信号振幅を同じ大きさにする。このように正相および逆相信号のレベルを調整し、信号振幅を同じにすることで、受信感度や位相余裕度の向上した光受信回路が得られる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施形態を、図9を参照して説明する。図9に第5の実施形態にかかるRZ−DPSK信号の光受信回路の回路図を示す。本実施形態の光受信回路は、第2の実施形態の光受信回路の回路構成例である。
図9の光受信回路は、1ビット遅延干渉計102と、互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つ光信号103,103を受光する2つのフォトダイオード(PD)104,104と、差動型のトランスインピーダンスアンプ100と、メインアンプ108と、DCレベル補正回路109と、出力アンプ110から構成されている。
差動型のトランスインピーダンスアンプ100は、2つのPD104,104が入力に接続された差動アンプ(105)と、レベル調整回路107と、差動アンプからの正相および逆相出力に接続されたトランジスタと抵抗からなる2つのエミッタフォロワ(113,113)と、エミッタフォロワの出力と差動アンプの入力間に接続された2つの帰還抵抗106,106から構成されている。レベル調整回路107はレベル調整端子111,111を備えた差動回路で構成され、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整する。レベル調整回路107を構成する差動回路の出力は、差動型のトランスインピーダンスアンプ100の差動アンプの出力と2つのエミッタフォロワ回路の入力間の接続線に接続されている。このトランスインピーダンスアンプ100の構成は、第3実施形態のトランスインピーダンスアンプ100と同じである。
メインアンプ108は差動アンプから構成され、トランスインピーダンスアンプ100からの復調された信号を入力され、DCレベル補正回路109と出力アンプ110に出力する。DCレベル補正回路109はDCレベル補正端子112,112を備えた差動回路構成である。DCレベル補正回路109は、その出力がメインアンプ108の正相および逆相信号出力と出力アンプ110の入力間の接続線に接続され、DCレベル差を補正する。出力アンプ110は、メインアンプ108からの出力を入力とするエミッタフォロワ回路と、そのエミッタフォロワ回路からの出力を入力とする差動アンプから構成され、OUT114およびOUTB115を出力する。
RZ−DPSK変調された1組の光信号101が1ビット遅延干渉計102に入力される。1ビット遅延干渉計102にて互いに隣接するビット間の位相差に応じた2つの光信号103,103が出力され、2つのPD104,104に入力される。2つのPD104,104で光−電気変換を行い、電流の強度変調信号に変換される。変換された電流信号は、負帰還を持つ差動型のトランスインピーダンスアンプ100において、電圧信号に変換される。同時に、2つの入力信号の差分を出力して復調され、正相および逆相のRZ−DPSK復調信号が得られる。
この場合、復調前の2つの信号の強度の差は、差動型のトランスインピーダンスアンプ100の内部に構成されたレベル調整回路107によって調整される。2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することで、信号の強度の差は補正されて出力される。差動型のトランスインピーダンスアンプ100の出力はメインアンプ108で増幅される。しかしレベル調整回路107によりレベルが調整されることで、差動型のトランスインピーダンスアンプ100の出力は、その正相および逆相の復調信号の中心レベルが異なる場合がある。そこで、DCレベル補正回路109によって復調信号の正相および逆相の波形のDCレベルを補正する。
第2の実施の形態の場合と同様に(図6A乃至図6Dを参照して説明したように)、レベル調整回路107によって復調された正相および逆相信号のDCレベルが異なっていても、DCレベル補正回路109によってDCレベルを補正することで、全く同じ補正された信号波形(対称性を持つ信号波形)が得られる。
本実施形態では、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベル調整や、メインアンプの正相および逆相信号のDCレベル補正を外部から調整した。しかし一方を例えば抵抗を用いて回路内部で構成し、他方を外部で調整しても良い。また、トランジスタをバイポーラトランジスタで構成したが、MOS等のFETで構成しても良い。
以上、説明したように差動型トランスインピーダンスアンプ100における2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを、レベル調整回路107により調整する。復調前の2つの信号の強度差を補正して、正相および逆相信号の信号振幅を同じ大きさにする。さらに、DCレベル補正回路109によって、復調後に生じるDCレベルの差を補正することで、正相および逆相信号波形を同じ(対称)にすることができる。正相および逆相信号波形を同じにすることで、受信感度や位相余裕度の向上した光受信回路が得られる。
以下に本発明の光受信回路の特徴を記載する。本発明の光受信回路は、1ビット遅延干渉計と、2つのフォトダイオードと、そのフォトダイオードの電流信号を電圧に変換してゼロ復帰符号の差動シフトキーイングにより変調された信号を復調する復調回路とを備え、復調回路を構成する差動型のトランスインピーダンスアンプに、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整する機能を有するレベル調整回路を備えたことを特徴とする。また、さらに差動型のトランスインピーダンスアンプによって生じる復調された正相および逆相信号のDCレベル差を補正する機能を有するDCレベル補正回路を差動型のトランスインピーダンスアンプの後段に設けることもできる。
また本発明の光受信回路は、前記差動型のトランスインピーダンスアンプが、2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続された差動アンプと、前記差動アンプの2つの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路と、前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の出力と前記差動アンプの入力間にそれぞれ接続された2つの帰還抵抗と、前記レベル調整回路から構成され、前記レベル調整回路は差動回路から構成され、前記差動回路の2つの出力は前記差動アンプの出力と前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の入力間の接続線にそれぞれ接続され、前記差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することもできる。
また本発明の光受信回路は、前記差動型のトランスインピーダンスアンプが、2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続された差動アンプと、前記レベル調整回路と、前記レベル調整回路の出力と前記差動アンプの入力にそれぞれ接続された2つの帰還抵抗とから構成され、前記レベル調整回路は前記差動アンプの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路から構成され、前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路に流れる電流を調整することで、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することもできる。
また本発明の光受信回路は、前記差動型のトランスインピーダンスアンプが、2つのフォトダイオードが2つの入力に接続された差動アンプと、前記差動アンプの2つの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路と、前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の出力と前記差動アンプの入力間にそれぞれ接続された2つの帰還抵抗と、前記レベル調整回路とから構成され、前記レベル調整回路は第1の差動回路から構成され、前記第1の差動回路の2つの出力は前記差動アンプの出力と前記2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の入力間の接続線にそれぞれ接続され、前記差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整し、さらに前記差動型のトランスインピーダンスアンプの後段に設けられたDCレベル補正回路が第2の差動回路から構成され、前記第2の差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで復調された正相および逆相信号のDCレベル差を補正することもできる。
また本発明の光受信回路は、前記差動型のトランスインピーダンスアンプが、2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続された差動アンプと、前記レベル調整回路と、前記レベル調整回路の出力と前記差動アンプの入力とにそれぞれ接続された2つの帰還抵抗から構成され、前記レベル調整回路は前記差動アンプの2つの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路から構成され、前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路に流れる電流を調整することで、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整し、さらに前記差動型のトランスインピーダンスアンプの後段に設けられたDCレベル補正回路が差動回路から構成され、前記差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで復調された正相および逆相信号のDCレベル差を補正することもできる。
また本発明の光受信回路において、DCレベル補正回路でDCレベルを補正しないで、レベル調整回路でレベル調整した出力を次段に接続する場合にはコンデンサを備え、AC結合により接続することもできる。
本発明の信号処理方法は、入力された正相および逆相信号のレベルを増幅し、その増幅した正相および逆相信号の信号振幅レベルを調整し、その振幅を調整した正相および逆相信号を入力に帰還させ、復調された正相および逆相信号を出力することを特徴とする。さらに前記復調された正相および逆相信号のDCレベルを補正し、そのDCレベルを補正された復調後の正相および逆相信号を出力するようにすることもできる。
また、本発明の光受信回路は、一対のフォトダイオードと、該フォトダイオードに2つの入力がそれぞれ接続される差動アンプと、差動アンプからの2つの出力信号のレベルを調整するレベル調整回路と、レベル調整された信号を前記差動アンプに帰還させる2つの帰還抵抗と、を備えるものであってよい。また、この光受信回路は、さらに、前記レベル調整された信号のDCレベルを補正するDCレベル補正回路を備えるものであってよい。
以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明を具体的に説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではない。本願の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができ、これらの変更例も本願に含まれることはいうまでもない。
この出願は、2007年11月30日に出願された日本出願特願2007−310737を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (13)

  1. 1ビット遅延干渉計と、2つのフォトダイオードと、前記フォトダイオードの電流信号を電圧に変換してゼロ復帰符号の差動シフトキーイングにより変調された信号を復調する復調回路と、を備え、
    前記復調回路を構成する差動型のトランスインピーダンスアンプに、2つの帰還閉ループの正相および逆相信号の振幅を等しくするように前記正相および逆送信号のレベルを調整する機能を有するレベル調整回路を備えたことを特徴とする光受信回路。
  2. 請求項1に記載の光受信回路において、さらに前記差動型のトランスインピーダンスアンプによって生じる復調された正相および逆相信号のDCレベル差を補正する機能を有するDCレベル補正回路を前記差動型のトランスインピーダンスアンプの後段に設けたことを特徴とする光受信回路。
  3. 請求項1に記載の光受信回路において、
    前記差動型のトランスインピーダンスアンプは、前記2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続される差動アンプと、前記差動アンプの2つの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路と、前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の出力と前記差動アンプの入力間にそれぞれ接続された2つの帰還抵抗と、前記レベル調整回路と、から構成され、
    前記レベル調整回路は差動回路から構成され、
    前記差動回路の2つの出力は前記差動アンプの出力と前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の入力間の接続線にそれぞれ接続され、
    前記差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで、前記2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することを特徴とする光受信回路。
  4. 請求項1に記載の光受信回路において、
    前記差動型のトランスインピーダンスアンプは、前記2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続された差動アンプと、前記レベル調整回路と、前記レベル調整回路の出力と前記差動アンプの入力とにそれぞれ接続された2つの帰還抵抗と、から構成され、
    前記レベル調整回路は前記差動アンプの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路から構成され、
    前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路に流れる電流を調整することで、前記2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整することを特徴とする光受信回路。
  5. 請求項2に記載の光受信回路において、
    前記差動型のトランスインピーダンスアンプは、前記2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続された差動アンプと、前記差動アンプの2つの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路と、前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の出力と前記差動アンプの入力間にそれぞれ接続された2つの帰還抵抗と、前記レベル調整回路と、から構成され、
    前記レベル調整回路は第1の差動回路から構成され、
    前記第1の差動回路の2つの出力は前記差動アンプの出力と前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路の入力間の接続線にそれぞれ接続され、
    前記第1の差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで、前記2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整し、
    さらに前記差動型のトランスインピーダンスアンプの後段に設けられたDCレベル補正回路は第2の差動回路から構成され、
    前記第2の差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで、復調された正相および逆相信号のDCレベル差を補正することを特徴とする光受信回路。
  6. 請求項2に記載の光受信回路において、
    前記差動型のトランスインピーダンスアンプは、前記2つのフォトダイオードが2つの入力にそれぞれ接続された差動アンプと、前記レベル調整回路と、前記レベル調整回路の出力と前記差動アンプの入力とにそれぞれ接続された2つの帰還抵抗から構成され、
    前記レベル調整回路は前記差動アンプの2つの出力にそれぞれ接続された2つのエミッタフォロワまたはソースフォロワ回路から構成され、
    前記エミッタフォロワまたはソースフォロワ回路に流れる電流を調整することで、前記2つの帰還閉ループの正相および逆相信号のレベルを調整し、
    さらに前記差動型のトランスインピーダンスアンプの後段に設けられたDCレベル補正回路は差動回路から構成され、
    前記差動回路の差動トランジスタの入力電圧を調整することで復調された正相および逆相信号のDCレベル差を補正することを特徴とする光受信回路。
  7. 請求項1に記載の光受信回路において、前記差動型のトランスインピーダンスアンプの出力にコンデンサを備え、次段とAC結合により接続されることを特徴とする光受信回路。
  8. 請求項3に記載の光受信回路において、前記差動型のトランスインピーダンスアンプの出力にコンデンサを備え、次段の出力アンプとAC結合により接続されることを特徴とする光受信回路。
  9. 請求項4に記載の光受信回路において、前記差動型のトランスインピーダンスアンプの出力にコンデンサを備え、次段の出力アンプとAC結合により接続されることを特徴とする光受信回路。
  10. 入力された正相および逆相信号のレベルを増幅し、その増幅した正相および逆相信号の信号振幅レベルを等しくするように前記正相および逆送信号の信号振幅レベルを調整し、その振幅を調整した正相および逆相信号を入力に帰還させ、復調された正相および逆相信号を出力することを特徴とする信号処理方法。
  11. 請求項10に記載の信号処理方法において、さらに前記復調された正相および逆相信号のDCレベルを補正し、そのDCレベルを補正された復調後の正相および逆相信号を出力することを特徴とする信号処理方法。
  12. 一対のフォトダイオードと、該フォトダイオードに2つの入力がそれぞれ接続される差動アンプと、差動アンプからの2つの出力信号の振幅を等しくするように前記正相および逆送信号のレベルを調整するレベル調整回路と、レベル調整された信号を前記差動アンプに帰還させる2つの帰還抵抗と、を備えることを特徴とする光受信回路。
  13. 前記レベル調整された信号のDCレベルを補正するDCレベル補正回路を備えることを特徴とする請求項12の光受信回路。
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