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JP5442631B2 - Ofdmaシステムのためのコーディングブロックベースのharq合成 - Google Patents

Ofdmaシステムのためのコーディングブロックベースのharq合成 Download PDF

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Description

本開示の実施形態は一般にデータ通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信のためのハイブリッド自動再送要求(HARQ)合成方式に関する。
データ送信の信頼性を改善するために、いくつかのワイヤレスシステムは、誤り検出(ED)ビットおよび前方誤り訂正(FEC)ビットが送信に追加されるHARQ方式を採用する。受信機は、これらのEDビットおよびFECビットを使用して、パケットが適切に復号されたか否かを判断することができる。適切に復号されなかった場合、受信機は、否定応答(NAK)によって送信機にシグナリングし、パケットを再送信するように送信機に促す。
適用例によっては、不正確に受信された符号化データブロックが、廃棄されるのではなく、受信機において(HARQバッファ中に)記憶される、チェース(Chase)合成を採用することができる。再送信されたブロックが受信されると、再送信されたブロックは、以前に受信されたブロックと合成され、正常な復号の確率を高めることができる。異なるタイプの合成技法は、送信パラメータに依存して、ビット誤り率パフォーマンスおよび所要のバッファサイズに影響を及ぼすことがある。残念ながら、送信パラメータは、特にワイヤレスチャネル間でしばしば変化するので、受信機に実装された合成方式のタイプは必ずしも最適ではない。
本開示の実施形態は一般に、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)結合信号データまたは復号データのいずれを、ワイヤレス通信のための受信機において後続のHARQ送信のために保存すべきかを判断するために、HARQメッセージのコーディングブロックごとの復号データの品質を検査することに関する。
本開示のいくつかの実施形態は、HARQ機構をもつワイヤレス通信のための受信機を提供する。受信機は一般に、複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための少なくとも1つのバッファを含み、複数のコーディングブロックの各々のデータがHARQ合成信号データまたは復号ビットであり、現在のHARQ送信の信号データと以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいてコーディングブロックごとにHARQ合成信号データを生成するように構成された少なくとも1つのコンバイナと、HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに復号ビットを生成するように構成された復号器と、選択基準に基づいて少なくとも1つのバッファにコーディングブロックごとに、HARQ合成信号データを保存するか、または復号ビットを保存するかを選択するように構成された制御論理とを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、HARQ機構をもつワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は一般に、複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための手段であって、複数のコーディングブロックの各々のデータがHARQ合成信号データまたは復号データである手段と、受信処理経路に沿った第1の位置においてコーディングブロックごとにHARQ結合信号データを生成するための第1の手段であって、HARQ結合信号データが現在のHARQ送信の信号データと以前の受信HARQ送信の信号データとに基づく手段と、HARQ結合信号データに基づいてコーディングブロックごとに復号データを生成するための手段と、選択基準に基づいてデータを記憶するための手段に対して、コーディングブロックごとにHARQ結合信号データを記憶するか、または復号データを記憶するかを選択するための手段とを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、HARQ機構をもつワイヤレス通信のためのプロセッサを提供する。プロセッサ上で実行される動作は一般に、複数のコーディングブロックを有する現在のHARQ送信を受信することと、現在のHARQ送信の信号データと、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいてコーディングブロックごとにHARQ結合信号データを生成することと、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを復号することと、コーディングブロックごとに、選択基準に基づいてHARQ合成信号データまたは復号データを保存することとを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、HARQ機構をもつワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は一般に、複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための命令であって、複数のコーディングブロックの各々のデータがHARQ合成信号データまたは復号データである命令と、受信処理経路に沿った第1の位置においてコーディングブロックごとにHARQ結合信号データを生成するための第1の命令であって、HARQ結合信号データが現在のHARQ送信の信号データと以前の受信HARQ送信の信号データとに基づく命令と、HARQ結合信号データに基づいてコーディングブロックごとに復号データを生成するための命令と、選択基準に基づいてデータを記憶するための命令に対して、コーディングブロックごとにHARQ結合信号データを記憶するか、または復号データを記憶するかを選択するための命令とを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、モバイルデバイスを提供する。モバイルデバイスは一般に、現在のHARQ送信を受信するための受信機フロントエンドと、複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための少なくとも1つのバッファを含み、複数のコーディングブロックの各々のデータがHARQ合成信号データまたは復号ビットであり、現在のHARQ送信の信号データと以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいてコーディングブロックごとにHARQ合成信号データを生成するように構成された少なくとも1つのコンバイナと、HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに復号ビットを生成するように構成された復号器と、選択基準に基づいて少なくとも1つのバッファにコーディングブロックごとに、HARQ合成信号データを保存するか、または復号ビットを保存するかを選択するように構成された制御論理とを含む。
本開示のいくつかの実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいてHARQ送信を解釈するための方法である。方法は一般に、複数のコーディングブロックを有する現在のHARQ送信を受信することと、現在のHARQ送信の信号データと、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいてコーディングブロックごとにHARQ結合信号データを生成することと、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを復号することと、コーディングブロックごとに、選択基準に基づいてHARQ合成信号データまたは復号データを保存することとを含む。
本開示の上述の特徴を詳細に理解することができるように、その一部を添付の図面に示す実施形態を参照することによって、上記で簡単に要約したより具体的な説明を得ることができる。ただし、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な実施形態のみを示し、したがって、説明は他の等しく有効な実施形態に通じるので、その範囲を限定するものとみなされるべきではないことに留意されたい。
本開示のいくつかの実施形態による、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、ワイヤレスデバイスにおいて利用できる様々な構成要素を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、直交周波数分割多重および直交周波数分割多元接続(OFDM/OFDMA)技術を利用するワイヤレス通信システム内で使用できる例示的な送信機と例示的な受信機とを示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、HARQ送信のための例示的な送信機を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、HARQ送信のための例示的な受信機を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、図4Bの受信機の一例を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、異なる合成方式が選択された図5の受信機を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、異なる合成方式が選択された図5の受信機を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、異なる合成方式が選択された図5の受信機を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、選択的HARQ(S−HARQ)合成のための例示的な動作の流れ図。 本開示のいくつかの実施形態による、受信機における信号デマッピングの前のHARQ合成を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、受信機における信号デマッピングの後のHARQ合成を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、受信機におけるチャネル復号の前のHARQ合成を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、HARQメッセージのコーディングブロックへの細分化を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、コーディングブロックに基づいたS−HARQ合成のための受信機のブロック図。 本開示のいくつかの実施形態による、コーディングブロックベースのHARQ結合のための復号品質検査を示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、コーディングブロックベースのHARQ結合の例示的な反復中のHARQバッファのコンテンツを示す図。 本開示のいくつかの実施形態による、コーディングブロックに基づいたHARQ合成のための例示的な動作の流れ図。 本開示のいくつかの実施形態による、コーディングブロックに基づいたチャネル復号の前のHARQ合成のための図10の受信機の一例を示す図。 本開示のいくつかの実施形態によるコーディングブロックベースのHARQ結合のための例示的な動作の流れ図。 本開示のいくつかの実施形態による、図17のコーディングブロックベースのHARQ結合のための例示的な動作に対応する手段のブロック図。
本開示の実施形態は、送信/再送信されたハイブリッド自動再送要求(HARQ)メッセージを合成するための受信機内のコンバイナの異なるタイプ間で選択するための技法およびシステムを提供する。いくつかの実施形態では、(異なる処理段で)異なるタイプのHARQコンバイナの合成を受信機中に設計し、チャネルごとに選択することができる。
所与の時間に特定のチャネルとともに使用するために選択されたコンバイナのタイプは、送信信号の変調次数、合成信号に必要なビット数、およびHARQバッファ中に残っているスペース(ヘッドルーム)量など、いくつかの選択基準に依存する。HARQ合成方式を適切に選択すれば、単一のコンバイナを利用する従来のHARQ合成技法と比較して、所要のHARQバッファサイズを低減することができ、その結果、合成利得を高めることができる。
以下の説明は、限定はしないが、特定の方式としてチェース合成を利用する選択的HARQ(S−HARQ)合成のいくつかの実施形態を提示する。チェース合成では、再送信は元の送信のコピーである。ただし、本明細書で説明する選択的合成の概念は、再送信がチャネル符号器からの新しいパリティビットを備える、増分冗長性(IR)など、他の合成方式と同様の利点に使用することができることを当業者なら認識されよう。
例示的なワイヤレス通信システム
本開示の方法および装置は、ブロードバンドワイヤレス通信システムにおいて利用できる。「ブロードバンドワイヤレス」という用語は、所与のエリアにわたるワイヤレス、音声、インターネット、および/またはデータネットワークアクセスを与える技術を指す。
ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセスを表すWiMAXは、長距離にわたる高いスループットブロードバンド接続を与える、規格ベースのブロードバンドワイヤレス技術である。現在、WiMAXの2つの主要な適用例、すなわち固定WiMAXとモバイルWiMAXとがある。固定WiMAX適用例は、たとえば、家庭および企業でのブロードバンドアクセスを可能にするポイントツーマルチポイントである。モバイルWiMAXは、ブロードバンド速度でのセルラーネットワークのフルモビリティを提供する。
モバイルWiMAXは、OFDM(直交周波数分割多重)およびOFDMA(直交周波数分割多元接続)技術に基づく。OFDMは、最近、様々な高データ転送速度通信システムに広く採用されているデジタルマルチキャリア変調技法である。OFDMでは、送信ビットストリームは、複数の低速サブストリームに分割される。各サブストリームは、複数の直交サブキャリアのうちの1つを用いて変調され、複数の並列サブチャネルのうちの1つの上で送信される。OFDMAは、ユーザが、異なるタイムスロットにおいてサブキャリアを割り当てられる多元接続技法である。OFDMAは、多種多様なアプリケーション、データ転送速度、およびサービス品質要件をもつ多くのユーザに対応することができるフレキシブルな多元接続技法である。
ワイヤレスインターネットおよび通信の急成長は、ワイヤレス通信サービスの分野における高データ転送速度に対する需要の増加をもたらした。OFDM/OFDMAシステムは、今日、最も有望な研究領域の1つとして、および次世代のワイヤレス通信のための主要な技術として考えられている。これは、OFDM/OFDMA変調方式が、変調効率、スペクトル効率、柔軟性、および従来のシングルキャリア変調方式に勝る強いマルチパス耐性など多くの利点を与えることができることに起因する。
IEEE802.16xは、固定およびモバイルブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)システムのためのエアインターフェースを定義する新興の規格組織である。IEEE802.16xは、2004年5月に固定BWAシステムのための「IEEE P802.16-REVd/D5-2004」を承認し、2005年10月にモバイルBWAシステムのための「IEEE P802.16e/D12 Oct. 2005」を公開した。それらの2つの規格は、4つの異なる物理的層(PHY)および1つのメディアアクセス制御(MAC)層を定義した。4つの物理的層のうちのOFDMおよびOFDMA物理層は、それぞれ固定およびモバイルBWA領域において最も一般的である。
図1に、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、ブロードバンドワイヤレス通信システムとすることができる。ワイヤレス通信システム100は、いくつかのセル102に通信を与えることができ、各セルは基地局104によってサービスされる。基地局104は、ユーザ端末106と通信する固定局とすることができる。基地局104は、代替的に、アクセスポイント、ノードB、または何らかの他の用語で呼ばれることもある。
図1に、システム100全体に散在する様々なユーザ端末106を示す。ユーザ端末106は固定(すなわち、静止)でも移動でもよい。ユーザ端末106は、代替的に、リモート局、アクセス端末、端末、加入者ユニット、移動局、局、ユーザ機器などと呼ばれることもある。ユーザ端末106は、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデム、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータなどワイヤレスデバイスでもよい。
様々なアルゴリズムおよび方法を、基地局104とユーザ端末106との間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用することができる。たとえば、OFDM/OFDMA技法に従って、基地局104とユーザ端末106との間で信号を送信および受信することができる。この場合には、ワイヤレス通信システム100をOFDM/OFDMAシステムと呼ぶことができる。
基地局104からユーザ端末106への送信を可能にする通信リンクをダウンリンク108と呼び、ユーザ端末106から基地局104への送信を可能にする通信リンクをアップリンク110と呼ぶことができる。代替的に、ダウンリンク108を順方向リンクまたは順方向チャネルと呼び、アップリンク110を逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ぶことができる。
セル102は複数のセクタ112に分割できる。セクタ112は、セル102内の物理的カバレージエリアである。ワイヤレス通信システム100内の基地局104は、セル102の特定のセクタ112内の電力の流れを集中させるアンテナを利用することができる。そのようなアンテナを指向性アンテナと呼ぶことができる。
図2に、ワイヤレスデバイス202内で利用できる様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス202は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成できるデバイスの一例である。ワイヤレスデバイス202は基地局104またはユーザ端末106でもよい。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202の動作を制御するプロセッサ204を含むことができる。プロセッサ204は中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含むことができるメモリ206は、命令とデータとをプロセッサ204に与える。メモリ206の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含むことができる。プロセッサ204は一般に、メモリ206内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理および演算動作を実行する。メモリ206中の命令は、本明細書で説明する方法を実装するために実行可能である。
ワイヤレスデバイス202は、ワイヤレスデバイス202と遠隔地との間のデータの送信および受信を可能にするために送信機210と受信機212とを含むことができるハウジング208を含むこともできる。送信機210と受信機212とを組み合わせてトランシーバ214を形成することができる。アンテナ216は、ハウジング208に取り付けられ、トランシーバ214に電気的に結合される。ワイヤレスデバイス202は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナ(図示せず)をも含むことができる。
ワイヤレスデバイス202は、トランシーバ214によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用できる信号検出器218をも含むことができる。信号検出器218は、総エネルギー、擬似ノイズ(PN)チップ当たりのパイロットエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号などの信号を検出できる。ワイヤレスデバイス202は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)220を含むこともできる。
ワイヤレスデバイス202の様々な構成要素は、データバスに加えて、パワーバス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含むことができるバスシステム222によって一緒に結合できる。
図3に、OFDM/OFDMAを利用するワイヤレス通信システム100内で使用できる送信機302の一例を示す。送信機302の部分は、ワイヤレスデバイス202の送信機210中に実装される。送信機302は、ダウンリンク108上でデータ306をユーザ端末106に送信するための基地局104中に実装される。送信機302は、アップリンク110上でデータ306を基地局104に送信するためのユーザ端末106中にも実装される。
送信されるデータ306は、直並列(S/P)変換器308に入力として供給されるものとして示してある。S/P変換器308は送信データをN個の並列データストリーム310に分割する。
次いで、N個の並列データストリーム310はマッパー312に入力として供給される。マッパー312は、N個の並列データストリーム310をN個のコンスタレーションポイントにマッピングすることができる。マッピングは、2位相偏移キーイング(BPSK)、4位相偏移キーイング(QPSK)、8位相偏移キーイング(8PSK)、直交振幅変調(QAM)など、何らかの変調コンスタレーションを使用して行われる。したがって、マッパー312は、それぞれ逆高速フーリエ変換(IFFT)320のN個の直交サブキャリアのうちの1つに対応する、N個の並列シンボルストリーム316を出力する。これらのN個の並列シンボルストリーム316は、周波数領域において表されて、IFFT構成要素320によってN個の並列時間領域サンプルストリーム318に変換される。
次に、用語に関する簡単な注釈を与える。周波数領域におけるN個の並列変調は、周波数領域におけるN個の変調シンボルに等しく、これは、周波数領域におけるN個のマッピング+N個のポイントIFFTに等しく、これは、時間領域における1つの(有用な)OFDMシンボルに等しく、これは、時間領域におけるN個のサンプルに等しい。時間領域における1つのOFDMシンボル、Nは、Ncp(OFDMシンボル当たりのガードサンプル数)+N(OFDMシンボル当たりの有用なサンプル数)に等しい。
N個の並列時間領域サンプルストリーム318は、並直列(P/S)変換器324によって、OFDM/OFDMAシンボルストリーム322に変換される。ガード挿入構成要素326は、OFDM/OFDMAシンボルストリーム322中の連続したOFDM/OFDMAシンボル間にガードインターバルを挿入する。次いで、ガード挿入構成要素326の出力は、無線周波数(RF)フロントエンド328によって、所望の送信周波数帯域にアップコンバートされる。次いで、アンテナ330は、得られた信号332を送信する。
図3に、OFDM/OFDMAを利用するワイヤレス通信システム100内で使用できる受信機304の一例をも示す。受信機304の部分は、ワイヤレスデバイス202の受信機212中に実装される。受信機304は、ダウンリンク108上で基地局104からデータ306を受信するためのユーザ端末106中に実装される。受信機304は、アップリンク110上でユーザ端末106からデータ306を受信するための基地局104中に実装される。
送信信号332は、ワイヤレスチャネル334上を移動するものとして示してある。信号332’がアンテナ330’によって受信されると、受信信号332’はRFフロントエンド328’によってベースバンド信号にダウンコンバートされる。次いで、ガード除去構成要素326’は、ガード挿入構成要素326によってOFDM/OFDMAシンボル間に挿入されたガードインターバルを除去する。
ガード除去構成要素326’の出力はS/P変換器324’に供給される。S/P変換器324’は、OFDM/OFDMAシンボルストリーム322’を、それぞれN個の直交サブキャリアのうちの1つに対応するN個の並列時間領域シンボルストリーム318’に分割する。高速フーリエ変換(FFT)構成要素320’は、N個の並列時間領域シンボルストリーム318’を周波数領域に変換し、N個の並列周波数領域シンボルストリーム316’を出力する。
デマッパー312’は、マッパー312によって実行されたシンボルマッピング動作の逆を実行し、それによって、N個の並列データストリーム310’を出力する。P/S変換器308’は、N個の並列データストリーム310’を単一のデータストリーム306’に合成する。理想的には、このデータストリーム306’は、送信機302に入力として供給されたデータ306に対応する。
例示的なHARQ送信
基地局104とユーザ端末106との間の通信の信頼性を高めるために、システム100のセル102のうちの1つまたは複数は、HARQ誤り制御方法を利用することができる。図3Aに、HARQ送信の基本的なシーケンスを示す。基地局104など送信機(TX)302は、アンテナ330を介してHARQメッセージを含む第1の信号s(1,t)をブロードキャストする。ユーザ端末106などワイヤレスデバイス202内に含まれる、受信機(RX)304のアンテナ330’は、ある電力
Figure 0005442631
をもつ受信信号r(1,t)として、ブロードキャストされた第1の信号を受信する。
第1の受信信号r(1,t)は、受信機304によって処理および復号される。メッセージを復号する際に、データペイロードに対して生成された誤り訂正ビット(たとえば、チェックサム)は、メッセージ中で送信された誤り訂正ビットと比較される。生成された誤り訂正ビットと送信された誤り訂正ビットとの間の一致は、復号メッセージが正しいことを示し、不一致は、復号メッセージ中のビットのうちの1つまたは複数が正しくないことを示す。
復号メッセージが正しくない場合、受信機304は否定応答(NAK)信号を送信機302に返送する。チェース合成の場合、送信機302は、NAK信号を受信すると、q回目の反復(図示の例ではq=2)で再びHARQメッセージを含む同じ信号s(q,t)を再送信する。このプロセスは繰り返され、(q=Nにおいて)復号メッセージが正しくなって初めて、受信機304は、送信機302にACK信号を送信し、正常な受信および正しいHARQメッセージの復号を示す。
図4Aに、HARQ送信を採用しているいくつかの実施形態の送信機302の例示的なブロック図を示す。OFDMまたはOFDMAが利用される場合、たとえば、HARQメッセージはエンコーダ402によって符号化され、符号化ビットは、信号マッピングブロック404において、配置図を使用することによって、所望のデジタル変調方式に従ってマッピングされる。
サブキャリア割当てブロック406では、マッピングされた信号を、配置図上のそれらの位置に従って割り当てられたサブキャリアに割り振ることができる。通常、割り当てられたサブキャリアは、時間縦軸に沿ったいくつかのシンボルと周波数横軸上のいくつかのサブキャリアとにわたって分散される複数のサブキャリアを備える。サブキャリア信号は、IFFTブロック408において、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して時間領域に変換され、変換された信号は、送信回路410とアンテナ330とを使用してワイヤレスチャネル334に送信される。
図4Bに、いくつかの実施形態において送信信号を受信することが可能な受信機304のブロック図を示す。アンテナ330’は、送信機302から送信信号を受信し、それらをRFフロントエンド412に送信する。RFフロントエンド412は、自動利得制御(AGC)、高速フーリエ変換(FFT)ブロック、チャネル推定器、およびキャリア対干渉およびノイズ比(CINR)推定器など、送信信号を受信し、それらをデジタル信号処理のために準備するための適切な回路を含むことができる。
次いで、RFフロントエンド412からの信号は、信号を復調するため、および再送信されたメッセージのために行う必要があるHARQ合成のための信号処理ブロック414に送信される。したがって、信号処理ブロック414は、サブキャリア割当て解除、信号デマッピング、HARQ合成、および信号重み付けのための適切な回路を含む。処理された信号は、信号処理ブロック414からチャネル復号器416に送信され、チャネル復号器416は、デマッピングされたHARQ合成符号化ビットを復号し、復号HARQメッセージを出力し、メッセージが正しく復号されたかどうかを確かめるために、エラービットを検査する。
いくつかの実施形態では、RFフロントエンド412、信号処理ブロック414、および/またはチャネル復号器416の部分は、デジタル信号プロセッサ(DSP)中に実装される。DSPは、信号デマッピング、HARQ合成、およびチャネル復号など、上記の適切な機能を実行するための論理を備える。
例示的な選択的HARQ合成方式
前述のように、本開示のいくつかの実施形態は、たとえば、受信機の信号処理ブロック414における異なる処理段において実装されるコンバイナを、異なるHARQコンバイナから選択することができる。たとえば、コンバイナの1つのタイプは、信号デマッパーの前に位置し、タイプAコンバイナと称する。コンバイナの別のタイプは、信号デマッパーの後に位置し、タイプBコンバイナとみなす。コンバイナの第3のタイプは、チャネル復号器416の直前に位置し、タイプCコンバイナと呼ぶ。特定の実施形態に応じて、HARQ送信のためのOFDM/OFDMA受信機は、タイプA、タイプBおよび/またはタイプCコンバイナの合成を含むことができ、コンバイナの各タイプは後でさらに詳細に説明する。
受信機304は、場合によっては、所与のワイヤレスチャネルに対して、コンバイナのどのタイプを使用するかを選択するための論理を含む。そのような選択的HARQ(S−HARQ)合成方式では、HARQコンバイナの1つまたは複数がHARQバッファを共有する、または各HARQコンバイナがそれ自体のバッファを有することができる。非選択的コンバイナは、たとえば、代替信号経路を用いてそのコンバイナをバイパスすることによって、効果的に使用不能にできる。
あるHARQチャネルに対するコンバイナの選択は、送信信号の変調次数および(1つまたは複数の)HARQバッファ中のヘッドルームなど、様々な基準に依存することができる。たとえば、HARQ送信が高い変調次数(たとえば、256値直交振幅変調(256QAM)、64QAMまたは16QAM)を採用する場合、タイプAコンバイナを選択することができる。HARQ送信が中程度の変調次数(たとえば、16QAM、または4位相偏移キーイング(QPSK))を使用する場合、タイプBコンバイナを選択することができる。HARQチャネルが低い変調次数送信(たとえば、QPSK、または2位相偏移キーイング(BPSK))に関連する場合、タイプBまたはタイプCコンバイナを選択することができる。
与えられた例によって示されるように、いくつかの変調次数のための異なるタイプのHARQコンバイナ間に若干の重複があることがある。コンバイナ選択のための別の基準は、バッファスペース消費に影響を及ぼす、各タイプのコンバイナの合成信号に必要なビット数でもよい。S−HARQ合成方式は、従来の合成方式と比較して、所要のHARQバッファサイズを大幅に低減しながら、合成利得の向上をも可能にする。
図5は、本開示のいくつかの実施形態による、S−HARQ合成を実行することが可能な異なる処理段に位置する複数のコンバイナをもつ、受信機のブロック図500である。異なる実施形態は、異なる処理段における異なるタイプのコンバイナの異なる合成を有することができ、単一のHARQバッファを共有するか、または複数のHARQバッファを有することができる。
図示の実施形態では、受信機は、タイプAコンバイナ502と、タイプBコンバイナ504と、タイプCコンバイナ506と、すべての3つのコンバイナに共通の単一のHARQバッファ508とを含む。図示の例では、タイプAコンバイナ502は信号デマッパー510の前に配置され、タイプBコンバイナ504は信号デマッパー510の直後に配置される。タイプCコンバイナ506は、チャネル復号器416の直前に配置される。
S−HARQ合成方式の以下の説明では、受信機304がq回目のHARQメッセージを受信しており、q回目のHARQメッセージを受信する前にq−1回目のHARQメッセージをすでに受信したと仮定する。q回目のHARQメッセージでは、送信機302は、時間領域における特性h(q,t)を有する、ワイヤレスチャネルh上での送信のための信号s(q,t)をブロードキャストする。受信機304は、信号振幅
Figure 0005442631
を有する送信信号を受信する。式中、p(q)はq回目の受信の測定された電力であり、n(q,t)は付加ノイズ項である。
受信機304のRFフロントエンド412は、AGC512の出力におけるすべての信号が同じ振幅を有するように、受信信号の利得のためのAGC512を含む。AGC512のためのフィードバックおよび制御として、RFフロントエンド412は、AGC512の出力からのp(q)を測定するための電力測定回路514を含む。AGC512の調整された出力は、正規化信号r(q,t)であると考えることができる。
RFフロントエンド412は、正規化された受信信号r(q,t)を時間領域から周波数領域に変換するためのFFTブロック516を含む。FFTブロック516の出力は、Rfft(q,i,n)=fft(r(q,i,t))である。式中、NfftはFFTポイントの数、i=...,sym(i−1),sym(i),sym(i+1),...、i番目のOFDMシンボル、n=1,2,...,Nfft、およびt=1,2,...,Nfftである。図5に示すように、FFTブロック516は、変換された信号からサブキャリアを割当て解除して信号Rsc(q,u)を形成するサブキャリア割当て解除ブロックを含む。ただし、u=1,2,...Nuであり、Nuはすべての割り当てられたサブキャリアの数である。
さらに、Rfft(q,i,n)信号またはRsc(q,u)信号がチャネル推定器(CE)518に送信され、対応するサブキャリアおよびシンボルのためのチャネルを推定する。CE518の出力は、Hp(q,i,n)であるか、またはCE518がサブキャリア割当て解除ブロックを含む場合、図示のように、Hsc(q,u)である。Rfft(q,i,n)信号またはRsc(q,u)信号は、キャリア対干渉およびノイズ比(CINR)推定器520に送信される。CINR推定器520は、q回目の受信信号のための信号電力(Psignal(q))、干渉電力(Pinterference(q))、ノイズ電力(Pnoise(q))、およびCINR(q)を推定する。CINR推定器520は、図示のように合成CINRc(q)をも計算することができる。
重み付け計算機522は、たとえば、電力測定回路514によって測定される電力p(q)またはCINR推定器520によって測定されるCINR(q)に基づいて、q回目のHARQ信号のための重み係数F(q)を計算する。電力重み係数が計算される場合、F(q)は、q回目のHARQ信号の電力対第1のHARQ信号p(1)の電力または所定の電力ppd比とすることができる。数式では、重み係数を以下のように表すことができる。
Figure 0005442631
または
Figure 0005442631
CINR重み係数が計算される場合、F(q)は、q回目のHARQ信号のCINR対第1のHARQ信号CINR(1)のCINRまたは所定のキャリア対干渉およびノイズ比CINRpd比とすることができる。数式では、重み係数を以下のように表すことができる。
Figure 0005442631
または
Figure 0005442631
重み付け計算機522によって計算された重み係数の目的は、q回目の受信HARQ信号の電力またはCINRを、合成前の他の以前の受信HARQ信号と等化することである。重み係数を使用することによって、受信信号の電力に影響を及ぼすことがある再送信間のワイヤレスチャネルのノイズまたは変化は、HARQ合成に影響を及ぼさないはずである。重み係数の使用について以下でさらに詳細に説明する。
所与の受信機304の場合、最高Nharqch個のHARQチャネルがあり、各HARQチャネルは最高Nharqrt回再送信できる。Nharqrtが大きく、コンバイナの不適切なタイプが選択された場合、HARQバッファ508は急速にスペースを使い果たす。コンバイナ方式を選択するためのアルゴリズムは、バッファスペースを節約する目的で、この状況を考慮に入れるように設計できる。
たとえば、HARQメッセージ/チャネルマネージャ524は、(たとえばチャネル番号によって)復号されているHARQチャネルと、チャネルに関連付けられた変調次数Nmodとを決定し、これらをHARQバッファ508に結合されたS−HARQバッファコントローラ526に出力をする。変調次数Nmodは、BPSKでは1、QPSKでは2、16QAMでは4、64QAMでは6、および256QAMでは8に等しいとすることができる。S−HARQバッファコントローラ526は、チャネル番号および変調次数を使用して、HARQバッファ508中のヘッドルームを決定し、これらに基づいて、下記の説明に従ってHARQコンバイナの適切なタイプを選択する。
S−HARQ合成方式では、コンバイナの選択されるタイプはチャネルごととすることができる。したがって、所与のチャネルに対して、コンバイナのタイプが選択されると、後続の再送信されたメッセージは同じコンバイナタイプを使用する。
HARQコンバイナの異なるタイプ間での選択は、いくつかの選択基準に依存し、所要のバッファサイズとパフォーマンスとの間のトレードオフを含むことがある。各HARQチャネルに対応する変調次数と各HARQコンバイナタイプのビット幅とを考慮することによって、所要のバッファサイズを減らすことができる。
一般に、BPSKなど低い変調次数では、所要のバッファサイズは、タイプCからタイプB、タイプAへと増加する傾向があり、タイプAはタイプBよりもかなり大きいバッファを必要とする(すなわち、ReqBufSizeType−C<ReqBufSizeType−B<<ReqBufSizeType−A)。256QAMなど高い変調次数では、所要のバッファサイズは一般に、タイプAからタイプB、タイプCへと増加する傾向がある(すなわち、ReqBufSizeType−A<ReqBufSizeType−B<ReqBufSizeType−C)。
ただし、低い変調次数と高い変調次数の両方に対するビットエラー比(BER)パフォーマンスは、一般にタイプA HARQコンバイナで最も高く、その後にタイプB、次いでタイプCが続く。言い換えれば、BERまたは電気ノイズによるビット誤解釈の可能性は、タイプA HARQコンバイナで最も低い(すなわち、BERType−A<BERType−B<BERType−C)。これらの傾向のすべてを考慮して、HARQバッファコントローラ526は一般に、高い変調次数送信に対してタイプAコンバイナ502を、中程度の変調次数送信に対してタイプBコンバイナ504を、低い変調次数送信に対してタイプCコンバイナ506を選択することができる。
利用可能なバッファヘッドルームを、S−HARQ合成方式に従ってHARQコンバイナのどのタイプを使用すべきかを判断するための選択基準のファクタとすることもできる。たとえば、HARQバッファコントローラ526は、所与のチャネルに対して適切なHARQコンバイナを選択するために、サポートされるHARQチャネルの総数、およびバッファ508に残っている空きスペースの量を考慮することができる。
図6A〜図6Cに、異なるタイプのコンバイナが選択された受信機304による信号処理フローを示す。タイプAコンバイナ502は図6Aにおいて選択され、タイプBコンバイナ504は図6Bにおいて選択され、タイプCコンバイナ506は図6Cにおいて選択されている。図6A〜図6Cはまた、合成されたHARQ信号を記憶するための、所要のバッファサイズにおける、異なるタイプのコンバイナ間の相対差を表現する。
図6Aに示すように、特定のチャネルに対してタイプAコンバイナ502が選択される場合、HARQ合成はデマッピングの前のシンボルレベルにおいて起こることがある。q回目の受信信号では、復号メッセージが正しくなかった場合、Rsc(q,u)は、前のHARQ受信から割当て解除されたサブキャリア信号RA(q−1,u)と合成されて、HARQ合成信号RA(q,u)を生成する。また、CE518の出力Hsc(q,u)は、前のHARQ受信からのチャネル推定信号CA(q−1,u)と合成されて、HARQ合成チャネル推定信号CA(q,u)を生成する。タイプAコンバイナ502について、以下でより詳細に説明する。
この特定のチャネルに対してタイプAコンバイナ502が選択されない場合、FFTブロック516およびCE518の出力は、タイプA HARQ合成のための前のHARQ受信からバッファに記憶された信号RA(q−1,u)およびCA(q−1,u)と合成されない可能性が高い。代わりに、図6Bおよび図6Cに示すように、FFTブロック516およびCE518の出力は、RA(q,u)=Rsc(q,u)およびCA(q,u)=Hsc(q,u)となるように、タイプAコンバイナ502をバイパスするか、またはそのままタイプAコンバイナ502を通過する。
q回目の反復の復号HARQメッセージが正しくない場合、合成信号RA(q,u)およびCA(q,u)はHARQバッファ508に保存され、それによって、別の再送信を示唆する。いくつかの実施形態では、合成信号RA(q,u)とCA(q,u)とは、HARQバッファ508中のメモリスペースを節約するために、以前に記憶された信号と入れ替わる。この特定のチャネルに対してタイプAコンバイナ502が選択されない場合、合成信号RA(q,u)およびCA(q,u)がHARQバッファ508に保存される必要はない。
RA(q,u)信号およびCA(q,u)信号は、復調/LLR(対数尤度比)ブロック528に入る。信号デマッパー510では、RA(q,u)信号は、たとえば、特定のチャネルに関連する変調のタイプのための配置図に従ってデマッピングされる。信号デマッパー510の出力はデマッピングされた信号Rm(q,b)とすることでき、ただしb=1,2,...Nbであり、NbはHARQメッセージのための符号化ビットの数であり、N=Nmodである。チャネル状態情報(CSI)は、特定のチャネルのための信号デマッパー510において起こる対応する信号デマッピングに従ってCSIアレンジャー530において構成される。CSIアレンジャー530は、CA(q,u)を入力として受け入れ、構成されたCSI信号Cm(q,b)を出力する。
図6Bに示すように、特定のチャネルに対してタイプBコンバイナ504が選択される場合、HARQ合成はデマッピングの後の復調信号レベルにおいて起こることがある。q回目の受信信号では、復号メッセージが正しくなかった場合、Rm(q,b)が前のHARQ受信からのデマッピングされた信号RB(q−1,b)と合成されて、HARQ合成信号RB(q,b)を生成する。また、CSIアレンジャー530の出力Cm(q,b)は、前のHARQ受信からのCSI信号CB(q−1,b)と合成されて、HARQ合成CSI信号CB(q,b)を生成する。タイプBコンバイナ504について、以下でより詳細に説明する。
この特定のチャネルに対してタイプBコンバイナ504が選択されない場合、信号デマッパー510およびCSIアレンジャー530の出力は、タイプB HARQ合成のための前のHARQ受信からバッファに記憶された信号RB(q−1,b)およびCB(q−1,b)と合成されない可能性が高い。代わりに、図6Aおよび図6Cに示すように、信号デマッパー510およびCSIアレンジャー530の出力は、RB(q,b)=Rm(q,b)およびCB(q,b)=Cm(q,b)となるようにタイプBコンバイナ504をバイパスする、またはそのままタイプBコンバイナ504を通過する。
q回目の反復の復号HARQメッセージが正しくない場合、合成信号RB(q,b)およびCB(q,b)はHARQバッファ508に保存され、それによって、別の再送信を示唆する。いくつかの実施形態では、合成信号RB(q,b)とCB(q,b)とは、HARQバッファ508中のメモリスペースを節約するために、以前に記憶された信号と入れ替わる。この特定のチャネルに対してタイプBコンバイナ504が選択されない場合、合成信号RB(q,b)およびCB(q,b)はHARQバッファ508に保存される必要はない。
図示のように、合成信号RB(q,b)およびCB(q,b)信号は、信号重み付けブロック532に入力される。信号重み付けブロック532では、復調された受信信号RB(q,b)は、少なくとも対応するCSI信号CB(q,b)によって調節され、または重み付けされて、出力重み付き信号Rw(q,b)を形成する。いくつかの実施形態では、調整は復調された受信信号RB(q,b)と対応するCSI信号CB(q,b)とを乗算することを含む。またいくつかの実施形態では、復調された信号RB(q,b)に重み付けするときに、CINRc(q)および/または同調係数Ftuneを使用する。同調係数は、変調タイプ、変調対称のビット位置、およびCINRcの関数でもよく、初期値1を有することができる。したがって、重み付き信号Rw(q,b)を、R(q,b)=R(q,b)×C(q,b)×2×CINR(q)×Ftuneと表すことができる。
図6Cに示すように、特定のチャネルに対してタイプCコンバイナ506が選択される場合、HARQ合成はチャネル復号直前のLLRまたはソフトビットレベルにおいて起こることがある。q回目の受信信号では、復号メッセージが正しくなかった場合、Rw(q,b)は、前のHARQ受信からの重み付き信号Rw(q−1,b)と合成されて、HARQ合成信号RC(q,b)を生成する。
信号処理ブロック414における信号重み付けの後に合成することによって、重み付き信号Rw(q,b)は前の信号と合成され、CSI信号は処理される必要はない。このようにして、HARQバッファ508はCSI情報を記憶する必要はなく、特に低い変調次数変調方式(たとえば、BPSK)をもつHARQチャネルに対してタイプC HARQ合成が利用されるとき、所要のバッファサイズは低減される。タイプC HARQコンバイナ506が選択されるとき、HARQバッファ508はまた、正規化目的のためにq回目のHARQ信号のための重み係数F(q)を記憶する。タイプCコンバイナ506について、以下でより詳細に説明する。
この特定のチャネルに対してタイプCコンバイナ506が選択されない場合、信号重み付けブロック532の出力は、タイプC HARQ合成のための前のHARQ受信からバッファ508に記憶された重み付き信号RC(q−1,b)と合成されない可能性が高い。代わりに、図6Aおよび図6Bに示すように、信号重み付けブロック532の出力は、RC(q,b)=Rw(q,b)となるようにタイプCコンバイナ506をバイパスする、またはそのままタイプCコンバイナ506を通過する。
q回目の反復の復号HARQメッセージが正しくない場合に、合成信号RC(q,b)はHARQバッファ508に保存され、それによって、別の再送信を示唆することができる。いくつかの実施形態では、合成信号RC(q,b)は、HARQバッファ508中のメモリスペースを節約するために、以前に記憶された信号と入れ替わる。この特定のチャネルに対してタイプCコンバイナ506が選択されない場合、合成信号RC(q,b)はHARQバッファ508に保存される必要はない。
合成信号RC(q,b)は信号処理ブロック414からチャネル復号器416に送信され、チャネル復号器416は、デマッピングされたHARQ合成符号化ビットを復号し、q回目の反復の解釈されたHARQメッセージを出力する。q回目のHARQメッセージの正確さに基づいて、受信機304は、上述のようにACKまたはNAK信号を送信機302に送信する。
図7に、選択的ハイブリッド自動再送要求(S−HARQ)の例示的な動作600の流れ図を示す。602において、あるワイヤレスチャネルを介してHARQメッセージを受信することによって動作が開始する。604において、ヘッドルームを決定するために、HARQバッファ508のステータスを検査する。606において、十分なヘッドルームがある場合、608において、そのワイヤレスチャネルに対してHARQコンバイナのタイプを選択する。HARQ合成タイプは、上記の選択基準の1つまたは複数に依存する。ただし、十分なヘッドルームがない場合、図示のようにタイプCコンバイナ506を自動的に選択する。
もちろん、これがHARQ信号の1回目の送信(q=1)である場合、HARQ合成は実行される必要はないので、HARQ合成タイプの選択はこの場合重要ではない。ただし、復号メッセージが正しくないために再送信が必要とされる場合、後続の反復におけるHARQ合成のために、適切な受信段において信号をHARQバッファ508に保存するために、HARQ信号の1回目の送信は、特定のチャネルのための所望のタイプのHARQコンバイナに従う可能性が高い。
608においてタイプAコンバイナ502を選択する場合、610において、HARQバッファ508に最後に保存された以前に合成された信号にアクセスする。612において、アクセスされた信号を受信HARQ信号と合成する。新しく合成された信号を、614においてHARQバッファ508に保存し、616において正規化する。618において、正規化信号を特定のチャネルのための配置図に従ってデマッピングする。620において、デマッピングされた信号をCSIで重み付けし、チャネル復号器416に送信する。
608において、タイプBコンバイナ504を選択した場合、622において、HARQメッセージを等化する。624において、等化された信号を特定のチャネルのための配置図に従ってデマッピングする。626において、HARQバッファ508に最後に保存された以前に合成された信号にアクセスする。628において、アクセスされた信号をデマッピングされたHARQ信号と合成する。新しく合成された信号を、630においてHARQバッファ508に保存し、632において正規化する。634において、正規化信号をCSIで重み付けし、重み付けされた信号をチャネル復号器416に送信する。
608において、タイプCコンバイナ506を選択した場合、636において、HARQ信号を等化する。638において、等化された信号を特定のチャネルのための配置図に従ってデマッピングし、640において、デマッピングされた信号をCSIで重み付けする。642において、HARQバッファ508に最後に保存された以前に合成された信号にアクセスする。644において、アクセスされた信号を重み付けされたHARQ信号と合成する。新しく合成された信号を、646においてHARQバッファ508に保存し、648において正規化する。正規化信号をチャネル復号器416に送信する。
650において、HARQコンバイナの選択されたタイプからのHARQ合成信号をチャネル復号器416において復号する。巡回冗長検査(CRC)ビットを含むことがある誤り検出(ED)ビット、および前方誤り訂正(FEC)ビットなど、HARQメッセージの指定されたビットが正しい場合、メッセージを解釈して、正常に送信および受信する。654において、HARQバッファ508から特定のHARQチャネルを削除し、602において、異なるワイヤレスチャネルからの新しいHARQメッセージの受信で動作を繰り返す。ただし、HARQメッセージの指定されたビットのいずれかが正しくない場合、受信機304は、上述のように送信機302にHARQメッセージの再送信の要求を送信し、同じチャネルに対して602で始まる動作を繰り返す。
例示的なタイプAコンバイナ
次に図8を参照すると、信号デマッピングの前に複数のHARQ信号を合成するための例示的なタイプAコンバイナが示されている。図8のブロック図700は、固定のタイプA HARQ合成方式と考えられる。ただし、図8の点線内のタイプA HARQコンバイナ702の詳細は、いくつかの実施形態では図5に示すS−HARQ合成方式のタイプAコンバイナ502に含まれる。
コンスタレーションデマッピングの前に合成を実行するこの方式は、ダイバーシチ合成利得を高めるために、最大比合成(MRC)方式を使用することができる。これは、着信HARQ信号を重み係数と加えることによって再帰的に行われる。重み係数は、HARQ受信ごとに異なることができ、各受信の着信HARQ信号のCINR(または電力)から抽出できる。重み係数に関して、1回目の受信のCINR(または電力)あるいは所定のCINR(または電力)を基準と考え、各受信のCINR(または電力)をその基準によって正規化する。ノイズ増大を回避するために、すべての合成HARQ信号を、あらゆる受信の最終合成段の近くで振幅等化する。得られた信号は、合成されたCSIとチャネル復号前のCINRとで重み付けされる。
図8のブロック図700中のブロックの多くは、図5のブロック図500と同様であり、繰り返して説明しない。図5と同様に、タイプA HARQ合成方式の以下の説明は、受信機304がq回目のHARQメッセージを受信しており、q回目のHARQメッセージを受信する前にq−1回目のHARQメッセージをすでに受信したと仮定する。
FFTブロック516の出力Rfft(q,i,n)は、第1のサブキャリア割当て解除ブロック704に送信されて、変換された信号からサブキャリアを割当て解除して、信号Rsc(q,u)を形成する。ここで、u=1,2,...Nであり、Nはすべての割り当てられたサブキャリアの数である。サブキャリア割当て解除は、HARQメッセージを送信する際に使用されるものと同じ順列に基づいて実行される。さらに、Rfft(q,i,n)信号がチャネル推定器(CE)518に送信され、対応するサブキャリアおよびシンボルのためのチャネルを推定する。CE518の出力H(q,i,n)は、第2のサブキャリア割当て解除ブロック706に送信されて、図示のように、チャネル推定からサブキャリアを割当て解除して信号Hsc(q,u)を形成する。
割当て解除されたRsc(q,u)およびHsc(q,u)信号は、タイプA HARQコンバイナ702に送信される。信号等化器/コンバイナ708では、Rsc(q,u)の電力またはCINRは、重み付け計算機522によって計算される重み係数に基づいて合成前の他の以前の受信HARQ信号の電力またはCINRと等化される。重み係数を使用することによって、受信信号の電力に影響を及ぼすことがある再送信間のワイヤレスチャネルのノイズまたは変化は、HARQ合成に影響を及ぼさないはずである。信号等化器/コンバイナ708の出力Rae(q,u)は、Rae(q,u)=F(q)Rsc(q,u)Hsc(q,u)*として計算される。式中、上述のように、Hsc(q,u)*はHsc(q,u)の複素共役であり、F(q)は重み係数である。CSI推定器/コンバイナ710では、Hsc(q,u)の電力またはCINRは、重み付け計算機522によって計算される重み係数に基づいて合成前の他の前のチャネル推定値の電力またはCINRと等化される。CSI推定器/コンバイナ710の出力Cae(q,u)は、Cae(q,u)=F(q)│Hsc(q,u)│として計算される。
q回目の受信信号では、復号メッセージが正しくなかった場合、等化された信号Rae(q,u)が、前のHARQ受信からのタイプA合成信号Rah(q−1,u)と合成されて、信号HARQコンバイナおよびバッファブロック712において式Rah(q,u)=Rae(q,u)+Rah(q−1,u)に従って、HARQ合成信号Rah(q,u)を生成する。CSI HARQコンバイナおよびバッファブロック714では、CSI推定器/コンバイナ710の出力Cae(q,u)はまた、前のHARQ受信からの合成されたCSI信号Cah(q−1,u)と合成されて、式Cah(q,u)=Cae(q,u)+Cah(q−1,u)に従って、HARQ合成CSI信号Cah(q,u)を生成する。
信号HARQコンバイナおよびバッファ712の出力Rah(q,u)は、適切な正規化係数によって信号HARQ正規化器716において正規化されて、正規化信号Ran(q,u)を形成する。いくつかの実施形態では、正規化係数はq回目の反復の合成CSI信号Cah(q,u)とすることができ、正規化信号は、式Ran(q,u)=Rah(q,u)/Cah(q,u)に従って計算される。CSI HARQコンバイナおよびバッファ714の出力Cah(q,u)は、適切な正規化係数によってCSI HARQ正規化器718において正規化されて、正規化信号Can(q,u)を形成する。いくつかの実施形態では、正規化係数はHARQシーケンス番号qとすることができ、正規化信号は、式Can(q,u)=Cah(q,u)/qに従って計算される。他の実施形態では、合成CSI正規化のための正規化係数は、q回目の反復の電力p(q)とすることができる。
したがって、タイプA HARQコンバイナ702の信号出力を要約すると、q回目の反復では、正規化された出力信号Ran(q,u)は、信号入力Rsc(q,u)と、チャネル推定入力Hsc(q,u)と、重み係数F(q)とから、以下の式に従って計算できる。
Figure 0005442631
同様の方法で、q回目の反復では、タイプA HARQコンバイナ702のCSI出力は、チャネル推定入力Hsc(q,u)と重み係数F(q)とから、いくつかの実施形態では、以下の式に従って計算される。
Figure 0005442631
または
Figure 0005442631
タイプA HARQコンバイナ702の残りのブロックは、図5のブロック図中の対応するブロックと同様に機能することができ、ここで、R(q,u)=Ran(q,u)、C(q,u)=Can(q,u)であり、他のタイプのHARQコンバイナはバイパスされる。
例示的なタイプBコンバイナ
次に図9を参照すると、信号デマッピングの後に複数のHARQ信号の合成が行われる、OFDM/OFDMAシステムのためのタイプB HARQダイバーシチ合成方式が示されている。図9のブロック図800は、固定のタイプB HARQ合成方式と考えられる。ただし、図9の点線内のタイプB HARQコンバイナ802の詳細は、いくつかの実施形態では図5に示すS−HARQ合成方式のタイプBコンバイナ504に含まれる。合成がコンスタレーションデマッピングの後に実行されるこの方式は、ダイバーシチ合成利得を高めるために、MRC方式を使用することができる。これは、上述のように着信HARQ信号を重み係数と加えることによって、再帰的に行われる。重み係数は、HARQ受信ごとに異なることができ、各受信の着信HARQ信号のCINR(または電力)から抽出できる。着信HARQ信号を等化し、デマッピングし、重み係数で重み付けし、再帰的に加算することができる。得られた信号は、あらゆる受信の最終段で、またはその近くで、合成CSIによって正規化し、チャネル復号前に合成CSIおよびCINRで重み付けすることができる。
図9のブロック図800中のブロックの多くは、それぞれ、図5および図8のブロック図500およびブロック図700と同様であり、以下で繰り返して説明しない。図5と同様に、タイプB HARQ合成方式の以下の説明は、受信機304がq回目のHARQメッセージを受信しており、q回目のHARQメッセージを受信する前にq−1回目のHARQメッセージをすでに受信したと仮定する。
注目すべきは、CSI推定器/コンバイナブロック710の出力Cbe(q,u)は、重み係数F(q)に依存せず、Cbe(q,u)=│Hsc(q,u)│として計算される。Cbe(q,u)は、第1のサブキャリア割当て解除ブロック704の出力Rsc(q,u)を等化する際に使用される。信号等化器/コンバイナ804では、Rsc(q,u)は、HARQ合成の前に、CSIによって等化される。信号等化器/コンバイナ804の出力Rbe(q,u)は以下のように計算される。
Figure 0005442631
ただし、Hsc(q,u)*は、Hsc(q,u)の複素共役である。信号等化器/コンバイナ804の出力は、信号デマッパー510において信号デマッピングを受けて信号Rbm(q,b)を形成し、推定されたCSI Cbe(q,u)は、CSIアレンジャー530において同じように処理されて信号Cbm(q,b)を形成する。
復調された出力Rbm(q,b)およびCbm(q,b)信号は、タイプB HARQコンバイナ802に送信される。q回目の受信信号では、復調されたCSI信号Cbm(q,b)は、重み係数F(q)を乗算され、前のHARQ受信からのタイプB合成信号Cbh(q−1,b)と合成されて、CSI HARQコンバイナおよびバッファブロック806において、式Cbh(q,b)=F(q)Cbm(q,b)+Cbh(q−1,b)に従って、HARQ合成CSI信号Cbh(q,b)を生成する。
復号メッセージが正しくなかった場合、復調された出力Rbm(q,b)は、重み係数F(q)および復調されたCSI信号Cbm(q,b)を乗算され、前のHARQ受信からの合成されたタイプB合成信号Rbh(q−1,b)と合成されて、式Rbh(q,b)=F(q)Cbm(q,b)Rbm(q,b)+Rbh(q−1,b)に従って、HARQ合成信号Rbh(q,b)を生成する。Rbh(q,b)の計算は、信号HARQコンバイナおよびバッファブロック808において実行される。
CSI HARQコンバイナおよびバッファ806の出力Cbh(q,b)は、適切な正規化係数によってCSI HARQ正規化器810において正規化されて、正規化信号Cbn(q,b)を形成する。いくつかの実施形態では、正規化係数はHARQシーケンス番号qとすることができ、正規化信号は、式Cbn(q,b)=Cbh(q,b)/qによって計算される。他の実施形態では、合成CSI正規化のための正規化係数は、q回目の反復の電力p(q)とすることができる。信号HARQコンバイナおよびバッファ808の出力Rbh(q,b)もまた、適切な正規化係数によって信号HARQ正規化器812において正規化され、正規化信号Rbn(q,b)を形成する。いくつかの実施形態では、正規化係数はq回目の反復の合成CSI信号Cbh(q,b)とすることができ、正規化信号は、式Rbn(q,b)=Rbh(q,b)/Cbh(q,b)に従って計算される。
したがって、q回目の反復のタイプB HARQコンバイナ802の再帰的信号出力を要約すると、正規化された出力信号Rbn(q,u)は、デマッピングされた信号入力Rbm(q,b)と、CSI信号入力Cbm(q,u)と、重み係数F(q)とから以下の式に従って計算できる。
Figure 0005442631
同様の方法で、タイプB HARQコンバイナ802の再帰的CSI出力は、q回目の反復のCSI信号入力Cbm(q,b)と重み係数F(q)とから、いくつかの実施形態では、以下の式に従って計算される。
Figure 0005442631
または
Figure 0005442631
タイプB HARQコンバイナ802の残りのブロックは、図5のブロック図中の対応するブロックと同様に機能することができ、ここで、R(q,b)=Rbn(q,b)、C(q,b)=Cbn(q,b)であり、他のタイプのHARQコンバイナはバイパスされる。
例示的なタイプCコンバイナ
次に図10を参照すると、チャネル復号の前に複数のHARQ信号の合成が行われる、OFDM/OFDMAシステムのためのタイプC HARQダイバーシチ合成方式が示されている。図10のブロック図900は、固定のタイプC HARQ合成方式と考えられる。ただし、図10の点線内のタイプC HARQコンバイナ902の詳細は、いくつかの実施形態では、図5に示すS−HARQ合成方式のタイプCコンバイナ506に含まれる。
タイプC合成方式は、上述のように着信HARQ信号を重み係数と加算することによって再帰的に行われる。重み係数は、HARQ受信ごとに異なることができ、各受信の着信HARQ信号のCINR(または電力)から抽出できる。着信HARQ信号を等化し、デマッピングし、各受信のCSIおよびCINRによって重み付けすることができる。得られた信号は、重み係数によって調整し、再帰的に加算し、チャネル復号の前に合成された重み係数によって正規化することができる。
図10のブロック図900中のブロックの多くは、それぞれ、図5および図9のブロック図500およびブロック図800と同様であり、以下で再び説明しない。図5と同様に、タイプC HARQ合成方式の以下の説明は、受信機304がq回目のHARQメッセージを受信しており、q回目のHARQメッセージを受信する前にq−1回目のHARQメッセージをすでに受信したと仮定する。
図10のタイプC HARQ合成方式では、合成される信号等化器/コンバイナ804の出力Rcm(q,b)=Rbm(q,b)とCSIアレンジャー530の出力Ccm(q,b)=Cbm(q,b)とを送信するのではなく、これらの信号を信号重み付けブロック532に送信する。信号重み付けブロック532では、復調された受信信号Rcm(q,b)は、少なくとも対応するCSI信号Ccm(q,b)によって調節されて、出力重み付き信号Rcc(q,b)を形成する。いくつかの実施形態では、調整は、式Rcc(q,b)=Rcm(q,b)×Ccm(q,b)×2×CINR(q)×Ftuneに従って、復調された受信信号Rcm(q,b)を、対応するCSI信号Ccm(q,b)と、CINR(q)と、Ftuneと乗算することを含む。
重み付き出力信号Rcc(q,b)は、タイプC HARQコンバイナ902に送信される。q回目の受信信号では、Rcc(q,b)は、重み係数F(q)を乗算され、前のHARQ受信からのタイプC合成信号Rcc(q−1,b)と合成されて、信号HARQコンバイナおよびバッファブロック904において、式Rch(q,b)=F(q)Rcc(q,b)+Rch(q−1,b)に従って、HARQ合成信号Rch(q,b)を生成する。復号メッセージが正しくなかった場合、重み係数F(q)は、前のHARQ受信からのタイプC合成CSI信号Cch(q−1,b)と合成されて、式Cch(q,b)=F(q)+Cch(q−1,b)に従って、HARQ合成CSI信号Cch(q,b)を生成する。Cch(q,b)の計算は、CSI HARQコンバイナおよびバッファブロック906において実行される。
信号HARQコンバイナおよびバッファ904の出力Rch(q,b)は、信号HARQ正規化器908において適切な正規化係数によって正規化されて、正規化信号Rcn(q,b)を形成する。いくつかの実施形態では、正規化係数はq回目の反復の合成CSI信号Cch(q,b)とすることができ、正規化信号は、式Rcn(q,b)=Rch(q,b)/Cch(q,b)に従って計算される。
したがって、q回目の反復のタイプC HARQコンバイナ902の再帰的信号出力を要約するために、正規化された出力信号Rcn(q,u)を重み付き信号出力Rcc(q,b)と重み係数F(q)とから以下の式に従って計算することができる。
Figure 0005442631
タイプB HARQコンバイナ902の残りのブロックは、図5のブロック図中の対応するブロックと同様に機能することができ、ここで、R(q,b)=Rcn(q,b)である。
例示的なコーディングブロックベースのHARQ合成方式
上述のように、HARQ合成およびチャネル復号は、各HARQチャネルの受信ごとに実行される。各HARQチャネルのCRCビットを検査することから、復号の結果が正しい場合、受信機304は送信機302にACKを送信する。しかし、復号の結果が正しくない場合、受信機304は送信機にNAKを送信し、HARQバッファ508は、将来の反復中にHARQチャネルの後続の合成のためにHARQ合成の結果を保存する。
図11は、典型的なHARQメッセージ1100の例である。HARQメッセージは、メッセージ本文1102および巡回冗長検査(CRC)部分1104を含むことができる。HARQメッセージ1100はいくつかのコーディングブロック1106(Ncb)に区分され、NcbはHARQチャネルごとに異なることがある。各コーディングブロック1106はいくつかのビット1108(N)からなり、Nは、同じHARQチャネル中のコーディングブロックでさえも、コーディングブロック1106ごとに異なることがある。たとえば、メッセージ1100中の第1のコーディングブロック1106は16ビットを備え、第2のコーディングブロック1106は20ビットを備えることができる。コーディングブロック1106へのこの分割により、HARQパフォーマンスまたは合成利得を犠牲にすることなく、HARQバッファ508のメモリサイズのさらなる低減が可能になる。
そのようなコーディングブロックベースのHARQ合成方式によれば、復号HARQメッセージ1100がエラーを有するとき、その特定のコーディングブロックを合成のために保存すべきかどうかを決定するために、各コーディングブロック1106の品質などのいくつかの基準を調査する。チャネル復号の後、コーディングブロックが基準に合格しなかった場合、後続の反復で合成のために各コーディングブロック1106の対応するHARQ合成信号を保存する。しかし、チャネル復号の後、コーディングブロック1106のいずれかが基準に合格した場合、HARQ合成信号の代わりに、合格した各コーディングブロックの復号ビットをHARQバッファ508に保存することになる。
合格または不合格を判断する基準はコーディングブロックごとに検査される。たとえば、復号コーディングブロックの尤度(または距離)があるしきい値よりも大きい(または小さい)場合、コーディングブロック1106は基準に合格し、尤度(または距離)がしきい値以下(または以上)である場合、コーディングブロック1106は基準に合格しないことになる。いくつかの実施形態の場合、コーディングブロック1106が基準に合格したかまたは不合格になったかを判断するとき、他のファクタをも検討する。これらのファクタは、チャネルの変調次数、コーディングレート、チャネル状態情報(CSI)、チャネル品質、チャネルのためのHARQ送信の数、および各HARQチャネルの復号結果の任意の組合せを含むことができる。尤度(または距離)に加えて他のファクタを検討することによって、特定のコーディングブロック1106を合成のために保存すべきかどうかを判断することにおける信頼性を高めることができる。
一般に、任意のHARQ合成信号のビット幅は、対応する復号ビットよりも実質的に大きい。したがって、本明細書で開示するコーディングブロックベースのHARQ合成を使用することによって、メモリ要件(すなわち、所要のHARQバッファサイズ)をかなり低減することができる。合成利得を保持しながら所要のHARQバッファサイズを低減することに加えて、合格したコーディングブロックは次のHARQ受信中に再び復号する必要がないので、コーディングブロックベースのHARQ合成は高速復号および電力消費の低減をも可能にする。
コーディングブロックごとのHARQ合成のいくつかの実施形態は、S−HARQ合成について上述したように、単一のHARQコンバイナを採用するか、または複数のHARQコンバイナから選択することができる。(1つまたは複数の)HARQコンバイナは、1つの共通HARQバッファまたは複数のHARQバッファに結合され、また、各HARQチャネルの各コーディングブロック1106のステータスに基づいて(1つまたは複数の)HARQコンバイナと(1つまたは複数の)バッファとを制御するHARQコントローラに結合される。各コーディングブロック1106は、特定のHARQチャネルのコーディングブロックさえも、独立してコーディングされる。
図12は、図5のブロック図に同様に、S−HARQ合成を実行することが可能な異なる処理段に複数のコンバイナを配置したコーディングブロックベースのHARQ合成のための受信機のブロック図1200である。異なる実施形態では、異なる処理段に異なるタイプのコンバイナの異なる組合せを有することができる。図示の実施形態では、受信機は、タイプAコンバイナ502と、タイプBコンバイナ504と、タイプCコンバイナ506と、すべての3つのコンバイナに共通の単一のHARQバッファ508とを含む。図示の例では、タイプAコンバイナ502は信号デマッパー510の前に配置され、タイプBコンバイナ504は信号デマッパー510の後に配置される。タイプCコンバイナ506は、チャネル復号器416の前に配置される。
図5のブロック図500について上述した構成要素に加えて、図12のブロック図1200は、コーディングブロックベースの品質チェッカー1202およびCRCチェッカー1204を追加する。所与のHARQチャネルについて、各コーディングブロック1106は独立して復号される。コーディングブロック1106ごとに、チャネル復号器416は、累積尤度(または、累積距離)L(c)をコーディングブロックベースの品質チェッカー1202に出力し、cはコーディングブロック番号である。コーディングブロックベースの品質チェッカー1202は、コーディングブロックcごとにコーディングブロックステータスCBstatus(c)を判断し、この情報をS−HARQバッファコントローラ526に出力する。いくつかの実施形態の場合、各コーディングブロック1106を合成のために保存すべきかどうかを判断するときに、品質チェッカー1202またはバッファコントローラ526は、CSIおよび/またはコーディングレートなど、上述した他のファクタを検討し、それに応じてコーディングブロックcごとにCBstatus(c)を更新する。チャネル復号器416はまた、q回目の反復の間、復号HARQメッセージRdata(q)をCRCチェッカー1204に出力する。CRCチェッカー1204は、復号HARQメッセージが正しいかどうかを判断し、CRCstatusをS−HARQバッファコントローラ526に出力する。
図13は、CBstatus(c)を決定するために復号の後品質の検査をする例示的なプロセス1300を示す。復号コーディングブロックDEC(c)1302ごとに、チャネル復号器416は、上述のように累積尤度L(c)1304を出力する。HARQチャネルのCRCが不合格になった(すなわち、CRCstatus=「不合格」)場合、各累積尤度L(c)1304を対応するコーディングブロックの長さcによって正規化し、正規化されたしきい値LTHR1306と比較する。L(c)がしきい値LTHR1306よりも大きい場合、コーディングブロックベースの品質チェッカー1202は、コーディングブロックcについて、そのコーディングブロック1106のための復号メッセージが正しいことを意味するCBstatus(c)=「合格」を出力する。他の場合、コーディングブロックベースの品質チェッカー1202は、コーディングブロックcについて、そのコーディングブロック1106のための復号メッセージが正しくないことを意味するCBstatus(c)=「不合格」を出力する。尤度しきい値LTHR1306は、先験的情報としてシステム設計中にシステム動作点に基づいて決定される。
再び図12を参照すると、所与のHARQチャネルについて、復号メッセージが正しいことを示すCRCstatus=「合格」の場合、HARQチャネルがHARQバッファ508から削除される。しかし、CRCstatus=「不合格」の場合、S−HARQバッファコントローラ526は、コーディングブロックベースのHARQバッファ制御を実行する。バッファコントローラ526は、コーディングブロック1106ごとにコーディングブロックステータスCBstatus(c)を検査する。特定のコーディングブロック1106についてCBstatus(c)=「不合格」の場合、選択されたタイプのHARQコンバイナからのHARQ合成信号のソフトビットを、そのコーディングブロックのために保存する。
しかし、特定のコーディングブロック1106についてCBstatus(c)=「合格」の場合、より多数のソフトビットの代わりに、そのコーディングブロックの復号ビットがHARQバッファ508に保存され、そのコーディングブロックは後続のHARQ受信中に再び復号する必要がない。そうすることによって、コーディングブロックベースのHARQ合成方式は、メモリを低減し、高速復号を行い、電力消費を低減することができる。あるHARQチャネルの正常に復号されたコーディングブロックは、HARQ合成信号のソフトビットを記憶するためにかなりより多くのスペースを必要とするHARQチャネルの残りの中の他のコーディングブロックに比較して、割り当てられた記憶スペースの低い高さによって、図12のHARQバッファ508に示される。
一般に、符号化されていない(すなわち、復号された)場合と符号化されている場合とではメモリ要件がまったく異なるので、メモリ、またはHARQバッファサイズの低減が生じる。たとえば、コーディングレートr=1/2およびBPSK変調の場合、タイプA、BおよびCのHARQコンバイナ502、504、506のメモリ要件はそれぞれ、96ビット、48ビット、および16ビットである。ただし、復号された場合についてのメモリ要件は単一のビットだけである。別の例として、コーディングレートr=3/4および16QAM変調の場合、タイプA、BおよびCのHARQコンバイナ502、504、506のメモリ要件はそれぞれ、16ビット、20ビットおよび10.5ビットであるが、復号された場合は、同じくわずか1ビットである。したがって、符号化ソフトビットの代わりに、復号ビットを保存することによって、メモリ要件をかなり低減することができる。
図14に、コーディングブロックベースのHARQ合成の例示的な反復中のHARQバッファ508の内容を示す。1回目のHARQ受信中、CRCステータスは、復号HARQメッセージが正しくないこと(CRCstatus=「不合格」)を示す。第5のコーディングブロックは基準に合格した(CBstatus(5)=「合格」)ので、第5のコーディングブロックの復号ビットはHARQバッファ508に保存され、HARQ合成信号は、他の不合格になったコーディングブロックに保存される。
2回目の再送信の後、CRCステータスは、依然として、復号HARQメッセージが正しくないことを示す。第4および第6のコーディングブロックは合格した(CBstatus(4)、CBstatus(6)=「合格」)ので、第4および第6のコーディングブロックの復号ビットはHARQバッファ508に保存される。第4および第6のコーディングブロックの復号ビットは、前のHARQ送信からのこれらの2つのコーディングブロックについてHARQバッファ508に記憶されたHARQ合成信号データと入れ替わる。第5のコーディングブロックは再び復号されず、それによって、より高速な復号および電力消費の低減が可能になる。3回目の反復中、CRCステータスは、依然として、復号HARQメッセージが正しくないことを示すが、第3のコーディングブロックは基準に合格している(CBstatus(3)=「合格」)。したがって、HARQチャネル6(Ch6)について図12および図14に示すように、第3のコーディングブロックの復号ビットはHARQバッファ508に保存される。
図15に、コーディングブロックベースのHARQ合成のための例示的な動作1500の流れ図を示す。1502において、あるワイヤレスチャネルを介してHARQメッセージを受信することによって動作が開始する。1504において、HARQバッファ508のステータスを検査する。受信機が選択的HARQ合成のための機能を含む場合、ヘッドルームを決定し、HARQコンバイナの適切なタイプを選択するために、バッファステータスを検査する。
1506において、HARQチャネル中のすべてのコーディングブロック(c=1:Ncb)について一連の動作を実行する。1508において、あるコーディングブロックcのステータスを検査し、CBstatus(c)=「合格」の場合、1508において、別のコーディングブロックを検査する。CBstatus(c)≠「合格」の場合、1510において、コーディングブロックcのためのHARQ合成を実行する。HARQ合成は、たとえば、信号デマッピングの前、信号デマッピングの後、または上述のチャネル復号の前に行われる。1512において、HARQ合成信号を、たとえば、チャネル復号器416によって復号し、1514において、コーディングブロック品質を検査する。
1516において、コーディングブロック品質が合格しない(たとえば、おそらく上述のように他のパラメータに鑑みて、尤度しきい値以下であるか、または距離しきい値以上である)場合、1518において、符号化ソフトビットをその特定のコーディングブロックのために保存する。コーディングブロック品質が合格した(たとえば、尤度しきい値よりも大きいか、または距離しきい値よりも小さい)場合、1520において、復号ビットをその特定のコーディングブロックのために保存する。
符号化ソフトビットまたは復号ビットをHARQバッファ508に保存した後、1522において、コーディングブロックのすべてc=1:Ncbを1506の動作の間、処理したかどうかの判断を行う。コーディングブロックのすべてが処理されたわけではない場合、1506の処理動作を、1508から開始して反復する。1522において、1506の処理動作を終了すべき場合、1524において、HARQ CRCを検査する。
HARQメッセージ1100の指定されたビットが正しい場合、メッセージは、正常に送信され受信されたものと解釈される。1526において、HARQバッファ508から特定のHARQチャネルを削除し、1502において、異なるワイヤレスチャネルからの新しいHARQメッセージの受信とともに動作を繰り返す。しかし、HARQメッセージの指定されたビットのいずれかが正しくない場合、受信機304は、上述のように送信機302にHARQメッセージ1100の再送信の要求を送信し、1502で、同じチャネルのための動作を繰り返す。同じチャネルの次のHARQ反復中、HARQバッファ508に記憶された復号ビットを有するコーディングブロック1106は再び復号する必要がなく、それにより時間および電力消費が節約される。
次に図16のブロック図1600を参照すると、コーディングブロックベースのHARQ合成を利用する受信機のいくつかの実施形態は、複数のタイプのHARQコンバイナではなく、単一のHARQコンバイナのみを有することができる。たとえば、図16に示すように、コーディングブロックベースの品質チェッカー1202、CRCチェッカー1204、およびバッファコントローラ526中のコーディングブロックベースのHARQ制御を、図10の固定のタイプC HARQコンバイナに追加することができる。他の実施形態は、固定のタイプAまたはB HARQコンバイナを使用することができる。たとえどのタイプのHARQコンバイナを選択しても、上述のようにコーディングブロックベースのHARQ合成方式の技法を適用することができる。
コーディングブロックベースのHARQ合成の大要
図17に、コーディングブロックベースのHARQ合成のための例示的な動作1700の流れ図を示す。1702において、あるワイヤレスチャネルを通してHARQメッセージを受信することによって動作が開始する。HARQメッセージは、上述のように複数のコーディングブロックを含むことができる。
1704において、HARQチャネル中のすべてのコーディングブロックについて一連の動作を実行する。コーディングブロックごとに、ステップ1706において、現在のHARQ送信と、正しくない復号メッセージを有する前のHARQ送信とからの信号データに基づいてHARQ合成信号データを生成するために、HARQ合成を行う。1708において、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを復号する。1710において、上述のように選択基準に基づいて、HARQ合成信号データまたは復号データをコーディングブロックごとに保存する。
上記の図17の方法1700は、図17Aに示すミーンズプラスファンクションブロック1700Aに対応する様々なハードウェア、および/あるいは(1つまたは複数の)ソフトウェア構成要素、および/あるいは(1つまたは複数の)モジュール(たとえば、コード、命令など)によって実行される。言い換えれば、図17に示すブロック1702〜1710は、図17Aに示すミーンズプラスファンクションブロック1702A〜1710Aに対応する。
本明細書で使用する「判断」という用語は、多種多様な動作を包含する。たとえば、「判断」は、計算、算出、処理、導出、調査、探索(たとえば、テーブル、データベース、または別のデータ構造での探索)、確認などを含むことができる。また、「判断」は、受信(たとえば、情報を受信すること)、アクセス(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含むことができる。また、「判断」は、解決、選択、選出、確立などを含むことができる。
情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表すことができる。たとえば、上記の説明全体にわたって言及されるデータ、命令、コマンド、情報、信号などは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表すことができる。
本開示に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行できる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替形態では、プロセッサは、市販されているプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装できる。
本開示に関連して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールか、またはその2つの組合せで実施できる。ソフトウェアモジュール(すなわち、コード、命令など)は、当技術分野で知られている任意の形式の記憶媒体中に常駐することができる。使用できる記憶媒体のいくつかの例には、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROMなどがある。ソフトウェアモジュールは、単一の命令またはコード、もしくは多数の命令またはコードの文字列/セットを備えることができ、いくつかの異なるコードセグメントまたは命令セット上で、異なるプログラム間で、および複数の記憶媒体にわたって分散できる。記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読み取ることができ、その記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合できる。代替として、記憶媒体はプロセッサに一体化することができる。
本明細書で開示した方法は、説明した方法を達成するための1つまたは複数のステップまたは動作を備える。方法ステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換できる。言い換えれば、ステップまたは動作の特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/または動作の順序および/または使用は特許請求の範囲から逸脱することなく変更できる。
説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装できる。ソフトウェアで実装した場合、機能は1つまたは複数の命令としてコンピュータ可読媒体上に記憶できる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体でよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを運搬または記憶するために使用でき、コンピュータによってアクセスできる他の任意の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、この場合、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はデータをレーザで光学的に再生する。
ソフトウェアまたは命令はまた、送信媒体を介して送信できる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
さらに、図7、図13A〜B、図16A〜B、および図17(A)によって示されたものなど、本明細書に記載の方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によってダウンロードおよび/または他の方法で取得できることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書に記載の方法を実行するための手段の転送を可能にするために、サーバに結合できる。代替的に、本明細書で説明される様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局がストレージ手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、ストレージ手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなど物理記憶媒体など)を介して与えられる。さらに、本明細書で説明する方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の適切な技法を利用することができる。
特許請求の範囲は、上記の正確な構成および構成要素に限定されないことを理解されたい。特許請求の範囲を逸脱することなく、上記の方法および装置の構成、動作および詳細において、様々な改変、変更および変形を行うことができる。
以下に本願の出願当初の請求項を付記する。
(1) ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のための受信機であって、
複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための少なくとも1つのバッファを備え、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号ビットであり、
現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを生成するように構成された少なくとも1つのコンバイナと、
前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号ビットを生成するように構成された復号器と、
選択基準に基づいて前記少なくとも1つのバッファにコーディングブロックごとに、前記HARQ合成信号データを保存するか、または前記復号ビットを保存するかを選択するように構成された制御論理と
を備える、受信機。
(2) 前記少なくとも1つのコンバイナが、受信処理経路に沿った第1の位置にある第1のコンバイナと、前記第1の位置の下流の第2の位置にある第2のコンバイナとを備え、前記制御論理が、前記HARQ合成信号データを生成するために前記第1のコンバイナおよび前記第2のコンバイナのうちの1つから選択するように構成された、(1)に記載の受信機。
(3) 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積尤度である、(1)に記載の受信機。
(4) 前記制御論理が、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積尤度がしきい値尤度よりも大きい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つの前記復号ビットを保存するように構成された、(3)に記載の受信機。
(5) 前記復号ビットが、前記少なくとも1つのバッファに保存されたとき、前記以前の受信HARQ送信からのHARQ合成信号データと入れ替わる、 (1)に記載の受信機。
(6) 前記少なくとも1つのコンバイナが、チェース合成を使用して前記HARQ合成信号データを生成するように構成された、(1)に記載の受信機。
(7) ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のための装置であって、
複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための手段であって、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号データである手段と、
受信処理経路に沿った第1の位置においてコーディングブロックごとに前記HARQ結合信号データを生成するための第1の手段であって、前記HARQ結合信号データが現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づく手段と、
前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号データを生成するための手段と、
選択基準に基づいてデータを記憶するための前記手段に対して、コーディングブロックごとに、前記HARQ結合信号データを記憶するか、または前記復号データを記憶するかを選択するための手段と
を備える、装置。
(8) 前記第1の位置の下流の前記受信処理経路に沿った第2の位置にある前記HARQ合成信号データを生成するための第2の手段をさらに備え、選択するための前記手段が、前記第1の手段および前記第2の手段のうちの1つを選択するように構成された、(7)に記載の装置。
(9) 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積距離である、(7)に記載の装置。
(10) 選択するための前記手段が、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積距離がしきい値距離よりも小さい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つの前記復号データを記憶するように構成された、(9)に記載の装置。
(11) ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のためのプロセッサであって、前記プロセッサの実行動作が、
複数のコーディングブロックを有する現在のHARQ送信を受信することと、
前記現在のHARQ送信の信号データと、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを生成することと、
コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを復号することと、
コーディングブロックごとに、選択基準に基づいて前記HARQ合成信号データまたは前記復号データのいずれかを保存することと
を備える、プロセッサ。
(12) 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積距離である、(11)に記載のプロセッサ。
(13) 前記復号データが、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積距離がしきい値距離よりも小さい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つのために保存される、(12)に記載のプロセッサ。
(14) 1つまたは複数のプロセッサによって実行される命令のセットが記憶されたコンピュータ可読媒体を備える、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のためのデータを処理するためのコンピュータプログラム製品であって、前記命令のセットが、
複数のコーディングブロックに分割され、不正確な復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための命令であって、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号データである命令と、
受信処理経路に沿った第1の位置においてコーディングブロックごとに前記HARQ結合信号データを生成するための第1の命令であって、前記HARQ結合信号データが現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づく命令と、
前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号データを生成するための命令と、
選択基準に基づいてデータを記憶するための前記命令に対して、コーディングブロックごとに、前記HARQ結合信号データを記憶するか、または前記復号データを記憶するかを選択するための命令と
を備える、コンピュータプログラム製品。
(15) 前記第1の位置の下流の前記受信処理経路に沿った第2の位置にある前記HARQ合成信号データを生成するための第2の命令をさらに備え、選択するための前記命令が、前記第1の命令および前記第2の命令のうちの1つを選択するように構成された、(14)に記載のコンピュータプログラム製品。
[16] 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積距離である、[14]に記載のコンピュータプログラム製品。
(17) 選択するための前記命令が、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積距離がしきい値距離よりも小さい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つの前記復号データを記憶するように構成された、 (16)に記載のコンピュータプログラム製品。
(18) 現在のハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信を受信するための受信機フロントエンドと、
複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための少なくとも1つのバッファとを備え、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号ビットであり、
前記現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを生成するように構成された少なくとも1つのコンバイナと、
前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号ビットを生成するように構成された復号器と、
選択基準に基づいて前記少なくとも1つのバッファにコーディングブロックごとに、前記HARQ合成信号データを保存するか、または前記復号ビットを保存するかを選択するように構成された制御論理と
を備える、モバイルデバイス。
(19) 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積尤度である、[18]に記載のモバイルデバイス。
(20) ワイヤレス通信システムにおいてハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信を解釈するための方法であって、
複数のコーディングブロックを有する現在のHARQ送信を受信することと、
前記現在のHARQ送信の信号データと、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを生成することと、
コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを復号することと、
コーディングブロックごとに、選択基準に基づいて前記HARQ合成信号データまたは前記復号データのいずれかを保存することと
を備える、方法。
(21) 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積尤度である、(20)に記載の方法。
(22) 前記復号データが、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積尤度がしきい値尤度よりも大きい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つのために保存される、(21)に記載の方法。
(23) 前記復号データを保存することが、前記以前の受信HARQ送信からのHARQ合成信号データと入れ替わる、(20)に記載の方法。
(24) コーディングブロックごとにHARQ結合信号データを生成することが、コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを生成する際に使用するための第1のコンバイナおよび第2のコンバイナのうちの1つを選択することを備え、前記第2のコンバイナが、受信処理経路に沿った前記第1のコンバイナの下流に位置する、(20)に記載の方法。
(25) 前記現在のHARQ送信がチャネル中で受信され、前記HARQ合成信号データまたは前記復号データのいずれかを保存することが、前記チャネルの変調次数、コーディングレート、チャネル状態情報(CSI)、チャネル品質、前記現在のHARQ送信の数、またはそれらの任意の組合せに基づく、(20)に記載の方法。

Claims (23)

  1. ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のための受信機であって、
    複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための少なくとも1つのバッファを備え、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号ビットであり、
    それぞれが、現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを生成するように構成されており、受信処理経路に沿った第1の位置にある第1のコンバイナと、前記第1の位置の下流の第2の位置にある第2のコンバイナと、
    前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号ビットを生成するように構成された復号器と、
    前記HARQ合成信号データを生成するために前記第1のコンバイナおよび前記第2のコンバイナのうちの1つから選択し、そして、選択基準に基づいて前記少なくとも1つのバッファにコーディングブロックごとに、前記HARQ合成信号データを保存するか、または前記復号ビットを保存するかを選択するように構成された制御論理であって、ここで、前記選択基準は、前記復号ビットが正しく復号された場合は前記復号ビットを保存し、前記復号ビットが正しくなく復号された場合は前記HARQ合成信号データを保存するように設定されている、前記制御論理と
    を備える、受信機。
  2. 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積尤度である、請求項1に記載の受信機。
  3. 前記制御論理が、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積尤度がしきい値尤度よりも大きい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つの前記復号ビットを保存するように構成された、請求項2に記載の受信機。
  4. 前記復号ビットが、前記少なくとも1つのバッファに保存されたとき、前記以前の受信HARQ送信からのHARQ合成信号データと入れ替わる、請求項1に記載の受信機。
  5. 前記少なくとも1つのコンバイナが、チェース合成を使用して前記HARQ合成信号データを生成するように構成された、請求項1に記載の受信機。
  6. ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のための装置であって、
    複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための手段であって、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号データである手段と、
    受信処理経路に沿った第1の位置においてコーディングブロックごとに前記HARQ結合信号データを生成するための第1の手段、及び前記受信処理経路に沿った前記第1の位置の下流の第2の位置においてコーディングブロックごとに前記HARQ結合信号データを生成するための第2の手段であって、それぞれは、前記HARQ結合信号データが現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づく手段と、
    前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号データを生成するための手段と、
    前記HARQ合成信号データを生成するために前記第1のコンバイナおよび前記第2のコンバイナのうちの1つから選択し、そして、選択基準に基づいてデータを記憶するための前記手段に対して、コーディングブロックごとに、前記HARQ結合信号データを記憶するか、または前記復号データを記憶するかを選択するための手段であり、ここで、前記選択基準は、前記復号ビットが正しく復号された場合は前記復号ビットを保存し、前記復号ビットが正しくなく復号された場合は前記HARQ合成信号データを記憶するように設定されている、手段と、を備える、装置。
  7. 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積距離である、請求項6に記載の装置。
  8. 選択するための前記手段が、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積距離がしきい値距離よりも小さい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つの前記復号データを記憶するように構成された、請求項6に記載の装置。
  9. ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のためのプロセッサであって、前記プロセッサの実行動作が、
    複数のコーディングブロックを有する現在のHARQ送信を受信することと、
    前記現在のHARQ送信の信号データと、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを生成することであり、前記HARQ合成信号データは、受信処理経路に沿った第1の位置と前記受信処理経路に沿った前記第1の位置の下流の第2の位置とで生成されることができることと、
    コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを復号することと、
    前記第1の位置の前記HARQ合成信号データと前記第2の位置の前記HARQ合成信号データのうちの1つを選択し、そして、コーディングブロックごとに、選択基準に基づいて前記HARQ合成信号データまたは前記復号データのいずれかを保存することと、ここで、前記選択基準は、前記復号ビットが正しく復号された場合は前記復号ビットを保存し、前記復号ビットが正しくなく復号された場合は前記HARQ合成信号データを保存するように設定されている、
    を備える、プロセッサ。
  10. 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積距離である、請求項9に記載のプロセッサ。
  11. 前記復号データが、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積距離がしきい値距離よりも小さい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つのために保存される、請求項10に記載のプロセッサ。
  12. ハイブリッド自動再送要求(HARQ)機構をもつワイヤレス通信のためのデータを処理するための命令を格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、1つまたは複数のプロセッサによって実行される命令のセットが記憶されており、前記命令のセットが、
    複数のコーディングブロックに分割され、不正確な復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための命令であって、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号データである命令と、
    受信処理経路に沿った第1の位置においてコーディングブロックごとに前記HARQ結合信号データを生成するための第1の命令、及び前記受信処理経路に沿った前記第1の位置の下流の第2の位置においてコーディングブロックごとに前記HARQ結合信号データを生成するための第2の命令であって、それぞれは、前記HARQ結合信号データが現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づく命令と、
    前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号データを生成するための命令と、
    前記HARQ合成信号データを生成するために前記第1のコンバイナおよび前記第2のコンバイナのうちの1つから選択し、そして、選択基準に基づいてデータを記憶するための前記命令に対して、コーディングブロックごとに、前記HARQ結合信号データを記憶するか、または前記復号データを記憶するかを選択するための命令と、ここで、前記選択基準は、前記復号ビットが正しく復号された場合は前記復号ビットを保存し、前記復号ビットが正しくなく復号された場合は前記HARQ合成信号データを保存するように設定されている、
    を備える、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体
  13. 前記第1の位置の下流の前記受信処理経路に沿った第2の位置にある前記HARQ合成信号データを生成するための第2の命令をさらに備え、選択するための前記命令が、前記第1の命令および前記第2の命令のうちの1つを選択するように構成された、請求項12に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
  14. 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積距離である、請求項12に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
  15. 選択するための前記命令が、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積距離がしきい値距離よりも小さい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つの前記復号データを記憶するように構成された、請求項14に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
  16. 現在のハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信を受信するための受信機フロントエンドと、
    複数のコーディングブロックに分割され、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信のデータを記憶するための少なくとも1つのバッファとを備え、前記複数のコーディングブロックの各々の前記データがHARQ合成信号データまたは復号ビットであり、
    それぞれが、前記現在のHARQ送信の信号データと前記以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを生成するように構成されており、受信処理経路に沿った第1の位置にある第1のコンバイナと、前記第1の位置の下流の第2の位置にある第2のコンバイナと、
    前記HARQ合成信号データに基づいてコーディングブロックごとに前記復号ビットを生成するように構成された復号器と、
    前記HARQ合成信号データを生成するために前記第1のコンバイナおよび前記第2のコンバイナのうちの1つから選択し、そして、選択基準に基づいて前記少なくとも1つのバッファにコーディングブロックごとに、前記HARQ合成信号データを保存するか、または前記復号ビットを保存するかを選択するように構成された制御論理と、ここで、前記選択基準は、前記復号ビットが正しく復号された場合は前記復号ビットを保存し、前記復号ビットが正しくなく復号された場合は前記HARQ合成信号データを保存するように設定されている、
    を備える、モバイルデバイス。
  17. 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積尤度である、請求項16に記載のモバイルデバイス。
  18. ワイヤレス通信システムにおいてハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信を解釈するための方法であって、
    複数のコーディングブロックを有する現在のHARQ送信を受信することと、
    前記現在のHARQ送信の信号データと、正しくない復号メッセージを有する以前の受信HARQ送信の信号データとに基づいて、コーディングブロックごとにHARQ合成信号データを生成することであり、前記HARQ合成信号データは、受信処理経路に沿った第1の位置と前記受信処理経路に沿った前記第1の位置の下流の第2の位置とで生成されることができることと、
    コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを復号することと、
    前記第1の位置の前記HARQ合成信号データと前記第2の位置の前記HARQ合成信号データのうちの1つを選択し、そして、コーディングブロックごとに、選択基準に基づいて前記HARQ合成信号データまたは前記復号データのいずれかを保存することと、ここで、前記選択基準は、前記復号ビットが正しく復号された場合は前記復号ビットを保存し、前記復号ビットが正しくなく復号された場合は前記HARQ合成信号データを保存するように設定されている、
    を備える、方法。
  19. 前記選択基準が、コーディングブロックごとの累積尤度である、請求項18に記載の方法。
  20. 前記復号データが、前記複数のコーディングブロックのうちの少なくとも1つの前記累積尤度がしきい値尤度よりも大きい場合、前記複数のコーディングブロックのうちの前記少なくとも1つのために保存される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記復号データを保存することが、前記以前の受信HARQ送信からのHARQ合成信号データと入れ替わる、請求項18に記載の方法。
  22. コーディングブロックごとにHARQ結合信号データを生成することが、コーディングブロックごとに前記HARQ合成信号データを生成する際に使用するための第1のコンバイナおよび第2のコンバイナのうちの1つを選択することを備え、前記第2のコンバイナが、受信処理経路に沿った前記第1のコンバイナの下流に位置する、請求項18に記載の方法。
  23. 前記現在のHARQ送信がチャネル中で受信され、前記HARQ合成信号データまたは前記復号データのいずれかを保存することが、前記チャネルの変調次数、コーディングレート、チャネル状態情報(CSI)、チャネル品質、前記現在のHARQ送信の数、またはそれらの任意の組合せに基づく、請求項18に記載の方法。
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