JP5947674B2 - X線検査装置 - Google Patents
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Description
X線検査装置10は、食品等の入った缶詰PにX線を照射することにより、缶詰Pの品質検査、特に缶詰P内の異物検査を行う装置である。図1にX線検査装置10の斜視図を示す。
以下に、X線検査装置10のシールドボックス11と、コンベア12と、X線照射器13と、X線ラインセンサ14と、光電センサ15と、モニタ20と、制御機器30と、について詳述する。
シールドボックス11の左右側面には、缶詰Pをシールドボックス11の内外に搬入出するための開口11aが形成されている。開口11aは、シールドボックス11の外部へのX線の漏洩を防止するために、遮蔽ノレン(図示せず)によって塞がれている。遮蔽ノレンは、鉛を含むゴムで成形されており、缶詰Pが開口11aを通過する際には缶詰Pによって押しのけられるようになっている。
コンベア12は、缶詰Pを搬送する搬送部である。コンベア12は、図1に示すように、シールドボックス11の両側面に形成された開口11aを貫通するように配置されている。コンベア12は、コンベアモータ12a(図4参照)によって駆動される駆動ローラによって無端状のベルトを回転させ、ベルト上に載置された缶詰Pを搬送方向D1(図1における左から右)に搬送する。なお、搬送方向D1は例示であり、コンベア12は、搬送方向D1とは逆方向に缶詰Pを搬送するものであってもよい。
X線照射器13は、図5及び図6に示すように、コンベア12の中央上方に配置されている。X線照射器13は、コンベア12の下方に配されるX線ラインセンサ14に向けてX線を照射する。
X線ラインセンサ14は、図5及び図6に示すように、コンベア12の下方に配置されており、主として多数の画素センサ14aから構成されている。これらの画素センサ14aは、コンベア12の搬送方向に略直交し、かつ、コンベア12の搬送面に略平行な方向に、直線状に配置されている。各画素センサ14aは、缶詰Pやコンベア12を透過したX線を検出し、X線透視像信号を出力する。X線透視像信号は、画素センサ14aが検出したX線の強度(透過X線量)が大きいほど、言い換えればX線照射器13と画素センサ14aとの間にX線を遮るものが少ないほど、大きな値を示す。
光電センサ15は、缶詰PがX線の照射範囲Yを通過するタイミングを検知するための同期センサである。光電センサ15は、図5のように、コンベア12を挟んで配置される一対の投光器15aおよび受光器15bから構成されている。
モニタ20は、液晶ディスプレイであり、X線画像等の各種データが表示される。また、モニタ20は、タッチパネル機能を有しており、オペレータから検査パラメータ等の各種データの入力を受け付ける。
制御機器30は、コンベア12のコンベアモータ12a及びエンコーダ12b、X線照射器13、X線ラインセンサ14、光電センサ15、及びモニタ20を含むX線検査装置10の各部に接続されている。また、制御機器30は、X線検査装置10の後段に配置される振分機構70とも接続されている。制御機器30は、主に、X線検査装置10の各部の制御を行うと共に、X線検査装置10の各部と各種信号及び各種情報の授受を行う。
記憶部31には、制御部32に実行させる各種プログラムが記憶されている。また、記憶部31には、モニタ20からオペレータにより入力された検査パラメータ、デフォルト値として記憶されている検査パラメータ、及び異物検査の結果等が記憶される。
制御部32は、記憶部31に記憶された各種プログラムを呼び出して実行し、X線検査装置10の各部の制御を行う。例えば、制御部32は、X線照射器13のX線の照射タイミングやX線照射量、コンベア12の缶詰の搬送速度等を制御する。
画像生成部33は、X線ラインセンサ14から出力されるX線透視像信号に基づいて、缶詰PのX線画像を生成する。
検査領域設定部34は、画像生成部33の生成したX線画像内で、異物検査に使用する領域を検査対象領域として設定する。
マスク領域設定部35は、検査領域設定部34の設定した検査対象領域内であって、異物の有無の判定に使用しない領域をマスク領域として設定する。
判定部36は、検査領域設定部34により設定された検査対象領域から、マスク領域設定部35により設定されたマスク領域を除外した領域(検査対象領域から第1マスク領域M1を除外した領域及び検査対象領域から第2マスク領域M2を除外した領域のそれぞれ)について、画像生成部33で作成されたX線画像を用いて缶詰P内の異物の有無を判定する。
マスク領域設定部35による、第1マスク領域M1の設定処理について説明する。
(4−1)
上記実施形態に係るX線検査装置10は、筒状の容器Cに入った内容物を検査する。筒状の容器Cは、筒状の容器本体101と、容器本体101の端部開口を塞ぐ上蓋102及び下蓋103と、容器本体101と上蓋102及び下蓋103との境界に設けられた上縁104及び下縁105と、を有する。X線検査装置10は、照射部としてのX線照射器13と、検出部としてのX線ラインセンサ14と、画像生成部33と、検査領域設定部34と、マスク領域設定部35と、判定部36と、を備える。X線照射器13は、容器Cに対して、上蓋102側からX線を照射する。X線ラインセンサ14は、容器Cを透過したX線を検出する。画像生成部33は、X線ラインセンサ14によるX線の検出結果を用いてX線画像を生成する。検査領域設定部34は、X線画像内の、上縁104の投影領域に相当する上縁相当領域A1、下縁105の投影領域に相当する下縁相当領域A3、及び、上縁相当領域A1と下縁相当領域A3との間の、容器本体101の側壁の投影領域に相当する側壁相当領域A2を、検査対象領域として設定する。マスク領域設定部35は、上縁相当領域A1及び下縁相当領域A3を第1マスク領域M1として設定する。判定部36は、検査対象領域内であって第1マスク領域M1外のX線画像を用いて異物の有無を判定する。
上記実施形態に係るX線検査装置10では、マスク領域設定部35は、X線画像を用いて、画素の濃度に応じて二値化された第1画像としての画像G1又画像G3を生成し、画像G1又画像G3に対して収縮処理を行って第2画像としての画像G4を生成し、画像G1又画像G3と画像G4とを比較して画像G1又画像G3でのみ高濃度の画素(濃度値の大きな画素)が存在する領域を第1マスク領域M1として設定する。
上記実施形態に係るX線検査装置10では、検査領域設定部34は、下縁相当領域A3の内部の、下蓋103の投影領域に相当する下蓋相当領域A4を、さらに検査対象領域として設定する。
上記実施形態に係るX線検査装置10では、判定部36は、側壁相当領域A2における異物の有無を側壁相当領域A2のX線画像を用いて第1判定条件により判定する。また、判定部36は、下蓋相当領域A4における異物の有無を下蓋相当領域A4のX線画像を用いて第1判定条件と異なる第2判定条件により判定する。
以下に本実施形態の変形例を示す。なお、複数の変形例を適宜組み合わせてもよい。
上記実施形態では、判定部36は、検査対象領域から第1マスク領域M1を除いた領域のX線画像と、検査対象領域から第2マスク領域M2を除いた領域のX線画像と、について異物判定を行っているが、これに限定されるものではない。検査対象領域から第1マスク領域M1を除いた領域のX線画像についてのみ異物判定を行ってもよい。このような検査であっても、側壁相当領域A2と下蓋相当領域A4との両方を含むX線画像について異物検査を行うことができる。
上記実施形態では、判定部36は、検査対象領域から第1マスク領域M1を除いた領域のX線画像と、検査対象領域から第2マスク領域M2を除いた領域のX線画像と、について異なる閾値を用いることで判定条件を変更しているが、これに限定されるものではない。
上記実施形態では、X線検査装置10により円筒状の容器Cに入った缶詰Pの異物検査が行われるが、これに限定されるものではない。X線検査装置10は、例えば角筒状の容器本体と、上蓋及び下蓋と、容器本体と上蓋及び下蓋との境界の上縁及び下縁と、を有する容器内の異物検査にも適用可能である。
上記実施形態では、X線検査装置10により容器C内の異物検査が行われるが、マスク領域設定部35により第1マスク領域M1を設定する処理を行うことで、容器Cの形状異常(上縁104又は下縁105の凹み)も検査可能である。
上記実施形態では、判定部36は、検査対象領域から第1マスク領域M1を除外した領域のX線画像に対して第1判定条件(X線画像の画素の濃度が第1閾値より大きい場合に異物が存在すると判定)で、検査対象領域から第2マスク領域M2を除外した領域のX線画像には第2判定条件(X線画像の画素の濃度が第2閾値より大きい場合に異物が存在すると判定)で、それぞれ異物判定を行う。第1閾値は、第2閾値よりも大きな値に設定される。
13 X線照射器(照射部)
14 X線ラインセンサ(検出部)
33 画像生成部
34 検査領域設定部
35 マスク領域設定部
36 判定部
101 容器本体
102 上蓋
103 下蓋
104 上縁
105 下縁
A1 上縁相当領域
A2 側壁相当領域
A3 下縁相当領域
A4 下蓋相当領域
M1 第1マスク領域(マスク領域)
G1 画像(第1画像,第3画像)
G2 画像(第4画像)
G3 画像(第1画像)
G4 画像(第2画像)
Claims (6)
- 筒状本体と、前記筒状本体の端部開口を塞ぐ上蓋及び下蓋と、前記筒状本体と前記上蓋及び前記下蓋との境界に設けられた上縁及び下縁と、を有する筒状容器に入った内容物を検査するX線検査装置であって、
前記筒状容器に対して、前記上蓋側からX線を照射する照射部と、
前記筒状容器を透過したX線を検出する検出部と、
前記検出部によるX線の検出結果を用いてX線画像を生成する画像生成部と、
前記X線画像内の、前記上縁の投影領域に相当する上縁相当領域、前記下縁の投影領域に相当する下縁相当領域、及び、前記上縁相当領域と前記下縁相当領域との間の、前記筒状本体の側壁の投影領域に相当する側壁相当領域を、検査対象領域として設定する検査対象領域設定部と、
前記上縁相当領域及び前記下縁相当領域をマスク領域として設定するマスク領域設定部と、
前記検査対象領域内であって前記マスク領域外の前記X線画像を用いて異物の有無を判定する判定部と、
を備えるX線検査装置。 - 前記マスク領域設定部は、前記X線画像を用いて、画素の濃度に応じて二値化された第1画像を生成し、前記第1画像に対して収縮処理を行って第2画像を生成し、前記第1画像と前記第2画像とを比較して前記第1画像でのみ高濃度の画素が存在する領域を前記マスク領域として設定する、
請求項1に記載のX線検査装置。 - 前記マスク領域設定部は、前記X線画像を画素の濃度に応じて二値化して第3画像を生成し、前記第3画像を収縮処理して第4画像を生成し、前記第4画像を膨張処理することで前記第1画像を生成する、
請求項2に記載のX線検査装置。 - 前記検査対象領域設定部は、前記下縁相当領域の内部の、前記下蓋の投影領域に相当する下蓋相当領域を、さらに前記検査対象領域として設定する、
請求項1から3のいずれかに記載のX線検査装置。 - 前記判定部は、前記側壁相当領域における異物の有無を前記側壁相当領域の前記X線画像を用いて第1判定条件により判定し、前記下蓋相当領域における異物の有無を前記下蓋相当領域の前記X線画像を用いて前記第1判定条件と異なる第2判定条件により判定する、
請求項4に記載のX線検査装置。 - 前記第1判定条件は、前記X線画像の画素の濃度が第1値より大きい場合に異物が存在すると判定するものであって、
前記第2判定条件は、前記X線画像の画素の濃度が第2値より大きい場合に異物が存在すると判定するものであって、
前記第1値は、前記第2値よりも大きい、
請求項5に記載のX線検査装置。
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| JP2012190151A JP5947674B2 (ja) | 2012-08-30 | 2012-08-30 | X線検査装置 |
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