JP6543093B2 - Panel manufacturing method - Google Patents
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Description
本発明は、パネルの製造方法に関するものである。より詳しくは、壁材や天井材などの建材として利用可能なパネルの製造方法に関するものである。 The present invention relates to a method of manufacturing a panel. More specifically, the present invention relates to a method of manufacturing a panel that can be used as a building material such as a wall material and a ceiling material.
従来、二枚の金属外皮の間に断熱性や耐火性を有する芯材を充填してパネルを製造することが行われている。またパネルの意匠性や強度の向上を図るために、金属外皮として波板を用いることが行われている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, a panel is manufactured by filling a core material having heat insulation and fire resistance between two metal shells. Also, in order to improve the design and strength of the panel, it has been practiced to use a corrugated sheet as the metal shell (see, for example, Patent Document 1).
しかし、波板の金属外皮は芯材と接着する面が凹凸面になっているため、平板の金属外皮に比べて芯材の表面との接着面積が少なくなることがあった。このため、平板の金属外皮を有するパネルと同条件で、波板の金属外皮と芯材とを接着しても、金属外皮と芯材とが剥離しやすく、金属外皮が膨れたりしてパネルの外観が低下するおそれがあった。 However, since the surface of the corrugated metal sheet to be bonded to the core material is an uneven surface, the bonding area with the surface of the core material may be smaller than that of a flat metal sheet. For this reason, even under the same conditions as a panel having a flat metal skin, even if the metal skin of the corrugated sheet and the core material are bonded, the metal skin and the core material are easily peeled off, and the metal skin swells and the panel is There was a risk of deterioration in the appearance.
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、外観低下が少ないパネルの製造方法を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above-mentioned points, and an object of the present invention is to provide a method of manufacturing a panel with less deterioration in appearance.
本発明に係るパネルの製造方法は、波板状の金属外皮と平板状の金属外皮の間に芯材が充填され、前記波板状の金属外皮と前記芯材の一方の表面とが接着され、前記平板状の金属外皮と前記芯材の他方の表面とが接着されたパネルの製造方法において、未硬化の接着剤を介して平板状芯材の一方の表面と前記波板状の金属外皮とを重ね合わせると共に、未硬化の接着剤を介して前記平板状芯材の他方の表面と前記平板状の金属外皮とを重ね合わせることにより、前記波板状の金属外皮と前記平板状の金属外皮と前記平板状芯材とを備える積層体を形成し、次に、前記積層体をプレスすることにより、前記平板状芯材の一方の表面を前記波板状の金属外皮の表面に沿うように変形して前記芯材を形成し、次に、前記未硬化の接着剤が硬化されることを特徴とするものである。 In the method of manufacturing a panel according to the present invention, the core material is filled between the corrugated metal shell and the flat metal shell, and the corrugated metal shell is bonded to one surface of the core material. A method of manufacturing a panel in which the flat metal shell and the other surface of the core material are bonded, wherein one surface of the flat core and the corrugated metal skin are separated via an uncured adhesive. By overlapping the other surface of the flat core material and the flat metal shell through an uncured adhesive, thereby forming the corrugated metal shell and the flat metal. By forming a laminate including an outer shell and the flat core material, and then pressing the laminate, one surface of the flat core material is made to be along the surface of the corrugated metal outer skin. To form the core, and then the uncured adhesive is cured And it is characterized in and.
前記積層体は、前記金属外皮の前記プレス前の板厚と前記平板状芯材の前記プレス前の厚みとの合計寸法よりも0.0〜1.0mm小さい寸法になるようにプレスされることが好ましい。 The laminate is pressed so as to have a size smaller by 0.0 to 1.0 mm than the total dimension of the thickness of the metal shell before the pressing and the thickness of the flat core before the pressing. Is preferred.
本発明は、芯材に接着される面が凹凸面に形成される波板状の金属外皮を用いても、金属外皮と芯材とが剥離しにくくなり、外観低下が少ないパネルを製造することができる。 The present invention is to manufacture a panel in which the metal shell and the core material are less likely to peel off and the appearance deterioration is small even when using a corrugated metal shell in which the surface to be bonded to the core is formed as an uneven surface. Can.
以下、本発明を実施するための形態を説明する。 Hereinafter, modes for carrying out the present invention will be described.
図1Aは本実施形態で製造されるパネル1の一例を示している。このパネル1は、二枚の金属外皮2,3と芯材4を備えており、芯材4が二枚の金属外皮2,3の間に充填されてサンドイッチパネルとして形成されている。パネル1は正面視で略矩形板状に形成されている。パネル1の長手方向と平行な一端部には嵌合凹部5が略全長にわたって設けられている。またパネル1の上記一端部の表面には嵌合凹部5に沿って凹段部6が略全長にわたって設けられている。パネル1の長手方向と平行な他端部(上記一端部と反対側の端部)には嵌合凸部7が略全長にわたって設けられている。隣接して配設されるパネル1は嵌合凹部5と嵌合凸部7との嵌合により接続することができ、接続強度を高めることができる。またパネル1の上記他端部の表面には覆い片8が略全長にわたって設けられている。パネル1の表面には長手方向の略全長にわたって筋状の模様が形成されている。この筋状の模様は、パネル1の表面を構成する一方の金属外皮2が波板で形成されることにより発現されている。パネル1は横張りと縦張りの両方に用いることができる。横張りの場合、図1Bのように、上記筋状の模様が水平方向(横方向)に長くなるようにパネル1が施工される。縦張りの場合、図1Cのように、上記筋状の模様が鉛直方向(縦方向)に長くなるようにパネル1が施工される。パネル1は、筋状の模様が形成された金属外皮2を屋外側に向けて施工されることが多いが、これに限らず、筋状の模様が形成された金属外皮2を屋内側に向けて施工されることもある。
FIG. 1A shows an example of the
パネル1の長手方向の寸法は、任意に設定することができ、例えば、10m以上であってもよい。パネル1の働き幅(パネル1の長手方向と直交する方向の寸法)は、例えば、600〜1000mmとすることができる。
The dimension of the longitudinal direction of the
金属外皮2,3は、従来から建材を形成する際に使用される金属板を所定の形状に成形したものであり、例えば、鋼板、亜鉛めっき鋼板、ガルバリウム鋼板(登録商標)、エスジーエル(登録商標)鋼板、塗装鋼板などを挙げることができる。金属外皮2,3の板厚(T2及びT3)も特に限定は無く、例えば、0.3〜2.0mmとすることができる。
The metal
芯材4としては断熱性を有するものが好ましく、さらに防火性や耐火性を有するものであることが好ましい。具体的には、芯材4としてはロックウールやグラスウールなどの無機繊維体や、ウレタンフォームやフェノールフォームなどの樹脂発泡体、石膏ボード等の無機質材を用いることができる。芯材4はその断熱性やパネル強度等を考慮して、厚みは20〜150mm、密度は20〜200kg/m3にするのが好ましいが、これに限定されるものではない。芯材4はパネル1の全体にわたって一枚物であっても良いし、複数個のブロック状物を並設して芯材4を形成しても良い。また、芯材4はパネル1の厚み方向(金属外皮2と3が対向する方向)に複数の層が積層されて形成されていても良い。この場合、異なる材料で形成される複数の層が積層されて芯材4が形成されていても良い。例えば、石膏ボードからなる層と樹脂発泡体からなる層とが積層されて芯材4が形成されていたり、無機繊維体からなる層と樹脂発泡体からなる層とが積層されて芯材4が形成されていても良い。また、パネル1の周端部には、上記無機繊維体や樹脂発泡体よりも耐火性の高い材料で形成された耐火芯材が設けられていることが好ましく、この場合、耐火芯材は、例えば、石膏や珪酸カルシウムなどの無機質材料などで形成されていることが好ましい。
The
図2に示すように、芯材4と一方の金属外皮2とは、硬化した接着剤24を介してほとんど隙間なく密着して接着されている。また、芯材4と他方の金属外皮3とは、硬化した接着剤25を介してほとんど隙間なく密着して接着されている。従って、芯材4と金属外皮2,3とは強固に接着されており、芯材4の表面から剥離しにくくなっている。
As shown in FIG. 2, the
上記のようなパネル1は、以下のようにして製造される。
The
まず、ロール成形等により平板状の金属板から所定の形状の金属外皮2、3が形成される。一方の金属外皮2はパネル1の表面を構成するものであり、金属外皮2の長手方向の一端部には凹部形成片9や凹段部6が形成され、金属外皮2の長手方向の他端部には覆い片8や凸部形成片10が形成される。また金属外皮2は上記の一端部と他端部を除く大部分がエンボス加工やリブ加工等により、波板状に形成される。波板の金属外皮2の断面形状は、図3Aに示すように、複数の山部11と複数の谷部12とがパネル1の働き幅の方向に交互に並ぶように形成されている。隣り合う山部11、11の間隔(ピッチ)Pと隣り合う谷部12、12の間隔(ピッチ)Pは、例えば、6〜60mmに形成されている。また山部11の高さ(谷部12の深さ)Hは、例えば、0.5〜3mmに形成されている。好ましくは、間隔Pは15〜40mm、高さHは0.6〜1.5mmに形成され、最も好ましくは、間隔Pは23〜25mm、高さHは0.7〜0.9mmに形成される。山部11の頂部や谷部12の底部は鈍角に形成されるが、鋭角に形成されていてもよく、また曲面に形成されていても良い。このような金属外皮2は後述の平板状芯材41と接着される面が凹凸面26に形成されている。他方の金属外皮3はパネル1の裏面を構成するものであり、金属外皮3の長手方向の一端部には凹部形成片30が形成され、金属外皮3の長手方向の他端部には凸部形成片23が形成される。金属外皮3は上記の一端部と他端部を除く大部分が平板状に形成されている。
First,
次に、金属外皮2の芯材4と接着する方の面に未硬化の接着剤24が塗布される。また金属外皮3の芯材4と接着する方の面に未硬化の接着剤25が塗布される。未硬化の接着剤24、25としてはウレタン系接着剤、フェノール系接着剤、エポキシ系接着剤などが挙げられる。接着剤24、25の塗布量は、例えば、50〜400g/m2とすることができる。
Next, the
次に、液状の未硬化の接着剤24を介して一方の金属外皮2と平板状の芯材4の片面とを重ね合わせると共に未硬化の接着剤25を介して他方の金属外皮3と平板状の芯材4の他の片面とを重ね合わせることによって、金属外皮2,3と平板状芯材41とが積層された積層体22が形成される。ここで、平板状芯材41の金属外皮2,3と接着される面は、ほとんど凹凸のない平坦面に形成されている。平板状芯材41の金属外皮2,3と接着される面は凹凸面であってもよいが、この場合、平板状芯材41の金属外皮2と接着される面の凹凸の高低差は、金属外皮2の凹凸面26の凹凸の高低差よりも、小さいほうが好ましい。平板状芯材41は、その表面がほとんど凹凸のない平坦面に形成されていること以外は、上記芯材4と同様に形成されている。積層体22では平板状芯材41の片面と金属外皮2の凹凸面26とが未硬化の接着剤24を介して重ねられている。平板状芯材41が、石膏ボードからなる層と、樹脂発泡体や無機繊維体からなる層とが積層されて形成されている場合、樹脂発泡体や無機繊維体からなる層の表面と金属外皮2の凹凸面26とが未硬化の接着剤24を介して重ねられる。
Next, one
次に、積層体22はプレス機によりプレス(加圧)される。図4に示すように、プレス機13としては一対の加圧コンベア14,15を備えたものを例示することができる。加圧コンベア14は一対の回転軸16,17に無端ループ状にベルト18を掛け渡すことにより形成されている。ベルト18は回転軸16,17の回転駆動により前進後退自在に形成されている。加圧コンベア15も一対の回転軸19,20に無端ループ状にベルト21を掛け渡すことにより形成されている。ベルト21は回転軸19,20の回転駆動により前進後退自在に形成されている。加圧コンベア14と加圧コンベア15は上下に対向して配置されている。ベルト18の回転軸16,17よりも下側に位置する時の進行方向と、ベルト21の回転軸19,20よりも上側に位置する時の進行方向とが一致している。
Next, the laminate 22 is pressed by a press. As shown in FIG. 4, as the
そして、積層体22は、加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21とで上下に挟まれることによりプレスされる。また、プレス時にはベルト18とベルト21が進行しており、これにより、積層体22はベルト18、21で略水平に搬送されながらプレスされる。このプレスにより、一方の金属外皮2の凹凸面26が未硬化の接着剤24を介して平板状芯材41の片面に押し付けられ、平板状芯材41のこの片面に凹凸面26が食い込むことにより、平板状芯材41の片面が凹凸面26に沿うような凹凸面に変形される。従って、一方の金属外皮2の凹凸面26が未硬化の接着剤24を介して平板状芯材41の凹凸に変形した表面に密着される。他方の金属外皮3が未硬化の接着剤25を介して平板芯材41の他の片面に密着される。この後、未硬化の接着剤24,25が硬化することにより、金属外皮2と平板状芯材41とが硬化した接着剤24で接着されて一体化されると共に金属外皮3と平板状芯材41とが硬化した接着剤25で接着されて一体化され、パネル1が形成される。このようなパネル1では、凹凸面26に沿って変形されて金属外皮2,3に接着された平板状芯材41により芯材4が形成される。従って、芯材4と接着される面が凹凸面26に形成される金属外皮2を用いても、凹凸面26と芯材4の表面とが硬化した接着剤24を介して密着することになり、金属外皮2と芯材4とが剥離しにくくなる。尚、プレス時及びそれ以降において積層体22を加温して接着剤24,25の硬化を促進してもよい。また、凹部形成片9と凹部形成片30とが対向してその間がパネル1の嵌合凹部5として形成される。また、凸部形成片10と凸部形成片23との間に芯材4の端部が挟まれてパネル1の嵌合凸部7が形成される。
The
上記のようなパネル1の製造工程において、積層体22は、金属外皮2のプレス前の板厚と、金属外皮3のプレス前の板厚と、平板状芯材41のプレス前の厚みとの合計寸法よりも0.0〜1.0mm小さい寸法となるようにプレスされることが好ましい。すなわち、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、図3のように、金属外皮2のプレス前の板厚T2と、金属外皮3のプレス前の板厚T3と、平板状芯材41のプレス前の厚みT4との合計寸法(T2+T3+T4)よりも0.0〜1.0mm小さい寸法(−1.0≦T1−(T2+T3+T4)≦0)となっている。ここで、金属外皮2のプレス前の板厚T2と、金属外皮3のプレス前の板厚T3と、平板状芯材41のプレス前の厚みT4との合計寸法(T2+T3+T4)は、図5に示すように、二枚の平板状の金属外皮(凹凸面を有さないフラットな金属外皮)と平板状芯材41とを用いたパネル(フラットパネル)の厚みとほぼ同等である。また、金属外皮2のプレス前の板厚T2と、金属外皮3のプレス前の板厚T3と、平板状芯材41のプレス前の厚みT4との合計寸法(T2+T3+T4)は、最終製品であるパネル1の目標となる厚み(設計上の厚み)と同等である。例えば、最終製品であるパネル1の目標となる厚み(設計上の厚み)が50mmの場合、積層体22は49.0mm以上で50mm以下の厚みとなった状態でプレスされる。
In the manufacturing process of the
積層体22をプレスするプレス機13は、上記の−1.0≦T1−(T2+T3+T4)≦0の関係が満たされるように調整される。すなわち、図6のように、積層体22を挟んで加圧する際の加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lが、金属外皮2のプレス前の板厚T2と、金属外皮3のプレス前の板厚T3と、平板状芯材41のプレス前の厚みT4との合計寸法(T2+T3+T4)よりも0.0〜1.0mm小さい寸法(−1.0≦L−(T2+T3+T4)≦0)となるように、プレス機13が調整される(すなわち、T1=L)。
The
対向するベルト18とベルト21の間隔Lを調整するにあたっては、図7に示すように、プレス機13に設けた昇降機30で行うことができる。昇降機30としては油圧制御装置などで構成されており、上シリンダ31と下シリンダ32とロッド33とを備えている。ロッド33の上端は上シリンダ31内のピストンに連結されている。ロッド33の下端は下シリンダ32内のピストンに連結されている。ロッド33は上シリンダ31及び下シリンダ32に対して出入自在に形成されている。そして、上シリンダ31及び下シリンダ32内のピストンを油圧等で移動させることにより、上シリンダ31及び下シリンダ32からのロッド33の突出する長さを変えることができ、これにより、上シリンダ31と下シリンダ32の間の距離が変更自在になっている。
The adjustment of the distance L between the opposing
このような昇降機30はプレス機13に複数設けられている。ここで、上の加圧コンベア14には上カバー34が設けられており、この上カバー34の外側面に上シリンダ31が設けられている。また下の加圧コンベア15には下カバー35が設けられており、この下カバー35の外側面に下シリンダ32が設けられている。複数の昇降機30は積層体22の搬送方向と平行な方向に並べて設けられている。また複数の昇降機30は上カバー34と下カバー35の両方の側面に設けられている。上の加圧コンベア14の回転軸16,17は上カバー34と連結されており、下の加圧コンベア15の回転軸19,20は下カバー35と連結されている。
A plurality of
そして、上記のようにして、上シリンダ31及び下シリンダ32からのロッド33の突出する長さを変えると、上シリンダ31と下シリンダ32の間の距離が変更され、それに伴って、上カバー34及び下カバー35が移動して両者間の距離が変更される。従って、上カバー34及び下カバー35の移動に伴って、加圧コンベア14と加圧コンベア15の間の距離も変更され、これにより、対向するベルト18とベルト21の間隔Lが調整される。
Then, as described above, when the protruding length of the
対向するベルト18とベルト21の間隔Lを調整するにあたって、スペーサ36を用いることも好ましい。図7に示すように、スペーサ36は断面略コ字状に形成されるものであって、鋼材などで形成されている。スペーサ36はその内側空間にロッド33を入れるようにして、ロッド33の外側に装着される。従って、上シリンダ31及び下シリンダ32からのロッド33の突出する長さが短くなって、上シリンダ31と下シリンダ32とが相対的に近づこうとすると、スペーサ36の上端に上シリンダ31の下端が当たり、スペーサ36の下端に下シリンダ31の上端が当たる。よって、上シリンダ31と下シリンダ32とはスペーサ36の上下長さよりも短い距離で近づくことはできず、その結果、対向するベルト18とベルト21の間隔Lもスペーサ36の上下長さよりも短くすることはできない。これにより、スペーサでベルト18とベルト21の間隔Lが所望の寸法よりも短くなることを規制し、上記の−1.0≦L−(T2+T3+T4)≦0の関係が満たされるようにすることができる。
It is also preferable to use a
上記の−1.0≦T1−(T2+T3+T4)≦0の関係が満たされない場合、例えば、−1.0>T1−(T2+T3+T4)となるように、間隔Lを非常に狭くして、積層体22が強い力でプレスされると、積層体22が過度に加圧され、金属外皮2,3の凹凸が潰れてパネル1の外観低下が生じたり、芯材4が座屈してパネル1の強度が低下しやすくなる。また、例えば、T1−(T2+T3+T4)>0となるように、間隔Lを非常に広くして、積層体22が弱い力でプレスされると、金属外皮2,3と芯材4(平板状芯材41)とが密着しにくくなり、金属外皮2,3と芯材4との接着が不足しやすくなる。より好ましくは、−0.7≦T1−(T2+T3+T4)≦−0.3となるように、間隔Lを調整し、積層体22がプレスされるのが好ましい。
If the above relationship of −1.0 ≦ T1− (T2 + T3 + T4) ≦ 0 is not satisfied, the distance L is made very narrow so that, for example, −1.0> T1− (T2 + T3 + T4), When pressed with a strong force, the laminate 22 is excessively pressed, and the unevenness of the metal
尚、本実施の形態は、金属外皮2の芯材4に接着される面が凹凸面に形成されているものに適用が可能である。従って、金属外皮2が波板に形成される場合の他に、エンボス加工等により任意の形状の模様が金属外皮2に形成されていても良い。またパネル1の裏面を構成する他方の金属外皮3が波板等に形成され、金属外皮3の芯材4に接着される面が凹凸面に形成されていてもよい。
In addition, this embodiment is applicable to that by which the surface adhere | attached on the
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。 Hereinafter, the present invention will be specifically described by way of examples.
(実施例1)
最終製品のパネル1の厚み(設計上のパネル1の厚み)を50mmとした製造方法を説明する。
Example 1
A manufacturing method in which the thickness of the
金属外皮2は板厚T2が0.5mmのガルバリウム鋼板で形成されている。金属外皮2の一端部(上端部)には凹部形成片9や凹段部6が形成され、他端部(下端部)には覆い片8や凸部形成片10が形成されている。また金属外皮2はほぼ全体(一端部や他端部以外の部分)の断面形状が波板状に形成され、複数の山部11と複数の谷部12とが働き幅の方向(上下方向)に交互に並ぶように形成されている。隣り合う山部11、11の間隔(ピッチ)Pと隣り合う谷部12、12の間隔(ピッチ)Pは、24mmに形成されている。また山部11の高さ(谷部12の深さ)Hは、0.8mmに形成されている。波板状の金属外皮2の裏面(芯材4と接着される面)は凹凸面26として形成されている。
The
金属外皮3は板厚T3が0.5mmのガルバリウム鋼板で形成されている。金属外皮3の一端部(上端部)には凹部形成片30が形成され、他端部(下端部)には凸部形成片23が形成されている。金属外皮3はほぼ全体(一端部や他端部以外の部分)が平板状に形成されている。
The
平板状芯材41は厚みT4が49mmで密度150kg/m3のロックウール板で形成されている。平板状芯材41は複数のブロック状のロックウールを組合せて形成されている。平板状芯材41の両表面はほとんど凹凸のない平坦面に形成されている。
The
未硬化の接着剤24、25としては、ウレタン系接着剤が用いられている。
A urethane-based adhesive is used as the
プレス機13としては図4及び図7に示すものが用いられる。ベルト18、21は材質が鋼製プレートで形成されている。またプレス機13の長手方向(ベルト18、21の進行方向)の寸法は約30mである。
The
そして、金属外皮2の平板状芯材41に接着する面に未硬化の接着剤24を250g/m2で塗布し、金属外皮3の平板状芯材41に接着する面に未硬化の接着剤25を250g/m2で塗布する。次に、平板状芯材41の片面に未硬化の接着剤24を介して金属外皮2を重ねあわせると共に平板状芯材41の他の片面に未硬化の接着剤25を介して金属外皮3を重ねあわせ、積層体22を形成する。
Then, the
次に、積層体22をプレス機13でプレスする。ここで、加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lはスペーサ36により48.0mmになるように調整する。これにより、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、48.0mmとなり、T1−(T2+T3+T4)=−2.0mmとなる。
Next, the laminate 22 is pressed by the
また、積層体22をプレス機13でプレスしている時には、積層体22の金属外皮2、3が70℃となるように加熱する。また積層体22はベルト18、21により5.0m/分の速度で搬送されながらプレスされる。そして、このプレスで未硬化の接着剤24,25を硬化させることにより金属外皮2、3と平板状芯材41とを接着することにより、平板状芯材41からなる芯材4を二枚の金属外皮2,3の間に設けたパネル1を形成する。このパネル1では、平板状芯材41の片面が金属外皮2の凹凸面26が食い込んで接着されており、平板状芯材41の片面が凹凸面26に沿うように変形されて芯材4が形成される。尚、パネル1の厚みは約50mmで働き幅は910mmである。
Moreover, when pressing the
(実施例2)
加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lはスペーサ36により48.5mmになるように調整する。これにより、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、48.5mmとなり、T1−(T2+T3+T4)=−1.5mmとなる。このようにする以外は実施例1と同様にしてパネル1を製造した。
(Example 2)
The distance L between the
(実施例3)
加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lはスペーサ36により49.0mmになるように調整する。これにより、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、49.0mmとなり、T1−(T2+T3+T4)=−1.0mmとなる。このようにする以外は実施例1と同様にしてパネル1を製造した。
(Example 3)
The distance L between the
(実施例4)
加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lはスペーサ36により49.5mmになるように調整する。これにより、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、49.5mmとなり、T1−(T2+T3+T4)=−0.5mmとなる。このようにする以外は実施例1と同様にしてパネル1を製造した。
(Example 4)
The distance L between the
(実施例5)
加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lはスペーサ36により50.0mmになるように調整する。これにより、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、50.0mmとなり、T1−(T2+T3+T4)=0.0mmとなる。このようにする以外は実施例1と同様にしてパネル1を製造した。
(Example 5)
The distance L between the
(実施例6)
加圧コンベア14のベルト18と加圧コンベア15のベルト21との間隔Lはスペーサ36により50.5mmになるように調整する。これにより、積層体22のプレスされている時の厚みT1は、50.5mmとなり、T1−(T2+T3+T4)=0.5mmとなる。このようにする以外は実施例1と同様にしてパネル1を製造した。
(Example 6)
The distance L between the
[外観評価]
パネル1の金属外皮2の外面(芯材4と接着していない面)を観察する。金属外皮2の外面の凹凸形状(波板形状)が潰れたり崩れたりしていないものを良と評価し、金属外皮2の外面の凹凸形状(波板形状)が潰れたり崩れたりしているものを不良と評価する。
[Appearance evaluation]
The outer surface of the
[芯材評価]
パネル1の芯材4の状態を観察する。芯材4に座屈が生じていないものを良と評価し、芯材4に座屈が生じているものを不良と評価する。
[Core evaluation]
The state of the
[密着性評価]
金属外皮2と芯材4との密着性の評価として、金属外皮2と芯材4との剥離強度を測定する。剥離強度の測定は、パネル1から100mm×100mmの試験体を採取し、試験体の金属外皮2の表面に対して垂直方向で芯材4から剥がす方向に引っ張り力を加える。そして、金属外皮2が芯材4から剥離して試験体が破壊するまでの引っ張り力を加え続け、引っ張り力の最大値を測定した。
[Evaluation of adhesion]
As the evaluation of the adhesion between the
実施例1では、積層体22が過大な力でプレスされるため、金属外皮2の外面の凹凸形状が潰れてパネル1の外観が低下しやすく、芯材4に座屈が生じやすいことにより芯材4と金属外皮2とが剥離しやすくなって密着性がやや低下しやすい。
In Example 1, since the laminate 22 is pressed with an excessive force, the concavo-convex shape of the outer surface of the
実施例2では、積層体22が過大な力でプレスされるため、金属外皮2の外面の凹凸形状の潰れは無いものの、芯材4に座屈が生じやすいことにより芯材4と金属外皮2とが剥離しやすくなって密着性がやや低下しやすい。
In the second embodiment, since the laminate 22 is pressed with an excessive force, the
実施例6では、積層体22が過小な力でプレスされるため、金属外皮2の外面の凹凸形状の潰れや芯材の座屈は無いものの、芯材4と金属外皮2とが圧着されにくくなり、芯材4と金属外皮2とが剥離しやすくなって密着性がやや低下しやすい。
In the sixth embodiment, since the laminate 22 is pressed with an excessively small force, the
実施例3〜5では、積層体22が適当な力でプレスされるため、金属外皮2の外面の凹凸形状の潰れや芯材の座屈は無く、芯材4と金属外皮2とが剥離しにくくなって密着性が低下しにくい。
In Examples 3 to 5, since the laminate 22 is pressed with an appropriate force, there is no collapse of the uneven shape of the outer surface of the
1 パネル
2 金属外皮
3 金属外皮
4 芯材
22 積層体
24 接着剤
26 凹凸面
41 平板状芯材
Claims (2)
未硬化の接着剤を介して平板状芯材の一方の表面と前記波板状の金属外皮とを重ね合わせると共に、未硬化の接着剤を介して前記平板状芯材の他方の表面と前記平板状の金属外皮とを重ね合わせることにより、前記波板状の金属外皮と前記平板状の金属外皮と前記平板状芯材とを備える積層体を形成し、
次に、前記積層体をプレスすることにより、前記平板状芯材の一方の表面を前記波板状の金属外皮の表面に沿うように変形して前記芯材を形成し、
次に、前記未硬化の接着剤を硬化され、
前記積層体の前記プレス時の厚みは、前記波板状の金属外皮の前記プレス前の板厚と前記平板状の金属外皮の前記プレス前の板厚と前記平板状芯材の前記プレス前の厚みとの合計寸法よりも0.0〜1.0mm小さい
ことを特徴とするパネルの製造方法。 A core material is filled between the corrugated metal shell and the flat metal shell, and the corrugated metal shell and one surface of the core are adhered, and the flat metal shell and the core are bonded. In the method of manufacturing a panel bonded to the other surface of the material,
The one surface of the flat-plate core material and the corrugated metal shell are superposed on each other through the uncured adhesive, and the other surface of the flat-plate core material and the flat plate through the uncured adhesive. Forming a laminate including the corrugated metal shell, the flat metal shell, and the flat core material by overlapping the flat metal shells;
Next, by pressing the laminate, one surface of the flat core material is deformed along the surface of the corrugated metal shell to form the core material.
Next, the uncured adhesive is cured ,
The thickness of the laminate at the time of the pressing is the thickness before the pressing of the corrugated metal shell, the thickness before the pressing of the flat metal shell, and the thickness before the pressing of the flat core material. The manufacturing method of the panel characterized by 0.0-1.0 mm smaller than the total dimension with thickness .
隣合う前記山部の間隔と隣合う前記谷部との間隔は6〜60mmに形成され、
前記山部の高さは0.5〜3mmに形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のパネルの製造方法。 The cross-sectional shape of the corrugated metal shell is formed such that a plurality of peaks and a plurality of valleys are alternately arranged in the direction of the working width of the panel,
The distance between the adjacent peak portion and the adjacent valley portion is 6 to 60 mm,
The method for manufacturing a panel according to claim 1, wherein the height of the peak portion is 0.5 to 3 mm .
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2015107992A JP6543093B2 (en) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | Panel manufacturing method |
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| JP2015107992A JP6543093B2 (en) | 2015-05-27 | 2015-05-27 | Panel manufacturing method |
Publications (2)
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| JP2016221721A JP2016221721A (en) | 2016-12-28 |
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