JP6598412B1 - 認知機能改善用食品 - Google Patents
認知機能改善用食品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6598412B1 JP6598412B1 JP2019104231A JP2019104231A JP6598412B1 JP 6598412 B1 JP6598412 B1 JP 6598412B1 JP 2019104231 A JP2019104231 A JP 2019104231A JP 2019104231 A JP2019104231 A JP 2019104231A JP 6598412 B1 JP6598412 B1 JP 6598412B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- improvement
- cgp
- gly
- cognitive function
- suppression
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
Abstract
【解決手段】
本発明は、Cyclo(Gly-Pro)を含有する、対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善剤を提供する。本発明は、Cyclo(Gly-Pro)を含有する、対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善用食品を提供する。更に、本発明は、Cyclo(Gly-Pro)を含有する神経細胞の分化促進剤を提供する。
【選択図】図6
Description
[1]Cyclo(Gly-Pro)を含有する、対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善剤。
[2]前記の剤はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物を含有し、前記Cyclo(Gly-Pro)はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物の一部である、[1]に記載の剤。
[3]タンパク質加水分解物又はその加熱処理物中のCyclo(Gly-Pro)含有率が0.5質量%以上である、[2]に記載の剤。
[4]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、注意・集中力の低下抑制及び/又は改善である、[1]〜[3]の何れか一に記載の剤。
[5]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、言語能力の低下抑制及び/又は改善である、[1]〜[3]の何れか一に記載の剤。
[6]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、視空間・構成能力の低下抑制及び/又は改善である、請求項[1]〜[3]の何れか一に記載の剤。
[7]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、学習能力の低下抑制及び/又は改善である、請求項[1]〜[3]の何れか一に記載の剤。
[8]経口投与又は経口摂取される、[1]〜[7]の何れか一に記載の剤。
[9]Cyclo(Gly-Pro)を含有する、対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善用食品。
[10]前記の食品はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物を含有し、前記Cyclo(Gly-Pro)はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物の一部である、[9]に記載の食品。
[11]タンパク質加水分解物又はその加熱処理物中のCyclo(Gly-Pro)含有率が0.5質量%以上である、[10]に記載の食品。
[12]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、注意・集中力の低下抑制及び/又は改善である、[9]〜[11]の何れか一に記載の食品。
[13]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、言語能力の低下抑制及び/又は改善である、[9]〜[11]の何れか一に記載の食品。
[14]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、視空間・構成能力の低下抑制及び/又は改善である、[9]〜[11]の何れか一に記載の食品。
[15]前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、学習能力の低下抑制及び/又は改善である、[9]〜[11]の何れか一に記載の食品。
[16]Cyclo(Gly-Pro)を含有する神経細胞の分化促進剤。
<cGP投与後の血中及び脳内への移行性>
1.ラットへのcGP投与後の血中濃度測定試験
10週齢のオスのJcl:SDラットを23±3℃、湿度50±10%の環境で12時間ごとの明暗サイクルの環境で飼育した。固形飼料(放射線滅菌飼料CE−2(RI30kGy))と水は自由摂取とし、3日間馴化した。馴化後、10週齢となったラットを16時間絶食させた。cGP(Bachem社)を0.063mmol/mLになるように生理食塩水(大塚製薬工場社)に溶解し、0.53mmol/kg体重となるように胃ゾンデで強制投与した。投与前(0)、投与後10分後、30分後、60分後、120分後、及び240分後に尾静脈より採血した。血液は採取後速やかにヘパリンリチウムを含む採血管(BDマイクロティナ、日本ベクトンディッキンソン)で処理した。これを2000×g、4℃で遠心分離し、血漿を得た。これをLC−MSにて測定し、血中のcGP濃度を得た。
脳内濃度(脳内細胞外液中濃度)測定試験は、一般的なマイクロダイアリシス法により実施した。7週齢のオスのWistarラット(日本チャールズリバー)を導入して、馴化後8週齢となったところでマイクロダイアリシスガイドカニューレを頭部に設置する手術を実施した。自発呼吸によるセボフルランの吸入麻酔下で頭蓋骨を露出し、線条体上の頭蓋骨に直径約2mmの穴をあけ、ガイドカニューレを設置した。手術後は7日間以上の回復期間をおいて、9から10週齢となったところでラットへのcGP投与後の脳内濃度測定試験を実施した。cGP投与実験の前日に灌流液で満たされたマイクロダイアリシスプローブ(CMA 11 metal free, CMAマイクロダイアリシス社)を、ガイドカニューレに挿入して設置した。また、投与実験の前日からラットは絶食とした。ラット頭部へ設置したマイクロダイアリシスプローブの灌流液入口、及び出口へフッ素樹脂製チューブを接続し、2μL/minの流速で灌流液を送液した。フリームービング状態のラットより、cGP投与の45分前から投与後6時間において、持続的に30μLずつ透析液を回収した。cGP(Bachem社)を1.6mmol/mLになるように生理食塩水(大塚製薬工場社)に溶解し、1.1mmol/kg体重となるように胃ゾンデで強制投与した。回収した透析液のcGP濃度は、液体クロマトグラフィ−質量分析装置で測定した。別途測定したマイクロダイアリシスプローブのcGP回収率から脳内でのcGP濃度を算出した。
ラットへのcGP投与後の血中濃度測定試験について、経口投与後の血中cGP濃度の時間変化を図1に示す。時刻0分にcGPを経口投与したところ、血中cGP濃度が急激に上昇し、投与後10分で血中cGP濃度は600μMを超え、投与後30分ぐらいにピーク濃度となった。この結果から、cGPが血中に移行しやすい成分であること、及び経口投与したcGPが速やかに血中へ移行することが明らかとなった。
<ヒトにおけるcGP経口摂取後の血中濃度測定試験>
1.ヒト試験方法
試験食としてHACP−50(ゼライス株式会社)を用いた。HACP−50に含まれるcGPは、1.25質量%であった。被験者である健常ヒト男性4名(平均年齢:41.5±13.3歳、平均体重:59.6±4.7kg)は、試験の12時間前より絶食をした。絶食後、100mLの水に溶解した80mg/kg体重のHACP−50を一度に摂取した(cGP摂取量:1mg/kg体重)。摂取の5分後、15分後、30分後、60分後、120分後、240分後に5mLの採血を行った。なお、試験時間が長く、採血が複数回に及ぶことから、被験者の安全を確保するため、被験者は開始後65分と125分に小さなおにぎり(動物性タンパク質を含まず)を摂取し、30分に一度、30mLの水分補給を行った。得られた血液を800×g、4℃で10分間遠心分離して血漿を採取した。血漿はLC−MS/MS分析に供するまで−80℃で保管した。
上記血漿に終濃度4%(v/v)となるようにトリクロロ酢酸(和光純薬株式会社)を添加し、21880×g、4℃で15分間、遠心分離した。この上清をLC−MS/MS分析に供した。分析にはProminence UFLC L155(島津製作所)、4000 QTRAP system(AB Sciex)を用いた。カラムはSunniest RP−AQUA(直径2.1×150mm、粒子径5μm)(クロマニックテクノロジーズ)を用いた。溶媒Aに0.1%ギ酸水溶液を、溶媒Bに0.1%ギ酸を含むアセトニトリル水溶液を用い、カラム温度30℃の条件で0.2mL/minの速度で溶媒を流した。グラジエント条件として、0〜0.5分まで溶媒Bを徐々に10%、0.5〜4分まで溶媒Bを徐々に30%まで上昇させた。これに0.1%で溶媒Aに溶解したHACP−50を10μL注入し、cGPの質量を検出することで分析した。
血漿中のcGP濃度の変化を図3に示した。血中のcGP濃度は、摂取後30分で20nmol/mL程度まで上昇し、その後徐々に下降した。このことから、ヒトにおいても経口摂取されたcGPが血中に移行することが示された。
<脳損傷ラットによるラット用選択反応時間タスク学習試験>
1.ラット用選択反応時間タスク
本実施例では、認知機能の中でも学習について、学習過程の速さを評価するために開発されたラット用選択反応時間タスクを用いて、cGPを脳損傷ラットに経口投与することによって学習能力が改善されることを明らかにした。
一般に選択反応時間タスクとは、ランダムに与えられる2通りの刺激に対し、2通りの応答方法の内の正解となる応答を選んで、可能な限り早く応答動作を実施するというタスクである。ここでは、図4−1のBのように立位の姿勢で2本のレバーを左右の前肢で押した状態を初期姿勢とし、ある待ち時間(0.3秒〜0.9秒のランダムな時間)の後にラットの左右前肢のどちらか一方にランダムに圧縮空気を吹きかけ、これに対して正解側となる前肢をレバーから離すことで砂糖水を報酬として得られるような選択反応時間タスクを行わせた。
図4−2に実験スケジュールを示した。36匹のラットを訓練装置に慣れさせた後、まず、空圧刺激側と正応答側が左右同じ側となる条件でエラー率が15%未満となるまで訓練した。次に、正応答側を切り換えて、エラー率が15%未満となるまで訓練した。その後、ラットを学習能力に応じてバランスの取れた3群(1群あたり12匹)に分けて、一般飼育飼料(Normal群、日本クレア製長期飼育用餌CE−7)、低濃度ジペプチド含有特殊飼料(Low dose群、cGP含有量:28mg/kg、日本クレア製特殊飼料CE−7+cGP)、高濃度ジペプチド含有特殊飼料(High dose群、cGP含有量:84mg/kg、日本クレア製特殊飼料CE−7+cGP)で飼育した。群分けしてから1週間後、片側大脳皮質前肢感覚運動野に直径3mm程度の大きさの脳損傷部位を作成した。脳損傷部位作成の手術から回復し、タスクのエラー率が再び15%未満になった後、正応答側を切り換えて訓練してエラー率が15%未満になるまでの日数を調べた。この日数に対して、Time-to-event分析(死亡率などを問題にして解析する場合の生存分析と呼ばれるものと同じ分析法)を行った。
図5に訓練日数と学習の成立していないラットの割合(各群内のラットにおいてエラー率が15%未満に達していないラットの割合)を示した。尚、実験実施期間が定まっている中、実験動物の導入時期の違いによって打ち切りとなったラットは、Low dose群1匹、High dose群1匹、Normal群0匹であった。図5では、学習の成立していないラットの割合が0に早く近づくことが、学習過程が速いことを意味するが、Low dose群では、Normal群と比較して逆転学習の訓練日数が有意に少ないことが分かった(χ2(1) = 6.717, p = 0.0192 < 0.05)。また、そのCohen's ωで評価される効果量も大きかった(Cohen's ω = 0.5290)。一方、High dose群はNormal群との有意差は検出できなかった(χ2(1) = 3.123, p = 0.1544)がその原因は検出力が0.42と低かったからであり、効果量的にはCohen's ωは中程度であった(Cohen's ω = 0.3607)。
<アーバンス神経心理テスト>
1.試験食
試験食には顆粒品と錠剤を用いた。
顆粒品:コラーゲン・トリペプチド(ゼライス株式会社)を用いた。コラーゲン・トリペプチドのcGP含有量は20mg/4gであった。
錠剤:HACP−01(ゼライス株式会社)を含む水溶液を80℃以上で24時間加熱後、YMC-triant Prep C8-S(株式会社YMC)を5kg詰めた可動栓カラムDAU-150-700(株式会社YMC)に供し、親水性画分を分取した。これを噴霧乾燥し、cGPを10%含有する粉体を作製した。さらにこれを打錠し、cGPを150mg/6粒を含む錠剤を得た。
若い時に比べ物忘れが進んだと感じている40歳以上の男女で、アーバンス神経心理テストの点数が25点以上52点以下の者21名をばらつきのないように2群に分けた。一方をcGP150mg摂取群、もう一方を20mg摂取群とした。cGP150mg摂取群の被験者は10名(男性5名、女性5名)、平均年齢は50.0±10.3歳であった。20mg摂取群の被験者は11名(男性5名、女性6名、平均年齢は51.1±6.8歳であった。なお、以下の1)〜11)に該当する者は、被験者に含まれていない。
cGP20mg摂取群では、11名の被験者が顆粒品1日4グラムを8週間摂取した。cGP150mg摂取群では、10名の被験者が錠剤1日6錠を8週間摂取した。8週間のcGP摂取期間後に、アーバンス神経心理テストを実施し、各々の群でcGP摂取期間前後の結果を比較した。統計解析には対応のあるt検定を用い、p<0.05を有意差の基準とした。効果量としてrも算出した。
結果を図6に示す。総合点は、cGP20mg摂取群(p<0.0077、r=0.63)、cGP150mg摂取群(p=0.0018、r=0.72)とも有意に上昇し、cGP摂取により認知機能が向上したことが示唆された。
<PC12細胞培養試験>
PC12細胞はラット副腎褐色細胞腫由来の株化細胞である。NGF(nerve growth factor)によりニューロン様の性質をもつようになるため、神経分化モデルとして広く使われている。そこで、cGPがPC12細胞における神経突起伸長に及ぼす影響について検討した。
PC12細胞はDSファーマバイオメディカルより購入した。培養培地はRPMI1640(GEヘルスケア)に10%のHorse serum(GEヘルスケア)、5%のFetal Bovine Serum(GEヘルスケア)、1%のpenisillin(100U/mL)−streptmycin(100U/mL)(GEヘルスケア)を添加したものを用い、37℃、CO2濃度5%のインキュベーター内で培養を行った。
cGP未添加で培養したPC12細胞及びcGPを100μM添加して培養したPC12細胞の画像を図7に示す。NGFを添加していることから、いずれにおいても突起を有する細胞が見られたものの、cGPを100μM添加して培養した細胞において、神経突起がより長く伸長していた。そこで、各cGP濃度で分化した細胞(細胞径の2倍以上の突起を保有する細胞)の割合を比較した結果、分化した細胞の割合はcGP濃度依存的に増加していた(図8)。このことから、cGPが神経細胞の分化を促進することが示唆された。
Claims (14)
- Cyclo(Gly-Pro)を含有する、対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善剤であって、前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、下記1)〜3)の何れかであり、前記対象が健常なヒトである、認知機能の低下抑制及び/又は改善剤。
1)注意・集中力の低下抑制及び/又は改善
2)言語能力の低下抑制及び/又は改善
3)視空間・構成能力の低下抑制及び/又は改善。 - 前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、下記1)〜3)の何れかである、請求項1に記載の剤。
1)神経心理テストにより測定される注意・集中力の低下抑制及び/又は改善
2)神経心理テストにより測定される言語能力の低下抑制及び/又は改善
3)神経心理テストにより測定される視空間・構成能力の低下抑制及び/又は改善。 - 前記1)〜3)に記載の神経心理テストがアーバンス神経心理テストである、請求項2に記載の剤。
- 前記の剤はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物を含有し、前記Cyclo(Gly-Pro)はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物の一部である、請求項1〜3の何れか一項に記載の剤。
- タンパク質加水分解物又はその加熱処理物中のCyclo(Gly-Pro)含有率が0.5質量%以上である、請求項1〜4の何れか一項に記載の剤。
- 経口投与又は経口摂取される、請求項1〜5の何れか一項に記載の剤。
- Cyclo(Gly-Pro)が1日につき体重1kgあたり10〜1000mg投与又は摂取される、請求項1〜6の何れか一項に記載の剤。
- Cyclo(Gly-Pro)を含有する、対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善用食品であって、前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、下記1)〜3)の何れかであり、前記対象が健常なヒトである、認知機能の低下抑制及び/又は改善用食品。
1)注意・集中力の低下抑制及び/又は改善
2)言語能力の低下抑制及び/又は改善
3)視空間・構成能力の低下抑制及び/又は改善。 - 前記対象の認知機能の低下抑制及び/又は改善が、下記1)〜3)の何れかである、請求項8に記載の食品。
1)神経心理テストにより測定される注意・集中力の低下抑制及び/又は改善
2)神経心理テストにより測定される言語能力の低下抑制及び/又は改善
3)神経心理テストにより測定される視空間・構成能力の低下抑制及び/又は改善。 - 前記1)〜3)に記載の神経心理テストがアーバンス神経心理テストである、請求項9に記載の食品。
- 前記の食品はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物を含有し、前記Cyclo(Gly-Pro)はタンパク質加水分解物又はその加熱処理物の一部である、請求項8〜10の何れか一項に記載の食品。
- タンパク質加水分解物又はその加熱処理物中のCyclo(Gly-Pro)含有率が0.5質量%以上である、請求項8〜11の何れか一項に記載の食品。
- Cyclo(Gly-Pro)が1日につき体重1kgあたり10〜1000mg摂取される、請求項8〜12の何れか一項に記載の食品。
- Cyclo(Gly-Pro)を含有する神経突起の伸長促進剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019104231A JP6598412B1 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 認知機能改善用食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019104231A JP6598412B1 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 認知機能改善用食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP6598412B1 true JP6598412B1 (ja) | 2019-10-30 |
| JP2020196686A JP2020196686A (ja) | 2020-12-10 |
Family
ID=68383279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019104231A Active JP6598412B1 (ja) | 2019-06-04 | 2019-06-04 | 認知機能改善用食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6598412B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022131026A1 (en) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | Suntory Holdings Limited | Use of cyclic dipeptides in production of agent for inhibiting decline in cognitive function or ameliorating cognitive dysfunction |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7610808B2 (ja) * | 2021-09-22 | 2025-01-09 | 国立大学法人九州大学 | 発現促進剤及びメンタルヘルス増進用機能食品 |
| JPWO2023120407A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | ||
| WO2023120405A1 (ja) * | 2021-12-23 | 2023-06-29 | サントリーホールディングス株式会社 | アミロイドβの産生抑制及び/又は蓄積抑制用組成物 |
| CN120129468A (zh) * | 2022-11-01 | 2025-06-10 | 三得利控股株式会社 | 淀粉样蛋白β累积抑制用组合物 |
| WO2024262349A1 (ja) * | 2023-06-19 | 2024-12-26 | サントリーホールディングス株式会社 | 認知機能の低下抑制又は改善用組成物、及び、β-セクレターゼ阻害用組成物 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2002340465A1 (en) * | 2001-11-09 | 2003-05-19 | Neuronz Biosciences, Inc. | Cyclo(prolyl-glycine) and methods of use to treat neural disorders |
| US20100247483A1 (en) * | 2001-11-13 | 2010-09-30 | Tran Loi H | Therapeutic agent composition and method of use |
| SI3024463T1 (sl) * | 2013-07-25 | 2020-08-31 | Neuren Pharmaceuticals Limited | Nevroprotektivne biciklične spojine in postopki za njihovo uporabo pri zdravljenju motenj avtističnega spektra in nevrorazvojnih motenj |
| TW201709924A (zh) * | 2015-07-16 | 2017-03-16 | Suntory Holdings Ltd | 含有來自動植物之胜肽的血清肌肽分解酵素阻礙用組成物 |
| CA3074193A1 (en) * | 2017-08-28 | 2019-03-07 | Vitality Wellness (Nz) Limited | Improvements in igf-1 analysis, adjustment and disease management of non-neurological and/or neurological conditions |
-
2019
- 2019-06-04 JP JP2019104231A patent/JP6598412B1/ja active Active
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2022131026A1 (en) * | 2020-12-18 | 2022-06-23 | Suntory Holdings Limited | Use of cyclic dipeptides in production of agent for inhibiting decline in cognitive function or ameliorating cognitive dysfunction |
| KR20230121869A (ko) | 2020-12-18 | 2023-08-21 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 인지 기능의 저하를 억제시키거나 인지 기능 장애를개선시키기 위한 제제의 제조에서의 사이클릭 디펩타이드의 용도 |
| JP2024500803A (ja) * | 2020-12-18 | 2024-01-10 | サントリーホールディングス株式会社 | 認知機能低下抑制又は認知機能障害改善のための剤の製造における環状ジペプチドの使用 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2020196686A (ja) | 2020-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6598412B1 (ja) | 認知機能改善用食品 | |
| Hartman et al. | Dietary approaches to the management of autism spectrum disorders | |
| US20210315932A1 (en) | Dosing Regimen for Treatment of Cognitive and Motor Impairments with Blood Plasma and Blood Plasma Products | |
| CN117899111A (zh) | 用血浆和血浆制品治疗认知障碍和运动障碍的给药方案 | |
| US20160120916A1 (en) | Compositions and methods comprising bacteria for improving behavior in neurodevelopmental disorders | |
| WO2012050895A1 (en) | Methods for treating neurological disorders using nutrient compositions | |
| AU2019306477B2 (en) | Dosing regimen for treatment of cognitive and motor impairments with blood plasma and blood plasma products | |
| US12150966B2 (en) | Compositions and methods for diagnosing susceptibility to autism spectrum disorder (ASD), reducing the likelihood of developing ASD, and/or treating ASD | |
| US20180256601A1 (en) | Ursodeoxycholic acid and brain disorders | |
| KR20180101242A (ko) | 엘세린을 유효성분으로 포함하는 혈뇌장벽 장애의 예방 또는 치료용 약학적 조성물 및 건강 기능 식품 | |
| Guerrini et al. | The importance of alcohol misuse, malnutrition and genetic susceptibility on brain growth and plasticity | |
| EP2701716B1 (en) | Protein hydrolysates as agents for overcoming addiction | |
| HK1210675A1 (en) | Food supplement for people with down syndrome, autism spectrum disorder and/or attention deficit disorder with or without hyperactivity | |
| Srisuwan | Special Article Primary Prevention of Dementia: Focus on Modifiable Risk Factors | |
| US20200206270A1 (en) | Compositions and methods for treatment of autism spectrum disorder | |
| CN111480841A (zh) | 具有神经营养功能的植物提取物,其制备方法和应用 | |
| JP7449511B2 (ja) | 加齢に伴う認知機能の低下予防又は改善用の組成物 | |
| JP7407124B2 (ja) | 言語力等を改善するための組成物および方法 | |
| JP2020520387A (ja) | ヒト及びコンパニオン動物の認知欠損障害の治療に使用するための動物血漿又はその画分 | |
| WO2024192114A1 (en) | Materials and methods for reducing the occurrence and/or severity of autism spectrum disorder | |
| HK40038612A (en) | Dosing regimen for treatment of cognitive and motor impairments with blood plasma and blood plasma products | |
| KR20240149391A (ko) | 식품 보충제 | |
| JP2017048161A (ja) | レンコン節部の抽出物を含有する抗アレルギー剤 | |
| HK40019104A (en) | Dosing regimen for treatment of cognitive and motor impairments with blood plasma and blood plasma products | |
| JP2012012359A (ja) | ハロペリドール適応症治療薬および飲食品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190604 |
|
| A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20190604 |
|
| A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20190619 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190702 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190829 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190924 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190930 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6598412 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |