JP6503816B2 - プロジェクター - Google Patents
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Description
た光を投射させる投射光学装置と、を備えたプロジェクターが知られている。このような
プロジェクターとして、投影画像のコントラストを向上させることを目的として、光学的
に直列に接続された2つの光変調装置を備えたプロジェクターが提案されている(例えば
、特許文献1参照)。
及び反射ミラーを介した後、複数のダイクロイックミラーにより、赤、緑及び青の色光に
分離される。そして、各色光は、対応する第1変調手段である液晶ライトバルブ(色変調
ライトバルブ)によって変調され、クロスダイクロイックプリズムにより合成される。こ
の後、当該クロスダイクロイックプリズムにより合成された光は、前段レンズ群、開口絞
り及び後段レンズ群等の光学部材が直線的に配置された両側テレセントリック性を有する
リレー光学系を通過して、輝度変調部に入射される。輝度変調部は、液晶ライトバルブ(
輝度変調ライトバルブ)により、入射される光(色変調ライトバルブにより形成された画
像光)を変調して画素毎に光量を調整する。そして、輝度変調部を介した光は、投射レン
ズによって投射される。このような構成により、投射される画像の階調を広げることがで
き、コントラストを向上させることができる。
直線的に配置され、一端側に色変調ライトバルブが、他端側に輝度変調ライトバルブがそ
れぞれ配置されている。そして、輝度変調ライトバルブの光出射側に投射光学装置が配置
されている。このような構成及び配置では、リレー光学系の構成が大型であり、プロジェ
クターが大型になりやすいという問題があった。
できるプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
前記画像を投射する投射光学装置と、を備え、前記画像形成装置は、照明装置と、前記照
明装置から出射される光を変調する第1光変調装置と、前記照明装置と前記第1光変調装
置との間の光路上に配置され、前記照明装置から出射された光の中心軸に直交する面内の
照度を領域毎に調整する調光装置と、備え、前記調光装置は、前記照明装置から出射され
た光を変調する第2光変調装置と、前記第2光変調装置によって変調された変調光を前記
第1光変調装置に結像させる反射型のリレー装置と、前記第2光変調装置から入射される
前記変調光を前記リレー装置に導き、前記リレー装置にて反射された前記変調光を前記第
1光変調装置側に出射する偏光分離装置と、前記偏光分離装置と前記リレー装置との間に
配置され、前記偏光分離装置から入射される光を略円偏光とする位相差板と、を有するこ
とを特徴とする。
光分離装置に入射され、当該偏光分離装置を通過して、反射型のリレー装置に入射される
。この変調光は、反射型のリレー装置に入射され、リレー装置によって反射された後に、
リレー装置から出射されて、再び偏光分離装置に入射される過程で、略円偏光として反射
型のリレー装置に入射し、反射されて円偏光の回転方向が反転することによって、偏光方
向が変換される。従って、第2光変調装置から入射される変調光と、リレー装置によって
反射された変調光とを偏光方向の違いによって偏光分離装置にて確実に分離できる。これ
により、第2光変調装置による変調光をリレー装置に確実に導くことができる他、当該リ
レー装置によって反射されて第1光変調装置に結像される変調光を、当該第1光変調装置
側に確実に出射できる。
そして、このような調光装置では、上記変調光が、偏光分離装置とリレー装置との間を
反射により往復した後、当該偏光分離装置から第1光変調装置側に出射されるので、調光
装置の各構成をコンパクトに配置できる。従って、調光装置を小型化でき、ひいては、プ
ロジェクターを小型化できる。
上記一態様によれば、第2光変調装置が、透過型の液晶パネルであることにより、偏光
分離装置に向かって直進する光の光路上に第2光変調装置を配置する際に、当該光路上に
ミラーやプリズム等の光学部材を配置することなく、第2光変調装置を配置できる。従っ
て、上記光学部材を配置する場合と比べて、調光装置を小型にでき、プロジェクターにつ
いても小型にできる。
上記一態様によれば、調光装置によって調光され、反射型の光変調器を含む第1光変調
装置に入射された光が、当該第1光変調装置によって変調されるとともに反射され、調光
装置の偏光分離装置に入射される。ここで、第1光変調装置から出射された光は、入射時
と偏光方向が変更されるため、偏光分離装置に入射された後、当該偏光分離装置によって
リレー装置とは異なる方向に出射される。
このような構成では、第1光変調装置によって変調された光を、再び、偏光分離装置に
入射させるため、第1光変調装置からの出射された光を導光する光学部材として偏光分離
装置を利用することができ、構成の簡略化を図ることができる。また、偏光分離装置の周
囲に、調光装置を構成する各部材と、第1光変調装置を配置することができ、プロジェク
ターを小型化できる。
の液晶パネルと、前記複数の反射型の液晶パネルと前記調光装置との間に配置され、前記
調光装置から出射された光を色分離して前記複数の反射型の液晶パネルのそれぞれに入射
させ、前記複数の反射型の各液晶パネルのそれぞれから出射された光を色合成して前記偏
光分離装置に入射させるプリズムと、を備えることが好ましい。
なお、上記プリズムとして、クロスダイクロイックプリズムや、フィリップスプリズム
及びギャップレスプリズム等の各種ダイクロイックプリズムを例示できる他、複数のダイ
クロイックミラーによっても構成できる。
このような構成では、調光装置によって調光された光が、プリズムによって複数の色光
が分離されるので、調光装置の第2光変調装置は1つで済む。従って、分離される色光毎
に第2光変調装置が設けられる場合に比べて、プロジェクターの構成を簡略化できる他、
当該プロジェクターの小型化を図ることができる。
また、このような構成によれば、第1光変調装置が、上記プリズム及び複数の反射型の
液晶パネルを含むことによって、変調光に含まれる色光毎に当該色光を変調できるので、
投射画像の色再現性を向上させることができる。
また、反射型の液晶パネルが採用されることにより、プリズムにて分離された各色光が
変調されて、再び、プリズムに入射される光路を短縮できるので、プロジェクターを小型
化できる。
更に、プリズムが、各反射型の液晶パネルにて変調された各色光を合成するので、当該
各色光を合成する装置を別途設ける必要がない。従って、この点においてもプロジェクタ
ーを小型化できる。
透過軸及び反射軸が同一であり、かつ、互いに対向配置される第1偏光分離層及び第2偏
光分離層と、前記第1偏光分離層及び前記第2偏光分離層の間に配置され、前記第1偏光
分離層及び前記第2偏光分離層の反射軸方向の偏光を吸収する偏光吸収層を有することを
特徴とする。
このような構成によれば、偏光分離層にて反射される偏光のうち一部の偏光が、当該偏
光分離層にて全反射されずに透過してしまう場合でも、偏光吸収層によって、当該一部の
偏光を吸収できる。これによれば、当該一部の偏光が、偏光板を通過して投射光学装置に
入射され、当該投射光学装置によって投射されてしまうことを抑制できる。従って、投射
画像が乱れることを抑制できる他、コントラストの低下を抑制できる。
装置に入射させ、前記第1光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向と略直
交する第2方向側に配置され、前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第2方
向とは反対側に配置され、前記投射光学装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向
側に配置されることが好ましい。
射型のリレー装置に向かって反射される。そして、反射された変調光は、リレー装置の反
射ミラーによって反射されて再度偏光分離装置に入射される過程で、略円偏光として反射
型のリレー装置に入射し、反射されて円偏光の回転方向が反転することによって、偏光方
向が変換されて、偏光分離装置を通過可能となる。この変調光は、リレー装置によって第
1光変調装置に結像され、当該第1光変調装置によって変調される。この第1光変調装置
から出射された変調光は、偏光分離装置によって投射光学装置側に反射され、偏光板を介
して、当該投射光学装置によって投射される。
このような構成では、照明装置から出射された光の光路に沿って直列に配置された二つ
の光変調装置により透過光量が調整されるので、投射光学装置によって投射される投射画
像のコントラストを向上させることができる。また、照明装置が、偏光分離装置の投射光
学装置とは反対側に配置される構成において、上記調光装置を採用できる。
装置に入射させ、前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向側に配置さ
れ、前記第1光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向と略直交する第2方
向側に配置され、前記投射光学装置は、前記偏光分離装置に対して前記第2方向とは反対
側に配置されること好ましい。
偏光分離層を通過する。そして、変調光は、リレー装置の反射ミラーによって反射されて
再度偏光分離装置に入射される過程で、略円偏光として反射型のリレー装置に入射し、反
射されて円偏光の回転方向が反転することによって、偏光方向が変換される。そして、偏
光分離装置によって第2光変調装置に向かって反射される。この変調光は、リレー装置に
よって第1光変調装置に結像され、当該第1光変調装置によって変調される。この第1光
変調装置から出射された変調光は、投射光学装置側に向かって偏光分離装置を通過して、
偏光板を介して、当該投射光学装置によって投射される。
このような構成では、照明装置から出射された光の光路に沿って直列に配置された二つ
の光変調装置により透過光量が調整されるので、投射光学装置によって投射される投射画
像のコントラストを向上させることができる。また、照明装置が、偏光分離装置の投射光
学装置が配置された側に対して、当該偏光分離装置の側方に配置されるような構成におい
て、上記調光装置を採用できる。
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に設けられた照明装置41から出射された
光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面(図示
省略)に拡大投射する画像表示装置である。このプロジェクター1は、図1に示すように
、当該プロジェクター1の外装を構成する平面視略矩形状の外装筐体2と、当該外装筐体
2に収納される装置本体3とを備える。
装置本体3は、投射画像を形成する画像形成装置としての光学ユニット4と、投射光学
装置5と、を備える。この他、図示を省略するが、装置本体3は、プロジェクター1の冷
却対象を冷却する冷却装置、プロジェクター1の各構成部品に電力を供給する電源装置、
及び、プロジェクター1の動作を制御する制御装置を備える。
投射光学装置5は、光学ユニット4によって形成された投射画像を上記被投射面上に拡
大投射する。この投射光学装置5は、複数のレンズ(図示省略)と、当該複数のレンズを
内部に収納する鏡筒とを備えた組レンズとして構成されている。
なお、以下の説明では、外装筐体2の底面部が設置面に対向するようにプロジェクター
1が配置された場合に、投射光学装置5による画像の投射方向をZ方向とし、Z方向に直
交し、かつ、底面部から天面部に向かう方向(鉛直方向の下側から上側に向かう方向)を
Y方向とし、Y方向及びZ方向に直交し、かつ、Z方向に沿って見た場合に水平方向に沿
って左から右に向かう方向をX方向とする。
図2は、光学ユニット4を示す模式図である。
光学ユニット4は、照明装置41と、第2光変調装置としての調光用光変調装置42と
、偏光分離装置43と、リレー装置44と、位相差板としてのλ/4板45と、第1光変
調装置としての画像用光変調装置46と、偏光板47と、これら各光学部品41〜47を
収納する光学部品用筐体48(図1参照)と、を備える。なお、調光用光変調装置42と
、偏光分離装置43と、リレー装置44と、λ/4板45とを含み、調光装置LA1が構
成される。
これらのうち、光学部品用筐体48は、詳しい図示を省略するが、各種光学部品を収納
する部品収納部材と、当該部品収納部材に形成された部品収納用の開口部を閉塞する蓋状
部材と、を備える。この光学部品用筐体48には、内部に照明光軸Axが設定されており
、上記各光学部品41〜47は、当該照明光軸Axに対する所定位置に配置される。
化装置とを有し、中心軸に対する直交面内の照度分布が均一な照明光を出射する。なお、
当該照明光として、照明装置41は、1種の偏光方向を有する直線偏光を出射する。本実
施形態では、照明装置41は、偏光分離装置43に対してp偏光を出射する。
り蛍光(緑色光及び赤色光を含む)を出射する他、当該励起光の他の一部が透過する蛍光
体と、を備えた構成を例示できる。この他、光源装置は、赤、緑及び青の色光をそれぞれ
出射する固体光源を備える構成や、超高圧水銀ランプ等の放電光源ランプを備える構成と
することもできる。
重畳レンズと、を備える。
これらのうち、第1レンズアレイは、入射される光束を複数の部分光束に分割し、第2
レンズアレイは、第1レンズアレイから入射される複数の部分光束のそれぞれを、重畳レ
ンズとともに後述する調光用光変調装置42に重畳させる。
偏光変換素子は、入射される光の偏光方向を揃えて出射する機能を有する。本実施形態
においては、偏光変換素子は、光源装置からの光をp偏光に変換する。
れた光を、偏光分離装置43、リレー装置44、及びλ/4板45を介して、第1方向D
1に直交する第2方向D2(X方向に平行)に出射し、画像用光変調装置46に入射させ
る。
調光用光変調装置42は、照明装置から出射されたp偏光を変調して、s偏光である変
調光を、第1方向D1に出射する。また、調光用光変調装置42は、照明装置41から出
射された照明光を変調し、当該照明光の光束の中心軸に対する直交面内の照度を画像の画
素毎あるいは領域毎に調整した照度変調光(調光用光変調装置42による変調光)を、と
して出射する。
この調光用光変調装置42は、図2に示すように、p偏光を透過する入射側偏光板42
1と、透過型の液晶パネルである調光用光変調器422と、s偏光を透過する出射側偏光
板423とを備える。これら入射側偏光板421、調光用光変調器422、及び出射側偏
光板423がZ方向に沿って配置される。
れ、光束の中心軸に対する直交面内において照度が変調される。
なお、調光用光変調器422は、後述する画像用光変調装置46が備える画像形成用の
液晶パネルである画像用光変調器462と、画像形成領域及び解像度がそれぞれ異なって
いてもよい。例えば、照度調整用の調光用光変調器422は、画像の形成に用いる画像用
光変調器462よりも低解像度の液晶パネルを用いてもよい。
離層43Aに入射するs偏光を反射し、p偏光を透過する偏光ビームスプリッターである
。偏光分離層43Aは、ZX面に直交し、X方向に向かうにしたがって、Z方向とは反対
方向に向かうように、X軸及びZ軸に対して45°傾斜している。この偏光分離層43A
に第1方向D1に入射したs偏光は、X方向とは反対方向であり、かつ、第2方向D2と
は反対方向に反射される。この偏光分離装置43の詳細な構成については後述する。
に結像させる反射型の結像光学系であり、レンズ441と反射ミラー442とを備える。
レンズ441及び反射ミラー442は、偏光分離層43Aで反射され、第2方向D2と
は反対方向に進む照度変調光の光路上に配置される。
このように構成されたリレー装置44により、照度変調光は、第2方向D2とは反対方
向にレンズ441を通過した後、反射ミラー442にて反射され、第2方向D2にレンズ
441を通過し、後述する画像用光変調器462に略結像される。
凹凸により、画像用光変調器462近傍に結像される上記照度変調光の像(調光用光変調
器422による変調光の像)を散乱させている。これにより、調光用光変調器422の各
画素による変調光の照明範囲が拡大されて、画像用光変調器462において対応する画素
、及び、当該画素を囲むブラックマトリクスを含む範囲に、調光用光変調器422の各画
素による変調光が入射され、投射画像においてブラックマトリクスが目立たなくされる他
、モアレ等の画像の乱れが生じることが抑制される。
この照度変調光は、λ/4板45を通過して時計回り又は反時計周りの略円偏光となり、
リレー装置44のミラー442で反射されて反対方向に回転する略円偏光となる。その後
、再度、λ/4板45を通過する。これにより、照度変調光は、偏光分離装置43からs
偏光として出射され、偏光分離装置43にp偏光として入射され、偏光分離装置43の偏
光分離層43Aを通過する。
射された照度変調光(p偏光)を、画像信号に応じて変調し、s偏光である変調光を画像
変調光として、第2方向D2とは反対方向に出射する。この画像用光変調装置46は、図
1に示すように、偏光分離装置43の第2方向D2側(X方向において偏光分離装置43
に対してリレー装置44とは反対側)に配置され、色分離装置としてのダイクロイックプ
リズム461と、3つの画像用光変調器462とを備える。
611〜4614のうちのX方向とは反対側の第1面4611から入射された照度変調光
を各色光に分離し、分離した各色光を第1面4611以外の対応する面(赤色光を第2面
4612、緑色光を第3面4613、青色光を第4面4614)のそれぞれに沿って配置
された画像用光変調器462に導く。
また、ダイクロイックプリズム461は、第2面4612から入射された赤色光と、第
3面4613から入射された緑色光と、第4面4614から入射された青色光とを合成し
、合成した光を第1面4611から出射する。
ップスプリズム及びギャップレスプリズム等の各種ダイクロイックプリズムを例示できる
。また、ダイクロイックプリズム461の代りに、複数のダイクロイックミラーを配置し
てもよい。
分離された色光毎に設けられる反射型の液晶パネルである。画像用光変調器462は、制
御装置から入力される画像信号に応じて、入射される色光(p偏光)を変調し、各色の色
画像に対応する色光(s偏光の画像変調光)を出射する。図示例では、赤色光用の画像用
光変調器462(R)が第2面4612に沿って、緑色光用の画像用光変調器462(G
)が第3面4613に沿って、青色光用の画像用光変調器462(B)が第4面4614
に沿ってそれぞれ配置される。また、これら各画像用光変調器462は、リレー装置44
による照度変調光の結像位置に配置される。
リズム461によって合成され、画像光が形成される。この画像光(s偏光)が、第1面
4611から第2方向D2とは反対方向に出射される。
なお、画像用光変調器462が上記結像位置に配置されるとは、照度変調光の結像位置
から許容される範囲に配置される場合、すなわち照度変調光が略結像される位置に配置さ
れる場合も含む。
3の第1方向D1側(偏光分離層43Aに対して、調光用光変調装置42とは反対側)で
、かつ、偏光分離装置43と投射光学装置5との間に配置される。この、偏光板47は、
偏光分離装置43から投射光学装置5に向かうp偏光を遮蔽し、画像変調光であるs偏光
を透過させる。これにより、画像変調光以外のp偏光が透過することによる、投射画像の
コントラストの低下を抑制できる。
光学ユニット4において、図2に示すように、調光用光変調装置42は、照明装置41
から第1方向D1に出射された照明光を変調し、s偏光の照度変調光を第1方向D1に出
射する。出射された照度変調光は、第1方向D1に進み、偏光分離装置43に入射され、
偏光分離層43Aにおいてリレー装置44側に反射され、第2方向D2とは反対方向に進
む。反射された照度変調光は、リレー装置44及びλ/4板45を介してp偏光に変換さ
れ、第2方向D2に偏光分離装置43に入射される。偏光分離装置43に入射され照度変
調光は、p偏光に変換されているため偏光分離層43Aを通過し、画像用光変調装置46
に入射される。画像用光変調装置46に入射された照度変調光は、s偏光である画像変調
光として第2方向D2とは反対方向に出射され、再び、偏光分離装置43に入射され、偏
光分離層43Aにおいて投射光学装置5側に反射される。反射された画像変調光は、第1
方向D1に進み、偏光板47を通過し、図1に示すように、投射光学装置5に入射される
。
図3及び図4は、偏光分離装置43の構成を模式的に示す図である。
偏光分離装置43は、第1偏光分離層431Aを有する第1偏光分離部431と、第2
偏光分離層432Aを有する第2偏光分離部432と、偏光吸収層433と、を備える。
第1偏光分離部431は、直角プリズム(直角三角柱状のプリズム)であり、斜面に上
記偏光分離層43Aを構成する第1偏光分離層431Aが形成されている。
431と同様に構成される。すなわち、第2偏光分離部432は、第1偏光分離層431
Aと偏光の透過/反射特性が同じである第2偏光分離層432Aを有する。これら第1偏
光分離層431A及び第2偏光分離層432Aは、偏光の透過軸及び反射軸が同一であり
、かつ、互いに対向配置される。本実施形態では、第1偏光分離層431A及び第2偏光
分離層432Aは、それぞれp偏光を透過して、s偏光を反射させる。
偏光吸収層433は、第1偏光分離層431Aと第2偏光分離層432Aとの間に配置
され、s偏光を吸収し、p偏光を透過する光学素子である。なお、上記偏光分離層43A
は、第1偏光分離層431A、第2偏光分離層432A、及び偏光吸収層433を含み構
成される。
ここで、上記偏光吸収層433が形成されていない偏光分離装置6を、偏光分離装置4
3に代えて採用した場合について説明する。
偏光分離装置6は、第1偏光分離部431と第2偏光分離部432とを備え、第1偏光
分離層431Aと第2偏光分離層432Aとが接合されている。このように構成された偏
光分離装置6を、本実施形態の偏光分離装置43の代りに用いる場合、調光用光変調装置
42からZ方向に向かうs偏光が、第1偏光分離層431Aにて全反射されずに、当該s
偏光の一部が投射光学装置5に向かって透過すると、投射光学装置5に投射画像の乱れが
生じたり、コントラストが低下する。
これに対して、本実施形態の偏光分離装置43では、s偏光の一部が第1偏光分離層4
31Aで全反射されずに透過したとしても、図3示すように、当該透過したs偏光を偏光
吸収層433によって吸収する。従って、当該s偏光が透過することによる上記投射画像
の乱れやコントラストの低下を抑制できる。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
調光用光変調装置42から出射された照度変調光は、偏光分離層43Aによって反射型
のリレー装置44に向かって反射される。そして、反射された照度変調光は、リレー装置
44の反射ミラー442によって反射されて再び偏光分離装置43に入射される過程で、
λ/4板を2回通過する。これにより、照度変調光は、s偏光からp偏光に偏光方向が変
換されて、偏光分離装置43を通過可能となる。
従って、調光用光変調装置42から入射される照度変調光と、リレー装置44によって
反射された光とを偏光方向の違いによって偏光分離装置43にて確実に分離できる。これ
により、調光用光変調装置42による照度変調光をリレー装置44に確実に導くことがで
きる他、当該リレー装置44によって反射されて画像用光変調器462に結像される照度
変調光を、当該画像用光変調器462(画像用光変調装置46)側に確実に出射できる。
そして、このような調光装置LA1では、上記照度変調光が、偏光分離装置46とリレ
ー装置45との間を反射により往復した後、当該偏光分離装置45から画像用光変調器4
62(画像用光変調装置46)側に出射されるので、調光装置LA1の各構成をコンパク
トに配置できる。従って、調光装置LA1を小型化でき、ひいては、プロジェクター1を
小型化できる。
また、照明装置41から出射された光の光路に沿って直列に配置された二つの光変調装
置である調光用光変調装置42(調光用光変調器422)及び画像用光変調装置46(画
像用光変調器462)により透過光量が調整されるので、投射光学装置5によって投射さ
れる投射画像のコントラストを向上させることができる。
離層43Aにて反射されるs偏光のうちの一部が、当該偏光分離層43Aにて全反射され
ずに透過してしまう場合でも、偏光吸収層433によって、当該s偏光の一部を吸収でき
る。これによれば、当該s偏光の一部光が、投射光学装置5に入射され、当該投射光学装
置によって投射されてしまうことを抑制できる。従って、投射画像が乱れることを抑制で
きる他、コントラストの低下を抑制できる。
光軸と一致している。このため、調光用光変調装置42からの照度変調光(p偏光)が、
偏光分離層43Aを透過することによる上記投射画像のコントラストの低下が生じるおそ
れがあるが、このような場合、p偏光を吸収する偏光板47を設けていることにより、コ
ントラストの低下を効果的に抑制できる。
色光に分けて画像用光変調器462に入射させる。画像用光変調器462は、各色光を変
調して画像光を形成し、再び、ダイクロイックプリズム461に入射させる。ダイクロイ
ックプリズム461は、各色に対応する画像光を合成して、画像変調光(s偏光)を形成
する。
これにより、照度変調光に含まれる色光毎に当該色光を変調できるので、投射画像の色
再現性を向上させることができる。
また、反射型の画像用光変調器462が採用されることにより、ダイクロイックプリズ
ム461にて分離された各色光が変調されて、再び、色分離装置に入射される光路を短縮
できるので、プロジェクターを小型化できる。
更に、ダイクロイックプリズム461が、各色に対応する画像用光変調器462にて変
調された各色光を合成するので、当該各色光を合成する装置を別途設ける必要がない。従
って、この点においてもプロジェクター1の簡略化及び小型化できる。
色光が分離されるので、調光用光変調装置42は1つで済む。従って、分離される色光毎
に調光用光変調装置42が設けられる場合に比べて、プロジェクター1の構成を簡略化で
きる他、当該プロジェクター1の小型化を図ることができる。
離装置43に向かって直進する光の光路上に、ミラーやプリズム等の光学部材を配置する
ことなく、調光用光変調装置42を配置でき、プロジェクター1の構成を簡略化できる他
、小型化を図ることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を有する。こ
こで、上記プロジェクター1では、調光用光変調装置42が、透過型の調光用光変調器4
22を備え、照明装置41からの照明光の入射方向と、当該調光用光変調装置42から出
射される照度変調光の出射方向とが一致していた。これに対して、本実施形態に係るプロ
ジェクターでは、調光用光変調装置は、反射型の調光用光変調器を備え、照明光の入射方
向と、調光用光変調装置からの光の出射方向とが直交するように構成される。なお、以下
の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については説明を省略する。
図6に示すように、プロジェクター1Aは、装置本体3に代えて装置本体3Aを有する
他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有し、当該装置本体3Aは、光学ユ
ニット4に代えて光学ユニット4Aを有する他は、上記装置本体3と同様の構成を備える
。
光学ユニット4Aは、照明装置41Aと、調光装置LA2と、画像用光変調装置46と
、偏光板47と、を備える。これらのうち調光装置LA2は、調光用光変調装置42Aと
、偏光分離装置43と、リレー装置44と、λ/4板45と、を備える。また、照明装置
41Aは、X方向に照明光を出射する。なお、照明装置41Aは、照明光の出射方向以外
は、第1実施形態の照明装置41と同様に構成される。
明光の光束の中心軸に対する直交面内の照度を変調し、s偏光である照度変調光を第1方
向D1に出射する。この調光用光変調装置42Aは、p偏光を透過する入射側偏光板42
1Aと、反射型の液晶パネルである調光用光変調器422Aと、s偏光を透過する出射側
偏光板423Aと、偏光分離装置424と、を備える。
調光用光変調器422Aは、偏光分離装置424のX方向側に配置される。
出射側偏光板423Aは、偏光分離装置424のZ方向側に配置される。
偏光分離装置424は、s偏光を反射し、p偏光を透過する偏光分離層424Aを有す
る。偏光分離層424Aに対してX方向に入射したp偏光である照明光は、当該偏光分離
層424Aを透過する。また、調光用光変調器422Aから出射され、偏光分離層424
Aに対してX方向とは反対方向に向かって入射したs偏光である照度変調光は、Z方向に
平行な第1方向D1に反射される。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Aによれば、上記プロジェクター1と
同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
プロジェクター1Aにおける調光用光変調装置42Aは、偏光分離装置424を備え、
照明装置41からX方向に出射された照明光(p偏光)を変調するとともに、照度変調光
(s偏光)をX方向に直交する第1方向D1に出射する。このような構成では、照明装置
41からの照明光がZ方向に出射される場合と比べて、照明光の一部がそのまま透過して
、投射光学装置5に入射することによる投射画像の乱れやコントラストの低下を抑制でき
る。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を有する。こ
こで、上記プロジェクター1では、調光用光変調装置42と投射光学装置5と偏光分離装
置43を挟むように配置され、リレー装置44と画像用光変調装置46とが偏光分離装置
43を挟むように配置されていた。これに対して、本実施形態に係るプロジェクターでは
、調光用光変調装置とリレー装置44とが偏光分離装置を挟むように、また、画像用光変
調装置46と投射光学装置5とが、偏光分離装置を挟むように配置される。なお、以下の
説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については説明を省略する。
図7に示すように、プロジェクター1Bは、外装筐体2に収納される装置本体3Bを備
える。この装置本体3Bは、光学ユニット4Bと、投射光学装置5と、を備える。
光学ユニット4Bは、照明装置41Bと、調光装置LA3と、画像用光変調装置46と
、偏光板47と、光学部品用筐体48と、を備える。これらのうち調光装置LA3は、調
光用光変調装置42Bと、偏光分離装置43と、リレー装置44と、λ/4板45と、を
備える。
照明装置41Bは、偏光分離装置43のX方向側に配置され、X方向とは反対方向にs
偏光の照明光を照射する。照明装置41Bは、照明光がs偏光であることと、照明光の出
射方向が異なること以外は、第1実施形態の照明装置41と同様に構成される。
された光を、偏光分離装置43、リレー装置44、及びλ/4板45を介して、第1方向
D3に直交する第2方向D4(Z方向に平行)に出射し、画像用光変調装置46に入射さ
せる。
調光用光変調装置42Bは、照明装置41Bから出射された照明光を変調し、当該照明
光の中心軸に対する直交面内の照度を調整し、p偏光である照度変調光を第1方向D3に
出射する。また、調光用光変調装置42Bは、s偏光を透過する入射側偏光板421Bと
、透過型の液晶パネルである調光用光変調器422と、p偏光を透過する出射側偏光板4
23Bとを備える。
Bとは反対側に配置される。
画像用光変調装置46は、偏光分離装置43よりもZ方向の反対側に配置される。この
画像用光変調装置46は、リレー装置44及びλ/4板45を通過し、第1方向D3とは
反対方向に偏光分離層43Aに入射され、第2方向D4(Z方向とは反対方向)に反射さ
れた照度変調光が入射される。そして、画像用光変調装置46は、入射された照度変調光
を変調し、第2方向D4とは反対方向に画像変調光を出射する。
投射光学装置5は、偏光分離装置43に対して画像用光変調装置46とは反対側に配置
される(図7参照)。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bによれば、上記プロジェクター1と
同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。例えば、調光装
置LA3により、画像用光変調器462に入射される光の照度を、当該光の中心軸に直交
する面内における領域毎に調整できるので、投射画像のコントラストを向上できる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記第3実施形態緒のプロジェクター1Bと同様
の構成を有する。ここで、上記プロジェクター1Bでは、調光用光変調装置42Bが、透
過型の調光用光変調器422を備え、調光用光変調装置42Bからの照明光の入射方向と
、当該調光用光変調装置42Bから出射される照度変調光の出射方向が一致していた。こ
れに対して、本実施形態に係るプロジェクターは、調光装置が反射型の調光用光変調器を
備え、照明光の入射方向と、調光用光変調装置からの光の出射方向とが直交するように構
成される。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分につい
ては説明を省略する。
図9に示すように、第3実施形態のプロジェクター1Cは、外装筐体2に収納される装
置本体3Cを備える。この装置本体3Cは、光学ユニット4Cと、投射光学装置5と、を
備える。これらのうち光学ユニット4Cは、照明装置41Cと、調光装置LA4と、画像
用光変調装置46と、偏光板47と、を備える。これらのうち、調光装置LA4は、調光
用光変調装置42Cと、偏光分離装置43と、リレー装置44と、λ/4板45と、を備
える。なお、本実施形態では、照明装置41Cは、s偏光の照明光をZ方向に出射する。
分離装置43、リレー装置44、及びλ/4板45を介して、第1方向D3に直交する第
2方向D4に出射し、画像用光変調装置46に入射させる。
調光用光変調装置42Cは、照明装置41Cから出射された照明光の光束の中心軸に対
する直交面内の照度を変調し、p偏光の照度変調光を第1方向D3に出射する。調光用光
変調装置42Cは、偏光分離層43Aに対してリレー装置44とは反対側に配置される。
この調光用光変調装置42Cは、s偏光を透過する入射側偏光板421Cと、反射型の
液晶パネルである調光用光変調器422と、p偏光を透過する出射側偏光板423Cと、
偏光分離層425Aを有する偏光分離装置425と、を備える。
調光用光変調器422は、偏光分離装置425のX方向側に配置される。
出射側偏光板423Cは、偏光分離装置425のX方向とは反対側に配置される。
偏光分離装置425は、s偏光を反射し、p偏光を透過する偏光分離層425Aを有す
る。偏光分離層425Aに対してZ方向に入射したs偏光である照明光は、第1方向D3
とは反対方向に反射される。また、調光用光変調器422から出射され、偏光分離層42
5Aに対して第1方向D3に入射されるp偏光である照度変調光は、偏光分離層425A
を透過する。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bによれば、上記プロジェクター1B
と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
調光用光変調装置42Cは、偏光分離装置425を備え、照明装置41CからZ方向に
出射された照明光(s偏光)を変調するとともに、照度変調光(p偏光)をX方向とは反
対方向に出射する。このような構成では、照明装置41Cからの照明光のうち、照度変調
光ではないs偏光の一部が、遮蔽されずに透過することによる、投射画像の乱れやコント
ラストの低下を抑制できる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で
の変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、キューブ状の偏光分離スプリッターを採用したが、本発明はこれ
に限らない。例えば、板状の光学部材の両面に、s偏光を反射し、p偏光を透過する光学
膜が形成された板状の偏光分離スプリッターを用いてもよい。
置されていたが、本発明はこれに限らない。例えば、偏光吸収層を備えない構成、例えば
、一対の直角プリズムと、当該直角プリズムの間に配置された偏光分離層とを備えるキュ
ーブ状の偏光分離スプリッターを用いてもよい。
離層を有する構成を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、s偏光を透過し、
p偏光を反射する偏光分離装置を採用してもよい。
型の液晶パネルを採用したが、光入射面と光束出射面とが異なる透過型の液晶パネルを用
いてもよい。例えば、第2光変調装置は、入射側偏光板と、透過型の液晶パネルと、出射
側偏光板とを備え、この第2変調装置の光出射側に配置された投射光学装置5に画像変調
光を入射させる構成を採用してもよい。
えていたが、本発明はこれに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶
パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
また、上記各実施形態では、光学ユニット4における各光学部品の配置位置は適宜変更
可能であり、例えば、平面視略L字形状を有する構成や、平面視略U字形状を有する構成
を採用してもよい。
画像用光変調装置46を設け、これら画像用光変調器462により調光装置を共用する構
成を採用したが、本発明はこれに限らない。例えば、調光装置を複数の画像用光変調器の
それぞれに個別に配置する構成としてもよい。この場合、偏光分離装置43と画像用光変
調器462との間にダイクロイックプリズム461を配置させずに、当該ダイクロイック
プリズム461を、調光装置における画像変調光の出射側に配置する。そして、ダイクロ
イックプリズム461により色合成されて形成された投射画像を投射光学装置により投射
する構成が例示できる。
束を制御信号(画像情報)に応じて変調可能な光変調器であれば、他の構成の光変調器を
採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調器を
用いたプロジェクターにも、本発明を適用することは可能である。このような光変調装置
を用いた場合でも、偏光板を適宜配置して、変調光の偏光方向を適宜設定すればよい。
41C…照明装置、42,42A,42B,42C…調光用光変調装置(第2光変調装置
)、43…偏光分離装置、43A…偏光分離層、44…リレー装置、45…λ/4板、4
6…画像用光変調装置(第1光変調装置、反射型光変調装置)、47…偏光板、422,
422A…調光用光変調器、431A…第1偏光分離層、432A…第2偏光分離層、4
33…偏光吸収層、441…レンズ、442…反射ミラー、461…ダイクロイックプリ
ズム(プリズム)、462…画像用光変調器(反射型の光変調器、液晶パネル)、D1,
D3…第1方向、D2,D4…第2方向、LA1,LA2,LA3,LA4…調光装置。
Claims (6)
- 画像を形成する画像形成装置と、
形成された前記画像を投射する投射光学装置と、を備え、
前記画像形成装置は、
照明装置と、
前記照明装置から出射される光を変調する第1光変調装置と、
前記照明装置と前記第1光変調装置との間の光路上に配置され、前記照明装置から出射された光の中心軸に直交する面内の照度を領域毎に調整する調光装置と、を備え、
前記調光装置は、
前記照明装置から出射された光を変調する第2光変調装置と、
前記第2光変調装置によって変調された変調光を前記第1光変調装置に結像させる反射型のリレー装置と、
前記第2光変調装置から入射される前記変調光を前記リレー装置に導き、前記リレー装置にて反射された前記変調光を前記第1光変調装置側に出射する偏光分離装置と、
前記偏光分離装置と前記リレー装置との間に配置され、前記偏光分離装置から入射される光を略円偏光とする位相差板と、を有し、
前記偏光分離装置は、偏光分離層を備え、
前記偏光分離層は、
偏光の透過軸及び反射軸が同一であり、かつ、互いに対向配置される第1偏光分離層及び第2偏光分離層と、
前記第1偏光分離層及び前記第2偏光分離層の間に配置され、前記第1偏光分離層及び前記第2偏光分離層の反射軸方向の偏光を吸収する偏光吸収層を有することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記第2光変調装置は透過型の液晶パネルであることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターであって、
前記第1光変調装置は、反射型の光変調器を含むことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項3に記載のプロジェクターであって、
前記第1光変調装置は、
前記反射型の光変調器としての複数の反射型の液晶パネルと、
前記複数の反射型の液晶パネルと前記調光装置との間に配置され、前記調光装置から出射された光を色分離して前記複数の反射型の液晶パネルのそれぞれに入射させ、前記複数の反射型の各液晶パネルのそれぞれから出射された光を色合成して前記偏光分離装置に入射させるプリズムと、を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第2光変調装置は、第1方向に光を出射して、前記偏光分離装置に入射させ、
前記第1光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向と略直交する第2方向側に配置され、
前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第2方向とは反対側に配置され、
前記投射光学装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向側に配置されることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記第2光変調装置は、第1方向に光を出射して、前記偏光分離装置に入射させ、
前記リレー装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向側に配置され、
前記第1光変調装置は、前記偏光分離装置に対して前記第1方向と略直交する第2方向側に配置され、
前記投射光学装置は、前記偏光分離装置に対して前記第2方向とは反対側に配置されることを特徴とするプロジェクター。
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