[go: up one dir, main page]

JP7229878B2 - 容器搬送システム、容器搬送方法 - Google Patents

容器搬送システム、容器搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7229878B2
JP7229878B2 JP2019137280A JP2019137280A JP7229878B2 JP 7229878 B2 JP7229878 B2 JP 7229878B2 JP 2019137280 A JP2019137280 A JP 2019137280A JP 2019137280 A JP2019137280 A JP 2019137280A JP 7229878 B2 JP7229878 B2 JP 7229878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
container group
group
gripping
gripped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019137280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021020265A (ja
Inventor
英嗣 吉冨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokan Kogyo Co Ltd filed Critical Tokan Kogyo Co Ltd
Priority to JP2019137280A priority Critical patent/JP7229878B2/ja
Publication of JP2021020265A publication Critical patent/JP2021020265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7229878B2 publication Critical patent/JP7229878B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

本発明は、複数の容器が積み重ねられた容器スタックを所望の位置まで搬送する容器搬送システム、容器搬送方法に関するものである。
容器を上下に積み重ねて構成された容器スタックを形成し、搬送ロボットにより、これを搬送する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献の開示技術1によれば、収納箱内に収納されている容器スタックを、搬送ロボットにより把持し、充填機に順次搬送する技術が開示されている。
特許第3827553号公報
ところで、上述した特許文献1の開示技術とは逆に、工場内において製造された容器が複数段に亘り積み重ねられた容器スタックの状態でベルトコンベアを介して搬送されてくる場合がある。この搬送されてくる容器スタックを収納箱に収納して出荷する上で、この容器スタックの長さが収納箱の内径よりも短くなってしまう場合がある。このような容器スタックを収納箱に収納すると、収納箱内に余分なスペースが生じてしまい、物流効率が低下してしまう。このため、ちょうど収納箱の内径に合致する高さまで容器スタック同士を互いに積み重ねることで、収納箱内における余分スペースが形成されないように制御し、物流効率を高める必要がある。しかしながら、容器スタックを互いに積み重ねて搬送しようとすると、積み重ねられた容器の数が増すほど容器スタックの安定性が悪くなり、容器スタックが傾いたり、倒れやすくなるという問題点があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、複数の容器を積み重ねた容器スタックを収納箱に収納する上で、収納箱内に余分なスペースが生じることなく、物流効率を向上させることが可能な容器搬送システム、容器搬送方法を提供することにある。
本発明者らは、上述した問題点を解決するために、第1の把持部、第2の把持部、第3の把持部を有するロボットアームにより、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねた第1の容器群及び第2の容器群のうち、第1の容器群の最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を第2の把持部により把持し、第2の容器群に、持ち上げた第1の容器群を上下に積み重ねるとともに、第2の容器群の最下段の容器を第3の把持部により把持し、積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を第3の把持部により把持した状態でこれを搬送する容器搬送システム、容器搬送方法を発明した。
第1発明に係る容器搬送システムは、長手部材の一端側から順に設けられた第1の把持部、第2の把持部、第3の把持部とを有し、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねた第1の容器群及び第2の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を前記第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げるロボットアームを備え、前記ロボットアームは、前記第2の容器群に、前記持ち上げた前記第1の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第2の容器群の最下段の容器を前記第3の把持部により把持し、前記積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第3の把持部により把持した状態でこれを搬送することを特徴とする
第2発明に係る容器搬送システムは、第1発明において、前記ロボットアームは、前記第3の把持部を前記第2の容器群の一部に接触させることにより前記第2の容器群の位置ずれを修正することを特徴とする。
第3発明に係る容器搬送システムは、第1発明又は第2発明において、前記ロボットアームは、前記第2の容器群に持ち上げた前記第1の容器群を積み重ねる際に、前記第2の容器群の積み重ね方向に対して前記第1の容器群を傾斜させながら積み重ねることを特徴とする。
第4発明に係る容器搬送システムは、第1発明~第3発明の何れかにおいて、搬送方向上流側から送出されてくる前記第1の容器群及び前記第2の容器群のそれぞれの停止位置を調整する位置決め部をさらに備えることを特徴とする。
第5発明に係る容器搬送システムは、長手部材の一端側から順に設けられた第1~第n(nは4以上の整数)の把持部を有し、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねられた第1~第n-1の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げるロボットアームを備え、前記ロボットアームは、第k-1の容器群に、前記持ち上げた第k-2の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第k-1の容器群の最下段の容器を第kの把持部により把持することにより当該第k-1の容器群を持ち上げる動作をk=3からk=nまで繰り返し実行し、前記積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第nの把持部により把持した状態でこれを搬送することを特徴とする。
第6発明に係る容器搬送方法は、長手部材の一端側から順に設けられた第1の把持部、第2の把持部、第3の把持部とを有するロボットアームにより、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねられた第1の容器群及び第2の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を前記第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げる持ち上げ工程と、前記第2の容器群に、前記持ち上げ工程で持ち上げた前記第1の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第2の容器群の最下段の容器を前記第3の把持部により把持する積み重ね工程と、前記積み重ね工程で積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第3の把持部により把持した状態でこれを搬送する搬送工程と、を有することを特徴とする。
第7発明に係る容器搬送方法は、第6発明において、前記積み重ね工程では、前記第3の把持部を前記第2の容器群の一部に接触させることにより前記第2の容器群の位置ずれを修正することを特徴とする。
第8発明に係る容器搬送方法は、第6発明又は第7発明において、前記把持工程では、前記第2の容器群に持ち上げた前記第1の容器群を積み重ねる際に、前記第2の容器群の積み重ね方向に対して前記第1の容器群を傾斜させながら積み重ねることを特徴とする。
第9発明に係る容器搬送方法は、第6発明~第8発明の何れかにおいて、前記持ち上げ工程の前に、前記搬送方向上流側から送出されてくる前記第1の容器群及び前記第2の容器群のそれぞれの停止位置を調整する位置決め工程をさらに有することを特徴とする。
第10発明に係る容器搬送方法は、長手部材の一端側から順に設けられた第1~第n(nは4以上の整数)の把持部を有するロボットアームにより、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねた第1~第n-1の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を前記第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げる持ち上げ工程と、第k-1の容器群に、前記持ち上げ工程で持ち上げた第k-2の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第k-1の容器群の最下段の容器を第kの把持部により把持することにより当該第k-1の容器群を持ち上げる動作をk=3からk=nまで繰り返し実行する積み重ね工程と、前記積み重ね工程で積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第nの把持部により把持した状態でこれを搬送する搬送工程と、を有することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、搬送方向上流側から送出されてくる第1の容器群の最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を第2の把持部により把持する。次に第2の容器群に、持ち上げた第1の容器群を上下に積み重ねるとともに、第2の容器群の最下段の容器を第3の把持部により把持した積み重ね後の容器群の状態でこれを搬送し、収納箱に収納させる。このとき、積み重ねられた容器群の長さ(高さ)をちょうど収納箱の内径に見合うサイズになるように、第1の容器群、第2の容器群の長さ(高さ)を予め設定しておく。これにより、積み重ねられた容器群を収納箱に収納することにより、収納箱内に余分なスペースが生じてしまうことを防止することができ、物流効率をより向上させることが可能となる。また、第1の容器群、第2の容器群のように複数の容器群に分けて搬送することにより、個々の容器群の高さが高くなることを抑制することができるため、容器スタックを安定して搬送することができる。
このとき、第2の容器群の最下段の容器を第3の把持部により把持する前の段階において、第3の把持部を第2の容器群の一部に接触させることにより、第2の容器群の位置ずれを修正することが可能となる。
また、第2の容器群に持ち上げた前記第1の容器群を積み重ねる際に、第2の容器群の積み重ね方向に対して第1の容器群を傾斜させながら積み重ねることで、第3の把持部を第2容器群に接触させてしまうのを防止し、ひいては第2容器群を倒さないようにすることが可能となる。
また搬送方向上流側から送出されてくる第1の容器群及び前記第2の容器群のそれぞれの位置を位置決め部材に設けられた切り欠き部を介して案内することにより、位置調整を行うことが可能となる。なお、積み重ねる容器群が2個の場合のみならず、3個以上であっても同様の効果を奏することとなる。
本発明が適用される搬送システムの全体図である。 搬送システムの概略平面図である。 位置決め部材を説明するための図である。 搬送対象の容器を説明するための図である。 ロボットを説明するための図である。 ロボットの把持機構の詳細を示す図である。 ロボットのブロック図である。 容器群を搬送するための処理手順を示すフローチャートである。 位置決め工程を説明するための図である。 容器群を積み重ねる手順の概要を示す図である。 容器群の位置ずれの修正を説明するための図である。 容器群を収納箱に搬送する工程を説明するための図である。 容器群を積み重ねる手順の概要を示す他の図である。
以下、本発明を適用した容器搬送システムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2に、本実施形態の容器搬送システム100の全体図を示す。図1は容器搬送システム100の全体図(斜視図)、図2は容器搬送システム100の概要平面図である。容器搬送システム100は、ロボット1と、供給機構50とを有して構成される。容器搬送システム100を使用することにより、搬送対象としての複数の容器Wを、順次収納箱70内に収納することができる。
供給機構50は、上部供給機構51と、下部供給機構52と、受け渡し装置53と、位置決め部材60を有している。
上部供給機構51は、供給機構50における上部側に位置し、例えば容器Wを順次搬送するコンベヤを有して構成される。上部供給機構51は、図示しない供給源から供給された容器Wを、搬送方向上流側から搬送方向下流側へ1個ずつ供給する。上部供給機構51は、この搬送方向下流側へ供給する容器Wを供給位置P1、P2へそれぞれ案内する。供給位置P1、P2は、受け渡し装置53により容器Wを下部供給機構52側に受け渡すための目印位置である。
受け渡し装置53は、供給位置P1、P2に案内されてきた容器Wを下部供給機構52側に順次受け渡し、或いは降下させる。受け渡し装置53は、供給位置P1、P2から、下部供給機構52における積み重ね位置P1’、P2’に、例えば容器Wを10個単位で受け渡す。供給位置P1と積み重ね位置P1’は、上下方向において平面視で略一致し、供給位置P2と積み重ね位置P2’は、上下方向において平面視で略一致する。その結果、積み重ね位置P1’には、容器Wが積み重ねられた第1容器群WG11が形成され、積み重ね位置P2’には、容器Wが積み重ねられた第2容器群WG12が形成される。第1容器群WG11及び第2容器群WG12を構成する容器Wの積み重ね段数は、後述するように収納箱70の内径のサイズに応じて予め決定される。なお第1容器群WG11と第2容器群WG12を構成する容器Wの積み重ね段数は、互いに異なる段数であってもよい。
下部供給機構52は、供給機構50における下部側に位置し、上述した第1容器群WG11及び第2容器群WG12を搬送方向上流側から搬送方向下流側へ順次搬送するコンベヤを有して構成される。下部供給機構52が第1容器群WG11及び第2容器群WG12を積み重ね位置P1’P2’から搬送基準位置Qに向けて送出するタイミングは、同時であってもよいし、第1容器群WG11と第2容器群WG12との間で互いに異なるものであってもよい。また搬送される容器群WG11、WG12は2列で構成される場合に限定されるものではなく、3列以上であってもよい。
下部供給機構52における搬送基準位置Qには、位置決め部材60が設けられている。図3(a)に示すように、位置決め部材60は、例えば断面コ字状に形成され、下部供給機構52のコンベヤを上下から挟むようにして設定されている。位置決め部材60は、例えば金属製の部材であってもよいが、これに限定されるものではなく、いかなる素材で構成されていてもよい。位置決め部材60は、下部供給機構52のコンベヤを上側から覆う上板60-1と、下部供給機構52のコンベヤを下側から覆う下板60-2と、上板60-1と下板60-2とを接続する接続板60-3とを有する。
上板60-1には、切り欠き部60a、切り欠き部60bが左右に並んで形成されている。切り欠き部60a、切り欠き部60bは、搬送方向に向けて凹形状で、かつ搬送方向に向かうにつれて徐々に狭小化される形状に切り欠かれている。切り欠き部60a、切り欠き部60bの開口幅は、いずれも容器Wの最大径よりも大きく構成されている。なお、切り欠き部60a、切り欠き部60bの形状は第1容器群WG11及び第2容器群WG12における位置ずれを修正可能な凹形状とされていれば、いかなる形状であってもよい
図3(b)は、位置決め部材60を上方から視認した平面図である。この位置決め部材60は、下部供給機構52に対して図中搬送方向及び逆搬送方向に向けて前後にシフト自在に構成されている。この位置決め部材60の前後のシフトは、例えば図示しないシリンダを介して駆動させるようにしてもよい。
図4は、搬送対象の容器Wを示す斜視図である。容器Wは、円形の底部W1と、底部W1から上側に向かうに従い径が大きくなる側壁W2と、側壁W2の上端部に形成される開口W3を有している。開口W3の周囲には、径方向外側に突出するフランジW4が形成されている。即ち、容器Wにおいて、フランジW4が最外周に位置している。供給機構50により容器Wを搬送方向に搬送する際には、図1に示すように、開口W3が下向きとなるように搬送するようにしてもよいが、開口W3が上向きの状態で搬送するようにしてもよい。なお、容器Wは、PP(ポリプロピレン)、EVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合体)、PPの多層構成により形成されているが、これらに限定されることなく、アルミ等の金属、紙、樹脂等の他の素材により形成されてもよい。また容器Wの形状、大きさは特に限定されるものではない。
図5に、ロボット1の全体図を示す。図示するように、ロボット1は、基台2と、基台2上に設けられた回転台3と、回転台3上に設けられたロボットアーム4と、ロボットアーム4に接続された把持機構20とを有する。基台2は、例えば工場等の床面に配置され、回転台3を支持する。回転台3は、回転軸X1が鉛直方向となるように基台2に取り付けられている。回転台3が基台2に対して回転軸X1を中心に回転すると、この回転台3上に設けられたロボットアーム4も同様に、時計回り(図2中R1方向)あるいは反時計回り(図2中R2方向)のいずれの方向にも回転させることが可能となる。
ロボットアーム4は、第1アーム11と、第1アーム11に接続された第2アーム12と、第2アーム12に接続された第3アーム13と、第3アーム13に接続された接続部14とを有する。第1アーム11は、回転軸X2が水平方向(紙面奥行き方向)となるように回転台3に取り付けられている。第1アーム11は、回転台3に対して回転軸X2を中心に、時計回り(R3方向)あるいは反時計回り(R4方向)のいずれの方向にも回転自在に構成されている。第2アーム12は、回転軸X3が水平方向(紙面奥行き方向)となるように第1アーム11に取り付けられている。第2アーム12は、第1アーム11に対して回転軸X3を中心に、時計回り(R5方向)あるいは反時計回り(R6方向)のいずれの方向にも回転自在に構成されている。第3アーム13は、回転軸X4が水平方向(紙面奥行き方向)となるように第2アーム12に取り付けられている。第3アーム13は、第2アーム12に対して回転軸X4を中心に、時計回り(R7方向)あるいは反時計回り(R8方向)のいずれの方向にも回転する。
接続部14は、回転軸X5が水平方向(紙面奥行き方向)となるように第3アーム13に取り付けられている。接続部14は、第3アーム13に対して回転軸X5を中心に、時計回り(R9方向)あるいは反時計回り(R10方向)のいずれの方向にも回転する。
上述の構成からなるロボットアーム4は、基台2を基準として鉛直方向、水平方向に回動することができるともに、回転軸X1を中心軸として時計回り又は反時計回りに旋回することができる。
把持機構20は、回転軸X6が水平方向(紙面左右方向)となるように接続部14に取り付けられている。上述の通り、ロボットアーム4が鉛直方向、水平方向、更には回転軸X1を中心軸として時計回り又は反時計回りに旋回することに応じて、把持機構20も同様に旋回可能とされる。
把持機構20の詳細を図6に示す。図6(a)に示すように、把持機構20は、接続部14に対して回転軸X6を中心に、時計回り(R11方向)あるいは反時計回り(R12方向)のいずれの方向にも回転する。
図6(a)に示すように、把持機構20は、支持部材20-1を有する。支持部材20-1は、例えば長手方向に延びる板状の部材により形成されている。支持部材20-1は、第1の把持部21、第2の把持部22、第3の把持部23を有している。以下では、紙面上下方向において、第1の把持部21が位置する側を上側とし、第3の把持部23が位置する側を下側としたとき、支持部材20-1の表面20-1aに第1の把持部21、第2の把持部22、第3の把持部23が上側から下側へ、順に取り付けられている。
第1の把持部21と、第2の把持部22と、第3の把持部23は、支持部材20-1の表面20-1aに、ほぼ等間隔に配置されている。第1の把持部21と第2の把持部22との間隔は、第1容器群WG11のうちの最下段の容器Wと最上段の容器W間の高さに相当し、第2の把持部22と第3の把持部23との間隔は、第2容器群WG12のうちの最下段の容器Wと最上段の容器W間の高さに相当するように設計されている。なお、支持部材20-1に対する第1の把持部21、第2の把持部22、第3の把持部23の取り付け位置は、第1容器群WG11あるいは第2容器群WG12の積み重ね段数に応じて随時設計されることとなる。
図6(a)に示すように、第1の把持部21は、一対の把持爪21-1、21-2を有する。同様に、第2の把持部22は、一対の把持爪22-1、22-2を有し、第3の把持部23は、一対の把持爪23-1、23-2を有する。
図6(b)は、これら把持部21~23のうち、第1の把持部21における平面図である。第1の把持部21における把持爪21-1、21-2は、平面視円弧状に形成された部材である。把持爪21-1、21-2は、互いに近接するように動作することで、容器Wの側壁W2を内側に向けて把持する。第1の把持部21は、容器Wを把持している把持爪21-1、21-2を互いに離間させることにより容器Wの把持を解除することができる。なお、把持爪22-1、22-2、及び把持爪23-1、23-2は、把持爪21-1、21-2と同様の形状、機能を有しているため、詳しい説明は省略する。
支持部材20-1は、発光部24a及び受光部24bを有する。図中の例では、発光部24a及び受光部24bが第2の把持部22と第3の把持部23との間に配置されている例を示す。発光部24aは、第1容器群WG11あるいは第2容器群WG12に向けて光を照射する。受光部24bは、第1容器群WG11あるいは第2容器群WG12の容器Wから反射される反射光の有無を検出する。
ロボット1の制御ブロックを図7に示す。ロボット1は、主制御部30と、主制御部にそれぞれ接続された発光部24aと、受光部24bと、メモリ31と、入力部32とを有する。また、ロボット1は、主制御部30に接続された把持制御モータ33と、アーム制御モータ34とを有する。
主制御部30は、例えばマイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)により形成された演算処理装置であり、把持制御部30aと、アーム制御部30bと、発光制御部30cとを有する。把持制御部30aは把持制御モータ33を制御し、第1の把持部21~第3の把持部23の開閉を制御する。アーム制御部30bはアーム制御モータ34を制御し、ロボットアーム4の上下動及び旋回を制御する。発光制御部30cは発光部24aを制御する。また主制御部30は、更に受光部24bにおいて光電変換された電気信号に基づいて、第1容器群WG11や第2容器群WG12の積み重ね高さや現在位置等を判別する。
メモリ31は、主制御部30が各種制御で用いるROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEP-ROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリ等の記憶領域を総括的に示している。
入力部32は、例えば搬送システム100を操作する作業者が、搬送予定の容器Wの積み重ね段数、収納箱70の大きさ等、搬送条件を入力するための端末であり、これらの情報は主制御部30に送られる。入力部32は、タッチパネルにより構成されていてもよく、あるいは操作キーや、リモートコントローラ等により構成されていてもよい。
把持制御モータ33は、モータ33a、モータ33b、モータ33cを有して構成されている。モータ33aは第1の把持部21の開閉を駆動し、モータ33bは第2の把持部22の開閉を駆動し、モータ33cは第3の把持部23の開閉を駆動する。
アーム制御モータ34は、モータ34a、モータ34b、モータ34c、モータ34d、モータ34e、モータ34fをそれぞれ制御する。モータ34aは回転軸X1を中心とし、モータ34bは回転軸X2を中心とし、モータ34cは回転軸X3を中心とし、モータ34dは回転軸X4を中心とし、モータ34eは回転軸X5を中心とし、モータ34fは回転軸X6を中心とし、それぞれ回転駆動を行う。
次に、本実施形態における搬送システム100の処理手順の一例について説明する。図8は、搬送システム100の主制御部30が実行する各種工程を示すフローチャートである。
<位置決め工程:S110>
搬送システム100では、第1容器群WG11を第2容器群WG12に積み重ねる前に、この位置決め工程S110において、第1容器群WG11及び第2容器群WG12の位置決めを行う。
図9に示すように、第1容器群WG11の径方向における中心線をLaとし、第2容器群WG12の径方向における中心線をLbとし、切り欠き部60aの幅方向における中心線を基準線L1とし、切り欠き部60bの幅方向における中心線を基準線L2とする。図9(a)に示す例では、第1容器群WG11及び第2容器群WG12がいずれも精度良く搬送されてきた例である。この場合は、第1容器群WG11の中心線Laと基準線L1が一致し、第2容器群WG12の中心線Lbと基準線L2が一致する。
一方、第1容器群WG11あるいは第2容器群WG12のいずれか一方又は両方が左右方向にずれて搬送されることがある。図9(b)は、第2容器群WG12は精度良く搬送され、第1容器群WG11が右側にずれて搬送されてきた例である。図に示すように、第1容器群WG11の中心線Laと基準線L1は一致せず、中心線Laは基準線L1に対して右側に偏っている。この場合であっても、第1容器群WG11の最下段の容器Wが切り欠き部60aに案内されることで中心線Laと基準線L1が一致し、第1容器群WG11の位置ずれが修正される。これにより、搬送基準位置Qにおいて、第1容器群WG11及び第2容器群WG12の位置決めを精度良く行うことができる。
位置決め工程S110の終了時には、この位置決め部材60を図3(b)に示すように、図中搬送方向に向けてシフトさせるようにしてもよい。これにより、第1容器群WG11及び第2容器群WG12と位置決め部材60における切り欠き部60a、切り欠き部60bとを互いに離間させることができる。これにより、第1容器群WG11及び第2容器群WG12を持ち上げる際に、これらが位置決め部材60における切り欠き部60a、切り欠き部60bに引っ掛かり、持ち上げの妨げになるのを防止することができる。位置決め工程S110を終了させた後、持ち上げ工程S120に移行する。なお、この図中搬送方向に向けてシフトされた位置決め部材60は、次回の位置決め工程S110までには再び元の位置に戻すように制御されることとなる。
<持ち上げ工程:S120>
図10(a)に示すように、第1の把持部21が第1容器群WG11の最上段の容器Wの高さに位置し、第2の把持部22が第1容器群WG11の最下段の容器Wの高さに位置するように、アーム制御部30bはアーム制御モータ34を制御し、ロボットアーム4に取り付けられている把持機構20の高さを調整する。
次に図10(b)に示すように、アーム制御部30bはアーム制御モータ34を制御し、把持機構20を第1容器群WG11に近づける。このとき、把持機構20における支持部材20-1の長手方向が鉛直方向となるように制御される。これにより、第1の把持部21、第2の把持部22を第1容器群WG11に対して略垂直方向から近接させることができる。また、把持制御部30aは把持制御モータ33を駆動し、第1の把持部21に第1容器群WG11の最上段の容器Wを把持させ、第2の把持部22に第1容器群WG11の最下段の容器Wを把持させる。
次に図10(c)に示すように、アーム制御部30bはアーム制御モータ34を駆動し、供給機構50から離間しつつ、把持機構20を持ち上げる制御を行う。この段階において、第1の把持部21及び第2の把持部22を介して第1容器群WG11を把持しているため、これを構成する容器Wが落下してしまうことが無い。
次に図10(d)に示すように、第1容器群WG11の最下段の容器Wが、第2容器群WG12の最上段の容器Wよりも高い位置となるようにロボットアーム4を制御する。
<積み重ね工程:S130>
次に積み重ね工程S130に移行し、図10(e)示すようにロボットアーム4を制御することにより、第2容器群WG12の最上段の容器Wに、持ち上げた第1容器群WG11の最下段の容器Wを積み重ねる。このとき、アーム制御部30bによる制御の下、把持機構20における支持部材20-1の長手方向を鉛直方向から僅かに傾斜させることにより、第2容器群WG12の積み重ね方向に対して第1容器群WG11を傾斜させながら積み重ねるようにしてもよい。これにより、第3の把持部23を第2容器群WG12に接触させて第2容器群WG12を倒さないようにすることを防止することができる。
次に、図10(f)に示すように、把持機構20における支持部材20-1の長手方向が鉛直方向となるように戻した後、把持制御部30aは把持制御モータ33を駆動し、第3の把持部23に第2容器群WG12の最下層の容器Wを把持させる。これにより、全ての第1の把持部21、第2の把持部22、第3の把持部23により積み重ねられた容器群WG20が把持され、第1容器群WG11が第2容器群WG12に積み重ねられて両者が一体化した容器群WG20が形成されて、積み重ね工程S130が終了する。
なお、第3の把持部23により容器群WG20が把持された段階においては、少なくとも第1の把持部21、第3の把持部23により容器群WG20を把持していればよく、第2の把持部22の把持は解除してもよい。第1の把持部21及び第3の把持部23のみで容器群WG20を把持した状態でも、容器群WG20から一部の容器Wが脱落することを防止することができる。
なお、この積み重ね工程S130に入る前において、図11に示すように、第3の把持部23を第2容器群WG12の一部に接触させることにより第2容器群WG12の位置ずれを修正するようにしてもよい。例えば、第2容器群WG12の最上段の容器Wに対して、第3の把持部23を図中矢印方向に閉める方向に動作させることにより、容器Wの外周に接触させ、その後第3の把持部23を離間させる。これにより、搬送基準位置Qにおいて、第2容器群WG12を精度良く配置させることができる。なお、この位置決め工程S110は、省略することができる。
<搬送工程:S140>
搬送工程では、図12に示すように、少なくとも第1の把持部21、第3の把持部23に容器群WG20を把持させた状態で、アーム制御部30bを介してロボットアーム4を駆動し、容器群WG20を収納箱70側に搬送させる。図12に示すように、ロボットアーム4は、容器群WG20を収納箱70に順次収納する。実際にこの収納箱70においては、図12に示すように収納方向が予め設定されている。収納時には、容器群WG20の積み重ね方向がこの収納方向と一致するようにロボットアーム4を制御する。最後に、第1の把持部21~第3の把持部23による把持の解除を行うことで、これらにより把持されていた容器群WG20が収納箱70の収納方向に向けて収納されることとなる。以上より、搬送工程S140が終了となる。この搬送工程S140が終了すると再び、ステップS110の位置決め工程に戻り、同様の動作を繰り返し実行していくことになる。
容器群WG20を収納箱70に収納する段階では、支持部材20-1のうち第1の把持部21、第2の把持部22、第3の把持部23が配置されている表面20-1aが下を向いた状態となる。このように、把持機構20における支持部材20-1の長手方向が略上下方向から略水平方向に回転した場合であっても、少なくとも第1の把持部21が容器群WG20の最上段の容器Wを把持し、第3の把持部23が容器群WG20の最下段の容器Wを把持しているため、容器Wが脱落することを防止することができる。
上述した構成からなる本発明によれば、搬送方向上流側から送出されてくる第1容器群WG11の最上段の容器Wを第1の把持部21により把持するとともに、最下段の容器Wを第2の把持部22により把持する。次に第2容器群WG12に、持ち上げた第1容器群を上下に積み重ねるとともに、第2容器群WG12の最下段の容器Wを第3の把持部23により把持した容器群WG20の状態でこれを搬送し、収納箱70に収納させる。このとき、容器群WG20の長さ(高さ)をちょうど収納箱70の内径に見合うサイズになるように、第1容器群WG11、第2容器群WG12の長さ(高さ)設定していく。これにより、積み重ねられた容器群WG20を収納箱70に収納することにより、収納箱70内に余分なスペースが生じてしまうことを防止することができ、物流効率をより向上させることが可能となる。
また、積み重ねられた容器群WG20の積み重ね方向に支持部材20-1の長手方向を合わせ、当該支持部材20-1の長手方向に沿って順に設けられた第1の把持部21~第3の把持部23を介して、当該容器群WG20を把持することができる。この支持部材20-1は、上下方向に動作自在とされ、また回転軸X1を中心に旋回自在とされたロボットアーム4を介して細かい搬送動作が制御自在とされている。このため、この支持部材20-1に把持されている容器群WG20の細かい搬送動作もロボットアーム4を介して自在に制御することができ、これを所望の収納箱70に、所望の方向へ収納させることが可能となる。
なお、上述した例では、積み重ねられる容器群WGは2個であり、把持機構20が有する把持部は3個であることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図13(a)に示すように、第1の把持部21が第1容器群WG11の最上段の容器Wを把持し、第2の把持部22が第1容器群WG11の最下段の容器Wを把持し、第3の把持部23が第2容器群WG12の最下段の容器Wを把持している。この状態では、第k-2容器群WGには容器Wが積み重ねられていない。
次いで、図13(b)に示すように、第k-2容器群WGに、持ち上げた第1容器群WG11、第2容器群WG12・・・を上下に積み重ねるとともに、第k-2容器群WGの最下段の容器を第k-1の把持部25により把持する動作をk=3からk=nまで繰り返し実行する。図に示した例では、少なくとも3個以上の容器群WGを対象としているため、第3容器群WGすなわちk=5からk=nまで持ち上げ及び積み重ね処理を繰り返し実行することとなる。但し、本発明によれば、第k-1容器群に、持ち上げた第k-2容器群を上下に積み重ねるとともに、第k-1容器群の最下段の容器を第kの把持部により把持する動作を第1容器群WG11、すなわちk=3からk=nまで繰り返し実行すればよい。そして、この処理を繰り返し実行した結果、図13(c)に示すように、第n-1容器群WGの上に第n-2容器群WGが積み重ねられ、第k-1容器群WGの上に第k-2容器群WGが積み重ねられ、第2容器群WG12の上に第1容器群WG11が積み重ねられた状態の容器群WGが得られることとなる。
なお、図13(c)には、第1の把持部21が第1容器群WG11の最上段の容器Wを把持し、第2の把持部22が第1容器群WG11の最下段の容器Wを把持し、第3の把持部23が第2容器群WG12の最下段の容器Wを把持し、第k-1の把持部25が第k-2容器群WGの最下段の容器Wを把持し、第kの把持部25が第k-1容器群WGの最下段の容器Wを把持し、第n-1の把持部25が第n-2容器群WGの最下段の容器Wを把持し、第nの把持部25が第n-1容器群WGの最下段の容器Wを把持した状態を示す。容器群WGを搬送する場合には、少なくとも第1の把持部21が第1容器群WG11の最上段の容器Wを把持し、第nの把持部25が第n-1容器群WGの最下段の容器Wを把持していればよい。但し、容器群を構成する容器Wの個数が多くなれば、容器群を搬送する際にそれだけ不安定となりかねない。そこで、搬送工程において容器群を傾ける必要性が生じた場合であっても、容器群の安定性を考慮し、例えば第2の把持部22から第n-1の把持部25のうちの奇数番目あるいは偶数番目の把持部のみにより容器Wを把持させる等、一部の把持部のみが容器Wを把持することとしてもよい。
1 ロボット
2 基台
3 回転台
4 ロボットアーム
11 第1アーム
12 第2アーム
13 第3アーム
14 接続部
20 把持機構
20-1 支持部材
21 第1の把持部
21-1 把持爪
21-2 把持爪
22 第2の把持部
22-1 把持爪
22-2 把持爪
23 第3の把持部
23-1 把持爪
23-2 把持爪
24a 発光部
24b 受光部
25 把持部
30 主制御部
30a 把持制御部
30b アーム制御部
30c 発光制御部
31 メモリ
32 入力部
33 把持制御モータ
33a モータ
33b モータ
33c モータ
34 アーム制御モータ
34a モータ
34b モータ
34c モータ
34d モータ
34e モータ
34f モータ
50 供給機構
51 上部供給機構
52 下部供給機構
53 受け渡し装置
60 位置決め部材
60-1 上板
60-2 下板
60-3 接続板
60a 切り欠き部
60b 切り欠き部
70 収納箱
100 容器搬送システム
L1 基準線
L2 基準線
La 中心線
Lb 中心線
P1 供給位置
P2 供給位置
P1’ 積み重ね位置
P2’ 積み重ね位置
Q 搬送基準位置
W 容器
W1 底部
W2 側壁
W3 開口
W4 フランジ
WG 容器群
WG11 第1容器群
WG12 第2容器群
WG20 容器群
X1 回転軸
X2 回転軸
X3 回転軸
X4 回転軸
X5 回転軸
X6 回転軸

Claims (10)

  1. 長手部材の一端側から順に設けられた第1の把持部、第2の把持部、第3の把持部とを有し、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねられた第1の容器群及び第2の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を前記第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げるロボットアームを備え、
    前記ロボットアームは、
    前記第2の容器群に、前記持ち上げた前記第1の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第2の容器群の最下段の容器を前記第3の把持部により把持し、
    前記積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第3の把持部により把持した状態でこれを搬送すること
    を特徴とする容器搬送システム。
  2. 前記ロボットアームは、前記第3の把持部を前記第2の容器群の一部に接触させることにより前記第2の容器群の位置ずれを修正すること
    を特徴とする請求項1に記載の容器搬送システム。
  3. 前記ロボットアームは、前記第2の容器群に持ち上げた前記第1の容器群を積み重ねる際に、前記第2の容器群の積み重ね方向に対して前記第1の容器群を傾斜させながら積み重ねること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の容器搬送システム。
  4. 搬送方向上流側から送出されてくる前記第1の容器群及び前記第2の容器群のそれぞれの停止位置を調整する位置決め部をさらに備えること
    を特徴とする請求項1~3に記載の容器搬送システム。
  5. 長手部材の一端側から順に設けられた第1~第n(nは4以上の整数)の把持部を有し、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねられた第1~第n-1の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げるロボットアームを備え、
    前記ロボットアームは、
    第k-1の容器群に、前記持ち上げた第k-2の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第k-1の容器群の最下段の容器を第kの把持部により把持することにより当該第k-1の容器群を持ち上げる動作をk=3からk=nまで繰り返し実行し、
    前記積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第nの把持部により把持した状態でこれを搬送すること
    を特徴とする容器搬送システム。
  6. 長手部材の一端側から順に設けられた第1の把持部、第2の把持部、第3の把持部とを有するロボットアームにより、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねた第1の容器群及び第2の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を前記第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げる持ち上げ工程と、
    前記第2の容器群に、前記持ち上げ工程で持ち上げた前記第1の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第2の容器群の最下段の容器を前記第3の把持部により把持する積み重ね工程と、
    前記積み重ね工程で積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第3の把持部により把持した状態でこれを搬
    送する搬送工程と、を有すること
    を特徴とする容器搬送方法。
  7. 前記積み重ね工程では、前記第3の把持部を前記第2の容器群の一部に接触させることにより前記第2の容器群の位置ずれを修正すること
    を特徴とする請求項6に記載の容器搬送方法。
  8. 前記把持工程では、前記第2の容器群に持ち上げた前記第1の容器群を積み重ねる際に、前記第2の容器群の積み重ね方向に対して前記第1の容器群を傾斜させながら積み重ねること
    を特徴とする請求項6又は7に記載の容器搬送方法。
  9. 前記持ち上げ工程の前に、前記搬送方向上流側から送出されてくる前記第1の容器群及び前記第2の容器群のそれぞれの停止位置を調整する位置決め工程をさらに有すること
    を特徴とする請求項6~8に記載の容器搬送方法。
  10. 長手部材の一端側から順に設けられた第1~第n(nは4以上の整数)の把持部を有するロボットアームにより、搬送方向上流側から送出されてくる上下に積み重ねた第1~第n-1の容器群のうち、前記第1の容器群の最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに、最下段の容器を前記第2の把持部により把持することにより当該第1の容器群を持ち上げる持ち上げ工程と、
    第k-1の容器群に、前記持ち上げ工程で持ち上げた第k-2の容器群を上下に積み重ねるとともに、前記第k-1の容器群の最下段の容器を第kの把持部により把持することにより当該第k-1の容器群を持ち上げる動作をk=3からk=nまで繰り返し実行する積み重ね工程と、
    前記積み重ね工程で積み重ねた容器群のうち、少なくとも最上段の容器を前記第1の把持部により把持するとともに最下段の容器を前記第nの把持部により把持した状態でこれを搬送する搬送工程と、を有すること
    を特徴とする容器搬送方法。
JP2019137280A 2019-07-25 2019-07-25 容器搬送システム、容器搬送方法 Active JP7229878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137280A JP7229878B2 (ja) 2019-07-25 2019-07-25 容器搬送システム、容器搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137280A JP7229878B2 (ja) 2019-07-25 2019-07-25 容器搬送システム、容器搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021020265A JP2021020265A (ja) 2021-02-18
JP7229878B2 true JP7229878B2 (ja) 2023-02-28

Family

ID=74573542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019137280A Active JP7229878B2 (ja) 2019-07-25 2019-07-25 容器搬送システム、容器搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7229878B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003112710A (ja) 2001-10-01 2003-04-18 Seiko Corp ロータリー式包装機械の容器把持装置の位置決め装置とその位置決め方法
JP3827553B2 (ja) 2001-10-25 2006-09-27 東罐興業株式会社 容器搬送方法
JP2007302305A (ja) 2006-05-12 2007-11-22 Fuji Seisakusho:Kk カップ供給装置
JP2017088193A (ja) 2015-11-05 2017-05-25 澁谷工業株式会社 容器供給装置
JP2018176294A (ja) 2017-04-03 2018-11-15 川崎重工業株式会社 ロボット及びその動作方法
JP2018188194A (ja) 2017-05-02 2018-11-29 澁谷工業株式会社 容器取出し装置
US10300610B1 (en) 2018-02-02 2019-05-28 Amazon Technologies, Inc. High density container gripping system and method

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3672983B2 (ja) * 1995-10-13 2005-07-20 東罐興業株式会社 容器搬送機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003112710A (ja) 2001-10-01 2003-04-18 Seiko Corp ロータリー式包装機械の容器把持装置の位置決め装置とその位置決め方法
JP3827553B2 (ja) 2001-10-25 2006-09-27 東罐興業株式会社 容器搬送方法
JP2007302305A (ja) 2006-05-12 2007-11-22 Fuji Seisakusho:Kk カップ供給装置
JP2017088193A (ja) 2015-11-05 2017-05-25 澁谷工業株式会社 容器供給装置
JP2018176294A (ja) 2017-04-03 2018-11-15 川崎重工業株式会社 ロボット及びその動作方法
JP2018188194A (ja) 2017-05-02 2018-11-29 澁谷工業株式会社 容器取出し装置
US10300610B1 (en) 2018-02-02 2019-05-28 Amazon Technologies, Inc. High density container gripping system and method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021020265A (ja) 2021-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10800617B2 (en) Transport vehicle and transport facility
EP3957580B1 (en) Transport vehicle and transport facility
JP6722840B2 (ja) 容器供給装置及び容器供給方法、容器取り付けシステム
JP6191544B2 (ja) 搬送装置
US20080223002A1 (en) Process and Automatic System For Orderly Packaging of Plastic Preforms in Carton Boxes
US20240246781A1 (en) Stacking apparatus and stacking method
US20170125279A1 (en) Manufacturing method of semiconductor device and semiconductor manufacturing apparatus
US20180327201A1 (en) Apparatus for automatically unstacking a pallet on which at least two stacks of blanks are arranged
KR20000028557A (ko) 화물을정렬하여적재하기위한화물적재방법및장치
US20100185329A1 (en) Vision aided case/bulk palletizer system
JP2006001598A (ja) 空袋群収容トレイ、トレイ輸送コンテナ、空袋群搬送方法、空袋群供給方法、並びに空袋群供給システム
CN118829597A (zh) 包装设备和用于将扁平包装材料供应到包装设备的方法
JP7229878B2 (ja) 容器搬送システム、容器搬送方法
US6582179B1 (en) Contoured palletizer layer pad
JP6954627B2 (ja) 容器分離装置
TW202232120A (zh) 電子部件測試用分選機
KR100789292B1 (ko) 반도체 소자 테스트용 핸들러 및 트레이 이송방법
US20210122571A1 (en) Stacking storage arrangement
US20240199335A1 (en) Device and method for commissioning
JP5531976B2 (ja) パレット交換システム
JP2025519796A (ja) パレタイズ及びデパレタイズグリッパ、システム及び方法
JP2020033031A (ja) 袋供給装置及び袋供給方法
JPH08169543A (ja) 箱の段積格納装置
JP2009012794A (ja) ケーサー
JP7643237B2 (ja) ワークの供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20220210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7229878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150