図1は、表示システム10の概略構成を示している。表示システム10は、プロジェクター20と、表示制御装置40と、画像提供装置60と、を備える。プロジェクター20は、投射面SCに投射画像PGを投射する。表示制御装置40は、ディスプレイ80、及び入力デバイス90と送受信可能に接続する。図1は、入力デバイス90として、キーボード90aとマウス90bとを示している。ディスプレイ80、及び入力デバイス90は、後述される。図1に示す表示システム10は、1つのプロジェクター20で構成されるが、これに限定されない。表示システム10は、複数のプロジェクター20で構成されてもよい。
プロジェクター20は、投射面SCに各種の投射画像PGを投射する。プロジェクター20は、表示制御装置40、及び画像提供装置60と通信可能に接続する。プロジェクター20は、表示制御装置40から入力された表示データ、もしくは画像提供装置60から入力された画像データに基づいて、投射面SCに投射画像PGを投射する。プロジェクター20は、投射装置の一例に対応する。
表示制御装置40は、プロジェクター20で投射される投射画像PGを補正させる。表示制御装置40は、プロジェクター20と通信可能に接続する。表示制御装置40は、表示データ、補正データ等をプロジェクター20に送信する。プロジェクター20は、表示データに基づいて、投射面SCに投射画像PGを投射させる。プロジェクター20は、補正データに基づいて、投射面SCに投射する投射画像PGを補正する。表示制御装置40は、制御装置の一例に対応する。表示制御装置40は、例えば、パーソナルコンピューターである。
画像提供装置60は、プロジェクター20に画像データを提供する。画像提供装置60は、プロジェクター20に画像データを送信する。プロジェクター20は、画像提供装置60から受信した画像データを投射面SCに投射する。プロジェクター20は、画像データに対して、表示制御装置40から受信した補正データを用いて補正してもよい。プロジェクター20は、補正データで補正された画像データを投射面SCに投射する。図1に示す表示システム10は、画像提供装置60を備えているが、これに限定されない。表示制御装置40が画像提供装置60として機能してもよい。
投射面SCは、プロジェクター20から投射された投射画像PGを表示する。投射面SCは、各種の投射画像PGを表示する。各種の投射画像PGは、後述する比較画像CGを含む。比較画像CGは、表示制御装置40からプロジェクター20に送信された表示データに基づいて投射面SCに投射される。投射面SCは、投射画像PGが投射される物体の面である。投射面SCは、凹凸を有する面、曲面等の3次元形状を有してもよい。投射面SCは、スクリーン等で構成されてもよい。図1は、X軸、及びY軸を示している。X軸、及びY軸は互いに直交する投射面SC上の軸である。
図2は、表示システム10のブロック構成を示している。図2に示す表示システム10は、画像提供装置60を省略している。図2は、プロジェクター20と、表示制御装置40と、ディスプレイ80と、入力デバイス90と、投射面SCと、を示している。
プロジェクター20は、PJメモリー21と、PJ制御ユニット23と、PJ通信インターフェイス27と、投射部30と、を備える。図2は、インターフェイスをI/Fと表している。
PJメモリー21は、各種データを記憶する。PJメモリー21は、表示制御装置40から送信された補正データ、表示制御装置40から送信された表示データ、画像提供装置60から送信された画像データ等を記憶する。PJメモリー21は、PJ制御ユニット23で動作する各種プログラムを記憶してもよい。PJメモリー21は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等で構成される。
PJ制御ユニット23は、プロジェクター20を制御するプロジェクターコントローラーである。PJ制御ユニット23は、一例として、CPU(Central Processing Unit)を有するプロセッサーである。PJ制御ユニット23は、1又は複数のプロセッサーで構成されてもよい。PJ制御ユニット23は、RAM、ROM等の半導体メモリーを有してもよい。半導体メモリーは、PJ制御ユニット23のワークエリアとして機能する。PJ制御ユニット23は、PJメモリー21で記憶されるプログラムを実行することによって、データ補正部25として機能する。
データ補正部25は、画像データの補正を行う。データ補正部25は、画像データに対して、エッジブレンディング、幾何学歪み補正、画質調整等の各種補正を行う。データ補正部25は、PJメモリー21に記憶された補正データを用いて、画像データの補正を行う。データ補正部25は、画像データを単位領域ごとに分割し、単位領域ごとに補正を行ってもよい。
PJ通信インターフェイス27は、画像データ、補正データ等の各種データを受信する。PJ通信インターフェイス27は、表示制御装置40、画像提供装置60等の外部装置と通信接続する。PJ通信インターフェイス27は、外部装置と所定の通信プロトコルに従って、有線、もしくは無線で接続する。PJ通信インターフェイス27は、例えば、有線通信用の接続ポート、無線通信用のアンテナ、インターフェイス回路を備える。PJ通信インターフェイス27は、表示制御装置40から表示データ、補正データ等を受信する。PJ通信インターフェイス27は、画像提供装置60から画像データ等を受信する。PJ通信インターフェイス27は、表示制御装置40、画像提供装置60に、各種データを送信してもよい。
投射部30は、投射面SCに投射画像PGを投射する。投射部30は、PJ制御ユニット23の制御に基づいて、投射画像PGを投射面SCに投射する。投射部30の概略構成は、後述される。
表示制御装置40は、メモリー41と、制御ユニット43と、入出力ユニット49と、通信インターフェイス51と、を備える。表示制御装置40は、入出力ユニット49を介して、ディスプレイ80、及び入力デバイス90と接続する。
メモリー41は、各種データ、各種プログラム等を記憶する。メモリー41は、制御ユニット43で生成された表示データ、補正データ等を記憶する。メモリー41は、制御ユニット43で動作するプログラムを記憶する。メモリー41が記憶するプログラムは、画像調整プログラムAPを含む。メモリー41は、ROM、RAM等で構成される。メモリー41は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶装置、半導体メモリー等を、さらに備えてもよい。
制御ユニット43は、各種処理を行うコントローラーである。制御ユニット43は、ディスプレイ80に表示される画面を表示させる画面データを生成する。制御ユニット43は、プロジェクター20に表示される投射画像PGを補正する補正データを生成する。制御ユニット43は、比較画像データをプロジェクター20に送信させる。比較画像データは、プロジェクター20によって投射面SCに比較画像CGを投射させる表示データである。比較画像CGは、後述される。制御ユニット43は、一例として、CPUを有するプロセッサーである。制御ユニット43は、1又は複数のプロセッサーで構成されてもよい。制御ユニット43は、RAM、ROM等の半導体メモリーを有してもよい。半導体メモリーは、制御ユニット43のワークエリアとして機能する。制御ユニット43は、メモリー41で記憶されるプログラムを実行することによって、機能部として機能する。
制御ユニット43は、メモリー41に記憶される画像調整プログラムAPを動作させることによって、画面生成部45、及びデータ処理部47として機能する。画像調整プログラムAPは、ディスプレイ80に管理画面100を表示させる。画像調整プログラムAPは、プロジェクター20によって投射される投射画像PGを補正する補正データを生成させる。画像調整プログラムAPは、制御プログラムの一例に対応する。
制御ユニット43は、画像調整プログラムAPを実行することによって、画面生成部45、及びデータ処理部47として機能する。画面生成部45、及びデータ処理部47は、機能部である。制御ユニット43は、機能部として機能することによって、ディスプレイ80に管理画面100を表示させる管理画面データを生成する。管理画面データは、画面データである。
画面生成部45は、ディスプレイ80に送信する管理画面データを生成する。管理画面データは、ディスプレイ80に管理画面100を表示させる。管理画面データは、プレビュー画像ウィンドウデータ、及び拡大プレビュー画像ウィンドウデータを含む複数のデータで構成される。プレビュー画像ウィンドウデータ、及び拡大プレビュー画像ウィンドウデータは、後述される。画面生成部45は、生成した管理画面データを入出力ユニット49に送信する。
画面生成部45は、プロジェクター20に送信する比較画像データを生成する。比較画像データは、プロジェクター20によって投射面SCに比較画像CGを投射させる。比較画像データは、後述される。画面生成部45は、生成した比較画像データを通信インターフェイス51に送信する。
データ処理部47は、投射画像PGを補正する補正データを生成する。データ処理部47は、入出力ユニット49を介して受信したユーザー設定データに基づいて、補正データを生成する。データ処理部47は、生成した補正データを通信インターフェイス51に送信する。データ処理部47は、生成した補正データをメモリー41に送信してもよい。メモリー41は、受信した補正データを記憶する。
補正データは、幾何学歪み補正等の各種補正を行わせるデータである。幾何学歪み補正は、画像の歪みを補正する処理である。画像の歪みは、投射面SCが曲面である場合、または投射面SCに凹凸がある場合に生じる。後者の場合に生じる画像の歪みは、投射面SCの正面以外の位置からプロジェクター20が投射画像PGを投射するときに生じる。補正データは、ユーザーの操作によって入力された入力データに基づいて生成される。補正データは、投射面SCに投射される画像の歪みを調整する。
入出力ユニット49は、ディスプレイ80、入力デバイス90等の各種デバイスと接続し、各種データを送受信する。入出力ユニット49は、各種デバイスと接続する入出力インターフェイスである。入出力ユニット49は、USB(Universal Serial Bus)規格の通信ポート、ディスプレイポート等の1つ以上の接続ポートや、インターフェイス回路を有している。図2に示す入出力ユニット49は、ディスプレイ80、及び入力デバイス90と接続する。入出力ユニット49は、ディスプレイ80に画面データを送信する。入出力ユニット49は、入力デバイス90から出力された入力データを受信する。入出力ユニット49は、画面生成部45で生成された画面データを受信し、ディスプレイ80に送信する。入出力ユニット49は、受信した入力データをデータ処理部47に送信する。入出力ユニット49は、送信部の一例に対応する。
通信インターフェイス51は、プロジェクター20等の外部装置と通信接続する。通信インターフェイス51は、外部装置と所定の通信プロトコルに従って、有線もしくは無線で接続する。図2に示す通信インターフェイス51は、プロジェクター20のPJ通信インターフェイス27と通信可能に接続される。通信インターフェイス51は、例えば、有線通信用の接続ポート、無線通信用のアンテナ、インターフェイス回路を備える。通信インターフェイス51は、画面生成部45から比較画像データを受信する。通信インターフェイス51は、受信した比較画像データをプロジェクター20に送信する。通信インターフェイス51は、データ処理部47から補正データを受信する。通信インターフェイス51は、受信した補正データをプロジェクター20に送信する。通信インターフェイス51は、プロジェクター20から送信された各種データを受信してもよい。
ディスプレイ80は、表示制御装置40から送信された画面データに基づいて画面を表示する。ディスプレイ80は、入出力ユニット49に接続される。ディスプレイ80は、表示制御装置40から送信された管理画面データに基づいて管理画面100を表示する。ディスプレイ80は、入力デバイス90に入力されたユーザーによる操作入力に基づいて移動するカーソル200を表示する。ディスプレイ80は、入出力ユニット49を介して、ユーザーによる操作入力に基づく入力データを受信する。ディスプレイ80は、液晶パネルや有機EL(electro-luminescence)パネル等のディスプレイパネルで形成される。ディスプレイ80は、入力データを入力デバイス90から受信してもよい。ディスプレイ80は、表示装置の一例に対応する。カーソル200は、指示画像の一例に対応する。ディスプレイ80は、表示制御装置40から送信された画像データに基づいて画面を表示できる装置であればよく、直視のディスプレイ装置やプロジェクターを用いてよい。
入力デバイス90は、ユーザーによる操作入力を受け付ける。入力デバイス90は、ユーザーによる操作入力に基づく入力データを取得する。入力デバイス90は、取得した入力データを入出力ユニット49に送信する。入力デバイス90は、取得した入力データをディスプレイ80に送信してもよい。入力デバイス90は、1つ以上のデバイスで構成される。図1に示す入力デバイス90は、キーボード90aと、マウス90bで構成される。入力デバイス90は、キーボード90a、及びマウス90bに限定されない。入力デバイス90は、液晶ペンタブレット、ポインター等で構成されてもよい。
図2に示す表示システム10は、ディスプレイ80と入力デバイス90とを表示制御装置40に接続するが、この構成に限定されない。ディスプレイ80は、タッチ入力機能を有してもよい。ディスプレイ80がタッチ入力機能を有している場合、ディスプレイ80が入力デバイス90として機能する。図2に示すディスプレイ80と入力デバイス90は、表示制御装置40に対して別体で構成されているが、これに限定されない。ディスプレイ80及び入力デバイス90の少なくともいずれかは、表示制御装置40と一体で構成されてもよい。
図3は、投射部30の概略構成を示している。図3は、投射部30の一例を示している。投射部30は、光源31と、3つの液晶ライトバルブ33と、ライトバルブ駆動部35と、投射レンズ37と、を備える。
光源31は、液晶ライトバルブ33に光を射出する。光源31は、光源部31aと、リフレクター31bと、不図示のインテグレーター光学系と、不図示の色分離光学系と、を備える。光源部31aは、光を射出する。光源部31aは、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED、またはレーザー光源等で構成される。光源31は、PJ制御ユニット23の制御に基いて、光を射出する。リフレクター31bは、光源部31aが射出する光の射出方向のばらつきを低減させる。インテグレーター光学系は、光源31から射出される光の輝度分布ばらつきを低減させる。色分離光学系は、リフレクター31bを通過した光を、赤色、緑色、及び青色の色光成分に分離する。
液晶ライトバルブ33は、光源31から射出された光を変調する。液晶ライトバルブ33は、光を変調することによって、投射画像PGを生成する。液晶ライトバルブ33は、一対の透明基板間に液晶が封入される液晶パネル等で構成される。液晶ライトバルブ33には、マトリクス状に配列された複数の画素33pを含む矩形の画素領域33aが形成される。液晶ライトバルブ33では、液晶に対して画素33pごとに駆動電圧が印加される。図3に示す投射部30は、3つの液晶ライトバルブ33で構成される。
3つの液晶ライトバルブ33は、赤色光用液晶ライトバルブ33R、緑色光用液晶ライトバルブ33G、及び青色光用液晶ライトバルブ33Bである。色分離光学系で分離された赤色の色光成分は、赤色光用液晶ライトバルブ33Rに入射する。色分離光学系で分離された緑色の色光成分は、緑色光用液晶ライトバルブ33Gに入射する。色分離光学系で分離された青色の色光成分は、青色光用液晶ライトバルブ33Bに入射する。
ライトバルブ駆動部35は、PJ制御ユニット23から受信した画像データに基づいて、駆動電圧を各画素33pに印加させる。駆動電圧は、図示しない駆動源によって供給される。ライトバルブ駆動部35は、データ補正部25で補正された画像データに基づいて、駆動電圧を各画素33pに印加してもよい。ライトバルブ駆動部35が、駆動電圧を各画素33pに印加させると、各画素33pは、画像データに基づく光透過率に設定される。光源31から射出される光は、画素領域33aを透過することによって変調される。3つの液晶ライトバルブ33は、色光ごとの色成分画像を形成する。
投射レンズ37は、液晶ライトバルブ33で形成された各色成分画像を合成し、拡大投射する。投射レンズ37は、投射画像PGを投射面SCに投射する。投射画像PGは、各色成分画像を合成した画像である。
表示制御装置40は、プロジェクター20によって投射面SCに投射される投射画像PGの補正をユーザーに実行させることができる。図4は、幾何学歪み補正のフローチャートを示している。図4は、表示制御装置40に実行される幾何学歪み補正の補正手順を示している。ユーザーは、入力デバイス90を入力操作することによって、投射面SCに投射される投射画像PGを補正することができる。
表示制御装置40は、ステップS101で、ディスプレイ80に管理画面100を表示させる。管理画面100の詳細は、後述される。ユーザーが、画像調整プログラムAPを実行させたとき、表示制御装置40は、ディスプレイ80に管理画面100を表示させる。管理画面100は、画像調整プログラムAPが実行されたときに表示される複数の画面のうちの1つである。ユーザーが管理画面100の表示を指定する操作入力を実行したとき、管理画面100がディスプレイ80に表示されてもよい。
管理画面100がディスプレイ80に表示された後、ステップS103で、表示制御装置40は、ユーザーによるプレビュー画像設定を受け付ける。プレビュー画像設定は、入力データの一例である。ユーザーが、入力デバイス90を用いて操作入力を行ったとき、表示制御装置40は、プレビュー画像設定を受け付ける。プレビュー画像設定は、格子点143Pの数等である。プレビュー画像設定は、一例として、タテの格子点143Pの数、及びヨコの格子点143Pの数で設定される。タテは、管理画面100の上下を示す。ヨコは、管理画面100の左右を示す。
表示制御装置40は、プレビュー画像設定を受け付けた後、ステップS105で、比較画像データをプロジェクター20に送信する。表示制御装置40は、設定されたプレビュー画像設定に基づいて比較画像データを生成する。表示制御装置40は、生成した比較画像データをプロジェクター20に送信する。プロジェクター20は、比較画像データを受信し、受信した比較画像データに基づく比較画像CGを投射面SCに投射する。
図5は、投射面SCに投射される比較画像CGの概略を示している。図5は、比較画像CGの一例を示している。図5に示す比較画像CGは、プレビュー画像設定で、タテ17個、ヨコ17個の格子点143Pを設定されたときの画像である。比較画像CGは、投射画像PGの一例である。プレビュー画像設定のヨコと投射面SCのX軸とが対応する。プレビュー画像設定のタテと投射面SCのY軸とが対応する。
比較画像CGは、複数の比較格子点LPと、複数の比較グリッド線GLと、を含む。複数の比較格子点LPは、X軸、及びY軸に沿って所定の間隔で配置される。図5に示す複数の比較格子点LPは、X軸に沿って均等間隔で配置される。また、図5に示す複数の比較格子点LPは、Y軸に沿って均等間隔で配置される。複数の比較グリッド線GLのうち、X軸に沿って延びる比較グリッド線GLは、X軸に沿って配置された複数の比較格子点LPを結んでいる。複数の比較グリッド線GLのうち、Y軸に沿って延びる比較グリッド線GLは、Y軸に沿って配置された複数の比較格子点LPを結んでいる。
投射面SCが、平滑な面であるとき、複数の比較格子点LPは、図5に示すように、X軸、及びY軸に沿って均等に配置される。投射面SCに凹凸部がある場合、凹凸部の位置に投射される比較格子点LPは、均等配置された位置とは異なる位置に投射される。ユーザーは、比較画像CGに含まれる均等配置された位置とは異なる位置に投射される比較格子点LPを補正点として確認する。
表示制御装置40は、プロジェクター20に比較画像CGを投射させた後、図4に示すステップS107で、格子点143Pの補正を受け付ける。表示制御装置40は、ステップS103で設定されたプレビュー画像設定に対応するプレビュー画像143をディスプレイ80に表示させる。プレビュー画像143は、管理画面100内に表示される。ユーザーは、補正点に対応するプレビュー画像143内の格子点143Pを対象点として確認する。ユーザーが対象点を移動させる操作入力を、入力デバイス90で行ったとき、表示制御装置40は、対象点である格子点143Pの補正を受け付ける。表示制御装置40は、対象点である格子点143Pの補正を入力データとして受信する。
表示制御装置40は、対象点である格子点143Pの補正を受け付けた後、ステップS109で、補正データをプロジェクター20に送信する。表示制御装置40は、対象点である格子点143Pを移動させる操作入力を、格子点143Pの補正として受け付ける。表示制御装置40は、受け付けた格子点143Pの補正に基づいて、補正データを生成する。表示制御装置40は、生成した補正データをプロジェクター20に送信する。
プロジェクター20は、補正データを受信する。プロジェクター20は、補正データを用いて、比較画像データを補正する。プロジェクター20は、補正した比較画像データを投射面SCに投射する。ユーザーは、補正データで補正された比較画像データに基づいて投射された比較画像CGを確認する。ユーザーは、投射面SCに投射された比較画像CGに含まれる比較格子点LPが、X軸、及びY軸に沿って所定の間隔で配置されているか否かを確認する。ユーザーは、比較格子点LPが所定の間隔で配置されていると判断したとき、補正処理を終了する。ユーザーは、比較格子点LPが所定の間隔で配置されていないと判断したとき、格子点143Pを移動させる操作入力を行う。ユーザーが操作入力を行ったとき、表示制御装置40は、ステップS107に示す、対象点である格子点143Pの補正を受け付ける。表示制御装置40は、受け付けた格子点143Pの補正に基づいて、補正データを再度、生成する。表示制御装置40は、再度生成した補正データをプロジェクター20に送信する。ユーザーが、格子点143Pを移動させる操作入力を行ったとき、表示制御装置40は、ステップS107、及びステップS109を繰り返し、実行する。
図6は、管理画面100の構成を示している。管理画面100は、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。管理画面100は、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。図6に示す管理画面100は、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。図6は、管理画面100の一例である第1管理画面100aを示している。
第1管理画面100aは、基本設定領域110と、タブ領域120と、幾何学歪み補正領域130と、サブウィンドウ表示領域150と、エッジブレンディング領域160と、プロジェクター設定領域170と、を含む。サブウィンドウ表示領域150、エッジブレンディング領域160、及びプロジェクター設定領域170は、幾何学歪み補正領域130上に重ねて表示される。
基本設定領域110は、レイアウト/監視タブと、設定タブと、を表示する。レイアウト/監視タブがユーザーの操作入力によって選択されると、レイアウト/監視領域が第1管理画面100a内に表示される。設定タブがユーザーの操作入力によって選択されると、設定領域が第1管理画面100a内に表示される。
レイアウト/監視領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20の状態を表示する。レイアウト/監視領域は、図示されない。表示制御装置40は、複数のプロジェクター20と接続可能である。表示制御装置40が複数のプロジェクター20と接続されたとき、レイアウト/監視領域は、複数のプロジェクター20の状態を表示する。プロジェクター20の状態は、電源ON/OFF状態、ネットワークアドレスを含む接続状態、エラー発生状態等である。複数のプロジェクター20が表示制御装置40に接続される場合、レイアウト/監視領域は、複数のプロジェクター20のレイアウトを表示する。
設定領域は、各種設定を行う領域である。ユーザーが、タブ領域120に表示された複数のタブのうちの1つのタブを操作入力によって選択したとき、選択されたタブに対応する領域が第1管理画面100a内に表示される。図6の第1管理画面100aは、幾何学歪み補正を設定する幾何学歪み補正領域130を示している。
タブ領域120は、レンズコントロールタブと、初期設定タブと、エッジブレンディングタブと、幾何学歪み補正タブと、画質タブと、黒レベル調整タブと、表示倍率タブと、ブランキングタブと、カメラアシストタブと、を表示する。
レンズコントロールタブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、レンズコントロール設定領域が第1管理画面100a内に表示される。レンズコントロール設定領域は、図示されない。レンズコントロール設定領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20のレンズを制御する各種アイコン等を表示する。ユーザーは、レンズコントロール設定領域内に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、レンズのフォーカス等を調整する。
初期設定タブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、初期設定領域が第1管理画面100a内に表示される。初期設定領域は、図示されない。初期設定領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20の設定に関わる各種アイコン等を表示する。ユーザーは、初期設定領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、各種の初期設定を行う。初期設定は、プロジェクター光源のキャリブレーション、明るさレベル、PJメモリー21の初期化等である。
エッジブレンディングタブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、エッジブレンディング設定領域が第1管理画面100a内に表示される。エッジブレンディング設定領域は、図示されない。エッジブレンディング設定領域は、表示制御装置40の制御に基づいて、複数のプロジェクター20でひとつなぎの投射画像PGを作成するときに表示される。エッジブレンディング設定領域は、投射画像PGを調整する各種アイコン等を表示する。ユーザーは、エッジブレンディング設定領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、複数の投射画像PGが重なる範囲等を調整する。
画質タブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、画質設定領域が第1管理画面100a内に表示される。画質設定領域は、図示されない。画質設定領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20によって投射面SCに投射される投射画像PGの画質設定に関わる各種アイコンを表示する。ユーザーは、画質設定領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、画質設定を行う。設定される画質設定は、カラーマッチング、明るさ、コントラスト、フレーム補間等である。
黒レベル調整タブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、黒レベル調整領域が第1管理画面100a内に表示される。黒レベル調整領域は、図示されない。黒レベル調整領域は、表示制御装置40に接続される複数のプロジェクター20によって投射面SCに投射される投射画像PGの黒レベル調整に関わる各種アイコンを表示する。ユーザーは、黒レベル調整領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、黒レベル調整を行う。黒レベル調整は、映像が重なっていない部分の明るさ、色合い等の調整である。
表示倍率タブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、表示倍率設定領域が第1管理画面100a内に表示される。表示倍率設定領域は、図示されない。表示倍率設定領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20によって投射面SCに投射される投射画像PGの表示倍率に関わる各種アイコンを表示する。ユーザーは、表示倍率設定領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、表示倍率設定を行う。表示倍率設定は、投射画像PGの一部を拡大するときの倍率設定である。
ブランキングタブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、ブランキング設定領域が第1管理画面100a内に表示される。ブランキング設定領域は、図示されない。ブランキング設定領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20によって投射面SCに投射される投射画像PGの設定に関わる各種アイコンを表示する。ユーザーは、ブランキング設定領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、ブランキング設定を行う。ブランキング設定は、投射画像PGの特定の領域を非表示にする設定である。
カメラアシストタブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、カメラアシスト調整領域が第1管理画面100a内に表示される。カメラアシスト調整領域は、図示されない。カメラアシスト調整領域は、表示制御装置40に接続されるプロジェクター20に内蔵されたカメラ等を用いて投射画像PGの自動調整を実行させる各種アイコンを表示する。ユーザーは、カメラアシスト調整領域に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことにより、投射画像PGに対する各種の自動調整を実行させる。投射画像PGに対する自動調整は、スクリーンマッチング、カラーキャリブレーション、タイリング等である。
幾何学歪み補正タブが、ユーザーの操作入力によって選択されると、図6に示す幾何学歪み補正領域130が第1管理画面100a内に表示される。幾何学歪み補正領域130は、幾何学歪み補正に関わる各種アイコン等を表示する。幾何学歪み補正領域130は、補正設定部131と、ファイル設定部133と、動作指示部135と、色設定部137と、方式設定部139と、プレビュー画像補正部140と、を表示する。
補正設定部131は、補正タイプの設定に関わる各種アイコン、選択された補正タイプを表示する補正タイプ表示欄、及びプレビュー画像設定欄131a等を表示する。選択される補正タイプは、曲面投写補正、コーナー投写補正、ポイント補正、湾曲補正等である。図4に示すステップS103に示すプレビュー画像設定は、プレビュー画像設定欄131aで受け付けられる。図6に示すプレビュー画像設定欄131aは、タテの格子点143Pの数、及びヨコの格子点143Pの数を受け付ける。
ファイル設定部133は、幾何学歪み補正領域130で設定される歪み補正設定を含む設定ファイルに関わる指示を受け付ける各種アイコン等を表示する。ユーザーは、ファイル設定部133に表示される各種アイコン等に対して操作入力を行うことによって、設定ファイルのメモリー41への保存等を指示する。
動作指示部135は、ユーザーが幾何学歪み補正領域130で行う操作入力に対する制御を実行させる各種アイコンを表示する。ユーザーは、動作指示部135に表示される各種アイコンに対して操作入力を行うことによって、直前に入力された操作入力の取り消し等を行う。
色設定部137は、プレビュー画像補正部140に表示される格子点143Pの色の指定に関する複数のアイコンを表示する。ユーザーは、色設定部137に表示される複数のアイコンの内、1つのアイコンに対して操作入力を行うと、プレビュー画像補正部140に表示される格子点143Pの色が変更される。
方式設定部139は、格子点143P間の補間方式を選択する選択ボタンを表示する。図6に示す方式設定部139は、直線補間、もしくは曲線補間を選択可能である。補間方式は、隣り合う格子点143P間の位置補正方法である。
プレビュー画像補正部140は、ユーザーの操作入力による格子点143Pの選択、移動を受け付ける。プレビュー画像補正部140は、表示ウィンドウ141と、拡大表示ウィンドウ145と、を表示する。
表示ウィンドウ141は、プレビュー画像143を表示する。プレビュー画像143は、プロジェクター20によって投射面SCに投射される比較画像CGと対応する。プレビュー画像143は、格子点143Pとグリッド線143Gとで構成される。表示ウィンドウ141は、表示ウィンドウデータに基づいて表示される。表示ウィンドウデータは、メモリー41に記憶されるデフォルト画面データを用いて、画面生成部45で生成される。デフォルト画面データは、予め定められた格子点143Pの数、及び格子点143Pの間隔を含む。デフォルト画面データに含まれる格子点143Pの数は、プレビュー画像設定欄131aに入力された値で修正される。表示ウィンドウデータは、プレビュー画像設定欄131aに入力された値に基づいて修正された格子点143Pの数を含む。表示ウィンドウ141は、プレビュー画像143の全体を表示する。表示ウィンドウデータは、管理画面データに含まれる。表示ウィンドウ141は、表示画像の一例に対応する。表示ウィンドウデータは、表示画像データの一例に対応する。
画面生成部45で生成された表示ウィンドウデータは、入出力ユニット49によってディスプレイ80に送信される。ディスプレイ80は、表示ウィンドウデータを受信する。ディスプレイ80は、受信した表示ウィンドウデータに基づいて、第1管理画面100a内に表示ウィンドウ141を表示する。表示制御装置40は、表示ウィンドウデータに基づいて、ディスプレイ80に表示ウィンドウ141を表示させる。
プレビュー画像143は、複数の格子点143Pと、複数のグリッド線143Gと、で構成される。格子点143Pは、第1管理画面100aの縦軸に沿って所定の間隔で配置される。第1管理画面100aの縦軸に沿って配置される格子点143Pの数は、プレビュー画像設定欄131aで設定されたタテの値と同じである。格子点143Pは、第1管理画面100aの横軸に沿って所定の間隔で配置される。第1管理画面100aの横軸に沿って配置される格子点143Pの数は、プレビュー画像設定欄131aで設定されたヨコの値と同じである。複数のグリッド線143Gは、第1管理画面100aの縦軸に沿ったグリッド線143Gと、第1管理画面100aの横軸に沿ったグリッド線143Gと、を含む。第1管理画面100aの縦軸に沿ったグリッド線143Gは、縦軸に沿って配置された格子点143Pを結ぶ。第1管理画面100aの横軸に沿ったグリッド線143Gは、横軸に沿って配置された格子点143Pを結ぶ。プレビュー画像143は、調整画像の一例に対応する。格子点143Pは、制御点の一例に対応する。
拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像143の一部を拡大した拡大プレビュー画像147を表示する。拡大表示ウィンドウ145は、拡大表示ウィンドウデータに基づいて表示される。拡大表示ウィンドウデータは、表示ウィンドウデータに基づいて、画面生成部45で生成される。拡大表示ウィンドウデータは、管理画面データに含まれる。図6に示す拡大表示ウィンドウ145は、表示ウィンドウ141上に重ねて表示される。拡大表示ウィンドウ145の表示位置は、図6に示す表示位置に限定されない。拡大表示ウィンドウ145は、表示ウィンドウ141と離れた位置に表示されてもよい。表示ウィンドウ141と拡大表示ウィンドウ145とを含む領域が、プレビュー画像補正部140である。拡大表示ウィンドウ145は、第1拡大画像の一例に対応する。拡大プレビュー画像147は、第1拡大調整画像の一例に対応する。拡大表示ウィンドウデータは、拡大表示画像データの一例に対応する。
画面生成部45で生成された拡大表示ウィンドウデータは、入出力ユニット49によってディスプレイ80に送信される。ディスプレイ80は、拡大表示ウィンドウデータを受信する。ディスプレイ80は、受信した拡大表示ウィンドウデータに基づいて、第1管理画面100a内に拡大表示ウィンドウ145を表示する。表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウデータに基づいて、ディスプレイ80に拡大表示ウィンドウ145を表示させる。
拡大表示ウィンドウ145に表示される拡大プレビュー画像147は、拡大格子点147Pと、拡大グリッド線147Gと、で構成される。拡大格子点147Pは、プレビュー画像143に含まれる格子点143Pを拡大した画像である。拡大格子点147Pは、制御点の一例に対応する。拡大グリッド線147Gは、プレビュー画像143に含まれるグリッド線143Gを拡大した画像である。拡大表示ウィンドウ145と表示ウィンドウ141とが表示されることによって、ユーザーは、プレビュー画像143の全体構成と、プレビュー画像143の一部の詳細構成とを確認することができる。ユーザーは、所望の格子点143Pを選択し易くなる。また、ユーザーは、所望の格子点143Pを移動させ易くなる。
サブウィンドウ表示領域150は、幾何学歪み補正領域130と異なる領域等を表示する。サブウィンドウ表示領域150は、一例として、レイアウト/監視領域、もしくはレイアウト/監視領域の一部を表示してもよい。ユーザーがサブウィンドウ表示領域150に対して操作入力を行ったとき、サブウィンドウ表示領域150に表示される領域が、幾何学歪み補正領域130と切り替えて、第1管理画面100a上に表示される。
エッジブレンディング領域160は、エッジブレンディングに関わる操作入力を受け付ける選択ボタン等を表示する。エッジブレンディング領域160は、複数のプロジェクター20を用いて投射面SCに投射される投射画像PGに対して幾何学歪み補正を行うときに用いられる。
プロジェクター設定領域170は、プロジェクター20の設定に関わる操作入力を受け付ける選択ボタン等を表示する。表示制御装置40が、1つ以上のプロジェクター20と接続されているときに用いられる。ユーザーは、一例として、投射面SCに比較画像CGを投射させるプロジェクター20を選択するときに、プロジェクター設定領域170に表示される選択ボタンに対して操作入力を行う。
管理画面100は、カーソル200を表示する。カーソル200は、ユーザーの操作入力によって移動する。ユーザーが、一例として、マウス90bを移動させる操作入力を行ったとき、カーソル200は、管理画面100上を移動する。カーソル200は、任意の格子点143Pを指示する。ユーザーは、任意の格子点143Pの選択や移動を行うとき、カーソル200を用いる。ユーザーが、カーソル200を任意の格子点143P上、もしくは格子点143Pの近傍に移動させたとき、任意の格子点143Pは、選択される。ユーザーが、マウス90bに対してクリック操作を行ったとき、カーソル200に対して所定の範囲内にある任意の格子点143Pが、選択されてもよい。任意の格子点143Pが選択された後、ユーザーがマウス90bを用いてドラック操作を行ったとき、任意の格子点143Pは移動する。ユーザーが用いる入力デバイス90は、マウス90bに限定されない。ユーザーは、タッチペン、キーボード等を用いて、格子点143Pの選択、もしくは移動を行ってもよい。カーソル200は、格子点143Pを指示する指示画像の一例に対応する。
プロジェクター20によって投射面SCに投射される比較画像CGに対応するプレビュー画像143をディスプレイ80に表示させ、プレビュー画像143を補正させる表示制御装置40の制御方法であって、プレビュー画像143は、複数の格子点143Pで構成され、プレビュー画像143の全体を表示する表示ウィンドウ141と、プレビュー画像143の一部を拡大した拡大プレビュー画像147を表示する拡大表示ウィンドウ145と、をディスプレイ80に表示させ、格子点143Pを指示するカーソル200を用いた格子点143Pの選択を受け付けさせる。
ユーザーは、プレビュー画像143の全体とプレビュー画像143の詳細を確認しながら、任意の格子点143Pを選択することができる。
表示制御装置40は、プロジェクター20によって投射面SCに投射される比較画像CGに対応するプレビュー画像143をディスプレイ80に表示させ、プレビュー画像143を補正させる。表示制御装置40は、複数の格子点143Pで構成されるプレビュー画像143の全体を含む表示ウィンドウ141を表示させる表示ウィンドウデータと、プレビュー画像143の一部を拡大した拡大プレビュー画像147を含む拡大表示ウィンドウ145を表示させる拡大表示ウィンドウデータと、を生成する画面生成部45と、画面生成部45で生成された表示ウィンドウデータと拡大表示ウィンドウデータとをディスプレイ80に送信する入出力ユニット49と、を備え、表示ウィンドウデータと拡大表示ウィンドウデータとに基づいて、ディスプレイ80に表示ウィンドウ141と拡大表示ウィンドウ145とを表示させる。
表示制御装置40は、表示ウィンドウ141と拡大表示ウィンドウ145とをディスプレイ80に表示させる。ユーザーは、プレビュー画像143の全体とプレビュー画像143の詳細を確認しながら、任意の格子点143Pを選択することができる。
画像調整プログラムAPは、プロジェクター20によって投射面SCに投射される比較画像CGに対応するプレビュー画像143をディスプレイ80に表示させ、プレビュー画像143を補正させる表示制御装置40で実行される。プレビュー画像143は、複数の格子点143Pで構成される。画像調整プログラムAPは、プレビュー画像143の全体を表示する表示ウィンドウ141と、プレビュー画像143の一部を拡大した拡大プレビュー画像147を表示する拡大表示ウィンドウ145と、をディスプレイ80に表示させ、格子点143Pを指示するカーソル200を用いた格子点143Pの選択を受け付けさせる。
ユーザーは、プレビュー画像143の全体とプレビュー画像143の詳細を確認しながら、任意の格子点143Pを選択することができる。
図7は、管理画面100の構成を示している。図7は、管理画面100の一例である第2管理画面100bを示している。第2管理画面100bは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第2管理画面100bは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第2管理画面100bは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。
第2管理画面100bは、ポイント操作部191と、ポイント画像195と、を表示する。第2管理画面100bは、ポイント操作部191、及びポイント画像195以外、第1管理画面100aと同じである。第1管理画面100aと同じ構成に関して、図7に示す第2管理画面100bは、符号の記載を省略して示している。
ポイント操作部191は、表示ウィンドウ141に表示されるポイント画像195の位置を操作する各種アイコンを表示する。ユーザーは、ポイント操作部191に表示される各種アイコンに対して操作入力を行うことによって、ポイント画像195の位置を移動させる。ユーザーは、キーボード90a等の入力デバイス90を操作入力することによって、ポイント操作部191を用いてポイント画像195を移動させる。
ポイント画像195は、格子点143Pに重ねて表示される。ポイント画像195は、ユーザーによって選択される格子点143Pを識別する注目画像として表示される。ポイント画像195は、ユーザーによってポイント操作部191が操作入力されたとき、操作入力に従って移動する。ポイント画像195は、指示画像の一例に対応する。
図8は、管理画面100の構成を示している。図8は、管理画面100の一例である第3管理画面100cを示している。第3管理画面100cは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第3管理画面100cは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第3管理画面100cは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。
第3管理画面100cは、拡大したプレビュー画像補正部140を表示する。ユーザーが所定の操作入力を行ったとき、第1管理画面100aが第3管理画面100cに切り替えられる。プレビュー画像補正部140が拡大表示されることによって、ユーザーは、プレビュー画像143を視認し易くなる。第3管理画面100cは、基本設定領域110と、プレビュー画像補正部140とを表示しているが、この構成に限定されない。第3管理画面100cは、タブ領域120を表示してもよい。第3管理画面100cは、幾何学歪み補正領域130に表示される補正設定部131等、一部の構成を表示してもよい。
第3管理画面100cに表示されるプレビュー画像補正部140は、表示ウィンドウ141と、拡大表示ウィンドウ145と、を表示する。第3管理画面100cに表示される拡大表示ウィンドウ145は、表示ウィンドウ141の右上に表示されているが、この構成に限定されない。拡大表示ウィンドウ145は、図8に示す位置とは異なる位置に表示されてもよい。
図8は、カーソル200が表示ウィンドウ141上の位置に表示されている状態を示している。表示ウィンドウ141上でカーソル200が表示されている位置は、以降指示位置と表す。指示位置は、表示位置の一例に対応する。
第3管理画面100cに表示される拡大表示ウィンドウ145は、カーソル200の指示位置に対応する拡大プレビュー画像147を表示する。拡大表示ウィンドウ145は、カーソル200に対応するカーソル画像205を表示する。カーソル画像205は、カーソル200の移動に連動して移動する。図8に示すカーソル画像205は、カーソル200を拡大した画像である。カーソル画像205は、カーソル200を拡大した画像に限定されない。カーソル画像205は、カーソル200と同じ大きさの画像でもよいし、カーソル200よりも小さい画像でもよい。
拡大表示ウィンドウ145は、カーソル200の指示位置周辺の拡大プレビュー画像147を表示する。拡大プレビュー画像147は、複数の拡大格子点147Pと、複数の拡大グリッド線147Gと、を含む。拡大プレビュー画像147は、1つ以上の拡大格子点147Pを含むことが好ましい。図8に示す拡大プレビュー画像147は、カーソル200と隣り合う格子点143Pを拡大した拡大格子点147Pを拡大表示ウィンドウ145の中心に表示させる。拡大表示ウィンドウ145の中心は、拡大表示ウィンドウ145の幾何中心である。拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像143のうち、ユーザーが選択する可能性の高い格子点143Pを中心とする領域を拡大した拡大格子点147Pを中心とした拡大プレビュー画像147を表示する。ユーザーは、所望の格子点143Pを選択し易くなる。
表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145に、プレビュー画像143のうち、表示ウィンドウ141上に表示されるカーソル200の指示位置に対応する領域を拡大した拡大プレビュー画像147を表示させる。
カーソル200の周辺のプレビュー画像143が拡大されることによって、ユーザーは、格子点143Pを選択し易くなる。
図9は、管理画面100の構成を示している。図9は、管理画面100の一例である第4管理画面100dを示している。第4管理画面100dは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第4管理画面100dは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第4管理画面100dは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。第4管理画面100dは、第3管理画面100cと同様に、プレビュー画像補正部140を拡大している。
第4管理画面100dに表示される拡大表示ウィンドウ145の表示様態は、第3管理画面100cに表示される拡大表示ウィンドウ145の表示様態と異なる。第4管理画面100dに表示される拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像143のうち、指示位置を中心とする領域を拡大した拡大プレビュー画像147を表示する。図9は、カーソル200の先端位置を指示位置としているが、これに限定されない。カーソル200の幾何重心を指示位置としてもよい。図9に示す拡大表示ウィンドウ145は、カーソル画像205の先端を拡大表示ウィンドウ145の中心に表示する。
表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145に、プレビュー画像143のうち、指示位置を中心とする領域を拡大した拡大プレビュー画像147を表示させる。
ユーザーは、カーソル200の周辺の格子点143Pを視認し易くなる。
拡大表示ウィンドウ145は、表示ウィンドウ141上のカーソル200の指示位置に応じて、移動してもよい。拡大表示ウィンドウ145は、カーソル200と異なる位置に表示される。拡大表示ウィンドウ145は、カーソル200と異なる位置に表示されることにより、ユーザーは、操作入力によって、カーソル200をプレビュー画像143内の格子点143Pに合わせ、その格子点143Pを選択することができる。
表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145を、指示位置と重ならない表示ウィンドウ141上の位置に表示させる。
ユーザーは、プレビュー画像143の全体の中のカーソル200の指示位置と、指示位置周辺の拡大プレビュー画像147と、を視認し易くなる。
図10は、管理画面100の構成を示している。図10は、管理画面100の一例である第5管理画面100eを示している。第5管理画面100eは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第5管理画面100eは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第5管理画面100eは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。第5管理画面100eは、第3管理画面100cと同様に、プレビュー画像補正部140を拡大している。
第5管理画面100eは、表示ウィンドウ141内にウィンドウ画像210を表示する。ウィンドウ画像210は、拡大表示ウィンドウ145に表示される拡大プレビュー画像147の対応位置を示す。ウィンドウ画像210は、表示ウィンドウ141上での拡大プレビュー画像147に対応する対応位置を示す。ウィンドウ画像210が表示されることによって、ユーザーは、拡大表示ウィンドウ145に表示される拡大プレビュー画像147の位置を確認し易くなる。ウィンドウ画像210は、指標の一例に対応する。
ウィンドウ画像210は、ユーザーの操作入力によって、表示、非表示を切り替えられてもよい。ユーザーがキーボート90a等の入力デバイス90に所定の操作入力を行ったとき、ウィンドウ画像210は、表示、非表示を切り替えられる。
表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145を表示させるとき、拡大表示ウィンドウ145で表示される拡大プレビュー画像147の表示ウィンドウ141上での対応位置を示すウィンドウ画像210を表示ウィンドウ141に表示させる。
ユーザーは、拡大プレビュー画像147のプレビュー画像143全体の中の位置関係を確認し易くなる。
図11は、管理画面100の構成を示している。図11は、管理画面100の一例である第6管理画面100fを示している。第6管理画面100fは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第6管理画面100fは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第6管理画面100fは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。第6管理画面100fは、第3管理画面100cと同様に、プレビュー画像補正部140を拡大している。
第6管理画面100fでは、表示ウィンドウ141内のカーソル200の指示位置と重なる位置に拡大表示ウィンドウ145が表示される。拡大表示ウィンドウ145は、一例として、ユーザーが所定の操作入力を行ったとき、カーソル200上に表示されてもよい。拡大表示ウィンドウ145は、カーソル200の移動に連動して、カーソル200上に表示されてもよい。カーソル画像205は、カーソル200を示している。拡大表示ウィンドウ145が、カーソル200と重なる位置に表示されることによって、ユーザーは、格子点143Pの選択や移動を行い易くなる。
表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145を、指示位置と重なる位置に表示させる。
ユーザーは、カーソル200の周辺の格子点143Pの選択や移動を行い易くなる。
図12及び図13は、管理画面100の構成を示している。図12及び図13は、管理画面100の一例である第7管理画面100gを示している。第7管理画面100gは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第7管理画面100gは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第7管理画面100gは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。第7管理画面100gは、第3管理画面100cと同様に、プレビュー画像補正部140を拡大している。
第7管理画面100gは、選択表示画像220、及び拡大選択表示画像225を表示する。ユーザーが所定の操作入力を格子点143P、もしくは拡大格子点147Pに対して行うことによって、操作入力された格子点143Pが選択される。ユーザーは、カーソル200を用いて、操作入力を行う。ユーザーは、カーソル200を用いて格子点143Pを選択する。選択された格子点143Pは、選択格子点である。ユーザーが選択格子点を選択したとき、第7管理画面100gは、選択表示画像220を表示する。選択表示画像220は、選択格子点を示す付与画像である。選択された格子点143Pは、選択表示画像220を付与されることによって、選択格子点として表示される。選択格子点は、選択制御点の一例に対応する。ユーザーが行う所定の操作入力は、一例として、格子点143P、もしくは拡大格子点147Pに対するクリック操作である。ユーザーは、マウス90b等の入力デバイス90を用いてクリック操作を行う。
図12及び図13に示す選択表示画像220は、格子点143Pを囲う四角形を示しているが、これに限定されない。選択表示画像220は、円形、三角形等の形状でもよい。選択表示画像220は、格子点143Pと異なる色で表示されてもよい。
ユーザーが選択格子点を選択したとき、第7管理画面100gは、拡大選択表示画像225を表示してもよい。拡大選択表示画像225は、選択格子点に対応する拡大格子点147Pを示す付与画像である。
図12及び図13に示す拡大選択表示画像225は、拡大格子点147Pを囲う四角形を示しているが、これに限定されない。拡大選択表示画像225は、円形、三角形等の形状でもよい。拡大選択表示画像225は、拡大格子点147Pと異なる色で表示されてもよい。拡大選択表示画像225の形状は、選択表示画像220の形状と同じでもよいし、異なっていてもよい。拡大選択表示画像225は、表示されなくてもよい。
表示制御装置40は、カーソル200を用いて選択された格子点143Pを、選択格子点として表示させる。
ユーザーは、選択格子点を確認し易くなる。
拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像143のうち、選択格子点を中心とする領域を拡大した拡大プレビュー画像147を表示してもよい。拡大表示ウィンドウ145は、拡大選択表示画像225で示される拡大格子点147Pを、拡大表示ウィンドウ145の中心にする拡大プレビュー画像147を表示する。拡大表示ウィンドウ145は、選択格子点を中心とした拡大プレビュー画像147を表示することになる。
表示制御装置40は、選択格子点を表示させるとき、拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像143のうち、選択格子点を中心とする領域を拡大した拡大プレビュー画像147を表示させる。
ユーザーは選択格子点の位置を把握し易くなる。
カーソル200が拡大プレビュー画像147内に位置しているとき、拡大表示ウィンドウ145は、カーソル画像205を表示する。カーソル200が拡大プレビュー画像147内から外れた位置に移動すると、拡大表示ウィンドウ145は、カーソル画像205を表示しない。
カーソル200が拡大プレビュー画像147内から外れた位置に移動したとき、第7管理画面100gは、図13に示す第2拡大表示ウィンドウ245を表示してもよい。第2拡大表示ウィンドウ245は、カーソル200の指示位置の周辺のプレビュー画像143に対応する拡大プレビュー画像147を表示する。拡大表示ウィンドウ145は、選択格子点周辺の拡大プレビュー画像147を表示する。第2拡大表示ウィンドウ245は、第2拡大画像の一例に対応する。第2拡大表示ウィンドウ245に含まれる拡大プレビュー画像147は、第2拡大調整画像に対応する。
第7管理画面100gは、カーソル200の位置に関わらず、第2拡大表示ウィンドウ245を表示してもよい。表示制御装置40が、第7管理画面100gをディスプレイ80に表示させるとき、第2拡大表示ウィンドウ245は、プレビュー画像補正部140に表示されてもよい。ユーザーが所定の操作入力を行ったとき、第2拡大表示ウィンドウ245は、プレビュー画像補正部140に表示されてもよい。ユーザーが選択格子点を選択したとき、第2拡大表示ウィンドウ245は、プレビュー画像補正部140に表示されてもよい。ユーザーは、複数の選択格子点を選択可能である。第2拡大表示ウィンドウ245が表示されることによって、ユーザーは、2番目の選択格子点を選択し易くなる。
表示制御装置40は、選択格子点を表示させるとき、プレビュー画像143のうち、指示位置に対応する領域を拡大した拡大プレビュー画像147を表示させる第2拡大表示ウィンドウ245をさらに表示させる。
ユーザーは、選択格子点に対応する拡大選択格子点の拡大プレビュー画像147と、カーソル200の指示位置に対応する拡大プレビュー画像147と、を確認することができる。
ユーザーが選択格子点の位置を移動させるとき、第2拡大表示ウィンドウ245は、非表示にされてもよい。ユーザーは、操作入力を行うことによって、選択格子点の位置を移動させる。ユーザーは、一例として、図7に示すポイント操作部191を用いて選択格子点を移動させてもよい。ユーザーが選択格子点を移動させることによって、選択格子点の位置は調整される。ポイント操作部191は、所定の操作入力によって、第7管理画面100g上に表示される。第7管理画面100gがポイント操作部191を表示するとき、表示制御装置40は、第2拡大表示ウィンドウ245を非表示に制御してもよい。ユーザーが所定の操作入力を行ったとき、表示制御装置40は、第2拡大表示ウィンドウ245を非表示に制御してもよい。
表示制御装置40は、選択格子点の位置が調整されるとき、第2拡大表示ウィンドウ245を非表示にさせる。
ユーザーは、選択格子点の位置を調整し易くなる。
図12及び図13は、選択表示画像220を選択格子点に付与することによって、選択格子点を表示したが、これに限定されない。選択格子点は、他の格子点143Pと異なる表示形態で表示されてもよい。表示形態は、色、形状、大きさ等である。選択格子点は、一例として、他の格子点143Pとは異なる色で表示されてもよい。
図12及び図13は、拡大選択表示画像225を選択格子点に対応する拡大格子点147Pに付与したが、これに限定されない。選択格子点に対応する拡大格子点147Pは、他の拡大格子点147Pと異なる表示形態で表示されてもよい。表示形態は、色、形状、大きさ等である。
カーソル200が、予め定められた所定の範囲に位置するとき、拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像補正部140に表示されてもよい。表示制御装置40は、カーソル200の位置に基づいて、プレビュー画像補正部140に拡大表示ウィンドウ145を表示する。
図14及び図15は、管理画面100の構成を示している。図14及び図15は、管理画面100の一例である第8管理画面100hを示している。第8管理画面100hは、表示制御装置40の制御に基づいて、ディスプレイ80に表示される。第8管理画面100hは、表示制御装置40が画像調整プログラムAPを実行したとき、ディスプレイ80に表示される。第8管理画面100hは、幾何学歪み補正を行うときに表示される画面である。図14及び図15は、図6と同じ構成について符号を省略している。
図14は、カーソル200がプレビュー画像補正部140以外の領域に位置しているときの第8管理画面100hを示している。図14に示すプレビュー画像補正部140は、表示ウィンドウ141と同一、もしくは略同一の領域である。プレビュー画像補正部140は、拡大表示ウィンドウ145を表示しない。ユーザーは、表示ウィンドウ141に表示されるプレビュー画像143の全体を視認することができる。
図15は、カーソル200がプレビュー画像補正部140内の領域に位置しているときの第8管理画面100hを示している。カーソル200は、表示ウィンドウ141上に位置している。カーソル200がプレビュー画像補正部140、もしくは表示ウィンドウ141内に位置するとき、表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145をディスプレイ80に表示させる。ユーザーは、カーソル200の指示位置に対応する拡大プレビュー画像147を確認することができる。予め定められた所定の範囲は、プレビュー画像補正部140、もしくは表示ウィンドウ141の表示範囲に対応する。
カーソル200が、プレビュー画像補正部140内からプレビュー画像補正部140外に移動したとき、表示制御装置40は、拡大表示ウィンドウ145を非表示に制御してもよい。
表示制御装置40は、カーソル200が表示ウィンドウ141内に位置するとき、拡大表示ウィンドウ145をディスプレイ80に表示させる。
ユーザーは、表示ウィンドウ141に表示されるプレビュー画像143を確認し易くなる。
予め定められた所定の範囲は、プレビュー画像補正部140、もしくは表示ウィンドウ141の表示範囲に限定されない。予め定められた所定の範囲は、格子点143Pからの距離で設定されてもよい。
図16は、プレビュー画像143の一部を拡大して示している。図16は、表示領域250を示している。表示領域250は、格子点143Pからの所定の範囲を示している。所定の範囲は、一例として、格子点143Pの中心から20~30画素範囲である。画素範囲の数値は、適宜設定可能である。図16は、1つの格子点143Pに対する表示領域250を示している。表示領域250は、各格子点143Pに設定される。
カーソル200が、表示領域250外に位置するとき、図14の第8管理画面100hのように、拡大表示ウィンドウ145は、プレビュー画像補正部140に表示されない。カーソル200が、表示領域250内に位置するとき、拡大表示ウィンドウ145がプレビュー画像補正部140に表示されてもよい。表示制御装置40は、カーソル200が、表示領域250内に位置するとき、拡大表示ウィンドウ145をディスプレイ80に表示させる。
表示制御装置40は、カーソル200が、表示ウィンドウ141に表示されるプレビュー画像143に含まれる1の格子点143Pに対して所定の範囲内に位置したとき、拡大表示ウィンドウ145をディスプレイ80に表示させる。
カーソル200が格子点143Pに近づくときに、拡大表示ウィンドウ145は表示される。ユーザーは、格子点143Pを選択し易くなる。
図4に示すフローチャートの処理単位は、表示制御装置40の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。図4のフローチャートに示す処理単位の分割の仕方や名称によって本発明が制限されることはない。また、表示制御装置40の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできるし、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。また、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
上述した実施形態では、プロジェクター20に比較画像CGを投射させた後に、表示制御装置40が、格子点143Pの補正を受け付ける構成であったが、この様態に限定されない。例えば、プロジェクター20に比較画像CGを投射させずに、表示制御装置40が、格子点143Pの補正を受け付ける構成であってもよい。表示制御装置40が受け付けた格子点143Pの補正に基づいて生成される補正データを、プロジェクター20に送信できればよい。例えば、プロジェクター20から任意の映像コンテンツを投射させている間に、補正データを作成したい場合には、プロジェクター20から比較画像CGを投射させなくてもよい。