JP7564403B1 - 医療用麻薬等の薬剤のカウント袋とその製造方法、および使用済の麻薬回収用紙 - Google Patents
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Abstract
Description
また、麻薬は、麻薬施用箋と一緒に一種類ずつ管理し、残数を数えるため、種類が違う麻薬を同じポケットに収納することはできないという問題がある。特にレスキュー薬は、10本単位での処方が多く、臨時で内服するため、服用時間帯別のポケットへの収納には適していない。服用時間帯別のポケット部にそれぞれ表示された1から7までの数字は、1週間分の意味合いが強い数字であり、何曜日のいつの時間帯のものかを容易に知ることができるようになっているが、処方された麻薬の残薬を一目で確認するのには適していない。そのため、麻薬のカウント袋としては活用できない。
フェンタニルの貼付剤は、種類や容量により外形サイズが違うが、どのサイズの貼付剤でも入る汎用タイプのカウント袋として活用できる。また、麻薬以外の狭心症や喘息治療薬等の種類の違う貼付剤などのカウント袋や管理袋としても活用できる。
カウント袋10は、使用済麻薬の回収袋としても兼用できるため、製薬会社が病院に配布している専用の回収袋の代用品や代替品としても活用することができる。
図1A~図1Dは本発明による医療用麻薬等の薬剤のカウント袋の第1実施形態を示す。
第1ポケット部2と第2ポケット部6は、シート本体1の短辺側に沿った一端が開口し、他の3辺が閉じたポケット状に形成されていて、前記開口側を第1カウント袋10の上端側とする。複数の第1ポケット部2は、ポケットシート部1a~1gをシート本体1の前面側に配置して形成され、ポケットシート部1a~1gの上端側にそれぞれ開口部3が形成されている。第2ポケット部6はシート本体1の上端から下方に若干下がった位置を上端とする背面シート部1h(1H)により形成されている。
第1カウント袋10では、ポケットシート部の正中部としているが、正中部以外でもよく、数字が全て見える位置にナンバリングしてもよい。また、下段のポケット部から順に薬剤を取り出して使用した際に、残数が一目で分かるように事前に数字をナンバリングし、一番下段が「7」となるように上から下へ順に「1・2・3・4・5・6・7」としているが、上から下へ順に「7・6・5・4・3・2・1」とナンバリングしてもよい。
残数表示部8と第1フリー記載スペース9aは、記載文字の視認性を向上させるために、表面を白色等に着色してもよく、第1カウント袋10に着色する場合は、残数表示部8と第1フリー記載スペース9aの枠をまとめて同一の枠として着色してもよい。
第1ポケット部2に処方された7枚全ての未使用薬剤50が収納されていると、最下段の第7段ポケット部2gのポケットシート部1gの残数表示部8に表示の残数「7」のみが視認でき、現在の未使用薬剤50の数が7枚であることを把握することができる。このため、第7段ポケット部2gから未使用薬剤50を順に取り出して使用すると、新たに残数「6」が表示される。その際、未使用薬剤が収納されている第6段ポケット部2fの数字を視認し、残数「6」と数える。また、残数表示部8に表示される数字としては「7」と「6」が視認できるが、残数の中で最も小さい数字が最新の残数となる。図1B(a)では、下から順に3枚の薬剤を使用したので、未使用薬剤が収納されている一番下の第4段ポケット部2dの数字の「4」が現在の残数として把握される。麻薬使用時や引継時の具体的な方法としては、図1B(a)の未使用薬剤50の貼付剤4が収納されている第4段ポケット部2dの残数表示部8のナンバリングされた数字を見て「4」、患者に使用中である第5段ポケット部2eの数字を見て「5」麻薬回収用紙40の回収された使用済麻薬50aの2枚が貼ってある使用済薬剤番号8aの数字を見て「6」「7」と数え、処方された7枚が全てあることを、使用数と残数が記載された麻薬施用箋と麻薬を指差呼称しながら、看護師2名で照合する。全ての数字が見える位置での表示の場合は、未使用薬剤が入っている一番下のポケット部の一番大きい数字を、最新の残数として把握できる。
手段として例えば熱溶着により形成する場合もある。また、第2ポケット部6も、図1Dのように背面シート部1hを折返して形成することが望ましいが、図1Eのように切り離した別パーツの背面部シート1Hを熱溶着により形成する場合もある。
次に、第2段ポケット部2bの第2底辺部4bに相当する位置まで前記樹脂製フィルムを延ばし、そこで谷折「ア」をして第2段ポケット部2bの開口部3に相当する位置まで延ばして、そこで山折「イ」して第2底辺部4bに相当する位置まで戻すことで、内シートと外シートの2層構造のポケットシート部1bの第2底辺部4bが形成される。このような各段ポケット部2c~2gにおける開口部3の形成と底辺部4c~4gの形成工程を順次第7底辺部4gに相当する位置まで繰り返して行う。
なお、シート本体1において、前記樹脂製フィルムの一端から第7底辺部4gの間でポケットシート部1aからポケットシート部1gを除くシート部を表面シート部と称す。
次いで、最下段の第7段ポケット2gの第7底辺部4gの形成が終わると、ポケットシート部1gの外シートから続く残りのシート本体1を、裏面側に山折「ウ」により折り返し(この折り返し部を袋体下端部4hとする)、これを背面シート部1hとして重ね合わせることで第2ポケット部6をV字またはU字状に形成する。背面シート部1hは、シート本体1の始端から若干下方の位置を終端とし、そこで内側に山折「エ」して裏面開口部7が形成される。上記した谷折「ア」と山折「イ」を繰り返して第1段ポケット部2aから第7段ポケット部2gおよび第2ポケット部6を形成後、図1Aのシート本体1の幅方
とで、全てのポケット部2,6を形成する。折り返し形成する場合は、各ポケット部2,6の底辺部と袋体下端部4hには熱溶着の必要はないが、熱溶着してもよい。
図1Eに示すポケット部の第1作成方法の第1変形例は、所定サイズとする矩形平面状のシート本体1と、第1段ポケット部2aから第7段ポケット部2gをそれぞれ形成するポケットシート部1a~1gと、背面シート部1Hの各パーツを予め用意し、シート本体1に対し、底辺部4aに相当する位置にポケットシート部1aのパーツを熱溶着する。
次に、ポケットシート部1bから順にポケットシート部1gまでのパーツを底辺部4b~4gの位置に1枚ずつ熱溶着する。前記したポケットシート部1a~1gのパーツは、開口部3を薬剤の出し入れが容易にできるように山折「イ」し二重にすることが望ましいが一重でもよい。第2ポケット部6は、上記した作成方法と同様に背面シート部1hを袋体下端部4hで山折「ウ」し、裏面へ折り返してもよいが、別パーツにした背面シート部1Hを使用し、袋体下端部4Hとポケットシート部1gの底辺部4gとを、固着部5bで同時に熱溶着し作成してもよい。裏面開口部7は、シート本体1の上端部から数cm程度ずらして山折「エ」し、二重になるよう作成することが望ましいが一重でもよい。
最後に、シート本体1の幅方向両端部で長手方向に沿って、固着部5aを熱溶着することで、全てのポケット部2,6を形成する。
例えば、第2ポケット部6を横マチ付にする場合は、別パーツの背面シート部1Hの裏面開口部7にあたる部分を山折「エ」する。次に、背面シート部1Hの左右両端部を長手方向に山折「オ」後に、谷折「カ」をすることで横マチを形成する。シート本体1の袋体下端部4hと背面シート部1Hの袋体下端部4Hを合わせ、固着部5bと5aの3か所に熱溶着することで、横マチ付きの第2ポケット部が作成できる。
具体的な第1ポケット部2のサイズは、溶着(接着)部を含めて横11~12cm程度(15cm以内)、深さ3.5~4cm程度を想定している。深さを4cm以上に設定してもよいが、その場合は、ナンバリングの数字が全て視認できる形態となる。麻薬の貼付剤には、横5.4cm×縦4.8cmの小さいものや、横9.5cm×縦9.5cmの大きいものなど、様々なサイズがあるため、ポケット部作成時の目安とする。
図2A~図2Bおよび図3Cは本発明による医療用麻薬等の薬剤のカウント袋の第2実施形態を示す。なお、図2A~図2Bにおいて、図1A~図1Fに示した部材と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
第2カウント袋20は、基板をなすシート本体1の表面側に、未使用のレスキュー薬を収納する複数の第1ポケット部21が上下(縦横)方向に設けられ、裏面側に第2ポケット部6が設けられている。複数の第1ポケット部21は、上段側のポケットシート部11aと下段側のポケットシート部11bをシート本体1の前面側に配置して形成され、上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bの上端側にそれぞれ開口部3が形成され、上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bの下部に上段底辺部41aと下段底辺部41bが形成されている。上段ポケットシート部11aに形成される複数のポケット部21(本実施形態では5個)と下段ポケットシート部11bに形成される複数のポケット部21(本実施形態では5個)は幅方向(短辺方向)に沿って仕切部5cにより仕切られて形成され、それぞれ開口部3が形成される。
本実施形態において、第2カウント袋20を構成するシート状部材の素材と透過性、外観、第2ポケット部6、マチ(ガゼット)等については、第1実施形態と同様である。
下段の第1ポケット部21については、左端から右端に向けて下段第1ポケット部21a、下段第2ポケット部21b、下段第3ポケット部21c、下段第4ポケット部21d、下段第5ポケット部21eとする。また、上段の第1ポケット部21については、左端から右端に向けて上段第6ポケット部21f、上段第7ポケット部21g、上段第8ポケット部21h、上段第9ポケット部21i、上段第10ポケット部21jとする。
第1ポケット部21の上下のポケットシート部11a、11bには、上段第6ポケット部21f、上段第7ポケット部21g、上段第8ポケット部21h、上段第9ポケット部21i、上段第10ポケット部21jと下段第1ポケット部21a、下段第2ポケット部21b、下段第3ポケット部21c、下段第4ポケット部21d、下段第5ポケット部21eに対応して残数表示部8がそれぞれ設けられている。
第1ポケット部21の10個の各ポケット部21a~21jは、患者さんが使用する、例えば長さが異なる長尺未使用薬剤60aや短尺未使用薬剤60bのレスキュー薬を収納できるもので、残数表示部8に表示の1から10の数字は未使用薬剤の残数を示す。
図2A(b)では、右上の10から順に8包の薬剤を使用したので、レスキュー薬が収納されている第1ポケット部21bの残数表示部8のナンバリングされた「2」の数字を見て、現在の残数が2包として把握される。実際に麻薬の使用時や引継ぎ時は、麻薬施用箋と麻薬とを指差呼称しながら、看護師2名で照合する。
具体的な第1ポケット部21のサイズは、溶着(接着)部を含めて横2.7~3cm×深さ6cm程度を想定。レスキュー薬のサイズとしては、横2.5cm×縦7cmや横2.5cm×縦12.5cmなどの様々なサイズがあるため、ポケット部作成時の目安とする。
図3A~図3Cは本発明による医療用麻薬等の薬剤のカウント袋の第3実施形態を示す。なお、図3A~図3Cにおいて、図1A~図1Fおよび図2A~図2Bに示した部材と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
第3カウント袋30は、基板をなすシート本体1の表面側に設けた上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bにより、第2実施形態と同様の形態で未使用の薬シートを収納する複数の第1ポケット部31が仕切部5cにより仕切られて形成され、裏面側に第2ポケット部6が設けられている。複数の第1ポケット部31の開口部3は、上段のポケットシート部11aと下段のポケットシート部11bの上端側にそれぞれ形成されている。また、複数の第1ポケット部31の上段底辺部41aと下段底辺部41bは、上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bの下部に設けられている。
本実施形態において、第3カウント袋30の外観、第2ポケット部6、マチ(ガゼット)等については、第1実施形態と同様である。
下段の第1ポケット部31については、左端から右端に向けて下段第1ポケット部31a、下段第2ポケット部31b、下段第3ポケット部31cとし、上段の第1ポケット部31については、左端から右端に向けて上段第4ポケット部31d、上段第5ポケット部31e、上段第6ポケット部31fとする。第1ポケット部31の上下のポケットシート部11a、11bには、上段第4ポケット部31d、上段第5ポケット部31e、上段第6ポケット部31fに対応して残数表示部8がそれぞれ設けられている。
第1ポケット部31の6個の各ポケット部31a~31fは、患者さんが使用する未使用薬剤70の薬シートを収納できるもので、残数表示部8に表示の10から60の数字は未使用薬剤の残数を示す。上下段ポケットシート部11a、11bと残数表示部8の表面は、透明とし、錠剤等の薬剤の視認性を妨げないことが望ましい。
続いて、下段第1ポケット部31a~下段第3ポケット部31cの下段底辺部41bに相当する位置まで延ばし、その位置でV字またはU字状に谷折「ア」を行って、下段ポケット部の開口部3に相当する位置まで延ばし、その位置で山折「イ」を行って折り返す。折り返してから再び下段底辺部41bまで延ばし、内シートと外シートの2層構造の下段ポケットシート部11bが形成される。このように長尺のシートを折り返すことで、第1ポケット部31の開口部3と上段底辺部41aと下段底辺部41bが形成される。
なお、シート本体1において、前記樹脂製フィルムの一端から下段ポケットシート部11bの下段底辺部41bの間で上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bを除くシート部を表面シート部と称す。この段階で下段第1ポケット部31a~下段第3ポケット部31cは区画されておらず、同様に下段第4ポケット部31d~下段第6ポ
仕切部5cに相当する位置で、上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bと、前記表面シート部を溶着、接着等の固着手段で固着する。仕切部5cが固着されることで、6個の第1ポケット部31が形成される。
第2ポケット部6は、図1Dに示す方法と同様の方法で背面シート部1hを袋体下端部4hとなる位置で谷折「ウ」し、V字またはU字状等になるように形成し、裏面開口部7となる位置を山折「エ」し形成する。
最後に図3A(a)において、シート本体1の幅方向両側で長手方向に延びる二重破線
し形成する場合は、各ポケットの底辺部には熱溶着の必要はないが、熱溶着してもよい。
図3C(b)に示す本変形例は、所定サイズとする矩形平面状のシート本体1と、上段ポケットシート部11aと下段ポケットシート部11bと、背面シート部1Hの各パーツを予め用意しておく。シート本体1の上段底辺部41aに相当する位置に上段ポケットシート部11aのパーツを熱溶着し、続いて下段底辺部41bに相当する位置に下段ポケットシート部11bと背面シート1Hのパーツを固着部5bで一緒に熱溶着する。次に図3Aに示す仕切部5cを熱溶着する。最後に固着部5aを熱溶着することで、全てのポケット部31,6を形成する。
熱溶着する際は、鉄板の下敷き等を挿入し最後にまとめて行ってもよい。第2ポケット部6の作成方法とマチ(ガゼット)等については、第1実施形態の変形例と同様である。
具体的な第1ポケット部31のサイズは、溶着(接着)部を含めて横4.5~5cm×深さ5~6cm程度を想定。国内で処方頻度の高い麻薬の薬シートのサイズは、横4cm×縦9.5cmだが、横3.7cm×縦10.5cm等もあり、錠剤以外の薬シートも様々なサイズがあるため、ポケット部作成時の目安とする。
50、60(60a、60b)、70:未使用薬剤 50a:使用済麻薬
1:シート本体
1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、11a、11b:ポケットシート部
1h、1H:背面シート部
2(2a~2g)、21(21a~21j)、31(31a~31f):第1ポケット部
3:開口部 4(4a~4g、41a~41b):底辺部 4h、4H:袋体下端部
5a、5b:固着部 5c:仕切部
6:第2ポケット部 7:裏面開口部 8:残数表示部、8a:使用済薬剤番号
9a、9b、9c:フリー記載スペース(患者名、薬剤名、曜日、日付 等)
ア、カ:谷折 イ、ウ、エ、オ:山折
Claims (8)
- 収納する未使用の医療用麻薬等の薬剤の残数を目視により確認可能とする樹脂フィルム等のフィルム素材を用いた薬剤のカウント袋であって、
基板をなす正方形または長方形に形成され、一側端側と該一側端側と反対の他側端側とを上下方向とし、前記上下方向と直交する方向を左右方向とするシート状のシート本体と、
前記シート本体の表面側に前記薬剤を収納する複数の第1ポケット部を前記シート本体の一端側に開口部を向け、前記開口部と反対側に底辺部を形成する複数のポケットシート部と、
前記ポケットシート部の前面に設けられ、複数の前記第1ポケット部に対応して収納する前記薬剤の残数を表示する残数表示部と、
を有し、
前記複数の第1ポケット部は、前記シート本体の上下方向に複数行で左右方向に一列または複数列の態様で配置され、前記各第1ポケット部に設けた残数表示部に表示する残数値は、前記第1ポケット部の総数に対して前記第1ポケット部に収納される前記未使用薬剤に含まれる薬数を乗じた値である最大の残数値と、前記最大の残数値から前記薬数毎に順次繰り下がる減少の残数値とし、複数の前記第1ポケット部の所定の並び順序に従って前記残数値の大きい数値から小さい数値を順に表示することを特徴とする薬剤のカウント袋。 - 請求項1に記載の薬剤のカウント袋において、
前記シート本体の裏面側に背面シート部により上方を開口し、使用済みの前記麻薬を回収する麻薬回収用紙を収納する第2ポケット部を形成することを特徴とする薬剤のカウント袋。 - 請求項1または2に記載の薬剤のカウント袋において、
前記複数の第1ポケット部は、前記シート本体に対し、左右方向に一列で上下方向に複数行に間隔を有して配置され、最下行の前記第1ポケット部に対応して最大の残数値を表示し、上方の向けて並ぶ前記第1ポケット部に対応して前記残数値の大きい数値から小さい数値の残数値を表示し、
下行の前記第1ポケット部に前記薬剤を収納した状態において、その上の行の前記第1ポケット部の残数表示部に表示される残数値は、前記下の行の前記第1ポケット部に収納される前記薬剤により隠される位置に表示されることを特徴とする薬剤のカウント袋。 - 請求項1または2に記載の薬剤のカウント袋において、
前記ポケットシート部は透明シートにより構成され、
前記複数の第1ポケット部は、前記シート本体に対し、左右方向に複数列で上下方向に複数行に間隔を有して配置され、
前記残数表示部に表示される残数値は、前記各行に複数配置される第1ポケット部の一端側から他端に向けて残数値が順次減少し、前記最上行に前記最大の残数値を表示し、下の行に移るに従って上の行の前記第1ポケット部に対応して表示した最小の残数値の次に小さい残数値を下の行の前記第1ポケット部に対応して表示させることを特徴とする薬剤のカウント袋。 - 請求項1に記載の薬剤のカウント袋において、
前記複数の各第1ポケット部の表面側には曜日や日時などの事項を表示できる第1フリー記載スペースが設けられ、前記シート本体の表面側上部に第1ポケット部に収納する薬剤名と患者名を表示できる第2フリー記載スペースが設けられたことを特徴とする薬剤のカウント袋。 - 請求項2に記載の前記麻薬回収用紙であって、
用紙本体の片面に前記複数の各第1ポケット部に設けられた前記残数表示部に表示される残数値と同じ数値を上下方向に沿って表示する使用済薬剤番号と、前記使用済薬剤番号に対応して左右方向に沿って設けられる使用済みの薬剤を貼付する貼付部とを有することを特徴とする麻薬回収用紙。 - 請求項2に記載の医療用麻薬等の薬剤のカウント袋の製造方法であって、
帯状に形成された長尺のシート材の一端を前記シート本体の上端とし、前記上端から最上行の前記第1ポケット部の底に相当する位置で谷折りする初期工程と、
谷折りした前記シート部材を前記シート本体の一端側に向に前記シート本体上に重ねて折り畳み、さらに前記第1ポケット部の深さに相当する長さで前記シート部材を山折して該第1ポケット部の底位置まで折り畳んで該第1ポケット部を仮形成する折り畳み工程と、
前記折り畳み工程を複数回行った後、最下行の前記第1ポケット部の底位置から前記シート本体の裏面側に前記シート材を折り返し、終端を前記シート本体の一端側に向けて延ばして前記第2ポケット部を仮形成する折り返し工程と、
前記シート本体の左右方向両端部で前記シート本体の表裏面に重なる前記シート材を上下方向に沿って固着することで、前記シート本体の表面側に左右方向で一列、上下方向に沿って複数行の前記第1ポケット部を形成すると共に、前記シート本体の裏面側に前記第2ポケット部を形成する第1固着工程と、を有する薬剤のカウント袋の製造方法。 - 請求項7に記載の医療用麻薬等の薬剤のカウント袋の製造方法において、
前記シート本体の左右方向両端間で所定の間隔で上下方向に沿って前記シート本体の表面に重なる前記シート材を固着する第2固着工程を前記折り返し工程の前工程、または前記第1固着工程の後に行うことにより、前記シート本体の表面側に上下方向に複数行で、左右方向複数列の前記第1ポケット部を形成することを特徴とする薬剤のカウント袋の製造方法。
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