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JP7524952B2 - 光スイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、主に光ファイバネットワークにおいてシングルモード光ファイバを用いた光線路の経路を切り替えるために用いる光スイッチに関する。
光を光のまま経路切替を行う全光スイッチには、例えば非特許文献1に示すように様々な方式が提案されている。このうち、光ファイバあるいは光コネクタ同士の突合せをロボットアームやモータ等で制御する光ファイバ型機械式光スイッチは、切替速度が遅いという点では他方式に劣るものの、低損失、低波長依存性、多ポート性、電源消失時に切替状態を保持する自己保持機能の具備などの点で他方式よりも優れている点を多く有している。この代表的な構造として、例えば光ファイバV溝を用いたステージを並行移動させる方式や、ミラーやプリズムを並行移動または角度変化させて入射光ファイバから複数の出射光ファイバに対して選択的に結合させる方式、ロボットアームを用いて光コネクタ付きのジャンパーケーブルを接続する方式などがある。
また、切替を行う光経路として、マルチコアファイバを用いる方法が提案されており、例えば、マルチコアファイバに3次元MEMS光スイッチを組み合わせる(例えば、非特許文献2参照)ことにより、多経路を一括に切り替えることが可能となる。また、マルチコアファイバが挿入された円筒フェルールを回転させることによって切り替えを行う(例えば、特許文献1参照)ことにより、レンズやプリズム等の光学部品を不要とし、構成の簡略化が可能となる。
特開平2-82212
M.Ctepanovsky,"A Comparative Review of MEMS-Based Optical Cross-Connects for All-Optical Networks From the Past to the Present Day," IEEE Communications Surveys & Tutorials,vоl.21,nо.3,pp.2928-2946,2019. Kenji Hiruma, Toshiki Sugawara, Kenichi Tanaka, Etsuko Nomoto, and Yong Lee, "Proposal of High-capacity and High-reliability Optical Switch Equipment with Multi-core Fibers"、OECC/PS 2013, THT1-2.
しかしながら、前述の非特許文献1に記載の従来技術においては、さらなる低電力化および小型化、経済化が困難であるという問題がある。具体的には、前述の光ファイバV溝ステージあるいはプリズムを並行移動させる方式では、一般に駆動源にモータが用いられるが、ステージ等の重量物を直動させる機構のため、一定以上のトルクがモータに必要となり、必要トルクを維持するために相応の出力を得るための消費電力を要する。また、シングルモード光ファイバを用いた光軸調心には、1μm以下程度の精度が必要であることから、モータの回転運動を直動運動に変換させる機構(一般にはボールねじが用いられる)において、サブμmステップの直動運動に変換させる必要がある。通常用いられる出力側の光ファイバアレイの光ファイバピッチは、光ファイバのクラッド外径125μmあるいは光ファイバの被覆外径250μm程度である。この光ファイバピッチを維持したまま設置する光ファイバの本数を多くすると、出力側の光ファイバアレイが大きくなる。その結果、直動運動の距離が延び、モータの実駆動時間は長くせざるを得ず、消費電力が増大するという課題があった。このため、一般にこのような光ファイバ型機械式光スイッチは数百mW以上の電力を要する。また、光コネクタを用いたロボットアーム方式は、光コネクタあるいはフェルールを挿抜制御するロボットアームそのものに数十W以上の大きな電力を要してしまうという課題があった。
また、非特許文献2に記載のマルチコアファイバを用いた光経路切替では、光スイッチを製作する過程において、振動等の外的要因に対して安定的な光学特性を得るための除振機構が別途必要となり、組立工程も複雑になるという課題があった。
さらに、特許文献1に記載のマルチコアファイバが挿入された円筒フェルールを用いた光経路切替では、フェルールをスリーブに密着挿入することにより、フェルールの中心軸を合わせており、フェルールとスリーブ間の摩擦力により、回転の駆動に大きなエネルギーが必要であり大きな電力を要してしまうという課題があった。加えて、回転による切替を繰り返し行うことによって光ファイバにねじれが生じてしまう課題があった。
前記課題を解決するために、本発明は、低消費電力であり、かつ、複雑な組立工程を要しない機構により外的要因に対して安定的な光学特性を実現できる光スイッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の光スイッチは、ミラーを端面に有する円筒部材又は中心コア及び外周コアを有するマルチコア光ファイバの一方を容易に軸回転させてミラーの反射により光経路を切り替える機構と、回転に伴う損失をなくすためのクリアランスと、を設ける。
具体的には、本開示に係る光スイッチは、ファイバ断面において、光ファイバの中心にある中心コア及び光ファイバの中心とする円の同一円周上にある複数の外周コアを有するマルチコア光ファイバと、前記マルチコア光ファイバの端面の正面に配置され、前記外周コアのいずれか1つと前記中心コアとを1つの光経路として結合するミラーと、前記ミラーが固定された前記端面を持つ円筒部材と、を有する光結合部、及び、前記光結合部において、前記マルチコア光ファイバ又は前記円筒部材を前記マルチコア光ファイバの軸方向に回転させ、前記光経路を切り替える回転機構を備える。
例えば、本開示に係る光スイッチは、前記光結合部は、前記マルチコア光ファイバを内蔵したフェルールと、前記フェルール及び前記円筒部材が、前記マルチコア光ファイバの前記端面と前記ミラーとが向かい合うように挿入された円筒のスリーブと、をさらに備え、前記円筒部材の外径及び前記スリーブの内径の間に所定の隙間があってもよい。
例えば、本開示に係る光スイッチは、前記マルチコア光ファイバは、前記光結合部に含まれる前記端面と反対側の端が、単数コアを有する入出力シングルコア光ファイバに接続するファンイン又はファンアウト用光デバイスに接続していてもよい。
例えば、本開示に係る光スイッチは、前記円筒部材をベアリングを介して保持するフランジをさらに備えてもよい。
例えば、本開示に係る光スイッチは、前記フェルールをベアリングを介して保持するフランジをさらに備えてもよい。
例えば、本開示に係る光スイッチは、前記回転機構を一定の角度ステップで回転させ、任意の角度ステップで静止させるアクチュエータをさらに具備してもよい。
本発明は、マルチコア光ファイバ又は円筒部材の一方のみを容易に軸回転させる機構と、回転に伴う損失をなくすための間隙及びクリアランスと、を設けることにより、アクチュエータで必要となるエネルギー、すなわちトルク出力を限りなく小さくでき、低消費電力化が可能である。また、円筒部材の軸回転以外の方向における光軸ずれ量は、光結合部においてスリーブにより制限されているために、振動等の外的要因に対して安定的な光学特性を実現できる。さらに、特別な除振機構を具備しておらず、フェルール、スリーブ及びミラーといった光コネクタ製品や光スイッチ製品に広く用いられている一般的な材料によって、組立作業性に優れた経済的かつ小型である光スイッチが実現できる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本開示によれば、低消費電力であり、かつ、複雑な組立工程を要しない機構により外的要因に対して安定的な光学特性を実現できる光スイッチを提供することができる。
本発明の実施形態の一例を示す図である。 本発明の実施形態を示すブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るマルチコア光ファイバの構造を表した模式図である。 本発明の実施形態に係る光結合部の光経路のイメージを示す図である。 本発明の実施形態に係る光結合部の詳細を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る光結合部の篏合形態を表す模式図である。 コア配置半径に対する最大の静止角度精度の関係の一例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る光結合部の篏合形態を表す模式図である。 本発明の実施形態2に係る光反射部を正面から見た図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
本実施形態に係る光スイッチの使用形態の一例を図1に示す。本実施形態は、光がS01から入力され、S04へ出力する形態を説明する。光スイッチであるから、光の方向は逆でもよい。本発明は、前段光スイッチS00に接続された入力側光ファイバS01を、前段光スイッチS00において光スイッチ間光ファイバS02の特定のポートに切り替えて、光スイッチ間光ファイバS02のポートを、後段光スイッチS03において所望の出力側光ファイバS04に切り替えることを可能とする。本発明は、前段光スイッチS00及び後段光スイッチS03に該当する光スイッチである。以下、前段光スイッチS00を光スイッチS00と、後段光スイッチS03を光スイッチS03と略記する。以下、本実施形態に係る光スイッチS00及びS03について説明する。
本実施形態に係る光スイッチS00及びS03の構成と動作の概要について図2で説明する。本実施形態に係る光スイッチS00及びS03のブロック構成図を図2に示す。
図2に示す光スイッチS00及びS03は、入出力シングルコア光ファイバS1と、ファンイン又はファンアウト用光デバイスS2と、複数のコアを有するマルチコア光ファイバあるいは複数のシングルコア光ファイバを溶融延伸したバンドル光ファイバS4(以下、「複数のコアを有するマルチコア光ファイバあるいは複数のシングルコア光ファイバを溶融延伸したバンドル光ファイバS4」を「マルチコア光ファイバS4」と称する。)と、円筒部材S6と、マルチコア光ファイバS4の端部及び円筒部材S6の端部で構成される光結合部S10と、を備える。また、光スイッチS00及びS03は、円筒部材S6のみを回転させるために、回転止め機構S3と、回転機構S7と、アクチュエータS8と、制御回路S9とを備える。回転止め機構S3及び回転機構S7は、光結合部S10に含まれてもよい。
マルチコア光ファイバS4は、図2に示すように、軸回転しないように回転止め機構S3により固定される。円筒部材S6は、回転機構S7が取り付けられ、軸方向に自由に回転することができる。任意の角度回転を行うアクチュエータS8は、制御回路S9からの信号により円筒部材S6を回転させる。また、光結合部S10には、間隙S5が設けられており、円筒部材S6が回転しても、マルチコア光ファイバS4と干渉しない構成になっている。
光スイッチS00及びS03は、マルチコア光ファイバS4の、光結合部S10に含まれる端面と反対側の端が、単数コアを有する入出力シングルコア光ファイバS1に接続するファンイン又はファンアウト用光デバイスS2に接続している。光スイッチS00及びS03は、図2に示すように、入出力シングルコア光ファイバS1がファンイン又はファンアウト用光デバイスS2を介してマルチコア光ファイバS4のコアと接続する。
上記において、マルチコア光ファイバS4を固定して、円筒部材S6を回転させることとしたが、ファンイン又はファンアウト用光デバイスS2から光結合部S10までの余長をあらかじめ長くすることにより、円筒部材S6を固定し、マルチコア光ファイバS4を回転させてもよい。以下では、図2に示すように、マルチコア光ファイバS4を固定し、円筒部材S6を回転させる光スイッチS00及びS03について説明する。
本実施形態に係る光スイッチS00及びS03について、図3から図7を用いて具体的に説明する。マルチコア光ファイバS4の断面を図3に示す。図3(a)は、9つのコアから成るマルチコア光ファイバを、図3(b)は、バンドル光ファイバを表す。マルチコア光ファイバS4は、図3(a)又は(b)のいずれの形態でもよい。マルチコア光ファイバS4は、図3に示すように、光ファイバの中心にある中心コアS11と、光ファイバの中心を中心としたコア配置半径S13の円の円周上にコアの中心が配置されている複数の外周コアS12とを有することを特徴とする。図3では合計9つのコアから成るマルチコア光ファイバあるいはバンドル光ファイバを例に挙げているが、中心コアS11が光ファイバの中心にあり、各外周コアS12の中心が光ファイバの中心を中心としたコア配置半径S13を有する円の円周上に配置されていればよく、この条件を満たせば、光ファイバのコア数及び配置は、これに限られない。なお、図3(b)のバンドル光ファイバを構成するシングルコア光ファイバは、中心クラッドS41又は外周クラッドS42を有する。
ここで、光スイッチとしては光結合部S10の光結合率をできるだけ大きくすることが重要であり、マルチコア光ファイバS4の中心コアS11と外周コアS12は同程度のモードフィールド径を有する点で同じ光学特性である方が望ましいが、光結合可能であれば異なる光学特性を有してもよい。また、光ファイバクラッド径S14は、広く通信用で用いられている125μmあるいは、多くのコア数を実現するために拡大されたクラッド径、例えば190μmであっても良い。
本発明の実施形態に係る光結合部S10の詳細を図4及び5を用いて説明する。まず、本発明の実施形態に係る光結合部S10における光反射部S17、光経路S28、マルチコア光ファイバS4について図4を用いて説明する。図4は、光結合部S10のうち、マルチコア光ファイバS4の端面及び円筒部材S6の端面付近を示す図である。光結合部S10は、ファイバ断面において、光ファイバの中心にある中心コアS11及び光ファイバの中心とする円の同一円周上にある複数の外周コアS12を有する前述したマルチコア光ファイバS4と、マルチコア光ファイバS4の端面の正面に配置され、外周コアS12のいずれか1つと中心コアS11とを1つの光経路S28として結合するミラーS25及びS26と、ミラーS25及びS26が固定された端面を持つ円筒部材S6と、を有する。
具体的には、円筒部材S6の端面に形成された光反射部S17がミラーS25及びS26を備える。ミラーS25及びS26は、光反射部S17において、次の3つの条件を満たす位置に固定される。(1)ミラーS25が中心コアS11と対向する位置である。(2)ミラーS26が外周コアS12のいずれか1つと対向する位置である。(3)図4に示す光反射中心点間距離S27が図3に示すマルチコア光ファイバS4のコア配置半径S13と一致する。この3つの条件を満たすことにより、光スイッチS00及びS03は、円筒部材S6を回転させることで、ミラーS26を外周コアS12が配置された円の円周に沿って移動させることができる。常にミラーS26と外周コアS12とが同じ円周上にあることにより、光スイッチS00及びS03は、円筒部材S6を長軸方向を軸として回転させるだけで、ミラーS26と任意の外周コアS12とを対向させることができる。また、ミラーS25及びS26の角度は、中心コアS11を通過した光がそれぞれのミラーで90度の反射が行われるように調整される。
図4では、ミラーを2つ用いて中心コアS11から出射した光を反射して外周コアS12に入射することとしたが、このほかの方法として、例えば、プリズムを用いることも可能であり、中心コアS11から出射した光が外周コアS12に入射して光結合する機構となっていればよい。
光結合部S10における光経路S28について説明する。光反射部S17は、中心コアS11から通過した光を、光反射部S17上に形成された2つのミラーS25及びS26で90度の反射を2回行う。2回反射した光を外周コアS12に入射させることで、外周コアS12のいずれか1つと中心コアS11とを1つの光経路S28として結合させる。また、図4では、光経路S28は中心コアS11から出射して外周コアS12に入射することとしたが、外周コアS12から出射した光をミラーS25及びS26で反射して中心コアS11に入射することも可能である。
図4に示すように、光結合部S10において、マルチコア光ファイバS4は、フェルールS15に内蔵される。フェルールS15の端面は、研磨されており、空気層とのフレネル反射を低減するための反射防止膜S16がコーティングされている。フレネル反射を低減する別の方法として、フェルール端面がフラットでなく、一定角度をつけて研磨する斜め研磨も代替として用いることができる。ただし、この場合、円筒部材S6が回転した際に、円筒部材S6のミラーS25及びS26がフェルールS15の端面に接触しないように、後述する間隙S5、研磨角度及び円筒部材S6のミラーS25及びS26の形状を工夫する必要がある。
次に、本発明の実施形態に係る光結合部S10を図5で説明する。なお、図5の円筒部材S6は、図4に示すものと同一であるが、光反射部S17に形成されたミラーS25及びS26を省略している。光結合部S10は、マルチコア光ファイバS4を内蔵したフェルールS15と、フェルールS15及び円筒部材S6が、マルチコア光ファイバS4の端面とミラーS25及びS26が形成された光反射部S17とが向かい合うように挿入された円筒のスリーブS19と、をさらに備え、円筒部材S6の外径及びスリーブの内径の間に所定の隙間(クリアランスS40)がある。
光結合部S10は、フェルールS15及び円筒部材S6並びにスリーブS19を用いて、マルチコア光ファイバS4及び円筒部材S6の軸ずれを防止する。スリーブS19は、フェルールS15および円筒部材S6の軸ずれを一定許容範囲に制御し、円筒部材S6の軸回転を妨げないようにするために、円筒部材S6の円筒部材外径S20に対して自身のスリーブ内径S21をサブμm程度一回り大きくして、サブμm程度の僅かなクリアランスS40(所定の隙間)を設けている。ここで、サブμm程度とは、0.1~1μmを指す。
光結合部S10は、フェルールS15の端面と円筒部材S6の光反射部S17との間に間隙S5を設ける。間隙S5は、図5に示すように、スリーブS19のスリーブ軸方向の長さS24と、フェルールS15に取り付けられたフェルールフランジS22と、円筒部材S6に取り付けられた円筒部材フランジS23と、により確保されることを特徴とする。具体的には、スリーブS19のスリーブ軸方向の長さS24は、フェルールS15がフェルールフランジS22から突き出す長さと、円筒部材S6が円筒部材フランジS23から突き出す長さとの合計よりも長く設定されており、これにより間隙S5を確保できる構造となっている。
なお、フェルール、スリーブ及び円筒部材はジルコニアが用いられるが、高い寸法精度で作製することが可能であれば、これ以外の材質を用いることも可能である。
本実施形態に係る光スイッチS00及びS03を図6で例示する。光スイッチS00及びS03は、光結合部S10において、マルチコア光ファイバS4又は円筒部材S6をマルチコア光ファイバS4の軸方向に回転させ、光経路S28を切り替える回転機構S7を備えることを特徴とする。以下では、ここまでの説明と同様に、光スイッチS00及びS03は、フェルールS15を固定し、円筒部材S6を回転させる構造例を説明する。
具体的には、本実施形態に係るフェルールS15は切り欠き付きのフェルールフランジS22に取り付けられる。フェルールフランジS22は、固定ネジS29で固定治具S31に取り付けられ、フェルールS15の軸方向および軸回転を固定してもよい。この際、フェルールフランジS22、固定ネジS29及び固定治具S31が前述した回転止め機構S3となる。本実施形態に係る光スイッチS00及びS03は、円筒部材S6をフランジベアリングS30を介して保持する円筒部材フランジS23をさらに備える。円筒部材S6は円筒部材フランジS23に取り付けられる。円筒部材フランジS23は、外側にフランジベアリングS30が設けられている。フランジベアリングS30は、固定ネジS29で固定治具S31に取り付けられる。この際、円筒部材フランジS23、固定ネジS29及びフランジベアリングS30が前述した回転機構S7となる。固定治具S31内にスリーブS19が内蔵されており、フェルールS15及び円筒部材S6がスリーブS19に挿入されることによって軸合わせが行われる。
光スイッチ(S00、S03)は、回転機構S7を一定の角度ステップで回転させ、任意の角度ステップで静止させるアクチュエータS8をさらに具備することを特徴とする。
アクチュエータS8と、マルチコア光ファイバS4および円筒部材S6と、に係る要件について図7で説明する。アクチュエータS8には、制御回路S9からのパルス信号により任意の角度ステップで回転を行い、角度ステップ毎で一定の静止トルクを有する駆動機構となっており、例えば、ステッピングモータが用いられる。なお、アクチュエータS8は、制御回路S9からのパルス信号により任意の角度ステップで回転を行い、角度ステップ毎で一定の静止トルクを有する駆動機構となっていれば、これ以外の方法を用いてもよい。回転速度や回転角度は制御回路S9からのパルス信号の周期とパルス数で決定され、角度ステップや静止トルクは減速ギヤを介して調整されたものでもよい。なお、前述のとおり、光結合部S10における円筒部材S6は自由に軸回転するように設計されているため、円筒部材S6の回転角度の保持に必要な静止トルクはアクチュエータS8によって付与されるものであるという特徴を有する。
ここで、ステッピングモータにおいて、電源供給停止時の角度位置を示す角度ステップ数を静止角度ステップ数と定義する。すなわち、静止角度ステップ数は、360度をいくつのステップ数で表現するかを意味する。例えば、静止角度ステップ数が4だった場合、特定の角度位置を0度(基準)とした電源供給停止時の角度位置は、90度=1ステップ、180度=2ステップ、270度=3ステップ、360度=4ステップと表現される。なお、特定の角度位置は、外周コアS12の1つとミラーS26とが対向した位置となる角度位置が望ましい。また、電源供給停止時の角度位置を静止角度位置と定義する。静止角度位置は、自然数Nを用いて、((360÷静止角度ステップ数)×N)と定義する。ステッピングモータは、電源供給停止時に、円筒部材S6を静止角度位置になるまで回転させてからその回転を終了させる。ステッピングモータは、円筒部材S6が静止角度位置で静止した際に、外周コアS12の1つとミラーS26とが対向した位置となるようにするために、静止角度ステップ数をマルチコア光ファイバS4のコア数と同等とすることを特徴とする。
また、光結合部S10における回転角度ずれによる過剰損失をTR(単位:dB)、ステッピングモータの静止角度精度をθ(単位:度)、マルチコア光ファイバS4のコア配置半径S13の大きさをR(単位:μm)とした場合、これらの関係は数1に表すことができる。
Figure 0007524952000001
過剰損失Tを例えば0.1dBあるいは0.2dBとすれば、最大の前記静止角度精度θは、コア配置半径S13の大きさRに対して図7のように与えられる。図7より、コア配置半径S13が大きいほど厳しい静止角度精度が求められ、例えば過剰損失0.1dBとすれば、コア配置半径S13が50μmで約0.8度以下の静止角度精度が必要となる。
本実施形態に係る円筒部材S6の回転動作について図1、2、4及び6で説明する。光スイッチS00及びS03は、図2に示すように、前述した回転機構S7が取り付けられた円筒部材S6にアクチュエータS8を取り付け、制御回路S9からアクチュエータS8へ信号を送ることにより、アクチュエータS8により円筒部材S6を回転させる。そして、図6に示すように、円筒部材フランジS23に取り付けられたフランジベアリングS30により、円筒部材フランジS23及び円筒部材S6が回転する。
本実施形態に係る光スイッチS00及びS03の動作の一例について図2及び図6を用いて説明する。
光スイッチS00について説明する。光スイッチS00は、図2に示す入出力シングルコア光ファイバS1のうち、中心コアS11に接続する単数のシングルコア光ファイバを入力シングルコア光ファイバ(不図示)とし、外周コアに接続する複数のシングルコア光ファイバを出力シングルコア光ファイバ(不図示)とする。また、入力シングルコア光ファイバは、図1の入力側光ファイバS01と接続しており、複数の出力シングルコア光ファイバは、それぞれ図1の光スイッチ間光ファイバS02と接続している。
光スイッチS00は、入力シングルコア光ファイバからファンイン又はファンアウト用光デバイスS2を介して光が中心コアS11に入力される。光スイッチS00は、中心コアS11に入力され、中心コアS11を通過した光を、図4に示すように、光反射部S17のミラーS25及びS26で反射し、外周コアS12のいずれかに入射させることで、中心コアS11と外周コアS12のいずれか1つとを1つの光経路S28として結合する。外周コアS12に入射した光は、外周コアS12を通過して、出力シングルコア光ファイバから出力される。本実施形態に係る光スイッチS00は、光反射部S17で光を反射する際に、アクチュエータS8で円筒部材S6を回転させ、中心コアS11を通過した光を回転前と別の外周コアS12へ反射し、中心コアS11と回転前とは別の外周コアS12とを新たに1つの光経路として結合させることで、光経路を切り替えることができる。
一方、光スイッチS03は、図2に示す入出力シングルコア光ファイバS1のうち、外周コアS12に接続する複数のシングルコア光ファイバを入力シングルコア光ファイバ(不図示)とし、中心コアS11に接続する単数のシングルコア光ファイバを出力シングルコア光ファイバ(不図示)とする。また、複数の入力シングルコア光ファイバは、それぞれ図1の光スイッチ間光ファイバS02と接続しており、出力シングルコア光ファイバは、図1の出力側光ファイバS04と接続している。
光スイッチS03は、任意の入力シングルコア光ファイバからファンイン又はファンアウト用光デバイスS2を介して光が外周コアS12に入力される。光スイッチS03は、外周コアS12のいずれか1つについて、その外周コアS12に入力され、その外周コアS12を通過した光を、光反射部S17で反射し、中心コアS11に入射させることで、中心コアS11と外周コアS12のいずれか1つとを1つの光経路として結合する。結合した光経路は図4に示す光経路S28の逆向きである。中心コアS11に入射した光は、中心コアS11を通過して、出力シングルコア光ファイバから出力される。本実施形態に係る光スイッチS03は、光反射部S17で反射する際に、アクチュエータS8で円筒部材S6を回転させ、回転前とは別の外周コアS12を通過した光を中心コアS11に反射し、回転前とは別の外周コアS12と中心コアS11とを新たに1つの光経路として結合させることで、光経路を切り替えることができる。
以上、円筒部材S6を回転させる構造例を説明したが、円筒部材S6を固定し、フェルールS15を回転させる構造でも同様である。円筒部材S6ではなくフェルールS15を回転させる際は、本実施形態に係る光スイッチS00及びS03は、フェルールS15をベアリングを介して保持するフェルールフランジS22をさらに備えてもよい。
光スイッチS00のような光スイッチは、入力を単数とする1xNのリレー型光スイッチとして使用できるものである。Nx1の光スイッチS03の出力シングルコア光ファイバと1xNの光スイッチS00の入力シングルコア光ファイバとを接続するように光スイッチを組み合わせることにより、N×Nの光スイッチを構成することも可能である。
本発明は、マルチコア光ファイバS4又は円筒部材S6の一方のみを容易に軸回転させる機構と、回転に伴う損失をなくすための間隙及びクリアランスと、を設けることにより、アクチュエータで必要となるエネルギー、すなわちトルク出力を限りなく小さくでき、低消費電力化が可能である。また、円筒部材S6の軸回転以外の方向における光軸ずれ量は、光結合部S10においてスリーブS19により制限されているために、振動等の外的要因に対して安定的な光学特性を実現できる。さらに、光スイッチS00及びS03には、特別な除振機構を具備しておらず、フェルール、スリーブ及びミラーといった光コネクタ製品や光スイッチ製品に広く用いられている一般的な材料によって、組立作業性に優れた経済的かつ小型である光スイッチS00及びS03が実現できる。
また、本実施形態のように、円筒部材S6を回転させる場合は、光ファイバを回転させる際に発生する回転による切替を繰り返し行うことによって光ファイバにねじれが生じてしまう課題を解決することができる。
従って、本発明によれば、低消費電力であり、かつ、複雑な組立工程を要しない機構により外的要因に対して安定的な光学特性を実現できる光スイッチを提供することができる。
(実施形態2)
以下、本実施形態に係る光スイッチS00及びS03の構成と動作について図2、図8及び図9を用いて具体的に示す。本実施形態の光スイッチS00及びS03は、光結合部S10の円筒部材S6の回転機構のみが実施形態1の光スイッチS00及びS03と異なる。以下、円筒部材S6の回転機構について説明する。なお、以下に説明する内容以外は、実施形態1と同様とする。
本実施形態に係る光結合部S10の篏合形態を図8に表す。本実施形態に係る光スイッチS00及びS03は、実施形態1と同様に、フェルールS15は切り欠き付きのフェルールフランジS22に取り付けられ、フェルールフランジS22は固定ネジS29で固定治具S31に取り付けられている。円筒部材S6の外径はフェルールS15の外径よりも小さくする。本実施形態に係る光結合部S10において、円筒部材S6は、スリーブS19の内径と円筒部材S6の外径との間に円筒部材ベアリングS32を具備する。円筒部材S6は、円筒部材フランジS23に取り付けられる。円筒部材フランジS23は、フランジ回転治具S33が取り付けられる。フランジ回転治具S33は、固定ネジS29で固定治具S31に取り付けられている。この際、円筒部材フランジS23、固定ネジS29、円筒部材ベアリングS32及びフランジ回転治具S33が回転機構S7となる。実施形態1と同様に、光結合部S10は、フェルールフランジS22及び円筒部材フランジS23により、フェルールS15の端面と円筒部材S6の光反射部S17との間に間隙S5を確保する構造となっている。
本実施形態に係る光結合部S10の光反射部S17を正面から見た図を図9に示す。円筒部材S6の周囲に円筒部材ベアリングS32が取り付けられ、円筒部材S6がスリーブS19内で自由に回転できる構造となっている。
なお、円筒部材ベアリングS32には、例えばジルコニアが用いられるが、高い寸法精度で作製することが可能であれば、これ以外の材質を用いることも可能である。
本実施形態に係る円筒部材S6の回転動作について図2及び8で説明する。光スイッチS00及びS03は、図2に示すように、本実施形態における回転機構S7が取り付けられた円筒部材S6に実施形態1と同様のアクチュエータS8を取り付け、制御回路S9からアクチュエータS8へ信号を送ることにより、アクチュエータS8により円筒部材S6を回転させる。そして、図8に示すように、円筒部材ベアリングS32及びフランジ回転治具S33により、円筒部材フランジS23及び円筒部材S6が回転する。
本実施形態に係る光スイッチS00及びS03は、実施形態1と同様に、入力された光を出力する。本実施形態に係る光スイッチS00は、光反射部S17で光を反射する際に、アクチュエータS8で前述したように円筒部材S6を回転させ、実施形態1と同様に、光経路を切り替えることができる。
以上説明したように、本発明によれば、低消費電力であり、かつ、複雑な組立工程を要しない機構により外的要因に対して安定的な光学特性を実現できる光スイッチを提供することができる。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本開示に係る光スイッチは、光経路を切り替える際の駆動エネルギーを限りなく小さくすることが可能であり、低消費電力な光スイッチを提供することが可能である。また、一般的に広く用いられている光接続部品から構成されているため小型かつ経済的であり、さらに、温度や振動等の外的要因に対して安定的な光学特性を実現した光スイッチを提供することが可能である。その結果、光ファイバネットワークのシングルモード光ファイバを用いた光線路において、場所を問わず、あらゆる設備において、経路を切り替える光スイッチに利用することが可能である。
S00:前段光スイッチ
S01:入力側光ファイバ
S02:光スイッチ間光ファイバ
S03:後段光スイッチ
S04:出力側光ファイバ
S1:入出力シングルコア光ファイバ
S2:ファンイン又はファンアウト用光デバイス
S3:回転止め機構
S4:複数のコアを有するマルチコア光ファイバあるいは複数のシングルコア光ファイバを溶融延伸したバンドル光ファイバ
S5:間隙
S6:円筒部材
S7:回転機構
S8:アクチュエータ
S9:制御回路
S10:光結合部
S11:中心コア
S12:外周コア
S13:コア配置半径
S14:光ファイバクラッド径
S15:フェルール
S16:反射防止膜
S17:光反射部
S19:スリーブ
S20:円筒部材外径
S21:スリーブ内径
S22:フェルールフランジ
S23:円筒部材フランジ
S24:スリーブ軸方向の長さ
S25:ミラー
S26:ミラー
S27:光反射中心点間距離
S28:光経路
S29:固定ネジ
S30:フランジベアリング
S31:固定治具
S32:円筒部材ベアリング
S33:フランジ回転治具
S40:クリアランス
S41:中心クラッド
S42:外周クラッド

Claims (6)

  1. ファイバ断面において、光ファイバの中心にある中心コア及び光ファイバの中心とする円の同一円周上にある複数の外周コアを有するマルチコア光ファイバと、前記マルチコア光ファイバの端面の正面に配置され、前記外周コアのいずれか1つと前記中心コアとを1つの光経路として結合するミラーと、前記ミラーが固定された前記端面を持つ円筒部材と、を有する光結合部、及び、
    前記光結合部において、前記マルチコア光ファイバ又は前記円筒部材を前記マルチコア光ファイバの軸方向に回転させ、前記光経路を切り替える回転機構を備え
    前記回転機構は、前記中心コアから前記外周コアまでのコア配置半径に応じた静止角度精度で前記マルチコア光ファイバ又は前記円筒部材を回転させ
    ことを特徴とする光スイッチ。
  2. 前記光結合部は、前記マルチコア光ファイバを内蔵したフェルールと、
    前記フェルール及び前記円筒部材が、前記マルチコア光ファイバの前記端面と前記ミラーとが向かい合うように挿入された円筒のスリーブと、をさらに備え、
    前記円筒部材の外径及び前記スリーブの内径の間に所定の隙間がある
    ことを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 前記マルチコア光ファイバは、前記光結合部に含まれる前記端面と反対側の端が、単数コアを有する入出力シングルコア光ファイバに接続するファンイン又はファンアウト用光デバイスに接続している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光スイッチ。
  4. 前記円筒部材をベアリングを介して保持するフランジをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光スイッチ。
  5. 前記フェルールをベアリングを介して保持するフランジをさらに備える
    ことを特徴とする請求項2又は請求項2を引用する請求項3に記載の光スイッチ。
  6. 前記回転機構を一定の角度ステップかつ前記静止角度精度で回転させ、任意の角度ステップで静止させるアクチュエータをさらに具備し、
    前記静止角度精度は、前記回転機構の回転角度ずれによる過剰損失が設定値以下になるような精度である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光スイッチ。
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