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JPH04357623A - 光ファイバケーブル用止水テープ - Google Patents

光ファイバケーブル用止水テープ

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Publication number
JPH04357623A
JPH04357623A JP3028916A JP2891691A JPH04357623A JP H04357623 A JPH04357623 A JP H04357623A JP 3028916 A JP3028916 A JP 3028916A JP 2891691 A JP2891691 A JP 2891691A JP H04357623 A JPH04357623 A JP H04357623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tape
absorbing resin
cables
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3028916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3055808B2 (ja
Inventor
Masayoshi Uchida
内田 政義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUOKA CLOTH KOGYO KK
Original Assignee
FUKUOKA CLOTH KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUOKA CLOTH KOGYO KK filed Critical FUKUOKA CLOTH KOGYO KK
Priority to JP3028916A priority Critical patent/JP3055808B2/ja
Publication of JPH04357623A publication Critical patent/JPH04357623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055808B2 publication Critical patent/JP3055808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブル、
電力ケーブルなどに使用される走水防止用止水テープに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、光ファイバケーブル等の
通信ケーブルや電力ケーブルなどに、侵入してくる水の
走水を防止するために止水テープを使用するのは公知の
技術である。
【0003】例えば、図2は中継系防水型光ファイバケ
ーブルの構造の一例を示す断面図である。中心部にFR
P抗張力体6を有すると共に外周に螺旋状の溝を設けた
溝付きポリエチレン製スペーサ7の溝7aの中に複数の
光ファイバテープ芯線10が収納され、さらに止水テー
プ8、ポリエチレン外被9が設けられている。  前記
構造などのケーブルの外被が劣化あるいは何らかの事故
により破損し、水がケーブル内に侵入してくると、外被
下に配置されている止水テープは、外被を通過し侵入し
てくる水を吸収し膨張して、その侵入箇所付近のみにて
止水させ、ケーブル内の長手方向や内部方向に走水する
ことを防止し、ケーブルの水による事故を未然に防ぐと
いう優れた止水機能をもっている。
【0004】これらのケーブル用止水テープとしては、
(1)2枚の基材不織布間に、高吸水性樹脂粉粒体と低
融点接着樹脂粉粒体とを混合した吸水膨潤層を複数層有
し、各吸水膨潤層間に基材不織布をそれぞれ介在させた
サンドイッチタイプ止水テープ(特開昭63−3014
18号公報)。
【0005】(2)ポリエステル長繊維不織布シートの
片面または両面に、粉末あるいは粒状の吸水性樹脂と樹
脂バインダとを混合した塗装液を塗布した塗布タイプ止
水テープ(実開昭61−129228号公報)。
【0006】が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の止水テープは、それぞれ次のような問題がある。 (1)サンドイッチタイプの止水テープは、吸水性樹脂
粉末が表面に露出していないため、止水テープが吸湿し
ても、べたつきやブロッキング等のトラブルがないとい
う優れた長所をもっている。しかしながら、このタイプ
の止水テープは、吸水性樹脂粉末が不織布に固着されて
いないため、広幅シートを実用幅のテープに裁断すると
き、あるいはケーブルへのテーピング時、そのテープを
切り開いたり、切断したときにテープの端部より吸水性
樹脂粉末が脱落する難点がある。
【0008】(2)塗布タイプ止水テープは、吸水性樹
脂粉末がバインダで固着されているため、広幅シートの
テープ状への裁断、あるいは切断時にテープの端部より
吸水性樹脂粉末が脱落しない長所がある。しかしながら
、吸水性樹脂粉末が表面に露出しているため、梅雨期な
どの高湿度の環境下で止水テープが吸湿すると、表面が
べたつき、最悪の場合はブロッキングを起こして使用不
可能となる。このため、止水テープの製造工程、止水テ
ープの保管時、さらにはケーブルへのテーピング時に空
調をするなどの配慮が必要となり、取扱いに注意を要す
るという難点がある。
【0009】本発明の目的は、実用幅への裁断時やケー
ブルへのテーピング時などにテープの端部より吸水性樹
脂粉末が脱落することがなく、梅雨期などの高湿度の環
境下で止水テープが吸湿しても、表面がべたついたり、
テープ同志がブロッキングを起こさず、微生物によって
分解されず、かつ優れた止水性能を有する止水テープを
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決する本
発明の止水テープは、基材の片面または両面に、吸水性
樹脂と樹脂バインダを必須成分とする吸水性樹脂層を有
し、この吸水性樹脂層の少なくとも一方が、カバー材に
よって覆われていることを特徴とする。
【0011】さらに具体的には、本発明の止水テープは
、合成樹脂フィルム、あるいは合成繊維からなる織物ま
たは不織布シートの片面または両面に、粉末あるいは粒
状の吸水性樹脂、合成樹脂または合成ゴムのバインダを
必須成分とした吸水性樹脂組成物を塗布した後に、さら
にその吸水性樹脂組成物の少なくとも片面に、合成繊維
からなるカバー材を貼り合わせたことを特徴とする。
【0012】本発明に用いる基材は、塗布加工時やケー
ブルへのテーピング時の張力に耐える強度を有し、微生
物に分解されないものであり、可撓性を有するものが望
ましい。よって基材としては、合成樹脂フィルム、ある
いは合成繊維からなる織物または不織布シートがよく、
材質面からポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、
アクリルが使用できるが、特に価格、強度の面からは、
スパンボンド法で製造される長繊維不織布シートが有利
である。
【0013】本発明に用いる合成樹脂または合成ゴムの
バインダは、吸水性樹脂を基材に密着させ、かつ低目付
不織布シートを吸水性樹脂層に密着させる作用を有する
ものであり、微生物分解性のない100%合成品である
。合成樹脂または合成ゴムとしては、アクリル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エチレ
ン系共重合体樹脂、ポリアマイド樹脂、シリコーン樹脂
、ポリイソブチレン、ブチルゴム、アクリルゴム、エチ
レン・プロピレンゴム、シリコーンゴムなどでハロゲン
原子を含まないものが好ましい。
【0014】本発明に用いる粉末あるいは粒状の吸水性
樹脂としては、水と接したときに溶けることがなく、自
重の数10倍〜数1000倍の吸水能力を有する合成ポ
リマーで、かつ微生物分解性のない100%合成品であ
ればよく、例えば、アクリル酸塩系架橋物、酢酸ビニル
・アクリル酸エステル共重合体ケン化物、ポリビニルア
ルコール・無水マレイン酸塩反応物、イソブチレン・マ
レイン酸共重合体架橋物、アクリル酸塩・アクリルアミ
ド共重合体、ポリエチレンオキサイド変性物などが好適
であり、単体あるいは2種以上配合してもよい。吸水性
樹脂の配合量としては、バインダ100重量部に対して
100〜2000重量部が好適である。100%重量部
以下では、止水効果が発揮されず、2000重量部以上
では、止水テープを実用幅にカットした側面から吸水性
樹脂が著しく脱落するためである。
【0015】本発明に用いるカバー材は、止水テープが
梅雨期などの高湿度環境下に放置され、著しく吸湿した
時にテープ同志のブロッキングを防止したり、ケーブル
へのテーピング中にガイドロールなどを汚すなどのトラ
ブルを防止するためのものであり、止水テープの止水性
能を阻害しないように適度な目スキがあり、微生物に分
解されないものであり、かつ貼り合わせ加工時の張力に
耐えるものでなければならない。よって、カバー材とし
ては、合成繊維からなる不織布シートが良く、材質面か
らポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、ポリエス
テル、アクリルが使用できるが、特に価格、強度の面か
らは、スパンボンド法やメルトブロー法で製造される長
繊維不織布シートが有利である。カバー材の目付として
は、5〜20g/m2 が好適である。5g/m2 以
下では、カバー材貼り合わせ加工時の張力が得られず、
さらに高湿度環境下で止水テープが吸湿したときにブロ
ッキングを防止できず、20g/m2 以上ではカバー
材の繊維間空隙面積が小さすぎるため、止水テープが水
に接したときに吸水性樹脂が吸水膨潤し脱落するのを阻
害して止水性能を著しく低下させるためである。
【0016】本発明に用いる吸水性樹脂組成物は、基材
に塗布するために、有機溶剤中に溶解・分散して塗料と
する。有機溶剤としては、前記バインダたる合成樹脂や
合成ゴムを溶解し得るものはすべて使用できるが、例え
ば、トルエン、キシレン、ベンゼン、メチルエチルケト
ン、アセトン、ヘキサン、メチルイソブチレン、酢酸エ
チル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロヘキサ
ン、アルコールなどの汎用溶剤が好適である。
【0017】本発明に用いる吸水性樹脂組成物は、前述
した配合剤の他に、目的に合わせて次のような配合剤を
配合することができる。例えば、基材とカバー材の接着
性を改善するためのポリエチレンやエチレン系共重合体
などの粉末あるいは粒状の熱可塑性樹脂、バインダたる
合成樹脂や合成ゴムを架橋したり加硫するための架橋剤
、加硫剤、銅などの金属遮蔽層の腐食を防止する防錆剤
、吸水層の水に対する濡れ性を改善して吸水性能を増加
させるための湿潤剤、コスト低減のための充填剤、難燃
性を付与するための難燃剤、導電性を付与するための導
電性物質、加工性を改善するための加工助剤などである
【0018】例えば、吸水性樹脂組成物に水酸化アルミ
ニウム、水酸化マグネシウムなどの難燃剤を配合した場
合は、難燃性の止水テープを得ることができる。
【0019】この止水テープの形成は、いろいろな方法
によることができる。以下においてその一例を説明する
【0020】バインダと、吸水性樹脂と、有機溶剤と、
必要に応じて粉末あるいは粒状の熱可塑性樹脂、充填剤
、老化防止剤、湿潤剤などを所望量取り、ボールミル、
攪拌機などにより充分に溶解混合して吸水性樹脂組成物
を得る。得られた吸水性樹脂組成物を、公知のコーティ
ング方法によって基材に塗布し、吸水性樹脂層に溶剤を
含んだ状態でカバー材を貼り合わせた後乾燥したり、吸
水性樹脂組成物を基材に塗布乾燥した後に、熱ロールや
エンボスロールなどによりカバー材を貼り合わせたりす
る。必要に応じて、加熱処理を行って硬化させる。
【0021】
【作用】本発明のケーブル用止水テープを図面により詳
述する。図1は本発明のケーブル用止水テープの構造の
一例を示す断面図である。本発明のケーブル用止水テー
プは、合成樹脂フィルム、あるいは合成繊維の織物また
は不織布シートからなる基材1の片面に、吸水性樹脂組
成物2が塗布され、さらにその上にカバー材5が貼り合
わせてある。3は吸水性樹脂、4はバインダを示してい
る。
【0022】吸水性樹脂3はバインダ4で固着され、さ
らには吸水性樹脂層にはカバー材5が貼り合わせてある
ため、実用幅への裁断加工時やケーブルへのテーピング
中に吸水性樹脂3が脱落することがなく、止水テープが
高湿度環境下で吸湿しても、止水テープがブロッキング
したり、ケーブルへのテーピング工程においてガイドロ
ールなどを汚すなどのトラブルを発生することがないと
いう優れた特徴をもっている。
【0023】さらに、本発明のケーブル用止水テープは
、優れた止水能力を有すると共に、微生物によって分解
されないので、光ファイバにとって有害な水素ガスを発
生することがなく、さらには吸水性樹脂が分解されて吸
水ゲルの粘度が低下することがないので、数十年といっ
た長期信頼性を有している。本発明のケーブル用止水テ
ープは、光ファイバ通信ケーブルや銅導体の通信ケーブ
ルは勿論、電力ケーブルや制御用ケーブルなどの押さえ
巻きテープとしても使用でき、応用範囲が非常に広く、
実用上極めて有利である。
【0024】
【実施例】
実施例 エチレン・プロピレンゴム100重量部と、吸水性樹脂
(日本触媒化学工業社製:アクアリックCS−7)50
0重量部と、老化防止剤3重量部と、湿潤剤1重量部と
、ポリエチレンパウダー(粒子径:約100μm)20
重量部と、トルエン800重量部を攪拌容器に入れ、攪
拌機で攪拌溶解し、吸水性樹脂組成物を得た。次に、こ
の吸水性樹脂組成物をポリエステル長繊維不織布(旭化
成工業社製:ES5060)の片面に乾燥付着量100
g/m2 で塗布乾燥する。次に、乾燥後の吸水性樹脂
層の上にカバー材(サンレックス工業社製:ポリプロピ
レン不織布:目付12g/m2 )をエンボスロールに
て貼り合わせ、幅35mmに裁断してケーブル用止水テ
ープを得た。裁断時に止水テープのカット側面からの吸
水性樹脂の脱落はなく、バインダで固着した効果が確認
できた。テープの厚さは0.28mm、単位重量は17
2g/m2 であった。
【0025】比較例 実施例に合わせて、吸水性樹脂組成物をポリエステル長
繊維不織布ES5060の片面に乾燥付着量100g/
m2 で塗布乾燥し、幅35mmに裁断して塗布タイプ
のケーブル用止水テープを得た。テープの厚みは0.2
7mm、単位重量は160g/m2 であった。
【0026】吸湿試験 本発明の止水テープの吸湿時のブロッキング防止効果を
確認するため、下記模擬試験を行った。
【0027】すなわち、実施例および比較例の止水テー
プを、それぞれ50mmの長さにカットして10枚ずつ
重ね合わせ、ガラス板に挟み込んで5kgの荷重を加え
て、温度40℃、湿度90%に調湿した恒温恒湿槽の中
で24時間処理を行った。処理後荷重を取り除き、それ
ぞれ重ね合わせていたテープを引き剥がしてみた。実施
例のテープはべたつきやブロッキングがなく、軽く引き
剥がすことができた。一方、比較例の止水テープはべた
つきがあり、ブロッキングを起こしており引き剥がすこ
とが困難であった。
【0028】抗菌性試験 止水テープの抗菌性を確認するため、以下の方法で試験
を行った。
【0029】300ccの三角フラスコにテストサンプ
ルを4gと、抗菌性試験において促進剤の働きをするリ
ン酸2水素アンモニウム4gと、以下に述べる土壌抽出
液200ccを入れ、混合した後シリコン栓にて密栓し
、30℃の日陰に保存し、三角フラスコ上部にある空気
を30日後まで定期的に1ccずつ抜き取り、ガスクロ
マトグラフで発生ガスの分析を行うと共に、肉眼で溶液
の色や状態を調べる。比較のため、微生物によって分解
するパルプをテストサンプルとして、同時に試験を行う
【0030】土壌抽出液の作製は以下のように行う。
【0031】(1)土は落葉などがあり、草の生えてい
る水辺などから採取する。
【0032】(2)500gの土を2000ccの純水
に混ぜて攪拌する。
【0033】(3)12時間放置後、上澄み液を濾過し
、濾過液50ccに純水150ccを加え土壌抽出液と
する。
【0034】試験の結果、パルプをテストサンプルとし
た試料では、微生物による腐食作用の指標となる水素ガ
スの発生が著しく、さらにはカビの発生が見られた。一
方、実施例および比較例の止水テープをテストサンプル
とした試料では、水素ガスの発生はなく、カビが発生す
るなどの変化もなかった。
【0035】故に、本発明のケーブル用止水テープが優
れた抗菌性を有していることが確認できた。
【0036】模擬止水試験 止水テープの止水効果を確認するため、下記模擬試験を
行った。
【0037】即ち、長さ11mの100心IFケーブル
用スペーサ(溝の数:5溝/溝の寸法:幅1.6mm、
深さ2.5mm)の5溝に光ファイバテープ芯線をそれ
ぞれ5枚ずつ入れ、その上に35mm幅の止水テープを
吸水面を内側に向けて5mmラップで巻き付ける。さら
に、止水テープの上にポリエチレン外被の代わりとして
ポリエステル片面粘着テープを巻き付け、模擬光ファイ
バケーブルとした。実施例および比較例の止水テープに
ついて、それぞれ3本の模擬光ファイバケーブルを用意
した。
【0038】次に、この模擬光ファイバケーブルの片方
の端末に塩化ビニルパイプをつなぎ、接続部は水漏れが
ないようにシールしておく。この模擬ケーブルを水平に
配置した状態で、塩化ビニルパイプを介して1mの水圧
で人工海水(八洲薬品製:金属腐食試験用アクアマリン
)を流す。24時間この状態を保持した後、塩化ビニル
パイプを外し、ポリエステル片面粘着テープおよび止水
テープを剥ぎ取り、各溝の水の走水距離を測定した。
【0039】結果は以下の通りであり、カバー材を貼り
合わせることにより、走水距離が著しく長くなることも
なく、優れた止水効果を有していることが確認された。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明の止水テープは、合成樹脂フィル
ム、あるいは合成繊維の織物または不織布シートを基材
として、吸水性樹脂を合成樹脂または合成ゴムのバイン
ダで固着し、さらにこの吸水性樹脂組成物をカバー材に
よりサンドイッチしている。これらの材料は100%合
成品からなるため、微生物で分解されて光ファイバケー
ブルにとって有害な水素ガスを発生することもないため
、ケーブルに長期信頼性を与える。しかも、止水テープ
から吸水性樹脂の粉末あるいは粒子が加工中脱落するこ
ともなく、また、止水テープが長時間高湿度環境下にさ
らされても、べたついたり、ブロッキングを起こしたり
することがなく、止水テープの製造時や止水テープの保
管時、さらにケーブルの製造時などに湿度管理をするた
めの空調設備などを必要としないため、取扱いが極めて
容易である。さらには、吸水性樹脂層の上にカバー材を
設けることによる止水性能の低下は殆ど認められず、優
れた止水性能を有する。
【0042】本発明のケーブル用止水テープは、光ファ
イバケーブルは勿論、銅導体の通信ケーブルや電力ケー
ブルや制御用ケーブルなどの止水テープとしても使用で
き、応用範囲が非常に広く実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル用止水テープの一例を示す断
面図である。
【図2】ケーブル用止水テープを適用した光ファイバケ
ーブルの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1  基材 2  吸水性樹脂組成物 3  吸水性樹脂 4  バインダ 5  カバー材 6  FRP抗張力体 7  溝付きポリエチレン製スペーサ 7a  溝 8  止水テープ 9  ポリエチレン外被 10  光ファイバテープ芯線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材の片面または両面に、吸水性樹脂
    と樹脂バインダを必須成分とする吸水性樹脂層を有し、
    この吸水性樹脂層の少なくとも一方が、カバー材によっ
    て覆われていることを特徴とするケーブル用止水テープ
  2. 【請求項2】  基材、カバー材、吸水性樹脂、樹脂バ
    インダが、抗菌性を有していることを特徴とするケーブ
    ル用止水テープ。
JP3028916A 1991-02-22 1991-02-22 光ファイバケーブル用止水テープ Expired - Lifetime JP3055808B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996018923A1 (fr) * 1994-12-15 1996-06-20 Tokai Rubber Industries, Ltd. Materiau faisant obstacle a l'eau pour cables de transmission torsades en couches et cable de transmission utilisant ce materiau
WO1996019744A1 (fr) * 1994-12-19 1996-06-27 Tokai Rubber Industries, Ltd. Matiere a bas metsuke pour barriere d'arret d'eau, destinee aux cables de communications, et cable de communications l'utilisant
US11011283B2 (en) 2013-03-15 2021-05-18 General Cable Technologies Corporation Easy clean cable

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WO1996018923A1 (fr) * 1994-12-15 1996-06-20 Tokai Rubber Industries, Ltd. Materiau faisant obstacle a l'eau pour cables de transmission torsades en couches et cable de transmission utilisant ce materiau
WO1996019744A1 (fr) * 1994-12-19 1996-06-27 Tokai Rubber Industries, Ltd. Matiere a bas metsuke pour barriere d'arret d'eau, destinee aux cables de communications, et cable de communications l'utilisant
US11011283B2 (en) 2013-03-15 2021-05-18 General Cable Technologies Corporation Easy clean cable

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