JPH05123947A - 生産ラインコントロールシステム - Google Patents
生産ラインコントロールシステムInfo
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- JPH05123947A JPH05123947A JP3315442A JP31544291A JPH05123947A JP H05123947 A JPH05123947 A JP H05123947A JP 3315442 A JP3315442 A JP 3315442A JP 31544291 A JP31544291 A JP 31544291A JP H05123947 A JPH05123947 A JP H05123947A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/02—Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
Landscapes
- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業区域間の作業者の移動を、手空きの作業
者がほとんど発生しないように合理的にバランス良く行
うことができ、生産能率を向上できる生産ラインコント
ロールシステムを提供すること。 【構成】 生産工場の生産ラインに沿って複数の作業区
域0001〜0009が設定されると共に各区域には端
末3が配置されホストコンピュータ5に接続されてい
る。そのRAM11には生産順位情報,編成工程情報,
編成情報,工程スキル情報,作業者スキル情報,作業区
域情報が記憶されている。ある作業者が作業を終了して
端末3の終了ボタンを押すと、ホストコンピュータ5は
その作業者が移動していって作業可能な作業区域をRA
M11の記憶内容に基づいて検出し、そこに先任の作業
者がいるときはその者が作業可能な移動先の作業区域を
検索してそれぞれの端末に表示する。
者がほとんど発生しないように合理的にバランス良く行
うことができ、生産能率を向上できる生産ラインコント
ロールシステムを提供すること。 【構成】 生産工場の生産ラインに沿って複数の作業区
域0001〜0009が設定されると共に各区域には端
末3が配置されホストコンピュータ5に接続されてい
る。そのRAM11には生産順位情報,編成工程情報,
編成情報,工程スキル情報,作業者スキル情報,作業区
域情報が記憶されている。ある作業者が作業を終了して
端末3の終了ボタンを押すと、ホストコンピュータ5は
その作業者が移動していって作業可能な作業区域をRA
M11の記憶内容に基づいて検出し、そこに先任の作業
者がいるときはその者が作業可能な移動先の作業区域を
検索してそれぞれの端末に表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の作業区域の間を
作業者が移動しながら作業を進めるようにした生産ライ
ンにおいて、前記作業区域間の作業者の移動先をコント
ロールするようにした生産ラインコントロールシステム
に関する。
作業者が移動しながら作業を進めるようにした生産ライ
ンにおいて、前記作業区域間の作業者の移動先をコント
ロールするようにした生産ラインコントロールシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の生産ラインでは、生産能率を向上
するために、作業者の人数を作業区域の数よりも少なく
したものがある。この様な生産ラインでは、各作業者
は、それぞれ別々の作業区域に割り当てられ、各々の作
業区域で所定の作業を終了すると、終了した者から順次
空いている作業区域へ移動してそこで作業を行うように
なっている。
するために、作業者の人数を作業区域の数よりも少なく
したものがある。この様な生産ラインでは、各作業者
は、それぞれ別々の作業区域に割り当てられ、各々の作
業区域で所定の作業を終了すると、終了した者から順次
空いている作業区域へ移動してそこで作業を行うように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の生産ライン
では、各作業者は、各々の作業区域で作業を終了すると
次に移動すべき作業区域として、空いている作業区域の
いずれかが割り当てられることになるが、各作業者が行
い得る作業内容(技能)は、経験・能力等に応じて個人
差があり、一般的な作業者は、生産ラインの全作業区域
の中で作業に就けない作業区域が多かれ少なかれ存在す
ることになる。このため、作業を終了した作業者の中に
は、空いている作業区域のいずれの作業も行えない場合
が発生することがあり、この様な場合には、たとえ、新
たな作業区域が割り当てられても、その作業者は実際に
作業をすることができないので、手空きの状態になって
しまい、次に自分が作業に就ける作業区域が空くまで作
業を休まなければならず、その分、生産能率が低下して
しまうという欠点があった。
では、各作業者は、各々の作業区域で作業を終了すると
次に移動すべき作業区域として、空いている作業区域の
いずれかが割り当てられることになるが、各作業者が行
い得る作業内容(技能)は、経験・能力等に応じて個人
差があり、一般的な作業者は、生産ラインの全作業区域
の中で作業に就けない作業区域が多かれ少なかれ存在す
ることになる。このため、作業を終了した作業者の中に
は、空いている作業区域のいずれの作業も行えない場合
が発生することがあり、この様な場合には、たとえ、新
たな作業区域が割り当てられても、その作業者は実際に
作業をすることができないので、手空きの状態になって
しまい、次に自分が作業に就ける作業区域が空くまで作
業を休まなければならず、その分、生産能率が低下して
しまうという欠点があった。
【0004】本発明はこの様な事情を考慮してなされた
もので、従ってその目的は、作業区域間の作業者の移動
を、手空きの作業者がほとんど発生しないように合理的
にバランス良く行うことができて、生産能率を向上でき
る生産ラインコントロールシステムを提供することにあ
る。
もので、従ってその目的は、作業区域間の作業者の移動
を、手空きの作業者がほとんど発生しないように合理的
にバランス良く行うことができて、生産能率を向上でき
る生産ラインコントロールシステムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の生産ラインコン
トロールシステムは、複数の作業区域の間を作業者が移
動しながら作業を進めるようにした生産ラインにおい
て、前記作業区域間の作業者の移動先をコントロールす
るシステムであって、各作業区域で処理可能な作業内容
及び各作業者が行い得る作業内容に関する情報を記憶す
る記憶手段と、各作業区域毎の作業の進行状況を入力す
る入力手段と、前記入力手段の入力情報に基づいて手空
きになった作業者若しくは仕事量の少なくなった作業者
を「要移動作業者」として検出する手段と、検出された
要移動作業者が作業可能な1又は2以上の作業区域を前
記記憶手段の記憶情報に基づいて選定し、その中から前
記要移動作業者が移動すべき作業区域を決定すると共
に、その移動先の作業区域に先任の作業者がいる場合に
は、その者も「要移動作業者」とみなしてその者が作業
可能な範囲内で移動すべき作業区域を前記記憶手段の記
憶情報に基づいて決定するという処理を繰り返して、で
きるだけ多くの作業者が作業に従事できるように作業者
の移動先を決定する移動先決定手段と、この移動先決定
手段により決定された移動先を各作業区域の作業者に指
示する移動先指示手段とを具備して成るものである。
トロールシステムは、複数の作業区域の間を作業者が移
動しながら作業を進めるようにした生産ラインにおい
て、前記作業区域間の作業者の移動先をコントロールす
るシステムであって、各作業区域で処理可能な作業内容
及び各作業者が行い得る作業内容に関する情報を記憶す
る記憶手段と、各作業区域毎の作業の進行状況を入力す
る入力手段と、前記入力手段の入力情報に基づいて手空
きになった作業者若しくは仕事量の少なくなった作業者
を「要移動作業者」として検出する手段と、検出された
要移動作業者が作業可能な1又は2以上の作業区域を前
記記憶手段の記憶情報に基づいて選定し、その中から前
記要移動作業者が移動すべき作業区域を決定すると共
に、その移動先の作業区域に先任の作業者がいる場合に
は、その者も「要移動作業者」とみなしてその者が作業
可能な範囲内で移動すべき作業区域を前記記憶手段の記
憶情報に基づいて決定するという処理を繰り返して、で
きるだけ多くの作業者が作業に従事できるように作業者
の移動先を決定する移動先決定手段と、この移動先決定
手段により決定された移動先を各作業区域の作業者に指
示する移動先指示手段とを具備して成るものである。
【0006】
【作用】ある作業者が作業区域での作業を終えたとき、
若しくはその作業区域での作業量が少なくなってきて作
業終了に近付いたときに、その旨、入力手段により入力
すれば、手空きになった作業者若しくは仕事量の少なく
なった作業者が「要移動作業者」として検出される。こ
れを受けて、移動先決定手段は、検出された要移動作業
者が作業可能な1又は2以上の作業区域を記憶手段の記
憶情報に基づいて選定し、その中から前記要移動作業者
が移動すべき作業区域を決定すると共に、その移動先の
作業区域に先任の作業者がいる場合には、その者も「要
移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲内で移
動すべき作業区域を前記記憶手段の記憶情報に基づいて
決定するという処理を繰り返して、できるだけ多くの作
業者が作業に従事できるように作業者の移動先を決定す
る。この様にして、決定された移動先は、移動先指示手
段により各作業区域の作業者に指示されることになり、
この指示に従って作業者が移動すれば、いずれの作業者
もほとんど手空きの状態になることはない。
若しくはその作業区域での作業量が少なくなってきて作
業終了に近付いたときに、その旨、入力手段により入力
すれば、手空きになった作業者若しくは仕事量の少なく
なった作業者が「要移動作業者」として検出される。こ
れを受けて、移動先決定手段は、検出された要移動作業
者が作業可能な1又は2以上の作業区域を記憶手段の記
憶情報に基づいて選定し、その中から前記要移動作業者
が移動すべき作業区域を決定すると共に、その移動先の
作業区域に先任の作業者がいる場合には、その者も「要
移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲内で移
動すべき作業区域を前記記憶手段の記憶情報に基づいて
決定するという処理を繰り返して、できるだけ多くの作
業者が作業に従事できるように作業者の移動先を決定す
る。この様にして、決定された移動先は、移動先指示手
段により各作業区域の作業者に指示されることになり、
この指示に従って作業者が移動すれば、いずれの作業者
もほとんど手空きの状態になることはない。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。まず、図1に基づいて全体の概略構成を説明す
れば、この実施例の生産ライン1は、例えば衣類の縫製
加工の生産ラインであって、複数(例えば9個)の作業
区域2がハンガーコンベア12に沿って設けられてい
る。そして、この作業区域2の数よりも少ない人数の作
業者が後述するようにしてそれぞれ別々の作業区域2に
割り当てられ、各作業者が作業区域2間を移動しながら
縫製作業を進めるものである。便宜上、各作業区域2は
それぞれ「0001」から「0009」までのナンバー
で識別され、各作業区域2には、それぞれ1つ以上の作
業機械(図示せず)と端末3が設置されている。
明する。まず、図1に基づいて全体の概略構成を説明す
れば、この実施例の生産ライン1は、例えば衣類の縫製
加工の生産ラインであって、複数(例えば9個)の作業
区域2がハンガーコンベア12に沿って設けられてい
る。そして、この作業区域2の数よりも少ない人数の作
業者が後述するようにしてそれぞれ別々の作業区域2に
割り当てられ、各作業者が作業区域2間を移動しながら
縫製作業を進めるものである。便宜上、各作業区域2は
それぞれ「0001」から「0009」までのナンバー
で識別され、各作業区域2には、それぞれ1つ以上の作
業機械(図示せず)と端末3が設置されている。
【0008】各作業区域2の端末3は、通信回線4を介
してホストコンピュータ5に接続され、更に各端末3
は、各作業区域2に位置するストッパー6の駆動機構
(図示せず)にも信号線7を介して接続されている。こ
のストッパー6は、詳細には図示しないが、後述する終
了ボタン10の押し操作に応じて、ロック位置(オン位
置)と開放位置(オフ位置)との間を前記駆動機構によ
り移動され、ロック位置ではワーク(図示せず)を吊し
たハンガー8を係止してその作業区域2に停止させ、開
放位置ではハンガー8の係止を解除してそのハンガー8
をハンガーコンベア12によって次の作業区域2に搬送
する。
してホストコンピュータ5に接続され、更に各端末3
は、各作業区域2に位置するストッパー6の駆動機構
(図示せず)にも信号線7を介して接続されている。こ
のストッパー6は、詳細には図示しないが、後述する終
了ボタン10の押し操作に応じて、ロック位置(オン位
置)と開放位置(オフ位置)との間を前記駆動機構によ
り移動され、ロック位置ではワーク(図示せず)を吊し
たハンガー8を係止してその作業区域2に停止させ、開
放位置ではハンガー8の係止を解除してそのハンガー8
をハンガーコンベア12によって次の作業区域2に搬送
する。
【0009】前述した各作業区域2の端末3は、図2に
示すように、例えば液晶表示器等から成る表示部9を備
えている。この表示部9は、作業終了後にその作業者が
移動すべき作業区域2のナンバーを表示することにより
作業者に移動先を指示する移動先指示手段として機能す
る。更に、各端末3の表示部9の側方には、ハンガー単
位毎の作業終了の信号を入力する入力手段たる終了ボタ
ン10が設けられ、この終了ボタン10の操作入力によ
りホストコンピュータ5は各作業区域2毎の作業の進行
状況を監視すると共に、終了ボタン10の押し操作毎に
その作業区域2のストッパー6が一時的に開放されてハ
ンガー8が1つだけ次の作業区域2に送られるようにな
っている。
示すように、例えば液晶表示器等から成る表示部9を備
えている。この表示部9は、作業終了後にその作業者が
移動すべき作業区域2のナンバーを表示することにより
作業者に移動先を指示する移動先指示手段として機能す
る。更に、各端末3の表示部9の側方には、ハンガー単
位毎の作業終了の信号を入力する入力手段たる終了ボタ
ン10が設けられ、この終了ボタン10の操作入力によ
りホストコンピュータ5は各作業区域2毎の作業の進行
状況を監視すると共に、終了ボタン10の押し操作毎に
その作業区域2のストッパー6が一時的に開放されてハ
ンガー8が1つだけ次の作業区域2に送られるようにな
っている。
【0010】上記ホストコンピュータ5は、各作業区域
2で処理可能な作業内容及び各作業者が行い得る作業内
容等に関する情報を記憶する記憶手段たるRAM11を
備えている。この実施例では、作業者のスキルレベル
(熟練度)も加味して生産効率が最も高くなるように作
業者の移動先を決定するために、RAM11には、生産
順位情報(図3参照)、編成工程情報(図4参照)、編
成情報(図5参照)、工程スキル情報(図6参照)、作
業者スキル情報(図7参照)及び作業区域情報(図8参
照)が記憶されており、各情報の具体的内容は次の通り
である。
2で処理可能な作業内容及び各作業者が行い得る作業内
容等に関する情報を記憶する記憶手段たるRAM11を
備えている。この実施例では、作業者のスキルレベル
(熟練度)も加味して生産効率が最も高くなるように作
業者の移動先を決定するために、RAM11には、生産
順位情報(図3参照)、編成工程情報(図4参照)、編
成情報(図5参照)、工程スキル情報(図6参照)、作
業者スキル情報(図7参照)及び作業区域情報(図8参
照)が記憶されており、各情報の具体的内容は次の通り
である。
【0011】(1) 生産順位情報(図3参照)は、生産ナ
ンバー、デザインコード、生産順位の3つの属性から成
り、生産ナンバー毎にデザインコードと生産順位を示す
データである。
ンバー、デザインコード、生産順位の3つの属性から成
り、生産ナンバー毎にデザインコードと生産順位を示す
データである。
【0012】(2) 編成工程情報(図4参照)は、生産ナ
ンバー、編成コード、工程コードの3つの属性から成
り、生産ナンバー毎の編成内容(各編成コードに含まれ
る工程コード)を示すデータである。
ンバー、編成コード、工程コードの3つの属性から成
り、生産ナンバー毎の編成内容(各編成コードに含まれ
る工程コード)を示すデータである。
【0013】(3) 編成情報(図5参照)は、生産ナンバ
ー、連番、編成コード、計画作業区域ナンバー、作業フ
ラグの5つの属性から成るデータである。この場合、
「連番」は、その生産ナンバーで生産する個数だけ存在
する。また、「計画作業区域ナンバー」は、その生産ナ
ンバーとその編成コードの作業を行う作業区域2のナン
バーを示す。更に、「作業フラグ」は、「1」であれ
ば、そのレコードの編成コードより小さい編成コード
(同一生産ナンバーかつ同一連番)の作業が全て終了し
ていることを意味する。
ー、連番、編成コード、計画作業区域ナンバー、作業フ
ラグの5つの属性から成るデータである。この場合、
「連番」は、その生産ナンバーで生産する個数だけ存在
する。また、「計画作業区域ナンバー」は、その生産ナ
ンバーとその編成コードの作業を行う作業区域2のナン
バーを示す。更に、「作業フラグ」は、「1」であれ
ば、そのレコードの編成コードより小さい編成コード
(同一生産ナンバーかつ同一連番)の作業が全て終了し
ていることを意味する。
【0014】(4) 工程スキル情報(図6参照)は、デザ
インコード、工程コード、スキルコードの3つの属性か
ら成り、各デザインコードの各工程コードの作業を行う
のに必要なスキル(技能)を示すデータである。
インコード、工程コード、スキルコードの3つの属性か
ら成り、各デザインコードの各工程コードの作業を行う
のに必要なスキル(技能)を示すデータである。
【0015】(5) 作業者スキル情報(図7参照)は、作
業者ナンバー、スキルコード、スキルレベルの3つの属
性から成るデータである。この場合、「スキルコード」
は各作業者が作業可能な作業内容を示し、「スキルレベ
ル」はそのスキルコードに対する熟練度を示し、このス
キルレベルの数値が小さいほどその作業者のスキルレベ
ルが高くなることを意味している。
業者ナンバー、スキルコード、スキルレベルの3つの属
性から成るデータである。この場合、「スキルコード」
は各作業者が作業可能な作業内容を示し、「スキルレベ
ル」はそのスキルコードに対する熟練度を示し、このス
キルレベルの数値が小さいほどその作業者のスキルレベ
ルが高くなることを意味している。
【0016】(6) 作業区域情報(図8参照)は、作業区
域ナンバー、作業者ナンバー、次回作業者ナンバーの3
つの属性から成るデータである。この場合、「作業者ナ
ンバー」は、現在の各作業区域2に入っている作業者の
ナンバーを示し、「次回作業者ナンバー」は、その作業
区域2に次に入る予定の作業者のナンバーを示してい
る。この「次回作業者ナンバー」は、次のようにして、
ホストコンピュータ5により決定される。
域ナンバー、作業者ナンバー、次回作業者ナンバーの3
つの属性から成るデータである。この場合、「作業者ナ
ンバー」は、現在の各作業区域2に入っている作業者の
ナンバーを示し、「次回作業者ナンバー」は、その作業
区域2に次に入る予定の作業者のナンバーを示してい
る。この「次回作業者ナンバー」は、次のようにして、
ホストコンピュータ5により決定される。
【0017】即ち、ホストコンピュータ5は、終了ボタ
ン10の操作入力に基づいて手空きになった作業者若し
くは仕事量の少なくなった作業者を「要移動作業者」と
して検出する手段と、検出された要移動作業者が作業可
能な1又は2以上の作業区域2を前記RAM11の記憶
情報に基づいて選定し、その中から前記要移動作業者が
移動すべき作業区域2を決定すると共に、その移動先の
作業区域2に先任の作業者がいる場合には、その者も
「要移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲内
で移動すべき作業区域2を前記RAM11の記憶情報に
基づいて決定するという処理を繰り返して、できるだけ
多くの作業者が作業に従事できるように作業者の移動先
を決定する移動先決定手段として機能する。
ン10の操作入力に基づいて手空きになった作業者若し
くは仕事量の少なくなった作業者を「要移動作業者」と
して検出する手段と、検出された要移動作業者が作業可
能な1又は2以上の作業区域2を前記RAM11の記憶
情報に基づいて選定し、その中から前記要移動作業者が
移動すべき作業区域2を決定すると共に、その移動先の
作業区域2に先任の作業者がいる場合には、その者も
「要移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲内
で移動すべき作業区域2を前記RAM11の記憶情報に
基づいて決定するという処理を繰り返して、できるだけ
多くの作業者が作業に従事できるように作業者の移動先
を決定する移動先決定手段として機能する。
【0018】この実施例の移動先の決定は、図9及び図
10のフローチャートで示される制御プログラムに従っ
て行われ、各作業者が作業可能な作業内容(スキルコー
ド)ばかりでなく、その作業者のスキルレベル(熟練
度)も加味して生産効率が最も高くなるように作業者の
移動先を決定するようになっている。
10のフローチャートで示される制御プログラムに従っ
て行われ、各作業者が作業可能な作業内容(スキルコー
ド)ばかりでなく、その作業者のスキルレベル(熟練
度)も加味して生産効率が最も高くなるように作業者の
移動先を決定するようになっている。
【0019】以下、図9及び図10のフローチャートに
従って作業者の移動先の決定方法を具体的に説明する。
現在、図8の作業区域情報に示されるように、例えば5
人の作業者がそれぞれ作業区域ナンバー「0001」,
「0002」,「0003」,「0005」,「000
7」の作業区域2で作業を行っているものとする。この
後、各作業者はハンガー単位の作業を終了する毎に、各
作業区域2に設置されている端末3の終了ボタン10を
押し操作する。この終了ボタン10の押し操作毎にその
作業区域2のストッパー6が一時的に開放されてハンガ
ー8が1つだけ次の作業区域2に送られると共に、作業
終了信号がホストコンピュータ5に入力される。
従って作業者の移動先の決定方法を具体的に説明する。
現在、図8の作業区域情報に示されるように、例えば5
人の作業者がそれぞれ作業区域ナンバー「0001」,
「0002」,「0003」,「0005」,「000
7」の作業区域2で作業を行っているものとする。この
後、各作業者はハンガー単位の作業を終了する毎に、各
作業区域2に設置されている端末3の終了ボタン10を
押し操作する。この終了ボタン10の押し操作毎にその
作業区域2のストッパー6が一時的に開放されてハンガ
ー8が1つだけ次の作業区域2に送られると共に、作業
終了信号がホストコンピュータ5に入力される。
【0020】この作業終了信号の入力により、図9及び
図10の制御プログラムがスタートして、編成情報(図
5参照)の中で、終了したレコードの作業フラグを
「0」にセットする(ステップS1)。ここで、終了し
たレコードとは、計画作業区域ナンバーが、終了ボタン
10の押された作業区域ナンバーと一致し、作業フラグ
が「1」であるレコードの中で生産順位が最も高く(生
産順位の数が最も小く)、連番が最小のレコードであ
る。尚、ここで比較する生産順位は、生産順位情報(図
3参照)から生産ナンバーを基にして求められる。
図10の制御プログラムがスタートして、編成情報(図
5参照)の中で、終了したレコードの作業フラグを
「0」にセットする(ステップS1)。ここで、終了し
たレコードとは、計画作業区域ナンバーが、終了ボタン
10の押された作業区域ナンバーと一致し、作業フラグ
が「1」であるレコードの中で生産順位が最も高く(生
産順位の数が最も小く)、連番が最小のレコードであ
る。尚、ここで比較する生産順位は、生産順位情報(図
3参照)から生産ナンバーを基にして求められる。
【0021】この後、ステップS2において、編成情報
の中で終了したレコードの次の編成レコードの作業フラ
グを「1」にセットする。ここで、「次の編成レコー
ド」とは、同一生産ナンバー、同一連番の次の編成コー
ドのレコードであり、それが存在しなければ何もせず
に、ステップS3の処理に進む。
の中で終了したレコードの次の編成レコードの作業フラ
グを「1」にセットする。ここで、「次の編成レコー
ド」とは、同一生産ナンバー、同一連番の次の編成コー
ドのレコードであり、それが存在しなければ何もせず
に、ステップS3の処理に進む。
【0022】このステップS3では、終了ボタン10を
押した作業者に、移動すべき作業区域2が存在するか否
か、即ち、作業区域情報(図8参照)において、終了ボ
タン10が押された作業区域ナンバーのレコードの作業
者ナンバーが、他のレコードの次回作業者ナンバーに登
録されているか否かが判断される。ここで、「YES」
と判断された場合、即ち、終了ボタン10を押した作業
者に、移動すべき作業区域2が存在する場合には、その
レコードの作業区域ナンバーを「移動先作業区域ナンバ
ー」としてステップS4の処理に進む。
押した作業者に、移動すべき作業区域2が存在するか否
か、即ち、作業区域情報(図8参照)において、終了ボ
タン10が押された作業区域ナンバーのレコードの作業
者ナンバーが、他のレコードの次回作業者ナンバーに登
録されているか否かが判断される。ここで、「YES」
と判断された場合、即ち、終了ボタン10を押した作業
者に、移動すべき作業区域2が存在する場合には、その
レコードの作業区域ナンバーを「移動先作業区域ナンバ
ー」としてステップS4の処理に進む。
【0023】このステップS4では、移動先の作業区域
2に先任の作業者が入っていないか否か、即ち、作業区
域情報(図8参照)において、移動先の作業区域ナンバ
ーのレコードの作業者ナンバーがクリア状態(未登録の
状態)であるか否かが判断される。ここで、「YES」
と判断された場合、即ち、移動先の作業区域2に先任の
作業者が入っていない場合には、ステップS5の処理に
進む。
2に先任の作業者が入っていないか否か、即ち、作業区
域情報(図8参照)において、移動先の作業区域ナンバ
ーのレコードの作業者ナンバーがクリア状態(未登録の
状態)であるか否かが判断される。ここで、「YES」
と判断された場合、即ち、移動先の作業区域2に先任の
作業者が入っていない場合には、ステップS5の処理に
進む。
【0024】このステップS5では、終了ボタン10が
押された端末3の表示部9に、移動先作業区域ナンバー
に関するメッセージ、例えば「○番の作業区域に移動せ
よ」というようなメッセージを表示して、作業者に表示
されたナンバーの作業区域2に移動するように指示す
る。
押された端末3の表示部9に、移動先作業区域ナンバー
に関するメッセージ、例えば「○番の作業区域に移動せ
よ」というようなメッセージを表示して、作業者に表示
されたナンバーの作業区域2に移動するように指示す
る。
【0025】この後、ステップS6に移行して、作業区
域情報(図8参照)の中で、終了ボタン10が押された
作業区域2のレコードの作業者ナンバーをクリアした
後、そのクリアした作業者ナンバーを移動先の作業区域
ナンバーのレコードにセットする。
域情報(図8参照)の中で、終了ボタン10が押された
作業区域2のレコードの作業者ナンバーをクリアした
後、そのクリアした作業者ナンバーを移動先の作業区域
ナンバーのレコードにセットする。
【0026】一方、前述したステップS4で、「NO」
の場合、即ち、移動先の作業区域2に先任の作業者がい
る場合にはステップS7の処理に進む。このステップS
7では、終了ボタン10が押された端末3の表示部9
に、例えば「作業区域を移動する必要なし」というよう
なメッセージを表示して、作業者にその作業区域2を移
動しないように指示する。
の場合、即ち、移動先の作業区域2に先任の作業者がい
る場合にはステップS7の処理に進む。このステップS
7では、終了ボタン10が押された端末3の表示部9
に、例えば「作業区域を移動する必要なし」というよう
なメッセージを表示して、作業者にその作業区域2を移
動しないように指示する。
【0027】また、前述したステップS3で、「NO」
の場合、即ち、終了ボタン10を押した作業者に、移動
すべき作業区域2が存在しない場合には、図10のステ
ップS8の処理に進む。このステップS8では、パラメ
ータ値である限界仕掛り数をRAM11から読み込む。
この限界仕掛り数は、ラインバランス(各作業者の作業
量の均等化)を考慮して管理者が予め適当な数に設定し
たもので、終了ボタン10が押された作業区域2の残り
仕掛り数が限界仕掛り数以下になったときに、ラインバ
ランスが崩れたものと判定される。
の場合、即ち、終了ボタン10を押した作業者に、移動
すべき作業区域2が存在しない場合には、図10のステ
ップS8の処理に進む。このステップS8では、パラメ
ータ値である限界仕掛り数をRAM11から読み込む。
この限界仕掛り数は、ラインバランス(各作業者の作業
量の均等化)を考慮して管理者が予め適当な数に設定し
たもので、終了ボタン10が押された作業区域2の残り
仕掛り数が限界仕掛り数以下になったときに、ラインバ
ランスが崩れたものと判定される。
【0028】斯かる限界仕掛り数の読み込み後、ステッ
プS9に移行して、編成情報(図5参照)に基づいて、
各作業区域2の仕掛り数を算出してRAM11に記憶す
る。ここで、「仕掛り数」とは、編成情報の中で各計画
作業区域ナンバー毎に作業フラグが「1」になっている
レコードの数である。
プS9に移行して、編成情報(図5参照)に基づいて、
各作業区域2の仕掛り数を算出してRAM11に記憶す
る。ここで、「仕掛り数」とは、編成情報の中で各計画
作業区域ナンバー毎に作業フラグが「1」になっている
レコードの数である。
【0029】この後、ステップS10に移行して、終了
ボタン10が押された作業区域2の仕掛り数が限界仕掛
り数以下になったか、又は、終了ボタン10を押した作
業者に次に行う作業のスキル(技能)がないか否かが判
断される。このスキル有無の判断は次のようにして行
う。
ボタン10が押された作業区域2の仕掛り数が限界仕掛
り数以下になったか、又は、終了ボタン10を押した作
業者に次に行う作業のスキル(技能)がないか否かが判
断される。このスキル有無の判断は次のようにして行
う。
【0030】まず、編成情報より次に行う作業のレコー
ドを求めて、そのレコードの生産ナンバーと編成コード
で決まるスキルコードを、生産順位情報(図3参照)、
編成工程情報(図4参照)及び工程スキル情報(図6参
照)を参照することにより求める。この様にして求めら
れたスキルコードが、作業者スキル情報(図7参照)の
該当作業者ナンバーのレコードの中に存在すれば、その
作業者はスキル有りと判定され、存在しなければスキル
無しと判定される。
ドを求めて、そのレコードの生産ナンバーと編成コード
で決まるスキルコードを、生産順位情報(図3参照)、
編成工程情報(図4参照)及び工程スキル情報(図6参
照)を参照することにより求める。この様にして求めら
れたスキルコードが、作業者スキル情報(図7参照)の
該当作業者ナンバーのレコードの中に存在すれば、その
作業者はスキル有りと判定され、存在しなければスキル
無しと判定される。
【0031】前述したステップS10で、「YES」の
場合、即ち、終了ボタン10が押された作業区域2の仕
掛り数が限界仕掛り数以下になった場合、又は、終了ボ
タン10を押した作業者に次に行う作業のスキル(技
能)がない場合には、その作業者を「要移動作業者」と
みなしてステップS11の処理に進む。このステップS
11では、作業区域2を仕掛り数の多い順に作業者の数
だけ選択してRAM11に記憶する。
場合、即ち、終了ボタン10が押された作業区域2の仕
掛り数が限界仕掛り数以下になった場合、又は、終了ボ
タン10を押した作業者に次に行う作業のスキル(技
能)がない場合には、その作業者を「要移動作業者」と
みなしてステップS11の処理に進む。このステップS
11では、作業区域2を仕掛り数の多い順に作業者の数
だけ選択してRAM11に記憶する。
【0032】この後、ステップS12に移行して、ステ
ップS11で選択された各作業区域2における次の作業
を編成情報(図5参照)より検索して、それらの作業を
行うのに必要なスキルコードを求め、それを作業区域ナ
ンバーと関連づけてRAM11に記憶する。ここで、次
の作業は以下のようにして検索される。
ップS11で選択された各作業区域2における次の作業
を編成情報(図5参照)より検索して、それらの作業を
行うのに必要なスキルコードを求め、それを作業区域ナ
ンバーと関連づけてRAM11に記憶する。ここで、次
の作業は以下のようにして検索される。
【0033】まず、編成情報(図5参照)の計画作業区
域ナンバーが処理の対象となる作業区域ナンバーにセッ
トされ且つ作業フラグが「1」にセットされたレコード
を、生産順位の順(生産順位が等しい場合は連番が小さ
い順)に並べる。そして、作業区域情報(図8参照)の
中で処理の対象となる作業区域ナンバーのレコードの作
業者ナンバーがクリア状態(未登録の状態)である場
合、又は処理の対象となる作業区域ナンバーが終了ボタ
ン10の押された作業区域ナンバーと一致する場合に
は、前述した生産順位順に並べられたレコードの1番目
のレコードが、それ以外の場合には2番目のレコードが
その作業区域ナンバーにおける次の作業レコードとな
る。ここで比較する生産順位は、ステップS1と同じ
く、生産順位情報(図3参照)から生産ナンバーを基に
して求められる。
域ナンバーが処理の対象となる作業区域ナンバーにセッ
トされ且つ作業フラグが「1」にセットされたレコード
を、生産順位の順(生産順位が等しい場合は連番が小さ
い順)に並べる。そして、作業区域情報(図8参照)の
中で処理の対象となる作業区域ナンバーのレコードの作
業者ナンバーがクリア状態(未登録の状態)である場
合、又は処理の対象となる作業区域ナンバーが終了ボタ
ン10の押された作業区域ナンバーと一致する場合に
は、前述した生産順位順に並べられたレコードの1番目
のレコードが、それ以外の場合には2番目のレコードが
その作業区域ナンバーにおける次の作業レコードとな
る。ここで比較する生産順位は、ステップS1と同じ
く、生産順位情報(図3参照)から生産ナンバーを基に
して求められる。
【0034】また、前述したステップS12において、
スキルコードを求める方法は、編成情報(図5参照)よ
り求めた次の作業レコードの生産ナンバーと編成コード
を基にして、生産順位情報(図3参照)、編成工程情報
(図4参照)及び工程スキル情報(図6参照)を参照す
ることによりスキルコードを求めるものである。
スキルコードを求める方法は、編成情報(図5参照)よ
り求めた次の作業レコードの生産ナンバーと編成コード
を基にして、生産順位情報(図3参照)、編成工程情報
(図4参照)及び工程スキル情報(図6参照)を参照す
ることによりスキルコードを求めるものである。
【0035】この様にしてスキルコードを求めた後、ス
テップS13に移行し、ステップS11で選択された各
作業区域2に各作業者を割り付ける組み合わせを演算す
る。この組み合わせは、例えば作業者が5人いる場合に
は5!通り(5×4×3×2×1=120通り)存在す
る。そして、この組み合わせの中から、スキルレベルの
合計が最小となる割り付け、即ち生産効率が最大となる
割り付けを算出する。例えば、作業者ナンバーが「00
1」の作業者を、作業区域ナンバーが「0001」の作
業区域2に割り付ける場合、「0001」の作業区域2
で行う次の作業に必要なスキルコードがS01、S0
2、S03、S04であると仮定すれば、「001」の
作業者についてのスキルレベルの合計は、作業者スキル
情報(図7参照)から、1+1+2+1=4となる。
テップS13に移行し、ステップS11で選択された各
作業区域2に各作業者を割り付ける組み合わせを演算す
る。この組み合わせは、例えば作業者が5人いる場合に
は5!通り(5×4×3×2×1=120通り)存在す
る。そして、この組み合わせの中から、スキルレベルの
合計が最小となる割り付け、即ち生産効率が最大となる
割り付けを算出する。例えば、作業者ナンバーが「00
1」の作業者を、作業区域ナンバーが「0001」の作
業区域2に割り付ける場合、「0001」の作業区域2
で行う次の作業に必要なスキルコードがS01、S0
2、S03、S04であると仮定すれば、「001」の
作業者についてのスキルレベルの合計は、作業者スキル
情報(図7参照)から、1+1+2+1=4となる。
【0036】この様な計算の繰り返しにより、スキルレ
ベルの合計が最小となる割り付けを選出した後、ステッ
プS14に移行して、作業区域情報(図8参照)の次回
作業者ナンバーに、ステップS13で算出した割り付け
通りの作業者ナンバーをセットして、ステップS4に戻
る。
ベルの合計が最小となる割り付けを選出した後、ステッ
プS14に移行して、作業区域情報(図8参照)の次回
作業者ナンバーに、ステップS13で算出した割り付け
通りの作業者ナンバーをセットして、ステップS4に戻
る。
【0037】一方、前述したステップS10において、
「NO」の場合、即ち、終了ボタン10が押された作業
区域2の仕掛り数が限界仕掛り数以下ではなく、しか
も、終了ボタン10を押した作業者に次に行う作業のス
キル(技能)があるときには、この作業者はその作業区
域2でそのまま作業を継続すれば良いので、「要移動作
業者」とみなされず、ステップS7に戻って、端末3の
表示部9に移動なしのメッセージを表示することにな
る。
「NO」の場合、即ち、終了ボタン10が押された作業
区域2の仕掛り数が限界仕掛り数以下ではなく、しか
も、終了ボタン10を押した作業者に次に行う作業のス
キル(技能)があるときには、この作業者はその作業区
域2でそのまま作業を継続すれば良いので、「要移動作
業者」とみなされず、ステップS7に戻って、端末3の
表示部9に移動なしのメッセージを表示することにな
る。
【0038】以上説明した生産ラインコントロールシス
テムによれば、ホストコンピュータ5が終了ボタン10
の操作入力により作業の進行状況を監視して、手空きに
なった作業者若しくは仕事量の少なくなった作業者を
「要移動作業者」として検出し、この要移動作業者が作
業可能な1又は2以上の作業区域2をRAM11の記憶
情報に基づいて選定し、その中から前記要移動作業者が
移動すべき作業区域2を決定すると共に、その移動先の
作業区域2に先任の作業者がいる場合には、その者も
「要移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲内
で移動すべき作業区域2をRAM11の記憶情報に基づ
いて決定するという処理を繰り返して、できるだけ多く
の作業者が作業に従事できるように作業者の移動先を決
定し、それを作業者に指示するようにしたので、作業区
域2間の作業者の移動を、手空きの作業者がほとんど発
生しないように合理的にバランス良く行うことができ
て、生産能率を向上できる。
テムによれば、ホストコンピュータ5が終了ボタン10
の操作入力により作業の進行状況を監視して、手空きに
なった作業者若しくは仕事量の少なくなった作業者を
「要移動作業者」として検出し、この要移動作業者が作
業可能な1又は2以上の作業区域2をRAM11の記憶
情報に基づいて選定し、その中から前記要移動作業者が
移動すべき作業区域2を決定すると共に、その移動先の
作業区域2に先任の作業者がいる場合には、その者も
「要移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲内
で移動すべき作業区域2をRAM11の記憶情報に基づ
いて決定するという処理を繰り返して、できるだけ多く
の作業者が作業に従事できるように作業者の移動先を決
定し、それを作業者に指示するようにしたので、作業区
域2間の作業者の移動を、手空きの作業者がほとんど発
生しないように合理的にバランス良く行うことができ
て、生産能率を向上できる。
【0039】しかも、上記実施例によれば、各作業者が
作業可能な作業内容(スキルコード)ばかりでなく、そ
の作業者のスキルレベル(熟練度)も加味して移動先を
決定するようにしたので、各作業者が可能な限り自己の
得意とする作業を行うことができて、常に生産効率を最
大にすることができるという利点もある。
作業可能な作業内容(スキルコード)ばかりでなく、そ
の作業者のスキルレベル(熟練度)も加味して移動先を
決定するようにしたので、各作業者が可能な限り自己の
得意とする作業を行うことができて、常に生産効率を最
大にすることができるという利点もある。
【0040】しかしながら、本発明は、作業者のスキル
レベルを考慮せずにスキルコードのみで移動先を決定す
るようにしても良く、この場合でも所期の目的は十分に
達成できる。
レベルを考慮せずにスキルコードのみで移動先を決定す
るようにしても良く、この場合でも所期の目的は十分に
達成できる。
【0041】また、上記実施例では、各作業区域2に設
置された端末3の表示部9に、移動先の作業区域ナンバ
ーを表示することにより作業者に移動先を指示するよう
にしたが、これをスピーカー等により音声で指示するよ
うにしても良い。
置された端末3の表示部9に、移動先の作業区域ナンバ
ーを表示することにより作業者に移動先を指示するよう
にしたが、これをスピーカー等により音声で指示するよ
うにしても良い。
【0042】その他、本発明の生産ラインコントロール
システムは、上記実施例のような衣類縫製ラインに限ら
れず、他の種々の生産ラインに適用して実施できる等、
要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
システムは、上記実施例のような衣類縫製ラインに限ら
れず、他の種々の生産ラインに適用して実施できる等、
要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の生産ライン
コントロールシステムは、入力手段からの入力情報に基
づいて手空きになった作業者若しくは仕事量の少なくな
った作業者を「要移動作業者」として検出し、この要移
動作業者が作業可能な1又は2以上の作業区域を記憶手
段の記憶情報に基づいて選定し、その中から前記要移動
作業者が移動すべき作業区域を決定すると共に、その移
動先の作業区域に先任の作業者がいる場合には、その者
も「要移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲
内で移動すべき作業区域を記憶手段の記憶情報に基づい
て決定するという処理を繰り返して、できるだけ多くの
作業者が作業に従事できるように作業者の移動先を決定
するようにしたので、作業区域間の作業者の移動を、手
空きの作業者がほとんど発生しないように合理的にバラ
ンス良く行うことができて、生産能率を向上できるとい
う優れた効果を奏する。
コントロールシステムは、入力手段からの入力情報に基
づいて手空きになった作業者若しくは仕事量の少なくな
った作業者を「要移動作業者」として検出し、この要移
動作業者が作業可能な1又は2以上の作業区域を記憶手
段の記憶情報に基づいて選定し、その中から前記要移動
作業者が移動すべき作業区域を決定すると共に、その移
動先の作業区域に先任の作業者がいる場合には、その者
も「要移動作業者」とみなしてその者が作業可能な範囲
内で移動すべき作業区域を記憶手段の記憶情報に基づい
て決定するという処理を繰り返して、できるだけ多くの
作業者が作業に従事できるように作業者の移動先を決定
するようにしたので、作業区域間の作業者の移動を、手
空きの作業者がほとんど発生しないように合理的にバラ
ンス良く行うことができて、生産能率を向上できるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す生産ラインコントロー
ルシステムの概略的平面図
ルシステムの概略的平面図
【図2】各作業区域に設置された端末の正面図
【図3】生産順位情報の一例を示す図
【図4】編成工程情報の一例を示す図
【図5】編成情報の一例を示す図
【図6】工程スキル情報の一例を示す図
【図7】作業者スキル情報の一例を示す図
【図8】作業区域情報の一例を示す図
【図9】制御プログラムを示すフローチャート(その
1)
1)
【図10】制御プログラムを示すフローチャート(その
2)
2)
1は生産ライン、2は作業区域、3は端末、5はホスト
コンピュータ(移動先決定手段)、6はストッパー、8
はハンガー、9は表示部(移動先指示手段)、10は終
了ボタン(入力手段)、11はRAM(記憶手段)であ
る。
コンピュータ(移動先決定手段)、6はストッパー、8
はハンガー、9は表示部(移動先指示手段)、10は終
了ボタン(入力手段)、11はRAM(記憶手段)であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の作業区域の間を作業者が移動しな
がら作業を進めるようにした生産ラインにおいて、前記
作業区域間の作業者の移動先をコントロールするシステ
ムであって、 各作業区域で処理可能な作業内容及び各作業者が行い得
る作業内容に関する情報を記憶する記憶手段と、 各作業区域毎の作業の進行状況を入力する入力手段と、 前記入力手段の入力情報に基づいて手空きになった作業
者若しくは仕事量の少なくなった作業者を「要移動作業
者」として検出する手段と、 検出された要移動作業者が作業可能な1又は2以上の作
業区域を前記記憶手段の記憶情報に基づいて選定し、そ
の中から前記要移動作業者が移動すべき作業区域を決定
すると共に、その移動先の作業区域に先任の作業者がい
る場合には、その者も「要移動作業者」とみなしてその
者が作業可能な範囲内で移動すべき作業区域を前記記憶
手段の記憶情報に基づいて決定するという処理を繰り返
して、できるだけ多くの作業者が作業に従事できるよう
に作業者の移動先を決定する移動先決定手段と、 この移動先決定手段により決定された移動先を各作業区
域の作業者に指示する移動先指示手段とを具備して成る
生産ラインコントロールシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315442A JPH05123947A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 生産ラインコントロールシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3315442A JPH05123947A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 生産ラインコントロールシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05123947A true JPH05123947A (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18065422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3315442A Pending JPH05123947A (ja) | 1991-11-01 | 1991-11-01 | 生産ラインコントロールシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05123947A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004040388A1 (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-13 | Tokyo Electron Limited | 作業者管理システム,作業者管理装置及び作業者管理方法 |
| WO2008117419A1 (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-02 | Fujitsu Limited | 作業指示システム,作業指示方法,作業指示プログラム,作業指示プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体および作業指示装置 |
| US7769617B2 (en) | 2002-10-29 | 2010-08-03 | Tokyo Electron Limited | Worker management system, worker management apparatus and worker management method |
| WO2018180743A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日本電気株式会社 | 作業管理装置、作業管理方法およびプログラム記憶媒体 |
-
1991
- 1991-11-01 JP JP3315442A patent/JPH05123947A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004040388A1 (ja) * | 2002-10-29 | 2004-05-13 | Tokyo Electron Limited | 作業者管理システム,作業者管理装置及び作業者管理方法 |
| CN100440088C (zh) * | 2002-10-29 | 2008-12-03 | 东京毅力科创株式会社 | 作业者管理系统、作业者管理装置和作业者管理方法 |
| US7769617B2 (en) | 2002-10-29 | 2010-08-03 | Tokyo Electron Limited | Worker management system, worker management apparatus and worker management method |
| WO2008117419A1 (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-02 | Fujitsu Limited | 作業指示システム,作業指示方法,作業指示プログラム,作業指示プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体および作業指示装置 |
| US7962235B2 (en) | 2007-03-27 | 2011-06-14 | Fujitsu Limited | Operation instructing system, method for instructing operation, and operation instructing apparatus |
| JP4935898B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2012-05-23 | 富士通株式会社 | 作業指示システム,作業指示方法,作業指示プログラムおよび作業指示装置 |
| WO2018180743A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日本電気株式会社 | 作業管理装置、作業管理方法およびプログラム記憶媒体 |
| JPWO2018180743A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2020-03-05 | 日本電気株式会社 | 作業管理装置、作業管理方法およびプログラム |
| US11386373B2 (en) | 2017-03-31 | 2022-07-12 | Nec Corporation | Work management device, work management method, and program storage medium |
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