JPH05138009A - 球状無機質中空粒子の製造方法 - Google Patents
球状無機質中空粒子の製造方法Info
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- JPH05138009A JPH05138009A JP30800491A JP30800491A JPH05138009A JP H05138009 A JPH05138009 A JP H05138009A JP 30800491 A JP30800491 A JP 30800491A JP 30800491 A JP30800491 A JP 30800491A JP H05138009 A JPH05138009 A JP H05138009A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 重合体コア粒子と、数平均粒子径が該コア粒
子の数平均粒子径の1/5以下である無機質粒子とを気
流中で高速攪拌して無機質粒子によって被覆層が形成さ
れた複合粒子を形成し、次いで該複合粒子を加熱するこ
とにより重合体を分解させ、粒子内部に空孔を形成する
球状無機質中空粒子の製造方法。 【効果】 得られた球状無機質中空粒子は、触媒、導電
性、フィラー、磁性材料、光学材料、電子材料、隠蔽材
料、マイクロカプセル材料用等幅広い用途に好適に応用
できる。
子の数平均粒子径の1/5以下である無機質粒子とを気
流中で高速攪拌して無機質粒子によって被覆層が形成さ
れた複合粒子を形成し、次いで該複合粒子を加熱するこ
とにより重合体を分解させ、粒子内部に空孔を形成する
球状無機質中空粒子の製造方法。 【効果】 得られた球状無機質中空粒子は、触媒、導電
性、フィラー、磁性材料、光学材料、電子材料、隠蔽材
料、マイクロカプセル材料用等幅広い用途に好適に応用
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は触媒、吸着剤、吸湿剤、
顔料、研磨剤、触媒、担体、クロマトグラフィー用カラ
ム充填剤、化学センサー材料、磁性材料、導電性フィラ
ー、隠蔽材料、光学材料、電子材料、医薬、診断薬等の
マイクロカプセル材料などに好適に使用できる球状無機
質中空粒子の製造方法に関する。
顔料、研磨剤、触媒、担体、クロマトグラフィー用カラ
ム充填剤、化学センサー材料、磁性材料、導電性フィラ
ー、隠蔽材料、光学材料、電子材料、医薬、診断薬等の
マイクロカプセル材料などに好適に使用できる球状無機
質中空粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無機質多孔性粒子または無機質中空粒子
の製造方法としては、以下のような代表的な方法が知ら
れている。すなわち、アルカリ金属の珪酸塩、炭酸塩、
リン酸塩および硝酸塩並びにアルカリ金属またはその他
の金属のハロゲン化物から選ばれる無機化合物の少なく
とも1種を含む水溶液に有機溶剤を添加、混合して乳化
液となし、次いでアルカリ土類金属のハロゲン化物、無
機酸、有機酸、無機酸のアンモニウム塩、有機酸のアン
モニウム塩およびアルカリ金属の炭酸塩、硝酸塩の少な
くとも1種であって、かつ上記無機化合物との水溶液反
応によって水不溶性沈澱を形成しうる化合物の水溶液
を、上記乳化液に混合して多孔質あるいは中空無機質粉
体を製造する方法が知られている。しかし、上記方法に
よっては多孔質の無機質粒子は得られるものの、中空無
機質粒子を得ることは困難である。
の製造方法としては、以下のような代表的な方法が知ら
れている。すなわち、アルカリ金属の珪酸塩、炭酸塩、
リン酸塩および硝酸塩並びにアルカリ金属またはその他
の金属のハロゲン化物から選ばれる無機化合物の少なく
とも1種を含む水溶液に有機溶剤を添加、混合して乳化
液となし、次いでアルカリ土類金属のハロゲン化物、無
機酸、有機酸、無機酸のアンモニウム塩、有機酸のアン
モニウム塩およびアルカリ金属の炭酸塩、硝酸塩の少な
くとも1種であって、かつ上記無機化合物との水溶液反
応によって水不溶性沈澱を形成しうる化合物の水溶液
を、上記乳化液に混合して多孔質あるいは中空無機質粉
体を製造する方法が知られている。しかし、上記方法に
よっては多孔質の無機質粒子は得られるものの、中空無
機質粒子を得ることは困難である。
【0003】そこで、上記方法を改良し、中空粒子を得
る方法が特開昭63−258642号公報に開示されて
いる。この方法は、上記無機化合物の水溶液に有機溶液
を添加、混合してO/W型乳化液となし、該O/W型乳
化液を界面活性剤を含む有機溶剤中に添加、混合してO
/W/O型乳化液となし、次いで上記水溶液反応によっ
て水不溶性沈澱を形成しうる化合物の水溶液中に上記の
O/W/O型乳化液を添加、混合するものである。
る方法が特開昭63−258642号公報に開示されて
いる。この方法は、上記無機化合物の水溶液に有機溶液
を添加、混合してO/W型乳化液となし、該O/W型乳
化液を界面活性剤を含む有機溶剤中に添加、混合してO
/W/O型乳化液となし、次いで上記水溶液反応によっ
て水不溶性沈澱を形成しうる化合物の水溶液中に上記の
O/W/O型乳化液を添加、混合するものである。
【0004】上記方法によれば、確かに中空無機質粉体
が得られるが中空性または中空無機質粉体の粒度分布
は、O/W/O型乳化液の乳化状態に大きく影響を受
け、ボイドの大きさが一定でなく、粒度分布もかなりブ
ロードであり一定品質のものも得ることは困難である。
が得られるが中空性または中空無機質粉体の粒度分布
は、O/W/O型乳化液の乳化状態に大きく影響を受
け、ボイドの大きさが一定でなく、粒度分布もかなりブ
ロードであり一定品質のものも得ることは困難である。
【0005】また、上記方法と類似したものとして酸化
鉄多孔性微小球の製造方法(特開昭64−83522号
公報)があるが、この方法によっても上記製造方法によ
ると同様、得られる粒子はボイドの大きさが一定でな
く、粒度分布もブロードである。
鉄多孔性微小球の製造方法(特開昭64−83522号
公報)があるが、この方法によっても上記製造方法によ
ると同様、得られる粒子はボイドの大きさが一定でな
く、粒度分布もブロードである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
無機質中空粒子の製造方法によっては、(1)1粒子中
に1個のボイドを確実に形成することができないこと、
(2)ボイドの大きさが均一で、かつ粒径分布がシャー
プなものが得にくいこと、等の問題点があり、これらに
ついての解決が望まれていた。
無機質中空粒子の製造方法によっては、(1)1粒子中
に1個のボイドを確実に形成することができないこと、
(2)ボイドの大きさが均一で、かつ粒径分布がシャー
プなものが得にくいこと、等の問題点があり、これらに
ついての解決が望まれていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、重合体コア粒
子と数平均粒子径が該コア粒子の数平均粒子径の1/5
以下である無機質粒子とを気流中で高速攪拌して無機質
粒子によって被覆層が形成された複合粒子を形成し、次
いで該複合粒子を加熱することによりコア重合体を分解
させ、粒子内部に空孔を形成することを特徴とする球状
無機質中空粒子の製造方法を提供するものである。
子と数平均粒子径が該コア粒子の数平均粒子径の1/5
以下である無機質粒子とを気流中で高速攪拌して無機質
粒子によって被覆層が形成された複合粒子を形成し、次
いで該複合粒子を加熱することによりコア重合体を分解
させ、粒子内部に空孔を形成することを特徴とする球状
無機質中空粒子の製造方法を提供するものである。
【0008】本発明に使用される重合体コア粒子の数平
均粒子径は、通常0.8〜100μm 、好ましくは1〜
50μm 、さらに好ましくは2〜40μm である。数平
均粒子径が0.8μm 未満では、粒子の高速攪拌による
衝突エネルギーが不十分で被覆層(以下シェルというこ
ともある)を形成しにくくなる。一方、数平均粒子径が
100μm を超えると、微粒子としての特性が失われる
傾向となる。また、例えば数平均粒子径が±20%の範
囲の粒子径を有する粒子が全体の70重量%以上、好ま
しくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以
上を占めるような粒子径分布を有する微粒子を使用する
と、最終的に均一な粒子径を有する微粒子が必要とされ
る分野に好適な球状無機質中空粒子を得ることができ
る。なお、本発明における数平均粒子径および粒子径分
布は、電子顕微鏡写真上にて100個の粒子の粒子径を
無作為に測定して求めるものである。
均粒子径は、通常0.8〜100μm 、好ましくは1〜
50μm 、さらに好ましくは2〜40μm である。数平
均粒子径が0.8μm 未満では、粒子の高速攪拌による
衝突エネルギーが不十分で被覆層(以下シェルというこ
ともある)を形成しにくくなる。一方、数平均粒子径が
100μm を超えると、微粒子としての特性が失われる
傾向となる。また、例えば数平均粒子径が±20%の範
囲の粒子径を有する粒子が全体の70重量%以上、好ま
しくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以
上を占めるような粒子径分布を有する微粒子を使用する
と、最終的に均一な粒子径を有する微粒子が必要とされ
る分野に好適な球状無機質中空粒子を得ることができ
る。なお、本発明における数平均粒子径および粒子径分
布は、電子顕微鏡写真上にて100個の粒子の粒子径を
無作為に測定して求めるものである。
【0009】本発明に使用される重合体コア粒子の組成
は特に制限されないが、その製造に使用する単量体とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチ
レン、ジビニルベンゼン等の不飽和芳香族類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;アクリ
ロニトリル等の不飽和ニトリル類;メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルアクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート等の
不飽和カルボン酸アルキルエステル;その他に、ブタジ
エン、イソプレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、ジアリルフタレート、アク
リルアクリレート、アリルメタクリレート等を例示する
ことができる。また、これらの単量体は、単独でも2種
以上混合しても使用することができる。なお、加熱によ
り、分解しやすい重合体を得るためには、スチレン、ア
クリロニトリルおよび酢酸ビニルから選ばれた少なくと
も一種の単量体を主成分とする重合体が好ましい。
は特に制限されないが、その製造に使用する単量体とし
ては、スチレン、α−メチルスチレン、ハロゲン化スチ
レン、ジビニルベンゼン等の不飽和芳香族類;酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類;アクリ
ロニトリル等の不飽和ニトリル類;メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、ブチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、ラウリルアクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、エチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコールジメタクリレート等の
不飽和カルボン酸アルキルエステル;その他に、ブタジ
エン、イソプレン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、ジアリルフタレート、アク
リルアクリレート、アリルメタクリレート等を例示する
ことができる。また、これらの単量体は、単独でも2種
以上混合しても使用することができる。なお、加熱によ
り、分解しやすい重合体を得るためには、スチレン、ア
クリロニトリルおよび酢酸ビニルから選ばれた少なくと
も一種の単量体を主成分とする重合体が好ましい。
【0010】重合体コア粒子は、上記単量体の乳化重
合、懸濁重合等により得ることができ、あるいは重合体
バルクの粉砕によっても得ることもできる。例えば、特
に均一な粒子径を有するマイクロカプセル化微粒子が必
要な場合には、均一な粒子径を有する重合体コア粒子を
用いればよく、このような粒子は、特公昭57−243
69号公報記載の膨潤重合法、ジャーナル オブ ポリ
マーサイエンス ポリマーレター エディション(J.
Polym.Sci.,Polymer Letter
Ed.)21,937(1983)記載の重合方法、
あるいは特開昭61−215602号公報、同61−2
15630号公報、同61−215604号公報等に記
載の重合方法によって容易に製造することができる。
合、懸濁重合等により得ることができ、あるいは重合体
バルクの粉砕によっても得ることもできる。例えば、特
に均一な粒子径を有するマイクロカプセル化微粒子が必
要な場合には、均一な粒子径を有する重合体コア粒子を
用いればよく、このような粒子は、特公昭57−243
69号公報記載の膨潤重合法、ジャーナル オブ ポリ
マーサイエンス ポリマーレター エディション(J.
Polym.Sci.,Polymer Letter
Ed.)21,937(1983)記載の重合方法、
あるいは特開昭61−215602号公報、同61−2
15630号公報、同61−215604号公報等に記
載の重合方法によって容易に製造することができる。
【0011】本発明に使用される被覆層を形成する無機
質粒子は、重合体コア粒子の数平均粒子径の1/5以
下、好ましくは1/10以下、さらに好ましくは1/2
0以下の数平均粒子径を有する。該粒子の数平均粒子径
が重合体コア粒子の数平均粒子径の1/5を超えると重
合体コア粒子表面に均一かつ十分な厚みをもった被覆層
を形成することができない。
質粒子は、重合体コア粒子の数平均粒子径の1/5以
下、好ましくは1/10以下、さらに好ましくは1/2
0以下の数平均粒子径を有する。該粒子の数平均粒子径
が重合体コア粒子の数平均粒子径の1/5を超えると重
合体コア粒子表面に均一かつ十分な厚みをもった被覆層
を形成することができない。
【0012】本発明に使用される被覆層を形成する無機
質粒子の組成については特に制限はなく、最終生成物た
る中空粒子の使用目的によって適宜選択することができ
る。例えば、導電性を持つ中空粒子を目的とする場合、
ニッケル、銅、アルミニウム、鉄等の金属粒子、アンチ
モンによりドープされた酸化スズ、酸化ルテニウム等の
金属酸化物を使用することができる。また、中空粒子に
磁性を付与することを目的とする場合、ニッケル、鉄、
コバルト等の金属またはフェライト、マグネタイト、マ
グヘマイト等の金属酸化物を使用することができる。
質粒子の組成については特に制限はなく、最終生成物た
る中空粒子の使用目的によって適宜選択することができ
る。例えば、導電性を持つ中空粒子を目的とする場合、
ニッケル、銅、アルミニウム、鉄等の金属粒子、アンチ
モンによりドープされた酸化スズ、酸化ルテニウム等の
金属酸化物を使用することができる。また、中空粒子に
磁性を付与することを目的とする場合、ニッケル、鉄、
コバルト等の金属またはフェライト、マグネタイト、マ
グヘマイト等の金属酸化物を使用することができる。
【0013】中空粒子を着色することを目的とする場
合、以下に示す無機顔料を使用することができる。 黒色顔料 マグネタイト 黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ニッ
ケルチタンイエロー、 褐色顔料 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、 赤色顔料 ベンガラ、カドミウムレッド、鉛円、 紫色顔料 マンガン紫、 青色顔料 コバルトブルー 緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、 白色顔料 アンチモン白、酸化チタン、亜鉛華(酸化亜鉛)、 体質顔料 炭酸ベリリウム、クレー、シリカ、タルク、アルミナホ
ワイト、
合、以下に示す無機顔料を使用することができる。 黒色顔料 マグネタイト 黄色顔料 黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ニッ
ケルチタンイエロー、 褐色顔料 赤口黄鉛、モリブデンオレンジ、 赤色顔料 ベンガラ、カドミウムレッド、鉛円、 紫色顔料 マンガン紫、 青色顔料 コバルトブルー 緑色顔料 クロムグリーン、酸化クロム、 白色顔料 アンチモン白、酸化チタン、亜鉛華(酸化亜鉛)、 体質顔料 炭酸ベリリウム、クレー、シリカ、タルク、アルミナホ
ワイト、
【0014】さらに、無機質としては、例えば銀、銅、
鉄、ニッケル、コバルト等の金属または酸化鉄(ヘマタ
イト、マグネタイト、マグヘマイト、FeO )、酸化銅、
酸化チタン、酸化ケイ素(シリカ)、酸化スズ、酸化ク
ロム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム(アルミ
ナ)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化鉛、酸化
銀、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化
ニオブ、酸化ルテニウム、酸化カドミウム、酸化インジ
ウム、酸化ハフニウム、酸化セリウム、酸化エルビウ
ム、チタン酸バリウム等の金属酸化物、複合金属酸化
物、Zr2(OH)6SO4 、Fe(OH)2 、Cu2(OH)2CO3 、Y(OH)CO
3 等の金属水酸化物、あるいはFeN 、SiN2 等の金属チ
ッ化物、セラミック材料等広範囲のものが使用できる。
鉄、ニッケル、コバルト等の金属または酸化鉄(ヘマタ
イト、マグネタイト、マグヘマイト、FeO )、酸化銅、
酸化チタン、酸化ケイ素(シリカ)、酸化スズ、酸化ク
ロム、酸化イットリウム、酸化アルミニウム(アルミ
ナ)、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化鉛、酸化
銀、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化亜鉛、酸化
ニオブ、酸化ルテニウム、酸化カドミウム、酸化インジ
ウム、酸化ハフニウム、酸化セリウム、酸化エルビウ
ム、チタン酸バリウム等の金属酸化物、複合金属酸化
物、Zr2(OH)6SO4 、Fe(OH)2 、Cu2(OH)2CO3 、Y(OH)CO
3 等の金属水酸化物、あるいはFeN 、SiN2 等の金属チ
ッ化物、セラミック材料等広範囲のものが使用できる。
【0015】上記被覆層を形成する無機質粒子は、一種
のみに限られず、二種以上を組み合わせて使用すること
もできる。例えば、酸化ジルコニウム97重量部に対し
て酸化イットリウム3重量部を混合し被覆させると、酸
化ジルコニウムと酸化イットリウムとの混合物からなる
1層の被覆層ができる。また、先に酸化ジルコニウムを
被覆処理し、次いで酸化イットリウムで処理すれば、重
合体コア粒子上にまず酸化ジルコニウム層が積層され、
さらにその上に酸化イットリウム層が積層した2層から
なる被覆層を有する複合粒子が得られる。さらに、上記
処理を繰返すことにより多層構造被覆層を設けることが
できる。このように中空粒子の使用目的によって上記無
機質粒子を適宜選択することができる。
のみに限られず、二種以上を組み合わせて使用すること
もできる。例えば、酸化ジルコニウム97重量部に対し
て酸化イットリウム3重量部を混合し被覆させると、酸
化ジルコニウムと酸化イットリウムとの混合物からなる
1層の被覆層ができる。また、先に酸化ジルコニウムを
被覆処理し、次いで酸化イットリウムで処理すれば、重
合体コア粒子上にまず酸化ジルコニウム層が積層され、
さらにその上に酸化イットリウム層が積層した2層から
なる被覆層を有する複合粒子が得られる。さらに、上記
処理を繰返すことにより多層構造被覆層を設けることが
できる。このように中空粒子の使用目的によって上記無
機質粒子を適宜選択することができる。
【0016】重合体コア粒子の表面に無機質粒子によっ
て被覆層を形成するには、まず重合体コア粒子と無機質
粒子とを混合し、次いで、これら重合体コア粒子と無機
質粒子とを攪拌翼付きの容器内で、気流中で高速攪拌す
る。この高速攪拌によって粒子同士または粒子と攪拌翼
若しくは容器壁面とが衝突して、粒子表面に局所的な衝
突エネルギーが発生し、このエネルギーによって重合体
コア粒子表面が溶融または無機質粒子が展伸されて被覆
層が重合体コア粒子表面に形成され、複合粒子が形成さ
れる。この方法においては、重合体コア粒子同士の融合
を防止し、使用した重合体コア粒子の個々の表面に均一
な被覆層を形成することができる。なお、ボールミル、
または自動乳鉢等を低速攪拌器では、このような被覆層
を形成することができない。
て被覆層を形成するには、まず重合体コア粒子と無機質
粒子とを混合し、次いで、これら重合体コア粒子と無機
質粒子とを攪拌翼付きの容器内で、気流中で高速攪拌す
る。この高速攪拌によって粒子同士または粒子と攪拌翼
若しくは容器壁面とが衝突して、粒子表面に局所的な衝
突エネルギーが発生し、このエネルギーによって重合体
コア粒子表面が溶融または無機質粒子が展伸されて被覆
層が重合体コア粒子表面に形成され、複合粒子が形成さ
れる。この方法においては、重合体コア粒子同士の融合
を防止し、使用した重合体コア粒子の個々の表面に均一
な被覆層を形成することができる。なお、ボールミル、
または自動乳鉢等を低速攪拌器では、このような被覆層
を形成することができない。
【0017】また、無機質粒子を重合体コア粒子上に積
層させる際に、バインダーとして熱可塑性重合体粒子を
混合しても良い。熱可塑性重合体粒子の組成については
特に限定はなく、例えばスチレン、α−メチルスチレ
ン、ハロゲン化スチレン、ジビニルベンゼン等の不飽和
芳香族類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニル
エステル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;
メチルアクリレート、エチルアクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル;
その他に、ブタジエン、イソプレン、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、N−メ
チロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルア
クリレート、アリルメタクリレート等を例示することが
できる。またこれらの単量体は、単独でも2種以上混合
しても使用することができる。またその粒子径は、無機
質粒子の粒径の1/2以下が好ましい。
層させる際に、バインダーとして熱可塑性重合体粒子を
混合しても良い。熱可塑性重合体粒子の組成については
特に限定はなく、例えばスチレン、α−メチルスチレ
ン、ハロゲン化スチレン、ジビニルベンゼン等の不飽和
芳香族類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニル
エステル類;アクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;
メチルアクリレート、エチルアクリレート、エチルメタ
クリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシル
アクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ラウリルメタクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメ
タクリレート等の不飽和カルボン酸アルキルエステル;
その他に、ブタジエン、イソプレン、アクリル酸、メタ
クリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、グリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、N−メ
チロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルア
ミド、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルア
クリレート、アリルメタクリレート等を例示することが
できる。またこれらの単量体は、単独でも2種以上混合
しても使用することができる。またその粒子径は、無機
質粒子の粒径の1/2以下が好ましい。
【0018】この方法における攪拌翼の周速度は好まし
くは15m/秒以上、さらに好ましくは30m/秒以
上、特に好ましくは40〜150m/秒である。攪拌翼
の周速度が15m/秒より低いと、被覆層を形成するに
十分なエネルギーを得ることが困難となる。ここで、高
速攪拌を行う高速攪拌機としては、例えばハイブリダイ
ザー(奈良機械製作所(株)製)、オングミル(ホソカ
ワミクロン(株)製)等を挙げることができる。
くは15m/秒以上、さらに好ましくは30m/秒以
上、特に好ましくは40〜150m/秒である。攪拌翼
の周速度が15m/秒より低いと、被覆層を形成するに
十分なエネルギーを得ることが困難となる。ここで、高
速攪拌を行う高速攪拌機としては、例えばハイブリダイ
ザー(奈良機械製作所(株)製)、オングミル(ホソカ
ワミクロン(株)製)等を挙げることができる。
【0019】この方法において、上記重合体コア粒子と
無機質粒子とを高速攪拌機内に多量に導入して高速攪拌
すると粒子同士あるいは粒子と攪拌翼または容器壁面と
の衝突が必要以上に起こって所望の被覆層を形成しにく
くなり、または高速攪拌が困難になるので重合体コア粒
子、無機質粒子等の合計量が高速攪拌機内容積の1l当
たり好ましくは10〜100g、さらに好ましくは20
〜70gとなるようにする。
無機質粒子とを高速攪拌機内に多量に導入して高速攪拌
すると粒子同士あるいは粒子と攪拌翼または容器壁面と
の衝突が必要以上に起こって所望の被覆層を形成しにく
くなり、または高速攪拌が困難になるので重合体コア粒
子、無機質粒子等の合計量が高速攪拌機内容積の1l当
たり好ましくは10〜100g、さらに好ましくは20
〜70gとなるようにする。
【0020】なお、重合体コア粒子、無機質粒子等の合
計量が内容積の1l当たり10g未満では、粒子同士の
衝突の頻度が小さく、被覆層の形成に必要な衝突エネル
ギーが得にくくなる。重合体コア粒子と無機質粒子との
使用割合については、重合体コア粒子100重量部当た
り無機質粒子を好ましくは1〜100重量部、さらに好
ましくは5〜50重量部の割合で使用する。無機質粒子
の使用量が1重量部未満では被覆層の形成が不十分であ
り、一方100重量部を超えると、無機質粒子同士の融
合粒子が生成しやすくなる。
計量が内容積の1l当たり10g未満では、粒子同士の
衝突の頻度が小さく、被覆層の形成に必要な衝突エネル
ギーが得にくくなる。重合体コア粒子と無機質粒子との
使用割合については、重合体コア粒子100重量部当た
り無機質粒子を好ましくは1〜100重量部、さらに好
ましくは5〜50重量部の割合で使用する。無機質粒子
の使用量が1重量部未満では被覆層の形成が不十分であ
り、一方100重量部を超えると、無機質粒子同士の融
合粒子が生成しやすくなる。
【0021】上述の方法によって得られた複合粒子を好
ましくは、酸素存在下で150℃以上好ましくは350
℃以上、特に好ましくは500℃以上で無機質粒子の分
解温度以下に加熱することにより、コアの重合体を分解
しガス化させて粒子内部から飛散させ、粒子内部に空孔
を持たせた球状無機質中空粒子を得ることができる。上
記分解において、重合体コア粒子を完全に分解し、ガス
化させやすくするためには、その重合体として熱可塑性
であることが好ましい。これにより比較的低温で短時間
に空孔を形成することができる。
ましくは、酸素存在下で150℃以上好ましくは350
℃以上、特に好ましくは500℃以上で無機質粒子の分
解温度以下に加熱することにより、コアの重合体を分解
しガス化させて粒子内部から飛散させ、粒子内部に空孔
を持たせた球状無機質中空粒子を得ることができる。上
記分解において、重合体コア粒子を完全に分解し、ガス
化させやすくするためには、その重合体として熱可塑性
であることが好ましい。これにより比較的低温で短時間
に空孔を形成することができる。
【0022】なお、重合体コア粒子が熱可塑性を有しな
い場合、好ましくは600℃以上、さらに好ましくは8
00℃以上で加熱する。また、加熱温度は、例えば12
00℃を超える場合には、中空粒子表面にクラックが入
りやすくなるために1200℃以下が好ましい。昇温率
および冷却率もあまり急激であると、中空粒子が崩壊し
やすくなる。このため、昇温率としては30℃/分以
下、冷却率としては20℃/分以下が好ましい。
い場合、好ましくは600℃以上、さらに好ましくは8
00℃以上で加熱する。また、加熱温度は、例えば12
00℃を超える場合には、中空粒子表面にクラックが入
りやすくなるために1200℃以下が好ましい。昇温率
および冷却率もあまり急激であると、中空粒子が崩壊し
やすくなる。このため、昇温率としては30℃/分以
下、冷却率としては20℃/分以下が好ましい。
【0023】上記方法において、重合体コア粒子の分解
時にN2、Heのような不活性ガスを存在させた場合、重合
体コア粒子が完全に分解しないため中空化しにくいが、
逆に重合体コア粒子がカーボンに変化することから、球
状カーボン−無機質複合粒子を製造することができる。
時にN2、Heのような不活性ガスを存在させた場合、重合
体コア粒子が完全に分解しないため中空化しにくいが、
逆に重合体コア粒子がカーボンに変化することから、球
状カーボン−無機質複合粒子を製造することができる。
【0024】上記方法で得られる球状無機質中空粒子の
粒子径は、通常0.9〜110μm、好ましくは1〜8
0μm 、さらに好ましくは2〜30μm であり、粒子径
に対する内部空孔の径の比が0.3〜0.95である。
粒子径は、通常0.9〜110μm、好ましくは1〜8
0μm 、さらに好ましくは2〜30μm であり、粒子径
に対する内部空孔の径の比が0.3〜0.95である。
【0025】粒子径に対する内部空孔の径の比が0.3
未満および0.95を超える範囲では、ともに完全な球
状無機質中空粒子を得にくくなる。好ましい内部空孔の
径の比は0.4〜0.9、特に0.5〜0.85であ
る。
未満および0.95を超える範囲では、ともに完全な球
状無機質中空粒子を得にくくなる。好ましい内部空孔の
径の比は0.4〜0.9、特に0.5〜0.85であ
る。
【0026】上記方法においては、複合粒子の重合体コ
ア粒子を分解するために加熱処理する際に被覆層を構成
する無機質の組成を変化させることもできる。例えば、
Y(OH)CO3のようなアモルファスの被覆層を800℃で空
気雰囲気下にて加熱すると、被覆層に結晶構造を持つY2
O3が生成し、球状Y2O3中空粒子が得られる。複合粒子の
被覆層の無機質の加熱処理に伴なう組成、構造変化を考
慮し、加熱温度を設定すれば所望の球状無機質中空粒子
が得られる。
ア粒子を分解するために加熱処理する際に被覆層を構成
する無機質の組成を変化させることもできる。例えば、
Y(OH)CO3のようなアモルファスの被覆層を800℃で空
気雰囲気下にて加熱すると、被覆層に結晶構造を持つY2
O3が生成し、球状Y2O3中空粒子が得られる。複合粒子の
被覆層の無機質の加熱処理に伴なう組成、構造変化を考
慮し、加熱温度を設定すれば所望の球状無機質中空粒子
が得られる。
【0027】本発明により得られる球状無機質中空粒
子、例えば球状マグネタイト中空粒子は、磁性を有し、
医薬用マイクロカプセル、機能性塗料、触媒等に応用で
き、例えば球状ジルコニア中空粒子および球状アルミナ
中空粒子は、耐久性、耐熱性等に優れた不透明性の高い
不透明化剤用途、あるいはジルコニアの生体適合性を利
用し、医薬、化粧品用途等のマイクロカプセルとして使
用できる。また、球状酸化クロミウム中空粒子は磁性を
有するので、医薬、診断薬等への応用が可能であり、球
状イットリア中空粒子は、イットリアのpHによる溶解性
を利用した特殊マイクロカプセルとして種々の用途に応
用できる。さらに、球状酸化チタン中空粒子は、インペ
イ化剤、白色顔料(インク、化粧品用)、塗料、カラム
充填剤、マイクロカプセル(医薬、化粧品用)等に利用
できる。このように、本発明によれば多様な球状無機質
中空粒子を得ることができる。
子、例えば球状マグネタイト中空粒子は、磁性を有し、
医薬用マイクロカプセル、機能性塗料、触媒等に応用で
き、例えば球状ジルコニア中空粒子および球状アルミナ
中空粒子は、耐久性、耐熱性等に優れた不透明性の高い
不透明化剤用途、あるいはジルコニアの生体適合性を利
用し、医薬、化粧品用途等のマイクロカプセルとして使
用できる。また、球状酸化クロミウム中空粒子は磁性を
有するので、医薬、診断薬等への応用が可能であり、球
状イットリア中空粒子は、イットリアのpHによる溶解性
を利用した特殊マイクロカプセルとして種々の用途に応
用できる。さらに、球状酸化チタン中空粒子は、インペ
イ化剤、白色顔料(インク、化粧品用)、塗料、カラム
充填剤、マイクロカプセル(医薬、化粧品用)等に利用
できる。このように、本発明によれば多様な球状無機質
中空粒子を得ることができる。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】〔複合粒子の製造〕 (重合体コア粒子の製造) 例−1−1 単量体組成がスチレンのみからなるスチレン重合体粒子
を用いた。この粒子は、数平均粒子径が9.5μm であ
り、7.5〜11.1μm の範囲の粒子径を有する粒子
が全体の98重量%を占めるような粒子径分布(粒子径
の標準偏差が数平均粒子径の4%)を有する粒子であ
る。なお、この粒子のガラス転移温度(Tg)は99℃、
重量平均分子量(Mw)は5万である。
を用いた。この粒子は、数平均粒子径が9.5μm であ
り、7.5〜11.1μm の範囲の粒子径を有する粒子
が全体の98重量%を占めるような粒子径分布(粒子径
の標準偏差が数平均粒子径の4%)を有する粒子であ
る。なお、この粒子のガラス転移温度(Tg)は99℃、
重量平均分子量(Mw)は5万である。
【0030】例−1−2 単量体組成がスチレン/メチルメタクリレート=50/
50(重量比)でTgが101℃、Mwが4.5万の球状重
合体を用いた。この粒子は数平均粒子径が7.3μm で
あり、5.6〜8.4μm の範囲の粒子径を有する粒子
が全体の95重量%を占めるような粒子径分布(粒子径
の標準偏差が平均粒子径の5%)を有する粒子である。
50(重量比)でTgが101℃、Mwが4.5万の球状重
合体を用いた。この粒子は数平均粒子径が7.3μm で
あり、5.6〜8.4μm の範囲の粒子径を有する粒子
が全体の95重量%を占めるような粒子径分布(粒子径
の標準偏差が平均粒子径の5%)を有する粒子である。
【0031】例−1−3 単量体組成がスチレン/アクリロニトリル/アクリル酸
=50/49/1(重量比)でTgが95℃、Mwが5.8
万の球状重合体を用いた。この粒子は、数平均粒子径が
11.5μm であり、9.1〜13.9μm の範囲の粒
子径を有する粒子が全体の95重量%を占めるような粒
子径分布(粒子径の標準偏差が平均粒子径の5%)を有
する粒子である。
=50/49/1(重量比)でTgが95℃、Mwが5.8
万の球状重合体を用いた。この粒子は、数平均粒子径が
11.5μm であり、9.1〜13.9μm の範囲の粒
子径を有する粒子が全体の95重量%を占めるような粒
子径分布(粒子径の標準偏差が平均粒子径の5%)を有
する粒子である。
【0032】例−1−4 単量体組成がメチルメタクリレート/酢酸ビニル/ブチ
ルアクリレート=40/50/10(重量比)でTgが5
5℃、Mwが4.8万の球状重合体を用いた。この粒子
は、数平均粒子径が2.8μm であり、2.1〜3.8
μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%を
占めるような粒子径分布(粒子径の標準偏差が平均粒子
径の5%)を有する粒子である。
ルアクリレート=40/50/10(重量比)でTgが5
5℃、Mwが4.8万の球状重合体を用いた。この粒子
は、数平均粒子径が2.8μm であり、2.1〜3.8
μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%を
占めるような粒子径分布(粒子径の標準偏差が平均粒子
径の5%)を有する粒子である。
【0033】例−1−5 単量体組成がスチレンのみからなるTgは98℃、Mwは
6.3万の重合体粒子を用いた。この粒子は、数平均粒
子径が59μm であり、49〜70μm の範囲の粒子径
を有する粒子が全体の98重量%を占めるような粒子径
分布を有する粒子である。
6.3万の重合体粒子を用いた。この粒子は、数平均粒
子径が59μm であり、49〜70μm の範囲の粒子径
を有する粒子が全体の98重量%を占めるような粒子径
分布を有する粒子である。
【0034】(無機質粒子) 例−2−1 数平均粒子径が0.24μでありm 、0.17〜0.3
1μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%
を占めるような粒子径分布を持つSiO2粒子を用いた。
1μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%
を占めるような粒子径分布を持つSiO2粒子を用いた。
【0035】例−2−2 数平均粒子径が0.19μm であり、0.15〜0.2
2μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の98重量%
を占めるような粒子径分布を持つAl(OH)3・Al2O3 粒子
を用いた。
2μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の98重量%
を占めるような粒子径分布を持つAl(OH)3・Al2O3 粒子
を用いた。
【0036】例−2−3 数平均粒子径が0.5μm であり、0.41〜0.63
μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の92重量%を
占めるような粒子径分布を持つTiO2粒子を用いた。
μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の92重量%を
占めるような粒子径分布を持つTiO2粒子を用いた。
【0037】例−2−4 数平均粒子径が0.46μm であり、0.28〜0.6
1μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の94重量%
を占めるような粒子径分布を持つ、アモルファスZr2(O
H)6SO4 粒子を用いた。
1μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の94重量%
を占めるような粒子径分布を持つ、アモルファスZr2(O
H)6SO4 粒子を用いた。
【0038】例−2−5 数平均径が0.25μm であり、0.21〜0.35μ
m の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%を占
める粒子径分布を持つα−Fe2O3 (ヘマタイト)粒子を
用いた。
m の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%を占
める粒子径分布を持つα−Fe2O3 (ヘマタイト)粒子を
用いた。
【0039】例−2−6 数平均粒子径が1.1μm であり、0.84〜1.32
μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の92重量%を
占めるような粒子径分布を持つCu2(OH)2CO3 粒子を用い
た。
μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の92重量%を
占めるような粒子径分布を持つCu2(OH)2CO3 粒子を用い
た。
【0040】例−2−7 数平均粒子径が0.19μm であり、0.14〜0.2
5μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%
を占めるような粒子径分布を持つY(OH)CO3粒子を用い
た。
5μm の範囲の粒子径を有する粒子が全体の95重量%
を占めるような粒子径分布を持つY(OH)CO3粒子を用い
た。
【0041】例−2−8 数平均粒子径が約0.35μm のニッケル粉を用いた。
【0042】例−2−9 数平均粒子径が約0.02μm のアルミナゾルを用い
た。
た。
【0043】例−2−10 数平均粒子径が0.025μm のコロイダルシリカを用
いた。
いた。
【0044】例−2−11 数平均粒子径が約0.05μm のSnO2 粒子を用いた。
【0045】(複合粒子) 例−3−1 例−1−1のスチレン重合体粒子85gを重合体コア粒
子とし、これに例−2−10のシリカ粒子15gを混合
し、この混合物を内容積4lのハイブリダイザーNHS
−1型(奈良機械製作所(株)製)を使用して、室温に
て羽根(攪拌翼)の周速度78m/秒で8分間処理し、
球状スチレン重合体−シリカ複合粒子を得た。得られた
複合粒子をスライドグラスにはさんでこすってみたが被
覆層の脱落はみられず、成膜が十分になされていること
がわかった。また、この複合粒子は数平均粒子径が1
0.0μm の均一な粒子であった。
子とし、これに例−2−10のシリカ粒子15gを混合
し、この混合物を内容積4lのハイブリダイザーNHS
−1型(奈良機械製作所(株)製)を使用して、室温に
て羽根(攪拌翼)の周速度78m/秒で8分間処理し、
球状スチレン重合体−シリカ複合粒子を得た。得られた
複合粒子をスライドグラスにはさんでこすってみたが被
覆層の脱落はみられず、成膜が十分になされていること
がわかった。また、この複合粒子は数平均粒子径が1
0.0μm の均一な粒子であった。
【0046】例−3−2 例−1−5のスチレン重合体粒子80gをコア粒子と
し、これに例−2−3のTiO2粒子10gと、数平均粒子
径が0.15μm のポリメチルメタクリレート(P−M
MA)粉体10gを被覆層形成助剤として混合し、この
混合物を内容積4lのハイブリダイザー NHS−1型
を使用して、室温にて羽根の周速度84m/秒で3分間
処理し、球状スチレン重合体−TiO 2 複合粒子を得た。
得られた複合粒子の数平均粒子径は63μm で均一であ
った。
し、これに例−2−3のTiO2粒子10gと、数平均粒子
径が0.15μm のポリメチルメタクリレート(P−M
MA)粉体10gを被覆層形成助剤として混合し、この
混合物を内容積4lのハイブリダイザー NHS−1型
を使用して、室温にて羽根の周速度84m/秒で3分間
処理し、球状スチレン重合体−TiO 2 複合粒子を得た。
得られた複合粒子の数平均粒子径は63μm で均一であ
った。
【0047】例−3−3〜−14 基本的には例−3−1および−2と同様の方法で、重合
体コア粒子、無機質粒子、攪拌速度等を表1〜表6に示
すように変えて球状重合体−無機質複合粒子を製造し
た。結果として得られた粒子についても表1〜表6に示
した。なお、表1〜表6において、複合粒子の外径に対
する内径の比はマイクロトームによる粒子の切断面の写
真から算出した。
体コア粒子、無機質粒子、攪拌速度等を表1〜表6に示
すように変えて球状重合体−無機質複合粒子を製造し
た。結果として得られた粒子についても表1〜表6に示
した。なお、表1〜表6において、複合粒子の外径に対
する内径の比はマイクロトームによる粒子の切断面の写
真から算出した。
【0048】また、表中の略号は以下の通りである。 ST :スチレン MMA :メチルメタクリレート AN :アクリロニトリル BA :ブチルアクリレート VAC :酢酸ビニル AA :アクリル酸
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】〔中空粒子の製造〕 実施例1 例−3−1で得られた球状スチレン重合体−SiO2 複合
粒子3gを空気雰囲気下で室温から600℃まで10℃
/分の条件で昇温し、600℃で4時間ホールドした。
その後20℃/分の割合で室温まで冷却した。得られた
球状SiO2 中空粒子の数平均粒子径は、8.5μm であ
り、粒子外径に対する内径の比が0.88であった。ま
た、比表面積は480m2/gであった。
粒子3gを空気雰囲気下で室温から600℃まで10℃
/分の条件で昇温し、600℃で4時間ホールドした。
その後20℃/分の割合で室温まで冷却した。得られた
球状SiO2 中空粒子の数平均粒子径は、8.5μm であ
り、粒子外径に対する内径の比が0.88であった。ま
た、比表面積は480m2/gであった。
【0056】実施例2〜15 使用する球状重合体−無機質複合粒子、昇温率、ガス雰
囲気の種類、加熱温度および加熱時間をそれぞれ変えた
実施例2〜15を実施した。製造条件は表7〜10に記
載したように変化させる以外は実施例1に従った。結果
を実施例1と共に表7〜表10に示す。
囲気の種類、加熱温度および加熱時間をそれぞれ変えた
実施例2〜15を実施した。製造条件は表7〜10に記
載したように変化させる以外は実施例1に従った。結果
を実施例1と共に表7〜表10に示す。
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】
【0060】
【表10】
【0061】参考例1 実施例7で得た球状CuO 中空粒子3gを管状電気炉に入
れ、水素を50ml/分の割合で流しながら300℃に加
熱し、2時間ホールドし還元処理を実施した。その後水
素をフローしながら室温まで冷却した。得られた球状銅
中空粒子は元素分析等により99.5%の純度であるこ
とが確認された。またこの粒子の粒子径は約55μm で
粒子外径に対する空孔径比は0.80であった。
れ、水素を50ml/分の割合で流しながら300℃に加
熱し、2時間ホールドし還元処理を実施した。その後水
素をフローしながら室温まで冷却した。得られた球状銅
中空粒子は元素分析等により99.5%の純度であるこ
とが確認された。またこの粒子の粒子径は約55μm で
粒子外径に対する空孔径比は0.80であった。
【0062】参考例2 実施例9で得た球状α−Fe2O3 中空粒子3gを管状電気
炉に入れ、水素を50ml/分の割合で流しながら350
℃で1時間加熱し、水蒸気下で冷却し球状Fe3O 4(マグ
ネタイト)中空粒子を得た。この粒子の粒子径は8.7
μm 粒子外径に対する空孔径比は0.85であった。
炉に入れ、水素を50ml/分の割合で流しながら350
℃で1時間加熱し、水蒸気下で冷却し球状Fe3O 4(マグ
ネタイト)中空粒子を得た。この粒子の粒子径は8.7
μm 粒子外径に対する空孔径比は0.85であった。
【0063】参考例3 参考例2で得られた球状Fe3O4 中空粒子2gを管状電気
炉に入れ、水素を80ml/分の割合で流し、1000℃
で2時間加熱し、水蒸気流下で冷却し球状鉄中空粒子を
得た。この粒子の粒子径は8.4μm であった。
炉に入れ、水素を80ml/分の割合で流し、1000℃
で2時間加熱し、水蒸気流下で冷却し球状鉄中空粒子を
得た。この粒子の粒子径は8.4μm であった。
【0064】参考例4 実施例12で得られた球状NiO 中空粒子を管状電気炉に
入れ、水素を50ml/分の割合で流し、1000℃で2
時間加熱し、水素気流下で冷却し、球状Ni中空粒子を得
た。この粒子の粒子径は8.4μm であった。この粒子
は、0.13Ω・cmの電気抵抗を示した。
入れ、水素を50ml/分の割合で流し、1000℃で2
時間加熱し、水素気流下で冷却し、球状Ni中空粒子を得
た。この粒子の粒子径は8.4μm であった。この粒子
は、0.13Ω・cmの電気抵抗を示した。
【0065】
【発明の効果】本発明により、任意に選択された種々の
無機質粒子を用いて球状中空粒子が製造できる。従っ
て、本発明により得られた中空粒子は各用途、各要求性
能に良好に適合でき、高機能性を発揮させられるため、
触媒、プラスチック用滑剤、吸着剤、顔料、触媒担体、
クロマトグラフィー用充填剤、化学センサー材料、磁性
材料、導電性フィラー、隠蔽材料、光学材料、スペーサ
ー、電子材料、半導体封止剤、医薬等のマイクロカプセ
ル材料に好適に広く応用できる。
無機質粒子を用いて球状中空粒子が製造できる。従っ
て、本発明により得られた中空粒子は各用途、各要求性
能に良好に適合でき、高機能性を発揮させられるため、
触媒、プラスチック用滑剤、吸着剤、顔料、触媒担体、
クロマトグラフィー用充填剤、化学センサー材料、磁性
材料、導電性フィラー、隠蔽材料、光学材料、スペーサ
ー、電子材料、半導体封止剤、医薬等のマイクロカプセ
ル材料に好適に広く応用できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 重合体コア粒子と、数平均粒子径が該コ
ア粒子の数平均粒子径の1/5以下である無機質粒子と
を気流中で高速攪拌して無機質粒子によって被覆層が形
成された複合粒子を形成し、次いで該複合粒子を加熱す
ることにより重合体を分解させ、粒子内部に空孔を形成
することを特徴とする球状無機質中空粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30800491A JPH05138009A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 球状無機質中空粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30800491A JPH05138009A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 球状無機質中空粒子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05138009A true JPH05138009A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17975736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30800491A Pending JPH05138009A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 球状無機質中空粒子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05138009A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08169982A (ja) * | 1994-09-02 | 1996-07-02 | Rhone Poulenc Chim | 有機ポリマー−炭酸カルシウム複合粒子、中空炭酸カルシウム粒子、それらの製造方法、それらのプラスチック及びエラストマー中の充填材又は添加剤としての使用 |
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