JPH05139946A - メラニン抑制剤 - Google Patents
メラニン抑制剤Info
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- JPH05139946A JPH05139946A JP30342991A JP30342991A JPH05139946A JP H05139946 A JPH05139946 A JP H05139946A JP 30342991 A JP30342991 A JP 30342991A JP 30342991 A JP30342991 A JP 30342991A JP H05139946 A JPH05139946 A JP H05139946A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記一般式(1)
(式中、R1〜R10はそれぞれ水素原子、水酸基又は
低級アルコキシ基を示し、R11は水素原子、水酸基又
はシアノ基を示す)で表わされるベンジルフェニルケト
ン誘導体を有効成分とするメラニン抑制剤。 【効果】 メラニン合成に関与する酵素活性を強く抑制
し、優れたメラニン沈着改善効果を有する。
低級アルコキシ基を示し、R11は水素原子、水酸基又
はシアノ基を示す)で表わされるベンジルフェニルケト
ン誘導体を有効成分とするメラニン抑制剤。 【効果】 メラニン合成に関与する酵素活性を強く抑制
し、優れたメラニン沈着改善効果を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メラニン抑制剤に関
し、更に詳しくは、ベンジルフェニルケトン誘導体を有
効成分とするメラニン抑制剤に関する。
し、更に詳しくは、ベンジルフェニルケトン誘導体を有
効成分とするメラニン抑制剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】しみ、
そばかす及び日焼け後の肌への色素沈着は、加齢に伴い
発生、増加、或いは消失しにくくなり、中高年齢層にと
って悩みとなっている。これらの色素沈着症の発症機構
はいまだ明確にはされていないが、太陽光線、特に紫外
線やメラノサイト刺激ホルモンなどの作用により、表皮
メラノサイトでのメラニン合成機能が亢進したためと考
えられる。
そばかす及び日焼け後の肌への色素沈着は、加齢に伴い
発生、増加、或いは消失しにくくなり、中高年齢層にと
って悩みとなっている。これらの色素沈着症の発症機構
はいまだ明確にはされていないが、太陽光線、特に紫外
線やメラノサイト刺激ホルモンなどの作用により、表皮
メラノサイトでのメラニン合成機能が亢進したためと考
えられる。
【0003】また、表皮角化細胞(ケラチノサイト)の
加齢に伴う角化遅延も、表皮内のメラニン顆粒密度の増
加、すなわち、臨床的に色素沈着が増加する症状を発現
させるものと考えられる。これらの色素沈着部は局部的
に存在し、周囲の正常皮膚色と明らかな差異を生ぜしめ
ることもある。
加齢に伴う角化遅延も、表皮内のメラニン顆粒密度の増
加、すなわち、臨床的に色素沈着が増加する症状を発現
させるものと考えられる。これらの色素沈着部は局部的
に存在し、周囲の正常皮膚色と明らかな差異を生ぜしめ
ることもある。
【0004】このような後天的色素(すなわちメラニ
ン)沈着部を正常皮膚色にまで回復可能な薬剤の開発が
強く望まれており、これまでに多くの薬剤が商品化され
てきている。
ン)沈着部を正常皮膚色にまで回復可能な薬剤の開発が
強く望まれており、これまでに多くの薬剤が商品化され
てきている。
【0005】例えば、近年、優れた還元能を有するビタ
ミンC(L−アスコルビン酸)誘導体を配合した化粧料
も用いられてきた。しかしながら、これも安定性に難が
あるとともに、外用では効果がほとんど認められない。
一方、欧米において、ハイドロキノンがしみの治療や黒
人皮膚を白くする等の薬剤として用いられているが、こ
れらも物質自体の安全性(刺激性、アレルギー性)に問
題があり、また、白斑を生じさせるケースもあるなどの
点から、薬剤として配合することには問題がある。その
他にも種々のメラニン抑制剤、例えば、イソフラボン誘
導体(特開昭58−225004号公報)や、桂皮酸誘
導体としてのp−ヒドロキシ桂皮酸(特開昭59−19
6813号公報)、p−ヒドロキシ桂皮酸アミド誘導体
(特開昭62−56459号公報)等が知られている。
ミンC(L−アスコルビン酸)誘導体を配合した化粧料
も用いられてきた。しかしながら、これも安定性に難が
あるとともに、外用では効果がほとんど認められない。
一方、欧米において、ハイドロキノンがしみの治療や黒
人皮膚を白くする等の薬剤として用いられているが、こ
れらも物質自体の安全性(刺激性、アレルギー性)に問
題があり、また、白斑を生じさせるケースもあるなどの
点から、薬剤として配合することには問題がある。その
他にも種々のメラニン抑制剤、例えば、イソフラボン誘
導体(特開昭58−225004号公報)や、桂皮酸誘
導体としてのp−ヒドロキシ桂皮酸(特開昭59−19
6813号公報)、p−ヒドロキシ桂皮酸アミド誘導体
(特開昭62−56459号公報)等が知られている。
【0006】しかしながら、実質的な色素沈着改善効果
ならびに化粧品基剤への配合性が優れた物質はいまだ知
られていないのが現状である。
ならびに化粧品基剤への配合性が優れた物質はいまだ知
られていないのが現状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み、メラニン生成機構の研究を通して、色素沈着
を減少又は消失させる物質を得るべく鋭意検討した結
果、特定のベンジルフェニルケトン誘導体がメラニン生
成抑制作用を有することを見出し、本発明を完成するに
至った。
情に鑑み、メラニン生成機構の研究を通して、色素沈着
を減少又は消失させる物質を得るべく鋭意検討した結
果、特定のベンジルフェニルケトン誘導体がメラニン生
成抑制作用を有することを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0008】すなわち、本発明は、下記一般式(1)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 〜R10はそれぞれ水素原子、
水酸基又は低級アルコキシ基を示し、R11は水素原子、
水酸基又はシアノ基を示す)で表わされるベンジルフェ
ニルケトン誘導体を有効成分とするメラニン抑制剤を提
供するものである。
水酸基又は低級アルコキシ基を示し、R11は水素原子、
水酸基又はシアノ基を示す)で表わされるベンジルフェ
ニルケトン誘導体を有効成分とするメラニン抑制剤を提
供するものである。
【0011】上記一般式(1)中、低級アルコキシ基と
しては、炭素数1〜5のアルコキシ基、例えばメトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基等が挙げられ
る。
しては、炭素数1〜5のアルコキシ基、例えばメトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基等が挙げられ
る。
【0012】本発明に使用されるベンジルフェニルケト
ン誘導体(1)は、上記置換基R1 〜R11のうち少なく
とも1個が水酸基であるものが好ましい。特に、R1 〜
R11のうち3個が水酸基で、かつR5 〜R10のうち少な
くとも1個が水酸基であるものが好ましい。
ン誘導体(1)は、上記置換基R1 〜R11のうち少なく
とも1個が水酸基であるものが好ましい。特に、R1 〜
R11のうち3個が水酸基で、かつR5 〜R10のうち少な
くとも1個が水酸基であるものが好ましい。
【0013】例えば、3,4−ジヒドロキシフェニル
p−ヒドロキシベンジルケトン、2,4−ジヒドロキシ
フェニル m−ヒドロキシベンジル ケトン、2,4−
ジヒドロキシフェニル p−メトキシベンジル ケト
ン、2,4,6−トリヒドロキシフェニル p−ヒドロ
キシベンジル ケトン、2,3,4−トリヒドロキシフ
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン、2,4,6
−トリヒドロキシフェニル−p−ヒドロキシ−m−メト
キシベンジルケトン、2,4,6−トリヒドロキシフェ
ニル 2,4−ジヒドロキシベンジル ケトン、2,
4,6−トリヒドロキシフェニル 2,4−ジメトキシ
ベンジル ケトン、2−ヒドロキシ−4−メトキシフェ
ニル p−ヒドロキシベンジル ケトン、4−ヒドロキ
シフェニルp−ヒドロキシベンジル ケトン、フェニル
p−ヒドロキシベンジルケトン、フェニル α−シア
ノ−p−ヒドロキシベンジル ケトン、フェニル ベン
ジル ケトン、4,4′−ジヒドロキシベンゾインなど
が挙げられる。特に好適な化合物としては、2,4−ジ
ヒドロキシフェニル p−ヒドロキシベンジルケトンが
挙げられる。
p−ヒドロキシベンジルケトン、2,4−ジヒドロキシ
フェニル m−ヒドロキシベンジル ケトン、2,4−
ジヒドロキシフェニル p−メトキシベンジル ケト
ン、2,4,6−トリヒドロキシフェニル p−ヒドロ
キシベンジル ケトン、2,3,4−トリヒドロキシフ
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン、2,4,6
−トリヒドロキシフェニル−p−ヒドロキシ−m−メト
キシベンジルケトン、2,4,6−トリヒドロキシフェ
ニル 2,4−ジヒドロキシベンジル ケトン、2,
4,6−トリヒドロキシフェニル 2,4−ジメトキシ
ベンジル ケトン、2−ヒドロキシ−4−メトキシフェ
ニル p−ヒドロキシベンジル ケトン、4−ヒドロキ
シフェニルp−ヒドロキシベンジル ケトン、フェニル
p−ヒドロキシベンジルケトン、フェニル α−シア
ノ−p−ヒドロキシベンジル ケトン、フェニル ベン
ジル ケトン、4,4′−ジヒドロキシベンゾインなど
が挙げられる。特に好適な化合物としては、2,4−ジ
ヒドロキシフェニル p−ヒドロキシベンジルケトンが
挙げられる。
【0014】本発明に使用されるベンジルフェニルケト
ン誘導体(1)は文献記載の方法に従って、又はそれに
準じて合成することができる。例えば、カテコールとp
−ヒドロキシフェニル酢酸をポリリン酸の存在下で縮合
させる方法(Agric.Biol.Chem.,32
巻,769〜772頁(1968年))、又は、フロロ
グルシンとp−ヒドロキシフェニルアセトニトリルを塩
化水素ガス存在下で縮合させる方法(Angew.Ch
em.Int.Ed.Engl.,20巻,102〜1
03頁(1981年))等によって容易に得ることがで
きる。なお、本発明に使用されるベンジルフェニルケト
ン誘導体のいくつかは、拒否反応抑制薬や免疫促進抗炎
症試薬として知られている。
ン誘導体(1)は文献記載の方法に従って、又はそれに
準じて合成することができる。例えば、カテコールとp
−ヒドロキシフェニル酢酸をポリリン酸の存在下で縮合
させる方法(Agric.Biol.Chem.,32
巻,769〜772頁(1968年))、又は、フロロ
グルシンとp−ヒドロキシフェニルアセトニトリルを塩
化水素ガス存在下で縮合させる方法(Angew.Ch
em.Int.Ed.Engl.,20巻,102〜1
03頁(1981年))等によって容易に得ることがで
きる。なお、本発明に使用されるベンジルフェニルケト
ン誘導体のいくつかは、拒否反応抑制薬や免疫促進抗炎
症試薬として知られている。
【0015】本発明メラニン抑制剤は、これらベンジル
フェニルケトン誘導体(1)を、単独又は二種以上組み
合わせて用いることができ、メラニン抑制剤全量中に好
ましくは0.01〜50重量%、特に好ましくは0.1
〜20重量%配合することにより製造される。
フェニルケトン誘導体(1)を、単独又は二種以上組み
合わせて用いることができ、メラニン抑制剤全量中に好
ましくは0.01〜50重量%、特に好ましくは0.1
〜20重量%配合することにより製造される。
【0016】本発明メラニン抑制剤に添加しうる任意成
分としては、化粧料や皮膚外用剤に通常配合して使用さ
れている成分、例えば油状物質、保湿剤、増粘剤、防腐
剤、乳化剤、薬効成分、香料、乳化安定剤等を使用する
ことができる。また、種々の有効成分として、アラント
イン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビ
ン酸誘導体、コージ酸、アルブチン、パントテン酸誘導
体、プラセンタエキス、抗炎症剤、ヨクイニン、各種植
物抽出物などを添加することにより、メラニン抑制効果
の向上をはかることができる。更に、種々の紫外線吸収
物質を添加することにより、日焼けの予防と治療効果を
兼ね備えたメラニン抑制剤とすることができる。
分としては、化粧料や皮膚外用剤に通常配合して使用さ
れている成分、例えば油状物質、保湿剤、増粘剤、防腐
剤、乳化剤、薬効成分、香料、乳化安定剤等を使用する
ことができる。また、種々の有効成分として、アラント
イン、ビタミンE誘導体、グリチルリチン、アスコルビ
ン酸誘導体、コージ酸、アルブチン、パントテン酸誘導
体、プラセンタエキス、抗炎症剤、ヨクイニン、各種植
物抽出物などを添加することにより、メラニン抑制効果
の向上をはかることができる。更に、種々の紫外線吸収
物質を添加することにより、日焼けの予防と治療効果を
兼ね備えたメラニン抑制剤とすることができる。
【0017】本発明メラニン抑制剤は、それぞれ常法に
より種々の形態に調製することができるが、一般にはロ
ーション状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック
状、有機溶媒による溶液状、パック状、ゲル状とするの
が好ましい。
より種々の形態に調製することができるが、一般にはロ
ーション状、乳液状、クリーム状、軟膏状、スティック
状、有機溶媒による溶液状、パック状、ゲル状とするの
が好ましい。
【0018】このようにして得られる本発明のメラニン
抑制剤は、皮膚のしみ、そばかす、日焼け後の色素沈着
部などの患部に局所的に適用される。また、一般に、そ
の用量は、クリーム状、軟膏状製剤の場合、皮膚面1cm
2 当たり1〜20mg、液状製剤の場合、同じく1〜10
mgとするのが好ましい。
抑制剤は、皮膚のしみ、そばかす、日焼け後の色素沈着
部などの患部に局所的に適用される。また、一般に、そ
の用量は、クリーム状、軟膏状製剤の場合、皮膚面1cm
2 当たり1〜20mg、液状製剤の場合、同じく1〜10
mgとするのが好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明のメラニン抑制剤は、メラニン合
成に必要な酵素であるチロシナーゼの活性を強く抑制
し、また人工的に形成した色素斑中のメラニン生成をも
抑制する。しかも副作用をほとんど示すことなく、優れ
たメラニン沈着改善効果をもたらすものである。
成に必要な酵素であるチロシナーゼの活性を強く抑制
し、また人工的に形成した色素斑中のメラニン生成をも
抑制する。しかも副作用をほとんど示すことなく、優れ
たメラニン沈着改善効果をもたらすものである。
【0020】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0021】実施例1 2,4−ジヒドロキシフェニル
p−ヒドロキシベンジル ケトン(a)の合成:30
0ml四口フラスコ中に、85%リン酸90.0g(7.
8×10-1mol )に五酸化二リン60.0g(4.2×
10-1mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが
溶解した後、90℃にてレゾルシン6.0g(54.0
mmol)とp−ヒドロキシフェニル酢酸7.3g(48.
0mmol)を同時に加え、同じ温度で2時間攪拌した。反
応混合物を3000mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に酢
酸エチルで抽出し、水洗浄及び飽和食塩水洗浄を行い、
溶媒を留去した。得られた粗生成物7.7g(67.0
%)を酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル
(1:1)を用いてカラムクロマトグラフィー(Wak
ogel C−200,和光純薬(株)製,60.0
g)により精製した。得られた黄色結晶3.22g(収
率28.0%)を酢酸エチル、ヘキサンにより再結晶
し、化合物(a)2.0g(無色結晶,収率17.4
%)を得た。
p−ヒドロキシベンジル ケトン(a)の合成:30
0ml四口フラスコ中に、85%リン酸90.0g(7.
8×10-1mol )に五酸化二リン60.0g(4.2×
10-1mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが
溶解した後、90℃にてレゾルシン6.0g(54.0
mmol)とp−ヒドロキシフェニル酢酸7.3g(48.
0mmol)を同時に加え、同じ温度で2時間攪拌した。反
応混合物を3000mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に酢
酸エチルで抽出し、水洗浄及び飽和食塩水洗浄を行い、
溶媒を留去した。得られた粗生成物7.7g(67.0
%)を酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル
(1:1)を用いてカラムクロマトグラフィー(Wak
ogel C−200,和光純薬(株)製,60.0
g)により精製した。得られた黄色結晶3.22g(収
率28.0%)を酢酸エチル、ヘキサンにより再結晶
し、化合物(a)2.0g(無色結晶,収率17.4
%)を得た。
【0022】化合物(a)について、メラニン抑制効果
を下記方法により判定した。抑制効果は++であった。 マウス背部皮膚毛包器官培養系のチロシナーゼ活性評
価:メラニン合成を盛んに行っている生後8〜11日の
C57BL系マウスの背部毛包を3〜4日間培養した。
培養液に評価サンプルを最終濃度5mMになるように添加
し、メラニン合成を担う酵素・チロシナーゼ活性を3H
−チロシンからの遊離トリチウム量により測定し、コン
トロールと比較し下記判定基準により評価した。 判定基準: 抑制効果 なし(コントロールと同等):0 0〜5% :± 5〜35% :+ 35%以上 :++
を下記方法により判定した。抑制効果は++であった。 マウス背部皮膚毛包器官培養系のチロシナーゼ活性評
価:メラニン合成を盛んに行っている生後8〜11日の
C57BL系マウスの背部毛包を3〜4日間培養した。
培養液に評価サンプルを最終濃度5mMになるように添加
し、メラニン合成を担う酵素・チロシナーゼ活性を3H
−チロシンからの遊離トリチウム量により測定し、コン
トロールと比較し下記判定基準により評価した。 判定基準: 抑制効果 なし(コントロールと同等):0 0〜5% :± 5〜35% :+ 35%以上 :++
【0023】実施例2 4−ヒドロキシフェニル p−
ヒドロキシベンジル ケトン(b)の合成:300ml四
口フラスコ中に、85%リン酸60.0g(5.2×1
0-1mol )に五酸化二リン60.0g(4.2×10-1
mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが溶解し
た後、90℃にてレゾルシン4.7g(42.7mmol)
とp−ヒドロキシフェニル酢酸7.6g(50.0mmo
l)を同時に加え、同じ温度で2時間攪拌した。反応混
合物を200mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に、酢酸エ
チルで抽出し、水洗浄、飽和重曹水洗浄及び飽和食塩水
洗浄を行い、溶媒を留去した。得られた粗生成物を酢酸
エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル(10:3)を
用いてカラムクロマトグラフィー(Wakogel C
−200,20.0g)により精製して、化合物(b)
1.5g(無色結晶,収率13.2%)を得た。
ヒドロキシベンジル ケトン(b)の合成:300ml四
口フラスコ中に、85%リン酸60.0g(5.2×1
0-1mol )に五酸化二リン60.0g(4.2×10-1
mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが溶解し
た後、90℃にてレゾルシン4.7g(42.7mmol)
とp−ヒドロキシフェニル酢酸7.6g(50.0mmo
l)を同時に加え、同じ温度で2時間攪拌した。反応混
合物を200mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に、酢酸エ
チルで抽出し、水洗浄、飽和重曹水洗浄及び飽和食塩水
洗浄を行い、溶媒を留去した。得られた粗生成物を酢酸
エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル(10:3)を
用いてカラムクロマトグラフィー(Wakogel C
−200,20.0g)により精製して、化合物(b)
1.5g(無色結晶,収率13.2%)を得た。
【0024】化合物(b)について、実施例1と同様に
してメラニン抑制効果を評価したところ、結果は++で
あった。
してメラニン抑制効果を評価したところ、結果は++で
あった。
【0025】実施例3 2,4−ジヒドロキシフェニル
m−ヒドロキシベンジル ケトン(c)の合成:10
0ml四口フラスコ中に、85%リン酸18.0g(15
6.1mmol)に五酸化二リン12.0g(84.5mmo
l)を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが溶解した
後、90℃にてレゾルシン1.1g(10.0mmol)と
m−ヒドロキシフェニル酢酸1.0g(6.6mmol)を
同時に加え、同じ温度で3時間攪拌した。反応混合物を
200mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に炭酸ナトリウム
で中和した。それから酢酸エチルで抽出し、水洗浄及び
飽和食塩水洗浄を行い、溶媒を留去した。得られた粗生
成物を酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル
(3:1)を用いてカラムクロマトグラフィー(Wak
ogel C−200,20.0g)により精製し、化
合物(c)170mg(黄色結晶,収率10.5%)を得
た。
m−ヒドロキシベンジル ケトン(c)の合成:10
0ml四口フラスコ中に、85%リン酸18.0g(15
6.1mmol)に五酸化二リン12.0g(84.5mmo
l)を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが溶解した
後、90℃にてレゾルシン1.1g(10.0mmol)と
m−ヒドロキシフェニル酢酸1.0g(6.6mmol)を
同時に加え、同じ温度で3時間攪拌した。反応混合物を
200mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に炭酸ナトリウム
で中和した。それから酢酸エチルで抽出し、水洗浄及び
飽和食塩水洗浄を行い、溶媒を留去した。得られた粗生
成物を酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル
(3:1)を用いてカラムクロマトグラフィー(Wak
ogel C−200,20.0g)により精製し、化
合物(c)170mg(黄色結晶,収率10.5%)を得
た。
【0026】化合物(c)について、実施例1と同様に
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
【0027】実施例4 3,4−ジヒドロキシフェニル
p−ヒドロキシベンジル ケトン(d)の合成:30
0ml四口フラスコ中に、85%リン酸60.0g(5.
2×10-1mol )に五酸化二リン60.0g(4.2×
10-1mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが
溶解した後、90℃にてカテコール5.5g(50.0
mmol)とp−ヒドロキシフェニル酢酸7.6g(50.
0mmol)を同時に加え、同じ温度で3時間攪拌した。反
応混合物を200mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に酢酸
エチルで抽出し、水洗浄及び飽和食塩水洗浄を行い、溶
媒を留去した。得られた粗生成物を酢酸エチルに溶解
し、ヘキサン:酢酸エチル(10:3)を用いてカラム
クロマトグラフィー(Wakogel C−200,2
0.0g)により精製して、化合物(d)600mg(無
色結晶,収率4.9%)を得た。
p−ヒドロキシベンジル ケトン(d)の合成:30
0ml四口フラスコ中に、85%リン酸60.0g(5.
2×10-1mol )に五酸化二リン60.0g(4.2×
10-1mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リンが
溶解した後、90℃にてカテコール5.5g(50.0
mmol)とp−ヒドロキシフェニル酢酸7.6g(50.
0mmol)を同時に加え、同じ温度で3時間攪拌した。反
応混合物を200mlの氷水に注ぎ一晩攪拌した後に酢酸
エチルで抽出し、水洗浄及び飽和食塩水洗浄を行い、溶
媒を留去した。得られた粗生成物を酢酸エチルに溶解
し、ヘキサン:酢酸エチル(10:3)を用いてカラム
クロマトグラフィー(Wakogel C−200,2
0.0g)により精製して、化合物(d)600mg(無
色結晶,収率4.9%)を得た。
【0028】化合物(d)について、実施例1と同様に
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
【0029】実施例5 2−ヒドロキシ−4−メトキシ
フェニル p−ヒドロキシベンジルケトン(e)の合
成:300ml四口フラスコ中に、85%リン酸225.
0g(1.95mol )に五酸化二リン172.0g
(1.1mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リン
が溶解した後、90℃にてm−メトキシフェノール1
5.0g(0.12mol )とp−ヒドロキシフェニル酢
酸16.5g(0.11mol )を同時に加え、同じ温度
で15分間攪拌した。反応混合物を1000mlの氷水に
注ぎ一晩攪拌した後に濾過して得られた粗生成物を酢酸
エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)を用
いてカラムクロマトグラフィー(Wakogel C−
200,60.0g)により精製し、化合物(e)1
0.4g(無色結晶,収率36.6%)を得た。更に酢
酸エチル、ヘキサンで再結晶し、6.1gの目的物を得
た。
フェニル p−ヒドロキシベンジルケトン(e)の合
成:300ml四口フラスコ中に、85%リン酸225.
0g(1.95mol )に五酸化二リン172.0g
(1.1mol )を加え、激しく攪拌した。五酸化二リン
が溶解した後、90℃にてm−メトキシフェノール1
5.0g(0.12mol )とp−ヒドロキシフェニル酢
酸16.5g(0.11mol )を同時に加え、同じ温度
で15分間攪拌した。反応混合物を1000mlの氷水に
注ぎ一晩攪拌した後に濾過して得られた粗生成物を酢酸
エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エチル(1:1)を用
いてカラムクロマトグラフィー(Wakogel C−
200,60.0g)により精製し、化合物(e)1
0.4g(無色結晶,収率36.6%)を得た。更に酢
酸エチル、ヘキサンで再結晶し、6.1gの目的物を得
た。
【0030】実施例6 2,4,6−トリヒドロキシフ
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン(f)の合
成:300ml四口フラスコ中に、フロログルシン4.7
g(38.0mmol)、p−ヒドロキシベンジルシアニド
5.0g(38.0mmol)に乾燥エーテル75mlを加
え、0℃で攪拌した。塩化水素ガスを6時間、同じ温度
に保ったまま通し、その後、室温で24時間放置した。
懸濁した反応溶液を150mlの水に注ぎ、2時間還流を
行った。冷却して生じた沈澱物を濾過し、メタノールで
再結晶を行い、化合物(f)4.8g(無色結晶,収率
48.6%)を得た。
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン(f)の合
成:300ml四口フラスコ中に、フロログルシン4.7
g(38.0mmol)、p−ヒドロキシベンジルシアニド
5.0g(38.0mmol)に乾燥エーテル75mlを加
え、0℃で攪拌した。塩化水素ガスを6時間、同じ温度
に保ったまま通し、その後、室温で24時間放置した。
懸濁した反応溶液を150mlの水に注ぎ、2時間還流を
行った。冷却して生じた沈澱物を濾過し、メタノールで
再結晶を行い、化合物(f)4.8g(無色結晶,収率
48.6%)を得た。
【0031】化合物(f)について、実施例1と同様に
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
【0032】実施例7 2,3,4−トリヒドロキシフ
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン(g)の合
成:300ml四口フラスコ中に、ピロガロール0.95
g(7.5mmol)、p−ヒドロキシベンジルシアニド
1.0g(7.5mmol)に乾燥エーテル50mlを加え、
0℃で攪拌した。塩化水素ガスを6時間、同じ温度に保
ったまま通し、その後、室温で24時間放置した。懸濁
した反応溶液を20mlの水に注ぎ、2時間還流を行っ
た。冷却して生じた沈澱物を濾過し、メタノールで2度
再結晶を行い、化合物(g)140mg(無色結晶,収率
7.2%)を得た。
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン(g)の合
成:300ml四口フラスコ中に、ピロガロール0.95
g(7.5mmol)、p−ヒドロキシベンジルシアニド
1.0g(7.5mmol)に乾燥エーテル50mlを加え、
0℃で攪拌した。塩化水素ガスを6時間、同じ温度に保
ったまま通し、その後、室温で24時間放置した。懸濁
した反応溶液を20mlの水に注ぎ、2時間還流を行っ
た。冷却して生じた沈澱物を濾過し、メタノールで2度
再結晶を行い、化合物(g)140mg(無色結晶,収率
7.2%)を得た。
【0033】化合物(g)について、実施例1と同様に
メラニン抑制効果を判定したところ、結果は++であっ
た。
メラニン抑制効果を判定したところ、結果は++であっ
た。
【0034】実施例8 2,4,5−トリヒドロキシフ
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン(h)の合
成:300ml四口フラスコ中に、1,3,4−トリヒド
ロキシベンゼン1.90g(15.0mmol)、p−ヒド
ロキシベンジルシアニド2.0g(15.0mmol)に乾
燥エーテル50mlを加え、0℃で攪拌した。塩化水素ガ
スを6時間、同じ温度に保ったまま通し、その後、室温
で24時間放置した。青みがかった黒色の沈澱を濾過
し、水で再結晶を行い、化合物(h)500mg(黒色結
晶,収率12.8%)を得た。
ェニル p−ヒドロキシベンジル ケトン(h)の合
成:300ml四口フラスコ中に、1,3,4−トリヒド
ロキシベンゼン1.90g(15.0mmol)、p−ヒド
ロキシベンジルシアニド2.0g(15.0mmol)に乾
燥エーテル50mlを加え、0℃で攪拌した。塩化水素ガ
スを6時間、同じ温度に保ったまま通し、その後、室温
で24時間放置した。青みがかった黒色の沈澱を濾過
し、水で再結晶を行い、化合物(h)500mg(黒色結
晶,収率12.8%)を得た。
【0035】実施例9 p−ヒドロキシベンジル フェ
ニル ケトン(i)の合成: (1)1l四口フラスコ中に、炭酸カリウム41.5g
(0.30mol )、p−ヒドロキシアセトニトリル2
0.0g(0.15mol )、及びアセトン300mlを加
え、室温で攪拌した。アセトン30ml中のベンジルブロ
ミド31.1g(0.23mol )を15分間で滴下し、
50℃で4時間攪拌した。過剰の炭酸カリウムを濾過し
て除去し、溶媒留去した後に結晶化して、p−ベンジル
オキシフェニルアセトニトリル29.4g(黄土色結
晶,収率87.8%)を得た。
ニル ケトン(i)の合成: (1)1l四口フラスコ中に、炭酸カリウム41.5g
(0.30mol )、p−ヒドロキシアセトニトリル2
0.0g(0.15mol )、及びアセトン300mlを加
え、室温で攪拌した。アセトン30ml中のベンジルブロ
ミド31.1g(0.23mol )を15分間で滴下し、
50℃で4時間攪拌した。過剰の炭酸カリウムを濾過し
て除去し、溶媒留去した後に結晶化して、p−ベンジル
オキシフェニルアセトニトリル29.4g(黄土色結
晶,収率87.8%)を得た。
【0036】(2)200ml四口フラスコ中に、水素化
ナトリウム0.35g(14.5mmol)に、乾燥THF
20mlを加え、THF5mlに溶解したp−ベンジルオキ
シフェニルアセトニトリル2.0g(8.6mmol)を室
温で加えた。その後、還流したところでTHF5mlに溶
解した安息香酸エチル1.42g(9.5mmol)を滴下
し、更に1時間還流した。反応終了後、水100mlを加
え、濃縮した後に酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
浄、更に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去して得た
残渣4.0gを酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エ
チル(4:1)を用いてカラムクロマトグラフィー(W
akogel C−200,60.0g)により精製
し、フェニル α−シアノ−p−ヒドロキシベンジルオ
キシベンジルケトン1.18g(無色結晶,収率40.
7%)を得た。
ナトリウム0.35g(14.5mmol)に、乾燥THF
20mlを加え、THF5mlに溶解したp−ベンジルオキ
シフェニルアセトニトリル2.0g(8.6mmol)を室
温で加えた。その後、還流したところでTHF5mlに溶
解した安息香酸エチル1.42g(9.5mmol)を滴下
し、更に1時間還流した。反応終了後、水100mlを加
え、濃縮した後に酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗
浄、更に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留去して得た
残渣4.0gを酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸エ
チル(4:1)を用いてカラムクロマトグラフィー(W
akogel C−200,60.0g)により精製
し、フェニル α−シアノ−p−ヒドロキシベンジルオ
キシベンジルケトン1.18g(無色結晶,収率40.
7%)を得た。
【0037】次に100mlフラスコ中に、濃硫酸15m
l、更に−10℃でフェニル α−シアノ−p−ヒドロ
キシベンジルオキシベンジル ケトン0.7g(2.1
mmol)を加え、温度を上げて溶解した。再び0℃に下げ
た後、水50mlをすばやく加え、2時間還流した。反応
終了後、溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄、更に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留
去して得た残渣を酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸
エチル(2:1)を用いてカラムクロマトグラフィー
(Wakogel C−200,60.0g)により精
製し、化合物(i)80mg(黄色結晶,収率18.1
%)を得た。
l、更に−10℃でフェニル α−シアノ−p−ヒドロ
キシベンジルオキシベンジル ケトン0.7g(2.1
mmol)を加え、温度を上げて溶解した。再び0℃に下げ
た後、水50mlをすばやく加え、2時間還流した。反応
終了後、溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和重曹水、飽和
食塩水で洗浄、更に硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒留
去して得た残渣を酢酸エチルに溶解し、ヘキサン:酢酸
エチル(2:1)を用いてカラムクロマトグラフィー
(Wakogel C−200,60.0g)により精
製し、化合物(i)80mg(黄色結晶,収率18.1
%)を得た。
【0038】実施例10 フェニル α−シアノ−p−
ヒドロキシベンジル ケトン(j)の合成:100ml三
口フラスコ中に、窒素雰囲気下、5%Pd/C200mg、
及びフェニル α−シアノ−p−ヒドロキシベンジルオ
キシベンジル ケトン200mgを加え、更にエタノール
15mlを加えた。室温で攪拌しながら水素ガスを48時
間通した。反応後、セライトを用いて濾過し、エタノー
ルで洗浄後、溶媒留去した。残渣を酢酸エチルに溶解
し、ヘキサン:酢酸エチル(2:1)を用いてカラムク
ロマトグラフィー(Wakogel C−200,6
0.0g)により精製して、化合物(j)96mg(無色
結晶,収率71.6%)を得た。
ヒドロキシベンジル ケトン(j)の合成:100ml三
口フラスコ中に、窒素雰囲気下、5%Pd/C200mg、
及びフェニル α−シアノ−p−ヒドロキシベンジルオ
キシベンジル ケトン200mgを加え、更にエタノール
15mlを加えた。室温で攪拌しながら水素ガスを48時
間通した。反応後、セライトを用いて濾過し、エタノー
ルで洗浄後、溶媒留去した。残渣を酢酸エチルに溶解
し、ヘキサン:酢酸エチル(2:1)を用いてカラムク
ロマトグラフィー(Wakogel C−200,6
0.0g)により精製して、化合物(j)96mg(無色
結晶,収率71.6%)を得た。
【0039】実施例11 2,4,6−トリヒドロキシ
フェニル 2,4−ジメトキシベンジル ケトン(k)
の合成:2,4−ジメトキシフェニルアセトニトリル
〔J.Indian Chem.Soc.,13巻,2
36頁(1936年)〕2.72g(15.35mmo
l)、フロログルシノール2水和物2.73g(16.
84mmol)及び無水塩化亜鉛(II)1.21g(8.9
mmol)をエーテル40mlに溶解し、塩酸を50分間吹き
込み続けた後18時間攪拌した。氷浴下に水40mlを加
えた後析出した橙色固体をエタノールより繰り返し再結
晶し、化合物(k)2.84g(淡黄色結晶,収率6
0.8%)を得た。
フェニル 2,4−ジメトキシベンジル ケトン(k)
の合成:2,4−ジメトキシフェニルアセトニトリル
〔J.Indian Chem.Soc.,13巻,2
36頁(1936年)〕2.72g(15.35mmo
l)、フロログルシノール2水和物2.73g(16.
84mmol)及び無水塩化亜鉛(II)1.21g(8.9
mmol)をエーテル40mlに溶解し、塩酸を50分間吹き
込み続けた後18時間攪拌した。氷浴下に水40mlを加
えた後析出した橙色固体をエタノールより繰り返し再結
晶し、化合物(k)2.84g(淡黄色結晶,収率6
0.8%)を得た。
【0040】実施例12 2,4,6−トリヒドロキシ
フェニル 2,4−ジヒドロキシベンジル ケトン
(l)の合成:2,4,6−トリヒドロキシフェニル
2,4−ジメトキシベンジル ケトン0.43g(1.
43mmol)を塩化メチレン40mlに溶解し、氷浴下に
1.0M三臭化ホウ素塩化メチレン溶液を滴下した。そ
の後に分液操作を行い水層を分離し、その水層に1N水
酸化ナトリウムを加え、中和後、20℃にて減圧濃縮し
た。得られた残渣をエタノールで洗い、塩を濾別除去
し、エタノール洗液を濃縮した。その洗液残渣を分取薄
層クロマトグラフィー(Merck 5717,Mer
ck社製,2枚ヘキサン:酢酸エチル:メタノール=1
0:10:1二重展開)及びゲル濾過カラム(LH−2
0,ファルマシア社製,MeOH)にて順次分離し、化
合物(l)0.13g(淡黄色結晶,収率33.5%)
を得た。
フェニル 2,4−ジヒドロキシベンジル ケトン
(l)の合成:2,4,6−トリヒドロキシフェニル
2,4−ジメトキシベンジル ケトン0.43g(1.
43mmol)を塩化メチレン40mlに溶解し、氷浴下に
1.0M三臭化ホウ素塩化メチレン溶液を滴下した。そ
の後に分液操作を行い水層を分離し、その水層に1N水
酸化ナトリウムを加え、中和後、20℃にて減圧濃縮し
た。得られた残渣をエタノールで洗い、塩を濾別除去
し、エタノール洗液を濃縮した。その洗液残渣を分取薄
層クロマトグラフィー(Merck 5717,Mer
ck社製,2枚ヘキサン:酢酸エチル:メタノール=1
0:10:1二重展開)及びゲル濾過カラム(LH−2
0,ファルマシア社製,MeOH)にて順次分離し、化
合物(l)0.13g(淡黄色結晶,収率33.5%)
を得た。
【0041】化合物(l)について、実施例1と同様に
メラニン抑制効果を判定したところ、結果は++であっ
た。
メラニン抑制効果を判定したところ、結果は++であっ
た。
【0042】実施例13 4,4′−ジヒドロキシベン
ゾイン(m)の合成:シアン化カリウム1.45g(2
2.3mmol)を蒸留水15mlに溶解し、p−アニスアル
デヒド15.01g(110.2mmol)/エタノール3
0mlを滴下した後、27時間加熱還流させた。反応系に
水30mlを加えた後、エーテルで抽出を行い、得られた
エーテル層を亡硝で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残
渣をフラッシュカラム(シリカゲル450g,ヘキサン
/酢酸エチル=20:1〜7:1)にて分離し、p−ア
ニスアルデヒド5.91g(39.4mmol)を回収する
とともに黄色固体5.58gを得た。この黄色固体をエ
タノールから再結晶し、4,4′−ジメトキシベンゾイ
ン5.05g(淡黄色結晶,収率33.6%)を得た。
ゾイン(m)の合成:シアン化カリウム1.45g(2
2.3mmol)を蒸留水15mlに溶解し、p−アニスアル
デヒド15.01g(110.2mmol)/エタノール3
0mlを滴下した後、27時間加熱還流させた。反応系に
水30mlを加えた後、エーテルで抽出を行い、得られた
エーテル層を亡硝で乾燥後、減圧濃縮した。得られた残
渣をフラッシュカラム(シリカゲル450g,ヘキサン
/酢酸エチル=20:1〜7:1)にて分離し、p−ア
ニスアルデヒド5.91g(39.4mmol)を回収する
とともに黄色固体5.58gを得た。この黄色固体をエ
タノールから再結晶し、4,4′−ジメトキシベンゾイ
ン5.05g(淡黄色結晶,収率33.6%)を得た。
【0043】次に、4,4′−ジメトキシベンゾイン
1.30g(4.77mmol)を塩化メチレン20mlに溶
解し、氷浴下1.0M三臭化ホウ素塩化メチレン溶液1
9.01ml(19.01mmol)を滴下した後、氷浴下5
時間攪拌した。氷浴下、反応系に水50mlを滴下した後
に分液操作を行い、塩化メチレン層と水層とを分離し、
更に水層をエーテルにて抽出した。有機層を合わせ亡硝
で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をフラッシュカラ
ム(シリカゲル150g,ヘキサン/酢酸エチル=4:
1〜3:2)及び、分取薄層クロマトグラフィー(Me
rck 5717,2枚ヘキサン:酢酸エチル:メタノ
ール=10:10:1二重展開)を順次行い、化合物
(m)0.13g(淡黄色結晶,収率11.3%)を得
た。
1.30g(4.77mmol)を塩化メチレン20mlに溶
解し、氷浴下1.0M三臭化ホウ素塩化メチレン溶液1
9.01ml(19.01mmol)を滴下した後、氷浴下5
時間攪拌した。氷浴下、反応系に水50mlを滴下した後
に分液操作を行い、塩化メチレン層と水層とを分離し、
更に水層をエーテルにて抽出した。有機層を合わせ亡硝
で乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をフラッシュカラ
ム(シリカゲル150g,ヘキサン/酢酸エチル=4:
1〜3:2)及び、分取薄層クロマトグラフィー(Me
rck 5717,2枚ヘキサン:酢酸エチル:メタノ
ール=10:10:1二重展開)を順次行い、化合物
(m)0.13g(淡黄色結晶,収率11.3%)を得
た。
【0044】実施例14 2,4,6−トリヒドロキシ
フェニル−p−ヒドロキシ−m−メトキシベンジルケト
ン(n)の合成:4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニ
ルアセトニトリル2.51g(15.35mmol)、フロ
ログルシノール2水和物2.73g(16.84mmol)
及び無水塩化亜鉛(II)1.21g(8.9mmol)をエ
ーテル40mlに溶解し、塩酸を50分間吹き込み続けた
後18時間攪拌した。氷浴下に水40mlを加えた後析出
した橙色固体をエタノールより繰り返し再結晶し、化合
物(n)2.72g(淡黄色結晶,収率60.8%)を
得た。
フェニル−p−ヒドロキシ−m−メトキシベンジルケト
ン(n)の合成:4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニ
ルアセトニトリル2.51g(15.35mmol)、フロ
ログルシノール2水和物2.73g(16.84mmol)
及び無水塩化亜鉛(II)1.21g(8.9mmol)をエ
ーテル40mlに溶解し、塩酸を50分間吹き込み続けた
後18時間攪拌した。氷浴下に水40mlを加えた後析出
した橙色固体をエタノールより繰り返し再結晶し、化合
物(n)2.72g(淡黄色結晶,収率60.8%)を
得た。
【0045】化合物(n)について、実施例1と同様に
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
メラニン抑制効果を評価したところ、結果は++であっ
た。
【0046】実施例15 後天的なメラニン色素斑形成能を有する褐色モルモット
を実験動物として用い、色素沈着形成後、色素沈着に対
する褪色改善効果を調べた。
を実験動物として用い、色素沈着形成後、色素沈着に対
する褪色改善効果を調べた。
【0047】試験方法:褐色モルモット(皮膚色が黄色
人種のものと類似し、人間と同様紫外線の照射後約4日
で色素斑が生じ始め、約8日後に最も黒化するモルモッ
ト)を用い、各モルモットの背部毛をバリカンにて刈毛
し、更に電気カミソリにて剃毛した。このモルモットに
8−メトキシソラレン(PUVA)を腹腔内投与後、U
VA(BLBランプ,3.1mW/cm2 )を5分間照射し
た。照射15日後より、生じたPUVA色素斑部位に評
価サンプル化合物(a)の5%溶液(エタノール80
%,水20%)を1日2回計24日間連続塗布した。皮
膚色の黒化度は以下に示す判定基準にて肉眼判定し、評
価点を平均しその効果を測定した。結果を表1に示す。
人種のものと類似し、人間と同様紫外線の照射後約4日
で色素斑が生じ始め、約8日後に最も黒化するモルモッ
ト)を用い、各モルモットの背部毛をバリカンにて刈毛
し、更に電気カミソリにて剃毛した。このモルモットに
8−メトキシソラレン(PUVA)を腹腔内投与後、U
VA(BLBランプ,3.1mW/cm2 )を5分間照射し
た。照射15日後より、生じたPUVA色素斑部位に評
価サンプル化合物(a)の5%溶液(エタノール80
%,水20%)を1日2回計24日間連続塗布した。皮
膚色の黒化度は以下に示す判定基準にて肉眼判定し、評
価点を平均しその効果を測定した。結果を表1に示す。
【0048】判定基準: − :0:色素沈着を認めない。 ± :1:境界不明瞭なわずかな色素沈着を認める。 + :2:境界明瞭な中程度の色素沈着を認める。 ++:3:境界明瞭な強度の色素沈着を認める。
【0049】
【表1】
【0050】実施例16 化粧水型メラニン抑制剤の調製:下記組成のメラニン抑
制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(a) 5 グリセリン 4 ポリオキシエチレン(30E.O.)硬化ヒマシ油 1.5 エタノール 10 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2 香料 微量精製水 バランス 100
制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(a) 5 グリセリン 4 ポリオキシエチレン(30E.O.)硬化ヒマシ油 1.5 エタノール 10 ピロリドンカルボン酸ナトリウム 2 香料 微量精製水 バランス 100
【0051】実施例17 オイルエッセンス型メラニン抑制剤の調製:下記組成の
メラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(c) 5 ミンク油 55小麦胚芽油 40 100
メラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(c) 5 ミンク油 55小麦胚芽油 40 100
【0052】実施例18 パウダーエッセンス型メラニン抑制剤の調製:下記組成
のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(b) 5マンニトール 95 100
のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(b) 5マンニトール 95 100
【0053】実施例19 W/O型モイスチュアクリーム型メラニン抑制剤の調
製:下記組成のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(a) 5 ワセリン 4 コレステロール 0.6 セタノール 0.5 ソルビタンセスキオレート 2 液状ラノリン 4 イソプロピルパルミテート 8 スクワラン 10 固形パラフィン 4 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3 香料 0.2精製水 バランス 100
製:下記組成のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(a) 5 ワセリン 4 コレステロール 0.6 セタノール 0.5 ソルビタンセスキオレート 2 液状ラノリン 4 イソプロピルパルミテート 8 スクワラン 10 固形パラフィン 4 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3 香料 0.2精製水 バランス 100
【0054】実施例20 O/W型モイスチュアクリーム型メラニン抑制剤の調
製:下記組成のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(g) 5 ステアリン酸 2 セタノール 4 ワセリン 5 スクワラン 8 硬化パーム油 4 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ ステアレート 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.4 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3 ジプロピレングリコール 3 水酸化カリウム 0.2 香料 0.2精製水 バランス 100
製:下記組成のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(g) 5 ステアリン酸 2 セタノール 4 ワセリン 5 スクワラン 8 硬化パーム油 4 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ ステアレート 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 2.4 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3 ジプロピレングリコール 3 水酸化カリウム 0.2 香料 0.2精製水 バランス 100
【0055】実施例21 乳液型メラニン抑制剤の調製:下記組成のメラニン抑制
剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(a) 5 ステアリン酸 1 セタノール 2 ワセリン 2.5 スクワラン 4 硬化パーム油 2 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ ステアレート 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.2 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3 ジプロピレングリコール 3 水酸化カリウム 0.2 カルボキシビニルポリマー 0.2 香料 0.2精製水 バランス 100
剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(a) 5 ステアリン酸 1 セタノール 2 ワセリン 2.5 スクワラン 4 硬化パーム油 2 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノ ステアレート 1.4 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.2 ブチルパラベン 0.1 メチルパラベン 0.1 グリセリン 3 ジプロピレングリコール 3 水酸化カリウム 0.2 カルボキシビニルポリマー 0.2 香料 0.2精製水 バランス 100
【0056】実施例22 パック型(ペースト状ピールオフタイプ)メラニン抑制
剤の調製:下記組成のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(d) 10 ポリビニルアルコール 12 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3 ジプロピレングリコール 2 グリセリン 2 エタノール 5 オリーブ油 3 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(30E.O.) 0.5 酸化チタン 8 カオリン 6 香料 0.1 メチルパラベン 0.1精製水 バランス 100
剤の調製:下記組成のメラニン抑制剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(d) 10 ポリビニルアルコール 12 カルボキシメチルセルロースナトリウム 3 ジプロピレングリコール 2 グリセリン 2 エタノール 5 オリーブ油 3 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(30E.O.) 0.5 酸化チタン 8 カオリン 6 香料 0.1 メチルパラベン 0.1精製水 バランス 100
【0057】実施例23 軟膏型メラニン抑制剤の調製:下記組成のメラニン抑制
剤を調製した。 (組成) (重量%) 2,4,6−トリヒドロキシフェニル−p− ヒドロキシ−m−メトキシベンジルケトン 10白色ワセリン 90 100
剤を調製した。 (組成) (重量%) 2,4,6−トリヒドロキシフェニル−p− ヒドロキシ−m−メトキシベンジルケトン 10白色ワセリン 90 100
【0058】実施例24 溶剤型メラニン抑制剤の調製:下記組成のメラニン抑制
剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(f) 10エタノール 90 100
剤を調製した。 (組成) (重量%) 化合物(f) 10エタノール 90 100
【0059】実施例16〜24で得られた本発明のメラ
ニン抑制剤は、いずれも使用感が良好でしかも副作用の
ほとんど認められないものであった。
ニン抑制剤は、いずれも使用感が良好でしかも副作用の
ほとんど認められないものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芋川 玄爾 栃木県宇都宮市氷室町1022−89 (72)発明者 城倉 博子 栃木県宇都宮市山本町561の10 (72)発明者 小林 剛 栃木県芳賀郡市貝町市塙4594 花王城見寮 E−101
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1 〜R10はそれぞれ水素原子、水酸基又は低
級アルコキシ基を示し、R11は水素原子、水酸基又はシ
アノ基を示す)で表わされるベンジルフェニルケトン誘
導体を有効成分とするメラニン抑制剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30342991A JPH05139946A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | メラニン抑制剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30342991A JPH05139946A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | メラニン抑制剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05139946A true JPH05139946A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17920905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30342991A Pending JPH05139946A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | メラニン抑制剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05139946A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997019044A1 (fr) * | 1995-11-24 | 1997-05-29 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Derives d'hydrochalcone, compositions cosmetiques les contenant et procedes de preparation de ces derives ou compositions |
| WO2001007031A1 (en) * | 1999-07-26 | 2001-02-01 | Shionogi & Co., Ltd. | Benzene derivatives and immunopotentiating compositions or drug-sensitivity restoring agents containing the same |
| CN100368393C (zh) * | 2004-12-08 | 2008-02-13 | 北京师范大学 | 安息香类贫铀促排剂、其制备方法和用途 |
-
1991
- 1991-11-19 JP JP30342991A patent/JPH05139946A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997019044A1 (fr) * | 1995-11-24 | 1997-05-29 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Derives d'hydrochalcone, compositions cosmetiques les contenant et procedes de preparation de ces derives ou compositions |
| WO2001007031A1 (en) * | 1999-07-26 | 2001-02-01 | Shionogi & Co., Ltd. | Benzene derivatives and immunopotentiating compositions or drug-sensitivity restoring agents containing the same |
| CN100368393C (zh) * | 2004-12-08 | 2008-02-13 | 北京师范大学 | 安息香类贫铀促排剂、其制备方法和用途 |
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