JPH05184191A - 電動機の制御装置 - Google Patents
電動機の制御装置Info
- Publication number
- JPH05184191A JPH05184191A JP4001222A JP122292A JPH05184191A JP H05184191 A JPH05184191 A JP H05184191A JP 4001222 A JP4001222 A JP 4001222A JP 122292 A JP122292 A JP 122292A JP H05184191 A JPH05184191 A JP H05184191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- life
- counter
- voltage
- reached
- electric motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 主要部品の寿命を予測検出することにより、
未熟練の保守員でも保全性が向上するようにすること。 【構成】 電動機の制御装置に用いるしゃ断器(1,
8)、サージアブソーバ(2)、電磁接触器(6)、冷
却ファン(16)等の主要部品の寿命に関与する累積動作
回数、累積運転時間、あるいは動作特性等を監視して、
それぞれの主要部品の寿命を判定する寿命予測手段(1
2)を設けたもの。
未熟練の保守員でも保全性が向上するようにすること。 【構成】 電動機の制御装置に用いるしゃ断器(1,
8)、サージアブソーバ(2)、電磁接触器(6)、冷
却ファン(16)等の主要部品の寿命に関与する累積動作
回数、累積運転時間、あるいは動作特性等を監視して、
それぞれの主要部品の寿命を判定する寿命予測手段(1
2)を設けたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動機の制御装置に係
り、特に主要部品の寿命を予測検出して保全性の向上を
図った電動機の制御装置に関する。
り、特に主要部品の寿命を予測検出して保全性の向上を
図った電動機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機の制御装置には、多数の制御器具
や部品が用いられており、これらの寿命による故障発生
時には速やかに原因を追及し、故障復帰することが要求
される。従って、当該制御装置の保全性を確保するた
め、これらの部品寿命の予測は重要な問題である。電動
機の制御装置の代表例として、従来のサイリスタレオナ
ード装置の要部構成を図5に示す。
や部品が用いられており、これらの寿命による故障発生
時には速やかに原因を追及し、故障復帰することが要求
される。従って、当該制御装置の保全性を確保するた
め、これらの部品寿命の予測は重要な問題である。電動
機の制御装置の代表例として、従来のサイリスタレオナ
ード装置の要部構成を図5に示す。
【0003】図5において、交流しゃ断器1を介してサ
イリスタで成る電力変換器5に交流電源が加えられ、電
磁接触器6、直流しゃ断器8を介した直流電動機9に直
流の制御電力が供給される。制御回路11は、交流側の電
流検出器3、電圧検出器4および直流側の電流検出器
7、電圧検出器10で検出した信号を用いて変換器5を制
御する。サージアブソーバ2は交流側の過電圧を抑制し
て変換器5のサイリスタを過電圧から保護するものであ
る。また、交流しゃ断器15を介して冷却ファン16が駆動
され変換器5のサイリスタが冷却される。このような装
置において、交流しゃ断器1、電磁接触器6、直流しゃ
断器8にはそれぞれ電流しゃ断回数による接点寿命や機
械的操作回数の寿命があり、サージアブソーバ2にもサ
ージ吸収の回数による電気的特性の劣化による寿命があ
る。また、冷却ファン16もベアリングの摩耗等による寿
命がある。電動機9は機械的摩耗が早く寿命が短かいが
比較的に良くメンテナンスが行われているのでそれ程問
題とならない。
イリスタで成る電力変換器5に交流電源が加えられ、電
磁接触器6、直流しゃ断器8を介した直流電動機9に直
流の制御電力が供給される。制御回路11は、交流側の電
流検出器3、電圧検出器4および直流側の電流検出器
7、電圧検出器10で検出した信号を用いて変換器5を制
御する。サージアブソーバ2は交流側の過電圧を抑制し
て変換器5のサイリスタを過電圧から保護するものであ
る。また、交流しゃ断器15を介して冷却ファン16が駆動
され変換器5のサイリスタが冷却される。このような装
置において、交流しゃ断器1、電磁接触器6、直流しゃ
断器8にはそれぞれ電流しゃ断回数による接点寿命や機
械的操作回数の寿命があり、サージアブソーバ2にもサ
ージ吸収の回数による電気的特性の劣化による寿命があ
る。また、冷却ファン16もベアリングの摩耗等による寿
命がある。電動機9は機械的摩耗が早く寿命が短かいが
比較的に良くメンテナンスが行われているのでそれ程問
題とならない。
【0004】電動機の制御装置に用いられるこれらの用
品の寿命は、それぞれの使用環境に応じて異なるので、
的確な寿命の予測が困難であり、熟練した保守員によっ
て点検交換が行われていた。しかしながら、近年の人手
難により熟練した保守員を確保するのも困難となってき
ている。
品の寿命は、それぞれの使用環境に応じて異なるので、
的確な寿命の予測が困難であり、熟練した保守員によっ
て点検交換が行われていた。しかしながら、近年の人手
難により熟練した保守員を確保するのも困難となってき
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、制
御装置に用いられる主要部品の寿命をその使用環境に応
じて予測できるようにして未熟練の保守員でも保全性を
向上させることのできる電動機の制御装置を提供するこ
とにある。
に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、制
御装置に用いられる主要部品の寿命をその使用環境に応
じて予測できるようにして未熟練の保守員でも保全性を
向上させることのできる電動機の制御装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、本発明は次の各手段を設ける。
に、本発明は次の各手段を設ける。
【0007】(1)電力変換器あるいは電動機の主回路
を開閉するしゃ断器を備えた装置において、前記しゃ断
器が通電中に開放されたときインクリメントするカウン
タと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前記
しゃ断器が寿命であると判定する寿命予測手段を設け
る。
を開閉するしゃ断器を備えた装置において、前記しゃ断
器が通電中に開放されたときインクリメントするカウン
タと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前記
しゃ断器が寿命であると判定する寿命予測手段を設け
る。
【0008】(2)過電圧になったとき通電し、電力変
換器を過電圧から保護する非線形特性を有するサージア
ブソーバを備えた装置において、前記サージアブソーバ
に加わる電圧が該サージアブソーバの制限電圧で定めら
れる所定電圧を越えたときインクリメントされるカウン
タと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前記
サージアブソーバが寿命であると判定する寿命予測手段
を設ける。
換器を過電圧から保護する非線形特性を有するサージア
ブソーバを備えた装置において、前記サージアブソーバ
に加わる電圧が該サージアブソーバの制限電圧で定めら
れる所定電圧を越えたときインクリメントされるカウン
タと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前記
サージアブソーバが寿命であると判定する寿命予測手段
を設ける。
【0009】(3)電力変換器あるいは電動機の主回路
を開閉する電磁開閉器を備えた装置において、前記電磁
開閉器が開あるいは閉する度にインクリメントされるカ
ウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき
前記電磁開閉器が寿命であることを判定する寿命予測手
段を設ける。
を開閉する電磁開閉器を備えた装置において、前記電磁
開閉器が開あるいは閉する度にインクリメントされるカ
ウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき
前記電磁開閉器が寿命であることを判定する寿命予測手
段を設ける。
【0010】(4)冷却ファンが運転中のとき、一定周
期毎に発生するパルス信号によりインクリメントされる
カウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達したと
き前記冷却ファンが寿命であると判定する寿命予測手段
を設ける。
期毎に発生するパルス信号によりインクリメントされる
カウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達したと
き前記冷却ファンが寿命であると判定する寿命予測手段
を設ける。
【0011】(5)平滑用のコンデンサを持つ定電圧の
直流電圧源から制御電力を得て電動機を駆動する電力変
換器を備えた装置において、電源の投入により前記コン
デンサの充電を開始する時点から該コンデンサの充電電
圧が前記定電圧に応じて定められる所定電圧に達するま
での間に、一定周期毎に発生するパルスによりインクリ
メントされるカウンタと、前記所定電圧に達した時点に
おける前記カウンタの計数値が所定値に達しないとき、
前記コンデンサが寿命であると判定する寿命予測手段を
設ける。
直流電圧源から制御電力を得て電動機を駆動する電力変
換器を備えた装置において、電源の投入により前記コン
デンサの充電を開始する時点から該コンデンサの充電電
圧が前記定電圧に応じて定められる所定電圧に達するま
での間に、一定周期毎に発生するパルスによりインクリ
メントされるカウンタと、前記所定電圧に達した時点に
おける前記カウンタの計数値が所定値に達しないとき、
前記コンデンサが寿命であると判定する寿命予測手段を
設ける。
【0012】(6)速度検出器の検出信号による回転速
度に比例した周波数のパルスによりインクリメントされ
るカウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達した
とき、前記速度検出器が寿命であると判定する寿命予測
手段を設ける。
度に比例した周波数のパルスによりインクリメントされ
るカウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達した
とき、前記速度検出器が寿命であると判定する寿命予測
手段を設ける。
【0013】
【作用】(1) しゃ断器が通電中に開放される度にカ
ウンタがインクリメントされ、その回数によってしゃ断
器の寿命を判定する。 (2) サージブソーバに加わる電圧が所定電圧を越え
るとカウンタがインクリメントされ、その回数によって
サージアブソーバの寿命を判定する。 (3) 電磁開閉器が開あるいは閉する度にカウンタが
インクリメントされ、その回数によって電磁開閉器の寿
命を判定する。 (4) 冷却ファンが運転しているとき一定周期でカウ
ンタがインクリメントされ、その計数値、すなわち累積
運転時間によって冷却ファンの寿命を判定する。
ウンタがインクリメントされ、その回数によってしゃ断
器の寿命を判定する。 (2) サージブソーバに加わる電圧が所定電圧を越え
るとカウンタがインクリメントされ、その回数によって
サージアブソーバの寿命を判定する。 (3) 電磁開閉器が開あるいは閉する度にカウンタが
インクリメントされ、その回数によって電磁開閉器の寿
命を判定する。 (4) 冷却ファンが運転しているとき一定周期でカウ
ンタがインクリメントされ、その計数値、すなわち累積
運転時間によって冷却ファンの寿命を判定する。
【0014】(5) コンデンサの充電を開始する時点
から、コンデンサの充電電圧が所定電圧に達するまで一
定周期でカウンタがインクリメントされ、その計数値が
所定値に達しないとき、すなわち、充電時定数が減少し
たとき、コンデンサの容量が減少したと判定し、寿命と
判定する。
から、コンデンサの充電電圧が所定電圧に達するまで一
定周期でカウンタがインクリメントされ、その計数値が
所定値に達しないとき、すなわち、充電時定数が減少し
たとき、コンデンサの容量が減少したと判定し、寿命と
判定する。
【0015】(6) 速度検出器の回転速度に比例した
周波数のパルスでカウンタがインクリメントされ、その
計数値、すなわち累積回転数によって速度検出器の寿命
を判定する。
周波数のパルスでカウンタがインクリメントされ、その
計数値、すなわち累積回転数によって速度検出器の寿命
を判定する。
【0016】
【実施例】本発明の電動機の制御装置による実施例を図
1に示す。本実施例では、従来のサイリスタレオナード
装置に加えて、交流しゃ断器1,15の開閉状態を検出す
る補助スイッチ1a,15aと電磁開閉器6および直流し
ゃ断器8の開閉状態を検出する補助スイッチ6aおよび
8aを設け、これらの補助スイッチ1a,6a,8a,
15aから得られる論理信号ACCB,DMC,DCC
B,CTRと交流側の電流検出器3と電圧検出器4の検
出信号IAC,VACおよび直流側の電流検出器7の検出信
号IDCを入力して、交流しゃ断器1、サージアブソーバ
2、電磁接触器6、直流しゃ断器8、冷却ファン16のい
ずれかが寿命に達したと判定したとき警報表示信号AL
Lを出力する寿命予測手段12を設けている。寿命予測手
段12の詳細な実施例を図2に示す。
1に示す。本実施例では、従来のサイリスタレオナード
装置に加えて、交流しゃ断器1,15の開閉状態を検出す
る補助スイッチ1a,15aと電磁開閉器6および直流し
ゃ断器8の開閉状態を検出する補助スイッチ6aおよび
8aを設け、これらの補助スイッチ1a,6a,8a,
15aから得られる論理信号ACCB,DMC,DCC
B,CTRと交流側の電流検出器3と電圧検出器4の検
出信号IAC,VACおよび直流側の電流検出器7の検出信
号IDCを入力して、交流しゃ断器1、サージアブソーバ
2、電磁接触器6、直流しゃ断器8、冷却ファン16のい
ずれかが寿命に達したと判定したとき警報表示信号AL
Lを出力する寿命予測手段12を設けている。寿命予測手
段12の詳細な実施例を図2に示す。
【0017】図2において、メモリ25a〜25eはそれぞ
れの用品の寿命を予想する基底値を記憶するもので、セ
レクタ24でいずれかのメモリが選択され設定器13により
それぞれの基底値が設定される。
れの用品の寿命を予想する基底値を記憶するもので、セ
レクタ24でいずれかのメモリが選択され設定器13により
それぞれの基底値が設定される。
【0018】カウンタ26a〜26eはそれぞれの用品が寿
命に関与する動作を行ったときインクリメントされ、比
較器27a〜27eはメモリ25a〜25eとカウンタ26a〜26
eの内容の大小関係を比較し判定結果を出力する。いず
れかの比較器が寿命の判定結果を出力するとオア回路28
から警報表示信号が出力され、同時に表示器14に当該用
品のカウンタの内容が表示される。各カウンタ26a〜26
eのインクリメント動作を以下に述べる。
命に関与する動作を行ったときインクリメントされ、比
較器27a〜27eはメモリ25a〜25eとカウンタ26a〜26
eの内容の大小関係を比較し判定結果を出力する。いず
れかの比較器が寿命の判定結果を出力するとオア回路28
から警報表示信号が出力され、同時に表示器14に当該用
品のカウンタの内容が表示される。各カウンタ26a〜26
eのインクリメント動作を以下に述べる。
【0019】(a) 交流しゃ断器1を介し変換器5に
供給される交流電流IACが電流検出器3で検出され、I
ACが所定電流を越えたときレベル検出器17Aは論理値
“1”の信号を出力し、この状態で交流しゃ断器1が開
放されたとき補助スイッチ1aを介した論理信号ACC
Bが“0”となり検出器20の出力が“1”となってカウ
ンタ26aがインクリメントされる。この条件でインクリ
メントされたカウンタ26aの計数値がメモリ25aに設定
された基底値を越えると比較器27aは交流しゃ断器1が
寿命であると判定して“1”の信号を出力する。
供給される交流電流IACが電流検出器3で検出され、I
ACが所定電流を越えたときレベル検出器17Aは論理値
“1”の信号を出力し、この状態で交流しゃ断器1が開
放されたとき補助スイッチ1aを介した論理信号ACC
Bが“0”となり検出器20の出力が“1”となってカウ
ンタ26aがインクリメントされる。この条件でインクリ
メントされたカウンタ26aの計数値がメモリ25aに設定
された基底値を越えると比較器27aは交流しゃ断器1が
寿命であると判定して“1”の信号を出力する。
【0020】(b) サージアブソーバ2に加わる交流
電圧VACが電圧検出器4で検出され、VACがサージアブ
ソーバ2の制限電圧に応じて決定される所定電圧を越え
るとレベル検出器18は“1”の論理信号を出力しカウン
タ26bがインクリメントされる。この計数値がメモリ25
bの基底値を越えると比較器27bはサージアブソーバ2
が寿命であると判定して“1”の信号を出力する。サー
ジアブソーバは非線形抵抗体で構成され上記所定電圧に
おいて比較的大きなサージ電流が流れ過電圧を制限す
る。しかし、このようなサージ電流が基底値の回数を越
えると電気的特性の劣化が進み制限電圧が低下して危険
になるので交換が必要である。
電圧VACが電圧検出器4で検出され、VACがサージアブ
ソーバ2の制限電圧に応じて決定される所定電圧を越え
るとレベル検出器18は“1”の論理信号を出力しカウン
タ26bがインクリメントされる。この計数値がメモリ25
bの基底値を越えると比較器27bはサージアブソーバ2
が寿命であると判定して“1”の信号を出力する。サー
ジアブソーバは非線形抵抗体で構成され上記所定電圧に
おいて比較的大きなサージ電流が流れ過電圧を制限す
る。しかし、このようなサージ電流が基底値の回数を越
えると電気的特性の劣化が進み制限電圧が低下して危険
になるので交換が必要である。
【0021】(c) 直流しゃ断器8を介して流れる直
流電流IDCが電流検出器7で検出され、IDCが所定電流
を越えるとレベル検出器17Bが“1”を出力する。この
状態で直流しゃ断器8が開放されると補助スイッチ8a
を介して論理信号DCCBが“0”となり検出器21から
“1”が出力されカウタン26cがインクリメントされ
る。カウタン26cの計数値がメモリ25cの基底値を越え
ると比較器27cは直流しゃ断器8が寿命であると判定し
て“1”を出力する。
流電流IDCが電流検出器7で検出され、IDCが所定電流
を越えるとレベル検出器17Bが“1”を出力する。この
状態で直流しゃ断器8が開放されると補助スイッチ8a
を介して論理信号DCCBが“0”となり検出器21から
“1”が出力されカウタン26cがインクリメントされ
る。カウタン26cの計数値がメモリ25cの基底値を越え
ると比較器27cは直流しゃ断器8が寿命であると判定し
て“1”を出力する。
【0022】しゃ断器の開閉寿命は規格によって規定さ
れているがその使用環境によって大きく相違する。しか
し、一旦電動機の制御装置として環境が特定されゝばそ
の使用環境における推定寿命の動作回数を定めることが
可能である。
れているがその使用環境によって大きく相違する。しか
し、一旦電動機の制御装置として環境が特定されゝばそ
の使用環境における推定寿命の動作回数を定めることが
可能である。
【0023】(d) 電磁接触器6の開閉は補助スイッ
チ6aによる論理信号DMCによって検出され、この信
号DMCによってカウンタ26dは電磁接触器6の開閉回
数を計数する。この計数値がメモリ25dの基底値を越え
ると比較器27dは電磁接触器6が寿命であると判定して
“1”を出力する。サイリスタレオナードにおいて、電
磁接触器6は通常、電流のしゃ断を行わないので機械的
動作回数で寿命を決定することができる。
チ6aによる論理信号DMCによって検出され、この信
号DMCによってカウンタ26dは電磁接触器6の開閉回
数を計数する。この計数値がメモリ25dの基底値を越え
ると比較器27dは電磁接触器6が寿命であると判定して
“1”を出力する。サイリスタレオナードにおいて、電
磁接触器6は通常、電流のしゃ断を行わないので機械的
動作回数で寿命を決定することができる。
【0024】(e) 交流しゃ断器15が投入され冷却フ
ァン16が運転されると補助スイッチ16aによる論理信号
CTRが“1”となりクロック発生器19の一定周期毎に
出力されるパルス信号がアンド回路23を介してカウンタ
26eに入力される。これによりカウンタ26eは冷却ファ
ンの運転時間に比例したパルスが計数され、この計数値
がメモリ25eの基底値を越えると比較器27eは“1”を
出力して冷却ファン16が寿命であることを知らせる。判
定結果により保守員が該当用品を交換したとき、セレク
タ24で該当カウンタを選択しリセットスイッチ15でリセ
ットし新たに計数を開始させる。
ァン16が運転されると補助スイッチ16aによる論理信号
CTRが“1”となりクロック発生器19の一定周期毎に
出力されるパルス信号がアンド回路23を介してカウンタ
26eに入力される。これによりカウンタ26eは冷却ファ
ンの運転時間に比例したパルスが計数され、この計数値
がメモリ25eの基底値を越えると比較器27eは“1”を
出力して冷却ファン16が寿命であることを知らせる。判
定結果により保守員が該当用品を交換したとき、セレク
タ24で該当カウンタを選択しリセットスイッチ15でリセ
ットし新たに計数を開始させる。
【0025】図3はインバータを用いた電動機の制御装
置の本発明の実施例である。図3において、整流器31は
交流しゃ断器1、電磁接触器6を介して入力される交流
電圧を整流して直流電圧に変換し、コンデンサ33で平滑
した直流電圧はインバータ32で可変電圧可変周波数の交
流電圧に変換され交流電動機37を駆動する。抵抗34は電
源投入時のコンデンサ33の充電電流を限流するためのも
ので、電源が投入された一定時間後に接点35により短絡
される。制御回路39は電圧検出器10、電流検出器36の検
出信号VDC,I1NV と速度検出器38の検出信号NFBK を
基にインバータ32を制御する。この実施例では、上記に
加えて交流しゃ断器1,15の補助スイッチ1a,15a、
電磁接触器6の補助スイッチ6aから得られる論理信号
ACCB,CTR,AMCと電圧検出器4の検出信号V
ACおよび上記制御回路39で用いられる信号VDC,
I1NV ,NFBK を入力信号として、交流しゃ断器1、電
磁接触器2、コンデンサ33、冷却ファン16、速度検出器
38の寿命を予測し警報・表示信号を出力する寿命予測装
置40を設けている。この寿命予測装置40の詳細な実施例
を図4に示す。図4において、各カウンタ26a〜26eは
次のように動作する。
置の本発明の実施例である。図3において、整流器31は
交流しゃ断器1、電磁接触器6を介して入力される交流
電圧を整流して直流電圧に変換し、コンデンサ33で平滑
した直流電圧はインバータ32で可変電圧可変周波数の交
流電圧に変換され交流電動機37を駆動する。抵抗34は電
源投入時のコンデンサ33の充電電流を限流するためのも
ので、電源が投入された一定時間後に接点35により短絡
される。制御回路39は電圧検出器10、電流検出器36の検
出信号VDC,I1NV と速度検出器38の検出信号NFBK を
基にインバータ32を制御する。この実施例では、上記に
加えて交流しゃ断器1,15の補助スイッチ1a,15a、
電磁接触器6の補助スイッチ6aから得られる論理信号
ACCB,CTR,AMCと電圧検出器4の検出信号V
ACおよび上記制御回路39で用いられる信号VDC,
I1NV ,NFBK を入力信号として、交流しゃ断器1、電
磁接触器2、コンデンサ33、冷却ファン16、速度検出器
38の寿命を予測し警報・表示信号を出力する寿命予測装
置40を設けている。この寿命予測装置40の詳細な実施例
を図4に示す。図4において、各カウンタ26a〜26eは
次のように動作する。
【0026】(a) 電流検出器36の検出電流I1NV が
所定電流を越えるとき、レベル検出器17Aの出力が
“1”となり、この状態で交流しゃ断器1が開路すると
き論理信号ACCBが“0”となって検出器20の出力が
“1”となりカウンタ26aがインクリメントされる。こ
の計数値がメモリ25aの基底値を越えたとき、比較器27
aは交流しゃ断器1が寿命であると判定して“1”の信
号を出力する。
所定電流を越えるとき、レベル検出器17Aの出力が
“1”となり、この状態で交流しゃ断器1が開路すると
き論理信号ACCBが“0”となって検出器20の出力が
“1”となりカウンタ26aがインクリメントされる。こ
の計数値がメモリ25aの基底値を越えたとき、比較器27
aは交流しゃ断器1が寿命であると判定して“1”の信
号を出力する。
【0027】(b) 電磁接触器6の開閉に応じて補助
スイッチ6aにより論理信号AMCが“1”“0”とな
りカウンタ26bがインクリメントされ、この計数値がメ
モリ25bの基底値を越えたとき、比較器27bは電磁接触
器6が寿命であると判定して“1”を出力する。
スイッチ6aにより論理信号AMCが“1”“0”とな
りカウンタ26bがインクリメントされ、この計数値がメ
モリ25bの基底値を越えたとき、比較器27bは電磁接触
器6が寿命であると判定して“1”を出力する。
【0028】(c) 整流器31の交流電圧が投入される
と電圧検出器4、レベル検出器18を介し“1”の論理信
号が得られゲート22を介してクロック発生器19から一定
周期(例えば 0.5ms)毎に出力されるパルス信号により
カウンタ26cがインクリメントされる。また、限流抵抗
34を介して充電されるコンデンサ33の充電電圧が電圧検
出器10によりVDCとして検出され、VDCが所定電圧を越
えるとレベル検出器18Bから“1”が出力されゲート22
を閉じてカウンタ26cの計数を停止する。その後、カウ
タン26cの計数値とメモリ25cの基底値を比較し、計数
値が基底値に達していないとき、比較器27cはコンデン
サ33が寿命であると判定して“1”を出力する。この動
作は、交流電圧が投入される度に行われ、充電時定数の
減少によりコンデンサ33の容量の減少を監視して寿命の
判定を行っている。 (d) カウンタ26dは冷却ファン16の運転時間を計測
するもので前記実施例のカウンタ26eと同様に動作し、
冷却ファン16の寿命が判定される。
と電圧検出器4、レベル検出器18を介し“1”の論理信
号が得られゲート22を介してクロック発生器19から一定
周期(例えば 0.5ms)毎に出力されるパルス信号により
カウンタ26cがインクリメントされる。また、限流抵抗
34を介して充電されるコンデンサ33の充電電圧が電圧検
出器10によりVDCとして検出され、VDCが所定電圧を越
えるとレベル検出器18Bから“1”が出力されゲート22
を閉じてカウンタ26cの計数を停止する。その後、カウ
タン26cの計数値とメモリ25cの基底値を比較し、計数
値が基底値に達していないとき、比較器27cはコンデン
サ33が寿命であると判定して“1”を出力する。この動
作は、交流電圧が投入される度に行われ、充電時定数の
減少によりコンデンサ33の容量の減少を監視して寿命の
判定を行っている。 (d) カウンタ26dは冷却ファン16の運転時間を計測
するもので前記実施例のカウンタ26eと同様に動作し、
冷却ファン16の寿命が判定される。
【0029】(e) 速度検出器38の検出信号NFBK は
回転速度に比例した電圧で検出され、電圧周波数変換器
(VFC)29はNFBK に比例した周波数のパルスを出力
する。カウンタ26eはこのパルスを計数し、メモリ25e
の基底値を越えたとき比較器27eは速度検出器38が寿命
であると判定して“1”の信号を出力する。すなわち、
累積回転数によって寿命の判定を行っている。速度検出
器38としてパルス発信器を用いるときVFC29は省略す
ることができる。
回転速度に比例した電圧で検出され、電圧周波数変換器
(VFC)29はNFBK に比例した周波数のパルスを出力
する。カウンタ26eはこのパルスを計数し、メモリ25e
の基底値を越えたとき比較器27eは速度検出器38が寿命
であると判定して“1”の信号を出力する。すなわち、
累積回転数によって寿命の判定を行っている。速度検出
器38としてパルス発信器を用いるときVFC29は省略す
ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、装置の主要用品の寿命
を予測して警報・表示することが可能となり、未熟練の
保守員でも保全性の高い保守を行うことができる電動機
の制御装置を提供することができる。
を予測して警報・表示することが可能となり、未熟練の
保守員でも保全性の高い保守を行うことができる電動機
の制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機の制御装置による第1実施例の
構成図。
構成図。
【図2】上記第1実施例の要部詳細図。
【図3】本発明による第2実施例の構成図。
【図4】上記第2実施例の要部詳細図。
【図5】従来の電動機の制御装置の要部構成図。
1,15…交流しゃ断器 2…サージアブソーバ 3,7,36…電流検出器 4,10…電圧検出器 5…電力変換器 6…電磁接触器 8…直
流しゃ断器 9…直流電動機 11…制御回路 12,40…寿
命判定装置 12A,40A …寿命判定回路 13…設定器 13A…リセ
ットスイッチ 14…表示器 16…冷却ファン 31…整流器 32…インバータ 33…コンデンサ 34
…限流抵抗 35…接点 37…交流電動機 38
…速度検出器
流しゃ断器 9…直流電動機 11…制御回路 12,40…寿
命判定装置 12A,40A …寿命判定回路 13…設定器 13A…リセ
ットスイッチ 14…表示器 16…冷却ファン 31…整流器 32…インバータ 33…コンデンサ 34
…限流抵抗 35…接点 37…交流電動機 38
…速度検出器
Claims (6)
- 【請求項1】 電力変換器あるいは電動機の主回路を開
閉するしゃ断器を備えた装置において、前記しゃ断器が
通電中に開放されたときインクリメントするカウンタ
と、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前記し
ゃ断器が寿命であると判定する寿命予測手段を設けたこ
とを特徴とする電動機の制御装置。 - 【請求項2】 過電圧になったとき通電し、電力変換器
を過電圧から保護する非線形特性を有するサージアブソ
ーバを備えた装置において、前記サージアブソーバに加
わる電圧が該サージアブソーバの制限電圧で定められる
所定電圧を越えたときインクリメントされるカウンタ
と、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前記サ
ージアブソーバが寿命であると判定する寿命予測手段を
設けたことを特徴とする電動機の制御装置。 - 【請求項3】 電力変換器あるいは電動機の主回路を開
閉する電磁開閉器を備えた装置において、前記電磁開閉
器が開閉する度にインクリメントされるカウンタと、こ
のカウンタの計数値が所定値に達したとき前記電磁開閉
器が寿命であることを判定する寿命予測手段を設けたこ
とを特徴とする電動機の制御装置。 - 【請求項4】 冷却ファンが運転中のとき、一定周期毎
に発生するパルス信号によりインクリメントされるカウ
ンタと、このカウンタの計数値が所定値に達したとき前
記冷却ファンが寿命であると判定する寿命予測手段を設
けたことを特徴とする電動機の制御装置。 - 【請求項5】 平滑用のコンデンサを持つ定電圧の直流
電圧源から制御電力を得て電動機を駆動する電力変換器
を備えた装置において、電源の投入により前記コンデン
サの充電を開始する時点から該コンデンサの充電電圧が
前記定電圧に応じて定められる所定電圧に達するまでの
間に、一定周期毎に発生するパルスによりインクリメン
トされるカウンタと、前記所定電圧に達した時点におけ
る前記カウンタの計数値が所定値に達しないとき、前記
コンデンサが寿命であると判定する寿命予測手段を設け
たことを特徴とする電動機の制御装置。 - 【請求項6】 速度検出器の検出信号による回転速度に
比例した周波数のパルスによりインクリメントされるカ
ウンタと、このカウンタの計数値が所定値に達したと
き、前記速度検出器が寿命であると判定する寿命予測手
段を設けたことを特徴とする電動機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4001222A JPH05184191A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 電動機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4001222A JPH05184191A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 電動機の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05184191A true JPH05184191A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=11495444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4001222A Pending JPH05184191A (ja) | 1992-01-08 | 1992-01-08 | 電動機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05184191A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008271779A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気機器 |
| US7565267B2 (en) | 2005-12-28 | 2009-07-21 | Nec Corporation | Life prediction and monitoring of components |
| JP2018064349A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | 株式会社日立産機システム | 電動巻上機およびそれに搭載される電磁接触器の寿命管理方法 |
-
1992
- 1992-01-08 JP JP4001222A patent/JPH05184191A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7565267B2 (en) | 2005-12-28 | 2009-07-21 | Nec Corporation | Life prediction and monitoring of components |
| JP2008271779A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-11-06 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気機器 |
| JP2018064349A (ja) * | 2016-10-12 | 2018-04-19 | 株式会社日立産機システム | 電動巻上機およびそれに搭載される電磁接触器の寿命管理方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4151651B2 (ja) | インバータ装置 | |
| US9240747B2 (en) | Method for determining rotational speed of an electric motor in a power tool | |
| US8805623B2 (en) | Engine life predicting apparatus and refrigerating apparatus | |
| US6650245B2 (en) | Multi-functional hybrid contactor | |
| RU2100158C1 (ru) | Источник питания для сварки и способ его обеспечения электрическим током | |
| JP3751300B2 (ja) | モータ駆動装置 | |
| JP6352467B1 (ja) | エレベータ制御装置 | |
| CA1192684A (en) | Ac elevator control apparatus | |
| JPH0831288A (ja) | 電磁接触器およびその制御方法 | |
| JPH0880055A (ja) | インバータ装置 | |
| JP2017022940A (ja) | ダイナミックブレーキ回路を有するモータ駆動装置 | |
| EP1131873B1 (en) | A system and a method for protecting an electric motor and its control circuit, and an electric motor | |
| JPH05184191A (ja) | 電動機の制御装置 | |
| JP2010178414A (ja) | 電源装置、空気調和機 | |
| JPH06165523A (ja) | インバータ用平滑コンデンサの劣化検出装置 | |
| JP2003270284A (ja) | 電機機器のための巻線レアショート監視装置 | |
| JP2012007924A (ja) | 回転電機の絶縁診断装置 | |
| US7495879B2 (en) | Solid-state magnet control | |
| JP2002192588A (ja) | 射出成形機 | |
| JP2001086764A (ja) | インバータ | |
| US3368129A (en) | Motor control circuit employing brake means for protection against unbalance of source current | |
| US20080018276A1 (en) | Switch For Electrical Hand Tool With Cumulative Safety Function | |
| US3921877A (en) | Electronic thread monitor for textile machines | |
| RU2795112C1 (ru) | Способ контроля технического состояния компрессорно-конденсаторных агрегатов систем кондиционирования и устройство для его осуществления | |
| JPH0445009Y2 (ja) |