JPH0520284A - パラレルプロセツサシステム - Google Patents
パラレルプロセツサシステムInfo
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- JPH0520284A JPH0520284A JP3175419A JP17541991A JPH0520284A JP H0520284 A JPH0520284 A JP H0520284A JP 3175419 A JP3175419 A JP 3175419A JP 17541991 A JP17541991 A JP 17541991A JP H0520284 A JPH0520284 A JP H0520284A
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- G06F15/173—Interprocessor communication using an interconnection network, e.g. matrix, shuffle, pyramid, star, snowflake
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- G06F15/17368—Indirect interconnection networks non hierarchical topologies
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- G06F13/38—Information transfer, e.g. on bus
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- G06F13/4004—Coupling between buses
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 並列計算機の各処理装置に於けるデータ転送
の終了を監視することによるプロセッサの負荷を軽減
し、データ送受信処理とその同期処理とを一体化した高
速のパラレルプロセッサシステムを提供する。 【構成】 プロセッサ4とネットワーク1とのデータ転
送を行うルータ5よりなる複数の処理装置2a,2b…
を結合したパラレルプロセッサシステムに於いて、各処
理装置2a,2b…に、プロセッサ4から出力され転送
データのルータ5への送出の終了を示す信号を保持する
ラッチ7の出力と、ルータ5内のデータバッファ8の空
フラグとの論理積を出力するゲート10を設け、各処理
装置2a,2b…のゲート出力の論理積によってデータ
転送の完了を検知する。
の終了を監視することによるプロセッサの負荷を軽減
し、データ送受信処理とその同期処理とを一体化した高
速のパラレルプロセッサシステムを提供する。 【構成】 プロセッサ4とネットワーク1とのデータ転
送を行うルータ5よりなる複数の処理装置2a,2b…
を結合したパラレルプロセッサシステムに於いて、各処
理装置2a,2b…に、プロセッサ4から出力され転送
データのルータ5への送出の終了を示す信号を保持する
ラッチ7の出力と、ルータ5内のデータバッファ8の空
フラグとの論理積を出力するゲート10を設け、各処理
装置2a,2b…のゲート出力の論理積によってデータ
転送の完了を検知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパラレルプロセッサシス
テムに関し、特にプロセッサ、記憶装置等の間のデータ
転送に伴う転送終了判定と同期とを高速に行なうパラレ
ルプロセッサシステムに関する。
テムに関し、特にプロセッサ、記憶装置等の間のデータ
転送に伴う転送終了判定と同期とを高速に行なうパラレ
ルプロセッサシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模の計算を複数の比較的小規
模のプロセッサに実行させることによって、単一の高速
なプロセッサよりも高速で計算を実行させる試みがなさ
れている。このような計算機は一般に並列計算機(パラ
レルプロセッサシステム)と呼ばれる。一般に並列計算
機で問題を解く場合、複数のプロセッサ間でデータを交
換することや同期をとることが必要であり、これらを高
速に行なうことが高性能の並列計算機を得るうえで重要
である。
模のプロセッサに実行させることによって、単一の高速
なプロセッサよりも高速で計算を実行させる試みがなさ
れている。このような計算機は一般に並列計算機(パラ
レルプロセッサシステム)と呼ばれる。一般に並列計算
機で問題を解く場合、複数のプロセッサ間でデータを交
換することや同期をとることが必要であり、これらを高
速に行なうことが高性能の並列計算機を得るうえで重要
である。
【0003】一般に、並列計算機に於いては、各プロセ
ッサでの演算の実行フェーズと各プロセッサ間でのデー
タ転送フェーズが交互に現れる。これらの様子はたとえ
ば米国電気学会(IEEE)のMICROマガジン、第
10巻、第2号(1990年4月)の30ページ以降に
示されている。図6に示す方法を用いて偏微分方程式5
0を計算機を用いて解く場合、処理51が収束するまで
計算が反復される。処理51は、計算機を構成する各プ
ロセッサが独立して行なう演算処理52と、各プロセッ
サ間でのデータ転送処理53との交互の繰り返しによっ
て構成されている。処理53は各プロセッサでは処理5
4に示すような手順で実行される。即ち、定められた個
数のデータをプロセッサ間のネットワークに送出し、同
数のデータを受信する。このとき、各プロセッサがあら
かじめ定められたデータを正確に受信したかどうかを確
認するために同期がとられる。この同期が正しくない場
合には、このデータ転送処理を再実行する。この同期処
理の様子を図7を用いて説明する。
ッサでの演算の実行フェーズと各プロセッサ間でのデー
タ転送フェーズが交互に現れる。これらの様子はたとえ
ば米国電気学会(IEEE)のMICROマガジン、第
10巻、第2号(1990年4月)の30ページ以降に
示されている。図6に示す方法を用いて偏微分方程式5
0を計算機を用いて解く場合、処理51が収束するまで
計算が反復される。処理51は、計算機を構成する各プ
ロセッサが独立して行なう演算処理52と、各プロセッ
サ間でのデータ転送処理53との交互の繰り返しによっ
て構成されている。処理53は各プロセッサでは処理5
4に示すような手順で実行される。即ち、定められた個
数のデータをプロセッサ間のネットワークに送出し、同
数のデータを受信する。このとき、各プロセッサがあら
かじめ定められたデータを正確に受信したかどうかを確
認するために同期がとられる。この同期が正しくない場
合には、このデータ転送処理を再実行する。この同期処
理の様子を図7を用いて説明する。
【0004】図7は従来のパラレルプロセッサシステム
の概略構成を示しており、同図に於いて、2a〜2dは
パラレルプロセッサシステムを構成する処理装置であ
り、各処理装置2a〜2dはそれぞれプロセッサ4及び
ルータ5より構成される。各ルータ5はネットワーク1
1に接続されている。また各プロセッサの同期を行なう
ための同期装置12が設けられており、各処理装置のプ
ロセッサ4と接続されている。
の概略構成を示しており、同図に於いて、2a〜2dは
パラレルプロセッサシステムを構成する処理装置であ
り、各処理装置2a〜2dはそれぞれプロセッサ4及び
ルータ5より構成される。各ルータ5はネットワーク1
1に接続されている。また各プロセッサの同期を行なう
ための同期装置12が設けられており、各処理装置のプ
ロセッサ4と接続されている。
【0005】図7のシステムに於いて図6の処理53も
しくは処理54の同期処理は次のように行なわれる。デ
ータ転送処理が開始されると各処理装置2a〜2dに於
いてプロセッサ4からルータ5に対して予め定められた
個数のデータの送信と受信が指令される。ルータ5は受
信データを計数し、定められた数のデータを受信すると
ルータ5内の受信終了フラグを立てる。プロセッサ4は
断続的にこのフラグを監視し、受信終了を確認すると同
期装置12へ同期要求信号を送出する。同期装置12は
各装置2a〜2dからの同期要求信号を監視して全装置
からの同期要求が揃った時点で各装置に同期信号を返信
する。この信号によって各処理装置2a〜2dは一斉に
次の処理に制御を移す。
しくは処理54の同期処理は次のように行なわれる。デ
ータ転送処理が開始されると各処理装置2a〜2dに於
いてプロセッサ4からルータ5に対して予め定められた
個数のデータの送信と受信が指令される。ルータ5は受
信データを計数し、定められた数のデータを受信すると
ルータ5内の受信終了フラグを立てる。プロセッサ4は
断続的にこのフラグを監視し、受信終了を確認すると同
期装置12へ同期要求信号を送出する。同期装置12は
各装置2a〜2dからの同期要求信号を監視して全装置
からの同期要求が揃った時点で各装置に同期信号を返信
する。この信号によって各処理装置2a〜2dは一斉に
次の処理に制御を移す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
システムに於いて、プロセッサ4は自らのデータを送出
した後、ルータ5の受信終了を断続的に監視する必要が
あり、この監視ためにプロセッサの演算制御能力の一部
を使用する必要がある。そのため、プロセッサ4への負
荷が大きくなり、プロセッサの演算処理速度が低下して
しまう。また、ルータ5は受信処理の完了を確認するた
めに受信データの数を計数する必要があるため、ルータ
のハードウエア構成が複雑になる。また、各ルータ5が
受信すべきデータの数が実行時の状態によって決まるよ
うな処理に於いては、ルータ5はプロセッサ4の詳細な
制御下で一定数のデータ(レコード)の受信を複数回行
なう必要がある。さらに、全処理装置での処理完了を検
知し、この結果を各処理装置2a〜2dへ返送する同期
装置12を設ける必要がある。
システムに於いて、プロセッサ4は自らのデータを送出
した後、ルータ5の受信終了を断続的に監視する必要が
あり、この監視ためにプロセッサの演算制御能力の一部
を使用する必要がある。そのため、プロセッサ4への負
荷が大きくなり、プロセッサの演算処理速度が低下して
しまう。また、ルータ5は受信処理の完了を確認するた
めに受信データの数を計数する必要があるため、ルータ
のハードウエア構成が複雑になる。また、各ルータ5が
受信すべきデータの数が実行時の状態によって決まるよ
うな処理に於いては、ルータ5はプロセッサ4の詳細な
制御下で一定数のデータ(レコード)の受信を複数回行
なう必要がある。さらに、全処理装置での処理完了を検
知し、この結果を各処理装置2a〜2dへ返送する同期
装置12を設ける必要がある。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するものであ
り、本発明の目的は、各処理装置に於けるプロセッサの
データ転送を監視することによる負荷を軽減し、データ
送受信処理とその同期処理とを一体化した簡易な構成を
有する高速のパラレルプロセッサシステムを提供するこ
とである。
り、本発明の目的は、各処理装置に於けるプロセッサの
データ転送を監視することによる負荷を軽減し、データ
送受信処理とその同期処理とを一体化した簡易な構成を
有する高速のパラレルプロセッサシステムを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、プロセッサがルータのデータバ
ッファに転送データの送出を終了したことを示す信号を
ラッチから出力し、また、ルータのデータバッファ内の
データがなくなったことを示す空フラグから空フラグ信
号を出力し、この空フラグ信号とラッチから出力との論
理積を出力する論理積出力手段からの出力の論理積によ
って、全ての処理装置が転送データの転送を完了したこ
とを検知するものである。
め、請求項1の発明は、プロセッサがルータのデータバ
ッファに転送データの送出を終了したことを示す信号を
ラッチから出力し、また、ルータのデータバッファ内の
データがなくなったことを示す空フラグから空フラグ信
号を出力し、この空フラグ信号とラッチから出力との論
理積を出力する論理積出力手段からの出力の論理積によ
って、全ての処理装置が転送データの転送を完了したこ
とを検知するものである。
【0009】具体的に請求項1の発明が講じた解決手段
は、複数の処理装置と、該複数の処理装置間を結合する
ネットワークとを備えたパラレルプロセッサシステムを
対象とし、前記処理装置のそれぞれは、プロセッサと、
該プロセッサに於いて生成された転送データを前記ネッ
トワークに送信し或いは他の処理装置からの転送データ
を受信するルータと、前記プロセッサから出力され転送
データの前記ルータへの送出の終了を示す信号を保持す
るラッチと、前記ルータ内の転送データを保持するデー
タバッファにデータがないことを示す空フラグ信号と前
記ラッチからの転送データ送出の終了を示す信号との論
理積を出力する論理積出力手段とを有し、前記論理積出
力手段のそれぞれの出力の論理積によって全ての処理装
置に於ける転送データの転送が完了したことを検知する
ように構成するものである。
は、複数の処理装置と、該複数の処理装置間を結合する
ネットワークとを備えたパラレルプロセッサシステムを
対象とし、前記処理装置のそれぞれは、プロセッサと、
該プロセッサに於いて生成された転送データを前記ネッ
トワークに送信し或いは他の処理装置からの転送データ
を受信するルータと、前記プロセッサから出力され転送
データの前記ルータへの送出の終了を示す信号を保持す
るラッチと、前記ルータ内の転送データを保持するデー
タバッファにデータがないことを示す空フラグ信号と前
記ラッチからの転送データ送出の終了を示す信号との論
理積を出力する論理積出力手段とを有し、前記論理積出
力手段のそれぞれの出力の論理積によって全ての処理装
置に於ける転送データの転送が完了したことを検知する
ように構成するものである。
【0010】また、請求項2の発明は、転送データを送
出する複数の第1の装置群の各装置を接続した第1のデ
ータバス群の各データバスと、転送データを受信する第
2の装置群の各装置を接続した第2のデータバス群の各
データバスとを互いに格子状に交差するように配置する
と共に、第1のデータバス群の各データバスと第2のデ
ータバス群の各データバスとの各交差部分にデータバッ
ファ装置を設け、このデータバッファ装置内に於いて、
第1の装置群の各装置からの転送データの転送の終了を
示す信号と、転送データを保持するデータ記憶装置に転
送データがなくなったことを示す空フラグの出力との論
理積を求め、この論理積の出力の論理積によって第2の
装置群の各装置は転送データの転送が完了したことを検
知するものである。
出する複数の第1の装置群の各装置を接続した第1のデ
ータバス群の各データバスと、転送データを受信する第
2の装置群の各装置を接続した第2のデータバス群の各
データバスとを互いに格子状に交差するように配置する
と共に、第1のデータバス群の各データバスと第2のデ
ータバス群の各データバスとの各交差部分にデータバッ
ファ装置を設け、このデータバッファ装置内に於いて、
第1の装置群の各装置からの転送データの転送の終了を
示す信号と、転送データを保持するデータ記憶装置に転
送データがなくなったことを示す空フラグの出力との論
理積を求め、この論理積の出力の論理積によって第2の
装置群の各装置は転送データの転送が完了したことを検
知するものである。
【0011】具体的に請求項2の発明が講じた解決手段
は、それぞれが複数のデータバスよりなる2つのデータ
バス群であって、一のデータバス群の各データバスが他
のデータバス群のデータバスと格子状に交差するように
配置された第1及び第2のデータバス群と、前記第1の
データバス群の各データバスにそれぞれに接続された複
数の装置よりなる第1の装置群と、前記第2のデータバ
ス群の各データバスにそれぞれに接続された複数の装置
よりなる第2の装置群と、前記第1のデータバス群の各
データバスと前記第2のデータバス群の各データバスと
の各交点に配置され前記第1及び前記第2のデータバス
群のそれぞれのデータバスに接続されたデータバッファ
装置と、前記第1の装置群の各装置から出力され当該装
置に接続されたデータバッファ装置に供給される転送デ
ータの送出の終了を示す信号を伝達する送出終了信号線
と、前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記
第1及び第2のデータバス群の各データバスに各々接続
されたデータ記憶装置と、前記データバッファ装置のそ
れぞれに設けられ前記データ記憶装置に転送データがな
いことを示す空フラグ信号と前記送出終了信号線からの
転送データ送出の終了を示す信号との論理積を出力する
論理積出力手段とを備え、前記第2のデータバス群の各
データバスに接続されている前記データバッファ装置の
前記論理積出力手段のそれぞれの出力の論理積によって
前記第2の装置群の各装置への転送データの転送が完了
したことを検知するように構成するものである。
は、それぞれが複数のデータバスよりなる2つのデータ
バス群であって、一のデータバス群の各データバスが他
のデータバス群のデータバスと格子状に交差するように
配置された第1及び第2のデータバス群と、前記第1の
データバス群の各データバスにそれぞれに接続された複
数の装置よりなる第1の装置群と、前記第2のデータバ
ス群の各データバスにそれぞれに接続された複数の装置
よりなる第2の装置群と、前記第1のデータバス群の各
データバスと前記第2のデータバス群の各データバスと
の各交点に配置され前記第1及び前記第2のデータバス
群のそれぞれのデータバスに接続されたデータバッファ
装置と、前記第1の装置群の各装置から出力され当該装
置に接続されたデータバッファ装置に供給される転送デ
ータの送出の終了を示す信号を伝達する送出終了信号線
と、前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記
第1及び第2のデータバス群の各データバスに各々接続
されたデータ記憶装置と、前記データバッファ装置のそ
れぞれに設けられ前記データ記憶装置に転送データがな
いことを示す空フラグ信号と前記送出終了信号線からの
転送データ送出の終了を示す信号との論理積を出力する
論理積出力手段とを備え、前記第2のデータバス群の各
データバスに接続されている前記データバッファ装置の
前記論理積出力手段のそれぞれの出力の論理積によって
前記第2の装置群の各装置への転送データの転送が完了
したことを検知するように構成するものである。
【0012】更に、請求項3の発明は、転送データを送
出する複数の第1の装置群の各装置を接続した第1のデ
ータバス群の各データバスと、転送データを受信する第
2の装置群の各装置を接続した第2のデータバス群の各
データバスとを互いに格子状に交差するように配置する
と共に、第1のデータバス群の各データバスと第2のデ
ータバス群の各データバスとの各交差部分にデータバッ
ファ装置を設け、このデータバッファ装置内に於いて、
第1の装置群の各装置によって設定されるデータに基づ
いて終了指示レジスタの転送データの転送終了を示す出
力と、転送データを保持するデータ記憶装置に転送デー
タがなくなったことを示す空フラグの出力との論理積を
求め、この論理積の出力の論理積によって第2の装置群
の各措置は転送データの転送が完了したことを検知する
ものである。
出する複数の第1の装置群の各装置を接続した第1のデ
ータバス群の各データバスと、転送データを受信する第
2の装置群の各装置を接続した第2のデータバス群の各
データバスとを互いに格子状に交差するように配置する
と共に、第1のデータバス群の各データバスと第2のデ
ータバス群の各データバスとの各交差部分にデータバッ
ファ装置を設け、このデータバッファ装置内に於いて、
第1の装置群の各装置によって設定されるデータに基づ
いて終了指示レジスタの転送データの転送終了を示す出
力と、転送データを保持するデータ記憶装置に転送デー
タがなくなったことを示す空フラグの出力との論理積を
求め、この論理積の出力の論理積によって第2の装置群
の各措置は転送データの転送が完了したことを検知する
ものである。
【0013】具体的に請求項3の発明が講じた解決手段
は、それぞれが複数のデータバスよりなる2つのデータ
バス群であって、一のデータバス群の各データバスが他
のデータバス群のデータバスと格子状に交差するように
配置された第1及び第2のデータバス群と、前記第1の
データバス群の各データバスにそれぞれに接続された複
数の装置よりなる第1の装置群と、前記第2のデータバ
ス群の各データバスにそれぞれに接続された複数の装置
よりなる第2の装置群と、前記第1のデータバス群の各
データバスと前記第2のデータバス群の各データバスと
の各交点に配置され前記第1及び前記第2のデータバス
群のそれぞれのデータバスに接続されたデータバッファ
装置と、前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ
前記第1の装置群の各装置によって設定されるデータに
基づいて転送データ送出の終了を示す信号を出力する終
了指示レジスタと、前記データバッファ装置のそれぞれ
に設けられ前記第1及び第2のデータバス群の各データ
バスに各々接続されたデータ記憶装置と、前記データバ
ッファ装置のそれぞれに設けられ前記データ記憶装置に
転送データがないことを示す空フラグ信号と前記終了指
示レジスタからの転送データ送出の終了を示す信号との
論理積を出力する論理積出力手段とを備え、前記第2の
データバス群の各データバスに接続されている前記デー
タバッファ装置の前記論理積出力手段のそれぞれの出力
の論理積によって前記第2の装置群の各装置への転送デ
ータの転送が完了したことを検知するように構成するも
のである。
は、それぞれが複数のデータバスよりなる2つのデータ
バス群であって、一のデータバス群の各データバスが他
のデータバス群のデータバスと格子状に交差するように
配置された第1及び第2のデータバス群と、前記第1の
データバス群の各データバスにそれぞれに接続された複
数の装置よりなる第1の装置群と、前記第2のデータバ
ス群の各データバスにそれぞれに接続された複数の装置
よりなる第2の装置群と、前記第1のデータバス群の各
データバスと前記第2のデータバス群の各データバスと
の各交点に配置され前記第1及び前記第2のデータバス
群のそれぞれのデータバスに接続されたデータバッファ
装置と、前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ
前記第1の装置群の各装置によって設定されるデータに
基づいて転送データ送出の終了を示す信号を出力する終
了指示レジスタと、前記データバッファ装置のそれぞれ
に設けられ前記第1及び第2のデータバス群の各データ
バスに各々接続されたデータ記憶装置と、前記データバ
ッファ装置のそれぞれに設けられ前記データ記憶装置に
転送データがないことを示す空フラグ信号と前記終了指
示レジスタからの転送データ送出の終了を示す信号との
論理積を出力する論理積出力手段とを備え、前記第2の
データバス群の各データバスに接続されている前記デー
タバッファ装置の前記論理積出力手段のそれぞれの出力
の論理積によって前記第2の装置群の各装置への転送デ
ータの転送が完了したことを検知するように構成するも
のである。
【0014】請求項4の発明は、上記請求項2又は3の
構成に於いて、第1の装置及び第2の装置が共にプロセ
ッサである構成とするものである。
構成に於いて、第1の装置及び第2の装置が共にプロセ
ッサである構成とするものである。
【0015】また、請求項5の発明は、上記請求項2又
は3の構成に於いて、第1の装置群の各装置が記憶装置
であり、第2の装置群の各装置がプロセッサである構成
とするものである。
は3の構成に於いて、第1の装置群の各装置が記憶装置
であり、第2の装置群の各装置がプロセッサである構成
とするものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明の構成により、各処理装置のプ
ロセッサは転送データをルータへ送出した後、ラッチに
転送データの送出の終了を示す信号を設定する。ルータ
に送出された転送データはルータ内のデータバッファに
保持される。ルータは順次転送データの転送を行い、転
送すべきデータがなくなったときにデータバッファにデ
ータがないことを示すために空フラグにフラグを立て
る。ラッチの出力と空フラグの出力とは論理積の演算結
果を出力する論理積出力手段に入力され、各処理装置の
論理積出力手段にの出力の論理積が各処理装置のプロセ
ッサに入力される。これにより、各処理装置のプロセッ
サは、全ての処理装置に於ける転送データの転送が完了
したこと、即ち、転送処理が完了したことを検知し、転
送処理の終了に対する同期をとることができる。
ロセッサは転送データをルータへ送出した後、ラッチに
転送データの送出の終了を示す信号を設定する。ルータ
に送出された転送データはルータ内のデータバッファに
保持される。ルータは順次転送データの転送を行い、転
送すべきデータがなくなったときにデータバッファにデ
ータがないことを示すために空フラグにフラグを立て
る。ラッチの出力と空フラグの出力とは論理積の演算結
果を出力する論理積出力手段に入力され、各処理装置の
論理積出力手段にの出力の論理積が各処理装置のプロセ
ッサに入力される。これにより、各処理装置のプロセッ
サは、全ての処理装置に於ける転送データの転送が完了
したこと、即ち、転送処理が完了したことを検知し、転
送処理の終了に対する同期をとることができる。
【0017】また、請求項2の発明の構成により、第1
の装置群の各装置から第1のデータバス群の各データバ
スに送出された転送データは、当該データバスと転送先
の第2の装置群の各装置に接続されている第2のデータ
バス群の各データバスとの交差部に位置するデータバッ
ファ装置のデータ記憶装置に格納され、第1の装置群の
各装置は転送データの送出が終了すると送出終了信号線
に送出が終了したことを示す信号を送出する。一方、各
データバッファ装置は、データ記憶装置に格納された転
送データを転送先の第2の装置群の装置に送出する。転
送データの送出が終了すると、データ記憶装置に転送デ
ータがないことを示す空フラグを立てる。空フラグが立
てられると空フラグ信号が論理積出力手段に入力され
る。論理積出力手段は上述の送出終了信号線の信号と空
フラグ信号との論理積の演算結果を出力する。即ち、論
理積出力手段は第1の装置群の装置の転送データの転送
が終了し、且つデータ記憶装置の転送データの転送が終
了したことを示す信号を出力する。第2の装置群の各装
置は当該装置に接続されているデータバッファ装置の全
ての論理積出力手段の出力の論理積によって、第1の装
置群の各装置のそれぞれからの転送データの転送が完了
したことを検知する。
の装置群の各装置から第1のデータバス群の各データバ
スに送出された転送データは、当該データバスと転送先
の第2の装置群の各装置に接続されている第2のデータ
バス群の各データバスとの交差部に位置するデータバッ
ファ装置のデータ記憶装置に格納され、第1の装置群の
各装置は転送データの送出が終了すると送出終了信号線
に送出が終了したことを示す信号を送出する。一方、各
データバッファ装置は、データ記憶装置に格納された転
送データを転送先の第2の装置群の装置に送出する。転
送データの送出が終了すると、データ記憶装置に転送デ
ータがないことを示す空フラグを立てる。空フラグが立
てられると空フラグ信号が論理積出力手段に入力され
る。論理積出力手段は上述の送出終了信号線の信号と空
フラグ信号との論理積の演算結果を出力する。即ち、論
理積出力手段は第1の装置群の装置の転送データの転送
が終了し、且つデータ記憶装置の転送データの転送が終
了したことを示す信号を出力する。第2の装置群の各装
置は当該装置に接続されているデータバッファ装置の全
ての論理積出力手段の出力の論理積によって、第1の装
置群の各装置のそれぞれからの転送データの転送が完了
したことを検知する。
【0018】また、請求項3の発明の構成により、第1
の装置群の各装置から第1のデータバス群の各データバ
スに送出された転送データは、当該データバスと転送先
の第2の装置群の各装置に接続されている第2のデータ
バス群の各データバスとの交差部に位置するデータバッ
ファ装置のデータ記憶装置に格納され、第1の装置群の
各装置は転送データの転送が終了すると転送の終了を示
すデータを終了指示レジスタに設定する。転送の終了を
示すデータが終了指示レジスタに設定されると、終了指
示レジスタは論理積出力手段に転送の終了を示す信号を
出力する。一方、データバッファ装置は、データ記憶装
置に格納された転送データを転送先の第2の装置群の装
置に送出する。転送データの送出が終了すると、データ
記憶装置に転送データがないことを示す空フラグを立て
る。空フラグが立てられると空フラグ信号が論理積出力
手段に入力される。論理積出力手段は上述の終了指示レ
ジスタからの信号と空フラグ信号との論理積の演算結果
を出力する。即ち、論理積出力手段は第1の装置群の装
置の転送データの転送が終了し、且つデータ記憶装置の
転送データの転送が終了したことを示す信号を出力す
る。第2の装置群の各装置は当該装置に接続されている
データバッファ装置の全て論理積出力手段の出力の論理
積によって、第1の装置からの転送データの転送が完了
したことを検知する。
の装置群の各装置から第1のデータバス群の各データバ
スに送出された転送データは、当該データバスと転送先
の第2の装置群の各装置に接続されている第2のデータ
バス群の各データバスとの交差部に位置するデータバッ
ファ装置のデータ記憶装置に格納され、第1の装置群の
各装置は転送データの転送が終了すると転送の終了を示
すデータを終了指示レジスタに設定する。転送の終了を
示すデータが終了指示レジスタに設定されると、終了指
示レジスタは論理積出力手段に転送の終了を示す信号を
出力する。一方、データバッファ装置は、データ記憶装
置に格納された転送データを転送先の第2の装置群の装
置に送出する。転送データの送出が終了すると、データ
記憶装置に転送データがないことを示す空フラグを立て
る。空フラグが立てられると空フラグ信号が論理積出力
手段に入力される。論理積出力手段は上述の終了指示レ
ジスタからの信号と空フラグ信号との論理積の演算結果
を出力する。即ち、論理積出力手段は第1の装置群の装
置の転送データの転送が終了し、且つデータ記憶装置の
転送データの転送が終了したことを示す信号を出力す
る。第2の装置群の各装置は当該装置に接続されている
データバッファ装置の全て論理積出力手段の出力の論理
積によって、第1の装置からの転送データの転送が完了
したことを検知する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に本発明の第1の実施例に係るパラレルプロ
セッサシステムの概略構成を示す。本実施例のパラレル
プロセッサシステムは、ネットワーク1と、ネットワー
ク1に複数のデータバス3a,3b…を介して接続され
た複数の処理装置2a,2b…とを有している。各処理
装置2a,2b…はプロセッサ4及びルータ5を有し、
プロセッサ4からはルータ5に対するデータ転送が終了
したことを示す終了信号線6がラッチ7に出力されてい
る。ルータ5はネットワーク1からの受信データを受け
取るデータバッファ8を有しており、データバッファ8
が空であることを示す空フラグ出力線9が出力されてい
る。ラッチ7の出力と空フラグ出力線9との出力はオー
プンコレクタ出力のANDゲート10に入力され、AN
Dゲート10の出力信号は各処理装置2a,2b…のプ
ロセッサ4に接続されている同期信号線11に出力され
ている。また、同期信号線11はプルアップ抵抗14に
接続されている。本実施例ではANDゲート10が論理
積出力手段を構成している。
する。図1に本発明の第1の実施例に係るパラレルプロ
セッサシステムの概略構成を示す。本実施例のパラレル
プロセッサシステムは、ネットワーク1と、ネットワー
ク1に複数のデータバス3a,3b…を介して接続され
た複数の処理装置2a,2b…とを有している。各処理
装置2a,2b…はプロセッサ4及びルータ5を有し、
プロセッサ4からはルータ5に対するデータ転送が終了
したことを示す終了信号線6がラッチ7に出力されてい
る。ルータ5はネットワーク1からの受信データを受け
取るデータバッファ8を有しており、データバッファ8
が空であることを示す空フラグ出力線9が出力されてい
る。ラッチ7の出力と空フラグ出力線9との出力はオー
プンコレクタ出力のANDゲート10に入力され、AN
Dゲート10の出力信号は各処理装置2a,2b…のプ
ロセッサ4に接続されている同期信号線11に出力され
ている。また、同期信号線11はプルアップ抵抗14に
接続されている。本実施例ではANDゲート10が論理
積出力手段を構成している。
【0020】このような本実施例の構成に於て、各処理
装置2a,2b…のプロセッサ4間のデータ転送と同期
処理は次のように行なわれる。すなわち、各処理装置2
a,2b…のプロセッサ4は転送すべきデータを準備し
てルータ5を起動する。次に、転送データをルータ5に
送出し、全ての転送データの送出を終了した後、終了信
号線6を介してラッチ7に送信完了フラグをセットす
る。これにより、ラッチ7からはHIGHの信号がAN
Dゲート10に入力される。ルータ5はネットワーク1
に対してデータを送出し、また受信データがある場合に
はこれを受信してデータバッファ8に格納する。この
後、プロセッサ4はこのデータバッファ8からデータを
取り込む。次に、データバッファ8のデータのすべてが
プロセッサ4に取り込まれ、データバッファ8内にデー
タがなくなると、空フラグ出力線9にデータバッファ8
が空であることを示すHIGHの信号が出力される。こ
の空フラグ出力線9からのHIGHの信号とラッチ7か
らの送信完了を示すHIGHの信号とがANDゲート1
0に入力され、それらの論理積であるHIGHの信号が
ANDゲート10から同期信号線11に出力される。
装置2a,2b…のプロセッサ4間のデータ転送と同期
処理は次のように行なわれる。すなわち、各処理装置2
a,2b…のプロセッサ4は転送すべきデータを準備し
てルータ5を起動する。次に、転送データをルータ5に
送出し、全ての転送データの送出を終了した後、終了信
号線6を介してラッチ7に送信完了フラグをセットす
る。これにより、ラッチ7からはHIGHの信号がAN
Dゲート10に入力される。ルータ5はネットワーク1
に対してデータを送出し、また受信データがある場合に
はこれを受信してデータバッファ8に格納する。この
後、プロセッサ4はこのデータバッファ8からデータを
取り込む。次に、データバッファ8のデータのすべてが
プロセッサ4に取り込まれ、データバッファ8内にデー
タがなくなると、空フラグ出力線9にデータバッファ8
が空であることを示すHIGHの信号が出力される。こ
の空フラグ出力線9からのHIGHの信号とラッチ7か
らの送信完了を示すHIGHの信号とがANDゲート1
0に入力され、それらの論理積であるHIGHの信号が
ANDゲート10から同期信号線11に出力される。
【0021】各処理装置2a,2b…のANDゲート1
0で得られた論理積は、プルアップ抵抗14に接続され
た同期信号線11に出力されているので、処理装置2
a,2b…のANDゲート10のうち何れか一つでもL
OWのときには同期信号線11はLOWの状態である。
処理装置2a,2b…のANDゲート10の出力の全て
がHIGHの状態になると同期信号線11はHIGHの
状態となる。このように処理装置2a,2b…のAND
ゲート10の出力は、プルアップ抵抗14に接続された
同期信号線11によって論理積がとられる。
0で得られた論理積は、プルアップ抵抗14に接続され
た同期信号線11に出力されているので、処理装置2
a,2b…のANDゲート10のうち何れか一つでもL
OWのときには同期信号線11はLOWの状態である。
処理装置2a,2b…のANDゲート10の出力の全て
がHIGHの状態になると同期信号線11はHIGHの
状態となる。このように処理装置2a,2b…のAND
ゲート10の出力は、プルアップ抵抗14に接続された
同期信号線11によって論理積がとられる。
【0022】各処理装置2a,2b…のプロセッサ4
は、同期信号線11がHIGHの状態となることによ
り、全ての処理装置2a,2b…に於てプロセッサ4が
転送データをすべてルータ5に送出し終わり、かつルー
タ5のデータバッファ8が空であることを検知する。
は、同期信号線11がHIGHの状態となることによ
り、全ての処理装置2a,2b…に於てプロセッサ4が
転送データをすべてルータ5に送出し終わり、かつルー
タ5のデータバッファ8が空であることを検知する。
【0023】ネットワーク1のデータ転送に要するラテ
ンシー(待ち時間)が0である場合には、全ての処理装
置2a,2b…に於てプロセッサ4が転送データをすべ
てルータ5に移し終わり、かつルータ5のデータバッフ
ァ8が空である状態は、全ての処理装置2a,2b…に
於ける全てのデータ転送が終了していることを意味す
る。
ンシー(待ち時間)が0である場合には、全ての処理装
置2a,2b…に於てプロセッサ4が転送データをすべ
てルータ5に移し終わり、かつルータ5のデータバッフ
ァ8が空である状態は、全ての処理装置2a,2b…に
於ける全てのデータ転送が終了していることを意味す
る。
【0024】このように、各処理装置2a,2b…に於
けるプロセッサ4のデータ送信処理の完了を示す信号と
ルータ内のデータバッファ8の空状態を示す信号との論
理積をとり、更にこの各処理装置2a,2b…からの論
理積の信号の論理積を各処理装置2a,2b…のプロセ
ッサ4へ返送することによって、転送処理完了の検知と
これに引き続く同期処理を簡易なハードウエアで高速に
行なうことが可能となる。また、転送の完了を検知する
ために各ルータ5に於いて受信データを計数する必要が
ないため、プロセッサ4はルータ5を監視することから
解放される。更に、ルータ5のハードウエア構成を簡略
化することができる。
けるプロセッサ4のデータ送信処理の完了を示す信号と
ルータ内のデータバッファ8の空状態を示す信号との論
理積をとり、更にこの各処理装置2a,2b…からの論
理積の信号の論理積を各処理装置2a,2b…のプロセ
ッサ4へ返送することによって、転送処理完了の検知と
これに引き続く同期処理を簡易なハードウエアで高速に
行なうことが可能となる。また、転送の完了を検知する
ために各ルータ5に於いて受信データを計数する必要が
ないため、プロセッサ4はルータ5を監視することから
解放される。更に、ルータ5のハードウエア構成を簡略
化することができる。
【0025】図2に本発明の第2の実施例に係るパラレ
ルプロセッサシステムの概略構成を示す。図2に示すパ
ラレルプロセッサシステムは、第1の装置群を構成する
3個の記憶装置M1,M2,M3と、第2の装置群を構
成する3個のプロセッサP1,P2,P3と、各記憶装
置M1,M2,M3にそれぞれ接続されたデータバス2
0,20,20からなる第1のデータバス群と、各プロ
セッサP1,P2,P3にそれぞれ接続されたデータバ
ス21,21,21からなる第2のデータバス群とを有
し、第1のデータバス群のデータバス20,20,20
と第2のデータバス群のデータバス21,21,21と
の各交点には、9個のデータバッファ装置DB11,B
12,B13,B21,B22,B23,B31,B3
21,DB33が配置されている。これらのデータバッ
ファ装置DB11〜DB33にはそれぞれ、第1及び第
2のデータバス群の各データバス20及び21、送出終
了信号線22、並びに転送終了信号線23が接続されて
いる。各送出終了信号線22には各記憶装置M1,M
2,M3によって転送データの送出の終了を示す信号が
出力される。また、各転送終了信号線23にはプルアッ
プ抵抗24が接続されており、各データバッファ装置D
B11〜DB33から各プロセッサP1,P2,P3へ
の転送データの転送終了を示す信号が出力される。
ルプロセッサシステムの概略構成を示す。図2に示すパ
ラレルプロセッサシステムは、第1の装置群を構成する
3個の記憶装置M1,M2,M3と、第2の装置群を構
成する3個のプロセッサP1,P2,P3と、各記憶装
置M1,M2,M3にそれぞれ接続されたデータバス2
0,20,20からなる第1のデータバス群と、各プロ
セッサP1,P2,P3にそれぞれ接続されたデータバ
ス21,21,21からなる第2のデータバス群とを有
し、第1のデータバス群のデータバス20,20,20
と第2のデータバス群のデータバス21,21,21と
の各交点には、9個のデータバッファ装置DB11,B
12,B13,B21,B22,B23,B31,B3
21,DB33が配置されている。これらのデータバッ
ファ装置DB11〜DB33にはそれぞれ、第1及び第
2のデータバス群の各データバス20及び21、送出終
了信号線22、並びに転送終了信号線23が接続されて
いる。各送出終了信号線22には各記憶装置M1,M
2,M3によって転送データの送出の終了を示す信号が
出力される。また、各転送終了信号線23にはプルアッ
プ抵抗24が接続されており、各データバッファ装置D
B11〜DB33から各プロセッサP1,P2,P3へ
の転送データの転送終了を示す信号が出力される。
【0026】図3は図2に於けるデータバッファ装置D
Bmn(m,n=1,2,3)の内部構成を示してい
る。ここでは説明を簡略にするために、データバッファ
装置DB11について説明するが、他のデータバッファ
装置も同様の構成及び機能を有している。図3に示すよ
うに、データバッファ装置DB11は、データ記憶装置
25と、NANDゲート27と、MOSトランジスタ2
8とを有しており、NANDゲート27とMOSトラン
ジスタ28とによって論理積出力手段が構成されてい
る。データ記憶装置25には第1のデータバス群のデー
タバス20を介して記憶装置M1が接続されている。ま
た、データ記憶装置25には第2のデータバス群のデー
タバス21を介してプロセッサP1が接続されている。
NANDゲート27にはデータ記憶装置25にデータが
ないことを示す空フラグからの空フラグ信号線9と、記
憶装置M1からの送出終了信号線22とが入力されてい
る。従って、NANDゲート27からは空フラグ信号線
9からの信号と送出終了信号線22からの信号との論理
積の否定が出力されることになる。NANDゲート27
の出力はMOSトランジスタ28のゲートに入力され、
MOSトランジスタ28のソースは接地され、ドレイン
は転送終了信号線23に接続されている。
Bmn(m,n=1,2,3)の内部構成を示してい
る。ここでは説明を簡略にするために、データバッファ
装置DB11について説明するが、他のデータバッファ
装置も同様の構成及び機能を有している。図3に示すよ
うに、データバッファ装置DB11は、データ記憶装置
25と、NANDゲート27と、MOSトランジスタ2
8とを有しており、NANDゲート27とMOSトラン
ジスタ28とによって論理積出力手段が構成されてい
る。データ記憶装置25には第1のデータバス群のデー
タバス20を介して記憶装置M1が接続されている。ま
た、データ記憶装置25には第2のデータバス群のデー
タバス21を介してプロセッサP1が接続されている。
NANDゲート27にはデータ記憶装置25にデータが
ないことを示す空フラグからの空フラグ信号線9と、記
憶装置M1からの送出終了信号線22とが入力されてい
る。従って、NANDゲート27からは空フラグ信号線
9からの信号と送出終了信号線22からの信号との論理
積の否定が出力されることになる。NANDゲート27
の出力はMOSトランジスタ28のゲートに入力され、
MOSトランジスタ28のソースは接地され、ドレイン
は転送終了信号線23に接続されている。
【0027】図2に於ける転送終了信号線23、プルア
ップ抵抗24、転送終了信号線23に接続されているデ
ータバッファ装置DB11,DB12,DB13の各々
のMOSトランジスタ28は全体としてワイヤドNOR
ゲートを構成している。言い換えると、各データバッフ
ァ装置DB11,DB12,DB13に於けるNAND
ゲート27とMOSトランジスタ28とによって構成さ
れる論理積出力手段からの出力は、プルアップ抵抗24
に接続されている転送終了信号線23によって論理積が
とられることになる。従って、転送終了信号線23は、
プロセッサP1に対してこのプロセッサP1に接続され
ているデータバッファ装置DB11,DB12,DB1
3のデータ記憶装置25が全て空であり、かつデータバ
ッファ装置DB11,DB12,DB13への記憶装置
M1,M2,M3からの転送データの送出が完了してい
る場合にHIGHに設定される。即ち、この転送終了信
号線23がHIGHに設定されている場合、プロセッサ
P1への転送データの転送が完了していることを示して
いる。
ップ抵抗24、転送終了信号線23に接続されているデ
ータバッファ装置DB11,DB12,DB13の各々
のMOSトランジスタ28は全体としてワイヤドNOR
ゲートを構成している。言い換えると、各データバッフ
ァ装置DB11,DB12,DB13に於けるNAND
ゲート27とMOSトランジスタ28とによって構成さ
れる論理積出力手段からの出力は、プルアップ抵抗24
に接続されている転送終了信号線23によって論理積が
とられることになる。従って、転送終了信号線23は、
プロセッサP1に対してこのプロセッサP1に接続され
ているデータバッファ装置DB11,DB12,DB1
3のデータ記憶装置25が全て空であり、かつデータバ
ッファ装置DB11,DB12,DB13への記憶装置
M1,M2,M3からの転送データの送出が完了してい
る場合にHIGHに設定される。即ち、この転送終了信
号線23がHIGHに設定されている場合、プロセッサ
P1への転送データの転送が完了していることを示して
いる。
【0028】このような本実施例の構成に於て、記憶装
置M1,M2,M3からプロセッサP1へのデータ転送
と同期処理は次のように行なわれる。まず、記憶装置M
1,M2,M3からデータバッファ装置DB11〜DB
33のデータ記憶装置25に転送データが送出される。
転送データの送出が終了すると、各記憶装置M1,M
2,M3は送出終了信号線22を介して各データバッフ
ァ装置DB11〜DB33のNANDゲート27にHI
GHの信号を出力する。一方、各データバッファ装置D
B11〜DB33のデータ記憶装置25は、各プロセッ
サP1,P2,P3に転送データの転送を行う。転送が
終了すると空フラグ信号線26を介してNANDゲート
27にHIGHの信号が出力される。NANDゲート2
7には上述のように既に送出終了信号線22を介してH
IGHの信号が入力されているので、空フラグ信号線2
6にHIGHの信号が入力されることによってNAND
ゲート27の出力はLOWとなる。NANDゲート27
の出力がLOWとなるとMOSトランジスタ28のゲー
トはオフとなる。データバッファ装置DB11,DB1
2,DB13の全てのMOSトランジスタ28のゲート
がオフとなると転送終了信号線23はHIGHとなる。
即ち、各データバッファ装置DB11,DB12,DB
13に於けるNANDゲート27とMOSトランジスタ
28とによって構成される各論理積出力手段の論理積が
プロセッサP1に入力されることになる。プロセッサP
1は転送終了信号線23がHIGHとなることにより、
プロセッサP1への転送データの転送が完了したことを
検知する。
置M1,M2,M3からプロセッサP1へのデータ転送
と同期処理は次のように行なわれる。まず、記憶装置M
1,M2,M3からデータバッファ装置DB11〜DB
33のデータ記憶装置25に転送データが送出される。
転送データの送出が終了すると、各記憶装置M1,M
2,M3は送出終了信号線22を介して各データバッフ
ァ装置DB11〜DB33のNANDゲート27にHI
GHの信号を出力する。一方、各データバッファ装置D
B11〜DB33のデータ記憶装置25は、各プロセッ
サP1,P2,P3に転送データの転送を行う。転送が
終了すると空フラグ信号線26を介してNANDゲート
27にHIGHの信号が出力される。NANDゲート2
7には上述のように既に送出終了信号線22を介してH
IGHの信号が入力されているので、空フラグ信号線2
6にHIGHの信号が入力されることによってNAND
ゲート27の出力はLOWとなる。NANDゲート27
の出力がLOWとなるとMOSトランジスタ28のゲー
トはオフとなる。データバッファ装置DB11,DB1
2,DB13の全てのMOSトランジスタ28のゲート
がオフとなると転送終了信号線23はHIGHとなる。
即ち、各データバッファ装置DB11,DB12,DB
13に於けるNANDゲート27とMOSトランジスタ
28とによって構成される各論理積出力手段の論理積が
プロセッサP1に入力されることになる。プロセッサP
1は転送終了信号線23がHIGHとなることにより、
プロセッサP1への転送データの転送が完了したことを
検知する。
【0029】このように、記憶装置から送出される送出
終了信号線22と空フラグ信号線26の論理積をMOS
トランジスタ28のゲートに出力し、各MOSトランジ
スタ28の出力の論理積をプロセッサに出力するという
比較的簡単な構成によって、各プロセッサP1,P2,
P3が即時にデータ転送の完了を知ることができる。
終了信号線22と空フラグ信号線26の論理積をMOS
トランジスタ28のゲートに出力し、各MOSトランジ
スタ28の出力の論理積をプロセッサに出力するという
比較的簡単な構成によって、各プロセッサP1,P2,
P3が即時にデータ転送の完了を知ることができる。
【0030】なお、本実施例に於いては転送データが記
憶装置からプロセッサへ転送される場合について示した
が、本実施例はプロセッサから記憶装置へのデータ転送
にも適用可能である。この場合には、送出終了信号線2
2及び転送終了信号線23は各転送方向で独立に設ける
ことができ、また共用することも容易に可能である。ま
た、本実施例に於いては複数のプロセッサと複数の記憶
装置間のデータ転送に関して説明したが、本実施例はプ
ロセッサとプロセッサとの間のデータ転送にも適用可能
であり、同様の効果が得られることは明かである。
憶装置からプロセッサへ転送される場合について示した
が、本実施例はプロセッサから記憶装置へのデータ転送
にも適用可能である。この場合には、送出終了信号線2
2及び転送終了信号線23は各転送方向で独立に設ける
ことができ、また共用することも容易に可能である。ま
た、本実施例に於いては複数のプロセッサと複数の記憶
装置間のデータ転送に関して説明したが、本実施例はプ
ロセッサとプロセッサとの間のデータ転送にも適用可能
であり、同様の効果が得られることは明かである。
【0031】図4及び図5に本発明の第3の実施例に係
るパラレルプロセッサシステムの概略構成を示す。本実
施例は、図4に示すように送出終了信号線22が設けら
れていないことと、図5に示すように記憶装置M1,M
2,M3によって転送データの転送の終了を示す信号が
設定される終了指示レジスタ40が設けられていること
とを除いて、前述の第2の実施例と同様である。図4及
び図5に於いて、図2及び図3に対応する部分には同じ
番号を付してある。
るパラレルプロセッサシステムの概略構成を示す。本実
施例は、図4に示すように送出終了信号線22が設けら
れていないことと、図5に示すように記憶装置M1,M
2,M3によって転送データの転送の終了を示す信号が
設定される終了指示レジスタ40が設けられていること
とを除いて、前述の第2の実施例と同様である。図4及
び図5に於いて、図2及び図3に対応する部分には同じ
番号を付してある。
【0032】前述の第2の実施例に於いては記憶装置M
1,M2,M3からデータバッファ装置DB11〜DB
33へのデータ転送の完了が送出終了信号線22によっ
て検知されるのに対して、本実施例に於いては各記憶装
置M1,M2,M3と各データバッファ装置DB11〜
DB33とを接続する第1のデータバス群のデータバス
20に接続された終了指示レジスタ40に転送データの
送出の終了を示すデータが書き込まれ、それによって終
了指示レジスタ40から転送データ送出の終了を示す信
号が出力される。次に、第2の実施例と同様に、終了指
示レジスタ40からの出力信号とデータ記憶装置25の
空フラグ信号線26からの信号との論理積がとられ、こ
の論理積の出力がMOSトランジスタ28を介してオー
プンドレインで転送終了信号線23に出力される。本実
施例のパラレルプロセッサシステムの機能及び効果は第
2の実施例とほぼ同様であるが、第2の実施例に於ける
送出終了信号線22を省略することができ、より簡易な
構成が可能となる。
1,M2,M3からデータバッファ装置DB11〜DB
33へのデータ転送の完了が送出終了信号線22によっ
て検知されるのに対して、本実施例に於いては各記憶装
置M1,M2,M3と各データバッファ装置DB11〜
DB33とを接続する第1のデータバス群のデータバス
20に接続された終了指示レジスタ40に転送データの
送出の終了を示すデータが書き込まれ、それによって終
了指示レジスタ40から転送データ送出の終了を示す信
号が出力される。次に、第2の実施例と同様に、終了指
示レジスタ40からの出力信号とデータ記憶装置25の
空フラグ信号線26からの信号との論理積がとられ、こ
の論理積の出力がMOSトランジスタ28を介してオー
プンドレインで転送終了信号線23に出力される。本実
施例のパラレルプロセッサシステムの機能及び効果は第
2の実施例とほぼ同様であるが、第2の実施例に於ける
送出終了信号線22を省略することができ、より簡易な
構成が可能となる。
【0033】本実施例に於いても転送データが記憶装置
からプロセッサへ転送される場合について示したが、本
実施例はプロセッサから記憶装置へのデータ転送にも適
用可能である。この場合には、記憶装置から対応する各
データバッファ装置に対して転送終了信号線23に対応
する信号線を付加する必要がある。また、本実施例に於
いては複数のプロセッサと複数の記憶装置間のデータ転
送に関して説明したが、本実施例はプロセッサとプロセ
ッサとの間のデータ転送にも適用可能であり、同様の効
果が得られることは明かである。
からプロセッサへ転送される場合について示したが、本
実施例はプロセッサから記憶装置へのデータ転送にも適
用可能である。この場合には、記憶装置から対応する各
データバッファ装置に対して転送終了信号線23に対応
する信号線を付加する必要がある。また、本実施例に於
いては複数のプロセッサと複数の記憶装置間のデータ転
送に関して説明したが、本実施例はプロセッサとプロセ
ッサとの間のデータ転送にも適用可能であり、同様の効
果が得られることは明かである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るパラレルプロセッサシステムに於いては、全ての処
理装置に於ける前記転送データの転送が完了したこと
が、ルータへのデータ送出の終了を示す信号を保持する
ラッチの出力と、ルータ内のデータバッファにデータが
ないことを示す空フラグの出力との論理積を出力するゲ
ートからの出力の論理積をとることによって検知される
ので、データ転送の終了を監視することによる各処理装
置のプロセッサの負担を軽減することができ、しかもデ
ータ送受信処理とその同期処理とを一体化した簡易な構
成を有する高速のパラレルプロセッサシステムを提供す
ることができる。
係るパラレルプロセッサシステムに於いては、全ての処
理装置に於ける前記転送データの転送が完了したこと
が、ルータへのデータ送出の終了を示す信号を保持する
ラッチの出力と、ルータ内のデータバッファにデータが
ないことを示す空フラグの出力との論理積を出力するゲ
ートからの出力の論理積をとることによって検知される
ので、データ転送の終了を監視することによる各処理装
置のプロセッサの負担を軽減することができ、しかもデ
ータ送受信処理とその同期処理とを一体化した簡易な構
成を有する高速のパラレルプロセッサシステムを提供す
ることができる。
【0035】また、請求項2の発明に係るパラレルプロ
セッサシステムに於いては、データを受信する装置への
転送データの転送が完了したことが、各データバッファ
装置のデータ記憶装置の空フラグ信号と送出終了を示す
送出終了信号線からの信号との論理積を出力する論理積
出力手段からの信号の論理積によって検知されるため、
データ転送の終了を監視することによるプロセッサの負
担を軽減することができ、しかもデータ送受信処理とそ
の同期処理とを一体化した簡易な構成を有する高速のパ
ラレルプロセッサシステムを提供することができる。
セッサシステムに於いては、データを受信する装置への
転送データの転送が完了したことが、各データバッファ
装置のデータ記憶装置の空フラグ信号と送出終了を示す
送出終了信号線からの信号との論理積を出力する論理積
出力手段からの信号の論理積によって検知されるため、
データ転送の終了を監視することによるプロセッサの負
担を軽減することができ、しかもデータ送受信処理とそ
の同期処理とを一体化した簡易な構成を有する高速のパ
ラレルプロセッサシステムを提供することができる。
【0036】更に、請求項3の発明に係るパラレルプロ
セッサシステムに於いては、データを受信する装置への
転送データの転送が完了したことが、各データバッファ
装置のデータ記憶装置の空フラグ信号と送出終了を示す
終了指示レジスタからの信号との論理積を出力する論理
積出力手段からの信号の論理積によって検知されるた
め、データ転送の終了を監視することによるプロセッサ
の負担を軽減することができ、しかもデータ送受信処理
とその同期処理とを一体化した簡易な構成を有する高速
のパラレルプロセッサシステムを提供することができ
る。
セッサシステムに於いては、データを受信する装置への
転送データの転送が完了したことが、各データバッファ
装置のデータ記憶装置の空フラグ信号と送出終了を示す
終了指示レジスタからの信号との論理積を出力する論理
積出力手段からの信号の論理積によって検知されるた
め、データ転送の終了を監視することによるプロセッサ
の負担を軽減することができ、しかもデータ送受信処理
とその同期処理とを一体化した簡易な構成を有する高速
のパラレルプロセッサシステムを提供することができ
る。
【0037】また、請求項4及び5の発明に係るパラレ
ルプロセッサシステムでは、第1の装置群の装置である
記憶装置又はプロセッサから第2の装置群の装置である
プロセッサへの転送データの転送の終了を監視する必要
がないため、プロセッサの負担を軽減することができ、
しかもデータ送受信処理とその同期処理とを一体化した
簡易な構成を有する高速のパラレルプロセッサシステム
を提供することができる。
ルプロセッサシステムでは、第1の装置群の装置である
記憶装置又はプロセッサから第2の装置群の装置である
プロセッサへの転送データの転送の終了を監視する必要
がないため、プロセッサの負担を軽減することができ、
しかもデータ送受信処理とその同期処理とを一体化した
簡易な構成を有する高速のパラレルプロセッサシステム
を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るパラレルプロセッ
サシステムの概略構成を示す図である。
サシステムの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係るパラレルプロセッ
サシステムの概略構成を示す図である。
サシステムの概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例に於けるデータバッファ
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係るパラレルプロセッ
サシステムの概略構成を示す図である。
サシステムの概略構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例に於けるデータバッファ
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
【図6】従来のパラレルプロセッサシステムに於ける処
理フロー図である。
理フロー図である。
【図7】従来のパラレルプロセッサシステムの概略構成
図である。
図である。
1 ネットワーク
2a 処理装置
2b 処理装置
2c 処理装置
3a データバス
3b データバス
3c データバス
4 プロセッサ
5 ルータ
6 終了信号線
7 ラッチ
8 データバッファ
9 空フラグ出力線
10 ANDゲート(論理積出力手段)
14 プルアップ抵抗
20 第1のデータバス群のデータバス
21 第2のデータバス群のデータバス
22 送出終了信号線
23 転送終了信号線
24 プルアップ抵抗
27 NANDゲート
28 MOSトランジスタ
40 終了指示レジスタ
M1,M2,M3 記憶装置(第1の装置群の装置)
P1,P2,P3 プロセッサ(第2の装置群の装置)
DB11,DB12,DB13,DB21,DB22,
DB23,DB31,DB32,DB33 データバッ
ファ装置
DB23,DB31,DB32,DB33 データバッ
ファ装置
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の処理装置と、該複数の処理装置間
を結合するネットワークとを備えたパラレルプロセッサ
システムであって、前記処理装置のそれぞれは、プロセ
ッサと、該プロセッサに於いて生成された転送データを
前記ネットワークに送信し或いは他の処理装置からの転
送データを受信するルータと、前記プロセッサから出力
され転送データの前記ルータへの送出の終了を示す信号
を保持するラッチと、前記ルータ内の転送データを保持
するデータバッファにデータがないことを示す空フラグ
信号と前記ラッチからの転送データ送出の終了を示す信
号との論理積を出力する論理積出力手段とを有し、前記
論理積出力手段のそれぞれの出力の論理積によって全て
の処理装置に於ける転送データの転送が完了したことを
検知するように構成されていることを特徴とするパラレ
ルプロセッサシステム。 - 【請求項2】 それぞれが複数のデータバスよりなる2
つのデータバス群であって、一のデータバス群の各デー
タバスが他のデータバス群のデータバスと格子状に交差
するように配置された第1及び第2のデータバス群と、 前記第1のデータバス群の各データバスにそれぞれに接
続された複数の装置よりなる第1の装置群と、 前記第2のデータバス群の各データバスにそれぞれに接
続された複数の装置よりなる第2の装置群と、 前記第1のデータバス群の各データバスと前記第2のデ
ータバス群の各データバスとの各交点に配置され前記第
1及び前記第2のデータバス群のそれぞれのデータバス
に接続されたデータバッファ装置と、 前記第1の装置群の各装置から出力され当該装置に接続
されたデータバッファ装置に供給される転送データの送
出の終了を示す信号を伝達する送出終了信号線と、 前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記第1
及び第2のデータバス群の各データバスに各々接続され
たデータ記憶装置と、 前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記デー
タ記憶装置に転送データがないことを示す空フラグ信号
と前記送出終了信号線からの転送データ送出の終了を示
す信号との論理積を出力する論理積出力手段とを備え、 前記第2のデータバス群の各データバスに接続されてい
る前記データバッファ装置の前記論理積出力手段のそれ
ぞれの出力の論理積によって前記第2の装置群の各装置
への転送データの転送が完了したことを検知するように
構成されていることを特徴とするパラレルプロセッサシ
ステム。 - 【請求項3】 それぞれが複数のデータバスよりなる2
つのデータバス群であって、一のデータバス群の各デー
タバスが他のデータバス群のデータバスと格子状に交差
するように配置された第1及び第2のデータバス群と、 前記第1のデータバス群の各データバスにそれぞれに接
続された複数の装置よりなる第1の装置群と、 前記第2のデータバス群の各データバスにそれぞれに接
続された複数の装置よりなる第2の装置群と、 前記第1のデータバス群の各データバスと前記第2のデ
ータバス群の各データバスとの各交点に配置され前記第
1及び前記第2のデータバス群のそれぞれのデータバス
に接続されたデータバッファ装置と、 前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記第1
の装置群の各装置によって設定されるデータに基づいて
転送データ送出の終了を示す信号を出力する終了指示レ
ジスタと、 前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記第1
及び第2のデータバス群の各データバスに各々接続され
たデータ記憶装置と、 前記データバッファ装置のそれぞれに設けられ前記デー
タ記憶装置に転送データがないことを示す空フラグ信号
と前記終了指示レジスタからの転送データ送出の終了を
示す信号との論理積を出力する論理積出力手段とを備
え、 前記第2のデータバス群の各データバスに接続されてい
る前記データバッファ装置の前記論理積出力手段のそれ
ぞれの出力の論理積によって前記第2の装置群の各装置
への転送データの転送が完了したことを検知するように
構成されていることを特徴とするパラレルプロセッサシ
ステム。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の装置群の各装置はプ
ロセッサであることを特徴とする請求項2又は3記載の
パラレルプロセッサシステム。 - 【請求項5】 前記第1の装置の各装置は記憶装置であ
り、前記第2の装置群の各装置はプロセッサであること
を特徴とする請求項2又は3記載のパラレルプロセッサ
システム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3175419A JPH0520284A (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | パラレルプロセツサシステム |
| US08/366,378 US5511221A (en) | 1991-07-16 | 1994-12-29 | Parallel processor system for detecting the end of data transmission |
| US08/590,643 US5623689A (en) | 1991-07-16 | 1996-01-24 | Parallel processor system for quickly detecting the termination of data transmission |
| US08/783,178 US5701509A (en) | 1991-07-16 | 1997-01-15 | Parallel processor system |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3175419A JPH0520284A (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | パラレルプロセツサシステム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0520284A true JPH0520284A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=15995770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3175419A Pending JPH0520284A (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | パラレルプロセツサシステム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (3) | US5511221A (ja) |
| JP (1) | JPH0520284A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0520284A (ja) * | 1991-07-16 | 1993-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パラレルプロセツサシステム |
| JP3125842B2 (ja) * | 1995-03-03 | 2001-01-22 | 株式会社日立製作所 | 並列計算機での通信処理方法及びそのシステム |
| US6282203B1 (en) | 1995-06-28 | 2001-08-28 | Hyundai Electronics Ind. Co., Ltd. | Packet data transmitting apparatus, and method therefor |
| EP0910008A3 (en) * | 1997-10-14 | 2005-01-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Apparatus and method for changing, adding and deleting a job, and a storage medium for such a program |
| US6681341B1 (en) * | 1999-11-03 | 2004-01-20 | Cisco Technology, Inc. | Processor isolation method for integrated multi-processor systems |
| US6763150B1 (en) * | 2000-08-29 | 2004-07-13 | Freescale Semiconductor, Inc. | Image processing system with multiple processing units |
| US7581079B2 (en) * | 2005-03-28 | 2009-08-25 | Gerald George Pechanek | Processor composed of memory nodes that execute memory access instructions and cooperate with execution nodes to execute function instructions |
| GB2580165B (en) * | 2018-12-21 | 2021-02-24 | Graphcore Ltd | Data exchange in a computer with predetermined delay |
Family Cites Families (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4493053A (en) * | 1982-12-10 | 1985-01-08 | At&T Bell Laboratories | Multi-device apparatus synchronized to the slowest device |
| US4720780A (en) * | 1985-09-17 | 1988-01-19 | The Johns Hopkins University | Memory-linked wavefront array processor |
| US5021947A (en) * | 1986-03-31 | 1991-06-04 | Hughes Aircraft Company | Data-flow multiprocessor architecture with three dimensional multistage interconnection network for efficient signal and data processing |
| US5038386A (en) * | 1986-08-29 | 1991-08-06 | International Business Machines Corporation | Polymorphic mesh network image processing system |
| US5230079A (en) * | 1986-09-18 | 1993-07-20 | Digital Equipment Corporation | Massively parallel array processing system with processors selectively accessing memory module locations using address in microword or in address register |
| US5165023A (en) * | 1986-12-17 | 1992-11-17 | Massachusetts Institute Of Technology | Parallel processing system with processor array and network communications system for transmitting messages of variable length |
| US5293481A (en) * | 1987-02-18 | 1994-03-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Data parallel processing apparatus |
| US5117420A (en) * | 1987-04-27 | 1992-05-26 | Thinking Machines Corporation | Method and apparatus for routing message packets |
| US4989131A (en) * | 1988-07-26 | 1991-01-29 | International Business Machines Corporation | Technique for parallel synchronization |
| US5239654A (en) * | 1989-11-17 | 1993-08-24 | Texas Instruments Incorporated | Dual mode SIMD/MIMD processor providing reuse of MIMD instruction memories as data memories when operating in SIMD mode |
| US5280474A (en) * | 1990-01-05 | 1994-01-18 | Maspar Computer Corporation | Scalable processor to processor and processor-to-I/O interconnection network and method for parallel processing arrays |
| CA2036688C (en) * | 1990-02-28 | 1995-01-03 | Lee W. Tower | Multiple cluster signal processor |
| US5083265A (en) * | 1990-04-17 | 1992-01-21 | President And Fellows Of Harvard College | Bulk-synchronous parallel computer |
| WO1992006436A2 (en) * | 1990-10-03 | 1992-04-16 | Thinking Machines Corporation | Parallel computer system |
| JPH0520284A (ja) * | 1991-07-16 | 1993-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パラレルプロセツサシステム |
| US5243699A (en) * | 1991-12-06 | 1993-09-07 | Maspar Computer Corporation | Input/output system for parallel processing arrays |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP3175419A patent/JPH0520284A/ja active Pending
-
1994
- 1994-12-29 US US08/366,378 patent/US5511221A/en not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-01-24 US US08/590,643 patent/US5623689A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-01-15 US US08/783,178 patent/US5701509A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5701509A (en) | 1997-12-23 |
| US5623689A (en) | 1997-04-22 |
| US5511221A (en) | 1996-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991130 |