JPH0538374A - パチンコゲーム機 - Google Patents
パチンコゲーム機Info
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- JPH0538374A JPH0538374A JP3197923A JP19792391A JPH0538374A JP H0538374 A JPH0538374 A JP H0538374A JP 3197923 A JP3197923 A JP 3197923A JP 19792391 A JP19792391 A JP 19792391A JP H0538374 A JPH0538374 A JP H0538374A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63F—CARD, BOARD, OR ROULETTE GAMES; INDOOR GAMES USING SMALL MOVING PLAYING BODIES; VIDEO GAMES; GAMES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- A63F7/00—Indoor games using small moving playing bodies, e.g. balls, discs or blocks
- A63F7/02—Indoor games using small moving playing bodies, e.g. balls, discs or blocks using falling playing bodies or playing bodies running on an inclined surface, e.g. pinball games
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】検出結果の監視に人件費を要したり判断ミスを
生じたりすることなく、故障や異常に対し即時に対応す
ることができるパチンコゲーム機を提供する。 【構成】面状のマトリクスセンサ20は、各送信線22
への送信回路40と、各受信線26からの受信回路50
と、正常範囲記憶手段63aと、異常判断手段30aと
を有する。正常範囲記憶手段63aは、マトリクスセン
サ20の正常な検知範囲を記憶する。異常判断手段30
aは、受信回路50の受信信号が正常範囲記憶手段63
aに記憶される検知範囲から外れるとき、アラーム信号
を出力する。
生じたりすることなく、故障や異常に対し即時に対応す
ることができるパチンコゲーム機を提供する。 【構成】面状のマトリクスセンサ20は、各送信線22
への送信回路40と、各受信線26からの受信回路50
と、正常範囲記憶手段63aと、異常判断手段30aと
を有する。正常範囲記憶手段63aは、マトリクスセン
サ20の正常な検知範囲を記憶する。異常判断手段30
aは、受信回路50の受信信号が正常範囲記憶手段63
aに記憶される検知範囲から外れるとき、アラーム信号
を出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコゲーム機に関
し、特に、ゲーム盤面でのパチンコ玉の動きを検知する
ものに関する。
し、特に、ゲーム盤面でのパチンコ玉の動きを検知する
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】遊技者の弾く、パチンコ玉の打玉、アウ
ト孔に入ったアウト玉、セーフ孔に入った玉等を各パチ
ンコゲーム機について正確に把握することは、遊技場の
利益管理や顧客管理の上で非常に重要である。
ト孔に入ったアウト玉、セーフ孔に入った玉等を各パチ
ンコゲーム機について正確に把握することは、遊技場の
利益管理や顧客管理の上で非常に重要である。
【0003】このため、パチンコゲーム機の通過経路で
パチンコ玉の通過を検知する従来技術として、特開平2
−279186号公報に開示されたものがある。
パチンコ玉の通過を検知する従来技術として、特開平2
−279186号公報に開示されたものがある。
【0004】すなわち、同公報には、ガラスベース基板
に複数の送信コイル行群と受信コイル列群とをクロス方
向に並べてマトリクスセンサを構成し、マトリクスセン
サをパチンコゲーム機のゲーム盤面に沿って添設し、送
信単位と受信単位との重畳部分のインピーダンス変化に
よりパチンコ玉を感知する技術が開示されている。
に複数の送信コイル行群と受信コイル列群とをクロス方
向に並べてマトリクスセンサを構成し、マトリクスセン
サをパチンコゲーム機のゲーム盤面に沿って添設し、送
信単位と受信単位との重畳部分のインピーダンス変化に
よりパチンコ玉を感知する技術が開示されている。
【0005】このマトリクスセンサは、送信コイル行群
と受信コイル列群とのパタンが透明導電膜により構成さ
れており、送信コイル行群と受信コイル列群との端部に
はそれぞれ外部接続用端子が設けられている。各外部接
続用端子は、それぞれ送信回路および受信回路に接続し
ている。
と受信コイル列群とのパタンが透明導電膜により構成さ
れており、送信コイル行群と受信コイル列群との端部に
はそれぞれ外部接続用端子が設けられている。各外部接
続用端子は、それぞれ送信回路および受信回路に接続し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
正常な状態では、ゲーム盤面上でのパチンコ玉の軌跡
や、遊技客が打込んだパチンコ玉の数、セーフ孔やアウ
ト孔に入った玉数などを検出することができる。しかし
ながら、上記従来の技術では、故障や異常が発生した場
合の処置については示されていない。
正常な状態では、ゲーム盤面上でのパチンコ玉の軌跡
や、遊技客が打込んだパチンコ玉の数、セーフ孔やアウ
ト孔に入った玉数などを検出することができる。しかし
ながら、上記従来の技術では、故障や異常が発生した場
合の処置については示されていない。
【0007】このため、監視者が検出結果を見て、経験
的に故障や異常が発生しているかどうか判断するとする
と、故障や異常に即時に対応するために、常に検出結果
を監視していなければならず、そのための経験を有する
人員の配備に人件費がかさむとともに、判断ミスを生じ
やすくなるという問題点があった。
的に故障や異常が発生しているかどうか判断するとする
と、故障や異常に即時に対応するために、常に検出結果
を監視していなければならず、そのための経験を有する
人員の配備に人件費がかさむとともに、判断ミスを生じ
やすくなるという問題点があった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたもので、検出結果の監視に人件費を要したり
判断ミスを生じたりすることなく、故障や異常に対し即
時に対応することができるパチンコゲーム機を提供する
ことを目的としている。
てなされたもので、検出結果の監視に人件費を要したり
判断ミスを生じたりすることなく、故障や異常に対し即
時に対応することができるパチンコゲーム機を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 1 複数の並列した折り返し状の送信線をゲーム盤面に
沿うガラスベース基板の片面に取り付け、パチンコ玉の
接近により電磁特性が変化する複数の並列した折り返し
状の受信線を、前記送信線と交差方向で電磁的に結合さ
せて前記ガラスべース基板の反対面に配置し、各送信線
と各受信線との包囲部に検知単位を有する面状のマトリ
クスセンサと、各送信線に所定の周波数の信号を順次送
信する送信回路と、前記送信回路と同期して各受信線か
ら信号を順次受信する受信回路と、前記マトリクスセン
サの正常な検知範囲を記憶する正常範囲記憶手段と、前
記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶さ
れる検知範囲から外れるとき、アラーム信号を出力する
異常判断手段とを有することを、特徴とするパチンコゲ
ーム機。
めの本発明の要旨とするところは、 1 複数の並列した折り返し状の送信線をゲーム盤面に
沿うガラスベース基板の片面に取り付け、パチンコ玉の
接近により電磁特性が変化する複数の並列した折り返し
状の受信線を、前記送信線と交差方向で電磁的に結合さ
せて前記ガラスべース基板の反対面に配置し、各送信線
と各受信線との包囲部に検知単位を有する面状のマトリ
クスセンサと、各送信線に所定の周波数の信号を順次送
信する送信回路と、前記送信回路と同期して各受信線か
ら信号を順次受信する受信回路と、前記マトリクスセン
サの正常な検知範囲を記憶する正常範囲記憶手段と、前
記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶さ
れる検知範囲から外れるとき、アラーム信号を出力する
異常判断手段とを有することを、特徴とするパチンコゲ
ーム機。
【0010】2 前記マトリクスセンサは、内側ガラス
体の開閉可能な取付枠に取付けられ、前記正常範囲記憶
手段に記憶される正常な検知範囲は、前記取付枠を閉じ
たときの前記ゲーム盤面に設けられた固定金具の検知に
よる固定検知範囲を含み、前記異常判断手段は、前記受
信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶される
前記固定検知範囲から外れるとき、取付枠開放信号をア
ラーム信号として出力する構成を有することを、特徴と
する1項記載のパチンコゲーム機。
体の開閉可能な取付枠に取付けられ、前記正常範囲記憶
手段に記憶される正常な検知範囲は、前記取付枠を閉じ
たときの前記ゲーム盤面に設けられた固定金具の検知に
よる固定検知範囲を含み、前記異常判断手段は、前記受
信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶される
前記固定検知範囲から外れるとき、取付枠開放信号をア
ラーム信号として出力する構成を有することを、特徴と
する1項記載のパチンコゲーム機。
【0011】3 前記正常範囲記憶手段に記憶される正
常な検知範囲は、前記ゲーム盤面で検出されるパチンコ
玉の正常な個数検知範囲を含み、前記異常判断手段は、
前記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶
される前記個数検知範囲から外れるとき、外部異常信号
をアラーム信号として出力する構成を有することを、特
徴とする1項記載のパチンコゲーム機。
常な検知範囲は、前記ゲーム盤面で検出されるパチンコ
玉の正常な個数検知範囲を含み、前記異常判断手段は、
前記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶
される前記個数検知範囲から外れるとき、外部異常信号
をアラーム信号として出力する構成を有することを、特
徴とする1項記載のパチンコゲーム機。
【0012】4 前記正常範囲記憶手段に記憶される正
常な検知範囲は、受信信号の正常な信号電圧範囲を含
み、前記異常判断手段は、前記受信回路の受信信号が前
記正常範囲記憶手段に記憶される前記信号電圧範囲から
外れるとき、故障信号をアラーム信号として出力する構
成を有することを、特徴とする1項記載のパチンコゲー
ム機。
常な検知範囲は、受信信号の正常な信号電圧範囲を含
み、前記異常判断手段は、前記受信回路の受信信号が前
記正常範囲記憶手段に記憶される前記信号電圧範囲から
外れるとき、故障信号をアラーム信号として出力する構
成を有することを、特徴とする1項記載のパチンコゲー
ム機。
【0013】5 前記正常範囲記憶手段に記憶される正
常な検知範囲は、前記ゲーム盤面で検出されるパチンコ
玉の正常な動きによる軌跡検知範囲を含み、前記異常判
断手段は、前記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶
手段に記憶される前記軌跡検知範囲から外れるとき、玉
停止信号をアラーム信号として出力する構成を有するこ
とを、特徴とする1項記載のパチンコゲーム機に存す
る。
常な検知範囲は、前記ゲーム盤面で検出されるパチンコ
玉の正常な動きによる軌跡検知範囲を含み、前記異常判
断手段は、前記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶
手段に記憶される前記軌跡検知範囲から外れるとき、玉
停止信号をアラーム信号として出力する構成を有するこ
とを、特徴とする1項記載のパチンコゲーム機に存す
る。
【0014】
【作用】マトリクスセンサでは、送信回路から複数の折
り返し状の送信線に所定の周波数の信号を順次送信し磁
界を発生させると、その送信線と電磁的に結合した受信
線には相互誘導作用により起電力が発生し、受信回路は
受信線からの信号を受信する。このとき、パチンコ玉な
どの金属がマトリクスセンサに接近すると、金属の表面
にはマトリクスセンサによる磁束を打ち消す方向に渦電
流が発生する。
り返し状の送信線に所定の周波数の信号を順次送信し磁
界を発生させると、その送信線と電磁的に結合した受信
線には相互誘導作用により起電力が発生し、受信回路は
受信線からの信号を受信する。このとき、パチンコ玉な
どの金属がマトリクスセンサに接近すると、金属の表面
にはマトリクスセンサによる磁束を打ち消す方向に渦電
流が発生する。
【0015】送信線は、その渦電流の影響でインピーダ
ンスが変化して電流を変化させ、これに応じて、受信線
は、起電力の大きさを変化させる。電磁特性が変化した
送信線と受信線とを検出して、その交差位置からマトリ
クスセンサでの金属の位置を座標として把握することが
できる。
ンスが変化して電流を変化させ、これに応じて、受信線
は、起電力の大きさを変化させる。電磁特性が変化した
送信線と受信線とを検出して、その交差位置からマトリ
クスセンサでの金属の位置を座標として把握することが
できる。
【0016】異常判断手段は、受信回路の受信信号が正
常範囲記憶手段に記憶されるマトリクスセンサの正常な
検知範囲から外れるとき、アラーム信号を出力する。ア
ラーム信号は、警報装置による警報音や点滅表示、監視
CRTによる画面表示などによって異常の発生を外部に
知らせる。これにより、監視者が検出結果を常に監視し
ていなくとも、故障や異常に対し即時に対応することが
できる。
常範囲記憶手段に記憶されるマトリクスセンサの正常な
検知範囲から外れるとき、アラーム信号を出力する。ア
ラーム信号は、警報装置による警報音や点滅表示、監視
CRTによる画面表示などによって異常の発生を外部に
知らせる。これにより、監視者が検出結果を常に監視し
ていなくとも、故障や異常に対し即時に対応することが
できる。
【0017】正常範囲記憶手段が固定金具の検知による
固定検知範囲を記憶する場合には、異常判断手段からの
取付枠開放信号により、取付枠が開いているか閉じてい
るかを知ることができる。
固定検知範囲を記憶する場合には、異常判断手段からの
取付枠開放信号により、取付枠が開いているか閉じてい
るかを知ることができる。
【0018】正常範囲記憶手段がパチンコ玉の正常な個
数検知範囲を記憶する場合には、異常判断手段からの外
部異常信号により、外部からの磁石や外来ノイズなどに
よる異常の発生を知ることができる。
数検知範囲を記憶する場合には、異常判断手段からの外
部異常信号により、外部からの磁石や外来ノイズなどに
よる異常の発生を知ることができる。
【0019】正常範囲記憶手段が受信信号の信号電圧範
囲を記憶する場合には、異常判断手段からの故障信号に
より、マトリクスセンサの断線やショート、回路異常な
どの故障の発生を知ることができる。
囲を記憶する場合には、異常判断手段からの故障信号に
より、マトリクスセンサの断線やショート、回路異常な
どの故障の発生を知ることができる。
【0020】正常範囲記憶手段がパチンコ玉の正常な移
動検知範囲を記憶する場合には、異常判断手段からの玉
停止信号により、パチンコ玉がゲーム盤面で引っ掛かる
などして停止していることを知ることができる。
動検知範囲を記憶する場合には、異常判断手段からの玉
停止信号により、パチンコ玉がゲーム盤面で引っ掛かる
などして停止していることを知ることができる。
【0021】このように、パチンコゲーム機では、マト
リクスセンサにより、ゲーム盤面でのパチンコ玉の動き
を座標の変化として追うことができ、ゲームの進行を監
視し、打玉、アウト玉、入賞役物装置のセーフ玉の状況
を知り、打ち止め管理や不正による異常のチェックをし
たり、釘調整等のデータとして利用したりすることがで
きる。
リクスセンサにより、ゲーム盤面でのパチンコ玉の動き
を座標の変化として追うことができ、ゲームの進行を監
視し、打玉、アウト玉、入賞役物装置のセーフ玉の状況
を知り、打ち止め管理や不正による異常のチェックをし
たり、釘調整等のデータとして利用したりすることがで
きる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の一実施例につ
いて説明する。図1〜図16は本発明の一実施例を示し
ている。図2に示すように、パチンコゲーム機10は、
ゲーム盤面11に案内レール11aに沿ってパチンコ玉
を打込むようになっており、そのゲーム盤面11は案内
レール11aの内側がゲーム域をなしている。このゲー
ム域には、パチンコ玉を弾く多数の釘11b,11b…
が打ち込まれ、諸所にセーフ孔14a,14a…が開設
され、上流から下流の間の盤面中央部に入賞役物装置1
4bが設けられ、ゲーム域の下端にアウト孔15が開設
されている。
いて説明する。図1〜図16は本発明の一実施例を示し
ている。図2に示すように、パチンコゲーム機10は、
ゲーム盤面11に案内レール11aに沿ってパチンコ玉
を打込むようになっており、そのゲーム盤面11は案内
レール11aの内側がゲーム域をなしている。このゲー
ム域には、パチンコ玉を弾く多数の釘11b,11b…
が打ち込まれ、諸所にセーフ孔14a,14a…が開設
され、上流から下流の間の盤面中央部に入賞役物装置1
4bが設けられ、ゲーム域の下端にアウト孔15が開設
されている。
【0023】入賞役物装置14bは、入賞により変動し
て多数のパチンコ玉をセーフ玉とする装置である。パチ
ンコゲーム機10の前面にはパチンコ玉の打ち出し操作
をする打ち出しハンドル12と、出玉を受け取る玉皿1
3とが設けられている。
て多数のパチンコ玉をセーフ玉とする装置である。パチ
ンコゲーム機10の前面にはパチンコ玉の打ち出し操作
をする打ち出しハンドル12と、出玉を受け取る玉皿1
3とが設けられている。
【0024】図3に示すように、パチンコゲーム機10
の正面には、取付枠21が開閉自在に設けられている。
取付枠21には、内側ガラス体17が取付けられるよう
になっており、ゲーム盤面11は、外側を覆う表面ガラ
ス体16と、内側であってゲーム盤面側である内側ガラ
ス体17との2枚のガラスにより覆われている。
の正面には、取付枠21が開閉自在に設けられている。
取付枠21には、内側ガラス体17が取付けられるよう
になっており、ゲーム盤面11は、外側を覆う表面ガラ
ス体16と、内側であってゲーム盤面側である内側ガラ
ス体17との2枚のガラスにより覆われている。
【0025】マトリクスセンサ20は、図4に示すよう
に、内側ガラス体17をガラス基板として面状に構成さ
れており、ゲーム盤面11に沿うよう取付枠21に取付
けられて、図5に示すように、表面ガラス体16とゲー
ム盤面11との間に設けられている。内側ガラス体17
は、図4に示すように、下端の両隅18が切欠かれた形
状を有している。
に、内側ガラス体17をガラス基板として面状に構成さ
れており、ゲーム盤面11に沿うよう取付枠21に取付
けられて、図5に示すように、表面ガラス体16とゲー
ム盤面11との間に設けられている。内側ガラス体17
は、図4に示すように、下端の両隅18が切欠かれた形
状を有している。
【0026】図6に示すように、マトリクスセンサ20
では、1本の送信線22が折返部22aでUターンした
平行の折り返し状(またはループ状)となるようにし
て、複数の送信線22を構成し、これらが一方向に並列
して内側ガラス体17の片面に配置して取付けられてい
る。
では、1本の送信線22が折返部22aでUターンした
平行の折り返し状(またはループ状)となるようにし
て、複数の送信線22を構成し、これらが一方向に並列
して内側ガラス体17の片面に配置して取付けられてい
る。
【0027】また、複数の受信線26も、同様に、1本
の受信線26がUターンして平行の折り返し状(または
ループ状)となるようにして、複数の受信線26を構成
し、これらが一方向に並列して内側ガラス体17の反対
面に配置して取付けられている。送信端子23および受
信端子27は、パチンコゲーム機に取り付けたときの内
側ガラス体17の上下関係でその下端に集中して配置さ
れている。
の受信線26がUターンして平行の折り返し状(または
ループ状)となるようにして、複数の受信線26を構成
し、これらが一方向に並列して内側ガラス体17の反対
面に配置して取付けられている。送信端子23および受
信端子27は、パチンコゲーム機に取り付けたときの内
側ガラス体17の上下関係でその下端に集中して配置さ
れている。
【0028】各受信線26は、各送信線22と電磁的に
結合し、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化するよ
う各送信線22に対する面平行位置に直角の交差方向で
配置され、内側ガラス体17を基板とする各送信線22
と各受信線26とで面状のマトリクスセンサ20が構成
されている。
結合し、パチンコ玉の接近により電磁特性が変化するよ
う各送信線22に対する面平行位置に直角の交差方向で
配置され、内側ガラス体17を基板とする各送信線22
と各受信線26とで面状のマトリクスセンサ20が構成
されている。
【0029】図12に示すように、交差する各送信線2
2と各受信線26とにより囲まれる正方形状の各包囲部
は、電磁特性値たるインピーダンス変化によりパチンコ
玉を感知する検知単位20a,20a…をなしている。
2と各受信線26とにより囲まれる正方形状の各包囲部
は、電磁特性値たるインピーダンス変化によりパチンコ
玉を感知する検知単位20a,20a…をなしている。
【0030】図5に示すように、内側ガラス体17は、
受信線26(図9に示す)のための受信側透明保護シー
トである内部保護ガラス板17a、受信側ガラスベース
基板17b、送信側ガラスベース基板17c、送信線2
2(図8に示す)のための送信側透明保護シートである
外側ガラス板17dの4重積層の構成を有している。内
側ガラス体17は、代表的に縦の長さaが367mm±1
0mm、横の長さbが405mm±10mmの大きさのほぼ四
角形状を有するガラス基板であって、3.0〜3.5mm
の厚さを有している。
受信線26(図9に示す)のための受信側透明保護シー
トである内部保護ガラス板17a、受信側ガラスベース
基板17b、送信側ガラスベース基板17c、送信線2
2(図8に示す)のための送信側透明保護シートである
外側ガラス板17dの4重積層の構成を有している。内
側ガラス体17は、代表的に縦の長さaが367mm±1
0mm、横の長さbが405mm±10mmの大きさのほぼ四
角形状を有するガラス基板であって、3.0〜3.5mm
の厚さを有している。
【0031】送信線22を取付けるため、図8に示すよ
うに、送信側ガラスベース基板17cは、片面の縦方向
の一辺24aに沿って細長いフレキシブルプリント基板
(FPC)から成る送信側折返基板19aを接着し、送
信側折返基板19aと縦方向で反対側にある対辺24b
および、送信側折返基板19aの隣辺となる下端の辺2
4cの一部に沿って、同じくフレキシブル基板から成る
送信側引回基板19bを接着している。
うに、送信側ガラスベース基板17cは、片面の縦方向
の一辺24aに沿って細長いフレキシブルプリント基板
(FPC)から成る送信側折返基板19aを接着し、送
信側折返基板19aと縦方向で反対側にある対辺24b
および、送信側折返基板19aの隣辺となる下端の辺2
4cの一部に沿って、同じくフレキシブル基板から成る
送信側引回基板19bを接着している。
【0032】従って、送信側折返基板19aおよび送信
側引回基板19bは、送信側ガラスベース基板17cの
端部で対向して設けられる。送信側折返基板19aおよ
び送信側引回基板19bは、内側ガラス体17の両隅1
8に沿って下部18aが折れ曲がった形状を有してい
る。
側引回基板19bは、送信側ガラスベース基板17cの
端部で対向して設けられる。送信側折返基板19aおよ
び送信側引回基板19bは、内側ガラス体17の両隅1
8に沿って下部18aが折れ曲がった形状を有してい
る。
【0033】送信側折返基板19aおよび送信側引回基
板19bは、送信側ガラスベース基板17cに接着され
る内側シールド層81に、内側絶縁層82と、引回部2
5と、外側絶縁層83と、外側シールド層84とを順に
重ね合せることにより構成される。
板19bは、送信側ガラスベース基板17cに接着され
る内側シールド層81に、内側絶縁層82と、引回部2
5と、外側絶縁層83と、外側シールド層84とを順に
重ね合せることにより構成される。
【0034】送信線22は、折返部22aと、送信端子
23と、引回部25と、ワイヤ28とにより構成され
る。折返部22aは、図7に示すように、送信側折返基
板19aの内側絶縁層82の上に銅箔から成る導電体パ
ターンにより複数、具体的には32個が一列に形成され
る。折返部22aは、両側の端部に導電性パッド31を
有している。導電性パッド31は、ワイヤ28の長さ方
向に伸びて、細長い形状、すなわち、横縦方向長さが1
ミリ、縦方向長さが2ミリ程度の寸法を有している。
23と、引回部25と、ワイヤ28とにより構成され
る。折返部22aは、図7に示すように、送信側折返基
板19aの内側絶縁層82の上に銅箔から成る導電体パ
ターンにより複数、具体的には32個が一列に形成され
る。折返部22aは、両側の端部に導電性パッド31を
有している。導電性パッド31は、ワイヤ28の長さ方
向に伸びて、細長い形状、すなわち、横縦方向長さが1
ミリ、縦方向長さが2ミリ程度の寸法を有している。
【0035】送信端子23は、図8に示すように、送信
側引回基板19bの上に、送信側折返基板19aと縦方
向で反対側にある対辺24bに最も近い位置で、下端の
辺24cに沿って形成されている。反対側の送信側引回
基板19bは、下端の一部が送信側ガラスベース基板1
7cの外側に突出しており、図8に示すように、送信端
子23は、その突出部23aの縁上に形成されている。
側引回基板19bの上に、送信側折返基板19aと縦方
向で反対側にある対辺24bに最も近い位置で、下端の
辺24cに沿って形成されている。反対側の送信側引回
基板19bは、下端の一部が送信側ガラスベース基板1
7cの外側に突出しており、図8に示すように、送信端
子23は、その突出部23aの縁上に形成されている。
【0036】引回部25は、送信側引回基板19bの内
側絶縁層82の上に導電体パターンにより形成されて、
一端が対応する送信端子23に接続されている。引回部
25の他端は、円形状の導電性パッド33を有してい
る。図7に示すように、ワイヤ28は、対応する折返部
22aの端部にある導電性パッド31と引回部25の端
部にある導電性パッド33とに半田34を用いた半田付
けにより接続している。
側絶縁層82の上に導電体パターンにより形成されて、
一端が対応する送信端子23に接続されている。引回部
25の他端は、円形状の導電性パッド33を有してい
る。図7に示すように、ワイヤ28は、対応する折返部
22aの端部にある導電性パッド31と引回部25の端
部にある導電性パッド33とに半田34を用いた半田付
けにより接続している。
【0037】図7に示すように、送信側折返基板19a
および送信側引回基板19bの外側絶縁層83は、それ
ぞれ導電性パッド31,33以外の端部側の折返部22
aおよび引回部25の上に設けられ、外側シールド層8
4は、各絶縁層83の上に設けられている。
および送信側引回基板19bの外側絶縁層83は、それ
ぞれ導電性パッド31,33以外の端部側の折返部22
aおよび引回部25の上に設けられ、外側シールド層8
4は、各絶縁層83の上に設けられている。
【0038】送信線22と同様に、受信線26を取付け
るため、図9に示すように、受信側ガラスベース基板1
7bは、送信側折返基板19aの下端の辺24cに対し
対辺となる横方向の上端の一辺24dに沿って受信側折
返基板29aを接着し、送信側折返基板19aのある横
方向の下端の辺24cの一部に沿って細長い受信側引回
基板29bを接着している。従って、受信側折返基板2
9aおよび受信側引回基板29bは、送信側折返基板1
9aおよび送信側引回基板19bと交差方向の受信側ガ
ラスベース基板17bの端部で対向して設けられる。
るため、図9に示すように、受信側ガラスベース基板1
7bは、送信側折返基板19aの下端の辺24cに対し
対辺となる横方向の上端の一辺24dに沿って受信側折
返基板29aを接着し、送信側折返基板19aのある横
方向の下端の辺24cの一部に沿って細長い受信側引回
基板29bを接着している。従って、受信側折返基板2
9aおよび受信側引回基板29bは、送信側折返基板1
9aおよび送信側引回基板19bと交差方向の受信側ガ
ラスベース基板17bの端部で対向して設けられる。
【0039】受信側折返基板29aおよび受信側引回基
板29bは、送信側と同様に、受信側ガラスベース基板
17bに接着される内側シールド層81に、内側絶縁層
82と、引回部25と、外側絶縁層83と、外側シール
ド層84とを順に重ね合せることにより構成される。
板29bは、送信側と同様に、受信側ガラスベース基板
17bに接着される内側シールド層81に、内側絶縁層
82と、引回部25と、外側絶縁層83と、外側シール
ド層84とを順に重ね合せることにより構成される。
【0040】受信線26は、折返部26aと、受信端子
27と、引回部25と、ワイヤ28とにより構成され
る。折返部26aは、図9に示すように、送信線22と
同様に、受信側折返基板29aの内側絶縁層82の上に
導電体パターンにより32個が一列に形成される。折返
部26aは、送信線22の折返部22aと同様に、両側
の端部に導電性パッドを有している。導電性パッドは、
ワイヤ28の長さ方向に伸びて、細長い形状を有してい
る。
27と、引回部25と、ワイヤ28とにより構成され
る。折返部26aは、図9に示すように、送信線22と
同様に、受信側折返基板29aの内側絶縁層82の上に
導電体パターンにより32個が一列に形成される。折返
部26aは、送信線22の折返部22aと同様に、両側
の端部に導電性パッドを有している。導電性パッドは、
ワイヤ28の長さ方向に伸びて、細長い形状を有してい
る。
【0041】受信端子27は、図9に示すように、下端
の辺24cに沿って受信側引回基板29bの上に形成さ
れる。反対側の受信側引回基板29bは、下端の一部が
受信側ガラスベース基板17bの外側に突出しており、
図9に示すように、受信端子27は、その突出部27a
の縁上に形成されている。
の辺24cに沿って受信側引回基板29bの上に形成さ
れる。反対側の受信側引回基板29bは、下端の一部が
受信側ガラスベース基板17bの外側に突出しており、
図9に示すように、受信端子27は、その突出部27a
の縁上に形成されている。
【0042】受信端子27は、送信端子23と同方向に
面し、受信線26の引回部25の端部は、受信側引回基
板29bの受信端子27と反対側の面に設けられてい
る。受信端子27と送信端子23とは、できるだけ離れ
た位置に設けられ、送受信の干渉を防いでいる。受信側
引回基板29bは、各引回部25に対応するスルーホー
ルを有し、各引回部25はスルーホールを通して各受信
端子27に接続されている。
面し、受信線26の引回部25の端部は、受信側引回基
板29bの受信端子27と反対側の面に設けられてい
る。受信端子27と送信端子23とは、できるだけ離れ
た位置に設けられ、送受信の干渉を防いでいる。受信側
引回基板29bは、各引回部25に対応するスルーホー
ルを有し、各引回部25はスルーホールを通して各受信
端子27に接続されている。
【0043】引回部25は、受信側引回基板29bの内
側絶縁層82の上に導電体パターンにより形成されて、
一端が対応する受信端子27に接続されている。引回部
25の他端は、送信線22の引回部25と同様に、円形
状の導電性パッドを有している。ワイヤ28は、送信線
22と同様に、対応する折返部26aの端部にある導電
性パッドと引回部25の端部にある導電性パッドとに半
田を用いた半田付けにより接続している。
側絶縁層82の上に導電体パターンにより形成されて、
一端が対応する受信端子27に接続されている。引回部
25の他端は、送信線22の引回部25と同様に、円形
状の導電性パッドを有している。ワイヤ28は、送信線
22と同様に、対応する折返部26aの端部にある導電
性パッドと引回部25の端部にある導電性パッドとに半
田を用いた半田付けにより接続している。
【0044】送信側と同様に、受信側折返基板29aお
よび受信側引回基板29bの外側絶縁層83は、それぞ
れ導電性パッド31,33以外の端部側の折返部22a
および引回部25の上に設けられ、外側シールド層84
は、各絶縁層83の上に設けられている。
よび受信側引回基板29bの外側絶縁層83は、それぞ
れ導電性パッド31,33以外の端部側の折返部22a
および引回部25の上に設けられ、外側シールド層84
は、各絶縁層83の上に設けられている。
【0045】マトリクスセンサ20は、送信側ガラスベ
ース基板17cの片面上に、送信側折返基板19a、送
信側引回基板19bおよび送信線22を透明接着剤によ
り貼り合わせて配置し、その上を覆うように外側ガラス
板17dを透明接着剤により貼り合わせている。
ース基板17cの片面上に、送信側折返基板19a、送
信側引回基板19bおよび送信線22を透明接着剤によ
り貼り合わせて配置し、その上を覆うように外側ガラス
板17dを透明接着剤により貼り合わせている。
【0046】外側ガラス板17dは、送信側ガラスベー
ス基板17cの片面を覆って各外側シールド層84の上
に架かっている。このため、送信側折返基板19aおよ
び送信側引回基板19bから外側ガラス板17dまでの
間隔に、ワイヤ28の半田34による半田付け部が納め
られる。
ス基板17cの片面を覆って各外側シールド層84の上
に架かっている。このため、送信側折返基板19aおよ
び送信側引回基板19bから外側ガラス板17dまでの
間隔に、ワイヤ28の半田34による半田付け部が納め
られる。
【0047】受信側ガラスベース基板17bの片面上に
は、受信側折返基板29a、受信側引回基板29bおよ
び受信線26を透明接着剤により貼り合わせて配置し、
その上を覆うように内部保護ガラス板17aを透明接着
剤により貼り合わせている。
は、受信側折返基板29a、受信側引回基板29bおよ
び受信線26を透明接着剤により貼り合わせて配置し、
その上を覆うように内部保護ガラス板17aを透明接着
剤により貼り合わせている。
【0048】内部保護ガラス板17aは、受信側ガラス
ベース基板17bの片面を覆って各外側シールド層84
の上に架かっている。このため、受信側折返基板29a
および受信側引回基板29bから内部保護ガラス板17
aまでの間隔に、ワイヤ28の半田34による半田付け
部が納められる。
ベース基板17bの片面を覆って各外側シールド層84
の上に架かっている。このため、受信側折返基板29a
および受信側引回基板29bから内部保護ガラス板17
aまでの間隔に、ワイヤ28の半田34による半田付け
部が納められる。
【0049】内側ガラス体17は、送信側ガラスベース
基板17cの他方の面と、受信側ガラスベース基板17
bの他方の面とを透明接着剤により貼り合わせて構成さ
れる。これにより、送信線22は送信側ガラスベース基
板17cと外側ガラス板17dとの間に挾装され、受信
線26は内部保護ガラス板17aと受信側ガラスベース
基板17bとの間に挾装されている。また、送信線22
と受信線26とは、内側ガラス体17の互いに反対面に
配置される。
基板17cの他方の面と、受信側ガラスベース基板17
bの他方の面とを透明接着剤により貼り合わせて構成さ
れる。これにより、送信線22は送信側ガラスベース基
板17cと外側ガラス板17dとの間に挾装され、受信
線26は内部保護ガラス板17aと受信側ガラスベース
基板17bとの間に挾装されている。また、送信線22
と受信線26とは、内側ガラス体17の互いに反対面に
配置される。
【0050】複数の送信線22の表側である外側ガラス
板17dの表面の全面上には、シールド用の透明導電膜
が添設されている。透明導電膜は、酸化インジウム
(I.T.O.)の膜あるいは酸化スズの膜等を外側ガ
ラス板17dに蒸着させることにより形成される。
板17dの表面の全面上には、シールド用の透明導電膜
が添設されている。透明導電膜は、酸化インジウム
(I.T.O.)の膜あるいは酸化スズの膜等を外側ガ
ラス板17dに蒸着させることにより形成される。
【0051】通常のパチンコゲーム機10に好適なマト
リクスセンサ20のパターンは、送信線22が32行、
受信線26が32列で、検知単位20aの個数が合計1
024個のパターンである。送信線22,受信線26を
構成するワイヤの太さは、好適に25μm〜30μmの
値に設定される。
リクスセンサ20のパターンは、送信線22が32行、
受信線26が32列で、検知単位20aの個数が合計1
024個のパターンである。送信線22,受信線26を
構成するワイヤの太さは、好適に25μm〜30μmの
値に設定される。
【0052】図10および図11に示すように、マトリ
クスセンサ20には、受信側ガラスベース基板17bお
よび送信側ガラスベース基板17cの下端部に、コネク
タ取付板32が設けられている。コネクタ取付板32
は、押え部32aにより内側ガラス体17の下端を両側
から挟んで、内側ガラス体17に一体的に固定されてい
る。
クスセンサ20には、受信側ガラスベース基板17bお
よび送信側ガラスベース基板17cの下端部に、コネク
タ取付板32が設けられている。コネクタ取付板32
は、押え部32aにより内側ガラス体17の下端を両側
から挟んで、内側ガラス体17に一体的に固定されてい
る。
【0053】図4に示すように、マトリクスセンサ20
の内側ガラス体17は、下端に送信・受信ボード61を
取付けている。送信・受信ボード61は、表面ガラス体
16とマトリクスセンサ20との間に配置されている。
送信・受信ボード61は、両面実装のプリント基板によ
り構成される取付基板61aを備えている。
の内側ガラス体17は、下端に送信・受信ボード61を
取付けている。送信・受信ボード61は、表面ガラス体
16とマトリクスセンサ20との間に配置されている。
送信・受信ボード61は、両面実装のプリント基板によ
り構成される取付基板61aを備えている。
【0054】図10および図11に示すように、送信・
受信ボード61を覆うように、マトリクスI/O ケース3
5が設けられている。送信・受信ボード61およびマト
リクスI/O ケース35は、ビス36およびナット38に
よりコネクタ取付板32に取付けられている。
受信ボード61を覆うように、マトリクスI/O ケース3
5が設けられている。送信・受信ボード61およびマト
リクスI/O ケース35は、ビス36およびナット38に
よりコネクタ取付板32に取付けられている。
【0055】送信・受信ボード61の取付基板61aに
は、送信回路40と、受信回路50と、送信コネクタお
よび受信コネクタ37の接合コネクタ37aとが取り付
けられている。送信コネクタ37の接合コネクタ37a
は、送信側引回基板19bの上に半田付けで面実装によ
り取付けられ、受信コネクタ37の接合コネクタ37a
は、受信側引回基板29bの上に半田付けで面実装によ
り取付けられている。
は、送信回路40と、受信回路50と、送信コネクタお
よび受信コネクタ37の接合コネクタ37aとが取り付
けられている。送信コネクタ37の接合コネクタ37a
は、送信側引回基板19bの上に半田付けで面実装によ
り取付けられ、受信コネクタ37の接合コネクタ37a
は、受信側引回基板29bの上に半田付けで面実装によ
り取付けられている。
【0056】送信コネクタ37は、各送信線22の送信
端子23に接続され、送信回路40に各送信端子23を
接続するようになっている。受信コネクタ37は各受信
線23の受信端子27に接続され、受信回路50に各受
信端子27を接続するようになっている。
端子23に接続され、送信回路40に各送信端子23を
接続するようになっている。受信コネクタ37は各受信
線23の受信端子27に接続され、受信回路50に各受
信端子27を接続するようになっている。
【0057】送信回路40はマトリクスセンサ20の複
数の送信線22に所定の周波数の信号を順次送信する回
路であり、受信回路50は送信回路40と同期して複数
の受信線26から信号を順次受信する回路である。送信
回路40による送信線22への電圧波形としては、周波
数1〜1.3MHzの0Vを中心とした連続のサイン波
が好適である。
数の送信線22に所定の周波数の信号を順次送信する回
路であり、受信回路50は送信回路40と同期して複数
の受信線26から信号を順次受信する回路である。送信
回路40による送信線22への電圧波形としては、周波
数1〜1.3MHzの0Vを中心とした連続のサイン波
が好適である。
【0058】パチンコ玉を検知するためのパチンコ玉検
知装置を構成する信号処理システムは、図12〜図15
に示すとおりである。図12に示すように、マトリクス
センサ20は、マトリクスI/O 送信・受信ボード61を
介してCPUメモリコントロールボード62の統御下に
ある。CPUメモリコントロールボード62は、データ
処理装置を構成し、通信回線69で通信可能となってい
る。また、CPUメモリコントロールボード62は、C
PUユニット30がRAMカード63から監視ポイント
を読込むためのインターフェース部66を有している。
知装置を構成する信号処理システムは、図12〜図15
に示すとおりである。図12に示すように、マトリクス
センサ20は、マトリクスI/O 送信・受信ボード61を
介してCPUメモリコントロールボード62の統御下に
ある。CPUメモリコントロールボード62は、データ
処理装置を構成し、通信回線69で通信可能となってい
る。また、CPUメモリコントロールボード62は、C
PUユニット30がRAMカード63から監視ポイント
を読込むためのインターフェース部66を有している。
【0059】カード63は、パチンコ玉の監視ポイント
を読出し可能に記憶し、インターフェース部66に着脱
可能な監視メモリのメモリカードである。カード63
は、パチンコゲーム機10のゲーム盤面に設けられたセ
ーフ孔14a,14a…および打玉検出位置やアウト孔
15の位置のデータや、セーフ孔14a,14a…およ
びアウト孔15に入るパチンコ玉の検出アルゴリズム等
が監視データとして記録されている。
を読出し可能に記憶し、インターフェース部66に着脱
可能な監視メモリのメモリカードである。カード63
は、パチンコゲーム機10のゲーム盤面に設けられたセ
ーフ孔14a,14a…および打玉検出位置やアウト孔
15の位置のデータや、セーフ孔14a,14a…およ
びアウト孔15に入るパチンコ玉の検出アルゴリズム等
が監視データとして記録されている。
【0060】カード63は、正常範囲記憶手段63aを
有している。正常範囲記憶手段63aは、マトリクスセ
ンサ20の正常な検知範囲を記憶する手段である。検知
範囲は、ゲーム盤面11での検知位置、反応の検知個数
および信号の電圧強度などにより定まっている。
有している。正常範囲記憶手段63aは、マトリクスセ
ンサ20の正常な検知範囲を記憶する手段である。検知
範囲は、ゲーム盤面11での検知位置、反応の検知個数
および信号の電圧強度などにより定まっている。
【0061】正常範囲記憶手段に記憶される正常な検知
範囲は、取付枠21を閉じたときのゲーム盤面11に設
けられた固定金具、すなわち、案内レール11aや釘1
1b,11b…、入賞役物装置14bなどの検知による
固定検知範囲や、ゲーム盤面11で検出されるパチンコ
玉の正常な個数の範囲として設定される個数検知範囲
や、受信回路50による受信信号の正常な信号電圧範囲
や、ゲーム盤面11で検出されるパチンコ玉の正常な動
きによる軌跡検知範囲などを含んでいる。
範囲は、取付枠21を閉じたときのゲーム盤面11に設
けられた固定金具、すなわち、案内レール11aや釘1
1b,11b…、入賞役物装置14bなどの検知による
固定検知範囲や、ゲーム盤面11で検出されるパチンコ
玉の正常な個数の範囲として設定される個数検知範囲
や、受信回路50による受信信号の正常な信号電圧範囲
や、ゲーム盤面11で検出されるパチンコ玉の正常な動
きによる軌跡検知範囲などを含んでいる。
【0062】CPUメモリコントロールボード62に接
続されているオプション64は、パチンコゲーム機10
のゲーム盤面11と内側ガラス体17との間で動き回る
パチンコ玉の軌跡を記録するための装置である。記録さ
れたデータは、パチンコ玉の軌跡を解析するためのソフ
トウェアを組み込んだコンピュータにかけられて演算処
理され、パチンコ遊技場(ホール)で必要なデータを得
ることができる。
続されているオプション64は、パチンコゲーム機10
のゲーム盤面11と内側ガラス体17との間で動き回る
パチンコ玉の軌跡を記録するための装置である。記録さ
れたデータは、パチンコ玉の軌跡を解析するためのソフ
トウェアを組み込んだコンピュータにかけられて演算処
理され、パチンコ遊技場(ホール)で必要なデータを得
ることができる。
【0063】送信回路40は、図13に示すように、送
信コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器
42およびチャンネル切替ロジック43と、増幅器42
およびチャンネル切替ロジック43に接続したアナログ
マルチプレクサ44と、アナログマルチプレクサ44に
接続するとともに、送信コネクタ37を介して複数、具
体的には32回路の送信線22側にそれぞれ接続した3
2個のPNP+NPNのトーテムポールドライバ45と
により構成されている。
信コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器
42およびチャンネル切替ロジック43と、増幅器42
およびチャンネル切替ロジック43に接続したアナログ
マルチプレクサ44と、アナログマルチプレクサ44に
接続するとともに、送信コネクタ37を介して複数、具
体的には32回路の送信線22側にそれぞれ接続した3
2個のPNP+NPNのトーテムポールドライバ45と
により構成されている。
【0064】受信回路50は、図14に示すように、受
信コネクタ37を介して複数、具体的には32回路の受
信線26側にそれぞれ接続した32個のCTトランス
(変流器)51と、CTトランス51に接続したアナロ
グマルチプレクサ52と、アナログマルチプレクサ52
に接続した増幅器53およびチャンネル切替ロジック5
4と、増幅器53およびチャンネル切替ロジック54に
接続した受信コネクタ55とにより構成されている。従
って、受信回路50は、各CTトランス51を介して各
受信線26から信号を受信するようになっている。
信コネクタ37を介して複数、具体的には32回路の受
信線26側にそれぞれ接続した32個のCTトランス
(変流器)51と、CTトランス51に接続したアナロ
グマルチプレクサ52と、アナログマルチプレクサ52
に接続した増幅器53およびチャンネル切替ロジック5
4と、増幅器53およびチャンネル切替ロジック54に
接続した受信コネクタ55とにより構成されている。従
って、受信回路50は、各CTトランス51を介して各
受信線26から信号を受信するようになっている。
【0065】CTトランス51は、各受信線26とアナ
ログマルチプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信
線26からの信号を10倍に増幅するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は各CTトランス51から信号
を順次受信するものであり、増幅器53はアナログマル
チプレクサ52からの信号を増幅するものである。チャ
ンネル切替ロジック54は、送信回路40のチャンネル
切替ロジック43と同様の部材である。
ログマルチプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信
線26からの信号を10倍に増幅するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は各CTトランス51から信号
を順次受信するものであり、増幅器53はアナログマル
チプレクサ52からの信号を増幅するものである。チャ
ンネル切替ロジック54は、送信回路40のチャンネル
切替ロジック43と同様の部材である。
【0066】図15に示すように、CPUメモリコント
ロールボード62は、送信側では、CPUユニット30
に接続したCPUコネクタ46と、CPUコネクタ46
を介してCPUユニット30からのスタート信号に応じ
て送信クロックを送るシーケンス制御回路47と、送信
クロックを受けて送信信号を送るバンドパスフィルタ4
8と、送信信号を増幅して送信コネクタへ送る増幅器4
9とを有している。
ロールボード62は、送信側では、CPUユニット30
に接続したCPUコネクタ46と、CPUコネクタ46
を介してCPUユニット30からのスタート信号に応じ
て送信クロックを送るシーケンス制御回路47と、送信
クロックを受けて送信信号を送るバンドパスフィルタ4
8と、送信信号を増幅して送信コネクタへ送る増幅器4
9とを有している。
【0067】また、CPUメモリコントロールボード6
2は、受信側では、受信コネクタ55からの受信信号を
増幅する増幅器71と、増幅信号を受けるバンドパスフ
ィルタ72と、バンドパスフィルタ72からの受信信号
を受ける全波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器7
3からの受信信号を受ける2段のローパスフィルタ74
a,74bと、ローパスフィルタ74bからの受信信号
を受け、シーケンス制御回路47により制御されてデジ
タルデータを双方向RAM76に送るA/Dコンバータ
75と、そのデジタルデータを受け、シーケンス制御回
路47により制御されて受信データを書込み、CPUコ
ネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCPU
コネクタ46を介してCPUユニット30に送る双方向
RAM76とを有している。
2は、受信側では、受信コネクタ55からの受信信号を
増幅する増幅器71と、増幅信号を受けるバンドパスフ
ィルタ72と、バンドパスフィルタ72からの受信信号
を受ける全波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器7
3からの受信信号を受ける2段のローパスフィルタ74
a,74bと、ローパスフィルタ74bからの受信信号
を受け、シーケンス制御回路47により制御されてデジ
タルデータを双方向RAM76に送るA/Dコンバータ
75と、そのデジタルデータを受け、シーケンス制御回
路47により制御されて受信データを書込み、CPUコ
ネクタ46からの読出信号に応じて受信データをCPU
コネクタ46を介してCPUユニット30に送る双方向
RAM76とを有している。
【0068】双方向RAM76は、受信回路50からの
信号に基づいて、パチンコ玉の位置を各送信線22と各
受信線26とによる検知単位20aの検知データとして
記憶するメモリであって、内部にカウンタを持ってお
り、パチンコ玉のマトリックスデータの処理は、すべて
そのカウンタにより行なっている。さらに、CPUメモ
リコントロールボード62は、電源ユニット77を有し
ている。
信号に基づいて、パチンコ玉の位置を各送信線22と各
受信線26とによる検知単位20aの検知データとして
記憶するメモリであって、内部にカウンタを持ってお
り、パチンコ玉のマトリックスデータの処理は、すべて
そのカウンタにより行なっている。さらに、CPUメモ
リコントロールボード62は、電源ユニット77を有し
ている。
【0069】CPUユニット30は、異常判断手段30
aを有している。異常判断手段30aは、受信回路50
の受信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶される検知
範囲から外れるとき、アラーム信号を出力する手段であ
る。すなわち、異常判断手段30aは、受信回路の受信
信号が正常範囲記憶手段63aに記憶される固定検知範
囲から外れるとき、アラーム信号として取付枠開放信号
を出力し、個数検知範囲から外れるとき、外部異常信号
を出力し、信号電圧範囲から外れるとき、故障信号を出
力し、軌跡検知範囲から外れるとき、玉停止信号を出力
する構成を有している。
aを有している。異常判断手段30aは、受信回路50
の受信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶される検知
範囲から外れるとき、アラーム信号を出力する手段であ
る。すなわち、異常判断手段30aは、受信回路の受信
信号が正常範囲記憶手段63aに記憶される固定検知範
囲から外れるとき、アラーム信号として取付枠開放信号
を出力し、個数検知範囲から外れるとき、外部異常信号
を出力し、信号電圧範囲から外れるとき、故障信号を出
力し、軌跡検知範囲から外れるとき、玉停止信号を出力
する構成を有している。
【0070】CPUユニット30は、カード63の正常
範囲記憶手段63aに記憶される検知範囲を読込むとと
もに、双方向RAM76の検知データを読込み、検知デ
ータを正常な検知範囲と対応させてパチンコ玉を監視す
るようになっている。
範囲記憶手段63aに記憶される検知範囲を読込むとと
もに、双方向RAM76の検知データを読込み、検知デ
ータを正常な検知範囲と対応させてパチンコ玉を監視す
るようになっている。
【0071】次に作用を説明する。CPUユニット30
からのアドレス信号およびコントロール信号は、CPU
コネクタ46を経て、マトリクスセンサ20に伝達され
る。
からのアドレス信号およびコントロール信号は、CPU
コネクタ46を経て、マトリクスセンサ20に伝達され
る。
【0072】マトリクスセンサ20では、送信側で、シ
ーケンス制御回路47がスタート信号を受け、16MH
zの原振クロックを必要に応じて分周して送信クロック
を出力する。シーケンス制御回路47からの送信クロッ
クは、バンドパスフィルタ48によりデジタル信号から
アナログ信号へと波形整形された後、増幅器49により
増幅され、送信コネクタ41へと送られる。
ーケンス制御回路47がスタート信号を受け、16MH
zの原振クロックを必要に応じて分周して送信クロック
を出力する。シーケンス制御回路47からの送信クロッ
クは、バンドパスフィルタ48によりデジタル信号から
アナログ信号へと波形整形された後、増幅器49により
増幅され、送信コネクタ41へと送られる。
【0073】さらに、送信信号は、送信回路40で増幅
器42により増幅される。アナログマルチプレクサ44
は、チャンネル切替ロジック43により切替えられたチ
ャンネルで、トーテムポールドライバ45を順次動作
し、それによりトーテムポールドライバ45は、増幅器
42により増幅された信号を所定の周期で送信線22に
順次出力するものである(図16ステップ91参照)。
器42により増幅される。アナログマルチプレクサ44
は、チャンネル切替ロジック43により切替えられたチ
ャンネルで、トーテムポールドライバ45を順次動作
し、それによりトーテムポールドライバ45は、増幅器
42により増幅された信号を所定の周期で送信線22に
順次出力するものである(図16ステップ91参照)。
【0074】マトリクスセンサ20では、送信回路40
から複数の折り返し状の送信線22に所定の周波数の信
号を順次送信し磁界を発生させると、その送信線22と
電磁的に結合した受信線26には、相互誘導作用により
起電力が発生する。このとき、金属であるパチンコ玉が
マトリクスセンサ20の検知単位20aに接近すると、
パチンコ玉の表面にはマトリクスセンサ20による磁束
を打ち消す方向に渦電流が発生する。送信線22は、そ
の渦電流の影響でインピーダンスが変化して電流を変化
させ、これに応じて、受信線26は起電力の大きさを変
化させる。
から複数の折り返し状の送信線22に所定の周波数の信
号を順次送信し磁界を発生させると、その送信線22と
電磁的に結合した受信線26には、相互誘導作用により
起電力が発生する。このとき、金属であるパチンコ玉が
マトリクスセンサ20の検知単位20aに接近すると、
パチンコ玉の表面にはマトリクスセンサ20による磁束
を打ち消す方向に渦電流が発生する。送信線22は、そ
の渦電流の影響でインピーダンスが変化して電流を変化
させ、これに応じて、受信線26は起電力の大きさを変
化させる。
【0075】受信側では、受信回路50は、シーケンス
制御回路47により送信回路40と同期し、各CTトラ
ンス51を介して各受信線26から信号を受信する。図
14に示すように、複数の受信線26にあらわれる電磁
特性値たる電流が、CTトランス51により10倍に増
幅される。
制御回路47により送信回路40と同期し、各CTトラ
ンス51を介して各受信線26から信号を受信する。図
14に示すように、複数の受信線26にあらわれる電磁
特性値たる電流が、CTトランス51により10倍に増
幅される。
【0076】アナログマルチプレクサ52は、CTトラ
ンス51を経た各受信線26からの信号を、チャンネル
切替ロジック54により切替え、所定の周期で順次出力
するものである。アナログマルチプレクサ52からの信
号は、増幅器53により100倍に増幅される(図16
ステップ92参照)。
ンス51を経た各受信線26からの信号を、チャンネル
切替ロジック54により切替え、所定の周期で順次出力
するものである。アナログマルチプレクサ52からの信
号は、増幅器53により100倍に増幅される(図16
ステップ92参照)。
【0077】受信信号は、受信コネクタ55、増幅器7
1、バンドパスフィルタ72を経て、増幅および検波が
行なわれる。バンドパスフィルタ72からの受信信号
は、アナログ信号となっており、このアナログ信号は、
全波整流・増幅器73で波形整形が行なわれる。その全
波整流・増幅器73からの信号は、ローパスフィルタ7
4a,74bで積分処理により平均化が行なわれる。
1、バンドパスフィルタ72を経て、増幅および検波が
行なわれる。バンドパスフィルタ72からの受信信号
は、アナログ信号となっており、このアナログ信号は、
全波整流・増幅器73で波形整形が行なわれる。その全
波整流・増幅器73からの信号は、ローパスフィルタ7
4a,74bで積分処理により平均化が行なわれる。
【0078】次に、受信信号は、A/Dコンバータ75
に送られる。A/Dコンバータ75は、例えば12ビッ
ト等所定のビット単位でマトリクスセンサ20からの信
号をデジタル信号に変換し、シーケンス制御回路63に
より制御されて検知データを双方向RAM76に記録さ
せる(図16ステップ93参照)。
に送られる。A/Dコンバータ75は、例えば12ビッ
ト等所定のビット単位でマトリクスセンサ20からの信
号をデジタル信号に変換し、シーケンス制御回路63に
より制御されて検知データを双方向RAM76に記録さ
せる(図16ステップ93参照)。
【0079】この処理スピードは、1秒間に2万5千回
の高速である。双方向RAM76は、シーケンス制御回
路63からの書込信号によりCPUユニット30の動作
とは無関係に検知データを記録した後、1クロックを入
力することによりアドレスを+1アップする(図16ス
テップ94参照)。双方向RAM76の容量は、例え
ば、2048バイトである。
の高速である。双方向RAM76は、シーケンス制御回
路63からの書込信号によりCPUユニット30の動作
とは無関係に検知データを記録した後、1クロックを入
力することによりアドレスを+1アップする(図16ス
テップ94参照)。双方向RAM76の容量は、例え
ば、2048バイトである。
【0080】次に、受信回路50のアナログマルチプレ
クサ52が、各受信線26からの信号を切替え(図16
ステップ95参照)、32本の受信線26に応じて32
回、上記ステップを繰返す(図16ステップ96参
照)。32回繰返したならば、送信回路40のアナログ
マルチプレクサ44が送信線22を切替え(図16ステ
ップ97参照)、再び、信号処理を繰返す。
クサ52が、各受信線26からの信号を切替え(図16
ステップ95参照)、32本の受信線26に応じて32
回、上記ステップを繰返す(図16ステップ96参
照)。32回繰返したならば、送信回路40のアナログ
マルチプレクサ44が送信線22を切替え(図16ステ
ップ97参照)、再び、信号処理を繰返す。
【0081】こうして、受信信号が変化した受信線26
と、そのとき送信した送信線22,22…とをスキャン
ニングにより検出し、その交差位置からマトリクスセン
サ20でのパチンコ玉の位置を座標として把握すること
ができる。検知単位20aの個数は送信線22が32
行、受信線26が32列で合計1024個であるため、
パチンコ玉がゲーム盤面11のどのセーフ孔14aおよ
びアウト孔15を通過しても検出することができる。
と、そのとき送信した送信線22,22…とをスキャン
ニングにより検出し、その交差位置からマトリクスセン
サ20でのパチンコ玉の位置を座標として把握すること
ができる。検知単位20aの個数は送信線22が32
行、受信線26が32列で合計1024個であるため、
パチンコ玉がゲーム盤面11のどのセーフ孔14aおよ
びアウト孔15を通過しても検出することができる。
【0082】双方向RAM76は、受信回路50からの
信号に基づいて、受信信号が変化した受信線26と、そ
のとき送信した送信線22との交差位置からマトリクス
センサ20でのパチンコ玉の位置を各送信線22と各受
信線26とによる検知単位20aの検知データとして記
憶する。
信号に基づいて、受信信号が変化した受信線26と、そ
のとき送信した送信線22との交差位置からマトリクス
センサ20でのパチンコ玉の位置を各送信線22と各受
信線26とによる検知単位20aの検知データとして記
憶する。
【0083】CPUユニット30は、必要に応じて読出
スタート信号により双方向RAM76に記録されたパチ
ンコ玉の位置に関する検知データを読込み、演算処理を
行ない、検知データをカード63に記憶されるパチンコ
玉の監視データと対応させてパチンコ玉を監視する。
スタート信号により双方向RAM76に記録されたパチ
ンコ玉の位置に関する検知データを読込み、演算処理を
行ない、検知データをカード63に記憶されるパチンコ
玉の監視データと対応させてパチンコ玉を監視する。
【0084】異常判断手段30aは、受信回路50の受
信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶されるマトリク
スセンサ20の正常な検知範囲から外れるとき、アラー
ム信号を出力し、リアルタイムで異常の発生を外部に知
らせる。アラーム信号は、警報装置による警報音や点滅
表示、監視CRTによる画面表示などによって異常の発
生を外部に知らせる。これにより、監視者が検出結果を
常に監視していなくとも、故障や異常に対し即時に対応
することができる。
信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶されるマトリク
スセンサ20の正常な検知範囲から外れるとき、アラー
ム信号を出力し、リアルタイムで異常の発生を外部に知
らせる。アラーム信号は、警報装置による警報音や点滅
表示、監視CRTによる画面表示などによって異常の発
生を外部に知らせる。これにより、監視者が検出結果を
常に監視していなくとも、故障や異常に対し即時に対応
することができる。
【0085】例えば、受信信号が正常範囲記憶手段63
aに記憶される釘11b,11b…、入賞役物装置14
bなどの固定金具の検知による固定検知範囲から外れる
ときには、異常判断手段30aからの取付枠開放信号に
より、取付枠21が開いているか閉じているかを知るこ
とができる。
aに記憶される釘11b,11b…、入賞役物装置14
bなどの固定金具の検知による固定検知範囲から外れる
ときには、異常判断手段30aからの取付枠開放信号に
より、取付枠21が開いているか閉じているかを知るこ
とができる。
【0086】受信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶
されるパチンコ玉の正常な個数検知範囲から外れるとき
には、異常判断手段30aからの外部異常信号により、
外部からの磁石や外来ノイズなどによる異常の発生を知
ることができる。
されるパチンコ玉の正常な個数検知範囲から外れるとき
には、異常判断手段30aからの外部異常信号により、
外部からの磁石や外来ノイズなどによる異常の発生を知
ることができる。
【0087】受信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶
される受信信号の信号電圧範囲から外れるときには、異
常判断手段30aからの故障信号により、マトリクスセ
ンサの断線やショート、回路異常などの故障の発生を知
ることができる。
される受信信号の信号電圧範囲から外れるときには、異
常判断手段30aからの故障信号により、マトリクスセ
ンサの断線やショート、回路異常などの故障の発生を知
ることができる。
【0088】受信信号が正常範囲記憶手段63aに記憶
されるパチンコ玉の正常な移動検知範囲から外れるとき
には、異常判断手段30aからの玉停止信号により、パ
チンコ玉がゲーム盤面で引っ掛かるなどして停止してい
ることを知ることができる。
されるパチンコ玉の正常な移動検知範囲から外れるとき
には、異常判断手段30aからの玉停止信号により、パ
チンコ玉がゲーム盤面で引っ掛かるなどして停止してい
ることを知ることができる。
【0089】CPUユニット30は、この処理を繰返
す。こうして、マトリクスセンサ20は、パチンコゲー
ム機10のゲーム盤面11でのパチンコ玉の入玉状況
等、その動きを座標の変化として追うことができる。パ
チンコゲーム機10では、マトリクスセンサ20により
ゲームの進行を監視し、打玉、アウト玉、入賞役物装置
14bのセーフ玉の状況を知ることにより、打ち止め管
理や不正による異常のチェックをしたり、釘調整等のデ
ータとして利用したりすることができる。
す。こうして、マトリクスセンサ20は、パチンコゲー
ム機10のゲーム盤面11でのパチンコ玉の入玉状況
等、その動きを座標の変化として追うことができる。パ
チンコゲーム機10では、マトリクスセンサ20により
ゲームの進行を監視し、打玉、アウト玉、入賞役物装置
14bのセーフ玉の状況を知ることにより、打ち止め管
理や不正による異常のチェックをしたり、釘調整等のデ
ータとして利用したりすることができる。
【0090】なお、内側ガラス体17は、内部保護ガラ
ス板17a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガ
ラスベース基板17c、外側ガラス板17dの4重積層
により構成されるほか、受信側ガラスベース基板17b
および送信側ガラスベース基板17cを1枚で構成する
ことにより、3重積層の構成としてもよい。
ス板17a、受信側ガラスベース基板17b、送信側ガ
ラスベース基板17c、外側ガラス板17dの4重積層
により構成されるほか、受信側ガラスベース基板17b
および送信側ガラスベース基板17cを1枚で構成する
ことにより、3重積層の構成としてもよい。
【0091】
【0092】
【発明の効果】本発明にかかるパチンコゲーム機によれ
ば、マトリクスセンサにより、ゲーム盤面でのパチンコ
玉の動きを座標の変化として追うことができるほか、受
信信号がマトリクスセンサの正常な検知範囲から外れる
とき、異常判断手段がアラーム信号を出力するので、検
出結果の監視に人件費を要したり判断ミスを生じたりす
ることなく、故障や異常に対し即時に対応することがで
きる。
ば、マトリクスセンサにより、ゲーム盤面でのパチンコ
玉の動きを座標の変化として追うことができるほか、受
信信号がマトリクスセンサの正常な検知範囲から外れる
とき、異常判断手段がアラーム信号を出力するので、検
出結果の監視に人件費を要したり判断ミスを生じたりす
ることなく、故障や異常に対し即時に対応することがで
きる。
【0093】正常範囲記憶手段が固定金具の検知による
固定検知範囲を記憶する場合には、取付枠が開いている
か閉じているかに対し即時に対応することができる。
固定検知範囲を記憶する場合には、取付枠が開いている
か閉じているかに対し即時に対応することができる。
【0094】正常範囲記憶手段がパチンコ玉の正常な個
数検知範囲を記憶する場合には、外部からの磁石や外来
ノイズなどによる異常の発生に対し即時に対応すること
ができる。
数検知範囲を記憶する場合には、外部からの磁石や外来
ノイズなどによる異常の発生に対し即時に対応すること
ができる。
【0095】正常範囲記憶手段が受信信号の信号電圧範
囲を記憶する場合には、マトリクスセンサの断線やショ
ート、回路異常などの故障の発生に対し即時に対応する
ことができる。
囲を記憶する場合には、マトリクスセンサの断線やショ
ート、回路異常などの故障の発生に対し即時に対応する
ことができる。
【0096】正常範囲記憶手段がパチンコ玉の正常な移
動検知範囲を記憶する場合には、パチンコ玉がゲーム盤
面で引っ掛かるなどして停止していることに対し即時に
対応することができる。
動検知範囲を記憶する場合には、パチンコ玉がゲーム盤
面で引っ掛かるなどして停止していることに対し即時に
対応することができる。
【図1】本発明の一実施例のパチンコゲーム機の機能ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】本発明の一実施例のパチンコゲーム機とマトリ
クスセンサとを概念的に分解した斜視図である。
クスセンサとを概念的に分解した斜視図である。
【図3】本発明の一実施例のパチンコゲーム機の取付枠
を開いた状態の正面図である。
を開いた状態の正面図である。
【図4】本発明の一実施例のパチンコゲーム機に設けら
れるマトリクスセンサを示す概略正面図である。
れるマトリクスセンサを示す概略正面図である。
【図5】本発明の一実施例のパチンコゲーム機の部分縦
断面図である。
断面図である。
【図6】本発明の一実施例のパチンコゲーム機に設けら
れるマトリクスセンサの送信側ガラスベース基板を示す
正面図である。
れるマトリクスセンサの送信側ガラスベース基板を示す
正面図である。
【図7】本発明の一実施例のパチンコゲーム機に設けら
れるマトリクスセンサのワイヤの接続状態を示す、図6
のVIIーVII線拡大断面図である。
れるマトリクスセンサのワイヤの接続状態を示す、図6
のVIIーVII線拡大断面図である。
【図8】本発明の一実施例のパチンコゲーム機に設けら
れるマトリクスセンサの送信側引回基板を示す正面図で
ある。
れるマトリクスセンサの送信側引回基板を示す正面図で
ある。
【図9】本発明の一実施例のパチンコゲーム機に設けら
れるマトリクスセンサの受信側ガラスベース基板を示す
正面図である。
れるマトリクスセンサの受信側ガラスベース基板を示す
正面図である。
【図10】本発明の一実施例のパチンコゲーム機の図4
に示すマトリクスセンサのXーX線断面図である。
に示すマトリクスセンサのXーX線断面図である。
【図11】本発明の一実施例のパチンコゲーム機の図4
に示すマトリクスセンサのXIーXI線断面図である。
に示すマトリクスセンサのXIーXI線断面図である。
【図12】本発明の一実施例のパチンコゲーム機の信号
処理システムを示す概略構成図である。
処理システムを示す概略構成図である。
【図13】本発明の一実施例のパチンコゲーム機のマト
リクスI/O 送信・受信ボードの送信回路を示すブロック
図である。
リクスI/O 送信・受信ボードの送信回路を示すブロック
図である。
【図14】本発明の一実施例のパチンコゲーム機のマト
リクスI/O 送信・受信ボードの受信回路を示すブロック
図である。
リクスI/O 送信・受信ボードの受信回路を示すブロック
図である。
【図15】本発明の一実施例のパチンコゲーム機のCP
Uメモリコントロールボードの受信および送信回路を示
すブロック図である。
Uメモリコントロールボードの受信および送信回路を示
すブロック図である。
【図16】本発明の一実施例のパチンコゲーム機のスキ
ャンニングを示すフローチャートである。
ャンニングを示すフローチャートである。
B…パチンコ玉、10…パチンコゲーム機、11…ゲー
ム盤面、14a…セーフ孔、15…アウト孔、17…内
側ガラス体、17a…内部保護ガラス板、17b…受信
側ガラスベース基板、17c…送信側ガラスベース基
板、17d…外側ガラス板、19a,29a…折返基
板、19b,29b…引回基板、20…マトリクスセン
サ、20a…検知単位、22…送信線、23…送信端
子、25…引回部、26…受信線、27…受信端子、2
2a,26a…折返部、28…ワイヤ、30…CPUユ
ニット、30a…異常判断手段、40…送信回路、50
…受信回路、61…マトリクスI/O 送信・受信ボード、
62…CPUメモリコントロールボード、63…カー
ド、63a…正常範囲記憶手段。
ム盤面、14a…セーフ孔、15…アウト孔、17…内
側ガラス体、17a…内部保護ガラス板、17b…受信
側ガラスベース基板、17c…送信側ガラスベース基
板、17d…外側ガラス板、19a,29a…折返基
板、19b,29b…引回基板、20…マトリクスセン
サ、20a…検知単位、22…送信線、23…送信端
子、25…引回部、26…受信線、27…受信端子、2
2a,26a…折返部、28…ワイヤ、30…CPUユ
ニット、30a…異常判断手段、40…送信回路、50
…受信回路、61…マトリクスI/O 送信・受信ボード、
62…CPUメモリコントロールボード、63…カー
ド、63a…正常範囲記憶手段。
Claims (5)
- 【請求項1】複数の並列した折り返し状の送信線をゲー
ム盤面に沿うガラスベース基板の片面に取り付け、パチ
ンコ玉の接近により電磁特性が変化する複数の並列した
折り返し状の受信線を、前記送信線と交差方向で電磁的
に結合させて前記ガラスべース基板の反対面に配置し、
各送信線と各受信線との包囲部に検知単位を有する面状
のマトリクスセンサと、 各送信線に所定の周波数の信号を順次送信する送信回路
と、 前記送信回路と同期して各受信線から信号を順次受信す
る受信回路と、 前記マトリクスセンサの正常な検知範囲を記憶する正常
範囲記憶手段と、 前記受信回路の受信信号が前記正常範囲記憶手段に記憶
される検知範囲から外れるとき、アラーム信号を出力す
る異常判断手段とを有することを、 特徴とするパチンコゲーム機。 - 【請求項2】前記マトリクスセンサは、内側ガラス体の
開閉可能な取付枠に取付けられ、 前記正常範囲記憶手段に記憶される正常な検知範囲は、
前記取付枠を閉じたときの前記ゲーム盤面に設けられた
固定金具の検知による固定検知範囲を含み、 前記異常判断手段は、前記受信回路の受信信号が前記正
常範囲記憶手段に記憶される前記固定検知範囲から外れ
るとき、取付枠開放信号をアラーム信号として出力する
構成を有することを、 特徴とする請求項1記載のパチンコゲーム機。 - 【請求項3】前記正常範囲記憶手段に記憶される正常な
検知範囲は、前記ゲーム盤面で検出されるパチンコ玉の
正常な個数検知範囲を含み、 前記異常判断手段は、前記受信回路の受信信号が前記正
常範囲記憶手段に記憶される前記個数検知範囲から外れ
るとき、外部異常信号をアラーム信号として出力する構
成を有することを、 特徴とする請求項1記載のパチンコゲーム機。 - 【請求項4】前記正常範囲記憶手段に記憶される正常な
検知範囲は、受信信号の正常な信号電圧範囲を含み、 前記異常判断手段は、前記受信回路の受信信号が前記正
常範囲記憶手段に記憶される前記信号電圧範囲から外れ
るとき、故障信号をアラーム信号として出力する構成を
有することを、 特徴とする請求項1記載のパチンコゲーム機。 - 【請求項5】前記正常範囲記憶手段に記憶される正常な
検知範囲は、前記ゲーム盤面で検出されるパチンコ玉の
正常な動きによる軌跡検知範囲を含み、 前記異常判断手段は、前記受信回路の受信信号が前記正
常範囲記憶手段に記憶される前記軌跡検知範囲から外れ
るとき、玉停止信号をアラーム信号として出力する構成
を有することを、 特徴とする請求項1記載のパチンコゲーム機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197923A JP2769552B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | パチンコゲーム機 |
| KR1019920014183A KR930003943A (ko) | 1991-08-07 | 1992-08-07 | 파칭코 게임기 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3197923A JP2769552B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | パチンコゲーム機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0538374A true JPH0538374A (ja) | 1993-02-19 |
| JP2769552B2 JP2769552B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=16382526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3197923A Expired - Fee Related JP2769552B2 (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | パチンコゲーム機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2769552B2 (ja) |
| KR (1) | KR930003943A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6917454B2 (en) | 2001-09-07 | 2005-07-12 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Holographic optical element, position shift detecting apparatus, optical pickup apparatus, optical recording medium drive and method of fabricating holographic optical element |
| JP2009254685A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
| JP2010075388A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100573712B1 (ko) * | 1999-12-02 | 2006-04-26 | 가부시키가이샤 산요붓산 | 유기기(遊技機) |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP3197923A patent/JP2769552B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-08-07 KR KR1019920014183A patent/KR930003943A/ko not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6917454B2 (en) | 2001-09-07 | 2005-07-12 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Holographic optical element, position shift detecting apparatus, optical pickup apparatus, optical recording medium drive and method of fabricating holographic optical element |
| US7113316B2 (en) | 2001-09-07 | 2006-09-26 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Holographic optical element, position shift detecting apparatus, optical pickup apparatus, optical recording medium drive and method of fabricating holographic optical element |
| JP2009254685A (ja) * | 2008-04-18 | 2009-11-05 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | パチンコ遊技機 |
| JP2010075388A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2769552B2 (ja) | 1998-06-25 |
| KR930003943A (ko) | 1993-03-22 |
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