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JPH05501800A - グリコール酸の酵素酸化によるグリオキシル酸の製造法 - Google Patents

グリコール酸の酵素酸化によるグリオキシル酸の製造法

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Publication number
JPH05501800A
JPH05501800A JP2514992A JP51499290A JPH05501800A JP H05501800 A JPH05501800 A JP H05501800A JP 2514992 A JP2514992 A JP 2514992A JP 51499290 A JP51499290 A JP 51499290A JP H05501800 A JPH05501800 A JP H05501800A
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oxygen
reaction
glycolic acid
fmn
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Pending
Application number
JP2514992A
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English (en)
Inventor
アントン,デイビツド・リロイ
デイコジモ,ロバート
ゴサー,ローレンス・ウエイン
Original Assignee
イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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Filing date
Publication date
Application filed by イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー filed Critical イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P7/00Preparation of oxygen-containing organic compounds
    • C12P7/40Preparation of oxygen-containing organic compounds containing a carboxyl group including Peroxycarboxylic acids

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 グリコール酸の酵素酸化によるグリオキシル酸の製造法技術分野 本発明は、グリコレートオキシダーゼ触媒によるグリコール酸の酸化によってグ リオキシル酸を製造するための改良された方法に関する。グリコール酸と酸素の 酵素触媒反応は長年にわたって知られているが、従来記述されている方法はいく つかの理由のために商業的に有利であると証明されていない。これらのうち最も 重量なことは、従来の反応がグリコール酸の高希釈で、典型的には40mM又は それ以下の濃度で行われるということである。グリオキシル酸の選択率及びグリ オキシル酸生成物の収率は普通低かった。非常に希釈された出発グリコール酸濃 度を用いることの欠点は、高生産速度を達成するために大きく且つ高価な反応容 器が必要となることである。更に、グリオキシル酸は普通50%水溶液[ウルマ ン(Ul 1mans)]として販売されるから、希釈出発試剤を用いて製造さ れる希グリオキシル酸を濃縮することは費用がかかる。
更にそのような濃縮を蒸発によって又は逆滲透法によって行うならば、非揮発性 副生物例えばシュウ酸及びぎ酸及び/又はその塩及び未反応のグリコール酸が不 純物として溶液中に残るであろう。最後に反応に用いる比較的高価な酵素が効率 よく又は有効に循環できるならば、また環境に有害な排水が生じないならば、そ れは有利となるである。
本発明は、出発物質の濃度を増加させ且つ選択された収率を改善する添加剤を用 いて、グリコール酸をグリコレートオキシダーゼ触媒で酸化することによってグ リオキシル酸を製造するための商業的に実施しうる方法を提供する。
背景の技術 本発明は、酵素グリコレートオキシダーゼを反応触媒として用いて、グリコール 酸を酸素で酸化することによるグリオキシル酸の製造法である。
N、E、)ルバート(To I be r t)ら、J、パイオル・ケム(Bi ol、Chem、)、181.905〜914 (1949)は、タバコの葉か ら抽出した酵素がグリコール酸の、中間体グリオキシル酸を経るぎ酸及びCO2 への酸化の触媒となることを報告している。更に彼らは、ある種の化合物例えば エチレンジアミンが中間体グリオキシル酸の他の生成物への酸化を阻止するとい うことを発見した。この酸化反応は、グリコール酸の初期濃度が132〜196 mM程度であると非常に概略的に記述されている(907頁)1つの実験を除い て、約3〜40mMのグリコール酸濃度を用い、pH約8で行った。この実験に ついて与えられた唯一の詳細は、凡そのグリコール酸の濃度であり、酸化が完了 するまで進行しないという事実であり、またグリオキシル酸の2゜4−ジニトロ フェニルヒドラゾンが単離されていたということである。
特に収率及び反応期間については詳細な記述はない。グリコレートの酸化に対す る最適なpHは8.9であると報告されている。シュウ酸(100mM)はグリ コレートオキシダーゼの触媒作用を禁止すると報告されてもいる。
■、ゼリチュ(Zelitch)及びS、オチョア(Ochoa)、J パイオ ル・ケム、λ且1.707〜718 (1953)は、グリコール酸の、グリコ レートオキシダーゼ触媒による酸化反応でのぎ酸及びCO2の生成は、グリコー ル酸の酵素触媒酸化反応の主たる生成物であるグリオキシル酸のHz O!との 非酵素的反応に由来すると報告した。
斯くして彼らは、HtO□の分解の触媒となる酵素のカタラーゼが、ぎ酸及びC O2の生成を抑制することによりグリオキシル酸の収率を非常に改善することを 観察した。彼らが用いたグリコレートオキシダーゼはホウレン草の葉から単離し たものであった。それをpH約8で、またグリコール酸初期濃度10mMで使用 した。更に彼らは、FMN (フラビンモノヌクレオチド)の添加がグリコレー トオキシダーゼの効率を非常に増大させるということも発見した。
J、C,ロビンソン(Robinson)ら、J パイオル・ケム、237.2 001〜2009 (1962)も、カタラーゼがグリオキシル酸のグリコール 酸からの収率を増大させるこを発見した。彼らは見かけ上刃タラーゼ グリコレ ートオキシダーゼを約80・1の比で使用した。また彼らは、カタラーゼがグリ コール酸の、グリコレートオキシダーゼ触媒による酸素との反応で生成する過酸 化水素を分解すると結論している[論文では、グリコレートオキシダーゼは「短 鎖し一α−ヒドロキシ酸オキソダーゼ」として言及されている]。更に彼らはF MNがグリコレートオキシダーゼ活性を維持するのに役立つことを発見した。ま た彼らはグリコール酸の、グリコレートオキシダーゼ触媒による酸化の最高速度 はグリコール酸(基質)の濃度3.3mMで起こること及び「反応か−−−−− (e)これらの基質、グリコレート、及び−−−一−の高濃度によって禁止され ることが判明した」ということを報告した。
KE、リチャードンン(Richardson)及びN、Eトルバート(Tol bert)、J、パイオル・ケム、236.1280−1284 (1961) は、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを含む緩衝剤がグリコール酸のグ リコレートオキシダーゼ触媒による酸化反応でのシュウ酸の生成を禁止すること を示した。更に彼らはこの反応をpH約8で行い、FMNがグリコレートオキシ ダーゼの効率を増大させることを発見した。彼らが用いたグリコール酸の最高濃 度は20mMC10クラゲット(Clage t t) 、N、E、トルバート 、及びR,H,グリス(Burris)、J パイオル・ケム、よヱ旦、977 〜987 (1949)は、グリコール酸の、グリコレートオキシダーゼ触媒に よる酸素酸化に対する最適なpHが約78〜8.6であり、そして最適温度が3 5〜40°Cであることを発見した。
グリコール酸オキシダーゼ触媒によるグリコール酸の酸化に関しては他にも多( の参考文献がある。例えば −酵素の単離(普通分析法を含む)− ホウレン草及びタバコの葉から、■、ゼリチュ著、メソッズ・オブ・エンザイモ ロジー(Methods of Enzymology)、第1巻、アカデミツ ク・プレス(Academic Press、New York)、1955. 528〜532頁。
カポチャの子葉から、N、ニジムラら、アーク・バイオケム・バイオフィズ(A rch、Biochem、Biophys、) 、λλ又、397〜402 ( 1983); ラットの肝臓から、H,アスカ−(Asker)及びD デーピース(Devi es)、バイオヒム・バイオフィズ・アクタ(Biochim、Biophys 、Acta、)、ヱ旦↓、103〜108 (1983): 氷厚(Lemna Minor)Lから、MJ、エメス(Emes)及びに、  Hエリスマン(Er i smann) 、インド°J バイオケム([nt、 J、Biochem、)、16−11373〜1378(1984)。
一酵素の構造 E、セダールンド(Lederlund)ら、ニール−J、バイオケム(Eur 、 J、 Biochem、 )、173.523〜’530 (1988): Y リンドキスト(LindquiSt)及びC,ブランアン(Branden ) 、J パイオル・ケム、264.3624〜3628 (1989)。
すべての上述した参考文献、並びにすべての他の研究において[但しN、E、) ルバートら、J、パイオル・ケム、181.905〜914(19’49)の論 議において上述した1つの例を除<]、使用されたグリコール酸の初期最高濃度 は約4QmMであり、pHは普通約8〜9であり、FMNが時に添加され、アミ ンが時に添加され、そしてカタラーゼが時に添加された。グリオキシル酸の収率 を改善する他の添加剤も言及されている。
グリオキシル酸の工業的合成に対する多(の通常の化学的(非酵素的)方法は、 例えば米国特許第3.281.460号、第4. 146. 731号、及び第 4.235.684号、並びにウルマン(Ullmann)の技術化学辞典、第 4版、12巻、381頁、フェアラグ・ヘミ−(Verlag Chemie、 Weinheim)、1976年(本明細書ではウルマンと記述)に提案されて いる。これらの方法のいくつかは環境に有害な生成物を生成する。これらのいず れもがグリコール酸のグリオキシル酸への酸化を考えていない。
例えグリコール酸が商業的製品であるとしても、本申請者の知るところによれば 、グリオキシル酸の製造に対してグリコール酸の、グリコレートオキシダーゼ触 媒による酸化を用いることは従来誰も考えていなかった。これは化学者及び化学 技術者が酵素反応(生化学)に不慣れなため、生化学者の、そのような反応が望 ましいという認識の欠如のため、文献の多くに報告されている比較的低い収率又 は転化率のため、報告されている基質の禁止作用のため、及び/又は従来使用さ れた基質の低濃度のためであると推測される。
発明の要約 本発明は、pH約7〜約10の水溶液中において、グリコール酸、グリコレート オキシダーゼ及び酸素(0□)を、グリオキシル酸の収率を改善する添加剤の有 効量の存在下に、更にグリコール酸の初期濃度を200〜約2500mMにして 接触させることを含んでなるグリオキシル酸の製造法に関する。本方法は比較的 高いグリコール酸濃度で行えることが特色の商業的に実施できる製造法である。
最適な条件下において、これはグリオキシル酸を高転化率下に非常に高い収率で 生成し、また本方法で用いる比較的高価な酵素を有効利用する。
200〜約2500mMのグリコール酸濃度を使用することができ、またグリコ レートオキシダーゼ触媒の他に1種又はそれ以上の化合物例えばカタラーゼ及び ある種のアミンも、グリオキシル酸の収率を改善するために存在させつる。添加 されるFMNは随時酵素の生産量を改善するだめに存在しつる。反応の酸化剤と しては普通空気からの又はより純粋な形の(例えば工業用酸素としての)酸素が 使用される。反応は反応速度を増大させるために大気圧以上の酸素圧で行っても よい。
発明の詳細な記述 本発明はグリコール酸のグリコレートオキシダーゼ触媒による酸化に関する。
約2500mMという高い初期基質濃度において、グリオキシル酸が高収率で得 られるということが発見された。更に収率はカタラーゼ又は他の添加剤を単独で 又は組合せて添加することによって最大にすることができる。この高収率は、報 告されているグリコレートオキシダーゼの基質による禁止及び/又は可能な生成 物による禁止、更には存在するならばそのカタラーゼの可能な禁止作用を考える と予期を越えたものである[基質及び生成物の禁止作用の議論に対しては、M  ジクソン(Dixon)ら、エンザイムズ(Enzyme s)、第3版、アカ デミツク・プレス、1979年、96〜7.126〜7頁、及びT ゴツトフリ ー(Godfrey)及びJ ライヘルド(Reichelt)、インダストリ アル・エンザイモロノー(Industrial Enzym。
1ogy)、ザ・ネーチャー・プレス(The Nature Press、N ew York)、1983年、847頁を参照]。確かに今回、約2500m M以上のグリコール酸初期濃度において、グリコレートオキシダーゼ触媒による 反応は比較的遅いということを見出した。この反応速度の低下は、1500mM 以上の初期濃度において顕著となり、基質濃度の増加について徐々に低下した。
幸運にもこの低下はこの十分な高濃度で起こるから、実際的な工程を行うことが できる。この反応速度の低下が基質又は生成物の禁止のためか、或いは何か他の 因子のためかどうかは証明されていない。(存在する場合)選択された添加剤例 えば収率を増加させるために添加されるアミンも、高濃度において1つ又は双方 の酵素の禁止又は更には変性の原因となることがある。
基質の高濃度は本明細書に記述する商業的に有用な方法に対する鍵であるけれど 、工程の有用性を高める他の因子はグリオキシル酸生成物に対する高選択性及び 基質のグリオキシル酸生成物への高転化率である。
副生物又は副反応を非常に少くしてグリオキシル酸を高収率で得るためには、グ リオキシル酸の収率を改善する添加剤例えば酵素カタラーゼ又は選択されたアミ ン例えばエチレンジアミンを反応混合物に添加することが有利であると判明した 。最良の収率はカタラーゼ及び選択されたアミンの双方を反応系に添加した時に 得られる。更にグリコレートオキシダーゼの生産性を向上させるために、フラビ ンモノヌクレオチド(以下FMN)を随時少量で添加することができる。
本明細書における「収率」とは、反応の開始時に存在するグリコール酸の全量に 基づいて得られるグリオキシル酸のパーセントを意味する。
本明細書における「転化率」とは、反応していずれか他の生成物を生成した反応 の開始時に存在するグリコール酸のパーセントを意味する。本明細書における「 選択率」とは、反応したグリコール酸から得られるグリオキシル酸のパーセント を意味する。それ故に数学的には、収率は転化率×選択率に等しい。「酵素生産 性」とは酵素の単位当りの生産するグリオキシル酸の量を意味する。
グリコール酸(2−ヒドロキシ酢酸)はE、1.デュポン社から止車されている 。本反応において、その初期濃度は200〜約2500mM、好ましくは約25 0〜約1500mM、最も好ましくは約500〜約1000mMの範囲である。
グリコレートオキシダーゼ触媒による酸化は7〜10のpHで行われ、これは酸 化中グリコール酸をグリコレートアニオンとして存在させると思われる。ここに グリコール酸という術語の使用は、約4以上の高pHの媒体中でのグリコール酸 に関する場合、グリコレートアニオンも意味することを理解すべきである。
酵素グリコレートオキシダーゼは多くの起源(上述)から単離することができる 。単行本「酵素命名法」、1984年、[国際生化学連合の、酵素触媒反応の命 名法及び分類に関する命名法委員会の推奨]、アカデミツク・プレス、(以下I UB) 、52〜3頁によれば、この種の酵素に対する系統的名称は(S)−2 −ヒドロキシ酸オキシダーゼであり、その番号はE、C,1,1,2,15であ る。ここにIUBは参考文献として引用される。反応に用いるグリコレートオキ シダーゼは有効濃度、普通約1001〜約1000IU/m/、好ましくは約0 .1−約4IU/mlの濃度で存在すべきである。IU(国産単位)は基質1μ モル/分の転化を触媒する酵素の量として定義される。この酵素の分析法は、本 明細書に参考文献として引用される■ ゼリチュ及びS、オチョア、J、パイオ ル・ケム、201.707〜718 (1953)に見出される。この方法は回 収された又は循環されるグリコレートオキシダーゼの活性を分析するために使用 される。 ゛反応溶液のpHは約7〜約10、好ましくは約8. 0〜約9.5 、最も好ましくは8.0〜9.0であるべきである。酵素活性はpHと共にに変 化するから、pHを緩衝剤によって維持することができる。今回反応のpHは反 応の進行につれて僅かに減少し、斯くして最高酵素活性のpH範囲、即ち約9. 0〜9.5の高い方のpH値付近で反応を開始し、それが反応中に低下してもよ いようにすることがしばしば有利であることが発見された。更にある種のアミン 例えばエチレンジアミン及びトリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン(以下ト リス)はグリオキシル酸の収率を改善することも見出された。無機緩衝剤も使用 しつるけれど、これらのアミンを(グリコール酸のモル量以上に)過剰量で用い て緩衝剤として作用させ且つ収率を改善することは好適である。エチレンジアミ ンは好適である。即ちこれらのアミンは、アミン/グリコール酸(出発量)約1 .0〜約3.0、好ましくは約10〜2. 0、及び最も好ましくは約1.05 〜約133のモル比で使用される。この範囲内において、所望のpHを得るため の正確な値に調整することができる。高アミン/グリコール酸比で使用される非 常に塩基性のアミンの場合には、酸例えば塩酸又は硫酸を添加する如くしてpH を調節する必要のあることがある。トリスのように塩基性の低いアミンでは、所 望のpHを維持するために塩基の添加が必要なことがある。アミンをより高量で 用いることも可能であるけれど、そのような多量は普通殆んど又は全熱有利な効 果を示さず、特に生成物の単離において経費がかさむことになる。従ってアミン とグリコール酸の最小比は所望の収率、選択率及びpHを得ることと一致して好 適に使用されるはずである。
グリオキシル酸の収率を向上させるために使用しつる他の添加剤は酵素カタラー ゼである。カタラーゼ[これは系統的名称であり、番号はE。
C,1,11,1,6(IUB)である]は、過酸化水素の水及び酸素への分解 の触媒となり、本方法においてはグリオキシル酸と酸素のグリコレートオキシダ ーゼ触媒による反応でグリオキシル酸を製造する際の1次生成物である過酸化水 素の分解を促進することによって本方法の収率を改善すると思われる。カタラー ゼの濃度は約50〜約100.00QIU/m/、好ましくは約350〜約14 . 000 I U/m/テあるべきである。カタラーゼ及びグリコレートオキ シダーゼの濃度はカタラーゼ:グリコレートオキシダーゼの比(各に対してIU での比)が少くとも約250 : 1であるように上記範囲内で調節することが 好適である。
FMNは随時添加される成分であり、0.0〜約2.0mM、好ましくは約0. 01〜約0.2mMの濃度で使用される。FMNはグリコレートオキシダーゼの 生産性を向上させると思われる。ここにグリコレートオキシダーゼの生産性とは 、酵素単位当りの、グリオキシル酸に転化されるグリコール酸の量を意味する。
添加されるFMHの濃度は、しばしば酵素の製造中に酵素に添加されるから、酵 素と共に存在するいずれかのFMNに付加されることを理解すべきである。FM Hの構造及びその分析法は、K ヤガイ(Yagai)、「生化学分析法」、第 X巻、インターサイエンス・パブリッンヤーズ(IntersciencePu blishers、New York)、1962年、319〜355頁に見出 される。これは本明細書に参考文献として引用される。
酸素(02)はグリコール酸のグリオキシル酸への転化に対する酸化剤である。
例えばそれは気液界面での液体の撹拌により、又は酸素を透過する膜を通して反 応系に気体として添加することができる。以下の仮定に束縛されたくはないけれ ど、多くの条件下における反応速度は酸素が水性媒体へ溶解する速度によって少 くとも一部制御できると思われる。
即ち酸素は空気中の酸素として反応に添加しつるけれど、比較的純粋な形の酸素 を用いること及び更には昇圧を用いることが好適である。酸素圧の上限は知られ ていないけれど、約50気圧までの酸素圧は好適であり、約15気圧までの酸素 圧は最も好適である。撹拌は高酸素溶解(従って高反応)速度を維持するために 重要である。いずれか通常の形式の撹拌、例えばかき混ぜが有用である。同業者 には公知のように、高剪断撹拌又は泡を生ずる撹拌は酵素の活性を減するので、 回避すべきである。
反応温度は、それが反応速度及び酵素の安定性に影響するから重要な変数である 。約0〜約40℃、好ましくは約5〜約30℃、最も好ましくは5〜20℃の反 応温度範囲が使用できる。勿論温度は水が凍結しはじめる程低くてはならない。
これらの好適な温度は従来報告されているものよりも低く、酵素活性の保持並び に反応(グリコレートの酸化)速度を考慮している。温度は常法によって、例え ばジャケント付きの反応容器を使用し、このジャケットに適当な温度の液体を通 すことによって調節できるが、これに限定されるものではない。
反応容器は反応成分に不活性ないずれかの材料でできていてよい。
反応の完了時に酵素を濾去し、又はその存在が害とならない程十分少量で存在す るならば5分間70℃まで加熱して酵素を変性してもよい。
アミンはイオン交換樹脂を用いて最も簡便に除去される。適当な樹脂はアンバー ライトCG120、アンバーライトlR120[ローム・アンドIIハース社( Rohm & Haas Co、)製]、及びダウエックス50[ダウ・ケミカ ル社(Dow Chemical Co、)製]を含む。このようにアミンを回 収し、続いてこの樹脂を強塩基で処理することによりアミンを再循環することが できる。酵素の濾過及びアミンの回収は更に実施例で例示される。
生成物グリオキシル酸はバニリン、エチルバニリンの製造に有用であり、並びに イオン交換樹脂に及び製薬工業における酸触媒として使用されるしウルマンを参 照]。上述したように、それは普通50重量%水溶液として販売される。ここに グリオキシル酸が特に約23以上のpHの溶液中に存在する場合には、本明細書 におけるグリオキツル酸はグリオキシレートアニオンをも意味するということを 理解すべきである。
次の実施例及び実験において、断らない限り撹拌は磁気撹拌機を用いて行った。
残存する酵素活性は、反応液の一部を取り出し、標準的な分析法(上述)で直接 分解することによって測定した。
これらの実施例及び実験において、正確な分析法をもつことは必須である。高速 液体クロマトグラフィー(HPLC)は優秀な分析法であることがわかり、これ を本明細書で報告する分析に使用した。
HPLC法 反応混合物100μlを0.1N H2SO4300μlと混合し、次いで得ら れる溶液をミリポア・ウルトラフリー(Mi l l iporeUltraf ree)MCフィルター装置(10,000mwのものを濾去)を通して濾過す ることによって分析試料を調製した。グリコール酸、グリオキシル酸、シュウ酸 及びぎ酸に対する分析は、バイオ−ランド・アミネックス(Bio−Rad A m1nex)HPX−87Hカラム(300X7.8mm)及び溶媒として流速 1.0m11分のH2SO4(0,0IN)及びl−ヒドロキシエタン−1,1 −ジホスホン酸(0,1mM)の水溶液を用いるHPLCで40℃下に行った。
装置はウォーターズ(Wa t e r s)の、ポンプ510型、WISPオ ートサンプラー712型、順次UV検知器490E、及び示差屈折計410型を 用いる840型HPLC系であった。シュウ酸、グリオキシル酸、グリコール酸 、ぎ酸、及びプロピオン酸(内部標準)に対する保持時間はそれぞれ4.29. 6.09.7.77.879及び11,4ホウレン草からのグリコレートオキシ ダーゼの製造0.1M燐酸カリウム緩衝剤(pH8,0)1000mlを含む4 1の市販の混合機中においてホウレン草の葉(2000g)を40°Cでホモゲ ナイズした。このパルプを4層のチーズ布を通して絞り、ジュース1800ml を得た。抽出物を、氷酢酸約1mlの添加によってpH5,2の酢性にした。混 合物を140009で15分間遠心分離にかけて固体を除去した。この上澄液に 、20%飽和を達成するために固体の硫酸アンモニウム(10,69/抽出物1 00 mA’)を添加した。pHを6NKOHの添加によって7.8〜8.0に 維持した。溶液を15分間放置した後、これを140009で20分間遠心分離 にかけ、ベレットを捨てた。この上澄液に全体で35%飽和にするために硫酸ア ンモニウム(8,39/100m1)を添加した。15分後に、14000gで 20分間遠心分離することによって沈殿を集めた。このペレットを、2mMフラ ビンモノヌクレオチドを含む20mMエチレンジアミン−MCIの最小容量(p H8,07(約180 ml)に溶解した。溶解した後、硫酸アンモニウムを3 .2Mの最終濃度まで添加した。グリコレートオキシダーゼ硫酸アンモニウム墾 濁液を4℃で暗所下に貯蔵した。
3オンスのフイブリ’r (Fisher)−ポーター(Po r t e r )ガラス製エーロゾル反応容器に、磁気撹拌棒とグリコール酸(250mM)、 エチレンジアミン(EDA)(330mM) 、FMN (0゜01mM)、プ ロピオン酸(HPLC内部標準、75mM)グリコレートオキシダーゼ(GAO )(ホウレン草から、2. OI U/m/) 、及びカタラーゼ(黒色麹菌ク ロカビから、14001U/mf)を含む水溶液lQmnとを入れた。この溶液 の最終pHは8.9であった。反応容器を密閉し、反応混合物を15℃まで冷却 し、次いで反応容器を70psigまで加圧し且つ常圧まで脱気し、これを撹拌 しながら5回行うことによって容器を酸素でフラッシュした。次いで容器を酸素 で70psiまで加圧し、混合物を撹拌した。HPLCでの分析のために規則的 な間隔で試料採取口を通して(容器の圧力降下を招かずに)試料(0,10m/ )を取出し、反応の進行を監視した。4時間後、グリオキシレート、オキザレー ト、及びホーメートのHPLC収率はそれぞれ98.9%、領 5%及び0%で あり、グリコレート06%が残った。グリコレートオキシダーゼ及びカタラーゼ の残存活性は双方ともその初期値の10エチレンジアミンの代りにに2HPO4 (330mM)を用い且つ溶液の最終pHを濃塩酸でpH8,0に調節する以外 実施例1の反応を繰返した。4時間後に、グリオキル−ト、オキザレート、及び ホーメートのHP L C収率はそれぞれ24.0%、03%、及び8.4%で あり、67.1%のグリコレートが残存した。グリコレートオキシダーゼ及びカ タラーゼの残存活性はそれぞれ初期値の95%及び44%であった。
実施例3 3オンスのフィッシャー−ポーターガラス製エーロゾル反応容器に、磁気撹拌棒 とグリコール酸(750mM)、エチレンジアミン(EDA)(862mM)  、FMN (0,1mM) 、プロピオン酸(HPLC内部標準、75 mM) グリコレートオキシダーゼ(ホウレン草から、1.OIU/mjl’)、及びカ タラーゼ(黒色コウジ菌クロカビから、1400IU/rr+/)を話む水溶液 50m/とを入れた。この溶液の最終pHは8゜9であった。反応容器を密閉し 、反応混合物を15℃まで冷却し、次いで反応容器を70psigまで加圧し且 つ常圧まで脱気し、これを撹拌しながら5回行うことによって容器を酸素でフラ ッシュした。次いで容器を酸素で70psiまで加圧し、混合物を撹拌した。H PLCでの分析のために規則的な間隔で試料採取口を通して試料(0,10m1 )を取出し、反応の進行を監視した。90時間後、グリオキシレート、オキザレ ート、及びホーメートのHPLC収率はそれぞれ998%、02%及び0%であ り、グリコレートは残らなかった。グリコレートオキシダーゼ及びカタラーゼの 残存活性はそれぞれその初期値の34%及び88%であった。
3オンスのフィッシャーーポーターガラス製エーロゾル反応容器に、磁気撹拌棒 とグリコール酸(2000mM)、エチレンジアミン(2100mM) 、FM N (0,01mM) 、グリコレートオキシダーゼ(ホウレン草から、1.  ’2 IU/ml) 、及びカタラーゼ(黒色コラン菌りロカビから、1400  I U/rr+1)を含む水溶液10m1とを入れた。この溶液の最終pHは 90であった。反応容器を密閉し、反応混合物を15℃まで冷却し、次いで反応 容器を70psigまで加圧し且つ常圧まで脱気し、これを撹拌しながら5回行 うことによって容器を酸素でフラッシュした。次いで容器を酸素で7Qpsiま で加圧し、混合物を撹拌した。HPLCでの分析のために規則的な間隔で試料0 .10m4を採取し、反応の進行を監視した。31時間後にグリコレートオキシ ダーゼの活性は残っておらず、従ってグリコレートオキシダーゼを更に2゜Of U/m/を添加した。143時間後、グリオキシレート、オキザレート、及びホ ーメートのHPLC収率はそれぞれ96.8%、2.2%、及び1.0%であり 、グリコレートは残存しなかった。グリコレートオキシダーゼ(全量基準)及び カタラーゼの残存活性はそれぞれその初期値の69%及び100%であった。
3オンスのフィッシャーーポーターガラス製エーロゾル反応容器に、磁気撹拌棒 とグリコール酸(250mM)、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(ト リス、330mM) 、FMN (0,02mM) 、プロピオン酸(HPLC 内部標準、75mM)グリコレートオキシダーゼ(GAO)(ホウレン草から、 0. 25 r U/ml) 、及びカタラーゼ(黒色コウジ菌クロカビから、 14001 U/m7)を含む水溶液10m1とを入れた。この溶液の最終pH を5%NaOHで8.3に調節した。反応容器を密閉し、反応混合物を30℃ま で冷却し、次いで反応容器を15ps igまで加圧し且つ常圧まで脱気し、こ れを撹拌しながら5回行うことによって容器を酸素でフラッシュした。次いで容 器を酸素で15ps iまで加圧し、混合物を撹拌した。HPLCでの分析のた めに規則的な間隔で試料採取口を通して(容器の圧力降下を招かずに)試料(0 ,10mA)を取出し、反応の進行を監視した。30時間後、グリオキシレート 、オキザレート、及びホーメートのHPLC収率はそれぞれ89.5%、33% 及び2.8%であり、グリコレートは残らなかった。グリコ1ノートオキシダー ゼ及びカタラーゼの残存活性はそれぞれその初期値の68%及び80%であった 。
グリコール酸及びエチレンジアミンの濃度がそれぞれ2500及び2630mM であり、そして31時間目に更なるグリコレートオキシダーゼを添加しないこと 以外実施例4の反応に従った。143時間後におけるグリオキシレート、オキザ レート、及びホーメートのHPLC収率はそれぞれ27.4%、0%、及び0% であり、72.6%のグリコレートが残留した。このことは2500mMグリコ レートにおいて反応速度が低下することを示す。グリコレートオキシダーゼ及び カタラーゼの残存活性はそれぞれその初期値の68%及び80%であった。
3オンスのフィンシャー−ポーターガラス製エーロゾル反応容器を用いて、カタ ラーゼ及びGAOの活性の温度依存性を決定した。グリコレート(250mM)  、xチレンジアミン(330mM)、グリコレートオキシダーゼ(0,51U /m1) 、カタラーゼ(14001U/m1)、及びFMN (0,01mM )を含む水溶g!!(10rr+1)を、pH8,3、酸素1気圧下に種々の温 度で撹拌した。1時間後に、4o、3o、15、及び5℃で行った反応からのグ リコレートの収率はそれぞれ92.96.99、及び99%であり、一方力タラ ーゼ/GAOの残存活性はそれぞれ38/87.60/100.100/100 、及び100%/100%であった。低反応温度は高グリオキシル酸選択率にお いて高残存酵素活性をもたらした。
実施例8 グリコール酸の酸化に対する酸素圧の影響実施例1に記述した方法を用いること により、グリコール酸(250mM)、トリス緩衝剤(330mM、I)H8, 3) 、プロピオン酸(HPLC内部標準、75mM)、グリコレートオキソダ ーゼ(ホウレン草: 0.251U/m/) 、カタラーゼ(黒色コウジ菌りロ カヒ、140Q T U/m+’) 、及びFMN (0,2mM)を含む水溶 液(10mA’)を空気1気圧(酸素02気圧)或いは酸素1.2.3.6、又 は10気圧下に30℃で撹拌した。(反応の最初の10〜15%にわたる)グリ オキシル酸の、種々の酸素圧下の初期生成速度を下表に示す10、0 1.02 5 実施例9 グリコール酸の酸化に対するグリコレートオキシダーゼの影響実施例1に記述し た方法を用いることにより、グリコール酸(250mM) 、EDA (330 mM) 、プロピオン酸(HPLC内部標準、75mM)、グリコレートオキシ ダーゼ(領 20,0.40、又は4゜01 U/ml> 、カタラーゼ(14 00IU/ml)、及びFMN (鉤01 mM)を含む水溶液(10ml)を 、酸素6気圧下に15℃及びpH8,9において撹拌した。(反応の最初の10 〜15%にわたる)グリオキツル酸の初期生成速度は、大根のGAOを0.20 .0.40、又は4. 0 I U/mi!で用いた時それぞれ137.133 、及び132μモル/ml/分であった。これらの一般的な反応条件下において 、反応速度は酵素の濃度に依存しなかった。
グリオキツル酸の大規模な酵素による合成を、濾過膜の代りに厚さ1゜6mmの テフロンレートを用い且つ機械的に駆動される翼型撹拌機を有するアミコン(A micon)2000型高生産性撹拌槽を用いて例示する。グリコール酸(11 39,1,49ミリモル)、エチレンジアミン(95g、1.58モル) 、F MN (9,7m9.0.02ミリモル)、及びカタラーゼ(黒色コウジ菌クロ カビからのもの(シグマL2.8X1061U]を含む溶液21に、グリコレー トオキシダーゼ(2000IU、ホウレン草から単離)を添加し、得られる混合 物(最終pH=8゜9)を酸素6気圧下に15℃で撹拌した。HPLCでの分析 のために試料を規則的な間隔で採取し、反応の進行を監視した。77時間後、反 応混合物のHPLC分析は、グリコール酸(1109、収率996%)、ぎ酸( 0,2%)、及び/ユウ酸(収率0. 2%)だけが反応生成物であり、またグ リコール酸の完全な添加が達成されたことを示した。グリコレートオキソダーゼ 及びカタラーゼの活性は、それぞれその初期活性の74及び87%であった。反 応溶液に窒素を吹きこみ、次いで反応混合物を窒素下に5分間70℃に加熱する ことによって反応を停止させた。
沈殿した蛋白質を遠心分離によって除去し、またFMNを反応混合物の活性炭を 通す濾過によって除去した。いずれか存在する可溶性蛋白質を、10.000m w排除フィルターを有するミリポア・ミニタン(Mlllipore Mini tan)濾過システムで濾過し、次いでグリオキシレート及びエチレンジアミン (EDA)をイオン交換クロマトグラフィーで分離した。
アンバーライトCG−120(9009、ローム・アンド・ハース社、100〜 200メツシユ、45ミリ当量/9)を1.ON HCIに墾濁させて膨潤した 樹脂2.01を得、次いでこれを蒸留水でゆすいで過剰のHCIを除去した。5 0X100cmのファーマシア(Pharmacia)Kカラムに、この洗浄し た慴脂1900m1を充填し、このカラム中を蒸留水2.Olを8.0m11分 で通し、次いでグリオキシル酸/エチレンンアミン(EDA)反応混合物(ED Ao、78モル及びグリオキシル酸0.75モルを含有)の半分を流速8ml/ 分でカラムに負荷した。そして254nmの吸光度で監視して、グリオキシル酸 を最初の水流出相中に集めた。グリオキシル酸含有流出液約2.21を集めた。
次いでエチレンジアミンをIN NaOH3,41で流出させ、EDAo、77 モルを得た(回収率99%)。このカラムをIN HCl (2,418)で洗 浄し、次いで蒸留水31でゆすいでクロライドを除去した。グリオキツル酸/E DA流出物の1.11の2つの両分をイオン交換カラムで分離することによって 得たグリオキシル酸を含むカラム留分を一緒にし、ロータリーエバポレーターで 40℃下に濃縮し、グリオキシル酸140モル(収率94%)を含む50重量% 溶液を得た。この製造されたグリオキシル酸の純度は+3c NMR分光法及び HPLC分析で決定して995%以上であった。
カタラーゼの添加を省略する以外実施例1の反応を繰返した。4時間後、グリオ キシレート、オキザレート及びホーメートのHPLC収率はそれぞれ6.2.0 7、及び163%であり、7.1%のグリコレートが残った。これはカタラーゼ が存在しないと選択率の低下することを示す、グリコレートオキシダーゼの残存 活性はその初期値の5%であった。
脱イオン水12.5g、グリコール酸300mg、トリス1.2g及びFMNの 0.02mM溶液109をpH6,8のホスフェート緩衝液中で混合することに よって原液を準備した。次いで牛の肝臓のカタラーゼ[シグマ・ケミカル社(S igma Chemical Co、。
St、Louis、MO,63878)から購入、カタログ番号C−10、約1 200 IU/mg] 2mgを含む250mA’のアーレンマイヤー・フラス コに原液10g部分を入れた。グリコレートオキシダーゼ[シグ、マのカタログ 番号G−4136、砂糖大根から、溶液は2.4M(NH4)2SO4,10m M)リス、5mM FMNを含有し且つ約7゜51U/m/を有する〕呼局液0 .59部分を遠心分離にかけ、そして液体を捨てた。アーレンマイヤー・フラス コ中の溶液にこの固体を添加した。pHは8.5であった。フラスコを、02約 200rr+4/分で5分間酸素でパージした。次いでフラスコを密閉し、これ を手首型運動振とう機で約23時間振とうした。HPLCによる分析(正確には 異なるが、上述したものと同様)は、グリコレートが完全にグリオキシレートに 酸化され、少量のオキザレートの生成したこと示した。
脱イオン水12.4ml、グリコール酸305mg、pH7,5のホスフェート 緩衝液中0.15mM FMNl、09、及びエチレンジアミンの20重量%水 溶液1.3gを混合することによって原液を調製した。
この原液129、牛の肝臓のカタラーゼ(ノグマ、カタログ番号C−10、約2 800 I U/mv) 4mq、及び市販のグリコレートオキシダーゼ懸濁液 (ング7G−8620,3,2M (NH4)2SO4,2mM FMNを含有 、2.81U/m/、グリコレートオキシダーゼをホウレン草から単離)10g から遠心分離で得た固体を混合することによって反応混合物を準備した。このp Hは91であった。
反応器は、3つの成分即ち内径1.5mm及び外径3.2mm、長さ3.65m のシリコーンゴム管(ダウ コーニング社(Dow Corning Corp 、)]、vスターフレックス(MasterfleX)ぜん動式ポンプ、及び受 器として役立つ内径10mm及び長さ10Qmmの(ガラス製)試験管を有した 。ポンプへ及びからの管は試験管受器を閉じる栓を通過させた。反応混合物を反 応器へ導入し、次いでポンプにより3.5m17分の速度で約23時間、管中を 通した。この期間巾約5mlが管中にあり、また5mlが受器中にあった(但し すべてが循環された)。この管を、穏やかな空気流中でゆるくコイル状に巻いた 。
HPLC分析(正確には異なるが、上述したものと同様)はグリコレートのグリ オキシレートへの完全酸化と少量のオキザレートを示した。
15m1のポリプロピレン製の遠心分離管に、グリコール酸(3,3mM) 、 K2HP 04 (33mM、 p H8、0) 、グリコレートオキシダーゼ (ホウレン草、0. 3310/ml) 、カタラーゼ(牛の肝臓、1400  IU/ml) 、及びFMN (0,01mM)を含む水溶液3mlを入れた。
この溶液を空気中において30℃に維持し、0.15mA’の両分を取出し、ミ リポアの10.000mw排除フィルターを通して濾過し、そしてHPLCで分 析した。1時間後、グリオキシレート、オキザレート、及びホーメートの収率は それぞれ809%、38%、及び0%であり、155%のグリコレートが残留し た。2時間後、グリオキシレート、オキザレート、及びホーメートの収率はそれ ぞれ80゜6%、19.7%、及び0%であり、グリコレートは残らなかった。
本発明の好適な具体例は上述してきたけれど、本発明をここに開示する正確な指 示に限定する意図はないことを理解すべきであり、請求の範囲に定義される如き 本発明の範囲内に入るすべての変化及び改変に対しての権利を留保していること も理解すべきである。
国際調査報告 、□8、。、1゜1.&。。1.。1.。、。ρCT/US 90105659

Claims (101)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.水溶液中pH約7〜約10において、グリコール酸、グリコレートオキシダ ーゼ及び酸素を、グリオキシル酸の収率を改善する1種又はそれ以上の添加剤の 有効量の存在下に接触させることを含んでなる、但しグリコール酸の初期濃度が 200〜約2500mMである、グリオキシル酸の製造法。
  2. 2.初期グリコール酸濃度が約250〜約1500mMである請求の範囲1方法 。
  3. 3.初期グリコール酸濃度が約500〜約1000mMである請求の範囲2方法 。
  4. 4.グリコレートオキシダーゼが約0.001〜約1000IU/mlの濃度で 存在する請求の範囲1の方法。
  5. 5.グリコレートオキシダーゼが約0.1〜約4IU/mlの濃度で存在する請 求の範囲4の方法。
  6. 6.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲1の方法。
  7. 7.pHが約8.0〜約9.0である請求の範囲6の方法。
  8. 8.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲3の方法。
  9. 9.pHを反応の開始時に約9.5に調節し、反応の進行につれて約8.0程度 の低値へ低下せしめる請求の範囲1の方法。
  10. 10.グリコール酸の収率を改善する添加剤がエチレンジアミン及びトリス(ヒ ドロキシメチル)メチルアミン及び/又はその混合物である請求の範囲1の方法 。
  11. 11.添加剤がエチレンジアミンである請求の範囲10の方法。
  12. 12.グリコール酸の収率を改善する添加剤がエチレンジアミン及びトリス(ヒ ドロキシメチル)メチルアミン及び/又はその混合物である請求の範囲3の方法 。
  13. 13.添加剤がエチレンジアミンである請求の範囲12の方法。
  14. 14.アミン添加剤がグリコール酸のモル量よりも過剰量で存在する請求の範囲 10の方法。
  15. 15.出発のアミンとグリコール酸との比が約1.0〜約3.0である請求の範 囲14の方法。
  16. 16.出発のアミンとグリコール酸との比が約1.0〜約2.0である請求の範 囲15の方法。
  17. 17.出発のアミンとグリコール酸との比が約1.05〜約1.33である請求 の範囲16の方法。
  18. 18.水溶液中pH約7〜約10において、グリコール酸、グリコレートオキシ ダーゼ及び酸素をカタラーゼの存在下に接触させることを含んでなる、但し該グ リコール酸の初期濃度か200〜約2500mMである、グリオキシル酸の選択 的製造法。
  19. 19.カタラーゼの濃度が約50〜約100,000IU/mlである請求の範 囲18の方法。
  20. 20.カタラーゼの濃度が約350〜約14,000IU/mlである請求の範 囲19の方法。
  21. 21.カタラーゼとグリコレートオキシダーゼの比が少くとも約250:1であ る請求の範囲19の方法。
  22. 22.カタラーゼ及び選択されたアミンの双方が添加剤として存在する請求の範 囲1の方法。
  23. 23.初期のアミンとグリコール酸との比が約1.0〜約2.0であり、カタラ ーゼの初期濃度が約50〜約100,000IU/mlであり、そしてグリコレ ートオキシダーゼの初期濃度が約0.001〜約1000IU/mlである請求 の範囲22の方法。
  24. 24.初期のアミンとグリコール酸との比が約1.05〜約1.33であり、カ タラーゼの初期濃度が約350〜約14.000IU/mlであり、そしてグリ コレートオキシダーゼの初期濃度が約0.1〜約4.0IU/mlである請求の 範囲23の方法。
  25. 25.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲24の方法。
  26. 26.温度が約0〜約40℃である請求の範囲25の方法。
  27. 27.温度が約5〜約30℃である請求の範囲26の方法。
  28. 28.温度が約5〜約20℃である請求の範囲27の方法。
  29. 29.酸素を大気圧下に気体として添加する請求の範囲1の方法。
  30. 30.酸素を大気圧以上の圧力において気体として添加する請求の範囲1の方法 。
  31. 31.酸素を約50気圧までの圧力において気体として添加する請求の範囲30 の方法。
  32. 32.酸素を約15気圧までの圧力において気体として添加する請求の範囲31 の方法。
  33. 33.カタラーゼ及び選択されたアミンの双方が添加剤として存在する請求の範 囲3の方法。
  34. 34.初期のアミンとグリコール酸との比が約1.0〜約3.0であり、カタラ ーゼの初期濃度が約50〜約100,000IU/mlであり、そしてグリコレ ートオキシダーゼの初期濃度が約0.001〜約1000IU/mlである請求 の範囲33の方法。
  35. 35.初期のアミンとグリコール酸との比が約1.05〜約1.33であり、カ タラーゼの初期濃度が約350〜約14,000IU/mlであり、そしてグリ コレートオキシダーゼの初期濃度が約0.1〜約4.0IU/mlである請求の 範囲34の方法。
  36. 36.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲35の方法。
  37. 37.温度が約0〜約40℃である請求の範囲36の方法。
  38. 38.温度が約5〜約30℃である請求の範囲37の方法。
  39. 39.温度が約5〜約20℃である請求の範囲38の方法。
  40. 40.酸素を約50気圧までの圧力において気体として添加する請求の範囲37 の方法。
  41. 41.酸素を約15気圧までの圧力において気体として添加する請求の範囲40 の方法。
  42. 42.FMNが工程に存在する請求の範囲1の方法。
  43. 43.FMNが工程に存在する請求の範囲10の方法。
  44. 44.FMNが工程に存在する請求の範囲18の方法。
  45. 45.FMNが工程に存在する請求の範囲22の方法。
  46. 46.添加されるFMNの初期濃度が約2.0mM又はそれ以下である請求の範 囲42の方法。
  47. 47.添加されるFMNの初期濃度が約0.01〜約0.2mMである請求の範 囲46の方法。
  48. 48.反応に対する酸素を気体として添加し、そして水溶液を酸素と反応溶液の 界面において撹拌することによって該溶液と接触させる請求の範囲1の方法。
  49. 49.反応に対する酸素を気体として添加し、そして水溶液を酸素と反応溶液の 界面において撹拌することによって該溶液と接触させる請求の範囲22の方法。
  50. 50.酸素を酸素透過性の膜を通して添加する請求の範囲1の方法。
  51. 51.酸素を酸素透過性の膜を通して添加する請求の範囲22の方法。
  52. 52.酸素を空気として添加する請求の範囲48の方法。
  53. 53.酸素を空気として添加する請求の範囲51の方法。
  54. 54.酸素が本質的に純粋形である請求の範囲48の方法。
  55. 55.酸素が本質的に純粋形である請求の範囲49の方法。
  56. 56.撹拌に供する請求の範囲1の方法。
  57. 57.反応温度が約0〜約40℃であり、但し温度が反応混合物中の水を凍結さ せるほど低くない請求の範囲1の方法。
  58. 58.反応温度が約5〜約30℃である請求の範囲57の方法。
  59. 59.反応温度が約5〜約20℃である請求の範囲58の方法。
  60. 60.反応温度が約0〜約40℃であり、但し温度が反応混合物中の水を凍結さ せるほど低くない請求の範囲3の方法。
  61. 61.反応温度が約5〜約30℃である請求の範囲60の方法。
  62. 62.反応温度が約5〜約20℃である請求の範囲61の方法。
  63. 63.反応後に存在するいずれかの酵素を濾去する請求の範囲1の方法。
  64. 64.初期グリコール酸濃度が約500〜約1000mMである請求の範囲18 の方法。
  65. 65.グリコレートオキシダーゼが約0.001〜約1000IU/mlの初期 濃度で存在する請求の範囲64の方法。
  66. 66.グリコレートオキシダーゼが約0.1〜約4IU/mlの初期濃度で存在 する請求の範囲65の方法。
  67. 67.pHが約8.0〜約9.0である請求の範囲18の方法。
  68. 68.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲65の方法。
  69. 69.アミンをエチレンジアミン及びトリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン から選択する請求の範囲22の方法。
  70. 70.存在する唯一のアミンがエチレンジアミンである請求の範囲69の方法。
  71. 71.出発のアミンとグリコール酸の比が約1.0〜約2.0である請求の範囲 69の方法。
  72. 72.出発のアミンとグリコール酸の比が約1.05〜約1.33である請求の 範囲71の方法。
  73. 73.カタラーゼの初期濃度が約50〜約100,000IU/mlである請求 の範囲72の方法。
  74. 74.カタラーゼの初期濃度が約350〜約14,000IU/mlである請求 の範囲73の方法。
  75. 75.カタラーゼの初期濃度が約350〜約14,000IU/mlである請求 の範囲71の方法。
  76. 76.グリコレートオキシダーゼの初期濃度が約0.1〜約4IU//mlであ る請求の範囲75の方法。
  77. 77.初期のカタラーゼとグリコレートオキシダーゼの比が少くとも約250: 1である請求の範囲76の方法。
  78. 78.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲77の方法。
  79. 79.温度が約0〜約40℃である請求の範囲78の方法。
  80. 80.温度が約5〜約30℃である請求の範囲79の方法。
  81. 81.温度が約5〜約20℃である請求の範囲80の方法。
  82. 82.添加されるFMNも初期濃度が約2.0mM又はそれ以下である請求の範 囲79の方法。
  83. 83.添加されるFMNの初期濃度が約0.01〜約0.2mMである請求の範 囲82の方法。
  84. 84.初期のカタラーゼとグリコレートオキシダーゼの比が少くとも約250: 1である請求の範囲81の方法。
  85. 85.FMNが存在する請求の範囲3の方法。
  86. 86.FMNが約2.0mM以下の初期濃度で存在する請求の範囲44の方法。
  87. 87.FMNが約0.01〜約0.2mMの初期濃度で存在する請求の範囲86 の方法。
  88. 88.FMNが存在する請求の範囲37の方法。
  89. 89.FMNが存在する請求の範囲26の方法。
  90. 90.FMNが約2.0mM以下の初期濃度で存在する請求の範囲89の方法。
  91. 91.FMNが約0.01〜約0.2mMの初期濃度で存在する請求の範囲90 の方法。
  92. 92.FMNが約2.0mM以下の初期濃度で存在する請求の範囲43の方法。
  93. 93.FMNが約0.01〜約0.2mMの初期濃度で存在する請求の範囲93 の方法。
  94. 94.グリコレートオキシダーゼが約0.1〜約4IU/mlの濃度で存在する 請求の範囲20の方法。
  95. 95.pHが約8.0〜約9.5である請求の範囲94の方法。
  96. 96.温度が約0〜約40℃である請求の範囲95の方法。
  97. 97.温度が約5〜約20℃である請求の範囲96の方法。
  98. 98.FMNが存在する請求の範囲97の方法。
  99. 99.反応後に存在するいずれかの酵素を濾過及び/又は加熱によって除去する 請求の範囲1の方法。
  100. 100.反応後に存在するいずれかのアミンをイオン交換樹脂の使用によって除 去する請求の範囲10の方法。
  101. 101.反応後に存在するいずれかのアミンをイオン交換樹脂の使用によって除 去する請求の範囲22の方法。
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