JPH0566270A - 移動体識別装置及びその応答器 - Google Patents
移動体識別装置及びその応答器Info
- Publication number
- JPH0566270A JPH0566270A JP22705891A JP22705891A JPH0566270A JP H0566270 A JPH0566270 A JP H0566270A JP 22705891 A JP22705891 A JP 22705891A JP 22705891 A JP22705891 A JP 22705891A JP H0566270 A JPH0566270 A JP H0566270A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- unit
- interrogator
- transponder
- responder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 情報の相互通信が可能な移動体識別装置を提
供する 【構成】 応答器10はアンテナ11、変調部12、書込受信
部13、変調信号発生部14、情報記憶部15、インターフェ
ース部16、及び情報操作部17を備えている。アンテナ11
と変調部12及び書込受信部13とはそれぞれ別に電気的に
接続されており、書込受信部13と情報記憶部15、変調部
12と変調信号発生部14、情報記憶部15と変調信号発生部
14とがそれぞれ電気的に接続されている。伝送手段はア
ンテナ11、変調部12、書込受信部13及び変調信号発生部
14から構成される。インタフェース部16及び情報操作部
17がシリアルに情報記憶部15に接続される。情報操作部
17は情報の入出力及び変更を行うために、各種演算処理
を行うマイクロプロセッサと周辺機器(キーボード、C
RT等)とを備えている。情報処理手段は、情報記憶部
15、インタフェース部16及び情報操作部17から構成され
る。
供する 【構成】 応答器10はアンテナ11、変調部12、書込受信
部13、変調信号発生部14、情報記憶部15、インターフェ
ース部16、及び情報操作部17を備えている。アンテナ11
と変調部12及び書込受信部13とはそれぞれ別に電気的に
接続されており、書込受信部13と情報記憶部15、変調部
12と変調信号発生部14、情報記憶部15と変調信号発生部
14とがそれぞれ電気的に接続されている。伝送手段はア
ンテナ11、変調部12、書込受信部13及び変調信号発生部
14から構成される。インタフェース部16及び情報操作部
17がシリアルに情報記憶部15に接続される。情報操作部
17は情報の入出力及び変更を行うために、各種演算処理
を行うマイクロプロセッサと周辺機器(キーボード、C
RT等)とを備えている。情報処理手段は、情報記憶部
15、インタフェース部16及び情報操作部17から構成され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体識別装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】移動体識別装置は、一般的に、固定した
位置に配置された質問器と移動体等に取り付けられた応
答器とを備えており、生産ラインの部品の投入、検査、
払い出し等の工程での製品個々の仕様、加工及び検査等
の情報を管理するのに有効な装置である。移動体識別装
置は、生産ライン以外にも、搬送、物流等で利用されて
おり、データキャリアシステムとも呼ばれている。
位置に配置された質問器と移動体等に取り付けられた応
答器とを備えており、生産ラインの部品の投入、検査、
払い出し等の工程での製品個々の仕様、加工及び検査等
の情報を管理するのに有効な装置である。移動体識別装
置は、生産ライン以外にも、搬送、物流等で利用されて
おり、データキャリアシステムとも呼ばれている。
【0003】この種の移動体識別装置の基本構成を図4
に示す。質問器40はコントローラ41とアンテナ42(方式
によってはヘッドと呼ばれる)とから構成されており、
両者が一体化されたものや分離されたものがある。応答
器43はデータキャリアとも呼ばれており、通常、アンテ
ナが内蔵された密閉構造を有しており、移動体44に取り
付けられる。また、質問器40の上位にはコンピュータ45
が接続され、質問器40を複数管理することも実施されて
いる。
に示す。質問器40はコントローラ41とアンテナ42(方式
によってはヘッドと呼ばれる)とから構成されており、
両者が一体化されたものや分離されたものがある。応答
器43はデータキャリアとも呼ばれており、通常、アンテ
ナが内蔵された密閉構造を有しており、移動体44に取り
付けられる。また、質問器40の上位にはコンピュータ45
が接続され、質問器40を複数管理することも実施されて
いる。
【0004】質問器40と応答器43との間での情報の受け
渡しは、次のように実施される。
渡しは、次のように実施される。
【0005】質問器40は読取りのための質問信号電波を
発信し、その検出可能範囲に入った応答器43はこれを受
信して記憶している情報を応答信号として発信する。こ
の応答を質問器40が受信、解読して必要な情報を上位の
コンピュータに送る。また、質問器40は書込みのための
質問信号電波を発信し、応答した応答器43に対して情報
を発信し、応答器43の情報記憶部に情報を書込む。
発信し、その検出可能範囲に入った応答器43はこれを受
信して記憶している情報を応答信号として発信する。こ
の応答を質問器40が受信、解読して必要な情報を上位の
コンピュータに送る。また、質問器40は書込みのための
質問信号電波を発信し、応答した応答器43に対して情報
を発信し、応答器43の情報記憶部に情報を書込む。
【0006】この応答器43の有する記憶情報の質問器40
による自動遠隔読み出し及び自動遠隔書込みが移動体識
別装置の基本機能である。従って、基本的に、情報は質
問器40によって支配されており、応答器43側では情報の
入出力等の処理は実施できない。
による自動遠隔読み出し及び自動遠隔書込みが移動体識
別装置の基本機能である。従って、基本的に、情報は質
問器40によって支配されており、応答器43側では情報の
入出力等の処理は実施できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとき従来の
移動体識別装置によると、情報の相互通信を実施するこ
とができないという問題がある。即ち、情報は質問器に
よって支配されているため、情報の読取り及び書込みは
全て質問器を介して実施される。従って、移動体に生じ
た情報の変化は従来の応答器では対処し得ず、この情報
は質問器へ伝送されないことになる。
移動体識別装置によると、情報の相互通信を実施するこ
とができないという問題がある。即ち、情報は質問器に
よって支配されているため、情報の読取り及び書込みは
全て質問器を介して実施される。従って、移動体に生じ
た情報の変化は従来の応答器では対処し得ず、この情報
は質問器へ伝送されないことになる。
【0008】例えば、鉄道にこの種の移動体識別装置を
用い、地上に設けられた質問器と列車に取り付けられた
応答器とが通信を行う場合、地上から列車を制御するこ
とは可能であるが、列車内で発生した任意の列車情報を
地上に伝えることはできず、また列車内で情報を参照す
ることは不可能である。
用い、地上に設けられた質問器と列車に取り付けられた
応答器とが通信を行う場合、地上から列車を制御するこ
とは可能であるが、列車内で発生した任意の列車情報を
地上に伝えることはできず、また列車内で情報を参照す
ることは不可能である。
【0009】従って、本発明は、情報の相互通信が可能
な移動体識別装置を提供するものである。
な移動体識別装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、応答器
と、この応答器に対して無変調の伝送媒体を送出する伝
送手段を具備した質問器とを備えており、応答器が、情
報を記憶するためのメモリを含みかつ前記情報の入出力
処理及び該情報の前記メモリへの記憶処理を行うための
情報処理手段と、該情報処理手段に電気的に接続されて
おり、前記質問器から発せられた無変調の伝送媒体に対
して前記メモリに記憶された情報に基づいて変調を行い
前記質問器へと送出する伝送手段とを具備している移動
体識別装置及びその応答器が提供される。
と、この応答器に対して無変調の伝送媒体を送出する伝
送手段を具備した質問器とを備えており、応答器が、情
報を記憶するためのメモリを含みかつ前記情報の入出力
処理及び該情報の前記メモリへの記憶処理を行うための
情報処理手段と、該情報処理手段に電気的に接続されて
おり、前記質問器から発せられた無変調の伝送媒体に対
して前記メモリに記憶された情報に基づいて変調を行い
前記質問器へと送出する伝送手段とを具備している移動
体識別装置及びその応答器が提供される。
【0011】
【作用】本発明による移動体識別装置では、応答器が情
報の入出力処理及びメモリへの情報の記憶処理を行うた
めことができる情報処理手段を備えたので、これによっ
て応答器に於いて任意の情報が入出力処理及び記憶処理
される。即ち、応答器において発生した情報が、情報処
理手段によって入力されメモリに記憶される。また、メ
モリに記憶されている情報は、情報処理手段によって出
力される。具体的には、その情報は情報処理手段の一部
を構成する周辺端末装置等から出力される。従って、質
問器により発せられた変調した伝送媒体に依存すること
なく、情報処理手段よって応答器のメモリに情報を書込
む又は応答器の記憶情報を書換えることが可能であり、
応答器単体の任意情報で質問器からの無変調波を変調す
ることができる。また、応答器の記憶情報によって変調
された反射波に依存することなく、応答器側で情報処理
手段によって情報を取り出すことも可能である。
報の入出力処理及びメモリへの情報の記憶処理を行うた
めことができる情報処理手段を備えたので、これによっ
て応答器に於いて任意の情報が入出力処理及び記憶処理
される。即ち、応答器において発生した情報が、情報処
理手段によって入力されメモリに記憶される。また、メ
モリに記憶されている情報は、情報処理手段によって出
力される。具体的には、その情報は情報処理手段の一部
を構成する周辺端末装置等から出力される。従って、質
問器により発せられた変調した伝送媒体に依存すること
なく、情報処理手段よって応答器のメモリに情報を書込
む又は応答器の記憶情報を書換えることが可能であり、
応答器単体の任意情報で質問器からの無変調波を変調す
ることができる。また、応答器の記憶情報によって変調
された反射波に依存することなく、応答器側で情報処理
手段によって情報を取り出すことも可能である。
【0012】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
明する。
【0013】図1は本発明の一実施例による応答器の構
成を概略的に示すブロック図であり、図2はこの応答器
を用いた移動体識別装置の構成を示すブロック図であ
る。
成を概略的に示すブロック図であり、図2はこの応答器
を用いた移動体識別装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0014】これらの図から明らかなように、応答器10
はアンテナ11、変調部12、書込受信部13、変調信号発生
部14、情報記憶部15、インターフェース部16及び情報操
作部17を備えている。アンテナ11と変調部12及び書込受
信部13とはそれぞれ別に電気的に接続されており、書込
受信部13と情報記憶部15、変調部12と変調信号発生部1
4、情報記憶部15と変調信号発生部14とがそれぞれ電気
的に接続されている。伝送手段はアンテナ11、変調部1
2、書込受信部13及び変調信号発生部14から構成され
る。
はアンテナ11、変調部12、書込受信部13、変調信号発生
部14、情報記憶部15、インターフェース部16及び情報操
作部17を備えている。アンテナ11と変調部12及び書込受
信部13とはそれぞれ別に電気的に接続されており、書込
受信部13と情報記憶部15、変調部12と変調信号発生部1
4、情報記憶部15と変調信号発生部14とがそれぞれ電気
的に接続されている。伝送手段はアンテナ11、変調部1
2、書込受信部13及び変調信号発生部14から構成され
る。
【0015】アンテナ11は、例えば、送受信を兼ねた方
形パッチアンテナが用いられる。図中、分かり易くする
ために、アンテナ11は3つ描かれているが、本実施例に
おいてこれらは1つで兼ねている。また、図中アンテナ
11は独立して描かれているが、アンテナ11は応答器の筐
体に内蔵されてもよいし、アンテナ11と例えば変調部1
2、書込受信部13及び変調信号発生部14とを含んだ部分
を独立させた1つの筐体に収めてもよい。
形パッチアンテナが用いられる。図中、分かり易くする
ために、アンテナ11は3つ描かれているが、本実施例に
おいてこれらは1つで兼ねている。また、図中アンテナ
11は独立して描かれているが、アンテナ11は応答器の筐
体に内蔵されてもよいし、アンテナ11と例えば変調部1
2、書込受信部13及び変調信号発生部14とを含んだ部分
を独立させた1つの筐体に収めてもよい。
【0016】変調部12は、受信した無変調のマイクロ波
に、ディジタル変調を施す。変調信号発生部14はその変
調信号を発生させる装置である。書込受信部13は、受信
した変調波を復調する装置である。
に、ディジタル変調を施す。変調信号発生部14はその変
調信号を発生させる装置である。書込受信部13は、受信
した変調波を復調する装置である。
【0017】情報記憶部15はインターフェース、制御部
及びメモリを備えている(図示せず)。制御部は、マイ
クロプロセッサを含んでおり、メモリはROM及びRA
Mから成る。ここで、メモリはRAMのみから構成され
てもよい。インターフェースはアンテナとのインターフ
ェースを実施する装置であり、信号のパラレル/シリア
ル変換又はシリアル/パラレル変換を行う。
及びメモリを備えている(図示せず)。制御部は、マイ
クロプロセッサを含んでおり、メモリはROM及びRA
Mから成る。ここで、メモリはRAMのみから構成され
てもよい。インターフェースはアンテナとのインターフ
ェースを実施する装置であり、信号のパラレル/シリア
ル変換又はシリアル/パラレル変換を行う。
【0018】インタフェース部16及び情報操作部17がシ
リアルに情報記憶部15に図1の様に接続される。情報操
作部17は情報の入出力及び変更を行うために、各種演算
処理を行うマイクロプロセッサと周辺機器(キーボー
ド、CRT等)とを備えている。応答器における情報の
入出力処理は、オペレータ等によって情報操作部17を介
して実行される。また、周辺機器は各種センサー及びそ
の信号変換回路(A/D変換器等を含む)を具備しても
よい。
リアルに情報記憶部15に図1の様に接続される。情報操
作部17は情報の入出力及び変更を行うために、各種演算
処理を行うマイクロプロセッサと周辺機器(キーボー
ド、CRT等)とを備えている。応答器における情報の
入出力処理は、オペレータ等によって情報操作部17を介
して実行される。また、周辺機器は各種センサー及びそ
の信号変換回路(A/D変換器等を含む)を具備しても
よい。
【0019】本実施例においては、情報処理手段は、情
報記憶部15、インタフェース部16及び情報操作部17から
構成される。
報記憶部15、インタフェース部16及び情報操作部17から
構成される。
【0020】図2に示すように、移動体識別装置は応答
器10及び質問器18を具備しており、さらに質問器18の上
位にコンピュータが接続される。質問器18はアンテナ1
9、質問用送信部分20、読取用受信部21、書込用送信部2
2及びデータ処理部23を備えている。質問用送信部分20
は読取コマンドを送信し、その後無変調のマイクロ波を
送信する機能を有する。読取用受信部21は応答器10から
の応答を受信し復調する。書込用送信部22は応答器10へ
伝送する情報に応じてマイクロ波を変調する。図中、分
かり易くするために、アンテナ19は3つ描かれている
が、通常、指向性の向上及び遠距離通信対応のため方形
パッチアンテナを複数個配列したアレーアンテナが用い
られる。
器10及び質問器18を具備しており、さらに質問器18の上
位にコンピュータが接続される。質問器18はアンテナ1
9、質問用送信部分20、読取用受信部21、書込用送信部2
2及びデータ処理部23を備えている。質問用送信部分20
は読取コマンドを送信し、その後無変調のマイクロ波を
送信する機能を有する。読取用受信部21は応答器10から
の応答を受信し復調する。書込用送信部22は応答器10へ
伝送する情報に応じてマイクロ波を変調する。図中、分
かり易くするために、アンテナ19は3つ描かれている
が、通常、指向性の向上及び遠距離通信対応のため方形
パッチアンテナを複数個配列したアレーアンテナが用い
られる。
【0021】データ処理部23は制御部、インターフェー
ス及びデータバッファを備えており、制御部は、一般的
に、マイクロプロセッサを含む(図示せず)。インター
フェースはアンテナとのインターフェースを実施する装
置であり、信号のパラレル/シリアル変換又はシリアル
/パラレル変換を行う。データバッファはRAM等で構
成され、情報を蓄えるために使用される。また、上位の
コンピュータとは別のインターフェースを介して接続さ
れる。
ス及びデータバッファを備えており、制御部は、一般的
に、マイクロプロセッサを含む(図示せず)。インター
フェースはアンテナとのインターフェースを実施する装
置であり、信号のパラレル/シリアル変換又はシリアル
/パラレル変換を行う。データバッファはRAM等で構
成され、情報を蓄えるために使用される。また、上位の
コンピュータとは別のインターフェースを介して接続さ
れる。
【0022】上記のように構成された移動体識別装置に
よれば、質問器18のアンテナ19から放射された変調した
マイクロ波は、応答器10が通信可能範囲内にいるならば
応答器10のアンテナ11によって受信され、書込受信部13
で復調される。復調された信号は情報記憶部15のインタ
ーフェースでパラレル信号に変換された後、制御部で書
込コマンドが検出され、書込コマンドに続く書込情報が
メモリに格納される。また、質問器18によって発せられ
た変調したマイクロ波に依存することなく、情報操作部
17によって応答器に情報が書込まれたり、応答器の記憶
情報が書換えられる。これらの情報は、オペレータ等に
よって情報操作部17の周辺機器を介して入出力処理され
る。
よれば、質問器18のアンテナ19から放射された変調した
マイクロ波は、応答器10が通信可能範囲内にいるならば
応答器10のアンテナ11によって受信され、書込受信部13
で復調される。復調された信号は情報記憶部15のインタ
ーフェースでパラレル信号に変換された後、制御部で書
込コマンドが検出され、書込コマンドに続く書込情報が
メモリに格納される。また、質問器18によって発せられ
た変調したマイクロ波に依存することなく、情報操作部
17によって応答器に情報が書込まれたり、応答器の記憶
情報が書換えられる。これらの情報は、オペレータ等に
よって情報操作部17の周辺機器を介して入出力処理され
る。
【0023】情報の読取りは次のように実施される。質
問器18のアンテナ19から応答器10へ読取コマンドを送信
した後、無変調のマイクロ波を応答器10に送信する。応
答器10はこの無変調信号を受信し、情報記憶部15の制御
部が指定された情報をメモリから読出しインターフェー
スでシリアル信号に変換し、この信号を基に変調信号発
生部14で変調信号を発生させ、さらにこれによって受信
した無変調波を変調部12で変調して質問器18へ送り返
す。
問器18のアンテナ19から応答器10へ読取コマンドを送信
した後、無変調のマイクロ波を応答器10に送信する。応
答器10はこの無変調信号を受信し、情報記憶部15の制御
部が指定された情報をメモリから読出しインターフェー
スでシリアル信号に変換し、この信号を基に変調信号発
生部14で変調信号を発生させ、さらにこれによって受信
した無変調波を変調部12で変調して質問器18へ送り返
す。
【0024】従って、これによって応答器10単体の任意
の記憶情報で質問器18からの無変調波を変調することが
でき、応答器10から質問器18に対し任意の情報を伝送す
ることが可能となる。
の記憶情報で質問器18からの無変調波を変調することが
でき、応答器10から質問器18に対し任意の情報を伝送す
ることが可能となる。
【0025】また、応答器10によって変調した反射波に
依存することなく、情報操作部17の周辺機器を介して応
答器10側で情報を取り出すことも可能である。
依存することなく、情報操作部17の周辺機器を介して応
答器10側で情報を取り出すことも可能である。
【0026】従って、上記実施例によれば、任意の情報
を応答器10から質問器18へ伝送して処理する、及び質問
器18から応答器10へ伝送して処理するという情報の相互
通信が可能となる。
を応答器10から質問器18へ伝送して処理する、及び質問
器18から応答器10へ伝送して処理するという情報の相互
通信が可能となる。
【0027】尚、本実施例では、情報記憶部15及び情報
操作部17はメモリを含んでいるが、どちらか一方のみが
メモリを含んでもよく、また、両方ともメモリを含ま
ず、情報操作部17によって入力した情報によって直接マ
イクロ波を変調してもよい。
操作部17はメモリを含んでいるが、どちらか一方のみが
メモリを含んでもよく、また、両方ともメモリを含ま
ず、情報操作部17によって入力した情報によって直接マ
イクロ波を変調してもよい。
【0028】次に図面を用いて本発明の他の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0029】図3は本発明の他の実施例による応答器30
の構成を概略的に示すブロック図である。応答器30はア
ンテナ31、変調部32、書込受信部33、変調信号発生部34
及び情報処理部35より構成されている。アンテナ31と変
調部32及び書込受信部33とはそれぞれ別に電気的に接続
されており、書込受信部33と情報処理部35、変調部32と
変調信号発生部34、情報処理部35と変調信号発生部34と
がそれぞれ電気的に接続されている。伝送手段はアンテ
ナ31、変調部32、書込受信部33及び変調信号発生部34か
ら構成される。
の構成を概略的に示すブロック図である。応答器30はア
ンテナ31、変調部32、書込受信部33、変調信号発生部34
及び情報処理部35より構成されている。アンテナ31と変
調部32及び書込受信部33とはそれぞれ別に電気的に接続
されており、書込受信部33と情報処理部35、変調部32と
変調信号発生部34、情報処理部35と変調信号発生部34と
がそれぞれ電気的に接続されている。伝送手段はアンテ
ナ31、変調部32、書込受信部33及び変調信号発生部34か
ら構成される。
【0030】情報処理部35は、インターフェース部、制
御部、メモリ及び周辺機器等を備えている(図示せ
ず)。制御部は、マイクロプロセッサを含んでおり、メ
モリはROM及びRAMから成る。ここで、メモリはR
AMのみから構成されてもよい。周辺機器と制御部とは
インターフェース部を介して接続されており、周辺機器
はキーボード、CRT等から成る。また、アンテナとの
インターフェースのために別のインターフェースが設け
られており、信号のパラレル/シリアル変換又はシリア
ル/パラレル変換が行われる。
御部、メモリ及び周辺機器等を備えている(図示せ
ず)。制御部は、マイクロプロセッサを含んでおり、メ
モリはROM及びRAMから成る。ここで、メモリはR
AMのみから構成されてもよい。周辺機器と制御部とは
インターフェース部を介して接続されており、周辺機器
はキーボード、CRT等から成る。また、アンテナとの
インターフェースのために別のインターフェースが設け
られており、信号のパラレル/シリアル変換又はシリア
ル/パラレル変換が行われる。
【0031】本実施例においては、情報処理部35が情報
処理手段に対応している。
処理手段に対応している。
【0032】本実施例による応答器30を使用した移動体
識別装置においても、第一の実施例と同様に、質問器の
アンテナから放射された変調したマイクロ波は、応答器
が通信可能範囲内にいるならば応答器30のアンテナ31に
よって受信され、書込受信部33で復調される。復調され
た信号は情報処理部35のインターフェースでパラレル信
号に変換された後、制御部で書込コマンドが検出され、
書込コマンドに続く書込情報がメモリに格納される。ま
た、質問器によって発せられた変調したマイクロ波に依
存することなく、情報処理部35の周辺機器を介して応答
器30に情報が書込まれたり、応答器30の記憶情報が書換
えられる。
識別装置においても、第一の実施例と同様に、質問器の
アンテナから放射された変調したマイクロ波は、応答器
が通信可能範囲内にいるならば応答器30のアンテナ31に
よって受信され、書込受信部33で復調される。復調され
た信号は情報処理部35のインターフェースでパラレル信
号に変換された後、制御部で書込コマンドが検出され、
書込コマンドに続く書込情報がメモリに格納される。ま
た、質問器によって発せられた変調したマイクロ波に依
存することなく、情報処理部35の周辺機器を介して応答
器30に情報が書込まれたり、応答器30の記憶情報が書換
えられる。
【0033】また、応答器30によって変調した反射波に
依存することなく、情報処理部35によって応答器30側で
情報を取り出すことも可能である。
依存することなく、情報処理部35によって応答器30側で
情報を取り出すことも可能である。
【0034】従って、任意の情報を応答器30から質問器
へ伝送して処理する、及び質問器から応答器30へ伝送し
て処理するという情報の相互通信が可能となる。
へ伝送して処理する、及び質問器から応答器30へ伝送し
て処理するという情報の相互通信が可能となる。
【0035】尚、本実施例では、情報処理部35はメモリ
を含んでいたが、メモリを含まず、情報処理部35によっ
て入力した情報によって直接マイクロ波を変調してもよ
い。
を含んでいたが、メモリを含まず、情報処理部35によっ
て入力した情報によって直接マイクロ波を変調してもよ
い。
【0036】上記の2つの実施例において、伝送媒体の
方式としてはマイクロ波方式を用いたが、これに限られ
るものではなく、電磁結合方式、電磁誘導方式、光通信
方式等を用いてもよい。
方式としてはマイクロ波方式を用いたが、これに限られ
るものではなく、電磁結合方式、電磁誘導方式、光通信
方式等を用いてもよい。
【0037】また、本実施例では応答器及び質問器のア
ンテナとして方形パッチアンテナを使用したが、同様な
性能を有するものであればこれに限られるものではな
く、伝送媒体に対応したものを使用すればよい。
ンテナとして方形パッチアンテナを使用したが、同様な
性能を有するものであればこれに限られるものではな
く、伝送媒体に対応したものを使用すればよい。
【0038】上記した実施例による移動体識別装置は、
従来の中波帯通信装置では使用できないノイズ環境の中
でも信頼性の高い通信が可能なため、特に、ノイズが多
いとされている鉄道分野への応用が考えられる。具体的
には、上記に示した実施例による応答器を鉄道の列車に
取り付けることによって、地上から列車を制御する及び
列車情報を地上に伝えるという情報の相互通信が可能と
なる。この場合、列車全体を応答器としてもよい。ま
た、本実施例は列車の連結された車両ー車両間の情報伝
送にも有効であり、従来のケーブル方式のような接触不
良による通信の遮断は生じない。尚、地上と列車との通
信の場合、応答器が地上に設けられ、質問器が列車に取
り付けられてもよい。
従来の中波帯通信装置では使用できないノイズ環境の中
でも信頼性の高い通信が可能なため、特に、ノイズが多
いとされている鉄道分野への応用が考えられる。具体的
には、上記に示した実施例による応答器を鉄道の列車に
取り付けることによって、地上から列車を制御する及び
列車情報を地上に伝えるという情報の相互通信が可能と
なる。この場合、列車全体を応答器としてもよい。ま
た、本実施例は列車の連結された車両ー車両間の情報伝
送にも有効であり、従来のケーブル方式のような接触不
良による通信の遮断は生じない。尚、地上と列車との通
信の場合、応答器が地上に設けられ、質問器が列車に取
り付けられてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、応答器が情報の入出力処理及びメモリへの情報の記
憶処理を行うためことができる情報処理手段を備えた応
答器及びこの応答器を含んだ移動体識別装置が提供され
る。これによって、応答器に於いて任意の情報が入出力
処理及び記憶処理される。即ち、応答器において発生し
た情報が、情報処理手段によって入力されメモリに記憶
される。また、メモリに記憶されている情報は、情報処
理手段によって出力される。具体的には、その情報は情
報処理手段の一部を構成する周辺端末装置等から出力さ
れる。従って、質問器により発せられた変調した伝送媒
体に依存することなく、情報処理手段よって応答器のメ
モリに情報を書込む又は応答器の記憶情報を書換えるこ
とが可能であり、応答器単体の任意情報で質問器からの
無変調波を変調することができる。また、応答器の記憶
情報によって変調された反射波に依存することなく、応
答器側で情報処理手段によって情報を取り出すことも可
能である。
ば、応答器が情報の入出力処理及びメモリへの情報の記
憶処理を行うためことができる情報処理手段を備えた応
答器及びこの応答器を含んだ移動体識別装置が提供され
る。これによって、応答器に於いて任意の情報が入出力
処理及び記憶処理される。即ち、応答器において発生し
た情報が、情報処理手段によって入力されメモリに記憶
される。また、メモリに記憶されている情報は、情報処
理手段によって出力される。具体的には、その情報は情
報処理手段の一部を構成する周辺端末装置等から出力さ
れる。従って、質問器により発せられた変調した伝送媒
体に依存することなく、情報処理手段よって応答器のメ
モリに情報を書込む又は応答器の記憶情報を書換えるこ
とが可能であり、応答器単体の任意情報で質問器からの
無変調波を変調することができる。また、応答器の記憶
情報によって変調された反射波に依存することなく、応
答器側で情報処理手段によって情報を取り出すことも可
能である。
【0040】これにより、任意の情報を応答器から質問
器へ伝送して処理する、及び質問器から応答器へ伝送し
て処理するという情報の相互通信が可能となり、応答器
で発生した任意の情報の質問器への伝送が実施される。
器へ伝送して処理する、及び質問器から応答器へ伝送し
て処理するという情報の相互通信が可能となり、応答器
で発生した任意の情報の質問器への伝送が実施される。
【図1】本発明に係わる応答器の一実施例のブロック図
である。
である。
【図2】図1の応答器を使用した移動体識別装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】本発明に係わる応答器の他の実施例のブロック
図である。
図である。
【図4】従来の移動体識別装置の基本構成を示す概略図
である。
である。
10 応答器 11 アンテナ 12 変調部 13 書込受信部 14 変調信号発生部 15 情報記憶部 16 インターフェース部 17 情報操作部
Claims (2)
- 【請求項1】 応答器と、該応答器に対して無変調の伝
送媒体を送出する伝送手段を具備した質問器とを備えて
おり、前記応答器が、情報を該質問器へ伝送するために
該情報の入出力処理を行う情報処理手段と、該情報処理
手段に電気的に接続されており、前記質問器から発せら
れた無変調の伝送媒体に対して前記情報処理手段によっ
て処理された前記情報に基づいて変調を行い前記質問器
へと送出する伝送手段とを具備したことを特徴とする移
動体識別装置。 - 【請求項2】 情報を伝送するために該情報の入出力処
理を行う情報処理手段と、該情報処理手段に電気的に接
続されており、質問器から発せられた無変調の伝送媒体
に対して前記情報処理手段によって処理された前記情報
に基づいて変調を行い前記質問器へと送出する伝送手段
とを備えたことを特徴とする応答器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22705891A JPH0566270A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 移動体識別装置及びその応答器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22705891A JPH0566270A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 移動体識別装置及びその応答器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0566270A true JPH0566270A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16854873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22705891A Pending JPH0566270A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 移動体識別装置及びその応答器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0566270A (ja) |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP22705891A patent/JPH0566270A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7009515B2 (en) | Frequency-hopping RFID system | |
| US5245346A (en) | Interrogator/transponder system and mobile transponder device | |
| US20020044058A1 (en) | Wrist mounted RFID reader and/or antenna | |
| US20110012723A1 (en) | Embedded in tire self-powered semi-passive rfid transponder | |
| US5640164A (en) | System for the transmission of information by microwaves and a communication device to be used in such a system | |
| CN102301256A (zh) | 用于测定rfid应答器的距离、速度和/或运动方向的方法与系统 | |
| AU2002303212A1 (en) | Frequency-hopping rfid system | |
| JPH04140685A (ja) | 移動体識別システムに用いられる応答装置 | |
| CN101796528A (zh) | 回射有限标签 | |
| JP4060854B2 (ja) | 移動体識別装置の質問器 | |
| US20230306225A1 (en) | Radio frequency identification method and apparatus | |
| JPH1166250A (ja) | 非接触情報記録媒体を用いた情報伝送システム | |
| US8217757B2 (en) | Voice over RFID | |
| JPH0566270A (ja) | 移動体識別装置及びその応答器 | |
| JP4692399B2 (ja) | ケース内情報管理装置 | |
| JP6498410B2 (ja) | 無線通信システム | |
| KR100654877B1 (ko) | 이동체 식별 장치의 질문기 | |
| JP4169687B2 (ja) | Rfタグ情報管理システム | |
| EP1050841A2 (en) | Interrogator for electronic identification system | |
| JPH06232781A (ja) | データキャリア・システム | |
| JP3067598B2 (ja) | 無線データ収集システム | |
| JP2739000B2 (ja) | 移動体識別装置 | |
| KR20020015245A (ko) | 비타입의 비접촉식 아이씨 카드 판독기 | |
| JPH05100018A (ja) | 移動体識別装置及びその応答器 | |
| JPS62294346A (ja) | マイクロ波デ−タ伝送装置 |