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JPH06129933A - 過圧保護ポリシリコン容量性差圧センサー及びその製造方法 - Google Patents

過圧保護ポリシリコン容量性差圧センサー及びその製造方法

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Publication number
JPH06129933A
JPH06129933A JP5110720A JP11072093A JPH06129933A JP H06129933 A JPH06129933 A JP H06129933A JP 5110720 A JP5110720 A JP 5110720A JP 11072093 A JP11072093 A JP 11072093A JP H06129933 A JPH06129933 A JP H06129933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
wafer
diaphragm
opening
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5110720A
Other languages
English (en)
Inventor
Clifford D Fung
ディー. ファング クリフォード
Kevin H-L Chau
エイチ. エル. チュー ケビン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schneider Electric Systems USA Inc
Original Assignee
Foxboro Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Foxboro Co filed Critical Foxboro Co
Publication of JPH06129933A publication Critical patent/JPH06129933A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L9/00Measuring steady of quasi-steady pressure of fluid or fluent solid material by electric or magnetic pressure-sensitive elements; Transmitting or indicating the displacement of mechanical pressure-sensitive elements, used to measure the steady or quasi-steady pressure of a fluid or fluent solid material, by electric or magnetic means
    • G01L9/0041Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms
    • G01L9/0072Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using variations in capacitance
    • G01L9/0073Transmitting or indicating the displacement of flexible diaphragms using variations in capacitance using a semiconductive diaphragm
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/928Front and rear surface processing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S438/00Semiconductor device manufacturing: process
    • Y10S438/977Thinning or removal of substrate
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/43Electric condenser making

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過圧保護機能を有する容量性差圧センサー並
びにその製造方法を提供する。 【構成】 n+にドーピングされた単結晶シリコンウェ
ーハ10の一つの表面12には、空洞16が形成されて
いる。この空洞16を覆うように、p+にドーピングさ
れたポリシリコン製の薄いダイアフラム18が形成され
る。空洞16は、更に、ウェーハ10の反対側の表面1
4から伸張するテーパ形状の開口部20と連通する。こ
のようにして形成されたダイアフラム18と、空洞16
の床面22と、がコンデンサーの2つの電極として作用
する。また、空洞16の床面22は、過圧保護機能を有
するストッパーとしても作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、差圧を検出するための
圧力センサーに関し、更に詳しくは、半導体基板上に形
成される過圧保護容量性センサー並びにその製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、圧力センサーの多くは、
圧力に応じて撓むシリコン製のダイアフラムを利用する
ものである。ダイアフラムの撓みは、通常、ダイアフラ
ムの端に設置される圧抵抗素子等の電子検出素子によっ
て検出される。これらのセンサーは、普通、バッチ構成
が可能なように設計されている。圧力検出の範囲は、ダ
イアフラムの大きさ、厚さ、及び、長さによって変化す
る。このようなセンサーの一例が、米国特許第4,94
9,581号に記載されている。前記特許に記載されて
いるセンサーは、過圧保護特性を有しており、センサー
にかかる圧力は、センサー自身から独立した2つのアイ
ソレータ・ダイアフラムにより制限される。予め選択さ
れた差圧限界を越えると、(限界以上の圧力に応じて)
アイソレータ・ダイアフラムのいずれかが、ダイアフラ
ム支持体に対して、底まで撓む。いったん支持体に対し
て底まで撓むと、更に圧力が増加しても、その圧力はセ
ンサーに伝達されない。永続的にダイアフラムを変形さ
せ、その結果、センサーの性能を低下させるような圧力
から、比較的低い圧力限界を有するセンサーダイアフラ
ムを保護するように、これらの装置の圧力限界が設定さ
れる。また、別の従来例として、米国特許第4,90
5,575号(1990年3月6日特許発行:Knec
htら)に、二方向性圧力センサーが開示されている。
このセンサーでは、シリコンダイアフラムが、ダイアフ
ラムを収容し、過圧条件下でダイアフラムを支持するよ
うに形成された凹部を有する2枚のガラス基板の間に、
取り付けられている。この支持板は、ダイアフラムに過
大な圧力がかかった場合に、ポジティブ・ストップとし
て作用し、ダイアフラムに過大な応力がかかるのを防ぐ
役割を果たす。このセンサーは、更に、その両側面に、
撓みの中心位置を規定するように溝が形成されたダイア
フラムを備える。この溝は、「自由端」効果を与え、即
ち、ダイアフラムの端にかかる曲げ応力を減少させ、ダ
イアフラムを破損させることなく、より高い動作圧力を
許容する効果を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第一の従来例
のシステムでは、圧力回路が過圧保護ダイアフラムと独
立の検出ダイアフラムとの間を経由することから、ヒス
テリシスが生じ、更に、感度も充分ではない、という問
題があった。また、第二の従来例のセンサーにも、以下
の様々な問題点があった。まず第一に、ダイアフラムの
両側面に溝を形成するためには、製造時に、非常に正確
な公差制御を行う必要がある。また、特に、センサー
が、異なった検出範囲を有する複数の検出ダイアフラム
を有する場合、組み立てる際に、ガラス支持板を非常に
精度良く配置することが、求められる。更に、ガラスと
シリコンでは、強度及び熱係数が異なっているため、広
い温度範囲及び圧力範囲でセンサーを用いる場合には、
この材料特性のミスマッチにより応力が増大し、大きな
検出誤差を生じさせる可能性がある。
【0004】本発明は、従来のセンサーの有する上記問
題点を解決すべくなされたものであり、半導体技術を用
いて組み立てられ、過圧保護機能を備える、容量性差圧
式低圧センサーを提供すること、を目的とする。更に、
本発明は、二方向性過圧保護機能を備える、二方向性容
量性差圧式低圧センサーを提供する、ことを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、物理的な過圧ストップを備える半導体
容量性圧力センサー、並びに、その製造方法を提供す
る。本発明のセンサーは、n+あるいはp+状態にドー
ピングされた単結晶シリコンウェーハと、前記シリコン
ウェーハに形成された頂部開口空洞上に配置される多結
晶性シリコン(ポリシリコン)ダイアフラムと、を備え
る。ダイアフラム上に導電領域を形成するように、ポリ
シリコン層の一部がドーピングされ、この結果、ダイア
フラムと、空洞床の導電表面との間に、コンデンサが形
成される。空洞床は、更に、物理的な過圧ストップとし
て作用する。また、電気接点が、コンデンサの2つの電
極に対して、それぞれ独立に、電気的に接続している。
更に、過大な圧力が生じてもショートしないように、ダ
イアフラムの底面あるいは空洞床の表面に、酸化ケイ素
あるいは窒化ケイ素等で誘電皮膜を形成してもよい。
【0006】また、本発明は、上記のような圧力センサ
ーを製造する方法を提供するものである。本発明の製造
方法では、まず最初に、その両側に位置する2つの平行
面を有する単結晶シリコンウェーハのいずれかの面に、
表面から所定の深さを有する開口空洞を形成する。空洞
には、酸化ケイ素等の適当な犠牲スペーサ材を充填する
が、この場合、酸化ケイ素の上側表面が、シリコンウェ
ーハの上面と連続した、平らな表面を形成するように、
充填する。次に、ポリシリコン層を、酸化ケイ素を充填
した空洞を覆うように、この上側表面上に析出させる。
更に、空洞上に析出したポリシリコン層の少なくとも一
部をドーピングして、p+領域を形成する。次に、ウェ
ーハの反対側の平行面をエッチングして、ウェーハを貫
通する方向に開口部を形成し、この開口部を、酸化ケイ
素が充填された空洞と連通させる。この開口通路を介し
て、空洞内の酸化ケイ素もエッチングされ、この結果、
ウェーハの上側表面に、所定の深さを有する空洞を覆う
導電性ポリシリコンの薄いダイアフラムが形成される。
ウェーハの裏側に形成される開口通路の面積は、空洞の
床面積と比較して小さく、且つ、空洞床の中心からずれ
た位置に形成することが望ましい。以上のようにして形
成された、可撓性を有する導電性ダイアフラムと、空洞
床とが、コンデンサを形成し、ダイアフラムにかかる差
圧に応じて、キャパシタンスが変化する。なお、上記の
本発明の方法では、ポリシリコン層の一部をドーピング
して、導電性領域を形成したが、電気的絶縁層の一部を
処理して、導電性をもたせるようにしてもよい。
【0007】本発明は、更に、ポリシリコンダイアフラ
ムに対して、ウェーハ空洞とは反対側に、別の電極を形
成した二方向性圧力センサーを提供するものである。こ
の場合、第二の電極とダイアフラムとを離すことによ
り、第二の方向に対する物理的な過圧ストップが形成さ
れる。
【0008】
【作用】上記のように構成される本発明のセンサーは、
従来の圧力センサーと比較して、多くの利点がある。ま
ず第一に、実質的に温度依存性がなく、非励振キャパシ
タンスが小さく、低い圧力で高い感度を有する、ことが
挙げられる。また、このセンサーは一体型であるため、
複合過圧保護機構システムに見られたようなヒステリシ
スの発生という問題もない。更に、本発明のシステム
は、機械加工の部品やバネを必要としないため、経済的
に製造可能である。このセンサーは、金属製の絶縁ダイ
アフラム及び充填流体により、有害流体から保護されて
いる。
【0009】
【実施例】本発明に従う第一実施例のセンサーを、図1
並びに図2に従って説明する。第一実施例のセンサーに
おいて、n+状態にドーピングされた単結晶シリコンウ
ェーハ10は、その両側に平行な表面12、14を有す
る。ウェーハの上側表面12には、開口空洞16が形成
され、多結晶性シリコン(ポリシリコン)層17が、ウ
ェーハの上側表面12を覆うように伸張し、空洞16上
に薄いダイアフラム18を形成している。ダイアフラム
は、ポリシリコン層17の一部であり、p+にドーピン
グされている。ウェーハの反対側の表面14からは、例
えば、先端を切ったピラミッド型の開口部20がウェー
ハを貫通する方向に伸張し、空洞16の床面22に連通
する通路を形成する。この場合、開口部20は、空洞1
6の床面22の中心からずれた位置で、空洞に連通す
る。開口部20の内側面と、空洞16の内側面は、それ
ぞれ、酸化ケイ素や窒化ケイ素等の誘電層28で被覆さ
れている。更に、ポリシリコンダイアフラム18の下側
表面も、必要に応じて、誘電層21で被覆してもよい。
ポリシリコンダイアフラム18の表面上に析出させた金
属皮膜層25、例えば、アルミニウム薄層が、ダイアフ
ラムに対する電気接点として作用する。接点となる金属
皮膜層25には、金属皮膜ストリップ25bを介して、
ワイヤへの結合に適した接点パッド25aが接続されて
いる。
【0010】単結晶シリコンウェーハ10の本体への電
気接点としては、アルミニウム等の金属をウェーハの底
面上に析出させるか、あるいは、ポリシリコン層17の
一領域32をドーピングして導電状態にし、その上側表
面に金属皮膜を形成して、ウェーハ10に対する電気接
点32aとして作用させてもよい。
【0011】上記の構成において、ドーピングされたポ
リシリコンダイアフラム18が、コンデンサの一つの電
極として作用し、空洞16の床面22が、コンデンサの
もう一つの電極として作用する。差圧に応じてダイアフ
ラム18が撓み、その結果、キャパシタンスが変化す
る。空洞16の床面22は、ダイアフラム18の撓みを
物理的に制限するストップとしても作用し、過圧限界を
規定する。ポリシリコン層17のドーピングされていな
い領域は、非導電性であるため、ダイアフラム18から
接点パッド25aへの非励振キャパシタンスを最小に抑
えることができる。
【0012】上記センサーの構成要素の寸法としては、
以下の値が望ましい。 ダイアフラムの厚さ :2μm(1−4μm) ダイアフラムの直径 :30μm−500μm キャパシタンス・ギャップ:0.5μm−2μm また、キャパシタンスの変化は、周知の適当な回路を用
いて測定すればよい。
【0013】以下、図1並びに図2に示したセンサーの
製造方法を、図3ないし図5に従って説明する。図3に
示される第一ステップとして、単結晶シリコンウェーハ
10の上側表面12に、空洞16を形成する。次に、空
洞16に、酸化ケイ素等の犠牲スペーサ材を充填する。
この場合、酸化ケイ素の上側表面が、シリコンウェーハ
10の上側表面12と連続した、平らな層を形成するよ
うに、空洞16に充填する。次に、この上側表面12
を、選択的に誘電薄層21で被覆する。この誘電薄層2
1は、ダイアフラム18の底面を電気的に絶縁する、即
ち、ダイアフラムにより形成されるコンデンサプレート
を電気的に絶縁するものである。誘電薄層21を選択的
に析出させることにより、開いている部分に、例えば、
領域32等のような、ウェーハ10に対する電気接点を
形成することができる。
【0014】図4に示される第二ステップでは、周知の
方法に従い、例えば、シランガスを用いて、ポリシリコ
ン層17を、誘電薄層21並びにウェーハ10の露出し
た部分上に、酸化ケイ素を充填した空洞16を覆うよう
に、析出させる。次に、適当なフォトレジスト・マスク
を用いて、酸化ケイ素が充填された空洞16を覆うポリ
シリコン層17の一領域18を選択的にドーピングさせ
て、p+導電領域を形成する。このドーピングは、例え
ば、図4並びに図5に示されるようにホウ素イオン注入
により行われる。更に、空洞16上に位置する領域18
と空間的に離れた第二領域32をドーピングして、単結
晶シリコンウェーハ10に対する導電接点を形成するよ
うにしてもよい。この場合、領域18並びに第二領域3
2の上側表面の一部を金属膜で覆い、適当な電気接点を
形成する。
【0015】図5に示されるステップでは、ウェーハ1
0の反対側表面14から酸化ケイ素が充填された空洞1
6の床面22までをエッチングして開口部20を形成す
る。このエッチングは、例えば、KOHを用いて、周知
の異方性エッチング法に従って行えばよい。即ち、まず
最初に、表面14を酸化物及び/あるいは窒化物でコー
ティングした後、エッチングする領域をフォトレジスト
・マスクで規定し、この領域内の酸化物/窒化物層をプ
ラズマ及びHF溶液を用いてエッチングして、シリコン
ウェーハの表面を露出させる。次に、上述したように、
KOHを用いてエッチングを行い、開口部20を形成す
る。酸化物のエッチング速度は、シリコンのエッチング
速度に比べて2乗のオーダーで小さいため、空洞16内
に充填された酸化ケイ素が実質的にこのエッチングをス
トップさせる役割を果たす。その結果、開口部20は、
図に示すようにテーパした形状になる。最後に、にウェ
ーハを洗浄して、きれいにする。エッチングは、例え
ば、90℃で50重量パーセントのKOH水溶液を用い
て行う。シリコンエッチングが完了した後、HF等の酸
化物除去剤を用いて、空洞16内部の酸化物を全てエッ
チングし、空洞16上に位置する導電性ポリシリコン薄
層の領域18を、薄いダイアフラムとして形成する。ダ
イアフラム18は、感圧コンデンサーの可撓性電極とし
て作用し、空洞16の導電性の床面22がもう一方の電
極として作用する。開口部20の内側表面、並びに、ポ
リシリコンダイアフラム18の底面を含む空洞16の内
側表面をプラズマ化学蒸着等の方法で、酸化物あるいは
窒化物の誘電層28で覆い、絶縁処理する。
【0016】以上詳述したように、半導体技術を用い
て、簡単に、図1に示すような半導体容量性圧力センサ
ー、即ち、物理的な過圧ストップを備えた差圧センサー
を製造することができる。
【0017】図6は、本発明の第二実施例としての、二
方向への物理的な過圧ストップを備えた二方向性差圧セ
ンサーを示す断面図である。このセンサーは、基本的に
は、図1に示すような単方向性差圧センサーを2つ、そ
れぞれのポリシリコン層が背中合わせに結合されるよう
に、重ね合わせたものである。即ち、一対の実質的に同
一のセンサーモジュールを組み合わせることにより、図
6のセンサーが形成される。図6に示す第二実施例にお
いて、図1の第一実施例と同一の部品は同じ番号で示さ
れており、又、第二の単方向性センサーモジュールの対
応する部品は、それぞれの番号の後ろにaを付けて示し
た(例えば、第二モジュールの空洞を16aとする)。
【0018】ダイアフラム18、18aを適当な接着層
21cを介して結合させて、単一のユニットにする。接
着は、例えば、酸化物の皮膜を形成する、あるいは、ド
ーピングされていないポリシリコンを溶着させる等の方
法で行う。このようにして製造されたセンサーは、一対
のコンデンサーを備える。第一のコンデンサーは、ダイ
アフラム18と、シリコンウェーハの空洞16の床面2
2と、によって形成されたものであり、第二のコンデン
サーは、ダイアフラム18aと、第二ウェーハ10aの
空洞16aの床面22aと、によって形成されたもので
ある。
【0019】本実施例の二方向性差圧センサーでは、ダ
イアフラムが第一方向あるいは第二方向に撓み、押され
る、あるいは、引っ張られることにより、各々のコンデ
ンサーのキャパシタンスが変化するため、共通のモード
誤差を生じない。本実施例のようにセンサーモジュール
を組み合わせることにより、差圧信号を2倍にすること
ができる。薄い誘電層21及び21aにより、それぞ
れ、ポリシリコン層からウェーハ10、10aが絶縁さ
れる一方、アルミニウム皮膜39、39aが、ウェーハ
10、10aに対する電気接点を形成する。金属皮膜層
33、33aが、誘電層21、21aの開口部分を介し
て、p+にドーピングされた領域49、49aと電気的
に接続され、更に、ドーピング領域49、49aは、そ
れぞれ、ポリシリコン層17、17a上を、細い導電ス
トリップとして伸張し、ダイアフラム18、18aと電
気的に接続される。空洞16の床面22が一方向に対す
る過圧限界ストップとして作用する一方、空洞16aの
床面22aが、他方向に対する物理的な過圧限界ストッ
プとして作用する。
【0020】図7は、本発明の第三実施例としての、二
方向性差圧センサーを示す断面図である。第三実施例の
センサーは、図6に示す第二実施例のセンサーと同様の
ものであるが、第三実施例では、図1に示すような片側
センサーモジュールがウェーハ10上に形成され、ダイ
アフラム18を形成するポリシリコン層17を持たない
第二センサーモジュールが、ウェーハ10a上に形成さ
れている。単結晶シリコンウェーハ10aを、ウェーハ
10上のポリシリコン層17に、酸化物皮膜30aを成
長させる等の方法で接着することにより、ウェーハ10
a上に形成される「開放」第二センサーモジュールを基
本モジュールと一体化させる。
【0021】このように構成された第三実施例のセンサ
ーでは、単一のダイアフラム18が、2つのコンデンサ
ー共有の電極として作用する。ここで、第一のコンデン
サーは、ダイアフラム18と空洞16の床面22との間
に形成されるものであり、第二のコンデンサーは、同じ
ダイアフラム18とウェーハ10aの空洞16aの床面
22aとの間に形成されるものである。また、床面2
2、22aは、図6のセンサーと同様に、過圧ストップ
として作用する。この実施例では、図8に示すように、
開口47(図7参照)を介して形成された接点パッド4
5が、導電性ストリップ46を経由して、ダイアフラム
18と電気的に接続している。ウェーハ10、10aの
反対側表面14、14aに開口部20、20aが形成さ
れていることにより、ダイアフラム18の両側に異なっ
た圧力がかけられる。更に、導電性パッド39、39a
が、ウェーハ10、10aに対して、電気的に接続され
ている。
【0022】図9は、本発明の第四実施例としての、二
方向性差圧センサーを示す断面図である。上側表面12
と下側表面14とを有する単結晶シリコンウェーハ10
は、上記実施例と同様に、n+あるいはp+の導電状態
にドーピングされている。但し、この実施例では、上側
表面12に、階段状に空洞が形成されている。即ち、小
径の下部空洞36が、大径の上部空洞43から伸張して
いる。大径の上部空洞43の床面は、誘電層29で覆わ
れ、更にその上にポリシリコン層37が形成されてい
る。また、下部空洞36には、最初、犠牲スペーサ材で
ある酸化物が充填されている。更に、ウェーハ10の上
側表面12上は、パッド62との電気的な接続を可能に
する開口を残して、誘電層21で覆われている。下部空
洞36を覆うポリシリコン層37の所定の領域は、ホウ
素イオン注入等の方法で、p+導電状態にドーピングさ
れ、導電性ダイアフラム38を形成する。ここで、導電
性ダイアフラム38の直径は、下部空洞36の直径より
も小さい。
【0023】ポリシリコン層37は、更に、薄い誘電層
31で覆われている。誘電層29及び31の働きによ
り、コンデンサープレートとして作用するダイアフラム
38が電気的に絶縁される。また、シリコンウェーハ1
0から電気的に絶縁されている電気導体24(図10参
照)を、例えば、ウェーハ10上に形成されたトラフ3
8の底面に配置し、ポリシリコン層37の導電性ダイア
フラム38と電気的に接続させてもよい。
【0024】上部空洞43を覆うように、ウェーハ10
上にガラス板19が配置され、ウェーハ10の上側表面
12上の誘電層21に接着される。メタライジング手法
等により形成され、ダイアフラム38とほぼ同じ直径を
有するアルミニウム導電部23が、ガラス板19の下側
に形成される。また、誘電層21によりウェーハ10の
表面12から電気的に絶縁されている連結ストリップ5
0(図10参照)が、ガラス板19の下側に形成され、
誘電層21上の導電ストリップ50aと接点51で圧縮
結合され、下部空洞36の上部にこれと平行に配置され
る金属皮膜導電部23と、導電層21によってウェーハ
10から電気的に絶縁されている電気接点パッド63と
を、電気的に接続している。
【0025】図9及び図10に示す第四実施例では、下
部空洞36上のポリシリコン層37をドーピングするこ
とにより形成されたダイアフラム38が、コンデンサー
の一つの電極として作用し、下部空洞36の床面22
が、コンデンサーのもう一つの電極として作用する。こ
のコンデンサーのキャパシタンスは、ダイアフラム38
が撓むことにより、変化する。また、小径の下部空洞3
6の床面22は、物理的な過圧制限ストップとして作用
する。
【0026】第二のコンデンサーは、ダイアフラム38
と、ガラス板19の導電部23との間に形成される。こ
のコンデンサーのキャパシタンスの値も、第一のコンデ
ンサーと同様に、ダイアフラム38の位置により変化す
る。また、ガラス板19の底面は、ダイアフラム38が
ガラス板19の方向に撓みすぎないように過圧保護する
ための物理的なストップとして作用する。ガラス板19
あるいはウェーハ10に、(図示しない)適当なポート
を形成することにより、ダイアフラム38とガラス板1
9との間の圧力ギャップを変更することができる。ウェ
ーハ10の下側面14から下部空洞36の床面22に伸
張する開口部20が、ダイアフラム38の下側圧力を規
定する。
【0027】図10は、図9の第四実施例における電気
的な接続配置を示すものである。上側電極として作用す
る導電部23が、連結ストリップ50、50aを介し
て、電気接点パッド63に接続される。また、ダイアフ
ラム38は、電気接点35と接続され、ウェーハ10の
表面上の金属皮膜接点パッド62は、下側電極として作
用する床面22と電気的に接続される。
【0028】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要
旨を逸脱しない範囲において、様々な態様で実施可能で
ある。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した本発明の圧力センサーは、
実質的に温度依存性がなく、非励振キャパシタンスが小
さく、低い圧力で高い感度を有する。また、このセンサ
ーは一体型であるため、複合過圧保護機構システムに見
られたようなヒステリシスの発生という問題もない。更
に、本発明のシステムは、機械加工の部品やバネを必要
としないため、経済的に製造可能である。本発明の圧力
センサーは、適用範囲が広く、例えば、開口部20を閉
鎖することにより、絶対圧力センサーとして用いること
ができる。また、2つのセンサーに異なった圧力を適用
することにより、差圧センサーとして用いることもでき
るし、開口部20を大気中に開放することにより、ゲー
ジ圧力センサーとして用いることもできる。本発明のセ
ンサーは、気体にも液体にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従って製造された、第一実施例
としての圧力センサーの断面図である。
【図2】図1のセンサーの平面図である。
【図3】本発明の原理に従うセンサーの製造方法の一ス
テップを示す説明図である。
【図4】本発明の原理に従うセンサーの製造方法の一ス
テップを示す説明図である。
【図5】本発明の原理に従うセンサーの製造方法の一ス
テップを示す説明図である。
【図6】本発明の原理に従って製造された、第二実施例
としての二方向性圧力センサーの断面図である。
【図7】本発明の原理に従って製造された、第三実施例
としての二方向性圧力センサーの断面図である。
【図8】図7のセンサーの4−4断面図である。
【図9】本発明の原理に従って製造された、第四実施例
としての圧力センサーの断面図である。
【図10】図9のセンサーの平面図である。
【符号の説明】
10 単結晶シリコンウェーハ 16 空洞 17 ポリシリコン層 18 ダイアフラム 20 開口部 21 誘電層 22 床面 25 金属皮膜層 28 誘電層 32a 電気接点 19 ガラス板 23 導電部 36 下部空洞 43 上部空洞 37 ポリシリコン層 38 ダイアフラム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量性圧力検出装置で、 導電状態にドーピングされ、両側に位置する平行な第一
    面と第二面とを有する、シリコンウェーハと、 前記ウェーハの前記第一面に、所定の深さを有する開口
    部として形成された空洞で、前記第一面に平行な前記所
    定の深さに所定の面積の床面を有する空洞と、 前記ウェーハの第一面に析出し、前記空洞の開口部を横
    切って伸張する、電気的に絶縁された絶縁層で、前記空
    洞の少なくとも一部を覆うような第一領域内を導電状態
    にして、可撓性の導電ダイアフラムを形成するように処
    理された絶縁層と、 前記シリコンウェーハと前記ダイアフラムに対して独立
    に電気的に接続する第一及び第二電気接点手段と、を備
    え、 前記ウェーハの前記第二面が、開口部を有し、前記開口
    部が前記ウェーハを貫通して前記空洞に連通する通路を
    形成し、前記空洞に連通する前記通路の開口部の面積
    が、前記空洞の床面の面積と比較して小さく、 前記ダイアフラムと前記空洞の床面とがコンデンサーを
    形成し、前記コンデンサーのキャパシタンスが、前記ダ
    イアフラム両側の差圧の変化に応じて変化する、ことを
    特徴とする容量性圧力検出装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁層がポリシリコン層であり、前
    記処理がドーピングである、ことを特徴とする請求項1
    記載の圧力検出装置。
  3. 【請求項3】 誘電薄層が、前記シリコンウェーハの第
    一面の上、前記第一面と前記ポリシリコン層との間に形
    成される、ことを特徴とする請求項2記載の圧力検出装
    置。
  4. 【請求項4】 二方向性容量差圧検出装置で、第一セン
    サーモジュールと、第二センサーモジュールと、を備
    え、 前記第一センサーモジュールが、 導電状態にドーピングされ、両側に位置する平行な第一
    面と第二面とを有する、単結晶シリコンウェーハと、 前記ウェーハの前記第一面に、所定の深さを有する開口
    部として形成された空洞で、前記第一面に平行な前記所
    定の深さに所定の面積の床面を有する空洞と、 前記ウェーハの第一面に析出し、前記空洞の開口部を横
    切って伸張する、電気的に絶縁された絶縁層で、前記空
    洞の少なくとも一部を覆うような領域内を導電状態にし
    て、可撓性の導電ダイアフラムを形成するように処理さ
    れた絶縁層と、 前記シリコンウェーハと前記ダイアフラムに対して独立
    に電気的に接続する第一及び第二電気接点手段と、を備
    え、 前記ウェーハの前記第二面が、開口部を有し、前記開口
    部が前記ウェーハを貫通して前記空洞に連通する通路を
    形成し、前記空洞に連通する前記通路の開口部の面積
    が、前記空洞の床面の面積と比較して小さく、 前記空洞の床面が、前記空洞の床面の方向に前記ダイア
    フラムを動かすように作用する圧力に対する、過圧スト
    ップとして作用し、 前記ダイアフラムと前記空洞の床面とがコンデンサーを
    形成し、前記コンデンサーのキャパシタンスが、前記ダ
    イアフラム両側の差圧の変化に応じて変化する、 ような第一センサーモジュールであり、 第二センサーモジュールが、前記第一モジュールとほぼ
    同一の構成を有し、 各モジュールの絶縁層を並列に向き合わせて接着させる
    ことにより、前記第一モジュールと前記第二モジュール
    とが一体化されており、 前記第一モジュールのダイアフラムと前記第二モジュー
    ルのダイアフラムとが、電気的に接続され、その結果、
    共通の可撓性電極を有する一対のコンデンサーを形成
    し、前記一対のコンデンサーのキャパシタンスが、前記
    共通の可撓性電極の両側の差圧の変化に応じて変化す
    る、ことを特徴とする二方向性差圧検出装置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層がポリシリコン層であり、前
    記処理がドーピングである、ことを特徴とする請求項4
    記載の差圧検出装置。
  6. 【請求項6】 誘電薄層が、前記シリコンウェーハの第
    一面の上、前記第一面と前記ポリシリコン層との間に形
    成される、ことを特徴とする請求項5記載の差圧検出装
    置。
  7. 【請求項7】 二方向性容量差圧検出装置で、第一セン
    サーモジュールと、第二センサーモジュールと、を備
    え、 前記第一センサーモジュールが、 導電状態にドーピングされ、両側に位置する平行な第一
    面と第二面とを有する、単結晶第一シリコンウェーハ
    と、 前記第一ウェーハの前記第一面に、所定の深さを有する
    開口部として形成された空洞で、前記第一面に平行な前
    記所定の深さに所定の面積の床面を有する空洞と、 前記第一ウェーハの第一面に析出し、前記空洞の開口部
    を横切って伸張する、ポリシリコン層で、前記空洞の少
    なくとも一部を覆うような領域内を導電状態にして、可
    撓性の導電ダイアフラムを形成するようにドーピングさ
    れたポリシリコン層と、を備え、 前記第一ウェーハの前記第二面が、開口部を有し、前記
    開口部が前記第一ウェーハを貫通して前記空洞に連通す
    る通路を形成し、前記空洞に連通する前記通路の開口部
    の面積が、前記空洞の床面の面積と比較して小さく、 前記空洞の床面が、前記空洞の床面の方向に前記ダイア
    フラムを動かすように作用する圧力に対する、過圧スト
    ップとして作用する、 ような第一センサーモジュールであり、 前記第二センサーモジュールが、 導電状態にドーピングされ、両側に位置する平行な第一
    面と第二面とを有する、単結晶第二シリコンウェーハ
    と、 前記第二ウェーハの前記第一面に、所定の深さを有する
    開口部として形成された空洞で、前記第一面に平行な前
    記所定の深さに所定の面積の床面を有する空洞と、を備
    え、 前記第二ウェーハの前記第二面が、開口部を有し、前記
    開口部が前記第二ウェーハを貫通して前記空洞に連通す
    る通路を形成し、前記空洞に連通する前記通路の開口部
    の面積が、前記空洞の床面の面積と比較して小さく、 前記空洞の床面が、前記第二ウェーハの前記空洞の床面
    の方向に前記ダイアフラムを動かすように作用する圧力
    に対する、過圧ストップとして作用する、 ような第二センサーモジュールであり、 前記第一モジュールの前記ポリシリコン層を、前記第二
    モジュールの前記シリコンウェーハの第一面と、接触さ
    せて、結合することにより、前記第一モジュールと前記
    第二モジュールとが一体化されており、 差圧検出装置が、 更に、前記第一シリコンウェーハと前記第二シリコンウ
    ェーハ、及び、前記ダイアフラムに対して、独立に電気
    接点を形成するような電気接点手段を備え、 その結果、共通の可撓性電極を有する一対のコンデンサ
    ーを形成し、前記一対のコンデンサーのキャパシタンス
    が、前記ダイアフラムの両側の差圧の変化に応じて変化
    する、ことを特徴とする二方向性差圧検出装置。
  8. 【請求項8】 第一誘電薄層が、前記第一シリコンウェ
    ーハの第一面の上、前記第一ウェーハ第一面と前記ポリ
    シリコン層との間に形成され、第二誘電薄層が、前記第
    二シリコンウェーハの第一面の上、前記第二ウェーハ第
    一面と前記ポリシリコン層との間に形成される、ことを
    特徴とする請求項7記載の差圧検出装置。
  9. 【請求項9】 二方向性差圧検出装置で、 導電状態にドーピングされ、両側に位置する平行な第一
    面と第二面とを有する、単結晶シリコンウェーハと、 前記ウェーハの前記第一面に、所定の深さを有する開口
    部として形成された空洞で、前記空洞が階段上の空洞と
    して形成され、第一空洞が第二空洞よりも大径であり、
    前記第二空洞が、所定の面積を有し、前記第一空洞の床
    面から前記ウェーハの第二面の方向に伸張するような、
    空洞と、 前記第一空洞の床面に析出し、前記第二空洞の開口部を
    横切って伸張する、電気的に絶縁された絶縁層で、前記
    第二空洞の少なくとも一部を覆うような領域内を導電状
    態にして、可撓性の導電ダイアフラムを形成するように
    処理された絶縁層と、を備え、 前記ウェーハの前記第二面が、開口部を有し、前記開口
    部が前記ウェーハを貫通して前記第二空洞に連通する通
    路を形成し、前記第二空洞に連通する前記通路の開口部
    の面積が、前記第二空洞の床面の面積と比較して小さ
    く、 差圧検出装置が、更に、 前記ウェーハの第一面上に位置し、前記第一面に接着さ
    れたガラス板で、前記空洞の開口部を覆うように伸張
    し、前記第二空洞の床面と直線関係にある前記空洞の一
    部を覆うような導電部を有するガラス板と、 前記シリコンウェーハと、前記絶縁層の前記導電ダイア
    フラムと、前記ガラス板の導電部と、に対して、独立に
    電気接点を形成するような第一、第二及び第三電気接点
    と、 流体圧力を、前記ダイアフラムと前記ガラス板との間の
    容量にかける手段と、 を備える、ことを特徴とする二方向性差圧検出装置。
  10. 【請求項10】 容量性差圧検出装置の製造方法で、 (a)単結晶シリコンウェーハの上面に、所定の深さを
    有する空洞で、前記上面に平行な前記所定の深さに所定
    の面積の床面を有する空洞を形成するステップと、 (b)充填された空洞の上面が、前記ウェーハの上面
    と、連続した平らな表面を形成するように、前記空洞に
    犠牲スペーサ材を充填するステップと、 (c)前記ウェーハの上面に、前記充填された空洞上に
    伸張するポリシリコン層を析出させるステップと、 (d)前記充填された空洞上に位置する前記ポリシリコ
    ン層の一部を選択的にドーピングして、導電性p+領域
    を形成するステップと、 (e)前記ウェーハの上面と平行な前記ウェーハの底面
    を異方性エッチングすることにより、前記充填された空
    洞の床面の中心からずれた位置で前記充填された空洞の
    床面に連通する通路を構成する開口部を形成するステッ
    プと、 (f)前記空洞内の前記犠牲スペーサ材を、前記通路を
    介して取り除くステップと、 を備えることを特徴とする製造方法。
  11. 【請求項11】 前記犠牲スペーサ材が二酸化ケイ素で
    あり、前記ステップ(c)でポリシリコン層を析出させ
    る前に、前記ウェーハの上面を誘電薄層で覆う、ことを
    特徴とする請求項10記載の製造方法。
JP5110720A 1992-05-12 1993-05-12 過圧保護ポリシリコン容量性差圧センサー及びその製造方法 Pending JPH06129933A (ja)

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