JPH06206872A - 縮合型ピラゾール化合物 - Google Patents
縮合型ピラゾール化合物Info
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- JPH06206872A JPH06206872A JP25077993A JP25077993A JPH06206872A JP H06206872 A JPH06206872 A JP H06206872A JP 25077993 A JP25077993 A JP 25077993A JP 25077993 A JP25077993 A JP 25077993A JP H06206872 A JPH06206872 A JP H06206872A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)
フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−
1−酢酸などの化合物を包含する一般式(I) 【化1】 により表される新規な縮合型ピラゾール化合物またはそ
の製薬上許容し得る塩。 【効果】 本発明の新規な縮合型ピラゾール化合物また
はその製薬上許容し得る塩は白血球貪食能亢進作用、マ
クロファージ貪食能亢進作用、白血球数回復作用、感染
抵抗賦活作用、抗腫瘍作用、免疫能改善作用、血小板数
回復作用、赤血球数回復作用を有し、自己免疫疾患、
癌、造血障害、造血不全およびその他各種貧血などの予
防または治療に有用である。
フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−
1−酢酸などの化合物を包含する一般式(I) 【化1】 により表される新規な縮合型ピラゾール化合物またはそ
の製薬上許容し得る塩。 【効果】 本発明の新規な縮合型ピラゾール化合物また
はその製薬上許容し得る塩は白血球貪食能亢進作用、マ
クロファージ貪食能亢進作用、白血球数回復作用、感染
抵抗賦活作用、抗腫瘍作用、免疫能改善作用、血小板数
回復作用、赤血球数回復作用を有し、自己免疫疾患、
癌、造血障害、造血不全およびその他各種貧血などの予
防または治療に有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬として有用な縮合型
ピラゾール化合物に関する。
ピラゾール化合物に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】近年、化
学療法剤の顕著な発達により、感染症の治療には目ざま
しいものがある。しかし、その一方で従来の化学療法剤
の効果が現れにくい日和見感染症や、ガン患者に放射線
治療や薬物療法が施された場合、血液障害などの副作用
が出現し、医療分野では問題になっている。
学療法剤の顕著な発達により、感染症の治療には目ざま
しいものがある。しかし、その一方で従来の化学療法剤
の効果が現れにくい日和見感染症や、ガン患者に放射線
治療や薬物療法が施された場合、血液障害などの副作用
が出現し、医療分野では問題になっている。
【0003】最近では、ヒト顆粒球コロニー刺激因子な
どの白血球減少症治療剤が市販され、白血球数を正常レ
ベルまでに回復させることが可能になってきている。し
かし、出血等の原因である血小板の減少を回復させる有
効な薬剤はまだ市販されておらず、もっぱら血小板の成
分輸血を行っているのが現状である。
どの白血球減少症治療剤が市販され、白血球数を正常レ
ベルまでに回復させることが可能になってきている。し
かし、出血等の原因である血小板の減少を回復させる有
効な薬剤はまだ市販されておらず、もっぱら血小板の成
分輸血を行っているのが現状である。
【0004】血小板輸血は、新鮮血小板の供給量に限度
があり、また、安全性の面においても血液中に種々のウ
イルスが混入し、新たな感染にさらされる危険性があ
る。今後、血小板を回復させる薬剤の開発が望まれてい
るが、未だ成功には至っていない。
があり、また、安全性の面においても血液中に種々のウ
イルスが混入し、新たな感染にさらされる危険性があ
る。今後、血小板を回復させる薬剤の開発が望まれてい
るが、未だ成功には至っていない。
【0005】本発明は、白血球数回復作用、血小板数回
復作用、赤血球数回復作用を有する新規な縮合型ピラゾ
ール化合物を提供することを目的とする。
復作用、赤血球数回復作用を有する新規な縮合型ピラゾ
ール化合物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、新規な縮合型ピラ
ゾール化合物が骨髄幹細胞数の減少を早期にしかも強力
に回復させ、その結果、白血球数のみならず血小板数や
赤血球数をも回復させることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
を解決すべく鋭意研究を行った結果、新規な縮合型ピラ
ゾール化合物が骨髄幹細胞数の減少を早期にしかも強力
に回復させ、その結果、白血球数のみならず血小板数や
赤血球数をも回復させることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0007】すなわち、本発明は一般式
【0008】
【化7】
【0009】(式中、環Aはベンゼンまたはピリジンで
あり、R1 ,R2 は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、アルキルまたはアルコキシを示し、Yは水素、アル
キル、アルコキシアルキル、フェニル、置換フェニル、
アラルキル、置換アラルキル、式
あり、R1 ,R2 は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、アルキルまたはアルコキシを示し、Yは水素、アル
キル、アルコキシアルキル、フェニル、置換フェニル、
アラルキル、置換アラルキル、式
【0010】
【化8】
【0011】式 −A2 −B2
【0012】(式中、Zは単結合、−O−、−S−また
は−NR3 −(ここで、R3 は水素またはアルキルを示
す。)を示す。)を示し、A1 ,A2 は同一または異な
って単結合またはアルキレンを示し、B1 ,B2 は同一
または異なって、式 −COOR4 (ここでR4 は水素、アルキル、式 −A3 −A4 −NR5 R6 (式中、A3 はアルキレンを示し、A4 は単結合、−C
O−または−CH(OH)−を示し、R5 ,R6 は同一
または異なって水素、アルキル、アルケニル、シクロア
ルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキ
ルまたは1〜3個のハロゲン、水酸基、カルボキシ、ア
ルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、−O−
R7 (ここで、R7 は1〜3個のハロゲン、水酸基によ
って置換されていてもよいアルキルまたはアリールを示
す。)、−CONR8 R9 (ここで、R8 ,R9 は同一
または異なって水素またはアルキルを示す。)、−NR
10R 11(ここで、R10,R11は同一または異なって水
素、アルキルまたはR10,R11が隣接する窒素原子とと
もに複素環を形成する基を示す。)または−OCOR12
(ここで、R12は1〜3個のハロゲンまたは水酸基によ
り置換されていてもよいアルキル、アリールまたはアラ
ルキルを示す。)によって置換されているアルキル、ア
ルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、
アリール、アラルキルを示すか、R5 ,R6 は隣接する
窒素原子とともに複素環を形成する基を示す。)により
表される基、式
は−NR3 −(ここで、R3 は水素またはアルキルを示
す。)を示す。)を示し、A1 ,A2 は同一または異な
って単結合またはアルキレンを示し、B1 ,B2 は同一
または異なって、式 −COOR4 (ここでR4 は水素、アルキル、式 −A3 −A4 −NR5 R6 (式中、A3 はアルキレンを示し、A4 は単結合、−C
O−または−CH(OH)−を示し、R5 ,R6 は同一
または異なって水素、アルキル、アルケニル、シクロア
ルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキ
ルまたは1〜3個のハロゲン、水酸基、カルボキシ、ア
ルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、−O−
R7 (ここで、R7 は1〜3個のハロゲン、水酸基によ
って置換されていてもよいアルキルまたはアリールを示
す。)、−CONR8 R9 (ここで、R8 ,R9 は同一
または異なって水素またはアルキルを示す。)、−NR
10R 11(ここで、R10,R11は同一または異なって水
素、アルキルまたはR10,R11が隣接する窒素原子とと
もに複素環を形成する基を示す。)または−OCOR12
(ここで、R12は1〜3個のハロゲンまたは水酸基によ
り置換されていてもよいアルキル、アリールまたはアラ
ルキルを示す。)によって置換されているアルキル、ア
ルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、
アリール、アラルキルを示すか、R5 ,R6 は隣接する
窒素原子とともに複素環を形成する基を示す。)により
表される基、式
【0013】
【化9】
【0014】(式中、A5 は単結合またはアルキレンを
示し、R13,R14は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、水酸基、ニトロ、アミノ、アルキル、アルコキシ、
シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルを示す
か、またはR13,R14がベンゼン環とともに縮合環を形
成する基を示す。)、式 −A6 −OCO−A7 −R15 (式中、A6 はアルキレンを示し、A7 は単結合、−O
−を示し、R15は1〜3個のハロゲンまたは水酸基によ
り置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、シ
クロアルキルアルキル、アリール、アラルキルを示
す。)により表される基、式
示し、R13,R14は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、水酸基、ニトロ、アミノ、アルキル、アルコキシ、
シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルを示す
か、またはR13,R14がベンゼン環とともに縮合環を形
成する基を示す。)、式 −A6 −OCO−A7 −R15 (式中、A6 はアルキレンを示し、A7 は単結合、−O
−を示し、R15は1〜3個のハロゲンまたは水酸基によ
り置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、シ
クロアルキルアルキル、アリール、アラルキルを示
す。)により表される基、式
【0015】
【化10】
【0016】(式中、A8 は単結合またはアルキレンを
示し、R16,R17は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、水酸基、ニトロ、アミノ、アルキル、アルコキシ、
シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルを示
す。)により表される基、式
示し、R16,R17は同一または異なって水素、ハロゲ
ン、水酸基、ニトロ、アミノ、アルキル、アルコキシ、
シクロアルキルまたはシクロアルキルアルキルを示
す。)により表される基、式
【0017】
【化11】
【0018】(式中、A9 は単結合またはアルキレンを
示し、R18は水素または1〜3個のハロゲンまたは水酸
基により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキ
ル、シクロアルキルアルキル、アリールもしくはアラル
キルを示す。)により表される基、または式 −A10−O−R19 (式中、A10はアルキレンを示し、R19は水素または1
〜3個のハロゲンまたは水酸基により置換されていても
よいアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ル、アリールもしくはアラルキルを示す。)により表さ
れる基を示す。)、アシル、水酸基、アシルオキシ、式
示し、R18は水素または1〜3個のハロゲンまたは水酸
基により置換されていてもよいアルキル、シクロアルキ
ル、シクロアルキルアルキル、アリールもしくはアラル
キルを示す。)により表される基、または式 −A10−O−R19 (式中、A10はアルキレンを示し、R19は水素または1
〜3個のハロゲンまたは水酸基により置換されていても
よいアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ル、アリールもしくはアラルキルを示す。)により表さ
れる基を示す。)、アシル、水酸基、アシルオキシ、式
【0019】
【化12】
【0020】または式 −CONR20R21
【0021】(式中、R20,R21は同一または異なって
水素、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、アシル
オキシアルキル、アミノアルキル、モノアルキルアミノ
アルキル、ジアルキルアミノアルキルまたはR20,R21
が隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基を示
し、nは0または1を示す。)を示し、L1 ,L2 は同
一または異なって水素、ハロゲン、アルキルまたはアル
コキシを示す。)により表される縮合型ピラゾール化合
物またはその製薬上許容し得る塩に関する。
水素、アルキル、アシル、ヒドロキシアルキル、アシル
オキシアルキル、アミノアルキル、モノアルキルアミノ
アルキル、ジアルキルアミノアルキルまたはR20,R21
が隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基を示
し、nは0または1を示す。)を示し、L1 ,L2 は同
一または異なって水素、ハロゲン、アルキルまたはアル
コキシを示す。)により表される縮合型ピラゾール化合
物またはその製薬上許容し得る塩に関する。
【0022】本明細書において、ハロゲンとはフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素を示し、アルキルとは炭素数1〜8
個の直鎖または分枝鎖状のアルキルであって、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、第3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチルなどがあげられる。
塩素、臭素、ヨウ素を示し、アルキルとは炭素数1〜8
個の直鎖または分枝鎖状のアルキルであって、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、第3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチルなどがあげられる。
【0023】アルコキシとは炭素数1〜8個の直鎖また
は分枝鎖状のアルコキシであって、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、第3級ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチル
オキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオ
キシなどがあげられる。アルキレンとは炭素数1〜8個
の直鎖または分枝鎖状のアルキレンであって、メチレ
ン、エチレン、1,1−ジメチルエチレン、トリメチレ
ン、プロピレン、2−メチルトリメチレン、2−エチル
トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキ
サメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレンなどがあ
げられる。
は分枝鎖状のアルコキシであって、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、第3級ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチル
オキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオ
キシなどがあげられる。アルキレンとは炭素数1〜8個
の直鎖または分枝鎖状のアルキレンであって、メチレ
ン、エチレン、1,1−ジメチルエチレン、トリメチレ
ン、プロピレン、2−メチルトリメチレン、2−エチル
トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキ
サメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレンなどがあ
げられる。
【0024】シクロアルキルとは炭素数3〜7個のシク
ロアルキルであって、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど
があげられる。アルケニルとは炭素数2〜8個の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルケニルであって、ビニル、アリル、
プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、ペンテニル、
ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニルなどがあげられ
る。アリールとはフェニル、ナフチルなどがあげられ
る。
ロアルキルであって、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなど
があげられる。アルケニルとは炭素数2〜8個の直鎖ま
たは分枝鎖状のアルケニルであって、ビニル、アリル、
プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、ペンテニル、
ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニルなどがあげられ
る。アリールとはフェニル、ナフチルなどがあげられ
る。
【0025】アラルキルとは炭素数1〜4個の直鎖また
は分枝鎖状のアルキル(メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチルなど)にアリール(前
記と同義)が置換したものであって、ベンジル、1−フ
ェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロ
ピル、4−フェニルブチル、ナフチルメチル、2−ナフ
チルエチル、3−ナフチルプロピル、4−ナフチルブチ
ルなどがあげられる。置換アラルキル、置換フェニルに
おける芳香環上の置換基としては1〜3個のハロゲン、
炭素数1〜8個の直鎖または分枝鎖状のアルキル(前記
と同義)、炭素数1〜8個の直鎖または分枝鎖状のアル
コキシ(前記と同義)などがあげられる。
は分枝鎖状のアルキル(メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチルなど)にアリール(前
記と同義)が置換したものであって、ベンジル、1−フ
ェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロ
ピル、4−フェニルブチル、ナフチルメチル、2−ナフ
チルエチル、3−ナフチルプロピル、4−ナフチルブチ
ルなどがあげられる。置換アラルキル、置換フェニルに
おける芳香環上の置換基としては1〜3個のハロゲン、
炭素数1〜8個の直鎖または分枝鎖状のアルキル(前記
と同義)、炭素数1〜8個の直鎖または分枝鎖状のアル
コキシ(前記と同義)などがあげられる。
【0026】シクロアルキルアルキルとは炭素数1〜4
個の直鎖または分枝鎖状のアルキル(前記と同義)に炭
素数3〜7個のシクロアルキル(前記と同義)が置換し
たものであって、シクロプロピルメチル、シクロブチル
メチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘプチルメチル、シクロプロピルエチル、シ
クロブチルエチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキ
シルエチル、シクロヘプチルエチル、シクロプロピルプ
ロピル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルプロピ
ル、シクロヘキシルプロピル、シクロヘプチルプロピ
ル、シクロプロピルブチル、シクロブチルブチル、シク
ロペンチルブチル、シクロヘキシルブチル、シクロヘプ
チルブチルなどがあげられる。
個の直鎖または分枝鎖状のアルキル(前記と同義)に炭
素数3〜7個のシクロアルキル(前記と同義)が置換し
たものであって、シクロプロピルメチル、シクロブチル
メチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘプチルメチル、シクロプロピルエチル、シ
クロブチルエチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキ
シルエチル、シクロヘプチルエチル、シクロプロピルプ
ロピル、シクロブチルプロピル、シクロペンチルプロピ
ル、シクロヘキシルプロピル、シクロヘプチルプロピ
ル、シクロプロピルブチル、シクロブチルブチル、シク
ロペンチルブチル、シクロヘキシルブチル、シクロヘプ
チルブチルなどがあげられる。
【0027】アルコキシカルボニルとはそのアルコキシ
部が炭素数1〜4個のアルコキシ(メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、第3級ブトキシなど)を有するものであって、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトシキカルボ
ニル、イソブトキシカルボニル、第3級ブトキシカルボ
ニルなどを示す。アラルコキシカルボニルとは、そのア
ラルコキシ部が炭素数1〜4個のアルコキシにアリール
(前記と同義)が置換したものであって、ベンジルオキ
シカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニル、3−
フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシ
カルボニル、ナフチルメトキシカルボニル、2−ナフチ
ルエトキシカルボニル、3−ナフチルプロポキシカルボ
ニル、4−ナフチルブトキシカルボニル、さらにこれら
の芳香環上にハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
シ、水酸基、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ア
ミノおよびアラルキルから選ばれる置換基を少なくとも
1個有しているアラルコキシカルボニルを示す。
部が炭素数1〜4個のアルコキシ(メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、第3級ブトキシなど)を有するものであって、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトシキカルボ
ニル、イソブトキシカルボニル、第3級ブトキシカルボ
ニルなどを示す。アラルコキシカルボニルとは、そのア
ラルコキシ部が炭素数1〜4個のアルコキシにアリール
(前記と同義)が置換したものであって、ベンジルオキ
シカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニル、3−
フェニルプロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシ
カルボニル、ナフチルメトキシカルボニル、2−ナフチ
ルエトキシカルボニル、3−ナフチルプロポキシカルボ
ニル、4−ナフチルブトキシカルボニル、さらにこれら
の芳香環上にハロゲン、低級アルキル、低級アルコキ
シ、水酸基、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、ア
ミノおよびアラルキルから選ばれる置換基を少なくとも
1個有しているアラルコキシカルボニルを示す。
【0028】アシルおよびアシルオキシにおけるアシル
とはホルミル、低級アルカノイルまたはアロイルなどを
意味し、低級アルカノイルとは炭素数2〜5個のアルカ
ノイルであって、フェニルによって置換されていてもよ
く、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピ
バロイル、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、
フェニルブチリル、さらにこれらの芳香環上にハロゲ
ン、低級アルキル、低級アルコキシ、水酸基、トリフル
オロメチル、シアノ、ニトロ、アミノおよびアラルキル
から選ばれる置換基を少なくとも1個有しているフェニ
ル置換アルカノイルなどを、アロイルとはベンゾイル、
ナフトイル、さらにこれらの芳香環上にハロゲン、低級
アルキル、低級アルコキシ、水酸基、トリフルオロメチ
ル、シアノ、ニトロ、アミノおよびアラルキルから選ば
れる置換基を少なくとも1個有しているアロイルなどを
示す。
とはホルミル、低級アルカノイルまたはアロイルなどを
意味し、低級アルカノイルとは炭素数2〜5個のアルカ
ノイルであって、フェニルによって置換されていてもよ
く、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレリル、ピ
バロイル、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、
フェニルブチリル、さらにこれらの芳香環上にハロゲ
ン、低級アルキル、低級アルコキシ、水酸基、トリフル
オロメチル、シアノ、ニトロ、アミノおよびアラルキル
から選ばれる置換基を少なくとも1個有しているフェニ
ル置換アルカノイルなどを、アロイルとはベンゾイル、
ナフトイル、さらにこれらの芳香環上にハロゲン、低級
アルキル、低級アルコキシ、水酸基、トリフルオロメチ
ル、シアノ、ニトロ、アミノおよびアラルキルから選ば
れる置換基を少なくとも1個有しているアロイルなどを
示す。
【0029】アシルオキシアルキルとはアルカノイルオ
キシアルキルあるいはアロイルオキシアルキルなどを意
味し、アルカノイルオキシアルキルのアルカノイル部は
炭素数1〜5個のアルカノイルで、アルキル部は炭素数
1〜4個のアルキルであって、1−ホルミルオキシプロ
ピル、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、
1−または2−アセトキシエチル、1−または2−プロ
ピオニルオキシエチル、1−または3−アセトキシプロ
ピル、1−または3−プロピオニルオキシプロピルなど
を示し、アロイルオキシアルキルのアルキル部は炭素数
1〜4個のアルキルであって、ベンゾイルオキシメチ
ル、ベンゾイルオキシエチル、ベンゾイルオキシプロピ
ル、ベンゾイルオキシブチルなどを示す。
キシアルキルあるいはアロイルオキシアルキルなどを意
味し、アルカノイルオキシアルキルのアルカノイル部は
炭素数1〜5個のアルカノイルで、アルキル部は炭素数
1〜4個のアルキルであって、1−ホルミルオキシプロ
ピル、アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、
1−または2−アセトキシエチル、1−または2−プロ
ピオニルオキシエチル、1−または3−アセトキシプロ
ピル、1−または3−プロピオニルオキシプロピルなど
を示し、アロイルオキシアルキルのアルキル部は炭素数
1〜4個のアルキルであって、ベンゾイルオキシメチ
ル、ベンゾイルオキシエチル、ベンゾイルオキシプロピ
ル、ベンゾイルオキシブチルなどを示す。
【0030】ヒドロキシアルキルとは炭素数1〜4個の
直鎖または分枝鎖状のヒドロキシ化されたアルキルであ
って、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−
ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒ
ドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシ−1−メ
チルエチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロ
キシプロピルなどがあげられる。
直鎖または分枝鎖状のヒドロキシ化されたアルキルであ
って、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−
ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒ
ドロキシ−1−メチルエチル、2−ヒドロキシ−1−メ
チルエチル、4−ヒドロキシブチル、2,3−ジヒドロ
キシプロピルなどがあげられる。
【0031】アルコキシアルキルとは炭素数1〜4個の
直鎖または分枝鎖状のアルキルに炭素数1〜4個の直鎖
または分枝鎖状のアルコキシが置換したものであって、
メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、イソブトキシ
メチル、第3級ブトキシメチル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、3−メトキシプロピル、3−エト
キシプロピル、4−メトキシブチル、4−エトキシブチ
ルなどがあげられる。
直鎖または分枝鎖状のアルキルに炭素数1〜4個の直鎖
または分枝鎖状のアルコキシが置換したものであって、
メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシメチル、
イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、イソブトキシ
メチル、第3級ブトキシメチル、2−メトキシエチル、
2−エトキシエチル、3−メトキシプロピル、3−エト
キシプロピル、4−メトキシブチル、4−エトキシブチ
ルなどがあげられる。
【0032】アミノアルキルとは炭素数1〜4個の直鎖
または分枝鎖状のアルキルにアミノが置換したものであ
って、アミノメチル、2−アミノエチル、3−アミノプ
ロピル、4−アミノブチルなどを示す。モノアルキルア
ミノアルキルとは、各アルキル部が炭素数1〜4個の直
鎖または分枝鎖状のアルキルを有するものであって、メ
チルアミノメチル、2−メチルアミノエチル、3−メチ
ルアミノプロピル、4−メチルアミノブチル、エチルア
ミノメチル、プロピルアミノメチル、イソプロピルアミ
ノメチル、ブチルアミノメチルなどを示す。
または分枝鎖状のアルキルにアミノが置換したものであ
って、アミノメチル、2−アミノエチル、3−アミノプ
ロピル、4−アミノブチルなどを示す。モノアルキルア
ミノアルキルとは、各アルキル部が炭素数1〜4個の直
鎖または分枝鎖状のアルキルを有するものであって、メ
チルアミノメチル、2−メチルアミノエチル、3−メチ
ルアミノプロピル、4−メチルアミノブチル、エチルア
ミノメチル、プロピルアミノメチル、イソプロピルアミ
ノメチル、ブチルアミノメチルなどを示す。
【0033】ジアルキルアミノアルキルとは各アルキル
部が炭素数1〜4個の直鎖または分枝鎖状のアルキルを
有するものであって、ジメチルアミノメチル、2−ジメ
チルアミノエチル、3−ジメチルアミノプロピル、4−
ジメチルアミノブチル、ジエチルアミノメチル、ジプロ
ピルアミノメチル、ジイソプロピルアミノメチル、ジブ
チルアミノメチル、2−ジエチルアミノエチル、3−ジ
エチルアミノプロピル、4−ジブチルアミノプロピルな
どを示す。
部が炭素数1〜4個の直鎖または分枝鎖状のアルキルを
有するものであって、ジメチルアミノメチル、2−ジメ
チルアミノエチル、3−ジメチルアミノプロピル、4−
ジメチルアミノブチル、ジエチルアミノメチル、ジプロ
ピルアミノメチル、ジイソプロピルアミノメチル、ジブ
チルアミノメチル、2−ジエチルアミノエチル、3−ジ
エチルアミノプロピル、4−ジブチルアミノプロピルな
どを示す。
【0034】R5 とR6 、R10とR11およびR20とR21
が隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基とは、
複素原子として、さらにアルキルもしくはヒドロキシア
ルキルで置換されていてもよい窒素、酸素または硫黄を
少なくとも1個有していてもよい5〜7員環であって、
1−ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、4
−メチル−1−ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホ
リノ、4−エチル−1−ピペラジニル、4−(2−ヒド
ロキシエチル)−1−ピペラジニル、1−ホモピペラジ
ニル、4−メチル−1−ホモピペラジニル、2−オキソ
−1−ピロリジニルなどがあげられる。
が隣接する窒素原子とともに複素環を形成する基とは、
複素原子として、さらにアルキルもしくはヒドロキシア
ルキルで置換されていてもよい窒素、酸素または硫黄を
少なくとも1個有していてもよい5〜7員環であって、
1−ピロリジニル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、4
−メチル−1−ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホ
リノ、4−エチル−1−ピペラジニル、4−(2−ヒド
ロキシエチル)−1−ピペラジニル、1−ホモピペラジ
ニル、4−メチル−1−ホモピペラジニル、2−オキソ
−1−ピロリジニルなどがあげられる。
【0035】R13とR14がベンゼン環とともに縮合環を
形成する基とは、ビシクロ〔4.2.0〕オクタ−1,
3,5−トリエン、インダン、1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテンなどがあげられる。
形成する基とは、ビシクロ〔4.2.0〕オクタ−1,
3,5−トリエン、インダン、1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフタレン、6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテンなどがあげられる。
【0036】本発明の化合物が塩を形成し得る場合に
は、これらの塩も本発明に包含される。一般式(I)の
化合物の製薬上許容し得る塩とは塩酸塩、硫酸塩、臭化
水素酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マ
レイン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、リン
ゴ酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩などの酸付加塩、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩な
どの金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩など
のアミン塩(第4級アンモニウム塩も含む)、アルギニ
ン塩、リジン塩、オルニチン塩などのアミノ酸との塩な
どがあげられる。また、水和物(1水和物、1/4水和
物、1/2水和物、3/2水和物など)やその他の溶媒
和物も本発明に包含される。
は、これらの塩も本発明に包含される。一般式(I)の
化合物の製薬上許容し得る塩とは塩酸塩、硫酸塩、臭化
水素酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、マ
レイン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、リン
ゴ酸塩、マンデル酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩などの酸付加塩、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩な
どの金属塩、アンモニウム塩、トリエチルアミン塩など
のアミン塩(第4級アンモニウム塩も含む)、アルギニ
ン塩、リジン塩、オルニチン塩などのアミノ酸との塩な
どがあげられる。また、水和物(1水和物、1/4水和
物、1/2水和物、3/2水和物など)やその他の溶媒
和物も本発明に包含される。
【0037】本発明の一般式(I)の化合物およびその
製薬上許容し得る塩には光学活性体が存在するものも含
まれるが、本発明はこれら個々の異性体およびこれらの
混合物のいずれをも包含するものである。また、幾何異
性体が存在する場合には、そのシス体、トランス体、さ
らにそれらの混合物をも包含する。
製薬上許容し得る塩には光学活性体が存在するものも含
まれるが、本発明はこれら個々の異性体およびこれらの
混合物のいずれをも包含するものである。また、幾何異
性体が存在する場合には、そのシス体、トランス体、さ
らにそれらの混合物をも包含する。
【0038】本発明の一般式(I)の化合物は、たとえ
ば以下の方法により製造できる。 (1)一般式
ば以下の方法により製造できる。 (1)一般式
【0039】
【化13】
【0040】(式中、X1 はフッ素、塩素、臭素などの
ハロゲンを示し、他の記号は前記と同義である。)によ
り表される化合物と式 H2 NNH−Y (III) (式中、Yは前記と同義である。)による化合物とを縮
合させ、一般式
ハロゲンを示し、他の記号は前記と同義である。)によ
り表される化合物と式 H2 NNH−Y (III) (式中、Yは前記と同義である。)による化合物とを縮
合させ、一般式
【0041】
【化14】
【0042】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物が得られ、さらにこの化合物を閉環
させることにより製造することができる。
より表される化合物が得られ、さらにこの化合物を閉環
させることにより製造することができる。
【0043】脱水縮合の反応条件は、化合物(II)、化合
物(III) 中の置換基の種類により適宜選択れるが、好ま
しくはベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジン、ジオ
キサン、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどの
反応に不活性な溶媒中、必要に応じてモレキュラーシー
ブ、塩化カルシウムなどの脱水剤を用いて、50〜25
0℃の温度にて行われる。閉環反応は好ましくはベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジン、プロパノール、ブ
タノール、ペンタノールなどの反応に不活性な溶媒中、
必要に応じて炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、トリエチルアミン、2−アミノピリジンな
どの脱酸剤を用い、50〜250℃の温度にて行われ
る。
物(III) 中の置換基の種類により適宜選択れるが、好ま
しくはベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジン、ジオ
キサン、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどの
反応に不活性な溶媒中、必要に応じてモレキュラーシー
ブ、塩化カルシウムなどの脱水剤を用いて、50〜25
0℃の温度にて行われる。閉環反応は好ましくはベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジン、プロパノール、ブ
タノール、ペンタノールなどの反応に不活性な溶媒中、
必要に応じて炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、トリエチルアミン、2−アミノピリジンな
どの脱酸剤を用い、50〜250℃の温度にて行われ
る。
【0044】また、上記記載の製造方法において、化合
物(II)と化合物(III) をベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ピリジン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメ
チルエーテルなどの適当な溶媒中で、必要に応じて適当
な脱水剤や脱酸剤を用いて100〜250℃の温度で反
応させることにより、直接目的化合物(I)を得ること
もできる。
物(II)と化合物(III) をベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ピリジン、ジオキサン、ジエチレングリコールジメ
チルエーテルなどの適当な溶媒中で、必要に応じて適当
な脱水剤や脱酸剤を用いて100〜250℃の温度で反
応させることにより、直接目的化合物(I)を得ること
もできる。
【0045】(2)本発明の一般式(I)において、Y
が水素以外の基を有する化合物は、Yが水素の化合物と
式 X2 Y1 (V) (式中、Y1 は水素を除くYを示し、X2 は塩素、臭素
などのハロゲンまたはメタンスルホニルオキシ、p−ト
ルエンスルホニルオキシなどの適切な脱離基を表す。)
により表される化合物とを反応させることにより製造で
きる。
が水素以外の基を有する化合物は、Yが水素の化合物と
式 X2 Y1 (V) (式中、Y1 は水素を除くYを示し、X2 は塩素、臭素
などのハロゲンまたはメタンスルホニルオキシ、p−ト
ルエンスルホニルオキシなどの適切な脱離基を表す。)
により表される化合物とを反応させることにより製造で
きる。
【0046】反応条件は、原料化合物中の置換基の種類
により適宜選択されるが、好ましくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリジン、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、メタノー
ル、エタノールなどの反応に不活性な溶媒中、水素化ナ
トリウム、ナトリウムアルコキシドなどの塩基存在下、
または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を
用い、0〜250℃の温度にて行われる。
により適宜選択されるが、好ましくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリジン、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、メタノー
ル、エタノールなどの反応に不活性な溶媒中、水素化ナ
トリウム、ナトリウムアルコキシドなどの塩基存在下、
または水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を
用い、0〜250℃の温度にて行われる。
【0047】(3)一般式(I)において、B1 が式−
CONR20R21(式中、各記号は前記と同義である。)
により表される基を有する化合物は、一般式
CONR20R21(式中、各記号は前記と同義である。)
により表される基を有する化合物は、一般式
【0048】
【化15】
【0049】(式中、X3 は水酸基またはハロゲンなど
の適切な脱離基を示し、他の記号は前記と同義であ
る。)により表される化合物と式 HNR20R21 (VII) (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
化合物を反応させることにより製造できる。
の適切な脱離基を示し、他の記号は前記と同義であ
る。)により表される化合物と式 HNR20R21 (VII) (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
化合物を反応させることにより製造できる。
【0050】反応条件は、原料化合物中の置換基の種類
により適宜選択されるが、好ましくはトルエン、ジメチ
ルホルムアミド、クロロホルム、ジクロロメタン、ピリ
ジンなどの反応に不活性な溶媒中、必要に応じて、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、トリ
エチルアミンなどの脱酸剤またはジシクロヘキシルカル
ボジイミド、N,N’−カルボジイミダゾールなどの縮
合剤、あるいはクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソプロ
ピルなどの混合酸無水物を形成する試薬などを用いて−
20〜200℃の温度にて行われる。
により適宜選択されるが、好ましくはトルエン、ジメチ
ルホルムアミド、クロロホルム、ジクロロメタン、ピリ
ジンなどの反応に不活性な溶媒中、必要に応じて、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、トリ
エチルアミンなどの脱酸剤またはジシクロヘキシルカル
ボジイミド、N,N’−カルボジイミダゾールなどの縮
合剤、あるいはクロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソプロ
ピルなどの混合酸無水物を形成する試薬などを用いて−
20〜200℃の温度にて行われる。
【0051】(4)一般式(I)において、B1 が式−
NR20R21(式中、各記号は前記と同義である。)を有
する化合物は、一般式
NR20R21(式中、各記号は前記と同義である。)を有
する化合物は、一般式
【0052】
【化16】
【0053】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表される化合物と式 HNR20R21 (VII) (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
化合物を反応させることにより製造できる。
より表される化合物と式 HNR20R21 (VII) (式中、各記号は前記と同義である。)により表される
化合物を反応させることにより製造できる。
【0054】反応条件は原料化合物中の置換基の種類に
より適宜選択されるが、好ましくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリジン、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、メタノー
ル、エタノールなどの反応に不活性な溶媒中、必要に応
じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を
用い、0〜250℃の温度にて行われる。
より適宜選択されるが、好ましくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリジン、クロ
ロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、メタノー
ル、エタノールなどの反応に不活性な溶媒中、必要に応
じて、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を
用い、0〜250℃の温度にて行われる。
【0055】(5)一般式(I)において、Yが−A2
−B2 を示し、ここでB2 が−COOR4a(式中、R4a
は水素を除くR4 を示す。)を有する化合物は一般式
−B2 を示し、ここでB2 が−COOR4a(式中、R4a
は水素を除くR4 を示す。)を有する化合物は一般式
【0056】
【化17】
【0057】(式中、各記号は前記と同義である。)に
より表されるカルボン酸またはその反応性誘導体と式
より表されるカルボン酸またはその反応性誘導体と式
【0058】 Q−A3 −A4 −NR5 R6 (X)
【0059】
【化18】
【0060】 Q−A6 −O−CO−A7 −R15 (XII)
【0061】
【化19】
【0062】
【化20】
【0063】Q−A10−O−R19 (XV)
【0064】(式中、Qはハロゲン(塩素、ヨウ素、臭
素など)、水酸基、メタンスルホニルオキシ、トルエン
スルホニルオキシなどの適切な脱離基を示し、他の記号
は前記と同義である。)により表される化合物を反応さ
せることにより製造される。R4 がアルキルの化合物
は、化合物(IX)とアルキルハライドを反応させること
により得られる。
素など)、水酸基、メタンスルホニルオキシ、トルエン
スルホニルオキシなどの適切な脱離基を示し、他の記号
は前記と同義である。)により表される化合物を反応さ
せることにより製造される。R4 がアルキルの化合物
は、化合物(IX)とアルキルハライドを反応させること
により得られる。
【0065】(i) 一般式(IX)の遊離のカルボン酸化合物
またはその金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)と
式(X) 〜(XV)のQがハロゲン、メタンスルホニルオキ
シ、トルエンスルホニルオキシなどの脱離基を示す化合
物とを反応させる場合の反応条件は、用いる原料化合物
中の置換基の種類により適宜選択されるが、好ましくは
ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミ
ド、ピリジン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタンなどの反応に不活性な溶媒中、必要に応じて、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エンなどの脱酸剤を
用い、0〜250℃の温度にて行われる。
またはその金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など)と
式(X) 〜(XV)のQがハロゲン、メタンスルホニルオキ
シ、トルエンスルホニルオキシなどの脱離基を示す化合
物とを反応させる場合の反応条件は、用いる原料化合物
中の置換基の種類により適宜選択されるが、好ましくは
ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミ
ド、ピリジン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタンなどの反応に不活性な溶媒中、必要に応じて、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシ
クロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エンなどの脱酸剤を
用い、0〜250℃の温度にて行われる。
【0066】(ii)一般式(IX)のカルボン酸が酸ハライド
(酸クロリド、酸ブロミドなど)、対象型酸無水物また
は混合酸無水物(アルキル炭酸混合酸無水物、アルキル
リン酸混合酸無水物、アルキル亜リン酸混合酸無水物、
硫酸混合酸無水物など)である反応性誘導体と式(X) お
よび(XII) のQが水酸基を示す化合物とを反応させる場
合、酸ハライドを用いる場合には、必要に応じて水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を用いて行わ
れ、反応に混合酸無水物を用いる場合には、トリエチル
アミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリンなどの第
3級塩基の存在下に行われる。
(酸クロリド、酸ブロミドなど)、対象型酸無水物また
は混合酸無水物(アルキル炭酸混合酸無水物、アルキル
リン酸混合酸無水物、アルキル亜リン酸混合酸無水物、
硫酸混合酸無水物など)である反応性誘導体と式(X) お
よび(XII) のQが水酸基を示す化合物とを反応させる場
合、酸ハライドを用いる場合には、必要に応じて水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム、トリエチルアミンなどの脱酸剤を用いて行わ
れ、反応に混合酸無水物を用いる場合には、トリエチル
アミン、ピリジン、N,N−ジメチルアニリンなどの第
3級塩基の存在下に行われる。
【0067】反応条件は、用いる原料化合物中の置換基
の種類により適宜選択されるが、好ましくはベンゼン、
トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリジ
ン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタンな
どの反応に不活性な溶媒中、−20〜100℃にて行わ
れる。
の種類により適宜選択されるが、好ましくはベンゼン、
トルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、ピリジ
ン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタンな
どの反応に不活性な溶媒中、−20〜100℃にて行わ
れる。
【0068】本発明の一般式(I)で示されるN−オキ
サイド化合物は、相当するアミノ化合物を過酸化水素、
過ギ酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、メタクロロ過安
息香酸、過安息香酸、モノ過フタル酸等の過酸化物と反
応させることにより得られる。反応はクロロホルム、ジ
クロロメタン、エーテル、ベンゼン、アセトン、ジオキ
サン、アセトニトリル等の反応に不活性な溶媒中、0〜
100℃の温度で行う。
サイド化合物は、相当するアミノ化合物を過酸化水素、
過ギ酸、過酢酸、トリフルオロ過酢酸、メタクロロ過安
息香酸、過安息香酸、モノ過フタル酸等の過酸化物と反
応させることにより得られる。反応はクロロホルム、ジ
クロロメタン、エーテル、ベンゼン、アセトン、ジオキ
サン、アセトニトリル等の反応に不活性な溶媒中、0〜
100℃の温度で行う。
【0069】本発明の一般式(I)の化合物およびその
製薬上許容し得る塩には光学活性体が存在するが、本発
明はこれら個々の異性体およびこれらの混合物のいずれ
をも包含するものである。光学活性体はラセミ体あるい
はジアステレオ異性体を分別再結晶、種々のクロマトグ
ラフィーなどの公知の手段により分割するか、または光
学活性な原料化合物を用いることによって得られる。
製薬上許容し得る塩には光学活性体が存在するが、本発
明はこれら個々の異性体およびこれらの混合物のいずれ
をも包含するものである。光学活性体はラセミ体あるい
はジアステレオ異性体を分別再結晶、種々のクロマトグ
ラフィーなどの公知の手段により分割するか、または光
学活性な原料化合物を用いることによって得られる。
【0070】また、幾何異性体が存在する場合には、こ
れも分別再結晶、種々のクロマトグラフィーなどの常法
によりその(E)体、(Z)体に分離することができ、
幾何異性体もそれ自体公知の方法に準じて製造すること
ができる。
れも分別再結晶、種々のクロマトグラフィーなどの常法
によりその(E)体、(Z)体に分離することができ、
幾何異性体もそれ自体公知の方法に準じて製造すること
ができる。
【0071】
【作用および発明の効果】本発明の化合物は、免疫機能
不全による疾患動物などを用いた各種薬理実験におい
て、すぐれた白血球貪食能亢進作用、マクロファージ貪
食能亢進作用、白血球数回復作用、感染抵抗賦活作用、
抗腫瘍作用、免疫能改善作用などを有することが明らか
にされた。したがって、本発明化合物は制癌剤などによ
る化学療法に伴う白血球減少症、手術後などの生体防御
能低下による感染症、アレルギー性疾患、エリテマトー
デス、慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患、癌などの
予防または治療に用いることができる。
不全による疾患動物などを用いた各種薬理実験におい
て、すぐれた白血球貪食能亢進作用、マクロファージ貪
食能亢進作用、白血球数回復作用、感染抵抗賦活作用、
抗腫瘍作用、免疫能改善作用などを有することが明らか
にされた。したがって、本発明化合物は制癌剤などによ
る化学療法に伴う白血球減少症、手術後などの生体防御
能低下による感染症、アレルギー性疾患、エリテマトー
デス、慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患、癌などの
予防または治療に用いることができる。
【0072】また、本発明の化合物は血小板数を回復さ
せる作用があり、したがって、本発明の医薬は骨髄移植
または抗癌剤や放射線照射による血小板数の減少を回復
促進させる薬剤として有用である。また、特発性血小板
減少性紫斑病、骨髄異形成症候群や先天性・特発性好中
球減少症などの造血障害または造血不全を予防または治
療するために使用される。
せる作用があり、したがって、本発明の医薬は骨髄移植
または抗癌剤や放射線照射による血小板数の減少を回復
促進させる薬剤として有用である。また、特発性血小板
減少性紫斑病、骨髄異形成症候群や先天性・特発性好中
球減少症などの造血障害または造血不全を予防または治
療するために使用される。
【0073】さらに、本発明の化合物は赤血球数を回復
させる作用があり、したがって、本発明の医薬は骨髄移
植または抗癌剤や放射線照射による赤血球数の減少を回
復促進させる薬剤として有用である。また、再生不良性
貧血、先天性貧血、腎性貧血、骨髄性貧血などの治療に
用いられる。
させる作用があり、したがって、本発明の医薬は骨髄移
植または抗癌剤や放射線照射による赤血球数の減少を回
復促進させる薬剤として有用である。また、再生不良性
貧血、先天性貧血、腎性貧血、骨髄性貧血などの治療に
用いられる。
【0074】次に、本発明の化合物の薬理作用は、以下
の実験方法により明らかにされる。 実験例1 白血球貪食能亢進作用 ストッセル(Stossel) らの方法〔ジャーナル・オブ・ク
リニカル・インベスティゲーション(Journal of the C
linical Investigation )第51巻、615頁、197
2年〕に準じて行った。
の実験方法により明らかにされる。 実験例1 白血球貪食能亢進作用 ストッセル(Stossel) らの方法〔ジャーナル・オブ・ク
リニカル・インベスティゲーション(Journal of the C
linical Investigation )第51巻、615頁、197
2年〕に準じて行った。
【0075】ICRマウス(体重30〜35g)にグリ
コーゲンを腹腔内投与し、2時間後に腹水白血球を採取
し、5×106 個/mlの白血球懸濁液を調製し、この
懸濁液200mlに本発明化合物を加え、さらに100
μlのマウス血清および100μlのイースト死菌(1
×108 個/ml)を加え、37℃で20分間インキュ
ベーションする。次いで、反応液中の約200個の白血
球を顕微鏡(倍率×400)下で観察し、1個以上のイ
ースト死菌を貪食した白血球数を計数する。対照の白血
球の貪食率に対し、試験化合物0.1μM添加時の相対
的割合を百分率で算出する。
コーゲンを腹腔内投与し、2時間後に腹水白血球を採取
し、5×106 個/mlの白血球懸濁液を調製し、この
懸濁液200mlに本発明化合物を加え、さらに100
μlのマウス血清および100μlのイースト死菌(1
×108 個/ml)を加え、37℃で20分間インキュ
ベーションする。次いで、反応液中の約200個の白血
球を顕微鏡(倍率×400)下で観察し、1個以上のイ
ースト死菌を貪食した白血球数を計数する。対照の白血
球の貪食率に対し、試験化合物0.1μM添加時の相対
的割合を百分率で算出する。
【0076】実験例2 白血球数回復作用 ICRマウス(体重20〜25g)に200mg/kg
のシクロホスファミドを腹腔内投与し、投与翌日に本発
明化合物0.3mg/kgを経口投与または試験化合物
0.1mg/kgを静脈内投与する。シクロホスファミ
ド投与後、4日目にICRマウスの血液を採取し、白血
球数をコールター・カウンターにより測定する。シクロ
ホスファミド投与マウスの末梢白血球数に対する相対的
割合を百分率で算出する。
のシクロホスファミドを腹腔内投与し、投与翌日に本発
明化合物0.3mg/kgを経口投与または試験化合物
0.1mg/kgを静脈内投与する。シクロホスファミ
ド投与後、4日目にICRマウスの血液を採取し、白血
球数をコールター・カウンターにより測定する。シクロ
ホスファミド投与マウスの末梢白血球数に対する相対的
割合を百分率で算出する。
【0077】実験例3 抗腫瘍実験 雄性CDF1 マウス(8週齢)に106 個のIMC癌細
胞(微生物化学研究所由来)を腹腔内移植し、移植翌日
より本発明化合物を1日1回、5日間連日腹腔内投与す
る。1群3または6匹のマウスの生死を観察し、MST
(Mean SurvivalTime) から、T/C(%)=(処置群の
MST/対照群のMST)×100を求める。
胞(微生物化学研究所由来)を腹腔内移植し、移植翌日
より本発明化合物を1日1回、5日間連日腹腔内投与す
る。1群3または6匹のマウスの生死を観察し、MST
(Mean SurvivalTime) から、T/C(%)=(処置群の
MST/対照群のMST)×100を求める。
【0078】実験例4 骨髄移植マウスでの血小板数の
回復促進作用 6〜8週齢のICRマウスに8.0Gyの放射線を全身
照射し、その後107個の同系マウス骨髄細胞を移植す
る。本発明化合物を骨髄移植の翌日から9日間連続静脈
内投与する。骨髄移植後11日目に、マウス腹大道脈か
らヘパリン加血液を採血し、血小板数を自動血球計数装
置で測定する。実験は1群5匹で行う。
回復促進作用 6〜8週齢のICRマウスに8.0Gyの放射線を全身
照射し、その後107個の同系マウス骨髄細胞を移植す
る。本発明化合物を骨髄移植の翌日から9日間連続静脈
内投与する。骨髄移植後11日目に、マウス腹大道脈か
らヘパリン加血液を採血し、血小板数を自動血球計数装
置で測定する。実験は1群5匹で行う。
【0079】実験例5 抗癌剤投与ラットでの血小板数
減少の回復促進作用 6週齢のSDラットに塩酸ニムスチン30mg/kgを
静脈内投与し、翌日に15mg/kgを静脈内投与す
る。本発明化合物を塩酸ニムスチン初回投与後、8、
9、10、14日の4日間静脈内投与する。投与後一定
日目に、ラット尾部からヘパリン加血液を採血し、血小
板数を自動血球計数装置で測定する。実験は1群4〜6
匹で行う。
減少の回復促進作用 6週齢のSDラットに塩酸ニムスチン30mg/kgを
静脈内投与し、翌日に15mg/kgを静脈内投与す
る。本発明化合物を塩酸ニムスチン初回投与後、8、
9、10、14日の4日間静脈内投与する。投与後一定
日目に、ラット尾部からヘパリン加血液を採血し、血小
板数を自動血球計数装置で測定する。実験は1群4〜6
匹で行う。
【0080】実験例6 X線照射マウスでの赤血球数の
回復促進作用(予防効果) 4〜5週齢のBALB/cマウスに4.0Gyの放射線
を全身照射する。本発明化合物をX線照射3日前から前
日までの3日間連続静脈内投与する。X線照射後19お
よび22日目に、マウス眼窩静脈叢から採血し、赤血球
数を自動血球計数装置で測定する。実験は1群8匹で行
い、結果は平均値±標準偏差で示す。
回復促進作用(予防効果) 4〜5週齢のBALB/cマウスに4.0Gyの放射線
を全身照射する。本発明化合物をX線照射3日前から前
日までの3日間連続静脈内投与する。X線照射後19お
よび22日目に、マウス眼窩静脈叢から採血し、赤血球
数を自動血球計数装置で測定する。実験は1群8匹で行
い、結果は平均値±標準偏差で示す。
【0081】実験例7 X線照射マウスでの赤血球数の
回復促進作用(治療効果) 4〜5週齢のBALB/cマウスに4.0Gyの放射線
を全身照射する。本発明化合物をX線照射後翌日から9
日目までの9日間連続静脈内投与する。X線照射後14
日目に、マウス眼窩静脈叢から採血し、赤血球数を自動
血球計数装置で測定する。実験は1群6匹で行い、結果
は平均値±標準偏差で示す。
回復促進作用(治療効果) 4〜5週齢のBALB/cマウスに4.0Gyの放射線
を全身照射する。本発明化合物をX線照射後翌日から9
日目までの9日間連続静脈内投与する。X線照射後14
日目に、マウス眼窩静脈叢から採血し、赤血球数を自動
血球計数装置で測定する。実験は1群6匹で行い、結果
は平均値±標準偏差で示す。
【0082】実験例8 骨髄移植マウスでの赤血球数の
回復促進作用 6〜8週齢のICRマウスに8.0Gyの放射線を全身
照射し、その後107個の同系マウス骨髄細胞を移植す
る。本発明化合物を骨髄移植の翌日から9日間連続静脈
内投与する。骨髄移植後11日目に、マウス腹大道脈か
らヘパリン加血液を採血し、赤血球数を自動血球計数装
置で測定する。実験は1群5匹で行う。
回復促進作用 6〜8週齢のICRマウスに8.0Gyの放射線を全身
照射し、その後107個の同系マウス骨髄細胞を移植す
る。本発明化合物を骨髄移植の翌日から9日間連続静脈
内投与する。骨髄移植後11日目に、マウス腹大道脈か
らヘパリン加血液を採血し、赤血球数を自動血球計数装
置で測定する。実験は1群5匹で行う。
【0083】一般式(I)の化合物またはその製薬上許
容される塩を医薬として用いる場合、それ自身または薬
理学上許容される適宜の担体、賦形剤、希釈剤などと混
合し、錠剤、カプセル剤、散剤、注射剤などの形態で経
口的または非経口的に投与することができる。投与量は
対象疾患、症状、年齢または投与方法などによって変動
し得るが、通常、成人1日当たり、経口投与の場合、1
0〜500mg程度、非経口投与たとえば静脈内投与の
場合、0.1〜100mg程度であり、これを1回また
は数回に分けて投与することができる。
容される塩を医薬として用いる場合、それ自身または薬
理学上許容される適宜の担体、賦形剤、希釈剤などと混
合し、錠剤、カプセル剤、散剤、注射剤などの形態で経
口的または非経口的に投与することができる。投与量は
対象疾患、症状、年齢または投与方法などによって変動
し得るが、通常、成人1日当たり、経口投与の場合、1
0〜500mg程度、非経口投与たとえば静脈内投与の
場合、0.1〜100mg程度であり、これを1回また
は数回に分けて投与することができる。
【0084】
【実施例】以下、参考例および実施例により本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 参考例1 ジクロロエタン180mlに2−クロロニコチノイルク
ロリド32gとO−アセチル−3−フェニルプロパノー
ル28.5gを加え、氷冷下攪拌しながら塩化アルミニ
ウム44gを加える。2時間還流後、氷水中に反応液を
注ぎジクロロエタン層を水洗し、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥後、溶媒を留去すると、3−〔4−(3−アセ
トキシプロピル)ベンゾイル〕−2−クロロピリジンの
粗製体が得られる。さらに、メタノール350mlにこ
の粗製体48gを加え、氷冷下、水酸化ナトリウム14
gを加え1時間攪拌する。溶媒を留去し残渣に水を加
え、トルエンで抽出する。水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥後、溶媒を留去すると、2−クロロ−3−
〔4−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゾイル〕ピリジ
ンの粗製体が得られる。
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。 参考例1 ジクロロエタン180mlに2−クロロニコチノイルク
ロリド32gとO−アセチル−3−フェニルプロパノー
ル28.5gを加え、氷冷下攪拌しながら塩化アルミニ
ウム44gを加える。2時間還流後、氷水中に反応液を
注ぎジクロロエタン層を水洗し、無水硫酸マグネシウム
にて乾燥後、溶媒を留去すると、3−〔4−(3−アセ
トキシプロピル)ベンゾイル〕−2−クロロピリジンの
粗製体が得られる。さらに、メタノール350mlにこ
の粗製体48gを加え、氷冷下、水酸化ナトリウム14
gを加え1時間攪拌する。溶媒を留去し残渣に水を加
え、トルエンで抽出する。水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥後、溶媒を留去すると、2−クロロ−3−
〔4−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゾイル〕ピリジ
ンの粗製体が得られる。
【0085】参考例2 ジクロロメタン40mlに2−クロロ−3−〔4−(3
−ヒドロキシプロピル)ベンゾイル〕ピリジンの粗製体
14.5gを加え、−5℃にてp−トルエンスルホニル
クロリド15gを加え攪拌する。同温度にて、ピリジン
8.4mlを滴下し、3時間攪拌する。反応液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を留去し、
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製すると、2−クロロ−3−〔4−(3−ヒドロキ
シプロピル)ベンゾイル〕ピリジントシレートが得られ
る。
−ヒドロキシプロピル)ベンゾイル〕ピリジンの粗製体
14.5gを加え、−5℃にてp−トルエンスルホニル
クロリド15gを加え攪拌する。同温度にて、ピリジン
8.4mlを滴下し、3時間攪拌する。反応液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を留去し、
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製すると、2−クロロ−3−〔4−(3−ヒドロキ
シプロピル)ベンゾイル〕ピリジントシレートが得られ
る。
【0086】1H-NMR 60MHz(CDCl3):2.00(m,2H), 2.43
(s,2H), 2.73(t,2H), 4.00(t,2H), 7.00-7.76(10H), 8.
45(m,1H)。
(s,2H), 2.73(t,2H), 4.00(t,2H), 7.00-7.76(10H), 8.
45(m,1H)。
【0087】参考例3 ジメチルホルムアミド100mlに2−クロロ−3−
〔4−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゾイル〕ピリジ
ントシレート10g、ジメチルアミン水溶液2.5m
l、炭酸カリウム9.6gを加え、室温にて一晩攪拌す
る。溶媒を留去し残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出す
る。5%塩酸水溶液で抽出し炭酸水素ナトリウムでアル
カリ性にしてクロロホルムで抽出する。水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると2−クロロ
−3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)ベンゾイ
ル〕ピリジンの粗製体が得られる。
〔4−(3−ヒドロキシプロピル)ベンゾイル〕ピリジ
ントシレート10g、ジメチルアミン水溶液2.5m
l、炭酸カリウム9.6gを加え、室温にて一晩攪拌す
る。溶媒を留去し残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出す
る。5%塩酸水溶液で抽出し炭酸水素ナトリウムでアル
カリ性にしてクロロホルムで抽出する。水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると2−クロロ
−3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)ベンゾイ
ル〕ピリジンの粗製体が得られる。
【0088】実施例1 ピリジン50mlに2−クロロ−3−〔4−(3−ジメ
チルアミノプロピル)ベンゾイル〕ピリジンの粗製体
6.4gとヒドラジン1水和物3mlを加え、20時間
攪拌還流する。溶媒を留去し、残渣にクロロホルムを加
え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去し、得られた残渣にジイソプロピルエーテルから結晶
化させ、酢酸エチルにて再結晶すると3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジンが得られる。融点121〜12
3℃。
チルアミノプロピル)ベンゾイル〕ピリジンの粗製体
6.4gとヒドラジン1水和物3mlを加え、20時間
攪拌還流する。溶媒を留去し、残渣にクロロホルムを加
え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留
去し、得られた残渣にジイソプロピルエーテルから結晶
化させ、酢酸エチルにて再結晶すると3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジンが得られる。融点121〜12
3℃。
【0089】実施例2 トルエン10mlに水素化ナトリウム0.19gとジメ
チルホルムアミド5mlを加える。氷冷下、3−〔4−
(3−ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−1H−ピ
ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.09gを加え、15
分間攪拌後、クロロ酢酸エチル0.52gの5mlトル
エン溶液を滴下する。氷冷下、3時間攪拌後、氷水中に
注ぎトルエンで抽出する。抽出液を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られる残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製すると、3
−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸エチ
ルが得られる。
チルホルムアミド5mlを加える。氷冷下、3−〔4−
(3−ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−1H−ピ
ラゾロ〔3,4−b〕ピリジン1.09gを加え、15
分間攪拌後、クロロ酢酸エチル0.52gの5mlトル
エン溶液を滴下する。氷冷下、3時間攪拌後、氷水中に
注ぎトルエンで抽出する。抽出液を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られる残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製すると、3
−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−
1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸エチ
ルが得られる。
【0090】1H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.98
(m,2H), 2.40(s,6H), 2.51(t,2H), 2.75(t,2H), 4.23
(q,2H), 5.35(s,2H), 7.17(m,1H), 7.31(d,2H), 7.86
(d,2H), 8.34(dd,1H), 8.54(dd,1H) 。
(m,2H), 2.40(s,6H), 2.51(t,2H), 2.75(t,2H), 4.23
(q,2H), 5.35(s,2H), 7.17(m,1H), 7.31(d,2H), 7.86
(d,2H), 8.34(dd,1H), 8.54(dd,1H) 。
【0091】実施例3 メタノール2mlに3−〔4−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル0.4gを加え、氷冷下、0.
1g水酸化ナトリウムの1ml水溶液を滴下する。室温
にて15分間攪拌後、溶媒を留去し少量の水を加え、希
塩酸で中和する。HP20カラムで脱塩し、溶媒を留去
しイソプロピルアルコールで粗結晶を得、メタノールに
て再結晶すると3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−酢酸が得られる。融点204〜206℃(分
解)。
ロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル0.4gを加え、氷冷下、0.
1g水酸化ナトリウムの1ml水溶液を滴下する。室温
にて15分間攪拌後、溶媒を留去し少量の水を加え、希
塩酸で中和する。HP20カラムで脱塩し、溶媒を留去
しイソプロピルアルコールで粗結晶を得、メタノールに
て再結晶すると3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−酢酸が得られる。融点204〜206℃(分
解)。
【0092】以下、上記実施例を同様にして下記の化合
物が得られる。 (4) 3−〔4−(3−ピペリジノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点1
72〜174℃。 (5) 3−〔4−(3−ピペリジノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.60(m,6H), 1.92
(m,2H), 2.42(m,6H), 2.70(t,2H), 4.22(q,2H), 5.35
(s,2H), 7.21(m,1H), 7.32(d,2H), 7.87(d,2H), 8.35(d
d,1H), 8.56(dd,1H) 。
物が得られる。 (4) 3−〔4−(3−ピペリジノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点1
72〜174℃。 (5) 3−〔4−(3−ピペリジノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢
酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.60(m,6H), 1.92
(m,2H), 2.42(m,6H), 2.70(t,2H), 4.22(q,2H), 5.35
(s,2H), 7.21(m,1H), 7.32(d,2H), 7.87(d,2H), 8.35(d
d,1H), 8.56(dd,1H) 。
【0093】(6) 3−〔4−(3−ピペリジノプロ
ピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸、融点208〜210℃(分解)。 (7) 3−〔4−(3−モルホリノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点1
67〜169℃。(8) 3−〔4−(3−モルホリノ
プロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.28(t,3H), 1.60(m,6H), 1.90
(m,2H), 2.42(m,6H), 2.73(t,2H), 3.74(m,4H), 4.23
(q,2H), 5.35(s,2H), 7.16(m,1H), 7.31(d,2H), 7.86
(d,2H), 8.32(dd,1H), 8.54(dd,1H) 。
ピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸、融点208〜210℃(分解)。 (7) 3−〔4−(3−モルホリノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点1
67〜169℃。(8) 3−〔4−(3−モルホリノ
プロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.28(t,3H), 1.60(m,6H), 1.90
(m,2H), 2.42(m,6H), 2.73(t,2H), 3.74(m,4H), 4.23
(q,2H), 5.35(s,2H), 7.16(m,1H), 7.31(d,2H), 7.86
(d,2H), 8.32(dd,1H), 8.54(dd,1H) 。
【0094】(9) 3−〔4−(3−モルホリノプロ
ピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸、融点110〜113℃(分解)。 (10) 3−〔4−{3−(4−メチルピペラジノ)プ
ロピル}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン、融点167〜169℃。 (11) 3−〔4−{3−(4−メチルピペラジノ)プ
ロピル}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.89(m,2H), 2.21
(s,3H), 2.70(t,2H), 2.32-2.52(10H), 3.74(m,4H), 4.
22(q,2H), 5.34(s,2H), 7.15(m,1H), 7.29(d,2H), 7.85
(d,2H), 8.32(dd,1H), 8.53(dd,1H) 。
ピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸、融点110〜113℃(分解)。 (10) 3−〔4−{3−(4−メチルピペラジノ)プ
ロピル}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン、融点167〜169℃。 (11) 3−〔4−{3−(4−メチルピペラジノ)プ
ロピル}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.89(m,2H), 2.21
(s,3H), 2.70(t,2H), 2.32-2.52(10H), 3.74(m,4H), 4.
22(q,2H), 5.34(s,2H), 7.15(m,1H), 7.29(d,2H), 7.85
(d,2H), 8.32(dd,1H), 8.53(dd,1H) 。
【0095】(12) 3−〔4−{3−(4−メチルピ
ペラジノ)プロピル}フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸。 (13) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フ
ェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1
−酪酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.21(t,3H), 1.87(m,2H), 2.27
(s,6H), 2.36(m,6H), 2.71(t,2H), 4.08(q,2H), 4.63
(t,2H), 7.12(m,1H), 7.30(d,2H), 7.85(d,2H), 8.29(d
d,1H), 8.51(dd,1H) 。
ペラジノ)プロピル}フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸。 (13) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フ
ェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1
−酪酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.21(t,3H), 1.87(m,2H), 2.27
(s,6H), 2.36(m,6H), 2.71(t,2H), 4.08(q,2H), 4.63
(t,2H), 7.12(m,1H), 7.30(d,2H), 7.85(d,2H), 8.29(d
d,1H), 8.51(dd,1H) 。
【0096】(14) 3−〔4−(3−ジメチルアミノ
プロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン−1−酪酸・塩酸塩、融点180〜183℃。 (15) 3−〔4−{2−(N−アセチルアミノエチ
ル)}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン、融点168〜169℃。 (16) 3−〔4−{2−(N−アセチルアミノエチ
ル)}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸エチル、融点166〜167℃。
プロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕
ピリジン−1−酪酸・塩酸塩、融点180〜183℃。 (15) 3−〔4−{2−(N−アセチルアミノエチ
ル)}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン、融点168〜169℃。 (16) 3−〔4−{2−(N−アセチルアミノエチ
ル)}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン−1−酢酸エチル、融点166〜167℃。
【0097】(17) 3−〔4−{2−(N−アセチル
アミノエチル)}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピリジン−1−酢酸、融点249〜251℃(分
解)。 (18) 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点
147〜149℃。 (19) 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
酢酸エチル。
アミノエチル)}フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4
−b〕ピリジン−1−酢酸、融点249〜251℃(分
解)。 (18) 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点
147〜149℃。 (19) 3−〔4−(2−ジメチルアミノエチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
酢酸エチル。
【0098】(20) 3−〔4−(2−ジメチルアミノ
エチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸。 (21) 3−〔4−(1−ジメチルアミノメチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン。 (22) 3−〔4−(1−ジメチルアミノメチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
酢酸エチル。
エチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸。 (21) 3−〔4−(1−ジメチルアミノメチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン。 (22) 3−〔4−(1−ジメチルアミノメチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
酢酸エチル。
【0099】(23) 3−〔4−(1−ジメチルアミノ
メチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸。 (24) 3−〔4−(4−ジメチルアミノブチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点
151〜153℃。
メチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸。 (24) 3−〔4−(4−ジメチルアミノブチル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン、融点
151〜153℃。
【0100】(25) 3−〔4−(4−ジメチルアミノ
ブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.63(m,4H), 2.22
(s,6H), 2.30(t,2H), 2.69(t,2H),4.22(q,2H), 5.34(s,
2H), 7.15(m,1H), 7.28(d,2H), 7.84(d,2H), 8.31(dd,1
H), 8.52(dd,1H)。
ブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.63(m,4H), 2.22
(s,6H), 2.30(t,2H), 2.69(t,2H),4.22(q,2H), 5.34(s,
2H), 7.15(m,1H), 7.28(d,2H), 7.84(d,2H), 8.31(dd,1
H), 8.52(dd,1H)。
【0101】(26) 3−〔4−(4−ジメチルアミノ
ブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸、融点207〜209℃(分解)。 (27) 3−〔4−(4−ジ−n−プロピルアミノブチ
ル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン。 (28) 3−〔4−(4−ジ−n−プロピルアミノブチ
ル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−酢酸エチル。
ブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−酢酸、融点207〜209℃(分解)。 (27) 3−〔4−(4−ジ−n−プロピルアミノブチ
ル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン。 (28) 3−〔4−(4−ジ−n−プロピルアミノブチ
ル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジ
ン−1−酢酸エチル。
【0102】(29) 3−〔4−(4−ジ−n−プロピル
アミノブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸。 (30) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
プロピオン酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.21(t,3H), 1.88(q,2H), 2.26
(s,6H), 2.34(t,2H), 2.72(t,2H), 3.06(t,2H), 4.14
(q,2H), 4.88(q,2H), 7.14(m,1H), 7.31(d,2H), 7.85
(d,2H), 8.30(dd,1H), 8.53(dd,1H) 。
アミノブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸。 (30) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−
プロピオン酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.21(t,3H), 1.88(q,2H), 2.26
(s,6H), 2.34(t,2H), 2.72(t,2H), 3.06(t,2H), 4.14
(q,2H), 4.88(q,2H), 7.14(m,1H), 7.31(d,2H), 7.85
(d,2H), 8.30(dd,1H), 8.53(dd,1H) 。
【0103】(31) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−プロピオン酸、融点145〜147℃。 (32) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−6−イソプロピル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン。 (33) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−6−イソプロピル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸エチル。
ロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピ
リジン−1−プロピオン酸、融点145〜147℃。 (32) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−6−イソプロピル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン。 (33) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−6−イソプロピル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸エチル。
【0104】(34) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)フェニル〕−6−イソプロピル−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸。
ロピル)フェニル〕−6−イソプロピル−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸。
【0105】(35) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)フェニル〕−4,6−ジメチル−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン、融点166〜168℃。 (36) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−4,6−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.87(q,2H), 2.26
(s,6H), 2.34(t,2H), 2.41(s,3H), 2.62(s,3H), 2.72
(t,2H), 4.23(q,2H), 5.29(s,2H), 6.78(s,1H), 7.26
(d,2H), 7.52(d,2H) 。
ロピル)フェニル〕−4,6−ジメチル−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン、融点166〜168℃。 (36) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−4,6−ジメチル−1H−ピラゾロ〔3,4−
b〕ピリジン−1−酢酸エチル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.27(t,3H), 1.87(q,2H), 2.26
(s,6H), 2.34(t,2H), 2.41(s,3H), 2.62(s,3H), 2.72
(t,2H), 4.23(q,2H), 5.29(s,2H), 6.78(s,1H), 7.26
(d,2H), 7.52(d,2H) 。
【0106】(37) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)フェニル〕−4,6−ジメチル−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸・1/4水和物、
融点221〜223℃(分解)。 (38) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1H−インダゾール、融点150〜152℃。
ロピル)フェニル〕−4,6−ジメチル−1H−ピラゾ
ロ〔3,4−b〕ピリジン−1−酢酸・1/4水和物、
融点221〜223℃(分解)。 (38) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1H−インダゾール、融点150〜152℃。
【0107】(39) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)フェニル〕−1H−インダゾール−1−酢酸エ
チル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.24(t,3H), 1.86(q,2H), 2.24
(s,6H), 2.32(t,2H), 2.69(t,2H), 4.18(q,2H), 5.14
(s,2H), 7.06-7.35(5H), 7.77-7.98(3H) 。 (40) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1H−インダゾール−1−酢酸・1/4水和
物、融点177〜179℃。 (41)3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1,4,6−トリメチル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・シュウ酸塩、融点175〜1
77℃。 (42)3−〔4−(4−ジメチルアミノブチル)フェニ
ル〕−1−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン。
ロピル)フェニル〕−1H−インダゾール−1−酢酸エ
チル、1 H-NMR 100MHz(CDCl3):1.24(t,3H), 1.86(q,2H), 2.24
(s,6H), 2.32(t,2H), 2.69(t,2H), 4.18(q,2H), 5.14
(s,2H), 7.06-7.35(5H), 7.77-7.98(3H) 。 (40) 3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1H−インダゾール−1−酢酸・1/4水和
物、融点177〜179℃。 (41)3−〔4−(3−ジメチルアミノプロピル)フェ
ニル〕−1,4,6−トリメチル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン・シュウ酸塩、融点175〜1
77℃。 (42)3−〔4−(4−ジメチルアミノブチル)フェニ
ル〕−1−メチル−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリ
ジン。
【0108】(43) 3−〔4−(4−ジメチルアミノブ
チル)フェニル〕−1−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン。 (44) ジメチルカルバモイルメチル 3−〔4−(4−
ジメチルアミノブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−アセテート。 (45) ジメチルカルバモイルメチル 3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−ブチレート。
チル)フェニル〕−1−フェニル−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン。 (44) ジメチルカルバモイルメチル 3−〔4−(4−
ジメチルアミノブチル)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−アセテート。 (45) ジメチルカルバモイルメチル 3−〔4−(3−
ジメチルアミノプロピル)フェニル〕−1H−ピラゾロ
〔3,4−b〕ピリジン−1−ブチレート。
【0109】(46) ジメチルカルバモイルメチル 3−
〔4−(3−ジ−n−プロピルアミノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−ア
セテート。
〔4−(3−ジ−n−プロピルアミノプロピル)フェニ
ル〕−1H−ピラゾロ〔3,4−b〕ピリジン−1−ア
セテート。
【0110】製剤処方例1 本発明化合物10gおよび塩化ナトリウム9gを注射用
水10リットルに溶解し、無菌濾過後、10mlを取
り、アンプルに充填し、熔封し、高圧蒸気滅菌を施し注
射剤とする。
水10リットルに溶解し、無菌濾過後、10mlを取
り、アンプルに充填し、熔封し、高圧蒸気滅菌を施し注
射剤とする。
【0111】製剤処方例2 本発明化合物50mgを乳糖98mgとトウモロコシデ
ンプン45mg、ヒドロキシプロピルセルロース3mg
と練合機中で十分に練合する。練合物を200メッシュ
の篩に通し、50℃で乾燥し、さらに24メッシュの篩
に通す。タルク3mgおよびステアリン酸マグネシウム
1mgと混合し、直径9mmの杵を用いて重量200m
gの錠剤を得る。この錠剤は必要に応じ、糖衣またはフ
ィルムコート処理することができる。
ンプン45mg、ヒドロキシプロピルセルロース3mg
と練合機中で十分に練合する。練合物を200メッシュ
の篩に通し、50℃で乾燥し、さらに24メッシュの篩
に通す。タルク3mgおよびステアリン酸マグネシウム
1mgと混合し、直径9mmの杵を用いて重量200m
gの錠剤を得る。この錠剤は必要に応じ、糖衣またはフ
ィルムコート処理することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/435 ABY 7431−4C ADU 7431−4C (C07D 405/12 231:00 307:00) (C07D 405/12 231:00 317:00) (72)発明者 久留 正生 福岡県築上郡吉富町大字小祝955番地 吉 富製薬株式会社創薬研究センター内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、環Aはベンゼンまたはピリジンであり、R1 ,
R2 は同一または異なって水素、ハロゲン、アルキルま
たはアルコキシを示し、Yは水素、アルキル、アルコキ
シアルキル、フェニル、置換フェニル、アラルキル、置
換アラルキル、式 【化2】 式 −A2 −B2 (式中、Zは単結合、−O−、−S−または−NR3 −
(ここで、R3 は水素またはアルキルを示す。)を示
す。)を示し、A1 ,A2 は同一または異なって単結合
またはアルキレンを示し、B1 ,B2 は同一または異な
って、式 −COOR4 (ここでR4 は水素、アルキル、式 −A3 −A4 −NR5 R6 (式中、A3 はアルキレンを示し、A4 は単結合、−C
O−または−CH(OH)−を示し、R5 ,R6 は同一
または異なって水素、アルキル、アルケニル、シクロア
ルキル、シクロアルキルアルキル、アリール、アラルキ
ルまたは1〜3個のハロゲン、水酸基、カルボキシ、ア
ルコキシカルボニル、アラルコキシカルボニル、−O−
R7 (ここで、R7 は1〜3個のハロゲン、水酸基によ
って置換されていてもよいアルキルまたはアリールを示
す。)、−CONR8 R9 (ここで、R8 ,R9 は同一
または異なって水素またはアルキルを示す。)、−NR
10R 11(ここで、R10,R11は同一または異なって水
素、アルキルまたはR10,R11が隣接する窒素原子とと
もに複素環を形成する基を示す。)または−OCOR12
(ここで、R12は1〜3個のハロゲンまたは水酸基によ
り置換されていてもよいアルキル、アリールまたはアラ
ルキルを示す。)によって置換されているアルキル、ア
ルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、
アリール、アラルキルを示すか、R5 ,R6 は隣接する
窒素原子とともに複素環を形成する基を示す。)により
表される基、式 【化3】 (式中、A5 は単結合またはアルキレンを示し、R13,
R14は同一または異なって水素、ハロゲン、水酸基、ニ
トロ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル
またはシクロアルキルアルキルを示すか、またはR13,
R14がベンゼン環とともに縮合環を形成する基を示
す。)、式 −A6 −OCO−A7 −R15 (式中、A6 はアルキレンを示し、A7 は単結合、−O
−を示し、R15は1〜3個のハロゲンまたは水酸基によ
り置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル、シ
クロアルキルアルキル、アリール、アラルキルを示
す。)により表される基、式 【化4】 (式中、A8 は単結合またはアルキレンを示し、R16,
R17は同一または異なって水素、ハロゲン、水酸基、ニ
トロ、アミノ、アルキル、アルコキシ、シクロアルキル
またはシクロアルキルアルキルを示す。)により表され
る基、式 【化5】 (式中、A9 は単結合またはアルキレンを示し、R18は
水素または1〜3個のハロゲンまたは水酸基により置換
されていてもよいアルキル、シクロアルキル、シクロア
ルキルアルキル、アリールもしくはアラルキルを示
す。)により表される基、または式 −A10−O−R19 (式中、A10はアルキレンを示し、R19は水素または1
〜3個のハロゲンまたは水酸基により置換されていても
よいアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキ
ル、アリールもしくはアラルキルを示す。)により表さ
れる基を示す。)、アシル、水酸基、アシルオキシ、式 【化6】 または式 −CONR20R21 (式中、R20,R21は同一または異なって水素、アルキ
ル、アシル、ヒドロキシアルキル、アシルオキシアルキ
ル、アミノアルキル、モノアルキルアミノアルキル、ジ
アルキルアミノアルキルまたはR20,R21が隣接する窒
素原子とともに複素環を形成する基を示し、nは0また
は1を示す。)を示し、L1 ,L2 は同一または異なっ
て水素、ハロゲン、アルキルまたはアルコキシを示
す。)により表される縮合型ピラゾール化合物またはそ
の製薬上許容し得る塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25077993A JPH06206872A (ja) | 1992-10-06 | 1993-10-06 | 縮合型ピラゾール化合物 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-293894 | 1992-10-06 | ||
| JP29389492 | 1992-10-06 | ||
| JP25077993A JPH06206872A (ja) | 1992-10-06 | 1993-10-06 | 縮合型ピラゾール化合物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06206872A true JPH06206872A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=26539917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25077993A Pending JPH06206872A (ja) | 1992-10-06 | 1993-10-06 | 縮合型ピラゾール化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06206872A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5856503A (en) * | 1995-12-08 | 1999-01-05 | Hoffmann-La Roche Inc. | Aminoalkyl-substituted benzo-heterocyclic compounds |
| KR20020001013A (ko) * | 2000-06-23 | 2002-01-09 | 리팡유 | 트롬빈-유도 혈소판 응집 저해방법 |
| WO2002083648A1 (en) * | 2001-04-16 | 2002-10-24 | Eisai Co., Ltd. | Novel 1h-indazole compound |
| JP2005281309A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Yung Shin Pharmaceutical Industry Co Ltd | 新規な融合ピラゾリル化合物 |
| JP2007512299A (ja) * | 2003-11-26 | 2007-05-17 | アストラゼネカ・アクチエボラーグ | 呼吸器系疾患の処置に有用な1−酢酸−インドール、−インダゾールおよび−ベンズイミダゾール誘導体 |
| US7241791B2 (en) | 2002-09-25 | 2007-07-10 | Wyeth | Substituted 4-(indazol-3-yl)phenols |
-
1993
- 1993-10-06 JP JP25077993A patent/JPH06206872A/ja active Pending
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| US6982274B2 (en) | 2001-04-16 | 2006-01-03 | Eisai Co., Ltd. | 1H-indazole compound |
| US7541376B2 (en) | 2001-04-16 | 2009-06-02 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | 1H-indazole compounds |
| US7776890B2 (en) | 2001-04-16 | 2010-08-17 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | 1H-indazole compounds |
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