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JPH06261857A - チャンネル付き内視鏡カバーの挿入部カバー部 - Google Patents

チャンネル付き内視鏡カバーの挿入部カバー部

Info

Publication number
JPH06261857A
JPH06261857A JP5054358A JP5435893A JPH06261857A JP H06261857 A JPH06261857 A JP H06261857A JP 5054358 A JP5054358 A JP 5054358A JP 5435893 A JP5435893 A JP 5435893A JP H06261857 A JPH06261857 A JP H06261857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
endoscope
channel
insertion portion
forceps
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5054358A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Yabe
久雄 矢部
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Yoshio Tashiro
芳夫 田代
Yoshihiro Iida
善洋 飯田
Akira Suzuki
明 鈴木
Minoru Yamazaki
稔 山崎
Osamu Mizuta
修 瑞田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5054358A priority Critical patent/JPH06261857A/ja
Priority to US08/053,489 priority patent/US5562602A/en
Publication of JPH06261857A publication Critical patent/JPH06261857A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手元側構成部より延出された各種チャンネル
管が、操作の邪魔にならないよう操作性に優れた挿入部
カバー部を提供すること。 【構成】 チャンネル付きの挿入部カバー部22におい
て、管路26,27,28は、手元側の口体部22aか
ら挿入部カバー部22の長軸方向に対して、側方に延出
する外部管路55,56,57を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、症例間の検査準備を作
業を簡便にすることのできるチャンネル付き内視鏡カバ
ーの挿入部カバー部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡検査には、検査前に十分な洗浄消
毒をした清潔な内視鏡を使用する必要がある。
【0003】内視鏡は患者の体腔内で使用した後、その
内視鏡を洗浄・消毒するが、この洗浄・消毒は非常に時
間がかかる。そこで、近年、内視鏡検査をする際に、従
来の操り返し使用型の内視鏡に替えて、使い捨て型の内
視鏡カバー方式の内視鏡が提案されている。
【0004】内視鏡カバー方式の内視鏡は、内視鏡挿入
部等の外周を覆う内視鏡カバーと、内視鏡カバーに挿入
するカバー用内視鏡との組み合わせからなるものであ
る。内視鏡カバー方式の内視鏡としては、例えば特公平
2−54734号公報、USP3,162,190号公
報に記載されているものがある。
【0005】前記内視鏡カバーを装着するカバー用内視
鏡には、一般的に、撮像系あるいは観察光学系と、ライ
トガイドファイバとが挿入部に備えられている。
【0006】ここで、処置具チャンネル、及び送気・送
水管等は、体液等で汚れる虞れがあり、また細長いので
洗浄・消毒がしにくい。そこで、前記内視鏡カバーに
は、処置具チャンネル、送気・送水管等の両端開放管が
備えられているものもある。
【0007】前記内視鏡カバー用内視鏡は、その挿入部
を事前に洗浄・消毒をしておく。そして、前記内視鏡カ
バーで前記内視鏡の挿入部等を覆ったまま、患者の体腔
内に内視鏡を挿入して、使用後は内視鏡カバーは取り外
して廃棄してしまう。このように、内視鏡カバーを患者
ごとに使い捨てすることにより、内視鏡は洗浄・消毒の
必要がなくなり、非常に簡便である。そして、前記内視
鏡は再洗浄・再消毒無しに、連続的に使用できる。
【0008】前記内視鏡カバーは、一般に、複数のカバ
ー部材から構成されている。例えば、内視鏡カバーは、
内視鏡の挿入部を覆う挿入部カバー部と、操作部を覆う
操作部カバー部と、ユニバーサルコードを覆うコードカ
バー部とから構成されている。
【0009】前記内視鏡カバーの挿入部カバー部は先端
構成部と、手元側構成部を軟性のカバー外皮で気密に接
続している。と共に、前記挿入部カバー部は、内部に内
視鏡カバー用内視鏡(以下カバー用内視鏡)を挿入する
ルーメンと、先端構成部の開口部に連結された、例えば
送気、送水、鉗子用等のチャンネルを有している。
【0010】これらチャンネルの後端は、外部の流体制
御装置に接続され送気、送水、吸引など、内視鏡処置に
必要な操作が、各チャンネルを通じて行われるようにな
っている。
【0011】前記各チャンネルは、挿入部カバー部の手
元側構成部に接続された後、再び挿入部カバー部の長軸
方向と、ほぼ平行な方向に延出されユニバーサルコード
等に沿わされて、外部の流体制御装置に接続されるよう
になっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した各種
チャンネルが延出している手元側構成部には、鉗子用チ
ャンネルの鉗子挿入口が設けられている。鉗子の挿入/
引き抜きの際に、操作部側に向かって伸びているこれら
のチャンネルは、鉗子操作を行う上で極めて邪魔な存在
であった。
【0013】さらに、鉗子操作以外にも、操作部を把持
する術者の手の付近に複数のチャンネルがまとわりつく
ことは、操作部の回転やひねり等、操作性を著しく損な
うものであった。
【0014】また、鉗子の挿入にあたっては、できるか
ぎり鉗子挿入路の屈曲を無くし挿入部に対しストレート
に近づけることが理想的であるが、前記構成ではレイア
ウト上不可能であった。
【0015】本発明は前事情にかんがみてなされたもの
で、手元側構成部より延出された各種チャンネルが、操
作の邪魔にならないよう操作性に優れたチャンネル付き
内視鏡カバーの挿入部カバー部を提供することを目的と
している。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端構成部と
手元側構成部とを軟性の管状部材で気密的に接続すると
共に、その内部に軟性のチャンネルを有し、且つ内視鏡
カバー用内視鏡の挿入部を覆うチャンネル付き内視鏡カ
バーの挿入部カバー部において、前記チャンネルは、前
記手元側構成部から前記挿入部カバー部の長軸方向に対
して側方に延出する外部チャンネルを含んでいる。
【0017】
【作 用】本発明の構成において、挿入部カバー部の手
元側構成部より延出されたチャンネルの延出方向が、挿
入部カバー部の長軸に対して側方となっているので、外
部チャンネルが操作の邪魔にならない。
【0018】
【実施例】図を参照して本発明の実施例について、以下
に説明する。図1ないし図5は本発明の第1実施例に係
り、図1はカバー用内視鏡を接続した内視鏡装置の全体
的な外観図、図2はカバー用内視鏡の外観図、図3はカ
バー用内視鏡及び挿入部カバー部の先端側の各斜視図、
図4はカバー式内視鏡の先端側の側断面図、図5はカバ
ー式内視鏡の側面の拡大図及び断面図である。
【0019】図1に示す内視鏡装置1は、チャンネル付
き内視鏡カバー方式の内視鏡(以下、カバー式内視鏡と
略す)2を着脱自在に接続可能な装置である。
【0020】前記カバー式内視鏡2は、チャンネル付き
内視鏡カバー(以下、カバーと略す)3と、チャンネル
付き内視鏡カバー用内視鏡(以下、カバー用内視鏡と略
す)4との組み合わせからなっている。前記カバー用内
視鏡4は、電子式のものである。
【0021】また、前記カバー3は、カバー用内視鏡4
の挿入部等を覆い、検査後における内視鏡の洗浄・消毒
を不要とするものである。
【0022】前記内視鏡装置1は、前記カバー式内視鏡
2と、このカバー式内視鏡2が接続される各種周辺機器
等を内設したカート5と、前記カバー式内視鏡2を保持
するカバー保持具6とを有している。
【0023】図1に示す周辺機器が収納されているカー
ト5には、例えば光源装置7、ビテオプロセッサ8、流
体制御装置9、チャンネル付き内視鏡カバー拡張器(以
下、拡張器と略す)10が収納されている。また、前記
カート5の天板には、モニタ11が載置されている。
【0024】前記光源装置7は、前記カバー式内視鏡2
のカバー用内視鏡4に、照明光を供給するものである。
また、ビテオプロセッサ8は、電子式のカバー用内視鏡
4に接続され、同内視鏡からの電気信号を標準的な映像
信号に変換して、前記モニタ11に出力するものであ
る。前記モニタ11は、前記映像信号を受けて、内視鏡
画像を表示するものである。
【0025】また、前記流体制御装置9は、前記カバー
3内に設けられた後述するチャンネルとしての管路を介
して、送気・送水等を行うものである。このため、前記
流体制御装置9には、送水源、及び図示しない送気源等
が設けられており、送気源及び送水源に接続された管路
は電磁弁により開閉制御されるようになっている。
【0026】また、前記拡張器10は、カバー3に空気
を送り込み、カバー3を拡張するためのものである。こ
の拡張により前記カバー3は、カバー用内視鏡4の装着
あるいは抜去を容易としている。
【0027】前記カバー用内視鏡4には、図2に示すよ
うに、操作部12と、この操作部12の側部から延出す
るユニバーサルコード13と、前記操作部12に連結す
る挿入部14とから構成されている。前記カバー用内視
鏡4の挿入部14は、図2に示すように、操作部12基
端側から先端に向かって、順に、可撓管部15と、湾曲
可能な湾曲部16と、硬質の先端部17とから構成され
ている。
【0028】前記カバー用内視鏡4の挿入部14は、細
径で、図3(a)に示すように断面形状がD字状に形成
されている。また、前記カバー用内視鏡4の先端部17
には、図3(a)に示すように、照明光学系41a,4
1bと、対物光学系42とが配置されている。尚、前記
内視鏡4の挿入部14は、形状が円筒状のものでも良
い。
【0029】前記照明光学系41a,41bの後端に
は、図示しないライトガイドファイバの出射端が配置さ
れ、このライトガイドファイバは、前記挿入部14、操
作部12、及びユニバーサルコード13内を挿通されて
いる。
【0030】前記ユニバーサルコード13にはその端部
にコネクタ19が設けられ、このコネクタ19は、前記
光源装置7に設けられたコネクタ受け部7aに、着脱自
在に接続されるようになっている。そして、前記光源装
置7から照明光が、前記ライトガイドファイバの入射端
に供給されるようになっている。
【0031】また、前記光源装置7のコネクタ受け部7
aには、その周囲を覆うように、コードカバー収納ケー
ス37が設けられている。前記コードカバー収納ケース
37は、箱状に形成され、後述する使い捨てのユニバー
サルコードカバー部を収納すると共に、前記コネクタ1
9が挿通される開口が、前面に設けられている。
【0032】図4に示すように、前記対物光学系42の
後端には、入射する光学像を電気信号に変換する固体像
撮像素子20が配置されている。この固体撮像素子20
から出力された電気信号は、図1に示す前記コネクタ1
9の側部から延出する信号コード21等を介して、前記
ビデオプロセッサ8に入力するようになっている。
【0033】図2に示すように、前記操作部12は基端
側に把持部12aを有し、その把持部12a上方に操作
部本体12bを連結している。また、前記操作部12の
操作部本体12bには、アングルノブ45、送気送水制
御スイッチ46、吸引制御スイッチ47、及び写真撮影
用等の機能スイッチ48が設けられている。前記アング
ルノブ45は、操作部本体12bに対して着脱自在に設
けられている。
【0034】図1に示すように、前記カバー用内視鏡4
を被覆するカバー3は、挿入部カバー部22、操作部カ
バー部23、及びユニバーサルコードカバー部24によ
って構成されている。前記カバー3の挿入部カバー部2
2は、前記カバー用内視鏡4の挿入部14を覆うもので
ある。また、前記カバー3の操作部カバー部23は、前
記カバー用内視鏡4の操作部12、及び後述する三つの
管路を覆うものである。さらに、前記カバー3のユニバ
ーサルコードカバー部24は、前記カバー用内視鏡4の
ユニバーサルコード13、及び後述する三つの管路を覆
うものである。そして、前記カバー用内視鏡4は、前記
カバー3の全てを装着し、水密に覆われた状態で検査に
用いられる。
【0035】尚、図1に示す前記カバー保持具6は、カ
バー用内視鏡4に挿入部カバー部22を装着する際、そ
のアーム6aにより、挿入部カバー部22を保持するよ
うになっている。これにより、カバー3を手で触ること
がなく内視鏡4を保持でき、衛生的である。また、操作
が容易となる。
【0036】図4には、カバー用内視鏡4に、カバー3
の挿入部カバー部22を挿入した状態の側断面図を示し
てある。
【0037】前記挿入部カバー部22は、カバー用内視
鏡4の挿入部14を外部環境から隔離するためのもので
ある。この挿入部カバー部22は細長に形成されてお
り、手元側の構成部である内視鏡操作部固定用口体部
(以下、口体部と略す)22a及び先端構成部22b
は、硬質の材料、例えば金属または樹脂で形成されてい
る。また、前記挿入部カバー部22の口体部22aと、
先端構成部22bとの間は、可撓性のある材料で形成さ
れた挿入部カバー外皮22cにより気密的に覆われてい
る。
【0038】前記挿入部カバー外皮22cは、耐薬性に
優れかつ比較的可撓性の高いポリウレタンなどの軟性樹
脂で形成されている。同カバー外皮22cは、その先端
側では、先端構成部22bの後端側外周のエッジ部分に
被嵌して連結されている。また、同カバー外皮22c
は、口体部22a側でも同様に連結されている。
【0039】さらに、前記挿入部カバー部22は、その
内部に、挿入部14が挿通可能な内視鏡挿入チャンネル
25と、チャンネルとしての、送気管路26と、送水管
路27と、吸引管路28とが設けられている。
【0040】前記内視鏡挿入チャンネル25の基端部側
は、口体部22aにおいて、挿入部14挿入用の開口部
25aが形成されている。前記内視鏡挿入チャンネル2
5の開口部25aは、挿入部14の手元側端部が嵌合す
るようになっている。尚、前記開口部25aには、内視
鏡操作部12の基端部が嵌合するようにしても良い。さ
らに、前記内視鏡挿入チャンネル25は前記先端構成部
22bにおいて閉塞しており、カバー用内視鏡4の挿入
部14は外部環境から、気密に隅離されるようになって
いる。
【0041】前記挿入部カバー部22の先端構成部22
bには、内視鏡挿入チャンネル25の先端において、図
3(b)に示すように、透明な窓43が設けられてい
る。この窓43は、前記カバー用内視鏡4の前記照明光
学系41a,41b、及び対物光学系42を含む大きさ
に形成され、且つ対向する位置に配置されている。そし
て、前記窓43は、前記内視鏡4の先端部17の半円形
状に合わせた形状となっている。
【0042】また、前記挿入部カバー部22の先端構成
部22bには、前記窓43に向かって開口した送気ノズ
ル30a及び送水ノズル30bと、開口31とが設けら
れている。前記送水,送水ノズル30a,30bは、送
気管路26と送水管路27とにそれぞれ連通・接続して
いる。また、前記開口31は吸引管路28に連通・接続
している。
【0043】また、後述するように、送気管路26、送
水管路27及び吸引管路28は、前記口体部22aの側
部から外部に向かって延出しており、その端部はそれぞ
れ開口している。
【0044】図1に示すように、送気管路26は、前記
流体制御装置9の図示しない送気源に連通・接続される
ようになっている。また、前記送水管路27は、送水源
である送水タンク33を介して、前記送気源に連通・接
続されるようになっている。さらに、前記吸引管路28
は、図示しない吸引ビン及び図示しない吸引源に連通・
接続されるようになっている。
【0045】前記口体部22aには、その側部に、図4
に示すように、処置具挿入口34、及び拡張チューブ口
体35が突出している。前記拡張チューブ口体35は、
内部管路が、前記内視鏡挿入チャンネル25に連通して
いる。前記拡張チューブ口体35には、前記拡張器10
に接続された拡張チューブ36が、着脱自在に接続され
るようになっている。
【0046】前記処置具挿入口34は、挿入部カバー部
22の長軸方向の斜め後方に突出している。処置具挿入
口34の内部管路は、突端で開口していると共に、他端
で前記吸引管路28に連通している。すなわち、前記吸
引管路28は、その先端側で、処置具チャンネルの管路
も兼用している。従って、前記開口31は、処置具出口
でもある。
【0047】前記処置具挿入口34には、弾性部材から
なるパッキン38aを有する鉗子栓38が嵌合されてい
る。
【0048】図4に示すように、前記送気管路26、送
水管路27、及び吸引管路28は、その後端側では、口
体部22a内において屈曲し、それぞれ、各管路に連通
した以下に述べる接続管を構成に含んでいる。
【0049】前記吸引管路28の後方では、処置具挿入
口34に連なる処置具挿入路39が設けられている。前
記先端構成部22bから口体部22a中途にかけて吸引
管路28を構成する管路と、前記処置具挿入路39との
分岐点には、挿入部カバー部22の長軸方向に対し、側
方に吸引接続管49を分岐している。すなわち、前記吸
引管路28は、挿入部カバー部22の長軸方向に対し、
側方に屈曲し延びている。
【0050】同様に、前記送気管路26、送水管路27
の各後方では、口体部22a内で、挿入部カバー部22
の長軸方向に対し、側方に、それぞれ送気接続路50、
送水接続路51となって屈曲している。尚管路が干渉し
ないよう、送気管路26の送気接続管50は、送水管路
27の送水接続管51より後端側で屈曲している。
【0051】図5(a)の側面図に示すように、前記挿
入部カバー部22の口体部22aには、その側部に管路
集中コネクタ52が設けられている。前記管路集中コネ
クタ52は、口体部22aにおいて、前記処置具挿入口
34より下側で、周方向に異なる位置に配置されてい
る。尚、図5(b)は、図5(a)のA−A線断面図で
ある。
【0052】図5(b)に示すように、前記管路集中コ
ネクタ52は、弾性部材からなり、前記口体部22aの
側部に形成された嵌合凹部22dに、気密に嵌合してい
る。前記凹部22aには、吸引接続管49、送気接続管
50、及び送水接続管51の各開口が形成された三つの
接続凸部が形成されている。尚、図5(b)には、送水
接続管路51の接続凸部53だけが示されている。
【0053】前記管路集中コネクタ52は、前記三つの
接続凸部にそれぞれ気密に嵌合すると共に、その開口に
それぞれ連通する三つの管路が形成されている。前記三
つの管路は、前記管路集中コネクタ52を構成する三つ
の口体部内に、貫通されて設けられている。
【0054】前記三つの口体部のうち一つは、図5
(b)に示すように送水管接続口体部54であり、この
送水管接続口体部54は、外径が先細りのテーパー形状
となっていると共に、先端に凹部54aを形成してい
る。前記凹部54aには、貫通する前記管路の開口が形
成されている。
【0055】また、前記吸引接続管49、送気接続管5
0に連通する他の口体部(図示せず)も、同様の形状で
あり、前記嵌合凹部22dに一体的に納まっていると共
に、それぞれ凹部を形成してある。
【0056】前記管路集中コネクタ52の前記各凹部に
は、送気管路26を構成する外部送気管55、送水管路
27を構成する外部送水管56、及び吸引管路28を構
成する外部吸引管57の一端が嵌合・接続されている。
前記外部送気管55、外部送水管56、及び外部吸引管
57の他端は、前述のように前記流体制御装置9の送気
源等にそれぞれ接続されている。
【0057】尚、図2に示すように、把持部12aの長
軸中心は、挿入部14の中心軸に対して処置具挿入口3
4に対し、反対方向に偏位している。また、挿入部カバ
ー外皮22cの中心軸は、前記口体部22aの中心軸に
対し、処置具挿入口34側に偏位している。
【0058】次に、前記カバー3のうち、操作部カバー
部23及びユニバーサルコードカバー部24について説
明する。図1に示す操作部カバー部23は、薄い肉厚の
軟性の樹脂をシート状にして形成したものである。
【0059】また、前記ユニバーサルコードカバー部2
4は、連続した円筒状の軟質プラスチックシートからな
り、使用される内視鏡のユニバーサルコード13の全長
よりやや長いく形成されている。また、前記コードカバ
ー部24は、一定の間隔で全周にわたって切り取り用の
ミシン目が入っており、ミシン目のやや前方には、図1
に示すように、前記信号コード21を接続するための窓
24aが開口している。
【0060】前記コードカバー収納ケース37には、複
数回使用可能な分のユニバーサルコードカバー部24が
圧縮されて収納されている。
【0061】前記構成で、滅菌された前記カバー3の構
成部材等が梱包された図示しないカバーのパッケージか
ら、挿入部カバー部22を取り出す。前記カバー保持具
6で、挿入部カバー部22を保持し、拡張器10に接続
された拡張チューブ36を挿入部カバー部22に設けら
れた拡張チューブ口体35に接続する。そして、内視鏡
挿入チャンネル25内に送気し、拡張しながら、カバー
用内視鏡4を内視鏡挿入チャンネル25内に挿入してい
く。
【0062】次に、内視鏡のコネクタ19を光源装置7
の前記コネクタ受け部7aに装着する。コードカバー収
納ケース37から、ユニバーサルコードカバー部24の
一端を取り出し、操作部本体12b近くまで引き出し
て、ユニバーサルコード13を覆う。この時、コードカ
バー収納ケース37付近のユニバーサルコードカバー部
24には、切り取り用のミシン目と共にケーブル接続用
の窓24aが現れるようになっているので、信号コード
21に対するコネクタ19の接続部に、窓24aを位置
合わせし、信号コード21を接続する。
【0063】また、前述したユニバーサルコードカバー
部24を前記コード13に装着する際、併せて前記各外
部管55,56,57も覆うようにする。さらに、操作
部カバー部24を内視鏡操作部12に装着すると共に、
このとき、併せて、前記各外部管55,56,57も覆
う。そして、前記各外部管55,56,57の各開口端
部を口体部22aの管路集中コネクタ52に接続して、
準備が完了する。
【0064】尚、前記各外部管55,56,57の各開
口他端部は、前記流体制御装置9の送気源等に接続され
ているものとする。また、外部管路55,56,57を
カバー部で覆う手順は、操作部側からでも良い。
【0065】次に、挿入部14を内装した挿入部カバー
部22を患者の体腔内に挿入していく。このとき、前記
外部管55,56,57は、口体部22aの側部より延
出しているので、例えば処置具を処置具挿入口34から
挿通する場合でも、前記各管が邪魔にならない。その
他、必要に応じて、各種検査や処置がなされる。
【0066】使用後は、挿入部カバー部22、及び操作
部カバー23を外すと共に、コネクタ19から信号コー
ド21を取り外す。次に、清潔なユニバーサルコードカ
バー部24のミシン目が現れるまで、同コードカバー部
24を引き出し、ミシン目で、使用済みのユニバーサル
コードカバー部24と切り離す。前記コネクタ19をコ
ネクタ接続部から抜いた後、ユニバーサルコード13か
ら使用済みのユニバーサルコードカバー部24を引き抜
いて取り外す。
【0067】本実施例では、口体部22aから延出して
いる各管路26,27,28が、挿入部カバー部22の
長軸方向に対して、側方に出ているため、鉗子等の処置
具の操作、操作部の12の回転・ひねりの操作性を向上
できる。
【0068】口体部内22a内にあって、各管路26,
27,28の側方への屈曲部付近で、集中管路コネクタ
52により管路を分離可能としてあるので、万一使用中
に屈曲部付近で吸引物などのつまりが発生しても、閉塞
した物を除去し易い。
【0069】また、本実施例は、前記光源装置7の前記
コネクタ受け部7aには、ユニバーサルコードカバー部
24の収納ケースを設けたため、カバー装着時に逐次ユ
ニバーサルコード13やコネクタ19をハンガに掛けて
装着するという手間が省け、取り扱い性を向上させるこ
とができる。
【0070】前記カバー収納ケース37には、複数回分
使用可能なユニバーサルコードカバー部24が連続的に
収納されているため、使用時にいちいちカバーをセット
する必要がない。つまり、まとめて収納ケース毎交換で
きる。
【0071】また、前記把持部12aが処置具挿入口3
4と反対方向に偏位しているため、処置具挿脱の際、操
作部12を把持する手と、処置具を挿脱する手とが干渉
せず、操作性を向上できる。
【0072】尚、前記実施例において、各管路は口体部
22aにおいて分離されているが、着脱の必要がない場
合は、挿入部カバー部22内の前記各管路は、連続して
一体に構成されていてるものでも良い。この構成の場合
にも、側方に延出したことによる効果は本実施例と全く
相違無く得られるものである。
【0073】図6及び図7は本発明の第2実施例に係
り、図6(a)はカバーの先端部の斜視図、図6(b)
は図6(a)のB−B線断面図、図7(a),(b)は
カバー式内視鏡の動作を説明するための側断面図であ
る。
【0074】図6(b),図7に示すように、本実施例
のカバーの挿入部カバー部59は、その先端部60か
ら、後方にかけて内視鏡挿入チャンネル61が挿通され
ている。また、図6(a)に示すように、前記先端部6
0には、前記内視鏡挿入チャンネル61側の側面に、観
察窓62が設けられている。また、図6(a),図7に
示すように、前記挿入部カバー部59には、内視鏡挿入
チャンネル61以外に、鉗子チャンネル63が挿通され
ている。前記鉗子チャンネル63の鉗子出口64は、前
記観察窓62と同じ側面側に設けられている。
【0075】尚、挿入部カバー部59の後方(手元側)
は、第1実施例と同様の構成であり、説明及び図は省略
する。
【0076】図7(a),(b)は、挿入部カバー部5
9の鉗子チャンネル61に、鉗子58を挿入した状態で
の側断面を示したものである。
【0077】図7に示すカバー用内視鏡65には、その
先端部内部に、対物光学系66、図示しない照明光学系
を配置してある。前記対物光学系66の後方には、前記
固体撮像素子20が配置されている。また、カバー用内
視鏡65は、その先端側外周中途に、ストッパー67が
突設されている。
【0078】さらに、カバー用内視鏡65は、挿入部カ
バー部59の内視鏡挿入チャンネル61に挿入されて、
観察中も、前後に進退自在となっている。前記観察窓6
2は、カバー用内視鏡65を進退させても、対物光学系
66の視野を妨げない大きさに形成されている。
【0079】前記挿入部カバー部59の先端部60に
は、内視鏡挿入チャンネル61側に、突き当て部68が
形成されている。また、内視鏡挿入チャンネル61は、
先端側で、図7に示すように、前記鉗子チャンネル63
の間に設けられたチャンネル構成部材が延長されておら
ず、同チャンネル63の壁が露出している。前記鉗子チ
ャンネル63は、軟性の材質で形成されている。
【0080】前記構成で、カバー用内視鏡65が、図7
(a)の位置にある時、つまり、内視鏡先端部が、内視
鏡挿入チャンネル61の先端に当接していない位置で
は、前記鉗子58の起上角は以下のようになっている。
【0081】前記鉗子チャンネル63に挿入され、鉗子
出口64より突き出た鉗子58は、図7(a)に示すよ
うに、αの角度を有している。
【0082】図7(b)に示すように、さらにカバー用
内視鏡65を押し込んだ時、カバー用内視鏡65の先端
部が、内視鏡挿入チャンネル61先端、つまり鉗子チャ
ンネル63の側壁に突き当たる。これにより、前記鉗子
チャンネル63の鉗子出口64の付近が、より先端側へ
押されるため、図7(b)に示すように、鉗子出口64
より突き出された鉗子69の角度はβとなる。つまり、
前記角度αより、角度βの方が大きくなる。そして、前
記内視鏡の凸部67が、カバー部の突き当て68に突き
あたる時、角度βは最大となる。
【0083】また、カバー用内視鏡65を鉗子58の向
きα,βが変化する範囲で、スライドさせた時、恒に側
方を観察することができる。つまり、内視鏡65は、視
野方向が側視型となっている。
【0084】本実施例では、内視鏡の進退に応じて、起
上角度を変えて、鉗子の突出する方向を変化させること
ができる。これにより、鉗子等の処置具の狙撃性能を向
上できる。
【0085】また、本実施例では、前記内視鏡の凸部6
7と、カバー部の突き当て68とにより、当接力量に制
限が加えられ、内視鏡65が鉗子チャンネル63を突き
破ったりすることを防止できる。
【0086】本発明は、電子式内視鏡に限定されるもの
ではなく、例えば光学式ファイバー内視鏡、あるいは超
音波内視鏡等、どのような内視鏡にも適用できる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、手元側構成部より延出
された各種チャンネルが、操作の邪魔にならないよう操
作性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は第1実施例に係り、図1はカ
バー用内視鏡を接続した内視鏡装置の全体的な外観図。
【図2】図2はカバー用内視鏡の外観図。
【図3】図3はカバー用内視鏡及び挿入部カバー部の先
端側の各斜視図。
【図4】図4はカバー式内視鏡の先端側の側断面図。
【図5】図5はカバー式内視鏡の側面の拡大図及び断面
図。
【図6】図6及び図7は第2実施例に係り、
図6(a)はカバーの先
端部の斜視図、図6(b)は図6(a)のB−B線断面
図。
【図7】図7はカバー式内視鏡の動作を説明するための
側断面図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…カバー式内視鏡 3…カバー 22…挿入部カバー部 55…外部送気管 56…外部送水管 57…外部吸引管 4…カバー用内視鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯田 善洋 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山崎 稔 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 瑞田 修 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端構成部と手元側構成部とを軟性の管
    状部材で気密的に接続すると共に、その内部に軟性のチ
    ャンネルを有し、且つ内視鏡カバー用内視鏡の挿入部を
    覆うチャンネル付き内視鏡カバーの挿入部カバー部にお
    いて、 前記チャンネルは、前記手元側構成部から前記挿入部カ
    バー部の長軸方向に対して側方に延出する外部チャンネ
    ルを含んでいる、 ことを特徴とするチャンネル付き内視鏡カバーの挿入部
    カバー部。
JP5054358A 1993-03-15 1993-03-15 チャンネル付き内視鏡カバーの挿入部カバー部 Withdrawn JPH06261857A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5054358A JPH06261857A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 チャンネル付き内視鏡カバーの挿入部カバー部
US08/053,489 US5562602A (en) 1993-03-15 1993-04-28 Insert cover portion of endoscope cover, insert cover portion having channels of endoscope cover, endoscope-cover-type endoscope, endoscope-cover-system endoscope and endoscope apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP5054358A JPH06261857A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 チャンネル付き内視鏡カバーの挿入部カバー部

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