JPH0630923A - X線ct装置 - Google Patents
X線ct装置Info
- Publication number
- JPH0630923A JPH0630923A JP4189152A JP18915292A JPH0630923A JP H0630923 A JPH0630923 A JP H0630923A JP 4189152 A JP4189152 A JP 4189152A JP 18915292 A JP18915292 A JP 18915292A JP H0630923 A JPH0630923 A JP H0630923A
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- JP
- Japan
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- ray
- detector
- thickness direction
- slice thickness
- slice
- Prior art date
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- Pending
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スライス厚方向の散乱線クロストークを低減
することによって分解脳の低下を防止することのできる
X線CT装置を提供することを目的とする。 【構成】 検出素子がファン状に配列された検出器列6
が被検体Pのスライス厚方向aに複数配列されて成るX
線検出器2を具備したX線CT装置において、当該検出
器列6間にスリット7が設けられて成ることを特徴とす
る。
することによって分解脳の低下を防止することのできる
X線CT装置を提供することを目的とする。 【構成】 検出素子がファン状に配列された検出器列6
が被検体Pのスライス厚方向aに複数配列されて成るX
線検出器2を具備したX線CT装置において、当該検出
器列6間にスリット7が設けられて成ることを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1スキャンで複数枚の
断層像を撮影することのできるX線CT装置のX線光学
系に関する。
断層像を撮影することのできるX線CT装置のX線光学
系に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にX線CT装置は、被検体を挟んで
対向配置されたX線管とX線検出器とを被検体を中心と
して回転させつつ、X線管より曝射されたX線をX線検
出器で検出することによって撮影データを収集し、1ス
キャン毎に1枚の断層像を再構成する。この場合、X線
検出器として複数の検出素子がファン状に配列されて検
出素子群を形成する検出器列をスライス厚方向に1列だ
け設けた一次元検出器を適用する。これに対し、1スキ
ャンで2枚若しくは複数枚の断層像を再構成することが
できるX線CT装置が要求されている。
対向配置されたX線管とX線検出器とを被検体を中心と
して回転させつつ、X線管より曝射されたX線をX線検
出器で検出することによって撮影データを収集し、1ス
キャン毎に1枚の断層像を再構成する。この場合、X線
検出器として複数の検出素子がファン状に配列されて検
出素子群を形成する検出器列をスライス厚方向に1列だ
け設けた一次元検出器を適用する。これに対し、1スキ
ャンで2枚若しくは複数枚の断層像を再構成することが
できるX線CT装置が要求されている。
【0003】1スキャンで2枚の断層像を再構成するこ
とができるX線CT装置(以下、ダブルスライスCTと
いう)の場合、図7に示す如くX線検出器101として
複数の検出素子がファン状に配列されて検出素子群を形
成する検出器列102をスライス厚方向aに2列設けた
ものを適用する。また、1スキャンで複数枚の断層像を
再構成することができるX線CT装置(以下、ボリュー
ムCTという)の場合、図8に示す如くX線検出器10
1として検出器列102をスライス厚方向aに複数列設
けた2次元検出器を適用する。
とができるX線CT装置(以下、ダブルスライスCTと
いう)の場合、図7に示す如くX線検出器101として
複数の検出素子がファン状に配列されて検出素子群を形
成する検出器列102をスライス厚方向aに2列設けた
ものを適用する。また、1スキャンで複数枚の断層像を
再構成することができるX線CT装置(以下、ボリュー
ムCTという)の場合、図8に示す如くX線検出器10
1として検出器列102をスライス厚方向aに複数列設
けた2次元検出器を適用する。
【0004】このようなX線検出器101とX線管10
3とを被検体Pを挟んで対向配置し、被検体Pを中心と
して回転させつつ、X線管103より曝射されたX線を
X線検出器101で検出することによって撮影データを
収集し、断層像を再構成する。
3とを被検体Pを挟んで対向配置し、被検体Pを中心と
して回転させつつ、X線管103より曝射されたX線を
X線検出器101で検出することによって撮影データを
収集し、断層像を再構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ダブル
スライスCTやボリュームCTにおいては、検出器列1
02を2列または複数列設けたX線検出器101を適用
しており、単一スライスではないため、従来のチャネル
方向の散乱線クロストークに加えて、図9に示す如く各
スライス間でスライス厚方向の散乱線クロストークが生
じる。このため、得られる断層像の分解脳が低下すると
いう問題がある。
スライスCTやボリュームCTにおいては、検出器列1
02を2列または複数列設けたX線検出器101を適用
しており、単一スライスではないため、従来のチャネル
方向の散乱線クロストークに加えて、図9に示す如く各
スライス間でスライス厚方向の散乱線クロストークが生
じる。このため、得られる断層像の分解脳が低下すると
いう問題がある。
【0006】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、ス
ライス厚方向の散乱線クロストークを低減することによ
って分解脳の低下を防止することのできるダブルスライ
スCT、ボリュームCT等のX線CT装置を提供するこ
とにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、ス
ライス厚方向の散乱線クロストークを低減することによ
って分解脳の低下を防止することのできるダブルスライ
スCT、ボリュームCT等のX線CT装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、検出素子がファン状に配列され
た検出器列が被検体のスライス厚方向に複数配列されて
成るX線検出器を具備したX線CT装置において、当該
検出器列間にスリットが設けられて成ることを特徴とす
る。
に、本発明にあっては、検出素子がファン状に配列され
た検出器列が被検体のスライス厚方向に複数配列されて
成るX線検出器を具備したX線CT装置において、当該
検出器列間にスリットが設けられて成ることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】上記構成を有する本発明のX線CT装置におい
ては、各検出器列間にスリットを設けたため、スライス
厚方向の散乱線を除去することで散乱線クロストークを
低減することができる。従って、得られる断層像の分解
脳の低下を防止することができる。よって、連続したア
キシャル像からサジタル像、コロナル像、オブリーク像
等の画像を再構成したときも、散乱線の影響を受けない
のでこれらの画像の分解脳の低下を防止することができ
る。
ては、各検出器列間にスリットを設けたため、スライス
厚方向の散乱線を除去することで散乱線クロストークを
低減することができる。従って、得られる断層像の分解
脳の低下を防止することができる。よって、連続したア
キシャル像からサジタル像、コロナル像、オブリーク像
等の画像を再構成したときも、散乱線の影響を受けない
のでこれらの画像の分解脳の低下を防止することができ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。
する。
【0010】図1は本発明のX線CT装置の概略構成を
示すブロック図である。同図において、X線CT装置
は、被検体Pに対してX線を曝射するX線管1とX線を
検出するX線検出器2とが被検体Pを挟んで対向配置さ
れており、X線管1とX線検出器2とは被検体Pを中心
として回転可能に構成されている。被検体Pを透過した
X線はX線検出器2によって検出され、データ収集部3
によって収集されて、画像再構成部4に送られる。そし
て、このデータに基き画像再構成部4において被検体P
の断層像を再構成し、再構成された断層像を表示部5の
画面上に表示することができる。
示すブロック図である。同図において、X線CT装置
は、被検体Pに対してX線を曝射するX線管1とX線を
検出するX線検出器2とが被検体Pを挟んで対向配置さ
れており、X線管1とX線検出器2とは被検体Pを中心
として回転可能に構成されている。被検体Pを透過した
X線はX線検出器2によって検出され、データ収集部3
によって収集されて、画像再構成部4に送られる。そし
て、このデータに基き画像再構成部4において被検体P
の断層像を再構成し、再構成された断層像を表示部5の
画面上に表示することができる。
【0011】また、X線検出器2は図2、図3に示す如
く、検出素子(図示せず)がファン状に配列された検出
器列6が被検体Pのスライス厚方向aに2列に配列され
ており、検出器列6間に散乱線を除去するためのスリッ
ト7が設けられている。このスリット7は架台カバー8
に当たらない範囲でできるだけ高くする。
く、検出素子(図示せず)がファン状に配列された検出
器列6が被検体Pのスライス厚方向aに2列に配列され
ており、検出器列6間に散乱線を除去するためのスリッ
ト7が設けられている。このスリット7は架台カバー8
に当たらない範囲でできるだけ高くする。
【0012】このような構成のダブルスライスCTにお
いては、各検出器列6間にスリット7を設けたため、図
4に示す如く、スライス厚方向aの散乱線を除去し、ス
ライス厚方向aの散乱線クロストークを低減することが
可能となる。またスリット7を高くすることによって、
スライス厚方向aの散乱線クロストークをさらに低減す
ることができる。
いては、各検出器列6間にスリット7を設けたため、図
4に示す如く、スライス厚方向aの散乱線を除去し、ス
ライス厚方向aの散乱線クロストークを低減することが
可能となる。またスリット7を高くすることによって、
スライス厚方向aの散乱線クロストークをさらに低減す
ることができる。
【0013】次に、検出器列6を複数列に配列したX線
検出器2を適用したボリュームCTについて図5、図6
を参照して説明する。ボリュームCTに適用されるX線
検出器2は、図5に示す如く、検出素子がファン状に配
列された検出器列6がスライス厚方向aに複数列に配列
されており、各検出器列6間に散乱線を除去するための
スリット7が設けられている。従って、ダブルスライス
CTの場合と同様、スライス厚方向aの散乱線を除去す
ることができる。また、ボリュームCTにおいても、ス
リットはできるだけ高くするが、スライス厚方向aのグ
リッド比l/d(lはスリットの高さ,dは各スリット
の間隔)とチャネル方向bのグリッド比とをできるだけ
同等にすることが望ましい。どの角度の散乱線を除去で
きるかどうかは、グリッド比によるからである。このよ
うにして散乱線を除去することによってスライス厚方向
aの散乱線クロストークを低減することができる。
検出器2を適用したボリュームCTについて図5、図6
を参照して説明する。ボリュームCTに適用されるX線
検出器2は、図5に示す如く、検出素子がファン状に配
列された検出器列6がスライス厚方向aに複数列に配列
されており、各検出器列6間に散乱線を除去するための
スリット7が設けられている。従って、ダブルスライス
CTの場合と同様、スライス厚方向aの散乱線を除去す
ることができる。また、ボリュームCTにおいても、ス
リットはできるだけ高くするが、スライス厚方向aのグ
リッド比l/d(lはスリットの高さ,dは各スリット
の間隔)とチャネル方向bのグリッド比とをできるだけ
同等にすることが望ましい。どの角度の散乱線を除去で
きるかどうかは、グリッド比によるからである。このよ
うにして散乱線を除去することによってスライス厚方向
aの散乱線クロストークを低減することができる。
【0014】従って、1スキャンで2枚若しくは複数枚
の断層像を再構成する場合でも、得られる断層像の分解
脳の低下を防止することが可能となり、画像再構成部4
において連続したアキシャル像からサジタル像、コロナ
ル像、オブリーク像等の画像を再構成したときも、散乱
線の影響を受けないのでこれらの画像の分解脳の低下を
防止することができる。
の断層像を再構成する場合でも、得られる断層像の分解
脳の低下を防止することが可能となり、画像再構成部4
において連続したアキシャル像からサジタル像、コロナ
ル像、オブリーク像等の画像を再構成したときも、散乱
線の影響を受けないのでこれらの画像の分解脳の低下を
防止することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明のX線CT装置は以上の構成及び
作用を有するもので、スライス厚方向の散乱線クロスト
ークを低減することによって、1スキャンで2枚若しく
は複数枚の断層像を再構成する場合でも、断層像の分解
脳の低下を防止することができる。従って、連続したア
キシャル像からサジタル像、コロナル像、オブリーク像
等の画像を再構成したときでも、これらの画像の分解脳
の低下を防止することができる。
作用を有するもので、スライス厚方向の散乱線クロスト
ークを低減することによって、1スキャンで2枚若しく
は複数枚の断層像を再構成する場合でも、断層像の分解
脳の低下を防止することができる。従って、連続したア
キシャル像からサジタル像、コロナル像、オブリーク像
等の画像を再構成したときでも、これらの画像の分解脳
の低下を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例におけるX線CT装置の概略
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のダブルスライスCTにおいて、X線
検出器の構成を示す斜視図である。
検出器の構成を示す斜視図である。
【図3】同実施例において、X線検出器の構成を示す正
面図である。
面図である。
【図4】同実施例におけるダブルスライスCTの構成を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図5】本実施例のボリュームCTにおいて、X線検出
器の構成を示す斜視図である。
器の構成を示す斜視図である。
【図6】同実施例において、X線検出器の構成を示す正
面図である。
面図である。
【図7】従来例において、ダブルスライスCTの構成を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図8】従来例において、ボリュームCTの構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図9】従来例におけるダブルスライスCTの構成を示
す正面図である。
す正面図である。
1 X線管 2 X線検出器 6 検出器列 7 スリット P 被検体
Claims (1)
- 【請求項1】 検出素子がファン状に配列された検出器
列が被検体のスライス厚方向に複数配列されて成るX線
検出器を具備したX線CT装置において、 当該検出器列間にスリットが設けられて成ることを特徴
とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189152A JPH0630923A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4189152A JPH0630923A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | X線ct装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630923A true JPH0630923A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16236310
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4189152A Pending JPH0630923A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | X線ct装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630923A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008515513A (ja) * | 2004-10-06 | 2008-05-15 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | コンピュータ断層撮影方法 |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP4189152A patent/JPH0630923A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008515513A (ja) * | 2004-10-06 | 2008-05-15 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | コンピュータ断層撮影方法 |
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