[go: up one dir, main page]

JPH0674210B2 - 抗原の免疫原性の増強 - Google Patents

抗原の免疫原性の増強

Info

Publication number
JPH0674210B2
JPH0674210B2 JP62110400A JP11040087A JPH0674210B2 JP H0674210 B2 JPH0674210 B2 JP H0674210B2 JP 62110400 A JP62110400 A JP 62110400A JP 11040087 A JP11040087 A JP 11040087A JP H0674210 B2 JPH0674210 B2 JP H0674210B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antigen
monoclonal antibody
complex
specific
avidin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62110400A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6345228A (ja
Inventor
ハロルド バーバー ブリアン
カラヤンノーテイス ジヨージ
Original Assignee
コノ−ト ラボラトリイズ リミテツド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コノ−ト ラボラトリイズ リミテツド filed Critical コノ−ト ラボラトリイズ リミテツド
Publication of JPS6345228A publication Critical patent/JPS6345228A/ja
Publication of JPH0674210B2 publication Critical patent/JPH0674210B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K39/385Haptens or antigens, bound to carriers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/50Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates
    • A61K47/51Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent
    • A61K47/68Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient the non-active ingredient being chemically bound to the active ingredient, e.g. polymer-drug conjugates the non-active ingredient being a modifying agent the modifying agent being an antibody, an immunoglobulin or a fragment thereof, e.g. an Fc-fragment
    • A61K47/6891Pre-targeting systems involving an antibody for targeting specific cells
    • A61K47/6897Pre-targeting systems with two or three steps using antibody conjugates; Ligand-antiligand therapies
    • A61K47/6898Pre-targeting systems with two or three steps using antibody conjugates; Ligand-antiligand therapies using avidin- or biotin-conjugated antibodies
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y5/00Nanobiotechnology or nanomedicine, e.g. protein engineering or drug delivery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/60Medicinal preparations containing antigens or antibodies characteristics by the carrier linked to the antigen
    • A61K2039/6031Proteins
    • A61K2039/6056Antibodies
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K39/00Medicinal preparations containing antigens or antibodies
    • A61K2039/62Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by the link between antigen and carrier
    • A61K2039/625Medicinal preparations containing antigens or antibodies characterised by the link between antigen and carrier binding through the biotin-streptavidin system or similar

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、疾病に対する免疫化、および/または助剤を
用いることなしに生体内での抗体応答の発生のための新
規な方法、並びにこの方法において用いられる新規なワ
クチン物質およびコンジュゲート(conjugates)に関す
る。
[従来の技術] 予防接種による疾病予防の従来法においては、ある物質
に対して抗体を導き出すその物質を、後に同一源物質を
含む病原性微生物により攻撃された場合、その物質を投
与された固体が疾病に対して保護されるように、注射ま
たは経口摂取することが中心的原理である。注射または
経口摂取された、抗体を導き出す性質を有する物質は抗
原と称される。
抗原の免疫性(すなわち、抗体を導き出す能力)は、い
わゆる助剤の添加により改良され得ることは多年にわた
って知られていた。いくつかの事例では、明らかに少し
しか、または全く免疫性をもたない物質が、助剤の添加
によって生体内で抗体の力価を高めるようにされた。し
かしながら、これらの助剤のいくつかは、非常に毒性が
あり、望ましくない副作用または障害を惹き起すことが
ある。酸化アルミニウムまたはリン酸アルミニウムは人
用ワクチンに日常的に用いられるが、注射部位にしこり
を惹き起すことが知られていた。フロインドの完全助剤
(FCA)、すなわち軽油と殺されたマイコバクテリウム
・ツベルクローシス(Mycobacterium tuberculosis)と
の混合物は、生体内で、その他の条件では通常抗体を生
成させない物質に対してすぐれた力価を、しばしば生じ
させることができる。
不幸なことには、この物質を用いた場合、注射部位にし
ばしば傷害が発生するので、この方法は人に用い得な
い。
助剤として用いるために、他の多数の化合物が研究され
た。公開されたヨーロッパ特許出願第0149581号には、
ムラミルジペプチドの使用が開示されている。公開され
た英国特許出願第2,053,231号にはテトラペプチドまた
はペンタペプチドからなる合成助剤の使用が開示されて
いる。昔の特許にはオイル・エマルジョンの使用が、助
剤効果を有するとして開示されている。不幸にして、あ
る物質が抗原免疫性の助剤として良く働けば働くほど、
副作用は大きくなるようにみえる。例えば、ムラミルジ
ペプチドは優れた助剤であるが、人にワクチンとして用
いるのを妨げる多くの望ましくない性質をもつようであ
ることが示された。
哺乳類に対して現在用いられている全ての助剤は、一般
に2つの異ったタイプに分かれる。第1のタイプはいわ
ゆる“ディポウ”(dipot)効果を包含し、また第2の
タイプは研究されている系の一般的免疫性の刺激に依存
している。ディポウ効果に依存する助剤は、そのディポ
ウ効果が、注射された抗原が媒体中で捕らえられるか、
または不溶化され、一様に保たれた循環濃度を与えるこ
とに依存している抗原の場所に、免疫性の細胞をもたら
すと信じられる。免疫系の一般的刺激を必要とする第2
のタイプの助剤は、炎症性の反応に依存し、どの抗原も
抗体を導き出す改善された機会をもつように一連の細胞
が刺激される結果を生ずるようにみえる。
免疫学の最近の学説は、強い抗体反応を用意するため
に、抗原は、抗体生産細胞へ引続いて進化するB細胞と
抗原特定B細胞への生長と分化の信号を用意する介助T
細胞とに、遭遇させられなければならないと示唆する。
介助T細胞は、クラスIIの主要組織適合抗原(MHC)遺
伝子産物と会合している抗原提供細胞(APC)の表面上
に、抗原を認識する。
[発明の概要] この発明は、受入れられない補薬類の使用を含まぬ新し
い免疫化方法を包含する。
一つの局面において、この発明は新規な免疫化方法を用
意し、B細胞と、クラスIIの主要組織適合抗原(MHC)
遺伝子を代表する大食細胞系統の抗原低供細胞(APC)
との両方の実相の利益を獲得する。
補薬の存在下の抗原の注入の代りに、抗体は抗原提供細
胞の表面構造に特効があり、クラスIIの主要組織適合抗
原の決定要素を含むモノクロナル抗体と組合わされ、こ
の形を以って注入される。
それを抗原へ組合わせることにより、モノクロナル抗体
は“ベクター”あるいは、“ディリバリー・ビークル”
へ転化される。
この“ベクター”あるいは“ディリバリービークル”は
免疫系中の関連細胞上の抗原用である。
この方法は、フロインドの完全補薬の存在下に抗原が注
入される場合に考えられるように、他の周りの方法より
もむしろ抗原を抗原提供細胞へ導く。
他の一つの局面において、この発明は抗原と、主要組織
適合抗原の遺伝子産物に特効があるモノクロナル抗体
か、適当な担持媒体中の他の表面構造の遺伝子産物に特
効があるモノクロナル抗体との結合からなる新規な免疫
化に使用されるための新規なワクチンを用意するのであ
り、更に他の局面において、この発明は新規な組合せを
用意する。
この発明は、弱い抗原の免疫原性を増強する新しい方法
を使用する。
そうして、この新しい方法は受入れられない補薬の使用
を含まず、従って一層安全であり、通常は非常に抗原性
的でない物質群のための使用可能な方法である。
このような物質の例は、より大きい蛋白質か、パントゲ
ン自体の蛋白質のサブユニットのエピトウプ類である小
さいペプチド類である。エピトウプ類は構造中において
免疫認識個所に相当する一層大きい抗原の部品である。
従って、この発明の予防接種法は不幸な副作用を持つ死
滅させられたか、減毒された有機体の注射を避け得るの
であり、これは標的モノクロナル抗体との接合の形にお
ける同エピトウプ類あるいは蛋白質サブユニットの使用
により避け得るのである。
本発明においては、人体中で抗体に対して生ずることが
要求される抗原が、モノクロナールな抗体と結びついた
ものであり、該抗体は、主要組織適合性複合体(MHC)
の遺伝子生産物を含む、抗原となりうる(プレゼンティ
ング)細胞の、表面構造に、特異性を示す。これは、結
びついた物質の投与のとき、免疫系中の関連細胞への抗
原の集中を許容する。故に、派生的に生ずる抗体は、マ
クロファージ細胞上で抗原性決定要素をとするための
“ベクター”あるいは、“ディリバリーヴィーイクル
(deliveryvehicle)”として行動する。これにより、
Tヘルパー細胞の認識を容易化する。プレセンティング
細胞は、クラス1とクラス2の組織適合性遺伝生産物を
含む、多種の特殊な細胞表面構造をもつ。このように、
クラス1とクラス2のMHC遺伝生産物を含む抗原プレゼ
ンティング細胞上のいかなる表面構造にも、特異性のあ
る、モノクロナールな抗体とも、抗原は結び付きうる。
本発明の有用なカップリング(結合したもの)の1つの
例は、I−AkクラスIIの主要組織適合性決定要素に特異
的なモノクロナールな抗体と抗原性タンパクのアビデイ
ンである。この例は、上で述べた本発明の一般的原理の
ほんの一例にすぎないことを理解すべきである。
かかる特定例において、I−AkクラスIIの主要な組織適
合性決定子について特定なモノクロナル抗体は適切なハ
イブリドーマ細胞系から調製しうる。他の蛋白とのコン
ジュゲーションを容易にするために、適切な蛋白、本例
においてはアビジン、にさらすに先立って、抗体は好ま
しくはビオチニレートされる。アビジンはビオチニレー
トされた抗体と強い新和性をもって結合し、かくてあら
かじめ抗原として特徴づけられる。このコンジュゲート
のドーズを変えたものがI−Ak決定子を表わしているマ
ウスのあるストレインを処理するために用いられた。単
にI−Ab決定子を表わしている別のストレインのマウス
が対照として用いられた。下記の実施例中に詳細に記述
してあるこれらの実験結果によれば、このような様式
で、かつきわめて少量抗原として存在していれば、標準
的アジュバントの不存在下において、高度に免疫抗原性
たりうることがわかる。(コンジュゲーションが起らな
いように)ビオチニレートされていない抗体と、それと
当量の遊離のアビジンを混合した場合は、抗体応答は誘
発せず、この結果はコンジュゲート依存性の存在するこ
とを示していた。I−Ak決定子の認識が必要であること
は、不適切な特性の抗体とコンジュゲートしたアビジン
は抗体応答を誘発する効果がなかったことから明らかで
あった。下記実施例中に詳記した他の実験においては、
アビジンにコンジュゲートしたクラスIのMHCについて
特定なモノクロナル抗体もまた免疫抗原性応答を示し、
かつアビジンに対する抗体を生成した。
本発明において用いられるコンジュゲートは、単一抗原
とモノクロナル抗体とのコンジュゲートに限定されるも
のではなく、2種以上の抗原またはペプタイドがモノク
ロナル抗体とコンジュゲートしたコンジュゲートをも含
む。
特定例においては、ビオチニレートされたモノクロナル
抗体はアビジンおよび牛血清アルブミンにコンジュゲー
トしていてもよいし、あるいはアビジンおよびヘルペス
の合成ペプタイドにコンジュゲートしていてもよい。こ
れらのコンジュゲートはマウスに免疫性を与えるために
形成され、用いられた。ヘルペスのペプタイドはヘルペ
スの単純な(simplex)ビールスのクリコプロティンD
の一部である。下記実施例において詳細に報告されたこ
れら実験において、アビジンに対すると同様に牛血清ア
ルブメンおよびヘルペスのペプタイドに対しても抗体が
高められたことが判明した。アビジンを他の蛋白、すな
わちそれもまたビオチンに対して高い結合親和性をもつ
ストレプタビジンにかえても、やはり良好な応答を与え
ることから、ターゲット効果はアビジンに対して限定さ
れるものでなく、抗ストレプタビジン抗体のアビジンと
の血清学上のクロスーリアクションはなかったことを示
している。
下記実施例に報告された実験は、抗体−アビジン−ペプ
タイドよりなるコンプレックスの累加的注射に対するマ
ウスの応答が、フロインドの完全アジュバントを用いた
ときの応答に相当するものであることを示している。こ
の後者の実験は、ワクチンは抗体を引き出すペプタイド
抗原を用いて組立てうることを示しており、その抗体
は、ヘプタイドがそこから抽出される病原菌に対して中
和的かつ保護的でありうるものである。
上記より、本発明は、インビボおよびインビトロにおい
て、ハイブリドーマおよびその特異なモノクローナル抗
体を作る免疫方法として用いることができるのは明らか
である。そのような特異なモノクロナール抗体は、薬学
および免疫学の両方において広い利用範囲を有する。
なお、本発明の複合体を、PBSとともにウサギに注射
し、注射部位の目視による観察及び生体組織学的検査を
行ったところ、本発明の複合体には有害な病理学的効果
は認められなかった。
後述の特別な実施例の中で、三つの免疫とは無関係のタ
ンパク質の抗原、すなわちアビジン、ストレプトアビジ
ンおよび牛の血清アルブミンのための本発明の効果を証
明する。更には、本方法の使用の結果として、ヘルペス
単独のビールスの糖タンパクDからの合成ペプチドに対
するIgG抗体が発生する。更には、免疫性の応答は、MHC
のクラス1およびクラスIIのデターミナントに対するMA
bSを使用して達成される。このデータは、APCの表面組
織に対し抗原とモノクローナル抗体の接合対を用いるこ
とに対する応用において、本発明の概論を立証するもの
である。
[実施例] 実施例1 本実施例ではビオチニル化モノクロナール抗体の生成
と、それと抗原との接合を説明する。
ハイブリドーマセルラインTIB−92または(抗I−Ak
ならびにTR−65またはHB−65(抗インフルエンザANP、
制御抗体)は、アメリカンタイプカルチャーコレクショ
ン(ATCC)より得られ、RPMT1640カルチャーメディウム
の中で培養され、10%の牛の胎児の血清、L−グルタミ
ンおよび抗生物質で補われた。これらのセルラインより
生成された抗体はIgG2aサブクラスの両方であり、通常
のプロテインA−セファロース(Sepharose)クロマト
グラフィーによってカルチャースーパーナタント(Supe
rnatants)より精製した。
その精製された抗体を、著名“Monoclonal Antibodies:
Principles and Plactice"(1983)Academic Press,Lo
ndon。に記載の一般的な方法を用いてビオチニル化し
た。この方法によると、この抗体は使用直前にpH8.2の
0.1M重塩酸塩ナトリウム溶液により透折され、1.0mg/ml
まで濃縮された。
これとは別に、ビオチン−スクシンイミドエステル(シ
グマ ケミカル Co.)が使用直前に1mg/mlの濃度でジ
メチルスルホオキシドに溶解された。
次に、このエステル溶液を先に得た抗体溶液に、該抗体
溶液1mlあたり60μlとなるように加え、そのまま1時
間放置した。
得られたビオチニル化プロテインをリン酸緩衝剤を添加
した食塩溶液(PBS)に対して透析し、更に4℃で保存
した。
得られたビオチニル化抗体は、1モルアビジン:2モル抗
体の割合でアビジンと混合し、これらを複合化させた。
実施例2 この実施例は、実施例1で得た複合体による免疫応答を
説明するものである。
まず、グループ分けした異る種のマウス[(6BxC3H)F1
およびB6]のあるグループに実施例1で得た複合体を注
射し、同様に他のグループには実施例1で得た抗体とア
ビジンの混合物、およびアビジン単独の注射が行なわれ
た。そのグループ分けを表1に示す。
注射は各種溶液の0.2mlの皮下接種からなり、21日後、
全グループのハツカネズミに0.2mlのPBS中0.5μgのア
ビジンを腹膜内に注射した。9日後、ハツカネズミのレ
トローバルバー(retro-bulbar)洞様血管から採血し、
その血清を4℃で貯蔵した。
免疫血清を下記のように抗アビジン活性テストを行っ
た:ポリビニルミクロ滴定プレートのウエルに、20μg/
mlの濃度のアビジン溶液(50μl)を加えて1時間培養
し、その後プレートを洗った。次いでPBS中牛の血清ア
ルブミン(BSA)の1%溶液でさらに1時間プレートを
培養した。BSA緩衝液を除き、1%BSA-PBS中免疫血清の
連続希釈液の50μlを各ウエルに加えて1時間培養し
た。次にプレートを1%BSA-BPSで、3回洗浄し、各ウ
エルを125I−タンパク質Aの50μlで1時間処理した。
次いでプレートを緩衝液で2回洗浄し、各ウエルをガン
マカウンターでカウントした。
免疫血清の抗アビジン反応をグラフにプロットしたのを
図1に示す。図1において、グループI,II,IIIおよびIV
からの免疫血清の抗アビジン反応が、夫々A,B,C,および
Dで示されている。○で結ばれた線は(B6×C3H)F1
ツカネズミの反応であり、●で結ばれた線はB6ハツカネ
ズミの反応である。
図1に示されたデータからわかるように、(抗−I−
Ak)−アジビン接合体を注射した(B6×C3H)F1ハツカ
ネズミ(図1A,○で結ばれた線)では、アビジンの5μ
g分量で強度の反応が観察され、一方、抗体がつくられ
た特別の表面抗原を持たないB6ハツカネズミ(図1A,●
で結ばれた線)はそれ程敏感ではなかった(図1Aを見
よ)。この結果は、5μgのアビジンと未変性の抗−I
−AkMAbの混合物が反応を起さなかった(図1B)ので、
抗体だけの免疫刺激効果に帰すことはできない。コント
ロールの抗−Np MAbに投与された等量のアビジンの僅か
な反応した生じなかった(図1C)。このことは図1Aに示
される正の反応が、抗体へのアビジンの単一接合以上に
帰因していることを示している。期待通り、フロイント
の完全なアジュバントとともに注射した5μgのアビジ
ンは、強い血清反応を起した(図1D)。50μgのアビジ
ン分量で、アジュバントの不存在下遊離のアビジンは反
応を刺激しなかったが(図1B)、(生物−抗−I−Ak
−アビジンの形では、接合体は(B6×C3H)F1およびB6
ハツカネズミの両方を感応させた(図1A)。
B6ハツカネズミの反応は、B6ターゲットのアジビン−MA
b接合体の反応性が上ったことの反映であるらしく、接
合MAbの交差反応性やこのMAb−アビジン複合物のより効
率のよいAPC摂取などに起因するものと思われる。
免疫血清の抗−アビジン反応を第1図のように図示し
た。第1図においてグループI,II,IIIおよびIV(表1)
からの免疫血清の抗−アビジン反応はそれぞれA,B,Cお
よびDで示した。白丸線は(B6×C3H)F1マウスにおけ
る反応で、黒丸線はB6マウスにおける反応である。
第1図に示した結果から理解されるように、アビジンの
5μg服用において、(アンチ−I−Ak)−アビジン複
合体(第1図、1A、白丸線)を注射した(B6×C3H)F
マウスでは明瞭な反応が観察されるのに対してB6マウ
ス(第1図、1A 黒丸線)は抗体を生成した抗原表面上
の特徴をもたないこと、認められる程には感応していな
いこと(第1図1A 参照)が認められる。この結果は、
アビジンの5μgと未変性のアンチ−I−AkMAbとの混
合物は反応(第1図1B)を示さなかったことから抗体の
免疫活性化効果に帰因させることはできない。アビジン
の等量が結合した調節アンチ−NPMAbも認められるほど
の反応(第1図1C)を生じていない。このことは第1図
1Aにおいて示された明白な反応は抗体にアビジンの単純
な複合以外の作用に基くことを示している。予期された
ようにフロインド(Freund's)の完全補助薬と共に注射
したアビジンの5μgは強い血清学的反応(第1図1D)
を生起した。アビジン投与の50μgでは、補助薬の存在
しない状態におけるアビジンだけでは反応を刺激しない
(第1図1B)が、(ビオ−アンチ−I−Ak)−アビジン
の形態では(B6×C3H)F1およびB6マウス(第1図1A)
の何れも感応している。B6マウスにおける反応はBター
ゲット上に結合するアビジン−MAbの上昇した反応性に
反映するようであり、複合MAbのクロス−反応性またはM
Ab−アビジン複合体のより効率の良いAPC吸収に由来す
るようである。
これらの結果はアビジンの低い投与(例えば5μg)
は、クラスII主要組織適合決定要素、すなわちアンチ−
I−AkMAb、受領のために特定されるモノクロナール抗
体に結合する免疫系が存在する時に補助薬の存在しない
状態で免疫源を造ることができる。
試験法は異なるアンチ−クラスII MAb、この場合アンチ
−I−EkをMAb目標物として使用して繰り返した。得ら
れた結果はグラフ的に示し第2図に再現した。それらに
見られるように、(アンチ−I−Ek)−アビジン結合で
免疫化した(B6×C3H)F1マウス個体(白角印)は補助
薬の同じ投与量のB6マウス(黒角印)よりも7〜9倍高
い反応をあたえた。アビジンとMAbの非結合混合物は反
応性のベースラインの水準を示すのみでこの結果は図示
していない。
実施例III この実施例は抗体−ビオチン−アビジン複合物の使用が
第3の蛋白質への抗体を産生することを示す。
アンチ−I−Ak抗体、アビジンおよびボビンセラムアル
ブミン(BSA)は、等モル量のビオチン化されたモノク
ロナル抗体(実施例1に述べたように調製されたも
の)、アビジンおよびビオチン化されたボビンセラムを
20℃において20分間混合して形成される。
混合物はついで5分間12,000gで遠心機にかけられ、沈
澱可能な凝集物は除去される。
この混合物を実施例IIと同様のやり方で約30μgBSAマウ
スに皮下注射した。3週間後さらにPBS中のフリーのBSA
10μgを腹腔内注射した。マウスの血清を9日後に採
取し、実施例IIと同様の方法で分析(アッセイ)した。
ラジオイムユーンアッセイ中のブロッキングバッファー
はPBS中0.1%のオバルブミンを含み、65.000cpmの125I
−蛋白質Aが各エッセイウエルに加えられた。
得られた結果はグラフにプロットされ、Fig3のように示
されている。白丸は個々の(B6×C3H)F1マウスの応答
を示し黒丸はB6マウスの応答を示す。ビオチン化されな
かったMabとアビジンとの非複合混合物においてアビジ
ンを等量注射されたマウスは何の応答も見られなかった
がこれは図示していない。
Fig3で見られるように、ボビンセラムアルブミンに対す
るかなりの応答が観察された。
これらのデーターは何れかの第3の蛋白質がMAB−アビ
ジン複合物にカツプリングすることによって第3の蛋白
質に対して血清学的な応答を得ることが実際的であるこ
とを示している。これは補助剤フリーのサブユニットプ
ロテインワクチンのいくつかのものの調製を承認するも
のであり、そのサブユニットプロテインのペアレントオ
ルガニズムに付随する諸問題を避けることができると思
われる。
実施例IV この実施例は小さなペプチドに対して抗体を産生するた
めの抗体−ビオチン−アビジンの使用を示す。
ビオチン仲介の複合物がアンチ−I−Akとアビジンとの
間で作られ、これにヘルペス合成ペプチドがカップルさ
れた。このヘルペスペプチドはヘルペスシンプレッスク
バイラスのグリコプロテインDからのN−端末ペプチド
(12−20)で、ベンゾイル−ベンゾイル−グリシンリン
カー残基を用いペプチドのアビジンに対するモル比を8:
1としてアビジンに光カップルさせた。このペプチドは
合成され9ケのアミノ酸から成る。30μgのアンチ−I
−Akアビジン−ペプチド複合物を(B6×3H)F1マウスに
注射して3週間後に、そのマウスはアビジン−(ヘルペ
スペプチド)で一度腹腔内注射でブーストされ、ブース
ターインジェクション後9日に血清が採取された。その
結果はFig4に示されている。この示された結果は対照サ
ンプルに結合したものを差引いた後のヘルペスペプチド
に対するネットの抗体の応答をあらわし、フロイントの
コンプリートアジュバント(FCA)に単独に入れたもの
でその後に同様のブースターインジェクションをして得
られる応答と比較される。
実施例V 本実施例はストレプトアビシンに対する抗体を増やすた
めの抗体−ビオチン−ストレプトアビジン複合体の利用
法を例示するものである。
ストレプトアビジンは、ストレプトミセスアビジニ(St
reptomyces Avidinii)から抽出されたタンパク質であ
る。このタンパク質は上記実施例1に記載された方法に
従って抗I−Akビオチニル化(biotinylated)抗体と結
合され、更にそうして得られた複合体は実施例2に記載
された方法に従って(B6×C3H)F1マウス及びB6マウス
に投与された。これらマウスから採取された血清はスト
レプトアビジンに対して反応したが、アビジンに対する
試験では陰性を示した。第5図に各マウスにおける結果
をそれぞれ個々に示した。
これらの結果により、そのターゲッティング効果がアビ
ジンに限定されず、血清学的に非交叉にビオチンと結合
する他の活性タンパク質(noncross biotin-binding ac
tive protein)によっても得られることが示された。
実施例VI 本実施例はクラス1 MHCに対して特異性を有するモノク
ロナール抗体を用いたアビジンの免疫原性を高める方法
を例示するものである。
実施例1と同様の方法により、アビジンをビオチニル化
した抗−Kkモノクロナール抗体に結合した。得られた複
合体(30μg)はプライム雌(H−2k)マウスまたはB6
(H−2b)マウスに適用された。3週間後、プレブース
ト血清を得るためにこれらマウスに出血させ、続いてこ
れらマウスにアビジンによる追加抗原刺激を与えた。そ
の結果は第6図に表わされている。第6図に見られるよ
うに、Kkデテルミナントを発現するマウスにおいてのみ
アビジンの放出が行なわれるということが示され、C3H
マウス(白ぬきの三角)は、B6マウス(黒三角)よりも
高い抗アビデイン反応性を示した。これらの結果は、AP
Cデテルミナントに向けたいずれのモノクロナール抗体
も、これらデテルミナントがAPCに制限されていなくて
も抗原の放出を仲介できることを示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、上述の実施例に記された一連の実験中での、
マウスの抗アビデイン反応を、AからDにグラフ化した
ものである。 第2図は、上述の実施例の別の一連の実験中での、マウ
スの二次的抗アビデイン反応をグラフ化したものであ
る。 第3図は上述の実施例中の、さらに他の一連の実験中で
の、マウスの抗ボビンセラムアルブミン反応をグラフ化
したものである。 第4図は、上述の実施例中の別の一連の実験中での、マ
ウスは合成ヘルペスペプチドに対する二次的抗体反応を
グラフ化したものである。 第5図は、上述の実施例中のさらに他の一連の実験中で
の、マウスのストレプタヴィディンとアビデインに対す
る二次的抗体反応をグラフ化したものである。 第6図は、上述の実施例中のもう一つの一連の実験中で
の、マウスのアビデインに対する抗体反応をグラフ化し
たものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−72826(JP,A) 特表 昭62−500119(JP,A) 特表 昭56−500298(JP,A) 欧州国特許195577(EP,A)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抗原提示細胞の表面構造に特異的なモノク
    ロナール抗体と抗原とを有し、該モノクロナール抗体の
    特異性及び該抗原の抗原性が損なわれないようにこれら
    が結合したものであることを特徴とする、免疫応答を引
    き出すために哺乳動物に投与した際の該抗原の免疫原性
    増強用の複合体。
  2. 【請求項2】前記モノクロナール抗体が主要組織適合遺
    伝子複合体(MHC)の遺伝子産物に特異的である特許請
    求の範囲第1項に記載の複合体。
  3. 【請求項3】前記モノクロナール抗体が主要組織適合遺
    伝子複合体(MHC)決定子のクラスII分子に特異的であ
    る特許請求の範囲第2項に記載の複合体。
  4. 【請求項4】前記モノクロナール抗体が主要組織適合遺
    伝子複合体(MHC)決定子のクラスI分子に特異的であ
    る特許請求の範囲第2項に記載の複合体。
  5. 【請求項5】前記抗原が、異なる2以上の抗原分子が直
    列に配列結合されてなるものである特許請求の範囲第1
    項〜第4項のいずれかに記載の複合体。
  6. 【請求項6】前記抗原が、その免疫原性が前記モノクロ
    ナール抗体との結合により増強される弱免疫原性分子を
    含む特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれかに記載の
    複合体。
  7. 【請求項7】前記弱免疫原性分子が病原体の有する抗原
    となる分子に存在する免疫認識部位に相当する合成ペプ
    チドを含む特許請求の範囲第6項に記載の複合体。
  8. 【請求項8】前記弱免疫原性分子が病原体の有する免疫
    認識部位を有するプロテインサブユニットを含む特許請
    求の範囲第6項に記載の複合体。
  9. 【請求項9】抗原に対する1gG抗体反応を引き出すため
    に哺乳動物に投与するワクチンであって、 (a)抗原提示細胞の表面構造に特異的なモノクロナー
    ル抗体と抗原とを有し、該モノクロナール抗体の特異性
    及び該抗原の抗原性が損なわれないようにこれらが該抗
    原の前記哺乳動物内での免疫原性を増強するために結合
    して構成された複合体及び (b)適当なキャリアー を含み、免疫原性を高めるアジュバントの不在下で前記
    抗体反応を得ることを特徴とするワクチン。
  10. 【請求項10】前記モノクロナール抗体が主要組織適合
    遺伝子複合体(MHC)の遺伝子産物に特異的である特許
    請求の範囲第9項に記載のワクチン。
  11. 【請求項11】前記モノクロナール抗体が主要組織適合
    遺伝子複合体(MHC)決定子のクラスII分子に特異的で
    ある特許請求の範囲第10項に記載のワクチン。
  12. 【請求項12】前記モノクロナール抗体が主要組織適合
    遺伝子複合体(MHC)決定子のクラスI分子に特異的で
    ある特許請求の範囲第10項に記載のワクチン。
  13. 【請求項13】前記抗原が、異なる2以上の抗原分子が
    直列に配列結合されてなるものである特許請求の範囲第
    9項〜第12項のいずれかに記載のワクチン。
  14. 【請求項14】前記抗原が、その免疫原性が前記モノク
    ロナール抗体との結合により増強される弱免疫原性分子
    を含む特許請求の範囲第9項〜第13項のいずれかに記載
    のワクチン。
  15. 【請求項15】 前記弱免疫原性分子が病原体の有する抗原となる分子に
    存在する免疫認識部位に相当する合成ペプチドを含む特
    許請求の範囲第14項に記載のワクチン。
  16. 【請求項16】前記弱免疫原性分子が病原体の有する免
    疫認識部位を有するプロテインサブユニットを含む特許
    請求の範囲第14項に記載のワクチン。
JP62110400A 1986-05-06 1987-05-06 抗原の免疫原性の増強 Expired - Lifetime JPH0674210B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8610983 1986-05-06
GB868610983A GB8610983D0 (en) 1986-05-06 1986-05-06 Enhancement of antigen immunogenicity

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6345228A JPS6345228A (ja) 1988-02-26
JPH0674210B2 true JPH0674210B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=10597389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62110400A Expired - Lifetime JPH0674210B2 (ja) 1986-05-06 1987-05-06 抗原の免疫原性の増強

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4950480A (ja)
EP (1) EP0245078B1 (ja)
JP (1) JPH0674210B2 (ja)
AT (1) ATE70717T1 (ja)
DE (1) DE3775458D1 (ja)
GB (1) GB8610983D0 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK8189A (da) * 1988-01-12 1989-07-13 Bunge Australia Antigen-antistof-konjugater, deres fremstilling og anvendelse
US5173293A (en) * 1989-02-23 1992-12-22 Becton Dickinson And Company Anti-T-cell antibodies as adjuvants
GB8907310D0 (en) * 1989-03-31 1989-05-17 Medical Res Council Heteroconjugates
CA2015515C (en) 1990-01-03 1999-12-07 Jean-Marie Saint-Remy Pharmaceutical compositions containing antigen-antibody complexes and uses therefor
JP3583420B2 (ja) * 1990-10-05 2004-11-04 メダレツクス・インコーポレーテツド 二特異的試薬を用いた標的免疫化
US6248332B1 (en) 1990-10-05 2001-06-19 Medarex, Inc. Targeted immunostimulation with bispecific reagents
US5107060A (en) * 1990-10-17 1992-04-21 Mobil Oil Corporation Thermal cracking of mercury-containing hydrocarbon
GB9200117D0 (en) * 1992-01-06 1992-02-26 Connaught Lab Production of recombinant chimeric proteins for vaccine use
GB9202219D0 (en) * 1992-02-03 1992-03-18 Connaught Lab A synthetic heamophilus influenzae conjugate vaccine
CA2105629A1 (en) * 1992-09-14 1994-03-15 Robert S. Becker Potentiation of immunogenic response
US5686078A (en) * 1992-09-14 1997-11-11 Connaught Laboratories, Inc. Primary and secondary immunization with different physio-chemical forms of antigen
ATE180407T1 (de) 1993-01-11 1999-06-15 Dana Farber Cancer Inst Inc Induktion der antworten zytotoxischer t- lymphozyten
ATE395422T1 (de) 1995-06-07 2008-05-15 Sanofi Pasteur Ltd Chimäre antikörper zur abgabe von antigenen an selektierte zellen des immunsystems
BR9608481A (pt) * 1995-06-07 2000-10-31 Connaught Lab Anticorpos quiméricos para administração de antìgenos a células selecionadas do sistema imunológico.
CA2232344C (en) * 1995-10-20 2005-04-05 University Of Nebraska Board Of Regents Compositions and methods for enhancing immune responses mediated by antigen-presenting cells
US20080286228A1 (en) * 1995-10-20 2008-11-20 Tarantolo Stefano R Compositions and methods for enhancing immune responses mediated by antigen-presenting cells
EP0881910A4 (en) * 1995-12-22 2006-05-03 Immunomedics Inc USE OF IMMUNOCONJUGATES TO ENHANCE THE EFFICACY OF MULTI-STEP VACCINES STIMULATING IMMUNE REACTIONS IN CASCADE
EP0871747A1 (en) * 1996-01-02 1998-10-21 Chiron Viagene, Inc. Immunostimulation mediated by gene-modified dendritic cells
US6060054A (en) * 1996-04-10 2000-05-09 National Jewish Medical And Research Center Product for T lymphocyte immunosuppression
PT910407E (pt) * 1996-05-15 2003-07-31 Altarex Inc Metodo e composicao para modificar a conformacao de antigenios multi-epitopicos de modo a iniciar uma resposta imunitaria
US8038994B2 (en) * 1996-05-15 2011-10-18 Quest Pharmatech Inc. Combination therapy for treating disease
US20060159688A1 (en) * 1996-05-15 2006-07-20 Ragupathy Madiyalakan Method for diagnosing efficacy of xenotypic antibody therapy
FR2759296B1 (fr) * 1997-02-07 1999-04-09 Commissariat Energie Atomique Complexe non-covalent comprenant au moins un anticorps et un element de liaison aux immunoglobulines associe a une substance active, son procede de preparation et ses applications
US20020025315A1 (en) * 1998-01-14 2002-02-28 Naveen N. Anand Chimeric antibodies for delivery of antigens to selected cells of the immune system
US8647864B2 (en) 1999-04-14 2014-02-11 Novartis Ag Compositions and methods for generating an immune response utilizing alphavirus-based vector systems
GB9924351D0 (en) * 1999-10-14 1999-12-15 Brennan Frank Immunomodulation methods and compositions
US7597895B2 (en) * 2001-02-20 2009-10-06 The Governing Council Of The University Of Toronto Signal peptides, nucleic acid molecules and methods for treatment of caries
US7556807B2 (en) 2001-02-20 2009-07-07 Kane Biotech, Inc. Signal peptides, nucleic acid molecules and methods for treatment of caries
AU2002335932B2 (en) * 2001-03-21 2007-11-01 Altarex Medical Corp. Therapeutic compositions that alter the immune response
US20030138434A1 (en) * 2001-08-13 2003-07-24 Campbell Robert L. Agents for enhancing the immune response
WO2003046011A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-05 Crucell Holland B.V. Antigen presenting cell targeting conjugate an antigen presenting cell contacted with such conjugate their use for vaccination or as medicament and methods for their production or generation
CA2468878A1 (en) * 2001-11-30 2003-06-05 Crucell Holland B.V. Antigen presenting cell targeting conjugate, an antigen presenting cell contacted with such conjugate, their use for vaccination or as medicament, and methods for their productionor generation
WO2003086041A2 (en) * 2002-04-11 2003-10-23 Altarex Medical Corporation Binding agents and their use in targeting tumor cells
US20040191843A1 (en) * 2003-02-03 2004-09-30 Palo Alto Institute Of Molecular Medicine Cell-killing molecules and methods of use thereof
CA2545248A1 (en) * 2003-09-29 2005-04-14 The Regents Of The University Of California Methods for altering hematopoietic progenitor cell adhesion, differentiation, and migration
EP2139993A2 (en) * 2007-04-27 2010-01-06 Dow Global Technologies Inc. Improved production and in vivo assembly of soluble recombinant icosahedral virus-like particles
EP2709655B1 (en) * 2011-05-17 2018-11-14 Trion Research GmbH Vaccine preparation containing trifunctional antibodies with antigen immunogenicity enhancer properties

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3063736D1 (en) * 1979-03-27 1983-07-21 Nat Res Dev Improvements in or relating to immunological preparations
CA1203164A (en) * 1982-03-09 1986-04-15 Thomas J. Mckearn Antibody conjugates
EP0142905A2 (en) * 1983-03-30 1985-05-29 Bio-Response Inc. Therapeutic substance for treating diseases such as cancer
IL69686A (en) * 1983-09-11 1988-03-31 Yeda Res & Dev Compositions containing cell membrane proteins and process for their preparation
JPS6072826A (ja) * 1983-09-26 1985-04-24 バイオ−レスポンス・インコ−ポレ−テツド 疾患細胞の生体内治療物質

Also Published As

Publication number Publication date
US4950480A (en) 1990-08-21
EP0245078B1 (en) 1991-12-27
DE3775458D1 (de) 1992-02-06
JPS6345228A (ja) 1988-02-26
EP0245078A2 (en) 1987-11-11
ATE70717T1 (de) 1992-01-15
GB8610983D0 (en) 1986-06-11
EP0245078A3 (en) 1989-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0674210B2 (ja) 抗原の免疫原性の増強
US5194254A (en) Enhancement of antigen immunogenicity
KR100290632B1 (ko) 면역성이약한항원공액체와이를포함하는합성펩티드담체와백신
US5853736A (en) Potentiation of immunogenic response
EP0191536B1 (en) Synthetic immunogen
Snider et al. Enhanced antigen immunogenicity induced by bispecific antibodies.
JPH06500128A (ja) 免疫刺激及び免疫増強性再構成インフルエンザウイロソーム及びそれを含有するワクチン
AU2155092A (en) Targeted delivery of genes encoding immunogenic proteins
JP2007501602A5 (ja)
US20020136722A1 (en) Vaccination method
JP2000103745A (ja) 処方物
WO2000000156A2 (en) Methods for modulating immunological responses by targeting antigen to apcs in conjuction with anti-cd40 ligands
Baier et al. Immunogenic targeting of recombinant peptide vaccines to human antigen-presenting cells by chimeric anti-HLA-DR and anti-surface immunoglobulin D antibody Fab fragments in vitro
Goodman-Snitkoff et al. Role of intrastructural/intermolecular help in immunization with peptide-phospholipid complexes.
JPS63215638A (ja) 接合体
Carayanniotis et al. Characterization of the adjuvant-free serological response to protein antigens coupled to antibodies specific for class II MHC determinants
AU782663B2 (en) Antigen delivery
JP6091214B2 (ja) ポリ−グリセロールリン酸をベースにした抗グラム陽性細菌ワクチン
CA1327523C (en) Antigen immunogenicity
US5173293A (en) Anti-T-cell antibodies as adjuvants
CN107849119A (zh) 用于治疗和预防IgE介导的疾病的疫苗
Skea et al. Immunotargeting as an Adjuvant-Independent Subunit Vaccine Design Option
SUBUNIT Darma L Skea and Brian H Barber Department of Inmunology,~ dical Sciences Building Uh! versity of Toronto Toronto, Canada MSS 1A8
EP0674907A2 (en) Conjugabes of a antibody and a carrier protein, useful for active immunotherapy

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070921

Year of fee payment: 13