JPH07110058A - 産業車両 - Google Patents
産業車両Info
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- JPH07110058A JPH07110058A JP5280247A JP28024793A JPH07110058A JP H07110058 A JPH07110058 A JP H07110058A JP 5280247 A JP5280247 A JP 5280247A JP 28024793 A JP28024793 A JP 28024793A JP H07110058 A JPH07110058 A JP H07110058A
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- JP
- Japan
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- torque converter
- heat exchanger
- engine
- industrial vehicle
- hydraulic oil
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Links
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 33
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 36
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 33
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 6
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 8
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンのオーバーヒートを防ぎ,トルコン
オイルを循環させるための循環パイプの取り付け作業が
容易で,またエンジンによる循環パイプの加熱もない,
産業車両を提供する。 【構成】 エンジン11で発生させた動力を車輪12に
伝達するトルクコンバーター2と,荷役作業を行う作動
油を収納する作動油タンク3とを有すると共に該作動油
タンク3に隣接してトルクコンバーター2を配設してな
る産業車両1において,上記作動油タンク3の内部に
は,上記トルクコンバーター2に用いるトルコンオイル
を冷却するための熱交換器4を配設し,かつ該熱交換器
4とトルクコンバーター2との間には上記トルコンオイ
ルを循環させるための循環パイプ221,222を介設
する。上記熱交換器4は,例えば,箱状体もしくはパイ
プ状体よりなる。
オイルを循環させるための循環パイプの取り付け作業が
容易で,またエンジンによる循環パイプの加熱もない,
産業車両を提供する。 【構成】 エンジン11で発生させた動力を車輪12に
伝達するトルクコンバーター2と,荷役作業を行う作動
油を収納する作動油タンク3とを有すると共に該作動油
タンク3に隣接してトルクコンバーター2を配設してな
る産業車両1において,上記作動油タンク3の内部に
は,上記トルクコンバーター2に用いるトルコンオイル
を冷却するための熱交換器4を配設し,かつ該熱交換器
4とトルクコンバーター2との間には上記トルコンオイ
ルを循環させるための循環パイプ221,222を介設
する。上記熱交換器4は,例えば,箱状体もしくはパイ
プ状体よりなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,トルクコンバーターを
搭載した産業車両,特にトルコンオイルの冷却手段に関
する。
搭載した産業車両,特にトルコンオイルの冷却手段に関
する。
【0002】
【従来技術】従来,エンジン式フォークリフトトラック
等の産業車両においては,トルクコンバーター(以下,
トルコンと略称する)を用いるものがある。トルコン
は,その作動に伴ってトルコンオイルの温度が上昇する
ため,トルコンオイルを冷却する必要がある。そこで,
従来,トルコンオイルを冷却するための冷却部は,エン
ジン冷却用のラジエーターに設けることが一般的であ
る。すなわち,図6に示すごとく,産業車両9におい
て,トルコン8とラジエーター5に設けた冷却部50と
の間には,循環パイプ821,822により連結されて
いる。トルコン8側の出口パイプ812は冷却部50側
の入口パイプ511へ,冷却部50側の出口パイプ51
2はトルコン8側の入口パイプ811へ,上記循環パイ
プ821,822によってそれぞれ連結されている。
等の産業車両においては,トルクコンバーター(以下,
トルコンと略称する)を用いるものがある。トルコン
は,その作動に伴ってトルコンオイルの温度が上昇する
ため,トルコンオイルを冷却する必要がある。そこで,
従来,トルコンオイルを冷却するための冷却部は,エン
ジン冷却用のラジエーターに設けることが一般的であ
る。すなわち,図6に示すごとく,産業車両9におい
て,トルコン8とラジエーター5に設けた冷却部50と
の間には,循環パイプ821,822により連結されて
いる。トルコン8側の出口パイプ812は冷却部50側
の入口パイプ511へ,冷却部50側の出口パイプ51
2はトルコン8側の入口パイプ811へ,上記循環パイ
プ821,822によってそれぞれ連結されている。
【0003】そして,図7に示すごとく,上記冷却部5
0はラジエーター5の側面に設けられている。上記冷却
部50内には,パイプ状体の熱交換器(図示略)が配置
されており,熱交換器の一方は上記入口パイプ511
に,他方は冷却部50の外側パイプ513を介して上記
出口パイプ512に接続されている。そして,トルコン
8から送りだされたトルコンオイルは,上記循環パイプ
821を経由して,上記冷却部50内の熱交換器に達す
る。ここで,ラジエーター5内を循環する冷却水との熱
交換により,トルコンオイルは冷却される。
0はラジエーター5の側面に設けられている。上記冷却
部50内には,パイプ状体の熱交換器(図示略)が配置
されており,熱交換器の一方は上記入口パイプ511
に,他方は冷却部50の外側パイプ513を介して上記
出口パイプ512に接続されている。そして,トルコン
8から送りだされたトルコンオイルは,上記循環パイプ
821を経由して,上記冷却部50内の熱交換器に達す
る。ここで,ラジエーター5内を循環する冷却水との熱
交換により,トルコンオイルは冷却される。
【0004】そして,冷却されたトルコンオイルは往路
と異なる循環パイプ822を通って,再びトルコン8に
戻る。従って,トルコンの作動にともなって昇温するト
ルコンオイルを冷却することができる。なお,上記循環
パイプ821,822は,図8に示すごとく,エンジン
11の側面を通って冷却部50に向かって配設されてい
る。なお,図7において,符号56は冷却フィン部,5
3及び54はエンジン冷却用の冷却水の入口ノズル及び
出口ノズルである。
と異なる循環パイプ822を通って,再びトルコン8に
戻る。従って,トルコンの作動にともなって昇温するト
ルコンオイルを冷却することができる。なお,上記循環
パイプ821,822は,図8に示すごとく,エンジン
11の側面を通って冷却部50に向かって配設されてい
る。なお,図7において,符号56は冷却フィン部,5
3及び54はエンジン冷却用の冷却水の入口ノズル及び
出口ノズルである。
【0005】
【解決しようとする課題】しかし,上記ラジエーター5
はそもそもエンジン91の冷却用に設けられているもの
である。このため,トルコンオイルの冷却により,ラジ
エーター5の冷却水が十分冷却されず,エンジン91に
対する冷却効率が低下する。この結果,エンジン5がオ
ーバーヒートを起こす恐れがある。また,この様なオー
バーヒートを防止するためには,ラジエーター5は大型
のものを使用せねばならなかった。このため,ラジエー
ター5のコストが高く,また,エンジンルーム内へのラ
ジエーター5の配置設計が困難であった。
はそもそもエンジン91の冷却用に設けられているもの
である。このため,トルコンオイルの冷却により,ラジ
エーター5の冷却水が十分冷却されず,エンジン91に
対する冷却効率が低下する。この結果,エンジン5がオ
ーバーヒートを起こす恐れがある。また,この様なオー
バーヒートを防止するためには,ラジエーター5は大型
のものを使用せねばならなかった。このため,ラジエー
ター5のコストが高く,また,エンジンルーム内へのラ
ジエーター5の配置設計が困難であった。
【0006】また,図8に示すごとく,トルコン8は車
両前部に,ラジエーター5は車両後部に配置されてい
る。従って,トルコンオイルの冷却をラジエーター5で
行うためには,長い循環パイプ821,822を限られ
たエンジンルーム内のスペースに延々と敷設することに
なる。そのため,部品取付作業の手間を増大させ,コス
ト上昇を生じる原因となる。
両前部に,ラジエーター5は車両後部に配置されてい
る。従って,トルコンオイルの冷却をラジエーター5で
行うためには,長い循環パイプ821,822を限られ
たエンジンルーム内のスペースに延々と敷設することに
なる。そのため,部品取付作業の手間を増大させ,コス
ト上昇を生じる原因となる。
【0007】また,循環パイプ821,822を,車両
の前方から後方まで敷設するため,エンジンルーム内が
混雑する。また,循環パイプ821,822は往復とも
に高温のエンジン91の近くを通るため,エンジン91
の熱によって循環パイプ821,822が加熱され,ト
ルコンオイルの冷却に悪影響となっている。本発明は,
かかる問題点に鑑み,エンジンのオーバーヒートを防
ぎ,トルコンオイルを循環させるための循環パイプの取
り付け作業が容易で,またエンジンによる循環パイプの
加熱もない,産業車両を提供しようとするものである。
の前方から後方まで敷設するため,エンジンルーム内が
混雑する。また,循環パイプ821,822は往復とも
に高温のエンジン91の近くを通るため,エンジン91
の熱によって循環パイプ821,822が加熱され,ト
ルコンオイルの冷却に悪影響となっている。本発明は,
かかる問題点に鑑み,エンジンのオーバーヒートを防
ぎ,トルコンオイルを循環させるための循環パイプの取
り付け作業が容易で,またエンジンによる循環パイプの
加熱もない,産業車両を提供しようとするものである。
【0008】
【課題の解決手段】本発明は,エンジンと,該エンジン
で発生させた動力を車輪に伝達するトルコンと,荷役作
業を行う作動オイルを収納する作動油タンクとを有する
と共に該作動油タンクに隣接してトルコンを配設してな
る産業車両において,上記作動油タンクの内部には,上
記トルコンに用いるトルコンオイルを冷却するための熱
交換器を配設し,かつ該熱交換器とトルコンとの間には
上記トルコンオイルを循環させるための循環パイプを介
設したことを特徴とする産業車両にある。
で発生させた動力を車輪に伝達するトルコンと,荷役作
業を行う作動オイルを収納する作動油タンクとを有する
と共に該作動油タンクに隣接してトルコンを配設してな
る産業車両において,上記作動油タンクの内部には,上
記トルコンに用いるトルコンオイルを冷却するための熱
交換器を配設し,かつ該熱交換器とトルコンとの間には
上記トルコンオイルを循環させるための循環パイプを介
設したことを特徴とする産業車両にある。
【0009】上記トルコンは,一般的に,車両前部に設
けられる。また,作動油タンクは,一般的に,車両横部
においてトルコンの近傍に設けられる。そして,上記ト
ルコンおよび作動用油タンクは比較的隣接した位置に配
置されている(図1参照)。上記循環パイプはトルコン
から熱交換器へ向かうものと,熱交換器からトルコンへ
向かうものの2本が配設される。次に,上記熱交換器と
しては,箱状体,パイプ状体などがある。上記熱交換器
は,放熱フィンを有することが好ましい。上記放熱フィ
ンは薄い板状の放熱板であり,これを,複数枚用いるこ
とが好ましい。これによって,より効率よくトルコンオ
イルの冷却を果たすことができる。
けられる。また,作動油タンクは,一般的に,車両横部
においてトルコンの近傍に設けられる。そして,上記ト
ルコンおよび作動用油タンクは比較的隣接した位置に配
置されている(図1参照)。上記循環パイプはトルコン
から熱交換器へ向かうものと,熱交換器からトルコンへ
向かうものの2本が配設される。次に,上記熱交換器と
しては,箱状体,パイプ状体などがある。上記熱交換器
は,放熱フィンを有することが好ましい。上記放熱フィ
ンは薄い板状の放熱板であり,これを,複数枚用いるこ
とが好ましい。これによって,より効率よくトルコンオ
イルの冷却を果たすことができる。
【0010】
【作用及び効果】本発明の産業車両は,作動油タンクの
内部にトルコンオイルを冷却するための熱交換器を配設
している。上記作動油タンク内の作動油の温度は,一般
に,ラジエーター内の冷却水の温度より低い。そのた
め,車両走行中に昇温するトルコンオイルを,本発明の
ように作動油タンク内の作動油によって冷却する場合に
おいては,従来のラジエーターによる冷却方式に比べ
て,効率よく冷却することができる。
内部にトルコンオイルを冷却するための熱交換器を配設
している。上記作動油タンク内の作動油の温度は,一般
に,ラジエーター内の冷却水の温度より低い。そのた
め,車両走行中に昇温するトルコンオイルを,本発明の
ように作動油タンク内の作動油によって冷却する場合に
おいては,従来のラジエーターによる冷却方式に比べ
て,効率よく冷却することができる。
【0011】更に,作動油タンク内の作動油はラジエー
ター内の冷却水の約3〜5倍の量がある。このため,一
層,冷却効果は大きい。また,作動油の量が多いため,
作動油がトルコンオイルによって過昇温されることもな
い。そして,本発明においては,ラジエーターはエンジ
ン冷却水のみを冷却する。このため,エンジン冷却水の
冷却不十分によるエンジンのオーバーヒートも生じな
い。また,上記ラジエーターに,従来のごとき大型のも
のを使う必要もない。
ター内の冷却水の約3〜5倍の量がある。このため,一
層,冷却効果は大きい。また,作動油の量が多いため,
作動油がトルコンオイルによって過昇温されることもな
い。そして,本発明においては,ラジエーターはエンジ
ン冷却水のみを冷却する。このため,エンジン冷却水の
冷却不十分によるエンジンのオーバーヒートも生じな
い。また,上記ラジエーターに,従来のごとき大型のも
のを使う必要もない。
【0012】次に,トルコンと作動油タンクは隣接して
いる。そのため,両者を結ぶ循環パイプも短くて済む。
よって,循環パイプの取付作業の手間も省くことができ
る。このためコストも安くできる。また,上記隣接のた
めに,循環パイプは従来のようにエンジンの横を配管す
る必要がない。そのため,循環パイプがエンジンの熱に
よって加熱されることもなく,トルコンオイルの冷却に
好都合である。上記のごとく,本発明によれば,エンジ
ンのオーバーヒートを防ぎ,トルコンオイルを循環させ
るための循環パイプの取り付け作業が容易で,またエン
ジンによる循環パイプの加熱もない,産業車両を提供す
ることができる。
いる。そのため,両者を結ぶ循環パイプも短くて済む。
よって,循環パイプの取付作業の手間も省くことができ
る。このためコストも安くできる。また,上記隣接のた
めに,循環パイプは従来のようにエンジンの横を配管す
る必要がない。そのため,循環パイプがエンジンの熱に
よって加熱されることもなく,トルコンオイルの冷却に
好都合である。上記のごとく,本発明によれば,エンジ
ンのオーバーヒートを防ぎ,トルコンオイルを循環させ
るための循環パイプの取り付け作業が容易で,またエン
ジンによる循環パイプの加熱もない,産業車両を提供す
ることができる。
【0013】
実施例1 本発明の実施例にかかる産業車両につき,図1〜図4を
用いて説明する。図1に示すごとく,本例の産業車両1
は,エンジン11と,該エンジン11で発生させた動力
を車輪12に伝達するトルコン2と,荷役作業を行う作
動オイルを収納する作動油タンク3とを有すると共に,
該作動油タンク3に隣接してトルコン2を配設してな
る。トルコン2は,フレーム10上に固定されている。
用いて説明する。図1に示すごとく,本例の産業車両1
は,エンジン11と,該エンジン11で発生させた動力
を車輪12に伝達するトルコン2と,荷役作業を行う作
動オイルを収納する作動油タンク3とを有すると共に,
該作動油タンク3に隣接してトルコン2を配設してな
る。トルコン2は,フレーム10上に固定されている。
【0014】そして,図1〜図3に示すごとく,上記作
動油タンク3の内部には,上記トルコン2内部のトルコ
ンオイルを冷却するための,箱状の熱交換器4を配設す
る。該熱交換器4とトルコン2との間には,上記トルコ
ンオイルを循環させるための循環パイプ221,222
を介設する。すなわち,図1,図2に示すごとく,トル
コン2の出口パイプ212と熱交換器4に設けられた入
口パイプ311との間には循環パイプ221が,また,
熱交換器側の出口パイプ312とトルコン2側の入口パ
イプ211との間には循環パイプ222が,それぞれ設
けられている。
動油タンク3の内部には,上記トルコン2内部のトルコ
ンオイルを冷却するための,箱状の熱交換器4を配設す
る。該熱交換器4とトルコン2との間には,上記トルコ
ンオイルを循環させるための循環パイプ221,222
を介設する。すなわち,図1,図2に示すごとく,トル
コン2の出口パイプ212と熱交換器4に設けられた入
口パイプ311との間には循環パイプ221が,また,
熱交換器側の出口パイプ312とトルコン2側の入口パ
イプ211との間には循環パイプ222が,それぞれ設
けられている。
【0015】次に,図3,図4に示すごとく,上記熱交
換器4は作動油タンク3の内部に配置されている。上記
熱交換器4の取付状態は以下の通りである。すなわち,
図4に示すごとく,取付プレート32に挿通された入口
及び出口パイプ311,312には,その先端に熱交換
器4が配置されている。一方,作動油タンク3の側壁3
9には,開口部30を設ける。そして,作動油タンク3
内に熱交換器4を配置するに当っては,側壁39と取付
プレート32との間に枠状のパッキン31を配置して,
取付プレート32の前方の熱交換器4を上記の開口部3
0より作動油タンク3内に挿入する。
換器4は作動油タンク3の内部に配置されている。上記
熱交換器4の取付状態は以下の通りである。すなわち,
図4に示すごとく,取付プレート32に挿通された入口
及び出口パイプ311,312には,その先端に熱交換
器4が配置されている。一方,作動油タンク3の側壁3
9には,開口部30を設ける。そして,作動油タンク3
内に熱交換器4を配置するに当っては,側壁39と取付
プレート32との間に枠状のパッキン31を配置して,
取付プレート32の前方の熱交換器4を上記の開口部3
0より作動油タンク3内に挿入する。
【0016】次に,作動油タンク3と,パッキン31
と,取付プレート32とにそれぞれ設けられた取付穴3
00,310,320に,頭部を作動油タンクに対しシ
ール構造とした,取付ボルト321を挿入し,これらを
固定する。なお,上記熱交換器4は,その全体が荷役作
業用の作動油30に浸されるように配置する。
と,取付プレート32とにそれぞれ設けられた取付穴3
00,310,320に,頭部を作動油タンクに対しシ
ール構造とした,取付ボルト321を挿入し,これらを
固定する。なお,上記熱交換器4は,その全体が荷役作
業用の作動油30に浸されるように配置する。
【0017】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例の産業車両1においては,作動油タンク3の内
部に,トルコンオイルを冷却するための熱交換器4を配
設している。そして,トルコン2内のトルコンオイル
は,上記循環ホース221,222によって,熱交換器
4との間に循環され,トルコンオイルの熱は作動油タン
ク3内に放出される。
る。本例の産業車両1においては,作動油タンク3の内
部に,トルコンオイルを冷却するための熱交換器4を配
設している。そして,トルコン2内のトルコンオイル
は,上記循環ホース221,222によって,熱交換器
4との間に循環され,トルコンオイルの熱は作動油タン
ク3内に放出される。
【0018】このため,エンジン冷却用のラジエーター
5に負担をかけずに,トルコンオイルを冷却することが
できる。この結果,エンジン11のオーバーヒートを防
止できる。その上,本例の作動油タンク3内の作動油3
0は,ラジエーター5内の冷却水の5倍量もある。その
ため,ラジエーター5による冷却よりも,本例にかかる
冷却方法のほうが冷却効果が大きい。
5に負担をかけずに,トルコンオイルを冷却することが
できる。この結果,エンジン11のオーバーヒートを防
止できる。その上,本例の作動油タンク3内の作動油3
0は,ラジエーター5内の冷却水の5倍量もある。その
ため,ラジエーター5による冷却よりも,本例にかかる
冷却方法のほうが冷却効果が大きい。
【0019】また,トルコン2と作動油タンク3は隣接
している。よって,循環パイプ221,222の取付作
業も容易で,製作コストも安くすることができる。ま
た,上記隣接のために,循環パイプ221,222は従
来のようにエンジン11の横を配管する必要がない。そ
のため,循環パイプ221,222がエンジン11の熱
によって加熱されることもなく,トルコンオイルの冷却
に好都合である。従って,本例によれば,エンジンのオ
ーバーヒートを防ぎ,循環パイプの取り付け作業が容易
で,またエンジンによる循環パイプの加熱もない,産業
車両を提供することができる。
している。よって,循環パイプ221,222の取付作
業も容易で,製作コストも安くすることができる。ま
た,上記隣接のために,循環パイプ221,222は従
来のようにエンジン11の横を配管する必要がない。そ
のため,循環パイプ221,222がエンジン11の熱
によって加熱されることもなく,トルコンオイルの冷却
に好都合である。従って,本例によれば,エンジンのオ
ーバーヒートを防ぎ,循環パイプの取り付け作業が容易
で,またエンジンによる循環パイプの加熱もない,産業
車両を提供することができる。
【0020】実施例2 本例においては,図5に示すごとく,パイプ状の熱交換
器45をトルコンオイルの冷却に用いるものである。す
なわち,上記パイプ状の熱交換器45は,曲折した放熱
パイプ46と,これに設けた放熱フィン47とよりな
る。また,上記放熱フィン47は薄板状で,放熱パイプ
46に対して,図示した通り8枚設ける。上記パイプ状
の熱交換器45は,作動油タンク3内に,上方より吊下
げた状態で配設する。なお,本例においては,循環パイ
プ221,222は上記放熱パイプ46に対して直接接
続する。本例においても,実施例1と同様の作用効果を
有する。
器45をトルコンオイルの冷却に用いるものである。す
なわち,上記パイプ状の熱交換器45は,曲折した放熱
パイプ46と,これに設けた放熱フィン47とよりな
る。また,上記放熱フィン47は薄板状で,放熱パイプ
46に対して,図示した通り8枚設ける。上記パイプ状
の熱交換器45は,作動油タンク3内に,上方より吊下
げた状態で配設する。なお,本例においては,循環パイ
プ221,222は上記放熱パイプ46に対して直接接
続する。本例においても,実施例1と同様の作用効果を
有する。
【図1】実施例1における産業車両の平面説明図。
【図2】実施例1における産業車両の,循環パイプの配
管状態を示す側面説明図。
管状態を示す側面説明図。
【図3】実施例1における作動油タンク内部の説明図。
【図4】実施例1における熱交換器の取付状態を示す展
開斜視図。
開斜視図。
【図5】実施例2における熱交換器の説明図。
【図6】従来例における産業車両の平面説明図。
【図7】従来例におけるラジエーターの斜視図。
【図8】従来例における産業車両の,循環パイプの配管
状態を示す側面説明図。
状態を示す側面説明図。
1...産業車両, 11...エンジン, 12...車輪, 2...トルコン, 221,222...循環パイプ, 3...作動油タンク, 30...作動油, 4,45...熱交換器, 47...放熱フィン, 5...ラジエーター,
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンと,該エンジンで発生させた動
力を車輪に伝達するトルクコンバーターと,荷役作業を
行う作動油を収納する作動油タンクとを有すると共に該
作動油タンクに隣接してトルクコンバーターを配設して
なる産業車両において,上記作動油タンクの内部には,
上記トルクコンバーターに用いるトルコンオイルを冷却
するための熱交換器を配設し,かつ該熱交換器とトルク
コンバーターとの間には上記トルコンオイルを循環させ
るための循環パイプを介設したことを特徴とする産業車
両。 - 【請求項2】請求項1において,上記熱交換器は,箱状
体よりなることを特徴とする産業車両。 - 【請求項3】請求項1において,上記熱交換器は,パイ
プ状体よりなることを特徴とする産業車両。 - 【請求項4】請求項1,2又は3において,上記熱交換
器は,放熱フィンを有することを特徴とする産業車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280247A JPH07110058A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 産業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5280247A JPH07110058A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 産業車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07110058A true JPH07110058A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17622353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5280247A Pending JPH07110058A (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | 産業車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110058A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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