JPH07168980A

JPH07168980A - 金銭処理付オーダーエントリーシステム

Info

Publication number: JPH07168980A
Application number: JP34247993A
Authority: JP
Inventors: Masaya Kurita; 正哉栗田; Yoshimasa Yamada; 芳正山田
Original assignee: Fuji Electric Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Co Ltd
Priority date: 1993-12-14
Filing date: 1993-12-14
Publication date: 1995-07-04

Abstract

(57)【要約】【目的】ファーストフード店などにおいて、接客従業員
の作業負荷を軽減し、かつ客の待ち時間を短縮する。【構成】客が客室１に置かれた注文受付・精算機６のタ
ッチパネル式ディスプレイを操作して商品を注文し、代
金を精算するとレシート８がプリントアウトされ、同時
に接客室のプリンタ７に注文情報が送信されてその内容
を印刷したオーダーシート９がプリントアウトされる。
従業員はオーダーシート９を見て注文商品を取り揃え、
客が持参したレシート８と注文番号を照合して商品を手
渡す。このシステムによれば、注文の受付と代金の精算
が客自身で行われるので従業員の作業負荷が減り人件費
の削減が図れるとともに、精算と同時に注文内容が従業
員に伝えられるので商品の取り揃えに迅速に着手でき、
客の待ち時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、主としてハンバーガ
ーショップなどのファーストフード店において、客の注
文の受付と料金の精算とをスピーディに行うための金銭
処理付オーダーエントリーシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ハンバーガーショップなどにおい
ては、注文の受付−商品の取り揃え・提供−ＰＯＳ操作
・金銭授受の一連の接客業務を同一の従業員が続けて行
っている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、従業員一人
でいくつもの業務を行う従来システムでは、業務の種類
が多いためミスの発生の可能性が高く、またそれらの業
務をマスターさせるために多くの教育時間・費用を要し
ている。一方、客の立場から見れば、上記一連の作業に
時間が掛かるためピーク時の待ち時間が長く、またそれ
を解消しようとすると多数の従業員を必要とするため人
件費負担が一層増大する。そこで、この発明は、従業員
の業務を簡素化するとともに、客の注文が迅速に伝達さ
れるようにして、人件費の圧縮と待ち時間の短縮を図れ
るようにした金銭処理付オーダーエントリーシステムを
提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明のシステムは、
表示機能及び操作機能を有する表示・操作手段、この操
作・表示手段に表示するべき各種情報を格納し、またこ
の操作・表示手段から入力された注文情報を記憶する記
憶手段、投入された貨幣又はカードを受け入れて入金処
理を行う金銭処理手段、この金銭処理手段からの入金情
報及び前記注文情報に基づいて精算処理を行う演算手
段、この演算手段からの精算情報及び前記注文情報をプ
リントアウトするレシート発行手段、並びに前記演算手
段による精算処理と同時に前記注文情報を送信する送信
手段を備えた注文受付・精算機と、前記送信手段で送信
された前記注文情報を出力する注文伝達機とからなるも
のとする。

【０００５】

【作用】この発明においては、店頭に設置した注文受付
・精算機を客に操作させることにより商品の注文と代金
の精算の作業を客自身に行わせ、その分、従業員の業務
を減らす。これにより、従業員が行う業務は商品の取り
揃え・提供のみとなる。また、代金の精算と同時に注文
内容を接客室に設置した注文伝達機から出力させること
により、従業員が商品取り揃え作業にいち早く着手でき
るようにして、従業員の業務の簡素化と相まってピーク
時における客の待ち時間を短縮する。従業員と客との間
の受渡し商品の確認はレシートを介して行われるが、そ
の際、注文情報中に注文番号を設けておけば、注文内容
が複雑な場合にも注文番号で一括して確認できる。ま
た、注文受付・精算機における精算処理と同時に精算情
報及び注文情報をＰＯＳシステムに送信すれば、従業員
のＰＯＳ操作なしに販売管理データが自動的に蓄積され
る。

【０００６】

【実施例】以下、図１〜図５に基づいて、ハンバーガー
ショップに適用するこの発明の実施例について説明す
る。まず、図１は店舗内のレイアウトを示すもので、図
示店舗は客室１、接客室２及び厨房３に大きく区画され
ており、それぞれの間はカウンタ４及び５で仕切られて
いる。そして、客室１の入口に注文受付・精算機６が設
置され、またカウンタ４上には注文受付・精算機６と有
線又は無線の通信ラインで結ばれた注文伝達機としての
キッチンプリンタ７が設置されている。

【０００７】注文受付・精算機６は客が商品の注文と精
算とを行うもので、後述するように案内メッセージに従
いその操作キーにタッチして商品を注文し、最後に代金
を投入して精算を終了すると、注文番号、注文商品の個
数、単価、金額、それらの合計金額、入金額と釣銭額な
どの注文情報及び精算情報を印刷したレシート８が客に
対してプリントアウトされる。同時に、注文番号、注文
商品の個数、店内喫食か持ち帰りかなどの注文情報がキ
ッチンプリンタ７に送信され、これらの注文情報を印刷
したオーダーシート９が従業員に対して直ちにプリント
アウトされる。また、上記精算情報は売上情報としてＰ
ＯＳシステム１０に送信され、販売管理データとして利
用される。

【０００８】カウンタ５上には厨房３で作り置きされた
ハンバーガーやフライドポテトなどの商品が並べられ、
また飲料などは接客室２内の図示しないディスペンサに
用意されている。そこで、従業員はオーダーシート９が
プリントアウトされると、印刷された注文情報にしたが
って店内喫食ならトレー上に商品を取り揃え、また持ち
帰りなら商品の包装を行う。そして、客がカウンタ４に
現れたら、所持しているレシート８とオーダーシート９
の注文番号を照合して該当する商品を手渡す。オーダー
シート９はその場で廃棄し、商品の取り揃えが重複しな
いようにする。

【０００９】図２は注文受付・精算機６の機能構成を示
すブロック図である。図において、タッチパネルからな
る表示・操作部１１には商品名、価格、案内メッセー
ジ、操作キーなどが表示され、客は案内メッセージに従
って商品キーにタッチすることにより商品の注文入力を
行う。表示・操作部１１に表示される各種情報は記憶部
１２に格納されており、また操作キーから入力されたデ
ータは記憶部１２に一時記憶される。注文入力が行われ
る度に演算部１３により代金の小計が行われ、この金額
データは商品名と一緒に表示・操作部１１に即座に表示
される。

【００１０】注文入力が終了して精算キーにタッチする
と、税込代金が演算部１３で合計され表示・操作部１１
に表示されるので、客は金銭処理部１４を介して必要な
代金の支払いを行う。金銭処理部１４はコインメカニズ
ム、紙幣識別機及びカード処理機からなり、支払いには
硬貨及び紙幣の他にプリペイドカードの使用が可能であ
る。貨幣の投入あるいはプリペイドカードの挿入がある
と、入金額あるいはカード内残金額及び演算部１３で計
算された釣銭額が表示・操作部１１に表示されるととも
に、釣銭の払出しあるいはカード内残金額の減算が行わ
れる。同時に、プリンタ１５からレシート８がプリント
アウトされ、かつ送信部１６からすでに述べた必要な情
報がキッチンプリンタ７及びＰＯＳシステム１０に送信
される。

【００１１】それでは図３〜図５に基づいてタッチパネ
ルからなる表示・操作部１１による表示・操作の具体例
を示す。図において、表示・操作部１１の表示画面はメ
ッセージエリア１７、ハンバーガー類のメニューエリア
１８、ポテト・飲み物類のメニューエリア１９、受注確
認エリア２０、精算エリア２１などに区分けされてい
る。図３はハンバーガー類の注文操作を示すもので、客
が表示・操作部１１に接近すると、図示しない対人セン
サが検知して、 "いらっしゃいませ、こちらでお召上が
りですか？”のメッセージを表示する。そこで、図３
（Ａ）で「はい」を入力すると、メッセージが "メニュ
ーの絵を押してご注文下さい”に変化する。（なお、
「はい」なら従業員は商品をトレー上に取り揃え、「い
いえ」なら商品を包装する）。そこで、図３（Ｂ）で
「チーズバーガー」を入力すると、第３図（Ｃ）で品名
と代金の小計を表示し、同時に "他は何を差し上げまし
ょう？メニューの絵を押してご注文下さい”のメッセ
ージを表示する。

【００１２】次に、図４にポテト・飲み物類の注文操作
を示す。図４（Ａ）で「ポテト」を入力すると、 "ポテ
トはＳ，Ｍ，Ｌとございますが、どれになさいますか
？" のメッセージを表示する。そこで、図４（Ｂ）で
「Ｍ」を入力すると、第４図（Ｃ）で品名と代金を追加
表示し、再び "他は何を差し上げましょう？メニュー
の絵を押してご注文下さい”のメッセージを表示する。
このようにして注文を重ねるが、途中で注文の一部を取
り消したいときは、図４（Ｃ）に示すように「取消」を
入力すると、注文した商品の表示の横に選択キー２０ａ
が現れるので、これにタッチして不要のものを取り消
し、必要ならば続けて注文する。

【００１３】最後に、図５に終了・金銭処理操作を示
す。注文を終了したら、注文受付状態の画面で図５
（Ａ）に示すように「精算」を入力する。すると、図
５（Ｂ）で合計金額と、" ありがとうございます。ご精
算をお願いします" のメッセージを表示し、を表示し、
同時に金銭受取口の図示しないランプを点滅する。そこ
で、図５（Ｃ）でカード挿入口２２、紙幣挿入口２３あ
るいは硬貨投入口２４にカードあるいは貨幣を投入する
と、カードの場合は残金額を更新して返却し、また入金
した貨幣に余剰があれば釣銭口２５に釣銭を払出し、同
時にプリンタ１５からレシート８をプリントアウトして
処理を終了する。客はこのレシート８を抜き取り、すで
に述べたようにカウンタ４でこれを示して商品を受け取
る。

【００１４】

【発明の効果】この発明によれば、注文の受付、代金の
精算が客自身により無人で行われる一方、注文情報が精
算終了と同時に従業員に伝えられ、また精算情報はＰＯ
Ｓシステムに自動的に送られる。したがって、注文の受
付から商品の取り揃え・提供、ＰＯＳ操作・金銭授受ま
での一連の業務をすべて従業員が行っていた従来システ
ムに比べて従業員一人当たり作業負荷が減り、かつ商品
取り揃えに取り掛かるまでの時間が短縮される。その結
果、 (1) 店舗内の人員を削減して人件費を節減できる。 (2) 業務が単純化するので作業ミスが減る。 (3) 少ない人員で質の高いサービスが可能となり、また
待ち時間が減るので客の満足度が高まる。などの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例を示す店舗内のレイアウト図
である。

【図２】図１における注文受付・精算機の機能を示すブ
ロック図である。

【図３】図２における表示・操作部でハンバーガー類を
注文する際の操作手順を説明するディスプレイの正面図
で、（Ａ）は注文受付開始状態の画面、（Ｂ）は品名入
力状態の画面、（Ｃ）は追加注文待ち状態の画面をそれ
ぞれ示す。

【図４】図２における表示・操作部でポテト・飲み物類
を注文する際の操作手順を説明するディスプレイの正面
図で、（Ａ）は品名入力状態の画面、（Ｂ）はサイズ入
力状態の画面、（Ｃ）は追加注文待ち状態の画面をそれ
ぞれ示す。

【図５】図２における表示・操作部で注文を終了して精
算する際の操作手順を説明するディスプレイの正面図
で、（Ａ）は精算入力状態の画面、（Ｂ）は精算結果の
表示状態の画面、（Ｃ）は貨幣投入状態の画面をそれぞ
れ示す。

【符号の説明】１客室２接客室３厨房６注文受付・精算機７プリンタ８レシート９オーダーシート

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表示機能及び操作機能を有する表示・操作
手段、この操作・表示手段に表示するべき各種情報を格
納し、またこの操作・表示手段から入力された注文情報
を記憶する記憶手段、投入された貨幣又はカードを受け
入れて入金処理を行う金銭処理手段、この金銭処理手段
からの入金情報及び前記注文情報に基づいて精算処理を
行う演算手段、この演算手段からの精算情報及び前記注
文情報をプリントアウトするレシート発行手段、並びに
前記演算手段による精算処理と同時に前記注文情報を送
信する送信手段を備えた注文受付・精算機と、前記送信手段で送信された前記注文情報を出力する注文
伝達機とからなることを特徴とする金銭処理付オーダー
エントリーシステム。