JPH07249240A - 光ディスク欠陥検査方法及び光ディスク欠陥検査装置 - Google Patents
光ディスク欠陥検査方法及び光ディスク欠陥検査装置Info
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- JPH07249240A JPH07249240A JP6804294A JP6804294A JPH07249240A JP H07249240 A JPH07249240 A JP H07249240A JP 6804294 A JP6804294 A JP 6804294A JP 6804294 A JP6804294 A JP 6804294A JP H07249240 A JPH07249240 A JP H07249240A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ディスクの情報面側の欠陥を検出できるよ
うにすること。 【構成】 光ディスク1に法線から所定角度傾けて光を
照射する。そしてその反射光及び複数の回折光をフォト
ダイオードPD1〜PD5によって受光する。そして受
光出力を加算手段2によって加算する。弁別手段3によ
り加算出力の低下から欠陥を検出する。更に弁別出力か
ら欠陥の幅を検出する。加算出力の低下レベルから欠陥
の傾きを検出する。そしてこれらの値から欠陥の高さも
検出することができる。
うにすること。 【構成】 光ディスク1に法線から所定角度傾けて光を
照射する。そしてその反射光及び複数の回折光をフォト
ダイオードPD1〜PD5によって受光する。そして受
光出力を加算手段2によって加算する。弁別手段3によ
り加算出力の低下から欠陥を検出する。更に弁別出力か
ら欠陥の幅を検出する。加算出力の低下レベルから欠陥
の傾きを検出する。そしてこれらの値から欠陥の高さも
検出することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は種々の形態の光ディスク
の表面状態の異常を検出するための光ディスク欠陥検査
方法及び欠陥検査装置に関するものである。
の表面状態の異常を検出するための光ディスク欠陥検査
方法及び欠陥検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来光ディスク欠陥検査装置では、光デ
ィスクの鏡面側から光を照明して検査を行っている。従
来の検査装置は、例えば図13(a)に示すように、光
ディスク101の鏡面101a(図中の下面)側にレー
ザダイオード102を配置する。そしてレーザダイオー
ド102の出射光をコリメータレンズ又はフォーカスレ
ンズ103によって光ディスク101上の測定対象とな
る鏡面101aで任意の測定ビーム径に集光する。その
反射光をレンズ104によって受光素子であるフォトダ
イオード105に集光して受光し、反射光の光量を電圧
に変換している。そして受光信号を増幅器106によっ
て増幅して鏡面信号を得ている。ここで光ディスク10
1を回転させ、光の照射位置を変化させることによっ
て、表面状態の異常に基づく鏡面信号の変動から光ディ
スク101の表面側の異常状態、即ち突起や窪み等の欠
陥等を検出している。図13(b)は鏡面信号の一例を
示す波形図であって、その大幅なレベルの低下分Sによ
って異常を検出することができる。
ィスクの鏡面側から光を照明して検査を行っている。従
来の検査装置は、例えば図13(a)に示すように、光
ディスク101の鏡面101a(図中の下面)側にレー
ザダイオード102を配置する。そしてレーザダイオー
ド102の出射光をコリメータレンズ又はフォーカスレ
ンズ103によって光ディスク101上の測定対象とな
る鏡面101aで任意の測定ビーム径に集光する。その
反射光をレンズ104によって受光素子であるフォトダ
イオード105に集光して受光し、反射光の光量を電圧
に変換している。そして受光信号を増幅器106によっ
て増幅して鏡面信号を得ている。ここで光ディスク10
1を回転させ、光の照射位置を変化させることによっ
て、表面状態の異常に基づく鏡面信号の変動から光ディ
スク101の表面側の異常状態、即ち突起や窪み等の欠
陥等を検出している。図13(b)は鏡面信号の一例を
示す波形図であって、その大幅なレベルの低下分Sによ
って異常を検出することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら光ディス
ク欠陥検査装置においては、光ディスクの保護コート面
(情報面)101b、即ち図13(a)の上面側の欠陥
をも検出したいという要求がある。この場合鏡面側の検
査装置と同様に、保護コート面にレーザ光を照射し、そ
の反射光を受光することが考えられる。しかしながら光
ディスク101内には図示のように記録膜101c,反
射膜101dが形成されており、光ディスクの情報を記
録するためのプリグループやピット部が形成される。こ
の部分のエッジの傾きは均一でないため、保護コート面
側から光を照射したとしても回折光が生じ、反射光と回
折光の強度比が変動することとなる。従って従来の光デ
ィスク欠陥検査装置のように反射光のみを増幅し、所定
の閾値で弁別することによって欠陥を検出しようとして
も、得られる信号は例えば図13(c)のように大幅に
変動し、ノイズとなる成分Nが大きく、S/N比が悪い
ため、正常な欠陥検出ができないという問題点があっ
た。
ク欠陥検査装置においては、光ディスクの保護コート面
(情報面)101b、即ち図13(a)の上面側の欠陥
をも検出したいという要求がある。この場合鏡面側の検
査装置と同様に、保護コート面にレーザ光を照射し、そ
の反射光を受光することが考えられる。しかしながら光
ディスク101内には図示のように記録膜101c,反
射膜101dが形成されており、光ディスクの情報を記
録するためのプリグループやピット部が形成される。こ
の部分のエッジの傾きは均一でないため、保護コート面
側から光を照射したとしても回折光が生じ、反射光と回
折光の強度比が変動することとなる。従って従来の光デ
ィスク欠陥検査装置のように反射光のみを増幅し、所定
の閾値で弁別することによって欠陥を検出しようとして
も、得られる信号は例えば図13(c)のように大幅に
変動し、ノイズとなる成分Nが大きく、S/N比が悪い
ため、正常な欠陥検出ができないという問題点があっ
た。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、光ディスクの保護コート面(情
報面ともいう)に生じる突起欠陥、その幅や傾き、高さ
を検出できるようにすることを技術的課題とする。
なされたものであって、光ディスクの保護コート面(情
報面ともいう)に生じる突起欠陥、その幅や傾き、高さ
を検出できるようにすることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、光ディスクをその面に沿って移動し、光ディスクの
情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射し、光
ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々の受光
領域で受光し、反射光及び回折光の受光信号を加算し、
加算した受光信号を所定の閾値で弁別することにより、
受光のレベルの低下に基づいて光ディスクの情報面に生
じる欠陥を検出することを特徴とするものである。
は、光ディスクをその面に沿って移動し、光ディスクの
情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射し、光
ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々の受光
領域で受光し、反射光及び回折光の受光信号を加算し、
加算した受光信号を所定の閾値で弁別することにより、
受光のレベルの低下に基づいて光ディスクの情報面に生
じる欠陥を検出することを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明は、光ディスクを一
定の回転速度で回転駆動し、光ビームの照射位置におけ
る光ディスクの走行速度に反比例した周期を有するクロ
ック信号を発生し、クロック信号を用いて弁別出力が得
られる時間を計数し、計数出力に基づいて欠陥の幅を検
出することを特徴とするものである。
定の回転速度で回転駆動し、光ビームの照射位置におけ
る光ディスクの走行速度に反比例した周期を有するクロ
ック信号を発生し、クロック信号を用いて弁別出力が得
られる時間を計数し、計数出力に基づいて欠陥の幅を検
出することを特徴とするものである。
【0007】本願の請求項3の発明は、光ディスクをそ
の回転中心から光ビームの照射位置までの半径rに反比
例する回転速度によって回転駆動し、一定周期のクロッ
ク信号を発生させ、クロック信号を用いて弁別出力を計
数し、計数出力に基づいて欠陥の幅を検出することを特
徴とするものである。
の回転中心から光ビームの照射位置までの半径rに反比
例する回転速度によって回転駆動し、一定周期のクロッ
ク信号を発生させ、クロック信号を用いて弁別出力を計
数し、計数出力に基づいて欠陥の幅を検出することを特
徴とするものである。
【0008】本願の請求項4の発明は、弁別手段より所
定値以下の信号が検出された場合に、その信号の低下レ
ベルに基づいて欠陥の傾き角を検出することを特徴とす
るものである。
定値以下の信号が検出された場合に、その信号の低下レ
ベルに基づいて欠陥の傾き角を検出することを特徴とす
るものである。
【0009】本願の請求項5の発明は、光ディスクを一
定の回転速度で回転駆動し、光ディスクの情報面に垂直
な方向より所定角度傾けて光を照射し、光ディスクより
反射される反射光及び回折光を夫々の受光領域で受光
し、反射光及び回折光の受光信号を加算し、加算した受
光信号を所定の閾値で弁別することにより、受光レベル
の低下を検出し、弁別手段より所定値以下の信号が検出
された場合にその信号の低下レベルに基づいて欠陥の傾
き角を検出し、光ビームの照射位置における光ディスク
の走行速度に反比例した周期を有するクロック信号を発
生し、クロック信号を用いて弁別出力を計数することに
よって欠陥の幅を検出し、計数出力及び欠陥の傾きに基
づいて欠陥の高さを検出することを特徴とするものであ
る。
定の回転速度で回転駆動し、光ディスクの情報面に垂直
な方向より所定角度傾けて光を照射し、光ディスクより
反射される反射光及び回折光を夫々の受光領域で受光
し、反射光及び回折光の受光信号を加算し、加算した受
光信号を所定の閾値で弁別することにより、受光レベル
の低下を検出し、弁別手段より所定値以下の信号が検出
された場合にその信号の低下レベルに基づいて欠陥の傾
き角を検出し、光ビームの照射位置における光ディスク
の走行速度に反比例した周期を有するクロック信号を発
生し、クロック信号を用いて弁別出力を計数することに
よって欠陥の幅を検出し、計数出力及び欠陥の傾きに基
づいて欠陥の高さを検出することを特徴とするものであ
る。
【0010】本願の請求項6の発明は、光ディスクをそ
の回転中心から光ビームの照射位置までの半径に反比例
する回転速度によって回転駆動し、光ディスクの情報面
に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射し、光ディス
クより反射される反射光及び回折光を夫々の受光領域で
受光し、反射光及び回折光の受光信号を加算し、加算し
た受光信号を所定の閾値で弁別することにより、受光レ
ベルの低下を検出し、弁別手段より所定値以下の信号が
検出された場合にその信号の低下レベルに基づいて欠陥
の傾き角を検出し、一定周期のクロック信号を発生さ
せ、クロック信号を用いて弁別出力が得られる時間を計
数することによって欠陥の幅を検出し、計数出力及び欠
陥の傾き角に基づいて欠陥の高さを検出することを特徴
とするものである。
の回転中心から光ビームの照射位置までの半径に反比例
する回転速度によって回転駆動し、光ディスクの情報面
に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射し、光ディス
クより反射される反射光及び回折光を夫々の受光領域で
受光し、反射光及び回折光の受光信号を加算し、加算し
た受光信号を所定の閾値で弁別することにより、受光レ
ベルの低下を検出し、弁別手段より所定値以下の信号が
検出された場合にその信号の低下レベルに基づいて欠陥
の傾き角を検出し、一定周期のクロック信号を発生さ
せ、クロック信号を用いて弁別出力が得られる時間を計
数することによって欠陥の幅を検出し、計数出力及び欠
陥の傾き角に基づいて欠陥の高さを検出することを特徴
とするものである。
【0011】本願の請求項7の発明は、光ディスクをそ
の面に沿って移動する光ディスク移動手段と、光ディス
クの情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射す
る投光部と、光ディスクより反射される反射光及び回折
光を夫々の受光位置で受光する受光部と、受光部より得
られる夫々の受光信号を加算する加算手段と、加算手段
より加算された受光信号を所定の閾値で弁別することに
より受光レベルの低下を検出する弁別手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
の面に沿って移動する光ディスク移動手段と、光ディス
クの情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射す
る投光部と、光ディスクより反射される反射光及び回折
光を夫々の受光位置で受光する受光部と、受光部より得
られる夫々の受光信号を加算する加算手段と、加算手段
より加算された受光信号を所定の閾値で弁別することに
より受光レベルの低下を検出する弁別手段と、を具備す
ることを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項8の発明では、光ディスク移
動手段は、光ディスクを一定の回転速度で回転駆動する
ものであり、光ビームの照射位置における光ディスクの
走行速度に反比例した周期のクロック信号を生成するク
ロック信号発生手段と、弁別手段の弁別出力に基づいて
クロック信号発生手段の出力を計数することによって欠
陥の幅を検出する欠陥幅検出手段と、を具備することを
特徴とするものである。
動手段は、光ディスクを一定の回転速度で回転駆動する
ものであり、光ビームの照射位置における光ディスクの
走行速度に反比例した周期のクロック信号を生成するク
ロック信号発生手段と、弁別手段の弁別出力に基づいて
クロック信号発生手段の出力を計数することによって欠
陥の幅を検出する欠陥幅検出手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0013】本願の請求項9の発明では、光ディスク移
動手段は、光ビームの照射位置で光ディスクの走行速度
を一定として光ディスクを駆動するものであり、弁別手
段の弁別出力を一定の周期のクロック信号を計数するこ
とによって光ディスクの情報面側の欠陥の幅を検出する
欠陥幅検出手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
動手段は、光ビームの照射位置で光ディスクの走行速度
を一定として光ディスクを駆動するものであり、弁別手
段の弁別出力を一定の周期のクロック信号を計数するこ
とによって光ディスクの情報面側の欠陥の幅を検出する
欠陥幅検出手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0014】本願の請求項10の発明は、欠陥の生じる
位置での加算手段の出力の低下の幅をピーク値として検
出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段により検
出されたピーク値に基づいて欠陥の傾き角を検出する欠
陥傾き角検出手段と、を具備することを特徴とするもの
である。
位置での加算手段の出力の低下の幅をピーク値として検
出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段により検
出されたピーク値に基づいて欠陥の傾き角を検出する欠
陥傾き角検出手段と、を具備することを特徴とするもの
である。
【0015】本願の請求項11の発明は、光ディスクを
一定の回転速度で回転駆動する光ディスク駆動手段と、
光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光
を照射する投光部と、光ディスクより反射される反射光
及び回折光を夫々の受光位置で受光する受光部と、受光
部より得られる夫々の受光信号を加算する加算手段と、
加算手段より加算された受光信号を所定の閾値で弁別す
ることにより受光レベルの低下を検出する弁別手段と、
光ビームの照射位置における光ディスクの走行速度に反
比例した周期のクロック信号を生成するクロック信号発
生手段と、弁別手段の弁別出力に基づいてクロック信号
発生手段の出力を計数することによって光ディスクの情
報面側の欠陥の幅を検出する欠陥幅検出手段と、欠陥の
生じる位置での加算手段の出力の低下の幅をピーク値と
して検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段に
より検出されたピーク値に基づいて欠陥の傾き角を検出
する欠陥傾き角検出手段と、欠陥幅検出手段及び欠陥傾
き角検出手段の出力に基づいて欠陥の高さを検出する欠
陥高さ検出手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
一定の回転速度で回転駆動する光ディスク駆動手段と、
光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光
を照射する投光部と、光ディスクより反射される反射光
及び回折光を夫々の受光位置で受光する受光部と、受光
部より得られる夫々の受光信号を加算する加算手段と、
加算手段より加算された受光信号を所定の閾値で弁別す
ることにより受光レベルの低下を検出する弁別手段と、
光ビームの照射位置における光ディスクの走行速度に反
比例した周期のクロック信号を生成するクロック信号発
生手段と、弁別手段の弁別出力に基づいてクロック信号
発生手段の出力を計数することによって光ディスクの情
報面側の欠陥の幅を検出する欠陥幅検出手段と、欠陥の
生じる位置での加算手段の出力の低下の幅をピーク値と
して検出するピーク値検出手段と、ピーク値検出手段に
より検出されたピーク値に基づいて欠陥の傾き角を検出
する欠陥傾き角検出手段と、欠陥幅検出手段及び欠陥傾
き角検出手段の出力に基づいて欠陥の高さを検出する欠
陥高さ検出手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0016】本願の請求項12の発明は、光ディスクの
情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射する投
光部と、光ディスクを投光部による投光位置で走行速度
が一定となるようにその面に沿って移動する光ディスク
移動手段と、光ディスクより反射される反射光及び回折
光を夫々の受光位置で受光する受光部と、受光部より得
られる受光信号を加算する加算手段と、加算手段より加
算された受光を所定の閾値で弁別することにより受光信
号レベルの低下を検出する弁別手段と、弁別手段の弁別
出力に基づいて一定周期のクロックを計数することによ
り光ディスクの情報面側の欠陥の幅を検出する欠陥幅検
出手段と、欠陥の生じる位置での加算手段の出力の低下
の幅をピーク値として検出するピーク値検出手段と、ピ
ーク値検出手段により検出されたピーク値に基づいて欠
陥の傾き角を検出する欠陥傾き角検出手段と、欠陥幅検
出手段及び欠陥傾き角検出手段の出力に基づいて欠陥の
高さを検出する欠陥高さ検出手段と、を具備することを
特徴とするものである。
情報面に垂直な方向より所定角度傾けて光を照射する投
光部と、光ディスクを投光部による投光位置で走行速度
が一定となるようにその面に沿って移動する光ディスク
移動手段と、光ディスクより反射される反射光及び回折
光を夫々の受光位置で受光する受光部と、受光部より得
られる受光信号を加算する加算手段と、加算手段より加
算された受光を所定の閾値で弁別することにより受光信
号レベルの低下を検出する弁別手段と、弁別手段の弁別
出力に基づいて一定周期のクロックを計数することによ
り光ディスクの情報面側の欠陥の幅を検出する欠陥幅検
出手段と、欠陥の生じる位置での加算手段の出力の低下
の幅をピーク値として検出するピーク値検出手段と、ピ
ーク値検出手段により検出されたピーク値に基づいて欠
陥の傾き角を検出する欠陥傾き角検出手段と、欠陥幅検
出手段及び欠陥傾き角検出手段の出力に基づいて欠陥の
高さを検出する欠陥高さ検出手段と、を具備することを
特徴とするものである。
【0017】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1,7の
発明によれば、光ディスクの情報面側より光を法線から
傾けて照射し、その反射光及び回折光を受光して加算
し、加算レベルの低下に基づいて光ディスクの欠陥を検
出している。又請求項2及び8の発明では、一定の回転
速度で光ディスクを回転駆動し、光ディスクの走行速度
に反比例した周期を持つクロック信号に基づいて弁別出
力を計数することによって欠陥の大きさを検出するよう
にしている。更に本願の請求項3又は9の発明では、光
ディスクの照射位置で光ディスクの走行速度が一定とな
るように回転速度を制御し、弁別手段より弁別された出
力に基づいて一定クロックのパルス数を計数することに
よって光ディスクの情報面の欠陥の幅を検出するように
している。更に本願の請求項4,10の発明では、加算
手段の出力の低下レベルが欠陥の傾きに対応しているこ
とからその低下レベルに基づいて欠陥の傾きの角度を検
出するようにしている。更に請求項5,6,11,12
の発明では、欠陥の幅と角度を検出し、これらの値から
欠陥の高さを検出するようにしている。
発明によれば、光ディスクの情報面側より光を法線から
傾けて照射し、その反射光及び回折光を受光して加算
し、加算レベルの低下に基づいて光ディスクの欠陥を検
出している。又請求項2及び8の発明では、一定の回転
速度で光ディスクを回転駆動し、光ディスクの走行速度
に反比例した周期を持つクロック信号に基づいて弁別出
力を計数することによって欠陥の大きさを検出するよう
にしている。更に本願の請求項3又は9の発明では、光
ディスクの照射位置で光ディスクの走行速度が一定とな
るように回転速度を制御し、弁別手段より弁別された出
力に基づいて一定クロックのパルス数を計数することに
よって光ディスクの情報面の欠陥の幅を検出するように
している。更に本願の請求項4,10の発明では、加算
手段の出力の低下レベルが欠陥の傾きに対応しているこ
とからその低下レベルに基づいて欠陥の傾きの角度を検
出するようにしている。更に請求項5,6,11,12
の発明では、欠陥の幅と角度を検出し、これらの値から
欠陥の高さを検出するようにしている。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例による光ディスク欠
陥検査装置の概略構成を示す図、図2は光ディスクの一
例を示す断面図である。光ディスク1のベース1aの下
面は鏡面状に形成されており、その上面には情報を記録
するためのピットやグルーブ1bが形成される。そして
ピットやグルーブ1bが形成されるベース1aの上面に
は、更に記録膜1c,反射膜1dが形成され、その上部
に保護コート1eが形成されている。この保護コート側
の面を情報面という。さて図1,図2に示すように、情
報面に垂直な法線から所定角度傾けて光ビームを入射し
たときには、溝ピッチによって規定される角度に回折光
が生じる。図1において法線からの入射光の傾き角度を
θinとすると、反射光は法線に対してθinと等しい角度
θ0 で反射し、その一部は回折する。この反射光を0次
光という。又回折光は発生する角度の小さいものから順
次0次光(反射光),1次光,2次光・・・と呼ばれて
いる。又0次光から回折による1次光,2次光までの角
度を夫々θ1 ,θ2 とする。又入射光側に出射される回
折光を夫々1′次光,2′次光といい、0次光からの角
度を夫々θ-1,θ-2とする。
陥検査装置の概略構成を示す図、図2は光ディスクの一
例を示す断面図である。光ディスク1のベース1aの下
面は鏡面状に形成されており、その上面には情報を記録
するためのピットやグルーブ1bが形成される。そして
ピットやグルーブ1bが形成されるベース1aの上面に
は、更に記録膜1c,反射膜1dが形成され、その上部
に保護コート1eが形成されている。この保護コート側
の面を情報面という。さて図1,図2に示すように、情
報面に垂直な法線から所定角度傾けて光ビームを入射し
たときには、溝ピッチによって規定される角度に回折光
が生じる。図1において法線からの入射光の傾き角度を
θinとすると、反射光は法線に対してθinと等しい角度
θ0 で反射し、その一部は回折する。この反射光を0次
光という。又回折光は発生する角度の小さいものから順
次0次光(反射光),1次光,2次光・・・と呼ばれて
いる。又0次光から回折による1次光,2次光までの角
度を夫々θ1 ,θ2 とする。又入射光側に出射される回
折光を夫々1′次光,2′次光といい、0次光からの角
度を夫々θ-1,θ-2とする。
【0019】図3は反射光及び回折光の発生原理を示し
ている。平行な入射光が照射されるピットのピッチをd
とし、その行路差が光源の波長に等しい角度に1次回折
光が発生する。即ち法線からの1次反射光の角度をθa
(θa =θ0 +θ1 )、光の波長をλとすると、入射光
の行路差d1に対して1次回折光の行路差d2が以下の
関係になるとき、1次回折光が発生する。 d2−d1=d{sin(θ0 +θ1)− sinθin}=λ 同様に、光行路差が2λになる角度にて2次回折光が発
生する。 d2−d1=d{sin(θ0 +θ2)− sinθin}=2λ 又1′次光及び2′次光は、上記の式においてθ1 ,θ
2 を夫々θ-1,θ-2に代えたときに成り立つ。
ている。平行な入射光が照射されるピットのピッチをd
とし、その行路差が光源の波長に等しい角度に1次回折
光が発生する。即ち法線からの1次反射光の角度をθa
(θa =θ0 +θ1 )、光の波長をλとすると、入射光
の行路差d1に対して1次回折光の行路差d2が以下の
関係になるとき、1次回折光が発生する。 d2−d1=d{sin(θ0 +θ1)− sinθin}=λ 同様に、光行路差が2λになる角度にて2次回折光が発
生する。 d2−d1=d{sin(θ0 +θ2)− sinθin}=2λ 又1′次光及び2′次光は、上記の式においてθ1 ,θ
2 を夫々θ-1,θ-2に代えたときに成り立つ。
【0020】さて鏡面側からレーザ光を照射したときに
は各回折光の強度比はほぼ一定である。従って鏡面側か
ら欠陥を検出するには0次光のみを受光すれば足りるこ
ととなる。しかし前述したように情報面側から光を入射
すると、ピットやグルーブの状態によって0次光,1,
1′,2,2′・・・次光の強度比が変化する。これは
情報面側ではピットやグルーブ1b等の凹凸に記録膜1
c,反射膜1dが形成されており、ピットやグルーブの
形状は正常にトレースされないため、光の入射場所によ
って各回折光のレベルは変動するからである。しかし欠
陥がなければこれらの受光量の総和は変化せず、その比
が変化するのみとなっている。本発明はこのような原理
に基づいてなされたものである。
は各回折光の強度比はほぼ一定である。従って鏡面側か
ら欠陥を検出するには0次光のみを受光すれば足りるこ
ととなる。しかし前述したように情報面側から光を入射
すると、ピットやグルーブの状態によって0次光,1,
1′,2,2′・・・次光の強度比が変化する。これは
情報面側ではピットやグルーブ1b等の凹凸に記録膜1
c,反射膜1dが形成されており、ピットやグルーブの
形状は正常にトレースされないため、光の入射場所によ
って各回折光のレベルは変動するからである。しかし欠
陥がなければこれらの受光量の総和は変化せず、その比
が変化するのみとなっている。本発明はこのような原理
に基づいてなされたものである。
【0021】図1は本発明の光ディスク欠陥検査装置の
概念を示しており、光ディスク1にレーザ光源であるレ
ーザダイオードLDよりレーザ光を照射し、その0次反
射光、1,1′次光、2,2′次光を夫々フォトダイオ
ードPD1〜PD5によって受光し、その出力を電圧に
変換する。そして加算手段2によって加算して受光信号
とする。欠陥がなければこの加算信号はほぼ一定のレベ
ルであり、欠陥があればそのレベルが低下する。従って
弁別手段3では所定の閾値でこの出力を弁別し、所定値
以下となれば欠陥を検出して出力とする。これによって
欠陥の有無を検出することができる。又これに加えて、
弁別手段3の出力の幅から欠陥の幅を欠陥幅検出手段4
によって検出する。又加算手段2の出力の通常のレベル
から最も低いレベルまでの差をピーク値検出手段5によ
って算出する。こうすれば欠陥傾き検出手段6によりピ
ーク値に基づいて欠陥の傾きを検出することができる。
そして欠陥幅及びピーク値に基づいて、後述するような
方法で欠陥高さ検出手段7によって欠陥高さを検出する
ようにしている。
概念を示しており、光ディスク1にレーザ光源であるレ
ーザダイオードLDよりレーザ光を照射し、その0次反
射光、1,1′次光、2,2′次光を夫々フォトダイオ
ードPD1〜PD5によって受光し、その出力を電圧に
変換する。そして加算手段2によって加算して受光信号
とする。欠陥がなければこの加算信号はほぼ一定のレベ
ルであり、欠陥があればそのレベルが低下する。従って
弁別手段3では所定の閾値でこの出力を弁別し、所定値
以下となれば欠陥を検出して出力とする。これによって
欠陥の有無を検出することができる。又これに加えて、
弁別手段3の出力の幅から欠陥の幅を欠陥幅検出手段4
によって検出する。又加算手段2の出力の通常のレベル
から最も低いレベルまでの差をピーク値検出手段5によ
って算出する。こうすれば欠陥傾き検出手段6によりピ
ーク値に基づいて欠陥の傾きを検出することができる。
そして欠陥幅及びピーク値に基づいて、後述するような
方法で欠陥高さ検出手段7によって欠陥高さを検出する
ようにしている。
【0022】さて光ディスクの情報面上に突起欠陥があ
った場合の反射光,回折光の変動について説明する。図
4は図1の紙面の側方からレーザダイオード及びフォト
ダイオードを示した図である。欠陥を円錐状と仮定し、
欠陥による測定光の吸収や角度条件以外での散乱はない
ものと仮定する。図4においてWは受光面の測定ビーム
の幅であり、投光ビームの幅とも一致している。又Dは
受光素子、例えばフォトダイオードの受光面を示してお
り、ビーム幅Wより広いものとする。ここで欠陥がなけ
れば、入射した光は全て前述したように反射光又は回折
光となる。図4(a)はこの状態を示している。
った場合の反射光,回折光の変動について説明する。図
4は図1の紙面の側方からレーザダイオード及びフォト
ダイオードを示した図である。欠陥を円錐状と仮定し、
欠陥による測定光の吸収や角度条件以外での散乱はない
ものと仮定する。図4においてWは受光面の測定ビーム
の幅であり、投光ビームの幅とも一致している。又Dは
受光素子、例えばフォトダイオードの受光面を示してお
り、ビーム幅Wより広いものとする。ここで欠陥がなけ
れば、入射した光は全て前述したように反射光又は回折
光となる。図4(a)はこの状態を示している。
【0023】さて図4(b)に示すように角度αa の欠
陥が発生し、この斜面に光が入射した場合には、反射光
はフォトダイオードの受光面Dの中心からずれることと
なる。この受光面中心から移動する距離をMとすると、
反射光の端部がフォトダイオードの受光面Dに接する位
置を越えれば、反射光量が低下する。図4(b)は受光
量が低下する限界点を示しており、反射光が受光面中心
から移動する距離M1は次式 M1 =(D−W)/2 で示される。MがM1 以下であれば光量は低下しない
が、M1 を越えれば光量が低下する。このときの角度α
a はフォトダイオードと光ディスクとの間隔をLとする
と次式で示される。 αa = tan(M1 /L) 尚、図4において欠陥の高さHをHa〜Hcとすると、
Ha,Hb,Hc≪LであるためL−H=Lとしてい
る。
陥が発生し、この斜面に光が入射した場合には、反射光
はフォトダイオードの受光面Dの中心からずれることと
なる。この受光面中心から移動する距離をMとすると、
反射光の端部がフォトダイオードの受光面Dに接する位
置を越えれば、反射光量が低下する。図4(b)は受光
量が低下する限界点を示しており、反射光が受光面中心
から移動する距離M1は次式 M1 =(D−W)/2 で示される。MがM1 以下であれば光量は低下しない
が、M1 を越えれば光量が低下する。このときの角度α
a はフォトダイオードと光ディスクとの間隔をLとする
と次式で示される。 αa = tan(M1 /L) 尚、図4において欠陥の高さHをHa〜Hcとすると、
Ha,Hb,Hc≪LであるためL−H=Lとしてい
る。
【0024】又反射光の中心が受光面の端部に対応する
欠陥の角度をαb とすると図4(c)のようになり、こ
のときの移動距離M2 はD/2で示される。
欠陥の角度をαb とすると図4(c)のようになり、こ
のときの移動距離M2 はD/2で示される。
【0025】更に反射光の端部がフォトダイオードに反
射しなくなる限界の移動距離をM3、図4(d)に示す
ように角度をαc とすると、移動距離M3 は M3 =(D+W)/2 となる。このときの角度αc は αc = tan(M3 /L)となる。 従って検出可能な傾き角αは移動距離M1 〜M3 の間と
なり、次式で示される。
射しなくなる限界の移動距離をM3、図4(d)に示す
ように角度をαc とすると、移動距離M3 は M3 =(D+W)/2 となる。このときの角度αc は αc = tan(M3 /L)となる。 従って検出可能な傾き角αは移動距離M1 〜M3 の間と
なり、次式で示される。
【数1】
【0026】尚、図4(a)〜(b)の下方に示す波形
図は、光ディスクを一定速度でその面に沿って平行に移
動させたときの反射レベルの変化を示すグラフである。
図は、光ディスクを一定速度でその面に沿って平行に移
動させたときの反射レベルの変化を示すグラフである。
【0027】図5(a)は光ディスク1又は投受光部の
光学系を一定の速度で走査したときの図1に示す加算手
段2の出力を示す図である。光ビームが欠陥となる位置
を照射したときには、加算手段2からの出力レベルは図
5(a)に示すように低下する。従って加算手段2の出
力が低下したとすれば、所定の閾値Vth以下となる時間
の幅WD は欠陥の大きさに対応している。時刻t1〜t2は
比較的大きい欠陥、t3〜t4は小さな欠陥がある位置を光
ビームが照射した状態を示している。これを二値化して
得られる時間幅に相当する光ディスク1上の長さをWD
とすると、WDは欠陥の大きさとなる。
光学系を一定の速度で走査したときの図1に示す加算手
段2の出力を示す図である。光ビームが欠陥となる位置
を照射したときには、加算手段2からの出力レベルは図
5(a)に示すように低下する。従って加算手段2の出
力が低下したとすれば、所定の閾値Vth以下となる時間
の幅WD は欠陥の大きさに対応している。時刻t1〜t2は
比較的大きい欠陥、t3〜t4は小さな欠陥がある位置を光
ビームが照射した状態を示している。これを二値化して
得られる時間幅に相当する光ディスク1上の長さをWD
とすると、WDは欠陥の大きさとなる。
【0028】さて欠陥が図6(a)に側面図を示すよう
に円錐形状であると仮定すれば、WD はその幅であるた
め、傾きαと欠陥の高さHとは次式の関係で示される。
に円錐形状であると仮定すれば、WD はその幅であるた
め、傾きαと欠陥の高さHとは次式の関係で示される。
【数2】 従って欠陥の高さHは次式で示される。 H=(WD /2)・tan α ・・・(3)
【0029】又図4において、定常レベルから低下する
電圧Vx の大きさは図4に示すように欠陥の傾きαに対
応している。図6(b)はこの欠陥の傾き角αと電圧の
低下分Vx との関係を示すグラフであり、検出が可能な
傾きの範囲αa 〜αc の範囲内では傾き角αが大きくな
るにつれて電圧Vx が増加することとなる。図1に示す
ピーク値検出手段5はこの電圧Vx を検出するものであ
る。このVx が算出されれば一定の関係から欠陥の傾き
角αの値を算出することができる。従って傾き角αと欠
陥の大きさWD を用いて、式(3)により欠陥の高さH
を検出することができる。図1の欠陥高さ検出手段7は
このような方法によって欠陥の高さHを検出している。
電圧Vx の大きさは図4に示すように欠陥の傾きαに対
応している。図6(b)はこの欠陥の傾き角αと電圧の
低下分Vx との関係を示すグラフであり、検出が可能な
傾きの範囲αa 〜αc の範囲内では傾き角αが大きくな
るにつれて電圧Vx が増加することとなる。図1に示す
ピーク値検出手段5はこの電圧Vx を検出するものであ
る。このVx が算出されれば一定の関係から欠陥の傾き
角αの値を算出することができる。従って傾き角αと欠
陥の大きさWD を用いて、式(3)により欠陥の高さH
を検出することができる。図1の欠陥高さ検出手段7は
このような方法によって欠陥の高さHを検出している。
【0030】次に本発明を具体化した実施例による光デ
ィスク欠陥検査装置の全体構成について図7を参照しつ
つ説明する。本図において、光ディスク1は回転駆動部
11によって一定の回転速度(n rps)で駆動される。
回転駆動部11の回転軸にはロータリーエンコーダ(R
E)12が接続されており、そのA相及びB相の論理積
信号がアンド回路13を介して円周方向アドレスカウン
タ14のクロック入力端に接続される。円周方向アドレ
スカウンタ14はロータリーエンコーダ12のZ相の出
力がクリア信号として入力されており、光ディスク1の
回転方向のアドレスを出力するものである。
ィスク欠陥検査装置の全体構成について図7を参照しつ
つ説明する。本図において、光ディスク1は回転駆動部
11によって一定の回転速度(n rps)で駆動される。
回転駆動部11の回転軸にはロータリーエンコーダ(R
E)12が接続されており、そのA相及びB相の論理積
信号がアンド回路13を介して円周方向アドレスカウン
タ14のクロック入力端に接続される。円周方向アドレ
スカウンタ14はロータリーエンコーダ12のZ相の出
力がクリア信号として入力されており、光ディスク1の
回転方向のアドレスを出力するものである。
【0031】ここで光ディスク1は図8(a)に示すよ
うに円周方向に例えば千等分し、0〜999のアドレス
に分割する。又半径方向には一定の幅、例えば100μ
mの長さ毎に分割して図8(b)に示すように微小な扇
形の領域(以下、マトリックスという)に分割し、各マ
トリックス毎に後述するように欠陥の有無を検出するも
のとする。円周方向アドレスカウンタ14の出力は高さ
データメモリ15にアドレスとして入力し、高さデータ
メモリ15によってその高さデータを保持する。高さデ
ータメモリ15は後述するように円周方向アドレスに応
じて0〜999の記憶領域を有しているが、半径方向に
は分割されていないものとする。
うに円周方向に例えば千等分し、0〜999のアドレス
に分割する。又半径方向には一定の幅、例えば100μ
mの長さ毎に分割して図8(b)に示すように微小な扇
形の領域(以下、マトリックスという)に分割し、各マ
トリックス毎に後述するように欠陥の有無を検出するも
のとする。円周方向アドレスカウンタ14の出力は高さ
データメモリ15にアドレスとして入力し、高さデータ
メモリ15によってその高さデータを保持する。高さデ
ータメモリ15は後述するように円周方向アドレスに応
じて0〜999の記憶領域を有しているが、半径方向に
は分割されていないものとする。
【0032】さて図1に示すように、法線から所定角度
θinを傾けた角度で光ディスク1に光を照射するレーザ
ダイオードLDと、その0次光及び1次回折光,1′次
回折光を夫々受光する位置に配置したフォトダイオード
PD1〜PD3を光ピックアップ部16上に保持する。
ここでレーザダイオードLDは投光部、フォトダイオー
ドPD1〜PD3は受光部を構成している。光ピックア
ップ部16はリニアアクチュエータ17によって半径方
向に摺動自在に保持されており、図8に示すように円周
方向の所定の長さWR 、例えば100μm毎に半径方向
に駆動されるものとする。これらのフォトダイオードP
D1〜PD3の出力は夫々増幅器18〜20によって増
幅され、その出力が加算器21によって加算される。加
算器21はこれらの出力を加算する加算手段であって、
その出力はコンパレータ22及びピークホールド回路
(PH)23に与えられる。コンパレータ22は入力信
号を所定の閾値Vthで弁別し、これ以下の入力のときに
Hレベルを出力する弁別手段である。ピークホールド回
路23は加算器21の出力の低下分のピーク(定常値よ
り最も低いレベル、即ち図5(a)に示すVx をホール
ドし、マイクロコンピュータ24からのクリア信号に基
づいてその出力をリセットするものであって、ピーク値
はA/D変換器25に入力される。A/D変換器25は
マイクロコンピュータからのスタート信号に基づいてピ
ーク値をデジタル信号に変換するものであって、その出
力はラッチ回路26に与えられる。ラッチ回路26はこ
の出力を一旦保持し、必要なタイミングでマイクロコン
ピュータ24に入力するものである。
θinを傾けた角度で光ディスク1に光を照射するレーザ
ダイオードLDと、その0次光及び1次回折光,1′次
回折光を夫々受光する位置に配置したフォトダイオード
PD1〜PD3を光ピックアップ部16上に保持する。
ここでレーザダイオードLDは投光部、フォトダイオー
ドPD1〜PD3は受光部を構成している。光ピックア
ップ部16はリニアアクチュエータ17によって半径方
向に摺動自在に保持されており、図8に示すように円周
方向の所定の長さWR 、例えば100μm毎に半径方向
に駆動されるものとする。これらのフォトダイオードP
D1〜PD3の出力は夫々増幅器18〜20によって増
幅され、その出力が加算器21によって加算される。加
算器21はこれらの出力を加算する加算手段であって、
その出力はコンパレータ22及びピークホールド回路
(PH)23に与えられる。コンパレータ22は入力信
号を所定の閾値Vthで弁別し、これ以下の入力のときに
Hレベルを出力する弁別手段である。ピークホールド回
路23は加算器21の出力の低下分のピーク(定常値よ
り最も低いレベル、即ち図5(a)に示すVx をホール
ドし、マイクロコンピュータ24からのクリア信号に基
づいてその出力をリセットするものであって、ピーク値
はA/D変換器25に入力される。A/D変換器25は
マイクロコンピュータからのスタート信号に基づいてピ
ーク値をデジタル信号に変換するものであって、その出
力はラッチ回路26に与えられる。ラッチ回路26はこ
の出力を一旦保持し、必要なタイミングでマイクロコン
ピュータ24に入力するものである。
【0033】一方リニアアクチュエータ17にはリニア
エンコーダ(LE)27が接続されている。リニアエン
コーダ27はリニアアクチュエータ17の単位長( 100
μm)の移動毎に、移動方向に応じた一対のパルス信号
を出力するものであって、その出力はアップダウンカウ
ンタ(U/D)28に与えられる。アップダウンカウン
タ28はリニアエンコーダの出力をアップカウント又は
ダウンカウントすることによって光ディスク1の現在走
査している半径(r)を計数値として出力するものであ
る。アップダウンカウンタ28の出力はPLL回路29
に入力される。PLL回路29には一定周期のクロック
信号を発生するクロック発生器(OSC)30が接続さ
れており、カウンタ28の計数値に基づいて入力信号を
分周することによって半径rに対応した周期のパルスを
発生する。このパルスの周期Trは光ディスク1を走査
する光ビームの半径rに反比例するように変化する。こ
うすれば照射位置での回転速度2πnr(m/s)と周
期Tr の積が一定となる。即ち照射位置でその周期に相
当する照射時間に走査される光ディスクの長さが常に一
定となるように、PLL回路29は設定されている。こ
こでリニアエンコーダ27,カウンタ28,PLL回路
29及びクロック発生器30は、光ディスク1の走行速
度に反比例した周期のクロック信号を発生するクロック
発生手段を構成している。このPLL回路29のパルス
出力はアンド回路31に与えられる。
エンコーダ(LE)27が接続されている。リニアエン
コーダ27はリニアアクチュエータ17の単位長( 100
μm)の移動毎に、移動方向に応じた一対のパルス信号
を出力するものであって、その出力はアップダウンカウ
ンタ(U/D)28に与えられる。アップダウンカウン
タ28はリニアエンコーダの出力をアップカウント又は
ダウンカウントすることによって光ディスク1の現在走
査している半径(r)を計数値として出力するものであ
る。アップダウンカウンタ28の出力はPLL回路29
に入力される。PLL回路29には一定周期のクロック
信号を発生するクロック発生器(OSC)30が接続さ
れており、カウンタ28の計数値に基づいて入力信号を
分周することによって半径rに対応した周期のパルスを
発生する。このパルスの周期Trは光ディスク1を走査
する光ビームの半径rに反比例するように変化する。こ
うすれば照射位置での回転速度2πnr(m/s)と周
期Tr の積が一定となる。即ち照射位置でその周期に相
当する照射時間に走査される光ディスクの長さが常に一
定となるように、PLL回路29は設定されている。こ
こでリニアエンコーダ27,カウンタ28,PLL回路
29及びクロック発生器30は、光ディスク1の走行速
度に反比例した周期のクロック信号を発生するクロック
発生手段を構成している。このPLL回路29のパルス
出力はアンド回路31に与えられる。
【0034】さて前述したコンパレータ22は所定の閾
値で加算器21の出力を弁別するものであって、その出
力Cはマイクロコンピュータ24に入力され、更にアン
ド回路31にも与えられる。アンド回路31はPLL回
路29のパルス信号との論理積をとるものであって、そ
の出力はWD カウンタ32に入力される。WD カウンタ
32はマイクロコンピュータ24からの制御信号に基づ
いてこのパルスを計数することにより欠陥の幅WD を検
出するカウンタであって、その出力はラッチ回路33を
介して所定のタイミングでマイクロコンピュータ24に
入力される。
値で加算器21の出力を弁別するものであって、その出
力Cはマイクロコンピュータ24に入力され、更にアン
ド回路31にも与えられる。アンド回路31はPLL回
路29のパルス信号との論理積をとるものであって、そ
の出力はWD カウンタ32に入力される。WD カウンタ
32はマイクロコンピュータ24からの制御信号に基づ
いてこのパルスを計数することにより欠陥の幅WD を検
出するカウンタであって、その出力はラッチ回路33を
介して所定のタイミングでマイクロコンピュータ24に
入力される。
【0035】次に本実施例の動作についてフローチャー
ト及びタイムチャートを参照しつつ説明する。図9,1
0のフローチャートは欠陥の幅,傾き及び高さを検出す
るフローチャートであり、図11,図12はマトリック
スと欠陥との関係と欠陥検出時のタイムチャートであ
る。図11(a)〜(d)は欠陥DF1がマトリックス
の境界にかからない場合であり、アンド回路13からは
マトリックスの切換えに応じたマトリックス信号Tが図
11(b)に示すように出力されるものとする。このマ
トリックス信号Tが立上る時刻t5には、図9のステップ
41よりステップ42に進んでコンパレータ22の出力
CがHレベルかどうかをチェックする。動作開始直後は
コンパレータ22の出力Cは図11(c)に示すように
Lレベルであるため、ステップ42よりステップ43に
進んで欠陥検出フラグFが立っているかどうかをチェッ
クする。欠陥検出フラグFは図11(c),(d)に示
すように欠陥の検出と同時に立てられるフラグであり、
欠陥がなければステップ44に進んで高さデータメモリ
15からそのアドレスのメモリデータ、即ち前周のデー
タを読出す。そしてステップ45に進んでその値が0か
どうかをチェックし、0であればステップ45より図1
0のステップ46,47に進んで、コンパレータ22の
出力Cの立上り及びマトリックス信号Tの立上りをチェ
ックする。図11(b),(c)に示すように時刻t6に
欠陥DF1の検出によって、マトリックスの中間でコン
パレータ22の出力がHレベルに立上れば、ステップ4
6からステップ48に進んでWD カウンタ32の動作を
開始する。次いでステップ49に進んでピークホールド
回路23のピークホールドを開始する。このとき欠陥が
検出されたので、ステップ50に進んで欠陥検出フラグ
Fを立てる。そしてステップ51,52において、コン
パレータ22の出力Cの立下り又はマトリックス信号T
の立上りをチェックする。図11(a)ではマトリック
スの中間に欠陥DF1が存在するため、コンパレータ2
2の出力Cは次のマトリックス信号Tの立上り時の時刻
t8までの時刻t7にLレベルに反転する。従ってこの場合
にはステップ51から53に進んでWD カウンタ32の
計数値をラッチ回路33によってラッチする。そしてピ
ークホールド回路23のピークホールド値をA/D変換
し、A/D変換値をラッチする(ステップ54,5
5)。そしてステップ56,57においてWD カウンタ
32の計数値をクリアし、ピークホールド回路23をオ
フとしてステップ41に戻る。
ト及びタイムチャートを参照しつつ説明する。図9,1
0のフローチャートは欠陥の幅,傾き及び高さを検出す
るフローチャートであり、図11,図12はマトリック
スと欠陥との関係と欠陥検出時のタイムチャートであ
る。図11(a)〜(d)は欠陥DF1がマトリックス
の境界にかからない場合であり、アンド回路13からは
マトリックスの切換えに応じたマトリックス信号Tが図
11(b)に示すように出力されるものとする。このマ
トリックス信号Tが立上る時刻t5には、図9のステップ
41よりステップ42に進んでコンパレータ22の出力
CがHレベルかどうかをチェックする。動作開始直後は
コンパレータ22の出力Cは図11(c)に示すように
Lレベルであるため、ステップ42よりステップ43に
進んで欠陥検出フラグFが立っているかどうかをチェッ
クする。欠陥検出フラグFは図11(c),(d)に示
すように欠陥の検出と同時に立てられるフラグであり、
欠陥がなければステップ44に進んで高さデータメモリ
15からそのアドレスのメモリデータ、即ち前周のデー
タを読出す。そしてステップ45に進んでその値が0か
どうかをチェックし、0であればステップ45より図1
0のステップ46,47に進んで、コンパレータ22の
出力Cの立上り及びマトリックス信号Tの立上りをチェ
ックする。図11(b),(c)に示すように時刻t6に
欠陥DF1の検出によって、マトリックスの中間でコン
パレータ22の出力がHレベルに立上れば、ステップ4
6からステップ48に進んでWD カウンタ32の動作を
開始する。次いでステップ49に進んでピークホールド
回路23のピークホールドを開始する。このとき欠陥が
検出されたので、ステップ50に進んで欠陥検出フラグ
Fを立てる。そしてステップ51,52において、コン
パレータ22の出力Cの立下り又はマトリックス信号T
の立上りをチェックする。図11(a)ではマトリック
スの中間に欠陥DF1が存在するため、コンパレータ2
2の出力Cは次のマトリックス信号Tの立上り時の時刻
t8までの時刻t7にLレベルに反転する。従ってこの場合
にはステップ51から53に進んでWD カウンタ32の
計数値をラッチ回路33によってラッチする。そしてピ
ークホールド回路23のピークホールド値をA/D変換
し、A/D変換値をラッチする(ステップ54,5
5)。そしてステップ56,57においてWD カウンタ
32の計数値をクリアし、ピークホールド回路23をオ
フとしてステップ41に戻る。
【0036】さて次のマトリックス信号Tが出力された
時刻t8でステップ41からステップ42に進んで、コン
パレータ22の出力CがHレベルかどうかをチェックす
る。この場合には欠陥DF1の走査が既に終了している
ため、ステップ43に進み欠陥検出フラグFがチェック
される。このフラグはステップ50において立てられて
いるため、ステップ43よりステップ60に進んでラッ
チ回路33のデータ(WD )を読出す。同様にステップ
62に進んでA/D変換値のラッチ回路26のデータ
(Vx )を読出す。次いでVx 値を前述したように図6
(b)の関係より所定の係数を乗じて欠陥の角度αを算
出する。そしてステップ63において式(3)より欠陥
の高さHx を算出する。次いでステップ64〜66にお
いてラッチ回路33,26のデータをクリアし、欠陥検
出フラグFをリセットする。そしてステップ67に進ん
で同一アドレスのメモリデータ(前周データ)を読出
す。そして前周のメモリデータMn とステップ63にお
いて算出された高さHx を比較する(ステップ68)。
高さメモリ15に保持されている前周データの方が大き
ければ高さメモリ15の更新を行わず、現在検出したH
x の方が大きければステップ69に進んでメモリ内容を
今回のデータHx に更新する。そして図10のステップ
46,47に戻って同様の処理を繰り返す。こうすれば
例えば図11(e)に示すように、欠陥DF2が同一ア
ドレスでマトリックスの境界を越えて存在する場合に
も、そのうちの最も高い値のみが最終的にそのアドレス
のデータとして保持されることとなる。
時刻t8でステップ41からステップ42に進んで、コン
パレータ22の出力CがHレベルかどうかをチェックす
る。この場合には欠陥DF1の走査が既に終了している
ため、ステップ43に進み欠陥検出フラグFがチェック
される。このフラグはステップ50において立てられて
いるため、ステップ43よりステップ60に進んでラッ
チ回路33のデータ(WD )を読出す。同様にステップ
62に進んでA/D変換値のラッチ回路26のデータ
(Vx )を読出す。次いでVx 値を前述したように図6
(b)の関係より所定の係数を乗じて欠陥の角度αを算
出する。そしてステップ63において式(3)より欠陥
の高さHx を算出する。次いでステップ64〜66にお
いてラッチ回路33,26のデータをクリアし、欠陥検
出フラグFをリセットする。そしてステップ67に進ん
で同一アドレスのメモリデータ(前周データ)を読出
す。そして前周のメモリデータMn とステップ63にお
いて算出された高さHx を比較する(ステップ68)。
高さメモリ15に保持されている前周データの方が大き
ければ高さメモリ15の更新を行わず、現在検出したH
x の方が大きければステップ69に進んでメモリ内容を
今回のデータHx に更新する。そして図10のステップ
46,47に戻って同様の処理を繰り返す。こうすれば
例えば図11(e)に示すように、欠陥DF2が同一ア
ドレスでマトリックスの境界を越えて存在する場合に
も、そのうちの最も高い値のみが最終的にそのアドレス
のデータとして保持されることとなる。
【0037】次に図12に示すように同一の半径位置で
マトリックスの境界を越えた欠陥DF3が存在する場合
について説明する。時刻t9〜t10 の動作については図1
1の場合と同様である。時刻t10 においてコンパレータ
22の出力が立上るためステップ48から50に進んで
WD カウンタ32及びピークホールド回路23の動作が
開始し、欠陥検出フラグFが立てられる。そしてステッ
プ51,52においてコンパレータ22の立下り又はマ
トリックス信号Tの立上りがチェックされるが、時刻t
11 においてマトリックス信号Tの立上りが検出される
とステップ42に進み、コンパレータ22の出力Cのレ
ベルがチェックされる。このときコンパレータCはHレ
ベルであるため、ステップ42より再びステップ51,
52のループに戻ってコンパレータ22の出力Cの立下
り又はマトリックス信号Tの次の立上りを待受ける。こ
うすればマトリックスの領界を越えて欠陥が連続する場
合にも、その終了後、即ち図12の場合には時刻t12 に
ステップ60〜69においてカウンタの計数値を保持し
てピークホールドを行い、これらのデータを取込んで高
さデータに変換することができる。
マトリックスの境界を越えた欠陥DF3が存在する場合
について説明する。時刻t9〜t10 の動作については図1
1の場合と同様である。時刻t10 においてコンパレータ
22の出力が立上るためステップ48から50に進んで
WD カウンタ32及びピークホールド回路23の動作が
開始し、欠陥検出フラグFが立てられる。そしてステッ
プ51,52においてコンパレータ22の立下り又はマ
トリックス信号Tの立上りがチェックされるが、時刻t
11 においてマトリックス信号Tの立上りが検出される
とステップ42に進み、コンパレータ22の出力Cのレ
ベルがチェックされる。このときコンパレータCはHレ
ベルであるため、ステップ42より再びステップ51,
52のループに戻ってコンパレータ22の出力Cの立下
り又はマトリックス信号Tの次の立上りを待受ける。こ
うすればマトリックスの領界を越えて欠陥が連続する場
合にも、その終了後、即ち図12の場合には時刻t12 に
ステップ60〜69においてカウンタの計数値を保持し
てピークホールドを行い、これらのデータを取込んで高
さデータに変換することができる。
【0038】さてステップ66において欠陥検出フラグ
Fがリセットされたときには、以後のルーチンではステ
ップ43よりステップ44,45に進んで同一のアドレ
スのデータが読出される。そしてメモリのデータが0で
なければ、ステップ70においてそのメモリのデータを
判定する。このデータ判定は例えば所定値を越えている
場合に欠陥有りの信号を出力してよく、又欠陥の高さに
応じて複数レベルに分類し出力するようにしてもよい。
そしてステップ71においてこの判定結果を表示し又は
外部に出力する。次いでステップ72に進んでそのアド
レスのメモリエリアをクリアしてステップ46,47に
戻る。こうすればマトリックスの境界部分を越えて生じ
る欠陥に対しても、その最終的な高さHx をメモリのそ
の欠陥が終了するアドレスに保持することができる。
Fがリセットされたときには、以後のルーチンではステ
ップ43よりステップ44,45に進んで同一のアドレ
スのデータが読出される。そしてメモリのデータが0で
なければ、ステップ70においてそのメモリのデータを
判定する。このデータ判定は例えば所定値を越えている
場合に欠陥有りの信号を出力してよく、又欠陥の高さに
応じて複数レベルに分類し出力するようにしてもよい。
そしてステップ71においてこの判定結果を表示し又は
外部に出力する。次いでステップ72に進んでそのアド
レスのメモリエリアをクリアしてステップ46,47に
戻る。こうすればマトリックスの境界部分を越えて生じ
る欠陥に対しても、その最終的な高さHx をメモリのそ
の欠陥が終了するアドレスに保持することができる。
【0039】尚本実施例では、光ディスク1を所定の角
度で分割してこの分割数に応じたアドレスを持つ高さメ
モリ15を設け、夫々のアドレス毎に1つのデータ領域
としており、半径方向にはメモリのアドレスを分割して
いないが、角度及び半径方向に分割した夫々のマトリッ
クスについて夫々の高さのデータを保持するように構成
してもよいことはいうまでもない。又本実施例では光ピ
ックアップ部16をリニアエンコーダ17によって駆動
し、その駆動量に基づいて光ディスクの走行速度を反比
例したパルス幅のクロック信号をアップダウンカウンタ
及びPLL回路から構成するようにしているが、アップ
ダウンカウンタの計数値を一旦電圧信号に変換し、この
電圧信号に基づいた周波数を発振するVCOを設け、こ
のVCOの出力を整形して光ビームの照射位置における
走行速度に反比例した周期のクロック信号を生成するよ
うに構成することも可能である。
度で分割してこの分割数に応じたアドレスを持つ高さメ
モリ15を設け、夫々のアドレス毎に1つのデータ領域
としており、半径方向にはメモリのアドレスを分割して
いないが、角度及び半径方向に分割した夫々のマトリッ
クスについて夫々の高さのデータを保持するように構成
してもよいことはいうまでもない。又本実施例では光ピ
ックアップ部16をリニアエンコーダ17によって駆動
し、その駆動量に基づいて光ディスクの走行速度を反比
例したパルス幅のクロック信号をアップダウンカウンタ
及びPLL回路から構成するようにしているが、アップ
ダウンカウンタの計数値を一旦電圧信号に変換し、この
電圧信号に基づいた周波数を発振するVCOを設け、こ
のVCOの出力を整形して光ビームの照射位置における
走行速度に反比例した周期のクロック信号を生成するよ
うに構成することも可能である。
【0040】又本実施例では、構成を簡単にするために
反射光(0次光)及び1次回折光,1′回折光を受光す
る3つのフォトダイオードPD1〜PD3を設けている
が、これに加えて図1に示すように2次回折光,2′回
折光や更に高次の回折光を受光するフォトダイオードを
設けてこれらを加算してもよいことはいうまでもない。
反射光(0次光)及び1次回折光,1′回折光を受光す
る3つのフォトダイオードPD1〜PD3を設けている
が、これに加えて図1に示すように2次回折光,2′回
折光や更に高次の回折光を受光するフォトダイオードを
設けてこれらを加算してもよいことはいうまでもない。
【0041】更に本実施例では光ディスクを一定の回転
速度で回転駆動し、その半径方向の照射位置に応じたパ
ルスを発生させるようにしているが、リニアアクチュエ
ータの出力に基づいて回転速度を制御し、光ビームの照
射位置では常に一定の速度で光ディスクを走査するよう
にしてもよい。この場合には光ディスクの中央付近を照
射するときは回転速度が速く、周辺部分を照射するとき
は回転速度をその半径に反比例させて低くすることが必
要となる。こうすれば一定の周波数のクロック信号源を
用いて欠陥の幅を検出することができる。更に光ディス
クをXYレコーダによって直線的に駆動して欠陥を検出
するように構成してもよい。この場合には光ディスクを
一定速度で移動させればWD 検出のためのクロックパル
スは一定周波数のパルスを用いることができるため、ク
ロック信号発生手段の構成を簡略にすることができる。
速度で回転駆動し、その半径方向の照射位置に応じたパ
ルスを発生させるようにしているが、リニアアクチュエ
ータの出力に基づいて回転速度を制御し、光ビームの照
射位置では常に一定の速度で光ディスクを走査するよう
にしてもよい。この場合には光ディスクの中央付近を照
射するときは回転速度が速く、周辺部分を照射するとき
は回転速度をその半径に反比例させて低くすることが必
要となる。こうすれば一定の周波数のクロック信号源を
用いて欠陥の幅を検出することができる。更に光ディス
クをXYレコーダによって直線的に駆動して欠陥を検出
するように構成してもよい。この場合には光ディスクを
一定速度で移動させればWD 検出のためのクロックパル
スは一定周波数のパルスを用いることができるため、ク
ロック信号発生手段の構成を簡略にすることができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜12の発明によれば、光ディスクの情報面に光ビー
ムを照射し、反射光と回折光と夫々の受光位置で受光
し、その加算値に基づいて欠陥を検出しているため、回
折光が生じて反射光のレベルが大幅に変動する場合にも
情報面での欠陥を検出することができる。又請求項2,
3,8,9の発明では、光ディスクの情報面に突起型の
欠陥が生じている場合にこの欠陥の幅を検出することが
できる。請求項4及び10の発明では、加算出力の低下
レベルに基づいて欠陥の角度を検出することができ、請
求項5,6及び11,12の発明では、欠陥の幅及び角
度に基づいて欠陥の高さを検出することができるという
効果が得られる。
1〜12の発明によれば、光ディスクの情報面に光ビー
ムを照射し、反射光と回折光と夫々の受光位置で受光
し、その加算値に基づいて欠陥を検出しているため、回
折光が生じて反射光のレベルが大幅に変動する場合にも
情報面での欠陥を検出することができる。又請求項2,
3,8,9の発明では、光ディスクの情報面に突起型の
欠陥が生じている場合にこの欠陥の幅を検出することが
できる。請求項4及び10の発明では、加算出力の低下
レベルに基づいて欠陥の角度を検出することができ、請
求項5,6及び11,12の発明では、欠陥の幅及び角
度に基づいて欠陥の高さを検出することができるという
効果が得られる。
【図1】本発明の光ディスク欠陥検査装置の全体構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明の光ディスクに光を照射したときの反射
光の変化を示す概略図である。
光の変化を示す概略図である。
【図3】光ディスクに平行なレーザビームを照射したと
きの回折光の生じる原理を示す説明図である。
きの回折光の生じる原理を示す説明図である。
【図4】光ディスクの異なった角度を持つ欠陥に平行な
レーザビームを照射したときの投光ビームと反射光の関
係、及びそのときの受光信号の変化を示す図である。
レーザビームを照射したときの投光ビームと反射光の関
係、及びそのときの受光信号の変化を示す図である。
【図5】(a)は欠陥がある領域に照射したときの反射
光及びその受光レベルの変化を示すタイムチャートであ
り、(b)はその出力を弁別したときのコンパレータの
出力を示す波形図である。
光及びその受光レベルの変化を示すタイムチャートであ
り、(b)はその出力を弁別したときのコンパレータの
出力を示す波形図である。
【図6】(a)は欠陥の幅と高さの関係を示す概念図、
(b)は受光レベルの低下量Vx と欠陥の傾き角αとの
関係を示す図である。
(b)は受光レベルの低下量Vx と欠陥の傾き角αとの
関係を示す図である。
【図7】本発明の光ディスク欠陥検査装置の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】(a)は光ディスクを微小な扇形のマトリック
スに分解した状態を示す図であり、(b)はその1つの
マトリックス部分を示す図である。
スに分解した状態を示す図であり、(b)はその1つの
マトリックス部分を示す図である。
【図9】本実施例の動作を示すフローチャート(その
1)である。
1)である。
【図10】本実施例の動作を示すフローチャート(その
2)である。
2)である。
【図11】(a),(e)は光ディスクをマトリックス
に分割した状態での欠陥の発生状態、(b)〜(d)は
そのときの出力変化を示すタイムチャートである。
に分割した状態での欠陥の発生状態、(b)〜(d)は
そのときの出力変化を示すタイムチャートである。
【図12】(a)は光ディスクをマトリックスに分割し
た状態での欠陥の発生状態、(b)〜(d)はそのとき
の出力変化を示すタイムチャートである。
た状態での欠陥の発生状態、(b)〜(d)はそのとき
の出力変化を示すタイムチャートである。
【図13】(a)は従来の光ディスク欠陥検査装置の光
学系部分を示す概略図、(b),(c)はそのときの出
力変化を示すグラフである。
学系部分を示す概略図、(b),(c)はそのときの出
力変化を示すグラフである。
1 光ディスク 1e 保護膜 2 加算手段 3 弁別手段 4 欠陥幅検出手段 5 ピーク値検出手段 6 欠陥傾き検出手段 7 欠陥高さ検出手段 11 回転駆動部 12 ロータリーエンコーダ 13,31 アンド回路 14 円周方向アドレスカウンタ 15 高さデータメモリ 16 光ピックアップ部 17 リニアアクチュエータ 18,19,20 増幅器 21 加算器 22 コンパレータ 23 ピークホールド回路 24 マイクロコンピュータ 25 A/D変換器 26,33 ラッチ回路 27 リニアエンコーダ 28 アップダウンカウンタ 29 PLL回路 30 クロック発生器 32 WD カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/18 F 8940−5D 572 C 8940−5D F 8940−5D
Claims (12)
- 【請求項1】 光ディスクをその面に沿って移動し、 前記光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾け
て光を照射し、 前記光ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々
の受光領域で受光し、 前記反射光及び回折光の受光信号を加算し、 加算した受光信号を所定の閾値で弁別することにより、
受光のレベルの低下に基づいて光ディスクの情報面に生
じる欠陥を検出することを特徴とする光ディスク欠陥検
査方法。 - 【請求項2】 光ディスクを一定の回転速度で回転駆動
し、 光ビームの照射位置における光ディスクの走行速度に反
比例した周期を有するクロック信号を発生し、 前記クロック信号を用いて前記弁別出力が得られる時間
を計数し、 前記計数出力に基づいて欠陥の幅を検出することを特徴
とする請求項1記載の光ディスク欠陥検査方法。 - 【請求項3】 光ディスクをその回転中心から光ビーム
の照射位置までの半径rに反比例する回転速度によって
回転駆動し、 一定周期のクロック信号を発生させ、前記クロック信号
を用いて前記弁別出力を計数し、 前記計数出力に基づいて欠陥の幅を検出することを特徴
とする請求項1記載の光ディスク欠陥検査方法。 - 【請求項4】 前記弁別手段より所定値以下の信号が検
出された場合に、その信号の低下レベルに基づいて欠陥
の傾き角を検出することを特徴とする請求項1〜3のい
ずれか1項記載の光ディスク欠陥検査方法。 - 【請求項5】 光ディスクを一定の回転速度で回転駆動
し、 前記光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾け
て光を照射し、 前記光ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々
の受光領域で受光し、 前記反射光及び回折光の受光信号を加算し、 加算した受光信号を所定の閾値で弁別することにより、
受光レベルの低下を検出し、 前記弁別手段より所定値以下の信号が検出された場合に
その信号の低下レベルに基づいて欠陥の傾き角を検出
し、 光ビームの照射位置における光ディスクの走行速度に反
比例した周期を有するクロック信号を発生し、 前記クロック信号を用いて前記弁別出力を計数すること
によって欠陥の幅を検出し、 前記計数出力及び欠陥の傾きに基づいて欠陥の高さを検
出することを特徴とする光ディスク欠陥検査方法。 - 【請求項6】 光ディスクをその回転中心から光ビーム
の照射位置までの半径に反比例する回転速度によって回
転駆動し、 前記光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾け
て光を照射し、 前記光ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々
の受光領域で受光し、 前記反射光及び回折光の受光信号を加算し、 加算した受光信号を所定の閾値で弁別することにより、
受光レベルの低下を検出し、 前記弁別手段より所定値以下の信号が検出された場合に
その信号の低下レベルに基づいて欠陥の傾き角を検出
し、 一定周期のクロック信号を発生させ、前記クロック信号
を用いて前記弁別出力が得られる時間を計数することに
よって欠陥の幅を検出し、 前記計数出力及び欠陥の傾き角に基づいて欠陥の高さを
検出することを特徴とする光ディスク欠陥検査方法。 - 【請求項7】 光ディスクをその面に沿って移動する光
ディスク移動手段と、 前記光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾け
て光を照射する投光部と、 前記光ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々
の受光位置で受光する受光部と、 前記受光部より得られる夫々の受光信号を加算する加算
手段と、 前記加算手段より加算された受光信号を所定の閾値で弁
別することにより受光レベルの低下を検出する弁別手段
と、を具備することを特徴とする光ディスク欠陥検査装
置。 - 【請求項8】 前記光ディスク移動手段は、前記光ディ
スクを一定の回転速度で回転駆動するものであり、 前記光ビームの照射位置における光ディスクの走行速度
に反比例した周期のクロック信号を生成するクロック信
号発生手段と、 前記弁別手段の弁別出力に基づいて前記クロック信号発
生手段の出力を計数することによって欠陥の幅を検出す
る欠陥幅検出手段と、を具備することを特徴とする請求
項7記載の光ディスク欠陥検査装置。 - 【請求項9】 前記光ディスク移動手段は、光ビームの
照射位置で光ディスクの走行速度を一定として光ディス
クを駆動するものであり、 前記弁別手段の弁別出力を一定の周期のクロック信号を
計数することによって光ディスクの情報面側の欠陥の幅
を検出する欠陥幅検出手段と、を具備することを特徴と
する請求項7記載の光ディスク欠陥検査装置。 - 【請求項10】 欠陥の生じる位置での前記加算手段の
出力の低下の幅をピーク値として検出するピーク値検出
手段と、 前記ピーク値検出手段により検出されたピーク値に基づ
いて欠陥の傾き角を検出する欠陥傾き角検出手段と、を
具備することを特徴とする請求項7記載の光ディスク欠
陥検査装置。 - 【請求項11】 光ディスクを一定の回転速度で回転駆
動する光ディスク駆動手段と、 前記光ディスクの情報面に垂直な方向より所定角度傾け
て光を照射する投光部と、 前記光ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々
の受光位置で受光する受光部と、 前記受光部より得られる夫々の受光信号を加算する加算
手段と、 前記加算手段より加算された受光信号を所定の閾値で弁
別することにより受光レベルの低下を検出する弁別手段
と、 前記光ビームの照射位置における光ディスクの走行速度
に反比例した周期のクロック信号を生成するクロック信
号発生手段と、 前記弁別手段の弁別出力に基づいて前記クロック信号発
生手段の出力を計数することによって前記光ディスクの
情報面側の欠陥の幅を検出する欠陥幅検出手段と、 欠陥の生じる位置での前記加算手段の出力の低下の幅を
ピーク値として検出するピーク値検出手段と、 前記ピーク値検出手段により検出されたピーク値に基づ
いて欠陥の傾き角を検出する欠陥傾き角検出手段と、 前記欠陥幅検出手段及び欠陥傾き角検出手段の出力に基
づいて欠陥の高さを検出する欠陥高さ検出手段と、を具
備することを特徴とする光ディスク欠陥検査装置。 - 【請求項12】 光ディスクの情報面に垂直な方向より
所定角度傾けて光を照射する投光部と、 前記光ディスクを前記投光部による投光位置で走行速度
が一定となるようにその面に沿って移動する光ディスク
移動手段と、 前記光ディスクより反射される反射光及び回折光を夫々
の受光位置で受光する受光部と、 前記受光部より得られる受光信号を加算する加算手段
と、 前記加算手段より加算された受光を所定の閾値で弁別す
ることにより受光信号レベルの低下を検出する弁別手段
と、 前記弁別手段の弁別出力に基づいて一定周期のクロック
を計数することにより光ディスクの情報面側の欠陥の幅
を検出する欠陥幅検出手段と、 欠陥の生じる位置での前記加算手段の出力の低下の幅を
ピーク値として検出するピーク値検出手段と、 前記ピーク値検出手段により検出されたピーク値に基づ
いて欠陥の傾き角を検出する欠陥傾き角検出手段と、 前記欠陥幅検出手段及び欠陥傾き角検出手段の出力に基
づいて欠陥の高さを検出する欠陥高さ検出手段と、を具
備することを特徴とする光ディスク欠陥検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6804294A JPH07249240A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 光ディスク欠陥検査方法及び光ディスク欠陥検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6804294A JPH07249240A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 光ディスク欠陥検査方法及び光ディスク欠陥検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07249240A true JPH07249240A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=13362355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6804294A Pending JPH07249240A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 光ディスク欠陥検査方法及び光ディスク欠陥検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07249240A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003017268A1 (fr) * | 2001-08-10 | 2003-02-27 | Tdk Corporation | Support d'enregistrement optique et procede de fabrication de ce support |
| US8077580B2 (en) | 2008-04-11 | 2011-12-13 | Hitachi, Ltd. | Optical information recording and reproducing apparatus |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP6804294A patent/JPH07249240A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003017268A1 (fr) * | 2001-08-10 | 2003-02-27 | Tdk Corporation | Support d'enregistrement optique et procede de fabrication de ce support |
| US8077580B2 (en) | 2008-04-11 | 2011-12-13 | Hitachi, Ltd. | Optical information recording and reproducing apparatus |
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