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JPH07263358A - ドープトアモルファスシリコン膜の形成方法およびその形成装置 - Google Patents

ドープトアモルファスシリコン膜の形成方法およびその形成装置

Info

Publication number
JPH07263358A
JPH07263358A JP5578494A JP5578494A JPH07263358A JP H07263358 A JPH07263358 A JP H07263358A JP 5578494 A JP5578494 A JP 5578494A JP 5578494 A JP5578494 A JP 5578494A JP H07263358 A JPH07263358 A JP H07263358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amorphous silicon
silicon film
doping
film
etching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5578494A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Ishikawa
道夫 石川
Noriaki Tani
典明 谷
Kyuzo Nakamura
久三 中村
Atsushi Togawa
淳 戸川
Kazuyuki Ito
一幸 伊東
Yukinori Hashimoto
征典 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP5578494A priority Critical patent/JPH07263358A/ja
Publication of JPH07263358A publication Critical patent/JPH07263358A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大面積の基板に対しても10keV以下の低
エネルギーでイオンをアモルファスシリコン膜中に注
入、拡散させることが出来て、導電率の高いドープトア
モルファスシリコン膜を容易に形成することが出来るド
ープトアモルファスシリコン膜の形成方法並びにそれに
用いる形成装置。 【構成】 エッチングガス雰囲気中でプラズマを発生さ
せ、ドライエッチングにより基板上のアモルファスシリ
コン膜表面の酸化膜を除去した後、該アモルファスシリ
コン膜にイオンドーピングおよびプラズマ処理によりB
イオンまたはPイオンを注入して、P型アモルファスシ
リコンまたはn型アモルファスシリコンのドープトアモ
ルファスシリコン膜を形成する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドープトアモルファス
シリコン膜の形成方法およびその形成装置に関し、更に
詳しくは、薄膜トランジスタ(以下TFTという)のオ
ーミックコンタクト層(n+ アモルファスシリコン、以
下n+ a−Si層という)に用いるドープトアモルファ
スシリコン膜の形成方法およびそれに用いる形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶ディスプレーに使用されてい
るアモルファスシリコン(以下a−Siという)TFT
は、半導体であるa−Si層と配線膜であるAl,T
a,Cr等の金属層との接合部分にオーミックコンタク
トを得るためにPをドーピングした膜厚40〜50nm( 400
〜500 Å)のn+ a−Si層を挟着している。このn+
a−Si層はプラズマCVD(Chemical Vaper Depositi
on) 法を用いてシラン(SiH4 )、水素(H2 )、ホ
スフィン(PH3 )ガスを分解して堆積している。
【0003】一方、工程の簡略化を目的としてPイオン
をa−Si膜上に直接注入してn+a−Si層を形成す
るイオンドーピング法の開発が行われている。このイオ
ンドーピング法によると、完全セルファライン構造のT
FTの作成が可能となり、コストダウン、歩留まり向
上、特性改善が同時に満たされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記イオンドーピング
法はSiウェハ技術と異なり、TFTでは基板サイズが
例えば 360×450mm と大きく、この大面積の基板上のa
−Si膜に均一にイオン注入することが出来る装置が得
られていない。一方、プロセス的にも次のような問題が
ある。イオンドーピング法では10keV以上のエネル
ギーがなければPイオンをa−Si膜にうまく注入さ
せ、拡散させることが出来ない反面、10keV以上の
エネルギーでは同時に注入されるHイオンがa−Si膜
深く注入されてa−Si膜ににダメージを与え、TFT
特性を劣化させてしまう。また、10keV以上のエネ
ルギーを与えるには加速電極を用いてPイオンを加速さ
せる必要がある。
【0005】質量分離によりHイオンを除去してPイオ
ンのみを注入する方法もあるが、装置全体が複雑となる
ばかりではなく、装置自体の価格も高価であり、また、
得られるa−Si膜の品質に均一性が欠ける等、多くの
問題を含んでいる。
【0006】本発明はかかる問題点を解消し、10ke
V以下の低エネルギーでa−Si膜に十分なBイオンま
たはPイオンの注入、拡散を実現することが出来るドー
プトアモルファスシリコン膜の形成方法およびその形成
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解消するための手段】本発明者らはかかる問題
点を解消すべく、鋭意検討した結果、従来のイオンドー
ピング法で、10keV以下のエネルギーではa−Si
膜中に十分なPイオンを注入、拡散させることが出来な
かった理由は、a−Si膜の表面には自然酸化により厚
さ1〜5nm程度の酸化膜が形成されている。その酸化
膜がPイオンの注入に対してバリヤー層として働いたた
めであった。
【0008】従って、この表面の酸化膜を除去して、a
−Si表面を露出した状態でイオンドーピングを行うこ
とにより、10keV以下の低エネルギーでのイオン注
入が可能となることを知見した。
【0009】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
のであり、a−Si膜表面の酸化膜を除去し、その後、
イオンドーピングを行う方法としては、大きく分けて次
のようなプロセスとなる。 1. フッ化水素(HF)のウェット洗浄により表面の酸
化膜を除去した後、真空中でイオン注入を行う。 2. 真空中でイオン注入を行う前に、四フッ化炭素(C
4 )、フッ化窒素(NF3 )、三フッ化メタン(CH
3 )、水素(H2 )のエッチングガス雰囲気中でプラ
ズマを用いてa−Si膜の表面の酸化膜をドライエッチ
ング除去した後、イオン注入を行う。 3. 前記2のプロセスにおいてドライエッチングを独立
した専用のエッチング室で行った後、イオン注入を行
う。その際、エッチング後の基板を一度大気中に取り出
す場合と、真空中で連続して行う場合の二通りが可能で
ある。
【0010】更に詳しくは、本発明のドープトアモルフ
ァスシリコン膜の形成方法は、真空中で基板上のアモル
ファスシリコン膜にB2 6 、またはPH3 のイオンド
ーピングおよびプラズマ処理によりBイオンまたはPイ
オンを注入して、P型アモルファスシリコンまたはn型
アモルファスシリコンのドープトアモルファスシリコン
膜を形成する方法において、該基板上のアモルファスシ
リコン膜へのドーピングおよびプラズマ処理前に、HF
処理によりアモルファスシリコン膜の表面の酸化膜を除
去した後、イオンドーピング処理を行うことを特徴とす
る。
【0011】また、もう一つのドープトアモルファスシ
リコン膜の形成方法は、真空中で基板上のアモルファス
シリコン膜にB2 6 、またはPH3 のイオンドーピン
グおよびプラズマ処理によりBイオンまたはPイオンを
注入して、P型アモルファスシリコンまたはn型アモル
ファスシリコンのドープトアモルファスシリコン膜を形
成する方法において、該基板上のアモルファスシリコン
膜へのドーピングおよびプラズマ処理前に、CF4 、N
3 、CHF3 、H2 等のエッチングガス雰囲気中でプ
ラズマを発生させ、ドライエッチングによりアモルファ
スシリコン膜の表面の酸化膜を除去した後、イオンドー
ピング処理を行うことを特徴とする。
【0012】本発明のドープトアモルファスシリコン膜
の形成装置は、真空排気系と、基板上のアモルファスシ
リコン膜にB2 6 またはPH3 のイオンドーピングお
よびプラズマ処理によりBイオンまたはPイオンを注入
して、P型アモルファスシリコンまたはn型アモルファ
スシリコンを形成するイオンドーピングガス導入系とカ
ソードを備えたドーピング室と、真空排気系と、アモル
ファスシリコン膜へのイオンドーピングおよびプラズマ
処理前に、該膜上の酸化膜をエッチングガス雰囲気中で
プラズマを発生させて除去するエッチングガス導入系と
エッチングカソードを備えたエッチング室とから成るこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記エッチング室と、イオンドーピ
ング室をバルブを介して連設してもよい。
【0014】
【作用】アモルファスシリコン膜にイオンドーピングお
よびプラズマ処理によりBイオンまたはPイオンを注入
すると、注入されたイオンはアモルファスシリコン中に
拡散する。その際、該アモルファスシリコン膜表面に酸
化膜が存在すると、該酸化膜は10keV以下の低エネ
ルギーでは注入されるイオンに対してバリヤー層とな
り、BイオンまたはPイオンをアモルファスシリコン中
に十分に注入、拡散させることが出来ない。また、注入
されたBイオンまたはPイオンは同時に拡散する表面酸
化層の酸素原子(イオン)によって活性化出来ず、その
結果、低抵抗n型またはP型のドープトアモルファスシ
リコン膜しか得られない。
【0015】イオンドーピング法によりアモルファスシ
リコンにイオンをドーピングする前に、膜表面の酸化膜
をHF処理、またはエッチングガス雰囲気中でプラズマ
を発生させてエッチング処理を行うと、酸化膜を除去す
ることが出来て、その後のイオンドーピングを10ke
V以下の低エネルギーでイオンをアモルファスシリコン
中に十分に注入、拡散させることが出来る。
【0016】
【実施例】以下添付図面に従って本発明の実施例を説明
する。
【0017】図1は本発明のドープトアモルファスシリ
コン膜の形成装置の1例を示すもので、図示例はロード
ロック式のドープトアモルファスシリコン膜の形成装置
の説明図であり、該形成装置は、例えばプラズマCVD
法により表面にアモルファスシリコン膜(以下a−Si
膜という)が形成された基板を仕込み、或いは取り出す
仕込取出室1と、基板上のアモルファスシリコン膜表面
の酸化膜を除去するエッチング室2、表面の酸化膜がエ
ッチングにより除去されたa−Si膜にBイオンまたは
Pイオンをイオンドーピングするドーピング室3から構
成されており、バルブ4により仕込取出室1、エッチン
グ室2、ドーピング室3の順で互いに連通されている。
【0018】仕込取出室1を外部の真空ポンプ等の真空
排気系5にバルブ6を介して接続し、該仕込取出室1内
を所定の圧力に設定出来るようにすると共に、内部に基
板7を保持するトレイ8を配置した。そしてトレイ8に
基板7を保持し、仕込取出室1内を真空排気系4により
所定圧力に設定した後、トレイ8により基板7をエッチ
ング室2並びにドーピング室3内に搬送するようにし
た。
【0019】エッチング室2を外部の真空ポンプ等の真
空排気系9にバルブ10を介して接続し、該仕込取出室
1内を所定の圧力に設定出来るようにすると共に、該エ
ッチング室2内に仕込取出室1よりトレイ8で搬送され
たきた基板7に対向する位置にエッチングカソード11
を配置し、該エッチングカソード11に高周波電源12
を接続した。また、エッチング室2内にガス導入系13
を介してガス供給源14を接続し、該ガス導入系13よ
り例えばフッ化窒素(NF3 )のエッチングガスを調節
弁15で流量を調節しながら導入し、エッチング室2内
をエッチングガス雰囲気にすると共に、高周波電源12
よりエッチングカソード11に高周波電力を印加し、プ
ラズマを発生させて基板7上のa−Si膜の表面をエッ
チングするようにした。
【0020】ドーピング室3を外部の真空ポンプ等の真
空排気系16にバルブ17を介して接続し、該ドーピン
グ3室内を所定の圧力に設定出来るようにすると共に、
該トッピング室3内にエッチング室2よりトレイ8で搬
送されたきた基板7の背面側に基板7を所定温度に加熱
する例えばシースヒーターから成る加熱装置18を配置
し、また、基板7に対向する位置にカソード19を配置
し、該カソード19に高周波電源20を接続した。ま
た、ドーピング室3内にドーピングガス導入系21を介
してガス供給源22を接続し、該ガス導入系21より例
えばホスフィン(PH3 )のドーピングガスを調節弁で
流量を調節しながら導入し、ドーピング室3内をドーピ
ングガス雰囲気にすると共に、高周波電源20よりカソ
ード19に高周波電力を印加し、プラズマを発生させて
基板7上のa−Si膜に例えばリン(P)イオンをドー
ピングにより注入するようにした。図示例ではガス導入
系21を分岐し、一方の分岐系21aに調節弁23aを
介して不活性ガス(例えばアルゴンガス)のガス供給源
22aを接続し、他方の分岐系21bに圧調節弁23b
を介してドーピングガス(例えばホスフィン[P
3 ])のガス供給源22bを接続した。
【0021】次に、図1装置を用いて本発明のドープト
アモルファスシリコン膜の形成方法の具体的実施例につ
いて説明する。
【0022】実施例1 先ず、大きさ300mm ×400mm ×厚さ1.1mm のガラス(コ
ーニング社製、商品名7059)から成る基板7にプラズマ
CVD法により膜厚100nm (1000Å)のアモルファスシ
リコン膜(以下a−Siという)を成膜したものを用意
した。
【0023】次に、基板7を仕込取出室1内のトレイ8
に保持すると共に、各バルブ4を閉弁した後、各真空排
気系5,9,16の作動により仕込取出室1、エッチン
グ室2、ドーピング室3の各室内の圧力を夫々 6.7×10
-3Pa( 5×10-5Torr)に設定した。
【0024】続いて、仕込取出室1とエッチング室2と
の間のバルブ4を開弁し、トレイ8を仕込取出室1より
エッチング室2内に移動させて、基板7をエッチング室
2内の所定位置に維持すると共に、仕込取出室1とエッ
チング室2との間のバルブ4を閉弁した。
【0025】そして、エッチング室2内にガス導入系1
3のガス供給源14よりエッチングガスとしてフッ化窒
素(NF3 )を流量30sccmで導入してエッチング室2内
を圧力40Pa( 0.3Torr)のエッチングガス雰囲気にする
と共に、高周波電源12よりエッチングカソード11に
高周波電力1000Wを印加してプラズマを発生させ、3分
間のエッチング処理を行って、基板7上のa−Si膜表
面の酸化膜を除去した。
【0026】次に、表面の酸化膜を除去した後、エッチ
ング室2内のエッチングガスを真空排気系9によりエッ
チング室2外に排出しながら、エッチング室2内の圧力
を 6.7×10-3Pa( 5×10-5Torr)に設定すると共に、エ
ッチング室2とドーピング室3との間のバルブ4を開弁
し、トレイ8をエッチング室2よりドーピング室3内に
移動させて、基板7をドーピング室3内の所定位置に維
持すると共に、エッチング室2とドーピング室3との間
のバルブ4を閉弁した。
【0027】そして、加熱装置18により基板7を温度
250℃に加熱し、基板7が所定温度に達した時点で、ド
ーピング室3内にガス導入系21のガス供給源22aよ
りアルゴン(Ar)ガスを、ガス供給源22bよりホス
フィン(PH3 )を夫々の流量を調節しながらアルゴン
(Ar)希釈の5%ホスフィン(PH3 )のドーピング
ガスを流量500sccm で導入して分圧 2Pa( 1.5×10-2To
rr)のドーピングガス雰囲気にすると共に、高周波電源
20よりカソード19に高周波電力1000W を印加してプ
ラズマを発生させ、ドーピング時間を種々変えて基板7
上のa−Si膜にPイオンを注入させて、n型のドープ
トアモルファスシリコン膜を形成した。
【0028】尚、ドーピング時のドーピング室3内の圧
力は40Pa( 0.3Torr)とした。
【0029】次に、a−Si膜中にPイオンをドーピン
グした後、ドーピング室3内のドーピングガスを真空排
気系16によりドーピング室3外に排出しながら、ドー
ピング室3内の圧力を 6.7×10-3Pa( 5×10-5Torr)に
設定すると共に、各バルブ4を開弁し、トレイ8をドー
ピング室3よりエッチング室2を経て仕込取出室1内に
移動させて、各バルブ4を閉弁した後、基板7を仕込取
出室1より取出した。
【0030】そして形成されたn型のドープトアモルフ
ァスシリコン膜のドーピング処理時間毎の導電率を調
べ、その結果を図2にプロット(黒丸印)した。
【0031】尚、導電率はドープトアモルファスシリコ
ン膜の膜厚100nm (1000Å)として計算した。
【0032】また、本実施例で用いた基板上のa−Si
膜表面に存在する酸化膜の厚さ(エッチング処理前)を
AES分析したところ4nm (40Å)であった。
【0033】実施例2 ドーピング時の基板7温度を室温(25℃)とした以外
は前記実施例1と同様の方法で、Pイオンをドーピング
したn型のドープトアモルファスシリコン膜を形成し
た。
【0034】そして形成されたn型のドープトアモルフ
ァスシリコン膜のドーピング処理時間毎の導電率を調
べ、その結果を図2にプロット(黒三角印)した。
【0035】比較例1 仕込取出室1内のトレイ8に基板7を保持した後、基板
7上のa−Si膜にエッチング処理を施すことなく、該
基板7を直接ドーピング室3内に搬送し、直ちにイオン
ドーピングを行った以外は前記実施例1と同様の方法
で、Pイオンをドーピングしたn型のドープトアモルフ
ァスシリコン膜を形成した。
【0036】そして形成されたn型のドープトアモルフ
ァスシリコン膜のドーピング処理時間毎の導電率を調
べ、その結果を図2にプロット(白丸印)した。
【0037】図2から明らかなように、エッチング処理
を行った後、ドーピング処理を行った実施例1,2のド
ープトアモルファスシリコン膜は導電率が増加し、特に
エッチング処理後、基板温度 250℃で 5分間のドーピン
グ処理を行った場合、導電率は10-4(Ω・cm)-1台ま
で増加したのに対し、エッチング処理を施さない比較例
1の場合は、温度 250℃で 5分間のドーピング処理を行
ってもドープトアモルファスシリコン膜の導電率は10-8
(Ω・cm)-1台までしかならなかった。
【0038】従って、本発明の実施例はa−Si膜表面
に形成されている酸化膜が除去され、ドーピングしたP
イオンが膜中に注入、拡散されたドープトアモルファス
シリコン膜を形成できることが確認された。
【0039】また、アモルファスシリコン膜表面へのエ
ッチングと、イオンドーピング時の温度がイオンのドー
ピングに大きく影響することが分かる。
【0040】実施例3 ドーピング時にカソード19に印加する高周波電力を25
0W、500W、750W、1000W とし、ドーピング時間を5分間
とし、基板温度を250℃とした以外は前記実施例1と
同様の方法でエッチング(3分間)並びにドーピングを
行い、形成されたn型のドープトアモルファスシリコン
膜の各高周波電力毎のセルフバイアス(VDC)を測定
し、その結果を図3にプロット(黒丸印)した。
【0041】図3から明らかなように、カソード19に
印加する高周波電力の増加はa−Si膜への注入イオン
量だけではなく、セルフバイアスも増加してa−Si膜
への打込みエネルギーが増加していることが分かる。
【0042】実施例4 ドーピング時にカソード19に印加する高周波電力を25
0W、500W、750W、1000W とし、ドーピング時間を5分間
とし、基板温度を 250℃とした以外は前記実施例1と同
様の方法でエッチング(3分間)並びにドーピングを行
い、形成されたn型のドープトアモルファスシリコン膜
の各高周波電力毎の導電率を測定し、その結果を図4に
プロット(黒丸印)した。
【0043】図4から明らかなように、カソード19に
印加する高周波電力の増加に伴い導電率も増加すること
が分かる。
【0044】実施例5 エッチング条件を、エッチングガス:フッ化窒素(NF
3 )、流量:30sccm、エッチング室内圧力:40Pa(0.3T
orr )、カソードへの高周波電力:1000W 、エッチング
時間を種々変化、また、ドーピングおよびプラズマ条件
を、ドーピングガス:アルゴン(Ar)希釈 5%ホスフ
ィン(PH3 )、流量:500sccm 、ドーピング室内圧
力:53Pa(0.4Torr )、基板温度: 250℃、カソードへ
の高周波電力: 800W、ドーピングおよびプラズマ時
間: 5分間、とした以外は前記実施例1と同様の方法で
n型のドープトアモルファスシリコン膜を形成し、形成
されたn型のドープトアモルファスシリコン膜のエッチ
ング時間毎の導電率を調べ、その結果を図5にプロット
(黒丸印)した。
【0045】図5から明らかなように、エッチングを行
わなかったn型のドープトアモルファスシリコン膜の導
電率は 8×10-8(Ω・cm)-1であったが、3分間のエ
ッチング処理により導電率が 7×10-4(Ω・cm)-1
で変化することが分かる。また、エッチング時間が2分
間以上で導電率はほぼ飽和状態になることが分かる。
【0046】図2ないし図5から明らかなように、a−
Si膜表面の酸化膜を除去することにより、10keV以
下の低エネルギーでa−Si膜中にイオンを十分に打込
み、即ち注入、拡散させることが可能であり、しかも基
板を温度 250℃に保つことで、イオンを注入させながら
アモルファスシリコン膜中にイオンを拡散させて導電率
を増加させ得ることが分かる。
【0047】また、前記実施例1〜5、比較例1で用い
たa−Si膜表面の酸化膜の厚さ(AES分析)は4nm
(40Å)であり、従って、エッチング処理は2分間行え
ばa−Si膜表面の酸化膜を確実にエッチングし、除去
出来ることが分かる。
【0048】従って、a−Si膜表面の酸化膜を除去す
ることにより、非常に低いエネルギーでも膜中にイオン
を十分に打ち込みが可能であり、更に基板温度を 250℃
程度に保つことで、イオンが注入されながら膜内部まで
拡散されて行き、導電率が増加することが分かる。
【0049】実施例6 エッチング条件を、エッチング
ガス:フッ化窒素(NF3 )、流量:30sccm、エッチン
グ室内圧力:40Pa( 0.3Torr)、カソードへの高周波電
力:1000W、エッチング時間: 3分間、また、ドーピン
グおよびプラズマ条件を、ドーピングガス:アルゴン
(Ar)希釈 5%ジボラン(B2 6 )、流量:500scc
m 、ドーピング室内圧力:53Pa(0.4Torr )、基板温
度: 250℃、カソードへの高周波電力:1000W、ドーピ
ングおよびプラズマ時間: 5分間、とした以外は前記実
施例1と同様の方法でP型のドープトアモルファスシリ
コン膜を形成し、形成されたP型のドープトアモルファ
スシリコン膜の導電率を調べたところ、 3.5×10-6(Ω
・cm)-1であった。
【0050】実施例7 エッチング条件を、エッチングガス:フッ化窒素(NF
3 )、流量:30sccm、エッチング室内圧力:40Pa( 0.3
Torr)、カソードへの高周波電力:1000W、エッチング
時間: 3分間、また、ドーピングおよびプラズマ条件
を、ドーピングガス:アルゴン(Ar)希釈 5%ジボラ
ン(B2 6 )、流量:500sccm 、ドーピング室内圧
力:53Pa(0.4Torr )、基板温度:室温、カソードへの
高周波電力:1000W、ドーピングおよびプラズマ時間:
5分間、とした以外は前記実施例1と同様の方法でP型
のドープトアモルファスシリコン膜を形成し、形成され
たP型のドープトアモルファスシリコン膜の導電率を調
べたところ、 1.2×10-7(Ω・cm)-1であった。
【0051】比較例2 エッチング処理を行わず、ドーピングおよびプラズマ条
件を、ドーピングガス:アルゴン(Ar)希釈 5%ジボ
ラン(B2 6 )、流量:500sccm 、ドーピング室内圧
力:53Pa(0.4Torr )、基板温度: 250℃、カソードへ
の高周波電力:1000W、ドーピングおよびプラズマ時
間: 5分間、とした以外は前記実施例1と同様の方法で
P型のドープトアモルファスシリコン膜を形成し、形成
されたP型のドープトアモルファスシリコン膜の導電率
を調べたところ、 8.2×10-9(Ω・cm)-1であった。
【0052】実施例8〜16 エッチング条件およびドーピングおよびプラズマ条件を
表1とした以外は前記実施例1と同様の方法でn型また
はP型ドープトアモルファスシリコン膜を形成した。
【0053】そして、形成されたn型またはP型ドープ
トアモルファスシリコン膜の導電率を調べ、その結果を
表1に示した。
【0054】
【表1】
【0055】実施例17 エッチング室2でエッチング処理によりa−Si膜表面
の酸化膜を除去した後、基板をエッチング室2より一旦
取り出して、大気中に2時間放置した後、a−Si膜へ
のドーピングおよびプラズマ処理のために基板をドーピ
ング室3内に搬入した以外は前記実施例1と同様の方法
でn型のドープトアモルファスシリコン膜を形成した。
【0056】形成されたn型のドープトアモルファスシ
リコン膜の導電率を調べたところ、ドーピングおよびプ
ラズマ時間が2分間の場合は 5×10-5(Ω・cm)-1
あり、また、ドーピングおよびプラズマ時間が5分間の
場合は 8×10-5(Ω・cm)-1であった。
【0057】実施例18 エッチング室2でエッチング処理によりa−Si膜表面
の酸化膜を除去した後、基板をエッチング室2より一旦
取り出して、大気中に2時間放置した後、a−Si膜へ
のドーピングおよびプラズマ処理のために基板をドーピ
ング室3内に搬入し、ドーピングおよびプラズマ時の基
板温度を室温とした以外は前記実施例1と同様の方法で
n型のドープトアモルファスシリコン膜を形成した。
【0058】形成されたn型のドープトアモルファスシ
リコン膜の導電率を調べたところ、ドーピングおよびプ
ラズマ時間が2分間の場合は 1×10-8(Ω・cm)-1
あり、また、ドーピングおよびプラズマ時間が5分間の
場合は 1.4×10-7(Ω・cm)-1であった。
【0059】前記各実施例はa−Si膜表面の酸化膜の
除去をエッチングガス雰囲気中でプラズマを発生させな
がら行ったが、a−Si膜表面の酸化膜の除去をフッ化
水素(HF)雰囲気中で行った実施例について下記に示
す。
【0060】実施例19 バッファーフッ酸溶液(1:20)を用いて室温(25
℃)にて30秒間エッチングを行い、a−Si膜表面の
酸化膜のエッチングを行い、その後純水洗浄を施し、乾
燥した後、実施例1と同様の方法によりPH3 をドーピ
ングした結果、形成されたn型アモルファスシリコン膜
の導電率は 1.2×10-5(Ω/cm)-1であった。
【0061】実施例20 実施例19と同一の処理法によりa−Si膜表面の酸化
膜の除去を行い、その後、実施例2と同様の方法により
PH3 をドーピングした結果、形成されたn型アモルフ
ァスシリコン膜の導電率は 2.4×10-7(Ω・cm)-1
あった。
【0062】実施例21 実施例19と同一の処理法によりa−Si膜表面の酸化
膜の除去を行い、その後、実施例6と同様の方法により
2 6 をドーピングした結果、形成されたP型アモル
ファスシリコン膜の導電率は 1.2×10-7(Ω・cm)-1
であった。
【0063】実施例22 実施例19と同一の処理法によりa−Si膜表面の酸化
膜の除去を行い、その後、実施例7と同様の方法により
2 6 をドーピングした結果、形成されたP型アモル
ファスシリコン膜の導電率は 9.3×10-8(Ω・cm)-1
であった。
【0064】前記実施例1ではドーピング時の基板温度
を 250℃としたが、基板温度について種々実験を繰り返
し行った結果、その上限は 300℃であった。
【0065】また、ドーピング時の基板温度を 200℃以
下の低い温度としてドーピング処理を行い、その後、 2
50〜300 ℃でアニールすることにより、基板温度 250℃
と同等の導電率が得られた。
【0066】また、前記実施例ではa−Si膜表面の酸
化膜を除去した後、該a−Si膜にBイオンまたはPイ
オンを注入し、拡散させたが、a−Si膜に代えてポリ
シリコン膜(Poly Si膜)を用い、該ポリシリコン膜
表面の酸化膜を除去した後、該ポリシリコン膜にBイオ
ンまたはPイオンを注入し、拡散させることも出来る。
この場合、基板を温度 400℃程度まで昇温させてドーピ
ング処理を行う方がよい。
【0067】前記の如く本発明では、a−Si膜へのB
イオンまたはPイオンの注入、拡散の際に高電圧のイオ
ン注入装置を用いないため、10keV以下の低エネル
ギーでイオンをアモルファスシリコン膜中に注入、拡散
させることが出来るので、大面積の基板に対しての処理
が極めて有利である。また、本発明装置は既存のプラズ
マCVD装置に僅かな改良でよいため、量産機の作製の
際に、システムとしての信頼性が大きい。
【0068】
【発明の効果】本発明のドープトアモルファスシリコン
膜の形成方法によるときは、アモルファスシリコン膜へ
のイオン注入の前に、アモルファスシリコン膜表面の酸
化膜をエッチング処理により除去するようにしたので、
10keV以下の低エネルギーでイオンをアモルファス
シリコン膜中に注入、拡散させることが出来るから、大
面積の基板に対してもイオンドーピングが確実に行え
て、導電率の高いドープトアモルファスシリコン膜を容
易に形成することが出来る効果がある。
【0069】また、本発明のドープトアモルファスシリ
コン膜の形成装置によるときは、大面積の基板に対して
も10keV以下の低エネルギーでイオンをアモルファ
スシリコン膜中に注入、拡散させることが出来て、導電
率の高いドープトアモルファスシリコン膜を容易に形成
することが出来る形成装置を提供することが出来る効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドープトアモルファスシリコン膜の
形成装置の1例の説明線図、
【図2】 本発明のドープトアモルファスシリコン膜の
形成方法の実施例および比較例におけるドーピングおよ
びプラズマ処理時間と導電率との関係を示す特性値図、
【図3】 本発明の実施例3におけるドーピングおよび
プラズマ処理時の高周波電力とセルフバイヤスとの関係
を示す特性値図、
【図4】 本発明の実施例4におけるドーピングおよび
プラズマ処理時の高周波電力と導電率との関係を示す特
性値図、
【図5】 本発明の実施例5におけるエッチング時のエ
ッチング処理時間と導電率との関係を示す特性値図。
【符号の説明】
2 エッチング室、 3 ドーピング室、 4
バルブ、7 基板、 9,16 真
空排気系、11 エッチングカソード、 12,2
0 高周波電源、13,21 ガス導入系、
19 カソード。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C23C 16/50 C23F 4/00 C 8417−4K H01L 21/265 21/306 (72)発明者 戸川 淳 千葉県山武郡山武町横田523 日本真空技 術株式会社千葉超材料研究所内 (72)発明者 伊東 一幸 千葉県山武郡山武町横田523 日本真空技 術株式会社千葉超材料研究所内 (72)発明者 橋本 征典 千葉県山武郡山武町横田523 日本真空技 術株式会社千葉超材料研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空中で基板上のアモルファスシリコン
    膜にB2 6 、またはPH3 のイオンドーピングおよび
    プラズマ処理によりBイオンまたはPイオンを注入し
    て、P型アモルファスシリコンまたはn型アモルファス
    シリコンのドープトアモルファスシリコン膜を形成する
    方法において、該基板上のアモルファスシリコン膜への
    ドーピングおよびプラズマ処理前に、HF処理によりア
    モルファスシリコン膜の表面の酸化膜を除去した後、イ
    オンドーピング処理を行うことを特徴とするドープトア
    モルファスシリコン膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 真空中で基板上のアモルファスシリコン
    膜にB2 6 、またはPH3 のイオンドーピングおよび
    プラズマ処理によりBイオンまたはPイオンを注入し
    て、P型アモルファスシリコンまたはn型アモルファス
    シリコンのドープトアモルファスシリコン膜を形成する
    方法において、該基板上のアモルファスシリコン膜への
    ドーピングおよびプラズマ処理前に、CF4 、NF3
    CHF3、2 等のエッチングガス雰囲気中でプラズマ
    を発生させ、ドライエッチングによりアモルファスシリ
    コン膜の表面の酸化膜を除去した後、イオンドーピング
    処理を行うことを特徴とするドープトアモルファスシリ
    コン膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 真空排気系と、基板上のアモルファスシ
    リコン膜にB2 6またはPH3 のイオンドーピングお
    よびプラズマ処理によりBイオンまたはPイオンを注入
    して、P型アモルファスシリコンまたはn型アモルファ
    スシリコンを形成するイオンドーピングガス導入系とカ
    ソードを備えたドーピング室と、真空排気系と、アモル
    ファスシリコン膜へのイオンドーピングおよびプラズマ
    処理前に、該膜上の酸化膜をエッチングガス雰囲気中で
    プラズマを発生させて除去するエッチングガス導入系と
    エッチングカソードを備えたエッチング室とから成るこ
    とを特徴とするドープトアモルファスシリコン膜の形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記エッチング室と、イオンドーピング
    室はバルブを介して連設したことを特徴とする請求項第
    3項記載のドープトアモルファスシリコン膜の形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1096552A4 (en) * 1998-06-08 2001-11-07 Applied Materials Inc METHOD FOR ION IMPLANTATION
JP2008103754A (ja) * 2007-12-10 2008-05-01 Tadahiro Omi 真空排気系用バルブの使用方法

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