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JPH07263646A - 強誘電体ダイオード素子、並びにそれを用いたメモリー装置、フィルター素子及び疑似脳神経回路 - Google Patents

強誘電体ダイオード素子、並びにそれを用いたメモリー装置、フィルター素子及び疑似脳神経回路

Info

Publication number
JPH07263646A
JPH07263646A JP6055951A JP5595194A JPH07263646A JP H07263646 A JPH07263646 A JP H07263646A JP 6055951 A JP6055951 A JP 6055951A JP 5595194 A JP5595194 A JP 5595194A JP H07263646 A JPH07263646 A JP H07263646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferroelectric
current
voltage
diode element
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6055951A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Watabe
行男 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP6055951A priority Critical patent/JPH07263646A/ja
Publication of JPH07263646A publication Critical patent/JPH07263646A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体層上に強誘電体層を積層して、これら
の層上に1対の電極を形成してなるダイオード素子であ
って、強誘電体薄膜をよぎって該半導体層に流れる非ト
ンネル性の電流電圧特性が0℃以上でヒステリシスを有
する強誘電体ダイオード素子。 【効果】 本発明によれば、単純な構成で、神経疑似素
子や高集積化の容易なメモリー素子を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強誘電体ダイオード素
子に関し、強誘電体を用いたダイオードの電流電圧特性
に見い出されたヒステリシスを利用する素子に関する。
また、この素子のメモリー素子としての構成法、疑似神
経回路に於けるシナプス素子、及び学習可能なフィルタ
ー素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、脳の働きを模倣するコンピュータ
ーの研究が盛んである。学習における脳の働きを電気回
路としてみると、一定の刺激を与えられた素子の情報が
選択的に抽出されることが大きな特徴と言われている。
脳内で神経細胞はシナプスにより互いに結合されてい
る。学習での選択性の増加は、刺激を与えることによ
り、シナプスが特定の1対の神経細胞間の情報、即ち電
流伝達が増加することにより起こると言われている。さ
らに、シナプスは長い間刺激が加えられないと、この選
択性を減少または失うと言われるが、このような忘却性
も脳の働きとして重要であることが分かってきている。
このような複雑な脳内の組織の働きを模倣することは、
複数の素子や複雑な回路を用いて初めて可能である。
【0003】また、現在用いられている固体メモリーの
主流はDRAMであり、FETとキャパシターから構成
させれ、キャパシターに蓄えられた電荷を放出させ電流
として読み出す。一方、超伝導酸化物を用いての素子化
研究や、伝導性ペロブスカイト酸化物を誘電体に組み合
わせて素子化する研究開発が近年盛んになされている。
このような伝導性酸化物としては、YBa2Cu37
(La,Sr)2CuO4,(La,Sr)MnOn3
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、適度
の忘却性を持ったシナプス模倣素子を単純な構成で作製
することは出来ず、このため集積度、生産性が低く、実
用性に乏しかった。また、単純な素子だが極低温でない
とこの様な動作ができないという問題があった。例え
ば、田村らは、極低温で、BaTiO3薄膜の分極状態
によりバンドの曲がりが変わるため、BaTiO3をト
ンネルする電流の大きさが変わることを発表している
(第40回応用物理学会予稿集125頁1993年春季)。
【0005】また、DRAMでは、高集積化に伴い素子
構造と配線が複雑となり、特に、高集積化してもキャパ
シターの容量を低下できないので、立体構造を持ったキ
ャパシターを用いて実効面積を大きくしたり、SiO2
に代えて誘電率の大きい絶縁体を用いる努力が続けられ
ている。このため、生産コストの急増が問題となってい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、半導体層の
上に形成された強誘電体薄膜をよぎってある一定以上の
電流を流すと、電流電圧特性が著しく変化することを見
出した。この効果は数分程度保持され、長時間立つと見
られなくなることも分かった。このような現象は、まさ
にシナプスそのものである。
【0007】また、DRAMと別の原理からなる、より
単純で集積度の高いメモリーにも応用すべく、さらに、
検討を重ねた。上記の現象の保持時間は、DRAMで行
なわれているリフレッシュ周期である通常1ミリ秒程度
に比べ十分長いので、DRAMと同様のリフレッシュを
行なうことによりメモリー保持を行なうことに考え至っ
た。
【0008】本発明の要旨は、半導体層上に強誘電体層
を積層し、これを1対の電極で挟んで構成されたダイオ
ード素子であって、該電極間に0℃以上で動作電圧より
大な電圧を印加して過大な電流を流すことにより低抵抗
状態となることを特徴とする強誘電体ダイオード素子に
存する。図1(a),(b)及び(c)は夫々、本発明
のダイオード素子の構成を示す断面図である。図1
(a)は、半導体基板上2に強誘電体層1を積層した
例、図1(b)は、基板3上の半導体層2上に強誘電体
層1を積層した例、図1(c)は基板3上に電極4を積
層し、この上に強誘電体層1、半導体層2の順に積層し
た例を示す。素子の作製の容易な点から、図1(b),
(c)に示すように、半導体薄膜層2を基板3上に直接
または強誘電体層1を介して設けた素子構成が好まし
い。
【0009】本素子の動作原理は、強誘電体層1と半導
体層2からなるダイオード構造の電極4,5間に電圧を
印加すると、この時流れた電流が大きい程、またその時
間が長い程、この直後にダイオードの電気抵抗が低くな
ることにある。図2(a)及び(b)は、図1の本発明
のダイオード素子の電流電圧特性を示す図であり、横軸
は電圧、縦軸は電流を示す。図2(a)は、順次大きな
正電圧を印加し、次に順次ゼロに戻し、順次大きな負の
電圧を印加し、最後に順次ゼロに戻した場合の電圧電流
特性である。この時、ヒステリシスが現われ、戻りの電
流値が初めの電流値より大きい。さらに、図2(b)で
は電極4,5間に動作電圧より大な電圧を印加して過大
な電流、通常10-5〜10-3A/cm2を流した直後、
この電圧より小さい動作電圧、典型的にはその1/10
0から1/2の動作電圧を加えて、その電流値(図中、
実線で示される。)を測定すると、何もしなかった状態
(図中、破線で示される。)に比べ大きい。この低抵抗
状態は、通常、一定の極性方向であり、反対の極性では
抵抗の変化は少ない。また、低抵抗状態の保持時間は、
現在のところ、1分程度である。これは、DRAMでの
リフレッシュ時間に比べ十分長いので、DRAM型のメ
モリー構成が可能となる。
【0010】本素子と類似の現象は、一般に絶縁破壊に
付随してよく見られる現象である。しかし、本素子で
は、上述の特性が繰り返し再現性よく現われることが希
な点である。書き込み電流とその通電時間が小さ過ぎる
と状態変化が小さく読み出しの信号が小さくなる。しか
し、繰り返し測定しても素子特性が変わらない特徴を維
持するためには、書き込み時に電流を流し過ぎて、完全
に絶縁破壊させないように、印加電圧と時間を設定す
る。
【0011】また、本素子は、DRAMのように静電容
量を記憶担体とするのでなく、電流が通る部分があれば
素子となり得るので、断面を100nm2以下にするこ
とも可能であり、超高密度の集積が可能である。また、
書き込みは、電界強度で決まり、オーダーとして100
kV/cm程度である。このため、均一な強誘電体層が
形成できる限り、膜厚を薄くすることにより、書き込み
電圧を数ボルト以下、100nm以下の膜厚では1ボル
ト以下にすることも可能である。さらに、記憶保持時間
も、より不純物を除くことや、素子断面積を小さくする
ことによって長時間化すると考えられる。
【0012】本素子の動作原理は、まだ十分解明されて
いないが、書き込み時に大きな電流を流す際、半導体層
と強誘電体層の界面にキャリヤが注入され、これが、強
誘電体層内の微小分極域に捕獲され、トラップ準位を形
成し電気伝導度の高い層を形成性するためではないかと
考えられる。このため、記憶保持時間は、この分極域の
誘電緩和時間が長い程、これに伴う注入キャリヤの捕獲
時間が長い程長くなると考えられる。また、この現象
は、厚い強誘電体層でも見られ、トンネル電流とは異な
る温度依存性を示すので、強誘電体層内の欠陥や分極域
を伝わる電流に関係するものと考えられる。
【0013】強誘電体に接する導電体に半導体を用いる
のは、上述のように本ダイオードでヒステリシスが見ら
れる原因が、これらの層と強誘電体の界面での電子また
はホールの捕獲現象等であると想定され、金属的伝導で
なく、キャリヤの少ない材料が好ましいと考えられるた
めである。このような材料は、Si,アモルファスシリ
コン,テルル,インジウム酸化物など容易に薄膜が形成
しやすい半導体でもよい。また、これらの界面で強誘電
体に制御されるキャリヤ以外の寄与を減らすためには、
シリコンのように高結晶性のものを用いることも好まし
い。特に、ペロブスカイト構造を有する強誘電性酸化物
を強誘電体層として用いる場合、シリコン以外にペロブ
スカイト構造の半導性または導電性酸化物薄膜を伝導性
薄膜として、強誘電体をエピタキシャル成長させ界面準
位を減らすのが好適である。
【0014】このようなペロブスカイト構造の半導性ま
たは導電性酸化物としては、YBa 2Cu37,(L
a,Sr)2CuO4,(Nd,Ce)2CuO4 ,(L
n,M)TmO3 (Ln:希土類金属,M:アルカリ土
類金属,Tm:3d遷移金属)が例示できる。半導体の
ペロブスカイト構造の酸化物半導体及び導電体を例示す
ると、銅酸化物で超伝導体構造をとるペロブスカイト酸
化物:LnBa2Cu35. 5+x (Ln=Y,Gd,S
m,Nd,Eu等の3価の希土類金属元素から選ばれる
少なくとも1種の元素、0<x<0.8,Ln=Prの
場合、0<x<1.5)、Bi2Sr2(Ca1-yLny
n-1Cun6+2n+d(0<d<1,n=1〜3,Ln=
Y,Nd等の希土類金属元素,y=0.5〜1),Ln
2-zzCuO4-d(0<d<0.2,z=0〜0.0
5、好ましくは0〜0.01,M=Sr,Ca,Ba,
CeまたはLn,Ln=La,Pr,Nd,Sm,E
u,Gd等の希土類金属元素、典型例としてはLa2-z
SrzCuO4,Pr2-xCexCuO4)が例示できる。
さらに、これらの材料でCuを他の周期表7族〜10族
遷移金属、例えばFe,Ni,Co,Mn等、特にはF
e,Ni,Coで部分置換または全置換した材料を用い
てもよい。この具体例としては、YBa2Cu2Co
7,Bi2 n+1Con6+2n+d(0<d<1,n=1,
2,M=Ca,Sr,Ba),La2- zSrzCoO
4(z=0〜0.5),La2-zSrzNiO4(z=0〜
0.5),Nd2-zSrzNiO4(z=0〜0.5)が
挙げられる。
【0015】また、銅酸化物超伝導体類似物以外の導電
性ペロブスカイト酸化物としては、一般式Ln1-xx
3 (Ln=希土類金属元素(La,Ce,Pr,N
d,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu,Y)から選ばれる少なくとも一種、M
=Mg,Ca,Sr,Baから選ばれる少なくとも一
種、T=遷移金属元素:Ti,V,Cr,Mn,Fe,
Co,Ni,Cu等、x=0〜固溶限界、通常0.4程
度迄)で示されるものが挙げられる。具体例としては、
La1-xSrxTiO3(x=0〜1),La1-xSrx
3(x=0〜0.4),La1-xxCrO3(M=M
g,Sr,Ba,x=0〜0.2),La1-xxMnO
3(M=Ca,Sr,Ba,x=0〜0.2),La1-x
xFeO3(M=Sr,Ba,x=0〜0.4),La
1-xxCoO3(M=Sr,Ba,x=0〜0.2),
La0.85Ba0.15Cr1-xFeO3(x=0〜1),La
0.85Ba0. 15Mn1-xCrx3 (x=0〜1),La
0.85Ba0.15Mn1-xFex3 (x=0〜1),La
0.850.15Mn1-xFex3,LaCo1-xMnx3(x
=0〜0.1)、更に遷移金属Tの一部または全部をN
b,Ta,Mo,Wで置換したもの、例えば、LnFe
1-xMox3 (x=0〜0.25,Ln=La,Pr,
Nd,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,T
m,Yb,Lu,Y),LaCo1-xx3,LnCo
1-xMox3,LaNi1-xx3,LaNi1-xMo x
3(x=0〜0.25)が挙げられる。
【0016】特に、図1(c)のような構造では、半導
体層は、前述の半導体に加え、より低温で成膜可能なカ
ルコゲナイドを含む半導体やアモルファスSi等を用い
ることができる。これらの膜厚は、通常10〜5000
オングストロームであり、好ましくは50〜1000オ
ングストロームである。また、本ダイオードに用いられ
る強誘電体薄膜としては、ペロブスカイト構造を有する
酸化物、または、強誘電性を持つ高分子、または、Ba
MgF4のようなフッ化物が例示できる。ペロブスカイ
ト構造を有する強誘電性酸化物としては、BaTi
3,LiNbO3,KNbO3,YMnO3,Bi3Ti4
12,PbTiO3,PbTi1-xZrx3、また一般式
(Pb,La)(Ti,Zr)O3で示される酸化物等
が例示できる。特に、極薄膜化しても、強誘電性を保持
する上記のPbとTiを含む酸化物が好適である。膜厚
を選ぶ基準は、十分弱い電圧に対して本ダイオードの特
性が絶縁性を示すことである。このため強誘電体の絶縁
性を壊さない程度に膜厚を大きくとることが重要であ
る。これらの膜厚は、通常10〜5000オングストロ
ームであり、好ましくは100〜2000オングストロ
ームである。
【0017】本発明に用いられる電極用電気伝導薄膜と
しては、Cu,Al,Au,Ag,Pt,Pd,Ti,
Niなどの金属薄膜及びその合金または積層膜が挙げら
れる。また、インジウムスズ酸化物(ITO)やRuO
2等の酸化物を用いてもよい。特に、図1(c)の構造
での電極4には、強誘体層と反応しないことが重要であ
り、前述のペロブスカイト導電性酸化物で電気伝導度の
高い組成、例えば、La0.5Sr0.5CoO3等を用いた
り、または、RuO2を用いたり、反応性の少ない白金
が強誘電体層に接するようにしたPt(またはPd)と
Ti,Ni等の積層膜が用いられる。これらの膜厚は、
通常100〜10000オングストロームであり、好ま
しくは1000〜3000オングストロームである。
【0018】これらの積層膜は公知の、スパッター蒸着
法やレーザー蒸着法等の物理蒸着法やMO−CVD等の
化学蒸着法、ゾルゲル法などにより作製できる。基板と
しては、Siやサファイヤの単結晶、場合によってはそ
の多結晶基板,耐熱性ガラス,SrTiO3,LaAl
3等のペロブスカイ構造を有する単結晶基板が用いら
れる。図1(b)の半導体層2、図1(c)の電極4が
酸化物である場合、これらをSiやサファイヤ耐熱性ガ
ラス基板に直接積層しないこともある。即ち、成膜時の
両者の反応を避けたり、両者の格子不整合を緩和するた
めに、基板とこれらの層間に、YSZ(Y安定化ZrO
2),CeO2,MgO,Pt,Pd等のバッファ層を形
成してもよい。
【0019】次に、本素子で構成する装置を説明する。
図3は本素子を用いて脳の働きを模倣した回路の模式図
である。脳神経系に関するHebbの学習則(例えば、
生体の科学 第44巻(5)540−543(199
3)あるいは、D.O.Hebb,The Organ
izationof Behavior(Wiley,
1949))によれば、特定の神経細胞間のシナプス1
1が学習により選択的に信号を通し易くなるには、信号
を発振する神経細胞12の特定の信号に対して受信側の
細胞13,14が発振しその信号を再び神経細胞12に
戻すことが必要と言われている。
【0020】このような回路は、11が本強誘電体ダイ
オード、12,14が正極性の信号を発する演算素子、
または演算回路、またはメモリー、13が負極性の信号
を発する演算素子、または演算回路、またはメモリーと
して実現できる。即ち、入力信号15が、正極性の信号
を発する演算素子、または演算回路、またはメモリー1
2に与えられると、この時、強い電流を13、14の素
子に与える。素子14が発する正極性の信号は、その強
誘電体ダイオード11の低抵抗状態を打ち消すように動
作するが、負極性の信号を発する13からの信号はその
強誘電体ダイオード11をさらに低抵抗化するように動
作する。そして、類似の信号が与えられる程、この低抵
抗状態の保存状態はよくなり、一定の信号に対して常に
この回路から優先的に出力されるようになる。これは、
シナプス結合の形成そのものである。
【0021】本強誘電体ダイオードを用いた、この回路
は現在のコンピューターと異なり、学習により自然発生
的に回路網が形成されていくこと、及び、微細なリソグ
ラフィーに頼らず複雑なネットワークが組めることが特
徴である。また、図4(a),(b)は夫々、ハイパス
フィルターおよびローパスフィルターの回路図である
が、抵抗RとキャパシターCからなるハイパスフィルタ
ー(図4a)、ローパスフィルター回路(図4b)で
は、夫々時定数RCより高いまたは低い信号のみ伝達す
る。この抵抗を本強誘電体ダイオードで置き換えれば学
習により抵抗Rが低下する。このため、学習により、あ
る時間の間、許容されるしきい値が狭くなったり広くな
ったりするハイパスまたはローパスフィルターが可能と
なる。
【0022】次に、図5はDRAM代替用の集積回路構
成例の断面図を示す。上下電極4,5はワードライン
(図示せず)とビットライン(図示せず)を兼ね、単純
マトリックス回路を構成する。この電極4,5間に強誘
電体層1と半導体層2による本強誘電体ダイオード素子
が形成される。これら配線の各々の一端にはFETなど
による配線選択用のスイッチング素子が設けられ、各強
誘電体ダイオード素子が選択され、読み出され、または
書き込み消去される。これは、本強誘電体ダイオード素
子のメモリー保持をDRAMの回路技術をそのまま応用
して行なえる。特に、リフレッシュは、一定の周期で各
ダイオードを選択し、読み出し、読み出した状態がオン
なら追加書き込みを行い、オフなら放置または消去(書
き込みと反対の電圧印加)する。これにより、強誘電体
ダイオード素子を用いた集積回路に於いて、メモリー状
態即ち、低抵抗状態を維持できるメモリー装置となる。
【0023】また、図6は本素子を用いたメモリー装置
の概念図である。基板である円盤3上に半導体層2及び
強誘電体層1を積層して、本強誘電体ダイオード素子を
形成し、これを回転可能として、前述の通常の素子構成
では電極5に相当する導電性の針10に電気を流してメ
モリー装置としてもよい。強誘電体ダイオード素子の読
み出しは、一定の電圧に対して電流が流れ易い状態と流
れ難い状態を夫々1,0に対応させる。この定義は逆で
もよい。この状態は、この読み出し電圧に比べて十分大
きな、典型的には2倍以上の、電圧を印加することによ
り行なう。書き込みと読み出しの電圧の極性は、構成す
る半導体層と強誘電体薄膜の種類により異なるが、電流
の流れやすい極性で読み出す。また書き込みは、多くの
場合、読み出し電圧の極性と同じであり、消去は、書き
込み電圧と逆向きの電圧を同じ大きさで印加する。
【0024】この場合、円盤3を回転させ針を移動させ
ながら読み出し、その結果に従って、リフレッシュ即ち
再書き込みを行なう。この場合、集積密度が低い場合
や、円盤の半径が小さい場合は、円盤の回転と、針の移
動を高速にして、リフレッシュが可能である。しかし、
より高密度または円盤が大型化すると、リフレッシュ周
期を十分短くすることが困難なので、強誘電体薄膜自体
のメモリー保持特性を向上する必要がある。ここで、基
板3である円盤には少なくとも下地の一部に電極を設
け、回転軸等を通して、電圧源と電気的に半導体2を結
合されていることが必要である。
【0025】本強誘電体ダイオード素子を用いたメモリ
ーには上述の2種類が挙げられるが、メモリーとしての
構成は、固体素子として用いる方が容易であり、既存回
路技術と配線技術ががそのまま利用できる。さらに、本
強誘電体ダイオード素子は、2端子素子で配線が1素子
につき2本のみでよく、また素子構成も強誘電体薄膜上
の上部電極と、半導体層上の電極から構成される単純な
ものである。このため、既存のDRAMに比べ大幅な集
積度の向上が見込まれる。結晶性からみても強誘電性は
10nmの膜厚でも出現しているので、横方向の寸法も
これと同等の微細化が期待できる。これに対する配線も
同じ寸法まで可能として、集積度を見積ると現在のDR
AMチップと同じ大きさで、1テラビット(1000ギ
ガビット)の集積が期待できる。素子構成と配線の単純
さ、通常の半導体素子のような厳密な不純物や欠陥制御
が不要であるため、多層化が可能である。即ち、基板上
の同一位置に複数のダイオード素子を積み重ねてもよ
い。本メモリーでは、強誘電体薄膜にピンホールがある
と、その部分は常に1になる。この誤った1は、読み出
し時の電圧での電流値を測定する回路を設け、しきい値
を設定し、しきい値以上の電流が発生した場合はエラー
として、エラー補正する回路を付加してもよい。
【0026】一方、円盤として強誘電体ダイオード素子
を用いる場合は、配線が不要で針も導電性があればよい
ので、記録読み出しヘッドが小型軽量化できる利点があ
る。これにより、アクセスが高速化し、ヘッドのコスト
が低下できる。また、円盤には、従来、フロッピー、磁
気ディスク、光ディスク、コンパクトディスク等全ての
ディスクメモリーで、機械的または磁気的または光学的
に行なわれているトラックとセクターの信号とヘッドサ
ーボ用信号を組み込み、ヘッドにサーボをかける手段9
をそなえることが必要である。この方式のメモリーの記
録密度は、前述の方式と同様であるが、記録円盤自体の
作製が極めて容易である点が重要である。円盤として用
いる方式では、上記の材料を電解研磨等で作製した針の
他に、STM(走査型トンネル顕微鏡)に用いられる針
及びその材料を用いることができる。さらに、針のスキ
ャン法としては、異なった場所を移動する時は針を円盤
から離して行なうのが好ましい。例えば、AFM(原子
間力顕微鏡)の操作法で知られているタッピングモード
が好ましい。また、ヘッド内に読み出しと書込み消去用
の1対の針を備え、この針が同一円周上に並ぶように配
置するのも好ましい。これにより、円盤を高速に回転し
ても、読み出し直後にリフッレシュまたは消去が可能と
なる。これら一対の針を半径方向に並べ、一度に複数の
円周上で読み出し書き込み、消去をしてもよい。
【0027】
【実施例】以下実施例に基づき本発明をさらに詳細に説
明する。 実施例1 レーザー蒸着法により、(100)面を持つSrTiO
3単結晶基板上に膜厚500ÅのLa2-xSrxCuO4(x
=0)半導体薄膜を形成した。この時の酸素ガス圧は10
mtorrで、基板温度約700℃、ArFレーザーエ
ネルギー密度約1J/cm2であった。蒸着終了後、酸
素圧100torr中で基板を降温し、100℃以下で
大気中に取り出した。X線回折によりこの薄膜はC軸に
配向したエピタキシャル膜であることが分かった。この
薄膜の抵抗は100kΩ程度であり、比抵抗率は約0.
5Ωcmであった。真空槽に戻し酸素圧100mtor
r中で蒸着温度まで基板を昇温し、レーザー蒸着法で1
000ÅのPbZrxTi1 -x3薄膜(x=0.5)を
上記薄膜上に積層した。この時の酸素ガス圧は100m
torrで、基板温度約570℃、ArFレーザーエネ
ルギー密度約2J/cm2であった。蒸着終了後、酸素
圧100torr中で基板を降温し、100℃以下で大
気中に取り出した。X線回折によりこの薄膜はややa軸
配向の混入したC軸配向エピタキシャル膜であることが
分かった。
【0028】この薄膜のリークのない部分とPbZrx
Ti1-x3を機械的に剥離させた部分の夫々1mm角領
域に金薄膜を電極として形成した。この部分に10〜1
000Hzのサイン波を印加したところ、残留分極2μ
C/cm2程の強誘電体特性が見られた。同一部分に先
端直径50μmの導電性針を立てて直流電圧を振幅2V
で0,2,0,−2,0Vの順に200ステップに分割
して約10分間でスキャンして電流電圧特性を測定した
ところ図7(横軸は電圧、縦軸は電流を示す。)のよう
なヒステリシスが見られ、同一条件で繰り返し測定して
も特性は殆ど変化しなかった。さらに、同一部分に直流
電圧±2を印加した後、±0.5Vの電圧まで印加した
直後に電流電圧特性を測定すると図8(横軸は電圧、縦
軸は電流を示す。)のようにメモリー効果が認められた
が、5分程度後にはメモリー効果は見られなくなった。
また、+2Vで長期に印加電圧を保持すると電流が増加
する傾向や、上記の電流電圧特性で、より電流が増加す
ることが確認された。図8で白抜きの丸は+2V印加直
後の電流電圧特性、黒塗りの四角は−2V印加直後また
は+2V印加後5分以上経過後の電流電圧特性である。
【0029】再び、同一部分に直流電圧+2Vを印加し
た後、±0.5Vの電圧までの電流電圧特性を測定後、
再度1分後に直流電圧+2Vを印加し(リフレッシ
ュ)、±0.5Vの電圧までの電流電圧特性を測定する
ことを繰り返した。この時、5回のリフレッシュで電流
電圧特性は殆ど変化せず、−2Vを印加した後の±0.
5Vの電圧までの電流電圧特性の傾きの約3倍(3倍電
気抵抗が減っている)であった。
【0030】実施例2 レーザー蒸着法で、(Pb1-xLax)TiO3薄膜(x
=0.05)を半導体性のSrTiO3 :Nb(10
0)基板上に作製し、実施例1と同様の実験を行なっ
た。但し、PbZrxTi1-x3を機械的に剥離させた
部分には1mm角領域に金薄膜を電極として形成した
が、PbZrxTi1-x3上には金電極を付けず、先端
直径50μmの導電性針を直に押しつけた。
【0031】電流の絶対値は小さく、より高い電圧が必
要ではあるが、この場合も実施例1のような、測定毎で
殆ど変化しない電流電圧特性のヒステリシス(図9)と
数分程度のメモリー効果と、電圧を+6V印加すること
によるリフレッシュでメモリー回復ができた。図2のよ
うに基板を回転して記録体とできることが分かる。
【0032】比較例 Si基板とその上のSiO2酸化膜の上に金を蒸着して
実施例2と同様の構造を作製した。この素子を用いて実
施例1と同様の電圧電流特性を測定した。4V以上の電
圧を加えて初めて電流が流れ始め、この後は3V程度で
も電流が流れた。但し、この場合、ヒステリシスは極め
て小さいか、もしくは大きくても、測定毎に変わった。
これは比較例では絶縁破壊が主体の現象が見えているに
過ぎないことを意味する。
【0033】実施例3 実施例1のヒステリシスは電流電圧特性のメモリー効果
によるが、このようなメモリー効果やヒステリシスは、
エピタキシャル成長した以下のC軸配向膜でもみられ
た。 (1)PbZrxTi1-x3薄膜(x=0.5)/Nd
2-xCexCuO4薄膜(x=0.01)/SrTiO
3(100)基板 (2)(Pb1-xLax)TiO3薄膜(x=0.05)
/La2-xSrxCuO4薄膜(x=0〜0.04)/S
rTiO3(100)基板 (3)(Pb1-xLax)TiO3薄膜(x=0.05)
/LaNiO3薄膜/SrTiO3(100)基板
【0034】(4)(Pb1-xLax)TiO3 薄膜(x
=0.05〜0.10)/SrTiO3:Nb(10
0)基板 (5)BaTiO3薄膜/La2-xSrxCuO4薄膜(x
=0〜0.04)/SrTiO3(100)基板 (6)BaTiO3/SrTiO3:Nb(100)基板 また、BaTiO3薄膜(2000Å)/La2-xSrx
CuO4薄膜(x=0.1)(400Å)/SrTiO3
(100)基板の構成を2層を成膜する間真空を破ら
ずに作製した場合も電流電圧特性ヒステリシスが見ら
れ、数分間のメモリー効果があること及びリフレッシュ
可能であることが分かった。
【0035】実施例4 Si基板上にPbZrxTi1-x3薄膜(x=0.4)
2000Åを形成したものについて、上記実施例と同様
に電極を形成し、電圧電流特性を測定した。この場合、
比較例同様に、1回毎の測定間で特性が変わったが、比
較例に比べて大きなヒステリシスが得られた。
【0036】
【発明の効果】本発明は、単純な構成で、神経疑似素子
や高集積化の容易なメモリー素子を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の強誘電体ダイオードの構成を示す断面
【図2】本発明の強誘電体ダイオードの特性を示す図
【図3】本発明の強誘電体ダイオードを用いた疑似神経
回路の概念図
【図4】本発明の強誘電体ダイオードを用いた学習機能
を持つフィルターの回路図
【図5】本発明の集積回路型のメモリー素子としての構
成例を示す模式図
【図6】本発明のディスク型のメモリー素子としての構
成例を示す模式図
【図7】ヒステリシスを持つ電流電圧特性を示す図
【図8】メモリー効果を持つ電流電圧特性を示す図
【図9】ヒステリシスを持つ電流電圧特性を示す図
【符号の説明】
1 強誘電体層 2 半導体層 3 基板 4 電極 5 電極(伝導性薄膜) 6 素子間分離用絶縁体 7 電圧源 8 電流計 9 サーボトラック追尾機構を有する導電性針固定ヘッ
ド 10 導電性針 11 強誘電体ダイオード 12 演算素子、または演算回路、またはメモリー 13 演算素子、または演算回路、またはメモリー 14 演算素子、または演算回路、またはメモリー 15 入力信号 16 出力信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/108 21/8247 29/788 29/792

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層上に強誘電体層を積層し、これ
    を1対の電極で挟んで構成されたダイオード素子であっ
    て、該電極間に0℃以上で動作電圧より大な電圧を印加
    して過大な電流を流すことにより低抵抗状態となること
    を特徴とする強誘電体ダイオード素子。
  2. 【請求項2】 半導体層がペロブスカイト構造を有する
    酸化物薄膜層である請求項1に記載の強誘電体ダイオー
    ド素子。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の強誘電体ダイオード素
    子、および、該素子の低抵抗状態を維持する電流を周期
    的に供給するリフレッシュ手段を有する集積回路からな
    るメモリー装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の強誘電体ダイオード素
    子とキャパシターとを結合してなる学習可能なフィルタ
    ー素子。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の強誘電体ダイオード素
    子で複数の演算素子間を結合してなり、一方の演算素子
    が発生する電流信号を他方の演算素子が該強誘電体ダイ
    オード素子を経由して受け取ることにより、他方の演算
    素子が該ダイオード素子を経由して前記一方の演算素子
    へ電流信号を発信するように構成された疑似脳神経回
    路。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の強誘電体ダイオード素
    子であって、強誘電体薄膜が鉛とチタンを含むペロブス
    カイト構造を有する酸化物である強誘電体ダイオード素
    子。
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